Be inspired!がお届けする新着記事一覧 (13/30)
映画には人を変える力がある。これまで知らなかった世界に連れて行ってくれる。ストーリーを通してこれまで出会ったことのない価値観に感化される。今まで見たことのない美しい景色に心動かされる。映画には無限の可能性がある。Be inspired!では社会問題に焦点を当てた映画を紹介する『GOOD CINEMA PICKS』という連載を始める。国内外で起こる問題に対し、知り、考え、アクションを起こすきっかけをくれる映画を毎月紹介していく。今回紹介するのは、沖縄の海に生息する神聖な生物ジュゴンをめぐる環境問題を通して、日本人が考えなければならない「辺野古基地問題」について知ることのできるドキュメンタリー映画『ZAN〜ジュゴンが姿を見せるとき〜』だ。
2017年09月11日1960年代から1970年代にかけて、アメリカで始まった「ウーマン・リブ」と呼ばれる女性解放運動が日本にも波及して行われ、その一貫として「自らの自由(性的な自由も含む)を制限してきたもの」の象徴であるブラジャーを燃やすという「ブラ・バーニング」をしたり、ブラジャーを捨てたりする日本人女性たちが多くいた。その時代から40年が過ぎた現在、日本では女性はブラジャーをつけるのが“当たり前”だと思っている人が多いのではないだろうか。それはもしかしたら、「ブラジャーをつけない選択」があると考えたことがないからかもしれない。そう感じたBe inspired!は、日本でブラジャーをつけないことのある女性たちに「ブラジャーをつけない選択」をするとはどういうことなのかインタビューをしてみた。Noel Kenny(20歳)学生/フォトグラファー
2017年09月11日オンライン動画プラットフォームYOUTUBEでは誰でも好きな動画を世界中の人たちと共有することができる。音楽、ショートフィルム、音楽動画から、お笑いまでと実に様々だ。その中には社会をよくすることを目的とした動画を発信している社会派YOUTUBERもいて、Be inspired!では彼らをGOOD YOUTUBER、略してGOODTUBER(グッチューバー)と呼んでいる。毎週新しいGOODYOUTBERを紹介する本シリーズを通して、新しい価値観や知識に出会い、みなさんの世界が広がれば嬉しい。そして本日紹介したいのは、オーストラリアのGOODTUBER、 Lisa(リサ)。彼女は英文学に特化したオンライン教育プラットフォーム「VCE STUDY GUIDES」の設立者だ。VCE STUDY GUIDESは英文学を勉強している学生に向けてオンライン上に資料を提供したり、家庭教師などのサービスを行ったりしている。Youtube上でも通常勉強についての情報を発信しているリサだが、番外編としてこれから高校を卒業する若者に向けてキャリア選択に関するビデオをアップした。このビデオの内容が高校生に限らず、大学生、そして社会人にも参考になるので紹介したい。リサは「まずは好きなことをノートに書き出すことから始めて」と言っている。働き方も、仕事の種類も確かに多様化する今、彼女の言う通り従来の社会の基準に合わせる必要はないのかもしれない。これから大学を選ぶ高校生は、どの学科が将来に有利かではなく、本当に好きな勉強ができる学科へ、就活中の大学生は、給料や肩書きではなく好きなことを、そしてその選択をできなかった現社会人は思い切ってリサのようにキャリアチェンジをするのも幸せになる一つの方法かもしれない。***Lisa
2017年09月10日日本でも少しずつ増えてきた「ストリートフード」の屋台。昔ながらの焼き芋はもちろん、トルコのケバブサンドをはじめとした食べ物を売るトラックをたまに街中で見かけることはないだろうか。そんなストリートフードのなかでも厳選されたものを、なんと一度に楽しめるイベントが表参道にある国連大学で来週末(9月16日、17日)に開催される。今年の春に始まった大人気のストリートフードの祭典「Gourmet Street Food -東京美食屋台-」だ。今回もバラエティに富んだストリートフードだけでなく、クラフトブリュワリーのビールとスパイシーフードのスペシャルメニューあり、「ストリートを愛する人は、ストリートの美味しい物を知っている」をテーマとした物販あり、DJやパフォーマンスあり、と魅力的なラインナップだ。そのなかでもBe inspired!が特に注目しているのは、東京のトップシェフが調理する「サステナブルシーフード」料理。
2017年09月09日場所を固定せず、アーティストや作品も変わる小さな移動式の屋外ミュージアムの存在を知っているだろうか。このユニークなミュージアムは障がいをもつアーティストたちの作品を取り上げながら全国で行われている。場所やその時のアーティストにより、全く異なった印象を与えるミュージアムである。移動式ミュージアム「WONDER MUSEUM」WONDER MUSEUMがあえて屋外で開催される理由は多くの人に目にとめてもらうためだ。あらゆる地域であらゆる人々が足を止めて立ち寄り、多くの人が繋がれる場所づくりをしている。現状を変えるためには、まずは多くの人を巻き込んだ直接的なコミュニケーションがとれる機会を増やすことが必須となるだろう。青空のもとで誰もがカジュアルにコミュニケーションをとれることで、障がいに対する理解不足は少しずつ解消され、きっと素敵な社会がつくられる。現在WONDER MUSEUMは「たった一日のちいさな森の美術館」を実現するため、クラウドファンディングによる資金集めを行なっている。この活動を応援したい方はこちら。
2017年09月08日ニューヨークで1851年に創業し、165年以上の歴史をもつスキンケアブランド、キールズ。「利益を得るためだけではなく、住民や企業、そして地域社会をより良くするために貢献すること」を使命として掲げ、一世紀以上前から様々なチャリティー活動を行っている企業だ。キールズは2017年度のグローバルチャリティー活動として、発達障がいの一種、ASD(自閉症スペクトラム)を支援すると発表した。日本でも、モデルで俳優の栗原類さんと協力して、みんなが輝ける社会を実現するため、ASDへの理解が進むよう取り組んでいる。あまり聞き慣れないASD(自閉症スペクトラム)。アスペルガー症候群(ASDの中に含まれると言われる)と聞くと馴染みある人もいると思うが、ASDは発達障がいの分類の一種で、普通の人に比べ、対人コミュニケーションに困難さがあり、限定された行動、興味、反復行動がある障がいだ。今回Be inspired!は、自ら発達障がい(ADD:注意欠陥障害)であることを公表している栗原さんに、キールズのチャリティー活動にかける想いや自身の経験を語ってもらった。今回キールズが支援する発達障がい、ASD(自閉症スペクトラム)は、世界人口の1%に影響を及ぼすグローバルな問題。特にアジアでの割合が多く、日本では55人に1人がASDと診断されるという。しかし、日本の発達障がいの認知度は、アメリカに比べて約40年遅れているのが現状だ。6歳から11歳までアメリカで育ち、NYと日本を行き来していた栗原さん。日本とアメリカでの発達障がいの理解度の違いはどこから生まれるのだろうか。彼は、“教育”にあるという。アメリカでは、教師と生徒の距離が近く、壁がありません。僕は英語が苦手だったので、みんなと別の教室で個別に授業を受けることもできましたし、手先が不器用で辞書や分厚い本をめくることができなかったので、電子辞書を使わせてもらうこともできました。