FASHION HEADLINEがお届けする新着記事一覧 (794/866)
モデルで映像クリエーターのSEN(三辻茜)が、初の個展「In Time」を3月14日から4月26日まで表参道の「EYE OF GYRE」で行う。SENは日本を始め、パリ、ニューヨークなどで活躍するモデル。現在は、「ジーユー(GU)」の広告に出演している。また、12年よりフォトグラファーとしての活動を開始し、映像クリエーターとしても作品を発表してきた。同展では、そんなSENが製作したストーリー仕立てのショートムービー「In Time」を公開。20代前半の4人の若者が大人へと成長する中で、それぞれ壁にぶつかり、限界を感じながらも、意外なきっかけから問題を解決していく姿を描いた。出演は5月に公開予定の映画『白河夜船』で映画デビューした高橋義明をはじめ、映画『原宿デニール』に出演する麻宮彩希、ファッション誌『ヴィヴィ(ViVi)』の専属モデルである佐久間由衣などの人気モデルで固めた。スタイリングはファッション誌『ユニオン(Union)』の編集長も務める百々千春、ヘアメイクはHAMAがそれぞれ担当している。【イベント情報】In Time会場:EYE OF GYRE住所:東京都渋谷区神宮前5-10-1GYRE3階会期:3月14日から4月26日時間:11:00から20:00
2015年02月05日米・サンフランシスコ発のサードウェーブコーヒー「ブルーボトルコーヒー(BLUE BOTTLE COFFEE)」が2月6日、日本第1号店となる「清澄白河 ロースタリー&カフェ」(東京都江東区平野1-4-8)をオープンする。創設者のジェームス・フリーマン氏は清澄白河というロケーションについて「日本初上陸の場所としてはユニークに映るかもしれないが、生産拠点として最高の場所。ゆったりとした空気が漂っていて、地元の人達の日々の営みの場でもある」とコメント。海外初進出となる同店は、倉庫をリノベーションし、1階にロースタリー(焙煎所)とカフェ、2階にキッチンとトレーニングラボ、オフィススペースを設置する。焙煎されてから48時間以内のコーヒー豆の使用を徹底し、2階のキッチンで手作りするクッキーやグラノーラなどのペストリーや、オリジナルグッズも販売。カフェエリアは60平方メートルで、8席を用意している。「地元の方に愛される場所になることを意識した、コーヒーができる流れを体感できるスペース」を目指したという。約180平方メートルの焙煎所では、各地から届いた豆を毎日焙煎し、ブレンド、シングルオリジン、エスプレッソ、希少種など常時10種類前後を取りそろえる。焙煎所の手前に設けられた「カッピングスペース」では、クオリティーコントロールマネジャーや焙煎士・バリスタがカッピング(テイスティング)を行う。現在、2010年世界バリスタチャンピオンのマイケル・フィリップス氏が、清澄白河・青山両店のバリスタのトレーニングを行っている。ドリップメニューはブレンド(450円)、シングルオリジン(550円から)、オ・レ(500円から)。様々な豆が用意されたシングルオリジンはどれもフルーティーな香りで軽く飲みやすい。エスプレッソドリンクは、エスプレッソ(450円)、マキアート(460円)、ジブラルタル(480円)、アメリカーノ(450円)、カプチーノ(500円)、カフェラテ(520円)、モカ(600円)。ニューオリンズ(500円)、シングルオリジン(500円)のアイスコーヒーも用意している。フードメニューは、有機オーツのおいしさを最大限に活かし、厳選した国産ハチミツを使ったハニー&シーソルト グラノーラバー(350円)、有機オーツに有機くるみとピーカンを加えたグラノーラ(90g/イートインのみ・ミルク付き600円、227gバッグ/1,500円)、アメリカの伝統的な焼き菓子バックル ケーキ(450円)、常陸野ネストのスタウトビールをふんだんに使ったスタウトケーキ(350円)、バニラとサフランが入ったオリジナルのサフラン スニッカードゥードル クッキー(300円)、ダブル チョコレート クッキー(300円)、リエージュ ワッフル(500円)、代々木上原の「カタネベーカリー」のバゲットを使用したサンドイッチ(グリュイエルチーズ、ゴートチーズ&ロースハム各500円)など。営業時間は8時から19時。2号店「青山 カフェ」も3月7日にオープンを予定している。
2015年02月05日コーチ(COACH)は15年春に2タイトルのキャンペーンをローンチする。そのうちのひとつとして、「コーチ・ドリーマーズ キャンペーン」を発表した。このキャンペーンは、情熱的で創造的な人物を“コーチ・ドリーマーズ(COACH Dreamers)”と呼び、彼らのポートレートを撮り下ろすというもの。14年のホリデーシーズンに行われたキャンペーンでは、ミュージシャンのゾーイ・クラヴィッツ(Zoe Kravitz)や女優のオデーヤ・ラッシュ(Odeya Rush)など、当時ホットな話題を集めた人物をフォーカスしている。今回はキャンペーンの第2章として新たなドリーマーズをフィーチャーし、15年春におけるレディ・トゥ・ウエアとアクセサリーの世界観を表現している。そのうちの一人、17歳の女優クロエ・グレースモレッツ(Chloe Grace Moretz)は、これまでに30作を超える映画に出演。最近では『If I Stay』に出演し、People’s Choice Awards 2015でドラマ映画女優賞を受賞した。その他、新世代のアーティストを支援する「コーチ・バックステージ」にも参加している、ミュージシャンで俳優のキッド・カディ(Kid Cudi)も登場。これに、中国出身のトップモデル、シャオ・ウェンを加えた3人がキャンペーンに起用されている。尚、キャンペーンビジュアルでは撮影をミカエル・ヤンソンが、スタイリングをカール・テンプラーが、ディレクションをファビアン・バロンがそれぞれ担当した。
