小学生の夏休み。頭がイタイのはやはり夏休みの宿題。なかでも、低学年の
「自由研究」はどうしても親の関与次第で成果が変わるのも事実。
たいていの学校で自由研究は華々しく教室に飾られると思うので、超大作は難しいとしても、飾られて恥ずかしくないものは作りたいですね。楽しく、簡単に作れて、親子ともに満足できる自由研究のヒントを、
野外教育インストラクターの
光橋 翠(みつはし みどり)さんに伺いました。
光橋さんは、野外教育の専門家であり、自然からインスピレーションを得て作る、自然のものを使った工作
「ネイチャークラフト」の普及に取り組んでいます。
今回は、自宅にある身近な素材を使って作れる、環境にもお財布にも優しい工作アイディア
「たまごファミリー」の作り方を教えていただきます。
■卵の殻で作ろう「たまごファミリー」
利用するのは、普段はゴミとして捨ててしまう
卵の殻。いつもは捨てる卵の殻も、顔をかくだけでかわいい人形に大変身します。小学校低学年でも作りやすく、付属品や背景を作りこめば高学年でも胸をはれる、立派な作品をつくることができます。
【材料】
・たまごの殻
・うずらの卵の殻(小さな人形を作る場合)
・紙コップ
・フェルト、布、毛糸、レースなど人形の体を作るもの
【道具】
・はさみ
・油性ペン
・工作用接着剤
■【まずは準備】
卵の殻を捨てずにとっておこう!
卵料理を食べる時に、卵の殻を割って、洗って乾かす作業も子どもに自分でやらせてみましょう。卵の殻の扱い方もわかり、その感想も書けばより自由研究らしくなります。
卵の殻は割れやすいので、工作中も壊れる場合があります。実際に使う数より
多めに用意しておくのがポイント。割れてしまったらどうしよう・・・」と恐れずにどんどん殻をさわって、
「殻は割れやすい」ということを実感することも大切な経験になります。
▼割り方のコツ
1)殻の底をかたいものでたたいて割る。
2)穴が2cmぐらいになるまで指で広げる。
3)卵をゆするようにして中身を出す。殻を水でよく洗い、乾かす。