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11月28日、上野の森美術館で「進撃の巨人展」がスタートする。アニメ化に続き、三浦春馬、水原希子、石原さとみらが出演する実写映画化も発表されたばかりの注目作とあって、初日から混雑が予想される展覧会だ。作品の世界観をそのまま体感出来る“巨人が出没する世界”へのエントランスは、美術館入口から階段を上がった先に待ち受ける頑丈な扉。誘導員の指示に従い、その扉が開かれるまでを待つ時間に、既に胸が高鳴ってくる。そしていざ中へといざなわれると、のっけから巨人に襲いかかられる恐怖体験が待ち受けている。音、光、風、振動などのギミックを仕込んだ「恐怖体感シアター」で、徐々に近付いてくる巨人の気配を感じることが出来るのだ。所要時間約5分。物語の登場人物同様に、巨人に見つかって襲い掛かられるスリルを味わってみてほしい。更に奥へと歩を進めると、待っているのは「原画の世界」。壁には、キャラクター達の声がグラフィカルな文字となって浮かび上がり、原画に添えられた吹き出しには、原作者・諌山創のコメントが踊る。初期の頃の原画には、「これを描いてみて、『今後はちゃんと写真を見て描かなきゃ』と思いました。頭の中だけで描いてちゃダメですね」などの吹き出しが施されていたりと、原作ファンならずとも楽しめること間違いなしだ。続く「諌山創の世界」では、作者の生まれ育った環境、幼少期に影響を受けた作品までのすべてを紹介。大分県日田市の山間部で、離れの自室で漫画やゲームに没頭した少年が、TVで観た映像や先生の言葉、そして大先輩となる漫画家たちの名作に感化されて、「受け手」から「作り手」となるまでの変遷を追っているのだ。「感銘を受けたもの」としてまず紹介されているのは、アメリカに本拠地を置く総合格闘技イベント・UFC。「この漫画を描いた目的の一つは、巨人の総合格闘技を描くこと」という諌山の思想を知れば、作品との向き合い方にも自ずと変化が生まれるであろう。また、「必ず漫画家になる」という強い意志を持っていながらも、その野望を公言することが出来ず、専門学校進学時には、わざと第一志望であったマンガ学科“以外”に入学し、その後、こっそりと学科を変更したという意外な一面も紹介。秘かな夢を胸に抱いた人にとっては、大きな刺激となる展示であるに違いない。無論、会場中に溢れる「生きたい、大切な人を守りたい」と願い、獰猛な巨人と闘い続けるキャラクター達の声や表情は、「生きることの意味」を模索する全ての人にとって大いなる刺激となることは言うまでもない。出口間近の最終ステージには超リアルな大型巨人の模型が待ち受けているが、そこに到達するまでの間に、来場者一人ひとりの心に闘う勇気が芽生えるため、入館時よりも少しだけ強い心で巨人と向き合うことが出来るのだ。また、同展のために「アンリアレイジ(ANREARAGE)」とコラボレーションしたTシャツも展示。昼間に行動が活発化する巨人が出てくる本作にちなみ、太陽光に当たると柄が浮き出る「フォトクロミックプリント」を施したTシャツ(9,000円)は、EREN YEAGER、COLDSSUS TITAN、FEMALE TITAN、ARMORED TITANの4種類。販売はANREALAGE TOKYO、ZOZOTOWNなどで12月9日より開始予定。原作ファンなら大人買いして当然!?【イベント情報】進撃の巨人展会場:上野の森美術館住所:東京都台東区上野公園1-2会期:11月28日から1月25日時間:平日10:00から17:00、土日祝10:00から20:00 ※12月30日から1月2日は祝日扱い料金:当日券一般・大学生2,000円、中学・高校生1,500円、4歳から小学生以下1,000円、一般・大学生1,900円、中学・高校生1,400円、4歳から小学生以下900円
2014年11月27日ユニマットグループのユニマットプレシャスが11月21日、日本料理店「すし割烹 海舟」(東京都港区南青山2-12-14ユニマット青山ビル1階)をオープンした。営業時間は17時半から23時。店内は、205平方メートルのゆとりのある造り。和の雰囲気を保ちながらもモダンで落ち着きのある空間だ。席数は101席で個室やテラス席も用意され、様々なシーンで利用出来る。元々は同社オフィスだったという。総料理長を務めるのは原田充郎。一品料理の懐石から旬のにぎり寿司が味わえる「すし・懐石」コース(8,800円)、職人のセンスを堪能出来る「創作懐石」コース(1万2,000円)などが彼自ら厳選したお酒と共に提供される。原田は赤沢迎賓館、アゴーラ福岡山のホテル&スパなど多くの料亭・ホテルで料理長を務めた人物。NHK「みんなの今日の料理」や「料理の鉄人」などテレビ出演も多数。オープンから1週間ほどだが、同店で食事を楽しんだ後、同ビル屋上のプール付きレストラン&バー「サーティシックス カリフォルニア キュイジーヌ&バー(THIRTY SIX California Cuisine & Bar)」でお酒を飲んで帰るお客さんもいるという。遅くまで営業している飲食店が少ない青山エリアの新たなスポットとなりそうだ。
2014年11月27日「ミュウミュウ(MIU MIU)」が、新作バッグコレクション「マドラスバッグ」を発表。女性のあらゆるライフシーンに対応する機能的なデザインと遊び心溢れるカラーが特徴の、新アイコンバッグが誕生した。バッグ表面には上質でソフトな山羊革「マドラスレザー」を、内面には質の高いカーフスエード生地を使用。多数の仕切りポケット、外からは見えないジッパー付きのポーチ、ショルダーストラップ、携帯・クレジットカードホルダーなどを備え、開閉部分には埋め込み式マグネットを採用している。ユーズド加工が施されたペールゴールドの金具には、上品なビンテージ感と女性らしさが漂う。トートタイプとフラップタイプのクラシックな2デザインを用意し、シングルカラーに加え、バイカラータイプもそろう。トートタイプは、ブラック、カーキ、ゴールド、ダークピンク、ピンクのシングルカラー5種と、グレー×イエロー、ブラウン×グレー、ダークブルー×ブルーのバイカラー3種を用意。フラップタイプは、ブラック、カーキ、ダークピンク、ピンクのシングルカラー4種と、グレー×イエローのバイカラー1種。価格は各19万4,000円。
