ヒトサラMAGAZINEがお届けする新着記事一覧 (68/79)
レストランで体験する”WOW!"な驚きを、自宅に届けたい銀座の一等地にある天空のレストラン【イル・リストランテルカ・ファンティン】。夜にはキャンドルの灯りがともるロマンティックな空間で、日本の食材をイタリア人シェフらしい感性で昇華させた料理を楽しむことができる。ミシュラン1つ星、2020年度「アジアのベストレストラン50」17位に輝く、東京の人気イタリアンの筆頭だ。夜のメインダイニング。天井が高く、席もゆったりと配置されている。そんなレストランが、初のテイクアウト商品「ブルガリアフタヌーンドルチ・ボックス」を発売。美しい金色のボックスに、お重を思わせる2段重ねの容器に色とりどりの美しい果物を使った繊細なスイーツがぎっしりと詰まっている。「きっかけは、新型コロナウイルスによる感染拡大で、レストランにお客さまが来れない日々が続き、レストランのエッセンスを自宅に届けたられたらと考えたことです」と語ってくれた、ルカ・ファンティンシェフ。本来であれば、もう少し早く商品化したい気持ちもあったが、そこはラグジュアリーなレストランでのスペシャルな体験をつくることに心を砕いていたチームにとって、簡単なことではなかったという。どんなものを届けるか、ということから、味の構成、箱の選定……。試行錯誤を繰り返し3ヶ月感かかってできあがったのが、このボックスなのだ。『ブルガリアフタヌーンドルチ・ボックス』12,000円。予約は3日前の20:00までに。今回のボックスをつくるにあたり、ルカ・ファンティンシェフが一番意識したのは、【イル・リストランテルカ・ファンティン】の料理の根幹でもある、”四季”や”新鮮な食材”を自宅で感じてもらうということ。「お届けして少しお時間が経っても、美味しく食べられるもの。そして四季を感じていただけるもの。お届けした時に、ブルガリというブランドを裏切らない、見た瞬間に”WOW!"となるような高揚感が出るもの。なにがいいかと研ぎ澄ましていったら、日本のフルーツをつかったスイーツボックスにたどり着きました」と語るルカシェフ。実際、ルカシェフは、日本に来たときに日本のフルーツの繊細な香り、甘みがイタリアのものと全く違うととても印象的だったそう。そうした極上の季節のフルーツの下に合わせたのは、それらの繊細な風味を引き立てるような、イタリアのクラシックなドルチェを元にしたムースやケーキだ。季節のみずみずしいフルーツ八種が様々なデザートとなって詰められている「例えば山梨から届いた桃には、イタリアの『パン・デ・スパーニャ』、日本でいうショートケーキのようなクラシックなデザートを合わせています。味の濃い、巨峰にはピスタチオクリームのタルトを。”ケーキの上にフルーツが乗っている”、ということではなく、そのフルーツの個性や良さをいかに昇華させられるかということを考えたコンビネーションになっています」それぞれの果物は、ルカシェフが足で見つけた産地直送のもの。一口食べれば、彼がライフワークとしている日本の食材発見の旅で出会ったプレシャスな発見や驚きをダイレクトに感じることができるだろう。見た目の美しさと同時に、日本の生産者の素晴らしさ、思いもテイクアウトに乗せて届けていることが、幸せな味とともによくわかる。シェフの、ルカ・ファンティン氏。来日して11年。その進化は止まらないこのボックスは、1日15台限定の商品。販売して1ヶ月ほどたつが、売り上げは好調とのこと。今後は季節によって中のフルーツを変えて、継続していく予定だそうだ。また、ずっと開発をしていた料理のテイクアウトも9月頭を目処に発売予定だという。「料理は、スイーツよりももっと難しい。できたての料理を楽しんでいただくレストランの料理とは発想を変えないと、時間が経ってもおいしいテイクアウトの料理はできませんから。でも、緊急事態宣言発令中に挑戦した、医療従事者へお届けするお弁当をつくったことからたくさんの学びがありました。ゲストのみなさまに満足していただくものをお届けできると思います」と胸を張る。これもまた、ルカシェフの自信作となりそうで楽しみだ。このドルチ・ボックスや、テイクアウトなどは、自宅でのおもてなしや、集まり、差し入れにも喜ばれる新しい定番となりそう。”ここぞ”という日のために、覚えておきたい逸品だ。ブルガリ イル・リストランテ ルカ・ファンティン【エリア】銀座【ジャンル】イタリアン【ランチ平均予算】13000円【ディナー平均予算】31000円【アクセス】銀座一丁目駅 徒歩3分
2020年08月28日世界の色彩が目に飛び込むにぎやかで明るい空間見たこともないワールドワイドな料理の数々に出会える定番から珍しいものまで世界のさまざまなビールを提供世界の色彩が目に飛び込むにぎやかで明るい空間カラフルなテーブルが並べられた広いダイニングスペース京王新線幡ヶ谷駅から徒歩2分、ホテルに隣接する【サクラカフェ&レストラン幡ヶ谷】は、世界の料理とドリンクが楽しめるとてもにぎやかなインターナショナルなレストラン。ホテルに滞在する世界の旅行者の舌もうならせる多国籍な料理を、にぎやかに彩られたダイニングスペースで味わえます。今の季節にぴったりのテラス席もありますにぎやかな店内に入ったら、まずさまざまな料理を紹介するメニューボードをチェックしましょう。見慣れない名前の料理も写真があるから安心です。また、24時間営業なので、好きな時に好みのスタイルで利用できるのも魅力的です。爽やかな風を感じられるテラス席もあるので、カフェ利用にも最適です。見たこともないワールドワイドな料理の数々に出会える一度食べればやみつきになるスパイシーさ『シンガポールラクサ』世界40か国以上を周遊し、現地のローカルフードを食べ歩いてきたシェフがつくるのは、幅広い世界の料理の数々。人気のアジア料理も日本人向けではなく、刺激的な味付けをそのまま楽しめるので、まるで直接現地に旅行に行っているような気分に。海外旅行になかなか行けない今、とても貴重なお店です。その中でも、お店オススメのメニューを3つをご紹介します!『チョレジャーナ』スパイスの香りが食欲をそそるボリビア料理『チョレジャーナ』740円(税込)中南米ボリビアのボリビアで人気のメニュー『チョレジャーナ』は、スパイスの効いたビーフの煮込み料理。現地では牛肉とフライドポテトを炒めた料理などもあり、付け合せのポテトと混ぜ食べてみるとより異国情緒を味わえます。ライスもありボリューミーで、がっつり食べたい時におすすめです。