cinemacafe.netがお届けする新着記事一覧 (1891/2212)
「関ジャニ∞」の渋谷すばるが2月24日(火)、都内で行われた主演作『味園ユニバース』のヒット御礼舞台挨拶に登壇。本番を前に、報道陣に直筆のコメントを配布し「プロとして表に立つ人間として恥ずかしくない行動をとっていきます」と決意表明した。渋谷さんが報道陣に寄せた手紙は以下の通り(原文)。「本日はお忙しい中お越しいただき、ありがとうございました。初めて主演させて頂いた映画を、沢山のお客様にご覧頂き、様々な経験が出来ましたこと、本当に嬉しく思っています。ありがとうございました」「未熟な為に皆様にご迷惑をおかけすることが多々ありましたが、今後は改めるところをしっかりと改め、大人として、プロとして表に立つ人間として恥ずかしくない行動をとっていきます。これからもどうぞ宜しくお願い致します。2015年2月24日渋谷すばる」本作は渋谷さんが「歌うこと以外すべての記憶を失った男」を演じた映画単独初主演作。タイトルの“味園”は大阪・千日前にある昭和の複合商業施設“味園ビル”が由来する。2月14日(土)に全国65スクリーンで封切られ、早くも興収1億円を突破。関係者によると「当初の目標通り、興収3億円を見込めるペース」だと言い、渋谷さんも「うれしいですね。うちのおかんも、もう2回見てますし、ありがたいですね」と笑顔で語った。また、ソロデビュー曲である本作の主題歌が、音楽チャートで首位に輝いており「映画と音楽は一つの大きなテーマだったので、良い結果をいただき嬉しいですね。映画ありきの曲でもあるので、皆さんで出した結果」と誇らしげだった。舞台挨拶には山下敦弘監督(『リンダ リンダリンダ』『もらとりあむタマ子』)も登壇し、「映画の核は、渋谷くんの歌の力」と感謝しきり。監督自身にとっても「いままでと違うチャレンジで、人物にフォーカスした」と新境地の作品だと言い、胸を張っていた。『味園ユニバース』はTOHOシネマズ 六本木ヒルズほか全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:味園ユニバース 2015年2月14日よりTOHOシネマズ 六本木ヒルズほか全国にて公開(C) 2015『味園ユニバース』製作委員会
2015年02月24日人気ボーイズグループの「ワン・ダイレクション」に解体のうわさが流れている。「HollywoodLife.com」が報じたところによると、ハリー・スタイルズは「1D」ぬきでレコーディングを始めており、ゼイン・マリクはソロのラッパーに転向を考えているというのだ。ハリーが“もっとエッジーな音楽をやりたい”と「1D」を離れることを計画中と言われる中、残りのメンバーも今後のキャリアについて真剣に考えているようだ。「1D」に近い情報筋はゼインについて、「ラップ転向を考えていて、ノーティ・ボーイ(プロデューサー)と働いています」と語っている。また同情報筋によると、「彼らはすでに『ワン・ダイレクション』後の計画を考えてますよ」「リアムとナイルは一緒に新プロジェクトを始めようと思っています」とのことで、メンバーたちは別の方向に動き出つつあるようだ。世界的に人気のあるバンドなだけに、解散となれば多くのファンが嘆くに違いない。しかしもともとはオーディション番組で結成されたバンドである「ワン・ダイレクション」、メンバーもそれぞれの道を歩む時が来たということだろうか。(text:cinemacafe.net)
2015年02月24日かつて世界中を震撼させたアーノルド・シュワルツェネッガーの“代名詞”的シリーズの最新作『ターミネーター:新起動/ジェニシス』の日本公開が、7月11日(土)に決定。併せて、文字どおりシュワルツェネッガーが“帰ってくる”本作から最新ビジュアルが解禁となった。未来の人類反乱軍のリーダー、ジョン・コナー(ジェイソン・クラーク)の母=サラ・コナー(エミリア・クラーク)を抹殺するため、未来から送り込まれた殺戮マシーン、ターミネーター/T-800。だが、サラが生きる時代には、すでに同型の“老いた”ターミネーターが待ち受けていた。いったい、過去に何が起こったのか、なぜ、新旧のターミネーターが戦うのか?人類の未来を賭けたバトルが、ついに新起動する…。1984年の誕生以来、全世界累計興行収入14億ドル以上、日本でもシリーズ累計220億円を超える空前の大ヒットとなった『ターミネーター』シリーズ。すべてのタイムラインがリセットされ、“新起動”となる本作は、先に公開された特報映像でも、シュワが扮する新旧のT-800型ターミネーター同士の直接対決が注目を集めている。そして今回、「全世界待望!今夏、遂にアイツが帰ってくる!」と銘打たれた、新たなビジュアルが解禁。シュワの代名詞でもあるT-800型ターミネーターのビジュアルは、ショットガンを肩に抱え、傷だらけの頬から金属の骨格が覗き、片目を赤く光らせながら、するどい視線をこちら側に送っている、というもの。“アイツ”とはもちろんターミネーターのことであり、『ターミネーター3』以来、実に12年ぶりにシリーズに復帰するシュワ自身のことも示している。「I’ll be back!(アイル・ビー・バック)」という映画史に刻まれたあの名台詞とともに蘇る、CGではない、正真正銘のシュワが演じるターミネーター。今年の夏は、この“彼”が大暴れすることになりそうだ。『ターミネーター:新起動/ジェニシス』は7月11日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年02月24日山下智久を主演に迎え、ダニエル・キイスの名作に作家の野島伸司が新たな命を吹き込むことで注目を集めるドラマ「アルジャーノンに花束を」(TBS)。このほど、本作のヒロイン役を栗山千明が務め、窪田正孝、工藤阿須加、菊池風磨(Sexy Zone)、石丸幹二ら豪華キャストの出演が明らかとなった。発表から半世紀以上の歳月が流れてなお、世界中で読まれ日本でも累計発行部数320万部のダニエル・キイス著作「アルジャーノンに花束を」。超知能を手に入れた青年の喜びや孤独を通して、人間の心の真実を見つめる物語として知られるこの名作は、これまでに三度の映画化、舞台化、テレビドラマ化がされている。今回、日本に舞台を移し、人気作家・野島伸司が“現代版”「アルジャーノンに花束を」として描き出す本作で主演を務めるのは、幅広い役柄を演じ、年々演技の深みを増していく山下智久。知的障がい者だったが、手術により天才的な知能を手に入れた28歳の青年・白鳥咲人という難役に挑む。このたび、山下さん扮する咲人が恋心を抱くヒロイン・望月遥香役を女優の栗山千明が務めることが判明。脳生理科学研究センターの研究者であり、困っている人を見ると放っておけない、芯の強い女性を演じる。話題作へのオファーが続く栗山さんだが、子どものころから見て育ってきたという野島作品に対し「優しさ、切なさ、葛藤、怖さ…たくさんの感情を突き動かせてくれるドラマに心が震えました。『アルジャーノンに花束を』を見て下さる方にも、心震えてもらえるよう精一杯、頑張ります」とコメント。ヒロイン・遥香のキャラクターについては「自分の思いを伝えるのが苦手な不器用な女性です。いままで私が演じてきた芯がある強い役柄とは対照的で、私自身ともかけ離れている子なので理解するのに苦労することが多いです」と役作りの大変さを明かし、「不器用だからこそ思い悩んでいる姿から遥香の健気さやピュアさが伝わったら良いなと思っています」と想いを語った。また、初共演となる山下さんについて、「咲人さんは、どう思って、どんな反応をするか…特に最初のころは現場に入るまで分からなかったのですが、遥香が優しくなれたり切なくなれる咲人さんでいてくれます。山下くんは、とても真面目に役と向かい合っている方なんだと思いました」と山下さんのリードで撮影が順調に進んでいることを明らかにし、「一生懸命、精一杯、遥香を理解し勤める!」と意気込みを語っている。さらに本作には、咲人が務める花の運送センターの同僚であり、訳アリの過去を持つ青年たちで昨年の“ブレイク男子”・窪田さんと工藤さんが参戦。事務所の先輩にあたる山下さんとの共演で注目を集める人気絶頂のグループ「Sexy Zone」の菊池さんが、若手ながら将来を嘱望される遥香の同僚役、遥香が好意を持つ脳生理科学研究センターの上司を石丸さんが演じるほか、谷村美月、大政絢、河相我聞、いしだ壱成、草刈民代、中原丈雄、萩原聖人といった骨太な豪華キャストが勢ぞろいし、華を添えている。「アルジャーノンに花束を」は4月より金曜22時~TBS系にて放送。(text:cinemacafe.net)