アメリカの学校は全面的に僕の障害のことを理解してくれましたし、「みんな一緒」がなかったので、居心地がよかったです。苦手なことをしっかりサポートする環境があったおかげで、勉強にも徐々に追いつけるようになった。しかし彼を一番悩ませたのは、「ひとの笑い声」だったという。「人の笑う声がすごい苦手で、誰かが笑うと自分が笑われていると勘違いして、衝動を抑えきれず相手を殴ってしまったり喧嘩してしまったり…」。ある日担任が、僕の母親に発達障がいの検査を受けるよう伝えました。アメリカの学校では、生徒に発達障がいの疑いがある場合、親に言う義務があるんです。三者面談で、先生は母親に「家ではどんな番組を見せていますか?」と聞きました。僕は名作アニメを見ていたんですが、先生は「下品なお笑い番組を見てください。笑いをわからないのは損しているから」って言ったんです。それから僕はいろいろなコメディー番組やドラマをみるようになりました。サウスパークとか。今では、仕事でも、笑いに関する表現をしたいなと思っています。大切なのは、「知ること」。“社会問題”に対して深刻すぎないようにしてほしい発達障がいの問題に対して、深刻すぎず、過剰すぎないように考えてほしい。日本のシステムをすぐに覆すのは難しいし、アメリカに追いつくのはだいぶ先。でもいずれ変わるんじゃないかな。そのためにも、まず障がいの特徴を知ってもらうことが必要だし、周りも偏見をもたないようにしてほしい。国としても障がいの問題にもっと取り組んでくれたらと思います。長い目で見て、ゆっくり認知度を上げ、いつかみんなが生きやすい社会が実現したらいいな。
2017年09月07日あなたは、買い物をするときにどんな基準で商品を選んでいるだろうか?もしあなたの気に入っている商品を販売する企業が、不正を働いたり環境に悪影響を及ぼす事業に資金提供したりしていたらどうするだろう。企業や商品作りにおける考え方に賛同できない場合、その企業やブランドの商品を「ボイコット(不買運動)」するという方法がある。これは買い物が「投票」に例えられるように、消費者の力で信頼や賛同のできない企業の商品にお金を出すのをやめ(票を入れるのをやめ)、企業の経営を成り立たなくさせ社会をより良くする(より良い企業に投票する)というもの。そこで、今使っているものより人や環境に良い商品が欲しいとき、Be inspired!の商品カタログ「GOOD GOODS CATALOG(グッド グッズ カタログ)」を参考により良い商品選びをして欲しい。今回は同連載で過去に紹介してきたものとは異なり、社会に存在する“性のタブー”をなくす試みを行なうアーティストが作る“ちょっぴり変わった陶器”を紹介する。
2017年09月06日いつから「インスタグラマー」は消費者を騙す職業になったのだろうか。ソーシャルマーケティングが盛んになり、ソーシャルメディアで影響力を持ついわゆる“インフルエンサー”が商品をPRする手法を「インフルエンサーマーケティング」と呼ぶ。 インフルエンサーのファンは、彼らに対して非常に高いロイヤリティを誇っていることから、莫大な広告費用をかけてCM宣伝を行うよりもより安価で効果的にリーチできる方法として注目されてる。ファンたちは、憧れの人が愛用するコスメが欲しくてたまらないからだ。 しかしながら、ファンの多くは、裏で金銭のやりとりを行っていながらそれを分かる形で記載しないステルス・マーケティングが横行していることを知らない。特に若い世代に人気のSNS・Instagramがその温床だ。 今回Be inspired!はSNSコンサルタント、COMPASS編集長の石井リナさんにインタビューを敢行。「嘘をつかないのは当たり前。ただ、それだけのことなんです」と語る彼女と共に、消費者を騙し続ける企業とインスタグラマーたちの実態を暴く。
2017年09月06日こんにちは、伶奈です。今日から連載を始めることになりました。月に一回読者から、最近悩んでいることや、社会に対して疑問に思っていることを募り、わたしなりに哲学的に考えたことを書き綴ります。一方通行ではなくみんなで協働的に考えられるようにしたいので、時に頷き、時に突っ込みながら読んでくれると嬉しいです。伶奈だれ?っていう人は、是非セルフインタビュー記事をお読みください。▶︎「当たり前」を疑わない人へ。「哲学」という“自由になる方法”を知った彼女が「答えも勝敗もない対話」が重要だと考える理由。ひとを愛するってなんだろう話が逸れたので、ポリアモリーの話に戻しますね。恋愛はひとそれぞれなのでNさんが幸せなら問題ないのですが、個人的に疑問があります。「本当に一度に複数のひとを愛せるのか?」ということです。世界には様々な婚姻制度があります。だから、いっときの日本の社会制度なんてどうでもいい。「ポリアモリーは人間の本能に逆らっている」とか「一人の人を愛することだけが尊い」とかいった安直な観点から、モノガミー的な制度を擁護するつもりではなく、「愛するとはどういうことなのか?」という観点で、少し考えてみます。開放的で包括的なイメージがある愛ですが、恋愛は極めて排他的で独占的な性格をもっています。「あなたを愛する」ということは、その瞬間「他のあなたを愛さない」ことです。人間は、時間と空間に制約された有限的存在なので、「愛している」という経験は、「いまという時間」と「目の前にいる人」に必ず制限される。だから文字通り「同時に」複数を愛することはできないと、わたしは思います。寂しいとき、悲しいとき、嬉しいとき、心の内奥をだれかに打ち明けたくてたまらないとき、すでにどこかで誰かを選択しているのではないでしょうか。その人が、愛する人、なのではないでしょうか。明日それが変わるとしても。トルストイは「愛は惜しみなく与う」と語りましたが、大正期の小説家、有島武郎は『惜しみなく愛は奪う』という書物の中で「通常愛といえば、優しい、女性的な感情というセンチメンタリストを考えるが、本当の愛はそういうものであろうか」という問いを投げかけました。愛の表現は惜しみなく与えるだろう。しかし、愛の本体は惜しみなく奪うものだはあ、かっこいい。有島からすれば、愛は、キラキラではない。苦しくて、つらい。愛は、わたしの命すら奪うもの。相手のすべてを奪って自己のものにしようとし、主体性や自由、地位や名誉を投げうってまで相手と生きんとする力でもあります。そんな深いエネルギー、複数に与えられるのかなあ。他の誰かを蹴落としてもこの人だけはなにがあっても守りたい。一人だけ救ってやるって神様に言われたら、まじお願いだからこいつにしてくれ! と言わざるをえない。極端だけど、セックスできるとか相手に尽くしたいとかではなく、この願望を基準に考えるとどうでしょうか。選べなかったら、誰のこともたいして愛していない気さえします。誰と生きたいのか? 死にたいのか? 誰を助けたいのか? 思考実験みたいでなんか申し訳ないけれど、究極の選択を迫られたときに「この人だ!」と決断できる、その絶対的な自信が愛の本質である気がしています。田代 伶奈ベルリン生まれ東京育ち。上智大学哲学研究科博士前期課程修了。「社会に生きる哲学」を目指し、研究の傍ら「哲学対話」の実践に関わるように。10月から自由大学で「過去に向き合うための哲学」を開講。Be inspired!ライター。哲学メディアnebulaを運営。Twitter: photos by Noemi MinamiText by Reina TashiroーBe inspired!