『モハメドさん家のコシャリ』コクのある味わいで人気の『モハメドさん家のコシャリ』800円(税込)現地では街にコシャリ屋が星の数ほどあるといわれるほどエジプトではポピュラーな国民食の「コシャリ」。「コシャリ」とは「混ぜる」という意味で、同店ではジャスミンライス、マカロニ、レンズ豆、ヒヨコ豆にスパイシーなトマトソースがかかっています。さまざまな食感の組み合わせが楽しい一皿です。『チキンルンダン』世界の料理ベスト50にも選ばれたインドネシア料理『チキンルンダン』730円(税込)「ルンダン」はインドネシアの西スマトラ州の郷土料理で、お肉をハーブやスパイスなどの香辛料で長時間じっくり煮込んだ料理のことです。さまざまなスパイスのまとめ役をしてくれているのが、甘みの効いたココナッツミルク。ご飯との相性も抜群で、あとをひくおいしさです。そのほかにも、【期間限定の「世界の食卓MENU」も登場!『チョレジャーナ from ボリビア』740円(税込)南米ボリビアでポピュラーな牛肉のトマト煮。ポテトの上にトマト煮を乗せて食べるのが一般的らしいのですが、サクラカフェではご飯を添えてボリューム満点に。『ボボディ from 南アフリカ共和国』850円(税込)ミートローフが原型と言われていてる南アフリカ共和国の国民食。カレー風味のスパイシーな香りとドライフルーツの甘みがMIXしたひき肉の上に、ほぐした卵と牛乳をながして焼き上げました。『ゴルメサブジ from イラン』850円(税込)イラン公用語のペルシア語で「ゴルメ」は【煮込み】、「サブジ」は【野菜】の意味。東北牧場の野草にパクチーや赤いんげん豆、ターメリックなどのスパイスをふんだんに使用したイラン風ハーブカレーです!定番から珍しいものまで世界のさまざまなビールを提供画像5枚目:「お店から」の中で一番推したいポイントの画像。キャプ(30~60W)ハラペーニョを使ったメキシコの「チリビール」や、マルタ共和国で人気No.1の「チスクビール」など、世界の珍しいビールが常時40~50種類と豊富な品揃えで用意しています。なかには滅多にお目にかかれない貴重なものもあり、ビール好きにはたまりません。飲み放題コースも利用することができます。東京にいながら、世界各国の珍しい料理を堪能できるレストラン【サクラカフェ&レストラン幡ヶ谷】。いつものマンネリした食生活に飽きたら、ぜひショートトリップ気分で訪れてみてはいかがでしょうか。料理人プロフィール:荒井 由佳さん埼玉県生まれ。世界42か国を周遊し、現地のローカルフードを食べ歩く。元よりの料理好きが高じて、日本ではまだない料理を提供したいと思い料理の道へ。同系列の【サクラカフェ池袋】にて幅広い世界の料理の考案、調理に携わる。※2020年8月末までは、5:00~22:00の営業となります。また、予定では9月より24時間営業に戻します。※店舗情報は取材当時の情報です。最新の情報は店舗にご確認ください。サクラカフェ&レストラン幡ヶ谷【エリア】笹塚【ジャンル】ビストロ【ランチ平均予算】500円【ディナー平均予算】2000円【アクセス】幡ヶ谷駅 徒歩2分
2020年08月27日麻婆豆腐/永田町【赤坂 四川飯店】麻婆豆腐/表参道【琉球チャイニーズダイニング TAMA】汁なし担担麺/四谷三丁目【蜀郷香】汁なし担担麺/牛込神楽坂【梅香】よだれ鶏/中目黒【JASMINE憶江南】よだれ鶏/浅草【龍圓】永田町【赤坂 四川飯店】日本に四川料理を広めた店の『陳麻婆豆腐』店を訪れる大半の人がオーダーする看板メニュー『陳麻婆豆腐』〔小盆〕2,200円、〔中盆〕3,300円、〔大盆〕4,400円四川料理の名店【四川飯店】からは、店の顔である『陳麻婆豆腐』をご紹介。日本に四川料理を広めた陳建民氏が立ち上げ、現在は二代目の陳 建一氏がオーナーを務める老舗の味です。豆板醤と甜麺醤、豆I、山椒の旨みが重なりあい、麻辣の奥深い味わいを生み出します。食べるほどにくせになる味わいです。接待などにも安心して利用できる落ち着いた店内お店があるのは永田町駅から徒歩3分ほどの全国旅館会館ビル。場所柄、接待利用や宴会も多く、各種タイプの個室も多数用意されています。今もなお四川料理の名店として多くの美食家に支持される老舗の味は、現在は建一氏の息子・建太郎氏の手により常に進化し続けています。赤坂四川飯店【エリア】永田町【ジャンル】四川料理【ランチ平均予算】1000円【ディナー平均予算】8000円【アクセス】永田町駅 徒歩3分表参道【琉球チャイニーズダイニング TAMA】沖縄料理×中国料理、シェフの家庭の味『琉球麻婆豆腐』沖縄料理×中国料理の唯一のメニュー『琉球麻婆豆腐』1,250円表参道駅から徒歩10分ほどの場所にある【琉球チャイニーズダイニング TAMA】の麻婆豆腐は少し変わった『琉球麻婆豆腐』。祖母が上海出身で母は沖縄出身というシェフが、小さい頃から慣れ親しんだ家庭の味「琉球チャイニーズ」を形にしたのがこのお店の味です。ヤギの挽肉をベースに島唐辛子、2種類の山椒で辛さと香りをプラス。豆腐は沖縄風に島豆腐を使ったこの店ならではの一品です。壁一面にはリーズナブルなワインが並びます料理に合わせるお酒はワインが中心。食卓にワインが並ぶことが多い玉代勢家ならではのスタイルです。家庭の味に合わせるべく手頃なラインナップが魅力で、八重山諸島の酒蔵を中心とした泡盛も揃います。琉球チャイニーズダイニングTAMA【エリア】渋谷東口/宮益坂【ジャンル】中華料理【ランチ平均予算】-【ディナー平均予算】4500円【アクセス】表参道駅 徒歩10分四谷三丁目【蜀郷香】山椒の痺れと唐辛子の辛味が口の中で調和『汁なしタンタン麺』四川の真髄が香る『郷香自慢の汁なしタンタン麺』 ※コースの一品四谷三丁目駅より徒歩3分の【蜀郷香(シュウシャンシャン)】からは担々麺をご紹介。オーナーシェフの菊島弘従氏は、四川料理の名店【銀座 趙楊】の出身で、20歳から趙楊氏に師事し、長年に渡りその技を間近で学んだ数少ない日本人シェフです。『郷香自慢の汁なしタンタン麺』は、山椒の痺れと唐辛子の辛味が口の中で調和する四川名物。豪快にかき混ぜて味わう締めの人気メニューです。全18席の店は黒とベージュを基調にシンプルな設えメニューには麻婆豆腐や回鍋肉など四川料理の定番から、自家製チャーシューに牛肉の四川煮込みなど、趙楊氏直伝のメニューがずらり。激辛メニューはもちろん、薬膳中心のコース、四川の郷土料理まで、確かな腕と柔軟なアイデアで、思う存分四川料理の真髄を楽しめます。