Bunkamura ル・シネマ 渋谷宮下にて、11月23日(木・祝)公開の映画『ゴーストワールド』の公開記念として、スカーレット・ヨハンソンの出世作であり、絶大な人気を誇る『ロスト・イン・トランスレーション』(’03)の35mmフィルム限定上映が決定した。ウィスキーのCM撮影のため来日したハリウッドスターのボブ。いまひとつ歯車がうまく噛み合わない妻から逃れる口実と200万ドルのギャラのために、なんとなく仕事を引き受けて東京へやってきた。しかし言葉が通じず、コミュニケーションのとれない人々に囲まれるうちに疎外感を強めていく。写真家のパートナーに付き添って来日した新婚のシャーロット。しかし、夫は仕事に明け暮れるばかりで、あてもない彼女はホテルの部屋に取り残されてしまう。「自分の居場所がない」同じように心に空洞を抱えた2人が、同じホテルで偶然出会った。急速にうちとけた2人は、「トーキョー」の街の目も眩むようなネオンと雑踏の中に繰り出していく――。本作は、新作『Priscilla』(原題)も期待されるソフィア・コッポラ監督の長編第2作。東京の街灯りの下、来日したハリウッドスターのボブ(ビル・マーレイ)と、写真家のパートナーに付き添い来日した新婚のシャーロット(スカーレット・ヨハンソン)がホテルで偶然出会い、互いに心を通わせるさまを繊細に描く。本作は、第76回アカデミー賞で最優秀オリジナル脚本賞受賞の快挙、日本でも大ヒットを記録。「はっぴいえんど」や「My Bloody Valentine」、「Phoenix」、「The Jesus and Mary Chain」らの楽曲を使用したサウンドトラックも話題を集め、公開から20年経ったいまもファンを増やし続けている。なお、今回の限定上映は、スカーレットが出演した『ゴーストワールド』の同館での公開を記念したもので、『ゴーストワールド』のチケット提示での割引サービスも実施される。映画『ゴーストワールド』公開記念『ロスト・イン・トランスレーション』は11月17日(金)よりBunkamura ル・シネマ 渋谷宮下にて期間限定フィルム上映。『ゴーストワールド』は11月23日(木・祝)よりBunkamuraル・シネマ 渋谷宮下ほか全国にて順次公開。(シネマカフェ編集部)
2023年11月14日ソーラ・バーチ×スカーレット・ヨハンソン主演映画『ゴーストワールド』の全場面写真が公開された。2001年、当時は新しい低体温系青春映画として大ヒットを記録した本作は、ドキュメンタリーに定評のあるテリー・ツワイゴフによる初の長編フィクション。アメリカで「ティーンエイジャーのバイブル」として高い人気を誇ったダニエル・クロウズの同名グラフィック・ノベルが原作だ。主演は『アメリカン・ビューティー』での演技が絶賛されたソーラ・バーチと、いまやハリウッドを代表するスター俳優として躍進を遂げたスカーレット・ヨハンソン。撮影当時、ソーラは17歳、スカーレットは15歳。すぐに意気投合したという2人の等身大の瑞々しい演技を収めた貴重なフィルムでもある。そんな本作が、リマスターによって甦った。名作の圧倒的な精細さと色味、22年の月日を思わせぬファッションのビビッド感。ソーラとスカーレットのあどけない姿、漫画家・尾田栄一郎が「ONE PIECE」でサンジのモデルにしたと公言したスティーヴ・ブシェミ、デイヴ・シェリダンのヌンチャク男、薄っすらと写る亡きブラッド・レンフロほか、盛りだくさんな場面写真となっている。『ゴーストワールド』は11月23日(木・祝)よりBunkamuraル・シネマ 渋谷宮下ほか全国にて順次公開。(シネマカフェ編集部)
2023年11月14日トム・ハンクス、スカーレット・ヨハンソン、ジェイソン・シュワルツマンら豪華共演の『アステロイド・シティ』のブルーレイ、DVDが11月22日(水)に発売されることが決定した。2023年カンヌ国際映画祭においてプレミア上映され、6分間のスタンディング・オベーションで讃えられた本作。ウェス・アンダーソン作品の常連で本作で主演を務めるジェイソン・シュワルツマンを筆頭に、トム・ハンクス、スカーレット・ヨハンソン、マーゴット・ロビーなどハリウッドスターが集結。そのほかにも、『ファイト・クラブ』のエドワード・ノートン、『戦場のピアニスト』のエイドリアン・ブロディ、『プラトーン』のウィレム・デフォー、『007』シリーズのジェフリー・ライト、『アウトサイダー』のマット・ディロンなど主役級のスターが出演し、ファンが待望していたウェス・アンダーソン独自の視点で描き出す映像世界とともに、豪華出演陣も大きな話題となった。この度発売となるブルーレイ、DVDともに、キャラクターカードと、映画スチール写真を封入。メイキングなどの映像特典も満載で、ウェス・アンダーソンの作り出す世界観が楽しめるスペシャル仕様となっている。『アステロイド・シティ』Blu-ray&DVDは11月22日(水)発売。11月8日(水)ダウンロード先行販売。▼『アステロイド・シティ』《DVD、Blu-rayリリース情報》11月22日(水)発売予定、11月8日(水)ダウンロード先行販売アステロイド・シティ Blu-ray ジュニア・スターゲイザー・パック価格:6,600円(税抜6,000円)アステロイド・シティ DVD ジュニア・スターゲイザー・パック価格:5,500円(税抜5,000円)<映像特典>■メイキング・砂漠の町(人口 87人)・破滅のカーニバル ・モンタナと仲間たち ・役者たち<封入特典>アウターケース仕様&豪華特典封入!●キャラクターカード×8枚セット●映画スチール写真×5枚セット(両面プリント 全10シーン)(シネマカフェ編集部)■関連作品:アステロイド・シティ 9月1日TOHO シネマズ シャンテ、渋谷 ホワイト シネクイントほか全国公開©2023 FOCUS FEATURES, LLC./©2022 Pop. 87 Productions LLC
2023年10月30日ソーラ・バーチとスカーレット・ヨハンソンが主演、2001年「ダメに生きる」というキャッチコピーが反響を呼んだ青春映画『ゴーストワールド』から日本版ポスターとともに、モデル・俳優の中島セナがナレーションを担当した日本版予告篇が解禁となった。原作は、アメリカで「ティーンエイジャーのバイブル」として高い人気を誇ったダニエル・クロウズの同名グラフィック・ノベル。ロサンゼルス郊外で撮影された本作は、どこまでも続くショッピングモールやファーストフード・チェーンの進出によって、次第に個性を失いつつある1990年代のアメリカの名もなき町が舞台。世界に馴染めないシニカルな2人のティーンエイジャーが、自分の居場所を見つけようとする倦怠感に満ちた数か月を描いた。原作者であるダニエル・クロウズはテリー・ツワイゴフ監督と共同で脚本を執筆。近年では「ユーフォリア/EUPHORIA」などの作品にも影響を与えており、「時代を先取りしていた」(Los Angeles Magazine)など再評価されている。今回解禁となった日本版予告篇は、公開当時の記憶が鮮やかに甦る映像のビビッド感もさることながら、中島さんのナレーションがいまも昔も変わらぬ青春の煩悶を瑞々しく投げかける。「わたしたちこの世界でちゃんと生きてる?」というメッセージは、初公開から22年を経て、いまを生きる人々に改めて問いかけるものとなった。中島セナ(モデル・俳優)よりコメント到着世の中を素直に捉えず、諦観することも出来ない女の子たち。が、原因は周りではないということを徐々に自覚していく。世間に罷り通る正しさに疑問を持つ。疎外感の中、イーニドは自分を認識するための岐路にいるのではないだろうか。風の吹かない日常を皮肉を交えておしゃれでポップに描いている。どこか滑稽な2人を観ていたつもりが、自分が滑稽だったのではないかと思えてくる作品だ。『ゴーストワールド』は11月23日(木・祝)よりBunkamura ル・シネマ 渋谷宮下ほか全国にて順次公開。(シネマカフェ編集部)
