陰口は良くないなんて、みんな分かっていてやっていること。親しい人にしゃべることでストレス発散になるならいいじゃない、と受け止めつつ、エスカレートする前に話題を変えて、雰囲気を保つ…かっこいいじゃないですか!これぞオトナの気づかいだと思います。
そのような人は、前出の「空気を読もうとして、逆に周りを緊張させる」タイプにも寛大です。場を盛り上げようと必要以上に頑張ってしまったり、相槌を打とうとして余計な一言を言ってしまい、相手の神経を逆撫でしてしまうなど、どうも間が悪い「悪気はないけど困ったちゃん」がいても、少々顔を引きつらせながらも決して否定しない。その場は軽く受け流すことを心得ているんですね。
こんな人を見るにつけ、まるで大河のような心の持ち主だ!と尊敬してしまいます。深く水量が多い川ほど、流れは穏やかに見えるように、心の中にはいろいろな思いや数々の経験が豊かに詰まっているのでしょう。だからこそ、良いことも悪いことも飲み下して、みんなのことを考えた言動ができるのではないかと思うのです。
川だけに、多少のことは水に流す…なんて、おかしなオチがついちゃいましたね。どうもスミマセン。
さておき、集団の中でさりげない気づかいができる人とは、ただ空気を読んだり場を盛り上げたり、一人ひとりに細やかに気を配るだけじゃなく、全体の良い雰囲気を保てる人といえるのではないでしょうか。