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●舞台にやりがい「第二の人生のようで、今とても楽しい」舞台を中心に女優業に情熱を燃やしている小川菜摘。61歳の今も「新人女優の気持ち」で一つ一つの作品に全身全霊で取り組んでいるという。このたびアサヌマ理紗らと演劇集団・熟年団を立ち上げ、12月4日~8日に東京の恵比寿・エコー劇場で舞台『チェリー・ホープを知ってるかい。』を上演している。小川にインタビューし、今の仕事に対する思いや同舞台への意気込み、今後の抱負など話を聞いた。小川は結婚を機に舞台活動を休止し、50歳を迎える2012年に再開。子育てがひと段落したことで復帰した。「もともと役者をやりたくて、特に舞台をやりたかったんです。でも結婚して、子供も生まれて、舞台はすごくスケジュールを取られますし、地方公演もあったりして、舞台のお仕事をやっていたら家庭が回らないと思ったので、舞台はお休みすることにしました。映像の仕事やバラエティは続けていましたが、現在舞台復帰して一番やりたかった仕事ができて、第二の人生のようで、今とても楽しいです」映像作品にもやりがいを感じつつ、観客の反応を直接感じることができるのは舞台ならではの喜びだという。「映像のお仕事は、台本を読み込んで現場に行っても、監督の思いや意向があるので、瞬発力でそこに合わせていく難しさや楽しさがありますが、舞台はまっさらな状態でみんなで1から積み上げていき初日に挑むという、映像とは違う楽しさがあるんです。映像ももちろんセリフを覚えないといけないですが、舞台は物語が始まったら終わるまで本当に集中して、みんなでバトンを渡していく楽しさだったり、難しさだったりがあります。カーテンコールでお客様が拍手してくれたり、感動して泣いてくださる姿を見て、苦しんだり悩んだりした事が、報われたなと。そのために頑張っている気がします」SNSで寄せられる声も原動力になっているという。「舞台を見に来てくださった方が、『小川さんを観てファンになりました』と何人もの方が次の舞台を観に来てくださるんです。それがとても自分の糧になって、もっと応援して下さる方が増えていくように頑張らなきゃなと。今はそういった意見をダイレクトにいただけるのでうれしいですし、励みになります」家族や友人が観に来てくれることも励みになっているそうで、「家族が『面白かったよ』と色々な感想を言ってくれるのも、ありがたいし、うれしいです。家族だけでなく、友達や知り合い、役者仲間など、いろんな方も観に来てくださるので、すごく励みになります」とうれしそうに語った。今回の『チェリー・ホープを知ってるかい。』に関しても、家族の観劇について「公演数が短いのですが、スケジュールが合えば来てくれるんじゃないですかね」と話していた。●芝居で脳をフル回転「それがパワーの源になっているのかな」舞台復帰してから12年経つが、小川は「今も新人女優の気持ち」だと語る。「もう還暦を超えていますが、20年以上ブランクがあるので、本当に一生懸命、全身全霊で取り組んでいかないと皆さんに追いつけないなと。いつも学ぶことばかりですが、一作品一作品どんどん吸収して、それを次の舞台で生かせるようにと心がけています」自分自身も一生懸命取り組んでいる人に魅力を感じるという。「一生懸命頑張っていたら、誰かが観て評価してくれるだろうし、自分のためにもなると思っています。お芝居が上手でも下手でも、一生懸命取り組んでいる人は魅力的だなと思うので、私はそうでありたいなと思います」どの作品でも、演出家の言葉や自分でひらめいたことなどを台本に書き込むようにしているそうで、「『新人女優さんみたいですね。台本真っ黒じゃないですか』とよく言われるんです」と笑いつつ、「いつまでも私は新人女優の気持ちで必死にやらないとついていけないと思っているので、これからも取り組み方は変わらないと思います」と語る。このたび立ち上げた演劇集団・熟年団は、小川とアサヌマ理紗の「愉快な人たちと楽しい舞台を作りたい!」という呼びかけに、村上大樹、今林久弥、小林タカ鹿、千葉雅子が集結し、アサヌマ以外のメンバーが熟年世代だったため、「熟年団」と命名。さらに、熟年ではない、若手実力派の冨岡健翔、加藤夕夏も加わった。「舞台共演をきっかけにアサヌマ理紗ちゃんと年の離れた友達になり、すごく仲良くなって、『何かやりたいよね』という話になって。『村上さんにやってほしいよね』『あの人が出たら面白いよね』と妄想の世界で2人で盛り上がっていたので、本当に実現してびっくりしています」そんな熟年団が今回挑むのは、25年前に初演された名作、鈴木哲也脚本『チェリー・ホープを知ってるかい。』。1999年の大みそかに、生まれ育った一軒家に久しぶりに集まった姉弟たちの家族をめぐる物語を描く。小川は今回も、観客の反応を楽しみに稽古に励んでいる。「セリフを入れていく時期は本当に苦しいですが、本番は私たちカンパニーが楽しんでやることによって、観に来てくださるお客様も楽しめると思うので、楽しみながら届けたいです」61歳の今も、パワフルに活動している小川。女優という自分のやりたいことができているからこそ、元気でいられるという。「若さを保つ秘訣は、芝居に関して悩んだりしている思いが脳をフル回転させているだろうから、それがパワーの源になっているのかなと。家に帰るとくたくたですけどね(笑)」今回小川が演じる長女『あおい』は、40歳頃という設定。「実年齢より若い役を演じるのはけっこう大変なんです(笑)」と吐露しつつ、女優業は自分とは違う人物を演じられることも醍醐味だと語る。「私の価値観では、こんなこと絶対言わないだろうなということもありますし、例えば極悪人の役だったら、自分の中に全くない部分を出さないといけない。それを想像で演じて作っていくのが役者の仕事なわけで、そこを体感できるというのは面白いなと感じています」●「70、80代になっても舞台で輝いている女優になれたら」充実した日々を送っている小川。「今年はこれを含めて4本舞台をやっているので、自分でもよくやったなと(笑)。来年も役者の仕事を楽しくできたらいいなと思います」と話した。今後の女優業はどのように思い描いているのだろうか。「何も考えてないですけど、お仕事のお話がある限りは、すべて全力で向き合って、この人を呼んでよかったなと思ってもらえるように頑張っていきたいということだけです」立ち上げた熟年団については「ライフワークにしていきたい」と考えている。「今回たくさんお客様が入ってくださって、『熟年団の第2弾が観たいです』というお声が多ければ絶対に続けていきたいです。」そして、70代、80代になっても舞台に立ち続けたいと熱い思いを明かす。「以前、浅丘ルリ子さん、山本陽子さん、水谷八重子さんの3人で『三婆』という素晴らしい舞台をされていて、皆さん当時70歳オーバーでしたが、本当にかっこよくてすごいなと。皆さんに比べたら私なんかまだまだひよっこだなと思い、あの舞台を見た時に、70代、80代になっても、お客さんを喜ばせて舞台で輝いている女優さんになれたらいいなと思いました。立派な先輩の背中を見つつ、目指していきたいです」そして最後に、ファンに向けて「人生経験を積んだ熟年の役者と、フレッシュな若手の 化学反応がとっても面白いのでぜひ! 『チェリー・ホープを知ってるかい。』はどの層の方がご覧になっても楽しめる、12月に観劇するのにふさわしいお芝居なので、たくさんの方に来て頂きたいです」とメッセージを送った。■小川菜摘12月30日生まれ。東京都出身。1978年『ゆうひが丘の総理大臣』でデビュー後、文学座演劇研究所入団。以降、NHK大河ドラマ『徳川家康』や映画『会社物語 MEMORIES OF YOU』など数々のドラマや映画に出演。2012年、同年齢の役者達で結成した「劇団500歳の会」の旗揚げ公演『いつかみた男達~ジェネシス~』をきっかけに舞台でも精力的に活動。最近の出演作は『歌うシャイロック』、『ふたり、静かに』、『中村雅俊芸能生活50周年記念公演』など。著書には『LOVEBLOG美味しくて楽しくてちょっとおしゃれな暮らしのこと』がある。
2024年12月05日ライブ配信アプリ「17LIVE(イチナナ)」が6日より、動画配信サービス「DMM TV」とコラボレーションしたイベント「DMM TV 番組出演権争奪戦 by 17LIVE」を開催する。○リスナーと「ウォッチパーティー」を実施このイベントでは、「17LIVE」で活躍する約40名のライバーが、12月6日より「DMM TV」にて独占配信を開始するドラマ『外道の歌』の1話および2話を配信ルーム上で共有しながら、リスナーと「ウォッチパーティー」を実施。月額550円から利用できる「DMM TV プレミアム会員」の楽しみ方や配信ラインナップ・特徴などを訴求し、加入を促進するライブコマースイベントとなる。リスナーはイベント期間中、ライブ配信中の画面上に表示されるバナーから、「DMM TV」の会員登録ページへ遷移することができ、期間中にカウントされる「DMM TV」新規プレミアム会員登録者数に応じて、上位に入賞したライバーには、「DMM TV」のオリジナル番組への出演権が贈呈される。イベントの開催期間は12月14日まで。
2024年12月05日女優でモデルの内田理央が2日、都内で行われた「RIO UCHIDA×SINN PURETE」の発売記念イベントに出席した。○コラボアイテム発売で「夢が叶った気持ち」ビューティーケアブランド「SINN PURETE(シンピュルテ)」は、内田とコラボレーションした「リッププランパー」「フレグランス」「マルチオイル」を展開。このたび、第2弾コラボレーションアイテムとして、「オイル in バスソルト」の発売が、Cosme Kitchen WEB STOREと一部店舗限定でスタートし、内田は、「とてもうれしい」「夢が叶った気持ち」と喜びを語った。お風呂やサウナが大好きだという内田は、同商品について、「お風呂ではリラックスしたいので、大好きなネロリの香りを基調に、1日の疲れが癒されるようなシトラスウッディな香りを作ってもらいました」とアピール。普段のバスタイムの過ごし方を問われると、「毎日湯船にお湯をためて入ることを意識している」と語り、「どんなに疲れて帰ってきて“動けない……”という日でも、はいつくばってでも入るくらい大切にしています」と明かした。また、クリスマスの予定を聞かれると、「仲の良い女子4人と集まるために、クリスマスケーキを予約して、違う色の着ぐるみを購入した」と打ち明けつつ、「急きょ作品に入ることになってしまったので、年末年始までバタバタしそう」と吐露。来年の抱負については、「健康第一」と答え、「今年で33歳だったんですけど、いまだに健康診断に行ってない。“絶対に行ったほうがいい”と言われるので、来年こそは絶対に行きたい」と意気込んでいた。
2024年12月05日●“ロッチ現象”生まれたKOCを回顧「何年間は苦しかった」来年コンビ結成20周年を迎えるお笑いコンビ・ロッチ。コカドケンタロウ(46)は、43歳のときに趣味で始めたミシンにドハマりし、日々ミシンで何かを作るという生活を楽しんでいる。そして、11月27日に初のソーイングBOOK『コカドとミシン』(ワニブックス)を発売。趣味で始めたミシンが本につながり驚いているという。コカドにインタビューし、これまでの芸人人生を振り返るとともに、今後についても話を聞いた。――来年で結成20周年となりますが、ここまでの活動を振り返ってどのように感じていますか?僕のミシンもそうですが、始めた頃に想像してなかった芸人になってきているなと。こんな人になるとは自分も想像してなかったですし、中岡(創一)くんもリアクションをやるなんて思ってなかったです。ここまで目標をあまり決めないでやってきて、とにかく目の前のことをやってきたから、思ってもないような芸人になれていると思うので、結果良かったなと。これからも想像できないようなことになっていったら楽しいなと思います。――長く活躍を続けられてきたというのも、目標を決めず目の前のことに真剣に向き合ってきたというのが大きいでしょうか。単純にラッキーだと思いますけどね。人に恵まれたというのもラッキーが続いてきたなと。俺らよりもめちゃめちゃ努力してネタを作っているけど、やめていった後輩も見ているし、ラッキーやなと常々思っています。――日々心掛けていることはありますか?自分の気持ちに嘘をつかないことですかね。自分の好きなことについて熱を持ってしゃべっていくといいのかなと思います。――コンビにとって大きかったなと感じている転機を教えてください。2015年の『キングオブコント』ですかね。――決勝のファーストステージで1位通過するも、ファイナルステージで点数を伸ばせず3位となりましたが、あの大会で注目度が上がりましたよね。のちに“ロッチ現象”という言葉もできて。ロッチ現象という言葉はその時はなくて、何年後かに同じように2本目でダメだった人が現れたときにロッチ現象と呼ばれて、そこからみんな面白がってくれましたが、それまでの何年間は苦しかったです。ただただスベッたイメージが残って。――ファーストステージで披露された「試着室」が本当に面白くて、そのインパクトがすごかったです。「試着室」は確かに一個の転機でしたね。あれで中岡くんのとぼけた感じのキャラもなんとなく固まった気がしますし、大きかったなと思います。――これまでコンビの解散危機などはなかったですか?初めの頃だけですね。中岡くんが5年ブランクあったので。1回お笑い辞めた時期があって戻ってきたので、声も出ないし、ネタも覚えられないしというのが1年ぐらい続いた時に、僕は何も思ってなかったですけど、中岡くんは危機だと思っていたらしいです。●中岡から「もっと目標持たな!」と怒られたことも――テレビやラジオ、ライブなど、幅広く活躍されていますが、特にやりがいを感じる瞬間はどんな時ですか?僕はお笑い芸人になる時も目標が低くて、テレビで若手芸人が切磋琢磨しているのを見て、ここに入りたいと思ったんです。だから、若手芸人になって何かやっていた時にもう夢が叶って、ずっと夢が叶い続けているというか、どんな仕事でも楽しいなって充実感もありますし、ずっと自分にはできすぎやなと思っています。――ずっと夢が叶い続けている感覚というのは素敵ですね。5、6年目ぐらいの頃は中岡くんがよう怒っていましたけどね。