2015年02月24日俳優の佐々木蔵之介が2月23日(月)、出演作『ソロモンの偽証』の完成披露試写会に出席し、「雪が積もったクリスマスのシーンを撮ったのは、去年の夏。ものすごく暑かったし、雪も綿で作られていた」と撮影現場の“ウソ”を暴露していた。都内で開催され、約5,000人が来場した完成披露試写会には佐々木さんをはじめ、藤野涼子、板垣瑞生、石井杏奈、清水尋也、富田望生、前田航基、望月歩、夏川結衣、黒木華、田畑智子、塚地武雅、松重豊、小日向文世、尾野真千子、成島出監督がズラリ“出廷”。完成したばかりの本作をアピールしていた。本作で本格的な演技に初挑戦し、役名で女優デビューを飾ることになった15歳の藤野さんは、来場者の多さに少々緊張した面持ち。それでも「お母さんが大切にしていたコップを割ってしまって…。兄弟姉妹もいないので、誰のせいにもできず、お父さんに罪をなすりつけてしまった」と自らの“偽証”を告白。なんと、この日まで内緒にしていたそうで「今日、家に帰るのが怖い…」と苦笑いだった。一方、大人に成長した涼子を演じた尾野さんは、「売れない時代、実家に帰っても『仕事があるから、そろそろ帰る』ってウソをついた。心配かけたくなくて…」と下積み時代の“偽証”を明かしていた。ベストセラー作家・宮部みゆきの作家生活25年の集大成にして、最高傑作の誕生と謳われるミステリー巨編を2部作で映画化した本作。クリスマスの朝に起こった同級生の転落事故をきっかけに、目撃者を名乗る匿名の告発状、新たな殺人計画、マスコミの過剰報道が巻き起こるなか、ヒロイン・藤野涼子は隠された真実を暴くため、学校内裁判が開廷させる。『ソロモンの偽証』前篇・事件は3月7日(土)、後篇・裁判は4月11日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年02月24日レオナルド・ディカプリオが、新恋人のうわさが流れているリアーナの誕生パーティを開いた。「Us Weekly」によると、レオナルドは20日(現地時間)にビバリーヒルズの個人宅でリアーナの27歳の誕生日を祝うパーティを開催、ミック・ジャガー、ビヨンセ&ジェイ・Z夫妻やパリス&ニッキー・ヒルトンら、錚々たる顔ぶれのセレブが集まった。リアーナは風船で飾られた室内に集まった友人たちに囲まれ、トップにハロー・キティが飾られた大きなバースデー・ケーキに大喜びしていたという。実はリアーナには、レオナルドの長年の友人でクラブオーナーのリッチー・アキヴァと交際のうわさもある。そのリッチーももちろんパーティに出席していたのだが、出席者がSNSなどにアップしたセルフィーにはレオナルドの姿は1つも見当たらず、もしかしてパーティのセッティングはしたものの会場には姿を見せなかった?と言われている。レオナルドとリアーナは先月、プレイボーイマンションのパーティでキスしているのを目撃され、今月14日のバレンタインデーにもナイトクラブで一緒に過ごしていたが、現時点ではまだカップルとは言い切れない微妙な関係のようだ。(text:Yuki Tominaga)
2015年02月24日今作でシリーズ23作目となる『映画クレヨンしんちゃん』の最新作『オラの引越し物語~サボテン大襲撃~』。こほのど、本作のゲスト声優に指原莉乃(HKT48)と「ダメよ~ダメダメ!」のネタで昨年ブレイクした「日本エレキテル連合」が“細貝さんと朱美ちゃん”のコントの役柄そのままに出演することが決定した。テーマはタイトルの通り“引越し”。映画史上初めて、あの野原家が春日部から引越し、舞台をメキシコに移します。春日部の仲間たちとの別れを乗り越え、慣れない土地や文化・そして動くサボテンに立ち向かい、野原家が大暴れするーー。本作で指原莉乃さんが演じるのは、野原家が出会うメキシコ人の少女。いつもスマートフォンをいじっていることから、しんのすけに“スマホちゃん”と名づけられ、共にサボテンの襲撃に立ちむかう、物語のキーパーソンとなる役どころだ。今回の抜擢に、指原さんは「小さなころからアニメも漫画も映画もずっと見てきていた“しんちゃん”に出られるなんて最初にお話を頂いた時は信じられない気持ちでした!今回演じる“スマホ”は思春期ゆえにクールで無愛想、お年頃で多感な女の子。監督にもお年頃な女の子感を出してと言われましたが、ご存じの通りもうお年頃ではないので難しく…(笑)。でも自分なりに頑張りました! また、日本エレキテル連合さんというとっても旬な方と共演できて、私も共に旬なのかな!と勘違いできて嬉しいです(笑)!」と大興奮の様子。そして、最も旬なお笑い芸人「日本エレキテル連合」の2人が演じるのは、大ブレイクのきっかけとなったネタ「おしゃべりワイフシリーズ 未亡人朱美ちゃん3号」でお馴染みの小平市の細貝さんと白塗りの人形・朱美ちゃんそのまま!メキシコになぜか現れた細貝さんと朱美ちゃん。お決まりのネタがサボテンの前で炸裂させるとのこと。そして人間と人形という2人の関係性ゆえに、ある運命の分かれ道が待ち受けている…という奇想天外な役どころのよう。今回は、役柄そのままにコメントも寄せられている。「今回のお話をもらった時はとっても嬉しかったけれど、長州小力、波田陽区、小島よしお…とこれまでの声優を思い出すと、薄々くるんじぇねぇかなと思っていました(笑)。我々のアニメは二人の比率なんかもあっていてきちんとよく見て描いてくれていて嬉しいよ。アフレコは声がしんちゃんに似ているとよく言われるから、彼の声につられないように気を付けたよ」(細貝さん)。「自分たちが映画にでるなんて、本当に嬉しい!私はアニメで足を細く描いてもらえて超嬉しいの!アフレコでは簡単に声を画に合わせられたわ!子供から大人まで楽しめる映画になっていると思うわ!」(朱美ちゃん)本格的な本編アフレコは3月から行われるとのことだが、果たして3人がしんちゃんとどんな掛け合いを見せるのか?『映画クレヨンしんちゃん オラの引越し物語~サボテン大襲撃~』は4月18日(土)より全国東宝系にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年02月24日めずらしく雨になった22日(現地時間)、ハリウッドのドルビー・シアターで行なわれた第87回アカデミー賞授賞式。だが、オスカーは年に一度の晴れ舞台。女優たちはあいにくの天候をものともせず、スタイルを競い合った。「主演女優賞」に輝いたジュリアン・ムーアは「シャネル(CHANEL)」のストラップレスのドレス。パールとブランドの象徴であるカメリアを模したデザインをほどこしたドレスは制作に927時間要したそうだ。同賞候補のマリオン・コティヤールは、ミューズを務める「クリスチャン・ディオール(Christian Dior)」のドレス。前面ではなく、背中側のかなり低い位置にウエストマークするユニークなデザインを着こなしてみせた。ロザムンド・パイクは「ジヴァンシィ バイ リカルド・ティッシ(Givenchy by Riccardo Tisci)」の真っ赤なストラップレス・ドレス。ウエストをマークして深いスリットの入ったセクシーなデザインだ。産後間もなかったゴールデン・グローブ賞のときよりかなりスリムになった体型が強調されていた。フェリシティ・ジョーンズは「アレクサンダー・マックィーン(Alexander McQueen)」のサテンのドレス。パールをあしらったハイネックにたっぷりした裾のプリンセス・スタイで清楚な魅力が引き立った。リース・ウィザースプーンは「トム・フォード(TOM FORD)」のオフショルダーの白いドレス。デコルテとウエストだけ黒のコントラストが効いて、シンプルながら印象深い。白と黒のコントラストは「助演女優賞受賞」のパトリシア・アークエットもチョイス。アシンメトリーなワンショルダーの上半身は白、下半身は黒というデザインは「ロゼッタ・ゲティ(Rosetta Getty)」のものだ。まとめ髪は自分で作ったのか、受賞して登壇時も乱れきったまま。だが、それも個性にしているのはさすが。同賞候補のキーラ・ナイトレイは妊娠中のおなかを包むようなふわっとした「ヴァレンティノ(Valentino)」の花の刺繍をあしらったドレス。ベストドレッサーの期待をかけられていた「助演女優賞」候補のエマ・ストーンは「エリ・サーブ(Elie Saab)」のレトロ風デザインのロングスリーブ・ドレス。前面はプレーンだが、深いスリット入り、背中が大きく開いたデザインは正統派のハリウッド・グラマーだ。毎年人気の「エリ・サーブ」はジェニファー・ロペスも着用。肌の色にマッチしたテラコッタ色のたっぷりしたロングドレスにシンプルなポニーテイルというヘアスタイルはエイジレスな美しさだった。グウィネス・パルトロウは「ラルフ&ルッソ(Ralph&Russo)」のペールピンクのワンショルダー。左肩に大きな花のアクセントがついている。身体にフィットするデザインできれいなボディラインが強調されている。今年は40代を迎えた女優たちのボディコンシャスのドレスの着こなしも目を引いた。「助演女優賞」候補のローラ・ダーンは、「アルベルタ・フェレッティ(Alberta Ferretti)」のストラップレスでメタル・スタッズをほどこしたハードなデザイン、ジェニファー・アニストンは「ヴェルサーチ(Versace)」の白のストラップレスで全面にビーズをほどこし、脚部は透けたセクシーなデザイン、ニコール・キッドマンもウエストを赤のベルトで強調したストラップレス。ゴールド基調のメタリックな生地はちょっと魚の鱗っぽくてユニーク。左側の深いスリットで脚線美も主張した。助演男優賞プレゼンターのルピタ・ニョンゴは、「カルヴァン・クライン(Calvin Klein)」をチョイス。6,000個のパールをあしらったゴージャスな白のドレスは、前面はホルターネックで背中にVカットを造るデザイン。ナオミ・ワッツも背中にアクセントをおいた、「ジョルジオ・アルマーニ・プリヴェ(Giorgio Armani Prive)」のドレス。胸元の深いVカットを覆うようにエメラルド・グリーンの「ヴェルサーチ(Versace)」のドレスと同色のネックレスに両サイドをシェイブした髪型のスカーレット・ヨハンソン、25人で10週かけて制作した「アララ(Alaïa)の白いドレスに赤の長いグローブのレディ・ガガ、「メゾン・マルジェラ(Maison Margiela)」のシンプルな黒のノースリーブドレスにティファニーのターコイズの大ぶりなネックレスで決めたケイト・ブランシェットなど、オリジナルなスタイルが光るスターもいて、オスカーのレッド・カーペットの華やぎは今年も健在だった。(text:Yuki Tominaga)
