昆布と一緒に煮たら青色に… ちくわが変色する原因に「そうだったのか」
旨みがぎゅっと詰まった『ちくわ』は、煮ものに入れることが多いでしょう。その際には、だしとなる昆布も一緒に煮るという人も多いはず。
その際、「ちくわが青く変色している…!?」と驚いたことはありませんか。その原因を解説します。
昆布と一緒に煮たちくわが青く変色した理由
煮物の具としてちくわと昆布を一緒に煮たら、ちくわが青っぽく変色してしまうことがあります。
その理由が分からないと「ちくわが腐っているのかな?」「添加物の影響かもしれない」と不安になってしまうかもしれません。なぜ、ちくわが青く変色してしまうのでしょうか。
魚肉練り物製品を主に製造する食品メーカー『紀文』の公式サイトでは、ちくわが変色した理由について次のように解説しています。
昆布に含まれるヨウ素がちくわに含まれるでん粉と反応して、青く変色したもので、「ヨウ素でん粉反応」によるものです。召しあがっても問題はありません。
紀文ーより引用
『ヨウ素』は『ヨード』とも呼ばれており、昆布などの海産物に多く含まれています。ちくわが青色に変色した原因も、昆布に含まれるヨウ素によるものだと分かれば、安心して食べられますね。
なお、これはデンプンと反応して起こる現象なので、ちくわ以外にもごはんやお餅、うどんなどと煮込んでも同じような青く変色する可能性があります。