FASHION HEADLINEがお届けする新着記事一覧 (846/857)
デザイナー高柳成克手掛けるメンズブランド「キリュウキリュウ(kiryuyrik)」は、1月8日より伊勢丹新宿店メンズ館2階にポップアップショップをオープンした。14日まで。先シーズンに続く2回目となる。同ブランドは、毎シーズンごとのテーマは設けず、黒と白、グレーをベースとしたモノトーンのアイテムを中心に展開。14SSシーズンは大きめなドット柄でカジュアルテイストのグレージャケット(6万5,100円)やストレッチのきいたジャージ素材のピンドット柄ジャケット(6万5,100円)など、モノトーンの中にポルカドットやピンドット、レオパードといった柄を多く取り入れたコレクションを提案している。伊勢丹新宿店限定として、グレーのレオパード柄をカフスと襟に使用したクレリックシャツ(2万7,300円)、総レオパード柄シャツ(3万4,650円)を販売。またオリジナルネクタイピン付きスクエアタイ(1万7,850円)は先行発売品。細身のシルエットが特徴だが、シャツの脇をストレッチ素材で切り替えたり、肩の部分にアクションプリーツを施すなど機能性に配慮した服作りを行っている。
2014年01月09日アシックスが展開する「オニツカタイガー」は4月1日、米ブランド「コーチ(COACH)」とコラボレーションしたメンズとウィメンズのシューズを発売する。日本国内と海外のオニツカタイガーの直営店、国内の「コーチ」旗艦店や限定直営店、百貨店内のメンズストアなどで販売する。販売数は国内で約800足、国内と海外のトータルで約1,700足を予定している。コラボレーションは、もの作りへのこだわりと長い歴史など、両ブランドが共通点を持っていることから実現したもの。「オニツカタイガー」は山本寛斎などともコラボレーションを行っているが、アシックスでは、今回のコラボレーションによって国内外のファッションマーケットでの新規顧客獲得とブランドの認知度アップを図りたい考えだ。今回コラボレーションを行ったシューズは、「オニツカタイガー」の最上位モデルであり、日本の職人技術を追求した「ニッポンメイド(NIPPON MADE)」シリーズの、バスケットボールシューズをデザインベースとした「ファブレ ニッポン(FABRE NIPPON)」と「ファブレ デラックス(FABRE DELUXE)」。「ファブレ ニッポン」はハイカットタイプで、ブルー系とブラック系をベースにしたメンズ2色、イエローやオレンジ、ブルーなどのパステルカラーのウィメンズ3色。「ファブレ デラックス」はローカットタイプで、「コーチ」の革をイメージした落ち着いたテイストに「コーチ」発祥の地であるニューヨークの街並みになじむビンテージライクな色を使ったメンズ2色を販売する。「ファブレ ニッポン」「ファブレ デラックス」は共にアッパーに革を使い、職人が1足1足手作業で染め上げのことで、自然な色落ちや履きこんだようなビンテージ感を醸す。ベロには「オニツカタイガー」のロゴ、かかとには「コーチ」のロゴを施している。サイズはメンズ25から28cm(0.5cm刻み)と29cm、レディースは23から25センチ(同)。価格は「ファブレ ニッポン」メンズ3万7,800円、ウィメンズ3万4,560円、「ファブレ デラックス」3万2,400円。
2014年01月09日コスメブランド「スリー(THREE)」は、2014年春のメイクアップコレクションを1月15日に発売する。“前向きで信じられないほど美しい”を意味する「オプティミスティック エシリアル(OPTIMISTIC ETHEREAL)」をコンセプトに、自身の中に存在するミューズを引き出すようなメイクを提案する。メインアイテムは、透明感と発色が特徴の「ベルベットラスト リップスティック」(各3,675円)。アルガンオイルやシアバターなどの保湿成分を50%以上配合し、直塗りでもムラになりにくい処方。青み掛かったローズピンクの「コズミック・フロー(COSMIC FLOW)」、ミルキーピンクの「プリティー・ジーニアス(PRETTY GENIUS)」など全8色。アイシャドー2色セットの「プレスド アイカラー パレット デュオ」(各3,990円)には、スモーキーなパープルとカーキの「インヴィジブル・エシリアル(INVISIBLE ETHEREAL)」、肌なじみが良いブラウン系の「サード・アイ・オープン(THIRD EYE OPEN)」など新色4種が登場。左側の「コアカラー」を二重幅にしっかり塗り、右側の「ラブカラー」で全体にニュアンスを加えると、立体感のある目元が演出できる。「カラーヴェール フォー チークス」(各3,150円)にも、隠しカラーのイエローが肌なじみを良くするピンク「イントゥー・ジ・イーサー(INTO THE AETHER)」、ヘルシーかつセクシーなコーラルベージュ「ディヴァイン・ラディアンス(DIVINE RADIANCE)」の2色が新たに仲間入りする。
2014年01月08日Yahoo!ニュース意識調査アンケート「紅白歌合戦、紅組で最も印象に残ったアーティストは?」にてパフューム(Perfume)が1位となった。アンケート投票期間は2013年12月31日から2014年1月6日まで。総投票数7万4,379票が集まり、Perfumeは16.8%を占める1万2,510票を獲得した。コメント欄には「プロジェクションマッピング技術が凄い」との感想が多く寄せられている。Perfumeはライゾマティクス(Rhizomatiks)による演出の下、「Magic of Love」を歌唱した。2位は大島優子が卒業を発表したAKB48で1万1,153票、3位は紅組トリを務めた高橋真梨子で1万1,120票を集めた。
2014年01月07日「アディダス オリジナルス(adidas originals)」はアイコンモデル、「スタンスミス(Stan Smith)」を2年ぶりに復刻し、1月15日に発売する。アディダス オリジナルス ショップや全国取り扱い店舗にて販売。今回新たに環境に配慮したレザーを採用。またベロにはモチーフとなったテニスプレーヤー、スタン・スミスのポートレートがプリントされる。シルエットは細目にモディファイ。規則的なホールによるスリーストライプとオフホワイトのラバーソールはそのままに復活。ライニングには柔らかなレザーが使用され、履き心地がアップデートされた。ネイビー、グリーン、レッドの3色展開。価格は1万3,650円。スタンスミスは1971年に誕生した、アディダスを代表するスニーカー。ギネスブックに世界で最も売れたスニーカーとして登録されている。元々は65年に同社が発表したテニスシューズ「ハイレット」をスミスが好んで履いていたため、後に彼の名前が冠された。昨年9月にドーバー ストリート マーケット ギンザでグリーンが限定販売され、その頃から3色で復刻されるなどの噂がネット上で飛び交い、様々なウェブ媒体が話題にしていた。
2014年01月06日代官山の「ギャラリースピークフォー(GALLERY SPEAK FOR)」にて、写真家の笠井爾示(かさい・ちかし)の写真展「モスコヴァイト(MUSCOVITE)」が1月17日より開催される。本展は、昨年12月に刊行された同名写真集(光文社刊)を受けての開催。女優の真木よう子をモスクワ郊外の別荘やホテルの室内、地下鉄などで撮影。笠井の「フジファインピックス(FUJI FinePix)X100」によるスナップ写真のライブ基調と、ドキュメンタリーアプローチでの視線で、従来のタレントグラビア的話法とは異なる真木の魅力が引き出すことを企図。モスクワのシティスケープ、ポートレートなどを織り交ぜ、本展のために制作される半切サイズのオリジナルプリント約30点で構成。プリント作品に加え、写真集など関連アイテムも会場で販売する。1970年東京生まれの笠井は、80年から8年間ドイツで学び、95年に多摩美術大学を卒業。写真家のナン・ゴールディン(Nan Goldin)に見出され、荒木経惟に感化される形で97年に写真展「トーキョーダンス(Tokyo Dance)」を開催。翌年に同名写真集を刊行し、ストックホルムとニューヨークにて個展を開く。その後も内外のグループ展に多数参加し、数多くの女優やタレント、ミュージシャンのポートレート撮影も手掛けてきた。父親は舞踏家の笠井叡(あきら)。【イベント情報】「笠井爾示MUSCOVITE」場所:GALLERY SPEAK FOR住所:東京都渋谷区猿楽町28-2会期:1月17日から29日時間:11:00から19:00(最終日のみ18:00まで)休廊日:木曜日
