cinemacafe.netがお届けする新着記事一覧 (2026/2206)
Sのように見えて、“俳優SM度”を判定したら間違いなくドMの部類に入る2人である。昨年、話題をさらった『モテキ』でドラマに続いて観る者の心が折れそうになるくらい痛々しい中二病の主人公を熱演した森山未來に、『ケンタとジュンとカヨちゃんの国』、『白夜行』、『軽蔑』とその生々しい存在感で現世の闇とも言うべき作品の世界観を体現してきた高良健吾。そんな2人が共演するのにこれ以上ふさわしい映画があるだろうか?現代の稀少な無頼派作家として注目を浴びる西村賢太の芥川賞受賞作を映画化した『苦役列車』で若き2つの才能が激突した。西村氏が「一人の落伍者の内面描写が眼目」と語った本作。映画で描かれる80年代の半ばに生を享けた2人はどのように挑んだのか?公開を前に話を聞いた。三畳一間の風呂なしトイレ共同のアパート暮らしを実践映画は19歳にして日雇い労働で日々を営み、酒と風俗と読書だけが楽しみという主人公・貫多のひねくれた青春を描き出す。森山さんの出演が報じられたとき、多くのメディアで「森山未來、『モテキ』に続いて再びダメ男役!」という文字が躍った。森山さん自身、当時、貫多のことを“ダメ男”と表現したことを認めつつ、実際に演じてみて「『モテキ』と比べると貫多はもっとたくましさがありましたね。“いい意味で捉えるなら”という注釈は付きますが…(笑)」と違った感慨を覚えたと語る。その上で、最初にこの役のオファーが届いたときの苦悩をこう明かす。「体のトレーニングもしないでダラダラと過ごす。『苦役』撮影中は絶対にそんな生活になるのが目に見えていたので。大変な役どころだなぁと」。その言葉通り、森山さんは撮影の間中、貫多が暮らすような三畳一間の風呂なしトイレ共同のアパートを新宿に借り、まさに貫多になりきった生活を送りながら現場に通うという日々を送った。「毎日のように、仕事が終わったらスタッフさんと飲みに行く、ということが習慣化してましたね(笑)」。高良さんはそんな森山さんを中心にした現場の雰囲気をこう評する。「森山さんが前日のお酒で顔をむくませて現場に来ると、スタッフ全員が『すごいぞ』と褒める(笑)。むくみが取れないうちに『早く撮影しよう!』となる。いい現場だなってしみじみと感じてました」。共感や親近感という言葉で語るにはあまりにも強烈かつエキセントリックな貫多のパーソナリティ。だが、貫多が抱える劣等感やその裏返しとも言える自我の強さに関しては、誰もが自らと重なる思いを抱くのではないだろうか?「それはいまでもありますよ、僕は」と高良さん。「些細なことで他人にコンプレックス持ったりします。それでもいまは前向きに『精一杯やってるのだから』と思えるようになりました。(自身が演じた)正二に関しても、専門学校に通っても楽しくなくて貫多とつるんで、でも段々と学校の友人もできて貫多から離れていく…という流れが、自分の東京に出てきたときの気持ちと重なるところがありました。東京に出てきたときはうまくいかないとすべてを東京のせいにしてましたね。『東京の水は…、人ごみは…、満員電車は…って。でもそう思ってる自分も東京の一部なんですよね」。森山さんも「『東京のソバは…』とかね(笑)。おれも『絶対関西弁のままで行ったるねん』とか考えて気負ってたよ」と頷き、こう続ける。「そういう気負いがない人はいないと思うし、年齢を重ねていく中でそうした感情を押し殺すか、それが自分だと受け入れるか、それを自分の“武器”とするのか何かしらの対処をするしかない。それは誰にでも付きまとう話だと思いますね」。原作者の西村氏はまさにそれを抱えたまま四十になって、自らの分身の貫多としてそれをさらけ出しながら勝負していると言える。「『俺には“何もない”がある』というのがこの映画のコピーだけど、あそこまで勇気持って立てるのは、やっぱりすごいと思いますね。その自信はどこから来るんだろう?何でそんなに堂々と地に足をつけていられるの?って。昭和の人と人のコミュニケーションが密だった頃だからこそ生まれているエネルギーもあるし、バブルのしわ寄せを食らってあの三畳一間に暮らすしかない貫多の『なにくそ』っていうエネルギーもある。貫太に限らずどこか世間から逸脱した人たちばかりが出てくるから、それを笑いつつ、見ているうちに、どこか自分のことを言われているような気持ちになって、笑えなくなってくれたら面白いですね」(森山)2人が芝居できちんと絡むのは本作が初めて。初共演はNHKのドラマ「刑事の現場」。そのときは森山さんが刑事、高良さんが容疑者役だった。あれから5年が経ち、森山さんは今回初めて全編を通してガッチリと高良さんと共演しての感想をこう語る。「5年前の共演では一瞬だったんです。役の関係性もあってほとんど言葉を交わすことがなかった。そのときはすごく硬質な役者さんだなという印象で、もう一回ちゃんとやりたいなと思ってましたね。友人のダンサーが、たまたま高良くんに振り付けを教える機会があって、『あいつは面白い』と言ってたので、すごく楽しみにして現場に行ったら、やっぱり面白かった」。ぶつかりあう、魂と自我とコンプレックス高良さんはこれまでも様々な作品で同世代、そして少し年上の俳優たちとタッグを組んできたが、森山さんからは特別なものを感じたと明かす。「クランクイン前にスタッフから『森山さんの役作りは凄まじい』と聞いていました。実際に、現場での佇まいや役を離れたときの在り方がいままでに会ったことのないタイプの方でした。それを言葉で表現することはできないんですが…。でも一緒にいて自分の中で『あぁ、よかった』と思える言葉や感情をいくつももらいました。確実に影響を受けましたし、おかげで芝居がすごく楽しいんです。色々な作品に出させてもらってインタビューも増えて、普段、言葉にしていないことをうまく表現するにはどうしたらよいかと考えたりすることが多かったんですが、ふと『そうだ、まずは(芝居を)ちゃんとやってればいいんだ』と再認識しました。森山さんと会って、『苦役』を経験して、スッと背中を押してもらったような気がしてます」。2人も間違いなく西村賢太と同様に己をさらけ出しながら歩を進めていく俳優である。2つの魂と自我とコンプレックスがぶつかり合う音に耳を傾けてほしい。(photo:Yoshio Kumagai/text:Naoki Kurozu)■関連作品:苦役列車 2012年7月14日より全国にて公開© 2012「苦役列車」製作委員会
2012年07月06日二転三転していくストーリーで観る者を翻弄していく内田けんじ監督の最新作『鍵泥棒のメソッド』。立場がまるっと入れ替わったことで生まれる奇妙な人間模様を見せる堺雅人、香川照之、広末涼子の3人の主要キャストの“何とも言えない顔”が印象的な本作のポスターがこのほど公開された。ある日、銭湯で転倒し記憶を失った伝説の殺し屋と、たまたまそこに居合わせた一人の売れない貧乏役者、2人の男の人生が入れ替わるところから始まる予測不能なストーリー。転倒した男の持っていた大金に目がくらみ、彼に成りすます貧乏役者・桜井に堺さん、記憶を失い自分が桜井だと思い込んでいるコンドウに香川さん、役者として努力するようになるコンドウに恋する女性編集長・香苗に広末涼子が扮する。先日閉幕した第15回上海国際映画祭で日本映画史上初となる最優秀脚本賞を受賞するなど、その独特の笑いがファンの心を捉えている本作。今回届いたポスターにも、内田作品に通低する「笑い」、「ハラハラ・ドキドキ」、「トキメキ」の要素がたっぷり詰め込まれている。中でも目を引くのが堺さんの“困った顔”である。これまでの出演作『ゴールデンスランバー』や『ツレがうつになりまして。』などでも“困った顔”で女性たちの母性本能をくすぐってきた堺さんだが、本作ではどうやら少し事情が異なるよう。ポスターの中央にいる彼の心を占めるのは“バレる”ことに対する不安なのか、何かを思案する“なんとも言えない顔”を見せている。その右側で、殺し屋よろしくこちらを睨みつけるのはコンドウ役の香川さん。眼光の鋭さと真剣味を帯びた表情がかえって滑稽さを醸し出している。ピリリと刺すような視線はさすが、念願の歌舞伎界入りを果たした男の目ならでは?そして左側では婚活中女子・香苗役の広末さんが静かに獲物(未来のだんな様)を見定めるような表情を浮かべており、香川さんとは異なる女の凄みを出している。記憶喪失をいいことに成り代わりでコンドウを“騙す”桜井、そのことを知らずに桜井に“翻弄される”香苗…。果たして真実が明かされたときに起こるファンタジーとは?三者三様の表情も去ることながら、彼らのバックに散りばめられたそれぞれの“手書きメモ”やワイルドな雰囲気を漂わせる荒川良々、細かいシーンのビジュアルなど至るところに本作を紐解く“鍵”が隠れているよう。あなたはどこまで読み解ける?『鍵泥棒のメソッド』は9月15日(土)よりシネクイントほか全国にて公開。■関連作品:鍵泥棒のメソッド 2012年9月15日よりシネクイントほか全国にて公開© 2012「鍵泥棒のメソッド」製作委員会
2012年07月06日グウェン・ステファニーが、バラク・オバマ米大統領の資金調達パーティをミシェル・オバマ夫人と一緒に担うことになった。グウェンは8月12日(現地時間)、ビバリーヒルズの自宅で資金調達パーティ、ファミリー・デイを開催する予定だという。4人家族あたり1,000ドル(約7万9,000円)の費用で参加可能、さらに5,000ドル(約39万8,000円)を寄付する家族にはグウェンとミシェル夫人と直接時間を過ごせる特別待遇が与えられるというこのパーティ。当日、グウェンの2人の息子、キングストン(6歳)とズマ(3歳)、さらにオバマ家の2人娘、マリア(14歳)とサーシャ(11歳)らがイベントに参加するかは分かっていない。最近ではサラ・ジェシカ・パーカーやジョージ・クルーニーらが、オバマ大統領の再選キャンペーンを行っているが、8月に行われるファミリー・デイも、今年11月に行われるアメリカ大統領選挙に向けた現職オバマ大統領の再選キャンペーンの一環である。グウェンは最近、慈善活動家として積極的に行動しており、昨年3月の東日本大震災で被災した日本の子供たちに100万ドル(約7,900万円)を寄付したり、自身のヴィンテージ服をオンラインオークションに提供して子供たちを支援するなど着実に実績を積み上げている。
2012年07月06日故ダイアナ元英国皇太子妃の最後の2年間に焦点を当てた新作伝記映画『Diana』(原題)で、ダイアナを演じるナオミ・ワッツの写真がこのほど初公開された。当初『Caught in Flight』とつけられた作品タイトルは、新タイトル『Diana』に変更されている本作。監督に『ヒトラー ~最期の12日間~』のオリヴァー・ヒルシュビーゲル、脚本には映画『リバティーン』のスティーヴン・ジェフリーズ、共演陣にはダグラス・ホッジ、ジュリエット・スティーヴンソンらが名を連ねている。同作は、ナオミ演じるダイアナ元妃が、「LOST」でお馴染みのナヴィーン・アンドリュース扮するハスナト・カーン医師と恋愛関係になりメディア報道に苦しむ一方で、慈善活動などに積極的に取り組んでいくさまを描いた作品になる模様。ナオミは「とても興奮しています。本当に様々な形で、ポジティブで大きなインパクトを与えてきた、実に素晴らしい女性の役を演じられるのは光栄です」とコメントしている。同作はロンドンのほか、イギリスの数か所で撮影され、クロアチアやモザンビークでも撮影を敢行する予定だが、公開日はまだ公表されていない。■関連作品:LOST [海外TVドラマ]© AXN Japan Inc. All Rights Reserved.
