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1本目のオススメは、ほろ苦く甘酸っぱいラブストーリー『(500)日のサマー』。「自分の愛する相手が自分を愛していることほど幸せなことはない」。そんな恋愛の真理を胸きゅんタッチで教えてくれる珠玉の一作だ。主人公は、夢はあるけれど追い求める気合いの足りない青年・トム。優しさと頼りなさが背中合わせにあるような彼が、クールでドライな女性・サマーに恋をし、関係を築き、恋に破れ、傷つき、成長していく。その間、500日をくるくると行き来しながら、恋のあんな瞬間やこんな瞬間を突きつけていくスタイルがシビアでユニーク。繊細な分だけうじうじ、夢見がちな分だけ能天気な繊細くん、トムの純情がお腹いっぱい伝わってくる。ただし、男目線を大威張りで掲げた物語ではあるものの、女性の気持ちも確実に把握しているのが本作の侮れないところ。恋を信じないのではなく、トムとの恋を信じなかったサマーの500日こそが恋愛の真理を物語り、“(500)日のサマー”は案外身近な存在であることを教えてくれる。恋してきた人も恋する人も恋したい人も必見!2本目のオススメは、モーリス・センダックの絵本を映画化した『かいじゅうたちのいるところ』。『アダプテーション』などでも非凡さを見せつけたスパイク・ジョーンズ渾身のファンタジーだ。主人公の少年・マックスは何だか上手くいかない日常への苛立ちを隠せず、家を飛び出して不思議な島へ。そこに暮らす“かいじゅうたち”と夢の王国を築こうとする。マックスを丸呑みできるくらい大きいかいじゅうたちが、どの子もどこか物悲しげで愛くるしくキュート。等身大の着ぐるみで実写撮影した上CGを施し、かいじゅうたちのふさふさボディやちょっとグロテスクな鼻、つぶらな瞳に息を吹き込んだジョーンズ監督のこだわりが光る。しかも、不思議な島には不思議な島なりの事情と人間模様があり、喜びも哀しみも、楽しさも痛みも、愛も憎しみも存在する現実感の妙。愛おしくなるほどファンタジー感たっぷりの作品世界の中で、切なくなるほど生真面目に現実と向き合うストーリーが心を震わせる。決して大仰ではなく、さり気なさが心憎いマックスの旅の終着点も出色!そして3本目のオススメは、主演のメリッサ・レオがアカデミー賞候補に挙がった『フローズン・リバー』。夫に生活資金を持ち逃げされ、息子ふたりを抱えて途方に暮れる白人女性が、北アメリカの先住民、モホーク族の女性を相棒に、不法移民を密入国させる犯罪に手を染めていく。食べ物にも困るほど貧しい暮らしを強いられるシングルマザーのレイと、夫に先立たれ、我が子を義理の母に奪われたモホーク族のライラ。異なる事情の世界に生きるものの、それぞれ追い詰められた人生を送るレイとライラの“共犯関係”が凄まじく、凍てつくニューヨーク州最北部の田舎町とカナダの国境を行き来する姿がやるせない。母親であるという共通の事情と感情を胸に、不運の連鎖にはまり、やがてひとつの結論に達する女性たちのドラマが感動的。雪に覆われた地を舞台に“社会”をシビアにあぶり出しながら、それでもどこか温かく、雪を溶かすほどほっこりと人と人の絆を描き、人間の可能性を信じる女性監督コートニー・ハントの人柄が感じられる。「主人公たちを理解し、最後には少しでも好きになってもらえたら嬉しい」。こう語るハント監督の願いが、きっと観客に届くであろう秀作。(text:Hikaru Watanabe)■関連作品:(500)日のサマー 2010年1月9日よりTOHOシネマズシャンテ、シネクイントほか全国にて公開© 2009 TWENTIETH CENTURY FOXかいじゅうたちのいるところ 2010年1月15日より丸の内ルーブルほか全国にて公開© 2009 Warner Bros. Entertainment Inc.フローズン・リバー 2010年正月第二弾、シネマライズほか全国順次公開■関連記事:【どちらを観る?】2009年もあとわずか…年末年始オススメ映画レビュー第1弾2010年、最も活躍する俳優は?『かいじゅうたちのいるところ』Tシャツを3名様プレゼントラブコメ=女子映画と侮るなかれ力関係の逆転に共感?『(500)日のサマー』ゴールデン・グローブ賞候補が発表 G・クルーニーと豪華キャスト『NINE』一騎打ち?こども店長、タキシードでレッドカーペットに!英語操り、ハリウッドへ向け準備万端?
2009年12月21日ボクシングWBCフライ級王者の亀田興毅選手が12月21日(月)、東京・スペースFS汐留でホラー映画『パラノーマル・アクティビティ』(オーレン・ペリ監督)を鑑賞した。同作は、若いカップルが女性の側に幼少時からにとり憑いていた悪霊の正体を知るためビデオカメラで生活の一部始終を撮影し、悪霊と対峙するさまを描く物語。ペリ監督が自宅で体験した不可解な出来事を基に撮影日数7日、製作費約135万円の超低予算で完成させ、全米で興行収入約96億円のヒットを飛ばした話題作。スティーヴン・スピルバーグ監督率いるドリームワークスがリメイク権を得ながら、これ以上の恐怖を描くのは難しいと判断しオリジナルをそのまま公開した経緯を持つ、スピルバーグ“お墨付き”の作品だ。特別チャンピオンベルトを手に登場した亀田選手は、上映前から「怖いのメチャメチャだめ。顔真っ白になるんちゃうかな…」とビビリながら最前列中央に着席。上映中は凍りついたようにスクリーンに見入った。上映後は「なんやコレ、ごっつびっくりしたわ。おれ、結構ビビリやで。怖いのって夢に出てきたりするやろ。あかんあかん。本当は観たくなかったん」と怯え、劇中の悪霊には「勝たれへん、勝ち目ないで」と降参。彼女を守るため悪霊に立ち向かえるか?の質問に「怖いな〜。試合の方が楽や。でもやらなあかんとな。ハッスルしないと」と騎士道精神をチラリとのぞかせつつも、「ジェットコースターもお化け屋敷もあかん。遊園地で乗れるのはメリーゴーランドぐらいや」と怖がりぶりを見せつけた。一方、先月29日の内藤大助選手に判定勝ちした試合の話題には「終わったことやから次に向かって頑張っていかんとあかん。変化?特にないし毎日一緒。最近もまあ適当に」とサラリ。今年1年をふり返ると「喜びは半分。大毅と兄弟でチャンピオンになっていい正月迎えようと話していたけど大毅が(10月の試合で)負けてしまったからな」と語り、「来年2月7日に世界戦決まったから兄弟でチャンピオンを実現してくれるやろ。兄弟でがんばってボクシング界を盛り上げたい」と抱負。プライベートで結婚は?と聞かれると「考えてないね。まあいつかね」とはにかんでいた。『パラノーマル・アクティビティ』は2010年1月30日(土)よりシネマサンシャイン池袋、TOHOシネマズ六本木ヒルズほか全国にて公開。■関連作品:パラノーマル・アクティビティ 2010年1月30日より全国にて公開■関連記事:全米を沸かせた“超常”ムービー『パラノーマル・アクティビティ』試写会に40組80名様ご招待無名ホラー映画が全米で“恐怖”の社会現象に12館スタートからトップ5位へ!
2009年12月21日シャイア・ラブーフが恋人のキャリー・マリガンとロサンゼルスの街をデートしているのが目撃されたが、驚いたことに2人の移動手段はバスと徒歩という庶民派なものだった。シャイアの家があるシャーマン・オークスの路線バス停留所でキスしていたと思ったら、手を繋いで近くのメキシカン・レストランに行ってブリトーをテイクアウトして歩きながらランチ。「build-your-own-volcano」という火山の模型キットを購入したり、シネコンで映画を観たり、とごく普通のカップルの地味な休日デートだが、キャリーを見つめるシャイアの何とも嬉しそうな表情は、これまであまり見せたことのない明るさだ。2人は『ウォール街』の続編『Wall Street 2: Money Never Sleeps』(原題)で恋人同士の役を演じ、その後、交際に発展した。イギリス人のキャリーに、なじみの地元のお気に入りスポット紹介を兼ねたデートだったようだ。キャリーは『アン・エデュケーション』(原題)でゴールデン・グローブ賞映画ドラマ部門の主演女優賞にノミネートされた期待の新星。1月17日の授賞式にはシャイア同伴でレッド・カーペットに登場するかもしれない。(text:Yuki Tominaga)© Splash/AFLO■関連作品:アン・エデュケーション (原題) 2010年、全国にて公開第67回ゴールデン・グローブ賞 [アワード]■関連記事:106か国で大ヒット『アバター』キャメロンが“新旧”ヒロインに込めた思惑とは…オスカーの各俳優賞ノミネーションを占う、全米映画俳優組合賞候補が発表!第67回ゴールデン・グローブ賞テレビ部門では注目作「Glee」3部門ノミネートゴールデン・グローブ賞候補が発表 G・クルーニーと豪華キャスト『NINE』一騎打ち?オスカー前哨戦のナショナル・ボード・オブ・レビュー賞でG・クルーニー新作が4冠
2009年12月21日映画『ウルルの森の物語』が12月19日(土)、初日を迎え、東京・有楽座で船越英一郎、深田恭子らがウルル役のウルフドッグと共に舞台挨拶を行った。同作は、幼い兄妹がオオカミの赤ちゃん・ウルルとの交流を通し成長する姿を追ったファミリードラマ。ウルルは撮影時、生後40日の子犬だったがいまは生後7か月、この日は大きく成長してキャスト陣と再会。獣医役の船越さんは「巨大化した」と驚きながらも「頭のいい子で誰とでも仲良くなる」と褒め、あいさつ中、じっとしていられず首にぶら下がっていたベルの飾りをガリガリ噛むなど落ち着かないウルルを必死に(?)なだめた。カメラマン役で動物と初共演した深田さんは「動物との撮影は大変というイメージがありましたが、この子(ウルル)はすごくいい子だったので、動物との共演っていいな〜と思いました」と楽しげにふり返り、大きなウルルに怖がることなく背中を撫でた。対照的に、兄・工藤昴役の子役、桑代貴明は「ウルルは最初、カバンに入るくらい小さかったのにいまは頭しか入らない。暇があれば遊んでいたけど、いまは噛み殺されそう」。妹・しずく役の子役、北村沙羅も「ウルルはいたずら好きで洋服をよく引っ張られました。髪を引っ張られた時が一番痛かった…」と揃って怯え気味。牧場の跡取り息子を演じたお笑いコンビ、よゐこの濱口優はガリガリと音を立てるウルルを「野性に帰りつつありますね」と実況解説。長沼誠監督も「本当に賢かったけど、朝が弱いところは人と同じ」と評し、こちらは揃って観客を笑わせた。『ウルルの森の物語』は全国東宝系にて公開中。(photo/text:Yoko Saito)■関連作品:ウルルの森の物語 2009年12月19日より全国東宝系にて公開© 2009 「ウルルの森の物語」製作委員会■関連記事:この冬、1つの奇跡に涙する『ウルルの森の物語』試写会に15組30名様ご招待
2009年12月19日2007年の発売以来、世界でも人気を集めるナゾトキゲーム「レイトン教授」シリーズを映画化した『レイトン教授と永遠の歌姫』。本作が12月19日(土)に公開初日を迎え、レイトン教授役を務めた大泉洋をはじめ、堀北真希、水樹奈々、相武紗季ら声優キャストと監督の橋本昌和が舞台挨拶に登壇した。女性キャスト陣の熱狂的なファンを始め、ほぼ男性で埋め尽くされた客席を前にした大泉さんは、「ここまで男性が多い舞台挨拶は初めてで、あらためて自分の人気に驚いてます」と勘違いモード全開、笑顔のアピールで男性たちの「かわいい〜!」という声援を集めた。来週のクリスマスに因んで、この日キャスト全員に「一番思い出に残るプレゼント&今年欲しいプレゼント」が聞かれたが、最近、母親からゴルフウェアをもらったという大泉さんは、「お母さんのセンスって恐いから『地味なものにしてくれ』とお願いしたら、その後テーブルに置いてあって。それが恐ろしく派手なジャージで!」と衝撃のプレゼントを告白。「では今年は?」との質問には「もうちょっと地味なウェアがあれば」と即答し会場を沸かせた。大泉さんと一緒に、シリーズを通じてルークの声を担当してきた堀北さんは、「3年前に初めて声優に挑戦したときは、声のお芝居が本当に出来なくて苦しみましたが、シリーズをいっぱい重ねてこうしてスクリーンでレイトン教授とルークの活躍を見ることができて嬉しいです」と喜びの挨拶。先のクリスマスに関する質問には、「クリスマスの日に、友達にプレゼントとしてツリーをあげたことがあって。1日しか使えない物をあげてしまうという失敗をしたことがあります」とかわいらしいエピソードを披露した。では今年欲しいものはというと「門松が欲しいです」と断言。すると、すかさず大泉さんが「明日のスポーツ新聞に『堀北、門松欲しい』って書かれるけど大丈夫?」とツッコミを入れ笑いを誘った。同じ質問に、水樹さんは「うち、すごく寒くて夜になると10℃以下になるんですよ。寒くて眠れないので、暖房が欲しいです」とプレゼントを懇願。するとここでも大泉さんが「貰うの待たないで早く買ったほうがいいですよ!切実ですよ、心配だな」とお節介。残る相武さんにとっての最高のプレゼントはというと「友達が作ってくれたケーキ。すごく美味しかったので思い出に残ってます」とのこと。今年も「プレゼントよりも美味しいケーキが食べたい」と、自称“食べる専門”という意外な素顔を堂々とさらした。さらにクリスマスに因んで、レイトン教授役の大泉さんに「サンタクロースの故郷と言われる国はどこ?」という“ナゾトキ”が課せられたが、これには「私はその国でサンタと写真を撮りました」と自信満々の大泉さん。見事、答えを当てると後方のクリスマスツリーに「大ヒット」の文字が出現し、作品の門出をお祝い。そして最後に、大泉さんは「この封切りが終わってしまえば、真希ちゃんや紗季ちゃんや奈々ちゃんにもう会うこともないと…。せっかく仲良くなったのに」と女性陣を見回すも三方の賛同を得られず、また勘違い?それでもめげずに「またみなさんをテレビで見るだけかと思うと寂しいので、早いとこ最新作を作っていただいてみなさんにお会いできる日を楽しみにしてます」と続編を切実に願っていた。キャスト陣が口を揃えて、ゲームとは違う、謎解きとストーリーの魅力に太鼓判を押す『レイトン教授と永遠の歌姫』は全国東宝系にて公開中。■関連作品:レイトン教授と永遠の歌姫 2009年12月19日より全国東宝系にて公開© 2009 LEVEL-5/Team Layton The Movie■関連記事:大泉洋、独演会!「謎が邪魔」発言の火消しに学歴詐称&市村正親に挨拶するも撃沈人気のナゾトキゲームが映画化!『レイトン教授と永遠の歌姫』試写会に15組30名様ご招待