2015年02月05日ピエール アルディ(PIERRE HARDY)が伊勢丹新宿店にポップアップショップをオープンする。期間は2月11日から16日まで。店内ではリリー(lily、ユリ)モチーフを取り入れた、15SSコレクションのシューズを展開。「Lily プリントハイカットスリッポン」(6万3,000円)や、「Lily サンダル」(11万8,000円)など、ボタニカルがトレンドの今季にマッチしたラインアップとなった。更に、伊勢丹限定として「ブルーパンプス」(9万8,000円)が提供される。会場は本館2階の婦人靴プロモーションスペース。
2015年02月05日シャンパーニュメゾン「ローラン・ペリエ」から、ロゼのケージ入りモデル(1万5,390円)が2月中旬に発売される。「ローラン・ペリエ ロゼ」はフレッシュなベリーをイメージさせる、芳醇なアロマが特徴のロゼシャンパン。厳選されたピノ・ノワールのみを醸造することで、ワインらしい力強さに溢れた味わいを生み出している。ロゼはベリー系やチョコレートとも相性がよく、大人の男性へのバレンタインのギフトとしても魅力的。今回登場する「ローラン・ペリエ ロゼ」は、鳥籠を象った化粧箱でボトルを梱包したもの。そのデザインはラグジュアリーパッケージの見本市「LUXE PACK MONACO」で「Formes de Luxe」賞を受賞している。持ち運びにも優れているため、ギフトとしてだけでなく、パーティーやお花見などへの持ち込み用としても買い求めたくなる1本だ。
2015年02月05日エスパス ルイ・ヴィトンはパリ、ミュンヘン、東京の3館で現代アーティストによるグループ展「ル フィル ルージュ(Le fil rouge)」を開催する。東京は4月8日から5月31日まで。“Le fil rouge”とはフランス語で“赤い糸”を意味しており、本展では表現方法に糸を用いた作品が集められた。張り渡らされた糸は空間に線を描き、彫刻や建築的原理などを物理法則に捉われることなく作品を構成する。更に、刺繍され、絵具と混じり、キャンバスの断片を縫い合わせ、様々なアートが生み出される。今回の展示会に参加する現代アーティストは全部で8人。そのうち、4人が表参道のエスパス ルイ・ヴィトン東京に作品を出品する。ガーダ・アメール(Ghada Amer)はポルノ雑誌に刺繍を取り入れ、女性の歓びへの問いを通して“女性の絵画制作の方法”を探求。マイケル・レデッカー(Michael Raedecker)は、絵画によって統一された色調の中に、刺繍や糸の糊付けによってモチーフや質感を表現した。その他、会場ではタティアナ・トゥルヴェ(Tatiana Trouve)による250本の測鉛線を用いたインスタレーションと、“赤い糸”をアジア神話で解釈したハンス・オプ・デ・ベーク(Hans Op de Beeck)のパペットムービーが公開される予定。また、パリ・ミュンヘンでも、それぞれアーティスト4人の作品を展示しており、会場間で互いの作品について言及することで対話を生み出す。エスパス ルイ・ヴィトン ミュンヘンの展示は1月29日から4月11日まで。その内容は刺繍をベースとした作品が中心となり、トレイシー・エミン(Tracey Emin)が女性のヌードを大きな刺繍で描いた新作を発表。一方、エスパス ルイ・ヴィトン パリでは2月6日から5月3日まで、塩田千春やイザ・メルスハイマー(Isa Melsheimer)のインスタレーションが展示される。【イベント情報】「Le fil rouge」会場:エスパス ルイ・ヴィトン東京住所:東京都渋谷区神宮前5-7-5ルイ・ヴィトン表参道ビル7階会期:4月8日から5月31日時間:12:00から20:00休館日:不定休入場無料
2015年02月05日アディダスオリジナルス(adidas Originals)は2月1日、バスケットボールチームにインスパイアされた「スーパースター イースト リバー ライバルリー パック(Superstar East River Rivalry Pack)」を発売した。ニューヨークを本拠地とする「ニューヨークニックス」と「ブルックリンネッツ」。その両チームを象徴するカラーパレットをデザインに取り入れたのが、「スーパースター イースト リバー ライバルリー パック」だ。“白/青/オレンジ”と“黒/白”の2パターンがアッパーやストライプに配置され、両チームの長きに渡るライバル関係を表現している。バスケットボール史に伝説を残したスーパースターらしい、ブランドのルーツを感じさせるコレクションだ。スリーストライプとヒールタブには、ラグジュアリーなプレミアムスネークスキンを使用。アウトソールはホワイトで統一され、クリーンな印象を与えている。バリエーションは全4モデルが用意され、直営店と公式オンラインショップで販売中だ。
