2012年7月5日 20:38
“タフガイ”サム・ワーシントンが明かす素顔 「タフガイになるのは、映画のときだけだよ」
(Photo:cinemacafe.net)
地上60メートル、幅はたったの35センチ。ニューヨークのマディソン街を忙しく行き交う人々を窓の外から見下ろすこの男、その覚悟はもちろん、ハンパではない。想像していただいた絵のまんま、“崖っぷちの男”を並々ならぬ覚悟で演じきったアクション・スター、サム・ワーシントン。覚悟を決めるのは当たり前、だって実は彼、“高所恐怖症”だというのだから…。
“崖っぷち”の演技は、恋に似ている?
「ほんとに馬鹿だったよ。僕は高いところが怖いというより、落ちるのが怖いんだ。特に地面に落ちるのがね」といきなり告白するサム。
「僕はストーリーを読むとその話に没頭してしまって『おお、これはいいタイトルだなあ』とか思って、実際何をやらないといけないか忘れてしまう役者のひとりなんだ。
映画のタイトルが『Man on a Ledge』(=出っ張りにいる男)なんだぜ。もちろん、出っ張り(Ledge)に出ないといけないさ(笑)。この映画の撮影で怖さを克服してみたいと思ったよ。それで僕は『カメラを回してみよう。どんなものを撮れるか見てみようぜ』って言ったんだ。泣き出して、胎児のように体を丸めたりせずに済んでラッキーだったよ。