2009年12月19日映画『アサルトガールズ』に主演した女優の黒木メイサ、共演の菊地凛子、佐伯日菜子、押井守監督らが12月19日(土)、東京・テアトル新宿で初日舞台あいさつを行い、今年1年をふり返った。2009年を表現する漢字1文字を披露する時間が設けられ、黒木さんは「走」と書いた色紙を見せ「1年間走ってきた、という感じなので。あと、今年は自転車にハマりましたのでそれもひっかけて」とサラリ。菊地さんは「楽」で「ラク、ではなく楽しい、です。楽しい年にしたいと思い楽しもうとして楽しく過ごせたから。ウフフ」と充実の笑顔。自分にご褒美をあげるなら?の司会者の質問に「お食事券がいいな。私の中でいま、モツ鍋がブームなので10回行けるくらいほしい」とおねだり。佐伯さんは「始」で「いろいろ始まった年だった。超プライベートでは子供の小学校生活が始まりました」と報告した。押井監督は、「身」と書いた色紙を見せると「今年最大の事件というか成果は、黒帯を取ったこと。55を過ぎて始めて、人には言えない精進を重ねて3年目でようやく取った。これから映画は身体で作るんだと。いままでは頭で作ってきた。この作品は自分に正直に作った映画。評価を正直に知りたい。いいならまたこういう映画。ダメならまた『イノセンス』みたいな陰湿な世界に退避します」と笑わせ、拍手を贈られた。同作は、黒木さんら扮する美女ハンターが、仮想空間“アヴァロン”で巨大モンスターと戦うファンタジー・アクション。菊地さんは「3人のハンターがコミカルに戦っています。一度も現場でお会いしていないのに、さも一緒にやったかのようになっています」とCG技術をPR。押井監督は「映画は女優のモノだとしみじみ感じた」と締めくくり、再び観客の笑いを誘った。テアトル新宿、池袋テアトルダイヤほか全国にて公開中。(photo/text:Yoko Saito)■関連作品:アサルトガールズ 2009年12月19日よりテアトル新宿、池袋テアトルダイヤほか全国にて順次公開© 2009八八粍・デイズ/ジェネオン・ユニバーサル・エンターテイメント■関連記事:黒木メイサ インタビュー「人との関わりの中で作っていく楽しさがやっと分かってきた」押井守ファン必見!『アサルトガールズ』公開記念企画の大賞賞品を監督が直々に決定黒木メイサ、押井守のオヤジギャグに動じず芸能レポーターの質問にも動じず黒木メイサ、獅童との交際への執拗な質問もクールにかわす!『アサルトガールズ』会見押井守最新作!黒木メイサ主演『アサルトガールズ』予告編到着
2009年12月19日発行部数3,200万部を超える二ノ宮知子による同名人気コミックを、大ヒットを博したTVドラマに続き、ヨーロッパを舞台に映画化した『のだめカンタービレ最終楽章前編』が12月19日(土)に公開初日を迎えた。東京・日劇1にて初回上映後に満員の客席がスタンディングオベーションで熱気に包まれる中、主演の上野樹里&玉木宏、ウエンツ瑛士、山口紗弥加、山田優、なだぎ武、チャド・マレーン、福士誠治、吉瀬美智子、竹中直人、そして竹内英樹監督が登場し、舞台挨拶が行われた。大歓声と拍手を浴びた上野さんは、「こんなに暖かい舞台挨拶は二度とないと思います。ずっと応援してくださったみなさんの笑顔が見れて嬉しいです」と感激した面持ちで挨拶。まさにハマリ役となった“のだめ”こと野田恵役について、「生きる力を与えてくれた役。本当に馬力がすごいので、自分ものだめからパワーをもらってます」と語った。また、来年4月には同作の後編が公開となるが、「前編と後編では全く違う表情が出ていてパワーアップしているので、これからもまだまだよろしくお願いします」とアピールした。千秋役の玉木さんは本作で数多くの曲の指揮に挑戦したが、「何度もビデオを見て口笛や鼻歌で歌えるようになるまで、全部憶えるのが大変だった」と役作りがいかにハードだったかを吐露。「前回よりも成長した姿を重要視した」と強い思い入れをクールに語った。のだめとバトルを交わす並木ゆうこ役の山口さんは、「リハから飛ばしすぎて転んじゃって丸見えになったことがあったんですが、樹里ちゃんが飛んできて『見ないで〜!』と庇ってくれて。なんていい子なんだろうと」と撮影のエピソードを明かした。この日はタイトなミニスカート姿で山田さんの衣裳とバッティングしたが、司会のフジテレビ・軽部アナから「山田さんとの脚線美対決ですね」と煽られると、「負けてるって。面倒くさい振りはやめてください」と一喝!これに影響されてか、笑いが込み上げてきて止まらない様子の山田さん。特別ドラマに続き天才ピアニストの孫Ruiを演じているが、「前編では天才ピアニストとしての演奏シーンはなかったので、後編では楽しみにしていただければ」と後編での活躍をしっかりと告知。女性からの熱い視線を独占する玉木さんに敵対心むきだしのウエンツさんは、「精一杯のいい格好をしてきた」と気合の勝負服を披露し、玉木さんに「花大きすぎるだろ」とツッコミを喰らったりと仲の良い様子を見せた。さらに観客に向けて「いかがでしたか?」と促すや「もう一回歓声を入れてもらいましょうか?そうなるとTVで僕のトークも使われるので」としたたかなアピールで会場を沸かせた。玉木さんの人気に嫉妬するのはウエンツさんのみならず?オーボエ奏者・黒木役の福士さんも玉木さんのオーケストラでの指揮ぶりを「本当に完璧で、僕が吹く直前に必ず目が合っていました」と称えるや「何で誉めてるんだろ…」と後悔していた。お笑い界からの参加となったなだぎさんとチャドは、ネタ対決?なだぎさんはおなじみのディラン・マッケイを引き合いに、「オープニングで自転車で入っていかないかが心配でした。監督にはフランス人のテイストを入れなきゃということを丸投げされて、僕のテンパり具合が出てます」と撮影をふり返った。一方、完成披露の場でネタが空振りだったチャドは最初こそ自粛気味だったが、「最後に1つだけ」とアメリカンジョークを交えた渾身のネタを見せるもやはり空振り…。吉瀬さんは、劇中では鬼マネージャーのエリーゼ役に成りきっているが、「本当にテンションの高い役ですが、実際の私はエリーゼみたいにドSじゃない…」と至って控えめなコメント。さらに「後編ではのだめにもエリーゼの魔の手が忍び寄るのでは…」とほのめかすと、会場が一瞬で静寂なムードとなった。そして、「女の子いっぱい!あの子とその子と合コンしたい!」と、劇中の“ミルヒー”ことシュトレーゼマンのままのテンションを見せた竹中さん。ただ一人、劇中のカツラと金ピカの衣裳で登場したことを突っ込まれると、「竹中くんはとっても恥ずかしがり屋!」と声を張り上げた。さらに、「千秋とのだめにエールを…」と求められると、「こんなに素晴らしい初日を迎えられてミルヒー嬉しい。3人で抱き合いましょう!」と、本気で逃げる上野さんにキスを迫る一幕も見せ、会場を爆笑の渦に巻き込んだ。最後には、3人で固く抱き合った。『のだめカンタービレ 最終楽章 前編』は全国東宝系にて公開中。■関連作品:のだめカンタービレ 最終楽章 前編 2009年12月19日より全国東宝系にて公開© 2009 フジテレビ・講談社・アミューズ・東宝・FNS27社のだめカンタービレ 最終楽章 後編 2010年4月17日よりTOHOシネマズ日劇3ほか全国にて公開■関連記事:ヅラ装着率高し!『のだめ』キャスト陣が劇中の衣裳でボケ&ツッコミ、4千人大興奮クリスマス目前!「聖夜を一緒に過ごしたい俳優」1位を岡田将生&玉木宏が二分!お似合いの映画カップルは?「MTV」オリジナルステッカー&「ウサビッチ」グッズを10名様プレゼント聖なる夜を一緒に過ごしたい俳優は?「MTV」Ituneカードを10組20名様にプレゼント玉木宏、音楽の都・ウィーンで堂々の指揮!“のだめ”上野樹里もパワー全開
2009年12月19日女性から絶大な人気を誇る江國香織の同名小説を中谷美紀×大森南朋という組み合わせで映画化し注目を集める『スイートリトルライズ』の予告編がこのほど初めて公開された。一見、理想的な家庭を築いているかのようで、心のすれ違いを感じている一組の夫婦。それぞれに家の外に心惹かれる相手を持ち、家の中では嘘と秘密を重ねつつも、互いへの愛の深さを確認し合う姿が生々しく描かれる。映画の製作が決定した当初から、江國作品独特の言葉遣いが、生身の俳優によってどのようなトーンでどのように表現されるのか?と注目を集めていたが、今回解禁となった予告編では、妻・瑠璃子(中谷さん)の「恋をしているの。本当は夫だけを愛していたいのに」、「この部屋には、恋が足りないと思うの」などのセリフが登場している。小林十市が演じる不思議な青年、池脇千鶴扮する大学の後輩に、瑠璃子と聡(大森さん)がそれぞれ惹かれていく様子もしっかりと描かれているので、こちらもぜひチェック!ちなみに原作者の江國さんは、映像化された本作について「書いたことではなく書きたかったことを、視覚化されて愕然とした、というのが正直なところです。一体どうしてこんなことができたのかわかりません。小さな、美しい映画」と独特の表現で称賛している。原作者を“愕然と”させるとは、一体どのような作品に仕上がっているのか?『スイートリトルライズ』は2010年3月、シネマライズほかにて公開。こちらの予告編はMOVIE GALLERYにてご覧いただけます。MOVIE GALLERY■関連作品:スイートリトルライズ 2010年3月、シネマライズにて公開© 2009 江國香織/「スイートリトルライズ」製作委員会■関連記事:中谷美紀、官能&ドッキリ表現「肌の上をなめくじが這うような作品」「変態監督?」大人な秘密の恋をしてみたい俳優、第1位は大森南朋! デップ&ブラピに競り勝つスガシカオが江國香織×中谷美紀×大森南朋『スイートリトルライズ』の主題歌を担当!『スイートリトルライズ』クランクアップ!中谷美紀×大森南朋の自宅写真を独占初公開中谷美紀×大森南朋が夫婦役に!江國香織原作『スイートリトルライズ』が映画化
2009年12月19日浅野いにおの人気漫画を映画化した『ソラニン』の監督と脚本家によるトークイベントが12月17日(木)、早稲田大学で開催中の「第22回早稲田映画まつり」のプログラムの中で行われた。自身も早大出身の三木孝浩監督が脚本の高橋泉と共に出席。この日が初披露となる本作のメイキング映像なども上映され、会場は大きな盛り上がりを見せた。音楽を軸に、夢と現実に葛藤しつつも前進しようとする若者たちの青春を綴った本作。冒頭に上映されたメイキング映像では、主演の宮崎あおい、高良健吾を始め、桐谷健太、近藤洋一(サンボマスター)、伊藤歩ら主要メンバーが撮影やバンドの練習に臨む姿、現場でじゃれあう姿などが映し出された。映像の中で、宮崎さんは現場を「幸せな空間でした」と表現、劇中での高良さん演じる恋人・種田の事故死を「(撮影中に)私自身、種田が死んだという実感がなくて…」と役に深く入り込んでいたことをうかがわせた。また、演奏のシーンでは、監督が宮崎さんらの演奏を直接聴いて、当初の予定を変更してカットを区切らずに撮影する様子などがカメラに捉えられていた。クランクアップの際には、伊藤さんが思わず目頭を押さえる一幕も――。貴重なメイキング映像に、客席は夢中で見入っていた。上映後、壇上に三木監督と高橋さんが登場。監督は長い間、音楽のプロモーション・ビデオ(PV)のディレクターとして活躍しており、映画作品の監督は本作が初めてだったが「学生時代から映像を仕事にしたいとは思ってました。大学を休学して映画学校に通ったときに、PVを作る実習があったんです」と映像制作を仕事にすることになった経緯を明かした。会場には映画監督志望の学生が多く詰め掛けていたが、三木監督は「自分はずっと映画監督になりたいと思ってて、時間がかかったけど、こうして夢をかなえた。思い込めばそうなるんです。まさに『ソラニン』のストーリーも同じで、自分を肯定することで見える未来があると思います」と学生たちにエールを贈った。続いて、話題は本作の撮影に。人気漫画を原作にすることについて「映画で、生身の人間が演じて漫画と違うリアリティをどう出せるか?と考えました」と監督が言えば、高橋さんも「原作の漫画の中で流れている言葉はどこかはっきりせず、ボンヤリしてるんです。それをどうするか?思い切って直接的な言葉にして、やっぱり壊して…と堂々めぐりで苦しかったですよ」と苦労を明かした。高橋さんが自身の脚本の中で、オリジナリティを出した部分として気に入っているシーンというのが「原作にはない、ビリー(桐谷さん)の部屋のシーン。ビリーにすごく思い入れがあったので『見せたい』って思ったんです」と語った。ちなみに、原作者の浅野さんも現場を訪れたそうで、1シーンだけ出演しているので、こちらも注目したい。会場からも、2人への質問が次々と飛び出し、イベントは大盛況。客席からの質問に答える形で監督が挙げた2009年のベストムービーは「洋画は『母なる証明』、邦画は『サマーウォーズ』」とのこと。高橋さんは『ミスター・ロンリー』(※公開は昨年)を挙げた。監督は最後に、会場の若者たちに向けてこんなアドバイスを。「それぞれみんな、悩みを持っていて、それは他人には絶対に理解されないものです。特に、就職とか将来のこととかを考えると不安になるものだけど、実は、悩んだり迷ったりしている間は心地良かったりする。何かを決めて進む方が痛みを伴うんです。その痛みを伴う作業…『ソラニン』はそれを描いています!」。第一線で活躍する“先輩”言葉に、会場からは大きな拍手がわき起こった。『ソラニン』は2010年4月、全国にて公開。■関連作品:ソラニン 2010年4月、全国にて公開© 2010浅野いにお・小学館/「ソラニン」製作委員会/写真:太田好治■関連記事:『ソラニン』予告編解禁!宮崎あおい&高良健吾歌う「ソラニン」も初公開『ソラニン』メインテーマにアジカン決定!宮崎あおいの歌声とのハーモニーに期待大『ソラニン』劇中音楽を手がける「ent」の正体はストレイテナーのホリエアツシ!『ソラニン』ライヴシーン潜入…宮崎あおい、最終日に鳥肌モノの熱唱!画像も初公開宮崎あおいがギター弾き語りに挑戦!『ソラニン』主演キャスト・監督が明らかに
2009年12月18日今年、ハリウッドでブレイクを果たした俳優と言えば、おそらく真っ先に名が挙がるのがサム・ワーシントン。『ターミネーター4』での名演に続き、本日12月18日(金)に全米でついに公開を迎えた『アバター』に主演し、ハリウッドのスターの仲間入りを果たした。そんな、いま最も勢いのある“昇り龍”サムの来年の主演作に関する情報が…。日本では来年のGWに公開される『タイタンの戦い』でサムが演じるのは、ギリシャ神話の英雄・ペルセウス。本作で神や悪魔たちとの激しい戦いに身を投じるサムの最新映像が到着した。『ターミネーター4』、『アバター』と未来を舞台にした作品に出演してきた彼だが、本作では時代を大きく遡って神話の時代へ。神々の王・ゼウスの子として生まれながらも人間として育てられたペルセウスが、世界を破滅から救うべく、権力闘争に明け暮れる神々や忌むべき悪魔、恐るべき獣たちと戦い、自らの運命を切り開いていく姿を描く。ちょっぴりいかつい風貌もあいまって、無骨な肉体派という印象が強いサムだが、アクションと共にその演技力の高さに対する評価はピカイチ!『007/カジノ・ロワイヤル』におけるジェームズ・ボンド役を最後までダニエル・クレイグと争った経験を持ち、『ターミネーター4』では肉体の大半が機械でできており、物語の重要な鍵を握るマーカス・ライトを見事に演じきり、激賞をあびた。このほど発表されたゴールデン・グローブ賞において『アバター』が見事に作品賞へのノミネートを果たしたが、こちらも斬新な映像世界に加え、サムを始めとする確かな演技力を持った俳優陣によるドラマが評価されてこそ。本作でも葛藤を抱えつつ、戦いに身を投じるペルセウスの複雑な心情を体現している。本作が、サムが今後さらなるスターダムの高みへと駆け上がるきっかけとなるかも。脇を固める俳優陣も豪華のひと言!神々の王・ゼウスを演じるのはリーアム・ニーソン。リーアムと『シンドラーのリスト』で共演し、彼と共にその年のオスカーの主演&助演男優賞へのWノミネーションを果たしたレイフ・ファインズが、ペルセウスの前に立ちはだかる冥界の王・ハデスを演じる。そして、ペルセウスに運命を預けるヒロイン、アンドロメダをフランス出身のアレクサ・タヴァロス(『ディファイアンス』)が演じる。まずは、サム扮するペルセウスの雄姿をひと足早くチェック!『タイタンの戦い』は2010年GW、丸の内ピカデリーほか全国にて公開。こちらの映像はMOVIE GALLERYおよび『タイタンの戦い』作品情報ページにてご覧いただけます。MOVIE GALLERY■関連作品:ターミネーター4 2009年6月6日、7日先行公開、6月13日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 2008 SONY PICTURES DIGITAL INC. ALL RIGHTS RESERVED.アバター 2009年12月23日(水・祝)よりTOHOシネマズ 日劇ほか全国にて公開タイタンの戦い 2010年GW、丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 2009 WARNER BROS ENTERTAINMENT INC AND LEGENDARY PICTURES■関連記事:【どちらを観る?】2009年もあとわずか…年末年始オススメ映画レビュー第1弾『アバター』遂に完全版初披露!ジェームズ・キャメロン12年ぶり新作に手応えクリスチャン・ベイルのコメントも!『ターミネーター4』DVD発売記念特別映像が到着前代未聞の『アバター』TVスポット3部作を一挙大公開!『ターミネーター4』DVD発売記念 マックG監督の直筆サイン色紙を1名様にプレゼント