2015年02月23日「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2015」のクロージングセレモニーが2月22日(日)に開催され、グランプリを始め、各賞が発表された。クロージングセレモニーは地元・北海道では絶大な人気を誇るバンド「THE TON-UP MOTORS」が登場し、今年の映画祭のテーマソングである熱烈な故郷讃歌「北海道ブギ」を生で披露し会場は喝采に包まれた。最高賞にあたる「ファンタスティック・オフシアター・コンペティション」部門のグランプリは、過去最年長50歳の森川圭監督が、自身が長くキャリアを積んできたAV業界の一端を描いた『メイクルーム』が受賞。審査員特別賞には二宮健監督の『眠れる美女の限界』、北海道知事賞には岡部哲也監督『歯まん』が選ばれた。メディア関係者、興行関係者から選ばれた審査委員が選出する批評家賞にあたる「シネガーアワード」は韓国人のナム・ギウン監督による『MIZO』、協賛の「スカパー!」の10チャンネルが選ぶ「スカパー!映画チャンネル賞」には松居大悟監督の『私たちのハァハァ』が選ばれた。同賞は副賞として同社の「スカパー!映画部」のCMを制作する権利が与えられる。審査委員長の大森一樹監督は、この松居監督の『私たちのハァハァ』について特に言及し「デジタル時代の青春映画はこうなるのかとガツンと衝撃を受けた」と語った。昨年より新設された「インターナショナル・ショートフィルム・コンペティション」部門は、石井克人監督、韓国のアン・ジェフン監督、女優の菜葉菜が審査員を務めたが、タイ映画『今月のあの日』(ジラッサヤー・ウォンスティン監督)が受賞。急遽、審査員の進言で設けられた「審査員特別賞」が吉池巨成監督による『拝啓アトム』に贈られたほか、優秀美術賞には『ハードル』(パク・ソンジン監督)、『Green Glows』(白田明日香監督)、『恵まれたマシーン V』(ジョシー・マリス監督)の3作が輝いた。今年は1990年の第1回から数えて25年目にあたり、25回目の開催(※途中、夕張市の財政破綻を受けて休止年が1年あり)となり、7会場で計84作品が上映された。オープニングの19日(木)から22日(日)までの4日間で一度も雪や雨が降ることもなく天候にも恵まれ、22日夕方の時点で12,439人を動員。2008年の映画祭再開(第18回)以降、最高となった前年と比べても同じくらい、もしくはそれを超える動員になりそうとのこと。また、メイン会場であるアディーレ会館(市民会館)の老朽化により、来年以降は別会場(未定)での開催となることが決まっており、23日(月)の最終日にグランプリ作品が上映されるのが、同会場での最後の上映となる。来年以降の別会場での開催に関しては、より多くの運営費を要するため今年の映画祭会期中には、来年の開催に向けて寄付を募る「ゆうばり映画祭応援基金」の募集が発表された。<ゆうばり国際ファンタスティック2015 受賞一覧>【ファンタスティック・オフシアター・コンペティション部門】グランプリ:『メイクルーム』(森川圭監督)審査員特別賞:『眠れる美女の限界』(二宮健監督)北海道知事賞:『歯まん』(岡部哲也監督)シネガーアワード:『MIZO』(ナム・ギウン監督)スカパー!映画チャンネル賞:『私たちのハァハァ』(松居大悟監督)【インターナショナル・ショートフィルム・コンペティション部門】グランプリ:『今月のあの日』(ジラッサヤー・ウォンスティン監督)審査員特別賞:『拝啓アトム』(吉池巨成監督)優秀美術賞:『ハードル』(パク・ソンジン監督)/『Green Glows』(白田明日香監督)/『恵まれたマシーン V』(ジョシー・マリス監督)(text:cinemacafe.net)
2015年02月23日「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2015」のクロージングセレモニー&授賞式が2月22日(日)に開催され、グランプリにAV業界の一端を描いた、自身もAV監督である50歳の森川圭監督による『メイクルーム』が選ばれた。これまでクエンティン・タランティーノや入江悠など若き才能を発掘し、若手監督の登竜門というイメージの強い「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭」だが、50歳はグランプリ受賞監督としては過去最高齢となる。『メイクルーム』は森川監督が自身の経験やメイクスタッフへの取材を基に、AV撮影現場のメイクルームでのドタバタを描いた群像劇。森川監督は約30年前に助監督としてキャリアをスタートさせ、元「AKB48」の中塚智実主演のホラー作品『エクステ娘 劇場版』で商業映画の監督を務めたこともあるが、基本的には「AVをメインで撮影、監督してきた」とのこと。4年ほど前に本作の元となる舞台を自ら制作し小劇場で上演したが「舞台でしかできないものをという思いで作ったつもりでしたが、十分に映画で行けると思った」とプロットやセリフ、設定などはそのままに、本物のAV女優を起用して今回の映画を制作した。グランプリとして『メイクルーム』というタイトルが読み上げられると、森川監督は壇上に上がるも「何と言っていいか…、何か(賞を)いただけたらと思ってましたが、まさかグランプリを獲れるとは思ってなかったです」と驚いた様子だった。一緒に映画祭を訪れた関係者は監督を残して既に夕張を後にしてしまっていたが「みんな、獲ったよ!」とトロフィーを掲げ喜びを口にした。「オフシアター・コンペティション」部門の審査委員長を務めた大森一樹監督は『メイクルーム』の受賞と森川監督について「50歳と聞いてびっくり。若いことばかりがもてはやされるけど、その意味で50歳の監督にあげられたのは嬉しい。映画はある程度年齢がいって、世の中を知ったところでメッセージを伝えられる芸術。若けりゃ若い方がいいという映画祭の風潮に対し、ひとつのメッセージになる」と50歳のグランプリ監督を祝福した。森川監督は改めて年齢および、AV監督という経歴について触れ「僕の周りでAVを撮っている方は、みんな名前を変えてます。一般の映画を撮れなくなる可能性が高いし、CMも撮れないので。でも自分は、名前変えずにどこまでやれるのか?とやってきた。延々と続けて、50になってこういう形で賞をいただけて…。僕くらいの年でも評価してもらえるという事実ができて嬉しい」と気概を口にすると共に改めて受賞の喜びを語った。本作は現時点では劇場公開は未定で、今後、公開に向けて動いていくという。次回作について尋ねられると「許されるならパート2をやりたい。(本作の)3か月後の話で、脚本も出来上がってて、完結編になります」と明かした。「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2015」は2月23日(月)まで開催中。(text:cinemacafe.net)
2015年02月23日石原さとみが2月23日(月)、「ふんわり鏡月しそレモン」新TV-CM の発表会に出席。「しそレモンです!」と新商品にちなんだ色味の衣装で登場した。司会者に褒められると照れくさそうにしながらも、スカートをふわりっとなびかせ会場を魅了した。「毎度ちょっと恥ずかしい」という本商品のTV-CM。今回のテーマは、「しそとレモン」というありそうでなかった組合せと、「美女」である石原さんと「しそ」と言われる男性との“運命の出逢い”。「自分で美女って言っちゃっているけど、いいのかな。」と心配しつつも、「しそっぽい顔をしている人を想像しながら撮影をしてきました」と撮影秘話も明かした。新商品を味わった石原さんは、「まさに運命の出逢い!商品の開発をされている方はすごいなって思いました!すっきりとした味わいなので男性にも喜んでもらえると思います!」とアピールをした。また、関連イベントとして、東京・大阪でオープンする『「ふんわり鏡月 しそレモン」のんで、びっく り!ふんわり BAR』で商品を購入した方が抽選で描いてもらえるという “驚き顔”をスケッチした似顔絵を披露された石原さんは、「持って帰りたいくらい!」と自身の”驚き顔”を気に入った様子だった。本日より『「ふんわり鏡月 しそレモン」のんで、びっく り!ふんわり BAR』が東京・小田急新宿駅構内「Q’s cafe」/大阪・グランフロント大阪「ナレッナレッジプラザ」2箇所に同時オープン。新商品「しそレモン」味に加え、「アセロラ」「ゆず」「うめ」の3種も味わうことができる。(text:cinemacafe.net)