2023年10月18日9月1日より公開され、初週の週末3日間でウェス・アンダーソン監督史上最高の館アベレージを記録した大ヒット最新作『アステロイド・シティ』。この度、俳優たちのスペシャルインタビュー映像が解禁となった。先日存在が明かされた本作の2重構造。舞台“アステロイド・シティ”のキャラクター、ミッジ・キャンベルを演じるスカーレット・ヨハンソンとギブソン陸軍元帥を演じるジェフリー・ライトが「役を演じる役者」を演じた本作での裏話を語るインタビュー映像が解禁された。スカーレットが演じるミッジ・キャンベルは、『アステロイド・シティ』の中でも女優だったこともあり、スカーレットは、女優メルセデス・フォード(舞台にあがる女優)、ミッジ・キャンベル(舞台“アステロイド・シティ”での女優としての役名)、ミッジが演じる女優、と3人を演じ分ける必要があった。「監督とはミッジが演じる役の人物像も話し合う必要があった。たくさん聞くことがあって、話し合った」とこの役ならではの苦労を語った。一方、ジェフリーは、“アステロイド・デイ”の開幕式でのスピーチの撮影で、演技っぽいスピーチを要求されたことを明かす。ワンテイクで撮影されたという圧巻のシーン。パフォーマンス然とした姿に圧倒されること間違いなしだ。ブライアン・クランストン&エイドリアン・ブロディ、“モノクロ”世界のモチーフとなった偉人を明かすさらに、“モノクロ”世界に登場するブライアン・クランストンとエイドリアン・ブロディのインタビュー映像も初解禁。“モノクロ”のTV番組に登場する2人。エイドリアンは『アステロイド・シティ』の演出家(シューベルト・グリーン)という役どころだが、50年代に活躍した演出家のエリア・カザンがモチーフになっていると語る。過去『ブロンド』でアーサー・ミラーをモチーフにした劇作家を演じたことがあるエイドリアンは、「面白いことに、彼らは同じ時代に活躍した友人だったそう」と明かしてくれた。ブライアンは『アステロイド・シティ』の制作過程を放送するTV番組の司会役。固有名詞が多くて覚えるのが大変だったそうだが、かつての経験を活かして名キャスターであるテッド・コッペルをオマージュして演じたと語っている。『アステロイド・シティ』はTOHOシネマズ シャンテ、渋谷ホワイト シネクイントほかにて公開中。(シネマカフェ編集部)■関連作品:アステロイド・シティ 9月1日TOHO シネマズ シャンテ、渋谷 ホワイト シネクイントほか全国公開©2023 FOCUS FEATURES, LLC./©2022 Pop. 87 Productions LLC
2023年09月17日ウェス・アンダーソン監督最高傑作との呼び声も高い『アステロイド・シティ』より、スカーレット・ヨハンソン演じる映画スター、ミッジ・キャンベルのモチーフとなった2人の女優について、ウェス監督とスカーレットが語るコメントがシネマカフェに到着した。ウェス・アンダーソン監督が明かす、“ミッジ・キャンベル”の正体本作の主人公オーギー・スティーンベック(ジェイソン・シュワルツマン)と“アステロイド・シティ”で出会う映画スター、ミッジ・キャンベル。先日解禁された本編映像<YouDidn’tAskPermission>では、“アステロイド・シティ”のダイナーでパンケーキをほおばるミッジを思わず写真に収めてしまうオーギーの姿があった。マリリン・モンローは、スターの地位に上り詰めてもなお、アクターズ・スタジオの門をたたき、トレーニングを続けていたという。メソッド演技法の確立者であり、アクターズ・スタジオの芸術監督や運営責任者を歴任したリー・ストラスバーグが「何百人もの役者を育ててきたけど、特別だったのはマーロン・ブランドとマリリン・モンローだけ」と語るほど、彼女は才能と情熱にあふれていた。大きなサングラスでも隠せないオーラや存在感があるミッジ。脚本を書いたウェス監督は、“マリリン・モンロー”をモチーフにミッジをつくりあげていた。「彼女は映画スターでありながら、優れた舞台俳優のようになることをめざしていた。モンローのアクターズ・スタジオとの関係は、アクターズ・スタジオを象徴する一部となった」と語る。スカレーット演じるミッジは、コメディ女優としての才能があふれている一方で、自身は役者として薬物に溺れて死ぬような、真逆の役を演じたいと思っていた。その願いに向かって、モーテルで台本を片手に練習する姿が本編でよく登場する。スターダムを駆け上がってもなおさらなる高みを目指す姿勢はマリリン・モンローとも重なる。さらにウェス監督は、マリリン・モンローの最後の出演作『荒馬と女』について、「彼女が演じた役は観る者を西部へと連れ出してくれる。ニューヨーク市とのつながりや、グラマシー・パークの部屋もそうだけれど、同時に野生の馬の群れも想起させる」と称賛。マリリン・モンローをモチーフとしたミッジは、1950年代アメリカの“アステロイド・シティ”に連れ出してくれるだろう。スカーレット・ヨハンソンが“映画スター”を演じるうえでモチーフにした女優一方、ミッジ・キャンベルを演じたスカーレット。ウェス監督作品初出演となる彼女は、役作りをするうえで、ウェス監督と話し合いを重ねた。「監督とは往年のハリウッドスターについてあれこれ話し合いました。彼女がどんな人物で、どんなキャリアを歩んできたのか、アクターズ・スタジオ出身なのか、どんな声のする女優かなどとあれこれ考察したんです」と明かす。ウェス監督がマリリン・モンローをモチーフに書いたミッジだが、スカーレットは自身も好きな女優であるベティ・デイヴィスを参考に演じたという。「ベティ・デイヴィスはとてもいいキャリアを歩んできた女優だし、自分を肯定しているその存在感がとても良い。声も環太平洋アクセントなのが良い。そういうさまざまな要素を参考にしました」とスカーレット。このコメントに対して、ウェス監督はスカーレットの言及した「存在感」について、「ベティ・デイヴィスが意識的に確立したもの」だと話す。「ミッジは劇中でさまざまな顔を見せます。電車に乗っているときのミッジはその他のシーンのミッジと全然違う。ホテルのシーンでは、女優と彼女の演じる役の両方の顔を見せる。少しずつ表情を変えていくんです」と言及。スカーレットはミッジ・キャンベルという映画スターを「他人に見られているということについて常に自覚的で、自らを演出しているところがある」と分析している。これはウェス監督の語る、ベティ・デイヴィスの意識的に確立する存在感という分析とも通ずる。マリリン・モンロー、そしてベティ・デイヴィス。2人の女優をモチーフに練られたミッジ・キャンベルという映画スターを演じる、スカーレット・ヨハンソン。“女優”による“女優”の演技がウェス・アンダーソンの世界でどのように光るのか、注目だ。『アステロイド・シティ』はTOHOシネマズ シャンテ、渋谷ホワイトシネクイントほか全国にて公開中。(シネマカフェ編集部)■関連作品:アステロイド・シティ 9月1日TOHO シネマズ シャンテ、渋谷 ホワイト シネクイントほか全国公開©2023 FOCUS FEATURES, LLC./©2022 Pop. 87 Productions LLC
2023年09月02日ウェス・アンダーソン監督・脚本最新作『アステロイド・シティ』のPOP UP CAFE&EXHIBITIONが渋谷PARCOにて本日8月25日(金)より開催。これを記念して、EXHIBITION展示衣装を含む5着の衣装を解説する映像「Dressed」が解禁された。「ウェス・アンダーソン映画公開記念・“ASTEROID CITY EXHIBITION”」では、小道具やメイキング資料、本作でキャストが着用した衣装が展示される。この開催を記念して、Focus Features作品の衣装を解説するYouTube「Dressed」シリーズより『アステロイド・シティ』編の映像が公開されている。映像では、ジェフリー・ライト演じるアメリカ陸軍・ギブソン元帥と、その右腕となるトニー・レヴォロリ演じる副官それぞれの軍服、ホープ・デイヴィス演じるジュニア宇宙科学者の娘を持つ母・サンディの衣装。さらにジェイソン・シュワルツマン演じるオーギー・スティーンベックの衣装と、スカーレット・ヨハンソン演じるミッジ・キャンベルのワンピースの5着を解説。“アステロイド・シティ”という1950年代アメリカの砂漠の街にふさわしい色調で揃えたり、戦場カメラマンであるオーギーの衣装には戦場での奮闘を想起させるエイジング加工を施し、ミッジの纏うワンピースには砂漠のロケ地にインスパイアされたサボテンの花が手描きであしらわれているなど、衣装にこめられたウェス監督・制作陣の数々のこだわりが紹介されている。本映像で衣装が紹介されているホープ・デイヴィスは、その衣装への細やかな配慮を裏づけるように、「衣装が全てだった」と話す。「今回はミレーナ・カノネロが衣装を手がけているのだけど、それで役に関する全てが決定づけられた感じがする。あとは着て歩くだけ。すると、おのずと洗濯機を新調することで頭がいっぱいな50年代主婦像が浮かび上がってくる。洗濯機を新調することが、彼女の人生において最もエキサイティングな出来事なのです」とホープ。