2009年12月18日師走の慌ただしいこの時期はなにかと外食が多くなる。おいしい料理を食べるのはもちろん幸せなことだけれど、外食が続くほど家でゆっくりと手料理を食べたくなったりもする。そこで、年末年始に公開される映画の中でまずオススメしたいのは『ジュリー&ジュリア』。主人公は料理家ジュリア・チャイルドと彼女の料理に魅了されたジュリー・パウエルという2人の女性。食べることが大好きなジュリアはパリでフランス料理に出会い、家庭のキッチンで誰でも作れるフランス料理を作れるレシピ本を作った実在の人物。そして、彼女のそのレシピ本が現代のニューヨークで生きるジュリーの生き方を変えるという人間ドラマだ。美味しそうなフランス料理はもちろん見どころ。でも、それ以上にジュリアとジュリー、2人の女性を陰ながら応援し続ける夫の存在も温かな気持ちにさせてくれる。愛する人、大切な人との食事がどれだけ幸せなことのなのか痛感するだろう。日本ではフランス料理というと、格式が高くとっつきにくい…と思われがち。けれど、この『ジュリー&ジュリア』を観れば、もっと親近感がわくはず!美味しい料理もいいけれど、もっと刺激的な世界を味わいたい!という人は『アバター』がオススメ。あの『タイタニック』のジェームズ・キャメロン監督が構想14年、製作4年をかけたSF超大作で、3D映画としても注目を浴びている作品だ。今年は3Dアニメーションも数多く公開され“ハリウッド3D元年”と言われているが、その本命とされているのが『アバター』なのだ。キャメロン曰くこの作品を3D映画として製作した意図は、劇場で映画を観る人が年々減ってきている現在の状況に一石を投じるためなのだとか。いまはDVDやゲーム、インターネットの普及で自宅にいながら何でもできてしまう時代。けれど、本来映画の楽しみ方は、大きなスクリーンで大勢の人たちと同じ空間で楽しむことのはず。そんなイベント性を映画館に取り戻すことが彼の狙いだ。日本人にとってはあの青い皮膚のキャラクターはちょっぴり抵抗あるかもしれないが、惑星パンドラの美しさは一見の価値あり!また、恋人と、友人と、家族と、一緒に行く相手を選ばない万能選手でもある。最後に紹介するのは『かいじゅうたちのいるところ』。1963年に出版されて以来、世界中で愛され続けているベストセラー絵本を『マルコヴィッチの穴』などで知られるスパイク・ジョーンズ監督が実写映画化した作品。モーリス・センダック(原作)の世界観を一体どうやって映画にしているのか──原作ファンにはたまらなく魅力的な作品だ。また、驚くのは実写という点。主人公のマックスを生身の少年として見せるために、監督はかいじゅうたちを実際に作って撮影する方法を選んだ。現代の技術ならばかいじゅうをCGで描くことは可能、むしろCGで作って当たり前という時代であるのに、敢えて実写にこだわっているのが凄い。マックスがかいじゅうたちに触れて、寄り添って、抱きしめて…すべてがリアルに伝わってくるのは実写だからこそ。原作を読んで誰もが思い描いた世界観が期待以上の映像でスクリーンに映し出されることに感動!そして、マックスを演じる子役のマックス・レコーズの可愛さにも感動!(text:Rie Shintani)■関連作品:ジュリー&ジュリア 2009年12月12日よりTOHOシネマズシャンテほか全国にて公開アバター 2009年12月23日(水・祝)よりTOHOシネマズ 日劇ほか全国にて公開かいじゅうたちのいるところ 2010年1月15日より丸の内ルーブルほか全国にて公開© 2009 Warner Bros. Entertainment Inc.■関連記事:サム・ワーシントン、今度は“英雄”ペルセウスに!来年公開の主演作の最新映像到着2010年、最も活躍する俳優は?『かいじゅうたちのいるところ』Tシャツを3名様プレゼントゴールデン・グローブ賞候補が発表 G・クルーニーと豪華キャスト『NINE』一騎打ち?こども店長、タキシードでレッドカーペットに!英語操り、ハリウッドへ向け準備万端?スパイク・ジョーンズ、かいじゅうにかじられ名誉の負傷?永作博美も駆けつける!
2009年12月18日今回のファッション小噺は、映画における衣裳をクローズアップしてみました。衣裳というのは、物語の舞台となる場所、時代、そして人物そのものを映す鏡でもある重要アイテムのひとつ。そこで、そんな衣裳の“重要性”について、話題の日本映画『蘇りの血』を例に、考えてみることに。『蘇りの血』は、豊田利晃監督が『空中庭園』以来、4年ぶりに手がけたことで注目を集めている作品です。歌舞伎や浄瑠璃の演目にもなっている説話“小栗判官”をモチーフにした時代もの。ドラマー・中村達也、草刈麻有、渋川清彦、板尾創路、新井浩文ら個性派の競演も見ものです。そんな話題作の中で、もうひとりの登場人物であるかのように、映画を、そして俳優たちを支える衣裳。担当は、スタイリストとしてファッション誌、広告、映画、舞台とジャンルを問わず活躍している伊賀大介さん。時代ものの衣裳としては、『さくらん』、『真夜中の弥次さん喜多さん』で、すでに腕をふるっています。今回は、監督からどのような希望があり、どうやって制作していったのでしょう。「あまり具体的に“こうして、こうして”とかはありませんでした。話自体もいつの時代か分かんなくていい、というようなことでしたね。鎌倉時代とか、江戸時代のとかそういうのじゃないからと。だから、好きにデザインしてくれと。基本としては着物であることだけ。あとは自由に考えてみてくれという感じだったので、そうしました(笑)。伝統という部分もあまり意識しなかったですね。一応フォルムとして着物であることが大事だという前提があって、それを破らなければ別にいいやみたいな感じですかね。いきなりジーパンとか出てこない限り、まぁいいだろうという(笑)」。ロケ地は、下北半島の大自然の中。衣裳制作の途中には、ロケハンに同行し、イメージを膨らませていったのだとか。「そのときに自然がすごかったんです。だから、それに対抗するようなものじゃないと、と思った。劇中にもありますが、大木ばっかりなんで、こういう有機的なものを上手く取り入れて入っていくのがいいなぁというのがありました」。時代ものはこれまでも手がけてきたものの、本作で特に気を配った部分は一体感だったのだとか。「今回は登場人物たち全員が一個というような感じというか…。みんなでいっしょくたみたいな。『真夜中の野次さん喜多さん』はもう完全に漫画として作ったし、『さくらん』はとにかく突き抜けたビジュアルをという想いから作ってた感じ。今回は生きてる感じというか、そういうものが視点の中にハマるといいなというのがあった」。今回楽しかったのは、やはり現場でのやりとりだったのだそう。「部屋の中でシコシコ縫ったりしてても別にあんま面白くない。まぁ“俺だけが知っている”というのはあるんですけど、やっぱり役者さんが全部支度して、メイクもして服も着けて、美術もあってカメラが回ってみたいなものが全部揃った瞬間はやっぱ面白いですね」。映画の中でのスタイリスト、衣裳の役割はあくまでも、役者と監督が“こういうものを撮りたい”という想いを実現させるための“サポート装置”だと思っているという伊賀さん。映画では、俳優さんが衣裳を着て演技をしたり、激しい動きをしたりするけれど、そういう意味では、ファッション誌の撮影などとは大いに違いを感じているとか。「雑誌の仕事から、舞台、映画をやるようになったんですが、全部違う“次元”のものなんですよね。ファッション誌は“二次元”じゃないですか。前から見て、見える部分がきれいだったら後ろは安全ピンだらけでもいいっていう世界。でも舞台だと、ステージの上の役者に、“ここがちょっとほつれちゃってるから見せないように芝居してくれ”と言うことはないじゃないですか。何かあったとしても、その時のお客さんしか見ないという前提ですよね。つまり、絶対に同じものが無い。そういう意味では俺の中では、一番リアルなんで、舞台は“三次元”なんですよね。映画になると“四次元”というか。これは50年後の人が観るかもしんないじゃない。作っているときは、それがどんな動きをするかもまだ分からないし、また編集でも変えられたりするんですけど、やっぱり映画というのは時間を超えないと面白くないというか。もちろん時代考証もある程度は必要なんでしょうけれど、結局、今の生地で着物を作ったとしても江戸時代のものと比べられないし、絶対にどこかでミシンで縫ったものとかも入るし。そういうことよりは形が見えるスピード感みたいなものを重視したいなっていうのはあります。だけど、全部楽しいんです。二次元も三次元も四次元も」。今回は、主人公たちが水に浸かるシーンも登場する。「まぁ、そういうものは苦労ではありますけど(笑)、まぁ楽しい苦労ですかね。最初に衣裳を決める時点で、これは洗うとどうなのか?みたいなそういう検証はしますね」。物語の中でのお題や、監督からのリクエスト、そういった制限がある中で、クリエイティビティを発揮していくコツはあるのでしょうか。「それがあるから他が面白いというか。僕が監督で映画撮るわけじゃないんで。逆にルールがあることによって美術がフォローしてくれたりとか、いろんな部署が絡み合うところが映画の面白いところだと思うんですよね。“俳優部”っていう言い方があるじゃないですか。役者は役者で作品の為にあって、僕たちは衣裳やって、音楽は音楽で、編集は――と。あと、この映画の色のトーンを決める人、カラーリストにも仕事があって、みんなそれぞれスペシャリティを持って臨むわけじゃないですか。そこがやっぱ面白い。だから任された一点を研ぎ澄ますということがコツですかね。まぁ武器ですよね、それが。だけどそれが予想外にものすごく良く見えたりすることもあるから、また面白い。だから、“決め過ぎない”っていうのがコツですかね。“僕の作った衣裳は、絶対に常にこう見えてほしいからこうであってほしいんだ!”となると、ほかのみんなは困っちゃうじゃないですか?だけど役者の演技によっては、俺が想像してたものより全然良く見えたとか、照明さんがやってくれたことで良く見えたとか、そういうことって往々にしてあると思うんですよね。それがやっぱり、楽しいですね。仕事ってそういう制限があるもの。雑誌は雑誌で時間ないし。今日来て、いま服選んで、30分後に撮影して、もうそれで終わりという世界。そのスピード感みたいなものも、それはそれで面白い。何回も衣裳合わせして、段々似合ったものを作り上げていく過程をたどる映画の衣裳というのも面白いですし。どっちも面白いです」。ちなみに、普段、道行く人を見て「こんな服着せてみたい」とか「この人はこういう服似が合うな」とか、そういう職業病的な部分はあるのでしょうか。「こんな服を着せてみたいというのはあまりないですけど、道行く人を見るのはすごく面白いですよ。服を着ない人なんていないじゃないですか。だから、“面白いものが転がってるなー”って思いますよね。“僕が決めた事が絶対にいい!”とか思っているわけじゃないですし、ファッション雑誌をやる上でも。“こういうのカッコいいと思うよ”って思ってやっているだけですけど、例えばそのコーディネートを3万人ぐらいがやってて、銀座にその格好の人しかいなかったら怖いじゃないですか(笑)。だから、おばさんとかでもすごいグッと来るときがありますよ。アシスタントには、“芝居とか映画とかやりたいんなら、とにかく山手線に乗れ!山手線に限らず電車に乗った方がいい”と言います。山手線ってよく考えてみると、すごい不思議なシステムじゃないですか。基本130円とか払うだけで、箱が環状型に動いて、どこで降りてもいいという。あれで一周するだけでものすごく、いろいろな人の流れがある。そうゆうの見てると面白いですよ。“これが主婦なんだ”とか、“これが女子高校生なんだ”とか。服だけじゃなくていろんなことが見えちゃうところも面白い。ふと気づくと、“すごいな、全員ケータイいじってるじゃん!”とか。あとは、目の前のサラリーマンとか女子高生とか、俺みたいな格好の奴とか、全員が携帯を出しているとき、みんなのケータイの色が一緒とか、すごい不思議なことって結構いっぱいある。だから道ゆくことは楽しいですよ」。そういうことを、面白いと感じられるのはやはり職業病なのでしょうか。「職業と言うより、僕、結構なんでも面白がっちゃうんですよ。それは別に、自然とかでもいいんですけど、“いまの風、すげえな”とか。ロマンティック過ぎることじゃないですけど。例えば、夕日がやばいねとか、今日の東京タワーはカッコいいねとか、そういうのも全部一緒。テレビで見たオバマが格好いいねとか。あらゆることに興味がある。作りものでも本物でもね。小学生の群れとかも面白いです(笑)。さっき、車で甲州街道を走ってたら、すごかったんですよ、落ち葉が。ものすごい量の落ち葉がブワっと来てて。“これすごいな”って。こういうの、なかなか撮ろうと思っても撮れないじゃないですか、ちゃんとセッティングしようとしても。ものすごい人数の美術さんがいて、落ち葉があって、カメラがあって、風を吹かせないといけないっていう。だから、それは面白いなぁって思いますね、偶然な感じがね」。自らの言葉で、映画のこと、衣裳のこと、そして、スタイリストとしての自由な精神や発想法について、楽しく語ってくれた伊賀大介さん。彼が腕を振るった衣装が見られる『蘇りの血』で、その伸び伸びとした才能をぜひチェックしてみて!(text:June Makiguchi)■関連作品:蘇りの血 2009年12月19日よりユーロスペースほか全国にて公開© 「蘇りの血」製作委員会■関連記事:草刈正雄の愛娘、危うくマムシに襲われる羽目に!?『蘇りの血』公開記念イベント豊田利晃監督“ナチュラルハイ”で撮った復帰作がフィルメックスで喝采!
