どんな気持ちか伝えられない子どもの代わりにお母さんが言葉にしよう
男の子だって泣きたい日もある。自分の思いがうまく伝えられないのは悲しい
男の子には強い人になってほしいと思うお父さんお母さんもいるかもしれません。そんな風に思っていても我が子は泣いてばかり、とため息をつきたくなる日もあるでしょう。よく泣く子は幼くも見え、いつまで経っても成長が見られないと感じる日もあります。しかしその子自身も自分の気持ちをうまく伝えられないことに歯がゆさを感じている場合もあります。子どもの言葉にならない思いを受け止め、お母さんが言葉にしてあげましょう。
男の子なのに泣き虫でいいの?ちょっとしたことで泣く我が子が心配になる
5歳のAくんは笑うときは大声で笑い、泣くときは声を大きく上げて泣きます。感情をストレートに表現するAくん。
お母さんは子どもらしくてかわいいなと思う反面、困ることもあります。それはちょっとしたことですぐ泣くこと。時には泣き過ぎてなんで泣いているのか自分でも分からなくなる程です。こんなに泣き虫でいいのかなと心配になるお母さん。「泣いてばかりじゃわからないでしょ」と言いたくなることもあります。
お母さんが代弁した言葉を聞くことで、子どもは伝え方を覚えていく
自分の思いを最初から言葉で伝えることができる子はいません。泣いているけど自分がどんな気持ちでいるのか、どんな言葉を使えば自分の思いを伝えられるのか分からないものです。「○○がやりたかったね」「手伝ってほしいんだね」とお母さんが代弁することで、自分の思いをどう言葉にすれば相手に伝わるのかを知ることができます。
繰り返し伝え続けることで、少しずつでも自分の言葉で伝えられるようになるでしょう。
気持ちを伝えられないストレスを軽減し、親子の絆を深めることにもつながる
自分の気持ちをうまく伝えられないことは大人でもストレスになるもの。子ども自身も伝えられないもどかしさを感じています。そんな中、お母さんが子どもの思いを真剣に聞き代弁することで、お母さんは自分の気持ちをわかってくれているという安心感が子どもに生まれます。そうして子どもはお母さんの愛情を感じるでしょう。お母さんが子どもの思いに向き合えば、より子どもとお母さんの絆を深めていけますよ。
今日の1日1成長
うまく言葉にできない子どもの思いはお母さんが代弁して伝え方を示そう
子どもの自己開示力も1成長、お母さんの受容力も1成長。
みきいくみ(文)