2012年07月06日トム・クルーズとケイティ・ホームズの離婚の話題で持ち切りだが、その前に世間を賑わせていたのはジョニー・デップと14年間連れ添ったパートナー、ヴァネッサ・パラディの破局騒動。先月19日(現地時間)、「友好的に別れた」とジョニーの代理人が発表したが、実情は少し違ったようだ。彼らの友人のひとりは「UsMagazine.com」に、「2人は激しく口論していました。ヴァネッサはフラストレーションをぶつけるので、ジョニーは深酒をするようになったんです」と明かした。ジョニーが『パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち』で大成功を収めた2003年頃からヴァネッサは「自分のキャリアを彼のために犠牲にしたと感じるようになったのです」と友人は語る。「ジョニーが何をしてもヴァネッサは満足しませんでした。彼が仕事をしていればハッピーではないし、仕事をしていなければ、子供たちや家族のために何もしない“のろま”呼ばわりしていました」。友人は「あれほど愛している家族にヒビが入ってしまったことで、ジョニーは傷ついています」と語る。2010年から公の場にカップルで姿を見せなくなり、亀裂を深めていった2人だが、13歳になる娘と10歳の息子のために関係修復の努力を続けた2年間だったようだ。(text:Yuki Tominaga)© AP/AFLO■関連作品:ラム・ダイアリー 2012年6月30日より新宿ピカデリーほか全国にて公開© 2010 GK Films, LLC. All Rights Reserved.
2012年07月06日今年、誕生50周年を迎える赤塚不二夫の代表的少女漫画「ひみつのアッコちゃん」を綾瀬はるか主演で実写映画化した『映画 ひみつのアッコちゃん』。このほど本作の主題歌が、今年ソロ・デビュー10周年を迎えるアーティスト「YUKI」の新曲に決定した。1962年に少女漫画誌「りぼん」で連載開始されて以来、少女たちの“大人の女性になりたい”という女子願望を突く内容で人気を集め、3度もTVアニメとして放送された名作の待望の映画化。10歳の女の子・加賀美あつ子が鏡の精にもらった魔法のコンパクトで22歳の自分に大変身し、大手化粧品会社のエリート社員と恋に落ち、彼と共に会社のピンチを救うべく大奮闘を繰り広げていく。「JUDY AND MARY」のボーカルとして活躍し、ソロとなってからも魅力的な歌声と先鋭的なビジュアルで独自の世界観を確立してきたYUKI。今回手がけた主題歌「わたしの願い事」は、ゆるやかなメロディの中で彼女の人生観と重なり合うかのような意思を持った言葉たちがいくつも並ぶ、ミディアム・ナンバーに仕上がっている。「世界を変えるのではなく、自分を変える。笑い皺でいっぱいの、大人が増えるといいですね。それが私の、希望と願いです」と語るYUKIは、6月からスタートした全国ツアー「BEATS OF TEN」の神奈川県民ホール公演(7月4日)で新曲を初披露、スワロフスフキーが裾に散りばめられたミニスカートのドレスで歌い上げた。「大人って何だろうと思って書いた曲です。大人って年齢のことなのか、どこまでいったら大人なのかと思っていたけれど、大人は花のように咲いて、花のように舞って、風のように周りにいて、いつでもご機嫌でいられる人なのかなと最近思うようになった。その思いが歌にできて嬉しいです」と穏やかな表情で、新曲に込めた思いを明かす。映画の試写で初めて主題歌を聴いたという綾瀬さんは、「YUKIさんの歌詞も歌声も作品にぴったりで、物語の中に込められた様々な思いが歌の力を借りてスクリーンから飛び出し、広がっていくような気がしました」とその仕上がりに感激といった様子。YUKI独特のかわいらしくも伸びやかな歌声は、“女子の願望”がたくさん詰まった『映画 ひみつのアッコちゃん』をどのように彩ってくれるのだろうか?『映画 ひみつのアッコちゃん』は9月1日(土)より全国にて公開。■関連作品:映画 ひみつのアッコちゃん 2012年9月1日より全国にて公開© 赤塚不二夫/2012「映画 ひみつのアッコちゃん」製作委員会
2012年07月06日爆走的かつ人情味あふれる笑いを繰り出す宮藤官九郎、待望の4年ぶりの監督最新作がついに解禁!『真夜中の弥次さん喜多さん』、『少年メリケンサック』に続いて3作目、オリジナル脚本で贈る監督作『中学生円山』で描かれるのは、団地を舞台にした、エッチな妄想で頭がいっぱいの中学生男子と謎のシングルファーザーの出会いの物語。本作で「SMAP」の草なぎ剛が宮藤作品初参加を果たすことが判明した。平凡な家庭と団地で暮らす中学2年生、思春期真っ盛りの主人公・円山克也は、あるエロイ目的のため日々、身体を柔らかくする「自主トレ」に精を出している。やがて限界まで背骨を折り曲げると妄想の世界にトリップしてしまうまでに。そんなある日、彼は団地に引越してきた謎のシングルファーザー、下井辰夫と出会う。妙に主婦の輪に溶け込み、仕事をしてる様子のない下井だったが、彼はなぜか自分だけが知ってるはずの「自主トレ」の存在を知っていたのだ。パニックに陥った克也は下井に近づこうとするが…。昨年、脚本を手がけ好評を博したドラマ「11人もいる!」では大家族の悲喜こもごもを描いた宮藤監督が、今度舞台として選んだのは、団地。『中学生円山』というタイトルが斬新すぎるが、物語のテーマが「家族」であることは前作からブレない。団地内の人間模様や克也とクラスメイトとの関係性にシニカルな視点を入れ、さらにCGやアクションを駆使して“バカバカしい妄想シーン”と“現実のドラマ”を織り交ぜながらも、浮き彫りするのは「なんでもない日常が一番幸せ」という家族の本質。「ひとことで言うなら団地を舞台にしたアクション映画」と本作を表す宮藤監督は「最も多感で傷つきやすく、かつアナーキーだった中学時代。その記憶を美化することなく、包み隠さず描いた青春映画が、この『中学生円山』です」と語る。謎の男・下井を飄々とした佇まいで演じるのは、宮藤監督と初タッグの草なぎ剛。監督からは「何しろ梅雨の撮影だし、まだ半分も残ってるし、油断は禁物です」との不安の声も聞こえるが、本人は「最初に本をいただいて読んだときはめちゃくちゃな内容で笑えました。しかし撮影をしていると、笑いの中にだんだんと人間の温かみが出てきて、奥深さが伝わってきました。宮藤監督はすごい面白い方なので、とにかく笑えます(笑)。一緒に楽しい時間を過ごしています。監督の世界観に応えるように頑張っていますので期待していて下さい」と自信をうかがわせる。「自主トレ」に勤しむ中学生・克也には、「11人もいる!」で空気の読めない四男の四郎役で存在感を発揮していた平岡拓真。草なぎさんと、30代のシングルファーザーと中学生男子の世代を超えた交流を鮮やかに演じる。さらに、克也の両親役、9時5時で働く平凡な父親に仲村トオル、韓流ドラマに熱を上げる母親には坂井真紀と、脇を固めるキャスト陣からも目が離せない。エロの目的のために勤しむ男子が謎のシングルファーザーから学ぶ、本当に大切なこととは…?『中学生円山』は2013年、全国にて公開。■関連作品:中学生円山 2013年、全国にて公開© 『中学生円山』製作委員会
2012年07月06日岡崎京子の人気漫画を映画化した『ヘルタースケルタ―』のジャパン・プレミアが7月5日(木)、都内で開催された。事前に伝えられていた通り、体調不良で療養中の主演の沢尻エリカは欠席となったが、蜷川実花監督、大森南朋、綾野剛、水原希子、新井浩文が舞台挨拶に来場。沢尻さんから届けられたという手紙が司会者により代読された。全身におよぶ美容整形で究極の美を手に入れ、芸能界の頂点に君臨するようになったモデル・りりこが、狂気をはらみつつ芸能界を渡り歩いていく様を描く。蜷川監督は撮影を「ヤマ場の連続でエリカも私も前日に何を撮ったか分からないくらい全力疾走だった」とふり返る。「主演は誰がいいかと考えたときに何度考えても沢尻エリカしかいないって思った。撮り終えたいまも彼女しかいなかったと心の底から思ってる」と言葉に力を込めた。大森さんは「強烈な女優が集まっていたんで…」と笑みを浮かべつつ、沢尻さんを始め、桃井かおり、寺島しのぶと実力派&個性派の女優の揃い踏みによる現場の空気を語る。その3人と共演シーンのあった新井さんは「すごく気を遣いますよ。希子ちゃんとやるときは『やった、今日は希子ちゃんだ』って感じで楽しかったです」と本音トークで会場を沸かせた。改めて大森さんは、沢尻さんについて「1日だけでしたが近い距離で向かい合ってセリフを交わして、力のある女優さんだと思った」と称賛。水原さんは「優しくて妹分のようにかわいがってもらいました」と意外な(?)現場での素顔を明かす。綾野さんも沢尻さんとはかなり濃厚な共演シーンがあるが「前のめりになって入り込んでしまうところで、コミュニケーションを惜しむことがなかった。正しい姿勢で現場にいてくれた」と語った。沢尻さんは手紙で、監督を始めキャスト陣、そして何より駆けつけたファンにこの日の欠席を謝罪。さらに「エリカはいっぱい悩んだけど、いっぱい伝えたい気持ちがあります。早くみんなに会えるよう公開に向け気持ちを立て直して頑張ります」と映画公開初日の7月14日(土)に行なわれる舞台挨拶に出席する意思を示した。この日、電話で話をしたという蜷川監督は「14日に向け整える」と沢尻さんが言っていたことを明かし、「劇場で会えるの楽しみに待ってます」とニッコリ。これから映画を観る観客に「精神状態を崩すのも分かるような熱量と魂がフィルムに焼き付いてます。それをぜひ見てください!」と呼びかけた。『ヘルタースケルター』は7月14日(土)より公開。■関連作品:ヘルタースケルター 2012年7月14日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 2012 映画『ヘルタースケルター』製作委員会