着るだけでキャラクターが憑依するほど計算されつくした衣装は圧巻の仕上がり。なお、本映像でも取り上げられているオーギー、ミッジ、ギブソン元帥、副官の衣装は「ウェス・アンダーソン映画公開記念・“ASTEROID CITY EXHIBITION”」でも展示予定。本映像で解説されているポイントにも注目だ。ディテールまで作品の世界観に寄り添って制作された衣装を、スカーレット・ヨハンソンも「大画面で見ると、没入感を味わえ、美しさに圧倒される」と絶賛。EXHIBITIONは、そんな衣装を肉眼で確かめることができる貴重な機会となっている。『アステロイド・シティ』は9月1日(金)よりTOHOシネマズ シャンテ、渋谷ホワイトシネクイントほか全国にて公開。「ウェス・アンダーソン映画公開記念・“ASTEROID CITY EXHIBITION”」は8月25日(金)~9月4日(月)渋谷PARCO B1F GALLERY X BY PARCOにて開催。※入場料500円「ウェス・アンダーソン映画公開記念・“ASTEROID CITY POP UP CAFE”」は8月25日(金)~9月10日(日)渋谷PARCO1F特設会場にて開催。※食イベントは9月1日(金)18時~21時/9月2日(土)11時~21時(この時間帯、通常のコラボドリンクの提供はございません)(シネマカフェ編集部)■関連作品:アステロイド・シティ 9月1日TOHO シネマズ シャンテ、渋谷 ホワイト シネクイントほか全国公開©2023 FOCUS FEATURES, LLC./©2022 Pop. 87 Productions LLC
2023年08月25日2001年に日本初公開された、ソーラ・バーチ&スカーレット・ヨハンソン主演映画『ゴーストワールド』(原題:GHOST WORLD)が、11月23日(木・祝)より22年ぶりの全国公開が決定した。1990年代アメリカ、都市郊外の名もなき町。幼なじみで親友のイーニド(ソーラ・バーチ)とレベッカ(スカーレット・ヨハンソン)は、高校を卒業したものの、進路も決めず、あてもなく町をぶらついては面白いことを探して過ごしている。ある日2人は、モテないレコードマニアの中年男・シーモア(スティーブ・ブシェミ)に出会う。ダサくても独自の世界を持つシーモアに興味を持ったイーニドは、アウトサイダーとして生きる彼の理解者として交流を深め、奇妙な友情関係を築いていく。一方、アパートを借りるために地元のコーヒーショップに就職し、社会と折り合いをつけて自立しようとするレベッカ。同居生活を計画していた2人の間には次第に距離が生まれ…。当時、「ダメに生きる」というキャッチコピーが反響を呼び、新しい“低体温系”青春映画として大ヒットを記録した本作は、ドキュメンタリーに定評のあるテリー・ツワイゴフによる初の長編フィクション。アメリカで「ティーンエイジャーのバイブル」として高い人気を誇ったダニエル・クロウズの同名グラフィック・ノベルが原作となっている。撮影当時、ソーラは17歳、スカーレット15歳。本作は、すぐに意気投合したという2人の等身大の瑞々しい演技を収めた貴重なフィルムでもある。ほかにも、実力派バイプレイヤーのスティーヴ・ブシェミ、『ゴールデンボーイ』『BULLY ブリー』などで知られ、2008年に急逝したブラッド・レンフロが参加した。原作者であるダニエルは、ツワイゴフ監督と共同で脚本を執筆。2002年のアカデミー脚色賞をはじめ多くの賞にノミネートされ、高く評価された本作。近年では、「ユーフォリア/EUPHORIA」にも影響を与え、「時代を先取りしていた」(Los Angeles Magazine)と、再評価が進み、若い世代にも愛される作品となっている。『ゴーストワールド』は11月23日(木・祝)よりBunkamura ル・シネマ 渋谷宮下ほか全国にて順次公開。(シネマカフェ編集部)
2023年07月28日9月1日(金) より公開される映画『アステロイド・シティ』より、ジェイソン・シュワルツマン、スカーレット・ヨハンソン、トム・ハンクスのキャラクターポスターが公開された。本作は、『グランド・ブダペスト・ホテル』(14) でアカデミー賞4部門、『犬ヶ島』(18) でベルリン国際映画祭銀熊賞を受賞したウェス・アンダーソン監督最新作。原案はウェス監督と盟友ロマン・コッポラの共作で、脚本はウェス監督が単独で務めた。キャストには、キャストには、前述の3人のほか、エドワード・ノートン、ティルダ・スウィントン、エイドリアン・ブロディ、ウィレム・デフォー、マーゴット・ロビー、マヤ・ホーク、スティーヴ・カレルなど豪華俳優陣が共演する。公開されたのは、ジェイソン演じる寡黙な戦場カメラマンのオーギー・スティーンベック、スカーレットが演じる女優のミッジ・キャンベル、トム演じるオーギーの義父で退役軍人のスタンリーのビジュアル。ポスターは、ヴィンテージ風のざらっとした質感とフィルムで撮ったようなくすんだ色合いとなっており、フィルムカメラやパイプ煙草、マリリン・モンローを思わせるホルターネックドレスなど、1950年代のアメリカの空気を感じさせる小物が写し出されている。<作品情報>『アステロイド・シティ』9月1日(金) 公開『アステロイド・シティ』ポスタービジュアル2023年/アメリカ/カラー・モノクロ/スコープサイズ/104分/原題:Asteroid City■4連ポストカードセット付きムビチケ前売券価格:1,600円(税込)販売場所:全国の上映劇場 メイジャー公式サイト購入特典:4枚綴りオリジナルポストカード(数量限定)販売期間:~8月31日(木)『アステロイド・シティ』 公式サイト:公式Twitter:公式Instagram: Pop. 87 Productions LLC & Focus Features LLC. All Rights Reserved
2023年07月18日ジェイソン・シュワルツマン、スカーレット・ヨハンソン、トム・ハンクスほか豪華共演のウェス・アンダーソン監督最新作『アステロイド・シティ』よりコメントとメイキング写真が解禁された。日本より一足先に公開され、公開3日間1劇場当たり13.2万ドルという『ラ・ラ・ランド』以来の最高を記録している本作。原案はウェス監督と盟友ロマン・コッポラの共作で、脚本はウェス監督が単独で務めており、独特の世界観に満ちたファン必見の一作となっている。主演は、『天才マックスの世界』(98)以降、数々のウェス・アンダーソン監督作品に出演し、ウェス作品にとって欠かせない俳優のひとりとなっているジェイソン・シュワルツマン。『ダージリン急行』(07)でウェス監督、ロマン・コッポラとともに脚本にも携わるなど、ウェス作品の重要人物だ。本作では主人公であるオーギー・スティーンベックを演じている。ウェス監督は「この映画はジェイソンのためにつくられた」「私たちが知っているジェイソンの性格や能力を活かしながら、彼が演じたことのない役をつくり、その役を中心に映画全体を構築していったんだ」と語る。ジェイソンが演じるオーギー・スティーンベックは戦争カメラマンで、ジュニア宇宙科学大会に招待されるほど優秀な息子と、三つ子のかわいらしい娘を持つ父親だ。しかし、数週間前に妻を亡くし、子どもたちにそれを伝えられずにいる。オーギーを演じるにあたって、ジェイソンは口を一文字にした状態でのしゃべり口調をつかむために、カメラマンとしての経歴を持ち、『2001年宇宙の旅』(68)、『シャイニング』(80)などの作品を手掛けた映画監督、スタンリー・キューブリックの音声を聞き、自宅に暗室を購入し、徹底的な役作りを経て撮影に臨んだ。ウェス監督はジェイソンへのオファーの際、「アイデアがあるのだけれど、ロマンと一緒に取り組みたい。というのは、君に出演してもらいたいからなんだ。ロマンとふたりで脚本を書いて仕上げ、それをひとつの作品として君に読んでもらうのが最善だと思っているんだ」と語ったという。それに対してジェイソンは「新型コロナウイルスのパンデミックが始まり、いつにも増して不安と混乱が渦巻く混沌とした時期だった。だから、ウェスと一緒につくることになりそうな話がきたことは、混沌とした霧のなかで灯台を見つけたようなものだった。その当時、どんな作品なのかもまだ知らなかったけれど、それでも灯台のような存在だったよ。それだけは分かっていた。オファーをもらって本当に助かったんだ。心から感謝しているよ」と、本作への参加に強い思いがあったことを明かした。さらに、ウェス監督はジェイソンと出会った当初に思いを馳せながら、「ジェイソンは私の初期の作品で主役を演じてくれていて、ほぼ全シーンに登場しているのですが、ジェイソンの素の部分をおおいにキャラクターに活かしました。準備期間も長く、お互いを頼りにしながら進めていったのを覚えています。あれから26年経ったわけだけれど、それでもジェイソンとの緊密な連携は変わりません。今回も、出番でなくても、衣装を着たまま現場に張り付いてくれたりしていたから」と2人の信頼関係について語っている。そんなウェス監督とジェイソンの現場での様子をキャッチしたメイキング写真が到着。オーギーの義父であるスタンリー・ザックを演じるトム・ハンクスも交え、真剣な表情で向き合う姿が捉えられている。『アステロイド・シティ』は9月1日(金)よりTOHOシネマズ シャンテ、渋谷ホワイトシネクイントほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)