2015年02月05日ベルルッティ(Berluti)が1月23日、パリ装飾美術館のギャラリーを会場に15-16AWコレクションショーを開催した。デザイナーのアレッサンドロ・サルトリは、今シーズンも特にテーマを設けずベーシックなアイテムを最高級素材で仕上げ、究極的なリュクスを追求した。グレー、コバルト、グリーン、オレンジなど、レンジの広い色使いを見せたが、これはムラノガラス用染料の色から着想を得たもの。カシミアにレザーを織り込んでキルティングモチーフにした素材のブルゾンや、シルクにコーディングを施して光沢を出した素材のトレンチなど、一見して素材を特定出来ないものが多く見られた。ジャケット類は身体にフィットさせたイタリアンスタイルで統一し、パンツの多くにリブを付けてスポーティーに仕上げている。袖口の比翼仕立てのボタンホールや、2ヶ所をステッチで留めたラペル、あるいはコートのレザー製留め具など、ベルルッティらしい凝ったディテールも。イブニングは燕尾スタイルをアレンジし、ループで繋いた二つのボタンで開閉させる“拝み合わせ”にしたジャケットが登場。モダンに解釈したフォーマルスタイルを見せた。
2015年02月05日バーバリー プローサム(Burberry Prorsum)は2月23日の日本時間22時、LINEのリアルタイム動画配信機能「LINE LIVE CAST」で15AWウィメンズコレクションを生中継する。今回の配信に先駆け、バーバリーとLINEはグローバルパートナーシップを締結。今年1月に開設した公式アカウントなどを通じて、バーバリーは今後LINEユーザーに新たなブランド体験を提供していく。2月中旬にはLINEのオリジナルキャラ「ブラウン」と「コニー」コラボし、彼らをトレンチコートなどでコーディネートしたスタンプを配信。その他、ECと店舗との連携サービスなども計画している。今回のパートナーシップについて、クリストファー・ベイリー(Christopher Bailey)は「今回のコラボレーションを通じて、バーバリーの豊かな歴史やデザイン文化をよりパーソナルな形で日本の皆さんに伝えていきたいと思います」とコメントしている。今年は三陽商会と本国・バーバリー社のライセンス契約が切れる日本で節目となる年。バーバリー社は路面店やインショップ出店を強化する予定という。
2015年02月05日各ブックストアがFASHION HEADLINE読者に向けて「今読むべき1冊」をコンシェルジュ。毎週木曜日は、アート・ブックショップ「ナディッフ」各店がオススメする1冊をご紹介。今回は東京・恵比寿の本店、ナディッフ アパート(東京都渋谷区恵比寿1-18-4NADiff A/P/A/R/T1階)です。■「The World Above」パトリック・ツァイ(Patrick Tsai)アメリカで生まれ、中国、台湾での活動を経て、現在日本を拠点として活躍している写真家、パトリック・ツァイ。最新作「The World Above」は、“1人の青年が天高くそびえる山に挑む”という架空のストーリーを彼自身が描き下ろし、鳥取県にある12個の山で撮り下ろした写真とともに構成した作品。四季折々の山の風景に、物語の主人公の青年が写り込み、優しい言葉で書かれたストーリーと相まって、幻想的なイメージを作り出している。本書は鳥取県で地域資源をモチーフにしたプロジェクト企画やグラフィックデザインの制作、アートマネジメントなどを行う「うかぶLCC」がプロデュースしており、地域とアートを繋ぐ取り組みの一つとしても注目の1冊。カレンダー版と通常版の二つのバージョンが制作されており、写真集や絵本として楽しむだけでなく、壁に掛けて鑑賞することも出来る。【書籍情報】「The World Above」著者:パトリック・ツァイ出版社:うかぶLCC言語:日英訳ソフトカバー/13ページ/600×450mm発刊:2014年価格:3,200円
2015年02月05日ブラジルのラバーシューズブランド「メリッサ(melissa)」とデザイナーがコラボレートしたカプセルコレクションが、伊勢丹新宿店などで2月下旬から発売する。カール・ラガーフェルド(KARL LAGERFELD)とは3度目となるコレクションが15SSに登場。オープンなフラットシューズ「Melissa Violatta」(1万5,240円)はメッシュサンダルにベルトにパールを配置したデザイン。「Melissa Ultragirl」(1万4,380円)のトゥには、ラガーフェルドの愛猫シュペットのイラストが描かれた。一方、今年もジェイソン・ウー(Jason Wu)とのパートナーシップが継続され、フラットサンダル「Melissa Artemis」(1万6,100円)はゴールドのスパイクでロックテイストに。14AWシーズンにヒットした「Melissa Jean」(1万1,220円)は、夏らしい6色のカラーパレットにリニューアルされた。その他、スワロフスキークリスタルを用いたデザインを得意とする、イギリス人デザイナーのJ.Maskreyとのコラボも実現。ピープトゥシューズやフラットシューズが発表されているが、日本での取り扱いは未定となっている。