2012年07月05日荒木飛呂彦による人気漫画「ジョジョの奇妙な冒険」の連載25周年を記念して、「荒木飛呂彦 原画展ジョジョ展」が荒木さんの故郷であり作品ともなじみの深い宮城県仙台市を皮切りに東京、そしてイタリアのフィレンツェで開催されることが決定。7月5日(木)に記者会見が行われ、荒木さんを始め、主催の集英社の代表取締役社長・堀内丸恵、仙台市副市長・伊藤敬幹、「GUCCI JAPAN」CEOのクリストフ・ドゥ・プゥスが出席した。「ジョジョの奇妙な冒険」は1987年に週刊少年ジャンプ(集英社刊)で連載が開始され、現在も「ウルトラジャンプ」にて第8部を連載中。ジョースター家の血縁と因縁を描き、登場人物たちが操る“波紋”や“スタンド”と呼ばれる特殊能力も人気を呼び、シリーズ累計発行部数はで7,500万部を超えている。荒木さんにとって国内での本格的な原画展は今回が初めてとなるが、「漫画は印刷されたものを評価されるものですが、原画の中には演劇や音楽のように“ライヴ感”が封じ込められていると確信しています。みなさんにそれを見ていただけるのは光栄。30年間育てていただいた集英社、漫画界、そして読者のみなさんに感謝しております」と喜びを語った。特に仙台市は荒木さんの故郷でるということに加え、第4部と第8部の舞台である“S市杜王町”のモデルとも言われており、7月28日(土)より「せんだいメディアテーク」で開幕する当地での展示は「荒木飛呂彦 原画展ジョジョ展 in S市杜王町」と銘打たれ、第4部&第8部の特別展示など、杜王町にフィーチャーした展示が行われる。特に第8部は東日本大震災を思わせる大震災後の世界で復興を志す主人公の姿を描いていることもあり、“仙台から東北を盛り上げたい”という仙台市の要請を荒木さんが快諾して今回の企画が実現した。荒木さんは「育ててもらった仙台で原画展を開けるなんて夢にも思っておらず、感激しています。再生の気持ちや元気を与えられたら」と故郷への思いを口にした。仙台に続く東京での展示は10月6日(土)から11月4日(日)の日程で森アーツセンターギャラリー(六本木ヒルズ内)で開催。さらに、日程などの詳細は未定ながら、イタリア・フィレンツェにGUCCIが設立した「GUCCI MUSEO」でも展示を行うことに。本作の第5部はイタリアを舞台にしており、さらに荒木さんとGUCCIの結びつきも深い。昨年、荒木さんがデビュー30周年、GUCCIが創業90周年を迎えたことを記念し、人気の個性派キャラクター・岸辺露伴を使って「岸辺露伴 グッチへ行く」というコラボレーションを集英社が刊行する「SPUR」上で展開。GUCCI新宿店でも「岸辺露伴 新宿へ行く」と題した展示を行ない、2万3千人が来場した。ドゥ・プゥスCEOは「フィレンツェに美しい驚きを与えることができると思います」と期待を込めて語った。また7月30日(月)から8月9日(木)まで、GUCCIと荒木さんによるチャリティオークションも開催されることになり、GUCCIが提供したスニーカーに荒木さんがイラストやサインを入れたレアグッズなどを出品。売上金は仙台市を通して被災した子供たちの支援のために寄付される。そのほか、大日本印刷のAR技術と呼ばれる技術による、映像を駆使した展示や、Googleの協力による、「Google+」上での初の公式ファンサイトの設立など様々な企画が進行中。荒木さんはこの日、公式ファンサイト企画のために新たに考案した新スタンド「リモートロマンス」を発表したほか、仙台、東京、フィレンツェの各原画展のキービジュアルとして描き下ろしたイラストを披露。七夕をイメージしたものや、富士山、タンポポを取り入れたデザイン、キャラクターにGUCCIのアイテムを着用させたものなど色鮮やかなイラストがお目見えとなった。報道陣からは、原画展についてのみならず、52歳とは思えない荒木さんの若々しさの秘訣を問う質問も飛び出したが、荒木さんは「最近、よく聞かれる質問NO.1です(笑)。東京の水道水で毎朝顔を洗っていますが」と苦笑い。25年もの長きにわたり連載を続けられたことについて、先輩漫画家の秋本治氏に教えられたこととして「規則正しい生活」と答えた。今後については「一生懸命やるだけ。漫画家は漫画を描くもの」とニッコリ。個人的に好きなスタンドが「ハーヴェスト(第4部登場)」であることも明かされ、意外なチョイスに会場は笑いに包まれた。またこの10月より「ジョジョの奇妙な冒険」がアニメーションとして放送されることも決定。さらにPS3で「ジョジョの奇妙な冒険 オールスターバトル」というソフトが2013年に発売されることも正式に発表された。仙台展「荒木飛呂彦 原画展 ジョジョ展 in S市杜王町」はせんだいメディアテークにて7月28日(土)より8月14日(火)まで開催。東京展「荒木飛呂彦 原画展」は10月6日(土)より11月4日(日)まで森アーツセンターギャラリーにて開催。フィレンツェ展はGUCCI MUSEOにて開催(詳細は未定)。
2012年07月05日地上60メートル、幅はたったの35センチ。ニューヨークのマディソン街を忙しく行き交う人々を窓の外から見下ろすこの男、その覚悟はもちろん、ハンパではない。想像していただいた絵のまんま、“崖っぷちの男”を並々ならぬ覚悟で演じきったアクション・スター、サム・ワーシントン。覚悟を決めるのは当たり前、だって実は彼、“高所恐怖症”だというのだから…。“崖っぷち”の演技は、恋に似ている?「ほんとに馬鹿だったよ。僕は高いところが怖いというより、落ちるのが怖いんだ。特に地面に落ちるのがね」といきなり告白するサム。「僕はストーリーを読むとその話に没頭してしまって『おお、これはいいタイトルだなあ』とか思って、実際何をやらないといけないか忘れてしまう役者のひとりなんだ。映画のタイトルが『Man on a Ledge』(=出っ張りにいる男)なんだぜ。もちろん、出っ張り(Ledge)に出ないといけないさ(笑)。この映画の撮影で怖さを克服してみたいと思ったよ。それで僕は『カメラを回してみよう。どんなものを撮れるか見てみようぜ』って言ったんだ。泣き出して、胎児のように体を丸めたりせずに済んでラッキーだったよ。それだと、映画はちょっと違ったものになっちゃっただろうね(笑)」。高所が苦手という本音とは裏腹に、ご覧になれば分かるが、劇中のほとんどのシーンを彼は“窓の外”でやり遂げている。その経験は「恋に落ちるのと似ているね。自分で経験するまでは想像しづらいんだ」という。「当初は多くのことをスタジオでやろうと考えていたんだ。なぜって、どれだけ実際に出っ張りのところで撮れるか分からなかったし、僕が何をするか分からなかったからね。でも実際あそこへ行ったとき、突然、少し自信を持てるようになったんだ。だから、カメラクルーも自信が出てきて、カメラの動きが少しクレイジーなものになって、気づいたら“ちょっと待ってよ。映画のほとんどを撮影しちゃったよ”ってなったんだ。それは素晴らしかった。実際に出っ張りに出てみるまで、分からなかったんだ。あんなにたくさん撮影できたなんて、驚きだよ」。共演のエリザベス・バンクスの証言によれば「3日目には慣れて、まるで何年もやってるベテランみたいだったわ」という、その堂々たる“崖っぷち”演技。役に没頭する才能というのか、屈強の心臓というのか、本人の言葉からもそれは伝わるが、ヘリコプターが間近に接近して飛ばされそうになるシーンに至っては「『(風を)もっと強くして、強くして。僕を吹き飛ばそうとしてくれ』と言い続けていたよ。リアルであればあるほど、僕はもっとしっかりと立っていないといけなかったんだ」と笑う姿からは、少々のM気(?)さえ感じさせる。でもふとした拍子にはこんな弱音も…。「僕は命綱をつけていたんだけど、たまに滑ったり、つまづいたり、引っ掛けたりしたとき、その命綱がカチっと(定位置に)収まるんだ。その短い瞬間、“ほら来たぞ”と思った。命綱がクリックする前、“これで終わりなの?”と目の前で自分の人生が走馬灯のように駆け巡ったよ。自分の人生をもっと良くしないとね(笑)」。「“タフガイ”になるのは映画のときだけだよ」そもそも崖っぷちの男=ニックが何故、自ら崖っぷちに立っているのか、というのがこの映画の核たるところ。そしてその裏で動く男の弟、ジェイミー・ベル扮するジョーイとの間にある絆、というのもまた本作に人間味をもたらしている。「ジェイミーとは前から知り合いだったから、わりとイージーだったよ。彼が撮影現場に来たとき、少し男っぽくしていたから『何しているの?』と訊いたら、彼は『あなたはタフガイだから、僕もちょっとタフガイにしようと思ったんだ』と言ったんだ。だから僕は言ったんだ。『僕は演技をしているんだ。実際は女々しいんだ。僕たちは2人とも、そういうフリをしているんだよ』とね。この兄弟がいつも言い合っているというところが好きだよ。そういうふうに脚本に書かれていたわけじゃなくて、やっているうちにそういうふうになったんだよ」。ニックに「飛び降りろ!」と野次を飛ばすN.Y.の人々を見て「彼らの多くは僕の前の映画が嫌いだったファンたちかもしれないと思ったよ(笑)」という彼の言葉はよそに、言葉通りの“タフガイ”という称号は誰もが認めるところ。「“タフガイ”になるのは映画のときだけだよ。普段は家にいて平和に暮らしている。僕が出たいと思う映画は、自分が観にいきたいと思う映画なんだ。脚本を読んで『僕は、これを16ドル払って観に行くか?』と考えるわけだよ。だって、僕の観客に対する責任は、彼らが払うお金の値打ちがあるものを提供することだからだよ。もし、この映画は観に行く価値があり、この仕事を適切にできると思えばやる。僕たちがちゃんとした仕事ができていることを願っているよ」。では、サムがいま“ぜひ観に行きたい”映画とは?「僕は、コメディをぜひやりたいんだ。僕とラッセル・クロウとクリスチャン・ベイル、それは僕がぜひ観てみたいコメディだよ。『三ばか大将』のモー、カーリー、ラリーみたいになるだろうね。でもそういうオファーは来ないんだ。僕がオファーされる映画は……ぼくが自分でお金を払って観たいものなんだ。そして、それはたまたま特別捜査官や警官が出てくるアクション・スリラーのジャンルのものなんだ。もし、ニック(今作の役名)がバレエダンサーなら、ちょっと違ったものになっていただろうね。違った『崖っぷちの男』になっていたよ(笑)」。■関連作品:崖っぷちの男 2012年7月7日より丸の内ルーブルほか全国にて公開© 2011 Summit Entertainment, LLC. All Rights Reserved.