2015年02月23日開催中の「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2015」にて2月22日(日)、中野裕太が初主演を果たした映画『もうしません!』が上映され、中野さん、共演の荒川泰次郎、伊野瀬優監督が上映後の舞台挨拶に登壇した。うだつの上がらないインターネットラジオDJが、起死回生の策として人気美人ヴァイオリニストのAYASAをメインにした映画を作ろうと奔走するさまを、映画とラジオを組み合わせて、モキュメンタリーとして描いた本作。美人ヴァイオリニストのAYASAが本人役で参加しているほか、浅見れいな、升毅ら意外なキャストが出演する。英語、スペイン語など5か国語を操る“天才”として注目を集め、近年は役者として活躍し、放送中のドラマ「ウロボロス」にもヤクザ役で出演、映画でも園子温監督『新宿スワン』公開を控える中野さん。本作では己の才能を信じ、映画作りに挑む30男の優作を演じているが、中野さん自身、現在29歳で30歳目前ということで「この映画の1年ほど前に『遠くでずっとそばにいる』という映画をやってるときも、監督(長澤雅彦)と、日本では学園ものや少し年齢が上がると刑事ものの作品は多いけど、20代後半から30代が頑張るようなエンターテイメントないよね、作れたらいいね、と話してたので、お話をいただいたときは嬉しかったです」とふり返る。自身と重ね合わせて演じた部分も多々あったようで「やる気はあるけど、何をやっていいのか分からずにイライラしてしているイタい感じというのは、自分もそういうところがあって、自分の経験とも繋がりました」と明かす。共演の荒川さんも「もうすぐ30歳。自分もアルバイトしながら俳優をしてて、事務所にも入らずにフリーでオーディションうけて出演したんですが、不安や迷いも30歳になると大きいと思う。それでも、この1本の作品を作り上げたこととか、小さいことをコツコツと積み上げれば夢が叶うということをこの映画で再確認できました」と充実した表情を見せる。伊野瀬監督は、思い入れのあるシーンとして優作が海に向かって叫ぶシーンを挙げ「そこに向かって話を作っていきました」と語るが、中野さんもこれに同意。「僕の想像ですが、監督の名前は“優”で、優が作った主人公が“優作”。僕も裕太で、監督の思いが憑依した部分、自分の思いが重なった部分もあり、海のシーンは役作りとかではなく、涙がこみ上げてきて、それはこの作品の醍醐味でした」と強い思いを口にし、会場は温かい拍手に包まれた。「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2015」は2月23日(月)まで開催中。(text:cinemacafe.net)
2015年02月23日ニフティ株式会社による次世代ローコストスマホサービス「NifMo」のテレビCM発表記者会見が2月23日(月)東京都内で行われ、CMキャラクターを務める女優の沢尻エリカが出席した。値段や品質など、“すべてに妥協しない“という同サービスのイメージを体現する人物として起用された沢尻さん。出演する新CM“ニフモ『登場』篇”が、2月24日(火)から東京・大阪・名古屋の3地区で放映される。「私がスマホを安くする」をテーマに、NifMoを片手に颯爽とウォーキングする沢尻さんが“NifMoバリュープログラム”を使ってインターネットショッピングを楽しんだり、アプリをダウンロードするたびに月々のスマホ代が安くなっていく様子を、華やかかつゴージャスな映像表現で映し出す。ショッキングイエローの艶やかドレス姿で会見に登場した沢尻さんは「私がスマホを安くする」と力強く宣言。CMは、沢尻さんが数着のカラフルなドレスに身を包んで歩く姿が印象的だが、「大がかりなセットで、20メートルくらいのランウェイを歩きました。でもカメラの動きが早くて、そのタイミングに合わせるのが結構大変。何度も撮り直しながらの撮影でしたね」とこだわりの収録をふり返った。昨年はフジテレビ系連続ドラマ「ファーストクラス」で主演を務めるなど、大きな話題に。今年の抱負を聞かれると「一個一個着実にやっていきたい」と「NifMo」同様に更なる飛躍を口にしながら「一作品ずつ自分と向き合って、自分の中でお芝居とも向き合っていけたら」と女優道を邁進する構えを見せていた。(text:cinemacafe.net)
2015年02月23日第87回アカデミー賞授賞式が2月23日(日本時間)、米ロサンゼルスのドルビー・シアターで行われ、アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督の『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』が「作品賞」に輝いた。同作は作品賞、監督賞、主演男優賞(マイケル・キートン)、助演男優賞(エドワード・ノートン)、助演女優賞(エマ・ストーン)、脚本賞、撮影賞、サウンドエディティング賞、サウンドミキシング賞と本年度最多となる9部門でノミネートされ、その内の「監督賞」「脚本賞」「撮影賞」、そして「作品賞」と全4冠に輝いた。映画は架空のアクション超大作『バードマン』の元主演スターで、現在は落ちぶれた俳優(キートン)が、ブロードウェイで再起を図ろうと奮闘する異色のヒューマンドラマ。俳優陣の見事なアンサンブルに加えて、次々と彼らに降りかかる「笑うに笑えない」皮肉なハプニングを全編ワンカットと見紛う、驚異のカメラワークで捉える野心的な演出で今年の映画賞レースをけん引し続けた。まさに「有終の美を飾る」にふさわしい結果といえるだろう。この日、ステージに立った主演のマイケル・キートンは「(この映画は)すごい体験でした!今もすごい体験で、私もこここに立つことができて感謝しています」と喜びのコメントで会場を沸かせた。(text:cinemacafe.net)■関連作品:バードマンあるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡) 2015年4月10日よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開(C) 2014 TWENTIETH CENTURY FOX FILM CORPORATION. ALL RIGHTS RESERVED.
2015年02月23日第87回アカデミー賞授賞式が2月23日(日本時間)、米ロサンゼルスのドルビー・シアターで行われ、『アリスのままで』のジュリアン・ムーアが「主演女優賞」を受賞した。過去、同賞に2回ノミネートされたムーアが、3度目の正直で初の栄冠を勝ち取った。意外とも言える初のオスカー獲得だ。ムーアは『ことの終わり』(’99)、『エデンより彼方に』(’02)で2度にわたり主演女優賞候補になった実力派女優(ちなみに助演女優賞にも2度ノミネートされている)。すでにヴェネツィア、ベルリン、カンヌという世界3大国際映画祭で女優賞に輝くという快挙も達成しており、オスカー候補に挙がるたび「今年の最有力」と注目を浴び続けてきた。そんなムーアに初のオスカー像をもたらした『アリスのままで』は、50歳で若年性アルツハイマー病を発症した主人公・アリスが、薄れゆく記憶のなかで懸命に戦う姿を描いた感動ドラマ。過酷な運命と向き合いながら、最後までありのままで生き抜こうとするアリス=ムーアの熱演は、オスカー前哨戦であるゴールデン・グローブ賞をはじめ、すでに20近い主演女優賞を獲得していた。(text:cinemacafe.net)
2015年02月23日第87回アカデミー賞授賞式が2月23日(日本時間)、米ロサンゼルスのドルビー・シアターで行われ、『バードマンあるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』のアレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥが「監督賞」を受賞した。本作は、かつてスーパーヒーロー映画で一世を風靡したものの、いまは仕事も家族も失った俳優がブロードウェイの舞台に再起をかけて挑戦する様を描くブラック・コメディで、主演のマイケル・キートンは主演男優賞の本命と見なされている。今年の監督賞はイニャリトゥ監督をはじめ、、リチャード・リンクレイター(『6才のボクが、大人になるまで。』)、ウェス・アンダーソン(『グランド・ブダペスト・ホテル』)、ベネット・ミラー(『フォックスキャッチャー』)、モルテン・ティルドゥム(『イミテーション・ゲームエニグマと天才数学者の秘密』)の5人がノミネート。世代的には40代~50代に集中しており、キャリアと実力を兼ね備えた中堅がハリウッドの主流になりつつあることを示している。(text:cinemacafe.net)■関連作品:バードマンあるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡) 2015年4月10日よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開(C) 2014 TWENTIETH CENTURY FOX FILM CORPORATION. ALL RIGHTS RESERVED.