2015年02月05日アディダスオリジナルス(adidas Originals)は2月9日、スケートボーダーのマーク・ゴンザレスをインスパイアした「スーパースター 80s バイ ゴンズ(Superstar 80s by Gonz)」(1万6,000円)を発売する。常識を打ち破るイノベーターとして、クリエーティビティー溢れるトリックで魅せるマーク・ゴンザレス。そんな彼のパイオニアスピリットを、アイコンシューズ「スーパースター」に取り入れた。アッパーはアーティストとしても知られるゴンズが、創作意欲を解放するためのキャンバスのようなオールホワイトレザー。付属する4色のペンを、自らのアーティスティックな感性のままに走らせるもよし。シンプルで、クリーンで、クラシックなスタイルをそのまま貫くことも出来る1足だ。その他、シュータンにはエンボス加工のハンドレタリングを、ヒールタブにはゴンズお馴染みのキャラクターを配置。側面には「GONZALES」とネームが記され、彼のアート作品としてのシューズを完成させている。
2015年02月05日15SSシーズン、エトロ(ETRO)が掲げたのは何にも縛られない自由なスピリットに満ち溢れた女性像。そんなエトロウーマンは、自身の旅や物語をそのまま映し出すような洋服をまとい、アクセサリーを身に付ける。コレクションに登場する多くのアイテムの中でも、ショルダータイプの新作バッグ(W26.5×H28.5cm/42万5,000円)はそのイメージを象徴するもの。マチなしで平たく枠組みされた周囲を、スエードのロングフリンジが縁取る。動くたびに揺れるフリンジが華やか。フロント全面をアイコニックに彩るのはガラスビーズのカラフルなフォークロア刺繍。編み紐がアシンメトリーに巻き付けられた華奢なストラップ(55cm)を肩から掛けると、1枚の絵画を持ち歩いているかのよう。今シーズンの着こなしに、とびきりアーティスティックでボヘミアンなムードを演出してくれるマストアイテムだ。<問い合わせ先>エトロ ジャパンTEL:03-3406-2655
2015年02月05日版画工房エディション・ワークスが展示会「Prints & Originals」を、2月13日から25日にかけて代官山のギャラリースピークフォー(GALLERY SPEAK FOR)にて開催する。エディション・ワークスは、アーティストからの依頼を受けて、銅版画、木版画、リトグラフ、シルクスクリーン、デジタルプリントなどを制作する版画工房。これまでに、村上隆や彫刻家の若林奮、船越桂をはじめとした数々のアーティストの活動を支えてきた。そんなエディション・ワークスにとって2度目の開催となる展示会では、過去に工房で制作してきたアーティスト達の版画作品をオリジナルと並べて展示。表現方法の違いが生み出す版画の魅力にフォーカスした。更に、アクリル画、水彩画、写真、立体作品などに加え、各作家に関連するオリジナル商品や雑貨類などの展示や販売も行う予定だ。なお、2月14日の15時からはエディション・ワークス代表の加山智章と、イラストレーターでアートディレクターの安齋肇によるギャラリートークも行われる。【イベント情報】エディション・ワークスPrints & Originals会場:ギャラリースピークフォー住所:東京都渋谷区猿楽町28-2SPEAKFOR2階会期:2月13日から25日まで時間:11:00から19:00まで(最終日のみ18:00まで)休館日:木曜日
2015年02月05日ブランド名を刷新した「メゾン マルジェラ(Maison Margiela)」が1月23日、パリ凱旋門近くの17区にある劇場、サル・ワグラムを会場にショーを開催した。マルジェラらしいシンプルなシルエットの中に、70年代風のグラマラスな雰囲気と、アーティザナルコレクションの流れを汲む、蚤の市由来の古い素材によるアンティーク感が融合した興味深いコレクションとなった。ベルト部分が極端に太いワイドパンツとシャツとコートには、ジオメトリックなラメ素材のインナーを合わせ、ファーカラーのレザーコートにはサイケデリックなパンツをコーディネイトしてフラワーチルドレンのイメージに。蚤の市で見つけてきたという油絵を再構築したコートやベストなども登場。濃い色合いのラメニットのカーディガンやプルオーバーは、昔日のディスコジェネレーションを髣髴とさせ、メンズにおいても70年代がトレンドであることを強く印象付けた。
2015年02月05日1月20日、ミラノで行われたマルセロ・ブロン カウンティ・オブ・ミラン(MARCELO BURLON COUNTY OF MILAN)の2015-16秋冬コレクション終了後に行われたパーティーのスナップを紹介。ショー会場が一瞬にして巨大クラブに変貌。間髪いれずDJがスタートし、ランウエイを歩いたモデル達が盛り上げる。リカルド・ティッシを始め、シャネル、ヴェルサーチ、ナイキなどのPRを手掛け、スタイリスト、DJ、イベントオーガナイザーなどとしても名を馳せるマルセロだけにその集客力は圧倒的だ。音圧の問題で会場のオーガナイズが難しいイベントも、マルセロにとってはお手の物。開業前のミラノ駅近くの巨大モールの地下に続々と人が集まった。この夜集まったゲスト達もミラノでは異色。マルセロ同様にストリートラグジュアリーブランドとして注目される「オフホワイト」のデザイナーであり、カニエウエストのクリエーティブディレクターのヴァージル・アブローやパリからはブロディンスキがDJに駆けつけ、マルセロ自らもDJプレイ。コレクションではカタカナで「スペースカウボーイ」とプリントされたアイテムも登場したが、日本からは同ブランドを扱うGR8久保光博社長やユナイテッドアローズの小木“POGGY”基史バイヤーらがマルセロと抱き合う姿も。カオスな宴が深夜まで繰り広げられた。
