パートナーをかむ性癖がある生き物とは?夜の水族館『性いっぱい展』【辛酸なめ子の妄想レッスン】
という説明の横には岩陰で動かない陰キャのサメがいたり、ギャップもおもしろいです。
その横にサメの冷凍標本があり、カチカチの性器を触れるようになっていました。もう何万人もの入場者が触ったあとかもしれませんが……。先が尖っていてサメのメスは大変そうです。
種族を超えて胸キュンを感じたのはコウイカの求愛です。コウイカのオスは腕でハートのようなマークを作ったり肌の色を激しく変えたりしてメスにアピールするそう。コウイカの水槽を見ると、泳いでいるのに静止していて黒目なのがかわいすぎでした。
◎食卓で見かけるアノ生き物も…
身近な生き物の性的な面を見てしまうと、今後の食生活にも影響がありそうです。
カニのメスの穴は2つあるとか、イカのオスの腕の1つは精子の詰まったカプセルをメスに渡すための特殊な造りをした「交接腕」だったとか、わりと衝撃な情報でした。
それでも、カップルのお客さんは「今日来て良かったね」と満足げだったのが印象的です。
今回、生き物たちの性の知識を学んで、やはり人間には人間のやり方でしか行為ができないということを再確認しました。純粋な生き物の生殖本能に感動し、心が洗われる展示でした。