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2005年にTVコマーシャルに出演したジョージ・クルーニーについて、ラッセル・クロウが馬鹿にしたことに対し、ジョージがそれに反発した事に端を発した2人の舌戦を覚えておられるだろうか?ラッセルは「僕はジョージ・クルーニーのようにスペインでスーツの広告に出たりはしないし、ハリソン・フォードみたいに日本でタバコの宣伝に出たりもしない」と語り、ジョージは「アーティストがアーティストを批判するのは好まない」と応戦したのだ。その事件について、8年を経過した今、ジョージは男性誌「Esquire」最新号でこう語っている。「ラッセルが僕に詩集を送ってきたんだ。それは彼が言ったたわ言に対する謝罪の印だと思う。とにかくあのときは、何の前触れもなく、突然に彼が噛み付いてきたんだ」。さらに続けて「僕は、『ラッセルこそ自分のロック・バンドを宣伝するために、自分の知名度を利用しているじゃないか。僕もハリソンや、デ・ニーロと一緒にバンドを結成しようかな。いいアイディアをありがとう』とジョークでかわしたんだけれど、彼の腹の虫はまだ収まらなかったんだ。さらに、彼は僕を指して『やつは自分を第2のフランク・シナトラだと思っている』と来たから、メモをラッセルに送ったんだよ。『こうやって2人の有名人がただ喧嘩してるのを喜ぶのはゴシップ雑誌だけだと思うよ。一体、どうしたんだい?』ってね」。ジョージは、ラッセルが突然送ってきた詩集を彼なりの謝罪の印だと受け取り、その年の英国アカデミー賞で受賞を果たしたら、スピーチで読むつもりだったという。残念ながら、ジョージが製作・主演した『シリアナ』(’05)での受賞は逃してしまったため、ラッセルの詩集は披露されなかったのだとか。8年前の出来事とはいえ、いまだに分からないのは、なぜ突然ラッセルがキレて、名指しでジョージやロバート・デ・ニーロ、ハリソン・フォードを批判したのかということだ。(text:Mieko Nakaarai)
2013年11月12日NHK大河ドラマ「八重の桜」がまもなくクライマックスを迎える綾瀬はるかと、2014年の大河ドラマ「軍師官兵衛」に出演する松坂桃李が、映画で初共演を果たすことが明らかとなった。映画のタイトルは『万能鑑定士Q -モナ・リザの瞳-』。このほど主演を務める2人からコメントが到着した。原作は、「ミッキーマウスの憂鬱」や「千里眼」シリーズで知られる松岡圭祐が描く累計310万部の超人気ミステリー「万能鑑定士Qの事件簿」シリーズ。今回の映画化にあたり選ばれたエピソードは、原作ファンが選ぶ人気ランキングNo.1の「万能鑑定士Qの事件簿IX」となるようだ。物語は、ルーヴルの臨時学芸員に選ばれた主人公・凛田莉子と彼女を取材する雑誌編集者・小笠原のコンビが、日本とフランスを舞台に、歴史的傑作絵画「モナ・リザ」の盗難をめぐる陰謀を解き明かしていく姿を描く。驚異的な鑑定眼とロジカルシンキング(論理的思考)を駆使して、難事件を解決するヒロイン・凜田莉子を演じる綾瀬さんは、今回の役柄について「莉子が仕事にしている“万能鑑定士”はとても面白くて、蓄積された膨大な知識を持って、色んな人の身に着けている物から、この人がどういう仕事をしているのか、どんな生活をしているのかが分かってしまうんです。私も撮影が終わるころには、人を下からなめまわすように見ているかもしれません(笑)」とコメントを寄せる。一方、そんな莉子と共に事件の謎を追う、入社5年目の雑誌編集者・小笠原を演じる松坂さんは「“記者としていい味が出ている”と聞いて、その匂いを出したかったのでうれしいです。狙い通りです(笑)」と自信を覗かせるコメント。さらに「小笠原は、原作ではメガネをかけていませんが、(役柄として)活字を扱っていますし、メガネをかけていてもよいのではないかということで、衣装合わせの際に監督と相談して、こういうスタイルになりました。映画では様々な骨董品や絵画が出てきますが、小笠原自身、莉子がきっかけでそういう世界を知っていくので予備知識としてあえて深く触れないようにしています」と役作りについても語ってくれている。撮影を楽しんでいる様子の2人は本作が初共演。その感想は?「普段テレビで見ている爽やかなイメージとは違いますね。記者さんが爽やかではないという意味ではないのですが、松坂さん演じる記者さんモサッとしていますよね(笑)」(綾瀬さん)。「綾瀬さんはイメージ通りとても柔らかい空気をまとっている方でしたが、視野が広いし、何より勘が鋭い一面もあるんじゃないかなと感じました。お芝居をしている中で、現場にある情報や言葉などを自分の中で変換して取り組んでいく…そういう勘の鋭さがありますね」(松坂さん)。また、莉子のライバルの鑑定士役に『終戦のエンペラー』でハリウッドデビューを果たした国際派女優・初音映莉子。そして、ルーヴル美術館の代理人に村上弘明といった脇を固める実力派俳優のキャスティングも明かされた。撮影では、パリでの大規模な海外ロケも予定されているとのこと。果たして、どんな作品に仕上がるのだろうか?『万能鑑定士Q -モナ・リザの瞳-』は2014年初夏、全国東宝系にて公開を予定。(text:cinemacafe.net)
2013年11月12日「決断」という言葉が幾度となく彼女の口をついて出る。女優という仕事に、人生に確固たる正解があるわけではない。「生きていく中でしんどいこと、上手くいかないことだらけですけど、そこからどう抜け出すか?自分で決めて、覚悟を持って進むしかないんです」。決断を積み重ねて“いま”がある。結婚・出産を経て、40代を迎え、永作博美が同世代の女性から強く支持される理由が分かる気がする。主演映画『四十九日のレシピ』で演じた主人公・百合子は「いままであまり、決断をしてこなかった女性かなと思う」と永作さん。そんな彼女が小さな、でも確かな一歩を踏み出すに至る過程をどのように演じたのか?夫の浮気が原因で実家へ舞い戻った百合子が、頑固な父や実家に集う騒々しい若者たちと共に、「四十九日は盛大に大宴会を」という母の遺言を実現すべく奔走する中で、再生の一歩を踏み出していくさまを静かに描き出す。死にゆく人の願いとは思えない、何とも明るい希望に満ちた遺言。母の遺したこのメッセージに惹かれ、永作さんは本作への出演を決めたという。「脚本を読んですごくインパクトがありました。自分が死んだ後に盛大な大宴会を――何て素敵な遺言なんだろうって思いました。この素敵な宴をぜひ私が開きたいって思ったんです」。「一番最初に脚本を読んだときの印象を忘れないようにするというのが私のやり方」という永作さん。不妊治療に悩んでいる中で夫が愛人を妊娠させたことを知り、離婚を決意して実家へと戻った百合子の抱える“荷物”、そして彼女が少しずつ変化していく姿をイメージし現場に入った。「(百合子は)すごく良い子として育った、ある種の生真面目さを持っているんだなというのは感じていました。本人も気づいていない固い“鎧”を着込んでいるというイメージ。それがゆっくりと溶けていく――でも、最後まで気丈さは残したい。そんな風に思いながら、タナダ(ユキ)監督にも『言葉で説明するとニュアンスが伝わらないので、現場に行ってやってみて、気になることがあれば言って下さい』とお話ししました」。演じながら、百合子のリアリティが増していくのを実感していたという。「最初の脚本の段階では正直、あまりに普通すぎて逆にこんな人いないんじゃないかって思ったんです。それがやってみたら『あぁ、きっとこういう人いるな』と味が増していきました。普段から『こんな人、絶対にいない!』と思いつつ、好んでそういう役を引き受けてしまうところはあるんですが(笑)。今回、特に自分からは何も言わないし、あまり動かない役で、最近のアクの強い役とは違うので(笑)、そこも含めてリアリティをどう与えていくか?という不安があったんです。でも演じるうちにこうやって、自分で抱え込んだまま『こんなこと人に言えない』と思いながら、黙々と生活している人っているんだろうなと思えてきました」。そう、百合子は自分からは動かない。決断もしない。夫が愛人を妊娠させても、どちらを選ぶのか迫るでも、怒りをぶつけるでもなく“棄権”し、自ら身を引いてしまう。そんな彼女が父(石橋蓮司)、そして亡き母が携わっていた施設の生徒であったイモ(二階堂ふみ)、日系ブラジル人のハル(岡田将生)と関わり、そしてこれまで知らなかった母の素顔を知ることで少しずつ変わっていく。「自分で決断したことがあまりないせいか、少し彼女に対し幼稚な印象を持ってたんです。それがお母さんの話を聞いて、空白を埋めていく――最初は他人の力で、だんだん自分の力で埋めていくことで成長していくんですね。ようやく自分で決断することで、それはもしかしたら誰も気づかないような小さなものかもしれないけど、確実に一歩を踏み出しているんです」。永作さん自身は30代の後半で結婚し39歳で第一子を出産。このほど、第二子も誕生した。肉体的な“タイムリミット”がある出産を含め、仕事、結婚など、女性というだけで好むと好まざるとに関わらず、男性以上に様々な岐路に直面せざるを得ない世の風潮は確実にある。永作さんはやはり、自分なりに“決断”することが大切だと語る。「自分で決断しない限り、進まないですよね。個人的には男だから、女だからと幸せの形が変わるわけでもなく、自分の道を歩くことが大事だと思います。とはいえ、やはり女性として生まれたからには子どもを産みたいという気持ちはもちろん、私もすごくよく分かります。それは人に何か言われて変わるものではないし、だから百合子もそうですが、気が済むまで頑張ればいいと思います。ただ、そうすることで体力も、気力も、そして時間もものすごく奪われてしまうことも事実です。そこで囚われてしまい、違う可能性が見えなくなるのは、やはりもったいない。そこでも決断なんですよね。もちろん、やり抜くのも決断で、決めたからにはとことんやればいい。逆に一度、違う新しい風を取り込んでみたら、見えてくるものもあるかもしれない。どんな選択肢もある時代だからこそ、違う幸せもたくさんあると思う。いまこの一瞬しかないんだから」。「空白なんてない」――それは百合子が発する永作さんのお気に入りのセリフ。「起こったことは何もかも、その人の人生にとって大事なこと。日常の中で、ぽっかりと穴が開いてしまうことってあると思うけど、そんな人にとってもすごく良い言葉だなと思います。私自身、『あぁ、楽しかった!』と思いながら『じゃあねー!テヘッ(笑)』と言って最期を迎えられたら…(笑)。もちろん、いまは現実的じゃないからそんな風に言えるんだろうけど、だからこそ毎日を充実させて――まさに“その日暮らし”で(笑)――生きていくことが大事なのかなと思います。苦労しながら結果を出していくのが楽しかったりもします。そのうち『空白なんてない』という言葉が実感として腑に落ちる日が来るといいですね」。(photo / text:Naoki Kurozu)■関連作品:四十九日のレシピ 2013年11月9日より新宿バルト9・有楽町スバル座ほか全国にて公開(C) 2013映画「四十九日のレシピ」製作委員会
