cinemacafe.netがお届けする新着記事一覧 (1978/2207)
人気ファッション・ブランド「ZUCCa」の25周年を記念して製作される菊地凛子の監督処女作『MEMORY OF AN ARTIST~芸術家の記憶~』。このほど、その話題のショート・フィルムの予告編が解禁となった。「ZUCCa」が掲げる2013年春夏コレクションのテーマは、「Chambre de l’artiste:芸術家の住む部屋」。菊地さんはこのテーマに呼応するかのように、本作で幻想的な世界を描いている。今回届いた予告編では、一面に広がる白銀の世界をブルーのノースリーブ・ワンピースをまとった菊地さんが、彷徨うように歩く姿が収められている。白と青、凍えるような気温の中で漂う…そんなインスピレーションが全面に押し出された美しい予告編をぜひ覗いてみて。※こちらの予告編映像はcinemacafe.net記事ページより、ご覧いただけます。(text:cinemacafe.net)
2013年03月06日3度のアカデミー賞に輝く監督・脚本家のオリバー・ストーンが、ドン・ウィンズロウのベストセラー小説を映画化した『野蛮なやつら/SAVAGES』。3月8日(金)の公開を前に、ピリピリムードの特別映像が公開された。平和主義の植物学者ベン(アーロン・テイラー・ジョンソン)と、元傭兵のチョン(テイラー・キッチュ)の若手実業家の2人は、極上の大麻を栽培して大成功を収め、共通の恋人・オフィーリア(ブレイク・ライブリー)とラグーナ・ビーチで穏やかな生活を送っていた。しかしメキシコの麻薬組織バハ・カルテルからの誘いを断ったことで事態は一変。カルテルに最愛のオフィーリアを誘拐された2人は、危険な戦いを挑むことになる。スティーブン・キングも激賞したベストセラー小説の映画化に乗り出したのは、『ウォール・ストリート』のオリバー・ストーン監督。近年は社会的なテーマを描いた作品が目立つが、本作では『ナチュラル・ボーン・キラーズ』を思わせるエッジーでオフビートな個性が炸裂している。となれば、主人公の3人も個性的。インテリのベンを演じるのは、『ノーウェアボーイ ひとりぼっちのあいつ』でのジョン・レノン役や、『キック・アス』で注目を集めたアーロン・テイラー・ジョンソン。クールでマッチョなチョンには、『バトルシップ』、『ジョン・カーター』と大作が続くテイラー・キッチュ。そしてこのイケメン2人を同時に彼氏にしてしまうオフィーリアを演じるのは、「ゴシップ・ガール」シリーズのセリーナ役で知られるブレイク・ライブリーだ。さらにはジョン・トラボルタ、サルマ・ハエック、ベニチオ・デル・トロなど、ひと癖もふた癖もある強烈な俳優たちが脇を固めている。今回、公開となった特報映像では、バックスクリーンに映画のワンシーンがそれぞれ映し出される中、ベンが本作監督のオリバー・ストーンに尋問されている姿が収められている。チョンやオフィーリアとの関係、麻薬栽培について余裕で応えていたベンだが、オフィーリアを助けるために犯した犯罪について触れられると、次第に冷静さを失いイライラしてきた様子。彼女を自由にしたくないのかと言われ、「余計なお世話だ」と怒りを顕にしている。果たして、ベンがオフィーリアを助けるためにしてしまった野蛮な行動とは…?その真実はぜひ劇場で確かめてみてほしい。『野蛮なやつら/SAVAGES』は、3月8日(金)よりTOHOシネマズ みゆき座ほか全国にて公開。(C) Universal Pictures(text:cinemacafe.net)■関連作品:野蛮なやつら/SAVAGES 2013年3月8日よりTOHOシネマズ みゆき座ほかにて公開(C) Universal Pictures
2013年03月06日NHKを舞台にした人気ドラマの第3弾となる「放送博物館危機一髪」の取材会が3月6日(水)に行われ、主演の松井玲奈(SKE48)、秋元才加(AKB48)、藤本隆宏、南圭介、野際陽子らが出席した。「朝ドラ殺人事件」、「大河ドラマ大作戦」に続き、NHKスタッフが幽霊退治に奔走する人気ドラマ。放送博物館での展示の中継ディレクターを任された、のぞみと先輩の美穂は同館の幽霊の退治をすることになるが、その正体は東京オリンピックの頃に亡くなったカメラマン。しかもその死には放送博物館の館長が深く関わっていることが分かり…。前2作は全てNHK局内で撮影されたが、今回はNHKを飛び出して愛宕(あたご)の放送博物館へ。主演の座を射止めた松井さんは「緊張しましたが、素晴らしい共演者のみなさんにサポートしていただき、勉強させてもらってます」と笑顔。実は、松井さん自身かなり霊感が強い方らしく「見える人なんです(笑)。人からもらうこともあり、もらった日は塩風呂に入るようにしてます」と明かす。秋元さんは、日光でのミュージックビデオの撮影のために宿泊したホテルでの出来事として「みんなが『気持ち悪い』と言って別館から本館に移ったんですが、私と玲奈だけ残ったことがありました」と告白したが、松井さんは「あそこもいましたよ」と笑顔で語り、秋元さんを苦笑させていた。野際さんは放送博物館の館長を演じるが、自身も1958年から62年までNHKでアナウンサーを務めていたとあって「50年ぶりにNHKに戻ってきた感じです」と感慨深げ。霊感に関しては全く信じていないそうで、「若い頃は金縛りにしょっちゅう遭ってましたが、あれは疲れと欲求不満ですね」とバッサリ。時々、金縛りに襲われるという若い共演陣たちに対しても「絶対に欲求不満です!」と断言し会場は笑いに包まれた。しかし、撮影では幽霊以上に野際さんを苦しめたものがあったようで…。劇中、野際さんはラブシーン(?)に「久しぶりにロマンチックな役でどうしようかとドキドキしました。家に帰って顔を見たら真っ赤になってました。恥ずかしかったのか寒かったのか…(笑)?」とふり返るが、寒さにはかなり苦しめられたよう。屋外のシーンの撮影では「(寒さで)死ぬな、と思った。ドライヤーで首を温めて死なずに済んだ。この年になると新しいドラマに入ると『終わるまで死にたくない。迷惑だろうから』というのが一番の望み」ときびきびとした口調で語り笑いを誘っていた。ここまでシリーズを積み重ねただけあって、さらなる続編にも期待がかかるが、松井さんは「名古屋支局から赴任しているという設定なので、中継で秋元さんと繋がれたら」と希望を明かす。秋元さんは「子どもたちと一緒に踊りたい!NHKの素敵な番組を通してまたできれば」と期待を寄せていた。「放送博物館危機一髪」は3月30日(土)0:25より放送。(text:cinemacafe.net)
2013年03月06日海外ドラマ「リゾーリ&アイルズ」のDVDリリースを記念して3月5日(火)に都内でに行われた試写会に、劇中のリゾーリとアイルズさながら、大親友として知られる国生さゆりと青田典子が出席した。刑事と検視官。性格も正反対ながらもなぜか抜群の相性を誇り、互いの立場から協力し合って事件を解決へと導いていく美人コンビの活躍を描く。作品にちなんで大の親友同士という2人が出席。青田さんにとって芸能活動を再開後、こうしてイベントに出席するのは初めてであり、多くの報道陣が詰めかけた。30歳過ぎてから仕事で一緒にパリを訪れたことで親友となったという2人。国生さんは「10代から2人とも仕事をしてたけど、10代の頃はお互いにチームにいたし、ほかの女の子を認められないところもあった。30を過ぎて大人の話ができるようになった」語る。青田さんは「共通点は生真面目なところ(笑)」とおどけるが、公私にわたって相談することも多いようで「(国生さんは)心が大人で受け止めてくれる」「迷ったときはさゆさゆ(=国生さん)が浮かんで電話することもあったし『普通を求めてはダメ!』と言われたこともありました」と深い信頼関係を明かす。そんな2人だからこそ劇中のリゾーリとアイルズに共感したり、憧れる部分もあったようで青田さんは「久しぶりに真似したくなるキャラクターが登場して来たなと思う」とニッコリ。一方の国生さんはリゾーリとアイルズのどちらのタイプかと尋ねられ「私は負けず嫌いで強気と思われがちですが、それはキャラ!実のところ、誰かに守ってもらいたい。凛としてそうに見えて、弱虫なんです」と意外な一面をのぞかせていた。互いの恋愛面についてもしっかりと把握しているようで青田さんが国生さんについて「尽くすタイプでちゃんと待つ女」と言えば、国生さんは「青田さんは慎重派ですよ。相手のことをコツコツとノックする人。(相手が)オープンしたらそっからは早いけど(笑)」と明かした。青田さんがこうしたイベントに出席するのは久々だが、国生さんにとっても直接会うのは久しぶり。話しながら思わず落涙してしまう一幕も!それでも「積もる話はありません。お互いに頑張ってるもん!幸せそうな顔を見て、それだけで…」と嬉しそうに語っていた。青田さんはミュージシャンの玉置浩二と結婚し、家庭で彼を支え続けてきた2年8か月をふり返り「これまでが仕事一途だったので新しい立場で大変さと幸せがあったけど、食事作りなどを楽しみながらやってました」と語り「やっと余裕が出てきた。まずは家庭と主人のサポート。空いている時間で仕事をやっていけたら。いろいろ考えています」と今後の活動に意欲を見せる。この日のイベント出席についても「(玉置さんに)『頑張ってこい』と言われた」と明かし、幸せそうな笑みを浮かべていた。「リゾーリ&アイルズ」<ファースト・シーズン >3月6日(水)発売&同時DVD レンタル[vol.1~5]、オンデマンド配信開始Vol.1DVD1,500円(税込)コンプリート・ボックス(5枚組)9,800円(税込)<セカンド・シーズン>3月20日(水)発売&同時DVD レンタル[vol.1~6]、オンデマンド配信開始コンプリート・ボックス(6枚組)9,800円(税込)(text:cinemacafe.net)■関連作品:リゾーリ&アイルズ[海外TVドラマ](C) 2013 Warner Bros. Entertainment Inc. All rights reserved.