2014年11月27日今年で日本上陸50周年を迎える「ラコステ(LACOSTE)」は、キッズ向けのカプセルコレクション「ラコステ&フレンズ(LACOSTE&FRIENDS)」を発売する。スペシャルボックスに入ったクリスマス限定アイテムだ。男の子に向けた2種類のウエアは、ラコステおなじみ左胸に施されるワニのワンポイントの隣に2羽のペンギンが並ぶネイビーブルーのクラシックタイプ「BOYSポロシャツ」(7,500円)と、同じくワニの隣に、爪を立てる熊モチーフの刺繍をあしらったブルーの「BOYSスウェットシャツ」(9,500円)。この繊細なラインのモチーフはリアルな毛並みが特徴的だ。いずれも2A、4A、6A、8A、10Aと全5サイズの展開。パンダや白熊などが描かれたチャーミングなクリスマススペシャルパッケージに入って11月末日発売予定。
2014年11月27日「アディアム(ADEAM)」は、伊勢丹新宿店本館3階ザ・ステージ#3でポップアップショップを11月26日にオープンした。同店限定コートをはじめ、最新の15SSコレクションまで紹介している。12月2日まで。14-15AWのインスピレーションの源は“伝統的な日本美”。川端康成の小説『雪国』からインスパイアされたアイテムを紹介する。芸者の抜き衣紋をイメージしたネックラインのワンピース、袴のシルエットを意識したマキシスカートなどは、同小説のヒロイン・駒子のワードローブが現代にタイムスリップしたという想定でデザインされたという。会場には伊勢丹限定のコート(58万円)も登場。カラーはホワイト系とブラック系があり、コートの上半分はラム素材、下半分はミンク素材で、シンプルながらもエッジがきいている存在感あるアイテムだ。同小説の主人公・島村からインスパイアされたファッションアイテムも紹介。小説の舞台となる1930年代は、英国紳士服が東京を中心に流行した時代でもあり、小説家であった島村も英国スタイルに興味を持ち得たのではないかとの仮説から、当時の最新ファッションであったテーラードスーツやチェスターコートの要素を取り入れたルックも展開している。また、15SSリゾートコレクションも一部先行販売している。15SSは「わび・さび(侘・寂)」がテーマ。サマーニット(8万2,000円)の前身頃には、茶室から障子越しに外を眺めたビジュアルが表現されている。同ブランドデザイナー・前田華子氏は今回のイベントについて、「学生時代に川端康成や谷崎潤一郎を好んで読んでいた。その中でも今回は『雪国』の世界観を表現したく、生地も大正時代の着物を原点にして、フランスのヒュレルと開発。伊勢丹新宿店のお客様は感度の高い方が多いので、自分のブランドをより多くの方に見て頂きたい」とコメント。会場は雪国の舞台を表現するため、床一面が白く、ショップ入り口の同ブランドロゴにも雪が降りしきる様が演出されている。
2014年11月27日帝国ホテルの商業ゾーン「帝国ホテルプラザ」は、「クリスマスフェア2014 ―スイスのクリスマス―」を開催している。期間は11月22日から12月25日まで。このイベントは日本とスイスの国交樹立150周年を記念したもの。エントランスロビーに設置されるクリスマスツリーは、スイス生まれのアルミボトル「シグ(SIGG)」で彩られ、オーナメントのように吊るされた600個の水筒が赤、緑、白、青など様々な色を放つ。更に、館内のスイスブランドによる展示も行われ、刺繍レースの産地として知られるサンガレン発祥の「アクリス」はLEDを使ったドレスを出品。他にも、「アドラー」のジュエリー、「アタノール」のエーデルワイスを原料としたオーガニックコスメなどが紹介される。イベント期間中には2万円の購入ごとにプレゼントカードが配布され、帝国ホテルのクリスマススイーツなどを枚数に応じてプレゼント。また、プラザ内のいたるところで、日本との関係やクリスマスの風習など、スイスに関するパネル展示が行われる。なお、29日の13時30分にはクリスマスリースのワークショップを開催。第一園芸のトップアーティスト新井光史の指導の元で、スイスの白銀をイメージしたレースが作れる。12月23日にはTOKYO FM少年合唱団によるクリスマスコンサートも開催予定だ。
2014年11月27日ロンドンファッションウィーク3日目の9月14日、各ブランドが15SSウィメンズコレクションを発表した。英国的なメンズウエアをインスピレーションとすることの多い「マーガレット・ハウエル(Margaret Howell)」と「ポール・スミス(Paul Smith)」はともに、ディナージャケット、ディナーシャツといったフォーマルなアイテムを優しい雰囲気のリラックスピースに仕上げた。リネンのショールカラージャケットにスリムなパンツのコンビネーションでスタートしたマーガレット・ハウエルは、インナーにブラトップを合わせたり、オーバーサイズのカフスが手の甲まで届くシャツドレスにアレンジしたりと、マニッシュな中に品のいいセクシーさを盛り込んだ。一方ポール・スミスは、ディナーシャツを肩がゆるやかに落ちるロールネックの半袖トップに変身させ、ディナージャケットは袖なしのアシメトリーなロングジャケットとなった。ローウエストで切り替えてスカート部分をプリーツにしたドレスは幅広のストライプ地で作られ、光沢のあるサテンや透けるオーガンザが1着の中でマニッシュとフェミニンの微妙なバランスを取っていた。ミニ丈のプリーツスカートとスポーティなトップでレトロなテニスウエアの雰囲気を見せたのは、トップショップのコレクションライン「トップショップ・ユニーク(TOPSHOP UNIQUE)」と、ニットウエアの老舗ブランド「プリングル・オブ・スコットランド(Pringle of Scotland)」。シェープやアイテムに共通するものはありつつも、2ブランドのアイデアは大きく異なる。英国シーサイドでの若い女の子たちの休日をインスピレーションとしたユニークは、真っ赤なプリーツスカートやアブストラクトな花柄のアイテムでガーリーに。ショー後半にはナイトライフ編として、スポーツマインドを残しつつクリスタルとラッフルで飾ったミニドレスがたっぷり登場した。プリングル・オブ・スコットランドは、ジョン・エヴァレット・ミレーとピカソという、異質なふたりの画家の作品を出発点に、1着の服の中にコントラストを描き出した。