cinemacafe.netがお届けする新着記事一覧 (1966/2210)
久々に、笑わせていただきました。これってコメディだったの?かなり不謹慎だけど、いいかしら?こんなに下ネタだらけなの?と各種の戸惑いを抱きながらも、笑わずにはいられなかった2時間59分。『ウルフ・オブ・ウォールストリート』(公開中)は、そんな作品でした。レオナルド・ディカプリオ主演×マーティン・スコセッシ監督が描き出すのは、実在の人物ジョーダン・ベルフォートの物語。非合法の株取引で、年収49億円を稼ぎ出した悪名高き男です。これまで破滅型の人物を描いてきたスコセッシ監督ですら、未知とも言える破天荒すぎる人生の詳細は、映画の中でぜひ目撃して驚いていただきたいのですが、このご乱心ぶりはとにかく笑えます。ほんの一例ですが、フェラーリやランボルギーニを乗り回し、ラリって大破させても平気。1回で260万円のディナーは当たり前、再婚前のバチェラー・パーティではラスベガスの高級ホテルのプレジデンシャル・スイートに社員を集め、どんちゃん騒ぎに2億円。この地に足のついていない乱痴気騒ぎ、たぶん女性の方が楽しめるのではないでしょうか。貯蓄ゼロからスタートした“サクセス・ストーリー”は、男性にとってはある種の夢。それをここまで笑いのネタにされてしまうと、男性としてはきっと苦笑いしか出てこないのではないでしょうか。うなるほどの収入に、目のくらむような美女をよりどりみどり。豪邸、別荘、スーパーカー、馬、クルーザーにヘリと、何でも手に入れられるのです。まともな人間からの敬意以外は。私が映画を観た際は、周囲にいた男性の笑い声が弱々しいものであったにもかかわらず、女性たちが大笑い。聞こえてくるのは、「男ってバカよね」という含みを孕んだ女性たちの甲高い笑い声ばかりでした。欲に飲まれ、それによって破滅していく男の本性を、スコセッシ×ディカプリオは、笑いを武器に炙り出していくのですが、その心は「ジョーダンは模範的とは言えない人生を歩んだ人物で、それはかなり恥ずべき類のものだ」とスコセッシ。ただ、こうも言っています。「私たちが異なった状況に生まれていなければ、たぶん同じ間違い、同じ選択、同じ行動を取るに違いない」。つまり、男性が思いきり笑えないのは、彼と自分に共通性があるとすぐに自覚できるから。一方、女性は、男性ならではの欲にまみれたジョーダンを見ても、共感しにくいから素直に笑えるわけです。もし、女性にとってジョーダンの住む世界と自分とをリンクさせやすいものがあるとしたら、劇中に登場するファッションかもしれません。ジョーダンや彼の2番目の妻を演じたマーゴット・ロビーを含め、登場する人々は、「アルマーニ」とか「ベルサーチ」とか「シャネル」とか「ラ・ペルラ」とか、分かりやすい高級ブランド品を身に着けています。それは、似合うから、好きだから、スタイリッシュだからというより、“高いから”という理由で選ばれたようなものばかり。高級品だからというだけで、見栄を張ってこれ見よがしなブランド品を手にした経験なら、けっこう多くの人にありそうですね。そこを肥大化させるとああなるのかと気づくと、女性だって笑っていられないのです。それでも、欲を肥大化させた人々を笑わずにはいられません。笑って笑って笑って…その後に、はたっと考えさせるのがスコセッシの腕。彼のキャリアの中でも最もぶっ飛んでいる本作で、やはりキャリア史上“最もクレイジー”と言える役にほぼ捨て身で挑んだディカプリオですから、長期休暇に入る前に、念願のオスカーを手にできると良いのですが。(text:June Makiguchi)■関連作品:ウルフ・オブ・ウォールストリート 2014年1月31日より全国にて公開(C) 2013 Paramount Pictures. All Rights Reserved.
2014年01月31日52歳の女優のメグ・ライアンが、映画『Ithaca』(原題)で映画監督デビューすることが明らかとなった。それだけでなく、『めぐり逢えたら』(’93)や『ユー・ガット・メール』(’98)の名コンビ、トム・ハンクスが製作総指揮を務めることになったと、米エンタメ情報サイト「The Hollywood Reporter」が伝えている。同映画は小説家のウィリアム・サローヤンの1943年の小説「ヒューマン・コメディ」を元に製作される予定で、第2次世界大戦中カリフォルニア州の田舎町を舞台に、14歳の少年が自転車のメッセンジャーとして街に電報を配達することで、街の人々に与える影響から、自身の人生が変わっていくというストーリーだ。米エンタメ情報サイト「eonline」は、メグは監督だけでなく出演もすると伝えており、サム・シェパードとメラニー・グリフィス、メグの息子のジャック・クエイドも出演するとのこと。メグは表明文で「この物語をスクリーンに持ってくることができてとても嬉しい」と語っている。TVミニシリーズの秀作「バンド・オブ・ブラザース」のエリック・ジェンドレセンが脚本を手がける。メグはもともとジャーナリスト志望だったが、そのキュートなルックスからニューヨーク大学在学中の1981年に『ベストフレンド』でデビュー。『トップガン』(’86)で注目を集め、『恋人たちの予感』(’89)の大ヒットで不動の人気を獲得した。その後、トム・ハンクスとのコンビ作品に主演し、「ロマンティックコメディの女王」と呼ばれるまでになった。最近はハリウッドから離れ、ニューヨークに居を移し、2011年から交際中のロック・シンガーのジョン・メレンキャンプと長年連れ添った夫婦のように仲むつまじくしている様子がたびたび目撃されていた。同作でメグの監督としての才能が輝くだろうか、に注目が集まりそうだ。(text:Mieko Nakaarai)
2014年01月31日2013年のカンヌ国際映画祭――映画業界人から観客までを虜にしてしまう、ひとりの新人女優が現れた。その名は、マリーヌ・ヴァクト。「イヴ・サンローラン」や「ルイ・ヴィトン」など名だたるブランドの広告モデルとして活躍してきた23歳だ。彼女をスクリーンの“美の女神(ミューズ)”として見出したのは、フランス映画界の旗手フランソワ・オゾン監督。カトリーヌ・ドヌーヴ主演の『8人の女たち』『しあわせの雨傘』や、リュディヴィーヌ・サニエを世界に印象づけた『スイミング・プール』などで知られる奇才にして、“女”を描く天才である。カンヌ以降、「ELLE」や「VOGUE」といったハイ・ファッション誌を始め、カルチャー誌や映画誌など世界中のマスコミがマリーヌに飛びついた。彼女の美貌に、彼女の語る言葉に、そして彼女の演じた“17歳の少女”に…。そう、彼女はオゾン監督の最新作『17歳』で、そのタイトルの通り、あどけない少女と大人の女性の間を彷徨う“17歳”という年齢を見事に演じ上げている。世界中の注目を集める彼女が今、何を語るのか?オゾン監督との出会いから女優という仕事についてまでたっぷりと聞いた。まずは、多くの俳優が共に仕事をしたいと熱望するフランソワ・オゾン、その人について聞いてみたい。そう尋ねると、オーディションの様子からマリーヌは語ってくれた。「彼はとても率直な人よ。私はスクリーン・テストをして、脚本の中のセリフを演技しながら読んだの。ストーリーが明快に書かれていて、力強く、感銘を受けたわ。その上で、フランソワには私を安心させて欲しいと思った。私をどう撮るのか、どんな美的観点で、どういう映像を撮りたいのか、といった点についてね」。新人女優とはいえ、さすが名立たるトップブランドで超一流のクリエーターたちと仕事をしてきたモデルだけあり、画作りにかけては“超”が付くほど飛び抜けた感覚を持つマリーヌ。そして映画を観てみれば、なるほどと深く頷ける美しい世界が紡がれている。マリーヌが演じたのは、本作の主人公・イザベル。美貌の内に17歳独特の不安定な心を抱えながら、未知なる大人の世界へと興味を持ち始めた少女だ。彼女にとっての“未知なる世界”――それを本作では“セックス”という形で描いている。誰しもが通る17歳という時間だが、その最も顕著な興味の対象であり、“大人”の象徴とされるものだろう。本作は春・夏・秋・冬の4つの季節を通して描かれる。第1幕となるのは夏のシーン。17歳の誕生日を迎え、ドイツ人の彼氏にドギマギしながら少女らしい表情を見せながら、恐る恐る初めて“未知なる世界”に足を踏み入れる。そして、第2幕となる秋のシーンに切り替わると大人っぽいスーツを着て、高級ホテルで客を取るようになっているのだが、そこでもまだぎこちなさは残っている。しかし、第3幕の冬のシーンでは驚くほど大人びた表情を見せる。少しひねたような歪んだ微笑を浮かべながら、世の中を見ているのだ。このイザベルの絶妙な表情のさじ加減をどのようにして生み出したのか。そして、どんな風に役へと入り込んでいったのだろうか?「彼女の心境を完全に理解できるとは言えないけど…彼女という人間に感銘を受けて、この役に一定期間、没頭したいと思ったの。そして役を演じるうちに、自然に自分自身のある部分が彼女の中に交わっていったわ。(ヌードシーンは)初めは少し怖かったけど、最終的には、ほかのシーンと同じように対処したわ。撮影や自分の役柄にすっかり入り込んでいたから、シーンの時には素の自分のことはすっかり忘れていたの。それは、とても素敵な心地がした。撮影は2か月間を要したけど、私はいままでそれほど長い期間、一つの作品に全力で関わったことはなかった。撮影は、ほぼ脚本に書かれている時間軸に沿って行われたの。だから撮影が進むにつれて、イザベルのことをどんどん理解していくことができた。エンジンを温めてから、高速ギアに入れていく感じね。イザベルは、薬物やほかの過激な経験に手を染めるのと同じように、(売春婦として)客を取っているの。つまり、自分の回りの世界に立ち向かい、『自分が何者であるか』を見極めようとするの。彼女は、自分や他人を鋭い眼差しで見つめているの――実際、彼女は、ほとんどの同年齢の子どもたちや、彼女の周りの多くの大人たちよりも賢い。だから、イザベルは自分の行動に対する責任を取るし、言い訳もしない」。モデルから女優へと転身する者は少なくない。そしてお世辞を抜きにすれば、外見は美しく整えられても、心がそれに追いついていないという例は多い。しかし、上述したマリーヌの言葉からも、本作での彼女がその例の通りでないことは明らかだろう。そして、それはイザベルの外見部分にまで影響しているようだ。「(イザベルの外見については)フランソワとはかなり意見交換をしたわ。彼には撮影前に、少し髪を伸ばすことや、ティーンエイジャーのように見えるように、体重を数キロ増やすように言われたわ。イザベルは自分の外見には無頓着なの。彼女はすぐにイチャイチャするタイプではないし、ファッションにも興味がない。衣装スーパーバイザーと相談しながらいろいろな服を試し、それぞれの季節にふさわしいイザベルの服装を決めたわ」。