あなたの足元にこそ、大恋愛のきっかけは転がっている
その男の子は、そのジュースについてどれだけ好きかを説明しました。「アップルジュースっていろいろあるけど、その中でも“プレミアム”というちょっとランクの高いヤツなんだよね。どこにでも売ってるというんじゃないけど、たまたま買い出しに行った店にあったから買っちゃったんだよね・・・。でも有名なメーカーが発売しているもんで、そんなに値段が高い訳じゃないから、オレはそれを見つけるといつも買うようにしてるんだ」
そんな二言三言の会話をしていたら、先輩たちが到着したので、そのまま打ち上げパーティとなり、とうとうもう二度とその男の子と話す機会はなかったのですが・・・・。
■彼の心に寄り添うことが、恋へと発展する
時が経ち、1年後の学園祭。またそのときも無事に終わることができ、打ち上げパーティをやることになった時、Kさんがその男の子を見つけ、思い切って話しかけました。
「あのプレミアムのアップルジュース、買いに行こうよ!」
・・・これは、オチちゃいますね(笑)
一年前にふたりで話した内容を覚えてくれている、というのはとてもポイントが高いのです。しかもこの場合、「自分のお気に入り」をちゃんと覚えていてくれた、ということで更にポイントアップ!
「オレの好きなこと、モノ」