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ブラッド・ピットとアンジェリーナ・ジョリーが、先月に起きた竜巻により大きな被害を受けたミズーリ州南西部の町、ジョプリンに50万ドル(約4,000万円)を寄付した。2人が設立した「ジョリー・ピット基金」による寄付金は、壊滅的な被害を受けて中長期的な支援を必要とする町の再建に充てられるという。5月22日に発生した竜巻により8,000軒以上の家屋が破壊され、今月10日までに判明している死者は151名だという。ブラッドはジョプリン近郊のスプリングフィールドで育ち、「子供時代をそこで過ごした僕は、住民の方々が勤勉で謙虚、そして苦難をはね返す強さを持っていることを知っています。僕たちも町の再建の手助けを今後も続けていきたいと願っています」とコメントした。(text:Yuki Tominaga)© Reuters/AFLO■関連作品:ツーリスト 2011年3月5日より日劇3ほか全国にて公開ツリー・オブ・ライフ 2011年8月12日より丸の内ルーブルほか全国にて公開© 2010 Cottonwood Pictures, LLC. All Rights Reserved■関連記事:ジェニファー・コネリー&ポール・ベタニー夫妻に女児誕生アンジーおのろけ全開!「ブラッドは男の中の男なのよ」シネマカフェ読者ゴコロなんでもベスト5(第15回)憧れるリアル父親俳優は?ブラッド・ピット、子供たちの後押しでアンジェリーナ・ジョリーとの結婚に前向き発言ブラピ、カンヌ最高賞受賞前にアンジーの同伴で『カンフー・パンダ2』プレミアに
2011年06月13日「演じる」ということは、それほど魅力的で、まるで麻薬のように女優を惹きつけてやまないものなのか。英国を代表する名女優ヘレン・ミレン。歳のことを言うのは失礼かもしれないが、60代半ばにして、昨年と一昨年だけで計5本の映画に出演しており、中には『RED/レッド』のように大きな銃を手に激しいアクションが要求される作品も。一体何が彼女を動かすのか?まもなく公開となる『テンペスト』は、シェイクスピアの最後の作品。『アクロス・ザ・ユニバース』のジュリー・テイモアが映像技術を駆使して“映画”として作り上げた。シェイクスピアはヘレンにとって、生涯を通じて舞台で繰り返し演じてきた作品だが、今回、彼女は何を感じ、表現したのか――?数多くのシェイクスピア作品に出演してきた名女優の新たな挑戦シェイクスピアが“ゆるし”をテーマに書き上げたこの戯曲。謀略によってミラノ大公の座を追われ娘と共に流れ着いた孤島で12年。魔法の力を極めた主人公がついに自らを陥れた者たちへの復讐の機会を手にするのだが…。今回の映画の何よりの特徴は、主人公のプロスペローの性別を変更し、プロスペラという女性としたこと。だがヘレンは映画の話が来る以前から、この主人公を女性として演じることは可能だと考えていたという。どのように役を作り上げていったのだろうか?「特にジュリーとの間で話し合いといったことはしてないの。というのは、すでに原作のしっかりとしたセリフがあり、それは女性に置き換えても納得のいく素晴らしいものだったから。ジュリーから言われたのは、映画として撮る上で、芝居臭さをなくしてほしいということ。これまでに何度もシェイクスピアの作品に参加して、この『テンペスト』も違う役で何度も演じたことがあったから、そうした中で身についてきた芝居っぽさを落として、自然な会話をするというのはチャレンジだったわ。でも、女性だからこその難しさというのはほとんど感じなかったわね」。だが完成した作品を観ると、プロスペラの“復讐”と“ゆるし”のはざまで揺れる心情やほかの登場人物との関係性において、女性であるがゆえの空気感といったものが確実に感じられる。「そうね。例えば娘のミランダ(フェリシティ・ジョーンズ)との関係で、エモーショナルで心温まる部分、娘を深く愛しているという気持ちが強く出たと思うけど、それは女性ならではと言えるわね。それからエアリエル(妖精/ベン・ウィショー)とも単なる主従というだけでない、ソフトで知的な関係が築けたと思う。この部分もセリフは原作からほとんど変更されていないけど、より面白くなった部分ね」。「やり尽くしてと思うこと?もちろんあるわ(笑)」「シェイクスピアというのはいつでも何かを学べる深さがあるの。深く掘り下げるべきものがね」とヘレン。プロスペラの燃えるような“憎悪”と“寛容”で揺れる心理の変化の過程を女優として、彼女はどのように捉えたのか?「あの復讐の思いを表現するということは、自分の女優としての個人的な経験や心理を役に重ね合わせていくことが演技の中で要求されたわ。それから“ゆるし”という部分に関しては、プロスペラがどのようにして死を迎えようとするのか――それはシェイクスピアが描こうとしたことでもあるのだけれど――自らの死に対して準備をする、ということが重要なテーマとして横たわっているの」。それにしても、本作のプロスペラもそうだが、ヘレンの演技からは“円熟”や“老練”というよりも、荒々しいまでの情熱、熱さが伝わってくる。年齢を重ねるということについて、ヘレンはこんな言葉を口にする。「年を取るということはもちろん、誰にとっても悩めることではあるけど、私は意外と上手にそこに向き合えたと思うわ。13歳、14歳の少女の頃は自分の欠点を挙げては『ああすれば良かった』、『こうなりたかった』なんて思っていたものだけど、年を重ねてそういうことを気にしなくなった。それが上手に年を取るコツかしら(笑)?」では、冒頭の質問に戻ろう。すでにオスカーをはじめ、ありとあらゆる賞を手にし、大英帝国勲章まで受勲しているヘレンだが、それでも彼女が常に新たな作品に挑戦し、情熱を役にぶつける理由はどこにあるのだろう?「いろんな俳優が言うのは『いまある仕事をもらわないと、干されちゃう』ということ(笑)。その心配は私もあるから、どんどんやってしまうのかもね。いろんな映画でいろんな場所に行けるのも魅力ね。『RED/レッド』ではハンガリーとイスラエル、この作品ではハワイで撮影できた。そういう好奇心でついつい受けてしまうのね(笑)」。本当にそれだけ?「もうやり尽くした!」と思ってしまうことは…。「あるわよ!もちろんあるわ(笑)。時々『もう十分ね、やめようかしら』と思うわ。でも、少し休みを取ってのんびりすると不思議とまたやりたくなるの。自分の中では“不思議なイマジネーションの旅”って呼んでるわ(笑)。しばらく演技をしてないとこう思うの。『また、イマジネーションの旅に出ようかな』って」。願わくばその旅路をいつまでも続けてもらいたいところ。70歳、80歳になっても新たな表情を見せてほしい。(text:Naoki Kurozu)© Startraks/AFLO■関連作品:テンペスト 2011年6月11日よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて順次公開© 2010 Miramax Films.All right reserved.■関連記事:小林幸子がオスカー女優着用の衣裳で登場!「結構、重たいです」ケイティ・ペリー、一緒に来日した夫のラッセル・ブランドが国外退去処分にシェイクスピアの名作が蘇る『テンペスト』試写会に15組30名様ご招待
2011年06月10日お笑いコンビの「たんぽぽ」の川村エミコと白鳥久美子が6月9日(木)、韓国映画『あなたの初恋探します』の公開を記念して開催された“女子会”トークイベントに登場。甘酸っぱい…というかしょっぱい初恋の思い出から、同日行われた「AKB48」の総選挙についてまで軽快なトークで会場を盛り上げた。初恋を忘れられず、次の恋に進めずに悩む女性主人公が、“初恋さがし株式会社”を始めた男性の手を借りて、文字通り初恋の男性を探し出そうとするロマンティック・ラブストーリー。「ごめん、愛してる」のヒロイン役で注目を集めたイム・スジョンと「コーヒープリンス1号店」で大ブレイクを果たしたコン・ユを主演に迎え、恋や仕事に悩み、あと一歩が踏み出せない女性に勇気を与えてくれる。この日、たんぽぽの2人は意外にも(?)スカート。きらきらメイクでいつもよりも女子力をアップさせて登場!初恋の思い出を聞いてみると、白鳥さんは「小学校5年生のときに転校してきた橋本くん」と実名で紹介。「すごくかっこいい人で、『光GENJI』の大沢樹生似だったんです。告白しようとして、自宅を突き止め、行ってみたものの、家の周りをウロウロして、結局何もできず帰ってきたら、次の日の学級会で、白鳥さんが橋本くんの家の周りで不審な行動をしていたと議題になりました」と無念さをにじませた。“ストーカー”などという言葉がない20年近く前に、すでに時代を先取り(?)、ストーカーしてたとはさすが!一方の川村さんは「小6の頃、川嵜忠之くんていう、隣りの席の男の子を好きでした。給食のとき『お前、米粒残すじゃねえぞ』って。『世界には食べられない人もいるんだぞ』っていう言葉に、知的なものを感じて、ご飯を残さず食べた記憶があります」と恋の給食エピソードを明かしてくれた。実は映画の中だけでなく、日本にも本当に初恋の相手を探し出してくれる会社があり、この日のために川村さんの初恋の相手である川嵜さんを探し出しており、実際に川嵜さんが登場!川村さんは思わぬ展開に大騒ぎ。ひとしきり再会を喜び合ったところで、白鳥さんに煽られて、川村さんは「15年ぶりに来てくれありがとう、ぜひキレイになった私と付き合ってください」と15年越しの告白。結果は…残念ながら川嵜さんには婚約者がいて「9月に結婚するんです」とフラれてしまった…。これには、川村さん以上に相方の白鳥さんががっかり。「えみちゃんには最近ろくな男が寄ってこないから、こんないい人とうまくいってほしかったのに。この映画のイベントが、1年早くあったらよかったのに」と残念がっていた。ちなみに、この日はAKB48の第3回総選挙が。この話題を振られると、白鳥さんは「こんなにキレイになったんだから、来年の総選挙には出るわよ。そして勝つわ!」と鼻息荒く言い放ち、川村さんも「そうよ!いつも『AKB』って言われても私たちは“あー、かなりブスの略の方」って言われるけど、今日の美貌をもってすれば、秋元(康)さんにも(AKBに)入れてくださいって言えるわ」と乗り気だった。AKBといえば恋愛御法度!初恋が実らなかった川村さんにはうってつけと言えるかも…?『あなたの初恋探します』は新宿バルト9、TOHOシネマズ六本木ヒルズほか全国にて公開。■関連作品:あなたの初恋探します 2011年6月18日より新宿バルト9、TOHOシネマズ六本木ヒルズほか全国にて公開© 2010 CJ Entertainment Inc. All Rights Reserved■関連記事:ゲスト登壇!『あなたの初恋探します』“女子会”試写会に10組20名様ご招待独占!コン・ユ主演『あなたの初恋探します』女性限定試写会20組40名様ご招待『あなたの初恋探します』コラボ企画!ヘアフレグランス3本セット5名様プレゼント全ての“干物女”に送る『あなたの初恋探します』試写会に30組60名様ご招待
2011年06月10日最新鋭の映像技術を駆使し、壮大なスケールで描いた作品の数多くを送り出してきた20世紀フォックス映画配給のもと、映画『20世紀少年』や『BECKベック』で、世間を熱狂させてきた堤幸彦監督が人類の永遠のロマン“宇宙”をテーマに、竹内結子主演で贈る『はやぶさ/HAYABUSA』の特報映像がシネマカフェに到着した。2003年5月9日。小惑星探査機「はやぶさ」は、小惑星・イトカワを目指し、地球を出発。イオンエンジンの実験、さらに(成功すれば)世界初となる小惑星からのサンプル入手などを目的として2005年9月にイトカワに到着した。そして、姿勢制御装置の不具合や通信の遮断など、様々なトラブルに見舞われながらも、奇跡的な帰還を果たしたはやぶさ。「NASA」さえもなしえなかった7年間にわたるこの一大プロジェクトに携わる開発者たちの、挑戦と苦闘の人間模様を描く。今回到着した映像では、竹内結子、西田敏之、山本耕史、佐野史郎などなど、“実力派”とされる豪華な面々が演じる開発者たちの苦闘の表情と共に、それぞれの“諦めない”姿が映し出されている。そして、ラストには青く輝きながら地球を目指すはやぶさの奇跡の帰還シーンが…。さらに、はやぶさが地球に帰ってきた際、子供からお年寄りまで大勢の人々から、(はやぶさの帰還に対する)歓迎のメッセージやイラストがプロジェクトチームのもとに届いたという感動のエピソードも映画では再現される。このほど『はやぶさ』公式サイトでは同シーンで使用されるイラストやメッセージを募集するキャンペーンが実施されることに。もしかすると、あなたの手紙もスクリーンデビューできるかも?『はやぶさ/HAYABUSA』は10月1日(土)より全国にて公開。※こちらの特報はMOVIE GALLERYにてご覧いただけます。MOVIE GALLERY『はやぶさ/HAYABUSA』イラストキャンペーン公式サイト■関連作品:はやぶさ/HAYABUSA 2011年10月1日より全国にて公開© 2011『はやぶさ/HAYABUSA』フィルムパートナーズ■関連記事:竹内結子、メガネ&ほぼノーメイクで色気なしの研究者姿を披露!竹内結子×堤幸彦監督のタッグで「はやぶさ」映画化!今年は、はやぶさ作品目白押し?