売春婦が登場する映画は少なくはない。しかし、本作のようにお金でも優越感でもなく、自分の存在を確かめようと売春を続ける少女に肉薄していく作品は珍しく、そしてその罪を犯す感覚は、17歳だった頃の自らの愚かさを思い出せば共感を覚えてしまうはずだ。そんなスクリーンの中に住まう“女”でもあり、そして観る者たちの誰もが持つヒロイン・イザベルを、マリーヌはこう分析する。「彼女には偽善がまったくないの。作品を観ると、彼女は脆い存在だけど、同時に強さもあって、ユニークな若い女性だということが分かる。少し孤独で、人との関係が希薄で、あまりコミュニケーションを取るのがうまくない。(ある事がきっかけで、両親に売春をしていることがバレてしまうけど)イザベルは、売春の経験について誰にも話す気はないし、誰かに秘密を打ち明けたくもない。彼女の物静かな様子は共感できるし、感銘を受けるわ。イザベルは人と距離を取りながら生きているの――そこにいるけれども、いない、というようにね」。売春をしていたことが両親にもバレ、警察に厄介になり、両親の友人たちにも知れ渡ってしまう。簡潔に言ってしまえば、居心地の悪さこの上ない状況だ。しかし、そこからのシーンやイザベルの表情や言葉こそ、本作の真髄なのではないかと感じさせる。美しき17歳は、当人にとっても“少女なのか?大人なのか?”と曖昧なものだが、イザベル以外の登場人物たちにとってもそれは同じなのだ。大人たちの彼女を見る視線は、イザベルが色香を放ちながら微笑する時、“女”を見るものとなる。劇中、イザベルが発するセリフの中に「危険な人間は、私ではない」という言葉がある。危険なものは誰なのだろう?「大きな意味では、危険というのは、イザベルが他人の心の中に喚起させる欲望のことを指しているんだと思うの。みんな、イザベルの若さや美しさを前に、自分自身の欲望やフラストレーションを直視せざるを得なくなるからよ」。17歳の少女の心の内を表すために、大人たちの視線を演出に入れるその手腕、“さすがはオゾン監督!”と両の手を叩きたくなる。そんな奇才との仕事が充実した時間だったことは上述の通りだが、気になるのは“これから”のこと。最後に聞いてみよう、今後も女優業は続けていく?「モデル業をしていて偶然この業界で仕事を始めることができた。セドリック・クラピッシュが、『フランス、幸せのメソッド《未》』の中のある役を演じるモデルを探していたのがきっかけなの。アレクサンドル・アルカディ監督の『Ce que le jour doit a la nuit』で役を演じられたのは、思わぬ幸運だったわ。演技の面白さに気づいたのは、ジョアン・シュムラ監督の短編『L’homme a la cervelle d’or』に出演した時ね。今は、『17歳』のおかげで、すっかり演技の仕事に夢中になっているわ」。この言葉からも答えは言わずもがな。次はどんな女性として、スクリーンの中に現れるのだろうか?(text:cinemacafe.net)
2014年01月31日1月初旬にクランクインし、現在、2月中旬のクランクアップを目指して撮影中の、川口春奈&福士蒼汰が主演する映画『好きっていいなよ。』。たくさんのキスシーンが散りばめられた本作から、福士さんが川口さんにキスする瞬間を捉えた“3連キス”ショットがお披露目された。16年間彼氏なし、友達なしだった主人公・橘めい(川口春奈)は、学校一のイケメン・黒沢大和(福士蒼汰)と恋に落ちる。デート、手をつなぐこと、恋のライバルの出現、そしてキス…。いくつもの“はじめて”を知って、成長していく2人の姿を描く。誰しもが経験する“初恋”の胸キュンを描いた本作は、累計530万部を突破した葉月かなえの“恋愛バイブル”コミックの映画化。昨年のドラマ「あまちゃん」への出演以降、“ブレイク男子”筆頭となった福士さんと、若干18歳ながら数々のドラマや映画に出演してきた川口さんという、瑞々しい2人がどんな初恋を見せてくれるのか、早くも話題を集めている。「キスシーンが多いことに最初は戸惑いもありました」と言う川口さんだが、「見てる方がキュンキュンするような作品を目指して、みんなで考えながら撮影しています!」と報告。福士さんとのキスシーンには、「緊張しますが福士くんは昔から一緒にレッスンなどを受けてきた仲でもあるので、とても信頼してお芝居できます」と語ってくれた。また、福士さんは「緊張しました」と話しながらも、「演じる大和は、キスを当たり前にできる男」というだけあり、スマートに川口さんをリード…と思いきや、「ためらいなく演じたつもりですが、川口さんには戸惑っていたと言われてしまいました(笑)」と明かした。そして、「実際、スクリーンで観たら恥ずかしくなってしまうんだろうな」と照れた様子を見せながらも、「キスシーンがキーとなるので、みなさんには目をそらさずに見てほしい」と、しっかり本作をアピール。男らしさを見せていた。2人の胸キュン“3連キス”ショットが収められたチラシは、2月1日(土)より全国の上映劇場にて配布される予定だ。『好きっていいなよ。』は7月12日(土)より全国にて公開。(上原礼子(cinema名義))
2014年01月30日昨年、アカデミー賞助演女優賞を始め、数々の賞を受賞しながら、“ハサヘイター”(ハサウェイ嫌いの人)という言葉が生まれるほど嫌われてしまい、特にマスコミのアイドル的存在のジェニファー・ローレンスと比べられて、随分と叩かれたアン・ハサウェイ。本人は、『ダークナイト ライジング』、『レ・ミゼラブル』の成功により、映画賞の受賞式などで露出する機会が多すぎて世間に飽きられ、それがハサウェイ・バッシングに繋がったと思っているそうで、受賞式シーズンが終わると、2013年はできるだけ人前に出ないようにしていたと話している。一説によれば「女優を引退して、ブリジット・バルドーのようにひっそりと人目につかないところで暮らしたい」と言っていたとも報道されていたアン。今年は、アニメーション映画『Rio2』(原題)での声優に加え、ケイト=バーカー・フロイランド監督の佳作『Song One』(原題)と、クリストファー・ノーラン監督の『インターステラー』の公開を控え、再びプロモーション活動で人前に出ることになる。それについてどう対処するのだろうか。「私が受けた印象は、人々はもう私を見るのに飽き飽きしていたということなの」とアメリカのエンタメ情報サイト「The Huffington Post」に語ったアンは、昨年は、ジョセフ・ゴードン=レヴィット初監督作品『ドン・ジョン』にカメオ出演した以外は、ハリウッドからは遠ざかっていた。再び多忙になることについてアンは、「俳優の仕事について人々が誤解しているのは、私たちは自分のスケジュールをコントロールできると思っていること。(『Song One』のバーカー・フロイランド監督とは)11年に会って、脚本や音楽を2年間かけてじっくり作り上げてきたの。そして、昨年の6月に撮影したわ。本当は秋の撮影を予定していたのだけど、ノーラン監督から役をオファーされたので、『Song One』の撮影を延期するか、急いで準備して先に撮影するか選択肢はなかったの。結局そうなったけど。私はそうなったことに文句を言っているわけではないのよ」と語っている。同作は、『レ・ミゼラブル』のような大作ではなく、低予算のインディーズ作品。サンダンス映画祭では観客からの評価も高く大絶賛されたと報道されており、アンは同作で主演だけでなくプロデューサーも努めている。再び現れるビッグ・スクリーンでの彼女の女優魂を、“ハサヘイター”たちも、じっくり見守ってほしい。(text:Mieko Nakaarai)
2014年01月29日オーガニック・国産原料にこだわり、心・からだ・肌へホリスティックに働きかけるスキンケアと、自由な発想のメイクアップを提案するコスメブランド「THREE(スリー)」から、スキンケア感覚でつかえる新しいリクイドファンデーション(7色)と下地(2タイプ)、ファンデーションブラシ、ルースパウダー(2タイプ)が3月12日(水)より発売される。新登場のプライマー、ファンデーション、ルースパウダーに新配合されたのは、「体に良い油」や「美容に役立つ油」として話題に上っているインカインチオイルだ。伝統的な有機農法によって栽培されたインカインチの通称は、「アマゾンのハーブ」。この実の種子から得られるオイルは、肌をやわらかくすこやかに整えるαリノレン酸を豊富に含んでおり、オイル自体は、肌表面にほとんど残らないほど肌なじみがよく、メイクくずれや過度なツヤ感を引き起こすことのない、肌をいたわるベースメイクにとても適した特徴を持っている。インカインチオイルをベースメイクに配合したのはTHREEが初めて。スキンケア開発で培った叡智を全て注ぎ込み、素肌ごと理想の仕上がりへ導く、まるでスキンケア感覚で使えるベースメイクが完成した。冬から春へ向かう気分を盛り上げて、春肌へアップグレードを促してくれるTHREEのベースメイク。4つのアイテムは、重ねるごとに透明感がアップしてくれる。まず、肌の凹凸やトーンを整える下地「アルティメイトプロテクティブプリスティーン プライマー」(新商品 2タイプ 30mL 各3,990円税込、SPF32/PA+++、紫外線吸収剤フリー)の上に「フローレスエシリアル フルイド ファンデーション」(新商品 全7色 30mL 各5,250円税込、SPF36/PA+++、紫外線吸収剤フリー)でツヤを重ねて、カバー力と透明感を引き出す。その上に、自然な血色をプラスするチークや新商品の「アルティメイトダイアフェネス ルースパウダー」(新商品 2タイプ 各2色、17g、各5,250円税込)で質感を与えてフィニッシュ。もしくは、パウダーなしでツヤハリ感をアップした表情を作ったり、プライマーとチークのみで肌も心もリラックスしたきれいなすっぴん仕様に仕上げてもOK。エアリーなニュアンスをプラスする「ファンデーションブラシ」(新商品 ケース付き、5,250円税込)で、シーンごとにさまざまな表情へ。また海外進出にも積極的なTHREEは、タイに続き海外2カ国目となる店舗として「台北SOGO」が2月28日(金)に、新光三越信義A8店が3月1日(土)にそれぞれオープンする。今後のブランドの展開がさらに楽しみだ。(text:Miwa Ogata)