シェープだけ見ればテニスウエア風のミニワンピースは、ニットをはぎ合わせる際に使用するステッチを模した刺繍がスカート部分にみっしりと施され、ブランドのアイデンティティを示すとともに、コントラストをくっきりと見せる。イギリス発フィットネスウエア「スウェッティ・ベティ(Sweaty Betty)」とのコラボレーションによるアクティブスポーツウエアも登場した「リチャード・ニコル(Richard Nicoll)」のコレクションは、フェミニンなドレスにレザー製のフードトップを合わせたり、ウエストバッグを斜め掛けしてみたりと、これもまたコントラストを1着の中に見せるものだった。微妙な位置を細い紐で吊り上げてアシメトリーなシェープを作ったドレス、胸元や腰のあたりにファスナーを入れ、あえて開くことで立体感を強調したドレスなど、バランスがキーワードとなりそうなアイテムも見られた。地球上のすべての大陸がひとつになった古代の超大陸パンゲアと、その時代のひとつになった超大洋パンタラサのイメージから出発して、大地と海、生命の誕生と進化、その後大陸が現在の配置に至るまでの長い年月といったものをドレスの上に表現したのは「メアリー・カトランズ(Mary Katrantzou)」。シードビーズを敷き詰めたピースが透けるシルクに乗せられ、陸と水を表現、古生物の巨大なうろこのようなレースが綴られてドレスやトップとなる。ジャカードや刺繍で表現されたパターンは、生命の象徴としてのヘビや海藻が描くオーガニックな曲線。黒、ベージュ、カーキといったベーシックな色から次第にカラフルさを増して行くことで、地球の進化、生命の花開く様を表現している。
2014年11月27日アイウエアを中心とした品ぞろえのセレクトショップ「ザ パークサイド ルーム(The PARKSIDE ROOM)」は、アイウエアブランド「アヤメ(ayame)」によるエキシビションを開催している。期間は12月2日まで。アヤメは紫をシンボルカラーに、“温故知新”をコンセプトとしたアイテムを手掛けるドメスティックブランド。そのデザインは日本の伝統を感じさせるクラシックなもので、そこに現代のファッションスタイルを融合させている。このエキシビションでは新作「インサイト(INSIGHT)」(3万円)を始めとする、ブランドのコレクションを幅広く展開。期間中にアヤメの製品を購入すると、30人限定でオリジナルコレクションBOXがプレゼントされる。これは、メガネが5本入るジッパータイプの小箱で、持ち運び用としてだけでなく、コレクションの保管用としても役立ちそうだ。なお、30日には、神宮前の「パドラーズコーヒー(PADDLERS COFFEE)」によるコーヒースタンドを店内にオープン。洋菓子店「A.K Labo」の焼き菓子も振る舞われる。またアヤメでクリエーティブディレクターを手掛ける今泉悠が来場し、メガネ選びのアドバイスなどを行ってくれる。
2014年11月27日橘画廊は、12月5日から「柴田謙司展Locked in the ether」を開催する。20日まで。柴田謙司は、閉じ込められる、時間が過ぎていく、といった「ありさま」を「もの」の姿を借りた比喩で表現する写真家。今回の個展では、ラナンキュラスなどの花とそれらを閉じ込める氷で時間をテーマにした新作十数点を発表。花が氷に閉じ込められている「ありさま」は永遠の現在の比喩という。紫、ピンク、赤の濃厚な色彩は華やかかつ幻想的。輪郭はシャープで生命力を感じさせる。一方、氷が溶けていくさまは時間の経過の比喩。氷が溶けることによって花は氷の拘束から解き放たれるが、刻々と朽ちていく。写真には両比喩が同居し、鑑賞者に時間と人のかかわりを問い掛ける。【イベント情報】「柴田謙司展Locked in the ether」会場:橘画廊住所:大阪市西区西本町1-3-4大阪陶磁器会館地下1階会期:12月5日から12月20日時間:12:00から19:00(最終日は17:00まで)休廊日:日・月曜日
2014年11月26日「ニューヨーカー(NEWYORKER)」は、全国のニューヨーカーショップでクリスマスフェアを開催する。期間は12月5日から14日まで。フェアの開催中にはコートやアウターといった人気アイテムの他、クリスマスギフトにぴったりなマフラーやアクセサリーなどを数多く展開。限定リボンを使ったラッピングサービスも受け付ける。なお、1万6,200円以上の買い物をするとオリジナルカレンダーが、3万2,400円以上の買い物をするとニューヨーカーベアがプレゼントされる。このベアは毎年高い人気を集めており、今年はトラッドなクラブストライプ柄が使用された。
2014年11月26日「ゾゾタウン(ZOZOTOWN)」は11月26日、ファッション雑誌の販売をスタートした。新コーナー「ゾゾマガジンストア(ZOZOMAGAZINE STORE)」は、オープン当初から全150誌をラインアップ。一部は立ち読み機能に対応している。なお、ゾゾタウンでは今後これらの雑誌とコラボレーションして、その特集記事や最新ニュースをトップページに掲載していく。ニュースに掲載された商品は、簡単な操作で購入することが可能だ。また、一部サイトをリニューアル。スマホ向けにデザインを一新した他、アウトレットショッピングサイト「ZOZOOUTLET」はサービスを終了。ハイラインショッピングサイト「ZOZOVILLA」は「ZOZOTOWN」に、「ZOZONABI」はファッションコーディネートアプリサービス「WEAR」にそれぞれ統合された。
2014年11月26日「エミリオ・プッチ(EMILIO PUCCI)」は、銀座三越1階にポップアップストアをオープンする。期間は12月3日から9日まで。店内では15SSプレコレクションの新作を中心に、カラフルなバッグ、財布、スカーフなどをラインアップ。5万4,000円以上の購入で、オリジナルノベルティが先着順にプレゼントされる。