2015年02月23日2月23日(日本時間)、ハリウッドのドルビー・シアターにて世界最大の映画の祭典「第87回アカデミー賞」の授賞式が開幕。続々と受賞者が発表されるなか「主演男優賞」に輝いたのは、『博士と彼女のセオリー』で“車いすの天才”スティーヴン・ホーキング博士を熱演したエディ・レッドメイン。ジェーン・ホーキング著「Travelling to Infinity: My Life with Stephen」を基に映画化した本作。希望を持ちながら難病と闘い続け、いくつもの功績を持つ天才物理学者スティーヴン・ ホーキング博士と、彼を支え続けた女性の愛を描いている。『レ・ミゼラブル』の青年マリウス役で一躍注目を集めたエディが、徐々に身体中の筋肉が衰える難病ALS(筋委縮性側索硬化症)に侵されていくホーキング博士を演じきった。アカデミー賞主演男優賞の最有力候補と言われ続け、これまでにハリウッド・フィルム・アワード「ブレイクアウト男優賞」、第72回ゴールデン・グローブ賞「主演男優賞」(ドラマ部門)、全米映画俳優組合賞「主演男優賞」を受賞してきたエディ。自身初のノミネートで念願の受賞となった。「世界中のALSで悩むみなさんのためにこの賞はあります。みなさんに捧げます」とメッセージを贈った。(text:cinemacafe.net)
2015年02月23日2月23日(日本時間)、ハリウッドのドルビー・シアターにて世界最大の映画の祭典「第87回アカデミー賞」の授賞式が開幕。続々と受賞者が発表されるなか、6度のグラミー賞受賞を誇る世界的人気歌手のレディー・ガガがパフォーマンスを行った。ガガは、これまでに全世界で2,700万枚以上のアルバムセールスし、先日行われたグラミー賞では伝説的ポップシンガー、トニー・ベネットとのデュエットソングを披露し、音楽ファンを魅了していた。レッド・カーペットでは白のドレスに真っ赤なグローブを身に着け登場し注目を集めた。インタビューでは、婚約者テイラー・キニーに向けて「ハニー、家で観てくれてる?」とメッセージを贈っていた。パフォーマンスでは、「映画の歴史を変えた名曲」とガガも語っていた『サウンド・オブ・ミュージック』の名曲の数々をメドレーで歌い上げ、その圧巻のパフォーマンスに会場は総立ち。ラストには、同作で主人公の修道女見習い・マリアを演じた本人ジュリー・アンドリュースがステージに登場。ガガと抱擁を交わした。そのほかにも、昨年、主題歌の「Let it go」と共に世界的に大ヒットを飾った『アナと雪の女王』の楽曲を手がけたクリスティン・アンダーソンとロバート・ロペスが、アカデミー賞のためにミュージカルナンバーを担当し、司会のニール・パトリック・ハリスが『イントゥ・ザ・ウッズ』でシンデレラ役を演じたアナ・ケンドリックとパフォーマンスしたり、『ドリーム・ガールズ』で「助演女優賞」を受賞したジェニファー・ハドソンなどのパフォーマンスなど、映画の祭典に相応しい一夜になった。(text:cinemacafe.net)
2015年02月23日2月23日(日本時間)、ハリウッドのドルビー・シアターにて世界最大の映画の祭典「第87回アカデミー賞」の授賞式が行われた。「長編アニメーション賞」は、日本からスタジオジブリの高畑勲・監督作『かぐや姫の物語』がノミネートされていたが、受賞はならず。昨年に続き、ディズニー作品(『ベイマックス』)に軍配があがった。2013年に公開され、その匠の技で「国宝級」とまで称された本作。日本最古の物語文学「竹取物語」に隠された、ひとりの少女・かぐや姫の“罪と罰”を高畑監督が独特のタッチで描いたもの。製作に8年を費やし、総製作費は50億円が投じられた。今年のアカデミー賞の中でも、日本からのノミネート作品とあって国内では特に注目を集めていた「長編アニメーション賞」。宮崎駿の監督作『風立ちぬ』が受賞を逃した昨年に続いてのジブリ作品のノミネートとあって、今年はその“雪辱戦”とも言われていた。そして、昨年『アナと雪の女王』で受賞したディズニーが今年も受賞する結果に。アカデミー会員には“ジブリ信奉者”が多いとも言われているが、昨年のアカデミー賞受賞以来、ノリにノッているディズニーの勢いを抑えることはできなかったようだ。先日、ジブリの鈴木敏夫プロデューサーが、宮崎監督の引退以来「ジブリは今、開店休業っていうのかね、何を作っていいのか悩んじゃってる」と発言したことで先行きの不安定さをうかがわせたが、今後、再びジブリ作品が海外の賞レースを賑わせる日は来るのだろうか?<長編アニメーション賞/ノミネート&受賞結果>■『ベイマックス』※受賞■『かぐや姫の物語』■『ヒックとドラゴン2』■『THE BOXTROLLS』(原題)■『Song of the Sea 』(原題)(text:cinemacafe.net)■関連作品:ベイマックス 2014年12月20日より全国にて公開(C) 2014 Disney. All Rights Reserved.
2015年02月23日第87回アカデミー賞授賞式が2月23日(日本時間)、米ロサンゼルスのドルビー・シアターで行われ、『6才のボクが、大人になるまで。』のパトリシア・アークエットが「助演女優賞」を受賞した。初ノミネートで、初受賞を果たした。リチャード・リンクレイターが12年間という歳月をかけて、ある少年とその家族の移ろいを同じキャストで撮影し続けた野心的なヒューマンドラマ。パトリシアは二人の子どもを育てるシングルマザーを演じた。離婚や再婚相手のDVといった苦境から子どもたちを守ろうと奮闘し、愛情を注ぐ母親。それでも、子どもたちは成長とともに自分の世界を見つけ、巣立っていく…。そんな現実と向き合い、大学進学が決まった18歳の息子を前に「これで終わりだなんて。もっと何かあると思っていたのに」とこぼすシーンは多くの女性の心を震わせただけでなく、世代を問わずすべての観客に“母親の愛情”を再認識させた。今年の助演女優賞はパトリシアを筆頭に、ローラ・ダーン(『Wild』)、キーラ・ナイトレイ(『イミテーション・ゲームエニグマと天才数学者の秘密』)、エマ・ストーン(『バードマンあるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』)、メリル・ストリープ(『イントゥ・ザ・ウッズ』)という新旧の実力派が候補に名を連ねていたが、前哨戦である各映画賞レースで先頭を走ってきたパトリシアが順当にオスカーを手にした。姉は女優のロザンナ・アークエット。兄弟や父親も俳優という芸能一家に育った。ブレイクのきっかけは日本でも大ヒットを記録した『トゥルーロマンス』で、彼女が演じた自由奔放なヒロインは当時の若者に鮮烈なイメージを残した。その後はティム・バートン(『エド・ウッド』)、デヴィッド・リンチ(『ロスト・ハイウェイ』)、ミシェル・ゴンドリー(『ヒューマン・ネイチュア』)など個性豊かな監督とタッグを組んだ他、など。2005年よりテレビシリーズ『ミディアム 霊能者アリソン・デュボア』に主演し、エミー賞を獲得している。(text:cinemacafe.net)
2015年02月23日第87回アカデミー賞授賞式が2月23日(日本時間)、米ロサンゼルスのドルビー・シアターで行われ、『セッション』で天才ミュージシャンを生み出すことにとりつかれた鬼教師を熱演したJ・K・シモンズが「助演男優賞」を獲得した。シモンズ演じる音楽教師のフレッチャーは、名門音楽大学に入学した青年をバンドにスカウトし、罵声やワナも辞さない狂気のレッスンを強いる。すべては偉大な音楽家になるという究極のゴールのため…。完璧を求める鬼教師と青年の師弟関係に、誰も予想できないクライマックスが訪れる。全身全霊で“鬼に徹した”シモンズの演技が、イーサン・ホーク(『6才のボクが、大人になるまで。』)、マーク・ラファロ(『フォックスキャッチャー』)ら同賞候補に挙がっていたライバルをねじ伏せた。映画は弱冠28歳のデイミアン・チャゼル(監督・脚本・原案)の長編2作目で、昨年のサンダンス映画祭で「グランプリ」と「観客賞」をダブル受賞し、大きな話題を集めていた。今年のアカデミー賞では「作品賞」をはじめ、5部門にノミネート。製作費は日本円でわずか3億円で、本年度の作品賞候補のなかでは最少の額だと言われている。シモンズは、トビー・マグワイア主演の『スパイダーマン』シリーズで主人公が働く新聞社の編集長J・ジョナ・ジェイムソン役で知られるベテラン俳優。アカデミー賞の常連であるジェイソン・ライトマン監督とのタッグも多く、『サンキュー・スモーキング』、『JUNO/ジュノ』、『マイレージ、マイライフ』、『ヤング≒アダルト』(声のみ)に出演している。(text:cinemacafe.net)