蜀郷香【エリア】四谷【ジャンル】四川料理【ランチ平均予算】-【ディナー平均予算】15000円【アクセス】四谷三丁目駅 徒歩3分牛込神楽坂【梅香】山椒の香りと唐辛子の辛さ、でも味わいはマイルド『汁なし担担麺』香りと辛さが決め手の看板料理『汁なし担担麺』こちらの担々麺が楽しめる【梅香】は、牛込神楽坂駅から徒歩1分。香辛料の魅力を最大限に引き出す正統派の四川料理の名店です。『汁なし担担麺』は、痺れる辛さと立ち上がる風味が絶妙なバランスな看板メニューで、辛すぎないマイルドで繊細な味わいが人気です。白壁とスポットライトが構成するシンプルな空間が心地良いお店は、住宅街の一角に佇むシンプルな店構え。壁に飾られた絵と卓上の一輪挿し以外はあえて飾り気をなくした落ち着いた空間で、ゆっくりと食事が楽しめます。シェフはソムリエの資格も持っているため、ワインのセレクトもお手の物。辛い料理と合わせても果実味を失わない上質なワインが揃ってます。梅香【エリア】神楽坂【ジャンル】四川料理【ランチ平均予算】1000円【ディナー平均予算】5000円【アクセス】牛込神楽坂駅 徒歩1分中目黒【JASMINE憶江南】香辛料をブレンドした特製香ラー油のほど良い刺激! 名物『よだれ鶏』5種類の調味料による複雑な香りが漂う『JASMINE名物“よだれ鶏”蒸し鶏の特製香ラー油』1,600円お次は、江南料理を中心とした伝統名菜をスタイリッシュに提供する【JASMINE憶江南】より、よだれ鶏をご紹介。『JASMINE名物“よだれ鶏”蒸し鶏の特製香ラー油』は、湯を沸騰させずに煮込むことで、総州古白鶏の豊かな弾力を引き出しています。香辛料を複雑にブレンドした特製香ラー油と黒酢の、ほど良い刺激と深い香りが楽しめます。落ち着いた空間のなかで本場の江南料理が楽しめますお店は、中目黒駅から徒歩7分の住宅街にひっそりと佇む一軒家レストランで、のんびりとくつろげる雰囲気です。ソファを配したテーブル席のほか、喫煙可能なバーカウンターなどもあり、相手の好みに合わせて柔軟に使い分けることができます。料理だけでなく、約80種のワイン、10種類以上の紹興酒のほか中国産の果実酒など、お酒もバラエティ豊か。JASMINE憶江南【エリア】中目黒【ジャンル】中華料理【ランチ平均予算】1200円【ディナー平均予算】7000円【アクセス】中目黒駅 徒歩7分浅草【龍圓】定番四川料理をマイルドにアレンジ『よだれ鶏』新旧東西の技の粋を集めた『よだれ鶏』1,200円最後にご紹介するのは、浅草駅から徒歩1分のところにある【龍圓(リュウエン)】のよだれ鶏。フレンチの技法や和の食材、斬新なアイディアの数々など、ほかにはない個性的な中国料理が味わえるお店です。例えば、定番の四川料理をマイルドにアレンジした『よだれ鶏』には、鶏を真空パックで湯煎するフレンチの技法を取り入れ、しっとりとした食感が楽しめます。派手な装飾を一切廃したシンプルモダンのインテリアフレンチの技法や和の食材を取り入れつつも、一番こだわっているのは素材。栖原シェフはどんな食材でも必ず産地に出向き、目と舌で確認しています。進化を続ける名店で、中国料理の新境地を楽しんでみてください。龍圓【エリア】浅草【ジャンル】中華料理【ランチ平均予算】-【ディナー平均予算】-【アクセス】浅草駅 徒歩1分その辛さにやみつきになる、「麻婆豆腐」、「担々麺」、「よだれ鶏」。各店のこだわりが詰まった独自のメニューで、夏バテ知らずの夏を過ごしてください。
2020年08月26日安心で楽しくて地球にも優しい。バイキングのニューノーマルとは?注文はタブレット!好きなものを席でオーダー目の前で、料理を仕上げてくれる臨場感カクテルも好みでオーダーできるバーステーションが登場安心で楽しくて、地球にも優しいバイキングのニューノーマルとは?ずらりと並んだご馳走を、好きなだけ食べられる。そんなワクワク感を老若男女ともに味わえるのがバイキングの醍醐味だ。実はこのバイキングというレストランのスタイルは1958年に帝国ホテルで誕生したことをご存知だろうか。当時、帝国ホテルの社長犬丸徹三氏は、魚や肉料理などの好みのものを自由に食べるスカンジナビア伝統料理”スモーガスボード”のような新しいスタイルのレストランをホテルに作りたいと熱望していた。そのスタイルを研究するようにと命を受けた、村上信夫氏(のちの第11代総料理長)はコペンハーゲンに飛び、様々なホテルやレストランで料理を学び帰国。こうして、燻製料理や、豚肉や仔牛肉の塩漬けなどの北欧料理を自由に楽しめるスタイルの日本初の”バイキング”レストランが誕生した。高級志向でありながら、好きなものを好きなだけ食べられるという夢のようなスタイルは大人気になり、ことのほかたくさん食べる有名アスリートが多く来店したそうだ。ちなみに”バイキング”という名称は、開店当時話題の海賊映画『バイキング』から着想を得たものだという。北欧と海賊という料理のルーツと豪快さのイメージがピタリと重なった。そしてこの”バイキング”スタイルが全国に広まっていったのだ。席に着くと、まず帝国ホテル伝統の、ビーフタブルコンソメがひと口登場。続いて、オードブルスタンドが。好きなお酒とともにつまみながら、ブフェで何を食べようか思案するのも楽しいしかし、この、バイキングならではの醍醐味である山盛りに盛られた料理を、不特定多数がトングで好きなだけ取るスタイルは、臨場感と引き換えに今回の新型コロナウイルス感染拡大のような事態には向いていない。事実、今回の問題で、このブフェスタイルをやめるホテルやレストランが増えた。不特定多数がトングに触ったり、カバーがされていな料理への飛沫感染などを解消できずに、やむを得ない判断だったのだろう。帝国ホテルの【サール】では、こうした問題を解消し、さらに長年営業してきて見えてきた問題点ーブフェ台に残る料理の廃棄や、海洋資源の危機などーをクリアして、バイキングのニューノーマルについて考えるべきだと、いち早く動いた。そして、①ブフェ台の料理はケース内に並べる②タブレットによるオーダー③”環境に配慮している”と認定された魚の使用など、今までにないスタイルを取り入れ、新生【サール】として8月1日にリニューアルオープンしたのだ。注文はタブレット!好きなものを席でオーダーどんなものが食べられるかは、タブレットで一覧になって表示されている。ここからオーダーすればできたてを席まで運んできてくれる。バイキングのニューノーマルとして新しく導入された筆頭がタブレットだ。ゲストは好きなものを好きなだけ、タブレットでオーダーすることで密を回避。また、タブレットで注文して席で友人と話をしている間に、ホテルスタッフができたてをサーブしてくれるから、ブフェ台で待つ時間もない。