2023年06月27日6月16日よりUSにて先行公開がスタートした『アステロイド・シティ』がヒットを記録している。ジェイソン・シュワルツマン、スカーレット・ヨハンソン、トム・ハンクスほか豪華キャストが集結し、ウェス・アンダーソンが監督・脚本を務めた最新作が9月1日(金)より公開される。すでに日本でも注目が集まっている本作が、先行公開されたUSで、2016年の『ラ・ラ・ランド』以来の最高記録、ウェス・アンダーソン監督作品史上第2位となる、3日間で1劇場あたり13.2万ドル(およそ1,872万円:1ドル=141円換算)の大記録を打ち立てた。第76回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に出品、6分間のスタンディング・オベーションを浴びて注目を集めた本作。獲得した3日間の1劇場当たり平均13.2万ドルという数字は、ウェス監督作品では、2014年に『グランド・ブダペスト・ホテル』での史上最高記録20.2万ドルに次ぐ記録。劇場公開された作品全体で見ても、2016年の『ラ・ラ・ランド』以来の最高記録となった。先行公開にあたって、SNSでは本作への熱い感想が続々と到着。「ウェス・アンダーソンの魔法を『アステロイド・シティ』で目の当たりにした。ただの娯楽ではなく、映画の傑作だ!」「『グランド・ブダペスト・ホテル』以来のウェス・アンダーソンの最高傑作は間違いなく『アステロイド・シティ』だ」「『アステロイド・シティ』は面白くて、知的で、洗練されていて、信じられないほどスタイリッシュな映画であるだけでなく、彼の最高傑作の1つでもある」といった声が溢れている。『アステロイド・シティ』は9月1日(金)よりTOHOシネマズ シャンテ、渋谷ホワイト シネクイントほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)
2023年06月20日先週、『アステロイド・シティ』のプロモーション中に「今後だれと共演したいか」と聞かれ、「トム・クルーズ!」とメディアを通じてトムにラブコールを送ったスカーレット・ヨハンソン。トム・ハンクス、ジョージ・クルーニー、モーガン・フリーマン、ユアン・マクレガーといった数々の「Aリスト俳優」と共演してきたスカーレットだが、トム(・クルーズ)との共演はまだ果たせていない。スカーレットの想いは、『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE』のプレミアでローマに降り立ったトムに届けられた。「The Hollywood Reporter」がトムに、スカーレットが「トムと共演したい!」と語っている動画を見せたところ、トムは照れ笑い。スカーレットのことを「素晴らしい女優で、ムービースターだ」と絶賛した。「何かの作品で共演できそうですか?」と尋ねられると「うん。きっと共演することになる。絶対にね」と答えた。「だって、ぼくは彼女のキャリアと人生をずっと見てきたんだ。とんでもなく才能豊かだし、すごいカリスマ性がある。楽しいだろうね。彼女は何だってできる。コメディ、ドラマ、アクション、サスペンスも。彼女はカメラやスクリーンの中で、引きつける力がある人。だから絶対に共演するよ」と共演を誓った。(賀来比呂美)■関連作品:ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE 7月21日(金) 全国公開©2022 PARAMOUNT PICTURES.
2023年06月20日2001年公開の人気作『ゴーストワールド』のBlu-ray&DVDが、7月28日(金)に発売されることが分かった。2001年の公開当時、“低体温系青春ムービー”と呼ばれ、「ダメに生きる」というイメージコピーも共感を得た本作。アメリカで高い人気を誇ったダニエル・クロウズのコミックが原作で、学生でも社会人でもない宙ぶらりんな時間を、ぶらぶら好きなことをしながら楽しく過ごすイーニドとレベッカの日常を、緩く、そしてちょっぴり切なく描いた。06年に再びダニエル・クロウズとタッグを組んだ『アートスクール・コンフィデンシャル』を監督するテリー・ツワイゴフの代表作で、各国の映画祭で喝采を浴び、日本でも大ヒットを記録した。DVDが廃盤となって久しく、再販を望む声が多く上がっていたが、この度、吹き替え音声やメイキングのほか、旧盤には収録されなかった未使用シーンを含んだ充実の特典入りで日本初Blu-ray化される。自分のセンスに自信を持ちながらも、人付き合いが苦手なイーニドには、『パトリオット・ゲーム』でハリソン・フォード演じるジャック・ライアンの娘役で脚光を浴びたソーラ・バーチ。イーニドの親友・レベッカ役には、『アベンジャーズ』シリーズのブラック・ウィドウ役などのスカーレット・ヨハンソンが扮している。ほかにも、独特な風貌と演技でファンの多いバイプレイヤーのスティーヴ・ブシェミや、08年に急逝したブラッド・レンフロが共演。ゼロ年代のガールズムービー・青春映画を代表する傑作として、いまだに高い人気を誇っている本作。ファン待望のBlu-ray化で、これからも多くの若者を魅了し、新たなファンからも愛される作品となるだろう。『ゴーストワールド』Blu-ray&DVDは7月28日(金)より発売開始。(text:cinemacafe.net)
2023年05月19日ウェス・アンダーソンが監督・脚本を務めた最新作、『Asteroid City』の邦題が『アステロイド・シティ』に決定。合わせて、豪華キャストたちが登場するスチールが4枚解禁された。『グランド・ブダペスト・ホテル』でアカデミー賞4部門を受賞し、『犬ヶ島』でベルリン国際映画祭銀熊賞受賞。その独特な世界観で観客を魅了しつづけるウェス・アンダーソンの最新作は、原案がウェス監督と盟友ロマン・コッポラの共作。脚本はウェス監督が単独で務め、彼特有の世界観に満ちたファン必見の1作となっている。そんな本作から解禁されたスチールは、「ウェス・アンダーソンすぎる風景展」と題した写真展が開催されるほど、その世界観や画が印象深いウェス監督の世界観を表した「ウェス・アンダーソンすぎる」ものばかり。まずは、お互いに電話口で険しい表情を浮かべるジェイソン・シュワルツマンとトム・ハンクス。かわいらしいポップな色彩とは裏腹の表情がどこかシュールで、笑いがこみあげてくるような1枚となっている。さらに、窓枠に肘をつきアンニュイな表情を浮かべるスカーレット・ヨハンソン。スカーレットの絶妙な表情に想像力をかきたてられる1枚となる。ウェス監督ならではのミルキーなパステルカラーや、シンメトリーの構図は本作でも健在となりそうだ。『アステロイド・シティ』は9月1日(金)よりTOHOシネマズ シャンテ、渋谷ホワイト シネクイントほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2023年04月25日ウェス・アンダーソンが監督・脚本を務め、常連俳優からトム・ハンクス、スカーレット・ヨハンソン、マーゴット・ロビーら新参加まで豪華俳優陣が集結した最新作『Asteroid City』(原題)が第76回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に出品決定、さらに、日本公開が9月1日(金)に決まった。アメリカでの予告編公開直後には、国内最大級の映画レビューサービス「Filmarks」でトレンド1位を獲得し、すでに日本でも注目が集まっている本作。