2013年11月11日大家族ドキュメンタリー番組「痛快!ビッグダディ」で話題を呼んだビッグダディの妻・美奈子が離婚後に刊行した自叙伝を映画化した『ハダカの美奈子』が公開。主演の中島知子らと共に11月9日(土)、初日舞台挨拶を行なった。映画は現在から10年後の美奈子と子どもたちの“未来”を描いており、ワイドショーを騒がせた“洗脳騒動”から芸能界復帰を果たした中島さんが主人公・美奈子を演じ、美奈子さん本人は息子のシオンの婚約者として映画デビューを果たしている。この日は、若い頃の美奈子や一男五女の美奈子の子どもたちを演じた階戸瑠李、菅谷哲也、元「AKB48」の平嶋夏海、冨手麻妙、栗栖なつみ、三好杏依、永島のん、主題歌を担当したRaychel(レイチェル)、森岡利行監督も来場。中島さんは「可愛い子どもたちばかりで、美奈ちゃんも含めみんな、ピッチピチですからね!」と一同を見渡しその若さに羨望のまなざしを向ける。映画については「美奈ちゃんはいろいろあったけど本当に魅力的で、(撮影が)楽しかったです。いまはドキドキしてますが、早くみなさんに観てもらいたい!」と自信を覗かせる。美奈子さんは「始め、『ハダカの美奈子』を書いたきっかけは離婚して、再スタートのためのケジメのつもりでした。たくさんの人に読んでいただき、映画化、そして私の役を大好きな中島さんが演じることになり夢のよう。今日を迎えても夢みたいです」といまだに信じられない様子。15歳で妊娠し、シンナー、覚醒剤と壮絶な道を歩む10代の美奈子を演じた階戸さんは、「原作を読んで想像を絶する人生で、プレッシャーもすごかったです」とふり返る。これらのシーンを目にした美奈子さんは「つらくなって涙が出ました。私の気持ちをそのまま演技してもらえて、涙が止まりませんでした」と称賛した。初めての映画出演で自身にとっては長男であるシオンの婚約者という役柄を演じたが、「私にとっては(シオン役の菅谷さんが)息子のようにしか思えず、結婚式のシーンも息子を見るような気持ちでした(笑)」とも。劇中で美奈子さんに代わって“母”としてシオンを祝福した中島さんは、美しい式に心奪われたそうで「人の結婚で花投げている場合じゃないなと思いました」と苦笑交じりで語り結婚願望を覗かせていた。なお、本作は「PG12」(※12歳以下の鑑賞は、成人保護者の同伴が適当)のレイティング指定は付いたものの、家族で観られる映画として製作されている。だが、さらに原作にも忠実な過激な表現を加えた『ハダカの美奈子 R-18』が2014年2月に改めて公開されることが決定!この日、監督と中島さんの口から発表された。中島さんは、発表の際に最前列に陣取る報道陣を見やり「失笑が漏れてますけど…」と苦笑。それでもこの『R-18』版の描写について、「体当たりもいいとこで壁にぶつかって倒れてます!監督に『いいよ、いいよ』と褒められるうちに脱いでしまいました。やってみたかったんです」と臆することなく文字通り“裸一貫”で勝負したと強調。会場からは期待を込めて拍手が送られた。『ハダカの美奈子』は全国にて公開中。(黒豆直樹(cinema名義))■関連作品:ハダカの美奈子 2013年11月9日よりシネマート新宿、お台場シネマメディアージュほか全国にて公開(C) 2013「ハダカの美奈子」製作委員会
2013年11月10日北川景子×深田恭子共演の『ルームメイト』が11月9日(土)に公開を迎え、北川さん、深田さんに共演の高良健吾、古澤健監督による舞台挨拶が都内劇場で行われた。偶然の出会いから意気投合し、ルームシェアをすることになった女性2人。だが、共に暮らす内に恐るべき内面が露わになり…。2人が辿る奇妙な運命を描いたミステリー・ホラー。2人揃って黒いワンピースで登場した北川さんと深田さんは、映画を観終わったばかりの満員の客席からの拍手にホッとした様子。北川さんが劇中、返り血を浴びる凄まじいシーンもあるが、本人は「楽しかったです!」と笑顔で述懐。「今回は暴れてやろうって思ったので。普段は崩さないようにする部分を気にせず、体当たりで服が破れても泥んこになってもいいという気持ちで新鮮で楽しかった。『血糊、もっとかけちゃって!』という感じでした(笑)」と明かす。深田さんは“女のバトル”について「そういう言われ方するんですが、実際には私ばかり、景子ちゃんに平手打ちをしたり蹴ったり、杖で突いたりで、カットがかかるたびに心配だったんですが、景子ちゃんは『全然大丈夫!思い切りやって』と言ってくれて助けられました」と申し訳なさそうにふり返る。そんな2人の様子について高良さんは「撮影の合間に仲良く喋っていたかと思ったら、急にバチバチとなって、撮影が終わったらまた『大丈夫?』という感じで怖いな…と思いました(笑)」と意外なポイントで女の怖さを思い知らされたよう?最後は“恐怖”をイメージして作られたというオリジナルのカクテル「ルームメイト」で、高良さんの音頭により「北川さんと深田さんの美しさに!そして映画の初日を祝って、一人でも多くの人に映画を観ていただけるように祈って」と乾杯が行われ、温かい祝福ムードの中で舞台挨拶は幕を閉じた。『ルームメイト』は全国にて公開中。(黒豆直樹(cinema名義))■関連作品:ルームメイト 2013年11月9日より全国にて公開(C) 2013「ルームメイト」製作委員会
2013年11月09日『美女と野獣』『塔の上のラプンツェル』を超えるまったく新しい愛を描いたディズニー最新作『アナと雪の女王』。本作の日本公開を記念して、女性から絶大な人気を博しているアーティスト、清川あさみによる『アナと雪の女王』スペシャル・アートが世界初公開されることになった。運命に引き裂かれた美しい姉妹エルサとアナ。触れるもの全てを凍てつかせる“秘密の力”を持つ姉・エルサはその力を制御できず、真夏の王国を凍てつく冬の世界に変貌させてしまう。妹のアナは、逃亡した姉と王国を救うため、山男のクリストフとその相棒・トナカイのスヴェン、“夏に憧れる雪だるま”のオラフと雪山の奥深くへと旅に出るのだが…。作品や写真に糸や布を素材とした刺繍を施し、いままでにない手法で独特の世界観を表現する清川さんは、これまで木村カエラや柴咲コウ、JUJUなどの人気アーティストのCDジャケットやグッズデザインを手がけてきた。最近では、漫画「ONE PIECE」とのコラボ表紙などでも話題となっている。『アナと雪の女王』特別コラボ企画では本作からインスピレーションを受け、強い個性的なイメージをそのままに、美しく幻想的な世界にたたずむWヒロインのアナとエルサを表現。ディズニー史上最も壮大なファンタジー映画の世界観を見事なまでに再現している。幼少期に最初に影響を受けたビジュアルがディズニーランドやディズニー映画であり、1番最初にものづくりをするきっかけになったのは、“ディズニー”のおかげという清川さんは、「煌めく世界を、素敵な女性像をいろんな人に伝えられたらいいなと心を込めて制作しました」と作品にかける思いを語った。清川さんのスペシャル・アートが展示される「アナと雪の女王」展は現在「HAPPINESS TOWN PROJECT」を開催中の新丸ビル3階アトリウムにて、12月25日(水)まで開催中。映画公開を前に、まずは清川ワールドの“ディズニー”に触れてみては?『アナと雪の女王』は2014年3月14日(金)より2D/3Dで同時公開。(田邊良恵(cinema名義))■関連作品:アナと雪の女王 2014年3月14日より2D/3Dで同時公開(C) Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.
2013年11月08日現在43歳ながら、“肌美人”としても知られる永作博美。まもなく公開となる、彼女が主演を務めた『四十九日のレシピ』でヘアメイク担当の竹下フミさんに、永作さんの“美”の秘訣をこっそりと聞いた。ある日突然、母・乙美を失った百合子(永作博美)。父・良平(石橋蓮司)が心配だからと実家に帰るが、実は夫(原田泰造)との間に問題を抱え、憔悴しきっての帰郷だった。そんな折、百合子と良平の元に派手な服装の不思議女子・イモ(二階堂ふみ)と、日系ブラジル人の青年・ハル(岡田将生)が現れる――。本作では出戻り娘として実家に帰ってきたヒロインを演じており、竹下さんも「永作さん本人の持っている可愛らしさや綺麗さを少々消し、生活感を感じさせる為に色々と話合いました」と明かすようにメイクはもちろん薄め。素っぴんから永作さんを見ている竹下さんは、それでも“可愛い”と思わせる彼女の美肌についてこう語る。「常に肌のコンディションは良好にしていました。撮影時は11月~で乾燥の時期、その上ホテル暮らしという状況の中、自己管理はさすがです!」と女優としても、女性としてもプロの姿勢を崩さない永作さんを絶賛。実際にお肌のプロから見た永作さんの肌年齢は?と聞いてみると「キメが細かく、弾力がある美肌。第一印象は『毛穴がない!』です。30代前半の肌ですね」とまたも手放しで賛辞を贈る。美肌だけではなく、同性ながら女性としての魅力にも心奪われたそうで、「テンションがいつも一緒んでブレない方だなと。誰にでも同じように接していてとても可愛い人。あの笑顔がたまりません!スタッフみんなメロメロでした(笑)」。また永作さんは、劇中前半は生活に少々疲れている設定のため、役作りのために肌のお手入れをあえてせず、さらに「永作さんの輝きを少々隠しました。マイナスメイクからのスタートでした」という。その後のメイクプランについては、「後半からはラストシーンに向かって再スタートという意味もあり、メイクをプラスして輝かせるようにしました」と語るように、新たに一歩ずつ前へと踏み出していく彼女の終盤の輝きには女性なら誰もが憧れてしまうはずだ。最後に、美のプロに永作さんのような美肌を手に入れるためのアドバイをお願いした。「汚れはキレイに落として、しっかりと水分を入れ込む、たっぷりと化粧水を、そして蒸発しないようにフタをするクリームをのばす。そして、リンパの流れをよくすることです」。本作を観て心を綺麗にした後は、永作さんをお手本に肌美人を目指してみては?『四十九日のレシピ』は11月9日(土)より新宿バルト9、有楽町スバル座ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:四十九日のレシピ 2013年11月9日より新宿バルト9・有楽町スバル座ほか全国にて公開(C) 2013映画「四十九日のレシピ」製作委員会