2013年03月05日バレンタインを経て、まもなく男子たちが頭を抱えるホワイトデー。お返しのプレゼントも気になるところだが、もっと期待してしまうのが、愛のお返しとなる“告白”だ。どんなシュチエーションなのか?はたまたどんな言葉で愛を伝えてくれるのか…。シネマカフェのランキング企画「シネマカフェゴコロ ランキング5」では、「憧れの告白シーン」をテーマにアンケートを実施。みんなが胸をときめかせた注目の告白シーンを大発表!今回のテーマで1位を獲得したのは、“告白のススメ”と言っても過言ではないロマコメの金字塔『ラブ・アクチュアリー』だ。19人の男女が恋をする姿を収めた“恋愛教科書”のような本作。中でも、「親友の妻に対する想いを伝えるシーン。どうにもならない想いをそっと伝え、『これで十分だ』と自分に言い聞かせるその表情に、本当に感動しました。成就しない恋の告白だけれど,そんな風に思える相手がいることに憧れます」(30代・女性)と、本作で描かれる男女関係なく一途に相手を思う心に、胸打たれた読者の声が数多く寄せられた。次いで、『ラブ・アクチュアリー』と僅差で2位にランクインしたのは、“The 王道”と言える作品『ローマの休日』だ。映画界に燦然と輝く永遠の女優、オードリー・ヘップバーンの魅力が爆発している本作。ローマという心躍る街並みや、新聞記者・ジョーとの素敵デートへの憧れコメントも寄せられたが、特に多かったのが告白された後のオードリーの表情についての声だ。「上目遣いで照れるオードリーの可愛らしい表情がキュンキュンする…」(30代・女性)と同性ながらも、いや“同性だからこそ”、オードリーのキュートな振る舞いに感服といった様子だった。そして3位には、意外にも爽やかなアニメ作品『サマーウォーズ』がランクイン。数学オタクの少年が憧れの先輩とネットの世界で大冒険を繰り広げる夏休みの1ページを描いた作品に、「自信が無かった少年が、先輩のことを思って行動し続けて成長した瞬間だと思うから」(20代・男性)との声が。ラストの見せ場で、主人公・健二が叫ぶ「よろしくおねがいしま~す!」のセリフは、アニメ映画史上に残る“告白”と言ってしまってもいいのかもしれない。そのほか、ランキング外ながら『釣りバカ日誌』シリーズの西田敏行扮する“浜ちゃん”が放った「あなたを幸せにする自信はありません。でも私が幸せになる自信はあります!」という告白ではなく…プロポーズのセリフにも、「なんだか一緒に幸せになれそう」(30代・女性)と女性たちからの称賛を集めていた。ひと言で“告白”といっても、胸キュンなものからヘビーなものまで様々。あなたはどんな告白をされたい?「憧れの告白」ベスト51位:『ラブ・アクチュアリー』2位:『ローマの休日』3位:『サマーウォーズ』4位:『きみに読む物語』5位:『プリティ・ウーマン』次回の「シネマカフェゴコロランキング5」は、春特有の「出会い」をテーマにみんなの声を大募集。こちらもぜひ、ご応募ください。「シネマカフェゴコロランキング5」 1953 Paramount Pictures Corporation. All Rights Reserved.(text:cinemacafe.net)
2013年03月05日先日のアカデミー賞授賞式で起きたアン・ハサウェイのドレスのドタキャン騒動。アンが当初着用予定だったドレスと酷似したデザインを着たことで、騒ぎに巻き込まれたアマンダ・セイフライドが、自身のTwitterでアンとの不仲説に言及するようなつぶやきを発した。2日(現地時間)に投稿されたアマンダのつぶやきは「事実:大好きよ、アン!(Fact: I love you, Anne!)」というもの。アマンダは2月24日に行われた第85回アカデミー賞授賞式で「アレクサンダー・マックイーン」のドレスを着たが、前日の授賞式リハーサルでアンから当日にどんなドレスを着るか尋ねられた。そこでiPhoneの画像を見せてあげたところ、アンは自分が着る予定だった「ヴァレンティノ」のドレスとそっくりだったことに動揺を隠せない様子だったという。『レ・ミゼラブル』で共演し、一緒にプロモーション活動もこなしてきた2人だが、以前からあまり仲が良くないとうわさされていた。しかし、さすがに「そのドレスはやめて」と頼むのはアンのプライドが許さなかったのだろう。アンは授賞式開始直前までドレス選びに奔走し、プラダのピンクのドレスでレッド・カーペットに登場したが、メディアからワースト・ドレッサーに選ばれ、友人であるデザイナーのヴァレンティノ・ガラヴァーニに断りもなく変更したことで謝罪声明を出すはめになった。アマンダはフランスのパリで行われているファッション・ウィークに出かけている。気になるつぶやきを投稿した翌3日には「ジバンシィ」のプレタポルテ2013年秋冬コレクションを『ゼロ・ダーク・サーティ』のジェシカ・チャステインと並んで観覧した。(C) Getty Images(text:Yuki Tominaga)■関連作品:レ・ミゼラブル 2012年12月21日よりTOHOシネマズ日劇ほか全国にて公開(C) 2012 UNIVERSAL STUDIOS. All Rights Reserved.
2013年03月05日世界で最も多く鑑賞されたフランス映画『最強のふたり』でスラム街出身のドリス役を好演し、その年のセザール賞の「主演男優賞」に輝いたオマール・シーが、ブライアン・シンガー監督の『X-Men:Days of Future Past』(原題)に出演することが正式に決定した。シンガー監督はツイッターで「素晴らしい映画『最強のふたり』で輝かしい演技を見せたオマール・シーを『X-Men:Days of Future Past』に迎えることができてワクワクしている」と賞賛のコメントを寄せている。一方のオマールは、現在拠点をロサンゼルスに移し、英語を特訓中とのこと。この作品が彼にとって初のハリウッド大作となる。本作には2011年の『X-MEN:ファースト・ジェネレーション』からジェームズ・マカヴォイ、マイケル・ファスベンダー、ジェニファー・ローレンス、ニコラス・ホルトが再結集するほか、人気TVドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」で注目されているピーター・ディンクレイジが新キャストとして加わることがすでに発表されている。また、オリジナルの『X-Men』3部作から、ヒュー・ジャックマン、パトリック・スチュワート、イアン・マッケラン、アンナ・パキン、エレン・ペイジ、ショーン・アッシュモアがそれぞれの役で出演することが決まっており、まだ役柄が未定だが、オマールの出演で一体どのようなストーリーが展開されるのか非常に楽しみな作品だ。撮影は今年4月スタート予定で、20世紀フォックスは来年4月公開を目指しているという。(text:Mieko Nakaarai)■関連作品:最強のふたり 2012年9月1日よりTOHOシネマズシャンテほか全国にて公開(C) 2011 SPLENDIDO/GAUMONT/TF1 FILMS PRODUCTION/TEN FILMS/CHAOCORP
2013年03月04日国内最大規模のファッション・ショー「第16回東京ガールズコレクション 2013 SPRING/SUMMER」(TGC)が3月2日(土)、東京・代々木にて開催され、香里奈、藤井リナ、菜々緒、土屋アンナら100名を超える豪華モデルたちが参加した全13ブランドの最新ファッションに身をつつみ登場し会場を沸かせた。最新のファッションを一目見ようと詰めかけた約3万人を超える女子たち。少し早いが夏モノのファッションにも注目が集まっていた。中でも、今年の春に再始動することとなったブランド「MY FAVORITE TIARA」が生み出した、ちょっとルーズで妖艶な雰囲気を放つリゾート・ファッションに身を包んだ土屋アンナや山田優、カロリナの大人めモデルたちは圧巻のランウェイを見せていた。そのほかにも、“旅”をテーマにしたプログラムでは、菜々緒や道端アンジェリカなどがトランクと共に凛としたファッションで登場し、観客たちを沸かせていた。(text:cinemacafe.net)
2013年03月03日“ヤング版「セックス・アンド・ザ・シティ」”と呼ばれ、世界中に旋風を巻き起こした「ゴシップガール」。ブレイク・ライブリーは本作でファッションアイコンになるほど上り詰めました。そんな彼女が演じる主人公・セリーナは、作中でもパーフェクトな美人として描かれています。「シーズン1」で恋人だったダン。その後、お互い別の人とお付き合いしたり、家族同士の関係が複雑になったり、いい感じに戻ったりしますが、彼はニューヨークの比較的平凡な家庭で育った好青年。彼と付き合うことでパーティー狂だった昔の自分から、どんどん真面目ないい子になっていく様子は好感が持てます。セレブな街で、ヒエラルキーのトップにいるにもかかわらず、平凡な男と付き合うセリーナ。そういうところに、男性は惹かれます。高嶺の花は、全く自分に振り向いてくれないですが、セリーナは別。手が届かないと思わせないところも、モテる一因でしょう。こんな女性と付き合えたら、街を一緒に歩きたいし、友達にも自慢したい。釣り合うように、自分磨きをするし、彼女もそれを応援してくれるでしょう。「シーズン4」のあるエピソードで、セリーナは大学教授のコリンに恋してしまいます。学期が終わるまでプラトニックな関係を守るために必死に我慢する可愛らしい一面を見せてくれます。昔の恋人・ダンから「コリンが君に本気なら、教授の職を捨ててでも君を取るはずだ」と言われ、別れを決意。最後の最後には冷静な判断ができる芯の通った女性なのです。一方で負けん気が強く、思い通りに行かないとむしゃくしゃしてしまうときがあります。自分が周りを見えていないことに薄々気づいているのですが、制御できないこともしばしば。ふとしたきっかけでハメをはずしてしまったり、危ない道に入りこんでしまったりも…。しかし、根は人付き合いに真面目で、正義感も強い女性です。不器用で何を伝えればいいか、深く考えるところも、家族を大事にするところも素晴らしい。いつも前向きで成長しようとしている彼女と一緒なら、自分もポジティブに頑張ろうと思えます。なのであなたはセリーナからたくさん学びましょう!いかがでしたでしょうか?みなさんも、海外ドラマのヒロインを分析してみましょう!「ゴシップガール」シーズン5海外ドラマ専門チャンネル「スーパー!ドラマTV」にて4月より独占放送開始。(C) Warner Bros. Entertainment Inc.(text:Tokio Shiratake)■関連作品:ゴシップガール [海外TVドラマ]TM & (C) Warner Bros. Entertainment Inc
2013年03月01日2年以上前から交際中だったレイチェル・マクアダムスとマイケル・シーンが破局を迎えていたことが明らかになった。34歳のレイチェルと44歳のマイケルはウディ・アレン監督の『ミッドナイト・イン・パリ』で共演し、2010年秋から恋のうわさが流れ始め、翌年5月に交際を公表した。昨年11月には、マイケルが出演した『トワイライト・サーガブレイキング・ドーンPart2』のプレミアに一緒に出席するなど、仲むつまじい様子を見せていたが、関係者は「Us Weekly」誌に「2人は関係に終止符を打ちました」と語った。レイチェルはかつて『きみに読む物語』で共演したライアン・ゴズリングと交際していた。一方のマイケルは、舞台で共演し8年間交際したケイト・ベッキンセールとの間に14歳の娘がいる。互いに共演者と恋に落ちやすい自覚があるのか、3週間以上離れて過ごさないよう努力していたというが、実力派の売れっ子同士はすれ違いを余儀なくされてしまったようだ。だが、2人と親しい別の人物は「破局は一時的なもの」と「E! News」に話している。「本当に別れてしまったわけではないようです。一時的な話ですよ」と語るこの人物は、2人はすぐに仲直りするだろうと予測している。(text:Yuki Tominaga)
2013年03月01日2011年の『X-MEN :ファースト・ジェネレーション』での共演がきっかけで交際を始め、今年1月に破局したジェニファー・ローレンスとニコラス・ホルトだが、破局の後もいい関係を続けているらしい。今年の激しいショー・レースでのジェニファーの圧勝に、ニコラスは祝福のメッセージを送っている。ジェニファーがアカデミー賞主演女優賞に輝いた事に対して「僕は彼女の偉業にとてもとてもハッピーな気持ちだよ。自分のことのようにドキドキしているんだ」とコメント。そして映画『世界にひとつのプレイブック』についても「素晴らしかった」とベタ褒め状態。またアカデミー賞に先立って行われた全米映画俳優組合賞での勝利についても「彼女がとても誇らしい」と話していた。そんなニコラスについて、ジェニファーは「ニコラスは、私の親友。できれば彼も私のことをそう思っていてほしいと思うわ。一緒にいてとても楽しいし、誰よりも私を笑わせてくれる人なの」とコメントを残している。23歳のニコラスと22歳のジェニファー、若い2人のお互いを支えあう関係、なんとうらやましいことだろう。(C) Getty Images(text:Mieko Nakaarai)■関連作品:世界にひとつのプレイブック 2013年2月22日よりTOHOシネマズシャンテ、新宿武蔵野館ほか全国にて公開(C) 2012 SLPTWC Films, LLC. All Rights Reserved.