僕に対して「もっと目標持たな!」「もっとこうなりたいとかないの!?」と言っていましたが、もう諦めたみたいです(笑)。中岡くんはゴールデンの番組とかに出始めて、「よし、やるぞ!」というスイッチが入ったんだと思います。でも僕は1回もスイッチが入らず、そのままここまで来ちゃいました(笑)――中岡さんと熱量の差があっても、コンビの関係が崩れることはなく?中岡くんが諦めたんだと思います。年齢重ねて、こんなんでも悪くないかって思ってくれているんじゃないかなと。――ミシンにハマっているコカドさんを見て、好きなことをやればいいんだと?今はそう思っていると思います。10年前だったらたぶん嫌がって、「そんな暇があったらもっとお笑いのことを」と言われたと思いますが。この本も、表紙が出来上がって置いていた時に、中岡くんが帯について「何で俺が書けへんの?」と言っていて、そんな発想あったんやと(笑)――「相方の俺が!」という思いだったのでしょうか。わからないんですけど、なんかちょこちょこ絡んでこようとするんです。「ブランド出す時は、名前を創一の『創』にしてくれ」とか。お金が目当てかもしれないですが(笑)――相方が中岡さんでよかったなと感じていることも教えてください。めっちゃ頑張っていろいろやってくれていて、ロケとかもすごいスケジュールで過酷なことをやってくれているから、ロッチという名前があって、僕の活動にも興味を持ってくれる人がいると思うので、そこはありがたいです。――中岡さんが今年結婚された際に、結婚祝いに指輪を入れる小袋が欲しいとリクエストされ、クロシェットタイプのホルダーをプレゼントされたそうですね。そうなんです。あと、中岡くんが骨折した時に、足のギプスを隠すカバーを作ってほしいと言われて。ギプスのカバーの型紙はどこ探してもなかったので、1枚の布から自分の足を使って形を決めて、裏にクッションつけないと痛いよなとか、試行錯誤して作りました。――コカドさんのミシンに中岡さんも恩恵を受けていますね。最近は、中岡くんフレンチブルドッグが大好きやから、「フレンチブルドッグの服を作って」と言われます。僕も中岡くんも飼ってないんですけど、中岡くんが好きだから、フレンチブルドッグのイベントにロッチで呼んでもらうことがあって、そこにプレゼントとして持っていきたいみたいです。次はそれを作ろうと思います。――将来的には飼う可能性も?中岡くんはいつか飼うとは言っています。そう言いながら10年ぐらい経っていますけど(笑)。本当に飼い出したら、フレンチブルドッグの服をめっちゃ作らなあかん可能性がありますね。●将来はコンビで沖縄に!?「中岡くんが住みたいと…」――目標は決めないとのことですが、お二人で今後について話していることはありますか?中岡くんがよく言うのは「沖縄に住みたい」と。もっと年を取ってから、沖縄で地域のコミュニティFMとかのラジオをロッチでやりたいと言っていました。僕は、やるならやるけどという感じです。――ミシンはどこでもできますしね。そうなんですよ。あと、サーフィンも趣味でやっているので、波がいいところやったらどこでもいいんです。――では、中岡さんに言われたら拒否することなく一緒に沖縄へ?そうですね。ミシンさえできたら楽しいという安心感があるので。でも、中岡くんはめちゃめちゃ仕事が好きなので、まだまだ先のことだと思います。――最後にロッチさんのファンの皆さんにメッセージをお願いします。たぶんロッチを応援してくれている人も過度な期待はしてないと思うんですよ。ミシンの配信をやっていても、一番多いのは「コカドさんのやりたいようにやってください」というコメント。たまに見ている人同士で「ここはこうした方がいいよ」「いや、こっちの方がいいよ」とちょっと言い合いになっているんですけど、最終的に「結局コカドさんのやりたいようにしたらいいんだよ」でいつも収まるんです。応援してくれている人たちはロッチのやりたいことをやったらと思ってくれていると思うので、ちゃんと自分たちがやりたいことをやって、それを見て楽しんでもらいたいです。――その先に、想像してなかったような展開が起こればいいなと?そうですね。演技の仕事も僕はやると思ってなかったけど、映画やドラマに出演させてもらって、そういうのもすごく楽しいんです。想像してなかったから。これからも想像してないことをいっぱい起こして、それを楽しんでもらえたらいいなと思います。■コカドケンタロウ1978年8月8日生まれ、大阪府出身。2005年に中岡創一とお笑いコンビ・ロッチを結成。ツッコミ担当。2015年、『キングオブコント』で3位に。40歳から熱中できる趣味を探し求め、43歳でミシンに辿り着く。現在、NHK『土スタ』、NHKラジオ『さくらひなたロッチの伸びしろラジオ』でMCを務める。毎週月曜22時よりYouTube「ロッチナイト」を生配信中。
2024年12月05日モデルの藤田ニコルが出演する、ピーチ・ジョン「花のブラ」「ナイスバディブラ」の新ビジュアルが公開された。○藤田ニコルが「花のブラ」「ナイスバディブラ」着こなす今回、藤田が着用しているのは、「花のブラ」シリーズより“ポインセチアレッド”と、「ナイスバディブラ」の新デザインの“レッド”。新ビジュアルは、ピーチ・ジョン公式通販サイトのトップページにて公開されている。【編集部MEMO】2023年にピーチ・ジョンのミューズに就任した藤田。同年1月18日開催の「PEACH JOHN 2023年新ブランドミューズ発表会」で、「まさか自分がPEACH JOHNさんのミューズに選ばれるなんて思ってもなかったので、決まったときはうれしく思いました」と笑顔で語っていた。
2024年12月05日歌手・俳優の香取慎吾が3日・4日の2日間、東京・国立代々木競技場 第一体育館で初となるアリーナでのフェス「“Circus Funk”Festival」を開催し、約1万8000人を動員した。11月27日に約2年7カ月ぶりとなる3rdアルバム『Circus Funk』をリリースした香取。同作には、香取が11年ぶりにフジテレビ系連続ドラマで主演を務める木曜劇場『日本一の最低男 ※私の家族はニセモノだった』(来年1月9日にスタート)の主題歌「Circus Funk(feat. Chevon)」や、中森明菜とのコラボが大きな反響を呼んだ「TATTOO(feat. 中森明菜)」など、全11曲が収録されている。同アルバムを引っ提げ開催された「“Circus Funk”Festival」には、2日間にわたって全9アーティストが参加。「Circus Funk(feat. Chevon)」や「TATTOO(feat. 中森明菜)」、「一億人の恋人(feat. 乃紫)」「夢々Ticket(feat. 緑黄色社会)」など、『Circus Funk』に収録されている楽曲11曲を、その収録順に沿ってライブで初披露し、その間に以前リリースした楽曲を挟む構成で全18曲を披露した。もともと、『Circus Funk』は香取がライブでの披露を想定して制作した作品という事もあり、その計算されたステージ演出は流石。ライブ冒頭のMCで香取は「“Circus Funk”Festival! みなさん楽しんでくれてますか!? 慎吾ちゃんも最高です!!!」と挨拶した。そして、本編ラスト、17曲目の「Not Too Good Not Too Bad(feat. Yaffle)」の大サビ前の間奏で、「新しい仲間が増えました!」とこの日出演した全アーティストを呼び込み、「本当に幸せです! みんなに感謝します! ありがとう!」と伝えた。また、「今日は明菜さん、中森明菜さんが観に来てくれています! 明菜さんありがとう!」とこの日(12月3日)観覧に訪れた中森に感謝を伝えると、会場には大歓声が起き、会場の大きなモニターには、立ち上がりペンライトを持った手を大きく振る笑顔の中森の姿が。続けて香取は「明菜さんにも言いました。これからも香取慎吾、歌って、歌って、踊り続けます!!!」と宣言した。公演の最後(12月4日)には、来春から自身初のソロツアーを開催する事と、春に3rdアルバム『Circus Funk』のCDリリースが決定した事が発表された。さらに、「“Circus Funk” Festival」の模様が来年2025年2月にWOWOWで独占放送・配信される事も決定。詳細は追って発表される。
2024年12月05日オーディオストリーミングサービスのSpotifyが4日、都内で「2024年Spotify年間ランキング」のメディア向け先行説明会を実施。「国内で最もSNS上にシェアされたアーティスト」部門で、昨年に続いてJO1が1位になった。○「国内で最もSNS上にシェアされた楽曲」で3曲がTOP10入り昨年から発表している「国内で最もSNS上にシェアされたアーティスト」部門では、昨年に続きJO1が1位を獲得。2位にはNumber_i、3位にはTravis Japanが続き、昨年同様に強力なファンベースを持つボーイズグループがTOP3を占めた。さらに、JO1は「国内で最もSNS上にシェアされた楽曲」部門でも「Love seeker」が1位になり、「WHERE DO WE GO」(4位)、「Your Key」(9位)と計3曲がTOP10入りを果たした。今回の結果を受け、JO1は「JAM(ファンネーム)のみなさん、本当にありがとうございます!」とファンに感謝し、「やっぱJAMやん!」と歓喜。「今年はツアーもさせていただきました。いろんなフェスに参加させていただいて、ステージの上でパフォーマンスする回数が今までに比べてかなり多かったと思うので、そういったところがシェアに繋がってこのような賞をいただけた」と分析し、「2025年もSpotifyで僕たちの楽曲を聴いてください! よろしくお願いします!」と呼びかけた。国内で最も聴かれたアーティストランキングは、Mrs. GREEN APPLEが2年連続1位に。同グループは、2024年にSpotifyが公開する「トップアーティスト 日本」チャートのウィークリー部門で全週1位を獲得し、最長連続1位記録(163週連続)を更新中。さらに、同チャートのデイリー部門でも1,139日連続で1位を維持しており、最長記録を更新し続けている。「水平線」や「高嶺の花子さん」など、多くのストリーミングヒットを持つback numberは、昨年の4位から2位に順位を上げた。初期の楽曲から新曲まで幅広く聴かれたヨルシカは初のランクインでトップ5入り。本部門のトップ10すべてを国内アーティストが占めるのは、日本で「Spotify まとめ」各種ランキング発表を開始した2017年以来初めてのことだ。各部門のランキングは以下の通り。2024年Spotifyジャパンランキング国内で最も再生された楽曲1.Creepy Nuts / Bling-Bang-Bang-Born2.Mrs. GREEN APPLE / ライラック3.Omoinotake / 幾億光年4.Mrs. GREEN APPLE / ケセラセラ5.tuki. / 晩餐歌6.Mrs. GREEN APPLE / 青と夏7.Mrs. GREEN APPLE / ダンスホール8.Vaundy / 怪獣の花唄9.YOASOBI / アイドル10.Number_i / GOAT国内で最も再生されたアーティスト1.Mrs. GREEN APPLE2.back number3.Vaundy4.YOASOBI5.ヨルシカ6.米津玄師7.Official 髭男 dism8.RADWIMPS9.Creepy Nuts10.あいみょん国内で最も再生されたアルバム1.Mrs. GREEN APPLE / ANTENNA2.Mrs. GREEN APPLE / Attitude3.Vaundy / replica4.米津玄師 / LOST CORNER5.YOASOBI / THE BOOK 36.Vaundy / strobo7.優里 / 壱8.back number / ユーモア9.Jung Kook / GOLDEN10.宇多田ヒカル / SCIENCE FICTION国内で最もSNS上にシェアされたアーティスト1.JO12.Number_i3.Travis Japan4.Mrs. GREEN APPLE5.ZEROBASEONE6.V7.宇多田ヒカル8.米津玄師9.RADWIMPS10.back number国内で最もSNS上にシェアされた楽曲1.JO1 / Love seeker2.Number_i / GOAT3.Travis Japan / Sweetest Tune4.JO1 / WHERE DO WE GO5.Number_i / BON6.Snow Man / One7.Travis Japan / T.G.I. Friday Night8.Number_i / INZM9.JO1 / Your Key10.ZEROBASEONE / Feel the POP国内で最も再生された Spotify 公式プレイリスト1.Tokyo Super Hits!2.令和ポップス3.Hot Hits Japan: 洋楽&邦楽ヒッツ4.Spotify Japan 急上昇チャート5.100 MILLION+: 1 億超えヒット国内で最も再生されたポッドキャストエピソード1.#1 2023 年 10 月 3 日の電電電話 / あのと粗品の電電電話2.#2 2023 年 10 月 10 日の電電電話 / あのと粗品の電電電話3.Liner Voice+ Mrs. GREEN APPLE「ANTENNA」 / Liner Voice+ (ライナーボイス・プラス)4.【英語聞き流し】こういうのが欲しかった!本当に必要な英会話リスニング 【275】 /英語聞き流し | Sakura English5.2024/04/19 霜降り明星のオールナイトニッポン(ゲスト:ケンドーコバヤシ) / 霜降り明星のオールナイトニッポン国内で最も人気のポッドキャスト番組1.英語聞き流し | Sakura English2.あのと粗品の電電電話3.霜降り明星のオールナイトニッポン4.安住紳一郎の日曜天国5.星野源のオールナイトニッポン海外で最も再生された国内アーティストの楽曲1.Creepy Nuts / Bling-Bang-Bang-Born2.藤井 風 / 死ぬのがいいわ3.King Gnu / SPECIALZ4.YOASOBI / アイドル5.imase / NIGHT DANCER6.