連載記事:子どもに料理を教えたい!
3歳の息子が挑戦! トナカイやツリーが作れる「クリスマスデコレシピ」【子どもに料理を教えたい! Vol.4】
■インスタ映えする、カップケーキの簡単デコレーション
続いてはカップケーキ。ココアを使った黒いカップケーキに、かわいらしいデコレーションが映えます。デコレーションは
「トナカイ」と
「クリスマスツリー」の2種類。まずは土台となるカップケーキ作りから。
「オーソドックスなカップケーキの作り方です。卵を2個使うレシピが多いですが、今回は小さなカップケーキをたくさん作るレシピなので、1個で十分。
しっかりしたカップケーキの作り方ではありますが、年中さんくらいからできるレシピにしています」
●ココアカップケーキのレシピ
<材料>※直径5cmマフィン型カップ(12個分)
バター(室温に戻す) 50g
砂糖 40g
卵 (室温に戻す) 1個
牛乳 大さじ1
A薄力粉 50g
Aココア(無糖) 5g(小さじ1)
Aベーキングパウダー 2g
★粉類を量るときのコツ★
粉類は量るとき、計量器の上にお皿とざるを置いた状態で計量すると洗い物が少なくなります。
<作り方>
1) ボウルに室温に戻したバターを入れ、泡だて器でクリーム状になるまで混ぜる。砂糖を加えたら白くふんわりするまですり混ぜる。
「バターは無塩バターじゃなくても大丈夫です。室温に戻しておいてほしいのですが、もし忘れてしまったときは、レンジを500wにして20秒加熱すればOK! 砂糖はジャリジャリとした音がなくなって、白くふんわりしてくるまで、がんばって混ぜてください」
2) 溶いた卵を3回に分けて加え、混ぜる。卵がなくなってから、次の卵を加えるようにする。
「卵は別のボウルに割り入れ、よく混ぜてから入れてください。一度に入れてしまうと、卵の温度が低かった場合、分離して全然混ざらなくなってしまいます。最初は少量、一回ずつ全部混ざりきってから次を入れてください。
料理教室では、子どもも1人で3回に分けて入れられるのですが、ご家庭ではお母さんが見本で1つ作って、子どもにやらせてあげるのもいいかもしれないですね。最初だけお母さんが入れて、あとの2回は『こんな感じで入れてごらん』と声がけしてあげると、子どももわかってできると思います」
「牛乳は冷たいままでも大丈夫です。牛乳は粉類の後に入れるレシピが多いのですが、子どもと一緒に作る場合、粉類の後に入れて混ぜすぎるとグルテンが出て、もちもちになりすぎてしまうので、あえてここで入れるのがポイントです」
4) ふるった粉類(A)を2に入れ、ゴムベラで切るように混ぜ合わせる。
「粉類はふるった状態で用意しておきます。もし大変ならそのままでも、泡立て器で混ぜるだけで、ダマが取れます。混ぜすぎるとグルテンが出て、生地がふわっとしないので、混ぜすぎないように注意! 粉がなくなったら混ぜるのをやめることがポイントです」
5) 生地を焼く。型に生地を8分目ほどまで流し入れる。180度に予熱したオーブンで、約15分焼く。中央を竹串で刺して生地がつかなければ完成。
「お弁当に使うシリコンカップを使うと、カップケーキ型が必要ではなくなり、型から外すのもスルッと外せるので、見栄えのいいカップケーキができます」
時間がないときなどは、買ったカップケーキでももちろんOK!
次はいよいよデコレーションです!