2015年02月23日毎年アカデミー賞授賞式前日に発表される、最低映画を表彰するラジー賞こと第35回ゴールデンラズベリー賞が21日(現地時間)に決定。最多7部門ノミネート作『トランスフォーマー/ロストエイジ』のマイケル・ベイ監督が最低監督賞、先月結婚したばかりのキャメロン・ディアスが最低女優賞に輝いた。先月5日にロックバンド「グッド・シャーロット」のベンジー・マッデンと挙式したキャメロンは『The Other Woman』(原題)、『Sex Tape』(原題)の主演作2本が対象。実は『ANNIE/アニー』でも助演女優賞候補になっていたが、こちらの受賞は逃した。最低作品賞は、80年代の人気TVシリーズ『愉快なシーバー家』で知られるカーク・キャメロン主演の『Kirk Cameron’s Saving Crhistmas』(原題)が受賞。カークは最低男優賞を受賞、作品はほかに最低脚本賞、最低スクリーンコンボ賞もゲット、最多4部門で受賞した。最低助演男優賞は『エクスペンダブルズ3 ワールドミッション』や『トランスフォーマー/ロストエイジ』などに出演したケルシー・グラマー、最低助演女優賞は『ミュータント・タートルズ』のミーガン・フォックス。『ミュータント・タートルズ』のプロデューサーでもあるマイケル・ベイは、2009年の『トランスフォーマー/リベンジ』に続く2度目の最低監督賞受賞となり、すっかりラジー賞に欠かせない存在となった。受賞結果は以下の通り。最低映画賞:『Kirk Cameron’s Saving Christmas』(原題)最低男優賞:カーク・キャメロン(『Kirk Cameron’s Saving Christmas』原題)最低女優賞キャメロン・ディアス(『The Other Woman』『Sex Tape』ともに原題)最低助演男優賞:ケルシー・グラマー(『エクスペンダブルズ3ワールドミッション』『トランスフォーマー/ロストエイジ』)最低助演女優賞:ミーガン・フォックス(『ミュータント・タートルズ』)最低スクリーンコンボ賞:カーク・キャメロンと彼のエゴ(『Kirk Cameron’s Saving Christmas』原題)最低前日譚、リメイク、パクリ、続編映画賞:『ANNIE/アニー』最低監督賞:マイケル・ベイ(『トランスフォーマー/ロストエイジ』)最低脚本賞:『Kirk Cameron’s Saving Christmas』(原題)ラジー名誉挽回賞:ベン・アフレック(ラジー受賞作の『ジーリ』からオスカー候補作の『アルゴ』『ゴーン・ガール』へ)(text:Yuki Tominaga)
2015年02月23日モデルの吉川ひなのが2月22日(日)、東京都内で初の書下ろしエッセイ「ずっと途中」の発売記念イベントに出席。気になる第2子の予定を語ると共に、意外過ぎる業種への転職を誓った。2012年3月に長女となる女児を出産した吉川さんは「子育ては楽しい。こんなに楽しいとは思わなかった。今日も朝から凄く可愛かった」と愛娘にデレデレで、「必ず朝は娘が先に起きて、耳元で『何か食べたい』『お腹空いた』『何か作って』と起こされる」と親子生活を明かしながら「子どもが女の子だったので、永遠の親友が出来たような感じ」と充実した表情を浮かべた。第2子の予定について聞かれると「兄弟は凄く欲しい」と熱望しながら、「女の子同士でもいいし、彼が男の子のお父さんになるところも見てみたい」と夢は広がるばかり。吉川さんは「男の子と女の子の双子だったら最高。これを機に考えてみます」と子作り宣言をしていた。現在発売中の同書は、東京とハワイを行き来する生活を送っている吉川さんが、娘の事や夫の事、これまで語ってこなかった過去についてなどを赤裸々に綴ったエッセイ。吉川さんは「デビュー当時に(事務所から)言うなと言われたことを、アイドル気取りのまま今まで頑なに守って来た」とふり返り、「事務所の社長に『今まで言わないようにしてきたことを本で言いたい』とメールしたら『とっくに言っていると思っていた』と言われて、誤差がありましたね」と笑いつつ、執筆決断の動機を説明した。携帯電話のメモ帳を駆使して一気に書き上げたそうで「恥ずかしい事はネタにして発表する方が笑えるし、恥ずかしさも緩和される。プライベートで何か起きても『次の本に書けばいい』と思えるようになった」と自身にとってもプラスになったよう。第2弾については「次の本を書くためのネタ探しとして、これからも生きていきたい」と前向きで「今日から芸人になります」とネタ集めに意欲をみせた。(text:cinemacafe.net)
2015年02月23日『娚(おとこ)の一生』の公開記念イベントが2月22日(日)、都内で行われ、共演した榮倉奈々と豊川悦司、廣木隆一監督が出席。“MC”として進行役を務めた榮倉さんに対し、豊川さんは「MCうまいじゃん、バラエティもイケそう」と絶賛していた。一方、「いい意味で余白があり、お客さんの想像力をかきたてる映画。恋や愛について考えるきっかけになれば」と豊川さんが映画の見どころを語ると、今度は榮倉さんが「毎回、豊川さんの言葉選びのセンスが素敵でスマート」と惚れ惚れ。互いに称え合う様子に、廣木監督は目を細めていた。西炯子の同名コミックを原作に、つらい恋愛を経て東京での生活を捨てたOLのつぐみ(榮倉さん)が謎多き50代の大学教授・海江田(豊川さん)と出会い、田舎の一軒家での奇妙な共同生活を通し、恋に落ちていく。“足キス”も話題の本作だが「ポスターのせいで、エロい映画だと思われていますが、皆さんいかがでしたか?」(榮倉さん)、「想像されていた映画と違って、ホッとされた方もガッカリされた方もいると思いますが…。ああいう愛の形もあるんで」(豊川さん)。さらに豊川さんは「例えば、女性が髪を切ったりしたら、男は絶対に気づかないとダメ」と恋愛指南。「いま恋している人?」と客席に質問を投げかけると、なんと廣木監督が「ハーイ」と手を上げ、盛り上げる場面も。豊川さんは「監督は61歳独身ですけど、廣木さんはものすごく優しい人」と持ち上げていた。イベントには子役の若林瑠海くんがサプライズで駆けつけ、3人の似顔絵をプレゼントし、会場をほっこりした空気に包んでいた。『娚の一生』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:娚の一生 2015年2月14日より新宿ピカデリーほか全国にて公開(C) 2015 西炯子・小学館/「娚の一生」製作委員会
2015年02月23日「ガリレオ」「麒麟の翼」といった映像化作品を数多く有し、稀代のヒットメーカーとして知られる作家・東野圭吾が1995年に発表した同名原作を、『悼む人』『20世紀少年』シリーズなどの堤幸彦監督が映画化する『天空の蜂』。このほど、先に発表されていた江口洋介、本木雅弘に加え、堤監督が全幅の信頼を置く最旬女優・仲間由紀恵、堤組初挑戦となる綾野剛ほか、柄本明、國村隼、さらに向井理ら新たな豪華キャストが決定。彼らが演じる劇中キャラクターのビジュアルが解禁となった。原作は、最新鋭にして日本最大の超巨大ヘリコプターを乗っ取り、原子力発電所の真上に静止させるという史上最悪の“原発テロ”と、この究極の危機に立ち向かう人々の8時間のドラマを描いた東野圭吾によるロングセラー小説。20年前に書かれたものとは思えないほど、東日本大震災後の現在の日本を予見しているかのような内容が描かれており、そのテーマ性やスケールの大きさから、長年、映像化不可能といわれてきた。そんな原作を、日本を代表する映像のヒットメーカーである堤監督がメガホンを取り、映画化。テロリストに奪われる巨大ヘリ“ビッグB”の設計士で、ヘリ墜落を阻止すべく奔走する湯原役に江口さん、湯原と同期でテロリストに狙われる原発「新陽」の設計士である三島役を本木さんが演じている。仲間さんが演じるのは、本木さん演じる三島の恋人で、事件解決のカギを握る女性・赤嶺役。また、綾野さんは巨大ヘリ“ビッグB”を奪う謎の男に扮し、ふたりは使命と思惑を秘めながら事件と関わっていく男女に、迫真の演技で挑んでいく。さらに、犯人を追う地元刑事・室伏役を柄本さん、事件現場を統括する発電所所長・中塚を國村さんと両ベテランが演じるほか、竹中直人、石橋蓮司、佐藤二朗、光石研、落合モトキ、やべきょうすけら、ひとクセのある実力派俳優が集結。向井さんは、原作には登場しないオリジナルシーンの中で、2011年3月、東日本大震災後の日本で救助活動に赴く自衛隊員を演じるという。