2014年01月06日コスメブランド「アールエムケー(RMK)」が、2014年の春夏メイクアップコレクションを1月17日に発売する。クリエーティブディレクターが創業者のルミコ(RUMIKO)からカオリ(KAORI)に引き継がれて、初のコレクションとなる。発売に合わせ、伊勢丹新宿店でイベントも予定されている。今春夏は、「プレー・オン・ピンク(PLAY ON PINK)」をコンセプトに、様々なニュアンスのピンクを使った変幻自在なメイクアップを提案。「カレードスコープ ニュアンスカラー」(全2種、各5,040円)は、万華鏡のようにデザインされた6色をブレンドして使用することで肌に自然な陰影をプラスするニュアンスカラー。肌をワントーン明るく整えるベージュピンク、ヘルシーな印象に仕上げるコーラルピンクの2種類。「カレードスコープ アイズ」(全5種、各3,360円)は、ピンクのベースにカラーパールを重ねて遊ぶアイシャドウ。両サイドのカラーパールは、偏光パールがブレンドされた柔らかな光と、大粒ラメのまばゆい輝きを与える2種類がセットされている。「カレードスコー プ チークス」(全2種、各3,150円)は、幾何学模様にデザインされた2色セットのチークカラー。ベースカラーとシャイニーカラーが肌に程よいツヤと透明感を与える。マットな発色のリップクレヨンと半透明のグロスがセットになった「Wクレヨン&グロスリップス」(全5種、各3,990円)、使いやすさと仕上がりを追求したヤギ毛100%の「フェイスカラーブラシ」(3,675円)も登場。「ネイルカラー EX」(1,575円)にはクリアな発色のレッドやピンクなど新たに4色が加わり、ホログラフィックのラメがきらめき感をプラスする「シャイニー ベース&トップコート」(1,575円)もそろう。ネイルカラー EXとフェイスカラーブラシ以外は数量限定。また、雑誌『シュプール(SPUR)』とのコラボレーションイベント「SPUR×RMKハッピーメイクアップデー(Happy Make up Day)」を1月12日に伊勢丹新宿店本館7階で開催。14時と17時の2回にわたり、KAORIと同誌スタイリストの影山蓉子がトークショーを行う(要予約)。KAORIのワンポイントアドバイス付きの、RMK専属アーティストによるメイクアップレッスンも予約制で受けられる。その他、本館2階でのデモンストレーション(12日15時半)やメイクアップアドバイス(11日から13日)、本館1階でのメイクアップレッスン(12日から14日)なども実施。コーラルピンクとグリーンのパールのカレードスコープ アイズの伊勢丹・三越限定色を含む2014年の春夏メイクアップコレクションが、8日に先行発売される。
2014年01月06日パリ・凱旋門近く、ビクトル・ユーゴー通りに本店を構える「ギベール・パリ(GUIBERT Paris)」は、馬具のトップブランドの一つ。同店では、乗馬用の鞍からコスチュームまですべてがそろい、中東の王族やラグジュアリーブランドのオーナーが顧客リストに名を連ねている。近年、馬具製造の技術を用いたバッグなどの人気も高まっており、2013年7月のモード・イン・フランス14SS展に出展した。「馬具を作るには、高い技術が必要。なぜなら、乗馬はとても激しいスポーツだが、馬の身体はとても繊細。更に人間の乗り心地も考えると、強いけれどソフト、という相反する条件をクリアした馬具が求められるから」と語るのは、同ブランドの創始者でオーナーのピエール・ギベール(Pierre Guibert)氏。乗馬を愛する一族に生まれ、自身も乗馬選手として活躍。その傍ら、大学では経済学を学び、投資会社に勤めた後にブランドを設立し、店を開いたのが1995年。創業約20年のブランドながらその製品のクオリティーは馬術界でも評判で、しばしば老舗ブランドと間違えられることもあるほどだという。ギベールのバッグや革小物に使用されるのは、フランス・アルザスのバール地方でのみとれる子牛の革(バレニア)。ベジタブルタンニングで長い時間掛けてなめされ、ノルマンディーの同ブランドアトリエで縫製される。そのため100%フランス製だ。「天然なめしの柔らかい革なので、使うほどに体になじみ、自然な光沢が出て色が飴色に変わってくるところも人気の秘密。2本の糸をからめながら縫製しているので、絶対にはずれない、と言いたいぐらい丈夫。親子で使い続けてもらえる」とギベール氏。メンズ・ウィメンズのアイテムがそろい、価格帯はバッグが1,100ユーロ、長財布596ユーロ、iPhoneケース296ユーロなど。馬のくつわと同じパーツをストラップに使用するなど、馬具モチーフのデザインも特徴だ。これらの革製品は、今では馬具と同じくらい売り上げるという。革製品だけでなく、「カーター・マーカー(Quarter Marker)」と呼ばれる柄のシルクジャカードのネクタイも人気。この柄は、フランスの軍馬の身体に施される伝統文様で、数百年の歴史を持ち、現在もフランス騎馬隊のシンボルとして使用されているもの。フランス騎馬隊に馬具を提供するギベールだからこそ使用が許された特別な柄だ。日本では、東京・日本橋三越本店の乗馬サロン「ピアッフェ」他、シップスなどのセレクトショップや百貨店で扱われている。
2014年01月05日版元の事情で、雑誌が休刊になったり、版元が変わることはある話だが、『マリ・クレール』に関しては、中央公論社(現中央公論新社)が読売新聞社の傘下に入ると、角川書店へ移り、2003年にはアシェット婦人画報社(現ハースト婦人画報社)へと移っていった。日本では人は会社に付くといわれるが、伊田博光は広告営業として『マリ・クレール』とともに、中公→角川→アシェット→中公新社へと渡り歩いた。『マリ・クレール』の変遷を誰よりも知り尽くしている。アシェット婦人画報社での『マリ・クレール』に、ある手応えを感じたのは2代目生駒芳子編集長の時だったと伊田さんは言う。2005年2月温室効果ガス排出量を削減しようという京都議定書の調印が行われ、足並みがそろわないままでの調印に新聞やテレビの報道番組が議論していた頃、ラグジュアリーブランドのルイ・ヴィトンが既にその問題に取り組んでいることを知った生駒編集長は、2005年9月号で特集「エコ・リュクス物語 by ルイ・ヴィトン」を組んだ。元アメリカ副大統領のアル・ゴアによるドキュメンタリー映画「不都合な真実」へ賛同した生駒編集長のエコ意識は、ページに反映されていった。しかも、対極にあると思われていた、エコ・ライフとラグジュアリーなライフスタイルを両立させる、エコ・リュクスこそ21世紀のおしゃれと位置付けた。2006年、仏『marie claire』は「ラ・ローズ・マリ・クレール」と名づけたキャンペーンを開始した。それは、バラを買うとその代金の半分が「すべての女の子が学校へ」という活動をする協会に寄付され、カンボジアに女子学校を設立した他、フランス国内の女子学生に向けて奨学金制度を発足させ、より多くの女子に教育の機会をもたらした。08年には、日本流にアレンジされたローズ・キャンペーンを日本版『マリ・クレール』でも開始した。生駒編集長の軸足は、環境問題や人権問題にあった。サスティナブルな世界を目指し、古ぼけた価値観の服を脱ぎ捨てて、新しい服を着ておしゃれを楽しもうと提案したのだ。80年代『マリ・クレール』の知性を纏うことがおしゃれだった時代を彷彿とさせた。「生駒編集長は、ある意味アーティストでした。先の時代を鋭く読みとり、前進させていこうとする姿勢に、ラグジュアリーブランドも知らず知らずのうちに巻き込まれていましたね」と伊田さんは懐かしむ。編集長の仕事は、力仕事だ。個性的な編集者を束ね、主張の激しいクライアントと正面から向かい合い、独自の流儀を持ち、誰からも信頼されるために奔走する。その結果、読者に支持された時の喜びは代え難いものがある。(12/12に続く。モード誌の新しいあり方『マリ・クレール スタイル』に。)
