身体への影響は? 知っておきたい「電子タバコ」の今ドキ事情
という声も多いです。
平成22年の調査では、国内で販売されている電子タバコ(25銘柄中11銘柄)にニコチンが含まれていたことが判明し、問題となりました。現在では規制が強まったため、その点に関しては当時より安全性が高まったといえるでしょう。
しかし、その他の化学物質 に関して疑問視する声や議論もいまだ多く、研究も十分とは言えません。“絶対に安心”とは言えないというのが現状です。
実際のところ、まだ電子タバコの元となる製品が中国で登場してから10年程度しか経過していません。長年にわたって使用することで、健康にどのような影響を与えるのかは、未知数の部分があるのです。
●海外製の電子タバコは粗悪品に注意
「ニコチン入りの電子タバコが欲しい」という要望を持つ人のなかには、海外の電子タバコ を個人輸入する人もいるようです。
海外で販売している電子タバコは、日本国内で販売されているものとは異なり、ニコチンが含まれるものが数多くあります。
現状、少量を個人輸入して本人が楽しむ分には、法律による規制はありません。ただし、他人への譲渡・販売は禁じられています。その点はしっかり認識しておきましょう。
また、なかには粗悪品がある可能性も否定はできず、使用する際は自己責任となります。ニコチンが健康に害を及ぼすことも考慮し、慎重な判断をしてください。
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紙巻タバコに比べて健康への害が少ないという声も多い電子タバコ。しかし、登場して間もないため、世界中で議論・調査が進んでいる最中です。
銘柄による成分の差も大きいため、購入を検討する際はよくチェックしましょう。
【参考リンク】
・第6回たばこの健康影響評価専門委員会 | 厚生労働省(http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000086477.html)
・電子タバコの安全性を考える(PDF) | 国民生活センター(http://www.kokusen.go.jp/pdf/n-20100818_1.pdf)
・ニコチンを含有する電子タバコに関する危害防止措置について | 厚生労働省(http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r9852000000zlvf.html)
●ライター/yossy(フリーライター)