キタニタツヤ / 青のすみか7.Teriyaki Boyz / Tokyo Drift (Fast & Furious) - From "The Fast And The Furious:Tokyo Drift" Soundtrack8.米津玄師 / KICK BACK9.YOASOBI / 夜に駆ける10.Eve / 廻廻奇譚海外で最も再生された国内アーティスト1.YOASOBI2.Ado3.アトラスサウンドチーム4.久石譲5.Creepy Nuts6.藤井 風7.XG8.RADWIMPS9.BABYMETAL10.米津玄師海外で最も再生された日本のSpotify公式プレイリスト1.Anime Now2.Anime On Replay3.Gacha Pop4.This Is STUDIO GHIBLI -スタジオジブリ-5.Mellow Beats今年最も再生された70年代の楽曲1.サザンオールスターズ / 勝手にシンドバッド2.サザンオールスターズ / いとしのエリー3.荒井由実 / ルージュの伝言4.アース・ウィンド&ファイア / September5.荒井由実 / やさしさに包まれたなら今年最も再生された80年代の楽曲1.サザンオールスターズ / ミス・ブランニュー・デイ(MISS BRAND-NEW DAY)2.TM NETWORK / Get Wild3.DREAMS COME TRUE / 未来予想図II4.BOOWY / B・BLUE5.REBECCA / フレンズ今年最も再生された90年代の楽曲1.スピッツ / チェリー2.宇多田ヒカル / First Love3.スピッツ / 空も飛べるはず4.スピッツ / ロビンソン5.サザンオールスターズ / 真夏の果実今年最も再生された2000年代の楽曲1.MONGOL800 / 小さな恋のうた2.GReeeeN / 愛唄3.GReeeeN / キセキ4.スキマスイッチ / 奏(かなで)5.Superfly / 愛をこめて花束を2024年Spotifyグローバルランキング世界で最も再生された楽曲1.サブリナ・カーペンター / Espresso2.Benson Boone / Beautiful Things3.ビリー・アイリッシュ / BIRDS OF A FEATHER4.FloyyMenor / Gata Only5.Teddy Swims / Lose Control6.Djo / End of Beginning7.Hozier / Too Sweet8.ザ・ウィークエンド / One Of The Girls (with JENNIE, Lily Rose Depp)9.テイラー・スウィフト / Cruel Summer10.レディー・ガガ / Die With A Smile世界で最も再生されたアーティスト1.テイラー・スウィフト2.ザ・ウィークエンド3.バッド・バニー4.ドレイク5.ビリー・アイリッシュ6.トラヴィス・スコット7.Peso Pluma8.カニエ・ウェスト9.アリアナ・グランデ10.Feid
2024年12月05日ライブ配信アプリ「17LIVE(イチナナ)」が1日、ライブ配信における実績と功績をベースにした新たな報酬契約となる「プロライバー制度」を開始した。○岸田直樹と鈴木龍二がプロライバーに「プロライバー制度」は、「17LIVE」における配信実績が一定の基準を満たしており、また同社による厳正な審査を通過したライバーと翌年の契約をすることができるシステム。契約ライバーは、専属の担当者がサポートを行い、年間の配信実績に応じて、翌年の報酬を決定する。さらに、年間の活躍に応じてインセンティブの支給や、「17LIVE」アプリ内の公式配信や特別番組への出演のほか、アプリ内に導入される機能や新たなイベントのユーザーへの周知や新人ライバーの育成、アプリ内コミュニティの活性化といったコンサルタントの役割も担う予定だという。また、今回の「プロライバー制度」スタートと同時に、「17LIVE」内において人気ライバーとして長きにわたり第一線で活躍中の「岸田直樹Naoking」、「鈴木龍二 Martin」の2名と契約を締結することも決定した。
2024年12月04日ライブ配信アプリ「17LIVE(イチナナ)」が1日より、東京・新宿下落合氷川神社との初コラボレーションオーディションイベント『Vライバー限定! 御朱印 有名神社コラボ!! あなただけのオリジナル御朱印制作』を開催している。○オリジナル絵馬制作権もこのオーディションイベントは、「17LIVE」で活動中のVライバーもしくは活動予定の人であれば、誰でも参加が可能。上位に入賞したライバーの中から、見事最終オーディションで選ばれた合計10名は、御朱印帳掲載権及び神社ポスター掲載権が付与される。さらに、上位5名には御朱印制作権が付与されるほか、上位1位から3位には、オリジナル絵馬制作権を贈呈。オリジナル御朱印および御朱印帳は、新宿下落合氷川神社にて期間限定にて数量限定で販売される。イベントの開催期間は、12月16日23時59分まで。
2024年12月04日来年3月1日に東京・国立代々木競技場 第一体育館にて開催される「第40回 マイナビ 東京ガールズコレクション 2025 SPRING/SUMMER」(TGC)のテーマや出演者が4日、発表された。○■TGC20周年の全体テーマは「共創 -co-creation・co-produce-」TGCが誕生した2005年、世界中のファッションショーは一部の関係者やセレブリティのみが参加できる特別な場所だった。その概念を覆し、「日本のガールズカルチャーを世界へ」というコンセプトのもと、誰もが参加することができる開かれたファッションの祭典として、「東京ガールズコレクション」が国立代々木競技場 第一体育館にて初開催された。そして、継続しながらも絶えず変化をつづけることで、シェアラブルなプラットフォーム「TGC」として発展し、今日に至る。TGC20周年の全体テーマは「共創 -co-creation・co-produce-」。2025年、TGCは未来に向けて、皆様と共にさまざまなワクワクする企画を発表していく。○■「マイナビ TGC 2025 S/S」のテーマは「HERE WE GO!」第40回目のアニバーサリー開催となる「マイナビ TGC 2025 S/S」のテーマは、TGC20 周年の全体テーマ「共創 -co-creation・co-produce-」を象徴するものとして、共に創る未来へと進もう! というメッセージを込めた「HERE WE GO!」。TGCに集うさまざまなヒト・モノ・コトとコラボレーションし、ワクワクやトキメキが止まらない、そんな開催を目指す。キービジュアルは、東京発の新カルチャーブランド「MYUUA」とTGCデザインチームのコラボレーション。TGCに集うたくさんのワクワクやトキメキが色とりどりのキラキラなビジューとしてTGCから溢れ出し、40回の開催を盛大にお祝いする、アニバーサリー開催にふさわしいビジュアルが完成した。20周年の幕開けにふさわしい、マイナビ TGC 2025 S/Sを彩る出演者第1弾が発表。メインモデルに安斉星来、池田美優、川口ゆりな、せいら、トラウデン直美、生見愛瑠、藤田ニコル、MINAMI、ゆうちゃみ、莉子ら、幅広い分野で活躍する人気モデルが集結する。○■出演者リクエスト企画「#TGC 出演希望」がスタートTGC公式Xでは、大人気企画「#TGC 出演希望」がスタート。40回目となるアニバーサリー開催のTGCで、出演してほしい人を募集する。また、開催決定を記念してAmazonギフト券が当たる「#TGC におねだり」キャンペーンも同時開催する。受付期間は12月13日まで。詳細はTGC公式X参照。
2024年12月04日24時間生配信の気象情報番組『ウェザーニュース LiVE』が、13日からatari CAFE&DINING 池袋PARCO店で「ウェザーニュースコラボカフェ」を開催する。コラボカフェでは、『ウェザーニュース LiVE』に出演している総勢12名のウェザーニュースキャスターが一人ひとり考案したドリンクや、天気や番組にちなんだフード・デザートなどオリジナルメニューを提供。ドリンクやフードメニューを注文すると「限定PPコースター」がプレゼントされる。また、店内コラボレーションスペースは「ウェザーニュース コラボレーション仕様」に装飾されており、コラボカフェ限定のオリジナルグッズとして、ウェザーニュースキャスターのアクリルスタンドやアクリルキーホルダー、クリアファイル、キャスターステッカーの販売が予定されている。開催期間は12月13日から2025年1月12日までとなっている。【編集部MEMO】『ウェザーニュース LiVE』は、24時間365日、最新の気象・防災情報を伝える気象情報専門会社の生配信番組。番組内では気象・防災情報のほか、チャットやメールを通じて全国から寄せられたリアルタイムの空の様子や季節に沿った写真などを紹介しており、キャスターとのやり取りも人気を呼んでいる。同番組はお天気アプリ「ウェザーニュース」をはじめ、YouTube、ニコニコ生放送、LINE LIVEなどで視聴可能となっており、現在YouTubeチャンネルの登録者は132万人を突破している。
2024年12月03日映画『六人の嘘つきな大学生』(公開中)の大ヒット御礼舞台挨拶が、2日に都内で行われ、浜辺美波、赤楚衛二、佐野勇斗、山下美月、倉悠貴、西垣匠、主題歌を担当した4人組バンド・緑黄色社会が登壇した。就職活動を舞台に六人の登場人物の裏の顔が巧みに暴かれていく“密室サスペンス”要素と、それぞれの暴かれた嘘と罪の真相を検証しながら自らの人生と向き合っていく“青春ミステリー”要素を掛け合わせ、圧倒的クオリティかつ怒涛の伏線回収で大人気を博している同名小説を、監督・佐藤祐市氏と脚本・矢島弘一氏により実写映画化した同作。主人公・嶌衣織役の浜辺美波をはじめ、波多野祥吾役の赤楚衛二、九賀蒼太役の佐野勇斗、矢代つばさ役の山下美月、森久保公彦役の倉悠貴、袴田亮役の西垣匠らが“六人”を演じる。○山下美月「大人になると……」 『六嘘』メンバーとの友情を再確認ジャケットにロングブーツをあわせたスタイルで登場した山下。まぶしい美脚を披露し、観客を魅了した。イベントでは、撮影から今日まで宣伝活動をともにしてきた6人に、ここまでのプロモーションの軌跡をまとめた映像がサプライズで用意された。見終えた山下は、「私はこの作品に携われて、すごく若返った気がして」と胸の内を明かし、「大人になるとだんだん友達とかってできなくなってくるじゃないですか? 私自身、人のいろんなところを見ちゃったり、こういう仕事をしているので友達があまりできなくなっているんですけど、(この6人は)本当の大学生みたいに仲良くて、日に日に若返りました!」と笑顔を見せた。一方、舞台上で山下に「これからも仲良くしてくれる?」と迫った浜辺。山下の「友達ができない」発言に反応し、笑いを誘っていた。
2024年12月03日●「もっと人生を豊かに楽しみたい」 43歳でミシンを始める「もっと人生を豊かに楽しみたい」と趣味を探し始め、43歳でミシンを始めたお笑いコンビ・ロッチのコカドケンタロウ(46)。ハギレで作ったミニバックから始まり、いまやシャツ、パンツ、帽子までをも手作りするまでに。2022年からはロッチ単独ライブで“グッズを入れて帰る用バック”をエンドトークの抽選会でプレゼントすることが定番となっている。11月27日には初のソーイングBOOK『コカドとミシン』(ワニブックス)を発売。コカドにインタビューし、「ミシンができれば幸せ」という日々について話を聞いた。――趣味を探していた中でミシンを選んだ理由を教えてください。今までの人生を振り返って、何をやっている時が楽しいのか考えてみたら、古着屋をやっていた時が楽しかったなとか、洋服を買いに行っている時にワクワクしているなと思い、洋服の近くにあるものがいいんじゃないかと。ゴルフ、料理、ギターなどもやって楽しいけどなんか違うなという感じで、ちゃんと考えた時に、ロケで何か作るのも楽しいし、ミシンやってみようかなと思って始めました。――実際に始めてみたら、これは楽しいぞと?やった瞬間から「あ、これかも!」って。糸をかける時もなんかいいなと思いましたし、布を置いてダダダッてミシンが動いた瞬間に、「うわ! 何これ!」と思って鳥肌が立って。ダダダッて動いているのが気持ちよかったんです。そして、2枚でやったら2枚がくっついて「すげー!」と思って、次にハギレで小さいバッグを作って形になった瞬間にめっちゃ楽しいと思って、これはずっとやっていくだろうなと思いました。――完成した時も楽しいけど、作っている時もずっと楽しいんですね。そうですね。その次の日にすぐ生地屋さんに行って、生地を選んでいる時も楽しくて。自分の好きな生地があったら、これで何でも作れるというワクワクがあって、そこからもう楽しいばっかりです。生地を買う時も楽しいし、作っている時も楽しいし、出来上がっていく感じも楽しいし、自分で着た時も、ずっと楽しいが続いています。――今日着ていらっしゃるシャツとパンツも手作りだそうですが、最近は自分で作った服を着る機会が多いですか?徐々に多くなってきています。――実際に使えるものを作ることが多いですか?一番は自分で着たり持ったりしたいものを作りますが、まだ作ったことのないものを作りたいという思いもあって、スカートや犬の服を作ってみたり、そういうこともしています。――家の中に自分が作ったものが増えていくというのは素敵ですね。どうですね。椅子の上に置いているクッションも作ったものです。事務所の社長にも定期的に何か渡しているので、社長は「どんどん家の中にコカドが作ったものが増えていくよ」と言っていました(笑)――大好きなミシンに関する本を発売することが決まった時はどう思いましたか?本のお話をもらった時はありがたいなと思いました。ただ何か作りたくてやっていて、そこからの広がりは想像もしてなかったので、意外でした。――この先、趣味のミシンを生かしてこんなことをしたいという願望はありますか?ただただミシンがやりたいだけなので、どういう風になりたいというのは全くないんです。毎日ミシンしているのがもうゴールだから、それが続いていけばいいんです。