だまされやすい人が持つ「3つの傾向」とは?『後妻業』に見る嘘の心理学
と思っている人ほど、うっかりだまされやすいのです。今回は、だまされる人が持つ「3つの傾向」をお教えします。
■だまされる人の「3つの傾向」
【1】フレーミング効果にとらわれる
例えば
A:「100人受けて10人が失敗した手術を受けますか?」
B:「成功率90%の手術を受けますか?」
AとBはいずれも同じことを言っています。
両者のうち、みなさんが手術を受けようと思うのはどちらでしょうか?
間違いなくBのほうですよね。
たとえ同じ内容でも、表現によって受け取り方が異なることを「フレーミング効果」と言います。
そして、上記の例で言うと、実は「手術」という枠(フレーム)によって条件が限定されています。もしかしたら薬で治るかもしれないし、手術にこだわる必要はないのです。
このようにフレーム効果にハマってしまうと、それ以外の選択肢がなかなか思い浮かばなくなります。
【2】パターン化の落とし穴にハマる
「二度あることは三度ある」と言いますが、人間は何度か同じことを繰り返すと脳がそれを学習し、勝手にパターン予測をするんです。
例えば、過去を引きずるあまり、男性に対して心を開けずにいる女性がいたとします。