2009年12月18日ブレイクダンスの世界三大大会の一つ、「バトル・オブ・ザ・イヤー・ファイナル」。2005年度の同大会を舞台に、各国から集まる超絶ブレイクダンスチームの妙技、そして大会の舞台裏に迫ったドキュメンタリー映画『プラネットB-BOY』が公開される。これに先駆けて、12月17日(木)、ポップダンスの名手パパイヤ鈴木と、電撃チョモランマ隊のQ-TAROを迎えてのトークイベントが行われた。元々80年代初頭、『フラッシュダンス』や『ビートストリート』などのダンス映画をきっかけにブレイクダンスは大流行。当時、青春時代ど真ん中のパパイヤさんも例にもれず、「同級生だった少年隊の錦織(一清)くんは映画を観て練習してたんだろうね、(ブレイクダンスが)出来てた。僕も教えてもらって練習してたんだけど、全然出来なくて。背中で回るのが目的じゃないというのに気づいて諦めました」と、自虐的に少年隊とおやじダンサーズの格差を披露した。本作では、世界で戦う若きダンサーたちの素顔も映し出されているが、「学校に寝泊りしたり、オフのところがすごく面白かったです」と語るパパイヤさん。曰く、「僕、ブレイキンの人は基本的に恐いんです。EXILEだって知り合いじゃなかったら恐いですもん。歩いてきたら逃げますね。でもオフのときは非常にフレンドリーで、その二面性が好きです」と、見た目の恐さとは裏腹なダンサーたちの魅力を語った。また、これからダンスを始める人に向けてアドバイスを求められると、「まずは着替えること。着替えた瞬間にスイッチが入るし、自分が上がる服を着てやると自分も上がって素敵な踊りになると思います。ダンスをやる人は上手い踊りではなくて“イイ”踊りを目指してほしいですね」と熱いコメント。自称“ダンス向上委員長”というパパイヤさんは、劇中のダンサーたちを称え、「こういう人たちが文化を支えていると思うんですよ。テクニックとかよりも、彼らの背景など人間くさい、生々しいところを肌で感じてほしいですね」と呼びかけた。『プラネットB-BOY』は2010年1月9日(土)よりシネクイントにて3週間限定レイトショー公開。■関連作品:プラネットB-BOY 2010年1月9日よりシネクイントにて3週間限定レイトショー公開© 2008 Planet B-Boy, LLC. All Rights Reserved.
2009年12月18日おそらく30代以上のプロ野球ファンならおなじみのランディ・バース。かつて阪神タイガースで活躍し“史上最強の助っ人”との呼び声も高い彼にあやかり、「あなたの街のランディ・バース」をキャッチフレーズに街を駆け巡る便利屋助っ人稼業「ランディーズ」の桜井蘭とケンジ。彼らと仲間たちの“助っ人”人生を疾走感あふれる映像と激しいアクションで描き出した『ランディーズ』。東京での公開に続いて、いよいよ本作が名古屋、大阪と全国へと展開する。物語の中心となる蘭役の川村陽介、ケンジ役の浅利陽介、そして蘭たちが誰より頼りにしている仲間のひとり、春日役の久保田悠来に話を聞いた。大ヒットとなった『ROOKIES−卒業−』の一員としてブレイクした川村さんにとって、本作は初主演映画。「メチャクチャ嬉しかったのと同時に超不安で『できるのか?』っていう思いは撮影前の顔合わせのときから、完成した作品を観た後もずーっとありました」と語る。そんな川村さんについて、久保田さん、浅利さんに尋ねると「ムードメーカー!」(久保田さん)、「良くも悪くも(笑)、みんなを引っ張ってくれる人。いいときもあるし、悪ノリのときもあるし(笑)」(浅利さん)と楽しそうな現場の様子が伝わってくる。では逆に、川村さんから見た2人は?「いやぁ、特にないですね…」と言ってるそばから久保田さんと浅利さんは耳を指でふさぐ仕種。思わず「コラコラ、何してんだ!」と笑顔で2人にツッコミを入れつつ…。「本当に尊敬できる部分がすごくありました。立ち方や、現場の見方ひとつでもね。一緒にやってて『うわ、こいつ本番でかましたよ!』って悔しくなることもあったし、いい刺激ももらえました。馴れ合いではなく、いい意味で昔からの仲間のような空気で演じることができたな、と。それから、突拍子もない僕のフリに付き合ってくれて感謝してます(笑)」。映画を観ると街のトラブルバスター的な「便利屋助っ人稼業」という職業に、ついつい憧れを抱いてしまうが、演じた彼らも同じ思いのよう。久保田さんが「俳優やってなかったら、やってみたい職業ですね。毎日違うことができるし。でも、相当危険だと思うけど…男のロマン?」と言えば、川村さんは「猫探しもやるし、おばあちゃんの『たんすの上のものを取って』という要望にも応える!」とやる気満々。浅利さんは「何でもありな感じが面白いですね。でも猫探しはめんどくさいくないですか?」と3人のやり取りは映画の中の一幕のよう。近年、描き方はいろいろだが“ワル”や“学校や社会のはぐれ者”を主人公にした映画が次々とヒットを遂げている。本作の蘭たちは決して不良ではないが、結構やんちゃな過去を持ち、いまも日の当たらない“裏”の世界での仕事を生業とする男たち。こうした傾向について、3人はどのように見ているかというと…。「みんな“戦いたい”って気持ちがあるんですかね?沸々とした思いを抱いていて、どこかにぶちまけたいって思いを持ってるのかもしれないですね。後は信念ですかね、彼らが持ってる」と言うのは浅利さん。久保田さんも浅利さんの言葉を引き継ぎこう語る。「(映画に出てくる)こういう奴らの方が、男同士の感情を素直にぶつけ合ってる部分が多いのかな、と思いますね。熱い友情や“裸”の部分を見せ合える男たちなのかな」。そして川村さんも「下手な理屈じゃなくて、スタートからゴールまで直線的に目指すエネルギー。それが分かりやすいんですよね。感情の起伏が激しくて、回りくどいことは嫌いで、でも筋は通す。世の中見渡したときに、それができない人が多い。だからこそ、それができる人たちへの憧れの気持ちがあるのかも」とうなずく。では3人とも、学生時代にワルに憧れたことは?「ちょっと外れてるのがカッコよく見えたりね、枠の外にいるのが」(久保田さん)「生活指導の先生が立ってるのに、堂々とタバコ吸いながら出て行く先輩とかいましたね(笑)!」(浅利さん)「女の子もまた、そういう人に憧れるんだよね!」(川村さん)話がアクションシーンに及ぶと、川村さんはイスから立ち上がって、狭いインタビュールームを動き回りながら、最後の戦いのシーンのアクションについて熱弁!詳細はここでは明かさないが、相当ハードな撮影だった模様。それに見合った凄まじいアクションが展開されているのでお見逃しなく!だが、ひとしきり話終わった川村さんが、最後の最後に見どころとして挙げたのは、意外にも自身のシーンではなく…。「忘れないでほしいのはケンジ(浅利さん)のパンチ!イザってときにいいパンチをかまします」と強調。久保田さんも「普段、拳を振るわない男がついに振るった瞬間を見てほしい」とうなずく。当の浅利さんは照れくさそうに笑うも嬉しそう!最後まで「ランディーズ」の絆の強さを見せてくれた。『ランディーズ』12月26日(土)より名古屋センチュリーシネマにて、2010年2月6日(土)より大阪シネ・ヌーヴォXにて公開。■関連作品:ランディーズ 2009年11月14日よりユーロスペースにて、12月26日より名古屋センチュリーシネマにて、2010年2月6日(土)より大阪シネ・ヌーヴォXにて公開© 2009永田晃一・少年画報社/「ランディーズ」製作委員会■関連記事:川村陽介らヤローども集結にヒロインは一人複雑な思い?『ランディーズ』完成披露川村陽介らキャスト舞台挨拶付き『ランディーズ』完成披露試写会に10組20名様ご招待
2009年12月18日そこは“この世に存在しない”世界。美しくも毒々しいワンダーランドをご覧あれ!ジョニー・デップ×ティム・バートンのコンビが贈る話題作『アリス・イン・ワンダーランド』の予告編とポスターが全世界で解禁となった。ルイス・キャロルによる名作「不思議の国のアリス」、「鏡の国のアリス」のヒロイン、アリスの新たな冒険を魅惑的な映像で映画化した本作。この作品の中のアリスはなんと19歳!“永遠の少女”であるはずの彼女がすっかり大人になって…と、この時点でかなりまともじゃないのだが、彼女はある男からの突然のプロポーズに戸惑い、パーティ会場を逃げ出してしまう。白ウサギと遭遇し、大きな怪しい穴から“不思議な国”へと迷い込んだアリス。そこで「おかえり」と彼女を出迎えるのが、ジョニー・デップ扮する“帽子屋”である。ジョニーにとっての当たり役であるジャック・スパロウ(『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズ)、ウィリー・ウォンカ(『チャーリーとチョコレート工場』)を凌ぐ、見た目も性格も奇抜なキャラクターを演じている。アリスの“再訪”を歓迎する不思議の国の住民たち。彼女の不在の間にこの世界は“赤の女王”の支配下に置かれていたのだ。今回の予告編では、ヘレナ・ボナム=カーター扮する、この赤の女王が動く様子も見られる。その独特のビジュアルが以前から注目を集めていたが、実際に動く姿を見ると期待以上!巨大なチェシャ猫、女王の足置き用のブタには思わずニンマリ?そして、アリスこそが彼女に対抗するための希望の星。果たして彼女は世界を救えるのか?原作のキャラクターはもちろん、鬼才バートンによるオリジナルの変人キャラクターも登場するのでこちらも注目。今回、予告編と共に解禁となったポスターは、ジョニー扮する帽子屋、オーストラリア出身の新鋭、ミア・ワシコウスカ演じるアリス、そしてヘレナ演じる赤の女王とアン・ハサウェイ演じる白の女王が一緒に写ったものと、キャラクターごとに3枚に分かれている。ちなみに、日本で使われるのは、現在のところジョニーが写っている1枚のみ。3枚全てを繋げると、横長の1枚のポスターとして、“不思議の国”の世界観がひと目で分かるようになっている。なお、この映画の世界観を映画公開前に実際に体験できる、映画“『アリス・イン・ワンダーランド』の世界展”が12月23日(水・祝)から2010年1月11日(月・祝)までの日程で日本テレビ2階ホール(東京・汐留)にて開催される(※入場無料)。入場者にはもれなく、この世界展オリジナルポスターと、来年2月末にロンドンで開催予定の本作のワールド・プレミア鑑賞の旅の招待券(1組2名様)に応募するための応募券がプレゼントされる。まずは予告編を見て映画の世界を体感!『アリス・イン・ワンダーランド』は2010年4月17日(土)より全国にて公開。こちらの予告編はMOVIE GALLERYおよび『アリス・イン・ワンダーランド』作品情報ページにてご覧いただけます。MOVIE GALLERY映画『アリス・イン・ワンダーランド』の世界展開催期間:12月23日(水・祝)〜2010年1月11日(月・祝)場所:日本テレビ 2階ホール(東京・汐留)公式サイト:※入場無料特集 シネマカフェ厳選 2010年心動かす映画50本■関連作品:アリス・イン・ワンダーランド 2010年4月17日より全国にて公開© Disney Enterprises, Inc. All rights reserved.■関連記事:2010年、最も活躍する俳優は?『かいじゅうたちのいるところ』Tシャツを3名様プレゼントジョニー・デップ「ファンこそ僕のボス!」ファンサービスNo.1男の面目躍如ワールドプレミアに行けるチャンスも!『アリス・イン・ワンダーランド』世界展開催ジョニー・デップ、「最もセクシーな男性」に選ばれるジョニー・デップ、キース・リチャーズに「ロック不滅賞」を授賞
2009年12月18日15日のゴールデン・グローブ賞に続き、今度は第16回全米映画俳優組合(SAG)賞の候補が発表された。SAGに加盟する10万人の中からランダムに選ばれた4,200人(映画、TV界からそれぞれ2,100人ずつ)によって候補を選出し、約10万人の会員による投票で決定する賞で、対象となるのは俳優のみ。ゴールデン・グローブ賞で最多ノミネートの『マイレージ、マイライフ』はジョージ・クルーニーが主演男優賞、ヴェラ・ファーミガとアナ・ケンドリックが助演女優賞候補となった。作品賞的なニュアンスもあるアンサンブル・キャスト賞候補となったのは、クエンティン・タランティーノ独自の解釈で第二次世界大戦を描いた『イングロリアス・バスターズ』、虐待されて育ったハーレムの少女を描く『プレシャス』、60年代のイギリスが舞台の『アン・エデュケーション』(原題)、イラク戦争をテーマにした『ハート・ロッカー』、そしてオスカー監督&俳優勢ぞろいのミュージカル『NINEナイン』の5本。主演男優賞はジョージのほかに、ジェフ・ブリッジズ(『Crazy Heart』<原題>)、コリン・ファース(『A Single Man』<原題>)、モーガン・フリーマン(『インビクタス/負けざる者たち』)、ジェレミー・レナー(『ハート・ロッカー』)が候補に。主演女優賞候補は、ガボーリー・シディビー(『プレシャス』)、サンドラ・ブロック(『Blind Side』<原題>)、ヘレン・ミレン(『The Last Station』、キャリー・マリガン(『アン・エデュケーション』)、メリル・ストリープ(『ジュリー&ジュリア』)。助演男優賞候補は、今年のカンヌ国際映画祭で最優秀男優賞に輝いたクリストフ・ヴァルツ(『イングロリアス・バスターズ』)、マット・デイモン(『インビクタス/負けざる者たち』)、ウディ・ハレルソン(『THE MESSENGER』<原題>)、クリストファー・プラマー(『The Last Station』<原題>)、スタンリー・トゥッチ(『ラブリー・ボーン』)。助演女優賞は『マイレージ・マイライフ』の2人のほかに、ペネロペ・クルス(『NINE』)、ダイアン・クルーガー(『イングロリアス・バスターズ』)、モニーク(『プレシャス』)。SAGとアカデミーは会員メンバーが重なることも多く、SAG賞受賞者がそのままオスカーの同カテゴリーで受賞するケースは頻繁で、今年のオスカー最優秀主演男優賞のショーン・ペン(『ミルク』)、最優秀助演男優賞の故ヒース・レジャー(『ダークナイト』)、最優秀主演女優賞のケイト・ウィンスレット(『愛を読むひと』)は、その前にSAG賞も受賞している。今回の授賞式は来年1月23日。晴れて受賞者となった俳優たちは6週間後の3月7日(オスカー授賞式)にも喜びのスピーチをしているかもしれない。(text:Yuki Tominaga)写真は『アン・エデュケーション』。■関連作品:イングロリアス・バスターズ 2009年11月20日よりTOHOシネマズ日劇ほか全国にて公開© 2009 Universal Studios. ALL RIGHTS RESERVEDマイレージ、マイライフ 2010年3月20日よりTOHOシネマズ シャンテほかにて公開© 2009 DW STUDIOS L.L.C and COLD SPRING PICTURES. All Rights Reserved.NINEナイン 2010年3月19日丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 2008 The Weinstein Company. All rights reserved.プレシャス 2010年GW、全国にて公開インビクタス/負けざる者たち 2010年2月5日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 2009 WARNER BROS.ENTERTAINMENT INC.ハート・ロッカー 2010年3月6日よりTOHOシネマズ みゆき座、TOHOシネマズ 六本木ヒルズほか全国にて公開アン・エデュケーション (原題) 2010年、全国にて公開第67回ゴールデン・グローブ賞 [アワード]第82回アカデミー賞 [アワード]■関連記事:2010年、最も活躍する俳優は?『かいじゅうたちのいるところ』Tシャツを3名様プレゼント“赤”のペネロペ&“白”のマリオン、オスカーへ前進で笑顔の『NINE』プレミアリース・ウィザースプーン&ジェイク・ギレンホール、やっぱり破局していた滝クリ、Xマスは「家族と…つまらない答えですみません」 オスカー授賞式案内役就任第67回ゴールデン・グローブ賞テレビ部門では注目作「Glee」3部門ノミネート