2014年01月04日伊勢丹新宿店は、1月2日より新春企画として歌舞伎の語源ともされる、江戸時代に華美に着飾った最先端のファッションを指す言葉「傾く(かぶく)」をキーワードにした「お正月ミュージアム」を本館6階催物場で開催する。1月5日まで。三越資料室が保有する明治から昭和の歌舞伎衣装13点を歌舞伎コンシェルジュの辻和子のイラストと解説と合わせて展示する。中でも目を引くのは「助六」の中に登場する花魁“揚巻(あげまき)”の新春の打ち掛け。羽子板、お飾り、門松が刺繍されており、新春に見ると縁起が良いと言い伝えられてきた衣装。しかも昭和8年の歌舞伎座で六代目尾上菊五郎が着用したものだという。また、山本寛斎の歌舞伎からインスパイアされた当時のコレクションから「凧絵」のマントのレプリカなどが展示される。同時に伊勢丹新宿店本館2階TOKYO解放区では約20年振りに山本寛斎のコレクションが小売店で販売される「Kansai Yamamoto POP UP STORE @ TOKYO解放区」を同時開催。ポップアップショップは1月14日まで。お正月ミュージアムでは、歌舞伎や和装にまつわるトークイベントも多数。1月2日には「KABUKIとBASARA」と題した山本寛斎によるトークショーも開催され、日本人としての表現に込められた日本文化のスピリットを語る他、同店のショーウインドーに飾るビジュアルを手掛けたアーティスト、レディ・アイコやファッションディレクターの山口壮大らが参加する。また日替わりで、獅子舞や和楽器の演奏、お雑煮やお汁粉などのイートインコーナー、浅草の飴職人・手塚新理による飴細工など、お正月らしい遊びや演芸を展開し、日本のお正月を遊ぶこと、装うこと、食すことの切り口で提案する。1月3日にはアートユニット「ヘソ(heso)」によるフードライブが実施され、歌舞伎の要素を取り入れたフードとドリンクが無料で振る舞われる
2014年01月01日『アンアン/エル・ジャポン』が創刊された1970年3月3日、美大志望の男子生徒から「こんな雑誌が出たの知ってるか」と手渡されたのがモード誌との出合いだった。当時外国といえばアメリカ一辺倒で、アメリカの高校生の一夜を描いた映画「アメリカン・グラフィティ」のような世界や、アイヴィールックが世界で一番おしゃれと思い込んでいた女子に、ヨーロッパの香りがする、A4変形、中綴じのグラフィカルな雑誌は衝撃だった。自分の知らない世界では、アルファベットを組み合わせたプリントの茶色いバッグが、おしゃれなのか?よく分からないが、とにかくこれがおしゃれというものだ、と確信した。1969年、平凡出版社(現マガジンハウス)の当時岩堀喜之助社長は清水達雄専務をともない、パリへ赴きフランスの女性週刊誌『ELLE』と提携契約を結んだ。日本にモードを定着させることに一役買った、ライセンスマガジンのスタートだった。ただ、『アンアン/エル・ジャポン』は、日本オリジナル編集と提携した『ELLE』のページをミックスした、変則なモード誌で、1982年『アンアン』から独立して『エル・ジャポン』として同社から創刊されるまでこのスタイルは続いた。芝崎文編集長、堀内誠一をアートディレクターに迎え『アンアン/エル・ジャポン』は創刊。創刊号は、金髪にボンネットを被った外国人モデルの表紙を立木義浩が撮影。日本編集のファッションページでは金子功が特別にデザインした服を着た立川ユリがモデル兼メインキャラクターを務めた。最新のパリコレ情報は長沢節が解説、三島由紀夫のエッセイも掲載、仏版『ELLE』の記事は一折16ページで構成されている。巻末に型紙を添付し洋服の作り方を載せていたファッション誌と違い、『アンアン/エル・ジャポン』は、最新モードの服のコーディネートを提案する、今では当たり前なことを初めてやった雑誌だったと、スタイリストの原由美子さんは言う。原由美子さんは、『アンアン/エル・ジャポン』の創刊準備から、仏版エルの記事を翻訳し16ページに落とし込む仕事からスタートし、フリーのスタイリストとして独立するまでこの仕事を続けていた。パリのモード界はオートクチュールに変わりプレタポルテがトレンドを牽引するようになり、洋服は作るから既成の服を買う時代になっていった。型紙なしの『アンアン/エル・ジャポン』創刊は、編集者の鋭い臭覚がもたらしたものだった。「創刊した頃のファッションページは、金子功さんが作った一点ものの服を掲載したので価格表記はなく、今のようにメーカーやブランドからサンプルを借りて、価格をクレジットするようになったのは50号目からだった」と原さん。サンディカ(オートクチュール組合)の再編により、プレタポルテ組合が新設された1973年、原さんは初めてパリコレを取材することになった。「ケンゾーは証券取引所、ソニア・リキエルはグルネル通りのブティックと、思いおもいの場所でショーを開いていた。ケンゾー以前は、モデルがナンバーカードを持ち、粛々と歩くのがショーのやり方だったけど、ケンゾーは一度にたくさんのモデルをランウエイへ送り出し、まるでお祭りのようだった。このやり方は、ジャンポール・ゴルチエに引き継がれたの」その頃コレクション取材をしていたのは、パリに支局を持つ文化出版や新聞社の記者で、日本から出掛ける者はほとんどおらず、むしろバイヤーのほうが多かった。原由美子さんには、仏ELLEチームに混じりElle Japon Yumiko Haraのカードを貼り付けた席が用意された。「仏『ELLE』に掲載されている編集長や気に掛かるページを担当するファッションエディターの席を見つけては、この人がページを作っているんだと興味深かった」という。ファッション写真は、『ELLE』本誌が使用した残りのポジがすべて送られてきた上に、自由に使うことができるというおおらかな時代だった。フェティッシュなヘルムート・ニュートンの写真からは想像もつかないが、『ELLE』のファッションを撮っていた時期もあり、確かに『ELLE』テイストの写真に仕上がっている。72年1月5日号『ELLE』大特集では、ヘルムート・ニュートン、ジル・ベンシモン(元『ELLE』インターナショナルのクリエーティブディレクター)の写真が、1ページに4カット、6カットと大胆にデザインされている。アートディレクター堀内誠一の成せる技だった。当時、平凡出版社のいち編集者だった赤城洋一は、仏『ELLE』の編集者達が『アンアン/エル・ジャポン』を見たがり、ページを開くうちに真剣な目に変わっていったのは、斬新なアートディレクションに目を奪われたからだろうと、自書に記している。日本初、女性のためのチャーミングなモード誌は、編集もデザインもスタッフのほとんどが男性だったことには驚くばかりだ。土佐日記を書いた紀貫之ではないが「男もすなる日記というものを、女もすなるとて、するなり」といった心境だったのだろうか。参考文献*深井晃子著『パリ・コレクション』(講談社現代新書)*赤城洋一著『「アンアン」1970』(平凡社新書)*原由美子著『原由美子の仕事1970→』(ブックマン社)(4/12に続く。)