今回、明るくポジティブな雰囲気とは正反対の、秘密と決意を秘めた難しいキャラクターで、数少ない女性キャストとなった仲間さん。「『トリック』シリーズが完結して少し寂しく思っていたところ、また堤監督とお仕事をご一緒することができて大変嬉しかったです」とコメント。『トリック』とはまったくタイプの異なる、壮大なスケールの社会派作品であり、初共演の面々が多かったことから、「改めて新鮮な気持ちで作品に取り組めました」と言う。「私の役は、過去に心に傷を背負った役だったので、原作を元に1シーン1シーン役作りはもちろんのこと、髪型や服装・メイクまで監督と話し合いながら撮影しました。観終わった後に必ず心に何かが残る作品になると思います」と、その手応えを言葉に込める仲間さん。製作陣も「限定された登場シーンで圧倒的な存在感を発揮する女優を考えたとき、堤監督と15年以上も仕事を続けている仲間さんの顔がすぐに浮かびました」と明かす。また、製作陣の意見が一致し、脚本完成と同時に即オファーしたという綾野さんは、影を背負った寡黙な実行犯というキャラクターに。「綾野さんが醸し出す研ぎ澄まされた空気感によって、見事な犯人が出現しました。去年の夏、数日間という極度に限定された撮影環境のなか、芝居と殺陣をあっという間にモノにしていく様に、スタッフの驚嘆と賞賛が入り混じる現場でした」と絶賛を受けている。「刻々と迫っている。もう眼を背けてはいけない。不確かないまを、確かな未来へ紡ぐために。わたしは天空の蜂を生きて、わたしを体感したのかもしれない」とコメントした綾野さんは、初めての堤監督作品に、「真摯に受け止め、取り組まさせていただきました」とふり返っている。原作とは異なる、映画オリジナルの新たな展開が描かれていくという本作。豪華なキャスト陣が織りなす究極のクライシス・サスペンスに期待が高まる。『天空の蜂』は今秋、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年02月23日ハーイ、みなさん!アカデミー賞が迫ってきていますね!いまのところ、作品賞ではクリント・イーストウッド監督でブラッドリー・クーパー主演の『アメリカン・スナイパー』がお気に入り。この映画はここ1か月ほどの間すごく良い感じで来ているから、このままの人気を維持出来ればオスカー最大の賞を獲れるかもしれません。同作での演技でブラッドリー・クーパーが主演男優賞を受賞するのでは?といううわさも広まっています。ブラッドリーがノミネートされるのは3回目ですが、もし受賞すれば彼の初めてのオスカー受賞になりますね!最大のライバルは『博士と彼女のセオリー』でスティーブン・ホーキングを演じた才能あふれるエディ・レッドメインでしょう。個人的にはこれは今年いちばん楽しんだ映画で、少なくとも1つの賞は受賞してほしいと思っています。ほかにこのアワードシーズンを通じ大きな話題を集めていた映画といえば、『6才のボクが、大人になるまで。』。エラー・コルトレーン、パトリシア・アークエット、イーサン・ホークといった若く前途ある俳優たちが出演しました。この映画は12年もの歳月をかけて撮影されたもので、恐らく今年のノミネートされた中で最もユニークな映画です。監督のリチャード・リンクレイターは監督賞の最有力候補でしょうね。主演女優賞については、誰に聞いても『アリスのままで』で素晴らしい演技を見せたジュリアン・ムーアが勝つって言うんじゃないかしら。彼女は女優として多才なだけでなく、映画業界や同業者たちから愛されている女性でもあります。またオスカーにノミネートされたというだけでなく、アカデミー賞のバックステージのデザインにも携わり、コンサルタントとして備品や控室全体のデザインの案を出しました。「Architectural Magazine」のインタビューでは、「ハリウッド最大の夜のためにアイデアを出して組み立てていくことはとても楽しかった」と語っています。もちろん、みんなが気にしてるのは“俳優たちが何を着てくるのか?”ってことですよね。彼らがどんなスーツやドレスで来るのか、チェックするのは楽しいものになるでしょうね。特にジュリアン・ムーアとリース・ウィザースプーンはたくさんのベストドレッサーのトップリストに挙げられた2人です。ファッション・ブロガーたちは“今年が近年で1番ノミニー女優たちが美人な年だ”と口をそろえて言っています。それに同意するかはともかく、彼女たちが素敵なヘアスタイル、パワフルなデザインや色のドレスで現れるのは間違いないでしょう。誰か(パトリシア・アークエットあたり?)がユニークでクレイジーなデザインのドレスを着て、レッドカーペットにパンチを加えてくれないかしら。どちらにせよ、アカデミー賞当日まで待たなくちゃいけませんね。(text:Lisle Wilkerson)■関連作品:アメリカン・スナイパー 2015年2月21日より全国にて公開(C) 2014 VILLAGE ROADSHOW FILMS (BVI) LIMITED, WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC
2015年02月22日デビュー40周年記念ツアーで来日中の伝説的ロックバンド「KISS」が2月21日(土)、都内で記者会見を行い、“まさかのコラボ”が実現した「ももいろクローバーZ」について、「ジャンルは違うが、お互いにいい音楽をやっている仲間だ」と魅力を熱弁した。“地獄の軍団”こと「KISS」の来日は2013年のジャパンツアー以来で通算11度目。ツアーファイナルを飾る東京ドーム公演は14年ぶりとなる。会見にはメンバーのジーン・シモンズ、ポール・スタンレー、エリック・シンガー、トミー・セイヤーが勢揃い。「コンニチワ、ニッポン!」「ミナサン、ハクシュ!」と日本語を連発したり、名曲「上を向いて歩こう」を口ずさんだりと冒頭から貫録たっぷりで、会見は終始KISSペースで進んでいった。「みんな、なぜ『ももクロ』とコラボするんだって不思議に思っているみたいだけど、僕が思うに世の中にはいい音楽と悪い音楽しかない。僕らはジャンルは違うが、お互いにいい音楽をやっているよ」と語るのはポール・スタンレー。「いい作品が生まれる自信があったし、実際にチャートで第1位になったと聞いて、チャレンジの意義が証明されたよ」と上機嫌だ。一方、ジーン・シモンズも「ルールを作るのは、オレたち『KISS』だ。常にBe Special, Be Unique!スタイルや流行にとらわれるなんて、それこそ古臭いし、オレたちが何をしようとロックなんだ」と40年のキャリアが培った確固たるポリシーを披露していた。この日の会見には、ももクロのメンバー(百田夏菜子、玉井詩織、佐々木彩夏、有安杏果、高城れに)も駆けつけ、「KISS」の4人に特製の法被をプレゼント。東京ドーム公演では共演も予定されており、百田さんは「実は東京ドーム、初めてなんですよ。コラボ曲の他、もう1曲コーラスで参加させていただく予定なので、全力で盛り上げたい」と早くも武者震いしていた。会見では両グループの“身長差”も話題になったが、ジーン・シモンズは、「オレたちの新しい友だちに、『KISS』ブーツを履いてもらえば同じ身長になるはず」と意に介していない様子。さらに「ももクロほど、ファンを大切にするアーティストはいない。とてもロックだ」と太鼓判を押していた。両グループは2月27日(金)に放送のテレビ朝日系「ミュージックステーション」で共演し、「ももいろクローバーZ vs KISS」名義でリリースした「夢の浮世に咲いてみな」と、KISSの大ヒットナンバー「ラヴィン・ユー・ベイビー」の2曲を披露する予定になっている。<KISS Japan Tour 2015>【名古屋】2月23日(月)日本ガイシホール19:00開演【大阪】2月25日(水)大阪城ホール19:00開演【広島】2月26日(木)広島サンプラザホール19:00開演【仙台】2月28日(土)セキスイハイムスーパーアリーナ18:00開演【東京】3月3日(火)東京ドーム19:00開演特別参戦:ももいろクローバーZ(東京公演のみ)(text:cinemacafe.net)