2014年01月29日ラフォーレ原宿では、2月22日(土)~2014年4月6日(日)の期間で、ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社協力のもと「DISNEY GIRLS PROJECT LAFORET COLLECTION」を開催する。本プロジェクトは「ラフォーレ原宿からガールズパワーを発信」をコンセプトに、さらなるガールズパワーの発展を目指し、ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社がディズニーガールズキャラクターのみにフィーチャーした過去最大級のプロジェクトとなる。本プロジェクトを記念して、アートディレクターに吉田ユニを迎え、ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社が特別に制作した限定ロゴには、ミニーマウス、アリス、マリー、白雪姫、シンデレラ、デイジーダックが登場し、ファッションや美に対する前向きでひたむきな女性の強さを表現されている。期間中はラフォーレ原宿館内45店舗にて合計90アイテム以上展開。今冬注目のボーイズライクなスタイリングを楽しめる「PAGEBOY/5F」のBIGパーカー(税込7,245円)や「earth music&ecology sustainability/4.5F」のキュートなマリーのプリントTシャツ(税込4,095円)、ビッグリボンとミニーのプリントがインパクト大の「JEFFREY CAMPBELL/3F」のFOXY(サンダル)(税込16,800円)など、ディズニーマリーをはじめ、ディズニーガールズキャラクターをモチーフとしたラフォーレ原宿でしか買えない限定感あふれる大人ガーリーなアイテムが満載。展開商品は、ワンピースや靴から、ギフトとしても利用できるコスメやアクセサリーなど幅広いラインナップを取り揃え、対象アイテムを購入した人には、リボンモチーフを使用し、大人ガーリーなディズニー仕様の限定オリジナルショッピングバッグが用意されている。各店で2014年2月22日予約受付開始、3月2日(日)一斉発売となる。また、2月22日はネコの日にちなんで「ディズニーマリーの日」と制定し、当日は対象アイテムの予約を開始。3月2日の「ミニーマウスの日」には対象アイテムの販売開始に伴い、館内にてイベントが実施される予定。さらに本プロジェクトにあわせて、3月2日~3月16日(日)までの期間、ラフォーレ原宿 1F エントランススペースに数々のディズニーアイテムを手がける「JAM HOME MADE(ジャム ホーム メイド)」の期間限定ショップもオープンする。(text:Miwa Ogata)
2014年01月29日世界で大ヒット中の話題作『ウルフ・オブ・ウォールストリート』。1月31日(金)の日本公開直前に、マーティン・スコセッシ監督、レオナルド・ディカプリオ、ジョナ・ヒルの3人が揃って緊急来日中でもあり、いままさに日本は“ウルフ”祭り!このたび、映画の公開を楽しみにしているファンのために、本編映像の一部を独占入手。レオ演じるジョーダン・ベルフォートと、のちにジョーダンの妻となるマーゴット・ロビー演じるナオミの出会いのシーンだ。貯金ゼロから26歳で証券会社を設立し、年収4,900万ドル(49億円)を稼ぎ出したジョーダン・ベルフォート(レオナルド・ディカプリオ)。誰にも思いつかない斬新なアイデアと、一瞬で人の心をつかむ巧みな話術で、成功の階段を駆け上がった。しかし美女やドラッグを手に入れたい放題、一度のディナーに2万6,000ドル(260万円)を浪費するバブルな生活をしているうちに、彼はあらゆるモラルを失っていく――。今回入手した本編映像では、ジョーダン主催の豪華なパーティに、ナオミはボーイフレンドと一緒に現れる。会場にいた男性は、スカイブルーのドレスを着たゴージャスで超セクシーなナオミにクギづけ!“完璧な成功者になるためには、誰もがうらやむ美女を手に入れることが必要”と考えている肉食系ジョーダンは、ナオミのボーイフレンドそっちのけでグイグイ口説く。しかしこのとき、ジョーダンには貧乏時代から献身的に支えてくれた妻がいたのだが…。今回レオのお相手ナオミを演じたのは、注目の若手女優マーゴット・ロビー。オーストラリア出身の23歳だ。レオは「オーストラリア人の彼女が、クイーンズ出身の女の子を演じることは難しい。しかしマーゴットは一生懸命役作りに励んだ。素晴らしいよ」と絶賛している。対するマーゴットも、「レオは本当に全力を傾けていた」と称賛の言葉を贈った。本作は、先日発表されたアカデミー賞5部門にノミネートされ、今回来日した3人もそれぞれ「監督賞」、「主演男優賞」、「助演男優賞」候補に選ばれている。3月2日(現地時間)に行われるアカデミー賞受賞結果の発表前に劇場でチェックしてみては?『ウルフ・オブ・ウォールストリート』は1月31日(金)より全国にて公開。(江﨑仁美(cinema名義))■関連作品:ウルフ・オブ・ウォールストリート 2014年1月31日より全国にて公開(C) 2013 Paramount Pictures. All Rights Reserved.
2014年01月28日日本を代表する世界的デザイナー山本耀司のデザイナーとしての足跡をたどる新刊「山本耀司。モードの記録。」(2,835円)が、1月24日文化出版局より発売となった。本書は、文化出版局の雑誌「装苑」「ハイファッション」「ミスター・ハイファッション」の3誌で長年取材、掲載してきた、山本耀司の膨大な記事の中から、テーマを厳選し再構成したものが中心。山本耀司の長年のファンの方はもとより、ファッションを学ぶ人や、クリエイティブな仕事の現場にいる人にも、クリエーションとは何かを、上質で美しい写真とテキストでインスピレーションをもたらしてくれるおすすめの一冊に仕上がっている。トピックスの中には、1991年に東京で開催された「コム デ ギャルソン(COMME des GARÇONS)」との合同ショー「6・1 THE MEN」やパリコレでのバックステージ写真、ヨウジヤマモトの30年間の全コレクションアーカイブの他、ヨウジヤマモトを着る男たちとして、西島秀俊、伊勢谷友介、大沢たかお、市川海老蔵、吹越満ら9人の旬な男たちも登場。また山本里美との対談、ヨウジヤマモトを着たピナ・バウシュのポートレートなど貴重な記録に加え、現在の山本耀司がクリエーションと社会についての思いを語った約1万字の最新インタビューなどが、240ページに渡って展開される。(text:Miwa Ogata)
2014年01月28日本年度のカンヌ国際映画賞で、審査委員長のスティーブン・スピルバーグが絶賛した美しき愛の衝撃作『アデル、ブルーは熱い色』の予告編がついに解禁。女性同士の情熱的な恋愛を描き、まるで絵画のように美しいといわれた彼女たちのラブシーンも盛り込まれていることがわかった。ある日、デートに向かう途中、青い髪の女性(レア・セドゥ)とすれ違い、世界が一瞬止まったかのように彼女に心奪われたアデル(アデル・エグザルコプロス)。やがて、“青い髪の女性”の画家エマと再会したアデルは、「人生に偶然はない」と語る彼女の大人っぽい独特の雰囲気と、感受性の強さと知性に魅了され、のめりこんでいく。彼女たちの愛の暮らしは数年間続いていたのだが……。カンヌ国際映画祭では、監督のアブデラティフ・ケシシュに加えて主演を務めたレア・セドゥとアデル・エグザルコプロスの2人にも最高賞「パルムドール」が贈られるという史上初の事態に、全世界から注目を集めた本作。先のゴールデン・グローブ賞では「外国語映画賞」にノミネートされ、放送映画批評家協会賞では「外国語映画賞」とともにアデル・エグザルコプロスが「若手俳優賞」を受賞するなど、各映画賞を席巻中だ。予告編は、そんなカンヌの受賞シーンからスタート。青い髪のエマとの生涯一度きりの運命的な出会いから、一途に彼女にのめり込んでいくアデルの深く悲しい愛の歓びと悲しみが、詩のように美しくリアルに描かれている。また、映像にはセンセーショナルにして絵画のように美しいと大絶賛を浴びた、彼女たちのラブシーンも!その完璧な官能美は必見だ。まるで隠しカメラで撮られているかのようにナチュラルな演技と称えられたアデル・エグザルコプロスと、ミステリアスな雰囲気漂う青い髪のエマがハマっているレア・セドゥ。今後のブレイクが期待されている彼女たちの演技にも注目してみて。『アデル、ブルーは熱い色』は4月5日(土)より新宿バルト9、Bunkamura ル・シネマ、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて公開。(上原礼子(cinema名義))■関連作品:アデル、ブルーは熱い色 2014年4月5日より新宿バルト9、Bunkamura ル・シネマ、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて公開(C) 2013- WILD BUNCH - QUAT’S SOUS FILMS – FRANCE 2 CINEMA – SCOPE PICTURES – RTBF (Télévision belge) - VERTIGO FILMS
2014年01月27日ブリトニー・スピアーズが婚約、もしくは再婚したといううわさが流れている。1月25日(現地時間)、息子のスポーツ・イベントに参加した際、左手薬指に細いゴールドの指輪をしているのを、パパラッチに見せている。3年間連れ添い、2007年に離婚した2人目の夫との間に2人の息子をもうけているブリトニーは、去年11月(現地時間)のエンタメ情報番組「Entertainment Tonight」で「また結婚するか分からないけれど、もっと子どもがほしい」と語っている。去年1月に元エージェントのジェイソン・トラウィックと破局してからは弁護士のデヴィッド・ルカドと交際しており、幸福そうな姿を何度もパパラッチに撮影されている。ブリトニーはデヴィッドのことを「恋愛まっただ中よ。彼がとても頑固で、自分の道を貫こうとする考え方が好きなの。そしてシンプルな性格だし、私はそこが大好き。彼はとても愉快で情熱的なの。彼が夢中になってるものすべてが好きだし、その気持ちは自分にも移ってくるのよね」と、デヴィッドにぞっこんのコメントを語っている。現在、ラスベガスの「プラネット・ハリウッド・リゾート・アンド・カジノ」で、2年間の常設公演を行っているブリトニー、同公演が終了したら芸能界から引退する意志があることも、去年12月(現地時間)にエンタメ情報番組「Extra」で話しており、結婚はその第一段階なのかもしれない。今回のうわさが本当だとすれば、ブリトニーにとって3度目の結婚となる。(text:Mieko Nakaarai)