2009年12月18日花沢健吾による漫画原作を人気バンド「銀杏BOYZ」の峯田和伸を主演に迎えて映画化した『ボーイズ・オン・ザ・ラン』の完成披露試写会がこのほど都内で開催され、キャスト・監督による舞台挨拶が行われた。峯田さんを始め、共演の松田龍平、黒川芽以、小林薫、リリー・フランキー、三浦大輔監督、そして原作者の花沢さんも来場し、会場は大きな盛り上がりを見せた。人気の演劇ユニット「ポツドール」を率いて活躍し、本作で映画界への進出を果たした三浦監督は、主演の峯田さんについて「選んで間違いなかった」と断言。「初めは、互いに人見知りなので全く話せずにお見合いみたいだったんですが…」と照れくさそうに付け加えた。峯田さんは以前から原作の大ファンだったということで主演のオファーが来たときの気持ちを「言葉にならなかったです。実は、心のどこかで映画化してほしくないという気持ちもあり、『これは困ったな』と思いました」とふり返った。松田さんが“悪役”に扮しているというのも見どころのひとつ。峯田さんとは劇中、ケンカのシーンもあるが、松田さんは「僕は殴ってる方でしたので…峯田さんは大変だったんじゃないでしょうか(笑)?」と語ると、峯田さんは「実はあのとき、みぞおちに龍平さんの蹴りが入ってすごく痛かった」と苦笑交じりに告白。さらに「あのシーンは撮影も終わりの方で、いろんな張りつめていたものがきれてしまったというか…気がついたら泣いてました」と強い思い入れを感じさせるエピソードを明かしてくれた。ヒロインのちはる役の黒川さんは、峯田さんの印象について「初めてお会いしたときは『田西がいる!』って思いました。私は人見知りの人をいじるのが好きなので、すごく話しかけたんですが、峯田さんには迷惑だったかも」といたずらっぽく笑った。ベテランの小林さんは、若い俳優、スタッフとの仕事を楽しんだようで「ポツドールの芝居は見てたので、三浦さんが撮ると聞いて何でもいいから出ると言ったんです。龍平くんを見たときは、父親(故・松田優作)を知ってるから感慨深かった。峯田くんは…うまく言えないんですが、尊敬してます。『参ったな』という感じです」と賛辞を贈った。そして、リリーさんは本作では“社長”役。「俺ももう、社長なんかをやる年齢になったんだな」と言いつつ「青春ってのは年齢じゃない。この映画のコピーになっていますが、真剣になったときが青春だというのは本当です。(峯田さん扮する)田西を見てると、自分の青春は始まったのか?それともいままでなかったのか?と考えさせられます」とまだまだ“青春時代”。花沢さんは「キャストが決まって、撮影が始まってもなかなか実感が沸かなかったです」と語るように、自身の作品の映画化が信じられなかったという。ちなみに本作に出演もされているので、ファンは要チェック!三浦監督が「不器用な映画だけど、必死さは伝わると思う」と語る『ボーイズ・オン・ザ・ラン』は2010年1月30日(土)よりテアトル新宿、シネセゾン渋谷ほか全国にて公開。■関連作品:ボーイズ・オン・ザ・ラン 2010年1月30日よりテアトル新宿、シネセゾン渋谷ほか全国にて公開© 2009花沢健吾/「ボーイズ・オン・ザ・ラン」製作委員会■関連記事:キャスト、監督舞台挨拶付き『ボーイズ・オン・ザ・ラン』試写会に25組50名様ご招待“ダメ男”峯田和伸VS“ヤリ手”松田龍平美女めぐり熾烈なバトル勃発!
2009年12月17日トニー賞5部門受賞のブロードウェイ・ミュージカルの名作を、豪華オスカー俳優が集結し映画化した『NINE』。12月15日に発表されたゴールデン・グローブ賞で主要5部門にノミネートされ注目を集める本作だが、時を同じくしてニューヨークのジーグフェルドシアターにてプレミア・イベントが行われ、ダニエル・デイ=ルイスにペネロペ・クルス、ニコール・キッドマン、マリオン・コティヤールら豪華キャストに、彼らと縁の深いゲスト陣が続々と登場した。世界中から多くのマスコミが駆けつけたレッドカーペットに先陣切って到着したゲストは、ペネロペをスターに押し上げた、彼女と同郷の名匠ペドロ・アルモドバル。続いてロブ・マーシャル監督、ジュディ・デンチ、ダニエル、ニコールと登場した。タイトなミニワンピースでシックにきめたケイト・ハドソンは、母親のゴールディ・ホーンと一緒に到着し、仲睦まじく劇場内へ。さらに会場をヒートアップさせたのは、ポップ界の女王マドンナ!ドルチェ&ガッバーナのセクシーなドレスを着こなし、娘のルルド・マリア・チッコーネ・レオンを伴って、さすがの存在感を放っていた。続いて姿を現したしたのは、主演男優賞候補のダニエルと並んで主演女優賞、助演女優賞へのノミネートを果たした、マリオンとペネロペ。ペネロペは真紅の赤いドレスで華やかな装い、対照的にマリオンは白いロングドレスでエレガントな佇まいを見せた。音楽界からの参加となったファーギーは、この豪華キャストとの共演について「一流の才能を持っている人は、変に気取ったりしないものだと思う。もう十分に認められているからね。だから、とても居心地がよかったわ」とコメント。ペネロペも「とにかく素晴らしかったわ。ダニエルやほかのみなさんと共演できてとても楽しかった。ミュージカルにぜひ再挑戦してみたい」と意気込みを見せた。また、錚々たるメンバーを束ねたマーシャル監督は、「一緒に仕事できて本当に楽しかった。いまでもまだ夢から覚めていない感じだ。みんなとにかく美しい」と賛辞を述べ、ゴールデン・グローブ賞ノミネートの喜びを伝えた。ほかにも、ゴージャスなコートで2人仲良く登場したオルセン姉妹や、劇場版「NINE」の演出家トミー・チューン、ブロードウェイの重鎮チタ・リベラなどの演劇人に加え、元N.Y.市長のジュリアーニ夫妻など、ニューヨーク中のセレブが顔を揃え、オスカー有力とされる本作への期待をうかがわせた。映画『NINE』は12月18日(金)にL.A.とN.Y.で限定公開ののち、同25日(金)より全米公開。日本では2010年3月19日(金)より丸の内ピカデリー1ほか全国にて公開。■関連作品:NINEナイン 2010年3月19日丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 2008 The Weinstein Company. All rights reserved.■関連記事:ゴールデン・グローブ賞候補が発表 G・クルーニーと豪華キャスト『NINE』一騎打ち?ペネロペ、N・キッドマン、ケイト・ハドソンら『NINE』プレミアに大集合!ペネロペ・クルスに12月挙式説。ウェディング・ドレスはバレンシアガ担当か?ジョニー・デップ、超高額ギャラで『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズ続投か?ニコール・キッドマンがワシントンの公聴会に出席。女性に対する暴力根絶を訴える
2009年12月17日ものすごい無礼を承知で明かすと、インタビュー前に資料で彼女について調べた際に、彼女がまだ21歳と知って少し驚いた。では何歳くらいだと思っていたのかと言われてもうまく答えが出てこないのだが…。押井守監督は『アサルトガールズ』を監督するに当たって、黒木メイサを主演に起用した理由として「生活感を感じさせなくてファンタジー向きなところ」と答えているが、こちらが感じた年齢についての驚きも、同じ種類のものかもしれない。年齢や生活感といったものを超越した存在感を彼女は持っている。果たして黒木メイサ自身は、自分について、作品について、今後について何を感じ、考えているのか?「届いた台本が絵コンテで、『早速、押井ワールドだ!』って嬉しくなりました」冒頭の、押井監督が語った起用の理由について話を振ると、黒木さんは「困りますね、そういうこと言われると(笑)。嬉しいようなさみしいような…まあ、そのおかげで今回の役をいただけたわけで、ありがたいですが」と苦笑いを浮かべた。これまでにも押井作品は観ていたという彼女だが、オファーに対して即出演を決めたという。「まず、届いた台本が絵コンテだったんですよ。『早速、押井ワールドだ!』って嬉しくなりました。(押井作品の)『アヴァロン』やいくつかの作品は観てたんですが、自分がこの世界に入ったら、どういう風に生きられるのか興味がありました」。本作に出演するに当たって、彼女が監督に出した希望。それは「アクションをやりたい」ということだった。「これまでにも舞台で、動きのある芝居はやらせてもらってたんですが、映像ではなかった。映画でアクションをやりたいという気持ちはずっとありました。監督にそう話したら、この映画ではアクションに関して空手を取り入れたい、とおっしゃっていて。実は監督自身も空手をやられるらしいんです。実際、撮影前に監督が通っている道場に行って指導を受けました。現場では押井監督が自らアクションの指導をしてくださって、面白かったですね」。自身で語ったように、これまでに舞台ではかなり激しく体を使っているし、今年春に公開された『昴−スバル−』でも肉体を駆使した激しい演技を見せている。本作では、どういったところがこれまでと違ったのだろうか?「カメラに対して見せる、ということを初めて意識しましたね。舞台では最初からずっと通しで演じているので、感情に任せてアクションを行う部分があるし、お客さんから見て、殴ったり蹴ったりしているように見せていたんですが。今回は、絵コンテを見ながら1カットずつ――“1シーン”ではなく“1カット”ずつ、丁寧に撮っていきました。流れの中で撮影しつつも、狙いはこの1カットだけ、というようなこともあって、難しさはありました。あとは銃によるアクションですね。これも監督が、弾丸の詰め方から捨て方まで直接指導してくださって(笑)、楽しかったです」。「出しっぱなしではなく、常に吸収していきたい」では、完成した作品を観ての自身の感想は?「やっぱり押井作品は、人を惹きつけて、突き放すんだな、と(笑)。自分が演じたGRAY(グレイ)についても、監督と話をして、ゲームのキャラクターとしてではなく、あくまでもゲームの中で生活している一人の女性として演じたんですが、完成した作品を観て、自分の頭の中で描いていた想像とそこまで差がなかったですね。実は、菊地(凛子)さんと佐伯(日菜子)さんと撮影でお会いする機会はなかったんです。完成した作品を観たら、菊地さんの役が結構、人間離れしててすごくびっくりしました。三者三様で面白いバランスだな、と」。10代半ばでいきなり、つかこうへいの舞台で主演デビュー。そこから舞台に映画にドラマにと次々と出演。今年だけでも連続ドラマ、単発ドラマに1本ずつ、映画は本作を合わせて3本、さらに主演で2本の舞台に出演している。多忙な日々の中で自身の中で感じる成長、変化について聞いてみた。「まず、出会いに恵まれていると思います。その中で、最初の頃は現場にもなかなか慣れなくて、出会った人たちとの関係も、その作品だけで終わっていました。私もとにかく作品を作ることに必死で…。でも、そこにたくさんのスタッフが関わっていて、撮影のずっと前から動いている人たちがいて、その人たちとの関わりの中で作品を作っていく楽しさが、最近やっと分かってきた気がしますね」。「いま、楽しいか?」という愚問に、黒木さんはニコリと21歳の笑顔で「うん、楽しいです」とうなずき、こう続ける。「まだまだ目の前のことに立ち向かうのに精一杯のところはあります。やっぱり、作品と出会って、ひとつの役を演じるって相当エネルギー使いますよ。でも、いままで生活してきた中で感じたことや経験したことが役に繋がったり、役で発散できたりもするんです。最近、出しっぱなしにしてると出すものがなくなってくると思ってて、常に吸収していきたいって強く感じるんです。もちろん、人間は傷つこうと思って傷つけるものでもないのですけど…自然な流れの中でもっと吸収して、発散、発信していけるようになりたいです」。(photo:HIRAROCK)■関連作品:アサルトガールズ 2009年12月19日よりテアトル新宿、池袋テアトルダイヤほか全国にて順次公開© 2009八八粍・デイズ/ジェネオン・ユニバーサル・エンターテイメント昴−スバル− 2009年3月20日より全国にて公開© 2009『昴−スバル−』製作委員会クローズZERO II 2009年4月11日より全国東宝系にて公開© 2009高橋ヒロシ/「クローズZERO?」製作委員会■関連記事:三浦春馬&佐藤健がN.Y.の中心で鍋をつつく?5日間の旅を収めたDVD発売!押井守ファン必見!『アサルトガールズ』公開記念企画の大賞賞品を監督が直々に決定黒木メイサ、押井守のオヤジギャグに動じず芸能レポーターの質問にも動じず黒木メイサ、獅童との交際への執拗な質問もクールにかわす!『アサルトガールズ』会見押井守最新作!黒木メイサ主演『アサルトガールズ』予告編到着