●どんなことがあっても「ミシンあるからいいや」と思えるように――家でミシンをやる時間が多くなって、生活も変わりましたか?コロナがあったり、40代になったり、いろいろ重なったというのもありますけど、家にいる時間が多くなり、外で飲み歩いたりとかは一切ないですね。出かけるのも生地屋とかになって、遊び回ることがなくなりました。――内面的にも何か変化したことがありましたら教えてください。時間が空いていたらほぼミシンをやるから、余計なことを考えなくなったというか、時間があるとマイナスなことも考えてしまう時があるけど、そういうのがなくなって、何をやっている時でも「ミシンあるからいいや」と思えるようになりました。お笑いでうまくいかないことがあっても、「家帰ってミシンしたらいいし」って(笑)。どんなことがあっても、ミシンをやったら僕は楽しいから、保険というか、安心感があります。――ミシンが心の支えに。そうなんです。19歳の時にお笑いを1回辞めて古着屋をやったらめちゃめちゃ楽しくて、古着屋をやったら楽しいと思えたから、またお笑いに戻ってお笑い頑張ろうとやり始めたんですけど、それと似ています。ミシンやったらいつでも幸せになれるから、ほかのこともぶつかっていける。そうなって、前より安定した感じがします。あと、いろんな欲もなくなりました。ミシンをやることで全部叶っているというか。――以前は、どんな欲があったのでしょうか。物欲もありましたが、それもほぼなくなりましたし、「もっとこうしたい」というような欲が、すべてにおいてなくなった気がします。それも、ミシンをやっていて無駄なことを考えなくなったからかなと。――コカドさんの中で、幸せの最高地点にたどり着いた感じですね。僕の幸せは、不幸なことがないことなんです。何かプラスなことがあるより、マイナスがないことが幸せやと思って生きてきたので、家でミシンをやっていたらマイナスなことなんて起こることもなく、本当に毎日幸せです。――2024年も終盤になってきていますが、今年はどんな年になっていますか?2022年にミシンを始めて、ただただ家で1人でやって、SNSで「こんなのできました」と報告していたら興味を持ってもらって、いろんなことに広がっていった年に。イベントにも呼んでもらい、いろんな人から声をかけてもらえた年でした。――ミシンを始めたことが芸人としてもプラスに。「ミシンのことをしゃべって」とか「MCの人に何か作ってきて」とか、ミシンが1個のキャラみたいな感じになって助かっています。バラエティ番組でも、ミシンの話はほかの人がしないことなので、MCの方が興味を持って聞いてくれる感じがあります。――ミシンも芸の一つのような感じですね。芸人を始めた頃は、コントをやったり、トークとか大喜利とか、そういうのが芸人の芸の部分だと思っていましたが、芸人の芸がすごく広がってきたなと感じます。ヒロシさんのキャンプもそうですし、今の時代はミシンをやっているというのも一個の芸なんだと。芸人という職業の人は、何でもいいから熱中してやっていたらそれが芸なるんだなと思いました。●相方が今年結婚自身は「趣味と仕事でお腹いっぱい」――とても充実した日々を送られていますが、結婚願望についてはいかがでしょうか。相方の中岡(創一)さんが今年結婚され、刺激を受けたりなんてことは……?今は趣味と仕事でお腹いっぱいなんです。すごくいいお肉のステーキを食べなって言われて、絶対おいしいのはわかっているけど、お腹いっぱいの時は食べたくないですよね。そんな感じなのかなと(笑)。毎日充実していてやることがあって、お腹いっぱいなんです。――ミシンに出会う前はここまでお腹いっぱいな状態ではなく、結婚を考えたことも?その時はその時で仕事とかで充実していて、あまりそこは考えてなかったですね。――この先もお腹いっぱいの日々がずっと続きそうです。でも、ミシンをやり始めたら、いろんな先輩から「子供いた方がいいよ。子供に服作るなんてすごく幸せなことやから」と言われます。――その言葉になびきましたか?今はほかの人の子供のスタイとか作っていて、そこの気持ちよさも味わえているので。自分の子供となると特別な感情になるんだろうなと思いますが、今はやっぱりお腹いっぱいです(笑)――最後にファンの方にメッセージをお願いします。この本は、ミシンをやられてきた方にも、全くミシンに興味がなかった方にも楽しんでもらえるんじゃないかなと思っています。これでミシンを始めようと思ってくれたらうれしいですが、ミシンじゃなくても、自分に合うものは何かなと見つけようとしてくれるだけで、この本があってよかったなと思うので、いろんな方に読んでいただきたいです。■コカドケンタロウ1978年8月8日生まれ、大阪府出身。2005年に中岡創一とお笑いコンビ・ロッチを結成。ツッコミ担当。2015年、『キングオブコント』で3位に。40歳から熱中できる趣味を探し求め、43歳でミシンに辿り着く。現在、NHK『土スタ』、NHKラジオ『さくらひなたロッチの伸びしろラジオ』でMCを務める。毎週月曜22時よりYouTube「ロッチナイト」を生配信中。
2024年12月03日●お互いの感覚を共有して作り上げた『さよならのつづき』2014年に俳優デビューしてから今年で10年の節目を迎えた坂口健太郎。最新作となるNetflixシリーズ『さよならのつづき』(11月14日より世界配信)では有村架純とW主演を務め、美しくも切ないラブストーリーを作り上げた。坂口と有村は、ドラマ『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』、映画『ナラタージュ』、WOWOW『そして、生きる』に続き4度目の共演となる。坂口にインタビューし、有村との共演や自身の役作りなどについて話を聞いた。本作は、プロポーズされたその日に恋人の雄介を事故で亡くしたさえ子と、その雄介の心臓を提供され命を救われた成瀬の、“さよなら”から始まる愛の物語。さえ子を有村架純、成瀬を坂口健太郎が演じ、太陽のように周囲を照らす雄介を生田斗真、前向きな性格で病弱な成瀬を支える妻・ミキを中村ゆりが演じた。脚本は、映画『8年越しの花嫁 奇跡の実話』『余命10年』などの岡田惠和氏が手がけた。――有村さんと4度目の共演となりますが、芝居をする時に、初共演の方と感覚の違いはありますか?違うかもしれないですね。最初はCM共演から始まって、『いつ恋』や『ナラタージュ』の時はまだ「2回目だね」ぐらいな感じでしたが、『そして、生きる』から何度もご一緒しているという感じになって、「また今回もよろしくね」と。たぶん僕と架純ちゃんが自分たちで考えるよりも、周りの人の感覚でこの2人の相性がいいというか、2人で並んだ時の見た目かもしれないし、声のトーンかもしれないし、それが合うと思ってくれるんだろうなと思います。――ご自身としてはここが合うなとか、有村さんとの相性をどのように感じていますか?架純ちゃんがよく言ってくれるのは、「健ちゃんはいろんな人たちを巻き込む」と。「部署やポジションなど関係なくみんなと話してくれるから、現場がすごく良くなる」と言ってくれますが、僕からすると、そもそもバラバラな人たちをまとめているという感じでもないんです。架純ちゃんが旗を振ってくれて、そこにいてくれるから、みんなが彼女のために動こうと、目線が彼女に向く。僕は、みんなが向いたところをガサッと持っていく感覚で、それはきっと彼女がいろんな作品を経て、そういう座長のやり方になったのだろうし、僕は架純ちゃんと一緒にやるときはそういうスタンスでできているということだと思います。――撮影の前に有村さんとは打ち合わせをされたのでしょうか。今回、架純ちゃんといろんな話をする時間が持てて、台本を読んでどう感じたかという、お互いの感覚を共有しました。――2人で話したことで膨らんだことなどはありましたか?最初の段階では台本がまだ完成しておらず、あらすじに近いもので、プロデューサーさんと岡田さんが、何パターンもいろんな物語の進め方を作られていたんです。設定もいろんなタイプがあって、例えば、成瀬がミキさんと結婚をしてない世界線もあったし、成瀬とミキさんの間に子供がいるという案も。僕のチョイスとしては、この作品はすごく難易度が高いと思っていたので、子供がいるといろんなことが難しくなるんじゃないかなと。でも、結婚してないまで軽くしてしまうと、悲しさというか、好きになってはいけない人に心臓が動いてしまうという枷みたいなものが必要だし、そこで架純ちゃんと肉体的接触はどこまで持つんだとか、そういう細かいところはいろいろ意見を出させてもらいました。――設定を決める段階からお二人も参加されたんですね。Netflixさんで世界配信となった時に、日本人の感覚だけではよくないと思ったんです。愛情表現の仕方も世界でいろいろ違うだろうし、そう言った意味でも、架純ちゃんと本当にいろんな話をして、恋愛の話もしました。僕と架純ちゃんは愛していた人を亡くしてしまった経験はないけど、そうなったらどう思うか。架純ちゃんと僕が今まで生きてきた歴史に照らし合わせて、どう感じたか話をしました。――坂口さんがこの作品に出演しようと思ったのは、企画や座組の部分が大きかったのでしょうか。僕が聞いた段階では共演者は架純ちゃんだけでしたが、またご一緒できるというのはありましたし、プロデューサーの岡野(真紀子)さんのエネルギー感というか、この作品への熱量を感じ、僕はけっこうそこでほだされることが多いかもしれないです。作品に対するエネルギーを聞いて、頑張ってみようというのは、普段から多い気がします。●「果たしてできるだろうか」と感じた難役への挑戦――有村さんの演技に関して本作で改めて魅力を感じた部分はありましたか?彼女は今回、お芝居的には新しい、今まであまりやってこなかった挑戦をされたと思います。この作品は、ドロッとさせることもできたと思うんです。もうちょっと湿度を感じるお芝居をして、好きになってはいけない人を好きになってしまった、心臓が動いてしまったという表現を粘着質にやろうと思ったら簡単にできる話でしたが、そこがメインではなく、愛情がどうしても行ってしまうという……僕だったら、雄介の心臓としてさえ子に行ってしまう、でももしかしたら成瀬は、自分も心が動く瞬間が絶対あったと思うし、さえ子も雄介の心臓が入っているから雄介をと思っているけど、どこかで成瀬という存在に気持ちが動いてしまうことがあったと思うんですね。それを軽やかに表現してくれたなと思います。駅でさえ子とミキが話しているシーンを見た時に、素晴らしいなと思いました。――坂口さんも、成瀬の中に雄介というもう一つの心があるという、すごく難しい役だったと思いますが、演じる上でどんなことを意識されたのでしょうか。最初にストーリーを読んだときに、難しいなと思いました。これを果たしてできるだろうかと。お芝居していても、雄介の心臓が入って、ちょっとずつ雄介のパーセンテージが大きくなってくるけど、時々成瀬に戻ったりもするし、「今、僕の中には何%雄介があったほうがいいですか?」と監督や架純ちゃんに聞いたり。でも、成瀬の中の雄介が何%なのかというのは感覚でしかなく、説明しようがないから、僕も果たして何が正解だったのか、正直まだわかってないところもあります。でも、めちゃくちゃ悩んで、いろんな人に聞きながら、いろんなパターンを撮って、あとは監督に一番いいものを使ってくださいという感じだったので、きっとそれが正解だったと思いたいです。――考えられるパターンをすべて試したからこそ、自分の中で納得できたと?自分から「違うパターンも撮っていいですか?」と提案することはあまりないのですが、今回はいろいろ正解があって、その正解の質が変わってくる気がして、いい部分を使ってもらおうという感覚でやっていました。演じているときは、「今どれくらいなんだろう」とわけがわからなくなる時がありましたが、僕は絶対ミキのことは忘れてはいけないと思っていました。雄介の心臓が動いてしまっているけど、そこに成瀬がいなくなってしまうとよくないと思っていたので、雄介100%になっても、どこか自分の中の成瀬は残して演じました。■坂口健太郎1991年7月11日生まれ、東京都出身。2014年に映画『シャンティ デイズ365日、幸せな呼吸』で俳優デビュー。映画『64-ロクヨン』(16)で第40回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞。『シグナル長期未解決事件捜査班」(18)で連ドラ初主演を果たす。近年の主な出演作は、ドラマ『鎌倉殿の13人』『競争の番人』(22)、『Dr.チョコレート』『CODE-願いの代償-』(23)、映画『余命10年』『ヘルドッグス』(22)、『サイド バイ サイド 隣にいる人』(23)、Netflix『パレード』(24)、Coupang Play『愛のあとにくるもの』(24)など。スタイリスト:壽村 太一(COZEN inc)ヘアメイク:廣瀬瑠美
2024年12月03日アイドルグループ・Snow Manの目黒蓮が2日、東京・表参道で行われた「表参道フェンディイルミネーション2024」点灯式に出席した。今年もフェンディジャパンが協賛する表参道のイルミネーションは、東京各地区で行われているイルミネーションの中でも代表的なもの。神宮橋交差点から表参道交差点まで全長約1kmにおよぶ表参道に約90万球のLEDを施し、日没後に煌びやかなイルミネーションが点灯される。12月28日まで開催される同イルミネーションのオープニングにSnow Manの目黒蓮が登場すると、一般客が立ち止まって通行できなくなるなど大混乱。それを目の当たりにした目黒は「皆さん気をつけてください! ケガしないように気をつけてください!」と注意喚起するも、立ち止まってスマホで写真を撮る一般客が後を絶たなかった。目黒が点灯ボタンを押すと周囲がイルミネーションで煌びやかになり、「緊張ももちろんしたんですが、点灯した瞬間の圧倒的な美しさ、イルミネーションの美しさでこの場に自分がいることができてとても光栄だと思いました」と笑顔を見せた。クリスマスシーズンということでクリスマスの思い出を問われた目黒は「幼い頃、サンタさんには寝る前にプレゼントをお願いするじゃないですか。(クリスマスの朝に)プレゼントが届いて、次の日も願えばまたプレゼントが来るんじゃないかと思って次の日また寝る前にお願いしたんですが、さすがにクリスマスではないので1回も来たことはありませんでした(笑)」と可愛らしいエピソードを披露した。また、残り1カ月を切った2024年を漢字一文字で表してもらうと、「"海"ですね。個人としてもフェンディさんのお仕事だったり海を越えてお仕事をさせていただく機会が多かったですし、グループとしても海外で撮影する機会もあったりしたというのと、『海のはじまり』(フジテレビ系)という作品もあって"海"かなと思います」と回答。最後に「この冬は皆さんもこのイルミネーションの光のように眩しい時間を過ごしてもらいたいと心から願っています」と行き交う人々にアピールしていた。