2017年09月05日ツイッターをはじめとするSNS上で「#(ハッシュタグ)」をつけて、意見を主張したり人々に議論をするよう呼びかけたりする「ハッシュタグアクティビズム」。マイノリティの差別問題や権利向上に関するものが特に多いが、政治や社会問題、チャリティのためなどさまざまな分野で行われている。そんな世界中で巻き起こるハッシュタグアクティビズムを毎週取り上げるBe inspired!の「丼」じゃなくて「#」で読み解く、現代社会シリーズ。今回は、ハッシュタグアクティビズムのなかでも有名な「フリー・ザ・ニップル」と同じく、女性の乳首解放を目指した「#GoTopless(トップレスになれ!)」を紹介したい。For a fun time, the annual Venice Beach Go Topless Parade can't be topped! More pics: #GoTopless #WomensEqualityDay pic.twitter.com/7IX2Y8MacP— Ian Irizarry (@ianoculate) 2017年8月28日アメリカで2007年に、公共の場で女性の乳首解放が社会的受け入れられる事を目的として立ち上げられた“Equal Topless Rights(トップレスになる平等な権利)ムーブメント”。「ビーチや公園で男性はトップレスでいられるのにどうして女性はだめなの?」という疑問を投げかける。日本では、特に東京では男性もトップレスになる文化があまりないため、このムーブメントの趣旨が掴みづらいかもしれないが、アメリカの気軽に男性がトップレスになる地域では身近な問題なため特に議論の対象となっている。ちなみにスペインやフランスなどヨーロッパの一部ではビーチで女性がトップレスになるのは比較的普通らしい。Saturday's #GoTopless parade will feature the "first ever topless marching band," organizers say pic.twitter.com/AHx1RCrDKB— amNewYork (@amNewYork) 2017年8月25日#GoToplessの裏には、女性に対する性的暴力、広告などで女性を性的対象として必要以上に描く社会問題などについて話すきっかけを作る目的もある。今年8月にはアメリカのいくつかの街でマーチが行われ、人々がそれをSNSで発信し、オンライン上ですでに議論がたくさん生まれている。下記のような異なる意見がネット上で飛び交った。女性の胸は性的対象として社会に構築されたアイデアだから解放されるべき。男性と女性の体の作りは違う。女性の胸は子どもに授乳する役割があって、男性の胸にはその役割はない。だから扱いが違うのはそれこそナチュラルなことだ。乳首解放運動の参加者には若い白人女性が多くて、有色人種や年齢層が上の人を排除しているGo Go Go my girls #gotopless it's the day… pic.twitter.com/y9O7jIDLum— tepaki_tepaki (@tepaki_tepaki) 2017年8月27日このムーブメントは本当に必要か、排他的にはなっていないかなどの懸念点があげられているが、大切なのは間違いなくこういった議論が生まれているという事実。ハッシュタグムーブメントは簡単に世界中に広がり、気軽に議論に参加できるところが強みかもしれない。ぜひみなさんにはBe inspired!を議論の場として利用し、この乳首解放運動について思うことをフェイスブックやツイッターでコメントをしてほしい。Text by Noemi Minami ーBe inspired! この記事を読んでいる人はこの記事も読んでいます!44杯目:「公共の場で女性がお茶をすることが許されない国」で始まった女性たちの”セルフィー抵抗運動”。#girlsatdhabas |「丼」じゃなくて「#」で読み解く、現代社会 公共の場は誰のものなのか?日本では道路沿いのカフェでお茶をすることや、外でくつろぐことは誰にとってもごく日常的なことだが、それが当たり前にできない地域があることを知っているだろ...
2017年09月05日私たちが手に入れられるファッションアイテムの選択肢は、2000年代後半に日本にファストファッションが進出してきて格段に増えた。だが私たちが手にできる低価格の商品の数と引き換えに、世界の低賃金労働に苦しむ人を増やし続けているのかもしれない。社会の行方を左右する1人の消費者として、私たちはどんな商品を選んだらいいのだろうか。
2017年09月04日悲しいことに、ある意味私たちの生活に身近な存在「痴漢」。女性専用車両の是非や痴漢冤罪の問題はマスメディアでも幾度となく議論されている。特に痴漢冤罪は「被害を訴える側に有利な仕組み」になっていると、世間は“罪のない一般男性”に同情の目を向ける傾向があるのではないだろうか。それはその通りである。しかし今回は、そういった議論が行われる以前の根本的な問題にもう一度目を向けたい。警視庁の調査によると2016年度中、都内で強姦は約140件、強制わいせつは約800件、痴漢(迷惑防止条例違反)は約1,800件報告された。(参照元:警視庁)性犯罪は報告をしない被害者が多いことを考慮すると実際の数は更に多いだろう。日々、痴漢に苦しむ人々が存在しているのだ。今回Be inspired!は過去に痴漢をされたことのある女性たちにそのときの話をシェアしていただいた。彼女たちの話してくれた体験を通して、この記事が全ての立場の人にとって改めて痴漢について考えるきっかけになれば嬉しい。
2017年09月04日世界最大の動画プラットフォームYOUTUBEでは、誰もが驚くような挑戦をするところを発信したり、自分の考えや生活を発信したり、動画を通じて世界中の人たちと繋がることができる。そのYOUTUBE上では、「社会をよくするためには?」を考えさせるような動画をアップロードするYOUTUBERたちが存在していて、Be inspired!では彼らをGOOD YOUTUBER、略してGOODTUBER(グッチューバー)と呼んでいる。本連載を通して、みなさんが新しい価値観に出会い、世界が広がるきっかけになれば嬉しい。オリバーの勇気ある告白とアルフィーの返答に対して、称賛のコメントが寄せられたと同時に、「ゲイの弟って可哀そう」「まだ幼い弟に伝えるなんて理解できない」といったバッシングのコメントも多くあった。それに対してオリバーは「アルフィーにゲイだと告白したことに賛同できない人がいるのも知っている。だけど、僕たちは兄弟でお互いのことを理解しているし、彼なら受け入れてくれると信じていた。そしてユーチューバーとして、あの瞬間をみんなと共有すべきだと思ったんだ」と他の動画で話した。オリバーはあくまでも、「愛」の話を弟にしたのであって、セックスの話をしたわけではないのに、「ゲイとカミングアウト=セックスの話」だと理解する人が多いことも批判から読み取れる。そう考える人たちにもし、若い女性が「私男性といつか結婚したいの」と言ったら、それは5歳の男の子には「早すぎる話」だと思うだろうか?YOUTUBE::@olivervlogssAll photos by OliverText by Chisano NezuーBe inspired!この記事を読んでいる人はこの記事も読んでいます!12人目:ネット上の「自分を嫌う人」とは闘うな。憎しむのではく、“対話”を始めた勇気ある1人のユーチューバー。|Bi が選ぶ今週のGOODTUBER(グッチューバー) 世界最大の動画プラットホームYOUTUBEでは、誰も思いつかない驚くような挑戦を動画にしたり、自作の音楽や映画を世界中の人と共有することができる。そんなYOUTUBEでは社会を...