2009年12月17日今年1年をふり返る意味を込め、2009年1月以降にリリースされた海外ドラマDVDの中から“ベスト3”を勝手にランキング!第3回は“2009年オススメドラマ ベスト3”です。数々の秀作がリリースされた2009年ですが、本当にオススメしたい作品を独断と偏見でご紹介します。まず、第3位は警察の血痕分析官と凶悪犯罪者に制裁を加える殺人鬼の顔を持つ主人公・デクスターが暗躍する衝撃サスペンス「デクスター」(写真右)。2月にシーズン1、その翌月にシーズン2、11月にシーズン3がリリースされました。過激なストーリーとデクスターのユニークなキャラクターが話題を集める「デクスター」ですが、この1年で一気に3シーズンも楽しめたのは喜ばしい限り。そのため、デクスターの複雑な内面や心情の変化も存分に堪能することができました。そもそも、誰かを殺したい!でも、殺したら罪!だから犯罪者を殺しちゃえ!という理屈の下で二重生活を送るデクスターですが、3シーズンの間には彼の変化が。「人間らしさって何?」とばかりにある意味人生を達観してきたデクスターが、数々の出来事を経て「人間らしく生きるのもちょっといいかも」と考え始めるように…。となると、二重生活にも“人間らしい綻び”が生じてくるわけで、デクスターのあたふたが生むスリルとユーモアが、シーズンを重ねていく「デクスター」をより面白くしています。第2位は、偏屈な天才医師・ハウスが原因不明の病の謎を解明していく医療ミステリー「Dr.HOUSE」(写真左下)。シーズン1が4月、シーズン2が7月にリリースされました。「病気を治すためなら何でもしますが何か問題が?」な態度がトラブルを招きがちなハウス先生のキャラが、シリーズ開始当初から強烈なインパクトを放ってきた「Dr.HOUSE」。治療に対する執念を見せる一方、「患者と触れ合うのなんかお断り!」と公言し、毒舌を凶器に周りの人間をメッタ刺しにするハウス先生のトンデモ医師ぶりが医療ドラマに新風を吹き込みました。シーズン1もさることながら、ハウス先生やその部下たちの背景が明らかになり、人間ドラマとしての面白さも増したシーズン2はシリーズ最高潮の面白さ。台詞に込められたウィットも増量しています。現在アメリカではシーズン6に突入していますが、日本では来年2月にシーズン3がリリース。ただし、このシーズン3で、実はものすご〜く衝撃的な出来事が…。この“衝撃”を味わうためにも、まずはシーズン1〜2にハマっていただきたいです。そして、第1位はエミー賞にも輝いた「マッドメン」。シーズン1のリリースが8月に始まりました。60年代のN.Y.を舞台にした「マッドメン」は、敏腕広告マンのドン・ドレイパーを中心に、彼を取り巻く人々の人間模様を描いたヒューマンドラマ。男女差別や人種差別は当たり前、会社での飲酒や子育てをしながらの喫煙も咎められなかった60年代という時代を、雰囲気やスタイルはもちろん、精神性に至るまで巧みに再現した内容が絶賛されました。また、「マッドメン」の素晴らしいところは、当時を忠実に描きながらも、現代を生きる者の興味をかき立てる人間ドラマとして成立している点。貞淑な妻への所有欲を隠さない一方、自立した強い女性たちとの浮気を繰り返すドンの矛盾、そんなドンに悩まされる妻・ベティの憂鬱、実力主義のドンに蔑まれるお坊ちゃま社員・ピートの出世欲、ドンの秘書から女性コピーライターへと異例の出世を遂げていくペギーのサクセスなどなど…。底の底までよ〜く見てみると、実は現代の状況とさほど変わりない人間模様がシニカルに語られているのです。後半に向けて物語が加速するシーズン1はもちろんのこと、より辛辣&ドロドロ、よりクール&深遠になるシーズン2はさらにオススメ!そのシーズン2は来年1月にリリースされますので、ぜひチェックを。上記ベスト3に、「ザ・ソプラノズ」シーズン6、「アントラージュ★オレたちのハリウッド」シーズン3、「バーン・ノーティス元スパイの復讐」シーズン1、「ザ・ホワイトハウス」シーズン5、「グレイズ・アナトミー」シーズン4、「ゴシップガール」シーズン1、「LOST」シーズン4(順不同)を加えた10本が私の2009年米ドラマDVDベスト10。みなさんのベスト10は何でしょうか?(text:Hikaru Watanabe)「マッドメン」シーズン1レンタル中シーズン22010年1月6日(水)レンタル開始<セル>シーズン1 DVD-BOX発売中/価格:20,790円(税込)シーズン2 DVD-BOX 2010年1月6日(水)発売/価格:20,790円(税込)発売元:フジテレビ映像企画部/ポニーキャニオン販売元:ポニーキャニオン公式サイト: MMVII Lions Gate Television Inc. All Rights Reserved「Dr.HOUSE」シーズン32010年2月3日(水)レンタル開始シーズン1・2レンタル中<セル>シーズン3DVD-BOX1(第1話〜第12話)シーズン3DVD-BOX2(第13話〜第24話)発売日:2010年2月3日(水)シーズン1DVD-BOX1(第1話〜第12話)シーズン1DVD-BOX2(第13話〜第22話)シーズン2DVD-BOX1(第1話〜第12話)シーズン2DVD-BOX2(第13話〜第24話)発売中価格:各9,975円(税込)発売・販売元:ジェネオン・ユニバ―サル・エンターテイメント公式サイト: 2006/2007 Universal Studios.All Rights Reserved.「デクスター」シーズン1〜3レンタル中<セル>シーズン1〜3コンプリートBOX発売中/各10,290円(税込)発売元:パラマウント ジャパン公式サイト: © Showtime Networks Inc. All rights reserved. SHOWTIME and related marks are registered trademarks of Showtime Networks Inc. a CBS Company. © 2009 CBS Studios Inc. CBS and related marks are trademarks of CBS Broadcasting Inc. All Rights Reserved. TM, (R) & © by Paramount Pictures. All Rights Reserved.■関連作品:デクスター [海外TVドラマ]DexterTM © 2006 Showtime Networks Inc. All rights reserved. SHOWTIME and related marks are registered trademarks of Showtime Networks Inc. A CBS Company. TM, ® © 2009 by Paramount Pictures. All Rights Reserved.Dr.HOUSE [海外TVドラマ]マッドメン [海外TVドラマ]© MMVII Lions Gate Television Inc. All Rights Reserved■関連記事:第67回ゴールデン・グローブ賞テレビ部門では注目作「Glee」3部門ノミネートシネマカフェ的海外ドラマvol.1302009年総括!胸きゅんカップルベスト3シネマカフェ的海外ドラマvol.118胸キュン男のスマイル第2回「マッドメン」シネマカフェ的海外ドラマvol.117胸キュン男のスマイル第1回「デクスター」【ハリウッドより愛をこめて】「24」、ギャラ高すぎでシーズン7をもって終了!?
2009年12月17日お笑いコンビ、爆笑問題がテリー・ギリアム監督最新作『Dr.パルナサスの鏡』のプレゼンターに就任し、12月17日(木)、東京・港区のアオイスタジオでTVスポットのナレーション収録を行った。本作は、人の欲望を映し出す鏡を操るパルナサス博士の旅芸人一座の座員となった謎の青年・トニーが、悪魔に差し出す約束をした博士を娘を守るため鏡を抜けて異次元世界を旅するファンタジー。撮影中に、トニー役のヒース・レジャーが亡くなったため、ヒースの友人ジョニー・デップ、コリン・ファレル、ジュード・ロウが代役を務めた。太田光がギリアム監督の大ファンだったことからプレゼンター就任を快諾したもので、過去2度、対談しているギリアム監督について太田さんは「思った通りバカな奴だった」と毒づきながらも「(英コメディグループ)モンティ・パイソンの作家の1人で、学生時代に見ていて『お笑いでこういうのをやりたい』と憧れたんだよね」と話し、来年の抱負についても「ギリアム監督に刺激を受けるし映画撮りたいね、コメディを。元々チャップリンに憧れてきたから」と本音モード。一方、9年連れ添った妻との離婚から2か月が経つ田中裕二は「いまね、めちゃめちゃ忙しくて帰っても何時間か寝るだけだから寂しいとも何とも、何もない。年が明けて落ち着いて休みとかあるとね…。猫2匹とベッドに潜ってます。妻は僕の健康管理をしてくれていたけどいま、止める人もいなくなったから好きなものを思い切り食べたい。スイーツ、肉、揚げ物とか。一番食べたいのはチョコレートパフェ」とヤケ気味。来年の抱負について「再婚?それもそうだけど、海外旅行したいね」と声を張ったが、太田さんに「海外はダメ、俺たち帯(レギュラー番組)があるから」と叱られ「じゃ、国内。1人じゃ寂しいから誰かと…」としょんぼり。競馬予想でも知られるだけに「有馬記念で万馬券でも当てないとやってられないっすね。全力で当てにいきます」と寂しさを笑い飛ばしていた。同TVスポットは来年1月16日(土)からオンエア。同12〜14日に来日が決定したギリアム監督と、太田さんらは3度目の対面を果たす予定。『Dr.パルナサスの鏡』は2010年1月23日(土)よりTOHOシネマズ有楽座ほか全国にて公開。(photo/text:Yoko Saito)■関連作品:Dr.パルナサスの鏡 2010年1月23日よりTOHOシネマズ 有楽座ほか全国にて公開© 2009 Imaginarium Films, © 2009 Parnassus Productions Inc.■関連記事:ヒースの雄姿をご覧あれ『Dr.パルナサスの鏡』貴重な特別映像を独占公開ジョニー・デップ「ファンこそ僕のボス!」ファンサービスNo.1男の面目躍如ジョニー・デップ、超高額ギャラで『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズ続投か?ヒース・レジャー初主演コメディがDVD化!劇中で「君の瞳に恋してる」熱唱もコリン・ファレル、共演女優の恋人との間に男児誕生
2009年12月17日2週間前に流れた破局説を即座に否定したリース・ウィザースプーンとジェイク・ギレンホールだが、今週に入って、やはり破局していたことが明らかになった。2人が別離を決意したのは、ちょうど破局が報じられたのと同じ頃。互いに違う考えを持っていることを納得した上での友好的な別れだという。2人を知る関係者は芸能サイト「E! Online」に、「2人ともほかに相手がいるわけではなく、ただ関係が終わっただけ。ただ、リースの子供たちのためにも大騒ぎにはしたくないんです」と語った。別の芸能サイト「PopEater.com」に登場したジェイクの友人は、2人の関係は「婚約するか、別れるか」というところまで来ていたと話す。「間違いなく2人は愛し合っていたけど、(離婚経験のある)リースはプロポーズに応える心の準備が出来ていなかった。ジェイクはジェイクで、2年間も交際して、まだ決心がつかない彼女がこの先、決断するときは来るのかと疑念を抱き始めたらしい」。リースもジェイクも17日未明(日本時間)現在、コメントを発表していないが、ジェイクは9日に行われた姉・マギーが出演する『Crazy Heart』(原題)のプレミアにもリースを伴わず、ひとりで来場している。映画『Rendition』(原題)での共演をきっかけに2007年春から始まった交際は、2年半で終止符を打つことになったようだ。(text:Yuki Tominaga)破局が報じられた数日後、TV番組「Friday Night with Jonathan Ross」に出演したリース。© Rex Features/AFLO■関連作品:第82回アカデミー賞 [アワード]プリンス・オブ・ペルシャ/時間の砂 (仮題) 2008年冬、公開■関連記事:滝クリ、Xマスは「家族と…つまらない答えですみません」 オスカー授賞式案内役就任オスカー前哨戦のナショナル・ボード・オブ・レビュー賞でG・クルーニー新作が4冠
2009年12月17日フリーアナウンサーの滝川クリステルが「第82回アカデミー賞授賞式」、「第52回グラミー賞授賞式」などWOWOW3番組に出演することになり12月16日(水)、東京・イマジカ品川プロダクションセンターで就任会見を行った。同局が独占生中継するアカデミー&グラミー授賞式では現地に赴き案内役を、2010年2月6日(土)スタートの環境番組「BBCEARTH2010」ではプレゼンターを務める。日仏ハーフで今年9月までフジテレビ系「ニュースJAPAN」のキャスターを7年間務めたワールドワイドな美貌と知性が、3番組のイメージにピッタリとして抜擢されたことに「フジ以外の他局は初めてで嬉しい。『ニュースJAPAN』を卒業し、こんなワールドワイドな仕事をする機会をいただいて視野が広がる期待感があります」と喜びを表現。多彩なハプニングが多いことも見どころのひとつとなっているアカデミー賞授賞式では過去、全裸男性の乱入事件もあったが「ちょっと全裸は困りますけど、(案内役の相方のジョン・)カビラさんと手を合わせ、(ハプニングがあっても)動揺せず、楽しみながら務めたい」とアドリブを効かせる決意も語った。一方で、今年一年をふり返ると「私にとってはまさに転換の年。激動とまでは言いませんけど人生の大きな節目になった」としみじみ。来年の公私の抱負については「これまで、帯番組をやっていて難しかったですが、来年は海外に行く機会も増えると思うので、スタジオを出て新しい世界を見ていきたい。プライベートでは…生活を元に戻すのが大変でやっと朝型に変わってきたところ。これから模索していきたい」と微笑んだ。クリスマスが近いとあって、この日は「クリスマスと言えば赤」と真っ赤なワンピースに黒タイツ、黒ブーツ姿の愛らしい装い。「白のブーツだったら完璧だったんですが、スミマセン」と照れつつ「クリスマスは当たり前のように家族と過ごしてきました。今年も家族と…。つまらない答えですみません」と、苦笑いで話した。「第52回グラミー賞授賞式」は2010年2月1日(月)、「第82回アカデミー賞授賞式」は同3月8日(月)、いずれもAM 9:30よりWOWOWで独占生中継。「BBC EARTH 2010」は2月6日(土)スタート、毎週土曜日21:00放送。1月2日(土)16:30より新春スペシャルが放送される。(photo/text:Yoko Saito)■関連作品:第82回アカデミー賞 [アワード]■関連記事:オスカー前哨戦のナショナル・ボード・オブ・レビュー賞でG・クルーニー新作が4冠