2015年02月04日1月26日、パリ中心の商業取引所で15-16AWメンズコレクションのショーを開催した「ポール・スミス(Paul Smith)」。ワイドショルダーやピークドラペルなど、70年代的なディテールを再構築しながら、グラフィカルなモチーフをミックスし、新しいスーツスタイルを見せた。今シーズン特に目立っていたものが、トライアングルやスクエアを組み合わせたモチーフ。これはバウハウス出身のヨーゼフ・アルバース、アニー・アルバース作品からの引用で、ニットやコート、スカーフなどに用いられている。特にグリーンとオレンジのトライアングルモチーフは、アルバース夫妻が旅したメキシコからインスパイアされて生まれたもので、コレクションの差し色のベースともなった。合わせられたパンツはゆったりしたシルエットでくるぶしが隠れる丈はやや短め。コレクション中、素材として目を引いたのがシープスキン。ショールやマキシ丈のコートに使用され、むせ返るほどのワイルドで男性的な表現に圧倒された。
2015年02月04日最先端のテクノロジーカルチャーが集結した「MEDIA AMBITION TOKYO 2015」が、2月11日から15日まで開催される。今年で3回目となる展示会では、AR技術や3Dプリントなどの最先端の技術を取り込んだアートや映像作品の数々を展示。昨年の六本木、青山に加え、新たにお台場、飯田橋、渋谷でも展示が行われる。中でも注目なのが、「ライゾマティクス(Rhizomatiks)」や「チームラボ(teamLab)」といったデジタルアーティストの作品だ。ライゾマティクスは青山のインターセレクトバイレクサスで、スーパーカー「LEXUS LFA」を用いたビジュアル&サウンドインスタレーション「1,220」を展示。更に、六本木の東京ミッドタウンにオープンするアイススケート場で、リンクを滑った軌跡をスクリーンに映し出す体験型のメディアアート「Skate Drawing」を公開する。一方、お台場の日本科学未来館で昨年11月より開催しているチームラボの企画展「チームラボ踊る!アート展と、学ぶ!未来の遊園地」では、二つの作品を新たに出展。プログラムによってリアルタイムで描かれ続ける花「増殖する生命 - Gold」と、Facebookと連携してオリジナルフレームや様々なエフェクトを使った写真が撮れる「チームラボカメラ」が登場する。また、飯田橋のアンスティチュ・フランセ東京では、映像表現の先端技術とデジタルカルチャーを用いた作品が集結する「デジタル・ショック 2015」を開催。渋谷のアツコバルーでは、オリヴィエ・ラツィの写真展「東京乱建築」が行われる。六本木のIMA CONCEPT STOREでは、AR技術を用いた写真展に加え、参加アーティストやゲストによるトークセッションが催される予定だ。その他にもイベント期間中には都内6ヶ所の会場で、様々な展示やコラボセッションなどが行われる。開催期間は作品によって異なり、一部の閲覧には入場料が必要だ。
2015年02月04日ヴィヴィアン・ウエストウッド(Vivienne Westwood)は2月9日、「オープニングセレモニー(OPENING CEREMONY)」とのカプセルコレクション「ワールズエンド」を発売する。「ワールズエンド」とは1971年にロンドンでオープンした、ヴィヴィアン・ウエストウッドのオリジナルブティックのこと。この場所でファッションを通じて政治的メッセージを発信していったヴィヴィアンの反骨心、危険を顧みないスローガンを取り入れた「ワールズエンドコレクション」は、これまでロンドンブティック限定で提供されてきた。今回のコラボレーションにあたり、両ブランドはコレクションの価値観を共有。アーカイブを忠実に再現する、ユニセックスな“アーバン・ゲリラ”ルックを完成させた。そのうちの一つ、82SSコレクションの「サベージジャンパー」では、ネイティブアメリカンのサドルバッグを元にしたジオメトリック柄をプリント。83-84AWコレクションで発表された「クリント・イーストウッド ボンバージャケット」は、ミリタリーフライトジャケットとして再構築されている。その他、81年のパイレーツコレクションからは、ウォッシュデニムに17世紀のCamoプリントを施した「アキレスショーツ」、カオスプリントを施した「セックスツイステッドTシャツ」などが復刻。セディショナリーズアイテムからは「アナーキーシャツ」が再提案され、キャットウォークに初登場したスニーカー「タングトレーナー」もリメイクされる。また、“face of war & peace”や“+5degrees & D.I.Y”など、アーカイブを元にしたオリジナルグラフィックを描いたベストやTシャツもフィーチャーされる予定。取り扱いはヴィヴィアン・ウエストウッドワールズエンド、及びオープニングセレモニーのニューヨーク店、ロサンゼルス店のみで行われる。今回のコラボについて、ヴィヴィアン・ウエストウッドは「私達にとってのパンクとは、もともとヒッピールック、50 年代のテディボーイファッションやピンナップマガジンの最終形、もしくは集大成として起こり、その後ロッカーやヘルズ・エンジェルスへと変化したものです。私達がパンクを始めた時、そういったすべてを込めてアーバン・ゲリラ、つまり“抵抗”のルックを完成させました。それは私達のブティックを通して生まれたクリエーションでした」とコメントしている。また、オープニングセレモニーでクリエーティブディレクターを務めるウンベルト・レオン(Humberto Leon)は「ヴィヴィアン・ウエストウッドの影響力はファッションだけにとどまらず、オープニングセレモニー同様、音楽、映画、アートから政治、人権、そして環境問題などあらゆるカルチャーにまで及びます。私たちは彼女のブランドと彼女の反逆精神に賛同し、ワールズエンドからアーカイブピースをセレクトしました」と話している。
