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夏休みといえば、海にプール、花火、旅行に帰省、そして…子どもたちにとってはたっぷりの宿題。なかでも、つい後回しになりがちなのが、
「自由研究」ではないでしょうか。
わが家でも「今年は何しよう?」の初期段階でブレーキがかかり、夏休みも終盤になってあわてて着手する…という家族マンガあるあるのようなシーンを毎年くり広げていました。
そんななかでもおぼろげながら見えてきた、わが家流「自由研究を
やっつけっぽくみせない」ポイントをお伝えしたいと思います。
■脱・「やっつけ自由研究」の2つのポイント
わが家の自由研究との格闘(?)歴は、上の子のときから数えて今年で10年目に突入!
ローテンション&スロースターターなふたりの子、そして年々尽きてくる
ネタ。夏が来るたび「今年の自由研究はどうするんだろう…」とやきもきが止まりませんでした。
私の理想は、「子どもが自力で自由研究を仕上げる」こと。さらに欲をいえば、
やっつけ感が透けて見えるよりは、
「楽しく取り組みました!」が感じられるもの。
こんな思いを抱えながら、子どもたちの自由研究につきあってきました。
<わが家の自由研究おさえポイント>
・その子らしいテーマ
・まとめかたに工夫が感じられる
この2つをおさえれば、「宿題だからしぶしぶやりました…」的な印象が薄まり、それなりのでき栄えになるんじゃないか! と気づきました。
実際、この2つをポイントをおいたら、子ども自身がわりと楽しみながら進められるようにもなり、親子そろって
自由研究プレッシャーから解放! …は言い過ぎですが、それでもちょっぴりラクにはなりました。
では、具体的にどうしているのかをお伝えしていきます。
■「なんでだろうリスト」大活躍! わが家流テーマの探しかた
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わが家の場合、最初の高い壁が
「テーマ決め」です。
実験でも観察でも工作でも調べ学習でも、「自由にやってくださいね」とふわっとした課題なだけに、子どもが「なにしよっかな~」と迷っている間に時がたちます。
そこで私は、日々の何気ない会話で子どもが口にした疑問や気づきを、スマホにメモするようにしました。たとえば、こんな具合です。
<なんでだろうリスト>
・ゾウをさいしょに「ゾウ」って呼び始めたひとはだれなのか
・なんでも乾燥させればお茶になるの?
・へびは寒いところにも住んでいる?
・「無色透明」って、無色も透明も同じ意味なのになんで重ねるの?
・こちょこちょされると、くすぐったいのはなぜ?
・納豆ってもともと腐っているなら、賞味期限なくてもいいんじゃないの?
・毒キノコはなんでカラフルなの? キノコ自身に意思があるの?
このリストのなかから子どもがやりたいことを選ぶようにしはじめたら、最初の「テーマ決め」はクリアに。
ある年は、リストから「なんでも乾燥させたらお茶になるの?」を取り上げ、家にあるいろんな食材でお茶をつくる実験をしました。衝撃的な味のお茶が量産されて「まずい!」連呼の実験でしたが、それでも楽しそうに取り組んでいました。
■コレをするだけで、「ちょっと工夫した感」がプラスできる!
実験などの中身さえできれば、あとは
まとめて仕上げるだけなのですが、ここもいざとなると作業が進まない難所。
これまでの子どもの様子を観察してくると「苦手なこと」が見えてきて、それを克服する方法を編み出していきました。
<子どもの苦手を克服するまとめ方>
x子どもの様子から、「文字をいっぱい書く」ことが苦手
↓
○イラストや写真、図解などをメインにして、文字は少なめでまとめることを提案
○子どもが「読みやすい、面白い」と思えるページ構成を考える
このとき参考にするのが、雑誌や図鑑の構成
参考にする本のページ構成に自由研究の内容をあてはめる方式にしたら、スムーズに進められるように。これまでにやってみたまとめかたは、
「解体新書風」「プロフィール帳風」など。これらは好きなマンガの作者のおまけページから着想を得ていました。
先に例に挙げた「お茶の実験」は、まとめる用紙自体をお茶にちなんできゅうす型にカットしました。
味、色、におい、飲んだ感想だけのごく簡潔な内容ですが、「紙をきゅうす型に切ったこと」で、
本人の満足度は上がったようでした。
まとめかたの工夫で
視覚的にメリハリがつくと、それだけで「ちょっと工夫してみた感」と「子どもが楽しく取り組んだ感」がかもし出せる…ような気がしています。
今回ご紹介したのはあくまでわが家のケースで、きっと親の手を借りず全部自分でできるお子さんもいらっしゃると思います(うらやましい!)。
それでも、「今年の自由研究どうしよう?」と考えているみなさんにとって、少しでもヒントとなる部分があればうれしいです。
■どうしてもテーマが決まらないときのお助けアイテム
どうしてもテーマが決まらない、初めての自由研究でどうすればいいのかわからない。そんな子どもからテーマを引き出す時間がない場合には、
WEBサイトが展開している子ども向けのコンテンツをのぞいてみると、ヒントが得られるかもしれません。
夏休みの自由研究・宿題サポート2017