2013年02月28日ファッションブランド「minä perhonen(ミナ ペルホネン)」のデザイナー・皆川明氏による手書きのイラストがプリントされた「minä perhonen×PASS THE BATON remake tableware」に新デザイン“リトルトリップ”が登場。2013年3月1日(金)より、丸の内、表参道、阪急うめだ、オンラインSHOPのPASS THE BATON全店で発売となる。前回の“咲いてる花にただ笑ふ。”シリーズと同様、製造される工程でちょっとしたB品によりはじかれてしまった白い業務用食器に、minä perhonen デザイナー・皆川氏による手描きのイラストでリメイクされたアイテムは、独特の世界観を持つ、可愛らしくもユニークなものに仕上がった。皆川氏は、今回の食器に込めた想いを次のように語った。「この‘“リトルトリップシリーズ”は、食器を一つのランドスケープとして見立てました。食事やお茶の時間が、旅する時間のように楽しんでもらえたらと思います。それぞれの景色にはその場所で暮らしている動物や花が描かれています。今回は前回のシリーズと表情を変えてみたくて繊細なタッチで絵を描いてみました」。何気ない食卓の風景や昼下がりのお茶の時間を、心華やぐ瞬間へ変えてくれる。そんなユーモラスにリデザインされたテーブルウェアをぜひ手に取ってみて。■minä perhonen ミナ ペルホネン1995 年にデザイナー・皆川明により「minä」として設立されたファッションブランド(2003 年minä perhonen に改名)。「minä」は「私」、「perhonen」は「ちょうちょ」を意味する言葉。蝶の美しい羽のような図案を軽やかに作っていきたいという願いを込めている。詩情を込めたデザインと手作業で描く図案をテキスタイルとして表現する姿勢から、国内外の美術館で展覧会への招聘も多い。Deep Plate価格:2,520円Morning Cup価格:1,680円Plate価格:2,310円※食器、デザインバリエーションは全3種類。(text:Miwa Ogata)
2013年02月27日2012年10月に毎日新聞が行った学校読書調査で中高生の好きな作家第1位となった山田悠介のデビュー作で、累計200万部の大ベストセラーとなった「リアル鬼ごっこ」(幻冬舎文庫/文芸社刊)。文庫化、さらにはコミック化され、2008年には劇場映画が公開。映画の続編公開や新三部作の上映・配信など、累計視聴者数300万人超を記録する大ヒットシリーズ「リアル鬼ごっこ」が、遂に連続ドラマ化することが決定した。全国の佐藤さんが鬼ごっこをし、捕まったら殺されるという衝撃的な内容が若者を中心にクチコミで広がり、大ヒットを記録した本シリーズ。このたびテレ玉、チバテレ、tvkにて放送が決まった「リアル鬼ごっこ THE ORIGIN」では、多くの原作ファンが期待する原作に沿ったストーリーで、これまでのコミックや映画版にはない新たな「リアル鬼ごっこ」ワールドが展開する。注目の主人公・佐藤翼役には、映画『GANTZ』やドラマ「未来日記-ANOTHER:WORLD-」で活躍する本郷奏多。連続ドラマの単独主演はこれが初となる。さらに翼の妹・佐藤愛役には、4月13日(土)より全国公開される話題沸騰の映画『HK/変態仮面』のヒロインに抜擢された清水富美加、翼の親友・佐藤洋には、映画『中学生円山』、『ジョーカーゲーム』など話題作に出演し、注目の新鋭・横浜流星が演じる。既に2月頭から撮影中の本作では、主演の本郷さんがスタントなしで撮影に臨んでおり、「分かりやすくてスピーディーに展開していくので、見やすく楽しんでいただけるエンターテイメント作品になるだろうと思っています。自分も完成を楽しみにしているんですが、みなさんにも放送まで楽しみに待ってていただきたいです」とコメント。さらに原作者の山田さんも「『リアル鬼ごっこ』はデビュー作であり、今の僕を作ってくれた思い出深い作品です。映画シリーズも大迫力でしたが、今回はさらにスケールアップしているとのこと。スタッフの皆さんの意気込みもすごいので、今からとても楽しみにしています!」と期待を寄せている。「リアル鬼ごっこ THE ORIGIN」は4月9日(火)よりテレ玉、チバテレ、tvk毎週火曜深夜1時より放送スタート。(C) 2013「リアル鬼ごっこ THE ORIGIN」製作委員会(text:cinemacafe.net)
2013年02月27日様々なエステサロンでダイエット効果を謳う施術が提供されているが、どうしても気になるのが、施術後の体型の戻りだ。高額なエステで美ボディを手に入れたならば、その後も日々の努力でなんとか体型をキープしたいところ。けれど、実際はなかなか難しい。そこで今、注目したいのが、欧米や韓国で大ブレイクしている画期的なダイエット方法。なんでも「切らない脂肪吸引」と呼ばれる“キャビテーション”という最新痩身施術があるらしい。さて、一体どんなものなのだろう。キャビテーションの施術が受けられる痩身コースを提供しているのが「BE-MAXコンセプトサロンGINZA B・X PartII」。トータルエイジングケアのための美容ドリンクやサプリ、コスメティックスなどが、男女問わず多くの芸能人やモデルから支持を集めているBE-MAXのコンセプトサロンの2号店として、1月7日に東銀座にリニューアルオープンした。「BE-MAXコンセプトサロンGINZA B・X PartII」では、脂肪を破壊し除去するキャビテーションと、脂肪燃焼の温熱高周波(ラジオ波)トリートメントの2大最新痩身施術を融合した、70分の「キャビテーション・ラジオ波コース」(税込15,800円)を用意。お腹または脚のいずれかを部分的にケアしてくれる。キャビテーションが、「切らない脂肪吸引」と呼ばれるのは、特殊な超音波によって脂肪細胞とセルライトにキャビテーション現象を発生させ、脂肪細胞膜自体を破壊するためだ。分解された細胞はエネルギーとして消費されるので、当然リバウンドもしない。外科手術なしで安全に確実に、部分的な脂肪細胞とセルライトを除去することができる。施術中の痛みはまったくなく、唯一キーン、キーンという金属音のような音が聞こえるのが特徴的。このキンキンという音は、体内で発生しているものなので自分にしか聞こえない。痛みもなく、ボディラインの悩みである脂肪細胞を破壊できるなんて、まるで夢のよう。「キャビテーション・ラジオ波コース」では、まずはじめにキャビテーションで脂肪細胞膜を破壊し、そのすぐ後に高周波(ラジオ波)で脂肪をリンパへ流し、排泄させるので、よりリバウンドしにくいカラダヘ導くことができる。キャビテーションと並んで、こちらの高周波(ラジオ波)も、世界中の美容業界に浸透している最新の温熱トリートメントのひとつ。皮膚内に40度以上の生体熱を発生させ、余分な脂肪を燃焼させる。脂肪燃焼だけでなく、冷えや筋肉のコリ、血液循環やむくみ、またそれにともなう肌のハリ・ツヤ、くすみなどにもアプローチするため、一回の施術でも肌色がトーンアップし、美ボディを実感できるスグレモノだ。施術前後には、BE-MAXのサプリメント、ドリンクを摂取することで、代謝・排泄効果を高めるため、より効果的な施術効果を得られる。プライベートな個室空間で、熟練のセラピストによるトリートメントを受ければ、痩身効果だけでなく、なにより知らぬ間にたまっている日頃の疲れがスッキリと取り除かれるところが嬉しい。施術後は体を冷やさないようにして、ゆっくりと過ごして、効果をよく持続させたい。最新美容技術を体験できるBE-MAXコンセプトサロンは、自分へのご褒美、心と身体のメンテナンスを兼ねて、またブライダル前のシェイプアップサロンとしてもおすすめ。様々なシーンで、その時の自分に合ったエイジングケアを叶えてくれるはずだ。■お問い合わせ先:BE-MAXカスタマーセンターTel:0120-688-369(フリーダイヤル)コンセプトサロンGINZA B・X PartIITel:0120-707-369(10:00~19:00)(text:Miwa Ogata)
2013年02月26日今年も華やかな盛り上がりを見せたアカデミー賞授賞式。レッドカーペットの主役はやはり女性だが、フォーマルに身を包んだ男性たちの存在も忘れてはならない。ドレスほどの明らかなバリエーションはないものの、それぞれブランドや着こなしにさりげないこだわりが見える。今年のオスカーで注目を集めた男性陣のファッションをウォッチ!メンズの中でベスト・ドレッサーとして評価が高かった俳優のひとりが、『(500)日のサマー』や『インセプション』、『ダークナイト ライジング』に出演し、日本でもぐんぐん人気が高まっているジョセフ・ゴードン=レヴィット。知的なジョセフらしいスマートなブラック・タキシードに、合せたスリムなボウタイや、シャツの黒ボタンなどこだわりのディテールに個性が光る。『リンカーン』で共演したサリー・フィールドを連れ添って出席した。もうひとり次世代俳優の中でひときわ視線を集めたメンズといえば、エディ・レッドメイン。イギリス出身の彼は、『マリリン 7日間の恋』で注目され、『レ・ミゼラブル』ではマリウス役を好演し、人気急上昇中!「アレキサンダー・マックイーン(Alexander McQUEEN)」のブラック・タキシードをチャーミングに着こなした。レッドカーペットを一緒に歩いたのは恋人のハンナ・バグショー。プライベートについてはあまり多くを語っていないが、パブリシスト曰く、ここ1年程いいお付き合いを続けているよう。また、『レ・ミゼラブル』で「主演男優賞」にノミネートされていたヒュー・ジャックマンは惜しくも受賞は逃したものの、「トム・フォード(Tom Ford)」のタキシードで“イイ男”オーラたっぷり。同じく同賞の候補に名を連ねていたブラッドリー・クーパーは誰と授賞式に出席するか?というのにも注目されていたが、そのお相手は…お母様!微笑ましい親孝行姿で株を上げていた。(text:cinemacafe.net)■関連作品:第85回アカデミー賞 [アワード] 2013年2月24日(現地時間)、ハリウッド・コダックシアターにて授賞式が開催