2013年11月07日もし日本料理など見たことのない海外人シェフたちが、簡単なヒントだけをたよりにニホン料理を作ったら?そんな好奇心をくすぐるNHKの新クッキングバラエティー「妄想ニホン料理」。栗原類と清水ミチコをMCに迎えて贈る本番組だが、第6回目となる11月9日(土)に放送されるのは、日本の刑事ドラマには欠かせない(?)“かつ丼”がテーマとなるようだ。番組内でシェフたちが得られる情報は、日本での料理名と料理にまつわるわずかなヒントのみ。これまで世界各国の想像力豊かなシェフたちが、“いなりずし”や“かば焼き、“親子丼”など本来のものとはちょっと違った…新たな日本料理を生み出してきた。第6回目となる11月9日(土)の放送のテーマは“かつ丼”。今回与えられるヒントは、「勝負の前に勝利を願って食べる」「ごはんの上に何かをのせた料理」「日本の刑事ドラマでは刑事さんが容疑者の心を開くために出す」というシンプルなもの。今や世界最大のギャンブルシティーとなった中国・マカオからは2人のシェフが登場。カジノの常連客が通うレストランのシェフは、“運気が上がる”という食材を重ね盛り。一方、マカオ警察の元・警察官という異色のシェフは、自分の経験を基に、容疑者の心を開くための料理を披露。もう一か国はカツレツのルーツの一つ“シュニッツェル”が名物のオーストリアからは、ビア・レストランのシェフが参加。しかし、肉の香りは容疑者の心を開かせると豪語し、レアステーキを焼き出す。“誤解は発明の母”。マカオとオーストリアのシェフによる、それぞれの文化の「ゲン」を担いだ新たな“かつ丼”に注目だ。異文化交流クッキングバラエティー「妄想ニホン料理」は、NHKにて毎週土曜・23時30分~放送。(text:cinemacafe.net)
2013年11月07日人気シリーズ完結の後編が「まだできていない!」と堤幸彦監督が自らが語り、その結末どころか公開の行方も心配されている(?)『SPEC~結(クローズ)~爻ノ篇』(11月29日公開)。その主人公、坊主頭の“キレ”キャラ・瀬文焚流を連続ドラマからおよそ3年間演じ続けてきた加瀬亮。一方で、『ペコロスの母に会いに行く』(11月16日公開)では、主人公・雄一の若かりし頃の父親役でまたひと味違った“キレっぷり”を披露している。その確かな演技力と、選ぶ役柄の振り幅の広さでファンだけでなく映画監督たちからも人気の俳優・加瀬亮、その魅力に迫る。鬼才・堤監督のもと、戸田恵梨香とのコンビでW主演を務めて早3年、自身最大のヒットシリーズとなった『SPEC』。数々の謎が明かされ、未曽有のクライマックスへと向かう完結編に、『~漸(ゼン)ノ篇~』初日舞台挨拶では「寂しさ半分、晴れやかな気持ち半分」と語るなど、かなり思い入れ強く瀬文を演じてきた加瀬さん。戸田さん演じる当麻にキレまくる、瀬文の仏頂面がこれで見納めかと思うと、確かに一抹の寂しさがある。だが一転、『ペコロスの母に会いに行く』では、神経症持ちの、線の細い父親役で仏頂面を披露する。認知症になった母・みつえ(赤木春恵)の夢想に時々現れる、雄一(岩松了)の父・さとるは、給料をすべて飲み代に使ってしまい、道ばたで寝てしまうような男。しかし、不器用にも息子を思う愛情はたっぷりな、何とも憎めない父親なのだ。出演シーンはそれほど多くないものの、原作ファンも納得する深い余韻を劇中に残している。幼少期をアメリカで過ごした帰国子女という、正真正銘の高“SPEC”な加瀬さんは、浅野忠信に憧れて役者の道へ。2000年に石井聰亙監督(現、石井岳龍/『シャニダールの花』)による『五条霊戦記』でデビュー。以後、人情喜劇の巨匠といわれる『ペコロス~』の森崎東監督の前作『ニワトリはハダシだ』(’04)など、様々な役柄で異彩を放ってきた。そんな中、加瀬さんの名を一気に知らしめたのは、やはりクリント・イーストウッド監督作『硫黄島からの手紙』(’06)と、周防正行・監督作『それでもボクはやってない』(’07)だろう。特に後者で見せた、平凡さや素朴さを体現する存在感は彼の持ち味でもある。しかし、北野武監督作『アウトレイジ』シリーズでは、それまでの“草食男子”のイメージを覆し、腹の奥底にある弱さを虚勢で隠しながら狂気を放つインテリ・ヤクザを見事演じてみせた。また語学が堪能なことも手伝ってか、映像鬼才ミシェル・ゴンドリーのオムニバス『TOKYO!<インテリア・デザイン>』(’08)や、ガス・ヴァン・サント監督作『永遠の僕たち』(’11)、さらにイランの巨匠アッバス・キアロスタミ監督の『ライク・サムワン・イン・ラブ』(’12)にも起用され、その活躍はワールドワイド。しかも今年の加瀬さんはこれまで以上の大活躍で、モヒカン頭で登場した『インスタント沼』の三木聡・監督作『俺俺』ではぴったり一九分けの斬新な髪型を披露したかと思えば、原恵一監督作『はじまりのみち』では『二十四の瞳』の名匠・木下惠介監督の若かりし頃を演じるという機会も得た。作品によってガラリと印象を変えることから“カメレオン俳優”とも形容される演技力に、名だたる鬼才、名匠、巨匠と呼ばれる監督たちから、ひっきりなしにお声がかかる加瀬さん。『SPEC』の瀬文という自身を代表する役柄に1つ区切りがついたことで、今後の活躍にますます期待が高まる。『SPEC ~結~漸ノ篇~』は公開中、『爻ノ篇』は11月29日(金)より公開。『ペコロスの母に会いに行く』は11月9日に長崎先行上映、11月16日より全国にて公開。(上原礼子(cinema名義))■関連作品:ペコロスの母に会いに行く 2013年11月9日に長崎先行上映、11月16日より全国にて公開(C) 2013『ペコロスの母に会いに行く』製作委員会劇場版 SPEC~結(クローズ)~漸(ぜん)ノ篇 2013年11月1日より全国東宝系にて公開(C) 2013「劇場版SPEC ~結~ 漸ノ篇」製作委員会/2013「劇場版SPEC ~結~ 爻ノ篇」製作委員会劇場版 SPEC~結(クローズ)~爻(こう)ノ篇 2013年11月29日より全国東宝系にて公開(C) 2013「劇場版SPEC ~結~ 漸ノ篇」製作委員会/2013「劇場版SPEC ~結~ 爻ノ篇」製作委員会
2013年11月07日10代を中心に人気を集める青木琴美の同名漫画を映画化した映画『カノジョは嘘を愛しすぎてる』に出演する三浦翔平、窪田正孝、水田航生、浅香航大が11月3日(祝・日)、ダイバーシティ東京のクリスマスイルミネ-ションの点灯式に来場した。4人は劇中で扮したバンド「CRUDE PLAY」としてデビューが決定しており、この日はデビュー曲「サヨナラの準備は、もうできていた」のライヴパフォーマンスを初めて観客の前で披露した。三浦さんらは黒系のスーツを着こなし、完全に「CRUDE PLAY」として登場し、ファンの歓声を浴びる。ファンの熱気と多さに「圧倒されています」(窪田さん)、「こんなに集まるとは…」(水田さん)と応援に感謝しつつも、観客の目の前での初演奏を控えメンバーは緊張気味のよう。浅香さんは「緊張しいなんです…(苦笑)」とトークもままならない様子だったが、緊張を紛らわせようと(?)、会場後ろにそびえるガンダム像を意識し「見せてもらおうか連邦軍のモビルスーツ性能とやらを!」とシャアのモノマネで笑いを誘っていた。劇中のみならずまさかの現実でのCDデビューについて三浦さんは、「そもそも『CDデビューできたらいいね』とふざけて言ってたんですが…。(発言は)スタッフからカンペが出て言ったのにYahoo!ニュースで『紅白出場に意欲!』とか出ちゃいまして…」とあくまでスタッフの指示だったことを強調しつつ、「でもこうなって嬉しいです」と笑顔を見せた。4人は握手を交わしていよいよスタンバイ。先ほどまでの緊張が嘘のように、三浦さんは歌声を響かせ、窪田さんはクールにベースを演奏。浅香さんも力強いドラムでリズムを刻み、水田さんはギターソロをキメた。パフォーマンスを終えて4人ともホッとした表情。三浦さんは「気持ちいいですよ。映像とは違う緊張感があった」と語り、窪田さんは「生で緊張して指が震えましたが、みなさんの熱気に助けられました」と笑顔。水田さんも気持ちよくやらせてもらいました」、浅香さんは「体力使うんですよね。疲れました…でも楽しかった」とグッタリとしつつも充実した表情を見せていた。最後に浅香さんが「見せてもらおうか…」とまさかの2度目のシャアのモノマネを披露すると、それに合わせて4人で「ガンダムなんかに負けないぞ!」と高らかに宣言。客席からは温かい拍手と歓声が飛んだ。映画は普通の女子高生から突如、スターへの階段を上り始める理子と天才サウンドクリエイター・秋の恋を描く。『カノジョは嘘を愛しすぎてる』は12月14日(土)より全国東宝系にて公開。「CRUDE PLAY」の「サヨナラの準備は、もうできていた」は11月27日(水)リリース。(黒豆直樹(cinema名義))■関連作品:カノジョは嘘を愛しすぎてる 2013年12月全国東宝系にて公開(C) 「カノジョは嘘を愛しすぎてる」製作委員会
2013年11月04日作家・伊吹有喜の人気小説を原作に、永作博美を主演に迎え、繊細な描写に定評のあるタナダユキ監督が温かく描いた『四十九日のレシピ』。亡くなった母が遺した「幸せに生きるためのレシピ」を通じて、それぞれ心の傷を抱えながらも再生に向かっていくヒロイン・百合子と父・良平の傍らで存在感を発揮していたのが二階堂ふみと岡田将生演じるイモ&ハルだ。本作をカラフルに染め上げた個性豊かな彼らに注目!本作は、突然亡くなった母の遺言に従い、残された父・良平(石橋蓮司)と娘・百合子(永作さん)が“四十九日の法要”ならぬ、“四十九日の大宴会”を開こうと決意し、この49日を通して自らの人生と向き合っていく姿を描いている。四十九日の大宴会を開くことにした百合子と良平を傍らで支えて続ける、イモとハル。イモは乙美が亡くなる前までボランティアをしていた更生施設の生徒で、乙美から自分が死んだら良平と百合子の手助けをし、“四十九日の大宴会”を行うよう頼まれて熱田家に乗り込むハイテンションな少女。このイモ役に抜擢された二階堂さんは、本読みのときから相当に役を作り込んでいたそう。実は原作では“自信のなさを化粧や衣装で武装している”という意味でガングロ少女という設定だったのだが、今回の映画化で時代性を考え、ロリータファッションに変更されたという逸話を持つキャラクターでもある。これはロリータが大好きな二階堂さんだったからこその変更でもあり、本人が自ら率先してスタイリングのアイディアも出し、二階堂さんにしかできないイモを作り上げていった。そして、大宴会のお手伝いにきた日系ブラジル人・ハル役には岡田将生。この難役のオファーがきたとき、岡田さんは「自分がそういう風に見られているんだなって(笑)」と完成披露試写会でポツリ。それでもポルトガル語の指導を受けながら、カタコトの日本語とポルトガル語を交えて健やかで優しいハルを見事に好演した。タナダ監督は「初めてお会いしたときにすごく素直でピュアな印象を受けたので、そのイメージをそのまま活かせば素晴らしいハルになると思った」と当時の確信を語っている。レシピだけではなく、深く大きな愛も遺した母・乙美。彼女に優しさを注がれながら過ごしてきたイモとハル。そんな彼らが起こすケミストリーは、百合子や良平だけでなく私たちにも一歩前へ進む勇気を与えるはずだ。『四十九日のレシピ』は11月9日(土)より新宿バルト9、有楽町スバル座ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:四十九日のレシピ 2013年11月9日より新宿バルト9・有楽町スバル座ほか全国にて公開(C) 2013映画「四十九日のレシピ」製作委員会