2012年07月05日エイミー・ワインハウスの未発表ボーカルがリリースされる。生前、エイミーと交流のあったラッパーのナズは、エイミーとコラボしたコーラスを自身の新曲「チェリー・ワイン」に利用するという。同新曲でエイミーは「私に合う男はどこにいるの。彼は隠れているみたい。私が見えないどこかに」、「私はひとりぼっちで家路につく。赤いチェリーの時代に戻りたい」という歌詞を歌っているという。また、この曲はエイミーのアルバム「フランク」、「バック・トゥ・ブラック」などを手がけ、ナズとエイミーのデビューを支えたサラーム・レミがプロデュースしている。エイミーの死後にリリースされたアルバム「ライオネス:ヒドゥン・トレジャーズ」の収録曲「ライク・スモーク」でもエイミーとタッグを組んでいるナズは、今回の新曲を聴き返すと「ほろ苦い気持ちになる」と語っている。「もうエイミーはここにいないのに、彼女に関係することをするとほろ苦い気持ちになるんだ。でも俺は幸せだよ…俺らには音楽があるし、ファンはエイミーの新しい歌声を聴けるんだ」。ドレイクやリック・ロス、メアリー・J. ブライジ、ヘヴィ・D、スウィズ・ビーツなどともコラボレーションし、エイミーの新たな歌声が聴ける「チェリー・ワイン」が収録されたナズのニューアルバム「ライフ・イズ・グッド」は、7月17日(火)に発売予定。
2012年07月05日いよいよ今週末に公開を迎える日本アニメ界の重鎮・杉井ギサブロー監督の最新作『グスコーブドリの伝記』、そして『サマー・ウォーズ』の細田守監督が大沢たかお&宮崎あおいら豪華キャストを声優陣に迎えて贈る注目のアニメ『おおかみこどもの雨と雪』。公開を目前に控え、日本アニメーション界を背負って立つ2大クリエイターの夢の対談が実現した!青春アニメの代表格「タッチ」や「キャプテン翼」など、これまで数多くのファンを生み出してきた杉井監督と、気鋭のクリエイターとして世界中から注目を集めており、先日行われた映画のパリ上映会では満員御礼のスタンディングオベーションを受けた細田監督。童話・寓話の文豪、宮沢賢治の同名小説を原作にした『グスコーブドリの伝記』では家族愛を、『おおかみこどもの雨と雪』では“おおかみおとこ”と人間の女性の間に生まれた“おおかみこども”たちの成長と母親の子育て奮闘劇をファンタジックに描いており、共に「家族」をテーマにしている。この対談を迎えるにあたり、杉井監督と細田監督の両監督はお互いの最新作を鑑賞した。細田監督は、大先輩である杉井監督へ「(『グスコーブドリの伝記』は)この夏に観るべき映画だと強く感じました。ものすごくファンタジックな世界観で、これでもかと圧倒されるぐらいの美しい世界が本編中ずっと展開され、夏休みの爽やかな空気を感じるような素敵な映画でした」と“先制褒め”で口火を切ると、杉井監督も「ある生命が生まれて育てられて、一人前になっていく過程があって初めて成長する。そこにある細田監督の目線の厳しさと優しさがガンガン伝わってくる。珍しくホロっとしながら観て、感動させてもらいました」と返し、世代を超えてお互いの独特の世界観にすっかり魅了されたようだ。そして、話はそれぞれの作品の核心に触れるものへ――。『グスコーブドリの伝記』では劇中、主人公のブドリが自然災害から村を守るため、ある大きな決断を下すが、細田監督は「イーハトーヴの風景、素晴らしい世界というものがありながら、一方で今日的なテーマを深く描いている映画でもあり、僕らがこれから日本人として“どういうふうに生きていくのか”を考えさせられました」と解釈。物語と、昨年の東日本大震災を経験した日本人たちの姿を重ね合わせ心を打たれた様子。一方、杉井監督も若き才能の描き出すテーマに深く心酔している様子で「親と子、人間と動物が自分たちの生命を子供たちに託して、その子供たちがちゃんと受け継いで一人前になっていくのを必死で守っていく“母性”というものを楽しく、ある意味では厳しく、アニメーションなのに行間をリアルに伝えてくる作品だと思いました」と熱く語る。さらに、「今回はおおかみと人間ですがそれはシンボルであって、世の中にある宗教の違いや文化の違いとか、ミクロの差でしかない“つまらない違い”を、『いや、同じじゃないか』と監督が問いかけている作品だと思って観させてもらいました」とさすがは巨匠の鋭い読み解きで、細田監督に最大の賛辞を贈った。クリエイターらしい目線で、作品の裏に込められたメッセージについて熱弁が止まらない様子のふたり。同じ土俵で新しいものへと挑戦していくふたりだからこその共鳴、惜しみない賞賛が生まれた。日本を背負って立つ才能はガッチリと握手を交わし、満面の笑みで「これからもアニメーション監督として一緒に頑張っていきましょう!」と最後まで熱いエールを贈り合っていた。『グスコーブドリの伝記』は7月7日(土)より丸の内ピカデリーほか全国にて公開。『おおかみこどもの雨と雪』は、7月21日(土)より全国東宝系にて公開。■関連作品:おおかみこどもの雨と雪 2012年7月21日より全国にて公開© 2012「おおかみこどもの雨と雪」製作委員会グスコーブドリの伝記 2012年7月7日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 2012「グスコーブドリ製作委員会/ますむらひろし
2012年07月05日ロックバンド「ボン・ジョヴィ」のフロントマン、ジョン・ボン・ジョヴィが、化粧品ブランド「エイボン」とのコラボで2種類の香水を発売する。ジョンは、「アンプラグド」と名づけた男女別の2種類の香水をリリースすることになり、自身がその両方の広告に登場するという。ジョンは、慈善事業で実績のあるエイボンと共に仕事ができることを喜んでいるとコメントを残している。「エイボンとエイボン女性財団は、何十年にも渡って女性問題への支援を行い、助けを必要とする女性たちの主張の場となってきました。その女性の力づけの哲学は強いメッセージを与えており、今回の提携を喜んでいます」。「情熱」「ソウルフルな感情」「激しさ」から発想を得た同フレグランスは、男性向けではウッディーな香り、女性向けはオリエンタルな香りだという。同ブランドの北米ビューティ部門のリリー・デ・ステファノ氏は、今回のジョンの起用は最適な人選だと話す。「ジョンの音楽と慈善活動は、独立心と楽観主義という内面から輝く2つの美しいクオリティを称えるものです。新作フレグランス、アンプラグドは感情のつながりを喚起する商品です。それはジョンが世界中の観客に影響を与えているものに通底するのです」。女性向けの「アンプラグド・フォー・ハー」は10月、男性向けの「アンプラグド・フォー・ヒム」は11月に発売予定。■関連作品:ロック・オブ・エイジズ 2012年9月21日より全国にて公開© 2011 WARNER BROS. ENTERTAINENT INC.