2009年12月16日みなさん、こんにちは!ここ数週間、私はとっても素敵な時間を過ごしていました…というのも、12月2日に本年度のグラミー賞のノミネートが発表されたのですが、嬉しいことに今年のお気に入りのアルバムがノミネートされました!まずはマックスウェルの復活アルバム「BLACKsummer’snight」は今年発売されたR&Bのアルバムの中でも傑作の一つですが、彼が8年ぶりに戻ってきて嬉しい!カニエ・ウェストとブラック・アイド・ピーズと並んで6部門にノミネートされました。また、ポップ/カントリー音楽の若き王子、テイラー・スウィフトは8部門にノミネート、そして不動のディーバ、ビヨンセが今年最多の10部門へのノミネートを果たしました!どのアーティストにとっても今年は素晴らしい飛躍の年となりましたが、彼らの作品が評価されていることは嬉しいことです。ほかには、“生ける伝説”AC/DCや人気バンドのコールドプレイ、インディーズ・ラッパーのコモン、レディー・ガガ(2008/2009で最もブレイクした歌手です!)など、たくさんの素晴らしいアーティストの名前が並びました。おもしろいのは、大御所・ベテラン歌手と若い新人歌手(テイラー・スウィフトのような)が混在している点ですね。ノミネート発表当日は、グラミー・ノミネーション・コンサートがハリウッドで開催され、ブラック・アイド・ピーズや最優秀新人賞候補のケリー・ヒルソンに先述のマックスウェルらも出席していました。その夜、マックスウェルは故マイケル・ジャクソンへの追悼の意を表し、マイケルの代表曲のひとつ「Lady in my LIfe」を美しい歌声でカバーしました。そこで思うのは、来年1月に行われるグラミー賞授賞式では、この最も偉大なアーティストに向けてどのような形で称賛が捧げられるのかということ。これまで行われてきた大きな授賞式イベント全てにおいて、マイケル・ジャクソンへの追悼が何かしらの形で行われてきましたが、最も大きな音楽祭であるグラミー賞でもリスペクトを形に出すことでしょう。今回のコンサートでホストを務めたLLクールJは報道陣に向けて、豪華アーティストたちを集めてマイケルのヒット曲メドレーを一緒にステージで歌う姿を見たいと話していました。それはすごいですね!個人的にはオールスターのトリビュートによる「We Are the World」を見てみたいです。あらためて、マイケル・ジャクソンは音楽界、さらにエンターテイメント界で数多くの人々に多大な影響をもたらしたことが実感させられますね。実は最近、マイケルの最後のコンサート「This is It」のバックダンサーに話を聞く機会があったのですが、彼らもグラミー賞授賞式でマイケルのトリビュートをやる予定で、最も偉大なエンターテイナーに値することを再確認させるため、いま必死に準備を進めているとのことです。それから『マイケル・ジャクソンTHIS IS IT』のDVDが1月末にリリースされますが、そこにはファン垂涎の未公開のフッテージもたくさん含まれているそうですよ。これは待ちきれません!ちなみに、このレッドカーペット・イベントで、私は偶然にも最優秀新人賞候補のザ・ティン・ティンズに遭遇しました。彼らはとても素敵で、日本にも夏にサマーソニックで訪れたりと日本が大好きだと話していました。また、もう一組、ベスト・ダンス・アルバムに候補入りしたLMFAOにも会うことができました。彼らはまだ日本には行ったことがないようですが、来年には日本に行く予定を立てていると話していました。日本のファッションにはかなり影響を受けているという彼ら、日本のファンに早く会いたがっていましたよ。(text:Lisle Wilkerson)※第52回グラミー授賞式の模様は2010年2月1日(月)AM9:30よりWOWOWにて生放送 REUTERS/AFLO■関連作品:マイケル・ジャクソン THIS IS IT 2009年10月28日より丸の内ピカデリーほか全国にて2週間限定公開■関連記事:1万個限定『マイケル・ジャクソン…』DVDボックスが1日で完売予告編も到着!報知映画賞『沈まぬ太陽』に栄冠!渡辺謙、瑛太、松たか子、岡田将生ら受賞“地球滅亡”予告、やっぱり気になる?『2012』北米初登場1位!【ハリウッドより愛をこめて】ジャクソン家には映画収益入らず?その真相は…『マイケル・ジャクソン THIS IS IT』4日間で6億超の大ヒットで上映延長
2009年12月16日『舞妓Haaaan!!!』以来2年ぶり、“家族”の物語『なくもんか』で監督・水田伸生、脚本・宮藤官九郎と再びトリオを組み、2作目の映画主演を飾った阿部サダヲ。前作では稲妻のようなハイテンションな笑いを届けてくれた彼が、今回スクリーンで存分に見せるのは、“笑い”とその裏にある“泣き”。好評中の劇場公開を経て、あらためて阿部さんにとっての“笑い”、そして今年一年をふり返ってもらった。阿部さんが『なくもんか』で演じるのは、お惣菜屋の店主・下井草祐太(山ちゃん)という、どこまでもお人好しな男。前作とは打って変わって、主役でありながら一歩“引いた”役というのは新境地となったという。「今回の役のタイプとかポジションって、鬼塚公彦(『舞妓Haaaan!!!』)が押していくタイプだとしたら、山ちゃんは引いていく、受け入れるタイプだから、全然違うんですよね。鬼塚という人は誰の意見も聞かないですから(笑)。そういうお芝居はこれまで宮藤さんの脚本ではあまりなくて、『木更津キャッツアイ』とか『タイガー&ドラゴン』とか突飛なことをばーっとやる役が多かったんですけど、今回はとにかく人が言うことを全部飲み込んで生きてきた役。そこをどうやって演じるかは悩んだところでもあるし、面白かったところでもありますね。とは言っても、『舞妓Haaaan!!!』みたいにテンション高いものが好きな方もいるし、僕もそういう所をしまい込むのは好きじゃないので、出せるところは出しました」。家族ならではの喜びや悲しみが物語の軸となる本作。悲しい過去を隠すように常に笑顔を振りまいて生きる、祐太の二面性を演じる上でどのようなアプローチをしていったのだろうか?「(弟役の)瑛太くんの台詞で『あいつは笑顔だけど、1ミリも笑ってないんだよ』というのがあるけど、本当の笑顔も本当の泣きも、素を見せてない人ということでずっとやっていかなきゃいけないんですよね、この役って。監督にも、最後のエンドロールでの笑顔が本当の笑顔になればいいって言われていたので、見せ泣きみたいなところから始めていって、最後に本当の涙が出てくればいいんじゃないかと。でもやっている最中は、時間も限られていたので難しかったですね」。「大人計画」を始めとする舞台に映画、TVドラマで、唯一無二の存在感を発揮し、俳優としての才覚を示してきた阿部さん。その“笑い”のセンスはどこから生まれてきたのだろうか?「物心ついて一番よく見てたのは『ひょうきん族』ですね。小学生のとき、ちょうど漫才ブームがあってよく見てました。元々、亀有の方で生まれたので、(ビート)たけしさんとか、下町出身で身近な感じがして、それまでは漫才師というとちょっと遠い存在だったのが、地元のネタとかが出てきて嬉しかったというか。毒舌な笑いというのも新鮮でしたね。僕、ほとんど漫画を読まないので、テレビからなんです。とんねるずとかダウンタウン、ウッチャンナンチャンとかのコントが好きでした。あと、小さい頃に映画館でアニメの『スヌーピー』とか観て笑ってましたね。何で笑ってたか覚えてないんですけど、チャーリー・ブラウンがいつもダメだなーって(笑)」。では、いまの阿部サダヲの“笑い”を支えているものは何なのだろうか?「“勘違い”をするというのが、僕の中で一番大事にしていること」と、阿部さんは話す。「勘違いをすることが面白かったり、役者としても勘違いしてないと演じるのが無理なときもあるんですよね。だからイイ男風の役のときは、自分を180cm位の男だと勘違いしないと出来なかったりするときもありますよ(笑)。今回もハムカツ作るのにいろんな店を見に行ったりしたけど、『いらっしゃいませー』っていう言い方一つ変えるだけでちょっとカッコイイみたいな。そういうのが積み重なってる気がするんですよね。成り切ってる店員さんのはやっぱカッコイイじゃないですか。そういうのが僕は好きなんです」。時に脚本家と俳優として、時にミュージシャン同士として、宮藤さんと絶妙なコンビネーションで新鮮な芝居と音楽、そして笑いを届けてきた阿部さん。映像作品では久しぶりのタッグとなった本作然り、二人ならではというものに対する期待は確実に高まってきている。そこで改めて聞きたい。阿部さんにとって宮藤作品とは、どんな存在なのだろうか?「元々、僕が俳優として知られるようになったのは宮藤さんの作品のおかげもあるし、原作にないような役を描いてくれたりして、僕のプロデュースのようなことをしてくれた気がするんです、すごく。だから僕は宮藤さんが書く台本を、その台本がおもしろいっていう芝居で、いままで知らなかった方にも伝えていきたいというのが大きいです。絶対におもしろいですよ、という芝居が出来る自信があるんです。だっておもしろいですもん。やってそうでやってない題材とか、いらなそうでいる台詞とか。それが後で繋がってもいくんだけど、無駄なことがないと面白くないじゃないですか。最近は主演もやらせていただいてますが、筋にいらない役とかも結構あるんですよ。でもその人がいないといけない、というのが宮藤さんの愛情なんでしょうね」。2009年だけでも、本作以外に映画では『ヤッターマン』や『ぼくとママの黄色い自転車』で父親役という新たな役に挑戦、さらに宮藤作・演出の「メカロックオペラ R2C2」ではロック+演劇という表現の場を広げた阿部さん。最後に、今年一年をふり返ってみての心境を聞いてみた。「『R2C2』は、昔からグループ魂でコントやってた頃からロックオペラというのをやりたくて、やっと形に出来たので嬉しかったですね。昔は宮藤さんのギター1本で、アンプもこれくらい小さかったのが、あんな大きい規模で出来たのだから、すごいなと。映画も3本も出れるなんて、昔はそんなこと思ったこともなかったから幸せですよね。いまふり返ってというのはないのですが、この状態が続けばいいなと…、で、ちょっと劇団公演が増えればいいな(笑)」。■関連作品:なくもんか 2009年11月14日より全国東宝系にて公開© 2009 「なくもんか」製作委員会■関連記事:クリスマス目前!「聖夜を一緒に過ごしたい俳優」1位を岡田将生&玉木宏が二分!報知映画賞『沈まぬ太陽』に栄冠!渡辺謙、瑛太、松たか子、岡田将生ら受賞阿部サダヲ、テンション“アゲアゲ”でグッズ販売員に「24時間テレビみたい」“地球滅亡”予告、やっぱり気になる?『2012』北米初登場1位!ストレス解消法、阿部サダヲは「波乗り」瑛太「水換え」に、竹内結子は「叫ぶ!」
2009年12月16日アカデミー賞の行方を占う映画賞として毎年大きな注目を集めるゴールデン・グローブ賞。第67回を迎える同賞のノミネーションが15日(現地時間)、ロサンゼルスのビバリー・ヒルトン・ホテルで発表された。最多5部門6ノミネーションとなったの作、ジョージ・クルーニー主演の『マイレージ、マイライフ』。ドラマ部門の最優秀作品賞、主演男優賞、助演女優賞(ヴェラ・ファーミガ、アナ・ケンドリック)、最優秀監督賞(ジェイソン・ライトマン)、最優秀脚本賞にノミネート。次いで、ダニエル・デイ=ルイスとマリオン・コティヤールが共にミュージカル・コメディ部門の主演賞候補となった『NINEナイン』も最優秀作品賞、助演女優賞(ペネロペ・クルス)、最優秀歌曲賞の5部門でノミネートされた。今年はサンドラ・ブロック、マット・デイモンのようにドラマ部門とミュージカル・コメディ部門それぞれで、あるいはメリル・ストリープのようにミュージカル・コメディ部門で2作同時に、とダブル・ノミネートされている候補者が多いのも注目点だ。授賞式は、オスカー投票締め切り6日前の2010年1月17日(日)に開催される。映画部門各賞のノミネートは下記の通り。最優秀映画作品賞(ドラマ)『アバター』『ハート・ロッカー』『イングロリアス・バスターズ』『プレシャス』Precious: Based on the Novel ’Push’ by Sapphire(原題)『マイレージ、マイライフ』最優秀主演男優賞(ドラマ)ジェフ・ブリッジス『Crazy Heart』(原題)ジョージ・クルーニー『マイレージ、マイライフ』コリン・ファース『A Single Man』(原題)モーガン・フリーマン『インビクタス/負けざる者たち』トビー・マグワイア『Brothers』(原題)最優秀主演女優賞(ドラマ)エミリー・ブラント 『ヴィクトリア女王 世紀の愛』サンドラ・ブロック『The Blind Side』(原題)ヘレン・ミレン『The Last Station』(原題)キャリー・マリガン『アン・エデュケーション』(原題)ガボレイ・シディビー 『プレシャス』最優秀監督賞キャサリン・ビグロー『ハート・ロッカー』ジェームズ・キャメロン『アバター』クリント・イーストウッド『インビクタス/負けざる者たち』ジェイソン・ライトマン『マイレージ、マイライフ』クエンティン・タランティーノ『イングロリアス・バスターズ』最優秀映画作品賞(ミュージカル・コメディ部門)『(500)日のサマー』『The Hangover』(原題)『恋するベーカリー』『ジュリー&ジュリア』『NINE』最優秀主演男優賞(ミュージカル・コメディ部門)マット・デイモン『インフォーマント!』ダニエル・デイ=ルイス『NINE』ロバート・ダウニー・Jr『シャーロック・ホームズ』ジョセフ・ゴードン=レヴィット『(500)日のサマー』マイケル・スタールバーグ『A Serious Man』(原題)最優秀主演女優賞(ミュージカル・コメディ部門)サンドラ・ブロック『あなたは私の婿になる』マリオン・コティヤール『NINE』ジュリア・ロバーツ『デュプリシティ 〜スパイは、スパイに嘘をつく〜』メリル・ストリープ『恋するベーカリー』メリル・ストリープ『ジュリー&ジュリア』最優秀助演男優賞マット・デイモン『インビクタス/負けざる者たち』ウディ・ハレルソン『THE MESSENGER』(原題)クリストファー・プラマー『The Last Station』(原題)スタンリー・トゥッチ『ラブリーボーン』クリストフ・ヴァルツ『イングロリアス・バスターズ』最優秀助演女優賞ペネロペ・クルス『NINE』ヴェラ・ファーミガ『マイレージ、マイライフ』アナ・ケンドリック『マイレージ、マイライフ』モニーク『プレシャス』ジュリアン・ムーア『A Single Man』(原題)最優秀外国語作品賞『BAARIA』(原題)イタリア『抱擁のかけら』スペイン『The Maid/La Nana』(原題)チリ『Prophet』(原題)フランス『The White Ribbon』(原題)最優秀脚本賞ニール・ブロムカンプ『第9地区』マーク・ボール『ハート・ロッカー』ナンシー・マイヤーズ『恋するベーカリー』ジェイソン・ライトマン、シェルダン・ターナー『マイレージ、マイライフ』クエンティン・タランティーノ『イングロリアス・バスターズ』最優秀アニメーション賞『くもりときどきミートボール』『コララインとボタンの魔女 3D』『Fantastic Mr. Fox』(原題)『プリンセスと魔法のキス』『カールじいさんの空飛ぶ家』最優秀作曲賞『カールじいさんの空飛ぶ家』『インフォーマント!』『アバター』『A Single Man』(原題)『かいじゅうたちのいるところ』最優秀歌曲賞『NINE』『Everybody’s Fine』(原題)『アバター』『Crazy Heart』(原題)『Brothers』(原題)■関連作品:第67回ゴールデン・グローブ賞 [アワード]マイレージ、マイライフ 2010年3月20日よりTOHOシネマズ シャンテほかにて公開© 2009 DW STUDIOS L.L.C and COLD SPRING PICTURES. All Rights Reserved.NINEナイン 2010年3月19日丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 2008 The Weinstein Company. All rights reserved.ハート・ロッカー 2010年3月6日よりTOHOシネマズ みゆき座、TOHOシネマズ 六本木ヒルズほか全国にて公開イングロリアス・バスターズ 2009年11月20日よりTOHOシネマズ日劇ほか全国にて公開© 2009 Universal Studios. ALL RIGHTS RESERVEDジュリー&ジュリア 2009年12月12日よりTOHOシネマズシャンテほか全国にて公開恋するベーカリー 2010年2月19日よりTOHOシネマズ 日劇ほか全国©2009 Universal Studios. ALL RIGHTS RESERVED.(500)日のサマー 2010年1月9日よりTOHOシネマズシャンテ、シネクイントほか全国にて公開© 2009 TWENTIETH CENTURY FOX■関連記事:第67回ゴールデン・グローブ賞テレビ部門では注目作「Glee」3部門ノミネートラブコメ=女子映画と侮るなかれ力関係の逆転に共感?『(500)日のサマー』ブランジェリーナ、友人プロデューサーを称えるパーティに揃って出席ブランジェリーナがモデルの刺激的な彫像が、オクラホマ州で公開にオスカー前哨戦のナショナル・ボード・オブ・レビュー賞でG・クルーニー新作が4冠
