2019年12月9日 12:00|ウーマンエキサイト

デートにも既視感…。感動しなくなったのは、アラフォーだから?

「自分にガッカリしています」と題する女性からの投稿が、掲示板サイト「発言小町」に寄せられました。婚活でカップルとなれる成功率は高いものの、付き合っても結婚にはつながらない、というアラフォーのトピ主さん。最近、新しい彼とデートをしたものの既視感があって興ざめしてしまい、「せっかくのデートも楽しめない自分にガッカリ」しているとか。

感動は年齢とともに薄れていくものなのか、今の彼にも別れの予感があるからなのか、そもそも一人でいたい性質なのか……と悩みつつ、「それでも結婚はしたい」と葛藤をつづっています。

目次

・婚活から「結婚」につなげたいときの留意点
・毎日を楽しめないのは、結婚のせいじゃないかも!?
・「ドラマのような恋」は、人生のひと幕でしかないとしたら

デートにも既視感…。感動しなくなったのは、アラフォーだから?

婚活から「結婚」につなげたいときの留意点

交際には至るものの、結婚にはつながらないことについて、「(結婚が)上手くいく人と何が違うんでしょうか?」と問いかけているトピ主さん。まず一因として、「何が何でも“結婚”がしたい!」という気持ちになっていない点は関係しているように感じました。

「現実の世界でドラマのようなトキメキってなかなかないんですね」とのことですが、本当に結婚がしたいのであれば、そのようなトキメキを感じなくとも、決断していく人は大勢います。トピ主さんはもしかしたら結婚生活よりも、愛し合える恋人を求めているのではないでしょうか。
であれば、婚活という場はそぐわない可能性も。あからさまにお膳立てられた場所では頭で判断したり、心理的にプレシャーを感じたりで、自然な恋心は芽生えづらいからです。

それでも「婚活の場で相手を見つけて、結婚をすること」にこだわるのであれば、これから好きになれるかもしれないと思える相手との出会いを大切にして、友達のような関係性から育んでいくのも一案です。双方に「この結婚を良いものにしよう」という気持ちがあれば、うまくいくケースは少なくないもの。「トキメキからではなく、一緒にいることで愛情を育てていく」という結婚のパターンもあることを、心に留めておくといいかもしれません。

毎日を楽しめないのは、結婚のせいじゃないかも!?

また投稿には「綺麗なものを見たり、美味しいものを食べたり、感情が盛り上がる時に、目の前の彼じゃない感というか、一人の方がもっと楽しいのに……と考えてしまいます」という記述も。しかし、ひとりなら楽しめるのかと言えば、そうとも言えないようです。「何をしていても楽しめなくなってきた」「喜ぶ気持ちや嬉しいことがどんどん減ってきて、この先は退屈な残りの人生が待っているかと思うと辛くなる」といった記述も見られます。


要するにデートコースだけでなく、毎日の何もかもに既視感があって“新鮮さ”を感じられない……ということなのでしょう。結婚の有無に関わらず、ある程度の年齢を重ねると、こうした心境には陥りやすいです。このような状況から抜け出すには2つの選択肢があるかと思います。

(1)「今を楽しむ気持ち」を自分で“意識的に”盛り上げていく
(2)今いる「安心・安全な世界」から飛び出してみる

(1)は言葉のとおり。「せっかくだから楽しもう」「人生を楽しめないなんてもったいない!」と、目の前にある毎日を自分で盛り上げる努力をしていく方法です。彼が提示するデートコースが退屈なら、自分が行ったことがない場所や行きたい場所をどんどん提案して、そこに一緒に出かけてみる……という姿勢にも繋がりますよね。「今日を楽しむぞ!」という気持ちがあるかないかで、その日の気分や言動は思いのほか変わってくるものです。

(2)の場合も、「誰かに楽しいことを与えてもらおう」という受け身な姿勢は捨てることが肝心です。
行ったことがない場所へやったことがない方法で出かけてみたり、新たなチャレンジをしてみたり、とにかくいつもと違う行動を選択する。誰かと一緒にでも構いませんが、人生で未経験の冒険をしてみれば、新しい楽しみを見つけられる可能性もあるでしょう。自ら移住をする人なども、こうした考えの人が多いように思います。

「ドラマのような恋」は、人生のひと幕でしかないとしたら

恋愛のトキメキにも、実は“能動性”が大きく関わっています。常にトキめいている人は、自分で自分の気持ちを盛り上げる資質や意欲を持っている人が多いです。だからこそ、恋に没頭できる。そうした資質や意欲が少ない人の場合、抗えないほどの引力で惹かれてしまう恋は、人生のなかで一度や二度あるかないか……というもの。だからこそ特別で、輝かしい思い出になるとも言えます。


つまり多くの場合、人生の大半の時間は“ドラマのような恋”に彩られてはいない。でもこの事実を逆の視点から見るならば、「劇的な高揚感はなくとも、見慣れた毎日の楽しみ方を身に付ければ、人生の長い時間を幸せに過ごせる」という捉え方もできます。そうした生活こそが「結婚」だとしたら、トピ主さんにはどんな相手像が見えてきますか? もしかしたら「女性をときめかせるようなデートコースを知っていること」は大して重要なことではない、と気づけるかもしれません。

以上、色々と書いてきましたが、どれが正解ということはありません。日常を楽しむ努力をするもよし、より強い刺激を求めて人生の冒険をするもよし、あるいは恋や結婚の価値を見直してみるもよし。トピ主さんに今ある大切な人生を、少しでも納得いく形にするための方向性を検討してみるといいと思います。応援しています。
(外山ゆひら)

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