10月2日は重陽の節句。菊の“霊力”で体と心を浄化して~恋する乙女の暦のたしなみ【恋占ニュース】
また、中国の重陽にはない日本独自の風習として、節句の前夜に菊の花に綿を着せ、菊の露と香りを移し、翌朝にその綿で体を拭って身を清めると、老衰を防いで長生きできるという「菊の被綿(きせわた)」の行事も行われていました。自然の力を活用した、なんとも優雅な習わしですね。今でいうアンチエイジングケアに通じているようで、ちょっと真似してみたくなります。
それでは、今の暮らしに重陽のエッセンスを取り入れるアイデアをいくつかご紹介しましょう。
(1)「食用菊」を使い、サラダやおひたしをつくって食べる。
(2)中国茶の一種である「菊花茶」を飲む。
(3)キク科の植物である「カモミール」を原料とする化粧水で肌をケアする。
(4)菊の花を湯船に浮かべて「菊湯」を楽しむ。
(5)部屋に菊の花を飾る。
(5)は、花の部分がピンポン玉のように球形をしたピンポンマム(ピンポン菊)が可愛らしくてオススメ。キク科に範囲を広げれば、マーガレットやガーベラ、ダリア、コスモスなど、豊かな色彩と華やかさも楽しめます。菊は薬効にすぐれ、昔から高い霊力があるとされた花。明日は菊のパワーを活用して、身も心も空間も、しっかりと浄化しましょう。