2017年09月03日あなたは読み終わった本を、どうしているだろうか。古本として蘇らせたり、そのまま捨ててしまう人もいるかもしれない。しかしその1冊の本が多くの人の運命を変えることもあり得るのだ。南アメリカ北西部に位置するコロンビアではゴミとして捨てられていた1冊の本が、多くの人の「希望」となっている。コロンビアの首都ボゴタには、捨てられた本が集められた図書館がある。この図書館を作ったのは、生まれたときからこの地に住む55歳のホセさんだ。ゴミ清掃員として働く彼が図書館を作るきっかけになったのは20年前のある日のこと。ゴミとして捨てられている1冊の本を見つけたことから始まる。 私は多くの人が本を捨てていることに気が付いたんだ。だからそれらを救出しなければと思ったんだよ(引用元:BBC)ホセさんが住む地域にはその頃、図書館というものがなく、そもそも本に触れる機会さえも貴重であった。それにも関わらず、ないがしろにされている本の存在を目の当たりにした彼は「助けなければ」と思ったそうだ。特にボゴタ市の北部は裕福な家庭が多いため、そこで多くの本を集め、貧しい人が住む南部の人たちのために本をキレイにして届けていたという。彼の心の中には“たくさんの本が捨てられている場所の地図”がひっそりと備わっていると言う。初めは同僚たちに「狂っている」と言われていたが、今では一緒になって本集めに協力してくれているそうだ。(参照元:VIBE)貧困の街に、「初めての図書館」が開館開館から約20年が経ち、今では25,000冊もの本がここには集まってきた。それをホセさんはさらに貧しい遠隔地に持っていき、より多くの人たちが無料で本と触れ合える機会を広めている。不思議なもので、私たちが多くの本を贈れば贈るほど、たくさんの本がまた手元に来るんだよ(引用元:BBC)彼の言動に心を動かされ、今では彼が作った図書館に各国からボランティアたちが集まって本を寄付したり子どもたちに勉強を教えたりしているという。「非常に甘やかされた環境だね」とホセさんは嬉しそうに笑う。(引用元:ALJAZRRRA)「50歳」の「高校生」、誕生ホセさんは「本は希望と平和のシンボルだよ」と語る。(引用元:AFP) 学ぶことで視野が広がると、社会のためにやれることがどんどん増えていくのだろう。1冊の本が25,000冊になり、多くの人の可能性を広げている。地元紙は「ロード・オブ・ザ・ブック」と彼を称えているそうだ。(参照元:lonelyplanet)しかし、なぜホセさんは誰かのためにここまで一生懸命になれるのだろうか。その答えはホセさんの妻が語った言葉に隠れていた。彼は社会の一部です(引用元:ALJAZEERA)そう、私たちは生きている限り「社会の一部」なのだ。そんな当たり前のことをホセさんはしていただけ、ということなのかもしれない。日本人はコロンビアに比べると教育水準は高く、多くの知識を持っている。ホセさんのように、その知識を貧困で苦しむ人のために少しだけ使ってみてもいいのかもしれない。私たちは決して個人で生きているわけではない。「自分は社会の一部」であるという意識を一人ひとりが持つことができたなら、きっと世の中は“よりよく”なっていくはずだ。
2017年09月01日3年後の2020年に開催される、2回目の「東京オリンピック」。それに向かって競技場を新たに建設したり、海外からの観光客のために多言語で東京を案内する“おもてなしボランティア”を育成したりと準備が進められている。そのなかでよく耳にするのが、“おもてなしの国ニッポン”というキャッチフレーズ。だが、日本人だからといって誰もが“おもてなしの心”を持っているわけではないだろう。また、東日本大震災からの復興もまだ十分ではなく、オリンピックの競技場建設のために大量の森林が伐採されていたり、当初の予算を大幅に越える資金が必要となっていたりするなど問題が山積みなため、誰もが賛成しているわけではない。つまり“おもてなしの国ニッポン”という言葉の裏に、オリンピックに国民を協力させる意図があっても不思議でないのだ。
2017年09月01日2015年に内閣府が発表した「自殺対策白書」によると、9月1日前後に子どもの自殺率が年間で一番多く、これは「9月1日問題」として社会的に認知されてきている。(参照元:日本経済新聞)9月1日は一般的に2学期目が始まる日。学校に行きたくないがないために自殺する子どもが多いと考えられている。学校にそこまでして行きたくない子どもがいるかと思うと胸が痛む。学校に行くよりも命の方が大切なことはわかりきっているが、そんな単純な話ではないのだろう。
2017年08月31日オープンでリベラルなイメージのあるアートの世界。でも実はほとんどの業界と同じで男女差別が問題となっている。女性アーティストが作品を発表できる機会が明らかに男性アーティストより少ないのだ。ジェンダー平等の観点から言って先進国であろうアメリカやヨーロッパですら主要な国立美術館で展示される女性アーティストの作品は全体の3-5%にしか及ばない。(参照元:NMWA)「女性のアーティストが自分を表現できる場所が足りていない」。この事実に危機感を持ったLAを拠点とするアーティスト、モニカ・レイズとダン・モニックはMasculine de La FEMME(マスキュリン・ドゥ・ラ・ファム)という女性アーティストのためのオンラインプラットフォームを2015年に立ち上げ、才能ある女性たちを世に送り出している。Be inspired!は今回来日していた二人に会い、活動の意義やアートに対する強い思いを話してもらった。Website::@delafemmeTwitter:@MdeLaFEMMETumblr: photos by Monica Reyes and Dan Monick unless otherwise stated.Text by Noemi MinamiーBe inspired! この記事を読んでいる人はこの記事も読んでいます!闘う女性は美しい。アート・フィルム業界から魅せる「女性の強さ」。 「男の子はブルー、女の子はピンク。」これは男女の固定観念の一つである。また文化的・歴史的背景から、いまなお男尊女卑の考えが根付いている国も少なくはない。 日本の男女格差...
2017年08月31日あなたは、買い物をするときにどんな基準で商品を選んでいるだろうか?もしあなたの気に入っている商品を販売する企業が、不正を働いたり環境に悪影響を及ぼす事業に資金提供したりしていたらどうするだろう。企業や商品作りにおける考え方に賛同できない場合、その企業やブランドの商品を「ボイコット(不買運動)」するという方法がある。これは買い物が「投票」に例えられるように、消費者の力で信頼や賛同のできない企業の商品にお金を出すのをやめ(票を入れるのをやめ)、企業の経営を成り立たなくさせ社会をより良くする(より良い企業に投票する)というもの。そこであなたがボイコットしたいとき、またはボイコットとは関係なく単純に人や環境に良い商品が欲しいときに、参考となる商品カタログをBe inspired!が作成することを決意。その名も「GOOD GOODS CATALOG(グッド グッズ カタログ)」。いつも飲むから気にしたい。今回紹介したいプロダクトは人生の友、コーヒー関連。まだ眠い平日の朝に、ちょっとお洒落な気分を味わいたい休日の夕方に、明日までにやらなければいけないことが山積みの夜遅くに…。コーヒーが日常生活の一部になっている人は少なくないのではないだろうか。ちなみに筆者は1日3杯は必ず飲む。ブルガリア発のCupffeeは15年以上費やしプロダクトを磨き上げ、満を持して今年2017年にクラウドファンディングでキャンペーンを開始、ビジネスを拡大するために出資してくれている人を現在探している。食べれるコーヒーカップと聞くと「アイスクリームのコーンみたいに最後ベタベタになっちゃうんじゃないの?」「コーヒー甘くなっちゃいそうじゃない?」など懐疑的になるかもしれない。しかし彼らの、研究に研究を重ねたCupffeeは60分間パリパリの状態が保たれ、味にはカップは一切影響なく、しかも保存料も着色料も全く使っていないため人体に優しい(遺伝子組み換え製品も一切使わない)。製造日から6ヶ月以内に食すことが勧められているがもし食べたくなければ、捨てたとしても数週間で完璧に土に分解される。All product photos by CupffeeText by Noemi Minami ーBe inspired! この記事を読んでいる人はこの記事も読んでいます!p.4 「フェアトレードでは救えない人々」に手を差し伸べた北欧No.1のスムージー会社、froosh。|『GOOD GOODS CATALOG』 あなたは、買い物をするときにどんな基準で商品を選んでいるだろうか?もしあなたの気に入っている商品を販売する企業が、不正を働いたり環境に悪影響を及ぼす事業に資金提供したりしてい...
