「運命」なんて素敵な言葉には、実際は何の中身もありません。抽象的で聞こえがいい言葉はだいたいそう。
でも、「運命」を具体的に自分なりに解釈して、それを実現しようとすることはできますね。
ここでは、「運命」を「異性と共感、共鳴すること」と定義づけてみましょう。「この人とは通じ合うな」という感覚は、たしかに(よく実態のわからない)「運命」という言葉に近いように感じますよね。
ということで今回は、男子がこれを感じやすい女子の「私も◯◯なんです!」という魅力的な一言について考えてみましたよ。
■私も嫌だと思ってたんです。
「女子とふたりになったときに、思わず誰かの言動をディスってしまって『ヤベッ。
口悪いやつって思われる』って思ってたら、『実は私もあれイラつきました』とか言われると、なんか嬉しくなるよね」(大学生/19才)
ちょっと不健全な嬉しさだけど、気持ちはわかりますよ!「いいね!」し合う社会になって、ポジティブに共感し合うことは当たり前になってしまいました。
そんな時代だからこそ、逆に、こういうネガティヴな共感は、響きます。「こんなことで腹を立ててるのは自分だけかな」って自分の小ささに嫌気もさしているところで、共感者が現れるのはすごく頼もしいのです。