2013年12月29日毎年、銀座の街に大晦日のカウントダウンにチャイムが響く。和光が1983年より銀座本館の時計塔から奏で始めた恒例行事の音の風景だ。アベノミクス、2020年東京オリンピックなど、銀座の商業施設にとっても新しいチャイムの鳴った2013年。新しい時代に向かいつつある日本を代表する商業エリア、銀座のリテーラーのトップに、2013年の総括、2014年の予測、2020年に向けての思いをインタビューする。第1回目は三越銀座店店長から今年4月に和光の専務執行役員として迎えられ、6月より代表取締役社長に就任した安達辰彦氏にご登場頂いた。――和光に入社されたのは4月でしたが、2013年全般を振り返って頂けますか?暦年で行くと2013年の売り上げは前年比116%を超える結果で終わりそうだ。アベノミクス効果なのか、株高、円安によりストック型の富裕層の期待は受けているのかなという思いだ。12月に外国人観光客1,000万人達成のニュースがあったが、銀座地区と新宿地区は確実にインバウンドの売り上げが伸びている。中国からの観光客数が戻り、シンガポール、インドネシア、マレーシア、タイなど東南アジアからのお客様も増えている。百貨店の方が正式な数字は取っているだろうが、従来の3から4%の売り上げ構成比が10%近くまで拡大傾向にあると聞いているし、また実感もしている。我々も10・11月の免税での時計の扱い金額は前年の10倍にも達しており、その70%は中国からのお客様だ。――商品別に見るといかがでしょうか?特に1階で展開している時計の売り上げが好調。ここがセイコー発祥の地ということもあり、セイコーのフラッグシップショップでもある。「グランドセイコー」が評価されており、平均40万円代の高額品ながら好調。2012年に新たに誕生したGPSソーラーウオッチ「アストロン」も先行予約販売などを行い、20万円代の商品がよく売れている。婦人のハンドバッグも好調で、現在70%がWAKOのオリジナルブランドで、フォーマルなシーンで高い評価をいただけているロングセラーだ。時計・宝飾品は全体の3から4割を占めているが、扱っているカテゴリーはすべて前年を超えており、昨年改装していたこともあって数字は比較できないものの食品も好調。1988年から手掛けており、人気の高いチョコレートは銀座にほど近いアトリエで生産。ケーキは売り場と同じ建物の3階で焼いており、すべて完結型でやっている。銀座メイドというその鮮度の良さはもっとアピールしても良いのではないかと思っている。――10月には「ジョン ロブ」の紳士靴も導入されました。3階婦人服、4階紳士服も展開されていることを、案外知られていません。店舗へ足を踏み入れづらいことを決して意図しているわけはないが、銀座4丁目という場所で高級品を中心に扱っていることで、入りにくいという印象を与えているのは事実。現在、紳士の輸入ブランドはイザイア、ヘルノ、ボリオリを中心にスーツはオーダーメイドとパターンオーダーメイドが中心。フランチェスコ・スマルトでチーフカッターの経験を積んだパリ在住の鈴木健次郎氏のオーダーも2年前より扱っている。婦人服は国産ブランドではミカコ・ナカムラ、サポート・サーフェスなど、インポートはアニオナ、チヴィディーニ、ファビアナ フィリッピ、ヘルノ、ミッソーニ、レナ・ランゲ、クルチアーニなどを扱っている。老舗百貨店のお帳場制度と同様に固定客を中心に行き届いたサービスで対応を図ってきたが、お客様の高齢化と共に、最近は少しずつ商品の品揃えの新しさを打ち出している。その一つがジョン ロブだ。安定的な成長を果たすためにも新しいお客さまを30%程度増やしていく方針だ。婦人服飾品は50%が和光のオリジナルだが、和光の特徴として定番商品を中心に展開し、素材、縫製にこだわっている。そのためお直しなどの需要が高く、ハンドバッグや時計の修理もそうだが、作り手や職人の高い技術を信頼して長くお付き合い頂いているお客さまが多い。そういうブランドイメージを大切にしながら、これまであまり積極的に訴求を図っていなかった雑誌や新聞の折り込みなど、媒体へのアプローチも見直している。――クールジャパン、メイドインジャパンという社会の流れも和光にとっては追い風なのではないでしょうか?国産のオリジナルというのが和光ブランドの特徴でもあり、メイドインジャパンが評価されるのは我々にとってはありがたい傾向だ。国内の中からより良い商品を探していくことも重要だ。――若い層へのアプローチという点ではいかがでしょうか?ブライダルのエンゲージメントリング、マリッジリング、結納返しの時計などは支持をえており、ジュエリーはすべてそろうという銀座でも、我々を選んでいただいている。その辺りの商品を導入口に、若い世代とのエンゲージメントを深められばと考えている。――2020年の東京オリンピックに向けて、銀座の街の変貌が既に進みつつありますが、今後の銀座を同ご覧になっていますか?中央区は人口も年々増加しており、勝どき橋を渡って高層ビル群を臨むと、まさに銀座が入り口という感じがしている。晴海で建設が予定されているオリンピックの選手村などを見込むと、銀座地区の活性化の期待感は高まっているのではないだろうか。その点からは少子高齢化という日本全体の流れとは少し違うのかもしれない。東京都や中央区が計画を進めている銀座と臨海部(勝どき・晴海地区)を結ぶBRT(連結バス)やLRT(路面電車)の新交通システムの構想や、築地市場の移転もあり、銀座という地域は大きく変わることが予想される。――銀座ルールの建物の高さ制限が31mから56mに変更され、耐震対策の建て替えも銀座通り沿いに数多く予定されています。現在も伊東屋、5丁目の元東芝ビル跡、松坂屋銀座店跡の銀座6丁目再開発プロジェクトなどめじろ押しですが、和光は銀座のランドマークを維持していくために何か考えられていますか?本館の耐震工事は5年前に完了しており、我々は今から81年前、1932 年に竣工したこの建物と共に、「銀座の和光」というこの4丁目の立地を生かしたブランディングで展開していく。そのためには他の店舗にないオリジナル商品の開発、訴求は重要だ。そのために外に打って出ることも積極的に行っている。2013年は三越日本橋本店の食品売り場に夏に1週間、12月26日から31日まで地下1階にメーカーの立場で出店している。三越日本橋本店とは顧客の親和性も高く、ケーキは良く売れるようだ。2月5日バレンタインの催物にも和光のチョコレートを出店する予定だ。――他の銀座の老舗との協業は?何かインパクトを持たせるために銀座の街と組んだことをやりたいとは常々考えており、今夏には三越銀座店の企画で「銀座チョコレートクリーム フルーツどら焼き」に参画した。これは銀座文明堂が皮を焼き、銀座千疋屋が果物、和光のチョコレートクリームというコラボ企画で1日200個限定で販売し、連日完売した。このような何らかの話題作りは必要だろう。銀座ファッションウィークも今年からプランタン銀座が参加したが、もっと多くの銀座の店舗が参画できる仕組み作りが必要で、そのためには街全体で取り組んでいくべきで、和光としてもファッションを扱っているので、参画できればと考えている。――最後に消費税が導入される2014年の4月以降の予測はいかがでしょうか?消費税が導入される4月からの1年間は、売り上げで4から5%は影響が出るだろう。当初3ヶ月は更に厳しいと予測している。景気回復傾向の2013年のように暦年での売り上げ2ケタ増は厳しいと考えている。最終的に4から5%増でランディング出来れば良いのではなかろうか。
2013年12月28日コスメブランド「イソップ(Aesop)」は、京都で2店舗目となる直営店を河原町(京都府京都市中京区河原町通蛸薬師下る塩屋町327番)にオープンした。営業時間は11時から19時。イソップの全アイテムがそろう。店舗デザインは、イソップ新丸ビル店や渋谷店などを手掛けてきたトラフ建築設計事務所が担当。細長く幅の狭い店内は、前面のプロダクトディスプレイから中程のデモンストレーション用シンクを経てカウンターへと続き、奥には革張りのベンチが設置されている。2階はギャラリースペースとなり、吹き抜けの天井からはイカ吊りランプが垂れ下がる。今年9月には、初の京都店(京都府京都市中京区柳馬場三条上る)を出店しており、シンプリシティ(SIMPLICITY)の緒方慎一郎が店舗デザインを手掛けた。近くロンドンやシドニー、パリにも新店舗をオープン予定。
2013年12月27日「チームラボ(teamLab)」は、展覧会『teamLab exhibit at Audi Forum Tokyo』を東京・原宿のアウディショールーム「Audi Forum Tokyo」で開催している。2014年1月5日まで。入場無料。アウディのスポーツカー「Audi R8」にプロジェクションマッピングを施すデジタルインスタレーションが展示される。フルハイビジョンの7倍となる7Kの解像度で映し出されるのは、超微細まで描かれた全長約16mの滝。岩に見立てたR8をコンピューター上で立体的に再現して、上流から注ぎ落ちる水の動きを物理計算し、正確な水の運動シミュレーションが映像化された。また、近世日本の画家の1人・伊藤若冲の升目画にインスパイアされたインタラクティブなデジタルアート作品「世界は、統合されつつ、分割もされ、繰り返しつつ、いつも違う」も展示。会場ではチームラボ初のDVDブック「チームラボって、何者?」も販売中。日本美術史に新たなページを加える最先端アート集団の思考をテーマに、美術史家の山下裕二とチームラボ代表の猪子寿之との対談や、チームラボが手掛けてきた作品の解説などが収められており、付録のDVDには代表作全8作品の映像が収録されている。価格は2,800円。【イベント情報】teamLab exhibit at Audi Forum Tokyo会場:Audi Forum Tokyo住所:東京都渋谷区神宮前6-12-18会期:2014年1月5日まで(12月29日から1月2日まで閉館)開館時間:10:00から19:00入場無料