2013年02月26日東野圭吾のベストセラーを映画化した『プラチナデータ』の完成披露試写会が2月25日(月)、都内で開催され、主演を務める「嵐」の二宮和也を始め、共演する豊川悦司、鈴木保奈美、生瀬勝久、杏、水原希子、大友啓史監督(『るろうに剣心』)が舞台挨拶に立った。先進のDNA捜査によって検挙率100%、冤罪率0%が現実になりつつある近未来を舞台に、その裏付けとして極秘収集された全国民のDNAデータ「プラチナデータ」の主任解析員である天才科学者・神楽龍平(二宮さん)が、殺人犯として辣腕刑事・浅間玲司(豊川さん)から追われる身に…。DNAという絶対的証拠を前に、真実を求める龍平の奮闘がスリリングに描かれる。二宮さんも「始まったら、あっという間です」とアピールに熱が入る。最大の見どころは二宮さん×豊川さんという豪華な初タッグ。二宮さんは「とにかくエロかった。エロスのねじがバカになっているのか、もう“だだ漏れ”なんですよ」と豊川さんが放つ大人のエロスに圧倒された様子だ。片や豊川さんは「想像通り、素晴らしい俳優さん。それにいろいろ教えておいたので、これからエロさが爆発するはず」と何やら意味深発言で、二宮さんも「二代目トヨエツとして頑張ります」と宣言していた。ふたりが繰り広げる“追いつ追われつ”の展開は「ある種のラブストーリーに見えてくる」(大友監督)と言い、遺伝子学担当の水上教授を演じる鈴木さんは「なぜそのラブストーリーに、自分が食い込んでいないのか…」と悔しそうな表情。また、天才数学者の蓼科早樹役の水原さんが「初めての共演がグッと近づくシーン。すごく緊張していたが、二宮さんの力で緊張も解けた」と明かすと、当の二宮さんは照れくさそうな表情を見せた。「いつでもスモークが流れている現場だった。いま、(演出の)スモークで思い出しました」(特殊解析研究所の解析員・白鳥を演じる杏さん)、「今回は真面目に、やっています。笑いはなしです」(特殊解析研究所所長・志賀を演じる生瀬さん)とキャスト陣は現場をふり返っていた。『プラチナデータ』は3月16日(土)より全国東宝系にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:プラチナデータ 2013年、全国東宝系にて公開
2013年02月25日「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭」のクロージングセレモニーおよび各賞の発表が2月24日(日)に開催され戸田幸宏監督の『暗闇から手をのばせ』がグランプリとシネガー・アワード(記者および興行主の審査による賞)の2冠に輝いた。同作のテーマは「障害者の性」。グラビアアイドルの小泉麻耶が障害者専門のデリヘル嬢に扮しており、ハンディキャップを抱える人々を遠ざけようとする社会に鋭い視点と軽やかな描写で切り込んでいく。戸田監督はNHKエンタープライズに所属し、ドキュメンタリーのディレクターを務めている。今回、初めてフィクション作品に挑戦したが、数年前に巡り合った現実の題材が基となっている。そもそも会社でドキュメンタリー作品として製作するための企画を立てたが、許可が下りずに自己資金で制作することを決めたという。シネガー・アワードで最初に登壇した際は「昨夜、飲み屋で携帯をなくしてしまい、この1日は携帯のことばかり考えていたんですがさっき見つかりました」と語り笑いを誘っていたが、最後にグランプリとして再び名前が呼ばれることは予想してなかったよう。驚いた様子で再び舞台中央へと足を運び「さっきいただいたので『もうもらえないのか』とがっかりしてたので驚いてます(笑)」と喜びを語った。会社でボツとなった企画での受賞、しかもスカパー!から次回作のための資金援助として200万円が授与されるということで「NHKザマアミロ!スカパー!さん、ありがとう」と過激な叫びで会場を沸かせる。審査委員長の塚本晋也監督は「(審査員の)みなさんに1(位)、2(位)、3(位)を挙げてもらい、公正に選んだ」と明かし、本作について「お金は出してもらえないけどどうしても撮りたくて自分を信じて作る思いが表れていた。最後まで見せ切り、観る人を引っ張る強さがあった」と評した。吉田大八監督からは「次の作品のテーマに苦労すると思う。苦しむ姿を見たい(笑)。期待したい」という言葉を贈られたが、戸田監督は「タブーに挑戦するテーマで、制約を受けずに作っていきたい」とさらなる飛躍を誓っていた。なお本作は3月23日(土)よりユーロスペースにて劇場公開されることがすでに決定している。このほか北海道知事賞は原田裕司監督の『冬のアルパカ』が受賞。俳優の山本浩司がプレゼンターを務めたが、原田監督は「山本さん主演の『ばかのハコ船』を観て映画を撮り始めたので嬉しいです」と感激を語る。『天使の恋』や『DOCUMENTARY OF AKB48』など既に商業映画で活躍している寒竹ゆり監督の『ケランハンパン』は審査員特別賞に輝いた。勧告を舞台に撮影した本作だが寒竹監督は「予算がなくて主演の村上淳さんと『(衣裳の)靴だけはいい靴を買いたいよね』と話してて『右はおれが買うから左は監督が買って』なんて話してました。そうやって撮った作品をみなさんに見ていただき、笑ってもらえて、賞までいただけて嬉しいです」と喜びを明かした。スカパー!映画チャンネル賞は山口秀矢監督の『樹海のふたり』が受賞。61歳にして、初の監督作品で見事に受賞を果たした山口監督は「自信を持ってここに来たものの、他の監督の作品を見てすっかり自信をなくしてました。この賞をいただき、私も(映画祭のテーマと同じように)一歩先へ行きたい」と語った。そして、最後に塚本監督から「どうしても、もうひとつあげたい」とさらなる特別賞の扱いで“「渚」特別賞”が授与されたのが原將人監督の『あなたにゐてほしい ~Soar~』。急遽、審査員が相談して授与を決定したため賞状やトロフィーはなく花束が贈呈されたが、原監督は自身の妻であり主演を務めた観音崎まおりが双子を妊娠中であることを告白し、さらに宮沢賢治の「双子の星」をベースにした監督作『20世紀ノスタルジア』で観音崎さんと出会ったという不思議な運命をも明かし客席からは温かい祝福の拍手がわき起こった。62歳の原監督は「インディペンデントで45年やってきましたが、これを励みにあと40年、100歳まで作れる気がします!」とさらなる創作に意欲を燃やした。21日(木)からこの日の午後5時までの4日間で映画祭には11,735人もの観客が来場。最終日の25日(月)には受賞作の上映があるため12,000人突破は確実となった。<オフシアター・コンペティション部門 受賞一覧>■グランプリ:「暗闇から手をのばせ」(戸田幸宏監督)■北海道知事賞:「冬のアルパカ」(原田裕司監督)■審査員特別賞:「ケランハンパン」(寒竹ゆり監督)■「渚」特別賞 Special Mention for Nagisa:「あなたにゐてほしい ~Soar~」(原將人監督)■スカパー!映画チャンネル賞:「樹海のふたり」(山口秀矢監督)■シネガー・アワード:「暗闇から手をのばせ」(戸田幸宏監督)■審査員特別賞:「ケランハンパン」(寒竹ゆり監督)(text:cinemacafe.net)