2013年11月01日神の血を引くヒーロー、パーシー・ジャクソンが、仲間たちと共に壮大な冒険の旅に出るシリーズ最新作『パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々:魔の海』。本作はラブストーリーではないが、なぜか、一緒に観た男女の仲が急接近する可能性が高いことが明らかになった。本作は、ギリシャ神話に登場する“海神”ポセイドンと人間の間に生まれた半神、パーシー・ジャクソン(ローガン・ラーマン)が、破壊神クロノスの邪悪な力を止めるため、魔物が巣食う“魔の海”に隠された黄金の毛皮を探す、というスペクタクル・アドベンチャー。生粋の恋愛映画ではないはずなのだが、かつて、カナダの心理学者によって実証された“吊り橋理論”と呼ばれる学説によれば、デートで観ると男女の距離が縮まるタイプの映画のようだ。“吊り橋理論”とは、吊り橋の上にいるようなハラハラ、ドキドキの興奮状態が続いていると、人は自分が恋愛しているかのように認識してしまうこと。通常は恐怖のあまり興奮状態になるホラー映画の鑑賞が効果的だと言われているが、本作でパーシーの親友・アナベスを演じたアレクサンドラ・ダダリオが、「モンスターがいる魔海に行くから、そこで信じられないようなことが起こるの。ハラハラする瞬間が、今回は別のレベルになっているわ」と話しているように、本作でのパーシーたちのクエストはさらなるドキドキとハラハラの連続なのだ。また、吹き替え版では前作に引き続き人気声優の宮野真守、本作でハリウッド映画デビューを果たした渡辺麻友、ふなっしーが担当していることでも話題だが、現在「BeeTV」で好評配信中の「声感☆ラブメッセージ」を監修した恋愛科学研究所所長・荒牧佳代さんによれば、女性は吹き替え版での映画鑑賞でより女子力をアップできるという。「もともとイメージング能力の高い女性は、ファンタジーものが大好き。素敵な男性の声を聞くだけで脳がときめきを感じ、快感ホルモンであるドーパミンが大量に分泌されます。ときめきの快感は、恋愛の感性が磨かれますので、女性をより女らしくさせるでしょう」と語った。さらに、“吊り橋理論”に対しても、本作を観た荒牧さんは「終始、まるで遊園地のアトラクションに乗っているような体験ができるので、観ているだけで緊張感が高まり、イメージング能力の高まりと合わされば、恋の媚薬ホルモンPEAの分泌を促進させ、ときめきのボルテージもますますアップ」と、解説する。特に本作では、パーシーがアナベスや仲間たちを守るべく男らしい台詞を、声までイケメンの宮野さんが多数吹き替えているため、そのことだけでも女子力アップが期待できそう。ほの暗い映画館から出てきた後も、ハラハラ、ドキドキの展開が待っているかもしれない。『パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々:魔の海』は全国にて公開中。(上原礼子(cinema名義))■関連作品:パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々:魔の海 2013年11月1日より全国にて3D/2Dで同時公開(C) 2013 Twentieth Century Fox
2013年11月01日初の黒人メジャーリーガーとして、数々の差別を跳ね返し、“ヒーローになった男”・ジャッキー・ロビンソンの真実を描いた『42~世界を変えた男~』。ロビンソンを強力なリーダーシップで引っ張る、ブランチ・リッキーを演じたハリソン・フォードの貴重なインタビュー映像がシネマカフェに届いた。彼が演じたブランチ・リッキーは、ブルックリン・ドジャース(現:ロサンゼルス・ドジャース)のジェネラル・マネージャーで、メジャーリーグで初めて黒人選手ジャッキー・ロビンソンと契約を結んだ人物だ。彼は契約を結んだだけでなく、ロビンソンと共に“やられても、やり返さない”勇敢さで人種差別と戦い、スポーツ界、そして世界を変えることとなる。ハリソン・フォードと言えば、『スター・ウォーズ』シリーズのハン・ソロや、『インディー・ジョーンズ』シリーズのインディアナ・ジョーンズがあまりにも有名だが、『今そこにある危機』のジャック・ライアン、『ブレード・ランナー』、『逃亡者』、『エアフォース・ワン』などアクションやSFで主演の活躍が目立つ、世界で最も有名なヒーロー俳優のひとり。ところが、彼自身は「あまり映画に興味がない」とそっけない。「本当は自分の個性を活かした性格俳優になりたかった。主演は才能があって見た目が良い奴がやるものだと思う」と映画や演技に対し消極的な発言をし、話題を呼んだこともある。また、その演技は、“どの映画でも同じ演技で、ちょっと困ったような、難しい顔をしている”などと呼ばれながらも、不思議と人気が落ちない大スターだ。そんな消極的な印象のハリソン・フォードだが、本作に対する意気込みはかなりのものだ。インタビュー映像では、出演を決めた理由を「まずは非常にいい脚本だった。とても力強い文学になっており、脚本を読んでいて、この役がもらえるなら、素晴らしいストーリーを語る絶好の機会になると思った」と熱弁をふるった。「ストーリーにはドラマもあり、強力な情緒もあり、役柄も今まで演じてきたものとはかなり対照的なものだった。ブライアン・ヘルゲランドの作品も何本か見ていて良いと思っていたし、とにかく脚本がよかった」と脚本にべた惚れなのだ。しかも、監督からのオファーではなく、実は監督の知らない所で自ら脚本を手に入れ「ブランチ・リッキーを演じたい」と逆オファーをしたそう。あまりに有名すぎる彼はふさわしくないと、断ろうとした監督には、「髪の毛も薄くし、ファットスーツを着て実際よりも30ポンド重いように見せかけ、ふさふさの目眉毛も付け、声を変えてやりたい」と直訴。結局、「“ハリソン・フォード演じるブランチ・リッキー”という方向性でやってしまうと映画にとってプラスにはならないから。観客には私の過去作品の影響を受けてほしくなかった。私と関連づけることなく、純粋のこのキャラクターを見てほしいと思った」という彼の言葉が決め手となり、この役を手に入れることになった。ジャッキー・ロビンソン夫人(91才)は、特殊メイクをし、声と話し方を研究したハリソン・フォードと初めて会ったとき、「当時のブランチ・リッキーにそっくり」だと本当に驚いたという。「私がキャリアをスタートさせたときに、主演俳優のチャンスがあるなんて全く思っていなかったし映画だけで食べていけるなんて考えもしなかった」というハリソン・フォードの考え方とは裏腹に、出演した『スター・ウォーズ』、『インディー・ジョーンズ』のシリーズはアメリカ国内だけでも、トータル約20億ドルの売り上げを叩きだしている。そんな彼が、これまで「あまり映画に興味がない」と語っていたとは思えないほど、強い入れ込み方で観客達や批評家達を唸らせ、アメリカ、さらには日本でも既に、賞レースに絡むだろうと多くの声が上がる本作。彼の映画人生を変える1作になることは間違いないだろう。『42~世界を変えた男~』は11月1日(金)より全国にて公開。(小泉浩子(cinema名義))■関連作品:42~世界を変えた男~ 2013年11月1日より全国にて公開(C) 2013 LEGENDARY PICTURES PRODUCTIONS LLC.
2013年10月31日NHK連続テレビ小説「梅ちゃん先生」でヒロイン・梅子を演じ、話題をさらった堀北真希が2年振りに主演する映画『麦子さんと』が12月に公開される。その本作が、今年、社会現象にもなった同じく連続テレビ小説「あまちゃん」と多くの共通点があることが分かった。田舎の小さな駅に降り立った麦子(堀北さん)は亡くなった母が、青春時代を過ごした田舎に納骨のためにやってきた。そこで、かつての母は町のアイドルだったことを知る。彩子にそっくりな麦子の登場に、色めき立つ町の人々。けれど、麦子にとって、彩子は家族を置いて出て行った最低の母親。だが、母が青春時代を過ごした田舎で、町の人を通して初めて知る母の青春、母の人生。麦子の心にある思いが広がっていく…。本作と「あまちゃん」との共通点は、まず麦子の兄・憲男を、「あまちゃん」でヒロイン・アキ(能年玲奈)の“萌え系”マネージャー、ミズタクこと水口琢磨を演じた、個性派俳優・松田龍平が務めていること。堀北さんとの兄妹役に、“ミズタク”と“梅ちゃん先生”という朝ドラつながりのコンビ共演が実現、と話題となっている。また、本作は、余貴美子演じる麦子の母・彩子が昔、地元のアイドルだったが、アイドルになることを目指して上京するも失敗に終わるという点も、「あまちゃん」で小泉今日子が演じたアキの母親、春子とピッタリ重なる。しかも物語は、母と娘の微妙な関係をさまざまな確執や深い愛情を通して描いており、声優になることを夢見る麦子と彩子の関係は、笑いと涙で綴られたアキと春子、春子とその母・夏(宮本信子)との関係を否応なく思い起こさせている。「あまちゃん」終了後、すっかり“あまロス”に陥ってしまったウォッチャーたちは、次は映画『麦子さんと』にハマることになるかも!?(松雪範子(cinema名義))■関連作品:麦子さんと 2013年12月21日より全国にて公開(C) 『麦子さんと』製作委員会
2013年10月31日戸田恵梨香&加瀬亮主演の人気シリーズ「SPEC」。連続ドラマの前日譚を描いたスペシャルドラマ「SPEC~零」のDVD発売を記念して、10月30日(水)に都内で一夜限りのファンイベント、その名も“SPEC~祭~ガチ瀬文NIGHT-命捨てます-”が開催された。“SPEC”と呼ばれる特殊な力を持った者たちと、警視庁公安部の特別捜査官たちとの戦いを描く本シリーズ。ハードで謎に満ちたストーリー展開、戸田さんと加瀬さん演じる名コンビもファンの心をがっちりと掴み、連続ドラマ、スペシャルドラマ、映画と続編を重ねてきた。この日、集まったファンのドレスコードは、なんと加瀬さん演じる“瀬文焚流のコスプレ”!丸刈りのカツラや、黒のダークスーツ上下に身を包んだファン600人で異様な熱気に包まれる中、TVシリーズから主題歌を担当している「THE RiCECOOKERS」が登場。本シリーズを象徴する楽曲「NAMInoYUKUSAKI」と『劇場版 SPEC~結(クローズ)~』の主題歌である新曲「audioletter」など3曲を生演奏した。さらには、ライヴの興奮冷めやらぬ内に、戸田さんと加瀬さん、堤幸彦監督がファンの前に降臨。それぞれが演じる役柄である当麻紗綾、瀬文焚流の衣装で現れるとファンも大歓声で迎え、戸田さんは「すごいですね、ハゲばっかり(笑)。嬉しいです」とニッコリ。加瀬さんは「一つ言わせてほしい」と口火を切り、「瀬文はハゲじゃねぇ!」と瀬文らしくキレキャラを炸裂。会場からも大歓声が沸き起こった。また会場には、この日のために坊主にしてきたという女性の姿も。加瀬さんは「冬は寒いですよ。気をつけてください」と気遣いを見せ、同じく瀬文ルックで登場した堤監督は「バカじゃないの!?感動です!」と、熱心なファンの様子に感激しきりだった。