満員電車通勤の男性は要注意!「痴漢冤罪」で誤認逮捕されないための対処法
駅員室には行かずに、その場で誤解の払しょくに努め、周囲の目撃者を探します。
駅員室に行った場合、相手の方と隔離されて事情を聴かれることもあり、誤解を解くのが難しくなりますし、そのまま警察署で身柄を拘束されることになりかねません。また、できればこの段階で弁護士に来てもらうことが望ましいです。
なお、衣類繊維の付着を避けるためにも、相手の方には触れてはいけません。」(渡邉寛弁護士)
逮捕された場合、捜査のために手のひらに付着している繊維の鑑定が行われることがあります。無実を証明する手がかりはひとつでも多く残しておいたほうがよいでしょう。
■もしも逮捕されてしまったら
それでも逮捕されてしまった場合は、どうすればよいでしょう?
「まずは早急に弁護士に接見を依頼することです。知り合いの弁護士を呼ぶか、警察で当番弁護士の接見を依頼することができます。
身柄を拘束されての取調べはそれだけで相当な自白圧力になりますから、これに耐えるには、弁護人の支えが重要です。
弁護人は、依頼者を精神的に支えつつ、早期身柄開放、不起訴、起訴された場合の無罪判決に向け、有利な証拠を探索・確保し、検察官との交渉もします。