ガマンの限界!? 飲食店の全面禁煙化についての意識調査
少数派である喫煙者のために多くの非喫煙者が困るという状況は、ぜひ改善したいものです。
●分煙や個別の喫煙室を設けるのが良いとする人も
『しっかりと囲われた喫煙室のようなものを設けるのであれば、吸う人がいても良いのかなと思います。ただ、それを備えるのにも費用がかかるでしょうし、禁煙にする方が簡単だと思いますけど。分煙しているほとんどのお店がタバコ臭いですし……』(20代女性/大学生)
『場所を分ければ問題ないはず。吸いたい人は喫煙の方に行って、イヤな人は禁煙に。これの何がダメなのかわかりません』(40代男性/自営業)
吸いたい人と吸いたくない人がいるのであれば、そのどちらにも対応できるような分煙・個室化などが現実的な対応策となりそうですが、中には席が分かれているだけで“分煙”とするお店 もあるようで、全く受動喫煙対策になっていないということも少なくないようです。
分煙を認めるという場合でも、しっかりと煙を分けるための設備等が必要になり、ルールを設ける必要はあるでしょう。
完全分煙のためにはコストもかかるため、それならば禁煙に踏み切るということも少なくないかもしれません。
●お店の形態によって例外を設けるという意見
『バーとかスナックとか、タバコを吸うのが前提のようなお店もありますからね。一律に禁止してしまうのはいかがなものかと思います』(40代男性/営業)
『オリンピックに向けてと言ってるけど、禁煙にしてお客が来なくなったら責任取ってくれるんですか?お酒を飲みながらタバコを吸いたい人は少なくないと思うけど』(40代女性/自営業)
ファミレスなど家族連れで食事する人が多い場所に比べて、居酒屋やスナックなど飲酒や喫煙が当然のように扱われるお店もあります。
それを一括りにして、飲食店すべてを全面禁煙にするのは少し柔軟性に欠ける と言えるかもしれません。
特に、バーやスナックなどの小規模店舗では喫煙室を設けるなどの対策をとることは難しく、反発が大きい様子。
ただし、どういった店舗を例外として認めるかは線引きの難しいところで、まだまだ検討するべき点は多いでしょう。
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いかがでしたか?
受動喫煙の問題は客側だけの問題ではなく、従業員も被害を受けます 。
喫煙者が肩身の狭い思いをしているという主張もありますが、他人の健康を害し迷惑をかける存在である以上、制限されるのは当然のことと言えるでしょう。