けれど牡牛座は、そんな人間の一種でありながらも、12星座中No.1の優れた五感を持っています。食べ物の好みや、肌触り、匂いや耳心地に敏感なことが、この事実を証明しているでしょう。我がままな頑固者と思われてしまうこともありそうですが、審美眼を持つ人であれば、牡牛座の行動の意味を理解して納得できるはず。
不安を抱えた状況に弱い牡牛座は、安全で確実性の高い道を選びがち。けれど、実はそんなことよりも、自身が身体で感じたことを目安に行動することが成功への鍵になるはずです。
■アナクロな積み重ねの強さ
どんな状況に身を置いていても、基本的には自らの小さな積み重ねでなんとかしていこうとするアナクロなタイプで、新しいものを取り入れることは苦手。新しいことに目を向けられるところまで成熟するには、かなりの時間を要するでしょう。自分の好みで統一したお城や環境の変化は、牡牛座の宝物を奪うことになりかねません。
築いてきた現状を手放すことは、今の満足を失う恐れにつながるでしょう。牡牛座が何かにつけて守りに徹しようとするのは当然のことなのかもしれません。恋に対する臆病さにも、こうした特質が影響しています。好きになるまでにも、愛を育んでいくにも、かなりの時間を必要とするのです。