2014年11月26日ロンドンファッションウィーク2日目の9月13日、各ブランドが15SSウィメンズコレクションを発表した。様々なアーティスト、特にダンサーのマーガレット・モリスにインスピレーションを得たという「ホリー・フルトン(Holly Fulton)」は、フォークアートと幾何学柄を組み合わせたモノトーンのドレスで幕を開けつつ次第にカラフルになり、クリスタルをふんだんに使った立体的な花の数々がドレスの袖や透けるオーバースカートに載せられた。前後にたっぷりとタックを取ったテントラインのドレス、50年代を思わせるシャツドレス、60年代風のサックドレスにそれぞれ花やグラフィカルなパターンが踊った。同じく立体的に盛り上がる花をたっぷり使った「ハウス・オブ・ホランド(House of Holland)」は60年代末から70年代初頭頃のロックグルーピーがテーマ。ショー開始前の会場にはアメリカンロップバンド「ドアーズ(The Doors)」の曲が流れ、ショーBGMは「ディープ・パープル(DEEP PURPLE)」「レッド・ツェッペリン(Led Zeppelin)」「ジミ・ヘンドリックス(James Hendrix)」へと続く。ロックが産業化する以前、ロッカー達がやりたい放題し尽くしていた時代の音楽に乗って登場するのは、ダークトーンのスエードをパッチワークしてフリンジを付けたジャケット、長めのスエードのフレアスカートや、スーツとシャツで2種類の花柄をミックスした70年代シルエットのパンツスーツ、立体的なスパンコールの花が踊るミニスカート、辞書から「グルーピー」の項を抜き出してプリントしたTシャツなど。スパンコール、ラメ、メタリックレザーをたっぷり使って、ぎらぎらのコレクションとなっている。その時代を過ぎてから生まれた(ヘンリー・ホランドは83年生まれ)世代が、グルーピーのパワーを彼らなりに解釈した結果生まれたコレクションであるが故に、意図しないパロディともなっている。そのことが、単なるレトロ趣味に終わらない、今のティーンエイジャー達へのアピールとなるのだろう。「フランス的な遊び心あふれるフェミニティへの讃歌」を謳い、これまでになくフェミニンでエレガントさすら漂わせるコレクションを見せたのは「J.W.アンダーソン(J. W. Anderson)」。フィット&フレアのミニドレス、ニットにワイドパンツ、襟なしのゆったりしたコートなど、アイテムを並べると、ごく普通にラグジュアリーなコレクション風になる。ただし、ドレスにはアシンメトリー気味なレザーのコルセットトップが乗せられ、ニットには前身頃だけ、キャミソールがくっついている。コートのボタンは巨大で中心に向かってサイズがグラデーションを描く。幅広ブリムのサンハットは真っ黒なレザーで作られ、肘の下まであるくしゅくしゅの黒いレザー手袋と合わせられる。マリン風のパンツは、通常ならフロントにある2列のボタンによる開きがヒップ部分に付けられ、座ったらボタンがお尻に食い込みそうだ。「クロスジェンダー」を標榜し、一風変わった服を作ってきたアンダーソンならではの、エレガントなフェミニンさへのパロディとも受け取れる。80年代ニューヨークのスタイルをインスピレーションに、スポーツ風味を取り入れつつ陽性のセクシーさを打ち出したのは「シブリング(SIBLING)」。透ける素材で作ったジャケットは肩を過剰に強調し、ニットには80年代のマドンナ風ポートレートが乗る。シャツやドレスの前立て部分にはたっぷりのフリル。シグネチャーのニットウエアでは、輪ゴムやラフィアを編んでみたり、立体的なクロシェを用いたりと、テクニック的な冒険をしつつ、ティアードフリルのロングドレスや素肌が透けるセクシードレスを見せた。初めてのSSシーズンを迎える「ハンター・オリジナル(HUNTER ORIGINAL)」はプールを舞台に「防水」がキーワードのコレクション。ベージュ、イエロー、アクア、くすんだモーブといったカラーパレットで、レインコートやパーカー、ショーツなどを見せた。透明ビニールのオーバーナイトバッグなど、アクセサリーでも防水のイメージが強い。
2014年11月26日「ビームス(BEAMS)」が、冬のギフトキャンペーン「The Perfect Gift Shop BEAMS」のコンセプトムービーを公開。ローラが“ギフトの妖精”として登場した。ローラは、今回のためにビームスが特別にデザインしたという純白のコスチュームで登場。プレゼントを贈ろうとする人達をこっそりサポートするギフトの妖精として、ビームスが掲げる“あなたの誰かを想う気持ちを叶えるお店”というコンセプトを表現している。ムービーは全4編の構成で、見所をまとめた「総集篇」と合わせて全5本が公開されている。例えば、「カップル篇」では奥手すぎる年下の彼に悩む女性の前に、ローラがマフラーを差し出すと、それをきっかけに2人は素敵なクリスマスを楽しむというエピソード。その他、「女友達篇」では10年来の友情に華を添えるようなギフトを、「夫婦篇」では長く連れ添った相手を気遣う贈り物についてローラがアドバイス。「親子篇」 ではクリスマスデートに張り切る息子に、母親がそれを後押しするようなプレゼントを手渡すという、心温まる一幕が収められている。尚、このキャンペーンは全国のビームス店舗(一部のビームス店舗、レムソンズ、マミタスを除く)で12月25日まで開催。店頭クリスマスギフトに向けたアイテムを紹介し、特別ギフトラッピングとショッピングバッグも用意されている。また、ウェブ上では、ギフトについて相談すると、相応しいアイテムをほぼ24時間以内に紹介してもらえるサービス「ギフトコンシェルジュ」も実施されている。
2014年11月26日ドーバー ストリート マーケット ギンザ(DSMG)は11月29日、コム デ ギャルソン(COMME des GARCONS)とマスターマインド・ジャパン(mastermind JAPAN)のコラボレーションブランド「マスターマインド ジャパン ブラック コム デ ギャルソン(mastermind JAPAN × BLACK COMME des GARCONS)」のエクスクルーシブアイテムを発売する。マスターマインド ジャパンのスカルロゴと、ブランドイニシャルの“MBCDG”がアイコニックな今回のDSMG限定アイテム。ウエアにはパイル地を、キャップには光沢のある刺繍糸を用いることで、立体的な仕上がりとなった。Tシャツ(2万円)、クルーネックスウェット(3万6,000円)、スウェットパーカー(4万2,000円)、ニューエラキャップ(1万円)の全4アイテムの展開となる。
