意外と知らない?七夕の短冊は、願い事に合った色を選んで【恋する乙女の暦のたしなみ】第45回
つまり、今は行事の日付だけが受け継がれているので、新暦7月7日だと季節感が合っていないのです。
今年の場合、旧暦7月7日を新暦におきかえると8月20日(木)になります。その頃にはすでに梅雨は明け、晴天率も高く、星空ウォッチングに絶好のシーズン。七夕の星たちも日が暮れて間もなくすると南の空の見やすい高さに昇ってきます。
ですが、旧暦の日付を新暦におきかえると、毎年日取りが違ってきます。これでは、七夕祭りなどのイベントを計画するには不便です。そこで登場したのが「(新暦の)月遅れ」。
月遅れとは、行事などを1ヵ月遅らせて、次の月に行うこと。
新暦7月7日の月遅れは8月7日となります。各地で毎年開催される七夕祭りが、7月7日ではなく8月7日に行われるのは、この月遅れを採用しているから。そうすることで、新暦と旧暦の季節感のズレを少しでもなくそうというわけです。
■短冊は願い事にあわせて色を選んで!
・新暦の七夕(毎年7月7日)
・月遅れの七夕(毎年8月7日)
・旧暦の七夕(今年は8月20日)
というように、私たちは年に3回も七夕が楽しめます。願い事も、ちゃっかり3回しちゃいましょう!
願い事を短冊に書くときは、短冊の色選びがポイントです。