2013年02月25日“最高の映画”を決する「アカデミー賞」とは反対に、その年に公開された中で“最低の映画”を決める「第33回ゴールデン・ラズベリー賞」(通称:ラジー賞)の授賞式が23日(現地時間)に行われ、『トワイライト・サーガ/ブレイキング・ドーン part2』が「最低映画賞」、「最低女優賞」を含む最多7部門を制してしまった。同シリーズはラジー賞の常連でありながら、これまで1度も受賞したことはなかったものの、シリーズ完結編で見事に散る結果となった。同作は全10部門・11ノミネートを記録していた。この『トワイライト・サーガ/ブレイキング・ドーン part2』で「最低女優賞」を受賞してしまったクリステン・スチュワートは、なんと2日前に足の裏の親指のつけねを深く切ってしまうという事故に見舞われ、ラジー賞翌日の24日の第85回アカデミー賞授賞式には、「リーム・アクラ(REEM ACRA)」の美しいクリーム色のレースドレスに松葉杖という姿で現れるハメとなった。まさに踏んだり蹴ったりとはこのことである。しかし、プレゼンターを務めるクリステンは、助演女優賞を受賞したアン・ハサウェイに呼び止められ、松葉杖でステージに上がるのかと尋ねられると「いいえ、足を引きずってでも歩くわ」と気丈に答え、プロ根性を見せた。クリステンには、ビートニク小説の代表作としていまなお愛されるジャック・ケルアックの小説「路上」を基にした映画『On the Road』(原題)に出演後、新米詐欺師を演じるロマンティック・コメディー『Focus』(原題)、エリザベス・バンクスと共演する『The Big Shoe』(原題)そして『スノーホワイト』の続編撮影が控えている。ぜひ、ラジー賞受賞の汚名を返上してもらいたいものだ。前年の同賞を『ジャックとジル』での1人2役で全部門制覇したアダム・サンドラーの新作コメディー映画『That’s My Boy』(原題)は「最低男優賞」と「最低脚本賞」の2冠を獲得。また浅野忠信の出演で話題になった『バトルシップ』からは、リアーナが「最低助演女優賞」を受賞している。【「第33回ゴールデン・ラズベリー賞」受賞結果一覧】●最低映画賞『トワイライト・サーガ/ブレイキング・ドーン part2』●最低監督賞ビル・コンドン(『トワイライト・サーガ/ブレイキング・ドーン part2』)●最低女優賞クリステン・スチュワート(『トワイライト・サーガ/ブレイキング・ドーン part2』、『スノーホワイト』)●最低男優賞アダム・サンドラー(『That’s My Boy』)●最低助演女優賞リアーナ(『バトルシップ』)●最低助演男優賞テイラー・ロートナー『トワイライト・サーガ/ブレイキング・ドーン Part 2』●最低スクリーン・アンサンブル賞『トワイライト・サーガ/ブレイキング・ドーン part2』●最低脚本賞『That’s My Boy』(原題)●最低リメイク・パクリ・続編映画賞『トワイライト・サーガ/ブレイキング・ドーン part2』●最低スクリーン・カップル賞マッケンジー・フォイ&テイラー・ロートナー(『トワイライト・サーガ/ブレイキング・ドーン part2』)(text:Mieko Nakaarai)■関連作品:トワイライト・サーガ/ブレイキング・ドーン part2 2012年12月28日より新宿ピカデリーほか全国にて公開(C) 2011 SUMMIT ENTERTAINMENT, LLC. ALL RIGHTS RESERVED.第85回アカデミー賞 [アワード] 2013年2月24日(現地時間)、ハリウッド・コダックシアターにて授賞式が開催
2013年02月25日2月25(月)、ついに授賞式を迎えた世界最大の映画の祭典「第85回アカデミー賞」。様々なセレブたちが詰めかけた、この華やかな戦い。デザイナーの故石岡瑛子遺作となった『白雪姫と鏡の女王』で、今年唯一のノミネートとなった日本人として注目を集めていた「衣装デザイン賞」だったが、惜しくも受賞ならず。受賞を果たしたのは、キーラ・ナイトレイ主演で贈る『アンナ・カレーニナ』のジャクリーン・デュランが初の栄冠に輝いた。文学史上、最も美しく、最も哀しい愛の物語と言われるロシアの文豪レフ・トルストイの最高傑作「アンナ・カレーニナ」を映画化。物語は、19世紀末のロシアを舞台に満ちあふれる美貌を持ち、政府高官のカレーニンの妻であるアンナ・カレーニナ(キーラ)の破滅的な愛に溺れていく姿を描いたものだ。特集:アカデミー賞のBEST(text:cinemacafe.net)■関連作品:第85回アカデミー賞 [アワード] 2013年2月24日(現地時間)、ハリウッド・コダックシアターにて授賞式が開催アンナ・カレーニナ 2013年3月29日よりTOHOシネマズ 日劇ほか全国にて公開(C) 2012 Focus Features LLC. All rights reserved. photography by Eugenio Recuenco,Laurie Sparham
2013年02月25日すっかり日本でもお馴染みになったスキンケアブランド「KIEHL’S SINCE 1851(キールズ)」だが、その始まりはニューヨークでアポセカリー(調剤薬局)としてスタートして162年以上の歴史を持つ。科学、薬学、そしてハーブの知識を基に、スキンケア、ボディケア、ヘアケア製品など多くのラインナップを揃え、年齢や性別を問わず幅広く世界中の人々に愛され続けている。本国NYではもちろん大人気で、あの映画『セックス・アンド・ザ・シティ』でサラ・ジェシカ・パーカー扮するキャリーの部屋にはいつもキールズのスキンケアが置いてあったのをご存じの方も多いはず。ビューティ感度の高い女性なら必ず新製品はマークするスキンケアブランドのひとつだ。これまでも天然由来成分を高いメディカル技術を使って製品化し、高い保湿力を誇るウルトラ フェイシャル ラインなどから秀逸なスキンケアを世に送り出してきたキールズだが、今回は、さまざまな肌タイプ の悩みに対応する機能性スキンケアラインであるDS(皮膚科学スキンケア)ラインから、初めてのBBクリームが登場となる。4月12日(金)に新発売となるうわさのBBクリームは、美容液レベルの高濃度ビタミンC配合で、日焼け止めとしてだけでなく、シミ・くすみ、小ジワや毛穴の開き、乾燥などあらゆる女性の肌悩みにアプローチする、いうなれば“肌に効くBBクリーム”だという。キールズでは新製品の発売に伴って、本国からキールズの副社長であり、スポークスパーソンであるのキャミー・カネラさんが来日。キャミ―さんは、今回新発売となるBBクリームについてこう太鼓判を押す。「肌を美しくみせることはもちろん、スキンケア製品として本当に効果を感じるBBクリームを作りたい。その想いから長年の研究を経て、肌の色ムラやシミにアプローチする、ビタミンCを高配合したBBクリームが誕生しました。高いカバー力を持ちながら透明感のある仕上がりに。さらに1日中続くうるおいと、強力な紫外線防止効果も兼ね備えたキールズ DS BBクリームはまさに革新的なアイテムです」。また都内某所にてゲストにエリカ・アンギャルさんも迎えてトークショーも行われた。キャミーさん自身も、ゲストスピーカーであるエリカ・アンギャルさんと変わらぬほどの美貌を持ち、健康や美容についてはもちろん、1週間の食事メニューやエクササイズメニューといった食生活やエクササイズなどのライフスタイルのこだわりなどがメディアでも話題になっている。トークショーでは、お二人の美の秘訣が披露された。この春は、紫外線防止効果が一段と高まった日焼け止めアイテムが各コスメブランドから続々と登場しているが、そんな中で紫外線防止+肌色補正機能+ビタミンCによる美容効果を兼ね備えた万能ともいえるBBクリームが、大本命のキールズから登場となれば、この春いちおしのマストバイコスメは言わずもがな、こちらに決まり!となりそうだ。「キールズ DS BB クリーム<SPF50 / PA+++>」内容量:30mL価格:3,780円(税込)4月12日(金)発売予定(text:Miwa Ogata)■関連作品:セックス・アンド・ザ・シティ 2008年8月23日より日劇3ほか全国東宝洋画系にて公開© MMVlll New Line Productions, Inc. Sex and the City™ is a trademark of Home Box Office, Inc. All Rights Reserved.
2013年02月22日ディズニー/ピクサーの傑作で、世界中で最も愛されている作品の一つ『モンスターズ・インク』の“最恐コンビ”サリーとマイクの学生時代を描いた新作『モンスターズ・ユニバーシティ』の公開日が、7月6日(土)に決定!このほど、新たにコンセプト・ビジュアルも明らかになった。後に名コンビとなる彼らは、一体どのようにして出会い、モンスター界最恐の“怖がらせ屋”としてタッグを組むことになったのか?世界中のモンスターが憧れる大学“モンスターズ・ユニバーシティ”を舞台に、モンスターたちの夢と友情、そして心躍る冒険が繰り広げられる。コンセプト・アートには、モンスターズ・ユニバーシティの重厚感あふれる印象的な校門と、その前に立つサリーとマイクの後ろ姿が描かれている。周りには、次々と登校してくるモンスターたち。果たしてこの門の先で、どんな出来事が彼らを待っているのか…。子供の頃から誰よりも恐ろしい“怖がらせ屋”になるのが夢だったマイク。体が小さくて“カワイイ”のが悩みの種だったが、夢を叶えるためにモンスターズ・ユニバーシティに入学した。ところが、そこにはサリーを始め、彼よりも大きくて才能あふれる大勢の未来の“怖がらせ屋”たちが待っていたのだ。憧れのモンスターたちが通う大学で巻き起こる驚きのスクールライフは必見。この夏、サリーとマイクと一緒に校門をくぐれば、夢と笑いと感動満点の、ちょっと変わった学生時代を経験できるはずだ。『モンスターズ・ユニバーシティ』は7月6日(土)、全国にて2D・3D同時公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:モンスターズ・ユニバーシティ 2013年7月、全国にて公開(C) Disney/Pixar.All Rights Reserves.