2014年11月26日「リック・オウエンス(Rick Owens)」は11月29日、新ジュエリーライン「ハンロッド(HUNROD)」を発売する。このジュエリーラインは、リック自身と妻ミシェル・ラミー、そしてジュエリーデザイナーのローリー・ロドキンのコラボレーションによって実現したもの。ミシェルの愛称“ハニー(Honey)”と、ローリー・ロドキンのファーストネームからその名がつけられた。ハンロッドではローリー・ロドキンが得意とするシルバーにカラーダイヤモンドを組み合わせ、リング、ブレスレット、ネックレスなどが展開される。これらはロサンゼルスの工房にてすべて手作業で製作されており、店頭でのサイズオーダーにも対応する(受け渡しまで4週間)。新ジュエリーラインの発売に先駆け、ローリー・ロドキンは「リックとミシェルは常に私のミューズであり、リック・オウエンスのファーストコレクションからの熱心なファンでもあります」とコメントしている。日本では東京・青山のリック・オウエンス東京にて販売。価格は55万円から180万円。
2014年11月26日渋谷ヒカリエ8階のアートギャラリーで、アーティスト舘鼻則孝の個展が開催される。期間は12月17日から1月12日まで。舘鼻則孝は東京藝術大学を卒業するとともに、レディー・ガガの専属シューメイカーとなったことで一躍注目を集めたデザイナー。花魁の高下駄にインスピレーションを得たという厚底靴は、後に“ヒールレスシューズ”と呼ばれ、ブランド「NORITAKA TATEHANA」を代表する作品となった。最近ではアーティスティックな作品を数多く発表しており、14年には世界で活躍するクリエイターによる幻想的で斬新な作品を集めた展覧会「イメージメーカー展」にも参加している。今回の展覧会にはヴァレリー・スティールが館長を務めるニューヨーク州立ファッション工科大学美術館、メトロポリタン美術館、ヴィクトリア&アルバート博物館、京都服飾文化研究財団といった各地の美術館に収蔵された舘鼻則孝の作品が集結。ヒールレスシューズをはじめ、かんざしをモチーフとするオブジェなど、舘鼻の作品が十数点展示される。【イベント情報】舘鼻則孝 展会場:8/ ART GALLERY/ Tomio Koyama Gallery住所:東京都渋谷区渋谷2-21-1会期:12月17日から1月12日時間:11:00から20:00料金:無料
2014年11月26日「カルティエ(CARTIER)」は、ブランドの歴史的アイコンであるパンテール(豹)が登場するクリスマスショートムービーを公開した。今年の舞台は、パリの上空を漂う雲の上。2匹の元気なパンテールがじゃれあっているうちに、カルティエのレッドボックスが雲間から次々と滑り落ち、クリスマスギフトとして届くというファンタジック&キュートな内容。公式サイトではクリスマスに向けたギフトの提案と共に紹介されている。
2014年11月26日「シーバイクロエ(SeeByChloe)」がクリスマスコレクションを発売した。アイコンライン「NELLIE」のスペシャルコレクションとして、メタリックグレインレザーを使用した財布(2万4,000円から)やトートバッグ(9万円から)を展開。大小2種類のトートバッグは、日本限定カラーとなるピンクゴールドモデルとなっている。イブニングライン「NORA」のバックも、同じくピンクゴールドのリボンをあしらい、落ち着いた大人の女性を引き立てる冬らしいアイテムに仕上がった。ダークトーンになりがちな冬の装いに、上品な輝きのアクセントをそえてくれそうだ。その他、アクセサリーではブレスレット(9,000円)やChrismas Ballチャーム(1万3,000円)、Lettersチャーム(7,000円)なども取りそろえる。11月23日の伊勢丹立川店を皮切りに、ポップアップショップもオープン。ポップアップショップ開催場所は、伊勢丹立川店(11月25日から12月9日)、大丸札幌店(12月3日から16日)、新潟伊勢丹店(12月3日から25日)、ラフォーレ原宿店、金沢フォーラス店(12月5日から25日)、そごう広島店(12月9日から25日)、西武池袋本店、小田急百貨店新宿店、いよてつ高島店(12月10日から25日)。
2014年11月26日2015年1月16日、ジョー マローン ロンドン(Jo Malone London)が、新しいホームコレクションを発売する。“旅への強い憧れ、旅先へ誘う香り。”を意味する「ワンダーラスト(WANDERLUST)」と名付けられた同コレクションは、ジョー マローン ロンドンのスタイルエディターでもあり、世界中を飛び回る人気ファッショニスタでもあるシャーロット・ストックデールが旅の思い出からインスピレーションを得て作った限定コレクション。モロッカン ローズにほんのり甘いハニーの香りが加わる「カルダモン&モロッカン ローズ ホーム キャンドル」(9,000円)は、アトラス山脈のふもとを彷彿とさせる、開放的で光り輝くような香り。あたたかく薫り高いカルダモンに、ジンジャーがフレッシュ感を与えているのも特徴だ。刈り込まれたばかりのクリーンでフレッシュなグリーンの生垣を思い出させるのは、「ボックス ヘッジ スクエア セント」(8,500円)。フレッシュなイトスギに、爽やかでフルーティなカシスと土の香りのガルバヌムが絡み、生い茂った緑深い葉の瑞々しさを思い起こさせてくれる。「ナイト ジャスミン&オレガノ セント サラウンド リネン スプレー」(トラベルバッグ付き/8,500円)は、香り高いタイムと落ち付きのあるピンクペッパーが醸し出す官能的でフレッシュな花の香り。暑い日の終わりに、温もりと芳しい香りが残る、地中海に浮かぶ島の丘陵地斜面といったイメージがぴったりだ。「アカシア&ハニー バスソープ」(100g×2個=6,000円)は、黄金色の霞ががったオーストラリアの穏やかなビーチを思い出す香り。ライムの香りを運ぶカリブの風のような「ライム バジル&マンダリン セントサラウンド ディフューザー」(1万2,000円)は、刺激的でクセになる心地よさが魅力だ。発売に際してシャーロットは、「香りを嗅ぐと、その香りがどこから来たのかを探りたくなったり、かつて訪れた地を思い出したりするもの。つまり、音楽と同じように、人の心をくすぐり、記憶を呼び起こす力を持っている。香りを嗅ぐことで、人生のある時点に引き戻されることもあれば、知らないどこかへ行きたくなることもある」とコメント。お気に入りの香りを見付けることで、過去や未来を自在に行き来し、美しい香りに彩られた時間旅行を存分に楽しんではいかがだろう?