安全安心を確保するためにも、ゲスト自らが取りに行くのでなく、好きなものをスタッフが運ぶという形に発想を転換。席を立つことなく自分のためだけに作られたできたての料理をいただける贅沢な体験ができる。もちろん、店内のブフェ台は健在。ブフェ台で用意されているケースに入った色とりどりの料理を見ながら、その場で注文する楽しさも無くなってはいない。このシステムは、必要なものを必要なだけ調理するため、フードロスにも繋がる。バイキングのニューノーマルはゲストにも環境にも優しいのだ。目の前で、料理を仕上げてくれる臨場感とある日のメニュー「アスパラガスとトリュフのリゾット」。帝国ホテル東京総料理長・杉本雄氏監修のメニュー目の前で仕上げられる料理の立ち上る香りに調理風景を見る楽しさ。人々のさざめき。そんな「五感で楽しめる」レストラン体験もまた、バイキングの魅力だ。より、そうしたエッセンスを楽しんで欲しいと、いくつかの料理は、ワゴンサービスを行なっている。例えば、リゾット。グツグツと炊き上がったアツアツのものが鍋ごと運ばれ、ゲストの前でトリュフをスライスして提供。立ち上るトリュフの香りに思わず顔がほころぶ。今までのバイキングではなかった、ゲスト一人一人のためにできたての臨場感を届けるのも、新生【サール】ならではの贅沢だ。一人分ずつ取り分けられた『アクアパッツァ』。魚介の旨味がしっかりと溶け込んだスープも一滴残らず飲み干したいそして、今までの【サール】の名物ローストビーフや、エスカルゴのパイ包みなどに加えて、新しくスペシャリテになりそうな予感がする料理が魚介をふんだんに使った『真鯛のアクアパッツァ』だ。ここには大切なメッセージが込められている。使っている魚は環境に配慮した方法で養殖されたもの。一度に使う食材も多いホテルバイキングの現場で、海の資源を守る積極的な取り組みをはじめたのだ。もちろん、こうした考え方だけを押し付けるのではない。様々な魚介の凝縮したうまみを、オリーブオイルと塩だけの調理で引き立たせた一品は、文句なくおいしい。軽やかなご馳走として人気の一品となっている。技の見せ所、帝国ホテル名物『フルーツ・ジュビリー』夏のフルーツは、マンゴーさらに忘れてはならないのが、目の前で仕上げてくれる、帝国ホテル伝統のデザート『フルーツ・ジュビリー』。ゲストの目の前にワゴンを運び、その場で季節の果物をカットするところからスタート。その果物をフランベし、温かく熱した果汁たっぷりのソースと冷たいアイスクリームと合わせる一品だ。こうした目の前で仕上げるデザートは、確かなサービスマンの腕があってこそ。今ではあまりお目にかかることができなくなったクラシックな伝統にも触れられることができるのも、格式ある帝国ホテルならではだろう。カクテルも好みでオーダーできるバーステーションが登場ディナータイムはバーステーションをぜひ利用して。相談の上、好みのカクテルをその場で作ってくれるディナータイムにぜひ楽しんで欲しいのが、常設のバーステーション。バーテンダーが立ち、ゲストの好みに合わせてカクテルを作ってくれる。もちろんアルコールが弱い人には、ノンアルコールで対応可能だ。ソムリエセレクトのワインもグラスで揃い、スタッフが料理にあうものを気軽に相談に乗ってくれる。バイキング、というとファミリーや女性グループでわいわいお得に楽しむというイメージが強い。しかし、新しく生まれ変わったサールは、ホテルの格式を感じつつ、臨場感も味わえる、大人が心から食事を楽しめるバイキングなのだ。バイキング発祥のレストランが提案する、令和から始まるバイキングのニューノーマルに今や業界が注目している。ゲストにも地球にも優しくて楽しいこのスタイルは、これからの日本におけるバイキングの新たなスタンダードになる日も近いかもしれない。【インペリアルバイキングサール】店舗情報住所:東京都千代田区内幸町1-1-1帝国ホテル本館17階電話番号:03-3539-8187営業時間:昼食11:00~15:00(閉店)夕食17:30~22:00(閉店)※予約時間毎の入場の人数を制限しています。詳しくはお店にお問合せを定休日毎週火曜日・水曜日(祝日は営業)
2020年08月25日横浜駅【CRAFTKITCHENMid.Ru横浜西口店】横浜駅【キンカウーカ グリル&オイスターバー 横浜ベイクォーター店】馬車道【ブッチャー・リパブリック 横浜赤レンガ シカゴピザ&ビア】横浜駅【ARAIYANEST】桜木町【日ノ出町桜木町本格スペイン料理&ステーキカサデルリオ】横浜駅【CRAFTKITCHENMid.Ru横浜西口店】写真映えする空間で、世界のビールと肉料理を存分に味わうみなとみらい方面に抜けた、開放感のあるテラス席横浜駅より徒歩5分、おしゃれな中に遊び心がある空間が魅力の【Mid.Ru】。思わず写真を撮りたくなるようなおしゃれな店内は、こだわりの家具を揃えたアンティークな雰囲気のテーブル席や、ゆったりとしたソファ個室席など、さまざまなシーンで利用が可能です。横浜の夜景を方面を一望できるテラス席も好評です。新鮮野菜とまろやかなスイスチーズの味が絶妙な『花畑牧場のラクレットチーズ掛け』1,980円お店のメインメニューは、蝦夷鹿やイノシシなどのジビエ料理をはじめ、多彩な肉料理。専用のオーブンでバターのようにとろけさせたチーズをたっぷり使った『花畑牧場のラクレットチーズ掛け』も注目の一品です。クラフトビールは常時30種類以上の用意があり、「ビール」×「肉」の最高のペアリングが楽しめます。CRAFTKITCHENMid.Ru横浜西口店【エリア】横浜駅【ジャンル】イタリアン【ランチ平均予算】-【ディナー平均予算】3000円【アクセス】横浜駅 徒歩5分横浜駅【キンカウーカ グリル&オイスターバー 横浜ベイクォーター店】日本各地から厳選して仕入れた、国産の生牡蠣が魅力潮風を感じられるオープンテラス席は、ペット同伴も可能横浜ベイクォーターの5Fにある、牡蠣をメインとしたカジュアルスタイルのシーフードレストラン。全面ガラス張りの広々とした店内は、カジュアルなデートから誕生日や記念日など特別な日のデートまで、シチュエーションに合わせて利用できる使い勝手の良さに定評があります。横浜を一望するテラス席は昼夜問わず人気です。その日によって産地が異なるものを楽しめる『生牡蠣』牡蠣の目利きが日本各地から選んだ、良質な牡蠣を毎日入荷。海洋深層水で浄化しているので、栄養分を損なうことなく牡蠣本来の味を楽しめます。自慢の生牡蠣はもちろん、ソテーやフライ、ワイン蒸しやパスタなど、さまざまな調理法で牡蠣を味わい尽くせます。