『グランド・ブダペスト・ホテル』(14)でアカデミー賞4部門を受賞し、『犬ヶ島』(18)はベルリン国際映画祭銀熊賞受賞、その独特な世界観で観客を魅了しつづけるウェス・アンダーソン監督の最新作。キャストには、ウェス監督作品ではお馴染みの、ジェイソン・シュワルツマン、エドワード・ノートン、ティルダ・スウィントン、エイドリアン・ブロディらに加え、スカーレット・ヨハンソン、トム・ハンクス、マーゴット・ロビー、ホン・チャウ、マヤ・ホーク、スティーヴ・カレル、ウィレム・デフォーなど豪華キャストたちが共演する。『Asteroid City』(原題)は9月1日(金)よりTOHOシネマズ シャンテ、渋谷ホワイト シネクイントほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2023年04月14日10月7日(金) 東京芸術劇場プレイハウスにて、ルーマニア・シビウで日本の歌舞伎が生まれ変わった話題作『スカーレット・プリンセス The ScarletPrincess』のドレスリハーサルが行われ、ルーマニア文化大臣のルチアン・ロマシュカヌ、ルーマニア国立ラドゥ・スタンカ劇場総裁コンスタンティン・キリアック、美術の担当であるドラゴッシュ・ブハジャールによる取材会が開催された。『スカーレット・プリンセス The Scarlet Princess』は、退廃的な美しさと奇想天外な愛憎ロマンで江戸歌舞伎界の話題をさらった四代目鶴屋南北『桜姫東文章(さくらひめあずまぶんしょう)』が原作。この歌舞伎の大傑作を、ルーマニア出身の演出家シルヴィウ・プルカレーテが大胆に翻案し、スペクタクル化した作品だ。2008年シビウ国際演劇祭にて十八代目中村勘三郎主演、串田和美演出の『夏祭浪花鑑(なつまつりなにわかがみ)』が上演され喝采を浴びると、日本の歌舞伎をシェイクスピア戯曲やギリシア悲劇と同じように世界と共有したいというふたりの演劇人の思いに、演劇祭のディレクターコンスタンティン・キリアックとルーマニアを代表する演出家シルヴィウ・プルカレーテが賛同してプロジェクトが始動。工場跡地に花道や回り舞台をしつらえた特設劇場が建てられ、南北の傑作『桜姫東文章』が『スカーレット・プリンセス』として生まれ変わった。タイトルロールのスカーレット ・プリンセス / 桜姫をラドゥ ・スタンカ国立劇場のホープであるユスティニアン・トゥルクが演じ、桜姫とその前世・白菊丸をジェンダーを超越した妖美さで魅せる。そして物語の要となる悪党・釣鐘権助を、同劇場の看板女優であるオフェリア・ポピが男装で演じるのも大きな見どころのひとつとなっている。■ルチアン・ロマシュカヌ(ルーマニア文化大臣)コメントルーマニアの作品を日本で上演できることはとても特別なイベントだと思っています。ルーマニアと日本の親善に貢献してくれたキリアックに感謝しています。今後益々日本とルーマニアの文化交流が盛り上がっていくことを期待しています。昨今のウクライナ侵攻について、ルーマニア国内では文化的には直接の影響はありませんが、ウクライナから避難されて来られる方たちが数多くいらっしゃいます。アーティストの方も1000人以上いますので、ルーマニアでも活躍できるよう環境を整えていきたいと思います。そして日本のみなさんがルーマニア・シビウに来られる機会がありましたら、どうぞよろしくお願いします。■コンスタンティン・キリアック(ルーマニア国立ラドゥ・スタンカ劇場総裁 / シビウ国際演劇祭ディレクター)『スカーレット・プリンセス』を日本で上演できること、大変嬉しく思います。中村勘三郎丈が最初にルーマニアに来た時、歌舞伎を盛り上げるために今までにないようことをやりたいと話していました。男女逆転の役を演じるのも、その一つの新しい試みで、外国でも称賛の声を沢山聞いてきたので、とても手ごたえを感じています。シビウ演劇祭はこの30年でとても成長して世界最大規模の演劇祭になりました。日本からもたくさんの人が参加してくれて、今後ルーマニアと日本との交流を深めていけることをとても楽しみにしています。この作品はとても素晴らしいので、ぜひご覧になってください。■ドラゴッシュ・ブハジャール(美術)この作品の立ち上げのタイミングから関わることができたので、想像力を駆使し、それを作品に反映できるようなクリエーションができたことは、デザイナーとして本当に一生に一度のチャンスだったと思いますし、とても光栄なことです。日本の大切な伝統である歌舞伎を広めるということを、串田(和美)さんと共に携われたことは、意味のある事でした。通りがかったメトロポリタンプラザでやっていた本のフェスティバルで、歌舞伎や、歌舞伎のデザインについての本がたくさんあったので、スーツケースに入りきらないぐらい買ってしまいました(笑)。その本からいろいろなことを勉強して自分の中に取り込んで“日本の歌舞伎の再現”ではなく、自分たちのアプローチをして発展させていきたいと考えています。■シルヴィウ・プルカレーテ(演出)日本の歌舞伎を初めて観たのは30年前に来日した時でした。言葉もわからないし、歌舞伎独自の様式や符丁もわからなかったけど、そこに流れている感情はとても強く伝わって、とてもエモーショナルに揺さぶられましたし、その美学にも感動して、夢中になれるものでした。歌舞伎を本当に理解するためには、歌舞伎役者さんのようにその伝統に身をおくことが必要なのですが、私たちは、(鶴屋)南北を一人の作家として扱い、そのテキストに注目しました。串田(和美)さんの思いとして歌舞伎を様々な国で作ってほしいというところから始まったこのプロジェクトで、ひとつのテキスト、台本として演劇の作品に仕上げることは、串田さんの思いに少なからず応えることができたのではないか、と思います。南北の台本は、とても多様で多面的な要素をあわせもつ、豊かなものです。笑いや悲劇、残酷さなど極端なお話の展開や、そのディテールまでも描かれていて、楽屋オチまでテキストに含まれているんです。それをヨーロッパ風のお芝居にしたのが今回の作品です。私の作品でメイクが白塗りなのは、仮面、の意味を込めています。役者のリアリティーを極力、排除したいという試みです。<公演情報>東京芸術祭2022芸劇オータムセレクション『スカーレット・プリンセス』日本公演2022年10月8日(土)~11日(火) ※10日休演日会場:東京芸術劇場 プレイハウス上演台本・演出:シルヴィウ・プルカレーテ原作:四代目鶴屋南北『桜姫東文章』出演:ルーマニア国立ラドゥ・スタンカ劇場カンパニー【チケット料金】(全席指定・税込)S席:9,000円A席:6,500円サイドシート:4,000円65歳以上(S席):7,000円豊島区民割引(S席):7,500円25歳以下(A席):4,000円高校生以下:1,000円※65歳以上、25歳以下、高校生以下チケット、豊島区民割引は東京芸術劇場ボックスオフィスにて取扱い(枚数限定・前売のみ・要証明書)チケットはこちら:問合せ:東京芸術劇場ボックスオフィス0570-010-296(休館日を除く10:00~19:00)公式サイト:
2022年10月10日大ヒットアニメ『SING/シング』の最新作で、現在4K Ultra HD、ブルーレイ、DVDが好評リリース中の『SING/シング:ネクストステージ』より、特典映像の一部であるメイキング映像が解禁された。今回解禁されたのは現在発売中のブルーレイ+DVDと4K Ultra HD+ブルーレイに収録されている特典映像「制作の現場から」の「歌唱」の映像。本作は日本語吹替版の声優陣のみならず、本国オリジナル版の声優陣も大変豪華。『キューティ・ブロンド』のリース・ウィザースプーンや『アベンジャーズ/エンドゲーム』のスカーレット・ヨハンソン、そして『ロケットマン』のタロン・エジャトンといった超豪華なキャストが務めている。そんな豪華オリジナルキャスト陣は、この度解禁された劇中歌「この世界のかなたへ」の歌唱メイキング映像で、監督のガース・ジェニングスも「彼らの歌は最高だ」と語るほど素晴らしい歌声を披露。普段彼らが出演している映画では、なかなか見ることができない本人の歌唱シーンを見ることができる貴重な映像となっている。『SING/シング:ネクストステージ』ブルーレイ+DVDと4K Ultra HD+ブルーレイ発売中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:SING/シングネクストステージ 2022年3月18日より全国にて公開© 2021 Universal Studios. All Rights Reserved.
