お互いに性欲というものをあまり表に出すことなく、プラトニックな関係を目指しているという意味で、ふたりは非常に似ているからです。
若くて性欲に支配されている男子が「好き」と言うとき、その言葉にプラトニックな愛がないかといえば、まったくなくはないものです。ただ、純粋な愛より、性欲のほうがまさって聞こえるということなのです。まったく愛のない「好き」を言ってくる男子もいるかもしれませんが、そういう「100%下心のある言葉」は、言われた女子も、そのヨコシマな気持ちに気付くでしょうし、ここでは取りあげないことにします。
■■逆もまた真なり
つまり、好きという言葉には、「したい」という気持ちと、プラトニックな要素との、 2つが入っているわけです。そして男子は一般的に、若いうちは、したいという気持ちの方が強い「好き」という言葉を使います。そしてこれまた一般的に、若い女子はプラトニックな要素の方が強い「好き」という言葉を使います。
もちろん若い女子の中にだって、性欲が強い人はいるわけですから、女子のほうが性欲に支配されている「好き」という言葉を使い、草食男子はプラトニックな恋愛を求めていて、カップルになり得ないというケースだってあります。