キンカウーカ グリル&オイスターバー 横浜ベイクォーター店【エリア】横浜駅【ジャンル】オイスターバー【ランチ平均予算】1500円【ディナー平均予算】5000円【アクセス】横浜駅 徒歩10分馬車道【ブッチャー・リパブリック 横浜赤レンガ シカゴピザ&ビア】横浜港を望むバルコニーテラスで、生地から仕上げたシカゴピザを堪能40名様までのテラス席は、デート利用にも最適赤レンガ倉庫3Fに位置するピザレストラン。バルコニーテラスから横浜港やみなとみらいの景色を一望できる、贅沢なロケーションで食事を味わえます。200席以上ある広々とした店内空間は、設立当時の倉庫の面影を残すシックなレンガ壁仕様。歴史的建造物の温かみのある雰囲気を存分に楽しめます。自家製パティにモッツァレラ、トマトソース、アリーレッド、フレッシュマッシュルーム、フレッシュトマトが入った『シカゴクラシック』Lサイズ2,200円おすすめメニューは、生地から手作りして専用のピザオーブンでじっくり焼き上げた自慢の本格シカゴピザ。なかでもシカゴクラシックは、ブランド豚の「TOKYO X」を贅沢に使用した粗挽きのパテと、9種のスパイスやハーブを使ったトマトソースを、ピザ生地に詰め込んだ逸品。横浜生まれのクラフトビールとともにぜひ。ブッチャー・リパブリック 横浜赤レンガ シカゴピザ&ビア【エリア】みなとみらい【ジャンル】ステーキ【ランチ平均予算】1000円【ディナー平均予算】5000円【アクセス】馬車道駅 徒歩6分横浜駅【ARAIYANEST】老舗店の伝統の技に、新しい感性をプラスした隠れ家ダイニング天気のいい日に利用したいテラス席は4名まで利用可能横浜駅西口より5分、老舗牛鍋処【荒井屋】の新店舗【ARAIYA NEST】は、“隠れ家”がコンセプト。シックなエントランスから階段を上がると、こだわりの空間が広がります。2階はオープンキッチンのカウンター席、3階は高い天井が特徴の開放的な空間にテーブル席があり、ゆっくりとくつろげます。滑らかな肉質とジューシーな赤身の美味しさが存分に味わえる『もも肉のステーキ』(150g)3,000円おすすめは、口あたり滑らかで豊かな肉汁があふれる赤身肉が堪能できる『仙台黒毛和牛のモモ肉ステーキ』。モモ肉の中でも、その日に美味しく食べられる部位を厳選しています。【荒井屋】の味を受け継ぐ『牛鍋』はもちろんのこと、『小さな牛鍋』『スライダー』など、気軽に楽しめるメニューも豊富です。ARAIYANEST【エリア】横浜駅【ジャンル】鉄板焼き【ランチ平均予算】2000円【ディナー平均予算】8000円【アクセス】横浜駅 徒歩5分桜木町【日ノ出町桜木町本格スペイン料理&ステーキカサデルリオ】本格スペイン料理や自慢のステーキを楽しめる横浜のスペインバル川沿いの涼やかさを感じながら食事ができるテラス席にぎやかな野毛を通り抜け、大岡川のほとりにひっそりと佇む本格スペインバル。ネオン管の看板や窓ガラスのマーカー装飾など、にぎやかな外観とテラス席が目印です。店内は陽気なスペインムードを体感できる鮮やかなイエローが基調。記念日や誕生日特典もあるので、みんなで盛り上がりたいイベント利用にも最適です。魚介もさることながら、お米まで美味しい『魚介たっぷりパエリア』(2人前)3,480円9割の人がオーダーする『魚介たっぷりパエリア』は、ロブスターの旨みが凝縮された自家製オリジナルパエリアソースと、魚介からあふれ出た出汁をふんだんに使用。ほかにも『マッシュルームのイベリコ生ハム詰め焼き』などのスペイン料理のほか『メキシコ産若姫ハラミステーキ』などの肉料理も人気があります。日ノ出町桜木町本格スペイン料理&ステーキカサデルリオ【エリア】桜木町【ジャンル】洋食【ランチ平均予算】1000円【ディナー平均予算】4000円【アクセス】日ノ出町駅 徒歩3分各店舗は、今後の社会状況により、臨時休業、営業時間変更の可能性もあるので、来店前に確認してから訪れてください。
2020年08月24日徳島や伊豆から直送された魚介が主役の人気イタリアン好みや気分に合わせて、その日の鮮魚をアレンジ魚の旨味を高める、豊富なワインのラインナップ大阪・福島駅のすぐ近く! 魚介が主役の人気イタリアン緑の壁が目を引くナチュラルな雰囲気の外観JR大阪環状線・福島駅から徒歩1分。「売っても占い商店街」と言われるほどたくさんの占い師がいる「福島聖天通商店街」の入り口に位置するのが、今回ご紹介する【魚タリアンYO】です。店名が表す通り魚を主役にしたイタリア料理が楽しめるお店で、伊豆や徳島で水揚げされた鮮度抜群の魚介が、毎日産地から直接届けられます。シェフとの心地よい会話も同店ならでは醍醐味ぜひ座ってほしいのがカウンター席。素材の焼ける音、鼻をくすぐる香りが食欲を刺激する特等席です。シェフとの距離感が近いため、お客様と「今日のネタは何?」と言った寿司店のようなやりとりもあるのだそう。お客様の好みや気分に合わせて、その日の鮮魚をアレンジ新鮮魚介を使ったイタリアンを手掛ける砂原シェフシェフのモットーは「お客様にとってベストな料理を楽しんでいただくこと」。イタリア料理をベースにしながら、「暑いからさっぱりしたものを」、「今日はがっつり食べたい」など、その日の気分や好みの調理方法を聞いたうえで、旬の魚介をアレンジすることで、ゲストにとってのベストな一皿に仕上げてくれるのです。『カジキマグロと松の実のテリーヌ 干しブドウとハーブのビネグレット』1,400円(税抜)ではいくつかおすすめをご紹介しましょう。まずこちらは前菜のひとつ『カジキマグロと松の実のテリーヌ 干しブドウとハーブのビネグレット』。口の中に入れると、凝縮したマグロの旨味が一気に広がります。あえて粗めに挽くことで、やや弾力のある噛み応えが満足度を高めてくれます。テリーヌらしいしっとり感と、マグロの弾力が絶妙のバランス添えられた干しブドウとハーブのビネグレットと一緒に味わうと、ブドウの甘味とイタリアンハーブのさわやかな風味が口の中でフワッと広がり、心地よい余韻を残してくれます。ピクルス漬のミョウガもあり、暑い日の一品目にぴったりです。『本日の鮮魚のスペシャリテ』2,500円~(税抜)続いてこちらは『本日の鮮魚のスペシャリテ』で、この日はヒラマサを使用。イタリア・ローマの代表的な料理であり、仔牛肉に生ハムをのせて焼く「サルティンボッカ」を【魚タリアンYO】らしくアレンジした逸品です。エビやバジル、ドライトマトをヒラマサで包んだあと、18ヶ月間熟成させたパルマハムで巻いてロースト。