2022年08月06日2022年秋に東京芸術劇場プレイハウスにて上演される、ルーマニアの奇才シルヴィウ・プルカレーテが演出する舞台2作品『スカーレット・プリンセス The Scarlet Princess』『守銭奴 ザ・マネー・クレイジー』のビジュアルと詳細が公開された。ルーマニア出身のシルヴィウ・プルカレーテは、母国ルーマニア・シビウ演劇祭で自身が演出する『ファウスト』が毎年のハイライトとなるほどヨーロッパ演劇界の第一人者。日本演劇界とも深く関わっており、東京芸術劇場では2017年の佐々木蔵之介主演『リチャード三世』、そして2020年『真夏の夜の夢』の2作品を演出し、日本の舞台シーンの話題をさらった。今秋上演の2作品とも、音楽ヴァシル・シリー、美術ドラゴッシュ・ブハジャールと、プルカレーテ組によるクリエーションとなっている。『スカーレット・プリンセス』は、不道徳かつ退廃的な美しさと奇想天外な愛憎ロマンで江戸歌舞伎界の話題をさらった四代目鶴屋南北『桜姫東文章』をプルカレーテが大胆にスペクタクル化した作品で、日本の古典を本歌取りした話題作。2018年シビウ国際演劇祭でワールドプレミア、その後すぐさまベルギーのブリュッセルに招かれて絶賛された。『守銭奴』は劇作家モリエールの傑作で、あらゆることに金を出し渋る過剰なまでの吝嗇ぶりと強欲さを滑稽に描く喜劇で、主演はプルカレーテ演出に惚れ込んだ俳優の佐々木蔵之介が務める。佐々木は、極度の倹約家である主人公のアルパゴンを演じる。『守銭奴 ザ・マネー・クレイジー』ビジュアル■佐々木蔵之介 コメントプルカレーテさんとは、『リチャード三世』でご一緒して以来、「また是非次回作を!」とお話させていただいていたので、新たなクリエーションでこうして実現できて、とても嬉しいです。プルさんの稽古は、想像をやすやすと超えてくるので、楽しくてとても刺激的です。毎日稽古が終わった後、役者同士でおさらいをしても、翌日には、ゴロっと変わってまたビックりする(笑)、そんな稽古場は、演劇人として刺激的で至福の時間でした。今回も経験したことのない感覚、何が飛び出るかわからない演出が楽しみで、待ち遠しいです。『守銭奴』では、ドケチで欲深い、誰も幸せにしない……、とにかくダメなおやじの役を演じます。プルさんは人間の良いも悪いも、残酷で悲惨なものも、美しく儚く魅せる名手です。ご期待ください!<公演情報>『スカーレット・プリンセス The Scarlet Princess』2022年10月8日(土)~11日(火) 東京芸術劇場 プレイハウス※10日休演日上演台本・演出:シルヴィウ・プルカレーテ原作:鶴屋南北『桜姫東文章』出演:ルーマニア国立ラドゥ・スタンカ劇場カンパニー『守銭奴 ザ・マネー・クレイジー』2022年11月23日(水・祝)~12月11日(日) 東京芸術劇場 プレイハウス※宮城・大阪・高知 公演あり作:モリエール翻訳:秋山伸子演出:シルヴィウ・プルカレーテ出演:佐々木蔵之介 / 加治将樹 / 竹内將人 / 大西礼芳 / 天野はな / 茂手木桜子 / 菊池銀河 / 長谷川朝晴 / 阿南健治 / 手塚とおる / 壤晴彦公式サイト:
2022年08月01日ジェイソン・ベイトマンが『Artemis』の監督を降板した。スカーレット・ヨハンソンとクリス・エヴァンスが出演する大作で、今年3月にAppleが1億ドルで競り落としていた。ヨハンソンのプロダクション・カンパニーが製作するが、ベイトマンは彼らと意見が合わなかったらしい。ただ、お互い納得の上での決断で、今後も一緒に組める正しいプロジェクトを探していくつもりということだ。コメディ番組でブレイクし、俳優としてテレビと映画で活躍してきたベイトマンは、Netflixの「オザークへようこそ」で、プライムタイム・エミーの監督賞を受賞している。文=猿渡由紀
2022年06月09日マーベル・スタジオが贈る新たなオリジナルドラマシリーズ「ホークアイ」より、“ブラック・ウィドウ”スカーレット・ヨハンソンと“ホークアイ”ジェレミー・レナーのコメントが到着した。2012年の『アベンジャーズ』からオリジナル・メンバーとしてチームを支えてきた“ホークアイ”ことクリント・バートンは、アイアンマンやキャプテン・アメリカのようなスーパーパワーこそ持たないが神級の弓技を武器に数々の戦いに挑んできたアベンジャーズ創設メンバーのひとりだ。そして、ホークアイ同様に特別なパワーを持たず、近接戦闘や冷静な状況判断でアベンジャーズ発足以前から、S.H.I.E.L.D.(国際平和維持組織)のエージェントとして互いに支えあってきた戦友“ブラック・ウィドウ”。彼女を演じるスカーレット・ヨハンソンは、ホークアイ(ジェレミー・レナー)の魅力を<ジェレミーがホークアイに吹き込んだ様々な性格>であると語っていた。『マイティ・ソー』以外のホークアイ出演4作品全てで共演経験のあるジェレミー・レナーについてスカーレットは「彼は、憂うつさや皮肉さ、そしてなるようになるさ的な態度をキャラクターに吹き込める俳優で、その部分がすごくよかった」と、ホークアイの皮肉屋で楽観的な性格はジェレミーが演じてこそのものだと絶賛し、そういった人間味溢れる性格がこのヒーローの魅力であると明かした。また、スカーレットは劇中での両者の関係性について「2人のキャラクターはお互いに愛情をもっていて、深く理解しあっている。多くの経験をし、命を救われたこともある。ほとんどの時間を共に過ごし戦友になった」と、ホークアイが愛情深く、メンバー思いであると語った。スカーレット・ヨハンソン (C) Getty Imagesそんなホークアイを演じるジェレミー・レナーは「彼が実際はスーパーヒーローではなく、とても高度な技術を持った人間だということが気に入り、それなら感情移入できるだろうと思った」と、普通の人間でありながらヒーローとして活動している点がむしろ“ホークアイらしさ”であると語っている。新ドラマシリーズ「ホークアイ」は、『アベンジャーズ/エンドゲーム』で大切な戦友ナターシャを失いつつもサノスに勝利した後の物語。ホークアイは、来るクリスマスを家族と共に平和に過ごす予定だったが、自身の過去にかかわる大事件が起きてしまい、戦いに巻き込まれていくことになる。<アベンジャーズ>に入りたい若き弓の名手ケイト・ビショップなどの新たなキャラクターが現れる中、『ブラック・ウィドウ』でナターシャの“妹”として初登場したエレーナ(フローレンス・ピュー)が再び登場。エレーナといえば、姉妹喧嘩は絶えないが、なんだかんだで姉のことを慕っており、ナターシャと同じスパイ機関“レッドルーム”出身の最強の暗殺者。『ブラック・ウィドウ』の最後には謎の女ヴァレンティーナがホークアイの写真を持ち「これが次のターゲット」と意味深に語りかけるシーンがあり、本作で再登場するエレーナの動向が気になるところ。彼女は果たして敵か?味方か?そしてホークアイは事態を収束させ、無事家族の元に帰ることができるのか…?「ホークアイ」は11月24日(水)17時よりディズニープラスにて日米独占配信。(text:cinemacafe.net)
2021年11月15日dTVが25日、スカーレット・ヨハンソン主演『ゴースト・イン・ザ・シェル』(17)の9月視聴数が昨年同月に比べて約50倍にまで増加していると発表した。士郎正宗氏原作のコミック『攻殻機動隊』を、『スノー・ホワイト』のルパート・サンダース監督が実写映画化した同作。世界でただ一人、脳以外は全身義体の世界最強の少佐(スカーレット・ヨハンソン)率いるエリート捜査組織公安9課は、ハンカ・ロボティックス社の推し進めるサイバー技術の破壊を狙うサイバーテロ組織と対峙。しかし、捜査を進めるうちに事件は少佐の脳にわずかに残された過去の記憶へと繋がり、彼女の隠された過去を呼び覚ますのだった。「私は誰だったのか……」やがて、彼女の存在をも揺るがす衝撃の展開へと発展していく――。そして今回、劇場版アニメ『GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊 4Kリマスター版』が17日からIMAXデジタルシアターで先行上映開始されたことを受け、dTVで配信中の『ゴースト・イン・ザ・シェル』の視聴数も急上昇。今月9月の視聴数は、昨年同月と比較すると、約50倍にまで増加している。なお、『GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊 4Kリマスター版』は10月1日より通常劇場でも公開。