2009年12月16日アカデミー賞の前哨戦として注目を集める第67回ゴールデン・グローブ賞だが、TVドラマ部門の方もお見逃しなく!12月15日(現地時間)に発表されたノミネーションでは、日本でも今年注目を集めた作品が並んだ。テレビシリーズのドラマ部門では、「デクスター」、「Dr.HOUSE」、「マッドメン」ら人気シリーズが昨年に続いて最優秀作品賞にノミネート。『トワイライト』シリーズ然り、今年はドラマ界でもヴァンパイアと人間の恋愛を描いた作品が話題を呼んだが、「シックス・フィート・アンダー」のアラン・ポールが製作総指揮を手がける「True Blood」も2年連続でノミネートを果たした。コメディ・ミュージカル部門では、「30ロック」、「アントラージュ★オレたちのハリウッド」、「The Office」とおなじみのタイトルが並ぶ中、今年5月に放送スタートした青春ミュージカル・ドラマ「Glee」(写真上)が登場。「NIP/TUCK マイアミ整形外科医」の製作総指揮、ライアン・マーフィが手がける本作は全米で爆発的な人気を呼んでおり、日本でもFOXにて来年の放送が決定している注目の一作。主演男優賞、女優賞を含めて3部門にノミネートされた。こちらの受賞結果は来年1月17日に発表。【最優秀テレビシリーズ(ドラマ部門)】「ビッグ・ラブ」「デクスター」「Dr.HOUSE」「マッドメン」「True Blood」【主演男優賞(ドラマ部門)】サイモン・ベイカー「ザ・メンタリスト」マイケル・C・ホール「デクスター」ジョン・ハム「マッドメン」ヒュー・ローリー「Dr.HOUSE」ビル・パクストン「ビッグ・ラブ」【主演女優賞(ドラマ部門)】グレン・クローズ「ダメージ」ジャニュアリー・ジョーンズ「マッドメン」ジュリアナ・マーグリーズ「ザ・グッド・ライフ」アンナ・パキン「True Blood」キーラ・セジウィック「クローザー」【最優秀テレビシリーズ(コメディ・ミュージカル部門)】「30ロック」「アントラージュ★オレたちのハリウッド」「GLEE」「モダン・ファミリー」「The Office」【主演女優賞(コメディ・ミュージカル部門)】トニ・コレット「THE UNITED STATES OF TARA」コートニー・コックス「COUGAR TOWN」イーディ・ファルコ「NURSE JACKIE」ティナ・フェイ「30ロック」リー・ミシェル「GLEE」【主演男優賞(コメディ・ミュージカル部門)】アレック・ボールドウィン「30ロック」スティーヴ・カレル「The Office」デヴィッド・ドゥカヴニー「Californication」トーマス・ジェーン「HUNG」マシュー・モリソン「GLEE」【最優秀ミニシリーズ・TV映画】※全て原題「GEORGIA O’KEEFFE」「GREY GARDENS」「INTO THE STORM」「LITTLE DORRIT」「TAKING CHANCE」【主演男優賞(ミニシリーズ・TV映画)】ケヴィン・ベーコン「TAKING CHANCE」ケネス・ブラナー「WALLANDER: ONE STEP BEHIND」キウェテル・イジョフォー「ENDGAME」ブレンダン・グリーソン「INTO THE STORM」ジェレミー・アイアンズ「GEORGIA O’KEEFFE」【主演女優賞(ミニシリーズ・TV映画)】ジョーン・アレン「GEORGIA O’KEEFFE」ドリュー・バリモア「GREY GARDENS」ジェシカ・ラング「GREY GARDENS」アンナ・パキン「THE COURAGEOUS HEART OF IRENA SENDLER」シガニー・ウィーバー「PRAYERS FOR BOBBY」【助演男優賞(ミニシリーズ・TV映画)】マイケル・エマーソン「LOST」ニール・パトリック・ハリス「HOW I MET YOUR MOTHER」ウィリアム・ハート「ダメージ」ジョン・リスゴー「デクスター」ジェレミー・ピヴェン「アントラージュ★オレたちのハリウッド」【助演女優賞(ミニシリーズ・TV映画)】ジェーン・アダムス「HUNG」ローズ・バーン「ダメージ」ジェーン・リンチ「GLEE」ジャネット・マクティア「INTO THE STORM」クロエ・セヴィニー「ビッグ・ラブ」© Everett Collection/AFLO■関連作品:第67回ゴールデン・グローブ賞 [アワード]デクスター [海外TVドラマ]DexterTM © 2006 Showtime Networks Inc. All rights reserved. SHOWTIME and related marks are registered trademarks of Showtime Networks Inc. A CBS Company. TM, ® © 2009 by Paramount Pictures. All Rights Reserved.Dr.HOUSE [海外TVドラマ]マッドメン [海外TVドラマ]© MMVII Lions Gate Television Inc. All Rights Reservedアントラージュ★オレたちのハリウッド [海外TVドラマ]ビッグ・ラブ [海外TVドラマ]© 2007 Home Box Office, Inc. All rights reserved. HBO ® and Big Love(sm) are service marks of Home Box Office, Inc.ザ・メンタリスト [海外TVドラマ]ダメージ [海外TVドラマ]© 2007 Sony Pictures Television Inc. and Bluebush Productions, LLC. All Rights Reserved.クローザー [海外TVドラマ]■関連記事:ゴールデン・グローブ賞候補が発表 G・クルーニーと豪華キャスト『NINE』一騎打ち?シネマカフェ的海外ドラマvol.1312009年総括!イケメン職業人ベスト3シネマカフェ的海外ドラマvol.1302009年総括!胸きゅんカップルベスト3シネマカフェ的海外ドラマvol.120胸キュン男のスマイル最終回はこのカレ!シネマカフェ的海外ドラマvol.118胸キュン男のスマイル第2回「マッドメン」
2009年12月16日ヒット映画の続編『リアル鬼ごっこ2』の撮影現場がこのほど、東京・千代田区内で初公開され、続投で主演の石田卓也、新加入の三浦翔平らが前作超えを誓った。人気作家、山田悠介氏の同名小説を原作に、現実世界と無数に併存するパラレルワールドに迷い込んだ主人公の佐藤翼(石田さん)が、“佐藤”姓の人々を狩る謎の殺戮集団と捕まれば処刑という命がけの“鬼ごっこ”に巻き込まれるサバイバルアクション第2弾。昨年公開の前作は、当初の36館から100館以上に拡大公開され、興行収入約5.5億円とミニシアター系では異例の大ヒットを飛ばした。今作は、前作のラストの続きから物語が始まり、“鬼”を率いる“将軍”と“佐藤”姓らのレジスタンスの壮絶な戦いが展開する。撮影の合間の会見に姿を見せた石田さんは「続編をやると知った瞬間は正直、『あーまたやるのか』と思いました、撮影もハードだったので」とふり返りつつ「前作の反省点を踏まえて体力作りをして今回の撮影に入りました。受け身、殴り方、殴られ方、銃の構え、ラックルジャンプなど前作以上にアクションがスケールもスピードもアップしています」と精悍な顔つき。翼の幼なじみ・洋役に前作の大東俊介からバトンタッチして演じる三浦さんは「『あっち(前作)がよかった』と思われないよう、どうしようかと悩みに悩みましたが、いまはもうこれでいいんだと思ってやっている、自分のモノになっています」と気持ちが乗っている様子。同じく翼の妹・愛を谷村美月からバトンタッチして演じる映画出演2作目の吉永淳は「前作を見ていましたが、撮影で実際に追いかけられると本当に怖い。体力的にも精神的にも映画に追いかけられている感じ」と苦笑い。前作から続いてメガホンを取り、今回オリジナルストーリーを練り上げた柴田一成監督は「怒濤のアクションにキャラの掘り下げ。前作以上にこんな所へ逃げるのかよ、となっているし、あとラブストーリーを盛り込みました。かなり力を入れてバッチリです」とパワーアップを強調した。この日、石田らは自動車に乗って逃げる場面を撮影。暗闇の中、それぞれの役柄の緊張感を体現してみせる一方、合間には和気あいあいと会話しチームワークの良さをうかがわせた。年内いっぱい撮影予定。映画『リアル鬼ごっこ2』は2010年、6月公開。(photo/text:Yoko Saito)■関連作品:リアル鬼ごっこ 2008年2月2日よりテアトル新宿にて公開©「リアル鬼ごっこ」製作委員会リアル鬼ごっこ2 2010年6月、全国にて公開■関連記事:“佐藤”を待ち受ける次なるゲーム…『リアル鬼ごっこ』前作の大ヒット受け続編決定!「どこか人と違うことをやっていきたい」『グミチョコ』石田卓也の役作りと映画“鬼は内!”&恵方巻でヒット祈願!『リアル鬼ごっこ』初日舞台挨拶「気持ちの奥の奥の僕の根本的なものを出し切った」大東俊介『リアル鬼ごっこ』を語る世の“佐藤さん”に朗報!『リアル鬼ごっこ』“佐藤さん割引き”実施
2009年12月16日成都は1,000万人都市である。たいてい、これくらいの大きな都市だと外国人の数も多い気がする。あくまでイメージにすぎないのだが…。そして、本当にイメージにすぎなかった。日曜日の昼間の成都繁華街は、お祭りかと思うほどの人であふれているのだが、全て中国人である。半日近く街の写真を撮りながら、ぶらついていたのだが、見かけた欧米人は4名だった。シネコンタイプの映画館も同じく4つ見かけた。どの映画館も中国映画とハリウッド映画のどちらも上映している。映画の作品によって値段も違う。ハリウッド映画が高く、中国映画が安いというわけでもないようで、ならば客の入りによってなのかどうか、このあたりは不明である。ともかく僕が観たときは15元(約225円)から20元程度(約300円)に分かれていた。僕は中国のコメディ映画を観ることにする。きっとこの受付も英語は通じないだろう。ここ数日、成都を歩いてきて身についた感覚である。僕が何かを頼むときは全て筆談で行っていた。例えば食堂では「麻婆豆腐」と漢字で書いて注文している。ちなみに麻婆豆腐は成都発祥の料理である。ご飯を一緒に欲しい場合、「ウィズライス」と英語で言っても通じない。「白飯」と書いて追加注文するのだ。日本人は漢字に慣れ親しんでいるのでまだ何とかなるが、これは欧米人にとっては辛い。それがこの街で外国人を見かけない大きな理由の一つなのかもしれない。日本にない漢字を使った映画のタイトルをメモ帳にそのまま書き写し、その横に「6:10」と映画の始まる時間を書いて窓口で出す。指定席のようだが、どこでもいい。しかし、受付の女性は丁寧に僕に中国語で問いかけている。「どこの席がいい?」とでも言っているのだろうが、「前」と「後」の中国語の発音さえ僕にはわからないのだ。これも筆談で「前」などと書けばいいのだが、そうすると更に次の質問がやってきそうな気がする。直接、パソコンの座席表示画面に触れることができればいいが、刑務所の面会室のようなガラス越しの受付ではそれもできない。「どこでもいい。ど・こ・で・も・い・い」あくまで筆談ではなく、日本語で言い、何とかチケットを手に入れた。200名程度の劇場内では無料映画が始まっていた。チベット民族に関する政府が製作したドキュメンタリー映画のようである。成都と言えばラサに近いので、きっとチベット民族に対する意識も高い地域だと思う。成都に住む中国人たちが、この映画をどう観ているのだろうか気になったのだが、そうは言っても、チケットの買い方さえまともにできない僕では取材しようもない。結局、周囲に座っている中国人の様子を見ているだけである。それなりにシリアスな顔をして興味深く観ていた。まぁ、その後に、コメディ映画を観ているときの表情に比べれば…といった話なので、あまり信用性はないのだけれど。(photo/text:ishiko)
2009年12月16日ラブコメ、と聞くと女子映画とくくりがち。いや、たしかにそうなのだが、男女とも共感できるラブコメというのも希有ながら存在する。その条件は、ひとつ、ウーマンパワーに偏っていないこと。ふたつ、恋に恋するファンタジーではないこと。みっつ、登場キャラがリアル。その条件を備えたラブコメが、新春一発目に登場する。それが『(500)日のサマー』だ。主人公はトムとサマー。普通のラブコメの主人公ならば、サマーがロマンスを求め、トムがめんどくさがる、というような構図が連想される。が、この物語はまったくの逆。トムは恋愛経験がさほど多くなく、恋に理想を求めるタイプ。対してサマーは恋の経験が豊富で、それだけに恋がすべてではないと思うタイプ。かといって、男女の立場が入れ替わったドタバタ劇でもない。イマドキの男女にありがちな恋愛の力関係が逆転した男女をうまく描いているのだ。まずはキャラ設定が秀逸。トムは建築家の夢をあきらめて、なんとなく惰性で生きているサラリーマン。それだけに、なんでも夢見がち。サマーは刹那を楽しみながら生きる女の子。それだけに、運命的なロマンスなんてナンセンスと思っている。これが超リアルで、自分の周りにもいそうな感じ。しかも、彼らの恋愛500日をそのまま追うのではなく、節々を切り取りつつ前後した構成で見せるから、次のシーンで2人がどうなるかまったく予想がつかない。このワクワク感もまた、観る者をヤキモキさせる。結末もビター&スイートで快い。「恋で痛手を負ったことがある人」と「恋で痛手を負わせた経験がある人」の両方が共感できる全方位型ラブコメ。デートで、というよりも、仲良しの友達と観て、鑑賞後にお互いの恋愛タイプ診断もできそうだ。(text:Masamichi Yoshihiro)特集『(500)日のサマー』■関連作品:(500)日のサマー 2010年1月9日よりTOHOシネマズシャンテ、シネクイントほか全国にて公開© 2009 TWENTIETH CENTURY FOX■関連記事:ゴールデン・グローブ賞候補が発表 G・クルーニーと豪華キャスト『NINE』一騎打ち?オスカー前哨戦のナショナル・ボード・オブ・レビュー賞でG・クルーニー新作が4冠お似合いの映画カップルは?「MTV」オリジナルステッカー&「ウサビッチ」グッズを10名様プレゼント全米が夢中になったラブストーリー『(500)日のサマー』試写会に5組10名様ご招待堀内葉子があなたの恋の悩みにアドバイス!恋愛相談大募集&『(500)日のサマー』ポスターを3名様にプレゼント
2009年12月16日