醜女小説!? しかも官能的!大人の女性におすすめしたい花房観音の小説
花房観音さんをご存知ですか?昼はバスガイドとして修学旅行生などを案内、夜は濃厚な官能小説を執筆、と二足のわらじを履いている京都在住の作家さんです。
経歴も興味深いのですが、彼女の小説には“醜女”、つまり不細工な女性が出てくることが多い、という特徴が。しかも官能小説ですから!そんな花房観音さんの、おすすめ“醜女小説”をご紹介しますね。
■乾いた心に潤いを与える?怖い一冊
『どうしてあんな女に私が』幻冬舎文庫
もう、このタイトルがすごいですよね!こんなふうに呟いたことのある女性は少なくないのでは?
「どうしてあんな女に私が負けるの?」「どうしてあんな女に私が彼氏を取られるの?」「どうしてあんな女に私が馬鹿にされなくちゃいけないの」……と、後に続く言葉もいろいろありそうです。
◎どんな作品?
本作の主人公は作家・桜川詩子。ルックスにコンプレックスを持つ42歳の女性です。一方、おデブでおブスな“さくら”は男性にモテモテで女神扱い。いったいどうして?
この“さくら”の正体は徐々に明かされていきます。
真相はぜひ、小説で確認してくださいね。
ちなみに、単行本として出た当初は『黄泉醜女』というタイトルでしたが、文庫化の際に『どうしてあんな女に私が』に変わりました。