2013年02月22日よく笑う。『横道世之介』で演じた世之介と祥子がそのまま現れたかのように、高良健吾も吉高由里子も、撮影現場の思い出を語るその表情はただただ笑顔。1987年、東京の大学に入学した九州・長崎出身の横道世之介の1年を追っていく物語は優しさと懐かしさと、圧倒的な幸福感に満ちている。高良さんと吉高さんが初めて会ったのは5年前、『蛇にピアス』で共演したときのこと。ちょうど世之介と祥子と同じ年頃だった2人だが、ヘヴィな内容の作品ということもあり、ハッピーそのものの世之介たちとはまるで違う心境だったという。「新人だった当時からその後の5年間、いろんな作品で見てました。やっぱり1回ガッツリ、しかもなかなか濃い現場を共にしてる分、気になりはしてましたね」と高良さんが吉高さんについて語ると、吉高さんも「当時はゼロからスタートした気持ちでいたから、本当に自分で調節の利かない期間を見届けたっていうか。すごい密度がある時期だったので、甘えちゃいそうなくらい寄りかかれるような、すごい信頼してる関係はずっと前からありました」と言い、「今回も、頼もしい主演の人でよかった」と笑顔になる。その信頼が、底抜けに前向きで人懐っこい世之介と浮世離れしたお嬢様育ちの祥子の、ちょっとズレたやりとりをこのうえなく愛らしく、しかもリアルに見せる芝居を生む。撮影しているその場で起きたことにその都度、反応し合いながら、シーンを作っていった。「何かしらハプニングが起きるから、そこにいる2人として対応していることをアドリブと言われるのだとしたら、全シーンにあると思うんです」(吉高さん)「壁にかけていた帽子が落ちてきたり」、「プールのシーンでは、暑くてゴーグルが曇って何も見えなくなったり」と2人して次々と例を挙げて、また楽しそうに笑う。初めて呼び捨てでお互いの名前を呼び合うシーンでは、「“ベルばら”風に呼んできたんですよね、吉高さんが。『世之介!』って。脚本にはそんなこと風には書いてないから(笑)」(高良さん)「雪のシーンは全部アフレコだったんですけど、あのキャッキャはしゃいでるテンションをスタジオで後からやるのって…」と吉高さんが言うと、思い出し笑いをしながら「恥ずかしかったね」と高良さん。「私なんて『チュッ!』っていう音まで言わされたんだからね」と吉高さんは一瞬、拗ねた表情を作って見せると、笑い出す。「普通にできたらいいなと思っています。面白おかしくじゃなく。どのシーンも、セリフの掛け合いでもっとコメディっぽくもできる。でも、それは違うなと思ったんです。世之介が経験することは普通の出来事だから、コミカルにする必要はないですし、沖田監督だから、そうしなくて良かった」と、『南極料理人』や『キツツキと雨』で組んできた沖田修一監督についても語る高良さん。「普通にやるということは、すごい意識してました」。5年ぶりの共演について「知らない高良さんもいっぱい見ましたし、懐かしい部分もあったり。根本的なものは変わってないけど、その核が変わらないままちゃんと変化していたから、嬉しいような寂しいような(笑)」と語る吉高さん。「前はそんなに喋らない人だったのに、いまは積極的に自分からスタッフさんに話しかけたり。すごく楽しそうなのが嬉しかった。5年間でこうやって成長して前進しているのをちゃんと目の前で見せてくれたというか」。高良さんは「吉高さんは、すごく動物っぽい人だと思うんです」と言う。「一緒に演じていて楽しいし、吉高さんにしかできないことをするんです。段取りっぽくなってしまわず、上手下手でもなく、その人にしかできないことでやり合えるのは、すごい楽しい時間です」。撮影前から高良さんは世之介について「自分にとても近い」と話していた。「どの役も自分に似たような部分もあるけど、世之介は特に近いなあって思うんです。どの役でも自分の人生経験の中からやってるので、自分に近いか遠いかで、やりにくさはないかもしれない。セリフも、なんか自分が言いそうなことだし。やってて楽しかったです」。一方、吉高さんは「(祥子に)近い部分もあったりするんですかね?」と考え込む。「自分がどう映って、どう見られてるのかも分からないですし。でも、周りから『急だね!』ってよく言われる点はちょっと近いものがあるかも」。映画では1987年、その16年後という2つの時代を演じている吉高さん。海外から久々に帰国し、懐かしい東京の街で世之介との思い出を噛みしめるシーンの表情が印象的だ。「あのとき、もう高良さんの撮影はアップしてたのかな。本当に懐かしむ気持ちでやってました。実際に自分たちが歩いてた道をちゃんともう一度通って撮影してくれたし。世之介が本当に嬉しそうに笑う顔を想像したら、たまに泣きそうになるときがあって」と語る表情がとても優しい。「この現場って、ノンストレスで最初から最後までずっといたんです。ああ、こんな柔らかい時間が終わっちゃうのかと思うと、何か流れ出たような気がします。自分の中から」。すごく特別な、一生に一度とも言えるほど稀有な繋がりなのに、16年後にその関係は思い出になっている。「世之介の生きてきた中に、大学生活で会った祥子ちゃんがいて。それだけっていう気もするんです」と高良さん。「いろんなタイミングが “合ってる”ことも奇跡なんだけど。だから、すごい特別なんだとも思います、出会うということ自体が」(高良さん)「春先に吹くぬるい風って、あるじゃないですか。ああいうイメージ」と吉高さん。「人が座った後の椅子の生温かさみたいな、世之介って、そういう感覚で思い返す人だなって。変なのかもしれないけど、私は変って思ってないから(笑)」(吉高さん)。心の中に居続けて、ふとした瞬間にふわりと思い出して笑顔になる。そんな無垢で優しい時間を演じるにふさわしい、あるがままに物事を受け容れて己の感覚をさらに豊かにしている、自由な2人だ。(photo:Yoshio Kumagai / text:Yuki Tominaga)■関連作品:横道世之介 2013年2月23日より新宿ピカデリーほか全国にて公開(C) 2013「横道世之介」製作委員会
2013年02月21日「セカンドバージン」などで注目を集めたNHK“ドラマ10”の枠で、この春新たに放送スタートとなる新ドラマ「第二楽章」の制作が決定し、このほどNHK連ドラ初主演となる羽田美智子を始め、板谷由夏、谷原章介、田中圭ら豪華キャストが明らかとなった。かつては共に夢を追い、そして競い合い、そして親友であった2人のバイオリニスト。やがて、奈津美は妊娠により第一線を退き、片や茉莉は花形ポジションを勝ち取り、現在もオーケストラのコンサートマスターとして活躍していた。音信不通になっていた2人だったが、17年の歳月を経て再会。そして気づいてしまう…。茉莉は思う、「彼女の夫となった人」をどんなに深く思っていたか…。そして、「彼女の成功と栄光」がどんなに羨ましかったのかと奈津美は思い知る…。若さだけでは乗り切れない、人生の“第二楽章”を描き出すこの愛のドラマ。主演の羽田さんは、コンサートマスターとして活躍するも、かつての思い人を親友に奪われてしまった茉莉。そして、妊娠して戦線離脱し母になることを選びながらも、脚光を浴びる親友を羨ましく思う奈津美を板谷さんが演じる。そして、その2人の間で揺れ動く男・遠藤一登を谷原さんが演じる。そのほかにも、役名は明らかにされていないが、田中圭や大後寿々花ら個性豊かな実力派がキャスト陣に名を連ねている。本作の抜擢に、羽田さんと板谷さんからはこんなコメントが。「自分の人生に満足してるはずの大人の女性が、手に入れられなかった他人の人生に嫉妬する。友情、愛情…。成長期ではない成熟期のリアルな女心を演じていきたいと思ってます」(羽田さん)、「数か月、奈津美として生きること、これからいろんな意味で冒険が始まりますが、見ていただいた方が自分の人生を少しだけでも優しく考えるきっかけになればいいなぁと思います」。2人の女性が紆余曲折を経て、優しい第二楽章を歩み出す本作は、クランクインは2月22日(金)より都内および近郊ロケより開始する予定だ。NHKドラマ10「第二楽章」は、4月16日(火)~6月11日(火)にて午後10:00より全9話の放送を予定。(text:cinemacafe.net)
2013年02月21日銀座のど真ん中の地下に突然出現する、ザ・昭和なレトロ映画館「銀座シネパトス」。その異色のラインナップで、四半世紀にわたって映画ファンを唸らせてきたシネパトスの閉館ニュースは当然ながら大きな反響を呼んだ。3月31日(日)に閉館を迎える映画館・シネパトスを舞台に、映画を愛するキャスト、スタッフが集結した最後の上映作品が映画『インターミッション』だ。秋吉久美子、染谷将太、香川京子、竹中直人ら日本映画黄金期の大スターから現在のインディペンデント映画のホープまで、多くの映画人が本作のために集った。一体どのような過程を経てこの映画は完成したのだろうか?本作にも出演している玄里がその素顔に迫る!――しきたりを無視して、手作りの原点に戻る玄里:まず、台本とキャスティング表をくださったじゃないですか。それで実はこういう役でお願いしたいんですって言われて、キャスティング表を開けたら役名の下にみなさん顔写真が載ってて、一番最後に飲み屋の「三原」の看板娘で私の写真がもう載ってたんですよ。樋口:出演者のみなさんと会ってお願いする前に、もう「あなた以外にない」というメッセージを込めて、キャスト表にお顔を載せていたんです(笑)。玄里:私もう笑っちゃって。そんなにかっとんだ監督の作品ならやるしかないだろうと思って。マネージャーも相当面白かったみたいで、「やりましょう!」ってなったんです。その場で決まったじゃないですか。だから熱量はすごいなと思って、樋口監督の。多分その熱量にみんな動かされて、みなさん出演されたんだろうなと思って。そういうキャスティングってもうなかなかないですからね。樋口:もちろん僕はもう一つの顔が広告代理店のクリエーターなので、あまりそういう直接交渉はよろしくないというのは重々分かっているんだけど、今回の場合は非常に作り方も変わっているのでお目こぼしいただこうかと。業界のしきたりとか、映画はこう作るもんだという“お約束”を全部取っ払って、要するに昔のATG映画みたいな、仲間による手作りですよね。手作りの原点に帰って「あの女優さんがこの役を演れば素敵だろうなあ、だから出てほしい!」っていうすごい単純な回路でやってみようかなって。玄里:やっぱり口説き上手ですよね。あだ名がイタリア人なの分かりますよ。樋口:面白いね!そういえばイタリアの監督大好きなんですよ(笑)。――「早い、安い、上手い」が大切玄里:今回、ボランティアに近い形で参加しているキャストの方も結構いるので、気持ちで集まっているスタッフさんたちが多くて、雰囲気が本当に和やかでしたよね。すごい良い現場だったねってみんな口々におっしゃってました。竹中(直人)さんも「こんな現場、何年に1回あるかないかくらいだよ」って。樋口:その幸福感が画面に出るから、映画って怖いと思いますよ。玄里:現場の雰囲気って絶対出ますもんね。樋口:脚本家の山田太一さんが『インターミッション』をご覧になって「この映画は、監督がスタッフとかキャストを怒鳴りつけて無理くり魅力を引っ張り出すのではなくて、みんなが楽しく大人のひらめきを積み重ねてるものにしかできない良さがある」って絶賛してくださって。