いよいよ完結編2部作の前編である『漸(ゼン)ノ篇』が11月1日(金)より公開となるが、本シリーズの魅力について戸田さんは「やっぱり堤ワールド」、加瀬さんは「繰り返して観たくなる要素にあふれている。当麻を始めとするキャラクターも魅力的」と分析。そんな中、堤監督は「実はまだ(後編である)『爻(コウ)ノ篇』はできていません!ヅラをかぶっている場合じゃない!」と告白、会場からもどよめきが起きていた。続けて、堤監督は「途中まで作ったけど、2人がヤバイ!チョベリグ!」と戸田さんと加瀬さんを絶賛する。しかし、司会から「本当にこれで完結ですか?」と聞かれると、「完結です!」とキッパリと断言。これを受け、戸田さんが「私と加瀬さんから、『完結させましょう』と言わせていただきました」とさらなる衝撃発言で、会場を驚かせていた。最後には、加瀬さんが「本当に台本も素晴らしく、ラストシーンを撮ったときも、これまで応援してくれた方々も喜んでくれる手応えがあった」と胸を張り、大盛況のイベントを締めくくった。『劇場版 SPEC~結(クローズ)~漸(ゼン)ノ篇~』は11月1日(金)より、『~爻(コウ)ノ篇~』は11月29日(金)より公開。「SPEC~零」DVD&ブルーレイは発売中。(成田おり枝(cinema名義))■関連作品:劇場版 SPEC~結(クローズ)~漸(ぜん)ノ篇 2013年11月1日より全国東宝系にて公開(C) 2013「劇場版SPEC ~結~ 漸ノ篇」製作委員会/2013「劇場版SPEC ~結~ 爻ノ篇」製作委員会劇場版 SPEC~結(クローズ)~爻(こう)ノ篇 2013年11月29日より全国東宝系にて公開(C) 2013「劇場版SPEC ~結~ 漸ノ篇」製作委員会/2013「劇場版SPEC ~結~ 爻ノ篇」製作委員会
2013年10月30日2012年に公開され、『アバター』以来となる全米4週連続第1位に輝き、世界中でも大ヒットした『ハンガー・ゲーム』。そのシリーズ待望の第2弾『ハンガー・ゲーム2』に新キャラとして登場する英国人俳優サム・クラフリンが、まるで“ターザン”かと見間違えてしまう程の肉体美を披露しているビジュアルがシネマカフェに到着した。前回の第74回“ハンガー・ゲーム”で死闘を繰り広げ、見事勝者となったカットニス(ジェニファー・ローレンス)とピータ(ジョジュ・ハッチャーソン)。彼女の勇気ある行動は、独裁国家パネムの圧政に苦しむ国民を感動させ、革命の動きが国中に拡大。だが、絶対的な最高権力者・スノー大統領(ドナルド・サザーランド)は彼女を抹殺するため、第75回“ハンガー・ゲーム”のルールとして歴代勝者と戦わせるため彼らを招集する。サム・クラフリン演じるフィニック・オデイルは、水産業が盛んな第4地区の代表で、第65回“ハンガー・ゲーム”に出場し、若干14歳で勝者になった頭脳派だ。武器の矛をあやつり、鍛えられた肉体からどんな技が繰り出されるかに注目が集まる。『パイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉』(’11)の人魚に恋する宣教師の若者や、『スノーホワイト』(’12)の王子役など話題作に出演。また2014年にはリリー・コリンズと共演、人気作家セシリア・アハーン原作『愛は虹の向こうに』を映画化した『Love, Rosie』(原題)や、ロネ・シェルフィグ監督の『Posh』(原題)などの公開も控えている。さらに今年の8月に女優のローラ・ハドックと結婚しており、公私ともに絶好だ。過去74回開催されている“ハンガー・ゲーム”の、歴代勝者たちによる壮絶なサバイバル・バトルが描かれる本作。アクションだけでなく、イケメン俳優の肉体美も拝めるかも。『ハンガー・ゲーム2』は、12月27日(金)よりTOHOシネマズみゆき座、TOHOシネマズ六本木ヒルズほか全国にて公開。(小泉浩子(cinema名義))■関連作品:ハンガー・ゲーム2 2013年12月27日よりTOHOシネマズ みゆき座、 TOHOシネマズ 六本木ヒルズほか全国にて公開TM&(C) 2013 LIONS GATE FILMS INC.ALL RIGHTS RESERVED.
2013年10月30日『劇場版SPEC~結(クローズ)~』に出演する有村架純さん。2010年10月クールの連続ドラマを皮切りに、スペシャルドラマ、映画と話題を呼んできた大人気シリーズ「SPEC」。待望の新作であり、完結編となる『劇場版SPEC~結~』がいよいよロードショーとなる。あまりに壮大なスケールで終焉を迎えるため、『漸ノ篇』(11月1日公開)、『爻ノ篇』(11月29日公開)の前後編2部作として、連続公開されます。「SPEC」は、警視庁公安部の未詳事件特別対策係(通称:未詳=ミショウ)に所属する捜査官である当麻紗綾(戸田恵梨香)と瀬文焚流(加瀬亮)らが、“予知能力”や“念動力”などの“SPEC”と呼ばれる特殊能力を持つ犯罪者たちとの戦いを描いた異色の刑事ドラマ。このシリーズで、ミショウに出入りする婦警であり、当麻と瀬文の上司・野々村(竜雷太)の愛人である正汽雅に扮している有村架純さんも、もちろん『劇場版 SPEC ~結~』に登場!最近では、社会現象ともなった連続テレビ小説「あまちゃん」で全国区の人気を獲得し、注目を集める若手女優の有村さん。デビュー当初から出演していた『SPEC』シリーズの思いや最新映画の見どころを語っていただきました。<『SPEC』シリーズ完結への思い>デビューしたての頃に正汽雅(=雅ちゃん)役に抜擢されて、連続ドラマ「SPEC~警視庁公安部公安第五課 未詳事件特別対策係事件簿~」に出演。以来、約3年にわたって演じ、思い入れの強い「SPEC」シリーズが、最新映画でフィナーレを迎えるにあたり、有村さんにいまの率直な感想を伺いました。――ついに「SPEC」シリーズの完結編となる『劇場版SPEC ~結~』が、お客さんに届くことになりますが、いまの心境は?デビュー当時からお世話になっていて、自分でも思い入れの強い作品なので、涙が出そうです。ようやく集大成というか、『SPEC』の全てが詰まった作品を皆さんに見てもらえるのは本当に嬉しいです。――有村さんが演じる雅ちゃんについては、どのような思いがありますか?この『SPEC』という世界観の中で、ちょっとした笑えるようなシーンをたくさん演じさせてもらって、私自身も楽しかったです。最初、雅ちゃんというのは、小悪魔で変わった女の子と思っていましたが、本当はものすごく純粋な女の子だったんだ、とようやく理解できました。素敵な役をやらせていただけたと思っています。――雅ちゃんを演じた3年間は長かった?短かったです。連続ドラマ、スペシャルドラマ「SPEC~翔~」、『劇場版SPEC~天~』、『劇場版SPEC~結~』と、段階を追ってやらせていただきましたが、気持ち的に最初はいっぱいいっぱいでした。それから色々な経験を経て、堤監督から学んだことを出しながら、自分の中でも伸び伸びできるようになって。連続ドラマではできなかったけれど、スペシャルドラマではこんなことができるようになった、というようなことを一つ一つ見つけながら、目の前にある課題に取り組み、私も雅ちゃんと一緒に変化できてるのかなと思います。公開される『劇場版SPEC~結~』では、雅ちゃんの完成形をお見せできると思います。――この3年をふり返り、自身で成長したと思うことは?やはり“思いきり”が大事だなと、堤監督の作品で学びました。「SPEC」以外に、ドラマ「スターマン」でもご一緒させていただいて、その時は「SPEC」では見せられなかった私を見てもらいたいと思って、役をやらせていただいたんですけれど、何にもとらわれずに思い切りやることは、本当に大切だなと。連ドラの「SPEC」のときは、堤監督の言っていることがなかなか理解できないこともありました。現場でセリフが変わることもたくさんあり、「なんでこのセリフを言うことになったんだろう」という戸惑いもありました。でも今では、そういうのも全て「よし、やってやろう」という気持ちに変わっていきました。■インタビューの続きはこちら(※テレビドガッチへ)(テレビドガッチ)■関連作品:劇場版 SPEC~結(クローズ)~漸(ぜん)ノ篇 2013年11月1日より全国東宝系にて公開(C) 2013「劇場版SPEC ~結~ 漸ノ篇」製作委員会/2013「劇場版SPEC ~結~ 爻ノ篇」製作委員会劇場版 SPEC~結(クローズ)~爻(こう)ノ篇 2013年11月29日より全国東宝系にて公開(C) 2013「劇場版SPEC ~結~ 漸ノ篇」製作委員会/2013「劇場版SPEC ~結~ 爻ノ篇」製作委員会
2013年10月30日人気番組「痛快!ビッグダディ」でお馴染みの美奈子を、元「オセロ」の中島知子が演じていることで話題の『ハダカの美奈子』。このほど美奈子が歩んできた壮絶な人生が感じ取れる予告編が公開された。本作は、美奈子さんによる自叙伝で、発売3か月で累計23万部を記録するベストセラーとなった原作を元に映画化したフィクション。ひたむきに生きる美奈子と6人の子どもたちの現在、そして未来が描かれる。主人公・美奈子役を久々の女優復帰となる中島さん。美奈子の子どもたちには、フジテレビ「テラスハウス」に出演中の菅谷哲也や、平嶋夏海ら若手俳優陣が集結。そして本作の原作者である美奈子さん自身も、長男・シオンの婚約者役で映画デビューを果たす。今回公開された本予告映像は、2013年春に美奈子が小豆島を離れるシーンから始まる。そこから過去にあった父親のDVに怯える日々、学生時代のいじめ体験、15歳で妊娠するも夫からのDV。そして“ビッグダディ”こと林田キヨシとの出会いと別れ…。中島さんが体を張って演じる美奈子の生き様や思いが感じ取れる衝撃の映像だ。脚本・監督は『子猫の涙』で2007年東京国際映画祭「日本映画・ある視点」部門特別賞を受賞し、北乃きい主演の『上京ものがたり』など数々の作品で高く評価されている森岡利行。あらゆる困難と戦いながら、5人の子どもを女手一つで育てていた美奈子の人生を赤裸々に描きつつも、強い絆を感じさせるメッセージが伝わる作品となった。『ハダカの美奈子』は11月9日(土)よりシネマート新宿、お台場シネマメディアージュほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2013年10月29日上戸彩と高良健吾を主演に迎えて贈る『武士の献立』の完成披露記者会見が10月28日(月)、ロケ地である石川・金沢市内にて行われた。加賀の食材や美味しい献立がスクリーンいっぱいに広がる本作の魅力について、キャストの上戸さん、高良さん、朝原雄三監督が撮影エピソードを語った。江戸時代、加賀藩。優れた舌と料理の腕を持つが、気の強いお春(上戸さん)は、藩の料理方である舟木伝内(西田敏行)にその才能を買われ、藩に代々料理人として仕える舟木家に嫁ぐことに。しかし、夫となる跡取り、安信(高良さん)は不器用で料理が大の苦手。お春は、義母・満(余貴美子)の力も借りながら、必死に“包丁侍”である夫の料理指南を始める。次第に上達していく安信に、喜ぶお春だったが――。