2021年09月25日日曜日(現地時間)に、自身のライブで観客に向かって「私たちに子どもができました。ワクワクしています!」と妻スカーレット・ヨハンソンの妊娠を認めたコリン・ジョスト。それからわずか数日後、すでに第1子が誕生していることをインスタグラムで明らかにした。「オーケー、オーケー。赤ちゃんが生まれました。男の子で名前はコスモです。私たちは彼のことを愛しています。プライバシーの保護にご配慮をお願いします。お問い合わせはパブリシスト(マイケル・チェ)まで」と必要最小限の情報を提供。マイケルは「サタデー・ナイト・ライブ」に出演しているコリンの“同僚”コメディアンで、コリンが促すように彼のインスタアカウントに飛んでみると、プロフィールに「コスモのパブリシスト」との記載がある。この投稿をInstagramで見るColin Jost(@colinjost)がシェアした投稿コリンが添えた「ディズニーワールドに行きます」というタグも、現在スカーレットが主演作『ブラック・ウィドウ』の公開方法をめぐってディズニーを訴えている最中であることを考えれば、実に皮肉だ。スカーレットの妊娠を認めてから誕生報告までの期間があまりに短すぎたことと、上記のジョークのような発表の仕方にファンは「えーと、ジョークなの?本当なの?」「報告の仕方がすごくカジュアル」とびっくり。しかし、スカーレットの代理人も「People」誌に男児の誕生が事実であると認めている。2人は2017年から交際を始め、2020年10月に結婚。スカーレットにはライアン・レイノルズ、ロマン・ドリアックとの結婚歴があり、ロマンとは娘のローズ・ドロシーちゃんをもうけた。コスモくんはスカーレットにとって第2子にあたる。(Hiromi Kaku)■関連作品:ブラック・ウィドウ 2021年7月8日より映画館 & 7月9日よりディズニープラス プレミア アクセス公開© Marvel Studios 2020
2021年08月19日先月「Page Six」が、スカーレット・ヨハンソンが妊娠しており、出産間近だと報じた。これまで本人や代理人から正式な発表はされていなかったが、このたび夫のコリン・ジョストがお笑いのライブ中に「子供ができました。ワクワクしています!」と観客にスカーレットの妊娠を報告したという。同サイトが報じた。スカーレットの妊娠については、主演作『ブラック・ウィドウ』の公開を間近に控えながらイベントやインタビューのほとんどを欠席したことから、6月にすでにささやかれていた。オンラインでのプロモーション活動は行ったが、自身のお腹から上のみを映し、お腹のふくらみは見えていなかった。その後は『ブラック・ウィドウ』の公開方法をめぐり、スカーレットがディズニーを訴えるという、妊娠報道がかすんでしまうような大きな“事件”もあった。出産後の復帰作はすでに決まっているとみられる。それは、先日報じられたウェス・アンダーソン監督の次回作(タイトル未定)だ。スカーレットはライアン・レイノルズ、ロマン・ドリアックとの結婚歴があり、ロマンとは娘のローズちゃんをもうけた。コリンとは2017年から3年交際したのち、2020年10月に結婚した。Photo by Emma McIntyre/Getty Images for Turner(Hiromi Kaku)
2021年08月18日スカーレット・ヨハンソンの夫で『Saturday Night Live』のコメディアン兼ライターであるコリン・ジョストが、リブート版『ミュータント・ニンジャ・タートルズ』の脚本を執筆することになった。弟のケイシー・ジョストも共同執筆する。製作、配給はパラマウント。長年人気のこのシリーズは、最近ではミーガン・フォックス主演で『ミュータント・タートルズ』(2014)、『ミュータント・ニンジャ・タートルズ:影<シャドウズ>』(2016)が作られている。ジョストは最近、『トムとジェリー』『星の王子ニューヨークへ行く2』に出演。また、現在は『Saturday Night Live』の同僚ピート・デビッドソンと共演予定のコメディ映画『Worst Man』の脚本も執筆中だ。文=猿渡由紀
2021年08月03日スカーレット・ヨハンソンが、主演作『ブラック・ウィドウ』の公開方法をめぐりディズニー側に「契約違反」があったとして、訴訟を起こしたという。「People」誌など複数メディアが報じた。『ブラック・ウィドウ』は当初2020年5月に公開予定だったが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で、幾度もの公開延期に見舞われた。最終的に、全米では今年7月9日に公開。劇場だけでなく、Disney+のプレミアアクセスでも同時配信した。スカーレット側はこれを「契約違反」と捉えているようだ。彼女は契約を結んでいたディズニーの子会社のマーベルから「劇場で独占公開」であることを保証され、劇場での興行成績に応じた出演料を得られるはずだったと主張している。Disney+で同時配信したことによって観客がこちらに流れ、関係者によればスカーレットは5000万ドル(約55億円)の損害を被ったという。スカーレットの弁護士は「ディズニーは『ブラック・ウィドウ』のような作品を直接Disney+で配信することで会員数を増やし、それによって同社の株価を上昇させようとしているのは明らかです。新型コロナウイルスを盾にして、もっともらしいことを言ってそうするのです」と批判。ディズニーの広報は、「この訴訟にはなんのメリットもありません」「新型コロナウイルスのパンデミックで世界が長期的、恐ろしい影響を受けていることを無情にも軽視するのは悲しく痛ましいものですね」とコメントしている。(Hiromi Kaku)■関連作品:ブラック・ウィドウ 2021年7月8日より映画館 & 7月9日よりディズニープラス プレミア アクセス公開© Marvel Studios 2020
2021年07月30日最強のスパイ“ブラック・ウィドウ”=ナターシャ・ロマノフの過去と秘密が描かれる映画『ブラック・ウィドウ』。本作にはブラック・ウィドウの家族が登場し、ユーモア溢れる家族会議のシーンがあることが分かっているが、実は撮影前にも役作りのためキャストによる“家族会議”が開かれていたことが分かった。本作に登場するブラック・ウィドウの“偽りの家族”は、妹エレーナをフローレンス・ピュー、母メリーナをレイチェル・ワイズ、父アレクセイをデヴィッド・ハーバーが演じており、3人はブラック・ウィドウの過去を知る重要なキャラクターとなっている。そのためスカーレット・ヨハンソンを含め家族を演じる4人は、撮影前にお互いのキャラクターや作品への理解を深めるため“家族会議”を行ったという。世界中のファンに愛されているブラック・ウィドウのキャラクター性、これまでのマーベル作品で描かれたこと、本作における家族の役割など、ケイト・ショートランド監督を交えて徹底的に話し合い、作品に対して理解を深めていった。この“家族会議”について、フローレンスは「監督やレイチェル、デヴィッド、そして私にとっては初めてのマーベル映画だったから、キャラクターがどんな人物なのか、その歴史はどんなものかを、演じる前に語り合うことができたのは本当に素晴らしい時間でした。私たちはたくさん語って、しっかりと理解することができました。監督はマーベルシリーズのような壮大で世界中から愛されているシリーズに参加するにあたって、私たちがじっくりと役に向き合い、役作りする時間が必要なことをとてもよくわかってくれていました」と明かす。“家族会議”は役作りのための良い機会になったようだ。本作ではブラック・ウィドウが『アベンジャーズ/エンドゲーム』で下した衝撃的な決断の理由が描かれるが、この家族がとても重要な役割を果たしており、家族の存在がその理由にも深く関わっているという。『アベンジャーズ』シリーズの見方が変わる、重要な1作に10年間に渡りブラック・ウィドウを演じ、製作総指揮を務めるスカーレットは「ブラック・ウィドウはとても強くて用心深くて、いろんな悲劇やトラウマを乗り越えてきたキャラクターですよね。でも彼女にはまだ知られていないことがたくさんあります。彼女にもかつて家族がいて、それは今まで私たちが知っていたナターシャとは違った一面なのです。家族みんなにそれぞれ違った役割がありますが、ブラック・ウィドウの役割は何でしょうね」と、ブラック・ウィドウと家族の関係性を語る。ブラック・ウィドウをはじめ、妹エレーナや母メリーナ、父アレクセイ家族の存在はブラック・ウィドウの過去とどういった関係があるのか?マーベル・スタジオの社長ケヴィン・ファイギが「本作を見ると『アベンジャーズ』シリーズの見方が変わる」と断言するほど、マーベルシリーズにとって重要な1作となるようだ。『ブラック・ウィドウ』は7月8日(木)映画館 and 7月9日(金)ディズニープラス プレミアアクセス公開。※プレミアアクセスは追加支払いが必要(text:cinemacafe.net)■関連作品:ブラック・ウィドウ 2021年7月8日より映画館 & 7月9日よりディズニープラス プレミア アクセス公開© Marvel Studios 2020