2011年06月10日スティーヴン・スピルバーグとJ.J.エイブラムスという、当代きってのヒットメーカーがタッグを組んだ話題作『SUPER 8/スーパーエイト』のロサンゼルス・プレミアが6月8日(現地時間)に開催。スピルバーグにJ.J.、主演のジョエル・コートニー、ヒロイン役のエル・ファニングらに加え、サプライズゲストとしてトム・クルーズも来場し、会場は大きな盛り上がりを見せた。“21世紀版『E.T.』”ともうわさされる本作。1979年の夏、14歳の少年ジョーは、友人たちと映画作りをしていたが、あるシーンの撮影の現場で偶然にも大規模な列車事故が発生する。その積荷には軍が極秘で移送しようとしていたあるものが…。そこから街では奇妙な事件が続発。現場に残されたフィルムの箱から、軍は現場に何者かがいたことを知り、大捜索を開始するが…。J.J.は映画が完成にこぎつけ、満足そうな笑顔。期待される映画の内容について「この映画には、秘密やサプライズはないんだ。ラブストーリーでもあるし、家族を描いた映画でもある。少し怖いシーンもあるけれど、ハートに響く映画なんだ。僕にとっては、ハートに響くかどうかが映画作りの鍵なんだよ」と説明。1970年代に思春期を迎え、映画作りに熱狂する少年の姿からは、J.J.自身の少年時代も垣間見えてくるが「(映画は)僕にとってある意味自伝でもある。昔の自分のように、映画撮影に夢中な子供達がスーパー8(※8ミリカメラ)で撮影をするところから始まるからね。もちろん、こんな怖い体験はしなかったけどね(笑)」と明かす。さらに、スピルバーグとの仕事については「アンブリン・エンターテインメント(※スピルバーグが設立した映画製作会社。ロゴは『E.T.』のエリオットとE.T.が月をバックに自転車で飛行しているシルエット)と映画を作ることができたことは、(過去のスピルバーグ作品と)兄弟になったような気持ちになれてとても嬉しいよ」と笑みを浮かべて喜びを語った。主人公のジョーを演じたジョエルは「監督から電話で映画の出演の話をされたとき、飛び上がって喜んだんだ。アドレナリンが出っ放し。ずっと彼のファンだったからとても嬉しかったし、光栄に思ったよ。監督にはリアルに演じることが大切だと言われたんだ。『どんな役でもリアルに、現実味を帯びた演技をしなければいけない』というのが監督のモットーなんだよ」と初主演映画の撮影をふり返った。そして、ヒロインのアリスを演じたエルがドレス姿で登場すると、集まった報道陣からも思わずため息がもれた。「このドレスはヴィンテージで、映画の舞台が1970年代なので、あえてこのドレスを着てきたのよ」とニッコリ。「姉のダコタも、12歳のときに『宇宙戦争』(スピルバーグ監督)に出演していたの。彼女は、私もスピルバーグと一緒に仕事して、同じ経験ができることを喜んでくれたわ。ダコタはこの映画の脚本を読んでいないから、この映画を観てきっとびっくりするわね(笑)。スティーヴン・スピルバーグと一緒に仕事ができた経験も素晴らしかったわ。彼が私の目の前に立っているなんて、信じられなかったわ」と喜びを語った。そしてサプライズでトムがレッドカーペットに姿を現すと会場からはどよめきが!エルの姉のダコタも出演したスピルバーグ監督作『宇宙戦争』、J.J.の監督作『M:i:?』の両作品に主演しており、2人の巨匠にとって最もなじみの深い人物であることは確かだが、ハリウッドきっての大スターがわざわざ駆けつけるところに、この作品への注目の高さがうかがえる。会場ではトムとエルが談笑する姿も見られた。ジョエルからは、日本のファンに向けて「日本のみなさんこんにちは。『SUPER 8/スーパーエイト』観てね。君が思っている映画ではない、意外な発見があるよ!」との思わせぶりなメッセージも!『SUPER 8/スーパーエイト』は6月24日(金)よりTOHOシネマズ日劇ほか全国にて公開。■関連作品:SUPER 8/スーパーエイト 2011年6月24日よりTOHOシネマズ日劇ほか全国にて公開© 2011 PARAMOUNT PICTURES ALL RIGHTS RESERVED.■関連記事:情報規制!?2人の天才が贈る『スーパーエイト』試写会に25組50名様ご招待J.J.エイブラムスがネット会見で一瞬映る謎の生物に言及「いっぱい出てくるよ!」
2011年06月10日あることがきっかけで、自ら侍として戦うことを拒絶し刀を捨てた野見勘十郎は、ひとり娘のたえと共に無断で脱藩、あてのない流浪の旅に出る。そして、捕らえられたある藩で彼を待っていたものは、“三十日間の戦い”だった――。映画『さや侍』では左股関節唇損傷をわずらったこともあって、今回は主演を断念したという松本さん。実は前作の『しんぼる』の完成時に、「次回は自分でない人の主演で撮りたい」と吐露している。素人の野見隆明を主演に抜擢「前代未聞の映画」今回主演の侍・野見勘十郎に大抜擢されたのは、野見隆明。松本さんがバラエティ番組から見出しオファーしたというが、これまで演技経験は全く無しの素人である。しかし、以前より野見さんと親交のあった松本さんは彼の特異なキャラクターに惹かれており、「いつか野見さんで何か撮ってみたい」と強く思っていたことを明かした。はたして野見さんのどんなところが監督のおめがねに叶ったのだろうか?現場での野見さんに対しての演出方法はというと、前代未聞で、野見さんには映画の撮影だということを隠し、監督自身も現場に姿を見せず、遠隔操作(現場に姿をださず、スタッフや助監督に指示を与えながら)で撮影に取りかかったという。撮られている野見さん自身、何をやらされているか知らされず、スタッフに言われるがまま演じていたらしい。しかし後半になると、人を通じての指示に限界を感じた松本さんは、「思わず飛び出して行き、気がついたら怒鳴りつけていた」と苦笑した。「主役が完全に素人の方で、演じている本人が映画だと全く認識していないのだから、前代未聞の映画だと思いますよ」。「彼(野見さん)はトカゲみたいなもので、どう走って行くのか、全く分からない…。それに調子のいいときと悪いときがあって、いいときは何時間でもじっと座っていることができる。でも調子が悪いときは、1秒間に何回するねん、というぐらい瞬きをしたり、まったく撮影にならない…。そんなところはやっぱり素人なんだなあって。そんな繰り返しでしたね」としみじみとふり返った。劇中、脱藩した野見が捕らえられた藩で、最愛の母を亡くし心を病んだ幼い若君を笑わせることで刑が減刑されるという“三十日の業”が提案される。1日1つの芸を披露し、それを見た若君が笑えば処刑を免れ、釈放されるのだ。「野見さんのすごいところって、今日は何をやらされるんだろう、明日はどんなことをやらされるんだろうとか、昨日は何であんなにきついことをやらされたんだろうっていう疑問を一切持たない。見事なもんですね。何も聞いてこない。言われたことは、『はい』と素直に一生懸命やってくれる。恐怖という概念がないのかなぁ〜。演技じゃなくて、人間ドキュメントですね」と野見さんの自然体の演技を絶賛(?)した。劇中で描かれるすべての芸に野見さん自身が挑戦し、意外や器用にやり遂げている。「実際は30以上やってもらって、編集できっちり30日間になるようにしました」。娘のたえに込めた“理想の娘像”今回、時代劇に挑戦した理由を聞いてみると、最初に、「“切腹”が嫌でジタバタする男を撮ってみたいと思った」と言う。「切腹って日本独特のものだから、それをテーマに描けないかなあと思ったのと、野見さんとが合わさって作品が生まれた」と説明した。野見勘十郎には、幼いがしっかりものの娘・たえ(熊田聖亜)がおり、全編を通じてふがいない父親を叱咤する場面が多々出てくるのだが、自身も実際に家庭を持ち、娘が生まれた松本さんは、自分の姿をオーバーラップしていたのだろうか?「ありますねえ」と素直に認める松本さん。「最初男の子を捜していたのですが、主人公があまりにむさくるしい(笑)ので子供はかわいい女の子のほうがいいかなと思い、芳香剤代わりにおいてみたんです(笑)」。松本さん自身、自分の娘が成長し、自分を叱咤激励するときの姿を想像しており、「自分の理想の娘像を書いたつもり」と話した。娘に叱られシュンとなっている松本さんの微笑ましい姿を主人公に重ねてみると作品をより面白く観ることになるだろう。竹原和生の出演もこの映画を特別なものにしている。「映画を撮ると決めたとき、野見さんと竹原くんと芝居のできる女の子、この3人は最初から構想にあった。竹原くんとは、以前『HEY!HEY!HEY!』で何度か会っていて、彼の歌の力強さに惹かれていました。ライブ会場に直接交渉に行き、快く引き受けて頂きました」。「人を楽しませたいと思う気持ちはずっと変わらない」さて、次回作の構想はできているのだろうか?「やるならぜんぜん違うものを考えなくちゃ、と思っています。今回は時代劇ですが、特に殺陣のシーンは無いんですね。おとぎばなしと思って欲しい。今回撮ってみて感じたんですが、追い込まれる男を撮るなら、自分が演じないほうがいいなと思ったんです。自分で演出して自分を追い込んでもね…。今回演出に徹したことは良かったと思います」。松本さん自身は追い込まれたときはどうなるんですか?と聞いてみると、「最近はあまり煮詰まることもなくなりました」とポツリ。いつかは相方の浜田さんを主人公に撮るつもりはないのだろうか?「よく言われるんですが、撮りたくないなあ。考えたこともない」と言いながらも、あえて撮るとしたらと重ねて聞くと、「AVかなんか…」と大笑い。最後に自分の中で大切にしている部分と、将来の自分の姿をどう捉えているか聞いてみると、「サービス精神。とにかく人を楽しませたいと思う気持ちはずっと変わらない。今後の理想の人生は、誰にもかぶらない、オリジナリティーのある人間だったなぁとみなさんに思われたい」ときっぱり。今後の“芸人・松本人志”の姿を見事に浮き彫りにできる答えが返ってきた。これまでずっと尖った部分のイメージが濃かった松本さんだが、家庭を持ち、父親になったことで、もうひと回り人間としての幅を持ったように見える。これまでの2作とはかなりテイストの違った作品となった本作では、松本さんの出演シーンも1シーンあり。劇場でエンドロールの最後まできっちり観ることをお勧めする。(photo/text:Sachiko Fukuzumi)■関連作品:さや侍 2011年6月11日より全国にて公開© 2011「さや侍」製作委員会■関連記事:松本人志監督、ジョニー・デップを使ってハリウッド版『さや侍』を希望!松本人志デビュー作『大日本人』ハリウッドリメイク決定!“切腹を申し付ける!”『さや侍』音声ストラップを5名様プレゼント松本人志、『さや侍』で「理想の娘」を描くも子役からは主演男優に鋭いダメ出しが…待望の松本人志監督第3弾!!『さや侍』試写会に10組20名様ご招待
2011年06月10日「行け!稲中卓球部」で知られる漫画家・古谷実が「ヤングマガジン」(講談社刊)に連載した異色作「ヒミズ」が、『冷たい熱帯魚』、『愛のむきだし』の園子温によって映画化されることが発表された。「稲中」などギャグ漫画家として人気を博してきた古谷さんだが、「ヒミズ」ではこれまでのギャグ路線を封印。“普通の人生”を望む男子中学生が、ある事件をきっかけに心に闇を抱えて普通とは程遠い人生を歩んでいくことになるさまを描く。人間の心の奥に潜む暗部をえぐり出した残酷な青春劇として熱狂的な支持者を生み出した。この過激な物語を、過激な暴力描写では引けを取らない鬼才・園子温が映画化することに!これまでに原作のノベライズ版が刊行されているほか、2004年には舞台化もされたが、映像化は今回が初めてとなる。撮影は茨城県で特設セットを設置して5月いっぱいをかけて行われ、すでに編集段階に入っているとのこと。気になるキャストだが、主人公の住田を演じるのは、『嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん』に主演し、来年公開の『ALWAYS 3丁目の夕日 ’64』への出演も決まっている若手実力派の染谷将太。そして、原作で住田と同じクラスという設定の女子・茶沢を『ガマの油』で鮮烈なデビューを果たし、最近では『劇場版 神聖かまってちゃん/ロックンロールは鳴り止まないっ』のヒロイン役で強烈な印象を残した二階堂ふみが演じる。住田も茶沢も複雑な内面を抱えた役だけに、若い2人がどんな掛け合いを見せるのか楽しみなところだ。『冷たい熱帯魚』のヒットおよび国際的な高評価に続き、水野美紀を主演に迎えての『恋の罪』の公開も決まるなど、その勢いが留まるところを知らぬ園監督。どんな激しい描写で若者たちの内面をさらけ出すのか?『ヒミズ』公開は2012年春、シネクイントほか全国にて。■関連作品:恋の罪 2011年公開© 2011「恋の罪」製作委員会ヒミズ 2012年春、シネクイントほか全国にて公開冷たい熱帯魚 2011年1月29日よりテアトル新宿ほか全国にて順次公開© NIKKATSU■関連記事:【カンヌレポート8】テーマが明確な作品が勝利の鍵?気になるパルム・ドールの行方【カンヌレポート番外編】カンヌに華をそえる!スターたちのファッションチェック吹越満、“血まみれ”園子温監督現場をふり返り「笑ったねぇ」キーワードを集めて幻の“超過激”映像を観よう!『冷たい熱帯魚』動画キャンペーン吹越満インタビュー「いつも『俳優になりたい』って気持ちで仕事してます」
