連載記事:シリーズ・モンスターワイフ
夫との関係修復のカギ? 「愛され妻」がやっているたった2つの習慣【シリーズ・モンスターワイフ 第8回】
前回は、「紙に書き出して悩みを整理」することで漠然としたイライラ・モヤモヤを一掃して冷静になり、「寝室会議で本音を語り合う」ことで夫との有意義な意思疎通を図るという、モンスター撃退のための基礎となるテクニックをお伝えしました。
今回は一歩進んで、「モンスターワイフ」から「愛され妻」に変身していくための方法をご紹介したいと思います。
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夫婦間の問題改善のために何よりも大切なのは、本質的な会話を通じてお互いの考え、気持ち、要望を理解すること。「愛され妻」になるために最も必要なことは、夫との会話を通して、妻に対する希望を理解していくことです。
つまり、夫に愛されるための方法は、夫の要望の数だけ存在するのです。今回は、最大公約数的なテクニックをご紹介します。
■すべての夫が必ず喜ぶもの…それは「妻からの癒し」
癒しは、現代を象徴するキーワード。昨今、競争が激化し、社会全体がギリギリまで効率をあげることを求められ、「余裕」は「ムダ」と呼ばれて徹底的に排除されます。
ギスギスした現代社会に生きる私たちは、癒しを渇望しています。
街にマッサージ屋やネイルサロン、リフレクソロジー、大型スパが増えているのもニーズがあるからです。夫と毎日顔を合わせる妻が癒しを提供してあげることができたら? 夫は少しでも早く家に帰りたくなり、自分を癒してくれる妻を大切にしたくなります。これぞ「愛され妻」への最短ルートです。
マイホーム=癒やしの場。漠然としていますが、具体的に落とし込んでいきましょう。
■【愛され妻の習慣1】夫の胃袋をつかみ直す! 食卓は「晴れの場」として演出
「もっともらしい見出しだけど、そんなことはわかってる! 陳腐…」という声が聞こえてきそうですね。でも、わかっていることができないから夫は背を向け始めるのです。
「理想の妻」の条件として、常に上位に上がるのが「料理上手」。紙でも何でもいいので、夫の好みを20種類、書き出してみます。これに基づいた料理のレパートリーを増やしていければ、夫の帰宅時間は自然と早くなり、夫の笑顔と食卓での会話が増えます。
しかし、フルタイムで働いて日々忙しい妻は、そこまでできない。おっしゃるとおりです。では、せめて週1回でも子どもが好きなものより、夫の好きなものを優先しましょう。好みの味とは、長年慣れ親しんだ「おふくろの味」であることが多いものです。お姑さんから料理のコツを教わるくらいの姿勢を持てれば、妻としても嫁としても100点満点です。
「レパートリーを増やすどころか、毎日仕事で帰りが遅く、夕飯はスーパーで買ったお惣菜ばかり」という大忙しの妻もいるでしょう。そんな場合でも、できるだけ夫の好きな料理を選ぶこと。ついつい自分や子どもの好みを中心に選んでしまいがちですが、それは意識的におさえましょう。
テイクアウトのコロッケでもきれいなお皿に盛り付ける、テーブルクロスは日替わりにしてみる、週末作っておいた手作りソースをかける、プチトマトを切ってのっける…というように、時短で見栄えをよくするのが演出です。
特別な日には、普段より品数を増やしたり、時間が許せばスーパーではなくデパ地下のお惣菜を選んでみたり。同じできあいのお惣菜でも、おいしく見えるよう盛り付け方を工夫しましょう。スーパーのお惣菜が突然、手料理に変わらなくとも、妻の努力と気配りは、必ず夫に伝わります。
最近は、Picard(ピカール)のような本格冷凍フレンチのテイクアウトショップもあります。
電子レンジでパリ気分。常に食卓を「晴れの場」にできますね。