2014年11月26日ヴィヴィアン・ウエストウッドが、14-15AWの新作ライターコレクション(9,500円)を12月中旬に発売する。ベースとなるのは、英国のトラディショナルな千鳥格子をグラフィカルな星に変化させたユニークな柄。カラーは3色で、ベーシックなシルバー、ゴールドの他、赤・青・イエロー・ブラックなどを組み合わせた鮮やかなマルチカラーもそろう。さらに、やすりを回す部品のレットに、ヴィヴィアン・ウエストウッドのアイコンであるORBのマークがエッチングされているのもポイント。加えて、サイドに刻印されたブランドロゴがファン心理をくすぐる印象的なデザインだ。
2014年11月26日「ヴァン クリーフ&アーペル(Van Cleef & Arpels)」はホリデーシーズンに向けたジュエリーセレクション「ダイヤモンド ブリーズ」を発表した。「ダイヤモンド ブリーズ」では“白一色に染まった大自然の中に、クローバーやアンゼリカのブーケがクリスマスローズに寄り添う”というストーリーを元に、ブランドの各コレクションから素材にホワイトゴールドとホワイトダイヤモンドを使用したジュエリーをセレクト。フェミニンな配色とデザインは、妖精が棲む冬の国をイメージさせる。この幻想的な世界観を共有するために、同ブランドではオリジナルのアニメーションを製作。公式ウェブサイトで公開している。その内容は「ダイヤモンド ブリーズ」を構成するソクラテス、フルーレット、フリヴォルの各コレクションを紹介したもの。スマホに表示された冬景色を指でなぞると、書き添えられた詩とともに、溶けた氷の中からジュエリーが姿を現すという内容だ。さらに、ユーザーのアクションに応じて、画面上では雪や蝶、ホタルによる幻想的な演出が楽しめる。「ダイヤモンド ブリーズ」は複雑なオープンワークのセッティングによって、ホワイトダイヤモンドの輝きを追及したもの。セレクションを構成するアイテムの多くは花をモチーフとしており、そのイメージは静謐かつ繊細。リングやペンダントを組み合わせることで、詩的な雰囲気を身にまとえる。
2014年11月26日ロンドンファッションウィークが9月12日から16日まで開催され、各ブランドが15SSウィメンズコレクションを発表した。開幕を飾った「J. JS リー(J. JS Lee)」は、デザイナーの友人でもある現代アーティスト、ミーキョン・シン(Meekyoung Shin)の作品をインスピレーションに、このブランドとしては初めてのグラフィックなボタニカルプリントを作り出した。アイリスとデイジーを押し花にした上でスキャンし、コンピュータ上で処理を行ったイメージが、プリントの原型となった。同プリントを使ったコレクションは、グランジ風を取り入れたリラックステーラード。シャツの肩はゆるやかに落ち、ジャケットはウエストを強調しない。アートからの連想で額縁もモチーフとなり、ドレスの上にグラフィックなスクエアを描いた。同じくリラックス風味のテーラードにアシンメトリーなギャザーとスリットで変化を付けたのは「ユードン・チョイ(Eudon Choi)」。画家のジョージア・オキーフ(Georgia O’Keeffe)をインスピレーションに、オキーフ風の大きな花のプリントとストライプのシャツ地を合わせたドレスも見せた。木の葉モチーフのプリントも取り入れつつ、ネオンカラーとマイクロミニでまったく違う世界を見せたのは「ヒョードル・ゴーラン(FYODOR GOLAN)」。シンプルなシルエットのスカートやドレスは、ネオンカラーのテープや水平に乗せられた長い短冊状の布、フェザーでポップに味付けされた。マイクロソフトとのコラボレーションにより、ショー会場中央には巨大なピラミッド状のスクリーンを設置。ショーのライブ映像がスクリーンに映し出された。淡い色合いのボタニカルプリントを迷彩のように用いたのは「クリストファー・レイバーン(Christopher Raeburn)」。メンズに続き、閉鎖された空軍基地をインスピレーションの基礎としているものの、レイバーンのレディスとしてはこれまでになく軽やかなコレクションとなった。白のコットンはエアリーなドレスやロングパーカとなり、空軍ユニフォームの複雑な編み上げはシースルーのオーガンザに乗せられて、フェミニンなジャケットやトップとなる。シグネチャーのパラシュートシルクはフューシャピンクに染まっている。濃淡様々なグレーとくすみ掛かった淡い色のカラーパレットをシルクや極軽量のタスマニアウール、カシミアガーゼといった素材でエアリーにエレガントに仕上げたのは「ダックス(DAKS)」。インスピレーションとなったダンスやオペラにちなみ、ダックスのコレクション史上初めて、ロイヤル・オペラ・ハウスの独自会場でショーを開催した。また、今シーズンは、ハウスチェックを一切用いないコレクションという新しい試みも見られた。リサイクルのデニム糸を何重にもボンディングしたジャケットやパンツ、デニムをハンドステッチで細かく絞ったパンツなど、デニム素材を手の込んだピースに仕上げたのは、若手ブランドの「フォスティン・シュタインメッツ(Faustine Steinmetz)」。デザイナーのシュタインメッツは「1着仕上げるのに1週間は掛かるような手の込んだアイテムだからこそ、毎日着るデニムで作りたかった」と素材へのこだわりを語る。
2014年11月26日「レクサス(LEXUS)」は、世界を目指す若手デザイナーを支援する国際デザインコンペティション「LEXUS DESIGN AWARD 2015」の入賞作品審査会を11月24日に東京・南青山のインターセクト バイ レクサスで開催した。2013年にスタートし、今回で3回目となるこ同コンペだがこの度初めて公開審査が行われた。これまでは世界各国に散らばる審査員達が各々に作品を評価していたが、今回初めて4名のメンターと6名の審査員の全10 名が一堂に会した。メンターとして参加したのは、デザイナーのマックス・ラム(Max Lamb)、建築家・エンジニアのアーサー・ファン(Arthur Huang)、ゲームデザイナーのロビン・ハニキー(Robin Hunicke)、建築家・デザイナーのネリ・アンド・フー(Lyndon Neri & Rossana Hu)。審査員は、建築家の伊東豊雄、工業デザイナーでデザインブーム(designboom.com)の共同創立者兼編集長のバーギット・ローマン(Birgit Lohmann) 、ニューヨーク近代美術館建築・デザイン部門のシニアキュレーター パオラ・アントネッリ(Paola Antonelli)、デザイン評論家のアリス・ローソーン (Alice Rawsthorn)、香港の視覚文化博物館「M+ Museum」キュレーターのアリック・チェン (Aric Chen)、 LEXUS INTERNATIONAL PRESIDENTの福市得雄。