2013年12月27日小笠原諸島に新たにできた島が西之島とつながったことで「スヌーピー」に見えるとツイッター上で話題となっている。海上保安庁が12月26日に西之島付近の新島の溶岩流が西之島南岸に到達し、両島が一体となったことを発表。公開された上空写真がスヌーピーに酷似しているとインターネット上で話題になり、様々な報道機関が写真・動画を公開している。NHKニュースのツイートは現時点で400回を超えるリツイートを記録。セレクトショップ「乱痴気 (LANTIKI)」のオフィシャルツイッターアカウントは、「centraaaaalkobeの近くにスヌーピーの石像があるんですよ。スヌーピー島はなかなか見にいけないですが、こちらは正月休みを利用して探しに来て下さい」とつぶやいている。今年は六本木ヒルズでスヌーピー展が開かれ、各種コラボレーションアイテムを発表されるなど、スヌーピーはファッション・アート界にも話題をもたらした。
2013年12月27日無印良品はデニムを2014年1月中旬よりリニューアルする。「はきやすさ」だけでなく「動きやすく、美しいシルエット」を実現するためにパターンを見直し、様々な素材を使った新しいデニムを3種提供する。主力商品は「アメリカンコットン混デニムパンツ」。世界的にトレンド感があるスキニーシルエットのバリエーションを充実させ、履き心地を重視。従来モデルよりも伸縮性に優れた糸を使用した上、膝から下のシルエットを見直して、体型がきれいに見えるフォルムを目指した。素材は、デニムパンツで歴史のある、アメリカ世界最大級のデニムメーカーのもの。デニムの加工は、シルエットごとに適正な色落ち感を出している。ウィメンズはスーパーストレッチスキニー(アンクル丈/クロップド丈)、スキニー、ストレートスキニー、ハイライズスキニー、ブーツカット、テーパードボーイフレンド(アンクル丈/クロップド丈)、ストレートボーイフレンド(アンクル丈)、スカート、ショートの11種類。メンズはスキニー、スリム、レギュラーの3種類をラインアップし、価格はいずれも3,980円。日本の名門生地メーカーのオーガニックコットンを100%使用した生デニム「ジャパンデニム」も登場。大量生産できないシャトル織機で織り上げ、履きこむほど美しいタテ落ちが現れるという。ウィメンズはストレートボーイフレンド(アンクル丈)、テーパードボーイフレンド(アンクル丈)、メンズはレギュラー、スリムの全4種類で、いずれも9,980円。その他、トルコの原料を使い、ヨーロッパデニムの特徴であるきれいな着こなしに合わせた「トルココットン混デニム」は、ウィメンズにテーパードボーイフレンド(アンクル丈)、スキニー、メンズにレギュラー、スリムをラインアップ。価格は7,980円。ジャパンデニムとトルココットン混デニムは数量限定で、有楽町、渋谷西武、池袋西武、グランフロント大阪のみで販売する。本リニューアルで無印良品が注目したのは、デニムにおける日本の技術力。世界の有名ブランドが指名買いするデニム生地や高い縫製技術、職人気質の加工技術を、通年で販売する定番デニムにも取り入れた。ウィメンズは1月15日、メンズは17日から発売。
2013年12月25日コム デ ギャルソンは12月21日、米・ニューヨークに「ドーバー ストリート マーケット ニューヨーク(Dover Street Market New York)」(160 Lexington Avenue New York, NY 10016)をオープンした。ロンドン、北京、銀座に続く4店舗目。店舗コンセプト&ディレクションを手掛けたのは川久保玲。マンハッタンの住宅街キップス・ベイ地区に位置するニューヨーク女子美術工芸大学をリノベーションした。この地区は飲食店などがまばらにある程度で、いわゆるファッションエリアではない。ショップは総面積1,674平方メートルで地上7階を占める。川久保氏が「私は様々なバックグラウンドを持つクリエーター達が、“美しいカオス”のコンセプトのもとで集い、新たな価値を創造するようなマーケットを作りたい」とコメントを発しているように、店内は様々なコンテンツで埋め尽くされる。1階からそびえる3本のアートタワーが、銀座店の名和晃平のアート作品のようにカオスの中でも全体の統一感を均衡。エレベーター手前のロンドン フィールドワークス(London Fieldworks)によるウッドパネルを施した「Spontaneous City NY」とマグダ サイエグ(Magda Sayeg)によるカラフルな「Everlasting Gobstopper (Alcohol inducing)」が6階まで貫き、レオ スーエル(Leo Sewell)による様々なマテリアルで装飾された「Rap Wrap」は7階まで届く。階段周りにはアラカワ&ギンズ(Arakawa&Gins)によるアートトンネル、視覚だけでなく聴覚にも訴えるためサウンドアーティストのカルクス・ヴァイヴ(Calx Vive)の音響作品が至る所にあるオブジェから放たれる。その中で扱われるのはコム デ ギャルソン社の各ブランドの他、「アライア(Alaia)」「ダニエラ・グレジス(Daniela Gregis)」「ジル・サンダー(Jil Sander)」「J.W.アンダーソン(J.W.Anderson)」「パコ ラバンヌ(Paco Rabanne)」「ラフ シモンズ(RAF SIMONS)」「サカイ(sacai)」「サンローラン(Saint Laurent)」「シモーネ ロシャ(Simone Rocha)」「トム ブラウン(THOM BROWNE.)」「ビズビム(visvim)」などだ。また今回、ドーバー初取り扱いとなる「プラダ(PRADA)」の売り場が最上階に設けられた。プラダはアップデートしたアーカイブコレクションを特別に製作。更にルイ・ヴィトンが1階イベントスペースに3ヶ月間の期間限定店舗を出店中。その他、4階にはヤングデザイナーのコーナーが設けられインキュベーションの機能も持つ。もちろんロンドン、銀座にも出店しているオーガニックカフェ「ローズベーカリー(Rose Bakery)」も出店。1階と中2階を占める。コム デ ギャルソンブランドのスペースでメインに用いられた内装材はウッド。そこには世界に先駆けて2014年春夏の商品が並ぶ。オープンを記念し、「シュプリーム(Supreme)」のTシャツ、「マスターマインド×ブラック・コム デ ギャルソン×ドーバー ストリート マーケット ニューヨーク」のスウェット、パーカ、Tシャツなどをエクスクルーシブで発売。当日にはショップ周囲にぐるりと長蛇の列ができた。今後の同地区の変貌に注目が集まる。
2013年12月24日「ヤコブ コーエン(JACOB COHEN)」は12月25日まで、東京ミッドタウン店にてクリスマス特別企画を開催している。商品を購入した方に先着でクリスマスクッキーをプレゼントする。また、3万円以上購入でオリジナルトートバッグを進呈する。クリスマスの新作デニムを2本展開。素材やパターンはそのまま、ディテールを省いて価格を抑えたラインからはカモフラージュ ハラコ パッチのデニムが登場。3万9,900円。また、ハラコ・ステッチ・セルビッチが赤いクリスマスカラーのモデルも用意。こちらは7万1,400円。