2017年08月30日「未来を担っていく若者」である私たちは物心ついたころには「失われた20年」がはじまっていて、ゆとり教育を受けて育った。この失われたといわれる「時代の産物」である私たちは成長期を終え、さとりがちな大人になりつつある。「不遇の世代」「欲がない」「内向き」など様々なレッテルを貼られることがあるが、「社会を良くしたい」と願い、立ち向かう人はいつの時代にもいるように、私たちの世代にもいる。確かに過去の世代とは違って、熱が失われがちな、引きこもりがちな、スマホと向き合いがちな世代かもしれない。でもそこから私たちのスタイルで起こすレボリューションがあるのだ。この連載では、さとり世代なりの社会を良くする方法とはどんなやり方なのかを紹介していく。そして、イラストから執筆まで、記事製作を「失われた20年」「さとり世代」でおこなっていく。その名も『さとり世代が日本社会に起こす、半径5mの“ゆる”レボリューション』。あなたの食の選択は世界に影響を与える情報リテラシー、環境リテラシー、文化リテラシーなど色々な種類のリテラシーが叫ばれる時代になった。リテラシーを頭に入れておくということは生活を豊かにすると思う。では、あなたは「フードリテラシー」という言葉を知っているだろうか?フードリテラシーには様々な訳があるが、日本で議論されることは未だ少ない。アメリカのフードリテラシーセンターによると、フードリテラシーとは「自らの食の選択が自身の健康、環境、経済に与えるインパクトへの理解度」のこと。あなたは「自分の食べるもの」がどこからきているものか、どんな影響を与えるものか知っているだろうか?日本の食は自然と調和していた彼がこの日本の「循環を繰り返した生活」を伝承していきたいというモチベーションを抱くようになったのは、私自身同じ世代でありながら思いもしてなかったところからきていた。愛知県のある味噌蔵で衝撃的な話を聞いた。杉の味噌樽を作れる職人が日本に3人しかおらず、継承者がいなければ、杉樽を使って作られる味噌がなくなってしまうというのだ。このままだと日本中で文化や技術や職人がいなくなってしまうかもしれないと感じた。だから、僕たちが日本の文化や技術、その根底に流れる思想を含めて直接生きた状態で感じることのできるを最後の世代なのかもしれなくて、同時に何を次の世代に引き継ぐかを取捨選択する世代でもあるんじゃないかなと思う彼の考えは食に及ばず、私たちの世代の使命までをも見出していた。何重にも重なったフィルターによって見えなくなった食との距離そんな思いを持って彼はSFC近辺の農家とSFCの学食「タブリエ」を学生が繋ぐシステムをつくりだした。農家で傷がついているなどの理由で出荷できない規格外野菜を安く譲ってもらい、それを学生が学食に配達、学食では地域の野菜をコストをかけずに提供することができる。更に配達をした学生は1食無料で食べられる。生産者と、料理を作る人、そして食べる人の距離がグッと近づいた。まだ流通の1%にも満たないかもしれないが、将来的にはSFCが地域の規格外野菜が集まるフードバンクになるかもしない。また4年間このキャンパスで過ごす学生にとって、地産地消が当たり前になれば、将来の食の選択も変わるかもしれないそれでもなお、自分自身からはじめる、身近なことからはじめるというスタンスは人一倍持ち続けている。外に行くと、価格を気にして、安いものを求めてしまう、でもその裏には持続的じゃないものが使われている可能性が高い。そうなるなら自分で料理するのが1番だなさらに彼は最近、ベジタリアンならぬ、フレキシタリンになったという。自宅で料理する時はすすんで肉や魚を選ばないが、友人と外食に出かけた時にはそのことを気にせず店を自由に選ぶ。無理をしない、自分にも持続的な努力の仕方だ。「かっこいい食の未来」はデザインでつくれる彼が今後フードリテラシーを広げていくために選んだのは意外にも「デザイン」の道だ。例えば日本の食の源ともいえる農業のイメージは「泥臭い」といったものが持たれがちだ。彼はそれを含めた「食」の姿をかっこよく伝えていくという。デザインを勉強するのは伝え方を勉強するということ。何事もそうで、かっこよくないと伝わらないし、いいこと言ってもそこにデザインが伴ってないと伝わらない世界にかっこよくて持続的な食のスタイルが広がる未来を考えたらとってもワクワクした。さいごに彼は「フードリテラシー」を軸に考え方、それに対する自分の立ち位置、そして今の活動、自分のスタイル、これからやっていくことのすべてをくるくると回していた。そしてそのひとつひとつがとっても深い。食の話からはじまり、日本の伝統に掘り下げたり、その食を伝えていくとなると、デザインがどうこうという話になる。「SFCで食の循環システムをつくった」という話を聞いて取材を申し込んだが、創造をはるかに越える深みがあり、驚かされた。一方で、深すぎるのに人を上手にその深みに連れて行く力も持ち合わせていた。もしかすると、彼は人に伝えるためにこの取材の過程でも“デザイン”していたのかもしれない。***山田真輝
2017年08月30日公共の場は誰のものなのか?日本では道路沿いのカフェでお茶をすることや、外でくつろぐことは誰にとってもごく日常的なことだが、それが当たり前にできない地域があることを知っているだろうか。南アジア地域では公共の場において男性優先の傾向があり、文化的基準や安全性が確保されていないことなどの理由により、女性やマイノリティの人々が外で楽しく過ごすことが制限されている。多くの女性やマイノリティの人々はそのことに息苦しさを感じている。@WajahatAli Please support and share our campaign for a #DhabaForWomen in #Karachi! pic.twitter.com/jtwKCAzJJU— Girls at Dhabas (@girlsatdhabas) 2015年10月24日2016年世界のジェンダーギャップ指数のランキングにおいて、パキスタンは143位(参照元:WORLD ECONOMIC FORUM )で、世界の国の中でも特に大きな男女格差がある。南アジアの文化であるDhaba(道路沿いの大衆食堂)は、公共の場であるにも関わらず、男性優位のコミュニティ空間という見方がされているため、女性やマイノリティの人々はDhabaでのんびりとお茶することができない。しかし今、この現状に立ち向かっている活動がある。パキスタンのカラチから始まった#girlsatdhabasは、女性、フェミニスト、アクティビストを中心としたコミュニティであり、伝統的に女性やセクシャルマイノリティが自由に利用すべきではないと考えられている男性優位なコミュニティの空間においての差別をなくすことを訴えている。#dhabasforwoman というハッシュタグを用いて世界中に男女差別の現状と男女における制限の差をなくす働きかけを行っているのだ。周囲の目を気にすることなくDhabaでお茶したり、歩道をぶらぶらする様子をあえてハッシュタグを通してSNS上で他の女性たちとシェアしている。 さらに、この活動以外にも男性と同じように外でレジャーを楽しもうと#girlsonbikesというハッシュタグが広められている。これは女性が足を開くことがタブーと考えられているカラチでは自転車に乗る女性がほとんどいない事実に大して始まった活動だ。!تمام بہنوں کا دل سے شکریاThank you to all the behens who showed up to cycle today! #girlsonbikes #behenchara #islamabad #karachi #lahore pic.twitter.com/Km4AUQ7Gzu— Girls at Dhabas (@girlsatdhabas) 2017年4月2日SUPPORT #DhabaForWomen– help us challenge gender expectations & build community through chai! pic.twitter.com/4wmDUKyb99— Girls at Dhabas (@girlsatdhabas) 2015年10月12日公共の場とは誰に対しても開かれた場所であり、誰もがそこで安心して楽しむ権利があるはずだ。しかしながら、世界には外でお茶したり、出かけたりするのに恐怖を感じたりや警戒したりしなければならない人々もいる。そこで伝統的な価値観に疑問をもち、世界にハッシュタグを通して発信しながら立ち向かっている人々をBe inspired!はサポートしたい。女性やマイノリティの人たちだけが外で存分に楽しめない現状を文化や安全性の問題によりしょうがないことだと受け止めずに、それを打破しようとするこの活動と、それに加わる女性やマイノリティの人々の勇気は素晴らしいものではないだろうか。#girlsatdhabasでは現在、活動の存在を広げるとともにDhabaをレンタルし一定期間運営することを目標に資金集めを行なっている。この活動を支援したい方はこちら。Text by Shizuka KimuraーBe inspired! この記事を読んでいる人はこの記事も読んでいます!43杯目:3人に1人がDV被害者のアメリカで始まった学生による「DV被害者の無料の引っ越しサービス」の意義とは。#MoveToEndDV|「丼」じゃなくて「#」で読み解く、現代社会 パートナーからの殴る・蹴るなどの「身体的な暴力」、心を傷つけられる言動などの「精神的な暴力」、暴行を用いた性的行為の強要などの「性的な暴力」。これらはどれもDV(家庭内...
