国立社会保障・人口問題研究所が2011年に発表した第14回出生動向基本調査における「結婚と出産に関する全国調査 夫婦調査」によると、結婚したカップルの出会い年齢は以前より上昇していて、夫が30歳以上で出会った女性は、1990年代は6.4%しかいませんでしたが、2000年代後半には17.4%にまで上昇しています。
また、全体的に平均交際期間が延びています。2000年代後半に恋愛結婚した夫婦の平均交際期間は4.48年。1980年代に結婚した夫婦は3.15年だったので、この20年で1年以上伸びているということになります。
つまり、ある程度年齢を重ねてから出会い、じっくりお付き合いをしてから、結婚に至るというケースが増えているということです。
同調査では、これまでの傾向をもとに推計した、未婚者が結婚する確率について発表しています。それによると、1980年生まれの女性について、30歳時点で未婚の人が50歳までに結婚する確率は約6割。これを多いと見るか、少ないと見るか? 私は「けっこう多いな」と思いましたが、いかがでしょうか。
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