本作でたびたび食事の下ごしらえをするシーンを披露している上戸さんは、「“食”がテーマになった映画で、撮影のクランクイン前には包丁を自宅に持って帰りました。いまとは包丁の形や重さも違います。その包丁で料理を作って練習をしたりしました」と撮影秘話を明かす。また「食は人と人との距離をぐっと縮めるものだと思います。石川県の景色と共に、石川県の食材や料理を堪能して頂きたいと思います」と本作をアピール。高良さんも、本作で石川県の魅力を存分に味わうことができたようで、「石川県に来たのは4回目です。僕は、石川県の空気が好きで、澄んで奇麗な空気だと感じています。そんな石川県の空気がフィルムに焼き付いていると思います」と語った。朝原監督は「この映画で描かれている江戸時代では、職業や結婚の自由も無い中で、好きで一緒になった訳では無い人と暮らしたり、好きでやっている仕事では無い物に対して向き合って生活しています。現代は選択肢が増えてしまったために失われたものがあり、そういう生き方から学ぶことがあるんじゃないかと思います。加賀藩には、そういった歴史や生き方が残っていたのだと思います。だからこの映画が成立したんだと思います」と語り、本作の中で描かれる石川県に残される伝統に感服の様子だった。次第に心を通わせながら成長し、さまざまな難局を乗り越えていく上戸さんと高良さんの“夫婦”。劇中に登場する石川県の魅力、美しい加賀料理を彩る食材の数々にも注目してみて。『武士の献立』 は12月14日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:武士の献立 2013年12月14日より全国にて公開(C) 2013「武士の献立」製作委員会
2013年10月29日“スペインの宝石”と呼ばれるオスカー女優ペネロペ・クルスと、演技派エミール・ハーシュが初共演で深い愛の物語を紡ぎ出す『ある愛へと続く旅』。本作で、20代の初々しい女子大生から高校生の息子を持つ50代の母親まで、老けメイクもいとわずに挑んだペネロペの女優魂が称賛を浴びている。旧友人・ゴイコからの誘いで、青春時代を過ごしたサラエボを久しぶりに訪れたジェンマ。彼女は息子のピエトロとの難しい関係を修復するためにも、もう一度自分の過去を訪ねる旅に出ることを決意する。ジェンマが過ごした90年代初めのサラエボは、次第に民族紛争が激化していき…。男女の運命的な愛だけでなく、母性や父性といった人間としての普遍の愛の物語を描き出す本作では、ペネロペが実年齢よりも10歳以上も上の50代の役柄を老けメイクを施し、母親役を熱演している。白髪交じりの髪に、深く皺の入った顔は、試写を観た人たちから「最初、ペネロペがこんなに老けたと思ってショックだった」と言われるほどリアルなものだったという。セルジオ・カステリット監督・脚本の『赤いアモーレ』以来、2度目のタッグとなる本作に惹かれたペネロペは、「何年か前、おそらく3~4年くらい前から、監督のセルジオとこの本の映画化について話し合ってきました」と語る。「女性としても女優としても、子どもを持ってからこの映画を撮れたことは、とても面白い経験でした。私のこの人生経験がなかったら、この主人公・ジェンマの気持ちを違う風に理解していたと思います」と、自身の人生と役柄を重ね合わせた。またペネロペは、ハーシュ演じる青年カメラマン、ディエゴと劇的な恋に落ちる20代の女子大生も演じており、なんとその年齢ふり幅は30歳!若い頃も違和感を感じさせない若々しい美しさで見事に演じ切った。「このような年代を旅する役をいただけて、とても光栄です」と語るペネロペ。撮影は年代ごとの順撮りではなく、映画のストーリーと同様、50代の現在から過去を巡る形だったという。「50代の現在を撮ってから若いころの役に戻るのは面白かったですね。普通の撮影なら逆なのに…。私自身ジェンマについて多くのことを理解するのは面白かったです。それから戦争中の場面や、彼女がサラエボでやっと自分の息子を見つけるシーンなど強烈な場面を撮りましたが、すでに思春期の息子との関係を撮影した後だったので、とても面白い経験となりました」と、撮影をふり返った。激動の地を駆け抜けた青春時代から、高校生の息子と向き合う母親までの女性としての長い年月を、圧倒的な演技で熱演して見せたペネロペ。女優魂を感じせずにはいられない名演を、劇場で確かめてみて。『ある愛へと続く旅』は11月1日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開。(上原礼子(cinema名義))■関連作品:ある愛へと続く旅 2013年11月1日よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開(C) Alien Produzioni / Picomedia /Telecinco Cinema/ Mod Producciones 2012
2013年10月28日第26回東京国際映画祭のクロージングセレモニーが10月25日(金)、東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズで開催され、スウェーデンの青春映画『ウィ・アー・ザ・ベスト!』(ルーカス・ムーディソン監督)が最高賞にあたる「東京サクラグランプリ」に輝いた。同作は80年代初頭を舞台に、初期衝動に駆られてパンクバンドを始める女子中学生の弾けるような日々を描いた青春映画。デビュー長編『ショー・ミー・ラヴ』で孤独なティーンの心情を描き、国際的な注目を浴びたムーディソン監督が15年振りに原点回帰を果たした作品だ。トロフィーを受け取ったムーディソン監督は、「まったく予想していませんでした。実は今夜は、原宿に行って買い物や食事を楽しむ予定だったんです。本当に何て言ったらいいか…」と大喜び!原作は、漫画家である妻のココが執筆しており「しかもストーリーは、彼女の青春時代がベースになっています。たくさんの人にお礼を言いたいですが、何よりココの青春時代に感謝したい」と美しい夫婦愛を披露していた。「コンペティション部門」の審査員長を務める中国の巨匠チェン・カイコー監督は、「私たちはグランプリ作品に卓越した完成度を求めた。この作品にはエネルギッシュな魅力と情熱があり、全員一致で受賞を決めた。とても満足いく結果」と審査員(女優のムン・ソリ、プロデューサーのクリス・ブラウン、クリス・ワイツ監督、女優の寺島しのぶ)を代表し、同作を称えた。さらに、映画祭に駆けつけたファンやスタッフに感謝の意を述べ、「最後は覚えたての日本語で締めたいと思います…、倍返しだ!」と会場を沸かせていた。<第26回東京国際映画祭 受賞一覧>■東京 サクラ グランプリ:『ウィ・アー・ザ・ベスト!』(ルーカス・ムーディソン監督/スウェーデン)■最優秀監督賞:ベネディクト・エルリングソン(『馬々と人間たち』/アイスランド)【受賞コメント】この賞はスタッフ、仲間、俳優たち、もちろん馬たちのものです。今から言うことは通訳できるかな?ブルルル~(馬の鳴き声)■最優秀男優賞:ワン・ジンチュン(『オルドス警察日記』/中国)【受賞コメント】より監督が一生懸命頑張ってくれた結果だと思う。この賞をいただき、大きな翼をもらった気がします。そして今日ここにいる妻にお礼を言わなければ。いま言わないと、帰国してから何を言われるか分かりませんから(笑)。■最優秀女優賞:ユージン・ドミンゴ(『ある理髪師の物語』/フィリピン)【受賞コメント】この素晴らしい賞が、作品に大きな力を与えてくれることは間違いありません。公式上映後、仕事で一度フィリピンに戻りましたが、授賞式に戻ってきて良かった!フィリピンは女性のように、美しく強い国。そして今後も、日本には何度でも戻ってきたい。「ドン・キホーテ」でのショッピングがまた終わっていませんから(笑)。■最優秀芸術貢献賞:『エンプティ・アワーズ』(アーロン・フェルナンデス監督/メキシコ=フランス=スペイン)■審査員特別賞:『ルールを曲げろ』(ベーナム・ベーザディ監督/イラン)■観客賞:『レッド・ファミリー』(イ・ジュヒョン監督/韓国)■「アジアの未来」作品賞:『今日から明日へ』(ヤン・フイロン監督/中国)■「日本映画スプラッシュ」作品賞:『FORMA』(坂本あゆみ監督/日本)10月17日(木)から25日(金)の9日間にわたり開催された第26回東京国際映画祭。97本の作品が上映され(総上映回数は303回)、3万5,139人を動員し、華々しく幕を閉じた。(内田涼(cinema名義))
2013年10月25日大ヒット商品を次々に生み出したアップル創業者スティーブ・ジョブズの知られざる半生を描いた話題の映画『スティーブ・ジョブズ』が、11月より公開される。本作では、“天才”と言われ次々と夢を実現していった男が、実はビジネス以外のプライベート、特に恋愛に関しては、まるで天才とはほど遠い状態だったことが明らかにされている。2011年、56歳の若さでこの世を去ったスティーブ・ジョブズ。21歳で自宅のガレージに「アップルコンピュータ」を設立。わずか4年で株式を上場させ、富と名声を手にするが、ワガママで傲慢、絶対に自分の考えを曲げない彼の激しい性格は、多くの敵をつくったことは有名な話。恋愛においても、決して穏やかとはいかなかったようだ。アシュトン・カッチャー演じるジョブズは、実際に若かりしころも長身で甘いマスクのイケメン。彼女がいるにも関わらず、ほかの女性に手を出すプレイボーイだった。髪はボサボサ、裸足で歩くなど何を考えているのかよく分からない所がありながら、自分の興味があることだけに反応する自由奔放な姿は、“ほっとけない”女子心を知らずと刺激していたらしい。25歳のときには、当時の彼女のお腹にいた娘“リサ“を自分の子ではないと、認知を拒否。彼女とは未婚であり、若いジョブズはその事実を受け入れられなかったのかもしれない。しかし、ジョブズ自身も将来有望とされた大学生カップルの未婚の子で、そのために養子に出された生い立ちの持ち主。不思議なことに実親と同じ過ちを犯してしまうのだが、その後、開発に没頭したコンピュータに“Lisa(リサ)”と名付けるなど、娘への愛がまったくなかったわけではないのだ。やがて、ジョブズは幸せな結婚をし、3人の子を授かった。家族の大切さを改めて実感したのか、ジョブズと実の娘・リサとの確執は少しずつ改善されていき、思春期時代には彼女を家庭に受け入れ、大学入学まで一緒に暮らしたと言われている。劇中には、実の娘を上手くあしらうことができないエピソードも登場し、うろたえがちなひとりの父親の姿をうかがい知ることもできる。恋愛では“天才”とはいかず、苦労もあったジョブズ。本作は、世界で最も成功した男の“心の光と影”、そしてひとりの人間としての人生をも垣間見させてくれるだろう。『スティーブ・ジョブズ』は11月1日(金)、TOHOシネマズみゆき座ほか全国にて公開。(松雪範子(cinema名義))■関連作品:スティーブ・ジョブズ 2013年11月1日よりTOHOシネマズ 日劇ほか全国にて公開(C) 2013 The Jobs Film,LLC.