2015年02月04日ガンリュウ(GANRYU)は常にカジュアル、そして一歩前を行く。2月4日、2015-16秋冬コレクションショーが行われた。場所は青山のIDOL。コムデギャルソン社外でランウエイショーが開かれるのは2013-14秋冬シーズン以来だ。メンズのテーマは「オッドベーシック」。odd=奇妙、変な、という意味通り、チェックやサルエルパンツ、異素材切り替え、ラバーソールなどのガンリュウスタイルに今回は様々なひねりが加わった。目を引いたデザインとしてチロリアンテープやカウチンニットなどフォークロアな要素が出現。デザイナー・丸龍文人は「素朴や温もりのある人工」が気になったという。ダウンのアイテムやMA-1などはどれもボリューミーで暖かそうだ。しかし、シャツ地で作られていたり、前身頃がテーラード仕様など、ひねりが利かされる。機能ウエアではなく“ファッション”として作られている。LLビーンを思わせるキャンバストートはフロント全面にポケットを付けてカスタマイズ、チャッカブーツはビブラムソールを用いてランニング仕様に。多様にひねった強く・リアルな服が登場した。3シーズン目となるウィメンズのテーマは「ギミックドレス」。曲線的な切り替え、フレアやドレープ、表裏のパターンが異なった組み合わせなどテーマ通りギミックが利いたアイテムが発表された。ボアフリース、キルティングでの造形はボリューム感が面白い。また、サテンクレープやベロアなど艶やかな印象も感じられた。「もっと強く、もっと着やすくを常に考えています。どんなオケージョンにも対応できる服が理想。ブランドコンセプト『前を向くためのカジュアルウエア』が究極に作りたいもの。今できる最善を尽くして常にコレクションを提案しています」と丸龍氏。
2015年02月04日マイケル マイケル・コース(MICHAEL Michael Kors)が、新バッグ「“グリニッチ”グラブ・バッグ」を発売した。取り外し可能なショルダーストラップやフロントのスナップポケット、十分なマチが機能的。コロンとしたフォルムが可愛い。ボディのエクステリアとインテリアは対照的な色で張り替えられ、美しいコントラストをなす。ミディアムサイズ(W25×H22×D14cm/5万5,000円)、ラージサイズ(W29×H25×D18cm/6万4,000円)の2サイズ用意。ブラック(内ホワイト)、ブラック(内ラズベリー)、ホワイト(内アクアマリン)、ネイビー(内ペールブルー)などコンビネーション12色展開。
2015年02月04日リミフゥ(LIMI feu)は、2月4日、伊勢丹新宿店で同ブランド初となる、メイド・トゥ・オーダー(Made to Order)企画を同店本館2階センターパーク/ザ・ステージ#2でスタートした。10日まで。セミオーダーできるのはドレス(3万2,000円)とバッグ(5万円)の2アイテム。ドレスは、女性のボディーラインを強調、セクシーさを表現しながらもアシンメトリーなカッティングで上品さも感じさせるスタイル。全8種類のカラーから好きな二つのカラーを選ぶことができる。8種類のうち2カラーはイタリア産リキュールブランド「ディサローノ(DISARONNO)」のロゴをモチーフとした布地だ。素材は100%コットン。強撚糸に加工を施し、柔らかくストレッチ性のある上質なコットン天竺を使用している。防シワ性、形態安定性も兼ね備えており、着用時にシルエットが美しく演出される。バッグは、柔らかく発色のよい牛革のスムースレザーで、大きめのバックルはボディのシンプルなデザインを際立たせている。ストラップ位置をバッグ口とボディ中央とに変えることで、収容容量を変更させることができる。メインカラー、金具、裏地はそれぞれ4カラーから選ぶことができ、全部で64通りのオーダーが可能。ドレス、バッグ共に仕上がりは3月末を予定している。また会場では、同ブランドと「ドクターマーチン(Dr.Martens)」がコラボレーションしたボタンブーツ(5万2,000円)とナイフポケット付きブーツ(5万4,000円)の新作ブーツを2型販売する他、15SSコレクションラインの先行販売や「ロック(ROCK)」をテーマにした同会場限定ラインも展開する。
2015年02月04日無垢の中に秘められた強い意志。そんな女性像を表現するような春の新色がレ・メルヴェイユーズ ラデュレ(Les Merveilleuses LADUREE)から登場。1月30日に発売された。3周年を迎えるにあたってカラーバリエーションから機能性、デザインに至るまでブランドのエスプリを隅々まで行き渡らせた渾身のラインアップとなった。ブランドのスターアイテムであるチークには新商品が登場。「パウダー チーク カラー」は全5種(各3,600円)。パウダー状のチークは、肌に乗せた瞬間とぴたっと密着。頬全体を包みこむようにパフを乗せ、軽くスライドさせるだけでシフォンのような肌質が完成する。リボンのついたパフ、ころんとしたポット、ハートのモチーフが可愛い。「プチ アイカラー コレクション」(3種/各3,900円)は、トレンドを押さえたスモーキーパステルがベースの色調。パールを含んだテクスチャーで春の陽を集めたまばゆい目元に仕上がる。すずらんやクローバー、馬の蹄鉄などのフォーチュンモチーフをあしらったパクトは幸福のお守りにも。限定商品の「ティンテッド リップ バーム」(各2,500円)は3色をラインアップ。春爛漫なカラーのリップは、艶と発色を両立させるためにバーム状にした。単体でもフェミニンでふっくらとした印象に、ルージュに重ねれば、また違った表情を見せてくれる。そしてラグジュアリーな香りのリキッド ボディ ソープは4種の香調がラインアップ(内3種数量限定/各2,200円)。なめらかでみずみずしい白肌へと磨き上げてくれそう。