2011年06月10日映画、ドラマで活躍の若手女優・谷村美月が初のアクションに挑戦することで話題の痛快世直しエンターテイメントの正式タイトルがこのほど決定した。そのタイトルとは『サルベージ・マイス』。これにあわせて本作のポスター画像も解禁となった。物語の舞台は広島。谷村さん扮する正義の怪盗“マイス”が、高価な美術品ばかりを狙う窃盗グループと戦う姿を描いたアクションテイストたっぷりの作品となっている。監督は『平成仮面ライダー』シリーズをはじめ特撮映画を得意とする田崎竜太監督。プロデューサーには『少林サッカー』、『マッハ!』など買い付けたヒット作の立役者であり、自身もTVドラマ「SP 警視庁警備部警護課第四係」(フジテレビ)をはじめ多くのアクション作品に出演する西冬彦が名を連ねている。今回解禁となったポスタービジュアルでは、マスクをつけた謎の女性が赤い予告状らしきカードを片手にポーズをとる姿が。そして横にある「正義、盗らせていただきます」というキャッチコピーが。ミステリアスな雰囲気を漂わせる。果たして彼女が狙う“正義”とは一体何なのか?気になるところだ。女性の怪盗といえばアメコミの代表作から生まれたキャットウーマンや、キャッツアイが有名だが、今度はマイスが新たな女性怪盗の代名詞として名を馳せるかも?映画『サルベージ・マイス』は10月22日(土)より広島バルト11、ティ・ジョイ東広島にて広島先行公開。■関連作品:サルベージ・マイス 2011年10月22日より、広島バルト11、ティ・ジョイ東広島ほか広島先行© 2011「サルベージ・マイス」製作委員会
2011年06月10日ニコラス・ケイジの息子でロックバンド「Eyes of Nocturn」のシンガー、ウェストン・ケイジが7日午後(現地時間)、ハリウッドの路上で喧嘩騒ぎを起こして警察が出動、ついには病院に送られるという騒動が起きた。ゴシップ・サイト「TMZ.com」によると、ウェストンはレストラン「ファーマーズ・キッチン」で食事をする際、同行していた専属トレーナーに「これは食べてはいけない」とメニュー選びを指導されたことに腹を立て、ものすごい剣幕で暴言を吐き、店外でトレーナーに殴る蹴るの暴行を加えた。通報を受けた警察に身柄を拘束されたウェストンの暴れっぷりは尋常ではなく、現場に居合わせたレストランの店員は「アルコールかドラッグの影響下にあるようだった」と話している。逮捕者は出ず、犯罪捜査も行われなかったが、ウェストンは病院の精神科に送られ、検査を受けている。当日朝、ウェストンは4月に結婚した妻と激しく口論していたという。現在、病院で息子に付き添っている父のニコラスもニューオーリンズの路上で妻と口論し、DV容疑で逮捕されている。カッとすると抑えが利かなくなる性格はしっかり息子にも受け継がれてしまったようだ。(text:Yuki Tominaga)© Splash/AFLO■関連作品:デビルクエスト 2011年7月30日より角川シネマ有楽町ほか全国にて公開© 2010 SEASON OF THE WITCH DISTRIBUTIONS, LLC ALL RIGHTS RESERVED.
2011年06月10日いまや国民的行事となった「AKB48総選挙」の開票イベント「今年もガチです」が6月9日(木)、東京・千代田区の日本武道館で開催され、昨年第2位で涙をのんだ前田敦子がトップに返り咲き。華麗なる逆転劇を演じた。AKB48(68人)、SKE48(57人)、NMB48(25人)合計150人のうち、22ndシングル(8月24日発売)を歌うメンバーをファンが選抜。投票は5月24日(金)午前10時から6月8日(水)15時まで、オフィシャルファンクラブ会員や投票券が封入されたシングル「Everyday、カチューシャ」購入者によって行われた。今年の注目は、やはり「大島vs前田」のセンター争い。場内のボルテージが最高潮に達するなか、両者の真剣勝負にピリオドが打たれたのは「第2位、チームK、大島優子」とアナウンスされた瞬間だった。前田さんは第1位の発表を前に、早くも号泣。トップ当選者として、自身の名前が読み上げられると、なかば放心状態でステージへの足取りもおぼつかないほどだ。それでも前田さんは「本当にありがとうございます。本当に本当に嬉しいです」と力強く感謝の言葉。昨年の総選挙から1年、雪辱に燃えながらも「どこか孤独に戦いながら、いろんなことを考えた」と、その日々は苦悩の連続だったという。そんな前田さんを支えたのが、ファンの声援。「こうして1位になり、改めてみなさんに支えていただいていると感じることができました」と客席に深々と頭を下げた。そして「私のこと、嫌いな方もいるかもしれません。でもAKBのことは嫌いにならないでください!」とリーダーらしくファンへ“懇願”。この日駆けつけた約8,000人のファンから、大歓声があがったのは言うまでもない。さらに感動的だったのは、前田さんが大島さんへ感謝を述べた場面。「優子はこの一年…一年といわず、ずっとずっとメンバーを引っ張ってくれた。これからも一緒に支えてくれたら嬉しいです」(前田さん)、「一緒に前を向いていきましょう」(大島さん)と互いの健闘と称えつつ、ともにAKB48の新たなステージへと眼差しを向けた。イベント終了後には、約150媒体、500人にも及ぶ記者&カメラマンを前に取材に応じ「こんなに緊張したのは、これが初めて。正直不安でいっぱいだった」と、やっと安堵の表情。見事“政権交代”を果たし、記者から「マニフェストは?」と質問されると、前田さんは思わず「マニフェストって何ですか?」と逆質問し、笑いを誘った。最後に「大丈夫か不安もあるが、センターとして引っ張っていきたい」と決意表明した。<AKB48第3回選抜総選挙投票結果>(速報は5月25日に発表されたもの)1位 前田敦子139,892票(昨年2位/速報2位)2位 大島優子122,843票(昨年1位/速報1位)3位 柏木由紀74,252票(昨年8位/速報3位)4位 篠田麻里子60,539票(昨年3位/速報6位)5位 渡辺麻友59,118票(昨年5位/速報5位)6位 小嶋陽菜52,920票(昨年7位/速報10位)7位 高橋みなみ52,790票(昨年6位/速報4位)8位 板野友美50,403票(昨年4位/速報8位)9位 指原莉乃45,227票(昨年19位/速報7位)10位 松井玲奈36,929票(昨年11位/速報9位)11位 宮澤佐江33,500票(昨年9位/速報11位)12位 高城亜樹31,009票(昨年13位/速報12位)13位 北原里英27,957票(昨年16位/速報14位)14位 松井珠理奈27,804票(昨年10位/速報16位)15位 峯岸みなみ26,070票(昨年14位/速報13位)16位 河西智美22,857票(昨年12位/速報15位)17位 秋元才加17,154票(昨年17位/速報23位)18位 佐藤亜美菜16,574票(昨年18位/速報18位)19位 横山由依16,455票(昨年圏外/速報17位)20位 増田有華14,137票(昨年25位/速報19位)21位 倉持明日香12,387票(昨年23位/速報20位)22位 梅田彩佳23位 高柳明音24位 仲川遥香25位 多田愛佳26位 平嶋夏海27位 宮崎美穂28位 山本彩29位 大家志津香30位 大矢真那31位 仁藤萌乃32位 小森美果33位 秦佐和子34位 佐藤すみれ35位 大場美奈36位 須田亜香里37位 前田亜美38位 松井咲子39位 市川美織40位 藤江れいな■関連作品:もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら 2011年6月4日より全国東宝系にて公開© 2011「もしドラ」製作委員会DOCUMENTARY of AKB48 to be continued10年後、少女たちは今の自分に何を思うのだろう? 2011年1月22日よりTOHOシネマズ 六本木ヒルズほか全国にて公開© 「DOCUMENTARY of AKB48」製作委員会■関連記事:『もしドラ』前田敦子、プライベートは“青春”無かった!?“雨女”AKB柏木、ファン12,000人に謝罪?「私服ダサ」名指しされ、踏んだり蹴ったり小嶋陽菜投票開始を前に、狙うは「上位進出!」佐々木希、溝端淳平らがnon-no40周年チャリティコレクションに参加AKB小嶋、高橋、峯岸主演の携帯ドラマの続編が配信決定言霊で若者を元気に!
2011年06月09日ついに今週末に公開が迫る人気SFアクションシリーズの最新作『X-MEN:ファースト・ジェネレーション』。特殊能力を持つ人間“ミュータント”の若き日の苦悩と冒険が描かれるが、今回も新たなミュータントが登場するその中のひとりでキャレブ・ランドリー・ジョーンズ扮するバンシーのキャラクター紹介する特別映像が到着した。マーベルコミックの人気作を原作に実写映画化されてきた『X-MEN』シリーズ。2000年に第1作目『X-MEN』が公開されて以来、『X-MEN 2』、『X-MEN:ファイナル ディシジョン』、スピンオフの『ウルヴァリン:X-MEN ZERO』と人気を博してきた。シリーズ第5作目となる本作ではX-MENの起源にスポットを当て若きミュータントたちの戦いを描いているが、プロフェッサーXことチャールズ(ジェームズ・マカヴォイ)と、マグニートーとして恐れられるようになるエリック・レーンシャー(マイケル・ファスベンダー)が対峙する理由とそのいきさつも明らかに。共存か、支配か――人類滅亡を目論むミュータント集団ヘルファイヤークラブを前に、チャールズとエリックは手を組みチームを結成するのだが、このメンバーに仲間入りするのがバンシー。武器となるのは喉から出る、鋼鉄をも破壊できる強力な超音波(ソニック・バイブレーション)。最初はその能力をうまく使いこなせていないバンシーだが、チャールズの手助けによりみるみる腕が上達、戦闘部員の一員として活躍していく。X-MENのメンバーには、ニコラス・ホルトやジェニファー・ローレンスなど、今後注目されるフレッシュな俳優陣が参戦しているが、キャレブも全米No.1ヒットのホラー『ラスト・エクソシズム』や、『スパイ・キッズ』シリーズでおなじみのアレクサ・ヴェガ主演作『Summer Song』(原題)に出演を控えている。注目ポイントは超音波を使ってバンシーが飛行するシーン。彼の勇ましい姿に女子たちはキュンとするかも?こちらの動画ではミュータントたちの戦いも垣間見れるので、公開前にまずはチェックしてみてはいかが?『X-MEN:ファースト・ジェネレーション』は6月11日(土)よりTOHOシネマズスカラ座ほか全国にて公開。※こちらの特別映像はMOVIE GALLERYにてご覧いただけます。MOVIE GALLERY■関連作品:X-MEN :ファースト・ジェネレーション 2011年6月11日よりTOHOシネマズスカラ座ほか全国にて公開X-Men Character Likenesses TM & © 2011 Marvel Characters,Inc.All rights reserved. / TM and © 2011 Twentieth Century Fox Film Corporation.All rights reserved.■関連記事:シリーズの起源を描く『X-MEN』特製ステーショナリーセットを3名様にプレゼント『X-MEN』での共演を機に、交際がうわさされる2人の出会いの動画シーンが到着【ハリウッドより愛をこめて】夏休み注目映画続々!今年は“ヒーロー”が熱い!