2012年07月05日ナタリー・ポートマンが今夏にも結婚するようだ。2010年に振付師のベンジャミン・ミルピエと婚約し、今年2月のアカデミー賞で2人揃って指輪をはめている姿を目撃されたことから、2人は既に密かに結婚したとのうわさが広まっていた。しかし複数の関係者によれば、ナタリーはベンジャミンと8月5日(現地時間)にカリフォルニアでこじんまりとした結婚式を挙げる計画を立てているという。「ナタリーとベンジャミンは、(カリフォルニアの)ビッグ・サーで結婚するつもりです。そこはナタリーのお気に入りの場所の一つで、ナタリーは休暇を取りたいときは、ロサンゼルスから逃げるようにビッグ・サーに行っているんです」。さらに、別の関係者は「今度の結婚式は、2人の親友と家族だけのこじんまりしたものになります。とてもリラックスした感じになるでしょうね。2人は特に招待状は送っていませんし、ナタリーはウェディングドレスすら買わないでしょう」と明かした。ナタリーとベンジャミンの間には、昨年6月に息子のアレフが誕生している。
2012年07月05日高視聴率ドラマ「THE MENTALISTメンタリストの捜査ファイル」の美人捜査官テレサ・リズボン役でおなじみ、ロビン・タニーに直撃インタビュー!前篇に続き、後篇をお届けします。『エンパイア・レコード』、『ザ・クラフト』から『バーティカル・リミット』、『ハリウッドランド』まで、映画女優としても注目を集めてきたロビン。20年におよぶキャリアを、彼女は「幸運なもの」と捉えているそうです。「この20年間、作品に出演し続けられてきたのは幸運だったと思う。もちろん、その間には波もあって、『エンパイア・レコード』『ザ・クラフト』を皮切りに3年間ほど注目を集めた後、2年間ほど注目されない時期もあった。そういった波を20代のうちに経験していると、現状に対して謙虚な気持ちになれるものよ。いまの私を認知してくれている人の存在をありがたく思える一方、自分だけの成功じゃないと考えられるようになるの」。映画界を中心に活動してきたロビンの目が、キャリア初期を過ごしたドラマの世界に再び向き始めたのは「プリズン・ブレイク」のベロニカ役から。こんなことがあったそうです。「あれは『プリズン・ブレイク』に出る前のことだったわ。スターバックスで会った人が『ザ・クラフト』の私を覚えてくれていて、『あら、あなた!『ザ・クラフト』の子じゃない!どうして最近は演技をしていないの?いまは何をしているの?』なんて話しかけてきたの。私はもちろんずっと女優を続けてきていたから、すごくショックだったわ。“あなたが観ない映画に出ているだけで、演技は続けているわよ…”ってね。でも、だからと言って、自分をスターとして見てもらいたいと思い始めてしまうと、役者は役者ではなくなると思う。だって、人が何を思うかは自分にはコントロールできないことでしょう?コントロールしたくなってしまうと、全てを失ったときに対する恐怖心が大きくなるだけ。人が見る私と自分自身を直結して考えないようにしてきたからこそ、ドラマに出演することで女優としての認知度が高くなった現状を冷静に受け止められているのだと思うわ」。だからこそ、ロビンは常に自然体。40歳を迎えた美貌からも、ナチュラルな魅力が伝わってきます。「大切なのは、日に当たり過ぎないこと!洗顔してきちんと保湿すること!食べ物に気をつけること!美味しくて体にいいものを食べなくちゃね。痩せ過ぎは駄目よ。30歳を過ぎたら顔がどんどん下がってきちゃうから、持ちこたえるだけのお肉はある程度必要(笑)。容姿って、誰でも人とは違う部分があるものでしょう?それを私たちは欠点だと思ってしまいがちだけど、実はチャームポイントなの。みんなが同じ顔をしていたらつまらないしね。自分自身を愛して満足すれば、周りにも美しく見えるものよ。もちろん、美顔ローラーは使うべきだけど(笑)」。ところで、ロビンが前回プロモーションのために来日した際の作品は『バーティカル・リミット』。この映画で、ロビンはクリス・オドネル扮する主人公の妹を演じていました。クリスと言えば、「THE MENTALISTメンタリストの捜査ファイル」と同じCBSネットワークで放送中の人気ドラマ「NCIS:LA極秘潜入捜査班」の主演スター!『バーティカル・リミット』の兄妹が揃ってCBSを背負って立つ存在になるとは、ちょっと面白いです。「しかも、どちらも犯罪捜査ドラマなのよね!(笑)クリスとはCBSのイベントで顔を合わせることも多いわ。彼は仕事熱心で真面目な努力家。私たちは2人でいまの状況を笑い合っているの。『お互い頑張ってるよね』って。彼って、年齢の重ね方がすごく上手だと思わない?いまの方が以前よりずっとハンサムだわ。俳優の中には、若い頃は素敵だったのに…っていう人も大勢いるのにね。え?サイモン・ベイカーと比べて、どちらが素敵か??うーん…、選べないわ…。2人とも本当にとってもハンサムだもの!」(text:Hikaru Watanabe)「THE MENTALISTメンタリストの捜査ファイルシーズン3」スーパー!ドラマTVにて毎週水曜日22:00~放送中公式サイト:© Warner Bros. Entertainment Inc.■関連作品:THE MENTALIST メンタリストの捜査ファイル [海外TVドラマ]
2012年07月05日上下巻合わせて累計340万部を超える妹尾河童のミリオンセラー小説を、巨匠・降旗康男監督、水谷豊主演で実写映画化した『少年H』。5月頭の千葉でのクランクインを皮切りに物語の舞台である神戸市内や京都、奈良、静岡、千葉など全国各地での撮影が敢行された本作がついにクランクアップを迎えた。異国情緒あふれる神戸を舞台に、戦争という激流の渦に巻き込まれながらも勇気、信念、愛情を持って生き抜いた名もなき家族の姿を描く本作。国内での撮影のほかにも、映画『ブラザーフッド』やドラマ「エデンの東」の撮影も行われた韓国・ハプチョン映像テーマパークにて、映画冒頭のタイトルバックともなる戦前の旧外国人居留地のシーンと、空襲後、焼け野原と化した神戸という全く異なる2つのシーンが撮影された。日本からの撮影スタッフに加え、約40人の韓国人スタッフを結集しての1日限りの大規模な撮影となったようだ。一家の父親・妹尾盛夫を演じた水谷さんは、本作で30数年ぶりとなる降旗組参加。2日間にわたって、セットを燃やして再現された空襲後の火と煙が立ち上る焼け野原状態の神戸を茫然と歩くというラストカットの撮影に臨んだが、「撮影が終わってしまった寂しい気持ちと、作品が完成するのが楽しみな気持ちを同時に味わっています。降旗組での毎日は遠足のようでした」と名残惜しそうに撮影をふり返る。実際に再現された焼け野原の中での撮影はさぞ熱かったのではないかと想像されるが?「ここまで大規模な撮影は初めてだったので、演じているときはあまり熱さは感じなかったのですが、終わってみると熱かったなと(笑)」と飄々と語る水谷さん。熱さもものともしない役者魂はさすがの一言に尽きるが、“少年H”こと息子・肇役の吉岡竜輝からは「いつもおやじギャグを言ってくれる楽しいお父さんでした」と、普段のクールなイメージとは異なる素顔も暴露され、照れ笑いを浮かべていた。7月3日(火)には茨城・ワープステーションでオールクランクアップを迎えた本作。水谷さんが役者魂を見せつけたシーンは一体どのように仕上がっているのだろうか?公開を楽しみに待ちたい。『少年H』は2013年夏、全国東宝系にて公開。■関連作品:少年H 2013年夏、全国東宝系にて公開
2012年07月05日トム・クルーズが50歳の誕生日を迎えた3日(現地時間)、ビバリーヒルズの自宅に戻った。レイキャヴィック空港でプライベート・ジェットに乗り込み、カリフォルニアに向かったトムだが、妻のケイティ・ホームズや愛娘のスリちゃんの姿はもちろんそこにはなかった。トムの最新作でSFスリラー『Oblivion』(原題)の撮影はアイスランドで行われており、節目となる50歳の誕生日も同地で迎えるはずだった。離婚騒動が起きる前、トムは「誕生日にはアイスランドにいる。僕らはハイキングが好きだから、どこかハイキングに出かけるつもりだ」と語っていた。一方、ニューヨークでスリちゃんと過ごすケイティは外出時に結婚指輪を外しているのが確認され、荷物も新しいアパートに運び入れるなど、完全に吹っ切れた様子。トムは関係修復の最後のチャンスとして、ケイティにアイスランドまでもう一度会いに来てほしいと電話で懇願したが、彼女は頑として聞き入れなかったという。6歳になるスリちゃんをサイエントロジーが主宰する学校「The Sea Organisation」へ進学させたいトムと、サイエントロジーの教育を受けさせたくないケイティの意見の対立が離婚の原因とされているが、サイエントロジー側は「The Sea Organisation」は16歳以下の就学は認めておらず、両親もしくは法的保護者の同意も必須条件だと説明している。(text:Yuki Tominaga)© LNC/AFLO■関連作品:ロック・オブ・エイジズ 2012年9月21日より全国にて公開© 2011 WARNER BROS. ENTERTAINENT INC.アウトロー 2013年2月、丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 2012 Paramount Pictures. All Rights Reserved.
2012年07月05日今年も大盛況のうちに幕を閉じたアジア最大級の国際短編映画祭「ショートショートフィルムフェスティバル & アジア」(以下SSFF & ASIA)。6月末に閉幕してから1か月と経っていないが、映画祭15周年という記念すべき年になる2013年に向けて、早くもビッグプロジェクトが動き出している。そのうちの一つが「フットボールプログラム」である。「スポーツの持つ力を映像を使ってより多くの人々に伝える」という共通した理念のもと、公益社団法人日本プロサッカーリーグ(以下Jリーグ)と数々のコラボレーション・プログラムを行ってきた「SSFF & ASIA」だが、今回新たな取り組みとして、Jリーグ開幕20周年を迎える2013年に向けて特別ショートフィルムを製作することが決定している。その記念すべき作品の監督に大抜擢されたのは、コロンビア大学大学院映画学科の卒業制作作品『タイディ・アップ(Tidy Up)』が本映画祭や「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭」、数々の海外映画祭で上映され、ハリウッドの映画祭では最優秀短編映画賞を受賞した、“MADE IN JAPAN”の国際派監督として注目を集める大川五月監督。過去に同映画祭で入選、受賞した監督を中心に公募で寄せられた企画の中から、Jリーグとショートショート実行委員会による厳しい選考を通過し、見事大抜擢となった。作品の詳細はまだ明かされていないが、Jリーグ20周年を象徴する「ホームタウン」、「身近にスポーツがあるライフスタイル」そして「海外」というテーマが課せられている中でどのような作品を作り上げるのか?早くも完成が待たれる。もう一つのビッグプロジェクトは、「SSFF & ASIA」と日本最大級の3D専門チャンネルを展開する「スカパー!」がタッグを組み、オリジナル作品として製作する“3Dショートフィルム”である。本映画祭では数年前から「3D部門」を立ち上げ、昨年の特別審査員には『スカイ・クロラ The Sky Crawlers』などで知られる巨匠・押井守監督が名を連ねるなど、映像業界からも大きな注目を集めており、2010年に3D専門チャンネル「スカチャン3D」を立ち上げたスカパー! はこの取り組みに賛同、2年にわたり本映画祭で上映された3Dショートフィルムを放送してきた。この2大組織が満を持して贈るビッグプロジェクトの切符を手にしたのは、「SSFF & ASIA 2009」でジャパン部門の優秀賞を受賞し、ウエンツ瑛士主演の映画『タイガーマスク』の公開を控える29歳の新鋭、落合賢監督。3Dならではの世界観をどう作品に生かすのか?世界へ羽ばたくチャンスを手にした若手監督たちの活躍が目覚しい「SSFF & ASIA」。8月1日(水)からは来年度の上映作品の公募もスタートするという。世界をアッと言わせる新しい才能に期待しつつ、2013年の6月の開催を楽しみに待つとしよう。特集「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア2012」特集「シネカフェくんのふらっと映画祭」■関連作品:ショートショート フィルムフェスティバル & アジア2012 [映画祭] 2012年6月15日から19日までラフォーレミュージアム原宿で、6月22日から24日まで表参道ヒルズ スペース オーほかにて開催タイガーマスク 2012年公開予定
2012年07月04日子供から大人まで世代を超えて愛されるディズニー作品の中でも特に女性たちからの人気が高い「くまのプーさん」。愛くるしいキャラクターで愛されるプーさんがこの夏、公園に出現?“はちみつの日”である8月3日(金)から8月5日(日)までの3日間にわたり東京・日比谷公園にて、くまのプーさんの世界観で彩られたガーデンイベント「くまのプーさんハニーガーデンパーティーくまのプーさんと過ごす、森の休日」が開催されることが明らかになった。昨年生誕110周年を記念して、35年ぶりとなる『くまのプーさん』の映画化が公開されるなど、ディズニーの不動の愛されキャラとして多くの人々を癒してきた、くまのプーさん。ガーデンパーティーと銘打ったこちらのイベントは、緑あふれる日比谷公園の噴水広場全体をパーティー会場とし、フラッグやテント、くまのプーさんの商品を使ったテーブルウェアなどで彩られた様々なコーナーで構成されている。プーさんたちが暮らす“100エーカーの森”の世界をイメージした美しい英国風ハコニワを楽しめる「ガーデニングゾーン」を始め、ガーデンパーティーの雰囲気に癒される「パーティーゾーン」、プーさんの大好きなはちみつの効能や活用法や、かわいいはちみつ関連アイテムを紹介する「ハチミツゾーン」、アニメーションや最新DVDの映像を一足早く観ることができる「シアターゾーン」などなど、プーさんの世界感をたっぷり味わえる充実のラインナップとなっている。さらに、プーさんのかわいいグッズを数多く取り揃えたグッズマーケットではここだけのお土産まで買えてしまう、まさにプーさんの世界に浸かれるイベントになりそう。ぜひこの夏、お友達や恋人、ご家族ととびきりの“あま~い”思い出を作ってみては?「くまのプーさんハニーガーデンパーティーくまのプーさんと過ごす、森の休日」開催期間:8月3日(金)~5日(日) ※10時~18時場所:日比谷公園 噴水広場 ※入場無料公式サイト: ※7/9(月)よりオープン予定© Disney. Based on the “Winnie the Pooh”works by A.A. Milne and E.H. Shepard.■関連作品:くまのプーさん 2011年9月3日より全国にて公開© Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.