2024年12月03日爆笑問題の太田光、光代夫妻が2日、都内で行われた「日本ネーミング大賞 2024」授賞式に出席した。2020年から毎年開催している「日本ネーミング大賞」は、ネーミングの重要性を広く社会に発信することでネーミングの質と価値の向上、普及と啓蒙を図り、産業の発展に寄与することを目的に、優れたネーミングを選出して表彰するもの。5回目を迎えた今年の授賞式に、太田光と光代夫妻が登場した。第1回から審査員長を務めている太田光は、冒頭で「ネーミング大賞のライバルは流行語大賞なんですが、やくみつるさんが審査員を務める流行語大賞、私がネーミング大賞の審査員長ということで、今日実は裏でやっているみたいで何で被っちゃったんだろうね?」と苦笑いを浮かべつつ、「この間、ピエール瀧に会ったんです。もし賞を獲ったら行くの? と聞いたら『行きません』と。まだやく(薬)に会いたくないって」と話して会場は大盛り上がり。続いて今年1年を振り返り、「今年は選挙イヤーで選挙特番のMCを務めさせていただきましたが、今年は炎上しなかったんですよ。大田が礼儀正しいという驚いた書き込みがあって、それがニュースになったというね。石破さんが礼儀悪いということで炎上中ですが、私は笑いが止まりません」と風刺の利いたコメントで会場の笑いを誘った。今年の大賞を射止めたのは、キリンビールの『晴れ風』。太田光は「商品に今の日本人が思っている願いが反映されているなと。消費者にどう感じてもらいたいとか願いが名前に込められていて、僕ら漫才師としても参考になります。今回の『晴れ風』もそうだし、世の中が混沌として先が見えない中、これからカラッと晴れていきたいという思いの名前が僕は印象に残りました」と真面目に総括した。イベント後には報道陣向けの囲み取材に応じ、同イベントの裏で開催していた『流行語大賞』の話題に。「何で同じ日になっちゃったの」と不満そうで、「ふてほどか。どっちかで迷ったんすけどね。地面師が取るんじゃないかなと思っていました。あんな不適切なドラマ許せない!」と自身の予想とは異なったという。「クドカンは日芸の後輩なので。彼は表。僕は裏」と笑いを誘うと、隣にいた妻の光代から「裁判で勝っているのであなたも表!」と訂正させる場面も。また、この日結婚を発表した元AKB48の横山由依と純烈・後上翔太に対し、おしどり夫婦の2人に「アドバイスは?」と報道陣が求めると、太田光代は「もうね、これが本当に最後のツーショットだと毎年思ってやっています。おしどりではないんですよ。もうちょっと一緒にいれば分かりあえそうな気もするんですが分かりあってないので、考えていることがよくわかりません」といまだに夫を掴みきれていないとか。また、60歳を迎えた妻の光代が還暦祝いとして世界一周をと約束したことに夫の光は「いや、忘れたわけではないですよ」としどろもどろだった。○日本ネーミング大賞 2024【最優秀賞(大賞)】晴れ風(キリンビール株式会社)【部門1】優秀賞(食品・飲料・アルコール・菓子・調味料・サプリ・アイス・スイーツ)よなよなエール(株式会社ヤッホーブルーイング)【部門2】優秀賞(化粧品・トイレタリー・医薬品・雑貨・日用品・アパレル)パジャマスーツ(株式会社AOKI)【部門3】優秀賞(家電・ゲーム・通信・自動車・情報サービス・アプリ・交通・物流旅行)UFOキャッチャー(株式会社セガ フェイブ)【部門4】優秀賞(店舗・不動産・商業施設・屋号社名)味集中カウンター(株式会社一蘭)【部門5】優秀賞(その他)サンダルバイバイ(NPO法人AQUAkids safety project)【ルーキー部門】優秀賞晴れ風(キリンビール株式会社)明日はパラダイス(冨士川農園 冨士川聡)【地域ソウルブランド部門】優秀賞近大マグロ(学校法人近畿大学)一輪箋(株式会社クレイ)たこシャン(カタシモワインフード株式会社)もせち(株式会社徳)【審査委員特別賞】あえて、(味の素株式会社)さよならダニー(株式会社イースマイル、株式会社リベルタ、株式会社スマイルコミュニケーションズ)運動会屋(株式会社運動会屋)【レジェンド賞】三ツ矢サイダー(アサヒ飲料株式会社)ウィルキンソン(アサヒ飲料株式会社)クレパス(株式会社サクラクレパス)味ぽん(株式会社Mizkan Holdings、株式会社Mizkan)
2024年12月03日映画『六人の嘘つきな大学生』(公開中)の大ヒット御礼舞台挨拶が、2日に都内で行われ、浜辺美波、赤楚衛二、佐野勇斗、山下美月、倉悠貴、西垣匠、主題歌を担当した4人組バンド・緑黄色社会が登壇した。就職活動を舞台に六人の登場人物の裏の顔が巧みに暴かれていく“密室サスペンス”要素と、それぞれの暴かれた嘘と罪の真相を検証しながら自らの人生と向き合っていく“青春ミステリー”要素を掛け合わせ、圧倒的クオリティかつ怒涛の伏線回収で大人気を博している同名小説を、監督・佐藤祐市氏と脚本・矢島弘一氏により実写映画化した同作。主人公・嶌衣織役の浜辺美波をはじめ、波多野祥吾役の赤楚衛二、九賀蒼太役の佐野勇斗、矢代つばさ役の山下美月、森久保公彦役の倉悠貴、袴田亮役の西垣匠らが“六人”を演じる。○浜辺美波、赤楚衛二・佐野勇斗に年末年始のスケジュールを公開イベントでは、撮影から今日まで宣伝活動をともにしてきた6人が「言いたくても言えなかったこと」についてトーク。先陣を切った浜辺は「私は(6人)みんなに」と切り出し、「本当にご飯行く気ある?」と壇上で抗議する。いちばん行く気がなさそうなのは西垣だそうで「返信くれない」(佐野)、「いちばん積極的じゃない」(赤楚)と次々に声が上がり、浜辺も「遅いよね……」と追い打ちをかけた。また、「私は12月だったら、○○日と○○日以降なら全部行けるよ! って、年末年始も全部出した」とスケジュールを公開したことを明かした浜辺だったが、佐野に「あなた暇すぎない(笑)? 忙しいはずなのにとんでもなくスケジュール空いてる(笑)」とツッコミを入れられタジタジに。赤楚から「それだけご飯食べたいってことだよね?」とフォローされると、「がんばったら空けられるよ!」と主張した。さらに、山下にも言いたいことがあるそうで、「美月ちゃん、私と仲良くしてくれる?」と問い詰め、「私は美月ちゃんのこと大好きなんですけど、忙しいから今年終わったらLINEブロックされるかも……」と被害妄想を膨らませて笑いを誘う浜辺。一方の山下は「そんなことない!」と否定しつつ、「美波ちゃんは連絡をめちゃくちゃくれるんですけど、大体深夜0時過ぎ。すごい元気だなぁと……」と明かすと、浜辺は佐野らから「うちの座長、暇すぎないですか?」とまたしても“暇”疑惑をかけられながらも、「美月ちゃん、ズッ友になってくれる? 他の現場で会っても仲良くしてね……」と重たさたっぷりに語りかけていた。
2024年12月02日「『現代用語の基礎知識』選 2024ユーキャン新語・流行語大賞」の年間大賞が、「ふてほど」に決定した。今年放送されたTBSのドラマ『不適切にもほどがある!』の略称として定着した「ふてほど」。ドラマ発の言葉が年間大賞に選ばれるのは、「じぇじぇじぇ」(NHK『あまちゃん』)、「倍返し」(TBS『半沢直樹』)が受賞した2013年以来、11年ぶりとなる。トップテンにはこのほか、「裏金問題」(受賞者:上脇博之神戸学院大学法学部教授)、「界隈」(毎日新聞デジタル報道グループ)、「初老ジャパン」(パリオリンピック総合馬術日本代表チーム)、「新紙幣」(深谷市)、「50-50」(大谷翔平)、「Bling-Bang-Bang-Born」(Creepy Nuts)、「ホワイト案件」(受賞者なし)、「名言が残せなかった」(やり投げ・北口榛花選手)、「もうええでしょう」(Netflixシリーズ『地面師たち』チーム)が選ばれた。○■「現代用語の基礎知識 選 2024ユーキャン新語・流行語大賞」ノミネート30語・アサイーボウル・アザラシ幼稚園・インバウン丼・裏金問題・界隈・カスハラ・コンビニ富士山・侍タイムスリッパー・初老ジャパン・新紙幣・新NISA・ソフト老害・トクリュウ・南海トラフ地震臨時情報・猫ミーム・はいよろこんで・8版出口・はて?・BeReal・被団協・50-50・ふてほど・Bling-Bang-Bang-Born・ブレイキン・ホワイト案件・マイナ保険証一本化・名言が残せなかった・もうええでしょう・やばい、かっこよすぎる俺・令和の米騒動【編集部MEMO】昨年の年間大賞は「アレ(A.R.E.)」。トップテンには、「新しい学校のリーダーズ/首振りダンス」「OSO18/アーバンベア」「蛙化現象」「生成AI」「地球沸騰化」「ペッパーミル・パフォーマンス「観る将」「闇バイト」「4年ぶり/声出し応援」を選出され、とにかく明るい安村の「I’m wearing pants! (アイム・ウェアリング・パンツ)」が、選考委員特別賞に選ばれた。
2024年12月02日Vライバープロダクション「NexuStella(ネクサステラ)」主催の1周年記念イベント『NexuStella FESTIVAL 星誕祭 - 2024 -』が1日、都内で開催された。○おしゃべりコーナーやゲームコーナーも「NexuStella」は「新しい輝き」で感動を届けるVライバープロダクションとして2023年12月1日に設立。「武士来舞(BUSHILIVE)」「GanGun Girls(ガンガンガールズ)」「NexuStella Colorful」といったユニットが所属しており、17LIVEやYouTubeにて日々活躍している。1日開催の『NexuStella FESTIVAL 星誕祭 - 2024 -』では、Vライバーと交流できるおしゃべりコーナーやゲームコーナーのほか、物販や展示ブース、プリントシール機などさまざまなコンテンツが用意された。○「ぷよぷよ」「テトリス」で対決配信ステージ第1部「ゲームステージ」には、ひでまる(武士来舞)、イオダエム(GanGun Girls)、蝶望メロ(NexuStella Colorful)、春野咲也(NexuStella Colorful)、佐藤ゆゆ。(NexuStella Colorful)、陽珠リノハ(V-iii)が登場。チームAとチームBに分かれて、「ぷよぷよ」「テトリス」で対決した。第1試合は、チームAの佐藤とチームBの春野による対戦で、テトリスを選んだ佐藤が序盤から圧倒。春野が巻き返しを図る場面もあったが、最終的に佐藤が2連勝を飾った。しかし、その後は、チームBの2人が勝ち星をもたらし、1対2でチームBの勝利となった。また、ステージ後半は、Vライバーと会場に足を運んだリスナーとの対戦も行われた。○出演者たちの十人十色の魅力を感じられるステージ第2部「音楽ステージ」には、信華(武士来舞)、ホーリー・ドーナッツ(NexuStella Colorful)、久遠瞬(NexuStella Colorful)、鴉羽米丸(NexuStella Colorful)、風聲ルリ(V-iii)が登場。信華とホーリー・ドーナッツのMCで、会場のリスナーとの掛け合いもあり、リアルイベントならではの盛り上がりを見せた。そして、Vライバーそれぞれが選曲した楽曲で構成された音楽ステージが開幕。久遠がこれまでにコラボしたVライバーと共作したという映像を交え、米津玄師の「KICK BACK」を披露し、ほかのVライバーたちからも「作り込みがすごい!」と絶賛の声があがるなど、出演者たちの十人十色の魅力を感じられるステージとなった。○武士来舞から重大発表第3部「1周年振り返りステージ」には、雀(武士来舞)、月成るくす(GanGun Girls)、茜あすか(NexuStella Colorful)、逢坂らぷら(NexuStella Colorful)が登場。今年1月のGanGun Girlsデビューをはじめ、主な出来事を振り返った。5月の「ライバーフェスティバル2024」では、ホーリー・ドーナッツが音楽ステージに出演したが、逢坂は「イチナナの大きなイベントにNexuStellaのメンバーが出てるのは、うれしいし、あそこを目指したいと思った」としみじみと語った。イベントの最後には、雀が「武士来舞からお知らせがあります。大事な大事なお知らせでございます」と切り出し、「デビューから1年半活動させていただいたのですが、もっとステップアップしていきたいという思いを込めて、心機一転、ビジュアルをアップデートすることになります!」と報告。「もっともっと先にいきたいと思えたのは、皆さんの応援があってこそ。ファンの方々に喜んでもらえるような活動や発表をしていけたらいいなと思っているので、今後ともぜひよろしくお願いします!」とメッセージを送った。新ビジュアルのお披露目は、12月下旬頃を予定しているという。