2011年06月09日感動の実話をベースにした映画『ロック 〜わんこの島〜』の完成披露試写会が東京国際フォーラムにて、“ロックの日”6月9日(木)に開催され、上映前に主演の佐藤隆太をはじめ、麻生久美子、子役の土師野隆之介、倍賞美津子、中江功監督、臼井裕詞プロデューサーが完成報告会見に臨んだ。大噴火で全島民が島外に避難した伊豆諸島の三宅島に残された犬のロックと飼い主の奇跡の再会の実話をベースに、家族の絆が描かれる本作。「子供と正面から向き合う父親役は初めてだった」という佐藤さんは、完成した作品を鑑賞し「静かに、それでも力強く前を向いて進む家族像を描き切れた」と充実の表情。さらに「改めて、家族といる時間を大切にしたいと思った」と自身の家族への思いを明かした。撮影後に東日本大震災が発生したが、災害に見舞われつつも希望を失わない家族の姿を描いた作品とあって「自分としても、どういう気持ちで初日を迎えることになるのかとずっと考えていた」と心中の複雑な思いを吐露。「少しでも、力になれば嬉しい」と語りかけた。本物の兄弟のようにロックと共に成長していく少年・芯(しん)を演じた隆之介くんがマイクを握ると、佐藤さんと麻生さんはすっかり“父母”の顔となり、温かいまなざしで見守っていたが「みなさんが支えてくれたおかげで映画が出来上がったと思います。ぜひ家族で観に来てください」という、大人顔負けの挨拶にはびっくりした様子。佐藤さんも麻生さんも誇らしげに手を叩いていた。麻生さんは、佐藤さん(父)、隆之介くん(息子)、倍賞さん(祖母)、そしてロックと共に築いた野山家について「私の中で、こうなりたいという理想の家庭です」と語り、「私には子供はいませんが、何気ない空気感が温かくて楽しかった」と強い思い入れを明かす。そして「家族の存在だけでいろんなことが頑張れます」と家族の大切さを語った。三宅島での撮影について、何度も同じ中華料理屋に通った思い出や、隆之介くんがイタチを目撃したといったエピソードが明かされたが、佐藤さんは倍賞さんとの真夜中のサシ飲みのエピソードを披露。「夜、寝ようと思ったらコンコンと音がして、ドアを開けたら倍賞さんが『ビール飲もうか?』と。(悪天候などで)撮影がなかなか進まない中で倍賞さんが気を遣ってくださいまして。翌日、『昨夜はありがとうございました』と言ったら『酔っ払ってたからあんまり覚えてない』と言われました(笑)」と貴重な語り合いがあったことを明かしてくれた。実は、倍賞さんは麻生さんも誘おうとしたのだが「この方、一度寝たら起きないから!」(倍賞さん)、とのこと。麻生さんは「悔やまれます…」と苦笑していた。『ロック 〜わんこの島〜』は7月23日(土)より全国東宝系にて公開。■関連作品:ロック 〜わんこの島〜 2011年7月23日より全国東宝系にて公開© 2011 フジテレビジョン東宝FNS27社
2011年06月09日ジェニファー・コネリーとポール・ベタニー夫妻に5月31日、夫妻にとって第2子となる女の子が誕生した。アグネス・ラークと名づけられた女の子は、ニューヨークの夫妻の自宅で水中出産で誕生した。ジェニファーの代理人は、「みな、健康で順調です。家族はとても喜んでいます」とコメントを発表した。現在40歳のジェニファーは『ビューティフル・マインド』で共演したポール・ベタニーと2年間の交際を経て、2003年に結婚。同年に息子のステランが誕生した。ジェニファーには前の恋人で写真家デヴィッド・ドゥーガンとの間にもうけた13歳の息子カイもいる。かねてから「母親になってすべてが変わった。自分自身について、生き方についての責任のとり方を学んだわ。私にとって一番大切なのは子供たちが無事に成長し、幸せに生きること。それさえ叶えば十分よ」と語っていたジェニファー。初めて授かった女の子は家族のプリンセスになりそうだ。(text:Yuki Tominaga)© Reuters/AFLO■関連作品:ツーリスト 2011年3月5日より日劇3ほか全国にて公開僕が結婚を決めたワケ 2011年1月14日よりTOHOシネマズ有楽座ほか全国にて公開© 2010 Universal Pictures. ALL RIGHTS RESERVED.■関連記事:尾木ママがあなたの幸せを応援!『僕が結婚を決めたワケ』DVDを3名様にプレゼントアンジーおのろけ全開!「ブラッドは男の中の男なのよ」結婚に揺れる男ゴコロをお勉強?『僕が結婚を決めたワケ』DVD試写会に4名様ご招待ブランジェリーナ、6人の子供たちのナニーを年俸9万ポンドで募集中アンジェリーナ・ジョリーの腕に新たなタトゥ、また養子を迎える予定?
2011年06月09日映画『探偵はBARにいる』に出演する小雪のウェディングドレス姿が解禁!その美しい姿とは裏腹の“悪女”の香りがする人物像も明らかに…。大泉洋と松田龍平が探偵コンビを演じることで製作当初から話題を呼んできた本作。とある電話の依頼をきっかけに、命を狙われるハメになった探偵(大泉さん)が、相棒(?)の高田(松田さん)らの助けを借りつつ、事件の背景を明らかにしていくのだが、小雪さんが演じるのは、高級クラブ“コンチェルト”の超絶美人ママ・霧島沙織。探偵が冷やかし半分でコンチェルトを訪れ、その美しさにメロメロになってしまうのだが、この沙織が、探偵が捜査を進める事件の捜査線上に!沙織の前の夫であるススキノでも有名な霧島グループの社長・霧島敏夫(西田敏行)は正義感の強い男で、乱暴されかけていた女性を助けようとして、逆に若い男たちに殺されてしまったのだ。沙織は、けなげにも霧島が遺したコンチェルトを大切に守っていた。だが、調べてみると沙織はとんでもない悪女だった!その魅力で多くの男を虜にし、霧島が死んだ途端に霧島に代わる新興勢力のボスの息子に乗り換えて婚約。けなげな未亡人という“表”の顔と、新たな男に取り入りのし上がっていこうとする“裏”の顔を持った彼女に、探偵までもが振り回されていくことに…。今回、解禁となったのは、沙織が新たな男との結婚式でまとうウェディングドレス姿。こちらは、身長が高く手足の長い小雪さんに合わせたオーダーメイドの代物。素材はシルクで、小雪さんと相談の上、上品でクラシカルなシンプルなデザインとなった。小雪さんの魅力を引き出すべく、余計な装飾はせずにシンプルに、正面は露出は控えめにして清楚なイメージ。だが、背中は通常よりも深く開けて肌を露出させており、一見、清純ながらも謎めいた空気を持つ沙織をドラマティックに見せる。松山ケンイチと入籍したばかりの小雪さんだが、プライベートで式を挙げるよりも先にウェディングドレスを着ることに。松山さんが出席した結婚会見では、“姉さん女房”の強さが感じられたが、ウェディングドレス姿の美しさは息を呑むばかり!小雪さんは今回のドレスについて「脚本を読ませて頂いてから役のイメージに合わせてスタイリストさんに一から作って頂いた想いのあるウェディングドレスなので、とても気に入っています」とコメント。また、沙織という役柄に関しては「人ってギャップが魅力だと思うんです。沙織も外から見えてるものと、内に秘めてるものが違うキャラクター。見かけだけで考えると、いろんなイメージを持たれると思います。でも、一本気で真面目さみたいなものが根底にある。彼女の性格を私はそう理解して演じていたんです。だからこそ、強そうでもあり、弱そうでもあり、かつ、魅力的で、でもすごく裏がありそうだったりするんじゃないかと思います。でも、キャラクターをどういう風に見せたいかっていうビジョンがはっきりしてたので、演じていて面白かったです」と語る。一見、清楚そうで実は裏がある、と感じさせるが、小雪さんの言葉からは単に“悪女”と断じられない響きが感じられるが、彼女の真の姿は――?須藤泰司プロデューサーも、沙織という役を「観客の予想を裏切りながら物語を生き抜く人物」と語り、「観る側に善悪両方を強烈に印象付けなくてはなりません。当然ながら、それをセリフで説明しては面白くない。演ずる女優の表情や振る舞いで、観客にそれを感じてもらいたい。そういった芝居のコントラストを鮮やかに演じることのできる人、それが沙織役の理想でした。その上で、誰にお願いするかを製作陣で話し合っていたのですが、何と、その場にいた全員が第一希望で小雪さんだったんです」と小雪さんのキャスティングの経緯を説明する。写真の小雪さんは、口元に笑みを浮かべつつも、その目はどこか悲しげで物憂げな光を宿している。彼女のこの表情が意味するところは?『探偵はBARにいる』は9月10日(土)より全国にて公開。■関連作品:探偵はBARにいる 2011年9月、全国にて公開© 2011「探偵はBARにいる」製作委員会■関連記事:BARに佇む大泉洋&松田龍平の“探偵コンビ”ポスター先行解禁!大泉洋の探偵っぷりが徐々に明らかに?小雪は“謎の女”で登場!特報が到着大泉洋&松田龍平の探偵コンビの壮絶アクションシーンの撮影現場に潜入!イメージはルパンと次元?大泉洋と松田龍平が『探偵はBARにいる』で探偵コンビ!
2011年06月09日映画『アンダルシア 女神の報復』の完成披露試写会が6月8日(水)、都内で開催され、主演の織田裕二をはじめ、黒木メイサ、伊藤英明に西谷弘監督、そして主題歌を歌うヴォーカルグループ「イル・ディーヴォ」が上映前の舞台挨拶に登壇した。一昨年、劇場公開された『アマルフィ 女神の報酬』とTVドラマ「外交官 黒田康作」(フジテレビ)に続き、織田さん演じる邦人テロ対策室所属の外交官・黒田の活躍を描く本作。小国アンドラで起きた邦人殺害事件に関連した、資金洗浄に絡んだ国際犯罪の真相を追う。会場には、物語の舞台となったスペインの国旗のデザインをあしらった巨大な花道が用意され、壇上にはフルオーケストラが!オーケストラの荘厳な演奏の中を織田さんらが客席後ろから姿を見せると、約4,000人の観客で埋まった会場は歓声に包まれた。演奏に乗って悠々と花道を歩き、壇上に上がった織田さんは「すごい映画ができました」と自信の表情。「(作品を観て)出演者なのにびっくりしました」と完成度の高さをアピールした。黒木さんも映画のお披露目に満面の笑み。「思いの詰まった作品になっているんですの…」と、謎の「の」を残したまま絶句し、会場は笑いに包まれ、伊藤さんも「さっきまでガチガチだったんですが、いまのメイサの“の”で和みました」と笑っていた。この日のために駆け付けたイル・ディーヴォのカルロスは「私の祖国であるスペインのアンダルシアが舞台の作品の主題歌を担当できて光栄です」と誇らしげに挨拶し、会場は温かい拍手に包まれた。劇中、カーアクションにガンアクションと激しいシーンが展開するが、伊藤さんは本物の銃を手にしてアクションシーンに臨んだそうで「空砲なんですけど反動がすごかったです」と述懐。これに対し、織田さんは「(伊藤さんが)嬉しそうな顔をするんですよ」と明かし、さらに「(伊藤さんに)銃を向けられて怖くて仕方なかった」とポロリ。織田さんは外交官で伊藤さんはインターポールの刑事、ということで同僚ではないが味方同士のはずでは…?織田さんのネタバレギリギリのトークに周囲はドキドキ。伊藤さんらが慌ててストップをかけた。思えば、織田さんと伊藤さんの共演は、織田さん主演の「踊る!大捜査線」のスペシャル版で、伊藤さんが深津絵里扮するすみれのボーイフレンドのスキー青年を演じて以来!織田さんは「純粋な青年が海で猿をやり(※伊藤さん主演の『海猿』シリーズ)、かなりたくましくなって、でも中身は少年のままで…」と後輩の成長に目を細めた。メガホンを取った西谷監督は第1作、そしてTVドラマを経て「シリーズに立体感が出てきたと思います」と満足そう。織田さんも『踊る!』の青島に匹敵するハマり役となった黒田康作について「今回は(伊藤さんと黒木さんの)2人がプロなので、(黒田が)負けそうになるところもあって、人間クサさを意識しました」と黒田の変化に言及し、これから映画を観る観客の期待を煽った。『アンダルシア 女神の報復』は6月25日(土)より全国東宝系にて公開。■関連作品:アンダルシア 女神の報復 2011年6月25日より全国東宝系にて公開© フジテレビジョン/東宝/電通/ポニーキャニオン/日本映画衛星放送/アイ・エヌ・ビー■関連記事:織田裕二主演!キャスト登壇『アンダルシア』完成披露試写会に10組20名様ご招待福山雅治『アマルフィ』続編に出演!バルセロナで織田裕二と再会
