みなさん、こんにちは。ライターの大宮冬洋です。読者の方々の中には本連載のタイトルを見て、「スナック大宮って何?」と思っている方もいるでしょう。
イラスト/清水美智乃(喫茶スロース)
今さら説明しますと、僕は「
スナック大宮」という読者交流イベントを東京・西荻窪および愛知・蒲郡で不定期開催しています。
飲食店はお客さんと対面しながら仕事ができるのに、ライターはお客さんである読者と接する機会はほとんどありません。寂しいです。たまには叱咤激励してほしいし、どんな人が僕の文章を読んでくれているのかを把握したい。
ならば自分で「大宮冬洋を囲む会」を主催しようと思ったのです。
2011年秋から毎月のように開いているので、すでに40回以上になります。開催月の初めに自分のブログで告知する他、一度来てくれたお客さんには「営業メール」も送っていますよ。われながらまめだな…。
毎回平均20人程度のお客さんが来てくれます。常連もいますが3割ぐらいは初めての方です。独身の女性がおひとりで、もしくは女友だちを連れてくる、というケースが多いですね。
この連載も含めて、僕は男女関係について取材・執筆をすることが多いので、「大宮なら相談にのってくれるだろう。すてきな男性との出会いもあるかも」と期待しているのかもしれません。
残念ながら前者に関しては期待外れだと思っています。僕はバカではないと思うのですが、「頭と口の回転がちょっと遅い」人間です。
お話を聞くことはできますが(すぐに頭に入らずに聞き返すことも多いですが)、当意即妙の答えを返すのは苦手。
悲しい失恋話を聞かせてもらっても、「フラれちゃいましたか。つらかったですね。でも、来月はきっといいことありますよ!」みたいな無責任な応答に終始しています。