2014年01月27日全米で大ヒットを記録したコメディ『なんちゃって家族』が、ついに日本でも公開。TVシリーズ「フレンズ」のジェニファー・アニストンがストリッパー役を演じることで話題になった本作だが、実は公開当初は批評家から酷評の嵐だったそうだ。しかし実際には一般客からは大絶賛を受け、クチコミでじわじわと人気が広がり、興行ランキングトップ10に2か月もランクインするほど異例の大ウケに!このたび、そんな本作に出演する若手俳優の2人、エマ・ロバーツとウィル・ポーターの対談映像がシネマカフェに到着した。マリファナの売人をしている独身男のデヴィッド(ジェイソン・サダイキス)は、ひょんなことからブツと有り金すべてをギャングに奪われてしまう。組織のボスに呼び出されたデヴィッドは、代償としてメキシコからブツを密輸する仕事を命じられることに。一筋縄ではいかない密輸を成功させるため、彼が思いついたのは、“家族旅行を装ってキャンピングカーで国境を越える”こと。そこで麻薬密売人が父親、貧乏ストリッパー(ジェニファー・アニストン)が母親、隣人の童貞君(ウィル・ポーター)が息子、路上で出会ったホームレス女子(エマ・ロバーツ)が娘を演じ、“なんちゃって家族”を結成!果たして、ちょっとワケありのデコボコ家族は、国境越えできるのか!?“なんちゃって娘”ことホームレス女子を演じたのは、ジュリア・ロバーツの姪エマ・ロバーツ。「脚本を読みながら笑いっぱなしだったわ。それに共演がジェニファーとジェイソンだもの。夢のようなコメディよ!」と話し出す。すると“なんちゃって息子”こと童貞君を演じたウィル・ポーターも激しく同意し、「死んでも出たいと思った」と、命がけだったことことを告白。それもそれのはず。ウィルは「フレンズ」の大ファン。「ジェニファーと仕事ができるなんて、本当に最高だと思ったし、なんてクレイジーなんだって興奮したよ」と、鼻の穴を膨らませるほどのハイテンションで話してくれた。エマいわく本作の成功のポイントは、「キャストの仲の良さ」だと言う。「撮影中もオフのときもとにかく仲が良くて、それが映画にも反映されてうまくいったんだと思うわ。この映画のキャストは特別なのよ」と鼻高々だ。一方のウィルも、「成功すると変わってしまう人がいるけど、ジェニファーは本当に見たまま。自然体だし、常に素晴らしいインスピレーションを与えてくれた」とまたもやジェニファーを絶賛した。最後に映画の見どころについて聞いてみると、「この映画は間違いなく普通のコメディより深いメッセージがある。優しくて正直な心が描かれているんだ。映画を観た後、心が温まるはずだよ」とウィル。エマもうなずき、「私もそう思うわ。映画館に行く前は、そんなこと思ってないと思うのよ」と付け加える。そしてウィルは「だからこそ映画がすごく優しく終わると思うんだよね。思い切り笑えて、実は感動する完璧な作品だと思う」と締めくくった。ジョン・キューザック共演の『Adult World(原題)』が公開を控えるエマと、本作で英国アカデミー賞「ライジング・スター賞」にノミネートされたウィル。次世代スターの2人を劇場でチェックしてみて。『なんちゃって家族』はシネマート新宿ほか全国にて公開中。(江﨑仁美(cinema名義))■関連作品:なんちゃって家族 2014年1月25日よりシネマート新宿ほか全国にて公開(C) 2013 Warner Bros. Entertainment Inc.
2014年01月27日『アベンジャーズ』プロジェクト最新作&大ヒットシリーズ第2弾『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』が、ついに2月1日(土)から公開する。アベンジャーズ最強の戦士“ソー”を演じるクリス・ヘムズワースの初来日も決定し、このたび、そのクリスのインタビュー映像がシネマカフェにいち早く到着した!アベンジャーズの戦いから1年。天文物理学者のジェーン(ナタリー・ポートマン)は、ロンドンで発生した原因不明の重力異常を調査中、全宇宙を闇に変える恐ろしいパワーを秘めた“ダーク・エルフ”の力を自らの体に宿してしまう。再び地球を訪れたソー(クリス・ヘムズワース)は、ジェーンを救うため“アスガルド”に彼女を連れて行くが、愛する家族や故郷をも危機にさらすことに。絶望的な状況の中、血の繋がらない弟で宿敵のロキ(トム・ヒドルストン)に助けを求める。最強の兄弟は地球を救えるのか。ロキの真の目的とは……?今回到着したインタビュー映像では、再び伝説の雷神ソーを演じたクリスが、アベンジャーズの宿敵であり、血の繋がらない弟であるロキとの関係や、そのロキとともに強大な敵に戦うストーリーのこと、また地球とアスガルドという“超・遠距離恋愛”をしている恋人ジェーンとの関係について熱く語っている。「今回ソーは、(兄弟関係が)なぜそんな風になってしまったのか、何が原因でここまでこじれてしまったのかを、面と向かってロキに問いただすことで、兄弟の仲を修復しようとする」と、クリスは明かす。「それまで鬱積していた様々な問題をめぐって、兄弟が真っ向からぶつかり合うのは、演じていても楽しかった」と、悪役ながら高い人気を誇るロキことトム・ヒドルストンとの共演について触れた。また、ナタリー演じるジェーンについては、「世界を救うので忙しかったという申し分のない言い訳はあるにせよ、放ったらかしにされていたジェーンが、最初ちょっとご機嫌ナナメなのは仕方ないよね」と笑顔を見せる。そして、ソーの役作りについては「ラストに颯爽と現れ、一発で事態を解決してしまうヒーローなんてありきたりだ。それよりクライマックスに至るまでの道のりをきちんと描くことの方が大事だと思う。心にどんな葛藤を抱え、それにどう対処するかを常に考えながら演じるようにしたんだ」と話した。待望のクリス初来日を直前に控えたいま、まずはこちらのインタビュー映像でクリスの熱い思いをご堪能あれ。『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』は2月1日(土)より全国にて2D/3D同時公開。(江﨑仁美(cinema名義))■関連作品:マイティ・ソー/ダーク・ワールド 2014年2月1日より全国にて2D/3D同時公開(C) 2013 MVLFFLLC. TM & (C) 2013 Marvel. All Rights Reserved.
2014年01月24日“最もジュエリーが似合う著名人”に贈られる「第25回 日本ジュエリーベストドレッサー賞」表彰式が、1月23日(木)に行われ、川口春奈や吉高由里子、吉瀬美智子といった各年代を代表する女優を始め、国民的アイドルグループ「嵐」の松本潤、市原隼人ら受賞者が出席。胸元にジュエリーを輝かせ、集まった観客を魅了した。今年の受賞者には、「10代部門」に川口さん、「20代部門」に吉高さん、「30代部門」に吉瀬さん、「40代部門」に鈴木保奈美、「50代部門」に浅野温子、「60代以上部門」に竹下景子、「男性部門」には市原隼人、「男性部門・特別賞」には松本さんが選ばれた。この豪華な面々が一堂に介すとあって、会場に詰めかけた観客たちは大きな歓声をあげた。特に、現在放送中の月9ドラマ「失恋ショコラティエ」に出演中の松本さんは、オールバックにフォーマルのブラックスーツで登場し、女性たちの心を鷲掴み。眩しい程輝くその姿がジュエリーにぴったりとして、今回の受賞となったが、松本さん自身は「僕がやっている仕事はあまり『ベストだ』と言われることがないので…」と恐縮気味に挨拶。しかし、「『嵐』の中でだったら、一番似合うと思います(笑)」と照れながらも、茶目っ気たっぷりのコメントで会場を沸かせた。この日は、プラチナ・ダイヤモンドのネックレスを始め、松本さんには様々なジュエリーが贈られ、「今日頂いた沢山の宝石には、すごく力があると思いました。その力を借りて、『嵐』としても、松本潤としても輝いていけるように精進したいです」と更なる飛躍を誓っていた。「第25回 国際宝飾展 IJT2014」は東京ビッグサイトにて1月25日(土)まで開催。(text:cinemacafe.net)
2014年01月24日『レ・ミゼラブル』のコゼット役の美しさが記憶に新しい、いま最も旬な女優アマンダ・セイフライドが伝説のポルノ女優リンダ・ラヴレースを体当たりで演じる映画『ラヴレース』。本作での大胆すぎる演技が話題となっているアマンダだが、実は“共演者キラー”としてこれまで数多くの浮名を流し、相手役の俳優たちをメロメロにしてきた。1972年に公開され、『タイタニック』の興行収入に匹敵すると言われるほどの大ヒットを記録したポルノ映画『ディープ・スロート』。一般の映画館でも上映されたため女性たちの注目も集め、主演を務めたリンダ・ラヴレースも一躍、“時の人”となった。しかし、小さな町の厳格な家庭に育った、どこにでもいるような女の子がなぜポルノ女優となったのか?そして、『ディープ・スロート』制作現場の裏側を描き出す本作。本作でアマンダが演じたのは、“性革命のシンボル”と呼ばれ、男性はもちろん、女性からも支持されるトップ女優リンダ・ラヴレース。そんなアマンダが共演したイケメン俳優たちと次々と交際し、“共演者キラー”としてマスコミの注目の的になっている。アマンダの出世作となった『マンマ・ミーア!』で共演したドミニク・クーパーとの交際は有名だが、TVドラマ「オール・マイ・チルドレン」ではマイカ・アルベルティ、映画『アルファ・ドッグ 破滅へのカウントダウン』でエミール・ハーシュ、『グリフィン家のウエディングノート』でベン・ハーンズとも交際のうわさが…。また、本作でも「プレイボーイ」誌編集長ヒュー・ヘフナー役を演じたジェームズ・フランコが、アマンダの家から朝帰りする姿がパパラッチされ、ジェームズがアマンダに夢中なものの、アマンダは本気にならずにあっけなく終了!という自由奔放で“恋多き女”として世間を賑わしている。次々と共演する俳優たちを虜にする“小悪魔系”アマンダ。本作では、そんな彼女のキュートな魅力をたっぷりと堪能できるはずだ。『ラヴレース』は3月1日(土)よりヒューマントラスト有楽町ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2014年01月23日累計35万部突破の伊吹有喜の同名小説を、『八日目の蝉』(’11)で映画賞を総ナメにした永作博美を主演に映画化した『四十九日のレシピ』が、4月16日(水)にBD&DVDで発売決定。豪華な特製ブックレットや初回限定版にはレシピカードも収録することが判明した。同作は日本を代表する実力派女優・永作博美の『八日目の蝉』(‘11)以来となる主演最新作で、母が遺したレシピに導かれ、母の人生を旅するの娘の百合子(永作)や父の良平(石橋蓮司)の49日間を描いた感動のヒューマンドラマ。永作、石橋をはじめ、岡田将生、二階堂ふみという実力派俳優が集い、『百万円と苦虫女』(‘08)『ふがいない僕は空を見た』(‘12)など独自の視点で話題作を放ち続けるタナダユキ監督がメガホンを取った話題作だ。このほど解禁になった情報によれば、2枚組の特典DVDディスクに豪華映像特典を収録。「WOWOW放送ナビ番組「辛口篇」&「甘口篇」」、「監督×脚本家のコーヒータイム」、「まかないのレシピ「ごはん編」&「おやつ編」」、「メイキング」、「舞台挨拶集」などを予定するほか、封入特典として豪華な特製ブックレット、初回生産限定版には映画の世界観そのままのレシピカード(3枚組)を封入。映画の本編を補完するような特典の数々は見逃せない。また奇しくも同作は、先日惜しまれながらも食道がんで逝去された女優、故・淡路恵子さんの遺作に。良平の口うるさい姉・珠子役を、人間味たっぷりに演じ上げた淡路さん。日本映画界に貢献した偉大なる女優の最後の勇姿を、じっくりと見届けてはいかがだろう。<『四十九日のレシピ』DVD&Blu-rayリリース情報>DVD【本編DVD+特典DVD/2枚組】¥4,500(税抜)+税Blu-ray【本編Blu-ray+特典DVD】2枚組¥5,500(税込)+税発売日:4月16日(水)※レンタル版同時リリース販売元:ポニーキャニオン(C) 2013 映画『四十九日のレシピ』製作委員会(text:cinemacafe.net)■関連作品:四十九日のレシピ 2013年11月9日より新宿バルト9・有楽町スバル座ほか全国にて公開(C) 2013映画「四十九日のレシピ」製作委員会
