恋が叶うおまじない、受験で失敗しないおまじない、病気から身を守るおまじない・・・・・・、世の中にはおまじないがあふれています。雨が降らないように願う「てるてる坊主」もおまじないの一種です。気軽で身近に見えるおまじない。その実態について解説します。
■1. 子供のころに流行るおまじない
「新品の消しゴムに好きな人の名前を書いて、気付かれずに使い終わると恋が叶う」や、「好きな人の名前を絆創膏に書いて、小指に貼って過ごすと声をかけてもらえる」などのおまじないを、小学生のころに聞いた覚えはないでしょうか。子供のころに流行るおまじないは一般的に人と人との縁をつなぐものが多く存在しています。これは子供のころはまだ発達の過程で他者との関わりが上手にできないために、その代替行為としておまじないを介し成就を願うためと言われています。
■2. 大人になってからのおまじない
大人になると自ら行動を起こす形のおまじないを用いることは少なく、ジンクスにより成就を願うような形へと変化していきます。
例えば、「茶柱が立つと幸運」や、「花嫁からブーケを受け取ると次に結婚できる」など、目の前の事物を介して念を込めることが多くなります。