2013年10月25日映画『人類資金』が10月19日(土)に公開を迎え、主演の佐藤浩市を始め、共演の香取慎吾、森山未來、観月ありさ、岸部一徳、オダギリジョーに原作者の福井晴敏、阪本順治監督が都内劇場で行われた舞台挨拶に登壇した。“M資金”と呼ばれる、旧日本軍が敗戦を前に祖国復興のために隠匿したという巨額の財産の存在を軸に、この10兆円で世界の仕組みを変えようとする者たちの姿を描いた経済サスペンス。30年以上前に“M資金”に関する本と出会って以来、ずっと映画化することを思い描いていたという阪本監督は、夢の結実に「昨日は眠れませんでした。いままでの映画(の公開時)で感じたことのなかった感動を覚えてます」と感慨を口にした。企画を立ててからも「人類(=人材)はあったけど、資金がなかった…(苦笑)」となかなか企画が進まない時期もあったが、「いま、経済が一番ホットな時期に公開を迎えてよかったなと思っています」と満足そうに頷いた。主演の佐藤さんは「完成に向けて、みんなが疾走していました」とスタッフ・キャスト陣の思いを代弁。香取さんは「最初に監督から『慎吾に世界を救ってもらいたい』と言われました(笑)。意味が分からなくて、台本を読んでも難しくて、こんなに何度も読み返したのは初めてというくらい何度も読んだ」と明かす。佐藤さんに森山さん、仲代達矢らとの共演は「毎日、緊張の日々でした」とふり返った。原作小説を手がけた福井さんは「今回ほど受け止められ方が予想できない作品は初めて」と語り、映画を観終えたばかりの観客に「どうでしたか?」と質問。拍手が沸き起こると、ホッとした表情を見せたが「難しかったと感じましたか?」とさらに質問。ここでも「難しかった」という意味の拍手が聞こえると、「そうですよね」と頷きつつ「もう1回観るとよく分かります。さらによく分かるために原作の小説も売ってます」とアピールし、会場は笑いに包まれた。暗殺者役で出演した韓国人俳優のユ・ジテからは祝福の手紙が届いたが、監督は彼が10年ほど前に日本に住んでいた頃からの知り合いであることを明かし「彼は本来主役を演じる俳優さんですが、ルワンダにボランティアに行ったり、ミャンマーに学校を作る活動をしており、僕が作ろうとしている世界観を理解してくれると思って、脚本がない状態でお願いした」と明かす。ユ・ジテとのアクションに挑んだ森山さんは、軍隊経験もあり、さらに本作のために体を鍛えた彼とのアクションで「(台本にあるように)跳ね返そうとしてもできないことがあった」と苦労を述懐。観月さんも、彼が190センチ近くある長身であり「顔が高くてキックするのも大変だった」とふり返る。さらに香取さんは「うろ覚えの韓国語や英語で話しかけたら、日本語ベラベラでした(笑)」と明かすなどユ・ジテとのエピソードに花を咲かせる。終いには直接の共演シーンのなかったオダギリさんまで「遠くでユ・ジテさんを見てました」と明かすなど、何故かみんな、ユ・ジテが大好き…?一方、佐藤さんは同じく共演したハリウッド・スターのヴィンセント・ギャロの存在に触れ「ヴィンセント・ギャロからは手紙届いてないの?」と不服そうに語り、会場は再び笑いに包まれた。ロシアにニューヨーク、タイと巡った本作の撮影の総移動距離は5万キロ超でおよそ地球1.3周分。これについて最後の最後でコメントを求められた佐藤さんは「難しい」とムチャぶりに困惑しつつ、「マイル貯めときゃよかった!」と語り、最後まで笑いの絶えない船出の舞台挨拶となった。『人類資金』は全国にて公開中。(黒豆直樹(cinema名義))■関連作品:人類資金 2013年10月19日より全国にて公開(C) 2013「人類資金」制作委員会
2013年10月19日『ソーシャル・ネットワーク』のジェシー・アイゼンバーグや『華麗なるギャツビー』のアイラ・フィッシャーらの競演で話題の映画『グランド・イリュージョン』。本作の鍵となるのは、もちろん“イリュージョン”。今回、魅惑の水中脱出のイリュージョンが収められた本編映像が到着した。主人公は、“フォー・ホースメン”と呼ばれる4人の男女で結成されたスーパーイリュージョニスト・グループ。彼らはラスベガスでショーをしながら遠く離れたパリの銀行から金を奪い、観客を驚かせる。この複雑に計画された不可解な犯罪にFBIが動き出す。しかしそんな一方で、フォー・ホースメンは更に大がかりな強盗を計画するのだった――。今回届いたのは、アイラ・フィッシャー扮する自由奔放な性格で、脱出の名人である“ヘンリー”が大勢の客の前で、危険が伴う脱出劇を披露するというドキドキの特別映像。手錠と足枷で拘束されたヘンリーは、ブザー音と共に自分の身長の倍以上はあるであろう水槽の中へ落とされる。その頭上には大量のピラニアが待ち受けており、制限時間は60秒。ハラハラしながらも、“どうやって成功させるのだろうか?”とその瞬間を想像するが…。今回の撮影で、アイラは実際に九死に一生の体験をしたそうで、「撮影中に鎖が水槽の底に本当に引っかかったの。“これが私の死に方なの?エキストラに見られながら、水着姿で死んじゃうの?”って、実際に怖い思いをしたのよ」とふり返る。しかし、撮影自体は「すごく面白かった!水中で鎖につながれながら三日間も水槽の中にいたの(笑)」と語る表情は何故か楽し気。その理由について、「実生活での私は臆病でどんなものでも怖がってしまう。それで、このヘンリーが恐れ知らずで、私と正反対だから、出演する事で恐れを克服できると思ったの。だから、このシーンも出演を決めた理由の一つなのよ」と意外な胸の内を明かしてくれた。アイラはこの水中イリュージョンだけではなく、劇中で約30mはあろうかという高さの劇場で、天井まで上がり、そこから更にひっくり返るというスタントを自力で披露!その女優魂に、あの名優マイケル・ケインも「自分があの役だったら出演しなかっただろうね。見ているだけで怖かったよ」と、アイラの驚くべきド根性精神を称えた。『グランド・イリュージョン』は、10月25日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:グランド・イリュージョン 2013年10月25日より新宿ピカデリーほか全国にて公開(C) 2013 Summit Entertainment, LLC. All Rights Reserved.
2013年10月19日開催中の第26回東京国際映画祭で『潔く柔く きよくやわく』の上映が行われ、主演の長澤まさみが前日のオープニングイベントに続いて来場。新城毅彦監督と共に上映前の舞台挨拶に臨んだ。人気漫画家・いくえみ綾の作品の初の実写化で、代表作の同名連作長編の中でも特に人気の高いカンナと禄のエピソードを映画化。過去に大切な人を失くし心に傷を抱える2人が偶然の出会いをきっかけに惹かれ合い、再生していくさまを描く。ミニスカートのワンピースで登場した長澤さん。元々、原作漫画の大ファンだったことを明かし「まさか自分がカンナを演じることになるなんて思ってもいませんでしたが、『好き』という気持ちを役にぶつけて思い切り演じられたかなと思います」と語る。カンナを演じるにあたっては「カンナは過去に大きな傷を受けていますが、それでも生きることをやめず、前に向かって進んでいる。女性の強さや誠実さを漫画を読んでいたときから感じ共感していたので、そこを大切に丁寧に演じるようにしました」と明かした。映画祭での上映については「映画好きの人がたくさん集まる機会なので、お客さんと一緒に盛り上げることができればと思うし、根付いていってほしい。映画はたくさんの人の協力がないと出来上がらないものなので」と訴える。新城監督も外国人の観客に触れる機会が増える点に言及し「日本を舞台にした日本映画ですが、扱っている題材は世界のどこでも共感してもらえるし、考えさせられるラブストーリーだと思います」とアピールした。最後に長澤さんは「ただのラブストーリーではありません。そこを楽しんで」と呼びかけ、笑顔で劇場を後にした。『潔く柔く きよくやわく』は10月26日(土)より全国東宝系にて公開。(黒豆直樹(cinema名義))■関連作品:潔く柔くきよくやわく 2013年10月26日より全国東宝系にて公開(C) 2013「潔く柔く」製作委員会(C) いくえみ綾/集英社
2013年10月18日映画ファン、海外ドラマファンならハマること間違いなし!あのエレン・ペイジ、ウィレム・デフォーというアカデミー賞ノミネートの経験を持つ実力派俳優陣が出演している、話題の新感覚サスペンス仕立てによるプレイステーション3最新ソフト「BEYOND: Two Souls」が発売された。これまでのゲームと何が違うのか?普段、ほとんどゲームをすることのない人々までをも虜にするという本作の魅力とはどこにあるのか?その面白さを徹底分析!まず、なんと言ってもこのゲームの魅力は練りに練られたストーリー。古くは「X-ファイル」、近年では「HEROES」や「SUPERNATURAL スーパーナチュラル」を彷彿とさせるようなスリル満点のドラマが展開する。エレン・ペイジ演じる主人公・ジョディは、生まれたときから「霊体とコンタクトがとれる」という不思議な能力を持った少女で、彼女の傍らには常に片時も離れることなく“エイデン”という名の霊体が存在する。エイデンはジョディの意思で動き回り、物を動かしたり人に乗り移ったりもできるのだが、時に彼女の意思を超えて暴走してしまうことも…。なぜエイデンがそこにいてジョディがコンタクトできるのかなど、全ては謎に包まれており、このゲームでは彼女の人生を追いかけつつ、そうした謎に迫っていくことになる。通常、こうしたゲームでは倒すべき敵や到達すべきゴール、アイテムなどが設定されているが、このゲームでは物語がどこに辿り着くのかさえも全くの謎!まさにどう展開するか分からない海外ドラマそのもののストーリーテリングで、プレイヤーはジョディの人生を追体験していく。特殊な能力ゆえにCIAの保護下に置かれた少女時代に、厳しい訓練の日々、さらにCIAからの脱走に真実を求めての旅…と、彼女の人生の様々な局面が登場する。時間軸も単に子どもの頃から時系列に展開するのではなく、突然、子どもの頃の記憶に戻ったかと思えば、CIAの任務で潜入した某国大使館、脱走中の列車などなど、バラバラに入り組んだ構成となっているのも大きな特徴だ。一つのステージをクリアして次へ…という通常のゲームとは異なる映画のような細かい伏線が散りばめられた、スリリングな構成の妙を楽しむことができる。こうしたストーリーの面白さにリアリティを与えているのが、エレン・ペイジとウィレム・デフォーという一流の俳優陣の存在と、ゲームとは思えない映像美である。『JUNO/ジュノ』でアカデミー賞「主演女優賞」にノミネートされ、日本でも高い人気を誇るエレン。『インセプション』で夢の中の世界を駆け巡った彼女が、今度はゲームの中をリアルに生きる。ジョディの育ての親で良き理解者でもある研究者・ネイサンを演じるのは、デフォー。