2014年01月23日1977年に母親が実の娘のヌードを撮るという反道徳的なテーマで、フランスのみならずヨーロッパや日本でも大きな議論を呼んだ写真集「エヴァ」(現題)。11歳で「PLAYBOY」誌のモデルとなったその伝説の少女(エヴァ・イオネスコ)は、34年の時を経て被写体から監督となり自らの体験を映画『ヴィオレッタ』として蘇らせた。そんな本作で鮮烈なデビューを飾った、12歳(※’11年当時)の一人の少女に観客たちは魅了されることとなった。その少女こそ、イオネスコ監督を投影させた本作のヒロイン“ヴィオレッタ”役を熱演した、“フレンチロリータの新星”として注目を集めるアナマリア・バルトロメイである。このほど、彼女の可愛らしい姿を収めた“写真集”のように美しい劇中ビジュアルが到着した。本作の主人公は、女流写真家の母・アンナ(イザベル・ユペール)と娘のヴィオレッタ(アナマリア・バルトロメイ)。仕事で滅多に家に帰ってこず、母の愛情を求める娘・ヴィオレッタは優しい祖母に育てられながら母の帰りを待つ日々を過ごしていた。ある日、突然帰ってきたアンナは、ヴィオレッタを写真のモデルへと誘う。母親に気に入られたいヴィオレッタは被写体となることを選ぶ。しかし、母の要求は徐々にエスカレートし、大胆なポーズを要求されることに。煌びやかな衣装とメイクを重ねたあどけない少女は、次第に“大人の女”の色香を漂わせ、退廃的な少女に変貌していくのだった…。本作が注目を集め始めたのは、遡ること2年と半年前…2011年度のカンヌ国際映画祭で「批評家週間50周年記念作品」として上映されると、そのセンセーショナルな作風から現場は騒然となり、そして絶賛を受け、一気に話題となった。撮影当時はたった10歳。幼さを残しつつも、すでに妖艶な雰囲気を醸し出し、少女・ヴィオレッタを見事に演じ、アナマリア・バルトロメイは作品さながらに大人たちを次々と魅了していった。自分自身の過去を監督という立場から描き出したエヴァも、「ほかの子役とは雰囲気、感覚が全く違う」とアナマリアを高く評価している。美しい見た目だけではなく、アナマリアの魅力はフランスの国境を超え、海外の映画祭(ムンバイ国際映画祭)でも、母役を演じたイゼベルと共に「主演女優賞」を獲得している。『ヴィオレッタ』は5月、シアター・イメージフォーラムほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)
2014年01月22日雑誌「CanCam」の専属モデルとして人気を博す、モデルの舞川あいく。2008年の発売から第6弾となる、舞川さんがプロデュースを手がける“つけまつげ”「D.U.P EYELASHES シークレットラインブラウンMIX」が1月24日(金)から全国の有名バラエティショップ、ドラッグストア、量販店で発売されることが明らかとなった。現在ではカラーコンタクトや化粧品など数多く登場している“モデル・コラボ”。その火付け役となった舞川さんの“つけまつげ”は、これまで5年間で累計850万個を超えるセールスを記録。中でも前作となる第5弾「シークレットライン」シリーズは、超繊細毛で軽いつけ心地が特徴で、既存5シリーズ中、年間売上No.1(※2013年弊社出荷)の人気シリーズとなった。最近ではナチュラルメイクが流行しているが、それに伴い、“つけまつげ”もナチュラル感を感じさせるものが人気の様子。まつげを増やせば目力をのあるメイクがつくれるが、インパクトが大きすぎるとナチュラル感は欠けてしまいがち…。そこで今回発売される第6弾では、人気の「シークレットライン」の黒毛に茶色毛を混ぜた“ブラウンMIX”毛。たっぷりの毛を使用してボリュームを出しても、茶色がインパクトを抑え、黒よりも柔らかく、ナチュラルな仕上がりを実現できるのだとか。プロデュースを手がけた舞川さんからは、「マスカラより自然に美しく、女性にも男性にも愛されるつけまつげが完成しました!素顔をさらに輝かせてくれる大人のシークレットライン。大人な抜け感メイクで今っぽいオシャレを楽しんでください」とのコメントも寄せられている。舞川あいくプロデュース「D.U.P EYELASHES シークレットラインブラウンMIX」(2ペア入/全5型)価格:1,200円(税抜)発売日:1月24日(金)(text:cinemacafe.net)
2014年01月21日ジャスティンが若者の間で広まるドラッグカクテルにはまっていることが米ゴシップサイト「TMZ」によって報じられた。同サイトが、ジャスティンが乱用中だと報じたのは、「sizzurp」という咳止め薬を炭酸飲料などで割って作る飲み物。以前からジャスティンが自宅で開くパーティにおいて、麻薬成分を含むこの飲み物が頻繁に出されていたとされている。「sizzurp」は、簡単に手に入る一方で危険性の高い薬物として知られているという。同サイトに関係者が語ったところによれば、ジャスティンはこの薬を常用していたようで、また、それ以外にも「Xanax」を含む鎮静剤のような処方薬や、大麻、さらにアルコールを摂取していたという。その一方で、より依存性の高いとされるコカインに手を出したことは、これまでなかったそうだ。親友が大麻所持で逮捕されたり、自宅が警察により強制捜査されるなど、これだけ過激な報道が相次いでいるが、いたってのんきなジャスティンは、さして気に留める様子もない。隣人宅に卵を20個投げつけた日の翌日から、現在は友人らとともにアルペンでスノーボードに興じているようで、心配するファンをなだめるようにスケートリンクで元気に踊る動画とあわせ、「なんにも心配ないよ」と語りかけている。しかし彼に近しい人たちはリハビリ施設入所をなどプロの手をかりて、手遅れにならないうちにジャスティンを救い出そうと必死なのだそうだ。(text:Mieko Nakaarai)
2014年01月21日先日の第71回ゴールデン・グローブ賞で「主演女優賞(ドラマ部門)」にノミネートされたケイト・ウィンスレットが主演する『とらわれて夏』。ついに解禁となった本作の予告編で、“塩系男子”俳優の長谷川博己がナレーションを務めていることが分かった。本作は、殺人を犯した脱獄犯と、愛を失った母親。それぞれ過去の悲しみにとらわれた男女が障害を乗り越えて純愛を貫こうとする姿を、13歳の少年の視線を通して見つめたラブストーリー。『きみに読む物語』『マディソン郡の橋』につぐ、“許されない愛”を激しく静かに描いた感動作として、注目を集めている。『JUNO/ジュノ』『マイレージ、マイライフ』の2作ともアカデミー賞「作品賞」「監督賞」にノミネートされたジェイソン・ライトマン監督のもと、主役アデルを演じるのは、『愛を読むひと』でアカデミー賞「主演女優賞」に輝いたケイト・ウィンスレット。母子の前に現れる優しい脱獄犯フランクには『L.A. ギャング ストーリー』のジョシュ・ブローリン。今回公開となったのは、長谷川さんの優しい声のナレーションによる、“許されない愛に直面した母を見つめる息子目線”で語られる予告編。成長した息子ヘンリー(配役はトビー・マグワイア)の心情そのままに、「この愛は、罪ですか」と語りかけている。心に傷を負った母にずっと寄り添ってきたヘンリーが、初めて目にする母の女性としての愛。それを受け止めようとする複雑で繊細な心情を表現するため、白羽の矢が立ったのが長谷川さんだ。「優しくて繊細な語り口が、映画のイメージにピッタリ」とのことで抜擢された。長谷川さんは、以前にナレーション経験はあるものの、今回は自身がジェイソン・ライトマン作品を全部見ており、監督のファンだったことから快諾。「好きです、ライトマン監督。今回も魅せてもらった。メロだねぇ、泣けた!」と本作にも大絶賛を送り、「そりゃあ、名だたる俳優が出たがるわけだ!」と納得のコメントを残した。スタジオでは、自分から何度もリテイクを申し出て、納得できるまで収録を繰り返したという長谷川さん。その真摯な姿はとても印象的で、彼の素敵な声により一層深い余韻の残る予告編に仕上がっている。過去にとらわれた男女が出逢い、愛と希望を取り戻していくある夏の5日間を、長谷川さんの声に耳を澄ませながら見つめてみて。『とらわれて夏』はGW、TOHOシネマズシャンテほか全国にて公開。(上原礼子(cinema名義))
2014年01月20日フランスの人気コミックを原作に、青い髪の画家エマと運命的に出逢い、一途な愛を貫くアデルの情熱的な人生を描く『アデル、ブルーは熱い色』。巨匠スティーブン・スピルバーグが絶賛した本作の美しくセンセーショナルな日本版ポスタービジュアルがひと足先にシネマカフェに到着した。ある日、アデルは青い髪の女性とすれ違った瞬間、世界が止まったかのように心奪われた。その後、その“青い髪の女性”画家のエマとバーで再会したアデルは、大人っぽい独特の雰囲気と、彼女の感受性の強さ・知性に魅了され、一途にのめりこんでいく。数年後、教師になったアデルは自分をモデルに絵を描くエマと暮らし、幸せな日々を送っていたのだが、エマの作品披露パーティの後、アデルは彼女の態度が急に以前と変わったことに気がつき…。本年度カンヌ国際映画祭で審査委員長を務めたスティーブン・スピルバーグが絶賛し、監督だけでなく主演女優2人にも「パルムドール」贈るという異例の事態に、全世界から注目を集めた本作。先日発表された第71回ゴールデングローブ賞 外国語映画賞ノミネートのほか多数の受賞・ノミネートが相次いでおり今年注目したい映画のひとつとなっている。今回公開されたポスタービジュアルは、『イングロリアス・バスターズ』『ミッドナイト・イン・パリ』の好演で国際的に高く評価されたレア・セドゥと、若手女優アデル・エグザルコプロスが見つめあっているビジュアル。大胆なラブシーンにも体当たりで挑んだ彼女たちを「まるで、現実の恋愛が目の前で繰り広げられているような感覚さえ受けた」とスピルバーグ監督が称賛し、名画のような完璧な美を構築した2人。青の色香漂う本ポスターでも確認できる彼女たちの愛し合う視線には思わず釘付けになってしまう。恋に落ちたときの世界が止まるような瞬間、相手を求める情熱、愛を失いかけたときの息もできない痛み…一度は味わったことのある“生きる歓び”や“愛する痛み”を実感しながらも懸命に生きていく彼女たちの姿に誰もが共感するはず。『アデル、ブルーは熱い色』は、2014年4月5日(土)新宿バルト9、Bunkamura ル・シネマ、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:アデル、ブルーは熱い色 2014年4月5日より新宿バルト9、Bunkamura ル・シネマ、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて公開(C) 2013- WILD BUNCH - QUAT’S SOUS FILMS – FRANCE 2 CINEMA – SCOPE PICTURES – RTBF (Télévision belge) - VERTIGO FILMS