それはそれは嬉しかったですね。玄里:私がすごいなと思ったのは、次の作品撮られるんですか?ってなったときに「いつでも」っておっしゃってたじゃないですか。「早い、安い、上手く仕上げます」って言われたときにそれって強みだなって思いました。樋口:今回の映画は時間はないし、お金もないし、心意気だけ。だから、「早い、安い、上手い」の往年のハリウッドB級映画の手法で撮ったわけですよ。劇中でも触れた『拳銃魔』(’95)なんか、カップルが銀行強盗をして放浪するんだけど、銀行でドンパチやって車に戻って来て逃亡する、その銀行のシーンがないんだな(笑)。玄里:それは銀行の内部をセットで作るお金がなかったからですか?樋口:そう、でもそのおかげで逆に映画がスリムに締まってて、あの感じがいいなと思うんだよね。だから今回の映画もいい意味でB級映画の香りを出すようにした部分がある。――映画監督に必要なのは「変態であること」!?玄里:いろいろ映画をたくさん観られてる樋口監督だから、お尋ねしたいんですけど、“映画らしさ”ってなんだと思いますか。樋口:映画が面白くなるのは、それがためにならないときだけって気がします。『インターミッション』の中でもあるんですけど「無意味なほど美しい」。玄里:確かに余白があったほうが後々思い返したりできますもんね。樋口:やっぱり、ただ美しいものってためにならないと思うんですよ。玄里:私、大林(宣彦)監督の映画大好きなんですけど、特に『この空の花−長岡花火物語』は小学校の社会科の授業とかで流せるんじゃないかっていうくらい。表面上はカラフルにポップにやっているけど、でも戦争は絶対にダメなんだよっていうメッセージがすごい強いから、あれはためになる映画じゃないんですか?樋口:あれはためになる映画を通過して、全然ためにならない映画の境地に達しているよね。反戦反核をめぐる物語は確かに貫かれているんだけど、そういうモラルや主張をはるかに通り越してもはや頭のネジが外れたような表現に達している。ある種クレイジーな映画じゃないですか。大島渚監督に「映画監督に必要なものはなんですか?」って聞いたときに、「それは変態であること」って言ってらしたのを思い出しますよ。玄里:それ絶対そうでしょうね。それを「包み隠さず、見せられる人」なんでしょうね。樋口:僕は洋画の中ではヒッチコックの表現が一番好きなんだけど、あの感じが究極的な憧れですかね。一見ものすごく綺麗なんだけど、とてつもなく変態。一番のお手本ですね。玄里:じゃあ、ヒッチコック監督の作品が樋口監督の作品に色濃い影響を与えているんですね。樋口:いやもう単なる憧れですよね。玄里:次の映画の予定とかはいまのところないんですか?樋口:おかげさまで『インターミッション』が映画人にも一般のお客さんにも凄く評判がいいので、ポロポロお話は来ていますよ。でも、自主映画作ってた頃からあっという間に30年経ってそろそろやらなきゃなっていうときに、たまたまこの映画館の閉館が心に火をつけて、たまたま今回の映画ができた。運命ってそんなものなんですね。そんな風に大事に構えないで、ポロッといい俳句みたいに作れるものがいいかもしれません。(text:cinemacafe.net)■関連作品:インターミッション 2013年2月23日より銀座シネパトスにて公開(C) 2013「インターミッション」フィルムパーナーズ
2013年02月20日スティーブン・キングから「セミオート版『明日に向って撃て』だ!」と激賞されたベストセラー小説「野蛮なやつら」を映画化した『野蛮なやつら/SAVAGES』が3月8日(金)より公開される。本作で主演を務めるイケメン・コンビ、テイラー・キッチュとアーロン・テイラー・ジョンソンの2人の“テイラー”の魅力をご紹介!物語は、大麻栽培で大成功を収めた心優しい植物学者・ベンと元傭兵のチョン、そして2人の“共通”の恋人・オフィーリアと高級リゾート地で暮らしていたところに、メキシコの麻薬カルテルに持ちかけられた強引な提携話を断ったことから、オフィーリアを人質に取られてしまい最愛の彼女を取り戻すため、2人が組織に“野蛮な”争いを挑む姿を描く本作。頭脳派・ベンには、『キック・アス』でオタクな高校生を演じ注目を集め、今年は『アルバート氏の人生』、『アンナ・カレーニナ』と出演作公開が続くアーロン・“テイラー”・ジョンソン。肉体派のチョンには、昨年『バトルシップ』、『ジョン・カーター』と相次いで出演作が公開された“テイラー”・キッチュ。ビジュアルでもお分かりいただける通り、彼ら“テイラー”コンビは女子たちの心を鷲掴みにするイケメン&マッチョ!これまでアクション映画で活躍し、様々な作品でその肉体美を見せつけてきたテイラー・キッチュはさておき、『キック・アス』のイメージが強いアーロンが髭をたくわえ、さらにドレッドヘアー姿と、これまでの弱腰キャラを一新するそのビジュアルに誰もが驚くはずだ。元々アーロンの本名は「アーロン・ジョンソン」だった。しかし、23歳年上の映画監督サム・テイラー=ウッドがメガホンをとった作品に出演したことがきっかけで、彼女とゴールイン。そのテイラー=ウッド監督の旧姓を取り、法律上の名前を「アーロン・“テイラー”・ジョンソン」に変更したのだとか。さらに、彼女の連れ子2人と、自身らの間に2人の子供をもうけており、なんとアーロンは23歳にして4児のパパ!さらに2人に“共通”しているのは名前だけではない。本作では、この2人はブレイク・ライブリー(「ゴシップガール」)演じるセレブ女子・オフィーリアを“共通”の恋人としてそれぞれに愛しているという、何とも複雑な三角関係でもある。オフィーリアも同時に2人を愛し、チョンとベットを共にし恍惚の表情を見せたかと思えば、ベンとはバスタブで激しく絡み合い、終いには大麻を吸って朦朧とする中、果ては3人で禁断のプレイまで…。ブレイクと絡み合うこのシーンに、女子ならばダブル“テイラー”の鍛えあげられた肉体美に目が釘付けになること必至!高級リゾートでイケメン2人との優雅な暮らし。あなたなら、どちらのテイラーを選ぶ?『野蛮なやつら/SAVAGES』は3月8日(金)よりTOHOシネマズ みゆき座ほかにて公開 。(text:cinemacafe.net)■関連作品:野蛮なやつら/SAVAGES 2013年3月8日よりTOHOシネマズ みゆき座ほかにて公開(C) Universal Pictures
2013年02月18日女性市民ランナー1万5,000人が名古屋の街を走り抜けるフルマラソン大会「名古屋ウィメンズマラソン 2013」が、3月10日(日)にいよいよ開催!フルマラソン完走への身体づくりやウェアやシューズ選びなど、大会を目前に着々と準備を進めている女性も多いだろう。そんな方にぜひ注目して欲しいのが、3月2日(土)より本大会のシルバースポンサーを務めるナイキジャパンから展開される、大会をイメージした爽やかなブルーカラーの限定シューズ「ナイキ ルナグライド+ 4 NWM」。「ナイキ ルナグライド+ 4 NWM」は、アッパーは象徴的なブルーカラーで統一し、白いサテンリボンのシューレースが使われ、「Nagoya Women’s Marathon 2013」大会ロゴがシュータンやインソールに入っているなどディテールにもこだわった洗練されたデザインに仕上がっている。販売時には、スペシャルな白いシューズボックスにおさめられ、大会ロゴ入りのシューズバッグもついている。大会に参加した記念にもなる限定シューズだ。ファッションデザインだけでなく、ランナーの走りをサポートする高い機能性にも注目したい。「ナイキ ルナグライド+ 4」は、ランナーの快適な走り心地を実現する「ルナロンフォーム」をミッドソールに搭載し、優れたクッション性と安定性を誇るルナグライドの最新モデル。クッション性とフィット感を向上させるとともに、前モデルより約15%と大幅に軽量化を実現。ビギナーランナーからフルマラソン完走を目指すランナーまで、ランナーの走りに適した、機能性、快適性を追究した一足だ。販売は、3月2日より、NIKE RUNNING STORE スポーツクエスト(名古屋)にて数量限定で、3月8日(金)からは「名古屋ウィメンズマラソン2013」のナイキ エキスポブースにて限定販売となる。なお、NIKE+メンバーを対象に事前予約し()、エキスポブースで受け取りができるサービスを2月1日(金)から3月7日(木)まで展開している。ナイキ 公式サイト:nike.jpナイキランニング 公式サイト:nikerunning.com名古屋ウィメンズマラソン2013 公式サイト:(text:Miwa Ogata)
2013年02月18日トロント国際映画祭で最高賞となる観客賞を受賞し、その後も各国の映画界を席巻。大一番となるアカデミー賞では、主演男女・助演男女の全演技部門にノミネートされた『世界にひとつのプレイブック』。最愛の人を失くして心を病んだ2人の男女が出会い、立ち直ろうとする姿を描く本作で、過激すぎる存在であるのにも関わらず、なぜか愛さずにはいられない女性・ティファニーを見事に演じきったジェニファー・ローレンス。アカデミー賞でも主演女優賞受賞の期待がかかる中、ジェニファーからスペシャルコメントが到着した。2年前、わずか20歳で『ウィンターズ・ボーン』でゴールデン・グローブ賞に初ノミネートされ、その後『ハンガー・ゲーム』で主演に抜擢。さらに昨年末、オンライン男性誌が世界中の約240万人を対象に行った「世界で最も魅力的な女性」では2位を大きく引き離して1位に輝いたジェニファー。そんないま最も旬な女優といっても過言ではない彼女が出演を熱望したのが本作『世界にひとつのプレイブック』だ。ジェニファーは本作の魅力を「だんだんと開花して、まるで生きてるような作品よ。美しい映画だわ」と表現する。本作でジェニファーが演じたキャラクターは、ラブロマンス映画史上いなかったであろう強烈な存在。愛らしい姿からは想像もつかない過激な発言と、突飛な行動を繰り出すティファニーのことを、「彼女はとてもタフで他人の意見を受けつけないタイプなの。ティファニーのことは大好きよ。ちょっと普通じゃないところがいい」と語る。「生きるということの本当の意味を分かっていて、どうやって人生を歩んでいけばいいかも知ってる。自分が完璧じゃないことも分かっていて、完璧になりたいとも思わない。他者には、ありのままの自分を見てもらいたいと思っている。彼女はなんていうか…自分らしくて、それでいいと思える人なのよ」。しかし、本作に登場するのは何もティファニーだけが突出して変わった登場人物なわけではない。言わばこのストーリーに登場するキャラクター全員が変わっていて、ある点において“極端”なのだ。それについて彼女は「(本作の監督)デヴィッド・O・ラッセルの人となりが表れている」と分析する。「普通の映画では たまに突飛なキャラクターが一人くらいいるものだけどこの映画ではみんなクレイジーで極端なのよ。それが全てにおいて私たちのやり方なの。人間関係も実際に演じながら作り上げていったわ」。そして本作で妻の浮気で心のバランスを崩した主人公・パットを演じたのが、米「People」誌の「世界一セクシーな男」に輝いたブラッドリー・クーパー。つまり、いま一番魅力的と言われる演技派2人の共演が実現したわけだ。ブラッドリーとの共演をジェニファーは最後に語ってくれた。「ブラッドリーはとても才能に恵まれてると思う。素晴らしかった。彼って天才で、演技に長けているの。陽気だし、パットを演じてる彼は最高だった。あの優しそうな目とか、彼が表現する感情はパットそのものだったわ!」。『世界にひとつのプレイブック』は2月22日(金)よりTOHOシネマズシャンテ、新宿武蔵野館ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:世界にひとつのプレイブック 2013年2月22日よりTOHOシネマズシャンテ、新宿武蔵野館ほか全国にて公開(C) 2012 SLPTWC Films, LLC. All Rights Reserved.第85回アカデミー賞 [アワード] 2013年2月24日(現地時間)、ハリウッド・コダックシアターにて授賞式が開催