ヒラマサにハムの塩気が加わり、噛むほどに上品な脂と適度な塩気旨味が口の中に広がります。さらにエビのプリプリ感やヒラマサの緻密な歯応えなど、さまざまな食感も楽しめます。魚料理に合う赤ワインも! 豊富なラインナップからご提案料理のうまみをさらに引き立ててくれるのがワインの数々。【魚タリアンYO】にはイタリアを中心に世界各国からセレクトしたワインを取り揃えており、好みのものはもちろん、料理に合うものも提案してくれます。好みや気分、その日の料理に合わせてベストなワインを提案してくれます例えば一皿目の『カジキマグロのテリーヌ』には、「ソワヴェ・クラシコ」を。白桃のような甘い香りと、すっきりとした飲み口で、暑い日の一杯目にぴったりです。二皿目の『ヒラマサのサルティンボッカ』には、イタリアのピノノワール「サルトーリ」がおすすめ。華やかな香りと余韻を持ち、重すぎず軽すぎない絶妙なバランスは、ヒラマサの旨味をさらなるものへと昇華してくれます。「赤ワイン=お肉料理のイメージがありますが、実は魚でも相性抜群の赤ワインはたくさんあるんですよ。お客様のベストを提案させていただければと思います」とマネージャーの浅里さんは話してくれました。テイクアウトも提供中!魚を一尾使ったアクアパッツァは、お店でもテイクアウトでも必食です!【魚タリアンYO】の料理をおうちで楽しめる、テイクアウトも始めているそうです。名物である鮮魚を1尾使った丸ごとアクアパッツァをはじめ、パスタ3種のほか、特製前菜6種盛り合わせなどが持ち帰り可能なので、お家でゆっくりと味わってみるのもおすすめです。魚タリアンYO【エリア】福島/野田【ジャンル】イタリアン【ランチ平均予算】-【ディナー平均予算】7000円【アクセス】福島駅 徒歩1分
2020年08月23日マンガリッツァ豚の脂身の甘みがそのまま回鍋肉の調味料になるおもしろい回鍋肉がある。【4000 Chinese Restaurant】の菰田欣也シェフがつくる回鍋肉だ。何がおもしろいのかというと、キャベツの代わりに根菜を入れるのだ。「くたっとした野菜だとおいしくないでしょ(笑)。それに、皮付きの根菜じゃないと負けちゃうんですよ。豚肉の脂の甘味が強いから」使う野菜は「旬のものがいいです」と菰田シェフ。取材日は、紅芯大根、かぶ、万願寺唐辛子の3種類の野菜を使った。あくまで、その季節の野菜のおいしさを味わうための調理なのだそう、あくまで主役は豚肉。聞けばマンガリッツァ豚の脂身は、ふつうよりも融点が10℃ほど低く、脂身にくどさがまったくない。その口どけの良さは筆舌に尽くしがたい。そしてなにを隠そう、このレシピはシェフがマンガリッツァ豚にほれ込んだために誕生した料理でもある。「帯広によく行くのですが、十勝で〝マンガリッツァ豚0を育てている農家があるって聞いて、伺って塩こしょうだけで試食したら、脂身が抜群に甘くて……。それを味わってほしくて、この回鍋肉をつくりました」回鍋肉に使用する豆板醤は、2種類。手前の赤ものが、店で発酵させた自家製豆板醤で、奥の茶色いものが四川省のピーシェン豆板醤。自家製板醤は発酵が止まっていない、生きた“発酵調味料”で、辛味と塩味は少なく、旨みが強い。この2種類を小さじ1ずつ入れることで、辛味、旨み、塩味、そして華やかな香りに仕上がる。回鍋肉にはふつう甜面醤を入れるが、その思いがゆえに、菰田シェは入れない。そして、使う調味料も豆I、酒醸(チューニャン)、塩、こしょう、と極めてシンプルだ。「素材のおいしさを味わってほしい。だから、大きさ、火の通し方、調味料、すべての調理に理由があります」『回鍋肉』のつくり方味付けはシンプルに、火入れは丁寧に。豚の脂身と根菜の甘味が主役「豚の甘味を調味料にする」というシェフの話すイメージをベースに根菜の味わいも損なわないよう、味付け、火入れをていねいに仕上げる。材料(2人分)・ねぎ(青い部分)1本分・しょうが 1片・豚バラ肉ブロック200g・実山椒20粒・紹興酒 30cc・紅芯大根・かぶ・万願寺唐辛子・豆板醤小さじ2・酒醸(チューニャン)大さじ1・豚肉の蒸し汁大さじ1・豆チ大さじ1・こしょう適量・塩少々つくり方'vねぎは青い部分の頭を折っておく。しょうがを薄く小さめに切る。豚バラ肉ブロックをバットに入れ、ねぎ、しょうが、実山椒、紹興酒をまぶし、オーブンで30分ほど蒸す。'w紅芯大根、かぶ、万願寺唐辛子を大きめに切る。豚バラ肉が蒸しあがったら、豚バラ肉を200g程度に分け、5mm幅にスライスしていく。豚肉の蒸し汁はとっておく。'x中華鍋に油(分量外)を入れなじませたら捨てる。そこにスライスした豚肉を鍋に入れ、弱火で豚肉の香りを出すイメージで炒める。'y鍋に豚肉の脂が出て、豚肉の脂の白い部分が透き通ってきたら、豆板醤、酒醸の順に入れ、中火にして鍋を振りつつ全体を混ぜ合わせるように炒める。'z調味料の香りが出てきたら、野菜を入れる。軽く混ぜ合わせたら'wの蒸し汁を鍋に入れ、さらに炒める。'{豆Iを入れたら、鍋を振りつつ、さらに全体が混ざるように炒める'|最後にこしょうを振り、塩を入れ、軽く炒めたら完成。『マンガリッツァ豚の回鍋肉』の3つのポイントPoint ①豚肉は、炒める前に30分ほど蒸しておく生の状態の豚肉をいきなり炒めると肉が急激に縮んでしまう。そうならないためにも、炒める前に30分ほど蒸して火を入れておくことで、仕上がりの口どけがよりよくなるのだ。Point ②野菜は大きく切り、歯ごたえと食感を残す主役は豚肉ではあるが、旬野菜を味わうのもこの料理の醍醐味(だいごみ)。豚肉に負けないように、写真のように皮付きのままやや大きめに、歯ごたえと食感が残るように切る。Point ③鍋肌が焦げつかないよう酒の代わりに豚の蒸し汁を使う鍋肌が焦げ付いてしまうと、せっかくの豚と野菜の味と香りが変わってしまう。料理酒だと余計な風味が出てしまうので、鍋に野菜を入れたら、'wの豚肉の蒸し汁を入れる。いかがでしたでしょうか。【4000 Chinese Restaurant】の回鍋肉を、ぜひご自宅で再現してみてください。教えてくれたのは菰田欣也さん1968年生まれ。【赤坂四川飯店】へ入社し、【スーツァン・レストラン陳】料理長を経て、2008年、グループ総料理長に就任。2017年に火鍋専門の【ファイヤーホール4000】で独立し、翌年12月、南青山【4000 Chinese Restaurant】をオープン。4000 Chinese Restaurant -南青山-【エリア】広尾【ジャンル】中華料理【ランチ平均予算】15000円【ディナー平均予算】20000円【アクセス】表参道駅 徒歩13分