2013年12月24日JR川崎駅西口直結の「ラゾーナ川崎プラザ」 は、12月27日より年末年始の大バーゲン「ラゾーナカウントダウンバーゲン」を開催。続いて2014年1月1日からは「ラゾーナバーゲン」をスタートする。カウントダウンバーゲンには、「アメリカン イーグル アウトフィッターズ(AMERICAN EAGLE OUTFITTERS)」や「アーバン リサーチ ストア(URBAN RESEARCH Store)」などの合計約70店舗が参加。今冬のトレンドアイテムから雑貨、グルメまで最大70%オフにて提供する。元日からのラゾーナバーゲンでは、カウントダウンの2倍となる約140店舗が参加。「ユナイテッド アローズ グリーン レーベル リラクシング(united arrows green label relaxing)」などのセレクトショップからロフト(LOFT)、無印良品、和洋菓子・生鮮・惣菜などに至るまで、バラエティー豊かな店舗商品がプライスダウンされる。1月9日まで。2014年の初売りではアパレル・雑貨・レストランなど様々なショップが福袋を販売。特に、1月2日に限定10個で発売する、館内23ブランドの洋服が詰め放題となる「2,014円詰め放題“服袋”」が目玉だ。その他、12月28日から1月14日までは「Ne-net にゃー」のポップアップストアがオープン。ベーシックなウエアから雑貨までラインアップする。
2013年12月24日ロックバンド「プライマル・スクリーム(Primal Scream)」のボーカル、ボビー・ギレスピー(Bobby Gillespie)は、12月11日のロンドンでのライブで「サンローラン(Saint Laurent)」を着用した。ジャケット、シャツ、タイ、パンツのトータルルックで登場。ジャケットはラペルをサテンで切り替えたタキシード、シャツはフロントにプリーツが入り、そしてタイをリボンスタイル締めるというライブらしく夜のフォーマルスタイル。しかし単純な礼装でなく、ジャケット・シャツは光沢があり、きらびやかな印象を演出。対照的にパンツはマットな素材感のものをセレクトしている。プライマル・スクリームは1982年、ボビーとギターのジム・ビーティ(現在は脱退)がスコットランドのグラスゴーで結成。ロック、ダブ、アシッドハウスと様々なジャンルをクロスしている。
2013年12月23日お仕事体験テーマパーク「カンドゥー(Kandu)」が12月20日、イオンモール幕張新都心ファミリーモールにオープンする。日本第1号となる同店には、子供からシニア世代までが楽しめる35のベニュー(パビリオン)と、テーマパークとしては国内最大の530席のフルサービスレストランが併設されている。「キッザニア」を手掛けたルイス・ラレス・ゴエティがコンセプトクリエーターを務めた。施設内へは架空の発明家デューク・ジュリアン・サガモンドのラボをイメージしたという広間から、大きな鍵穴をくぐることで入場する。これは“別世界への入り口”を表現したもの。そして施設内は六つのエリアに分かれている。イタリアの街並を再現した「ラ・ピアッツァ」の中央には巨木がそびえ立ち、周りに「オランジーナ」や「JINS」のベニューが並んでいる。目玉は「オンワード樫山」協賛のファッションコーナー。衣装はすべて特別デザインのもので、気に入ったドレスを着用し、ファッションモデルとしてのトレーニングを行う。フランスの街並を再現した「フレンチ・クオーター」は真っ赤な建物が特徴的。味の素「クノール」や「毎日新聞」の他、デンタルや新生児看護のアクティビティーなど、メディカル系のベニューが並ぶ。魔法にかかった不思議な村という設定の「マジック・ビレッジ」では、千葉の住宅メーカー「新昭和」のベニューや、「ガリバー」協賛のボルダリングで遊ぶことが出来る。劇場と観客席が広がる「カンドゥー・シアター」では、台本を読みながらリハーサルを行い、俳優・女優になりきって劇を演じるという、表現力や演技力が育まれるアクティビティーも。50年代のアメリカをイメージした「アメリカン・ダイナー」には、「文化放送」のラジオ局や「ゼブラ」のアートアカデミーが。また、千葉県警協力のもと警察署と牢屋が再現され警察官になって街をパトロールするアクティビティーも用意。飛行機や宇宙をフィーチャーした「コズミック・ゾーン」では、「富士通」のロボットを展示しているラボラトリーや、「JAXA」の管制室のクルーになって、ロケット発射の瞬間を体験出来るというアクティビティーも。「日本航空」のベニューには、航空機誘導員用の大画面とフライトシュミレーターが設置されている。カンドゥージャパン代表取締役社長の越純一郎氏は「単なる娯楽施設ではなく、あくまでも教育施設として運営したい。嫌なことを無理矢理させるのではなく、楽しそうだから思わずやりたくなる“お仕事”を体験して欲しい」と語った。
2013年12月19日ペットとの快適な毎日をサポートする、日本最大級の「ペットモール」が誕生だ。24時間体制のホテルや病院を完備し、愛犬、愛猫のしつけやリハビリ、シニアペットの対応までをトータルで行う。「コト×モノ×サービス」をテーマにした総合ペットストア「ペコス(PECOS)」。2階建てメゾネットタイプの店舗は、中央に吹き抜けを配した開放的な空間。約2,000平方メートルの広々とした店内で、カスタマーのペットライフを満たす施設とサービスを用意。1階の「サービス&ソリューションフロア」では、ビューティーサロンとしつけ・トレーニングのコーナーを設置。ビューティーサロンではニーズに応えた最適なカットの提案を行い、飼い主により安心してもらえるようにカットの様子が見られる施設構造に。シニア犬から超大型犬まで、それぞれに合わせた設備で施術を行う。しつけ・トレーニングでは、プロトレーナーによるアンチエイジング脳トレーニングやドッグスポーツコースを受けられる。ペットの年代層またはライフスタイルに合わせたしつけも行う。またフロア外には広々としたドッグランを備えた。そして注目なのは、「イオン動物医療センター/イオン動物病院 夜間救急センター」と、ペットホテルの「ペットインロイヤル」。共に24時間体制で対応を行う。病院ではそれぞれの医療分野を得意とする獣医師をそろえ、専門分化治療をする。最新の医療機器、リハビリプールによるハイドロセラピーを備え、最新の動物医療を提供する。約100室を設けた本格的ペットホテルでは、お遊びやお散歩も含め専任のホテルスタッフが24時間体制で預かる。新たな試みとして、老犬・老猫に対応した本格的介護サービス、メディカルケアサービスも導入。2階「ライフスタイルショップ」では、バラエティーに富んだ品ぞろえの”ライフスタイル提案ペットストア”をオープン。新しいペットライフスタイル提案型店舗として、ナチュラル志向商品、本格デリカ&スイーツ、ペットモチーフ雑貨などを展開する。安心素材を使う”デリカ&スイーツ”コーナーではペット用のお惣菜やパン、お誕生日ケーキなどを扱う。店内にはイートインもあり、ペットと一緒に食事を楽しめる。またペットの健康を考えた食事を作る、クッキング教室も実施する。他にもペットを飼っていないが動物モチーフが好きというニーズに向けた、ペットファッション・雑貨専門店「ハーネスドッグ」もある。その他、ペットと一緒にカフェを楽しめるドトールコーヒーの新業態「ドトールコーヒーショップ」、ペットの写真館「ペット写真城スタジオワンワンアリス」、アクアリウムショップ「アクアリウムステージ21」が出店する。(1/5に戻る。)