2024年12月02日アイドルグループ・日向坂46のバラエティ番組『もっと!日向坂になりましょう』(毎週月曜配信予定)の第17回が、きょう2日から、映像配信サービス・Leminoで独占配信される。○講師は人気声優の東山奈央『もっと!日向坂になりましょう』は、これまでさまざまなジャンルの基礎を学んできた四期生が、芸能界で輝くプロフェッショナルを目指す成長バラエティ番組。メンバーの隠れた才能を発掘すべく、“見届け人”を務める先輩メンバーのもと、演技やリアクション、コメディなどに挑む。きょう配信の第17回は、「目指せ声優仕事ゲット! 良い声メンバーを探しましょう!」。メンバーの小西夏菜実、清水理央、正源司陽子、竹内希来里が、四期生にとって未経験の声優業に挑戦。『ゆるキャン△』や『ニセコイ』などに出演する人気声優・東山奈央を講師に招き、キャラクターの演じ分けやセリフのかけ合いなど、声優のテクニックを学んでいく。はじめは、「演じ分けの極意を学ぼう!」と題して、キャラクターの演じ分けにチャレンジ。トップバッターで演じたアニメ好きの正源司は、東山に「それぞれニュアンスが違ってよかった」と褒められ、「うれしい~」と照れ笑いする。また、清水は、「なんであんな人好きになったんだろう? 私のバカ」というセリフを、あざとかわいく演じ、MCのNON STYLE・井上裕介は、「今のは萌えるね~」と大絶賛。さらに、“見届け人”の二期生・小坂菜緒も挑戦することになったが、その演技力の高さに、「すごい!」「かわいい!」と声が上がる。次に挑んだのは、「セリフのかけ合いに挑戦しよう!」。正源司・清水、小西・竹内がペアになり、東山のアドバイスを受けながら、セリフのかけ合いを練習する。そして最後は、「アニメのアフレコに挑戦しよう!」と題し、東山が出演するアニメ『彼女、お借りします』(毎日放送・TBS系ほか)のアフレコにチャレンジ。しかし、キャラクターに合わせて演じるのが難しく、清水は、「もう帰りたいです……」と意気消沈。一方、正源司のアフレコ中には、「うまい!」「おお~!」の声が上がり、東山も「気持ちが伝わってきた」と感嘆。続く、小西と竹内も懸命に演じ、これまで学んだ成果を披露する。なお、9日から配信される「番外編」では、正源司・清水・小坂、小西・竹内・東山・井上の2チームに分かれ、複数のキャラクターが登場する『彼女、お借りします』のワンシーンに挑む。
2024年12月02日モデルで女優のトリンドル玲奈がこのほど、東京・六本木ヒルズアリーナ/毛利庭園で行われたパルファン・クリスチャン・ディオールの期間限定ポップアップイベント「THE BALL OF DERAMS〈夢の舞踏会〉」のプレビューに登場。上品なホワイトコーデに身を包んで幻想的な世界を楽しんだトリンドルにインタビューし、結婚、事務所移籍、ベリーショートへのイメチェンと、変化の多かった2024年を振り返るとともに、今後の抱負も聞いた。○ベリーショートになり美容やファッションを日々研究今年がどんな年になっているか尋ねると、トリンドルは「もう終わってしまうのかというぐらいあっという間でしたが、今年はいろいろ変化があって、髪の毛を切って、こんなに短いのは赤ちゃん以来です(笑)」と、ベリーショートへのイメチェンを今年のビッグニュースとして挙げ、「全部見えるので、美容だったり、ファッションだったり、今までとはまたちょっと違うものが似合うようになってきているというのが自分の中であって、日々研究するのが楽しいです」とうれしそうに話した。ベリーショートにしたことで気持ち的にも変化があったという。「すごく視界が広くなりました! ずっとあった前髪がなくなったので『明るい!』という感じで。ずっと前髪があったし、髪の毛も長かったので、本当に人生が変わるくらい、大きな変化になりました」イメチェンしたのは、女優のジーン・セバーグがきっかけだった。「ジーン・セバーグさんの映画を見た時にきれいすぎて、ベリーショートがすっごく似合っていて、その人の写真をいっぱい検索するようになって。そうしたら、美容師さんが『やってみたら!? 似合うと思うよ』と言ってくれて、切ってみました」○憧れていた漢字の苗字にウキウキ「『山本玲奈だ!』って」今年の1月には俳優の山本直寛と結婚したことを報告したトリンドル。結婚も自身にとって大きな変化になったと言い、「苗字が山本になったんですけど、ずっと漢字の名字への憧れがあったので、ウキウキしています。『山本玲奈だ!』って」と満面の笑顔を見せる。結婚して料理をする頻度も増えているそうで、「ご飯を作るのも、自分用だと雑になってしまいますが、家族に作るとなると、冷奴も、ねぎやみょうがなどを丁寧に切るようになったり、豪華な冷奴になったり、ちょっとしたことが楽しいです」とにっこり。「スーパーに行くのもすごく楽しくて、ちょっとしたことでも、家族のためとなるとなんかうれしいなと感じます」と語った。ホリデーシーズンのイベント「THE BALL OF DERAMS〈夢の舞踏会〉」(12月25日まで開催)にちなみ、今年のホリデーシーズンをどのように過ごしたいか尋ねると、「最近白米にすごくハマっていて、お米を炊くのが楽しすぎて、お米に合うおかずを作るのにハマっているので、クリスマスシーズンも同じようにご飯を食べていると思います」と回答。「水分をたくさん摂ろうと思い始めて、お肌も潤いが欲しいなと思って、水をたくさん飲んだり、ご飯にも水分が含まれているなと思っていっぱい食べるようになりました。お米が私にはすごく合っていて、お米とお魚とお野菜とお味噌汁みたいなものを食べると体型維持もしやすくて」と白米生活を語り、「今日も漬け丼を食べようと思って、アジを漬けてきました!」とまぶしい笑顔で話した。○事務所移籍で「心機一転」 女優業に意欲「頑張ってみたい」11月には、15年間所属したプラチナムプロダクションを退所し、アミューズに移籍したことを報告。新たなスタートを切った。「心機一転、これからまたお芝居だったり、舞台もやりたいなと思っているので、明るい未来に向けて日々頑張りたいなと思っています」と意気込み、来年の抱負を尋ねると「去年初めて舞台に立たせていただいたんですけど、それがすごく楽しくて、来年もまた機会があるといいなと思っています」と舞台に意欲。最近は女優業に特にやりがいを感じているそうで、「楽しいですし、頑張ってみたいなと思っています」と語っていた。
2024年12月02日●演じる役の変化に喜び「自分に合った役を演じられるように」舞台、テレビ、映画、モデル、執筆業と幅広く活躍している長井短。12月6日に開幕する草なぎ剛主演の舞台『ヴェニスの商人』では、佐久間由衣演じるポーシャの侍女・ネリッサ役を務める。長井にインタビューし、本作出演の喜びや女優業への思い、20代に抱いていた世間とのギャップ、今後の抱負など話を聞いた。『ヴェニスの商人』がウィリアム・シェイクスピア作品初挑戦となる長井は、「演劇を始めた時から1回はシェイクスピア作品をやりたいと、本当に待ち望んでいたので、念願が叶ってすごくうれしいです」と喜んでいる。そして、「現代劇をやる機会の方が多いので、何百年も前に書かれたセリフをしゃべるとどんなことが起きるんだろうという興味もあって。美しいセリフが多いので、自分の持っている言葉の引き出しが増えるのではないかなと楽しみです」と期待。「この時代の物語は、本か演劇で、映画やアニメがなかったということは、それだけ研ぎ澄まされたものがあるのではないかなと思うので、改めて演劇が好きだなと思える公演にしたいです」と意気込んだ。演じるネリッサと自身の共通点もあるようで、「自分も恋の相談をするよりも、恋の相談に乗る方が多かったので、そういうところが似ているのかなと。恋愛以外でも自分の中で完結する方が多いです。もちろん頼ることはあっても、結局自分で決めないといけないと思うので」と話した。中学生の時に大人計画の舞台を見て「演劇をやりたい」と思い、高校在学中に演劇活動を開始した長井。芝居は「ずっと楽しい」とやりがいを述べ、演じる役が変化してきたことでさらに楽しさが増しているという。「20代前半は、若い20代の女の子という社会的な属性が自分の性格とはあまりにも合わないなと感じていたんですけど、演じる役柄の年齢が上がってきて、それがだいぶ合ってきたなと。お姉さんポジションでいられて楽になってきて、演じることがどんどん楽しくなっている気がします」20代前半は、一般的な若い女性のイメージと自分のギャップを感じたという。「『夢に向かって元気に走らないといけないんですか?』という感じで、20代の若い女の子の役に共感できず、オファーも来ないし、オーディションを受けても受からないし、もらえる役の数も少なかったと思います。その頃は、汗かいている人だけが頑張っているわけじゃないのになと。必死に『やらせてください!』みたいにしてなくても、同じ熱量を持っている人間はいるはずで、そういう人もいるんだともう少しみんな想像してくれてもいいんじゃないかなという思いがありました」そして、年齢が上がり、また、世の中において多様性が広がったことで、演じる役が広がってきたという。「ここ数年で、一見やる気のないような役を任せてもらうことが増えて、自分に合った役を演じられるようになってきてありがたいなと。昔の作品にはそういう女の子が少なかったと思いますが、世の中の空気もいろんな人いるよねという方向に進んだことで、今の方が働きやすいですし、生きやすくなったなと思います」●自分の気持ちに正直に歩んできた道「そうしてきてよかった」また「高校生の頃からかわいげとか女性らしさみたいなものが合わんなと感じていました」と打ち明け、そんな自分をなかなか受け入れてもらえない時期もあったという。「友達に恵まれていたので、学校では何の問題もなく『だよね』という感じでしたが、いろんな人とお仕事するようになってから、全然受け入れてもらえないこともあって、『もっとかわいげを持った方がいい』と言ってくる人もいて。『女優はこうあるべきだ』というのが納得いってなかったので、だからこそ演劇をやりたかったのだと思います。女優さんを育ててくれる歴史のある事務所さんではなく、自分で自分のやることを考えて歩いていける方法で俳優を目指そうとしました」自分の気持ちに正直に、ありのままの自分で勝負してきた長井。「我が強いんです」と笑いつつ、自分の歩みに納得している。「遠回りしましたが、そうしてきてよかったと思います。今の事務所とも、面倒くさいなと思わせてしまうような話し合いはさせてもらっていますが、そうやってきたからこそ今こうやって肩の力が抜けてきたと思うので、いい10年間だったと思います。自分で決めたんだから仕方ないよなと思える状態だったので精神的にもよかったです」バラエティでも活躍し、“ネガティブキャラ”として注目を集めた時期もあった。「バラエティは、人間のたくさんある面の中の一個がすべてだという風に見せるショーなので、そこが強調されていたのだと思います。確かに暗い面は私の中にあって、それも自分の一面ですが、いろいろな面があって、いっぱいしゃべる面もあります」と述べ、「バラエティでたくさんの人に知ってもらえたのはよかったです」と振り返った。近年は映像作品にも多数出演しており、舞台も映像もどちらもやりがいを感じているという。「映像作品にもいろいろ出させてもらうようになって、今はどちらも楽しいなと。もちろんどちらもずっとやっていきたいと思っていますが、全然違うことをやってみたいという思いもあります」現在31歳。以前よりも肩の力を抜けるようになってきたという。「20代は食っていけるようにというのもあって、とにかく必死で、そうやってきたからこその今ですが、その10年間を終えて、肩の力が抜けてきたなと最近感じています。芝居だけではなく、ほかにも面白いことがあればやっていきたいなと思うようになりました」近年は執筆業にも前向きに取り組んでいるが、今後どんなことに挑戦していきたいか尋ねると「まだ具体的にはないですが、今思いついてないことをやっていてほしいですね」と答え、「やりたいと思うものが見つかった時に、今やっていることをいつでも辞められる人間でいたいなと。年を取ると環境を変えるのが怖いという思いが膨らんでいきますが、全部辞めてでも始めたいことが見つかったら、躊躇なくそっちに歩いていけるような人間でいたい」と語った。●「しつこく考えながら生きていきたい」 結婚後の変化も語るプライベートでは2019年に俳優の亀島一徳と結婚したが、結婚して「気持ちが楽になった」と変化を語る。「この人と結婚するという1個大きな決断ができたことが自信になったし、誰を好きになるとか、恋愛に関することをもう考えないでいいんだというのは、めちゃくちゃ楽になりました」結婚においても長井らしく自分の気持ちを大切にしている。「結婚も辞めたいと思ったらいつ辞めてもいいと考えています。夫と別れたいわけではもちろんないですが、2人がご機嫌に生きていくために適切な形というか、もしこの契約が邪魔だと感じる時が来たら辞めればいいし、やっぱり必要だねってなったらもう1回契約すればいいし。あまり重たいこととして捉えないという認識が一致していたので、気楽にやれているのだと思います」今後も変わらず、しっかり考え、自分の気持ちに正直に進んでいくつもりだ。「そんなに考えすぎない方がいいと言われることもありますが、それができていたらやっているよと(笑)。でも、自分にはこの生き方が向いていると今の段階では思うので、これからもしつこくいろいろ考えながら生きていきたいと思います」最後に、ファンに向けて「楽に生きていこうな!」とエールも送り、「コロナもあって劇場に足を運んでくれる人が減ってしまったと思うので、ぜひ来てもらって、演劇いいじゃんと思ってくれたらうれしいです。ながら見できないことが今の世の中はとても少ないと思うので、時々そういうことをやると面白いと思います」と呼びかけた。■長井短1993年9月27日生まれ、東京都出身。舞台、テレビ、映画、モデル、執筆業と幅広く活躍。近年の主な出演作は、舞台「月刊『根本宗子』第19号『共闘者』」、ドラマ『最高の教師 1年後、私は生徒に■された』、『ケイジとケンジ、時々ハンジ。』、映画『若き見知らぬ者たち』『もしも徳川家康が総理大臣になったら』『PERFECT DAYS』など。また小説集『ほどける骨折り球子』他、自著や連載も多数執筆。舞台『ヴェニスの商人』は、東京・日本青年館ホールにて12月6日~22日、京都・京都劇場にて12月26日~29日に、愛知・御園座にて2025年1月6日~10日に上演。ヘアメイク:小園ゆかりスタイリスト:Takashi