2012年07月04日イギリスの人気歌手シェリル・コールがTVシリーズ「glee」に出演することになりそうだ。チアリーディング部の鬼コーチ、スー・シルベスター役でおなじみのジェーン・リンチがシェリルが本作への出演交渉中だと明かしたそうで、恐らくカメオ出演になるという。「シェリルの出演交渉が1年ちょっと行われていて、そろそろ契約が結ばれるはずよ。(『What to Expect When You’re Expecting』でシェリルと共演した)マシュー・モリソン(シュー先生役)が彼女のことを高く評価しているし、番組の若いキャストたちも明らかに彼女の出演を心待ちにしているわ。マシューがシェリルにその件について話したら、彼女の方もやる気みたいね。シェリルは歌って踊れて、ルックスもいいから、『glee』にはぴったりの配役ね。もし彼女が自分自身の役柄で出演したらクールだと思うわ」。ジェーンは、音楽オーディション番組「Xファクター」で審査員を務めていたシェリルを突然解雇したサイモン・コーウェル以上に、シェリルに厳しく当たり、仲良くしたりはしないとも「Daily Star」紙におどけて語った。「シェリルはお姫様みたいな扱いに慣れているのかもしれないけど、スー・シルベスターに例外なんかないのよ。彼女がスター気取りをしだしたら、スーはサイモン・コーウェル以上に厳しいっていうことを思い知ることになるわね(笑)」。■関連作品:glee/グリー踊る♪合唱部!? [海外TVドラマ]© 2009-2010 Twentieth Century Fox Film Corporation.All Rights Reserved.
2012年07月04日台湾ドラマ「僕らはふたたび恋をする」の日本放送開始&DVD発売を記念して、主演のピーター・ホーとヒロイン役のチャン・チュンニンが来日。7月4日(水)に都内劇場で行われたファンが見守る中での公開記者会見に出席した。ドラマ「泡沫(うたかた)の恋」や『劇場版 仮面ライダー555 パラダイス・ロスト』のピーターと台湾版「ハチミツとクローバー~蜂蜜幸運草~」のチャンの共演作として注目を浴びる本作。エレベーターに閉じ込められたことをきっかけに互いに惹かれ合うも想いを伝えきれずに別れた男女が、それぞれのパートナーとの別れを経て再会し不器用ながらも恋を紡いでいく姿を描く。大きな歓声で迎えられたピーター。大好きな日本食を楽しんでいるようで「こっちに着いてからずっとお腹がいっぱいです。今回は3日の滞在ですが、夜食も入れて全部で12回食事する機会がありますね(笑)。さっきもつい昼を食べすぎて眠たかったんですが、みなさんの顔を見て目が覚めました」と満面の笑みを浮かべた。チャンは「ピーターとは大の仲良しなので楽しく撮影できました。日本に彼とこうして一緒に来ることができて、同窓会のような気分です」とこちらも笑顔を見せた。2人は昨年、チャリティイベントで共にベトナムを訪れたそう。チャンはそこで初めて接したピーターについて「人の良さがすごく印象的で、家に帰ってから30分くらい母に彼の話を延々としてたくらいなんです」と語る。「そうしたら年末にこの作品の脚本が届き、共演者がピーターと聞いて即決しました」と出演に至る経緯を明かした。そんなチャンに「撮影に入ったら30分くらい文句を言われてたけど」とおどけつつ「ベトナムで子供たちと接し、涙する彼女の姿を見て、優しい彼女の一面に触れ、共演してみたいなと思ってました」と語る。改めて共演を経ての印象について尋ねると、チャンは「役と同じですべてのことに自分の考えを持っている男性です。“台湾一の肉体美を持つ俳優”という称号通りでしたね」とニッコリ。劇中、たびたびピーターはその鍛え上げた肉体を披露しているが「彼はいつも自分と向き合ってるから(脱ぐことに対して感覚が)麻痺していたかもしれませんが、私たちは毎回、楽しませてもらってました」と語り、会場を沸かせた。一方のピーターは「か弱い女性に見えますが、彼女はすごい瞬発力の持ち主です。最初の出会いのシーンでの大泣きする姿には驚きました。これまでこんな演技をする女優さんと共演したことはなかったので」と称賛を送っていた。ちなみにピーターは、撮影中に誕生日を迎えたチャンの顔にバースデイケーキをぶつけるというイタズラを実行したそうだが、「彼女はすごく意志が強いんです。追いかけられて、しっかりとリベンジされました(苦笑)」と明かすなど、劇中さながらに仲の良い様子を見せた。「僕らはふたたび恋をする」は「アジアドラマチックTV★So-net」で放送中。「僕らはふたたび恋をする」<セル>「DVD-BOX1」発売中「DVD-BOX2」発売日:8月3日(金)「DVD-BOX3」発売日:9月5日(水)価格:各12,600円(税込)<レンタル>vol.1~vol.5レンタル中vol.6~vol.108月3日(金)より開始vol.11~vol.159月5日(水)より開始公式サイト:■関連作品:僕らはふたたび恋をする [海外TVドラマ]© Dreamland Image Co. Ltd.,Taiwan,2011.
2012年07月04日ヒュー・グラントと共演した『フォー・ウェディング』などで知られる女優のアンディ・マクダウェルが、娘のレイニー・クアリーと共に新作『Mother’s Day』(原題)への出演契約を交わした。12組の母と娘の関係と感情の機微を描く同作には、アンディ&レイニー母娘のほか、『デッドマン・ウォーキング』のスーザン・ サランドンが、イタリア人監督フランコ・アムリとの間にもうけた娘のエヴァ・アムリと出演予定である。アンディが娘のレイニーと一緒に映画に出演するのは今回が初めてではなく、先日アメリカで公開となった、ブルックリンからニューオーリンズへと引っ越してきた家族の姿を描いた『Mighty Fine』(原題)でも共演を果たしている。本作で脚本と監督を兼任するのはイギリス出身のポール・ダドリッジ。アンディ母娘とスーザン母娘のほかにクリスティーナ・リッチの出演も決定している。
2012年07月04日自身が出演した作品を「なんだかんだで10回は観る」という俳優も珍しいが、そこで見返した過去の自身の姿に対し「『つまんないな、この人』と思ってしまった」とピシャリと言い放つ俳優も少ないだろう。現在「自分自身の“構造改革中”」と明かす小栗旬。大ブレイクしたドラマ「花より男子2 リターンズ」が放送されたのは2007年、25歳のとき。その後も、固まりかけたイメージを塗り替えるがごとく、映画で舞台で常に異なる役柄に挑み続け多くのファンを魅了してきた。だがそんな周囲の評価に安住することなく、自らをひたすら冷静に眺め、改革の必要性を感じていたというのだ。まもなく公開の最新作『グスコーブドリの伝記』では、宮沢賢治の同名作品を原作に製作されたアニメーションで主人公に命を吹き込んだ。本作への出演をふり返りつつ、小栗さんが30歳を前に自らに求めた“変化”について聞いた。「自分を見たときに、『つまんないな』と思った」本作のメガホンを握ったのは、同じく宮沢賢治の名作「銀河鉄道の夜」の劇場アニメ化(’85)で絶賛を浴びた杉井ギサブロー。小栗さんは「僕にとって杉井さんと言えば劇場版『タッチ』。今回、プロモーションのDVDを企画書と一緒にお送りいただいたんですが、その世界観を見て『ぜひやらせてください』と返事をしました」と明かす。当初「厳しい人なんだろうと思っていた」杉井監督は予想とは正反対に驚くほど物腰の柔らかい監督だったという。「最初にお会いしたときから僕に対して『信用してます』という雰囲気で接してくださったのが印象に残ってます。『僕が描いたブドリは小栗さんの声だったんです』と。僕が映画などで見せているものはある意味、断片的な自分だと思っていたので、会う前から『キミで大丈夫』と感じられるというのはいったい何なんだろう?と考えさせられました。71歳になられますが、いろんな経験があるからこそ、そう言えるのかなと。演出に関してもほとんど細かい指示はなく、何度か試す中で『いまのが好きなのでそれでお願いします』と言ってくださる。自由を感じながらやらせていただきました」。収録前に改めて80年前に執筆された原作を読んだそうだが、賢治の瑞々しい感性に触れ、大いに刺激されるところがあったようだ。「賢治の作品を読んで何より感じるのは日本語ってこんなにいろんな使い方があるのか、ということ。例えば、クーボー博士(声:柄本明)が飛行船に乗って飛んでいってしまうくだりで、ブドリが『ほとほとあきれて見る』という表現があってそれが印象に残ってます。見とれて呆気にとられるようなニュアンスで『ほとほとあきれる』という言葉を使っているのがすごく面白い。こういうニュアンスでこんな言葉を使うのかと気づかせてくれるんですね」。冒頭の自らの“変化”にまつわる言葉は、アニメーションのアフレコ現場で役に入り込むことの難しさについて語る中で出てきたもの。実写作品や舞台では衣裳や小道具、共演者と作り出すシチュエーションのおかげで比較的役に入り込みやすいが、アフレコの現場ではそう簡単にはいかないという。「基本的に(役になりきるのが)すごく苦手なんです。特に声優は私服で、ギリギリまで素の自分ですから、急にテンション上げるのはすごく苦手で…。でも最近になってやっと、羞恥心のタガを外してすんなりと入っていけるようになりました」。この“羞恥心”とは、年齢を重ねていく中でいつの間にか身に纏うようになっていたものだという。「ある時期までは、ただがむしゃらに羞恥心なんて関係なくやってきたと思うんです。でも基本的に昔から恥ずかしがり屋だし、失敗することがすごく嫌いな人なんですよ(笑)。だからある程度の土台みたいなものが出来ていく中で『こういうことはしちゃいけない自分』というのを作ってしまったんでしょうね。