2018年2月22日 17:00
束縛は、彼の「愛の証」じゃなくてただの自己嫌悪かもしれません
自分に自信がないせいで、相手の誠実を信じ切ることができなくて、「愛」を口実に相手を自分の所に縛りつけようとしているだけ。
これが束縛の正体です。そしてこれは、「この人が好き」という気持ちが発展して、大きくなった結果現れるものなんかじゃありません。むしろ逆で、「自分が嫌い」という内向きでネガティブな自己嫌悪が、恋人という大切な存在ができたことでひたすら炎上しているだけ。もともと自分に自信がなくて、自分が嫌い。そんなふうに自己評価をしている人が、いざ恋をしたときに、(この程度の自分が)大切な人との関係をずっと保っていられる気がしなくて、とにかく暴力的に自分のところに縛り付けておきたくなる激烈な衝動なんです。
■■束縛はエンドレス
まあ別に、ただの自己嫌悪ならそれ以上の害はないかもしれません。それはそれで、「別にこれくらいの束縛ならいいや」と受け入れてくれる人もいるでしょうし。
だけど、(やっぱり身をもって知ったからこそわかるけど)束縛には、終わりがありません。
束縛したおかげで、自己嫌悪が多少マシになるどころか、どんどん悪化していきます。そりゃそうですよね。
だって、恋人を束縛してるんですもん。