2013年12月19日2013ミス・インターナショナル世界大会が12月17日、東京・品川プリンスホテルにて開催された。自民党総務会長の野田聖子、内閣総理大臣夫人の安倍昭恵、東京藝術大学学長の宮田亮平、アートディレクターの勝井三雄、コシノジュンコら14名が審査員を務めた。民族衣装と水着による審査の後、特別賞が発表。「ミス・ナショナルコスチューム」は、グリーンのカーニバル衣裳を着こなしたアルバ代表のエリアルダ・クロース(Erialda Josaine Croes)に決定。コシノ氏は、「民族衣装審査は、2020年を彷彿とさせる美のオリンピックと感じた。ミス・インターナショナル選出のポイントは、健康的で明るく、自分らしさを持って世界に貢献できるタイプであること」とコメント。ウェブ投票による「ミス・インターネット」に決定したマカオ代表のアデラ・カワイ・ソウ(Adela Ka-Wai SOU)、9日のプレス発表会で記者により「ミス・フォトジェニック」に選ばれたリトアニア代表のエルマ・セグダヴィチウト(Elma Segzdaviciute)らも、それぞれ表彰された。その後ミス達はイブニングドレスに着替えて登場し、マライア・キャリー(Mariah Carey)の『アイルビーゼア(I’ll be There)』に合わせ、バラの花束を掲げての群舞を披露。セミファイナリスト15名が選出されたが、グリーンのイブニングドレス姿を披露した日本代表の高橋有紀子は落選した。ウォーキング審査を経てファイナリストに選出された5名は、30秒間のスピーチを披露。「世界中に希望のメッセージを伝えたい」と語ったフィリピン代表のベア・ローズ・サンチャゴ(Bea Rose Santiago)が、2013ミス・インターナショナルに決定した。ベアは旅行とダイビングが趣味の23歳。チャリティーに強く興味を持っているという。2位はオランダ代表のナタリー・デン・デッカー(Nathalie den Dekker)、3位はミス同士の投票による「ミス・フレンドシップ」も獲得したニュージーランド代表のケイシー・ラドリー(Casey Radley)が受賞した。
2013年12月18日ファミリーモールのキーワードは「キッズを中心とした親子3世代」。お仕事体験テーマパーク、エンターテインメントミュージアムやメーカーのアンテナショップなど、家族で楽しめるコンテンツ約80店舗が勢ぞろいしている。1階の“ファミリーファッション&ライフスタイルフロア”には、「未来屋書店」の新業態、体験型キッズゾーン「みらいやのもり」がある。「めいさくえほんはくぶつかん」「こどもサイエンス」「こどもアトリエ」「こどもキッチン」と、子供の興味関心で四つに分類した”こどもハウス”からなるゾーンだ。「こどもセルフレジ」ではレジ体験のできるセルフレジを導入。おすすめの絵本やギフトを提案してくれるコンシェルジュが常駐し、ワークショップや体験イベントなどが毎週末開催される。またこのフロアにはダイソーのポップな雑貨ショップ「papipupePOKKE」や家族でメガネ選びを楽しめる、メガネブランド「ゾフ(Zoff)」の新業態「ゾフ・マルシェ(Zoff Marche)」もオープン。2階“キッズファッション&ライフスタイル”のフロアには、イオンの子供関連用品ゾーン「キッズ共和国」がイオン最大の広さで出店。ファッション、玩具、文具などが一同に集結。隣には12歳以下の子供を対象とした室内ゆうえんち「モーリーファンタジー」があり、キャラクターのララちゃんの塗り絵を専用モニターにかざすと、モニター上に3Dのララちゃんが登場して踊り出すという、最先端のゲーム機器を導入している。ベビー&キッズカジュアルゾーンでは、「ヒステリックミニ(HYSTERIC MINI)」「バービー/ジルスチュアートニューヨーク」など、専門店約20店舗をラインアップ。千葉県初出店となるセレクトショップ「リボンハッカキッズ(Ribbon hakka kids)」は、親子で楽しめるカフェ「カフェアール(Cafe R)」を併設。そして3階には、ファミリーモール最大の目玉となる、家族で楽しめるエンターテインメントスポットを集約。日本初上陸のお仕事体験テーマパーク「カンドゥー(Kandu)」は、警察、航空会社、銀行、ラジオ局など、約35種類のお仕事体験ができる「ベニュー」と家族みんなでゆっくり食事のできる約530席のレストランで構成され、親子3世代で楽しめるテーマパーク。東映特撮ヒーロー作品の体験型エンターテインメントミュージアム「東映ヒーローワールド」では、特撮ヒーローとなって体験できるアトラクションを設置。作品製作に使用した撮影用スーツや小道具が展示され、ヒーローをモチーフにしたフードが堪能できるカフェがある。子供はもちろん、特撮ファンの大人も楽しめる内容だ。また“オリジナルばかうけ”が作れる、栗山米菓による初の体験型アンテナショップ「ばかうけサーカス」も出店。約600もの客席を設けたフードコート「ごちそうパーク」では、丸亀製麺の新業態「マルコズキッチン(MARCO'S Kitchen)」など、初出店を含む8店舗が出店している。他にも広大な屋上公園「スカイパーク」には、ミニイベントができるステージ、噴水や水遊びのできるビーチがある。(4/5ではあらゆるスポーツ需要に応える「アクティブモール」を紹介。)
2013年12月18日イオンは12月20日、千葉市美浜区に旗艦店「イオンモール幕張新都心」をグランドオープンする。初ブランド・新業態92店舗、千葉市初出店92店舗を含む、360の専門店が集結。初年度来館者3,500万人を見込む。16日、オープンに先駆け内覧会が開かれた。「“夢中”が生まれる場所」をコンセプトに、ジャンルの垣根を超えた圧巻のスケールの次世代ショッピングモールが誕生する。19万2,000平方メートルの敷地内は、「グランドモール」「ペットモール」「アクティブモール」「ファミリーモール」の、4モールで構成。3から4階建ての建物は、それぞれ2階のデッキで接続されている。「グランドモール」では、“よく遊び、よく学ぶ”をキーワードに大人のライフスタイルを提案。1階の“大人のホビーゾーン”には、「代官山蔦屋書店」をモチーフにした千葉県初出店となる「蔦屋書店」が登場。書店の中には、大人の旅を提案する「JTBトラベルゲート」や、本と一緒にコーヒーを堪能できる「スターバックスコーヒー」を、ショップインショップ形式で併設している。また、オーディオメーカーの「ボーズ・ダイレクトストア」、音楽教室やスタジオを構えた「島村楽器」など、日常に潤いを与えてくれる専門ショップがそろう。“プレミアムファッションライフスタイルゾーン”には、高感度な大人のライフスタイルを提案する、国内外のファッションアパレルや雑貨、カフェなどを展開。「パティスリー銀座千疋屋」「トップショップ/トップマン(TOPSHOP/TOPMAN)」「アフタヌーンティー ティースタンド(Afternoon Tea TEA STAND)」「アフタヌーンティー・ホーム&リビング」などが千葉県初出店で登場。「センスオブプレイスバイアーバンリサーチ(SENSE OF PLACE by URBAN RESEARCH)」や「サマンサアンドシュエットギャラリー(Samantha&chouette gallery)」「ハルタ(HARUTA)」といった、大手アパレルブランドによる新業態ショップも多く出店。またジュンの新ブランド「ル ジュン(LE JUN)」は、カフェ「カフェドロペ ラメール(Cafe de Rope La mer)」を復活させ、併設する。「シュウ ウエムラ」、「キールズ」、コスメティックセレクトショップ「コスメーム」など、こだわりのビューティー&コスメショップも登場する。2階は「エイチアンドエム(H&M)」「モンキ(MONKI)」といった人気ファッションブランドや、日本初上陸となる北欧雑貨店「ソストレーネグレーネ(SφSTRENE GRENE)」など、国境を越えた上質を提案する北欧ブランドが多く出店。南国リゾートを漂わせる「ハワイアンゾーン」には、ハワイスタイルのカフェ「ホノルルコーヒー」ハワイアン雑貨「カヒコ」、ハワイアンジュエリー「ラウレア」がお目見え。(2/5ではグランドモールのグルメ、エンタメにフォーカス。)
2013年12月17日主婦の友社は、メイク本『もとから美人風整形メイクブック(BOOK)』の発売を記念し、「もとから美人風になれちゃう!メイクイベント」を12月17日18時よりグランフロント大阪にて開催する。本書は、素顔とまるで別人になれる「整形メイク」流行の火付け役となったメイク本『エスカワイイ(S Cawaii!)特別編集・気づいたら誰でも読モ以上の顔になれるメイクブック』(通称『読モメイクブック』)の第2弾。整形メイクを進化させた、「薄めのメイクだけど、しっかり顔が変わる」「生まれつき美人と思わせる」ことを目的とする「美人偽装メイク」を紹介する。イベントには、S Cawaii!専属モデルの近藤千尋によるメイクに関するトークショーと、読者モデルによる美人偽装メイクの実演を行う。30名限定招待にもかかわらず、既に300名を超える申し込みがあったという。今年は、「メイクテクニックさえあれば、だれでも美人かわいくなれる」というコンセプトに共感した女性達の間で、整形メイクが流行。25万部の売り上げを記録した『読モメイクブック』では、読者モデル達がコンプレックスのある素顔と整形メイクで変身した後の姿を披露している。ネット上でも、ブロガーの桃を始めとする多くの女性が、つけまつげなどのコスメを使用して別人のように変貌するメイクプロセスを公開。タレントの「ざわちん」も、板野友美やローラ、きゃりーぱみゅぱみゅなど様々な芸能人を真似た「モノマネメイク」をブログ上で披露し、メイクによる大変身が話題となった。