2021年07月05日女優の米倉涼子が30日、都内で行われたマーベル・スタジオ最新作『ブラック・ウィドウ』公開直前イベントに、声優の田村睦心とともに出席。スカーレット・ヨハンソンからのサプライズメッセージに感動し涙する場面があった。『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019)で衝撃の決断を下した美しき最強のスパイ“ブラック・ウィドウ”の過去と秘密が描かれる本作。度重なる公開延期を乗り越え、マーベル・スタジオ映画において2年ぶりの作品公開となる。スカーレット・ヨハンソンが演じる美しき最強のスパイ、ブラック・ウィドウ=ナターシャ・ロマノフの吹替キャストを約10年間にわたり担当してきた米倉は、「『エンドゲーム』から2年、本当は去年公開する予定でしたが私も首を長くして待っていました。やっとやっと公開が決まりました!」と喜び、「去年の3月くらいに吹き替え終わっていましたから、早く見たいという思いと、早く見ていただきたいという思いを感じていました。イベントもやれないということが何回もあった。今回この場所に立てて本当にうれしく思っています」と笑顔を見せた。そして、本作について、「アベンジャーズらしい、マーベル作品らしいアクションがあり、壮大な映画になっていますが、心に響く映画。女性が主役で、女性の戦い。男の人が強くて戦うのとはちょっと違う映画になっていると思います」と紹介。「家族愛に執着しているお話で、そこに注目していただきたい。あとはアクション。ビュンビュン飛んでますから」と見どころをアピールした。また、初めてブラック・ウィドウを演じたときのことも「大変でした」と振り返りつつ、「ブラック・ウィドウの集大成ということで心を引き締めて挑まさせていただきました」と本作に挑んだ思いを告白。「私は全然戦ってないですけど、ものすごい戦った気分になっている。思い入れの強い作品になりました。今回こうやってまた彼女にお会いすることができてうれしく思っています」と感慨深げに話した。イベントでは、本国でブラック・ウィドウ役を演じてきたスカーレット・ヨハンソンと、その“妹”エレーナ役のフローレンス・ピューからのメッセージVTRも上映。スカーレット・ヨハンソンの「涼子! ブラック・ウィドウを9年間も応援してくれてありがとう。またお会いしましょう」というメッセージに、米倉は「感動で立てません」と涙し、LAに行きたい」と再会を願った。『ブラック・ウィドウ』は、7月8日に映画館にて公開、7月9日にディズニープラスにてプレミア アクセス公開。
2021年06月30日体にぴったりフィットするボディスーツに身を包み、高度な格闘技術を駆使して敵を次々と倒すブラック・ウィドウ。とにかく強いこのキャラクターを演じているのはスカーレット・ヨハンソンで、原作コミックさながらの見事なS字ラインが目を引く。S字の美しさと、肉体的な強さが直結。筋金入りのマーベルファンで、ボディメイクのプロである京乃ともみさん曰く、「持ち前の曲線美に加えて、しっかりトレーニングしていることが窺えるS字ライン。最も特徴的なのは、横から見た時に、背中がキュッと引き締まり、お尻がぷりっと上がっていること。このメリハリあるS字には、体の機能性の高さが表れていて、だからこそハードなアクションも体現可能に。見た目の美しさやセクシーさはもちろん、それが強さにも繋がっている、かっこいい女性ヒーローです」女性ヒーローから見る、S字ラインとアクション。“アベンジャーズ”シリーズなどでおなじみ、マーベル映画の女性ヒーロー、ブラック・ウィドウ。類い稀なる戦闘力はメリハリ豊かなS字ラインがあってこそ!Point1:華麗な武器使い時に見せる、肩まわりの筋肉美。電気ショックを与えるバトンや二丁拳銃など、両手での武器使いにも長けているブラック・ウィドウ。「その時にムキッと出る腕の筋肉がかっこいい。しっかり鍛えられていることがわかり、盾など重いものを持った時にもブレません」Point2:裏ももを使った仰向けからの跳ね起き!「ブリッジのような姿勢から飛び起きて、敵と戦うシーンもよくありますが、あの動きをするには、背中の柔軟性に加えて、裏ももを鍛えることが重要。鍛えにくい部位ですが、引き締まるとお尻が上がるうえ、脚が長く見えるんです」Point3:立体感が美しい。大胸筋がしっかり鍛えられたバスト。豊かなバストラインもS字のメリハリを強調するポイントに。「キャミソール姿で戦うシーンもありますが、その時に印象的だったのが、バストが大きく揺れていたこと。大胸筋で胸を引き上げていないと、あんなに綺麗に揺れません」Point4:柔軟性も高い。上質な筋肉がついた背中からのストレート。「パンチは、腕を引いてから、広背筋を使って前に出すと強く打てる。そのため、背中の柔軟性と筋力が必要になるんです。彼女は仰向けから跳ね起きることもできるくらいなので、そのどちらも備わっているのだと思います」『ブラック・ウィドウ』複雑な背景を持つブラック・ウィドウ。その過去が明かされる映画が、7月8日から劇場公開、7月9日からディズニープラスのプレミア アクセスで配信スタート!※プレミア アクセスは追加支払いが必要です。©Marvel Studios 2021京乃ともみさんヨガインストラクター。著書は『働くみんなの1 分すぐ楽ヨガ』(学研プラス)。プロから初心者まで、幅広く健康法を提案。近況はインスタにて。@tomomi_kyono※『anan』2021年6月30日号より。イラスト・岡田成生文・保手濱奈美(by anan編集部)
2021年06月25日まもなく公開となるディズニー&マーベル映画の『ブラック・ウィドウ』に主演しているスカーレット・ヨハンソンが、引き続きディズニーとタッグを組むという。ディズニーランドのアトラクション「タワー・オブ・テラー」が映画化され、スカーレットが主演&自身の製作会社「These Pictures」を通してプロデュースを担当することになったと「Collider」が報じた。現時点でほかに分かっているのは、『トイ・ストーリー4』の監督ジョシュ・クーリーが脚本を執筆するということ。監督については明らかになっていない。「タワー・オブ・テラー」は、米フロリダ州のディズニー・ハリウッド・スタジオ、米カリフォルニア州のディズニー・カリフォルニア・アドベンチャー、仏パリのウォルト・ディズニー・スタジオ・パーク、そして日本の東京ディズニーシーにあるホラーアトラクション。1997年にスティーヴ・グッテンバーグ&キルスティン・ダンスト主演でテレビ映画化されたことがある。また、今回の実写映画化については2015年に一度報じられており、当時は『チャーリーとチョコレート工場』のジョン・オーガストが脚本を担当すると伝えられていた。(Hiromi Kaku)■関連作品:ブラック・ウィドウ 2021年7月8日より映画館 & 7月9日よりディズニープラス プレミア アクセス公開© Marvel Studios 2020
2021年06月24日スカーレット・ヨハンソンが『アベンジャーズ/エンドゲーム』で衝撃の決断を下した最強のスパイを演じる『ブラック・ウィドウ』。これまでのシリーズでブラック・ウィドウは冷静でクールな姿が印象的だったが、本作ではいままで以上に彼女のトラウマや葛藤など心の“内面”を繊細に描く物語にしたいと製作陣は考えていた。そこで白羽の矢が立ったのが、“女性の心情”を描くことに長けたケイト・ショートランド監督。ヨハンソンは監督の才能に惚れ込み、「ケイト・ショートランド監督は“女性の美しさと醜さ”を丁寧に表現できる素晴らしい才能があります。彼女と一緒にナターシャの知られざる一面を深く掘り下げることができて本当に素晴らしい機会に恵まれたと思います」と絶賛しており、ハリウッドの才能に溢れた女優と実力派監督のタッグが実現している。マーベル・スタジオ最新作となる本作の監督に大抜擢されたケイト・ショートランド監督はオーストラリア出身。2004年に初の長編映画『15歳のダイアリー』で監督デビューすると、その年のオーストラリア映画協会賞で各賞を総なめに。長編2作目の『さよなら、アドルフ』ではアカデミー賞外国語映画賞にオーストラリア代表作品として選出されたほか、オーストラリアをはじめとする各国で多数の賞に輝き、ハリウッドの次世代を担う存在に。そんなショートランド監督の作品は全て女性が主役であり、その心情を繊細に表現できることが高く評価されている。『15歳のダイアリー』では孤独を抱える15歳の少女ハイジの危うい“心の揺らぎ”を描き、『さよなら、アドルフ』では第二次世界大戦終戦直後のドイツを舞台に、ナチ高官の娘ローレが残酷な現実の中で真実を知っていくときの“心の葛藤”を描いた。そして、続く『ベルリン・シンドローム』では監禁されてしまう女性クレアの恐怖と極限状態における“心情の変化”を描写し、どの作品でも女性の内面を深く掘り下げた心理描写が特徴的だ。本作では、『エンドゲーム』で衝撃の決断に至ったブラック・ウィドウ/ナターシャ・ロマノフの過去を描き、彼女の内面を深く掘り下げる必要があったが、実はスカーレット・ヨハンソンがショートランド監督の作品に惚れ込み、数多くの監督候補の中からショートランド監督を抜擢した。ヨハンソンは監督の才能について、「私たちの女性リーダーであるケイト・ショートランド監督は、女性の美しさと醜さを描くことを恐れていません。この作品はケイトなしでここまでのことが出来たとは到底思えないですね。彼女は素晴らしいアーティストで、驚異的なリーダーで、美しい魂の持ち主。この映画を観れば、そのすべてがにじみ出ていることが分かるはずです」と絶賛を贈る。さらにショートランド監督も、本作で初めてブラック・ウィドウの過去が明らかになることについて「私たちはブラック・ウィドウについてファンが今まで全く知らない部分を探求しています。これまで一度も決して見たことがないような一面が描かれているはずです」と自信を見せている。ブラック・ウィドウは1人の女性としてどのような過去を生きてきたのか?『エンドゲーム』での衝撃の決断をした理由とは?そして、アベンジャーズを家族と呼んだブラック・ウィドウがかつて大切にしていた“家族”とは?ケイト・ショートランドが手掛けるブラック・ウィドウが背負い続けてきた過去が明らかになる本作に、期待が高まるばかりだ。『ブラック・ウィドウ』は7月8日(木)映画館 and 7月9日(金)ディズニープラス プレミアアクセス公開。※プレミアアクセスは追加支払いが必要(text:cinemacafe.net)■関連作品:ブラック・ウィドウ 2021年7月8日より映画館 & 7月9日よりディズニープラス プレミア アクセス公開© Marvel Studios 2020
2021年06月21日