そこに甘んじて過ごしていて、ふと傍から自分を見たときに『これ、つまんない。個性がない俳優さんになっちゃったな』と思ったんです」。「自分が一番したくない恥ずかしいことをするしかない」そこからの打開策は凄まじいの一言に尽きる。「この“つまらない自分”を壊すのにどうしたらいいか?と考えて、自分が一番したくない恥ずかしいことをするしかないだろう」という結論に至ったそうだ。繰り返しになるが、決して誰かに要求されたことではない。脂の乗り切った人気絶頂とも言える時期にもう一度、自らに向き合い、新しい自分を作り上げていく――それはとてつもない勇気を要することである。「それはもうすごい勇気要りましたよ。元々、初めてのチャレンジをしたがらないタイプ(苦笑)で、『やってみなよ、楽しいから』と言われても『いや、おれはいいわ』と言う人だから(笑)。最近はそう言われたら必ずやってみるようにしてます。やっぱりもうボチボチ、一通りのことはやって来たと思うし、そろそろ内面を広げていかないといけないなと。もちろん、これまでも全ての作品で一生懸命やってるんですが、昔は0点取ることもあれば100点取ることもあるぐらいの思いでやってた。それが最近は60点から70点の平均点を取るような芝居ばかりしてたと思う。『失敗したくない』と『ある程度やっておけばどうにかなる』というところに落ち着いてたんだなと。それよりもつまんないときもあればすごく面白いときもある役者でありたいという気持ちが湧いてきて『もう一回、自分と会話しよう』って思いました」。厳しい自然に向き合いつつも理想郷“イーハトーヴ”に思いを馳せた賢治は激動の時代を生きたロマンチストと言える。小栗さんはロマンチスト?そんなこちらの問いに「はい、ロマンチストな方だと思います…具体的にどんなところがっていうのは出てこないけど…」と少し照れくさそうに微笑む。ここまで述べてきた真摯な言葉のひとつひとつがその証拠と言えるだろう。その心の内に潜む甘美な夢想をぜひ映画の中で形にして私たちを楽しませてほしい。(photo&text:Naoki Kurozu)■関連作品:グスコーブドリの伝記 2012年7月7日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 2012「グスコーブドリ製作委員会/ますむらひろし
2012年07月04日イギリスの人気ポップバンド「テイク・ザット」の元メンバーで、ソロとしてはディズニー/ピクサーの大人気アニメーション『ファインディング・ニモ』の主題歌「ビヨンド・ザ・シー」を歌ったことでも知られる歌手のロビー・ウィリアムスが、妻の長女出産を理由にオリンピック閉会式出演を急遽降板した。妻のアイーダ・フィールドが8月に出産予定のロビーは、ソロ、もしくはテイク・ザットとの共演で同セレモニーでパフォーマンスを披露する予定だったが、その約束を破って主催者側のイベントスケジュールをメチャメチャにしてしまったようだ。ある関係者は英「Daily Mirror」紙に「ロビーは2、3週間前に降板したんです。ソロの楽曲で出演者のリストに入っていたし、テイク・ザットと歌うかもしれないという期待もあったんです。でも、リハーサルが始まったばかりのときになって、ロビーは『残念なことに日程がバッティングしてしまう』と言ってきたんですよ」と語った。さらに続けて、「ロビーは非常に有名なアーティストなので、閉会式イベントでもそれに見合う重要な役目を与えられていたため、主催者側はスケジュール全体を調整しなければならなくなったのです。主催者の多くはいま、強い不満を感じているようです。今回の閉会式イベントはイギリス音楽界にとって、とてつもない影響力を持つ瞬間になるため、主催者たちは完璧な顔ぶれを用意したと思っていたのです。もちろんロビーは自分の家族のことを最優先にすべきでしょう。ただ、それに気がつくのが遅かったという点が残念なんです」と今回の騒動について言及している。一方、この急遽降板について、ロビーのスポークスマンは「ロビーは閉会式へ出演依頼を受けていましたが、子供の出産が差し迫っているため参加できなくなりました」とコメントを残している。8月12日(現地時間)、ロンドンのオリンピックパークで2時間半に渡って開催される閉会式には、ジョージ・マイケル、「ザ・フー」、エミリー・サンデー、テイク・ザットらが登場する予定だ。
2012年07月04日『ミッション:インポッシブル』シリーズのイーサン・ハントや『トップガン』のマーベリックなど、これまで数々のカリスマ・ヒーローを演じてきたトム・クルーズ。先日、50歳を迎えたばかりの彼がこれまでに見せたことのない、ワイルドなアウトロー・ヒーローに挑戦した最新作『アウトロー』が2013年、日本公開されることが決定した。原作は、英国の作家リー・チャイルドのベストセラー・ハードボイルド小説「JACK REACHER」シリーズの一篇「ONE SHOT」。トム・クルーズ演じる、元軍のエリート捜査官だった“ジャック・リーチャー”は、いまは街から街へと放浪を続ける一匹狼。頭脳明晰でタフガイのジャックは、流れ着く先々で謎の事件に直面するや真実だけを追求、正義のためには手段を選ぶことなく迫りくる暗殺者や巨大な陰謀に真っ向から立ち向かうハードボイルドなヒーローである。本作では、実なワイルドのダークヒーロー、“ジャック・リーチャー”の活躍がサスペンスフルに描かれる。今回披露されたビジュアルに映っている車は、殺人の疑いをかけられたジャック・リーチャーが警察から逃れる途中でクラッシュさせたばかりの1970年型「シボレー・シェベルSS」。激しいカーチェイスの前は新車同然だった車両である。一時的に追っ手の目を逃れたジャックはシボレーを飛び下りて気づかれずに脱出するのだが、車はそのまま走り続け、スピードを加速させピッツバーグ6番街を突っ走るというスリリングな映像となるようだ。このワイルドな主人公について、監督のクリストファー・マッカリーは「ジャックは非常に現実的な思考の持ち主。孤独な一匹狼ではあるが正義感が強く、真実に辿り着き事件を解決するまでは、間違った捜査を見過ごすことができない。強いて言えばそれが彼の唯一の弱点にもなりえる」と説明。一見すると危険で屈強なアウトローでもあるヒーロー、ジャック・リーチャーだが、原作小説で描かれるジャックは体格的にトム・クルーズとは相反する点があり、それが一部の小説ファンの反感を買ったこともまた事実。しかし、今年4月にアメリカ・ラスベガスで開催された「Cinema Con」にて本作のフッテージが上映された際にはファンから喝采を浴び、トムは見事その問題をクリアしたことを証明したよう。トムはこのことに関して、「僕は確かにジャック・リーチャーのように6フィート5インチ(約195cm)ではない。だが原作者のリー・チャイルドは、スクリーンの中で猛スピードで車を走らせ、悪党を次々とやっつけるのに僕がピッタリだったと感じてくれた」と自信をうかがわせる。『ユージュアル・サスペクツ』、『ワルキューレ』の脚本で知られるマッカリー監督が自ら脚本も手がけており、トム・クルーズと彼を真の大スターに押し上げた影の功労者とも言える名パートナー、ポーラ・ワグナーが製作を共同で担当し、6年ぶりにコンビを復活させた本作。9月に公開される『ロック・オブ・エイジズ』でもやりたい放題のロック・スターでワイルドな色気を放散しているトムだが、今度はどのような暴れっぷりを見せてくれるのか?結婚生活に終止符を打ち解き放たれた(?)トムのワイルドな魅力に期待したい。『アウトロー』は2013年2月、丸の内ピカデリーほか全国にて公開。■関連作品:アウトロー 2013年2月、丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 2012 Paramount Pictures. All Rights Reserved.ロック・オブ・エイジズ 2012年9月21日より全国にて公開© 2011 WARNER BROS. ENTERTAINENT INC.
2012年07月04日メル・ギブソンの継母が2日(現地時間)、DV被害を理由に、メルに対する接近禁止令をロサンゼルス高等裁判所に要請していることが明らかになった。要請を出したのは、テディ・ジョーイ・ヒックス・ギブソンさん。ギブソンの父親であるジョン・ハットン・ギブソン氏と2001年に結婚した。「80歳近い人物(テディ・ジョーイさん)に対する苛めは、10年以上もメルの父親を愛し、忠実な伴侶で居続けた彼女を深く傷つけた」と、南カリフォルニアの通信社「City News Service」が入手した訴状に記述されている。同書には、1月に入院中の父親を見舞いに訪れたメルが、治療法をめぐって対立した際に彼女を罵倒したことも書かれており、「メルが突然、腕を振り回しながら私を怒鳴りつけ、恐怖で凍りつきました」と78歳のテディ・ジョーイさんは証言し、彼女の家にメルが足を踏み入れないこと、100ヤード以内に近づかないことを求めている。先月、ジョン・ハットンさんは93歳にして離婚を申請したが、これもメルの差し金だと彼女は考えている。訴状で彼女は、なぜ夫が「離婚を申請したのか多くの疑問があり、この件についてメルを通さず、直接夫と話したい。彼が健康なのかどうか、メルに操られていないか、自分が望まない行動をとられていないかどうかを確かめたい」と語っている。(text:Yuki Tominaga)© FameFlynet/AFLO■関連作品:それでも、愛してる 2012年6月23日よりシネスイッチ銀座、新宿武蔵野館ほか全国にて順次公開© 2011 Summit Entertainment, LLC and Participant Media, LLC. All Rights Reserved.