2011年06月08日俳優の松山ケンイチが6月8日(水)、都内で行われた『マイ・バック・ページ』(公開中)のティーチインイベントに、妻夫木聡、山下敦弘監督と共に出席した。松山さんは情熱に突き上げられ、学生運動に没入する過激派リーダーを熱演。「思想的なことは分からず、(演じる上で)どうしようと思ったことも。ただ、日本という国が間違った方向に行くのではないかという危機感が根本にあったはず。地震があったいま、多くの人がそういう気持ちを再確認していると思う」とコメント。松山さん自身も、多忙なスケジュールの合間をぬって、福島県内の被災地でガレキの撤去を行っていると告白した。原作は朝日新聞社の元記者で、現在は評論家として幅広く活躍する川本三郎氏の実体験を基に書き上げた「マイ・バック・ページ - ある60年代の物語」(平凡社刊)。学生運動が新たな局面を迎えた1969年から70年代初頭、理想に燃える週刊誌記者・沢田(妻夫木さん)と過激派のリーダー・梅山(松山さん)の運命的な出会いを軸に、時代に翻弄される若者の熱情と絶望を描く。会場には妻夫木さん、松山さん、山下監督と同世代(26歳〜34歳)の観客25人が来場。映画に対する率直な意見や質問をぶつける客席に、3人も大いに刺激を受けたようで、普段の記者会見や舞台挨拶では見せることのない“熱い”素顔をのぞかせた。「単純に『面白かった』で終わってほしくない映画。とにかく見て感じてくれよ、という気持ち」と妻夫木さん。「本物って何だろうと真剣に見つめる時期が来たと思う。日本映画も“テレビの映画”ばっかりで、それがヒットしている事実もある。僕自身もそういう作品に出ていますし…。でもそろそろ意識を変えていかないと、海外に発信できる日本映画がますます減っていくように思う」と邦画界の現状を憂う場面もあった。松山さんは本作を「基本、男が“負ける”映画なんで…。時代は違っても、負けて立ち上がる姿は普遍的だと思う」と断言。被災地でのボランティアについて「自分でもこれだけ体が動かせるんだと驚くほど。バイト時代はとても不真面目だったのに(笑)」と語った。ティーチインは次第に白熱し、予定していた終了時間を大幅にオーバーする事態に。それでも「もっと話したかったですね。自分の意見ばっかりしゃべって、反省しています」(妻夫木さん)、「短かったですね。みなさんとお話して、気付かされることが多かったですが」(松山さん)と物足りなさを覚えている様子。作品同様、若き熱気があふれるイベントとなった。『マイ・バック・ページ』は新宿ピカデリー、丸の内TOEIほか全国にて公開中。■関連作品:マイ・バック・ページ 2011年5月28日より新宿ピカデリー、丸の内TOEIほか全国にて公開© 2011映画『マイ・バック・ページ』製作委員会■関連記事:妻夫木聡「芸能界をナメていた」、松ケンはバイトの日々に悩みと葛藤妻夫木&松山ケンイチの姿に70%が共感!現代を生きる人々が最も信じるものは…?深田恭子、平清盛の妻に抜擢!大河ドラマ「平清盛」女性キャストついにお披露目妻夫木、松ケン、中村蒼それぞれの“男の涙”談義に興味津々!妻夫木聡×松山ケンイチ インタビュー尊敬を惜しまず互いに共鳴しあう存在へ
2011年06月08日東京の公園で、行き交う家族の写真を撮り続けるカメラマン志望の大学生・光司が、ある男性から1人の女性の尾行と写真撮影を依頼されるところから物語が始まる『東京公園』。ベビーカーを押して散歩する彼女の後を追いながら、都内各所の公園を巡る不思議な追跡劇はやがて、光司が自分自身や周囲にいる女性たちと向き合うようにうながしていく。『サッドヴァケイション』から4年ぶりの長編となる青山真治監督の新作で主人公・光司を演じた三浦春馬に話を聞いた。ゆったりした主人公に「いままでの役の中で1番、僕に近いかも」脚本を読み、「映画らしい、ゆったりとしなやかなストーリー展開にすごく興味を惹かれました」と言う三浦さん。「大きな事件もなく進んでいくけれども、光司が3人の女性をはじめ、いろいろな人たちとの出会いを通じて成長して行く。カメラマンという設定も、幼なじみの富永(榮倉奈々)、義理のお姉さんの美咲(小西真奈美)、光司が尾行する謎の女性(井川遥)との関係も興味深かった。本当に楽しみな作品になるな、と感じました」。都内各地の公園や、大島など撮影はオール・ロケ。日照時間も短くなる晩秋の約3週間、決して余裕のあるスケジュールではなかった。「でも、回転よく進んでいたと思います。天気にも恵まれて。僕、結構、晴れ男なんですよね。雨で撮影が飛ぶっていうことは、あまりない(笑)」。子役から活躍してきた三浦さんは21歳という若さながら、すでに幅広い役を演じてきている。そのどれもが輪郭のはっきりした人物像だったのに対して、今回演じた光司は、これまでになくふわりとした印象だ。自分の人生の主役として生きるより、他人の人生の脇役として生きているような存在感を見せる。「そうなんですよ。光司って受身だし、静かな人間なのかな、と考えていました。物語の中盤には、尾行の依頼者・初島(高橋洋)から『君は公園みたいな人だ。君といると、のんびりやっていてもいい』って言われる。そういう雰囲気をかもし出せればいいなと思って、ボーっとしているような、ちょっと抜けているような表情も取り入れてみました。彼の中では時間がちょっとゆっくり流れている。青山さんはどう考えていたのかは分からないけど、僕だけの感覚で言うと、そういうのんびりした部分からも、みんな光司に対して世話を焼きたくなるんじゃないかなと思います」。そうした部分は自分自身にもあるという。「光司って、わりと僕に似てます。特にゆっくりしているところが。いままでやってきた役の中で1番、僕に近いかもしれないですね。ちょっとこう、ふわふわしているというか…自分のことふわふわしているってあんまり言いたくないですけど(笑)。不安定な感じ」。小さいときから芸能界に身を置く三浦さんは光司とは正反対に、しっかりした性格というイメージだったが、「そんなことないんです。落ち着いて見えるみたいですけどね。中学のときなんかは全然元気なやつでしたし」と笑う。時には心地よく、時には緊迫させられ――女優陣との距離感青山監督によると、三浦さんは撮影初日に「僕は急ぎたくないんです」と語ったという。丁寧に光司という役に取り組む姿勢について監督は「相手役の芝居をつけていくとそれを鏡のように捉えていく感じがあってスリリング」と評価している。その一例が、小西真奈美扮する義姉・美咲と光司が向き合う終盤のシーンに現われる。姉と弟の気やすさがある一方、血の繋がっていない男と女でもある2人の関係性がむき出しになる場面だ。「美咲は一見強そうだけど、弱い部分がある。それが見え隠れするのを小西さんはすごくうまく演じていらっしゃいます。光司の一言に反応するかすかな表情の動きが、本当に微妙なんですけど、もう耐えられないっていうように頬がピクピクってなるんです。凄い!と思いました。息が止まりますよね。息を止めて彼女に迫っていくような、緊迫したものが僕の中に生まれました」。「青山さんの作品に自分が入っていて、どう変化するのかがすごく楽しみだった。どう染まるのかな、と。結果、見たことない自分がそこにありました。そういう部分を逃さず観てもらえればすごい嬉しいです」という三浦さん。そのあと「ただ」と言葉を続け、「やっぱり全部が全部、新しい自分じゃないんです、僕の中では。反省すべき点はある」と自身に厳しい評価を下す。「例えば榮倉さん演じる富永とのシーンなんかは間違いなく、間を楽しんでいた」。何でも話せて、親友の彼女でもある富永との距離感は独特だ。「なかなかないですよね、そういう関係性は。不思議だった。富永役は榮倉さんだと聞いたときにバッチリなキャスティングだと思いましたけど、実際撮影してみて、本当にしっくりきました。ポンポンやりとりするところも、だらっと会話するシーンも、その間がすごく心地よくて」。それにしても『東京公園』はなんとミステリアスな物語だろう。いろいろなヒントが随所にちりばめられているが、誰かが流す涙の意味さえ、すぐには分からせない。分かった気になっていると、その後に思わぬ理由が浮かび上がる。「人間て単純じゃないんですよね。そういうところを遠まわしに、かつ丁寧に描いた作品だと思います」。(photo:Yoshio Kumagai/text:Yuki Tominaga)Hairmake:MIZUHO(vitamins)Stylist:Tsuyoshi Takahashi(Decorarion)■関連作品:東京公園 2011年6月18日より新宿バルト9ほか全国にて公開© 2011「東京公園」製作委員会■関連記事:“親友”になりたい俳優は誰?「acteur」最新号を5名様にプレゼント榮倉奈々、監督を「自由な猫ちゃん」小西真奈美の壮絶エピソードに「鳥肌立った」三浦春馬×3人の女優陣が織り出す優しい物語『東京公園』試写会に5組10名様ご招待ガーリーなファッションが似合う俳優ランキング!混戦を制したのは向井理
2011年06月08日「最近のお勧めは?」と尋ねられると、きまって私は『奇跡』と答えています。ここまで勧める相手を選ばなくて良い作品も珍しい。映画好きでいろいろ深読みするのが好きな人にも、わかりやすさを求める人にも、悪い人が登場する作品が嫌いな人にも、淡々としすぎている作品は眠くなってしまうから苦手という人にも、男性にも、女性にも、子供にも、大人にも、きっと気に入っていただける作品なのですから。主人公は、両親の離婚により、母の実家のある鹿児島と父の故郷である福岡へと、離れ離れになった兄弟。九州新幹線が全線開通するその日にだけ出会えるという奇跡を探しに、友達を引き連れて、兄弟は再会&奇跡探しの小冒険へと旅立つのです。主人公の兄弟を演じるのは、小学生兄弟漫才コンビ・まえだまえだ。面白トークと、自然な演技が素晴らしいことといったら。もともと、“わざとらしさ”“あざとさ”という手垢のついていない、近年まれに見る子供らしさと芸達者ぶりには感心していましたが、さすが、世界の是枝監督が注目するだけのことはあります。オーディション中に出会った彼らのために、プロットを大きく書き換えたとのエピソードも。おかげで、何度彼らのやりとりに大笑いしたことか。とにかく楽しく、さらには心動かされるシーンも数多く、とことん良質な作品ですから、きっと誰にでも満足していただけるはずです。本作は決して子供映画ではないのですが、子供の輝きが肝になっていることは間違いありません。それを実現させたのは、芸達者なベテランたち。オールスターキャストとも言える、贅沢な配役にも注目ですが、個性豊かな俳優陣がオーラを放ち過ぎてしまうと、主役の子供たちにも影響が出る可能性が。ところが、そんな心配を払拭するかのような一言を、監督に対して放った人がいたそうです。「今回は子供たちが主役の映画なんだから、アップなんていらないからね」。これを言ったのは、祖母役の樹木希林さん。『東京タワーオカンとボクと、時々、オトン』、是枝監督の『歩いても 歩いても』での母親ぶりも素晴らしく、いずれの演技でも女優賞を受賞しています。彼女はいま、私にとって最も気になる女性のひとり。夫(内田裕也)の逮捕騒動の際に行われた、あの堂々とした会見に、シビれた人も多いはず。「本当の謝罪は本人から頭を下げてもらいたい。籍を入れた責任上、どうするかを考えながら生きたい。夫ひとりだけ、奈落の底に落として、自分だけ保身ということはしません」と語ったのを耳にしたとき、夫よりも、彼女の方がよほどかっこ良く“ロック”している人だったんだと気づきました。夫が勝手なことをやっていられたのも、彼女がいたからだったはず。そんな彼女のかっこいい精神が言わせたのが、「アップなんていらないからね」という言葉だったのでしょう。是枝監督だって、誰かに言われなくては、大物ばかりを前に悩んでしまったかもしれません。女優なら、どんな状況でも自分が引き立てられたいと思うものだとばかり思っていましたが、作品のために自分を抑えてベストを目指すというのもなるほど、女優魂。子供たちの奇跡のような演技だけでなく、かっこいい樹木さんの姿も、ぜひ『奇跡』で堪能してみてくださいませ。『奇跡』は6月11日(土)より新宿バルト9ほか全国にて公開。(text:June Makiguchi)■関連作品:奇跡 2011年6月11日より新宿バルト9ほか全国にて公開© 2011『奇跡』製作委員会■関連記事:まえだまえだインタビュー素で魅せる!是枝監督を唸らせた奇跡の主演デビューシネマカフェ読者ゴコロなんでもベスト5(第15回)憧れるリアル父親俳優は?本木雅弘&内田也哉子の娘が祖母・樹木希林と共演親は渋ってた…?是枝裕和監督の最新作!!『奇跡』完成披露試写会に50組100名様ご招待まえだまえだが是枝裕和最新作に主演!大塚寧々&オダギリジョーが両親役