2013年12月16日「トミー(TOMMY)」は14SSから、「ベドウィン(BEDWIN)」のディレクター渡辺真史がディレクションするカプセルコレクション「M.W FOR TOMMY」をスタートする。直営店37店舗の他セレクトショップでも展開する。スタートとなる14SSコレクションは、米国を代表するヒップホップグループ、アウトキャスト(OutKast)のアルバム『Stankonia』に収録されている「SLUM BEAUTIFUL」からインスパイアされたコレクションを提案。クロップドパンツ、シルエットをタイトにし、アームホールも小さくしたラガーシャツやスタジアムジャンパーなど、DCブランド全盛期の80年代から90年代の渋谷、原宿に見られたデザインやテイストを現代のシルエットや丈で表現。着心地にもこだわったデザインを展開する。色はホワイト、ブルー、グレー、ブラックをベースに、春夏らしく爽やかな印象に仕上げている。また、「グラミチ(Gramicci)」や「チャンピオン(Champion)」とのコラボレーションによるウエアや、「ニューエラ(New Era)」とのコラボレーションによるキャップも製作。価格はジャケット2万5,000円、パンツ1万2,000円、ショートパンツ1万500円など。トミーは、「トミー ヒルフィガー(TOMMY HILFIGER)」のエッセンスに新たなプレッピースタイルをミックスした「NEW YORK DOWNTOWN PREP with TOKYO TWIST」をコンセプトに、2004年にデビュー。ニューヨークダウンタウンのプレッピースタイルに、東京のファッションやカルチャーを取り入れた独自の表現を展開している。
2013年12月16日パリのフレグランスブランド「ディプティック(diptyque)」が、日本初の旗艦店を東京・南青山にオープンした。住所は東京都港区南青山5-6-15。店舗デザインは、西洋と和の融合がテーマ。エントランスは石畳や植栽などで日本庭園をイメージし、店内は楽焼のタイルで作った棚や、ゴールドのアルファベットモチーフでできた壁などで設えられた。中央には、大小500個以上のキャンドルが並んだタワーがそびえ立つ。建物は3階建てで、1階がショップ、2階はフレグランスのワークショップなどを行うスペースとして利用され、3階はオフィス。オープンを記念して、青山店限定で、梅やサクラが香る「東京」キャンドル(6,825円)、鈴蘭やリンデンフラワーが香る「パリ」キャンドル(6,825円)、それぞれの街が描かれたランタン(各1万2,600円)も登場。また、期間限定で”光の祭典”をテーマにしたクリスマスキャンドル(7,875円)をオレンジ、緑、紫の3色で展開。他にも、2013年ホリデーコレクションの限定ギフトセットも販売されている。定番アイテムでは、フレグランスやフレグランスキャンドル、オーバル(石けん)、地中海をイメージしたスキンケアシリーズも取りそろえる。人気アイテムは、カシスとバラを配合した「べ(BAIES)」の香りのフレグランスやキャンドル、そして、砂時計型のディフューザー(1万5,750円)。ギフト用のラッピングも日本風で、それぞれの香りをイメージした色の3枚の薄葉紙を、折り紙のように重ねた包装を用意している。ディプティックジャパン代表取締役社長福住和久氏は、「日本はディプティックが世界展開する中で以前から注目していた市場。日本で最初の店は絶対に良いものを作りたいと意気込んだため、予算は当初の4倍になってしまった。今後も、それぞれの街に合った店作りとデザインを心がけ、店舗を拡大していきたい」と語る。
2013年12月13日美術家・中村ケンゴがディレクションするエキシビジョン「ギフト・オブ・アート(GIFT of ART)」展が伊勢丹新宿店本館2階グローバルクローゼットギャラリーで開催されている。12月31日まで。本展は、昨年末から今年初めに掛けてメグミオギタギャラリーにて開催された「XYZ」展の作品展示が契機となり企画がスタート。中村がディレクションを務める。今回は12月開催のため、クリスマスを意識してラインアップ。中村氏は「百貨店の中で美術品を展示販売するというのは日本独自の文化であるが、本展では更に発展させ、ファッションフロアで美術品を展示販売する試み」と語る。美術品を購入すると後日発送されることが多いが、本展では一部の作品は購入してその場で持ち帰ることができる。「アートは鑑賞するものという視点で触れることが多いが、今回のエキシビションでは『この作品は欲しいか欲しくないか』『自分の部屋にふさわしいかどうか』という感覚で作品に触れることができる珍しい機会。展示のタイトルにもある通り『アートをギフトとして贈ってみる』という視点でもぜひ楽しんでもらいたい」と中村氏。中村は伝統的な日本画の技法を用いて、マンガの吹き出しやキャラクターのシルエット、ワンルームマンションの間取り図、メールの返信を意味する「Re:」など、現代社会を生きる私たちにとって身近なモチーフからインスパイアされたユニークな絵画を制作。また、百貨店の美術画廊での展覧会開催実績はあるが、ファッションフロアで作品を展示するのは初だという。中村の作品「心文一致」(47万2,500円)はフロアレジの壁に展示され、スタッフが接客するシーンの背景とされた。美術作品と店頭のファッションアイテム、スタッフの接客シーンが融合するところにも面白さがある。「自分の創作活動において、“今を生きている”という感覚を大事にしている。作品には『Re:』のようにEメールをモチーフにしたものや、住宅情報誌に載っている間取りをモチーフにしたものなど、まさに“今”目の前にあるイメージと、連綿と続く美術史とを合わせていくように作品を制作している。コンテンポラリーアートは“今を生きている作家の作品”。今後有名になるのか無名で終わるのかは未知の世界。だからこそ、コンテンポラリーアート作品を手に入れるということは、作家との歴史を一緒に作っていくことにつながる。この機会をきっかけに、ぜひギャラリーにも脚を運んで欲しい」(中村氏)。
2013年12月13日メガネブランド「ゾフ(Zoff)」の新業態「ゾフ・マルシェ(Zoff Marche)」が、12月20日開業のイオンモール幕張新都心内にオープンする。家族でメガネ選びを楽しめる空間を目指し、白を基調とした店内に市場をイメージしたテントやネオン管のサインを配し、楽しさや明るさを演出する。什器やポップは、子供も見やすいよう配慮。メガネ作りの工程を見られるガラス張りの加工場も設置。ゾフ・マルシェ限定で、ゾフのキッザニアパビリオンで人気の子供向けサングラス「ゾフ・ユーブイ・ファイター(Zoff UV FIGHTER)」(3パーツセット1,050円、単品パーツ420円)を販売。フロント、レンズ、テンプルで全320通り組み合わせられ、レンズはUV400対応。その他、親子おそろいで楽しめる「ディズニーコレクション(Disney Collection)」、軽くて丈夫な「ゾフ・スマート(Zoff SMART)」、高橋尚子監修の「ゾフ・ランニング・ウィズ・キュー(Zoff RUNNING With Q)」など、ライフスタイルに合わせて選べるアイテムがそろう。ゾフは、アイケアカンパニーとして子供時代から目を守ることの重要性や、メガネの楽しさを子供たちに知らせる活動を実施。2012年10月にキッザニアに出店し、ゾフの店員体験ができるアクティビティを提供している。
2013年12月13日