2012年07月04日早いもので、2012年も下半期に突入!思い起こせばフランス映画勢の快挙に沸いたアカデミー賞から、来日セレブニュース、悲喜こもごものゴシップなど、映画にまつわる様々なニュースが日本列島を駆け巡った上半期。その中でも一際映画ファンを釘づけにしたハリウッド女優たちの来日の模様をふり返り!2012年上半期、各方面から注目を集めた新進女優と言えば、『ドラゴン・タトゥーの女』でデヴィッド・フィンチャー監督に主演に抜擢され、一躍スターダムを駆け上がったルーニー・マーラ!今年1月に初来日を果たした際、劇中で演じた奇抜な外見と烈しい内面を抱えるリスベットとは全く別人の物静かでシャイな素顔を覗かせていたのが印象的だった。ジャパン・プレミアイベントには立体的な曲線が美しい真っ白なドレスで登場し、新たなファッショニスタとして、その類まれなるセンスも発揮していたルーニー。フィンチャー監督からも「みなさんが見て分かるとおり、(ルーニーは)パーフェクト!」と最大の称賛を贈られていたのが記憶に新しい。今後の活躍が楽しみなルーニーは、スティーブン・ソダーバーグ監督作『The Bitter Pill』(原題)への出演も決定している。同じく可憐でおしとやかな魅力で報道陣を魅了していたのは、『マリリン 7日間の恋』で伝説の女優マリリン・モンローを演じ、アカデミー賞主演女優賞にもノミネートされたミシェル・ウィリアムズ。来日時に行われたイベントではキュートなファッション3変化を披露してくれたミシェルだが、中でもお似合いだったのが「ヴァレンティノ」のコーラル・オレンジのワンピース。ミシェルのベリーショートのヘアスタイルに、女性らしいラインのワンピースがよくマッチしていた。また映画のプロモーション以外にも、娘のマチルダちゃんと一緒に貯めたという義援金を「東日本大震災ふくしまこども寄付金」に寄付すると発表した彼女の行動力に心を動かされた人も多いことだろう。世界的な歌姫として活躍し、日本にも熱狂的なファンを持つリアーナも4月に“女優”として来日。女優デビュー作『バトルシップ』を引っさげ、主演のテイラー・キッチュらと共に来日を果たしたリアーナだが、さすがファッション・アイコンとも言うべき着こなしを披露してくれた。盛大に行われたワールド・プレミアでは、ブルーとゴールドでペインティングを施したような銀色のオールイン・ワンという目を引く衣裳で登場。イベントの最後には慣れない手つきで日本式の三本締めで本作のヒットを祈願していたのがキュートだった。ユニバーサル映画100周年を記念して製作された本作で、華々しい女優デビューを飾ったリアーナは、次回作として『Happy Smekday』(原題)でアニメ声優に初挑戦することが決定している。そして、熱愛中の“カレ”と仲良く来日を果たした女優と言えば『アメイジング・スパイダーマン』のヒロイン、エマ・ストーン。昨年の来日に続き、本作の共演をきっかけに交際をスタートさせた俳優のアンドリュー・ガーフィールドと共に再来日したエマは、会見中も彼と見つめ合うなど、そのアツアツぶりを見せつけていた。日中の会見では鮮やかなブライトオレンジのワンピースに身を包んだエマは、同日夜に開催されたワールド・プレミアでは上品なブラウンのバルーンワンピに衣裳チェンジ、上品な着こなしを見せていた。「スパイダーマンのようなヒーローをボーイフレンドに持った気分は?」との質問には、「スパイダーマンが彼氏だと、いろんなところに素早く移動できるのが魅力」とチャーミングな回答を返していたのも印象的だった。今月には『ダークナイト ライジング』のアン・ハサウェイらの来日が決定しているのを始め、下半期も海外から多くのセレブたちが来日し賑わせてくれる予感。公開待機作を眺めながら、彼らの来日を想像してみるのも面白いかもしれない。■関連作品:アメイジング・スパイダーマン 2012年6月30日よりTOHOシネマズ日劇ほか全国にて公開© 2012 Columbia Pictures Industries, Inc. MARVEL, and all Marvel characters including the Spider-Man character ™ & © 2012 Marvel Characters, Inc. All Rights Reserved.バトルシップ 2012年4月13日よりTOHOシネマズ日劇ほか全国にて公開© 2011 Universal Studios. ALL RIGHTS RESERVED.マリリン 7日間の恋 2012年3月24日より全国にて公開© 2011 The Weinstein Company LLC. All Rights Reserved.ドラゴン・タトゥーの女 2012年2月10日よりTOHOシネマズ日劇ほか全国にて公開© 2011 Sony Pictures Digital Inc. All Rights Reserved.
2012年07月03日先月、「AKB48」の選抜総選挙で見事“女王”の座を射止めた大島優子が“王女”の運命と闘うヒロイン役で日本語吹き替え版に初挑戦したディズニー/ピクサーの最新アニメーション『メリダとおそろしの森』。ヒロイン・メリダの成長と家族の絆がテーマとなる本作から、メリダと王族である家族との団らんの光景が収められた本編映像が到着!さらに、大島さん版メリダの姿がいよいよお披露目となる、アフレコ入りのTVCM映像が公開された。スコットランドのとある王国。おてんばな王女・メリダが禁断の魔法に手を出してしまったことから、その呪いにかかり熊に姿を変えられてしまった母と王国を救うため、自身の運命に立ち向かっていく!メリダが家族と仲良く食卓を囲むシーンが映し出されるこちらの映像。バイキング発祥の地とされる北欧圏が舞台とあって、彼らの姿はなんとも豪快!その最たるキャラクターが父・ファーガス王。骨付き肉を振り回しながら、熊と戦った武勇伝を絶好調で語る一方で、メリダのいたずら大好きな三つ子の弟たち(ハリス、ヒューバート、ヘイミッシュ)は、何十回と聞かされたその話にウンザリ顔。そこにキッチンから盗んだリンゴをくわえながらメリダが登場し、父の武勇伝のクライマックスを横取りし、話し始める。“おてんば女王”の面目躍如と言える、見事な自由奔放さ。しかし女王らしからぬ振る舞いを続ける彼女に、ひとり王族としての品を保つ母・エリノア王妃からピシャリとお叱りが飛ぶ。何よりも素晴らしいのがこの家族構成。豪快な父親とクリクリ天然パーマの赤毛がかわいい弟たち、そして厳格な母におてんばなメリダ。この後、人生最大の試練に立ち向かっていくことになるメリダだが、この温もりあふれる家族の食卓シーンは重要なポイントとなりそう。そして今回、同時解禁となった大島さんバージョンのTVCMでは、軽快に馬を駆り森の呪いに挑んでいく頼もしいメリダの姿が映し出される。母と娘の関係を軸にした“家族の絆”を象徴するように、メリダが「お母様!」と叫ぶ緊迫のシーンも収められている。既に公開を迎えている全米では、2位以下に大きな差をつけ全米オープニング興行成績No.1の大ヒットスタートを切った本作。まずは心温まる家族シーンをチェックしてみて。『メリダとおそろしの森』は7月21日(土)より全国にて2D・3D同時公開。※こちらの映像はMOVIE GALLERYにてご覧いただけます。MOVIE GALLERY■関連作品:メリダとおそろしの森 2012年7月21日より全国にて公開© Disney/Pixar All Rights Reserved.
2012年07月03日井上真央を主演に迎え、『舞妓Haaaan!!!』『なくもんか』の水田伸生監督が“綱引き”を題材に描く新たなエンターテインメント『綱引いちゃった!』の主題歌に、世代を超えて愛されるポップバンド「DREAMS COME TRUE」の書き下ろした新曲がこのほど決定した。全編大分ロケで、井上さんが大分弁に初挑戦していることでも話題の本作。井上さん扮する市役所に勤めるお堅く真面目な千晶が、知名度の低い大分市のPRをするために「女子綱引きチーム」の結成を命じられ、女子仲間と共に奮闘する姿が描かれる。「DREAMS COME TRUE」が映画主題歌を手がけるのは、『FLOWERS -フラワーズ-』以来、約2年半ぶり。女性たちの悲喜こもごもを描いた物語、そして女心を歌にできるのはドリカムしかないとオファーがなされたところ、この物語に2人が共感し、今回のコラボが実現した。本作のために書き下ろした新曲のタイトルは「愛して笑ってうれしくて涙して」。この楽曲を聴いた主演の井上さんは「映画のテーマにぴったりの曲を書いていただき、とても感謝しております。ドリカムさんらしい、明るくHAPPYな気持ちになれるこの歌は、思わず口ずさみたくなるような曲でした。映画を観て、この曲を聴いて、より多くのみなさんに元気になってもらえたら嬉しいです」と太鼓判を押す。さらに水田監督からは「綱を引く8人の女性たちを撮影した大分で、ドリカム…吉田美和さんの歌声が聴こえた気がしました。それは、主演の井上真央ちゃんも同じだったみたいで、撮影中のオフタイム…カラオケでは『大阪LOVER』を、『大分LOVER』に替え歌して歌っていたそうです(笑)」と、今回の主題歌決定が運命であることを示唆。撮影段階から井上さんとドリカムの最強タッグは、カラオケボックスで密かに実現していたようだ。そのコラボレーションが劇場でお披露目となるのはまだ先だが、映画公式サイトでは既に主題歌が使用された特別映像も公開されているので、気になる方はぜひチェックしてみて。『綱引いちゃった!』は11月23日(金・祝)より全国東宝系にて公開。『綱引いちゃった!』公式サイトwww.tsunahiki.jp■関連作品:綱引いちゃった! 2012年11月23日より全国東宝系にて公開
2012年07月03日ジャスティン・ロングが、スティーヴン・キングの短編小説「十時の人々」の映画化作品の出演を交渉中だ。オリジナル版『フライトナイト』などでお馴染みのトム・ホランド監督によって同作の映画化が進んでおり、製作陣は、主演依頼のためジャスティンに接触しているという。同短編小説は、禁煙しようとしてもなかなかやめられない主人公のブランドン・ピアソンが、脳内の化学物質のバランスが崩れたため奇妙な副作用を体験するという物語だ。同作品の映画化が発表された際、トムは「これは禁煙に苦しんでいたスティーヴン自身と、比較的最近の90年代の禁煙に関する法律についての話なんだ。この映画化ではオリジナルの短編を現代風にアレンジして、偏執的なサスペンスにするよ」と語っていた。スティーヴンの2作品『スティーヴン・キング/痩せゆく男』、『スティーヴン・キング/ランゴリアーズ』を以前すでに映画化しているトムは、本作をニューヨークで9月にクランクインさせる予定だ。
2012年07月03日