2015年02月21日新垣結衣・主演『くちびるに歌を』が2月21日(土)、「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2015」で上映され、本作でデビューを果たした、今年3月で17歳となる佐野勇斗が舞台挨拶に登壇。地元の夕張中学校の生徒たちと一緒に主題歌「手紙 ~拝啓 十五の君へ~」を合唱した。アンジェラ・アキの楽曲「手紙」を課題曲とした全国学校音楽コンクールのドキュメンタリーから誕生した小説「くちびるに歌を」を、青春映画の名手・三木孝浩が映画化。長崎の五島列島の中学に臨時教師として赴任してきた元ピアニストと、合唱部の生徒たちの成長を瑞々しく描き出す。佐野さんは「ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト」をきっかけに芸能界入りし、現在は5人組ボーカルダンスユニット「M!LK」のメンバーとして活躍。本作では合唱部部長のナズナの幼なじみのケイスケを演じており、本作が俳優デビュー作となる。佐野さんは映画の衣裳の学生服姿で登場。改めて俳優デビュー作となった本作について「事務所に入って初めて受けたオーディションで右も左も分からない中で、三木監督が優しく教えてくださいました。初めてでこんなにいい経験させてもらっていいのか?と思うくらい素晴らしい経験でした」とふり返る。合唱シーンに関しては半年間もの練習を積んだ。普段、ボーカルユニットで活躍するだけあって、歌はお手のもの?と思いきや「ボーカルと合唱は全然違うんですよ!ハーモニーを合わせるのが難しかったです」とふり返った。ケイスケら男子部員の多くは、新垣さん演じる柏木先生目当てで合唱部に入部するが、佐野さん自身も新垣さんにメロメロのようで、新垣さんの印象を尋ねられると「かわいいです、ホントに!」とニヤニヤ。「ここだけの話、近くに行くといい匂いがするんです」と語り、会場は笑いに包まれる。最初に新垣さんと顔合わせをした時は、近寄りがたく、しゃべりかけることが出来なかったそうで、佐野さんは「さすが大女優!」と思ったそうだが、実はこれは、心を閉ざし生徒と距離を置く柏木先生という役柄に合わせて、生徒役の佐野さんらが距離感を掴みやすいようにとの新垣さんの配慮によるもの。柏木と生徒たちが徐々に距離を縮めていくのに合わせて、新垣さんも打ち解けて佐野さんらと話をしたそうで「僕たちが演技しやすいようにいてくれました」と美しさだけでなく、現場での立ち居振る舞いの面でも新垣さんにすっかり魅了されたようだ。この日は、地元・夕張中学校の1~2年生60名が佐野さんと一緒に主題歌「手紙 ~拝啓 十五の君へ~」を熱唱。劇中の合唱部は12名だったが、その5倍の人数での大合唱に佐野さんは「こんな大人数で歌うのは初めてで、歌ってて感動しました!」と満面の笑み。会場は温かい拍手に包まれた。『くちびるに歌を』は2月28日(土)より全国にて公開。「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2015」は2月23日(月)まで開催中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:くちびるに歌を 2015年2月28日より全国にて公開(C) 2015 『くちびるに歌を』製作委員会(C) 2011 中田永一/小学館
2015年02月21日『殺人の追憶』『グエムル-漢江の怪物-』『母なる証明』など、次々に話題作を手掛けてきた韓国の鬼才監督ポン・ジュノの初プロデュース作となる映画『海にかかる霧』。本年度米アカデミー賞「外国語映画賞」の韓国代表作品に選出され、アジア全土で人気を誇るアーティストグループ「JYJ」パク・ユチョンの映画デビュー作でもある本作から、待望の予告編が到着した。本作は、2001年に実際に韓国で起こった「テチャン号事件」をベースにした舞台「海霧(ヘム)」を、ポン・ジュノが映画化。メガホンを託された『殺人の追憶』の脚本家シム・ソンボは、不況にあえぐ貧しい漁船の乗組員たちの想像を絶する実話を初監督とは思えない力強い演出で描き出し、極限状態の人間の本質に迫っていく。主演は、ナ・ホンジン監督の『チェイサー』(09)や『哀しき獣』(10)、アジアンスター総出演の『10人の泥棒たち』(12)など、数々の作品でその鬼気迫る演技力と圧倒的な存在感を放ってきた、名実ともに韓国を代表する俳優キム・ユンソク。そして、本作で本格的スクリーンデビューを飾ったのは、人気グループ「JYJ」のメンバーであり、TVドラマ「屋根部屋のプリンス」「会いたい」「スリーデイズ」などで俳優としても注目を集め、日本でも爆発的人気を誇るパク・ユチョン。ユチョンは、本作の演技で韓国のアカデミー賞といわれる大鐘賞や青龍映画賞など主要映画賞の「新人賞」をことごとく受賞し、ポン・ジュノに「映画界が素晴らしい俳優を得た」とも言わしめた。公開された予告編映像には、金のために不法移民の密航に手を染めていくキム・ユンソク演じる船長の姿が。だが、深く重い霧が垂れ込める海上で密航者を船に乗せた彼らは、逃げ場を失い、疑心暗鬼に陥り、やがて正気を失っていく。映像からも、人間の欲望が剥き出しになった極限下で繰り広げられる極上のサスペンス映画の片鱗が伺える。ユチョン演じる、守るべき者を得た新人船員ドンシクは、その中で逞しく成長していくのだが…。なお、本作は4月17日より開業する都内最大級のシネマコンプレックス、TOHOシネマズ 新宿のオープニング作品にも決定。その日、霧の立ちこめる海の上で何が起こったのか。思いもよらない事態が連続する海上の“事件”を、まずはここから目撃してみて。『海にかかる霧』は4月17日(金)よりTOHOシネマズ 新宿にて先行公開、4月24日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年02月21日人気キャラクターを演じてお馴染みの海外ドラマスターが、新作映画で印象の全く異なる意外な役柄に挑戦!俳優としての力量を見せつけながら、新たな魅力を放っている彼らの“素敵なギャップ”に注目。今回は、全米の大人気コメディ「ママと恋に落ちるまで」に9シーズンにわたって出演したニール・パトリック・ハリスです。昨年の3月にアメリカで最終回を迎えた「ママと恋に落ちるまで」は、主人公の青年・テッドと仲間たちの青春を描いたコメディ。年頃の娘と息子の父親になっている2030年のテッドが、ニューヨークで恋に仕事に奔走していた青春時代をふり返りつつ、“ママと出会って恋に落ちるまで”を子どもたちに語り聞かせるスタイルで物語が進行していきます。惚れっぽくて恋愛運もいまいち微妙なテッドが様々な女性との出会いと別れを繰り広げる中、“ママ”とはどのようにして出会ったのか?“ママ”はいったい誰なのか?といったミステリーも興味を煽る中、ニールが演じたのはテッドの友人のひとりであるバーニー・スティンソン。大勢の女性たちを相手に一夜限りの関係を繰り返す“真性プレイボーイ”バーニーは、なかなかの曲者キャラです。自信たっぷりで、人をからかってばかりで、けれどもなぜか憎めないバーニーは視聴者に愛され、ニールはこの役でエミー賞やゴールデン・グローブ賞の候補にも挙がりました。また、ニールと言えば、今年はブロードウェイのミュージカル「ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ」でトニー賞を受賞。軽快なトークでエミー賞授賞式の司会を2度、トニー賞授賞式の司会を4度務めたエンターテイナーとしても知られていますが、「ママと恋に落ちるまで」のバーニーのイメージからも、ブロードウェイスターとしての活躍からも、愛すべき司会者の顔からも遠く離れたキャラクターを新作映画で大熱演。それが、デヴィッド・フィンチャー監督の『ゴーン・ガール』です。ギリアン・フリンのベストセラー小説を映画化した『ゴーン・ガール』の主人公は、誰もが羨むような結婚生活を送るニック(ベン・アフレック)&エイミー(ロザムンド・パイク)夫妻。結婚5周年の記念日に妻・エイミーが突然、失踪したことから物語が展開していきますが、その中でニールはエイミー失踪事件のキーパーソンとなる人物を演じています。ネタバレとなるので多くを語るのは控えますが、1つ言えるのは、この作品のニールは怪しげで、謎めいていて、ちょっとキモかったりも!?「まさかそんなことに!?」と目を疑うようなシーンにも挑んでいます。『スマーフ』シリーズや『荒野はつらいよ ~アリゾナより愛をこめて~』などでも映画スターぶりを発揮しているニールですが、衝撃度で言えば『ゴーン・ガール』がNo,1。自身が司会を務める今年のアカデミー賞授賞式でも、演じたキャラクターを茶化してくれるのではないかと今から期待してしまいます!(text:Hikaru Watanabe)
2015年02月21日