2011年06月08日松雪泰子が映画『それいけ!アンパンマン すくえ!ココリンと奇跡の星』で、ゲスト声優として声優に挑戦。6月8日(水)に都内スタジオでアフレコの様子が公開された。松雪さんが演じるのは、ヘンテ星からやってきた5歳の少年ココリン。ジャムおじさんが作ったパンを食べて“食べる喜び”を知り、ヘンテ星を救うためにパンづくりを学ぶ。この日のアフレコでは、なかなかうまくパンが作れず悩むココリンにアンパンマンが“まごころ”を込めて作ることの大切さを教えるシーンが収録された。松雪さんは、少年役ということで、普段よりも少し高めの声で感情たっぷりにココリンを演じた。「声の仕事に挑戦したいと思っていた」という松雪さんは、オファーが届いて「びっくりしたのと同時に嬉しかった」とのこと。東日本大震災の後にオファーが届いたそうだが「子供たちに笑顔と勇気と元気を届けたい」と出演を決めた。今回の作品ではココリンの姿を通じて“食”の喜びが描かれるが、松雪さん自身よく料理はするそうで「作っているときは(映画で描かれるのと)同じように『おいしくなれ』という気持ちです。それを家族で囲んで食べるのが幸せですね」と満面の笑みを浮かべた。松雪さんのお子さんも、小さい頃はよく「アンパンマン」を見ていたそうで、今回の声優挑戦を伝えると「大喜びしていました」とのこと。「男の子役というのが意外だったみたいです。うちで(お子さんが)寝た後に練習していたんですが、元気な声でやっていたら『男の子がいるのかと思った』と起きてきました(笑)」と明かしてくれた。『それいけ!アンパンマン すくえ!ココリンと奇跡の星』は7月2日(土)よりヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて公開。■関連作品:それいけ!アンパンマンすくえ!ココリンと奇跡の星 2011年7月2日よりヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて公開© やなせたかし/フレーベル館・TMS・NTV、© やなせたかし/アンパンマン製作委員会2011■関連記事:ボイスキャスト登壇『それいけ!アンパンマン』完成披露試写会に10組30名様ご招待
2011年06月08日大ヒットシリーズの完結編『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2』の公開に先立ち、6月8日(水)に都内でイベントが開催され「モーニング娘。」の6代目リーダーで『ハリポタ』ファンとして知られる高橋愛と、10年にわたってシリーズの日本語吹替え版のハリー役を務めてきた小野賢章が出席。10年にわたるシリーズへの思いを語り、ボードにメッセージを書き込んだ。2人は、劇中のハリーたちと同じローブ姿で登場。しかも高橋さんはハリーと同じ丸メガネ着用!これには高橋さん自身「ヤバい!これ着たまま映画館に行きたいです」とハイテンションだった。原作シリーズから大ファンで、仕事の移動の際も大きな本をいつも持ち歩いていたという高橋さん。「特に(第3作の)『アズカバンの囚人』が大好きで、怖いんだけど迫力があって映画の方もすごく好きでした」と思い入れたっぷりに語った。10年にわたってハリーの声を担当してきた小野さんは「一緒に成長してきた大切な存在」と思いを吐露。高橋さんが好きな『アズカバンの囚人』の収録の頃は、ちょうど変声期だったそうで「戦いのシーンなどで思うように声が出なくて大変でした」と苦労も明かしてくれた。この日は、10年前に撮影された高橋さんと小野さんの写真も登場したが、あどけない表情に2人とも恥ずかしそう。高橋さんは第1作が公開された2001年にモーニング娘。に加入し、そして、この秋に正式にメンバーを卒業とまさに映画シリーズと共に歩んできたと言える。「ハリーも強いけど、周りに成長させてもらったところがあると思う。それはモーニング娘。も一緒ですね。東京に来たばかりのときは私もホームシックになったけど、同期や先輩、背中を押してくれる後輩がいてくれた」と述懐。“卒業”については「自分で決めたことだけど悲しい」と寂しさを明かしつつ「同期や後輩たちのことが心配だけど、見届けたい気持ちです。あと4か月、頑張りたい。これからは演技の道に進めたら」と決意を語った。小野さんも10年前の写真を見つつ「この頃は何も考えたなかったんじゃないかと思います(笑)。でも回を重ねるごとに、スタッフやほかのキャストと協力して初めてできる作品なんだと気づかされ、大切なことを学びました」と自らの成長を口にした。ボードには高橋さんが「I Love Harry Potter. 10年間ありがとう。ハリーに出会えて幸せでした」、小野さんが「本当にありがとう」と記入。こちらのメッセージボードは全国5都市の劇場に設置され、公開直前までメッセージを受け付け、最終的に本作のキャスト、スタッフの元に届けられる予定となっている。『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2』は7月15日(金)より全国にて公開。■関連作品:ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2 2011年7月15日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 2011 Warner Bros. Ent. © J.K.R. Harry Potter characters, names and related indicia are trademarks of and © Warner Bros. Ent. All Rights Reserved.■関連記事:MTVムービー・アワード発表『トワイライト』シリーズが今年も圧勝!『ハリー・ポッター』新画像が到着夏の3D戦争をノンストップのアクションで制す?『ハリー・ポッター』熾烈な最終決戦の一端をお届け!予告編&最新画像解禁特別インタビュー!ダンブルドア&ハグリッドが、シリーズ終幕に向けた心境を吐露AKB48北原、高城、多田が『ハリー・ポッター』への思いを激白最終章に寂しさも
2011年06月08日昨年から交際中のキャメロン・ディアスとニューヨーク・ヤンキースのアレックス・ロドリゲスに破局のうわさが流れているが、一方で2人が仲良く行動を共にする姿が目撃されている。破局は5日、「People.com」が報じたもので、情報提供者は「2人は数日前に別れました。彼がふったんです。でも彼らは以前にも一度別れてよりを戻したことがあるので、今度も決定的な破局かどうかは分からない」と語っている。その言葉通り、報道のあった当日開催の「MTVムービー・アワード」のアフター・パーティに2人は連れ立ってやって来たし、翌6日にも一緒にマリブに建設中のロドリゲスの新居の様子を見に来たという。昨年5月から交際を始めた2人は一度破局を迎えたが、すぐに仲直りして、その後は婚約指輪購入の報道もあった。キャメロンは先日、米国版「ELLE」誌のインタビューで「アレックスは恋人よ」と語ったばかり。破局どころか、2人の関係はむしろ順調に前進しているようだ。(text:Yuki Tominaga)© Tsuni/Gamma-USA/AFLO■関連作品:グリーン・ホーネット 2011年1月22日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開イケない先生 2011年8月6日よりヒューマントラスト渋谷ほか全国にて公開© 2011 Sony Pictures Digital Inc. All Rights Reserved.■関連記事:『グリーン・ホーネット』セス・ローゲン×ジェイ・チョウ2人が憧れるヒーローは…『グリーン・ホーネット』日本上陸!愛車も“飛び出す”ド派手プレミアで、なぜか餅つきキャメロン・ディアス『グリーン・ホーネット』LAプレミアに真っ赤な妖艶ドレスで登場キャスト&監督来場!3D超大作『グリーン・ホーネット』ジャパン・プレミアに25組50名様ご招待鬼才ミシェル・ゴンドリーが蘇らせた『グリーン・ホーネット』予告編がついに解禁!
2011年06月08日ペ・ヨンジュン、チャン・ドンゴン、イ・ビョンホンという錚々たる韓国を代表する俳優たちと並び、日本でも絶大な人気を誇る元祖“韓流四天王”のひとり、ウォンビン主演で贈る『アジョシ』の予告編がシネマカフェに到着した!街の片隅でひっそりと質屋を営んで暮らす男・テシク(ウォンビン)。元特殊部隊隊員である彼は、過去に起きたある出来事がきっかけで心に闇を抱えていたが、隣に住む貧しい少女・ソミ(キム・セロン)だけは、彼と心を通わせていた。しかしある日、ソミは麻薬密売組織に母と共に誘拐されてしまう。彼女を救うべく、テシクはその危険な企みへと飛び込んでいくのだが…。今回届いた映像では、兵役を経て鋼の肉体を得たウォンビン扮する元特殊部隊隊員のテシクと、麻薬密売組織との激闘のアクション・シーンを始め、同じ“孤独”を抱える少女・ソミとの触れ合いを通して、それまで社会に背を向けて生きてきたテシクが“誰かのため”に戦いへと挑んでいく姿が描かれる。このウォンビンの姿に、女性だけでなく男性も思わず「カッコいい!」と歓喜するのではないだろうか?さらに、「アジョシ(=おじさん)」とテシクを慕うソミ役の、『冬の小鳥』で注目を集めた天才子役、キム・セロンの愛らしくも切ない演技にも心を締めつけられる。韓国のアカデミー賞と言われる「大鐘(テジョン)賞」で8部門にノミネートし、昨年の韓国での興行収入No.1とのふれ込みもあって、日本では秋公開にも関わらず、すでに多くの注目を集めている本作。予告編の終盤に映し出される「世界でひとりだけ。」の言葉の真意も気になるところ。まずはその一端ではあるが、予告編をチェック!『アジョシ』は9月17日(土)より丸の内TOEI 2ほか全国にて公開。※こちらの予告編はMOVIE GALLERYにてご覧いただけます。MOVIE GALLERY■関連作品:アジョシ 2011年9月17日より丸の内TOEI 2ほか全国にて公開© CJ ENTERTAINMENT INC. & UNITED PICTURES. ALL RIGHTS RESERVED■関連記事:ウォンビン最新作公開決定ドンゴンにビョンホン、クォン・サンウら30超男が熱い!
2011年06月08日作品ごとに全く異なるタイプの役柄を演じつつ、不思議な魅力で観る者を惹きつけるジェームズ・フランコ。その名を世界に知らしめた『スパイダーマン』シリーズでは、屈折した思いを抱えて心を闇に染めていくハリー役で存在感を放ち、『スモーキング・ハイ』ではセス・ローゲンと共にマヌケなコンビを好演しゴールデングローブ賞の主演男優賞にノミネート。そして『ミルク』では主人公の恋人のひとりを演じ、寂しさと優しさを湛えた表情が絶賛され、2度目のオスカー像を手にした主演のショーン・ペンに負けずとも劣らぬ高い評価を得た。今年のオスカー授賞式では司会者であると同時に主演男優賞候補者として、まさに八面六臂の活躍を見せたが、彼をそんな立場に押し上げたのがまもなく公開となる『127時間』である。本作の撮影の様子やメガホンを握ったダニー・ボイルの魅力について、ジェームズが熱く語ったインタビュー映像が到着!自然に囲まれた撮影現場で彼は何を感じたのか――?登山家のアーロン・ラルストンが実体験を綴った「奇跡の6日間」(小学館刊)を原作に、岩に挟まれて身動きが取れなくなった男の限界を超えた127時間と、サバイバルのために彼が下したある“決断”を描き出す本作。広大な自然の中で開始された撮影だが、監督のある意図によって撮影方法が変更される。ジェームズはそのときの様子をこう語る。「ダニーはテイクを細かく区切らずに撮影することを望んだんだ。長いテイクで撮ったシーンを切り取って効果的に使うためにね。長いときは20分くらいノーカットで撮影したよ」。だが、その手法は俳優にとって、大きな課題が…。「監督は具体的な指示が出せなくなる。『13分後にこう動いてくれ』なんて言えないだろ(笑)?だから僕と監督は同じ構想を持って撮影に臨まなければならなかったんだ。そのすり合わせは難しかったよ」。いわば、2人の信頼関係が可能にさせた撮影というわけだ。ジェームズはダニー・ボイルから直接掛けられた言葉を踏まえて、その魅力をこう表現する。「ダニーは監督という立場から役者の心得についていろいろ教えてくれたよ。常に新しいことに挑戦し、自分を高めることが大事だということ。『未知の作品に触れることで新たな能力を引き出せる』ってね」。まさにその言葉通り、限られた狭い空間の中で映し出される、これまでにない彼の表情、その変化、そして彼が表現したアーロンという男の深みを持った人間性にぜひ注目してほしい。『127時間』は6月18日(土)よりTOHOシネマズシャンテ、シネクイントほか全国にて公開。※こちらのインタビューはMOVIE GALLERYにて動画でご覧いただけます。MOVIE GALLERY「127の運命を変えた瞬間」キャンペーンサイト■関連作品:127時間 2011年6月18日よりTOHOシネマズシャンテ、シネクイントほか全国にて公開© 2010 Twentieth Century Fox■関連記事:窮地に立たされた男の究極の決断『127時間』試写会に20組40名様ご招待『127時間』伝説の本人も登場!世界各地から“運命を変えた瞬間”が到着あなたの運命を変えた瞬間は?『127時間』独占試写会に25組50名様をご招待オスカー授賞式のアフターパーティが各所で開催J・フランコは学業優先で大学へ【ハリウッドより愛をこめて】アカデミー賞のアフターパーティの一部を紹介!