2020年08月22日実力派シェフが腕を振るう、上質な空間素材の良さが引き出されたコース料理こだわり尽くした“ここにしかない”特別感新鮮さと懐かしさが漂う上質な空間で、実力派シェフが腕を振るうゴ・エ・ミヨ2019「明日のグランシェフ賞」、料理マスターズ第10回「ブロンズ賞」を受賞した坂本健シェフ神宮丸太町駅から徒歩12分、平安神宮すぐのイタリアン。シェフの坂本健氏は東京の名店【イル・ギオットーネ】で9年間料理長を務めたのち独立。師である笹島シェフの素材へのこだわりは継承しつつ、今の時代に寄り添うように進化させています。隅々までこだわった空間に漂う上質な雰囲気店内は、洗練されたヨーロッパのレストランのような雰囲気がありつつも、アンティークやエイジングをかけたものを内装に使い、新しくも懐かしさを感じる造りに。そんな、上質ながら親しみやすい空間で、大切な相手との食事にも満足させてくれる雰囲気が魅力です。日本の食の奥深さを味わう、素材の良さが引き出されたコース料理コースの一品から『タタキにした鰆といろんなお野菜』料理は、ディナー、ランチともにコースで提供されます。京野菜をはじめ、京都近郊のものを中心にした国産食材や、日本で唯一の公認パルマハム職人である「ボン・ダボン」のペルシュウ、石黒農園のホロホロ鳥などが楽しめるのも、生産者との信頼関係のあるこのお店ならでは。ランチ¥10,000(ディナーメニューから前菜を1品減らしたコース)¥12,000(ディナーと同じメニュー)¥6,000(平日のみ。お料理5皿・デザート2皿)ディナー¥12,000(約10皿のディナーコース)※別途、消費税+サービス料がかかりますここからは、コースの一例をご紹介します。日本で一人しか生産できないペルシュウを使った『ペルシュウと練りたてのモッツァレラ』『ペルシュウと練りたてのモッツァレラ』は、岐阜県「ボン・ダボン」でつくられる国産の希少な生ハムと香川県「藤川牧場」から届くミルクでつくったモッツァレラ。ゲストが乾杯してから練り始めるので、できたてをいただけます。シンプルですが、これから始まるコースに対して高揚感が膨らむ一皿です。食鳥の女王とも言われるホロホロ鳥を使った『炭火で焼いたホロホロ鳥とホクホクじゃがいも』岩手県の石黒農場で育てられるホロホロ鳥を使用した『炭火で焼いたホロホロ鳥とホクホクじゃがいも』は、丁寧に火入れすることにより、ムネ肉特有の旨みを引き出しています。付け合せのじゃがいもは、素材を活かしたシンプルな味付けです。シンプルだからこそ奥の深い、基本のパスタ『フレッシュトマトとシンプルなスパゲティ』『フレッシュトマトとシンプルなスパゲティ』は、自然な環境に任せた熟成庫でつくられる岡山県・吉田牧場さんの硬質チーズ「マジヤクリ」を擦りおろすなど、坂本シェフらしさが光ります。その全てにこだわり尽くす、“今ここにしかない”という特別感この場にしかない技と知恵が随所に息づく、隅々までこだわった空間食べるものだけではなく、内装をはじめ器やカトラリーなど細部にまでこだわっています。ヨーロッパのような雰囲気のなかにも、京都らしい「ねじりまんぽ」のレンガ造りを用いたりなど、空間にも京都ならではのイタリアンであることが意識されています。カトラリーまでに良質なメイド・イン・ジャパンが店内に溢れていますお皿やカトラリーにまで作り手にこだわり、「龍泉刃物」特注のステーキナイフや、新潟の「ラッキーウッド」によるカトラリーなど、デザイン性も機能も高い国産のものを積極的に使用。お店にある全てのものが、“今ここにしかない”という特別感に溢れています。感度の高い食通の舌をも唸らせるイタリアンの名店【チェンチ】で、大切な人と特別な時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。cenci【エリア】岡崎/平安神宮/南禅寺【ジャンル】イタリアン【ランチ平均予算】8000円【ディナー平均予算】20000円【アクセス】神宮丸太町駅 徒歩12分
2020年08月20日千駄木【ひみつ堂】三軒茶屋【和kitchen かんな】六本木【yelo】麻布十番【タッカンマリ大学】表参道【テストキッチン エイチ】千駄木【ひみつ堂】レトロ可愛いかき氷で女性から大人気毎朝つくる抹茶蜜がほろ苦い『京まっちゃみるく』レトロな雰囲気漂う谷中エリア。その中で行列が絶えないお店として知られているのが、日暮里にあるかき氷店【ひみつ堂】です。機械で氷を削るお店が多い中、昔ながらの手動式のかき氷機を使用しており、季節によって天然氷の削り方を変えているのだそう。【ひみつ堂】の看板メニュー『ひみつのいちごみるく』は濃厚な蜜がたっぷり季節限定や日替わりメニューも多く、これまでにつくり上げてきたかき氷の総メニュー数は100種を超えています。その中でも、創業以来つくり続けているという『ひみつのいちごみるく』はお店の代名詞。香料を使っていないのにふんわり漂う苺の芳香と少しの酸味、それにたっぷりと入れたミルクの甘さが溶け込んだ、極上のおいしさが堪能できます。ひみつ堂【エリア】日暮里【ジャンル】スイーツ【ランチ平均予算】-【ディナー平均予算】-【アクセス】千駄木駅三軒茶屋【和kitchen かんな】日光の天然水と多彩な個性的シロップが魅力ふわふわ氷の上に、マスカルポーネがたっぷりかけられた『ティラミス』三軒茶屋駅から徒歩12分、開店と同時に行列を成す和食とかき氷の人気店【和kitchenかんな】。こちらのかき氷には明治27年創業の老舗店、日光松月氷室の天然氷が使用されており、口に入れた途端に溶けてしまうふわふわな食感が評判です。まるで和菓子のような、上品な甘さを楽しめる『濃厚紫いも牛乳』他のお店ではあまり見られないメニューが揃っているのが魅力。『ティラミス』は、かき氷ながら本物のティラミスの味わいを見事に表現。また『濃厚紫いも牛乳』は和菓子のような上品な甘さが魅力。その和風の味わいとは異なる、インスタ映えする見た目のインパクトも抜群です。和kitchenかんな【エリア】三軒茶屋【ジャンル】スイーツ【ランチ平均予算】-【ディナー平均予算】950円【アクセス】三軒茶屋駅 徒歩12分六本木【yelo】深夜に訪れたい‟かき氷カフェ&バー”濃厚クリーミーな『アボカドマスカルポーネ』六本木にある【yelo】は、昼間から深夜まで行列ができる人気のかき氷カフェバー。使用する氷は48時間かけてじっくりと凍らせ、99%の不純物を取り除いた「純氷(じゅんひょう)」。