2017年08月29日私たちが手に入れられるファッションアイテムの選択肢は、2000年代後半に日本にファストファッションが進出してきて格段に増えた。だが私たちが手にできる低価格の商品の数と引き換えに、世界の低賃金労働に苦しむ人を増やし続けているのかもしれない。社会の行方を左右する1人の消費者として、私たちはどんな商品を選んだらいいのだろうか。先月から始まった、Be inspired!編集部が商品をピックアップして「人や環境、社会に優しく主張のあるWARDROBE(衣装箪笥)」を作っていく連載「GOOD WARDROBE」。今回は、スペイン発のシンプルながら遊び心のあるデザインの商品が特徴の「Thinking MU」を紹介する。
2017年08月28日世界最大の動画プラットホームYOUTUBEでは、誰も思いつかない驚くような挑戦を動画にしたり、自作の音楽や映画を世界中の人と共有することができる。そんなYOUTUBEでは社会を良くするために動画を作るYOUTUBERが存在していて、Be inspired!では、彼らをGOOD YOUTUBER、略してGOODTUBER(グッチューバー)と呼んでいる。本連載を通じて、新しい価値観や考え方と出会い、「社会をよくするために何か自分でもできるかもしれない」と感じるきっかけになれば嬉しい。社会正義が馬鹿げたものであると思っているクリスは、LGBTQIA+コミュニティーやブラックコミュニティーに対して偏見を持ち、「彼らは最低限の人権が保証されているにも関わらず、どうして世界中で人権運動を続けているのかわからない」と発言した。これに対して、ディランは「彼らが人権運動を続けているのは、自分のアイデンティティや人種が原因で、差別や不当な扱いを受けている人たちを守る大きな法律がないから。自分と違うと思う人を拒絶するのではなく、理解しようとすることが大事だと思う」と彼に伝えた。YOUTUBE: photos by Dylan MarronText by Chisano NezuーBe inspired!この記事を読んでいる人はこの記事も読んでいます!11人目:市販のアイスクリームやチョコレートに含まれる「地球と人類を壊す油」から私たちを守る方法。|Bi が選ぶ今週のGOODTUBER(グッチューバー) 世界最大の動画プラットフォームYOUTUBEでは、YOUTUBERたちが社会の様々な情報を世界中の人と共有したり、自作の映画や音楽をアップしたりと、私たちの生活に今まで感じたこ...
2017年08月25日先日、アメリカのオラーク(Olark)社の女性社員マダリン・パーカーが「2日間自身のメンタルヘルスに集中するため休む」と職場で公表したことが日本でニュースとして取り上げられていた。職場でメンタルヘルスについてオープンに話すのはニュースで取り上げられるほど珍しいことであると同時に、社会全体が公共の場や職場で精神疾患の話題について触れることをタブー視しているとわかる。しかし、心の病気を抱えた時に周囲に打ち明けづらい社会の閉鎖的態度はそのような人々にさらなる息苦しさを与えている。日本は精神疾患に対してもっとオープンになるべきではないだろうか。精神疾患とは?カウンセリングとは?アメリカの映画やドラマを見てると、登場人物がカウンセリングを受けているシーンをよく見かける。日本よりも気軽にカウンセリングを受けれる印象がある。アメリカでは4人に1人が精神疾患というデータもあり(参照元:メンタルヘルスの国際比較における有病率)、身近なものという認識が日本人よりも高いのかもしれない。実は、これは理にかなっていて、アメリカで約1300人を対象に行われた感情の受容とメンタルヘルスの関係についての研究では、自分のネガティブな感情について反発したり批判するよりも、それを受け入れている人の方がうまくその感情を対処できると判明している。また、約1000人に行った調査では、自分のネガティブな感情について後ろめたさを感じていない人の方が精神的健康が高かった。さらに、150人に対して3分間自分の長所や特技について述べてもらうという課題を行った結果、ネガティブな感情を避ける傾向がある人はそれ受け入れている人よりも課題に対して困難を示し、不安レベルも高いという調査結果を示した(参照元:Emotion Researcher)。ネガティブな感情を押し殺すのではなく、その事実を受け入れ、オープンになることが大切である。これらの結果から、自身のネガティブな感情を受け入れることは精神的健康を維持する上で非常に大切だとわかった。ネガティブな感情や心の不調を感じることはごく自然なことで、相談してはいけないことではなのだ。カウンセリングを身近なものに。
2017年08月25日私たちの日常に、どのくらいのプラスチックが溢れているかご存知だろうか?包装やペットボトル、筆記用具や家電製品、スマートフォンなどプラスチックはあらゆるところで使われていて、私たちはプラスチックとともに生活しているといっても過言ではないだろう。そのプラスチックは、ゴミとして出した後どこに行くのだろうか?プラスチックの驚くべき末路Photo by Hermes Rivera第二次世界大戦後、利用が拡大したプラスチックは以来2015年までに83億トンつくりだされた。さらにうち76%にあたる63億トンのプラスチックは“使い捨てられて”廃棄されているという。この数字はジャンボジェット機1千800万個分。そして驚きなのが、うちリサイクルされたプラスチックはたったの9%。ほとんどが埋め立てに利用され、残りは焼却処分だ。しかし、プラスチックは生産され続けている。2050年までに廃棄されるプラスチックは120トンになるとされている。(参照元:Science)つまり、私たちはプラスチックを処理しきれていないというのに、増やし続けているのだ。人体に入り込みうるプラスチックPhoto by paul morrisでは、リサイクルされるプラスチックが9%で、残りは埋め立てに利用され、焼却処分されることの何が問題なのだろうか?まず問題は、プラスチックの性質にある。プラスチックは分解されず、ずっと残る物質だ。にもかかわらず、生産過程にはさまざまな添加物が使われていて、一部の添加物は人体や生物に有害。埋め立てに使われた場合、雨などで添加物が流れ出し、海や川に出ていく。そうでなくてもポイ捨てで海辺に溜まるプラスチックゴミは世界でも深刻な問題なのにだ。それらを海の生物が誤飲し、生態系に異常を及ぼす。また、私たちがその魚を食べてしまうこともあるかもしれない。日常に多く溢れるプラスティックを1つでも減らしてみるだから、プラスチックは私たち人類にとって便利では有るかもしれないが、持続可能なものではないのだ。私たちが地球温暖化や環境汚染などのさまざまな問題を抱える地球上で生きていくためにはプラスチックからの脱却、もしくはプラスチックを持続可能な燃料として活かしていくなどの方法を生み出さなければならない。私たちが今できることは、プラスチックからの脱却を少しずつはじめることではないだろうか。Be inspired!でもこれまでプラスチックのかわりとなる地球に優しいプロダクトを紹介してきた。例えば、プラスチックのスプーンの代わりに食べれるスプーンを使うのはどうだろうか?また、すべてを「やめる」ことで解決するだけでなく、飲めるビニール袋などの環境に優しいプロダクトを選択するというやり方もある。プラスチックからの脱却はすでに少しずつ取り組まれている。みなさんも身近にはじめられるプラスチック削減をおこなってみてほしい。Text by Hinako OhnoーBe inspired! この記事を読んでいる人はこの記事も読んでいます!知らずに「魚」と「プラスチック」を食べ続ける愚かな人間たち。 海で捨てられたプラスチックゴミを魚が食べて、その魚を私たちが食べる。このような食物連鎖が人体にも悪影響を及ぼしていることを知っているだろうか。世界で6番目に魚介類を食べる私たち日本...