2011年06月07日子供たちはいま、自分たちがこれ以上ない絶景を望む場所に立っていることを気づいているだろうか?いや、気づく必要なんてないのかもしれない。そんなことは気に留めず、彼らは隣の友達と些細なことで泣いたり笑ったりしながら、必ず起こるに違いない“奇跡”を信じて歩き続ける――。ドキュメンタリーを思わせる瑞々しさで、現代版『スタンド・バイ・ミー』とでも言うべき子供たちの旅を切り取った、是枝裕和監督最新作『奇跡』。主人公の兄弟を演じるのは、小学生の兄弟漫才コンビとして活躍する「まえだまえだ」の前田航基と旺志郎の2人。ひと夏の冒険を経て、彼らが得たものは――?航基「是枝監督の説明って、ホンマだいたいなんです(笑)」両親の離婚により離れて暮らす航一(航基くん)と龍之介(旺志郎くん)。もう一度、家族4人で元通りに暮らしたいと願う航一は学校で、まもなく開通する九州新幹線のあるうわさを耳にする。博多と鹿児島をそれぞれ出発する一番列車がすれ違う瞬間を目撃すると、どんな願いも叶うというのだ。奇跡に立ち会うべく航一と龍之介は旅の計画を立てるが…。何より、子供たちの自然な演技が素晴らしい本作。2人揃って映画に出演するのは初めてだったが、役柄や演技について航基くんが「普段の自分そのまんまの感じの役だったので、本当にそのまんまいつもの感じでいました」と言えば、映画出演自体初めての旺志郎くんも「演技しているというよりも普通の生活をしているみたいやった。こういう場面になったら、旺志郎たちも同じことするだろうな…って思いました」と何ら気負いなく演技に臨んだようだ。是枝監督は『誰も知らない』などで子供たちを演出したときと同じように、台本を渡さずに、撮影の直前に口頭で状況の説明とセリフを伝えるという手法を用いた。加えて、本作に関してはキャスティングが決まってから、役柄や脚本を2人に合わせて変更していったという。例えば劇中、航一も龍之介も自分のことを“僕”でも“おれ”でもなく名前で呼ぶが、これはまえだまえだの2人が普段からそうしているから。そうやって俳優に合わせつつ、カメラの前でその魅力を最大限に引き出し、断片をつないで物語にしていく監督に、航基くんはすっかり心酔した様子。「監督の事前の説明って細かくなくて、ホンマにだいたいなんです(笑)。それでこっちもやってみるんですが、完成した映画を観たら『なるほど、そういうことか!』って何度も思いました。やっぱり映画監督、というか是枝監督ってすごいんだなと思いました」。いやいや、“だいたい”の説明だけで監督の要求に応えてしまう2人こそ、すごいと思うが…。食は渋好み?九州の名産品を堪能!2人の年の差は2つ。小学校高学年から中学にかけてという、たった1年で心身ともに急激な変化を迎えるこの時期。普通、たった1年の差でも大きな開きのように思えてしまうものだが、2人の間には年齢差やいわゆる“兄”と“弟”といった関係性があまり見えてこない。航基くんは「兄弟というよりは友達。親友よりももう一歩深く奥に入った関係」と表現する。先述のように、映画の中からも普段の2人の素顔が垣間見えるが、改めて“相方”について語ってもらおう。航基くんは旺志郎くんについてこう語る。「旺志郎は、何でも気楽にサーッと受け流す、あっさりしたヤツですね。こだわり過ぎずにいい意味で適当な半面、それが雑という悪い部分で出てくることもあるんですが(笑)」。まさに、劇中の龍之介といったところ。では、旺志郎くんから見た兄、そして相方の航基くんはというと…。「いろんなこと考え込みますね。ひとつのことに興味持つと、そればっかりになって、ほかのことしなくなる。1回ハマると抜け出せない(笑)」。サラリと核心を衝く弟の指摘に航基くんは「あかんと思いつつ…人間、なかなか直らんもんですね…」。少し渋い顔をしていたが、九州のおいしいものは食べた?と尋ねると、たちまち笑顔に。「シシャモがおいしかったです。シシャモって卵を持っていない方が実は脂が乗っていておいしいと聞いたんですが、めっちゃおいしかったです!」と本当に12歳?と思える渋好みだ。一方の旺志郎くんは「明太子でご飯を食べるシーンがあるんですが、すごくおいしかったです。馬肉?監督に食べに連れて行ってもらいました!お土産に馬肉せんべいまで買って(笑)、新幹線で食べて帰りました」。ご当地のおいしいものと言えば、橋爪功が演じる祖父が作る鹿児島の伝統的な銘菓“かるかん”は?劇中では、2人は微妙な反応を見せるが…?「おいしいですよ。あんことは違ってほんのりとした甘さで。あっさりしてるけどお腹にたまるから朝ごはんにもいけるし」(航基くん)、「生地はもっちりしてて蒸しパンみたいです」(旺志郎くん)と、グルメレポーター顔負けのコメントでアピールしてくれた。“奇跡”の瞬間の葛藤――2人が得たものは?学校へ、駅へと全力で駆ける航一の姿や博多と鹿児島でそれぞれ離れて暮らす2人の電話でのコミカルなやり取り。オダギリジョー扮する飄々とした父親や、離れて暮らしても息子を思う大塚寧々演じる母親と、彼ら以上に大人びた子供たちの言動など、思わずクスリと笑ってしまう見どころが満載だが、何と言ってもクライマックスは、一番列車が行き交う轟音の中で、思い思いの“奇跡”を願い、叫ぶシーンだ。どんな気持ちであのシーンに臨み、その結果をどう受け止めたのか?航基くんはこう説明する。「最初、航一は何が何でも家族4人が元通りになることを望んでいたけど、旅をするうちに微妙な気持ちの移り変わりがあったんでしょうね。ギリギリまで葛藤があって、一度、口に出したら取り返しがつかなくなる、という思いもあって…。そう考えているうちに新幹線がすごいスピードで通り過ぎて行って、むなしさとか悔しさとかいろんなことを感じたと思う。あれだけ苦労して、みんなで協力して努力して辿りついて、きっと人生の厳しさを学んだのかな」。願えば全てが叶うほど人生は甘くないし、二度と取り戻すことのできない“何か”を失いながら人間は大人になっていく――この物語が少年たちに示すのは、そんな人生のしょっぱさかもしれない。それでもこの映画は断じて悲しい映画ではない。是枝監督は、2人にオーディションに接して「生きていくことに対してポジティブな力をもらった」と明かしたが、おそらく監督が感じたものと同じものをこの映画は与えてくれる。少しだけヒリヒリした心を抱えて映画館を出つつ、こう思えるはずだ。「大人になることはそう悪くもない」と。(photo/text:Naoki Kurozu)■関連作品:奇跡 2011年6月11日より新宿バルト9ほか全国にて公開© 2011『奇跡』製作委員会■関連記事:シネマカフェ読者ゴコロなんでもベスト5(第15回)憧れるリアル父親俳優は?本木雅弘&内田也哉子の娘が祖母・樹木希林と共演親は渋ってた…?是枝裕和監督の最新作!!『奇跡』完成披露試写会に50組100名様ご招待まえだまえだが是枝裕和最新作に主演!大塚寧々&オダギリジョーが両親役
2011年06月07日小栗旬と山田孝之が、大人気漫画のドラマ化、映画化として注目を集める『荒川アンダー ザ ブリッジ』に揃って出演することが決定!原作のビジュアルそのままの衝撃の“変身”が明らかになった。「聖おにいさん」も大人気の漫画家・中村光が2004年より「ヤングガンガン」(スクウェア・エニックス刊)にて連載しているヒット漫画の実写化として話題の本作。世界有数のトップ企業の御曹司である市ノ宮行がひょんなことから荒川河川敷に住む自称金星人の“ニノ”に命を救われ、そこから河川敷の奇妙な人々と交流していくさまを描く。主人公の行(通称リク)を林遣都が、ヒロインのニノを桐谷美玲という人気の若手キャストが演じるほか、城田優に片瀬那奈、安倍なつみに徳永えり、高嶋政宏、上川隆也など豪華キャストの参加が発表されるごとに大きな話題を呼んでいた。ついにこのたび、最後の発表を迎えたが、実写化で誰が演じるのか最も注目されていた河童の村長と星役にそれぞれ小栗さんと山田さんがキャスティングされることに。村長は、河童の着ぐるみで荒川河川敷に住む、男気と人望を兼ね備えた男。一方の星はかつて人気だったイケメンロックスターで全てにおいてロックな男。ニノに想いを寄せている。解禁となった画像を見ると、着ぐるみ、被り物で一瞬、誰なのか分からないほどだが、よく見るとまぎれもなく小栗さんと山田さん!『クローズ ZERO』シリーズで、学ラン姿で多くの観客の心をわしづかみにしたコンビが、まさかの河童&星のビジュアルで再タッグを組むことに。小栗さんは、出演の喜びをこう語る。「非常に面白いと思っていた『荒川アンダー ザ ブリッジ』の村長役をやれることになって嬉しかった。山田くんが星になったのも嬉しかった。村長は本当にやりたくてやらせていただいた役でしたが、実際は寒い日のウェットスーツはきつかったし、暑い日のウェットスーツはきつかったし、顔にノリをつけまくって汗をかきまくったときの内側の不快感といったらたまらないし。顔からつま先までかかるストレスがあんなに大変だとは思いませんでした。最終日に林くんと相撲をとってクランクアップしましたが、そのあとメイクとウェットを脱いだら体中から湯気が出ました。繰り返しになりますが、自らやりたいと言った役でしたが、こんなにきついと思いませんでした。でも、パート2ができたらいいなと思うくらい面白いものができたと思います」。かなりの不快感を伴いつつ、演じたようだが、山田さんはその小栗さんの誘いを受けて、星役を引き受けたという。その経緯について山田さんのコメントも到着した。「旬くんから『やって欲しい面白い役がある。俺は河童やるんだけど、お前星やらない?』と話をもらいました。僕も河童がいいなと思ったんですが、それで漫画を読んでみて星のキャラクターが面白かったので、すぐ『やる』と答えました。最初はキャラクターを演じるのが楽しかったけど、それがかき消されるくらい、辛かったですね…。星の被りものは頭がかゆくてもずっと掻けないし、顔を塗っているので粉塵がすごいのにマスクもできず、鼻もかめず、すすりつづけていました。監督はビジョンが見えている方で信頼できるし、みんなを盛り上げてくれるので、現場の雰囲気がよかったです」。錚々たるキャストを迎え、作品はどのような仕上がりになっているのか?ドラマ版ではニノがリクに恋を教えてもらう、という大枠に沿いつつ、キャラクターの個性を見せる構成となっているそう。その上で、映画版ではリク(林さん)と父親(上川さん)の親子のエピソードを中心に、リクと河川敷の仲間たちの交流、リクの父親の主導による開発の波にさらされる河川敷と、その狭間で葛藤するリクの姿が描かれる。ドラマはTBS系にて7月より放送開始。映画『荒川アンダー ザ ブリッジ』は2012年2月、全国にて公開。■関連作品:荒川アンダー ザ ブリッジ 2012年2月、公開© 中村光/スクウェアエニックス・AUTBパートナーズ■関連記事:『荒川アンダー ザ ブリッジ』キャスト発表!!電波系ヒロインは桐谷美玲「荒川アンダー ザ ブリッジ」ドラマ&映画化決定!キャスト詳細はいまだ不明
2011年06月07日映画『小川の辺』完成記者会見が6月7日(火)、都内で開催され、主演の東山紀之をはじめ、勝地涼、片岡愛之助、松原智恵子、藤竜也、篠原哲雄監督が出席。東山さんは映画の撮影が行われた東北地方への思い、家族への思いなどを明かした。藤沢周平の人気連作をまとめた「海坂藩大全」(文芸春秋社刊)の中の一篇「闇の穴」(新潮文庫刊)を原作に、親友であり妹の夫でもある男を討てと藩命を受けた武士の旅を綴った義と情の物語。東山さんは先月より、本作を携えて山形、仙台、盛岡と東北地方に足を運んできたが「撮影では、山形のみなさんをはじめ、東北の方々のお世話になりました。心をひとつにして、勇気を持っていただけるようにと回ってきました」と真摯な表情で語る。本作の撮影終了後に、女優の木村佳乃と入籍し、先ごろ第一子を授かったことが報じられたが「藤沢先生の作品には、家族の愛が多く含まれていて、発見や気づかされることが多いです。今回の震災で、目が覚めたところもありました。ごくごく普通のことが幸せで、ちょっとの幸せを大切にしていきたいと改めて感じました」と心境を明かした。本作の登場人物について「古き良き日本人の凛とした強さ、清らかな心を感じさせてくれる」と語るのは、藤沢作品初挑戦の勝地さん。東山さんとの二人旅が物語の軸となっているが、東山さんとの共演については「飲みに連れて行ってもらって勉強になるお話をいっぱい伺いました」と笑顔を見せた。この日も、東山さんが突然「勝地くん、(質疑応答を)仕切って」とむちゃぶりするなど、2人は強い絆を感じさせた。舞台公演の合間をぬって駆けつけた愛之助さんは、かつて舞台で藤沢作品の「蝉しぐれ」に出演したこともあり、藤沢さんの小説の大ファンだったという。東山さんとの激しい殺陣を披露しているが「道場に通って四苦八苦しながら勉強しました。東山さんと会わせる時間はあまりなかったんですが、東山さんは運動神経抜群ですぐに入ってきて楽しく務めることができました」と充実した表情を見せた。松原さんは美しい着物で出席。椅子に座ろうとすると隣の東山さんがすかさず手を引いてエスコートしていたが、東山さんについて、現場での芝居への取り組み方を絶賛。「(東山さんは)いつも立っていました。座っているところをほとんど見たことがなかったです」と明かした。すると、東山さんは照れくさそうに椅子から立ち上がり、会見場は笑いに包まれた。藤さんは東山さんの父親役だが「これまで家庭でも立派なお父さんだと言われたことはなかったけど、今回、立派なお父さんをやらせていただき、役者冥利につきます」と感謝。“息子”について「イメージ通りストイック。こんなに月代(さかやき)が似合う俳優はあまりいない」と讃えた。また、東山さんはこの日は残念ながら欠席となった妹役の菊地凜子の印象を聞かれ「『バベル』で強烈な印象を持っていたので、エキセントリックな方かと思っていたらすごくきちんとした自立した素晴らしい女優さんでした」と語り、菊地さん演じる田鶴との重要なシーンの撮影の日の思い出として「(その日は)僕の誕生日だったんですが、菊地さんが『東山さん、誕生日イエーイ!』と言ってくださり、僕も『イエーイ』とちょんまげ姿で返しました(笑)」と意外な“バースデイエピソード”を明かしてくれた。『小川の辺』は6月18日(土)より山形県で先行公開ののち、7月2日(土)より全国にて公開。■関連作品:小川の辺 2011年7月2日より全国にて公開© 2011「小川の辺」製作委員会■関連記事:菊地凛子が時代劇初挑戦!藤沢周平原作『小川の辺』でヒロインに