2014年01月19日「2PM」のテギョンが映画初出演にして主演を務め、『私は王である!』のチュ・ジフンらと豪華共演する韓国映画『結婚前夜(原題)』の邦題が、『結婚前夜~マリッジブルー~』に正式決定、5月10日(土)より日本公開されることが決定した。本作は、絶大な人気を誇る “野獣系” K-POPアイドル「2PM」のメンバーであり、フジテレビドラマ「僕とスターの99日」や自国のドラマ「ドリームハイ」、「Who Are You?」などで役者としても活躍著しいテギョンと、「宮~Love in palace」で大ブレイクを果たし、『アンティーク~西洋骨董洋菓子店~』や『私は王である!』(’12)など主演映画や、「メディカルトップチーム」などドラマへの出演が相次いぐ、チュ・ジフンの豪華共演作。天才シェフのウォンチョル(テギョン)&ネイリストのソミ(イ・ヨニ)、女医のジュヨン(キム・ヒョジン)&野球コーチのテギュ(キム・ガンウ)、花屋を営むゴノ(マ・ドンソク)&ウクライナ出身のヴィカ(クジャル)、泌尿器科の課長・デボク(イ・ヒジュン)&ウェディングプランナーのイラ(コ・ジュニ)の4組のカップルと、ネイリスト・ソミが済州島で出会ってしまった不思議な魅力を持つ青年・キョンス(チュ・ジフン)。結婚式を1週間後に控えたカップルたちの、「本当にこの人でよいのかな…?」というマリッジブルーの7日間を描く。実は、このテギョン、先日発表された米映画サイト「TC Candler」の「The Most Handsome Face of 2013(世界で最も美しい顔ベスト100)」で、何と13位を獲得。11位のブラッドリー・クーパー、12位のチャニング・テイタムに続き、15位のヒュー・ジャックマン、16位のレオナルド・ディカプリオという世界的スターを抑えてのランクインとなった。ちなみに、韓国勢では「SUPER JUNIOR」のシウォン(7位)に続いて2位となっている。そんなテギョンが、マリッジ・ブルーをどう乗り越えるのか。結婚している人、結婚を控えている人や結婚に憧れを抱く人も、多くの人が共感する‘あの感じ’をどう演じてくれるのか楽しみだ。『結婚前夜~マリッジブルー~』は5月10日(土)より新宿バルト9ほか全国にて公開。(上原礼子(cinema名義))
2014年01月17日昨年は『ムービー43』『キャリー』『キック・アス/ジャスティス・フォーエバー』『Girl Rising -少女たちの挑戦-』(ナレーション)と、4本の映画が公開され、多忙な年を送ったクロエ・グレース・モレッツ。16歳になった彼女、そろそろ恋の風が吹いてくるかもしれない年頃だが、先週の金曜日、夜の外出に出たところを目撃された。お相手は、ほかでもない彼女の母親のテリさん。2人は、賑やかなウェスト・ハリウッドの繁華街の中からモダン・メキシコ料理店「Tortilla Republic」を選び、ほかの女優の友人と楽しいひとときを過ごしたのだとか。目撃した人が米エンタメ誌「People」にした話によると「笑いあったり、ジョークを言い合ったりしてとても仲がよい様子でした」とのこと。またほかの関係者は「全員、サルサ・テイスティングやワカモレと一緒にメイン・ディッシュを平らげていましたよ。数時間はレストランにいましたね」と楽しげなディナーの様子が目に浮かぶようなコメントをしている。(text:Mieko Nakaarai)
2014年01月17日――列車で偶然出会った2人がウィーンの町で“夜明け”まで過ごした『ビフォア・サンライズ~恋人までの距離~』。――9年後に再会し、パリで“夕暮れ”まで過ごした『ビフォア・サンセット』。そしてさらに9年後、2人は双子の娘と共にギリシャにいた。――待望の『ビフォア』シリーズ第3章『ビフォア・ミッドナイト』では“真夜中”の成熟した大人の2人の姿が映し出される。フランスの巨匠ジャン=リュック・ゴダールに見出され、14歳で映画デビューを果たしたジュリー・デルピー。『ビフォア』シリーズ第1章の『ビフォア・サンライズ』では25歳だった彼女も、いまでは44歳になった(撮影時は43歳)。女優としてだけでなく、映画監督や歌手としても活躍し、第2作目の『ビフォア・サンセット』、そして今回の『ビフォア・ミッドナイト』でも監督リチャード・リンクレイターと、主演のイーサン・ホークと共に脚本を執筆し、アカデミー賞「脚色賞」にノミネートされた。私生活では、2009年に音楽家のパートナーとの間に息子が生まれ、母親となった。映画の中のセリーヌと同じように、飾らない笑顔でサバサバと話すジュリーに、長く愛され続けているこのシリーズ、共演のイーサン・ホーク、そして40代を迎えた胸の内を語ってもらった。自然で軽やかな会話が印象的なこのシリーズ。アドリブが多いのかと思いきや、すべて綿密に練られた脚本どおりだという。イーサン曰く、「耳から血が出るほどリハーサルを繰り返した」のだとか。第3章となる『ビフォア・ミッドナイト』では、アメリカ人のジェシー(イーサン・ホーク)とフランス人のセリーヌ(ジュリー・デルピー)の軽快な痴話ゲンカ(笑)は変わらないものの、前作までとは違い、映画の冒頭から一緒にいる。この2人のスキンシップについては「バランスが難しかった」と話す。「いつも手を繋いでいたら、可愛くなりすぎてしまうからダメ。能天気にイチャついたら台無しなの。一瞬だけ手を繋ぐの。散歩の最後に手を取り合うわ。あれは偶然じゃないのよ」と、何でもない仕草もすべて計算済み。この徹底ぶりが本シリーズの人気の理由なのかも?18年前から演じているセリーヌに、当然思い入れは強いはず。脚本も自ら執筆しているとあれば、ジュリー自身が反映されていてもおかしくはない。「今回の脚本を書く前に、『ビフォア・サンライズ』を観直したの。18歳のときに書いた日記が映画になっているみたいで驚いたわ!私がどういう人間だったかというより、こんなことを感じていたんだなと改めて知ったの。私のエッセンスは、セリーヌの中に生きてるわ。真実の種を蒔いたら、そこにフィクションの木が育つ。でもその根っこは、やっぱり真実なのよ」。出会いと別れ、再会を経て、本物の愛へと近づいていく2人。あれだけ愛についての議論を繰り広げているのだからば、今ではすっかり愛のエキスパートなのでは?「よく考えたからといって、理解しているとは限らない。セラピーと同じで、自分のことを少し分かるようになっても、よくなるわけじゃないのよ。頭で分かっていても、実際に行動できるわけじゃないしね(笑)」。「なぜ人は恋に落ちるのか?」という質問には、大人の女性らしい…といよりも、ジュリーらしいかなりリアルな答えが。「私は女性誌は読まないの。科学か歴史の本しか読まないわ。フィクションも読まなくなったわ。今はっきりと分かるのは、男女は化学反応なの。健康な子どもを作れるかってことだと思うの。化学反応にはいろいろな要素が混じり合ってるわ」。白馬に乗った王子様…なんて考えは彼女にはないようだ。そんな彼女の相手役を務めたイーサンとは、「気楽な関係」と話すジュリー。等身大で向き合える関係性は、共同脚本家としてもいい関係が築けたという。「私たちはお互いをよく知ってるから、一緒に仕事をする上でも気を使わなくていいの。もし私が不愉快になるようなことを彼が書いたら、すぐに言うの。分かり合っている相手には自尊心なんて働かないものよ。私たちにもそんな時代はあったけどね…でも、まだ時々はあるかな(笑)」とクスクス笑う。劇中の2人と同じように、ジュリーとイーサンは正直な気持ちをぶつけ合える関係。2人が横に並ぶ姿はあまりにも自然で、「この2人、本当に結婚すればいいのに」と思っているファンも結構多いはず。となると、ジュリーのパートナーはイーサンに嫉妬しないのかなと、勝手に心配になるが…彼女の夫は本作を観たのだろうか?「10秒くらい観て、微笑んで、何も言わないのよ!前の2作は気に入ったみたいだから、そのうち3作目も興味を持つかもね」。普段は男らしい(?)ジュリーも、やはりパートナーには少しヤキモチを焼いて欲しいのか、ちらりと女心も覗かせる。第1作目から18年の時が経ち、ジュリーも40代。たしかに20代のお肌とは違うけれど、その透明感は変わらない。「40代になっても別に気にならなかった。普通は気にするんだろうけど、私はいくつになっても気にしない。生きてさえいればいいわ。死については考えるけど、老いることについてはあまり考えないの。いまは脚本を5本書いてるけど、混乱していて何をしてるのか分からない(笑)。息子もいるし、時間がないのよ」と笑うジュリー。年齢を重ねることさえも楽みながら、仕事もプライベートも充実している様子。最後に、ファンが一番気になっている『ビフォア』シリーズの4作目について聞いてみた。「いまはギリシャを離れたのが、ついこないだのような気分なの。ずっと脚本を書いていたし、明日もイーサンと撮影する気がするわ。だから今は、私たちの誰も4作目のことを考えられないわね。この作品は本当にハードで集中力がいるの。立ち直るのに9年もかかるのよ(笑)」。可能性はゼロではない――9年後に再び2人が寄り添いながら歩く姿を楽しみに待つとしよう。(江﨑仁美(cinema名義))■関連作品:ビフォア・ミッドナイト 2014年1月18日よりBunkamuraル・シネマ、ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿バルト9ほか全国にて公開(C) 2013 Talagane LLC. All rights reserved.