2017年08月25日フェアトレード、ダイレクトトレード、オーガニック、ベジタリアン、ビーガン、ゼロウェイスト、昆虫食、未来食…。東京の街に日々増えていく、お腹をただ満たすだけではない「思想の詰まった飲食店」。 「海外からビーガンの友達が日本に来ていて、ビーガンメニューのあるレストランを知りたい」、「サードウェーブの先を行くコーヒーが飲みたい」、「フードロスがないレストランに行きたい」、「無農薬野菜が食べたい」、「友達や恋人と健康にいい食事をしたい」などなど。そんなニーズに答える連載です。「食べることはお腹を満たすだけじゃない。思想も一緒にいただきます」。その名も『TOKYO GOOD FOOD』。フーディーなBe inspired!編集部が東京で出会える、社会に、環境に、健康に、あなたに、兎に角「GOODなFOOD」をウィークリーでお届けします! それでは第8回目の『TOKYO GOOD FOOD』行ってみましょう!WHERE IN TOKYO今回は、今年6月末に中目黒にオープンしたばかりのファラフェルスタンドの「Ballon」。料理家のSHIORIさんが、活動10年目にして初めて作ったお店だ。 最近、日本で密かにブームが来ているビーガンフードのファラフェル。実はビーガンのイメージを払拭するほど食べ応えのある「ガッツリ系のストリートフード」なんです。そんなファラフェルのお店を始めようと思った理由や、お店のコンセプトなどを代表のSHIORIさんに伺いました。ファラフェルサンドと自家製フルーツソーダ始めは「ビーガンのお店」を作ろうと思ったわけではなく、自分が毎日でも食べたい、心からおすすめしたいと選んだものがたまたまビーガンでした。それぞれ味付けや食感の違う8種の具材と2種のソースからなるボリューム満点のファラフェルサンドは、食べた人が「これ本当にビーガンなの!?」と、一同に声をあげるほどです。そして、いつしかわたしの中で、旅先で出会った『今日はヴィーガンで!』という食の選択が日本にももっと浸透したらいいのに、という強い思いが膨らんでいました。オーガニックやビーガンという分野においては、まだまだわたしも勉強中の身ですが、ファラフェルは純粋にわたし自身が大好きで100%植物性でこんなにもおいしくて素晴らしい食べ物をもっと日本のみんなに知ってもらいたい!という強い思いが根底にあるので、思い切り振り切った行動に移してみました。そして、これからオーガニックやビーガンを日本にもっともっと浸透させていくためには、既に意識の高い人に向けての発信ではなく、日頃、その点に無関心な層にこそ食べてもらはなくては!っと、突然(!!)不思議な使命感が湧いてきました。この10年誰よりも研究してきた、わたしの強みである『彼ごはん』的、男子も喜ぶ、満足するビーガンフードを広めよう!!これが目下、わたしのやりたいこと、やれること、やるべきことのひとつなのかなと思います。肉や魚も変わらず大好きで、生粋のveganではないわたしが日本のvegan人口を増やしたい!なんて大それた野望はありません。ただ、旅先で出会ったヨーロッパの人々が『今日はヴィーガンで!』というカジュアルな選択をするように日本にも『和食』『洋食』『中華』『ヴィーガン!』そんな選択肢を広めていきたいのです。CHANGE SOCIETYーBallonを通してどのように人々の意識を変えたいですか?また、社会や地球に貢献していますか? Ballonでは、使う食材は極力オーガニックをチョイス、8種の具材が詰まった、たった1種類しかないメニューのファラフェルを毎日愛情を込めて手作りしています。素材選びや作る過程はとても大切です。 しかしながら、ビーガンだからとか、オーガニックだからとか難しい話をする以前に、もっとも力を入れるべきはやはり“おいしさ”だと考えます。どんなに体に良くても、環境に良くてもおいしくなかったら続きません。でも、おいしくて、体に良くて、環境に優しい。これ以上にハッピーなことはないと思います。おいしいから食べる!また、食べる!そして、食べる! 圧倒的なおいしさを武器に手軽に食べられるファストフード感覚で、気がつけば自然な流れでみなさんの暮らしにオーガニックやビーガンをほんの少し身近に感じるきっかけになれたら嬉しいです。Instagram:@ballontokyoAddress:〒153-0061 東京都中目黒3-2-19 ラミアール中目黒104電話番号:0337120087営業時間:11-19時定休日:月曜All photos and text by Jun HirayamaーBe inspired! この記事を読んでいる人はこの記事も読んでいます!7店目:“一粒の種”から楽しく健康的な食卓まで。『Seed to Table』がテーマのレストラン、NOZ BY T.Y.FARM| フーディーなBi編集部オススメ『TOKYO GOOD FOOD』 フェアトレード、ダイレクトトレード、ベジタリアン、ビーガン、ゼロウェイスト、昆虫食、未来食…。東京の街に日々増えていく、お腹をただ満たすだけではない「思想の詰まった飲食店」。...
2017年08月24日普段人と話をするとき、どんな話題で話しているだろうか?楽しくて笑いあえるトピックなら人を選ばず話せるけれど、お互いの考え方について、社会に対して思うことについて、ましてや一般的にはタブーとされている身体やセックスの話については誰とでも話せるわけではないだろう。
2017年08月24日私たちの暮らしている世の中には、誰かが決めた根拠のない“ルール”が溢れていて、私たちはそれを無意識のうちに正しいと思ったり、それに合わせないと人からどう思われるか気にしたりすることがある。例えば「女の子は“ムダ毛”の処理を怠っちゃだめ」や「女の子が体重50kgを越えたらアウト」、「デートに誘うのは絶対男の子から」など。
2017年08月24日北京よりこんにちは、カミーユ綾香です。▶︎前回の連載記事はこちら ①&②&③北京はいつも私を興奮させます。心を大きく進化させます。進化論で有名なダーウィンは、【生き残る種とは、最も強いものではない。最も知的なものでもない。それは、変化に最もよく適応したものである】と言いました。まさにその通り。ぐずぐず言わずに変化に馴染まないと、お前、死ぬよ。そう教えてくれる都市が北京なのです。愛国者として思うところもあるけれど、それにしても面白過ぎる!自分の心の中で閉じ込められた恐怖より面白さが勝ったときに、ふと腕の力が抜けました。そしてするっとドアノブを左にねじったときに、鍵が開いたのです!扉を開くと中国人店員が立っており、涼しい風がさっと流れました。北京の淀んだ空気が、野原のそよ風のように私を吹き抜けました。そして私は、これまでの人生で最も心を込めて「謝謝」と連呼したのであります。 脱出後、自分の席に戻り隣の人に事件についてちらっと話したのですが、2秒で流されました。そうなのです。トイレに10分ほど閉じ込められることなんて、普通の出来事なのです。トイレに閉じ込められたくらいで心配されようなんて、お前メンヘラかよ、というスタンスです。それよりも反省すべきは、無理やり鍵をかけようとした私の適応力の低さです。世界は広い。礼儀も羞恥心も習慣も、それぞれの地域によって違う。たまたま日本人がトイレに鍵をかけるのを当然の習慣としているからといって、それを全員がしない地域がおかしいわけではない。寧ろ、そういう地域でかかりにくい鍵を無理にかけようとした、私が傲慢だったのです。CAMILLE AYAKA (カミーユ綾香)北九州市出身。在日韓国人と元残留孤児の多く住む多国籍な街で育つ。警固インターナショナルの代表としてアジア各国を飛び回りつつ、十数言語による語学スクールとインバウンド支援の多言語ウェブサイト制作会社を運営する一方、難病の重症筋無力症とパンセクシュアルというセクシュアリティの当事者として、様々なマイノリティの生きやすい社会を目指して精力的に活動中。「マイノリティの爆弾」を「マジョリティ社会」に投げつけるために5月から本メディアBe inspired!で連載開始。All photos and text by Camille AyakaーBe inspired!この記事を読んでいる人はこの記事も読んでいます!#003「童貞のメンタル。それって、最高なのです」。私が生理の時、童貞を“人類の宝”だと思い、礼賛する理由。 | カミーユ綾香の「マイノリティ爆弾」 サラボナよりこんにちは。カミーユ綾香です。▶︎前回の連載記事はこちら ① & ② サラボナは大きな教会のある、美しい街です。ルドマン氏という投...