『プラトーン』から『スパイダーマン』シリーズまで様々な作品で怪演を見せ、ハリウッド随一の性格俳優として個性的な役柄をこなしてきたデフォーに、“良き理解者”という設定ながら敵か味方かはっきりしない謎めいたネイサンの役どころはうってつけ。単に2人に模したキャラクターが登場するだけでなく、2人が実際に体中にモーションキャプチャーのセンサーをつけて実演することで、2人のアクションから細かい表情の動きまでを最新技術によって再現しており、その動きは“本物らしい”のではなくまさに“本物”。加えて、走る列車での格闘や雨の描写、森で追っ手から逃げるシーンなどの描写も実写映画と見まがうほどの臨場感を実現しており、リアルな映像とキャラクターにより、違和感なくグイグイと物語に惹きつけられていく。もちろん、こうしたドラマ要素に加え、ゲームならでは面白さも充実。右へ進むか左へ進むか?「YES」か「NO」か?とプレイヤーは随所で選択を迫られ、この選択に物語の展開や結末が大いに左右されることとなる。ドキドキワクワクの海外ドラマを見つつも、どこへ進むかはあなた次第!映画のようにただ観るだけでなく、激しいアクションや追っ手からの逃亡など、様々な操作も求められ、物語に自分自身の意思で介入することができるが、シンプルかつ操作性が高いことも本作のポイント。複雑なコマンド入力やテクニックは必要なく、ゲーム初心者でもストレスなくジョディを直感的に動かせるため、これまでのゲームにない没入感――自分自身が主人公であることを体感することができる。また、スマートフォンを接続することで、ジョディの周囲をつかず離れず漂う“エイデン”を操り、2人でゲームを楽しむことも可能。時に任務やアクションの中でエイデンが重要な役割を果たすこともあり、ここでもゲームならではの魅力が楽しめる。なお、本作は先日より開催中の「第26回東京国際映画祭」にゲームソフトとして初めて正式出品 されることも決定している本作。すでにゲームという枠を超えた究極の体感型エンタテインメントとして高い評価を得ていることが分かる。普段、ほとんどゲームをやったことがないという人も、ドラマそのものを楽しむつもりでコントローラーを手に取ってみては?結末はあなたの選択と操作次第!あなた自身がエレン扮するジョディになりきって極上のドラマ”を体感し、秘密に覆われた真実を探り当ててほしい。PS3用ソフト「BEYOND: Two Souls」は発売中。(黒豆直樹(cinema名義))
2013年10月18日眠る前のリラックスタイムから睡眠中の時間をフォーカスし、眠りを通じて女性の心と身体を美しくするアイテムやサービスを展開するセレクトショップ「PILLOWY cafe Luxe」が、10月25日(金)、ウイング高輪WESTにオープンする。同店は、これまで東京西川が東武百貨店 池袋店やJR大阪 三越伊勢丹、横浜 赤レンガ倉庫など全国7店舗や、各地で期間限定店舗を展開してきた女性に人気のオーダー枕ショップ「PILLOWY cafe 」のサービスを発展させた新業態のショップ。オーダー枕サービスは「簡単かつ本格的にオーダー枕が作れる」と大人気に。今回の「PILLOWY cafe Luxe」のオーダー枕“メイクアップピロー”は、「PILLOWY cafe」の枕から仕様をアップグレードし、70×40cmのワイドサイズで横向き寝にもゆったり対応する。価格は、16,800円。メイクアップピローが出来上がるまでの時間は、カウンセリング・測定・寝試しなどの所要時間が約30分、その後、枕を作る作業時間で約30分のトータル1時間程度で、こだわりのつまった自分にぴったりの枕が出来上がる。(※人によってカウンセリングが長くなったり、店舗の混雑状況によりもう少しお時間がかかる場合もある。)オーダーメイドの流れは、まず枕の中身の素材やインナーカバー、枕の表生地、そしてリラックスした眠りへ導くオリジナル・アロマカードを好みに合わせて自由にセレクト。次に、簡易測定器“ボディラインメジャー”で頭からお尻までのラインを計測。計測値からベースとなる枕の高さを導きだす。そして、実際にベッドに横になって寝試ししながら高さを微調整。枕の前後左右の高さを1cm単位で微調整してくれる。同店では、オーダー枕サービス以外にも、リラクゼーション、ビューティ、ヘルス、ファッションなどの側面から、心地よい眠りに導くアイテムをセレクト編集しトータル的な眠りのコンサルティングサービスを提供する。パリのプチホテルをイメージしたアンティーク調の店内で、心地よい眠りにこだわった商品ラインナップからお気に入りのアイテムを見つけてみてはいかがだろうか。(text:Miwa Ogata)
2013年10月17日映画やドラマなどの映像配信サービス「ひかりTV」が初めて制作したオリジナルドラマ「24時間女優」が、10月25日(金)よりビデオ・オン・デマンドで配信されることが決定。夏帆や橋本愛といった若手実力派女優たちが、気鋭の映像監督とそれぞれタッグを組み、わずか24時間で1本の短編ドラマを撮影する。ドラマ「24時間女優」は、毎回キャスティングが異なる女優と監督が、「待つ女」という与えられたテーマに沿って、24時間以内に短編ドラマを撮りきるという、かつてない試みだ。女優たちが現場に入ってから撮影終了するまでに完全密着したメイキング・ドキュメンタリー(前編)と、完成した約8分の短編ドラマ(後編)の2部構成とし、ドラマだけではなく、限られたわずかな時間の中で苦悩しながら役に入り込む、彼女たちの素顔も垣間見ることができる。初回は、『箱入り息子の恋』など数多くの映画やテレビドラマで活躍する夏帆と、『男子高校生の日常』『アフロ田中』の松井大悟監督が初タッグ。そして、第2回は長澤まさみ&岡田将生主演の『潔く柔く きよくやわく』に出演する波瑠、第3回は『シャニダールの花』『中学生円山』など話題作への出演が続く刈谷友衣子、第4回以降にはNHK「あまちゃん」でさらにブレイクした橋本愛ほか、いまをときめく若手女優が続く。「おはようございます」から「お疲れさまでした」まで、一瞬たりとも気が抜けない異色ドラマとその舞台裏。彼女たちが「待つ女」でどんな素顔を見せてくれるのか、楽しみだ。「24時間女優」(全8回)は10月25日(金)より「ひかりTV」のビデオサービスおよびテレビサービスにて配信。第1回~第8回の前編は無料。第1回前編を無料で先行配信中。(上原礼子(cinema名義))
2013年10月17日2014年度の米国アカデミー賞「最優秀外国語映画部門」の日本代表作品に選出された『舟を編む』を手がけた石井裕也監督の最新作『ぼくたちの家族』が来春公開となる。先日、妻夫木聡と池松壮亮が兄弟役で出演していることで話題となったが、このほどこの家族を取り巻く人々を、板谷由夏やユースケ・サンタマリアらが演じていることが明らかとなった。60歳を過ぎ、物忘れが激しくなった母・玲子。だが、そんなことは誰でもあるものと、兄・浩介も弟・俊平も父・克明も全く気にしていなかった。しかし、あることをきっかけに病院で検査を受け、結果は「脳腫瘍」と判明、余命わずか1週間。「家族がバラバラになるのは、あたし怖いよ」、その一言を最後に母はそれまでの母ではなくなってしまう…。いま出版業界が注目する新進作家・早見和真の原作を映画化した本作。小さな会社の社長だが、やがて多大な借金を抱えてしまった父親役に長塚京三、突然の脳腫瘍に襲われ、少女化していく母・玲子に原田美枝子。その母の病気に奔走する長男・浩介に妻夫木さん、家族なんて茶番だと決め付けている弟に池松さんが扮し、現代に生きる家族の形を描き出す。そして今回、新たなキャストが発表。浩介の事情を汲んで、優しくフォローする浩介の上司役を演じるユースケさんを始め、義母の病気による自分たちの家族への影響を心配しながらも、夫の支えになろうと務める浩介の妻役に黒川芽以。俊平が母の病気を治そうとまわった病院先で出会った医師役には鶴見辰吾と板谷由夏。俊平を励ます友人に市川実日子など、個性豊かなキャストが脇を固めている。多額のローンに、生活破綻、親への不信、子への依存。脳腫瘍を患った母が、包み隠さず本音をさらけ出し始めたことで、浮かび上がってきた家族の問題…。“がん”というテーマを明るく描き、現在の家族像を見事に浮かび上がらせている。今回、発表された追加キャストたちがこの問題山積の一家をどう支えていくのだろうか?『ぼくたちの家族』は2014年春、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ぼくたちの家族 2014年、全国にて公開
2013年10月16日多くの人々を魅了し続けるディズニーの名作『リトル・マーメイド』のブルーレイが、ついに今月23日(水)に発売される。これを記念し、ボーナス・コンテンツに収録された、実写モデルを務めた女優シェリー・ストナーがアリエルの仕草の誕生秘話を語る貴重なコメント映像が公開された。美しい映像と躍動感あふれる音楽、そして、アリエルを始めとする個性豊かなキャラクターたちが満載の『リトル・マーメイド』。中でも主人公・アリエルは、明るく好奇心が旺盛で、何事にも前向きで可愛らしく、“ディズニープリンセス”の中でも特に人気が高い。そんな彼女の動きに躍動感を生み出したのは、実は実写モデルを務めた女優、シェリー・ストナーの存在が大きく関係しているという。陽気なカリブ・ミュージックと幻想的な深海の映像美はもちろんだが、主人公・アリエルのキュートな仕草に魅了された人も多いはず。驚くことに、フォークをクシと勘違いして髪をとかしたり、パイプを楽器と間違い吹いてしまう彼女動きは、実写モデルを務めた女優・シェリーの何気ない仕草や癖が元になって誕生したという。このシーンを「とても愉快」と笑顔で語るのは、監督のジョン・マスカーとロン・クレメンツの2人。シェリーは撮影当時をふり返り「あるとき、前髪が顔にかかったから息で払ったの。するとグレン・キーンは、この仕草を使ったわ。それから緊張で手が震える癖もね(笑)」と語っている。観る者を自然と作品に感情移入させるのは、こんな細かい工夫があったからかも。作品をもう一度観る前に、こちらの映像で一足早く撮影秘話をチェックしてみて!<ブルーレイ&DVD情報>・『リトル・マーメイド ダイヤモンド・コレクション』ブルーレイ+DVDセット/3,990円(税込)・『リトル・マーメイド 3Dセット』ブルーレイ/4,935円(税込)・『リトル・マーメイド スペシャル・エディション』DVD/2,940円(税込)・『リトル・マーメイド ブルーレイ・トリロジーセット』/10,290円(税込)・『リトル・マーメイド DVD・トリロジーセット』/7,140円(税込)発売日:2013年10月23日(水)『リトル・マーメイド』オンデマンド10月23日(水)より配信開始(松雪範子(cinema名義))
2013年10月16日