2013年02月18日昨年、大きな話題となった『ヘルタースケルター』。岡崎京子原作のコミックを『さくらん』で監督デビューを果たした写真家・蜷川実花が約7年の歳月をかけ、待望の映画化。完璧なスタイルと美貌を持った人気No.1モデル、りりこ(沢尻エリカ)。実は彼女の美貌は全身整形で作られたものだったというのが本筋。りりこは、あくなきまでに美貌を求め、自分が一番になるためならなんだってする。不細工だった過去の自分を捨て、整形を繰り返す。整形の副作用が出たらそれをまた整形で隠すという徹底ぶり。周り全ての人が自分の思い通りにならないと気が済まない。ドラマの記者会見の取材で、翌日のスポーツ新聞に自分がピンではなく、競演女優も表紙に映り込んでいただけでブチ切れてしまう始末。性格は一言で言うと最悪。しかし、あれほどの美貌があり、欲望に正直であれば、一度は一緒に乱れてみたい、狂ってみたいと思うのが男です。りりこは相手のためなら全てを投げ出してもいいという程の思いで、本気で人と向き合います。なぜなら、彼女は自分が気に入った人間にとって、一番の存在にならなければならない。一番になるためなら、恋敵を消すこともいとわない。自分の恋人だった男性に裏切られ、彼が婚約していたことが判明した時、その相手を破滅させようとしたくらいです。女性が本気でぶつかってくるからこそ、こちらも覚悟ができるというものです。ただ、生半可な気持ちで関わってしまうと、人生を壊されてしまいます。ナメられたり、軽んじられるのが大嫌い。自分の持てる権限を全て使ってでも追いつめてくるでしょう。彼女は、情緒不安定です。怖いものなど何もないという強気な態度が常ですが、彼氏の前ではデレデレした態度。その振り幅には、グッとくるものがあります。また、男性は特別視されるのが大好きです。誰も手なずけられない女と、自分は上手く付き合えている、そういった優越感も味わえます。性生活もアブノーマルです。女性マネージャー・羽田(寺島しのぶ)に要求するシーンは、変態というより性を超越して主従関係を分からせているようでした。好きな相手ともなれば、相手が喜ぶことをとことん追求してくれることでしょう。典型的な破滅型タイプなので、実際の世界にいるとものすごく重い女です。ただ、美貌があれば人が寄って来てしまうので、モテるでしょうが、いいお付き合いは出来ません。極端に認められたいと思う気持ち、承認欲求を彼氏は受け止めきれないでしょう。なのであなたはりりこを目指すべきではありません!いかがでしたでしょうか?これからも映画ヒロインを分析していきますね。『ヘルタースケルター』Blu-ray&DVD発売中レンタル発売:アスミック販売:TCエンタテインメントセル発売・販売:ハピネット(c)2012映画『ヘルタースケルター』製作委員会(c)岡崎京子/祥伝社(text:Tokio Shiratake)■関連作品:ヘルタースケルター 2012年7月14日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開(C) 2012 映画『ヘルタースケルター』製作委員会
2013年02月16日アカデミー賞作品賞ノミネートの最新作『ジャンゴ 繋がれざる者』を携えて来日中のクエンティン・タランティーノ監督が2月15日(金)、都内で行われた記者会見に出席し作品への熱い思いを語った。ジェイミー・フォックスにクリストフ・ヴァルツ、レオナルド・ディカプリオら豪華スターを擁し、黒人で元奴隷の身でありながら賞金稼ぎとなって白人への復讐と愛する妻の奪還を誓う主人公・ジャンゴの戦いを描く。拍手に迎えられて登場したタランティーノは「なぜいまの時代に西部劇を?」という問いに「映画を作り始める前からいつか西部劇をという思いは持っていたんだ」と明かす。「いままでの『イングロリアス・バスターズ』や『キル・ビル』でも西部劇的な要素を踏襲していたけど、今回は100%の西部劇。単なる西部劇でなく、これまで触れられることがなかった奴隷制度を描こうと決めたんだ」と語った。黒人のジャンゴとドイツ人の元歯科医のシュルツのコンビが次々と賞金首を討ち取っていくさまは痛快!ジェイミーとクリストフについて「2人は役者としても人間としても全く個性が違うタイプ」と語る。そして「撮影が進む中で『この2人のコンビはすごいぞ』と思ったのが、日ごとの撮影シーンが映された映像を見たときだね。極上のマジックだと感じたよ。『明日に向って撃て!』のサンダンスとブッチに続く最高のウエスタンコンビが誕生したと思ったよ」と称賛を送る。さらにディカプリオが、奴隷農園の“王”として初めて本格的な悪役を演じていることも話題を呼んでいるが、このキャンディという役を当初の脚本では60代くらいの男に設定していたという。「脚本を読んだ彼から会いたいと連絡があって話を聞いたんだけど、いろんなアイディアを聞いて『これはもっと若くした方が面白いかも』と思ったんだ。悪の“帝王”よりも(もっと若い)カリギュラやルイ14世のように手に負えない“王子”にした方がいいんじゃないかってね。実際の演技は見事としか言いようのない素晴らしいものだったよ。彼は作品を背負える世界有数のスターであるけど、同時に素晴らしいキャラクター俳優でもあるんだ。役に埋没してレオ自身の面影が見えなくなるほどで、特にハンマーを手にするところは空恐ろしさすら感じたよ」と称えた。愛する妻を取り戻すという恋愛要素も取り入れた本作。「復讐のための復讐にしたくなかった。ジャンゴを動かすもの、それは愛なんだ!」と語り、大好きな日本映画『仁義なき戦い』(深作欣二監督)を引き合いに“仁義”について熱弁をふるう。「英語では説明しづらい言葉だけど、深作監督に定義を聞いたら『世界で一番したくないことだけど、しないではいられないこと』と言われた。やっと自由の身になった男が逃げ出したはずの地獄に再び戻る。愛する女性をこれ以上奴隷のままでいさせることはできないから。それが“JINGI”なんだ!」。初めて脚本・監督を手がけた『レザボア・ドッグス』から約20年が経つが、本作は興行的にもキャリア最高の勢いで世界中で観客を動員している。タランティーノは「自分の“アレ”を差し出すような思いで常にリスクを背負いながら映画を作り続けているよ(笑)」と最後は下ネタを交えつつ映画作りへの情熱を熱く語り、報道陣からは拍手がわき起こった。『ジャンゴ 繋がれざる者』は3月1日(金)より公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ジャンゴ繋がれざる者 2013年3月1日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開第85回アカデミー賞 [アワード] 2013年2月24日(現地時間)、ハリウッド・コダックシアターにて授賞式が開催
2013年02月15日いつの時代も女性たちのハートを掴んで離さない官能的で魅惑の存在――靴。これまでも『靴に恋して』(’02)など魅力的な靴を題材とした映画は数多く制作されてきたが、このたび“靴と女性の魅惑の関係”に迫った世界初のドキュメンタリー映画『私が靴を愛するワケ』が、5月11日(土)より公開されることが決定した。洋服を買いに出かけたのに、新しい靴を買ってしまった!誰もがそんな経験をしたことがあるはず。マリリン・モンロー、ソフィア・ローレンス、バービー、ベティ・ブープ、「セックス・アンド・ザ・シティ」の主人公たち…いつの時代も女性の足元には常にハイヒールがあり、その時代を彩ってきた。そして、多くの女性たちは美しくなりたい!強くなりたい!新しい自分になりたい!…と思い、気持ちも踵も底上げしてくれるハイヒールを履いてきたのだ。なぜ女性たちは靴の虜になるのか?その魅力とは?本作では「クリスチャン・ルブタン」、「マノロ・ブラニク」、「ピエール・アルディ」、「ロジェ・ヴィヴィエ」といった一度は履いてみたい女性たちの憧れのブランドを手がけるスター・デザイナーたちと、ファーギー(ブラック・アイド・ピーズ)やディタ・フォン・ティース(バーレスク・ダンサー/モデル)を始めとする錚々たるセレブたちが多くの女性を虜にしてきた“靴”の魅力を語り尽くす。その一部を紹介すると、「靴はただ単に歩くためだけのものではない。女性も男性も、靴にフェティシズムを感じるんだ」(クリスチャン・ルブタン)、「靴は私というものを表現するのに欠かせないものよ」(ファーギー)、「靴が自分の人生を変えてくれる――だから私は靴に夢中になるの」(ディタ・フォン・ティース)、「靴はアートよ。芸術品を買うのと同じ。だから何度も眺めて『素晴らしい!』と感動するの」(元「デスティニーズ・チャイルド」ケリー・ローランド)とみなそれぞれに靴に対してただならぬ愛情と思い入れがあるようだ。彼らの貴重なインタビューを交えながら、ポップに、心理学的に、そして社会学的かつ歴史的に、さらには“フェティシズム”をその考察に交えつつ、その魅力の謎を追い、“靴と女性の魅惑の関係”に迫っていく。全世界の女性たちを虜にしてしまう“靴”。そんな靴を愛するすべての女性たちに贈る、珠玉のドキュメンタリーとなっている。本作を観終える頃には、クローゼットにまた新しい一足を増やしたくなっているかもしれない。『私が靴を愛するワケ』は5月11日(土)より新宿武蔵野館にて公開。(C) Copyright Caid Productions / God Save My Shoes, LLC. 2003 – 2013. All Rights reserved.(C) Caid Productions, Inc. All rights reserved./ (C) Mattel, Inc.(text:cinemacafe.net)■関連作品:私が靴を愛するワケ 2013年5月11日より新宿武蔵野館ほか全国にて公開(C) Copyright Caid Productions / God Save My Shoes, LLC. 2003 – 2013. All Rights reserved.
2013年02月15日