子育て情報『使いやすさUP! “体に合う車椅子”の選び方と各部の調整法』

2016年3月16日 18:00

使いやすさUP! “体に合う車椅子”の選び方と各部の調整法

使いやすさUP! “体に合う車椅子”の選び方と各部の調整法

こんにちは。医療カウンセラーのyoshiです。

車椅子は体に合ったものを選んだ方が良いことは確かなのですが、実際にどのような基準があるのかを知らなければなかなか選ぶことはできません(リハビリ職や専門家が指導をしてくれる場合もあります)。

体に合った車椅子の選び方があります。

●体に合う車椅子の基準

車椅子を利用するときに着目しておくと良い点は下記になります。

・シートの幅、奥行き
・アームサポート(手すり)
・フットサポート
・バックサポート(背もたれの部分)

シートの幅は、臀部に5cmほどを加えた幅にしておくと良いです。

奥行きに関しては、しっかりとシートに座った際に、膝裏とシートの先端が5cmほど空くような状態がベストです。

アームサポートの高さは、高すぎると自走しにくくなってしまい、低すぎると肩に負担がかかってしまいます。


アームサポートは、肘を90度曲げた状態 でゆったり乗せられるような高さにしておくと良いです。

フットサポートは、足を乗せたときに大腿がシートから大きく離れてしまうような状態では高すぎます。

かといって、シートにべったりと大腿がついてしまうような状態では低すぎです。

シートの高さとの関係もありますが、大腿が軽くシートに乗るくらいの高さがベストでしょう。

意外と意識されにくいのが、バックサポートです。バックサポートは、低すぎると体の安定感がなくなってしまい、高すぎると窮屈な車椅子になってしまいます。

また、腕の動きを大きく制限してしまうこともあります。

バックサポートは肩甲骨から少し下ほどの高さにしておき、腕の自由度を大きくできるようにしておくと良いです。


体の状態、障害の状態によって基準は変わってきますが、基本的には上記の通りになります。

車椅子を長期的に使う人の場合、慎重になりすぎるくらい精密に、高さや幅を気にしておくことをおすすめします。

そうすれば、より使いやすい車椅子にしていくことができるでしょう。

【参考文献】
・『福祉住環境コーディネーター検定試験テキスト』東京商工会議所・編集

●ライター/yoshi

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