短所を長所と思える相手こそパートナー~『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』【伊藤さとりの映画で恋愛心理学 第32回】
に着手していた。しかし自ら機械のボディを作り上げたウルトロンは、人類こそ平和を脅かす存在だと結論を出し、アベンジャーズに宣戦布告をして人類抹消のために動き出す。
平和の砦となるはずだったのに敵に?!
しかもトニーへの復讐を誓う新キャラまで登場して、アベンジャーズの邪魔をする!八方塞がりの中で、アベンジャーズはどう乗り切るのか?
さて、相変わらずアベンジャーズのド派手な戦闘シーンが見ものなのだけど、メンバーの美しきスパイ、ブラック・ウィドウ(スカーレット・ヨハンソン)の近くには、怒ると緑色の怪物になるハルク(マーク・ラファロ)がいつも寄り添う。
戦いが終わったあと、彼女が近付き、手にそっと触れることでハルクの怒りは治まり、人間に戻るという仕組み。
この親密さ!彼女の温もりだけで癒されて人間に戻れるんだから、それはハルクにとっては唯一無二の存在である証拠。
でも、注目すべきはここではありません!
ブラック・ウィドウとハルクが普段のナターシャ・ロマノフとブルース・バナーの姿に戻り、会話をしているシーンにあるヒントが。まず彼女は自分の過去を彼だけに語っています。2人だけしか知らない秘密を作ることは、「あなたは特別な人」