2015年02月04日トーガ エクスタシー(TOGA XTC)は、「オープニングセレモニー(OPENING CEREMONY)」の大阪店にポップアップショップをオープンする。期間は2月8日から3月5日まで。トーガ エクスタシーは、デザイナーの古田泰子が率いるブランド「トーガ(TOGA)」が手掛ける古着店。07年のオープン以来、トーガ原宿店に隣接する駐車場に軒を構えてきた。その品ぞろえは50年代から80年代にかけての欧米の古着が中心で、他にもバッグやシューズ、アクセサリーなどをトーガのシーズンテーマに合わせて展開している。尚、トーガとオープニングセレモニーは過去にもコラボレーションを行っており、11年には“部屋着を連想させる洋服”をイメージした「TOGA ROBE TOGA ARCHIVES for OPENING CEREMONY」を発表。オープニングセレモニーの表参道店で、「habe a TOGA time」のポップアップショップをオープンしたこともあり、これらのパートナーシップが今回の出店に繋がった。トーガ エクスタシーがポップアップショップを開くのは、関西では初めてのことになる。店内ではコレクションに合わせた古着やアクセサリーの他、リメイクライン「トーガ オッズ アンド エンズ(TOGA ODDS AND ENDS)」の限定アイテムなどが販売される。
2015年02月04日クロエ(Chloe)の15SS新作バッグの「フェイ(FAYE)」は、春のトレンド、フォークロアスタイルを作るのにマストなアイテム。ランウエイショーにて初披露されたフェイは、フラップのリングと蛇腹のボディがアイコニックなデザイン。どこかビンテージな雰囲気と新鮮さを持ち合わせており、ミディアム、スモール、ミニと3タイプで展開される。特に今シーズンらしいのがパイソンスキンのフラップとスウェードのボディで素材にコントラストを利かせたモデル(ミディアムサイズ/H26×W32×D4cm/27万4,000円)。フェミニンな細いストラップがついており、ショルダーバッグとしてもクラッチとしても使える。他にもオールスウェードや、カーフスキン×スウェードなど豊かな素材とカラーのバリエーションがそろっている。シンプルなデニムスタイルにさらりとコーディネートするだけで、70年代ムードを楽しめそう。<問い合わせ先>クロエ インフォメーションデスクTEL:03-4335-1750
2015年02月04日ルイ・ヴィトン(Louis Vuitton)が1月22日、パリのアンドレ・シトロエン公園内に位置するガラス張りの温室を会場に、2010年に急逝した、東京を拠点に活動していたデザイナー、クリストファー・ネメス(Christopher Nemeth)に捧げたコレクションを発表した。ショーのBGMは、80年代末より活躍するプロデューサー、ネリー・フーパーネリー・フーパー(Nellee Hooper)によるブリストルサウンド&グランドビートミックス。以前より個人的な交流を通してネメスとのコラボレーションを希望していたというデザイナーのキム・ジョーンズ(Kim Jones)は、ネメスの記号ともいえる縄目モチーフや、ネメスの作品を想起させるステッチングを随所に散りばめ、ネメス作品をなぞりながらも、ルイ・ヴィトンならではのハイファッションに落とし込んでいる。特に縄目モチーフは、ジャカード、フロッキー加工、ニードルパンチなどの様々なテクニックで表現され、カットファーのコートにも用いられた。また、レーザーカットしたコルクを乗せたニットも登場し、ルイ・ヴィトンの先進性と実験性を強く感じさせた。ネメスと共に温めたアイデアを実現させたものとしては、和紙を織りこんだアイテムが挙げられ、単なるオマージュだけでは終わらせない重厚なクリエーションを見せている。縄目モチーフが踊るモノグラム・バッグや時計、シューズも発表されたが、ネメスの友人で、80年代にバッファローに属していたスタイリスト・デザイナー、ジュディ・ブレイムのブローチ作品も強い印象を残した。
2015年02月04日各ブックストアがFASHION HEADLINE読者に向けて「今読むべき1冊」をコンシェルジュ。毎週水曜日は、京都・一乗寺にに店舗を構える、本と本にまつわるあれこれをセレクトしたショップ、恵文社一乗寺店(京都市左京区一乗寺払殿町10)がオススメする書籍を紹介します。■「谷中安規 モダンとデカダン」瀬尾典昭、山田俊幸、辺見海内田百間『王様の背中』の挿絵などで知られ、周辺の作家たちが口々にその奇行の数々を語った版画家・風船画伯こと谷中安規。本書は、大正末期から昭和前半の時代の影を体現するかの如く膨大な作品を遺し去っていった鬼才・谷中安規の生い立ちから、作品解説、文学者達との関係などを断片的なテキストと大量の美麗図版で織りなした決定版版画集。解説ページと図版ページが分かれるのではなく、紙質や文字組などを変えながら丁寧につくり込まれた造本が贅沢で美しい書物。【書籍情報】「谷中安規 モダンとデカダン」作者:谷中安規/編集:瀬尾典昭、山田俊幸、辺見海出版社:国書刊行会言語:日本語ハードカバー/272ページ/B5判変型発刊:2014年価格:4,500円
