父とわたしの26年間 第一話:別れた家族への思い │ パピマミ

私は父から怒られた記憶はあまりありません。
割と私のやりたい事を自由にやらせてくれたと思います。

とは言えこんなささいなケンカはいっぱいしました(^-^)(笑)

高校を卒業後デザインの専門学校に進学。 21歳で東京の会社に就職が決まったため、大阪から東京に上京しました。
当時は東京に知り合いがほとんどいない状況だったのもあり、ホームシックになるのに時間はかかりませんでした。
その後結婚し、子供が生まれました。
長男が生後10ヵ月くらいのときに、一度東京に遊びに来てくれたことがあります。
そして現在。 長男は父が東京に遊びに来た日のことをしっかり覚えているらしく、今でも時々「おじいちゃんに肩車してもらった!」
「一緒に〇〇に行った」と教えてくれます。
そんな長男の話を聞いていると、お父さんはもうこの世にはいないけどいるような…不思議な気持ちになります。
これは、今から9年前にお別れしたお父さんとのお話です。
家族の病気、介護そして別れについて話すので、苦手な方は読まないことをおすすめします。
父から届いた1通のメールからこの物語は始まります。 その内容とは……?
●ライター/スガカズ