2024年12月01日●「復讐したい」「見返したい」ではなく「楽しい」を大事にNetflixシリーズ『極悪女王』でダンプ松本役を熱演し、大きな話題を呼んだお笑い芸人・ゆりやんレトリィバァが、映画『ビーキーパー』(2025年1月3日公開)で日本語吹き替え声優を務めた。12月に拠点をアメリカに移し、ハリウッドスターを目指すと宣言しているゆりやんにインタビュー。本作にまつわる話を聞くとともに、仕事に対する思いや、海外進出を間近に控えた今の気持ちを語ってもらった。本作は、組織的詐欺集団に全財産をだまし取られた恩人の復讐のため、そして世界の秩序を守るため、 “ビーキーパー(養蜂家)”が立ち上がり死の果てまで追いかける痛快リベンジアクション。ゆりやんは、主人公の養蜂家アダム・クレイ(ジェイソン・ステイサム)が過去に所属していた特殊工作員組織“ビーキーパー”の一員であり、クレイの後任を任された凄腕の持ち主アニセット(メーガン・レイ)の吹き替えを担当した。――『ビーキーパー』への参加が決まった時のお気持ちをお聞かせください。うれしかったです! まず作品を見させてもらったんですけど、「アニセットこの人や! 最高!」と思いました。とても重要な役で。――作品の魅力はどのように感じましたか?もう面白すぎて! やりすぎて笑っちゃいました。よくこんなリベンジ方法を思いつくなと。――アニセットを演じる際に意識したことを教えてください。ピンクの服でかわいい感じかなと思ったんですけど、監督が「ドスの利いた感じでお願いします」とおっしゃっていたので、そこを意識してやったらめっちゃ楽しかったです。――アニセットとご自身の共通点や共感したポイントを教えてください。アニセットの内面的なところは想像でしかないんですけど、おしゃれでかわいくて、きっと仕事に誇り持っているんだろうなというところはすごく尊敬していますし、こうなりたいなと思います。職種は違いますけど。――本作への参加はご自身にとってどんな経験になったと思いますか?本当に大きな大きな……海外に行った時に一つの名刺としてアピールできるものが増えてうれしいです。――本作は復讐劇ですが、ゆりやんさんは悲しみや怒りなどをエネルギーに変えて奮起したような経験はありますか?私はずっと常に「復讐したい」「見返したい」という気持ちでやってきたんですけど、最近友達から「そういうのはもう終わりにしよう」「平和にいこう」と言われて、確かになと思ったんです。――最近まで「復讐したい」「見返したい」という思いがあったということですが、それが芸人として頑張っていくエネルギーに?そうですね。私は学生時代に仲間に入れなかったので、有名になって「友達やったよね」と言ってくるようにしてやろうとか、お笑いを始めてからも、みんなに言われたことやつらかった経験を思い出して、見返してやろうという気持ちをずっと持っていました。――特に見返してやろうとエネルギーになったエピソードを教えてください。賞レースもそうですが、忘れられないのが……まだ大阪に住んでいた芸歴2~3年目頃に、東京に呼んでもらうことが増えて、マネージャーと大阪から東京に行って「一緒に頑張ろう」みたいな感じでやっていたんですけど、東京のスタジオで収録があった時に、みんなタクシーチケットをもらって帰っていたのに、私はもらえず、マネージャーと駅まで歩いたんです。それが悔しくて、「タクシー乗って帰れるように頑張ろう!」と思いました。――そういった悔しさをバネにされていたけれど、友達の言葉で変化があったと。ハワイに住んでいる友達で、ハワイから帰ってこられていた時に会って話をしていたら、「復讐はもういいんじゃない!? 終わりにしよう!」とハワイのハッピーオーラみたいな感じで言ってくれて、もういいかなって。――すんなりと友達の言葉を受け入れられたのは、今の状況にご自身が満足できているというのもあるのでしょうか。そういうわけではなく、ここから先に行くためには、自分の気持ちを変えないといけないと思ったので。復讐で出せるバネはもう錆びた!――かっこいいフレーズですね(笑)復讐に使いしバネ錆びにし(笑)――今後はどんな感情が原動力になりそうですか?楽しさですね。楽しいという感情で動いた方が気持ちも楽な気がするので、今後は楽しいを大事にしていこうと思います。●「すごすぎても、しょうもなすぎても、全部お笑いになる」――10年以上活動されていますが、今のお仕事に対する思いもお聞かせください。あんまり深く考えてなくて、楽しい仕事をさせてもらってありがたいなという感じです。「こういう仕事をいただきました」と教えてもらったら、「やったー! 仕事もらえたんだ」とすごくうれしくなりますが、余韻に浸る時間はめっちゃ短くて、「ほかに何かない!?」って聞きたくなるんです。次から次に生きていきたくて、「早く早く!」「次!」って。――お仕事に対する意欲がすごいですね。ずっと欲望が尽きなくて。欲深い人間なんです(笑)――今、欲しいものは?キティちゃんの50周年の年なので、とにかく家の中をキティちゃんで埋め尽くしたいです。好きすぎて。仕事に関しては、全部ください! という感じです。――芸人としてのお仕事のみならず、女優業、さらに監督業など、幅広く活躍していきたいとのことですが、お笑いにおいては今後どうなっていきたいと考えていますか?お笑いは生きているだけでいいんです。生きているだけでお笑いになると思っているので。ハリウッドスターになれたら、すごすぎてお笑いじゃないですか。アカデミー賞を取れたら、それもすごすぎてお笑いになる。だから、すごすぎるところに行きたいです。しょうもなすぎても笑えますし、とにかく全部お笑いになればいいと思っています。――2024年も終盤になってきましたが、今年はご自身にとってどんな年になっていますか?Jumping up to the world! 世界に向けて大きな一歩を踏み出す一年です!――ダンプ松本さんを演じた『極悪女王』が大ヒットし大きな話題に。ありがたいです。歩いていたら皆さん『極悪女王』のことを言ってくれてうれしかったです。――改めて『極悪女王』はご自身にとってどんな経験になりましたか?もう本当にすべてが変わりました。全部としか言いようがないんですけど、出会った人もそうですし、見ていただいた皆さんとの出会いもそうですし、自分が売れたいとか関係なく、この作品がなかったら全然違う生活をしていただろうなと、この作品に出て本当によかったと思わせてくれたありがたい作品です。――先ほど、これからは復讐ではなく楽しさを大事にしていくというお話がありましたが、『極悪女王』も気持ちを切り替えられた一つのきっかけになったのでしょうか。そうですね。ありがとうという感じで、感謝やうれしいという気持ちが増しました。●ハリウッドスター目指しアメリカへ「絶対何か変わると…」――ハリウッドスターになるという目標を掲げられていますが、『ビーキーパー』に参加したことで、海外に対する思いは増しましたか?洋画の声をやらせてもらうことは夢の一個で、これまでも何回かやらせてもらったことはありますが、本当にうれしかったですし、憧れている洋画に参加させてもらえて楽しかったです。今日はアニセットの髪型にできるだけ寄せて、服も近いものを選んだんですけど、アニセットの髪型にもぜひ注目してください。三つ編みをやる人が増えたらうれしいです。――本作の公開は来年の1月3日なので、その時にはもうアメリカ生活がスタートしていますね。おそらくそうです。年内に行く予定なので。――新たなステージが始まる2025年はどんな年にしたいですか?皆さんハリウッドでお会いしましょう! こうしたいというのは特になく、とにかくハリウッドスターになりたいというだけです。ただ、日本でもそうだったように、一気にバンバンとは……うまいこと行きたいですけど、うまいこと行かなくても、それはそれで楽しもうと思います。――海外での活躍を楽しみにしているファンの皆さんへメッセージをお願いします。「悩むこともあると思いますが、どうしようとか大丈夫かなとか言わずに、とにかくやってみたらどうですか!?」とメッセージを送りたいです。とにかくやってみる。私も、アメリカに行くけど、すでに何か仕事が決まっているわけではなく、とにかく行きます。なぜなら、やりたいから。それだけでいいと思うんです。やってみたら絶対何か変わると思って行くので。悩んでいる時間がもったいない!――自分がやりたいという思いに正直に動くことが大切だと。人によると思いますが、私はそうなので、皆さんも何か一歩踏み出すきっかけになればうれしい限りです。■ゆりやんレトリィバァ1990年11月1日生まれ、奈良県出身。2012年、関西大学4年生のときに、NSC(吉本総合芸能学院)大阪校の35期生として入学し、翌年首席で卒業。2017年に「第47回NHK上方漫才コンテスト」で女性ピン芸人初の優勝を果たし、同年、第1回『女芸人No.1決定戦 THE W』でも優勝。2019年にはアメリカのオーディション番組『アメリカズ・ゴット・タレント』に出場し、米国旗柄の水着を着て手首を回すダンスで世界から注目される。『R-1グランプリ2021』では初優勝。2023年にはラッパーとしてもデビュー。今年はダンプ松本役を演じたNetflixシリーズ『極悪女王』が大ヒットし、大きな注目を集めた。12月に拠点をアメリカに移し、ハリウッドスターを目指すと宣言している。配給:クロックワークス(C)2024 Miramax Distribution Services, LLC. All Rights Reserved.
2024年11月30日「2024 スカパー! ドラマティック・サヨナラ賞 年間大賞」の表彰式が27日、都内で行われ、ヤクルトの長岡秀樹、ロッテの小川龍成、上原浩治氏が登壇した。○最もインパクトのあるサヨナラ打等を放った選手へレギュラーシーズンを通じて最もインパクトのあるサヨナラ打等を放った選手(セ・パ両リーグ各1選手)に贈られる同賞。今年は、7月28日に神宮球場で行われた対広島 14回戦、3対4の1点ビハインドで迎えた9回裏、二死二、三塁の場面で、左中間へ起死回生の逆転サヨナラ2点適時二塁打を放った長岡と、7月30日にZOZO マリンスタジアムで行われた対西武 12回戦、6対6の同点で迎えた9回裏、二死満塁の場面で、三塁へ意表を突くセーフティバントを敢行し、見事なサヨナラ適時内野安打を決めた小川が受賞した。○上原浩治氏の“一番うれしかった”賞は?今回、スペシャルゲストとして登壇した上原氏。数々の受賞歴を持つが、「一番うれしかった、一番記憶に残る」賞が何かを聞かれると、「ピッチャーとしての最高の賞は、沢村賞がありましたから。やっぱり沢村賞はうれしかったですね」としみじみと振り返った。また、月間「ドラマティック・サヨナラ賞」の映像が流れたあと、気になった選手を聞かれると、上原氏は「ここにいるからというわけではなくて」と前置きした上で、「小川選手ですね」と回答。「サヨナラって、(映像でも)ホームランか二塁打、三塁打ばかりだった。たぶんヒットは小川選手だけだった、しかもセーフティでしょ? ピッチャーからしたらイライラしただろうなと(笑)。それくらい印象的でした」と説明した。なお、表彰式には、長岡、小川、上原氏のほか、榊原定征氏(日本プロフェッショナル野球組織 コミッショナー)、米倉英一氏(スカパーJSAT 株式会社 代表取締役 執行役員社長)が登壇し、鈴木健アナウンサーと袴田彩会アナウンサーが進行を務めた。
2024年11月30日●元カンテレ重松圭一氏の映像制作集団「g」に所属日本映画製作者連盟(映連)の公式Webサイトによれば、2023年の興行収入はコロナ禍からの巻き返しを見せ、発表を始めた2000年以降、19年・16年・17年・18年に次ぐ、歴代5位を記録した。構成比は邦画66.9%、洋画33.1%で、アニメ作品と実写作品の比率は実写47%、アニメ53%と実写が回復している。一方で、経済産業省が19年6月に映画産業の実態・全体像を把握する目的で調査した「映画制作の未来のための検討会 報告書」によれば、日本の映画産業におけるビジネス環境の課題として「海外市場の開拓が不十分」とされている。だが、『SHOGUN 将軍』(Disney+)のエミー賞史上最多18冠など、邦画にとって追い風となる現象も。はたして邦画は、過去の黒澤明時代のように海外を席巻できるようになれるのか。経済誌『Forbes』が選ぶ世界を変える30歳未満の日本人「Forbes JAPAN 30 UNDER 30 2023」に選ばれた雨無麻友子プロデューサーに聞いた。○本国内にとどまらない作品作りができる環境へ尽力2020年にスタジオねこを設立し、このほど元カンテレプロデューサー・重松圭一氏が主宰する映像制作集団「g」に所属した雨無P。「Forbes JAPAN 30 UNDER 30 2023」の受賞については、「世界のことを考えながら日本で映画作りをしようとしているのを評価していただいたのかもしれません」と受け止めている。「今後は世界の映画祭であったり、テレビドラマも配信というプラットフォームの環境出現により、世界で日本の作品が見られる機会もすごく多くなっていて、かつ映画制作者自体も世界と行き来する機会が多くなると考えています。私自身、海外との合作をやっていきたいと思っておりますし、海外の映画祭にどんどん勉強に行こうと。日本と世界をつなげる架け橋に、また日本国内にとどまらない作品作りができる環境を整えているところです」(雨無P、以下同)そんな雨無Pを「g」へと勧誘したのは、カンテレで草なぎ剛主演のドラマの『僕シリーズ』、バラエティ『SMAP×SMAP』などを担当してきた重松圭一氏。同氏は「今の日本はクリエイターの権利や立場などが十分に守られていない。私を含め、メディアが力があった時代にプロデュースをしていた人たちでクリエイターファーストにプロデュースができる人はほぼいないのではないか。いわゆる“プロデューサーでござい”と簡単に肩書きを飲み屋で言えてしまう方たちが多い中で、まっとうに表現者を守り、表現者たちを調整されている、クリエイトベースのプロデュースをなさっている雨無さんにお会いしてお声がけしました」と、オファーの背景を明かす。ここで筆者の脳裏に浮かんだのはやはり、ドラマ『セクシー田中さん』の騒動だった。●若手がオリジナル作品に挑戦する機会が削がれているここ長らくテレビドラマでは漫画原作の作品が多い。これについて、雨無Pはこう分析する。「若手クリエイターが“監督”としての経験を積む場が、深夜ドラマに限られることが多いんです。深夜ドラマは低予算であるため、リスクを抑えるために漫画原作を選ぶ傾向が強い。これにより、オリジナル作品ではなく原作物の制作が主流となっています。オリジナル作品を作りたい若手クリエイターも、経済的な事情や仕事の継続性を確保するために、安定した収入が得られる漫画原作の深夜ドラマを選択せざるを得ない。“原作ありき”の制作環境に押し込められ、オリジナル作品に挑戦する機会が削がれているわけです」いわば制作現場の構造的問題だ。その状況を「一概に悪いとは言えませんが…」と雨無Pは続ける。「私がオリジナル作品が多いのは、どうしても漫画原作者さんとのコミュニケーションが難しいからです。やはり漫画は作品が練られており、その素晴らしい原案を頂いて一緒に作品創りをさせていただくというのは、急にオリジナル脚本を作るより、それだけ素晴らしい作品になる。