2015年02月04日次の波が非公式な現場からしか生まれてこないと仮定するなら、マルセル・バーロンはその最右翼と言って良いだろう。「マルセロ・バーロン カウンティ・オブ・ミラン(MARCELO BURLON COUNTY OF MILAN)」の15-16AWコレクションは、ミラノ中央駅に近いレプブリカ広場に建設された開業前のモールの地下ホールで発表された。昨年6月にピッティ・イマージネ・ウオモのゲストデザイナーとしてデビューコレクションを発表し、ミラノでの発表に場を移し2シーズン目となるコレクションは、ミラノ・ファッションウィークのオフスケジュールとして21時からショーをスタート。コレクション終了後はショー会場を巨大なクラブに変身させ、自らDJを務めるなど会場を盛り上げ、圧倒的な集客力を見せた。コレクションはマルセロの代表的なピクセルドットのクロスモチーフと、ネイティブインディアンやアニマルのモチーフをゴシックなグラフィックであしらったポンチョ、Tシャツ、スウェット、パーカー、ブランケットと言ったアイテムが、アスレチックスポーツウエアの機能とミックス。色は黒を基調に、あくまでもストリートカジュアルをベースとしたアイテムで提案された。代表的なアイテムではアルファのフライトジャケット、ペンドルトンのジャケットとブランケット、ソロヴェアーのブーツ、マルコリンとのアイウエアと話題性の高いコラボレーションも、今のマーケットを理解しつくしているマルセロならではのラインアップ。マルセロ自身のルーツであるパタゴニアを強くコレクションにも打ち出した今シーズンは、オープニングにアルゼンチンフォルクローレのマランボダンサーのパフォーマンスからスタート。映画『明日に向かって撃て』の題材となったと言われる銀行強盗ブッチ・キャシディとワイルドバンチをモデルに、スペースカウボーイを標榜する自分達を重ねてショーは進行した。
2015年02月04日平成26年度[第18回]文化庁メディア芸術祭受賞作品展が、2月4日から15日まで、六本木地区にて開催される。3日にはメイン会場の六本木美術館にて内覧会が行われた。会場では、アート、エンターテインメント、アニメーション、マンガの4部門3,853点から選ばれた受賞作品、審査委員会推薦作品、及び功労賞受賞者の功績が紹介される。会場内は部門ごとに緩やかに区切られ、ブース内には制作の際に使用された模型や原画資料なども豊富に展示された。アート部門において優秀賞を受賞した坂本龍一と真鍋大度のコラボレーションによる「センシング・ストリームズ―不可視、不可聴」は、札幌国際芸術祭2014のために制作されたもので、携帯電話などから発せられる様々な周波数帯の電磁波を収集し、自発光型超高精細大型ビジョンとスピーカーを通じて可視化、可聴化するという作品。本展では、札幌展での大スケールはそのままに、新たに東京バージョンが発表される。ブース内に設置されたコントローラーを操作し、東京都内の地区別の周波数帯を選択することで、時に輝くように明るい色彩の渦として、時に重厚なサウンドとして、刻々と変化する電磁波を知覚情報に置き換える。本来知覚できない電磁波によって成立している身近なスマートデバイスの存在を、新たな視点から意識するきっかけとなるだろう。その他、エンターテインメント部門ではGoogleの社内ベンチャー、ナイアンテックラボ(Niantic Labs)の「Ingress」が、アニメーション部門では、アンナ・ブダノヴァ(Anna Budanova)の「The Wound」が、マンガ部門では近藤ようこによる津原泰水原作小説のコミカライズ「五色の舟」が、それぞれ大賞を受賞した。また期間中はメイン会場の他、シネマート六本木及びイベントバー「スーパー・デラックス」にて、受賞作品の上映、トーク、パフォーマンス、シンポジウム、ワークショップ、ガイドツアーなど様々なプログラムが実施される。【イベント情報】平成26年度[第18回]文化庁メディア芸術祭受賞作品展メイン会場:国立新美術館(その他シネマート六本木、スーパー・デラックスでも開催)住所:東京都港区六本木7-22-2会期:2月4日から15日時間:10:00から18:00(金曜日は20:00まで)休館日:2月10日入場無料
2015年02月04日サカイ(sacai)が、1月24日パリのオラトワール・デュ・ルーヴル(プロテスタント用礼拝所)で15-16AWメンズコレクションのプレゼンテーションを開催した。オーセンティックなアイテムが多数登場し、サカイらしいレイヤードスタイルを見せた。2枚重ね着をしているかのようで、実は1枚のブルゾンやコートといったハイブリッドのテクニックも健在。今シーズンはヘリンボーンの厚手のウール素材をあしらった男性的なブランケットやポンチョが目を引き、ボアを巧みに配したパンツやブルゾンも印象的。多くのアイテムで首元に取り付けられるチンストラップが見られた。マスキュリンなアイテムがすう勢を占める中、アニマルプリントやチェックのツイード素材を登場させ、フェミニンな味付けをしている点も注目。敢えて異種のものをミックスすることで、それが遊びとなり、デザイナー阿部千登勢のバランス感覚を巧妙に表出させている。暖かそうなルックにシルバーやゴールドのサンダルというコーディネートも絶妙。
2015年02月04日