2014年01月17日2014年大活躍が予想される“塩系男子”の代表格にして、いよいよ1月24日に主演映画『ゲノムハザードある天才科学者の5日間』が公開される西島秀俊(42)。昨年は大河ドラマ「八重の桜」に出演し、パナソニックの家電CMでギャップ萌えの“家電男子”を好演するなど、老若男女を問わずアツく支持されている実力派だ。一方、“濃い”系の代表格といえば北村一輝(44)。『劇場版 ATARU-THE FIRST LOVE & THE LAST KILL-』や『真夏の方程式』での刑事役が印象的だが、サンダンス映画祭にも出品された2月1日公開の『KILLERS/キラーズ』では狂気たっぷりのサイコキラーを熱演する。そう、今年は、この2人のような40代実力派俳優の主演作が続々と公開されるのだ。『ゲノムハザードある天才科学者の5日間』は、西島さん演じる主人公・石神武人が自宅で殺害された妻の遺体を発見するも、目の前で冷たくなっているはずの妻から電話がかかってくる…という衝撃的な展開から始まる。実は天才科学者だった彼の記憶は、上書きされていた。過去の記憶と現在の記憶、2つの記憶の間で彷徨う男が真実を探る5日間を描くサスペンス・アクションだ。かねてより俳優・西島のファンだったと公言する本作のキム・ソンス監督は、「知的で母性本能をくすぐる柔和な外見と、強く男らしく内に熱いものを秘めている内面を併せ持つ二面性のある俳優」と西島さんの魅力を語る。本作では次々と生まれる謎に挑み、記憶の混乱に苦悶する姿を見せる一方で、ほぼスタントなしで臨んだ西島さん渾身のアクションシーンは見どころだ。全力疾走し、屋根によじ登り、大男に投げられ、最後はカーアクションまでこなし、自ら傷の手当てをする場面では鍛え抜かれた上半身も披露。一晩中走りっぱなしという撮影でも「疲れを知らない体力と揺らぐことない精神力」でスタッフを圧倒した西島さんの、42歳とは思えない身体能力には脱帽するはずだ。また、強烈な個性と色気で映画界を牽引する北村さんは、『KILLERS/キラーズ』で、サディスティックな残忍さと独自の美意識を貫くサイコキラーに。日本の『凶悪』『冷たい熱帯魚』とインドネシア『ザ・レイド』の製作陣が、東京とジャカルタを舞台に、ネットを通じて殺しに魅せられた男たちのおぞましくも美しい宿命を描く。監督を務めた“モー・ブラザーズ(ティモ・ジャヤント&キモ・スタンボエルの監督コンビ)”の1人、ジャヤントは、北村さんを「集中力があり、完璧主義」と分析。北村さんはビルから落ちるシーンで、5回の撮影を全く同じように演じ、スタントマン以上のアクションをこなしたという。「Vシネマのときにスタントマンを入れず大怪我までした」という北村さんだからこそ、この壮絶なバイレオレンス・アクションを成し遂げることができたのだろう。さらに北村さんは、TVドラマから映画化が決定している『猫侍』が3月1日に公開されることもあり、本作とのギャップでさらなるファンを獲得しそうだ。ほかにも、生真面目な顔でコミカルな役をやってのけ人気を博す阿部寛(49)は、『トリック劇場版 ラストステージ』が公開中、さらに『テルマエ・ロマエII』(4月26日公開)が控える。また、素顔もモテ男であることを実証した竹野内豊(43)主演の『ニシノユキヒコの恋と冒険』(2月8日公開)、知的なイメージあふれる仲村トオル(48)主演の『チーム・バチスタFINAL ケルベロスの肖像』(3月29日公開)、二階堂ふみと共演する浅野忠信(40)の『私の男』(6月公開)と、2014年の公開作は脂ののった40代俳優が大健闘。これまで培ってきた経験と個性を自らの武器にして存分に生かすことのできる40代俳優は、製作者からの信頼も厚く、出演オファーはひっきりなし。今後も彼らの活躍から目が離せない。(上原礼子(cinema名義))■関連作品:私の男 2014年、全国にて公開ニシノユキヒコの恋と冒険 2014年2月より全国にて公開(C) 2014「ニシノユキヒコの恋と冒険」製作委員会トリック劇場版 ラストステージ 2014年1月11日より全国東宝系にて公開(C) 2014「トリック劇場版 ラストステージ」製作委員会
2014年01月17日レゴ(R)の世界のアドベンチャーを描いた史上初の長編映画『LEGO(R) ムービー』の日本公開日が、春休み3月21日(金)に決定。あわせて、「ルパン三世」や「クレヨンしんちゃん」、さらにはハリウッドスターの吹き替えでお馴染みの豪華声優陣による、日本語吹き替え版キャストが発表された。レゴ(R)ブロックの世界に暮らす住人であるにも関わらず、ひょんなことから伝説のヒーローであると思い込まれてしまう、平凡で生真面目な主人公・エメット。彼はそのせいで、邪悪な暴君に立ち向かうため、大冒険の旅に出ることに――。世界を救うヒーローと間違えられてしまうエメットの声を務めるのは、ハリウッドを代表するスター、トム・クルーズやブラッド・ピットの吹き替えで知られる森川智之。また、エメットが恋心を寄せるカッコいいヒロイン・ワイルドガールの声には、「ルパン三世」最新作で峰不二子を担当する沢城みゆき、レゴ(R) ワールドの支配者でブロックの自由を奪う恐るべき悪者“おしごと大王”の声には、『ルパン三世VS名探偵コナン THE MOVIE』で銭形警部を担当した声優界のドン・山寺宏一が決定している。さらには、人気アニメ「クレヨンしんちゃん」で野原しんのすけを担当している矢島晶子や、モーガン・フリーマンや『ホビット 思いがけない冒険』のガンダルフことイアン・マッケランなどで知られる日本声優界の大御所・羽佐間道夫、アーノルド・シュワルツェネッガーの吹き替えでお馴染みの玄田哲章と、脇を固める声優陣も錚々たるメンバー。しかも、彼らを含めた“たった8人”で150以上登場するレゴ(R)キャラクターたちを、すべて吹き替えるという大胆な試みも実施。“七色の声を持つ”山寺さんを筆頭に、日本を代表する声優陣たちが繰り出す声の変化にも注目だ。そんな本作の日本語吹き替えの監修は、放送作家・鈴木おさむさんが担当することも決定。あのレゴ(R)ブロックの世界を舞台にした冒険ストーリーに、ますます期待は高まりそうだ。『LEGO(R) ムービー』は3月21日(金・祝)新宿ピカデリーほか全国にて3D/2D同時公開。(上原礼子(cinema名義))
2014年01月15日映画『ニシノユキヒコの恋と冒険』の完成報告会見が1月14日(火)に都内で開催され、主演の竹野内豊を始め、尾野真千子、成海璃子、木村文乃、本田翼、麻生久美子、阿川佐和子、中村ゆりか、井口奈己監督が揃って出席した。芥川賞作家・川上弘美の人気小説を『人のセックスを笑うな』の井口監督が映画化。女性に優しくセックスも上手で仕事もでき、女性から女性へと渡り歩き芯の愛を求めるも、なぜか必ず女性から別れを切り出されるニシノユキヒコの美しくも切ない人生を描き出していく。「死ぬほどモテる男」を演じた竹野内さんだが、なぜ彼がここまでモテるのかは「私は基本、日本男児なので(笑)、理解するのが難しい」と首をかしげる。井口監督の演出を「ドS」と語るが、特に尾野さん演じる上司とのシーンについて言及。「リハーサルをしたら『いまの10倍イチャイチャしてください』と言われてそそくさといなくなったんです(笑)。(本番で)なかなかカットが掛からないんですが、尾野さんが見る見るうちに赤面していきまして(笑)」と述懐する。尾野さんは「撮影中も(赤面して)ポッポして、完成した映画観てポッポして、今日もポッポしてます(苦笑)」とポッポ連発!竹野内さんが言及したシーンについては「カット掛けないで常にポッポさせてくるんですよ。とても恥ずかしいひと時でした。芝居がしたかったです(苦笑)」と語る。竹野内さんに「芝居してなかったの?」と聞かれると「素ですよ!」とこの場でさらに赤面しそうな勢いで語っていた。そんな“竹野内版”ニシノユキヒコについてエッセイストであり、インタビュアーとして幾人もの男性と対話をしてきた阿川さんは「自分を出すというよりも、ひとりひとりの女性のいいとこを同じように引き出そうとするので、(女性同士で)ライバル心や嫉妬がない。映画の中で私が言う『同志みたい』というセリフがあるんですが」と分析。麻生さんは「すごく見つめてくるのでそれにやられちゃう女性は多いと思う」と語り、成海さんは「スマートで何でもできちゃうけど、かわいらしい部分もあり『触ってみたい』と母性本能をくすぐる」と語る。木村さんは「竹野内さんもニシノユキヒコもよく分からない」と語るが「よく分からないからこそ気になって、気がつくと手の中にいるのかも」とすでにその術中にハマっているよう?本田さんは「竹野内さんは目の色が薄くて引き込まれそうになる」、中村さんは「話をすると穏やかで居心地の良い空間にしてくださいました」とまさに女優陣全員からべたぼめの嵐!井口監督も「想像をしていたよりも純粋な方で、普通の男性を超越していた」と役柄のイメージを超えたニシノユキヒコ像を竹野内さんが体現したと満足そうだった。竹野内さんは照れくさそうな笑みを浮かべつつ、改めてニシノユキヒコについて「女性の求めている全てを叶えたい思っており女性第一なんですね。私もモテたいので参考にしようかと(笑)」と語っていた。『ニシノユキヒコの恋と冒険』は2月8日(土)より公開。(黒豆直樹(cinema名義))■関連作品:ニシノユキヒコの恋と冒険 2014年2月より全国にて公開(C) 2014「ニシノユキヒコの恋と冒険」製作委員会