2011年06月07日5日(現地時間)、ハリウッドのユニバーサル・スタジオ内にあるギブソン・アンフィシアターでMTV主催の「MTVムーヴィー・アワード」授賞式が行われ、『エクリプス/トワイライト・サーガ』が最優秀作品賞など5部門を制覇した。8部門で候補となっていた同作は前々作、前作に続く『トワイライト』シリーズとして3年連続で最優秀作品賞に輝いた。主演の2人、クリステン・スチュワートとロバート・パティンソンも昨年に続いて最優秀主演女優賞と最優秀主演男優賞を受賞。主演女優賞では『ブラック・スワン』のナタリー・ポートマンも有力視されていたが、激戦を勝ち抜いたクリステンは受賞スピーチで「悪いけど、ポップコーンは私のものよ」と、ポップコーンのバケツ型の金色のトロフィーを手に喜びを語った。実生活でもカップルのクリステンとロバートはベストキス賞にも輝いた。『キック・アス』のクロエ・モレッツは新人賞にあたるブレイクアウト・スター賞とBiggest Badass Starの2冠。また、多くの部門にノミネートされた『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1』だが、トム・フェルトンが最優秀悪役賞を受賞するのみに留まった。(text:Yuki Tominaga)写真はロサンゼルスで行われた「MTVムーヴィー・アワード」授賞式の様子。© Reuters/AFLO■関連作品:エクリプス/トワイライト・サーガ 2010年11月6日より丸の内ルーブルほか全国にて公開TM & © 2010 Summit Entertainment, LLC. All Rights Reserved.キック・アス 2010年12月18日よりシネセゾン渋谷ほか全国順次公開© KA Films LP. All Rights Reserved.ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1 2010年11月19日より丸の内ピカデリー1ほか全国にて公開© 2010 Warner Bros. Ent. Harry Potter Publishing Rights © J.K.R. Harry Potter characters, names and related indicia are trademarks of and © Warner Bros. Ent. All Rights Reserved.ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2 2011年7月15日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 2011 Warner Bros. Ent. © J.K.R. Harry Potter characters, names and related indicia are trademarks of and © Warner Bros. Ent. All Rights Reserved.■関連記事:ジョニー&バートン監督、8度目のコラボ作『ダークシャドウズ』が英国で撮影開始!『ハリー・ポッター』新画像が到着夏の3D戦争をノンストップのアクションで制す?『ハリー・ポッター』熾烈な最終決戦の一端をお届け!予告編&最新画像解禁特別インタビュー!ダンブルドア&ハグリッドが、シリーズ終幕に向けた心境を吐露ニコラス・ケイジ、20歳の息子の挙式に出席
2011年06月07日ジョニー・デップがその声のみならず、肉体の動きまでも反映させたアニメーション映画『ランゴ』。本編のアニメ映像と共に、“エモーション・キャプチャー”と呼ばれる手法で実際にスタジオでジョニーらが撮影する姿をも捉えた最新予告編映像が到着した。『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズのジョニーとゴア・ヴァービンスキー監督が再タッグを組んだ本作。海賊に、チョコレート工場の工場長、そして不思議の国の帽子屋と“カメレオン俳優”という称号にふさわしい活躍を見せてきたジョニーが、今回演じているのはカメレオンのランゴ。砂漠の街に迷い込み、自分探しを続けるさすらいのカメレオンを熱演している。こちらのアニメーション、俳優陣が提供するのは“声”のみにあらず!キャラクターに俳優の感情(エモーション)を吹き込む“エモーション・キャプチャー”と呼ばれる技術を駆使して、俳優陣は実際にスタジオでキャラクターたちの動きや表情を再現し、その細かい動きがアニメーションに取り込まれているのだ。実際に予告編を見ると、各キャラクターの動きが、ジョニーをはじめとする俳優陣の動きそのものであることが一目瞭然。スタジオを生き生きと動き回るジョニーらの姿が映し出される。ジョニーは「昔から爬虫類には親近感と興味を抱いていた。でもランゴも、実は僕ら人間に通じる部分が多いと思う。彼は自分探しをしているんだ。彼はカメレオンだから、どんなものにも変身できるが、町の住民たちから、ありのままの自分を受け入れることを学ぶんだ」とランゴの“人間性”について語っており、久々のヴァービンスキー監督との再タッグに関しても「一瞬たりとも退屈を感じなかった。ゴアは、不条理さやコメディだけでなく、ドラマに対しても素晴らしいセンスを持っている」と深い信頼と作品への自信を明かしてくれた。アイラ・フィッシャーにアビゲイル・ブレスリン、ビル・ナイといった個性派のキャスト陣との共演にも注目。よーく見ると、それぞれキャラクターの顔が、演じている俳優の顔に見えてくるかも…?『ランゴ』は10月22日(土)より新宿バルト9ほか全国にて公開。※こちらの予告編はMOVIE GALLERYにてご覧いただけます。MOVIE GALLERY■関連作品:ランゴ 2011年10月22日より新宿バルト9ほか全国にて公開© 2010 Paramount Pictures. All Rights Reserved.■関連記事:J・デップ声優出演の『ランゴ』9,000万ドル突破全米1位はあのイケメン主演作ジョニー・デップ、『ランゴ』のL.A.プレミアに出席。記者会見ではサプライズも
2011年06月07日松本人志監督第3作『さや侍』の完成披露試写会が6月6日(月)、都内で開催され、上映前に松本監督と主演の野見隆明、熊田聖亜、板尾創路、柄本時生、りょう、ROLLY、腹筋善之介、國村隼が出席しての会見が行われた。この日の朝、松本監督のデビュー作『大日本人』のハリウッドリメイクが発表されたばかりとあって、松本監督の生のコメントを聞こうと多くの報道陣が詰めかけた。松本監督はこの日の発表や『さや侍』のロカルノ映画祭上映といった海外での評価に触れ「僕が面白いと思うことが、“世界”を絡めてやれる状況が整ってきたようで嬉しい」と満足そう。「日本(国内で)の評価がまだ低いかな…」と苦笑しつつ「“笑い”を届け続けるしかないかなと思う」と決意を語った。さらに「スポーツ紙の“松っちゃん監督”というのはもう勘弁してほしい」と“お笑いコンビ「ダウンタウン」の松本人志”という枠の中での国内の評価にやんわりと不満を示し「映画を壊してやろうというところから始まって、海外では割とすんなりと受け入れられたと思う。(国内の)知ってる人には“ヘタウマ”が通じずに“ヘタヘタ”と思われてるのかな。今回の作品で見方を変えてもらえると思います」と自信も。『大日本人』のハリウッドリメイクに関しては「普通は向こうに丸投げとなるけど、今回は何らかの形で参加する」と明かし、希望のキャストを問われると『大日本人』ではなく「『さや侍』をジョニー・デップでやりたい」とハリウッドNo.1の人気スターを指名した。今回の『さや侍』で松本監督からオファーを受けたキャスト陣は、ROLLYさん、國村さんはじめみな「(話を聞いて)小躍りしました」と喜びを語る。舞台俳優として活躍してきた腹筋さんは、監督が自分のことを知ってたことに感激していたが、松本監督は「腹筋くんはDVDを12秒くらい見ただけ」と肩透かしを食らわせ、これには共演陣からも笑いがわき起こった。また、柄本さんは板尾さんから「お父さん(=柄本明)は何か言ってた?」とふられ「オヤジは松本さんを見たくて、衣裳合わせの日に(用事を作って)のぞきに来たんですよ。でも見れなかったそうでヘコんでました」と明かし、これには何も知らずにいた松本監督も「マジで?」と驚愕していた。聖亜ちゃんは「すごく素敵な役で、幸せ者だと思いました」と喜びを語るが、撮影が始まってからも映画の撮影、しかも主演と知らされていなかった野見さんは「何も分からないまま、一生懸命やるしかなかった…」と心の内を明かした。そんな野見さんについて監督は「最初に『人に追われているように走って』と指示したら『助けてくれー!殺さないでくれー』って叫んでカット。最初は大変でした。でも時折、ヘタな役者じゃ太刀打ちできない顔を見せるようになった」とその成長を称えた。共演陣も印象的なシーンとして口々に野見さんのシーンを挙げ、初の演技挑戦とは思えない姿に称賛を送っていた。『さや侍』は6月11日(土)より全国にて公開。■関連作品:さや侍 2011年6月11日より全国にて公開© 2011「さや侍」製作委員会■関連記事:松本人志デビュー作『大日本人』ハリウッドリメイク決定!“切腹を申し付ける!”『さや侍』音声ストラップを5名様プレゼント松本人志、『さや侍』で「理想の娘」を描くも子役からは主演男優に鋭いダメ出しが…待望の松本人志監督第3弾!!『さや侍』試写会に10組20名様ご招待松本人志監督『さや侍』予告編が到着!りょうや板尾創路らの姿も
2011年06月07日「Hey!Say!JUMP」の山田涼介と知念侑李が、3D映画『スマーフ』の日本語吹替え版のメインキャストで声優に挑戦することが明らかになった。白い帽子がトレードマークの青い肌の小人として、世界中で愛されてきた人気キャラクター“スマーフ”たちの冒険を、実写と最新アニメーションを駆使した“ハイブリッド3D”として映画化した本作。山田さん、知念さんが演じるのは、メインキャラクターのクラムジー(写真右)とメガネが特徴のブレイニー(写真真ん中)。オリジナル版では、アントン・イェルチンとケイティ・ベリーという、ハリウッドで高い人気を誇る2人が担当したが、キャラクター同様に、子どもから親の世代まで幅広い層に親しんでもらえるキャスティングをという、本国製作サイドの強い要望に応える形で山田さんと知念さんの2人が担当することとなった。Hey!Say!JUMPでの活動に加え「NYC」、「NYCboys」と幅広い活躍を見せる山田さん。「左目探偵EYE」(日本テレビ)をはじめ、俳優としてもいくつもの作品で主演を務めてきたが、声優は今回が初挑戦。「初めて声優をやらせてもらえるということで緊張もありますが、スマーフのかわいいいイメージを崩さないように声優経験のある知念にアドバイスしてもらいながら共に頑張りたいと思います」と気合十分。知念さんも「声優を過去に一回挑戦したことがあるんですが、とても難しくて苦労しました。今回も苦労すると思うんですが、小さな僕が小さな青い妖精を演じたいと思います」と意気込みを語る。リンゴ3個分しかないちっちゃな妖精たちに、山田さん、知念さんはどのように命を吹き込んでくれるのか?『スマーフ』は9月9日(金)よりTOHOシネマズ 有楽座ほか全国にて公開。■関連作品:スマーフ 2011年9月9日よりTOHOシネマズ 有楽座ほか全国にて公開
2011年06月07日