ですが、一度漫画というプラットフォームで出されているものを実写に適正化するのは難しい。私自身、原作者の方とどうコミュニケーションしていったらいいのだろうかというのは今も探っている状況です」実際、実写化に成功した作品も多い。だが、過去に向田邦子賞のオフィシャルライターをしていたことがあった筆者は、脚本家の人々が「オリジナルドラマが増えなければ若手が成長しづらい」という業界の悩みをつぶやいていたのを聞いたことがある。雨無Pは「脚本家、監督でも巨匠の方々と違い、若手だと制作期間の短さがネックになり、長く練り込んで内容を作る時間にしっかり対価を払うには潤沢な資金が必要不可欠になります。そういったルートを私は作りたいですし、業界がこの状況を課題だと思うようになってもらいたい」と力を込める。○製作委員会方式でもクリエイターに権利を制作現場の構造的問題の背景には、「製作委員会方式」の課題も浮かぶ。この方式では、資金を提供する企業(出資者)が権利を多く保有し、実際に作品を制作するクリエイターや制作チームに十分な権利が渡らないのだ。多くの企業が出資する製作委員会形式では、意見が多様すぎてクリエイティブな決定が妥協や平均化されやすい。その結果、ストーリーや演出が弱体化し、魅力的な作品が生まれにくい。また、資金配分に関しても委員会は作品の制作資金を出資するが、その資金の大部分が制作費以外(プロモーション費用や管理費など)に割かれることが多い。制作現場には十分な資金が行き渡らない状況が続いている。制作費がなければ、そもそも作品は作れない。この解決案として、「g」の重松氏は「例えば、権利の100%でなく、80%を委員会側に。残り20%の権利をクリエイターにという形にしていく」という案を出す。現状では出資者が権利を保持しているため、海外市場での展開や共同制作がスムーズに進まない。海外配給やプロモーションの戦略が不明瞭なまま進められ、チャンスを逃しているケースが多いのではないか、という考えからだ。●海外視野のプロデューサーが少なすぎる海外市場開拓が遅れている要因について、雨無Pは「海外とコネクションを持ち、映画祭の企画マーケットへの参加、海外PRをつけることを考えるプロデューサーが日本には少なすぎる」とも分析する。どういう映画祭を周り、どんな企画マーケットで、どんな形で、海外で興行をするか。海外の助成金を使う、海外のスタッフを呼ぶ、資金を海外から引っ張る、配給する劇場を増やす――そうした思考の出発点を持つ人が少ない。その背景には、これまではドメスティックな力、日本市場だけで良しとしていた業界にも問題がある。重松氏はそこに課題を抱き、ドメスティックな考えに陥っていない雨無Pに目をつけた経緯もある。フジテレビ編成時代に月9ブームを起こし、「国際ドラマフェスティバル in TOKYO」の実行委員長も務めた重村一氏は、14年前の第19回JAMCOオンライン国際シンポジウムで、日本のドラマの海外進出が進んでいない問題の本質を「欧米をはじめとして放送局と制作プロダクションは分離されているケースが主流の放送制作体制にあって、日本は50数年の歴史で、テレビ局が制作と放送を一元化して行う体制が維持されてきた。(中略)もし、制作プロダクションが著作権や番組販売に関する権利を自分の意に沿う形で所有していれば、海外への番組販売や、海外との共同制作などは、現状以上に促進されていたのかもしれない」と語っていた。これについて「g」の重松氏は「一元化しているのに、実際の制作は制作会社が行っているのが問題」と現状を付け加え、「なのに権利はテレビ局が保持している。ゆえに制作した人に権利が渡らず、それを持って海外進出できなかった。重村さんの言葉の裏にはそういったニュアンスがあるのではないかと思います」と推察した。○『SHOGUN 将軍』の成功は「第一歩に」こうした多くの課題が潜む中、『SHOGUN 将軍』の成功も受け、雨無Pは「日本の独自性を生かした作品作りは今後の海外マーケットへ向けての第一歩になりそうです。そもそも日本は職人気質で練り込んで作るのが得意。そうした歴史的な性質や建造物をロケーションで生かしたり、そうした文化や風景を生かす。時代劇もそうですが『ブレードランナー』的な取り扱い方(※)もあるはず。グローバルな配信プラットフォームの拡大により、世界に見られることが作品の幅も広げるのでは」と語る。(※)…『ブレードランナー』の劇中には、日本語の看板・広告が多数登場する過去にドメスティックに成功したがゆえにさまざまな課題を抱えてしまった日本の実写映像業界。そのメソッドに触れてこなかった雨無Pのような若手が、今の状況をどう生かしていくか。邦画、テレビドラマの今後の世界展開に期待したい。●雨無麻友子1994年東京都生まれ。青山学院大学在学中に映画祭を主宰し、17年にLDSへ入社、映像事業部でドラマ・映画のプロデュースに携わる。退社後、スタジオねこを立ち上げ、20年11月にプロデュース作品・本広克行監督映画『ビューティフルドリーマー』が公開。その後も多くの映画・ドラマ作品を手がける。近年の作品としては、『トークサバイバー!』(Netflix)、『量産型リコ』(テレビ東京)、『旅するサンドイッチ』(同)、映画『ジャパニーズスタイル』、『生きててごめんなさい』など。12月29日には中京テレビのオリジナルドラマ『迷子のわたしは、諦めることもうまくいかない』が放送される。衣輪晋一 きぬわ しんいち メディア研究家。インドネシアでボランティア後に帰国。雑誌「TVガイド」「メンズナックル」など、「マイナビニュース」「ORICON NEWS」「週刊女性PRIME」など、カンテレ公式HP、メルマガ「JEN」、書籍「見てしまった人の怖い話」「さすがといわせる東京選抜グルメ2014」「アジアのいかしたTシャツ」(ネタ提供)、制作会社でのドラマ企画アドバイザーなど幅広く活動中。 この著者の記事一覧はこちら
2024年11月30日元モーニング娘。の矢口真里と石川梨華が29日、都内で行われた「Ameba 20th AWARD『ありのままが、ここにある。』」に登壇した。今年9月15日にサービス開始20周年を迎え、新しいブランドスローガン「ありのままが、ここにある。」を掲げた「Ameba」。同アワードでは、ありのままな発信から多くの読者へ影響を与え、人生が輝いたブロガーを表彰した。当初、元モーニング娘。の辻希美がプレゼンターを務める予定だったが、体調不良のため欠席し、ピンチヒッターとして同じくモーニング娘。OGで先輩の矢口真里と同期の石川梨華が登壇。「私たちで大丈夫でしょうか?」と不安そうにしつつ、しっかりとプレゼンターを務めた。矢口と石川も10年以上ブログを継続。どんな時にブログを書こうと思うか聞かれると、矢口は「一番は子供たちの成長日記というか、ブログはずっと残っているので日記感覚で成長をつづっていくというので活用させていただいています」と答えた。矢口は11月27日にブログを更新し、その前の投稿は4月30日と半年以上更新が止まっていた。そのことを指摘されると「めちゃめちゃ痛いところを突かれた……辻ちゃんのピンチヒッターでそこを伏せてきたのにめちゃめちゃ言うじゃないですか! 最後まで乗り切れそうだったのに。育児のほうが手一杯で、半年分頑張って巻き返していきたいと思います」と若干動揺し、「バレたー!」と吐露して笑いを誘った。石川も「私も数カ月空いていて。子育てが忙しくて日記を書く余裕がないのと、私は最近は主に、料理が大好きで、誰かの参考になればいいかなと思ってレシピも載せたりするんですけど、最近は凝った料理を作る機会がなかなかなくてブログも書けなくてすみません」と申し訳なさそうな表情を見せ、矢口が「謝罪の場みたい」と笑った。そして、受賞者に対して、矢口は「皆さんは素晴らしいです。本当に尊敬です」とリスペクト。石川も「皆さんと辻ちゃんがすごいのは、本当に続けるって大変で、今日改めて勉強させていただきました」と刺激を受けつつ、「でも無理して書くものでもないと思うので。撮りだめているネタはあるんです。それを自分のペースをやらせてください」と話していた。
2024年11月29日東京ヤクルトスワローズのマスコット・つば九郎が29日、都内で行われた「Ameba 20th AWARD『ありのままが、ここにある。』」に登壇した。今年9月15日にサービス開始20周年を迎え、新しいブランドスローガン「ありのままが、ここにある。」を掲げた「Ameba」。同アワードでは、ありのままな発信から多くの読者へ影響を与え、人生が輝いたブロガーを表彰した。つば九郎オフィシャルブログ「つば九郎ひと言日記」がオリジナルジャンル部門を受賞。つば九郎は、トロフィーを受け取るとピースサインで喜びを表現した。そして、つば九郎は筆談で「これからけいやくこうかいなので~しゃちょうにねんぽうあっぷのざいりょうになればと」とコメントして笑いを誘い、ニューカラー部門を受賞したおばたのお兄さんから「年俸制度なんですか?」と聞かれると、大きく頷いていた。なお、表彰式では元モーニング娘。の矢口真里と石川梨華がプレゼンターを務めた。
2024年11月29日元モーニング娘。の矢口真里と石川梨華が29日、都内で行われた「Ameba 20th AWARD『ありのままが、ここにある。』」に登壇した。今年9月15日にサービス開始20周年を迎え、新しいブランドスローガン「ありのままが、ここにある。」を掲げた「Ameba」。同アワードでは、ありのままな発信から多くの読者へ影響を与え、人生が輝いたブロガーを表彰した。当初、元モーニング娘。の辻希美がプレゼンターを務める予定だったが、体調不良のため欠席し、ピンチヒッターとして同じくモーニング娘。OGで先輩の矢口真里と同期の石川梨華が登壇。「私たちで大丈夫でしょうか?」と恐縮しつつ、しっかりとプレゼンターを務めた。今月26日には、辻と杉浦太陽の長女、希空(のあ)が芸能事務所LUVに所属したことを発表。同日にインスタグラム、YouTubeチャンネルを開設してインフルエンサーとして活動を開始し、大きな話題を呼んでいる。その話題になると、矢口は「すごい反響で私たちもびっくりしていて、総フォロワー数は1日にして抜かれました。大人気で」と驚きを口にし、「もともと希空ちゃんかわいくてアイドル気質」と太鼓判。石川が「孫ではないけど家族みたいにちっちゃいときから見てきているので、我が子が巣立ったかのよう」と言うと、矢口も「ドキドキしちゃう」と話した。石川はまた、「ハロプロOGのたくさんいるグループで、前もってのんが『娘がデビューします』という報告をしてくれて、『おめでとう』って。みんなフォローしていて応援しているよって感じなので、希空には我々がついています。安心して楽しんで活動してほしいなと思います」とエールを送った。
2024年11月29日ありのままな発信から多くの読者へ影響を与え、人生が輝いたブロガーを表彰する「Ameba 20th AWARD『ありのままが、ここにある。』」が29日、都内で開催。当初、元モーニング娘。の辻希美がプレゼンターを務める予定だったが、体調不良のため欠席し、ピンチヒッターとして同じくモーニング娘。OGで先輩の矢口真里と同期の石川梨華が登壇した。Amebaブログ歴16年、Ameba殿堂入りブロガーでもある辻からのメッセージをMCが代読。辻は「Ameba 20th AWARDにご来場の皆さん、こんにちは。辻希美です。本日は体調を崩してしまいそちらに伺うことができず本当に申し訳ございません。Amebaは私が長女を出産してからずっと続けさせていただいているブログで、どんな時でもありのままの自分を書いてきた大切な場所です。そんなアメブロの記念すべき20周年の授賞式に呼んでいただけて本当に嬉しかったのですが、このようなことになってしまい残念です」とお詫びした。また、ピンチヒッターの矢口と石川へ「最後に、急なお願いにも関わらず出演を引き受けてくれた矢口さんとりかちゃん、今日はありがとうございます!矢口さんとりかちゃんはそれこそ本当に私がありのままでいられる先輩と同期のメンバーなので大きな胸を借りて今日は甘えさせていただきます!!!本当にありがとう!」とメッセージを送った。
2024年11月29日「2024 スカパー! ドラマティック・サヨナラ賞 年間大賞」の表彰式が27日、都内で行われ、ヤクルトの長岡秀樹、ロッテの小川龍成、上原浩治氏が登壇した。○最もインパクトのあるサヨナラ打等を放った選手へレギュラーシーズンを通じて最もインパクトのあるサヨナラ打等を放った選手(セ・パ両リーグ各1選手)に贈られる同賞。今年は、7月28日に神宮球場で行われた対広島 14回戦、3対4の1点ビハインドで迎えた9回裏、二死二、三塁の場面で、左中間へ起死回生の逆転サヨナラ2点適時二塁打を放った長岡と、7月30日にZOZO マリンスタジアムで行われた対西武 12回戦、6対6の同点で迎えた9回裏、二死満塁の場面で、三塁へ意表を突くセーフティバントを敢行し、見事なサヨナラ適時内野安打を決めた小川が受賞した。○長岡秀樹、打席に入るときに考えていたことは?同賞受賞に対し、小川は「この打席は、自分の持ち味が出せた打席だったと思います」と振り返りながら、「来年もこの賞を獲れるように頑張りたいです」と気持ちを新たに。「スカパーの皆様、選んでいただいたファンの皆様、本日はありがとうございました」と謝意を表した。また、公式表彰は今回が初めてだといい、「僕なんかがこんな賞を獲れると思っていなかったので、本当にうれしいです」としみじみ。「(ほかの月間賞は)ホームランのようなサヨナラが多かったので、セーフティという形で決められたことが、ファンの皆さんの印象に残ったのかなと思う」と予想しつつ、「そういったところで選んでいただけて、本当にうれしいです」と改めて喜びを噛みしめた。さらに、今シーズン2度のサヨナラを決めたが、一つ目が押し出し四球、もう一つがセーフティバントだったことについては、「正直、打って決めたかったなっていう気持ちがあります(笑)」と本音を吐露し、笑いを誘っていた。なお、表彰式には、長岡、小川、上原氏のほか、榊原定征氏(日本プロフェッショナル野球組織 コミッショナー)、米倉英一氏(スカパーJSAT 株式会社 代表取締役 執行役員社長)が登壇し、鈴木健アナウンサーと袴田彩会アナウンサーが進行を務めた。
2024年11月29日