今回のテーマは、人が生まれ持つ“SENSES”「五感」。2,000点を超える作品が集まった。審査当日は、メンターによる20の入賞候補作品が発表され、審査員による最終確認が行われた。世界中から集まった10名は各作品について熱い議論を繰り広げ、予定時間を過ぎてもデザイン談義は終わらなく、新たな才能を発掘しようという情熱を見せた。レクサスは、2012年からブランド価値向上のためグローバルブランドとしての広告戦略や、レクサスマガジン通じたライフスタイル提案、若手映画監督の支援プロジェクト「Lexus Short Films」などを2012年にスタートしている。このデザインアワードもその取り組みの一つだ。「若い才能を世の中に送り出していくという社会への貢献がブランド価値として返ってくると信じている。高級車の購入理由のトップが、デザインとブランド。デザインは、単なる形ではなくメーカーと顧客をつなぐコミュニケーションのための言葉でもあり、ブランドのフィロソフィーを体現するもの。デザイン業界とつながることで、プロダクトにもいつかフィードバックがあると考えている」とレクサスブランドマネジメント部部長レクサス企画部主査の高田敦史氏は語る。第1・2回の受賞者の中には、ミラノサローネの展示をきっかけにデザイナーとしての活動の幅を広げるなど成果が出てきているという。「大切なのは、レクサスの企画を通じて、クリエーター達の名前がいろいろな所に出ること。しっかりPRして、クリエーティブな才能をサポートしていきたい」と同氏。第1回から審査員として参加しているアントネッリ氏は、「ランプや時計、モバイルアプリ、インタラクティブ作品など、幅広い作品が集まった。デザインは世界の未来への鍵となるもの。若い才能をこれからも応援し続けたい。日本には洗練された素晴らしいクリエーションが沢山あるのだから、それをどんどん輸出していくべき。それには企業だけでなく、政府ももっと応援すべきだ」と話す。また、「(レクサスデザイナワードは)メンターによるプロトタイプ製作が行われるのが素晴らしい。入賞したデザイナー達と情熱に溢れたメンター達による化学反応でどのような作品が生まれるのか楽しみだ」と期待を膨らませる。今後、12の入賞作品が決定され、うち4名はメンターと共に実際にプロトタイプを試作。来年4月に開催されるミラノデザインウィーク2015のレクサス会場では全12作品が展示され、最終審査を経て「LEXUS DESIGN AWARD 2015」の頂点となるグランプリ1作品が決定される。
2014年11月25日「ジバンシィ(GIVENCHY)」が、ブランドのアイコンウォッチ「ジバンシティ セブンティーン ウォッチ」のリミテッド・エディションを発売した。限定500個で発売されるリミテッド・エディションは、シックなマットブラックを基調としたデザインが特徴。正面から見た時だけ、フレーム、ベゼル、インデックスへと施された繊細なゴールドの装飾が姿を見せる。付け替え可能なNATOストラップはナイロン製グログラン、裁ち端を残したままのローエッジ・カーフスキンの2種類が付属。いずれも色は黒で、気分や服装に合わせながら、陰影やテクスチャーの違いが楽しめる。ムーブメントにはステンレススチールとサファイアガラスから作られたスイス製クォーツを採用。ジバンシィらしいエレガンスな時計が正確な時間を刻む。ケースの背面にはリミテッドナンバーが刻印されている。世界中のジバンシィブティックと、厳選されたスペシャリティストアで取り扱う。
2014年11月25日デサントから15SSシーズンにデビューするゴルフウエアブランド「デサントゴルフ」は、アンバサダーに元サッカー日本代表の中田英寿を起用。中田によるゴルフプロジェクト「HIDETOSHI NAKATA SWING TIMELINE」をオープンした。このプロジェクトは中田が本格的にゴルフに挑戦する姿に密着したドキュメンタリーを、継続的にウェブ上で公開するというもの。中でもYouTubeでは、真剣な表情でプレーする中田の姿を観ることが出来る。「再びゴルフに挑戦する機会に巡り会えた」「ビジネスゾーンと呼ばれるスイングの基本エリア」「スコアメイクの鍵を握る 30y・40y・50yの3つの距離感」といったテーマで製作されており、それぞれに20秒程度のショートムービーを数本ずつ用意している。ショートムービーはゴルフに取り組む中田の姿を追ったものだが、中には「ゴルフとフリーキックには共通点がある」などと、中田がスポーツに取り組む姿勢を話すシーンも登場し、ゴルフファンにも中田ファンにも興味深い内容となっている。「ビジネスゾーンと呼ばれるスイングの基本エリア」編では7番アイアンで160ヤードを記録し、レッスンを担当していた谷将貴コーチを驚かせたという。その他、中田の練習風景は今後も、フェイスブックやインスタグラムなどSNSにもアップされる予定。公式サイト()には様々なバリエーションのゴルフウエアを着こなす中田のキャンペーンビジュアルも公開されており、デサントゴルフが目指す“大人ゴルファー”のためのプレミアムアスリートファッションの世界観を表現している。
2014年11月25日伊勢丹新宿店で11月26日から12月1日まで開催される“香り”のイベント「ISETAN Salon de Parfum」。同イベントの担当バイヤーにフレグランスの基礎知識やなりたい女性像のイメージに合わせた選び方を訊いた。上級編。TPOに合わせて装いをチェンジし、ファッションを楽しむように香りも着替えたい。そんな上級者は、フレグランスをつける部位にもこだわりたい。基本的に香りは下から上へと匂い立つので、控えめにしたいならウエストから下につけるのがベター。香りの持ちを良くしたいときはウエスト、ほどよく香らせたいときには背中や腰に。太ももや膝、足首につけると、歩くときに後ろへと香りが残るため余韻を残せる。最も効果的に香らせることができるのは手首で、髪やうなじはさりげなく香らせたいとき、肩や腕は自分でも香りを楽しみたいとき、そしてデコルテから胸元に掛けては鼻からダイレクトに香りを感じるため、上級者向きとなる。■恋愛体質な女性は甘く、エレガントにファッションはブランドにこだわり、恋愛体質だという自覚のあるエレガント系女性には、クリーミーで濃厚な、温かみのある香りがおすすめ。