2017年08月24日あなたは、買い物をするときにどんな基準で商品を選んでいるだろうか?もしあなたの気に入っている商品を販売する企業が、不正を働いたり環境に悪影響を及ぼす事業に資金提供したりしていたらどうするだろう。企業や商品作りにおける考え方に賛同できない場合、その企業やブランドの商品を「ボイコット(不買運動)」するという方法がある。これは買い物が「投票」に例えられるように、消費者の力で信頼や賛同のできない企業の商品にお金を出すのをやめ(票を入れるのをやめ)、企業の経営を成り立たなくさせ社会をより良くする(より良い企業に投票する)というもの。そこであなたがボイコットしたいとき、またはボイコットとは関係なく単純に人や環境に良い商品が欲しいときに、参考となる商品カタログをBe inspired!が作成することを決意。その名も「GOOD GOODS CATALOG(グッド グッズ カタログ)」。frooshのスムージーは非濃縮還元の100%ストレート果汁。そして砂糖や保存料着色料や添加物も一切使っていない。濃縮還元ではないため、天然の植物栄養素、ビタミン、ミネラル、食物繊維が豊富に含まれており、美容にも健康にもぴったりの、素材そのものの味が濃縮されている。また、frooshのトレード・マークであるお洒落なガラス製のボトルにも保存料などを使わなくても美味しさを保てる秘密が隠されている。一般的に使用されるプラスチックの場合、密閉されていても長い時間をかけて空気は通過し、その結果フルーツは酸化してしまう。そのため酸化を防ぐために酸化防止剤と言う添加物が使われているのがプラスチックボトルの現実。frooshはガラス瓶を使用して密閉することによって、スムージーのクオリティを保ち、フル ーツの酸化も防いでいるのだ。しかも、環境にもガラス製のボトルの方が良いことをみなさんは知っているだろうか?プラスチックと違い、ガラス瓶はもし誤って海に落ちても、長い年月をかけて砂になる。環境を第一に考慮し、froosh はガラス瓶を選んでいるという背景もある。生産地への新しい“支援のかたち”また、frooshの製品は生産者にフェアなトレード(取引)を行っている。フェアトレードと呼ばれる商品によくあるのが、商品の購入ごとに生産者に寄付金が送られ、金銭的に生産者をサポートすることだ。しかし、この仕組みだと、金銭的な支援を受ける体制に慣れてしまい生産者の自立ができず、本質的な問題の解決にならないという声もある。All photos by frooshText by Ayane KumagaiーBe inspired! この記事を読んでいる人はこの記事も読んでいます!毎日できる“すっぱい社会貢献”。人・環境・社会をエイド(救済)するLEMONAIDのレモネード。 あなたは、買い物をするときにどんな基準で商品を選んでいるだろうか?もしあなたの気に入っている商品を販売する企業が、不正を働いたり環境に悪影響を及ぼす事業に資金提供したりしてい...
2017年08月23日「ある仕事をマスターするのに、下積みや修業って本当に必要なの?」「まったく経験のない業界に転職して圧倒的な成果を出す人の仕事の仕方って?」「経験もネットワークもある。フリーランスと会社員、どっちがいいんだろう」「女性が子育てしながら、バリバリ好きなことを仕事にして生きていくのって難しいの?」もはや「正しい働き方」はない。“自分にあったワークスタイル”を模索しながら生きる世代のあらゆる疑問に応えるヒントを探るため、Be inspired!は姉妹メディアHEAPS MAGAZINE(以下、HEAPS)とともに、これからの世代の「働き方」や「仕事との向き合い方」を考える4時間のイベントを9月9日(土)に渋谷で開催することを決定した。今回のイベントは『MEET HEAPS ~Public Interview Studio Vol.1~(ミートヒープス パブリックインタビュースタジオ)』と称し、Be inspired!、HEAPS編集部とアナタが、3名のゲストに働くことにおいて「疑問に思っていること」をなんでもぶつけていく空間。いわば“全員参加の公開取材”の形式をとる。▼HEAPS MAGAZINEニューヨークを拠点に世界各地の個人・コミュニティのユニークな取り組みとムーブメントを独自取材しいち早く配信します。▼MEET HEAPSって?HEAPSに「参加し、共につくり、発信できる機会」として、HEAPS・Be inspired!編集部、読者、取材対象者、コントリビューターが一つの場所に集まり、一つのテーマにおいて「ソーシャルクリエイティブ」を共創・実現する場です。そのテーマは、あらゆる分野を横断します。▼PUBLIC INTERVIEW STUDIO<パブリックインタビュースタジオ>って?「MEET HEAPS」の一つの手段として、“全員参加の公開取材”「パブリックインタビュースタジオ」を試みます。HEAPS、Be inspired!編集部と参加者であるアナタが、弊各誌に登場した人たちに実際に会い「聞きたいこと・疑問に思っていること」を投げかけて議論し、見て聞いたコト・モノを自由に発信してください。 「ある仕事をマスターするのに、下積みや修業って本当に必要なの?」1人目のゲストスピーカーは「ある仕事をマスターするのに、下積みや修業って本当に必要なの?」という疑問に応えていく。今回のスペシャルゲストでもある、学生時代から“予約4,000人待ち”の人気を博したニューヨークのシェフ、ジョナ・レイダー(23)氏。Photo by Noemi Minami「Seed to Table(種から食卓まで)」をテーマに、いまでは東京都青梅市で2.5ヘクタールもの畑を耕作しているが、もともとはまったく農業のノウハウもない状態でファッション業界から農業界に飛び込んだ。そんな太田氏に、今回のイベントで「経験のない業界への転職、経験のない場所で革命を起こす仕事の仕方」を伺ってみたい。Be inspired!が太田氏へ取材した記事はこちらから。▶︎ファッション業界から農業へ。“東京生まれ、無農薬育ちの野菜”で「ファストファッション化した日本の農業」に革新を起こす男。「フリーランスと会社員、どっちがいいの?」「子育てしながら、バリバリ好きなことを仕事にして生きていくのって難しいの?」3人目のゲストスピーカーは、海外にも根強いファンを持ち、毎年のアメリカで行われる映画・音楽の祭典「SXSW 2017」にも出演した“歌謡エレクトロユニット”「Satellite Young」のボーカルを務める草野 絵美<クサノ エミ>(27)氏。Photo by Kohei Kawashima今回のジョナ氏の来日イベントは、『MEET HEAPS Public Interview Studio』だけではない。ジョナ氏が日本の食材をふんだんに使用した料理を振る舞う『MEET HEAPS x Social Dining』を開催する。この日限りのダイニングイベントの参加者の募集は20名。少ないからと諦めずにぜひ応募してほしい。イベントの日程はまだ確定しておらず(ジョナの来日が決定したのが先週でして…)、イベント候補日は9月6、7日の2日間。『MEET HEAPS x Social Dining』イベントページの詳細はこちらから。▶︎そして、ジョナ氏とHEAPSと一緒にイベントを創ってくれる方も大募集。イベント当日のビデオグラファーの方や、ジョナ氏とコラボレーションしてくれるアーティストの方など大募集中です!制作期間があるので、いち早くご応募ください。他にも、こういうことやったらおもしろそう、できるよ、という方、この募集内容を越えたおもしろいご応募をお願いいたします。コラボレーター応募フォームはこちらから。▶︎
2017年08月23日