2014年01月14日まもなく今年のゴールデン・グローブ賞の結果が発表され、1月16日(現地時間)には今年のアカデミー賞ノミネート作品が発表される。昨年末からの賞レースもいよいよ佳境を迎えることとなる。日本代表としては、「外国語映画賞」ノミネートにエントリーしていた『舟を編む』は、最終5作品のノミネート資格を得る、“ショートリスト”9作品入りを残念ながら逃し、日本映画でノミネートの可能性を残しているのは、『風立ちぬ』など、アニメーション作品に限られることになった。しかし、アメリカ映画ながらも、日本人夫婦を主人公とし、全編日本語が飛び交う映画が、「長編ドキュメンタリー映画部門」で、最終ノミネートの可能性を残していることをご存じだろうか?その作品とは、現在公開中の映画『キューティー&ボクサー』である。ニューヨークに在住の現代芸術家“ギュウちゃん”こと篠原有司男とその妻・乃り子の40年におよぶ結婚生活と創作を、現在29歳のアメリカ人監督、ザッカリー・ハインザーリングが5年にわたって追い続けたものだ。今年のアカデミー賞「ドキュメンタリー部門」の下馬評を見てみると、ジョシュア・オッペンハイマー監督による異色の実験的ドキュメンタリー映画『アクト・オブ・キリング』、昨年の山形国際ドキュメンタリー映画祭で上映され好評を博したサラ・ポーリー監督の家族を巡るドキュメンタリー『物語る私たち』、そして現在公開中の『バックコーラスの歌姫(ディーバ)たち』に注目が集まっている。そんな群雄割拠の中、N.Y.で堂々と闘い続けている日本人夫婦を主人公とする本作。篠原夫妻が公開前にプロモーションで来日した際には、81歳とは思えないほど明朗にして快活に、旺盛な創作意欲を語る夫・有司男、そして21歳年下の妻であり、またアーティストとして有司男のよきライバルでもある乃り子の異色な夫婦に、各メディアがラブコールを贈り、テレビ、ラジオへの出演が相次いだ。気持ちだけで突っ走る夫に、冷静な妻がツッコむ…絶妙な篠原夫妻のトークは、まるでベテラン芸人の夫婦漫才のようだ。テレビで篠原夫妻を知った方々は、まさかこの夫妻が由緒あるアカデミー賞に絡むことがあるとは予想もしていなかっただろう。しかし、彼らを追った『キューティー&ボクサー』は昨年のサンダンス映画祭で見事「監督賞」を受賞、その後も世界各国の映画祭に招待され、さらに今回のオスカー・ノミネート候補にもなるほどに評価を受ける作品として、いま大きな注目を集めているのだ。来る1月16日、15本のショートリストから5本のノミネート作品が選ばれるわけだが、つまりは確率、1/3。ギュウちゃんは『キューティー&ボクサー』初日舞台挨拶で、「アカデミー賞、いただくぜー!」と高らかに宣言したが、果たしてその願いは届くのだろうか?『キューティー&ボクサー』はシネマライズほか全国にて公開中。第86回アカデミー賞授賞式は2014年3月2日(現地時間)にアメリカ・ロサンゼルスにて開催。(text:cinemacafe.net)■関連作品:キューティー&ボクサー 2013年12月21日よりシネマライズほか全国にて公開(C) 2013 EX LION TAMER, INC. All rights reserved.
2014年01月11日「Esquire」が選ぶ最もセクシーな女性スカーレット・ヨハンソンが、人工知能を有するオペレーション・システムとして“声”のみの出演を果たし、各映画賞で多くの注目を集めている映画『her』(原題)の邦題が、『her/世界でひとつの彼女』に正式決定。6月28日(土)より日本公開されることになった。近未来のロサンゼルス。長年一緒に暮らした妻・キャサリン(ルーニー・マーラ)と別れたセオドア(ホアキン・フェニックス)は、人工知能搭載OSの“サマンサ”(スカーレット・ヨハンソン)に恋してしまう。そうはいっても、“彼女”は実体などなく、コンピューターや携帯画面の奥から発せられる、ただ声だけの存在。けれど、“彼女”は驚くほど個性的で、繊細で、クレバー。それでいてセクシーだった。次第にセオドアは、“彼女”と一緒に過ごす時間だけを幸せに感じるようになり、“彼女“に魅了されていく――。脚本・監督は現代アメリカを代表する若手映画作家、スパイク・ジョーンズ。本作は、『かいじゅうたちのいるところ』(09)以来約4年ぶりの長編映画であり、初の単独脚本作品となる。本作は、去る12月にはナショナル・ボード・オブ・レビュー(米国批評会議賞)において「作品賞」&「監督賞」をW受賞。この「作品賞」に輝いた作品は13年連続でアカデミー賞「作品賞」ノミネートを果たしているだけに、オスカーへの出馬はほぼ確実となった。また、1月12日(現地時間)に授賞式が行われるゴールデン・グローブ賞では、主演のホアキン・フェニックスの「男優賞」始め3部門にノミネート。そのほか、米批評家協会賞で「作品賞」「監督賞」のノミネーション、そして、何と言ってもスカーレット・ヨハンソンが史上初、声だけの出演で第8回ローマ国際映画祭「最優秀女優賞」を受賞しており、オスカーでも各賞をにぎわせる可能性大。主人公セオドアを魅了し、ときに翻弄する “サマンサ”ことスカーレット・ヨハンソンは、人間よりも人間らしく、かつてない魅力を持ったガールフレンド=“彼女”を声だけで熱演。思わず恋に落ちてしまうセオドアの気持ちにリアリティを与えている。これまで誰も感じたことのない、愛おしさと切なさがぎゅっと詰まった、史上初のラブストーリーがついにお目見えする。『her/世界でひとつの彼女』は6月28日(土)より新宿ピカデリーほか全国にて公開。(上原礼子(cinema名義))
2014年01月10日『トリック』シリーズ最終章『トリック劇場版 ラストステージ』の公開を前に、投票で選ばれたドラマの人気エピソード3本と本作を徹夜でイッキ見するイベントが1月9日(木)夜から10日早朝にかけて開催。上映後には仲間由紀恵、阿部寛、堤幸彦監督の舞台挨拶が行われた。自称・超売れっ子美人マジシャンの山田と騙されやすい天才物理学者・上田のコンビが怪事件の裏に隠されたトリックを暴いていく人気シリーズで、連続ドラマにスペシャルドラマ、劇場版とシリーズを重ねてきたが本作で最終章となる。公式ページで募集した「輝け! 『TRICK』エピソードランキング」でTVドラマ17エピソードの中から「母の泉」腸完全版、「六つ墓村」超完全版、「死を呼ぶ駄洒落歌」腸完全版が上映され、その後、今回の劇場版を先行上映。朝の8時半過ぎに全てを見終えた観客の前に仲間さんらが登場すると、会場は拍手と歓声に包まれた。仲間さんは徹夜で鑑賞した熱烈なファンに労いと感謝の言葉を口にし、「14年間、続けてまいりましたが、阿部さんと堤監督に付いてきました」と笑顔。阿部さんは「『トリック』は僕の歴史でもあります」と胸を張る。堤監督はシリーズ終結について「寂しいんです。ホントに寂しい…」と語り、その思いを最終章に込めたと語る。前夜に上映された「母の泉」はシリーズ最初の事件ということで、阿部さんは「撮影に入って、そのときはまだ役作りもできてなくて、なんていう世界かと思った」とふり返る。当時はかなりのハードスケジュールだったそうで、「朝の4時とか4時半くらいまで撮って、ちょっと寝て、また撮るというのを2週間くらい続けていた」と明かす。「夕立で中断したときに、みんなですごいテンションでカラオケしてた」(堤監督)、「卓球で盛り上がったりした」(仲間さん)と3人とも懐かしそうに当時を述懐していた。今回の『ラストステージ』はシリーズ初の海外ロケでマレーシアに飛んだが、仲間さんは「とにかく暑かった。汗が滝のように出ました。奈緒子と同じようにワクワクしながらリゾート感のあるところやオシャレな場所をと思ってたら、ジャングルで、ワニがいる河で、コウモリがいる洞窟だった…」とガッカリ。しかも、「初日は大雨」(阿部さん)。堤監督は「どこ行っても同じでだいたい洞窟ですからね(笑)」とそれこそが『トリック』らしさだと笑っていた。また、山田を貧乳、上田を巨根という設定にするなどのコミカルな要素について、堤監督は「仲間さんと初めてお会いしたときにずっと知ってるかのように喋ることができたので、今回は笑いの路線で行こうと決めた」と第一印象でシリーズの方向性を決定したと明かす。この日も壇上で仲間さんを「国民的貧乳」と表現。仲間さんは「そんなこと言われたことないです!」と憤慨しつつ、“国民的貧乳”という言葉に報道陣のペンが一斉に反応したのを見て「もっとほかに書くこといっぱいありますから!」と苦笑していた。また、山田と上田の間の恋愛要素の有無に話が及ぶと、堤監督は本作に登場する回想シーンについて「上田の目線で特徴的な奈緒子の表情を映してる」と説明。阿部さんも「過去を見ると切ない気持ちになる。できた映画を観て、こんなに奈緒子を想っていたのかと感動した」と語る。一方、奈緒子の上田に対する思いについては、堤監督は「洞窟で奈緒子が14年持ち続けたカゴを落としたとき、大事なものがある」と思わせぶりに微笑んだ。最後の締めの挨拶で真面目なことを言うかと思えば、阿部さんは本作から参加した東山紀之について「マレーシアでジムに行ったとき、東山さんの伝説の腹筋千回を見た」と興奮気味に語るなど、最後まで笑いに満ちた舞台挨拶となった。仲間さんは「最後までよろしくお願いします」と頭を下げ、客席は拍手に包まれた。『トリック劇場版 ラストステージ』は1月11日(土)より全国にて公開。(黒豆直樹(cinema名義))■関連作品:トリック劇場版 ラストステージ 2014年1月11日より全国東宝系にて公開(C) 2014「トリック劇場版 ラストステージ」製作委員会
2014年01月10日