ローズに、クミンやピメントのスパイスと、パチョリ、スイセンを組み合わせたユニークな香りの「メゾン フランシス クルジャン(Maison Francis Kurkdjian)」の「ルミエール ノワール プールファム オードパルファム」(70ml/2万800円)、ローズを使った秘伝の配合に、シダーウッドやジャスミン、ベルガモットが香る「ジャン パトゥ(JEAN PATOU)」の「ジョイ フォーエバー オードトワレ」(50ml/1万4,500円)など、甘さのある官能的な香りがマスト。■クールな女性は個性際立つ香りでミステリアスにレザーなどスタイリッシュな質感が好きで、パンツやジャケットスタイルが似合うクールな女性には、スパイスやウッディノートのミステリアスな香りがぴったり。ブルーティー、ベルガモットとスモーク、レザーの融合が個性的な「アトリエ コロン(atelier cologne)」の「“ウーロン・アンフィニ”コロン・アブソリュ 」(100ml/1万6,000円)は、今までのフレグランスでは物足りないという人におすすめ。冒頭で紹介した香りの祭典「ISETAN Salon de Parfum」には、この会場でしか手に入らないスペシャルキットの他、伊勢丹新宿限定のフレグランスも登場。ニューヨークそのものを香りで表現した「ボンド・ナンバーナイン(BOND No.9)」の「ニューヨーク パチョリ パルファム」(50ml/3万8,000円)、英国産クリスタルガラスを使ったハンドメイドのボトルが美しい「ペンハリガン(PENHALIGON’S)」の「ピオニーヴ エクストレ パルファン」(30ml/15万円)など、高級なアイテムも。会期中はパーソナルフレグランスアドバイスや“香り”が“脳”に与える影響を学ぶセミナーなども予定されており、初心者から上級者まで香りの世界を堪能できる機会になるという。入門編はこちら。
2014年11月25日「メゾンキツネ(MAISON KITSUNE)」は、デンマーク人デザイナーのピーター・イェンセン(Peter Jensen)とのコラボレーションによる、ホリデーシーズンに向けたカプセルコレクションを発売する。コレクションは70年代のグラマールックを取り入れ、センシュアルで洗練された印象。メンズはクリームカラーのコーデュロイスーツ(8万円)やパンツ(3万円)、ウィメンズはファーコート(8万6,000円)やラメジャージー素材のボーダードレス(5万6,000から5万8,000円)などがラインアップした。また、ピーター・イェンセンのブランドアイコンであるラビットとメゾンキツネのブランドアイコンであるフォックスのワッペンが施されたギンガムチェックシャツ(3万2,000円)、カーディガン(4万6,000円)、スウェットトップスなど、チャーミングなアイテムも多数登場。ブラックレザーに、ラビットとフォックスが型押しされたウォレット(2万円)とクラッチバッグ(3万2,000円)も見逃せない。本コレクションは、11月27日よりメゾンキツネブティック及びオンラインショップで発売。
2014年11月25日フルラ(Furla)が、15-16AWシーズンからのレザーシューズコレクション本格展開に向けて、15SSでデザインバリエーションを大幅に拡充した。15SSウィメンズコレクションでは、約20型で、色違いや素材違いを数えると約40種を展開している。本コレクションのデザインは、オレンジやイエローのビタミンカラーやピンクを中心としたカラーリングが特徴。カジュアルなフラットサンダルにビジューを華やかにあしらうといったアーバンなデザインが、シンプルで洗練されたテイストを得意とするフルラらしい。タッセル付きのマニッシュなローファーから、華奢なピンヒールとパテントがフェミニンな表情のパンプスまで幅広いデザインをそろえている。
2014年11月25日伊勢丹新宿店本館7階催物場で11月26日から12月1日まで、香りの祭典「ISETAN Salon de Parfum」が開催される。世界の約50ブランドが集結する同イベントの担当バイヤーに、フレグランスのタイプ別のおすすめや基礎知識を聞いた。まずは入門編。フレグランス初心者におすすめしたいのは、パッケージやブランドロゴ、ボトルデザインなどの、ファーストインプレッションで選ぶ方法。これらのデザインには香りが表現するイメージが反映されていることから、直感的に好きなデザインの香りを選ぶと、今の気分にぴったりくることが多いそう。自分にどんな香りが合うのか分からないというのもビギナーに多い悩み。そんな時には、ファッションやメイク、気分など、自分のなりたいイメージを膨らませるのも一つの方法だ。■可愛いものに目がない女子には花と果実ファッションには柔らかい素材を選びフレッシュな印象を与えたいキュート系女子には、みずみずしいフローラルの香りやライトでフルーティーな香りがおすすめ。ワイルドローズやゼラニウムなどに、ザクロ・ブルーベリー・モレロチェリーが香る「アニック グタール(ANNICK GOUTAL)」の「ケラムール オードパルファム」(50ml/1万8,600円)、ピンクローレル・スイートアーモンド・バニラなどフランスの伝統菓子“ドラジェ”を表現した「ラルチザン パフューム(L’ARTISAN PARFUMEUR)」の「ジュール ド フェット オードトワレ」(100ml/1万8,000円)は、フルーツやスイーツといった女性が好む食べ物の香りを味わえる。普段口にするものの香りは馴染みがあるためビギナーにも取り入れやすい。■清楚な乙女はフレッシュにナチュラル感のある素材が好きな清楚系女子には、上品な清潔感を漂わせるフレッシュな香りがおすすめ。グリーンティーにレモンリーフやジャスミンが香る「カルトゥージア(Carthusia)」の「メディテラネオ オードトワレ」(50ml/1万2,000円)、レモン・イタリアンベルガモットからムスクまで香る「クリーン(CLEAN)」の「アルティメイト オードパルファム」(60ml/9,500円)など、石けんやシトラスの香りをチョイス。知っていると役立つフレグランスの基礎知識としては、同じ香りを纏っても体温や季節によって醸し出される香りが違うということ。持続時間と濃度が高い順に、「パルファン(parfum)」「オーデパルファン(Eau de parfum)」「オーデトワレ(Eau de Toiette)」「オーデコロン(Eau de Cologne)」と、主に香りの種類は四つある。「トップノート」「ミドルノート」「ラストノート」と、時間の経過によって変化する構成となっているのがほとんどで、つけて20分ほどでその香りの個性が発揮され始める。外出の30分前に肌に馴染ませておくと良い。季節や体調に合わせて調節してみるのもよし。上級編に続く。
2014年11月25日