前段で一度溶かして氷を“緩ませる”ことで削りやすく、繊細なのでふわふわ氷に。ペパーミントリキュールが爽快な 『グラスホッパー』中でもオススメしたいのが、深夜にしか食べられない夜限定のかき氷。リキュールを使ったかき氷をカクテルグラスに盛り付けた、おしゃれな一品です。氷が解けた後はカクテルグラスでお酒のように飲めるのも素敵ですよね。yelo (イエロ)【エリア】六本木【ジャンル】甘味【ランチ平均予算】-【ディナー平均予算】-【アクセス】六本木駅麻布十番【タッカンマリ大学】タッカンマリ専門店の〆スイーツとして人気ボリュームがあるので2~3人でシェアして食べるのがオススメ『パッピンス』タッカンマリ専門店【タッカンマリ大学】。鍋の〆としてホカホカになった体をクールダウンさせてくれる韓国発の『パッピンス』がオススメ!昔ながらの手動式かき氷器を使用しているので、氷はふわふわでサラサラのくちどけ。小豆・きなこ・餅・練乳がトッピングされ、食べ応えがあるスイーツです。タッカンマリ大学【エリア】麻布十番【ジャンル】韓国料理【ランチ平均予算】-【ディナー平均予算】5000円【アクセス】麻布十番駅 徒歩3分表参道【テストキッチン エイチ】日光四代目徳次郎の天然氷を使ったかき氷ドルチェのおすすめ!『日光四代目徳次郎 天然氷のかき氷』南青山の路地裏に佇む【テストキッチン エイチ】。日本のイタリアンを牽引してきた山田宏巳シェフが、50年に及ぶ料理人人生の集大成として、オープンしたお店。アラカルトで楽しめる巨大なかき氷は、日本随一の天然氷を使用。大分県産の「愛情いちご」、自家製練乳とマッチし、凛と上品なおいしさに。皆でシェアしてどうぞ。テストキッチンエイチ【エリア】表参道/青山【ジャンル】イタリアン【ランチ平均予算】-【ディナー平均予算】12000円【アクセス】表参道駅 徒歩7分
2020年08月19日ビートルズのアルバム名を冠した新メニューの真意とは?再オープンにともなって刷新された【オステリア・フランチェスカーナ】のコースメニューは、以前同様1種類のみ、前菜の最初の一皿から最後のプチフールまで全12品290ユーロだ。その名はズバリ『WITH A LITTLE HELP FROM MY FRIENDS』。ビートルズのドラマー、リンゴ・スターが歌った、”僕は歌が下手だけど、君のような友達がいれば、何とかやっていけるよ”というヒットナンバーのタイトルだ。モデナの中心街にある【オステリア・フランチェスカーナ】写真: Nicole Marnatiこれはマッシモ・ボットゥーラが、ロックダウンで約90日休業を強いられた間に想い、感じ、形にした料理の意味を端的に表現している。それぞれのスタッフが、それぞれ自宅軟禁状態だった間、常に連絡を取りあい、不安を励ましあった。一人一人のバックグラウンドにある文化、エモーションを集結させ、アイデアを出し合って生まれた料理たち。その一部を紹介する。マッシモが言う。「これからのオステリア・フランチェスカーナは、一人のカリスマシェフの名誉ではなくて、チームで作り上げる仕事なんだ。」『SGT. PEPPER’S LONELY HEARTS CLUB BAND LSD』写真:Callo Albanese e Sueo一皿目の『サージェント・ペッパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンドLSD』。目の覚めるような色合いのアミューズ。ピンク(赤カブ)、グリーン(ミント、バジリコ、ライム)、オレンジ(人参)のメレンゲとムースで五感を刺激し、覚醒を促す。だからLSDなんて、お茶目なネーミングがされている。元気よくフレッシュにポジティブに!と再開を祝うに相応しい鮮やかな一品だ。音楽にも造詣が深いことで知られるマッシモ・ボットゥーラ。特にジャズを愛し、レコードコレクションは1万枚を超えるという。だが「ビートルズはね、別に好きじゃないんだよ。好きなのはボブ・ディランとかビリー・ホリデイとか」と笑う。ではなぜビートルズをテーマに?と聞くと「ビートルズがテーマなんじゃなくて、このアルバム『サージェント・ペッパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド』のコンセプトにヒントを得たんだ」という。すでに大成功を収め世界的なスターとなっていたビートルズが、さらに新しいことに挑戦し成功したのがこのアルバム。そのイメージを、ロックダウン後に再オープンする自らに重ねた。先が見えない中、コロナの辛い日々は必ず終わると信じ、ポジティブに、フレッシュに、料理に新しいルネサンスを!という思いが込められているという。マッシモは【オステリア・フランチェスカーナ】のスーシェフ・紺藤敬彦、ゲストハウスのヘッドシェフ・ジェシカ・ロズヴァルたちに「このアルバムをヒントに、何か考えよう」と連絡を取り合った。悶々と家にこもっているのではなく、再開を夢見て、電話で、メッセージで、アイデアを出し合った。「ジョン・レノンが言ったんだ。夢は、一人で見たら夢のままだけど、一緒に見れば実現するって。素晴らしい言葉だよね」『A DAY IN THE LIFE』写真: Diego Camola二皿目は、『ア・デイ・イン・ザ・ライフ』と名付けられたバターたっぷりのパイ生地に、昨年モデナ郊外にオープンしたカントリーハウスで取れる蜂蜜を練り込み、粗塩をのせたパンだ。前菜にパン?とびっくりするのだが、イタリア人にとって食べること、命をつなぐことのシンボルであるパンに、コースメニューを構成する一皿としてのポジションを与えることで、マッシモ・ボットゥーラの食への考え方を表現している。甘く塩っぱい香り高いパンはあまりにおいしくてついつい食べてしまうのだが、欧米人に比べたら胃が小さい私たち日本人は、半分だけ食べたらお持ち帰りとお願いし、次の料理に進むのがオススメだ。『CELLOPHANE FLOWERS & KALEIDOSCOPE EYES』写真:Diego Camolaそして『セロファン・フラワーズ&カレードスコープ・アイズ』という料理につながる。マッシモ・ボットゥーラの独特かつ天才的料理の組み立ては、常識的な前菜、プリモ、セコンドという枠に収まらない。二皿目に甘いパンが出た次に、シーフードとエディブルフラワーを組み合わせた料理が登場するのだ。妻ララとの特別の想い出があるシーザーズ・サラダを、マッシモはこれまでも自分流に様々に解釈し、発表してきた。それら歴代の名作をさらに再構築したのがこれ。カラフルなエディブルフラワーは、自身のカントリーハウスの畑でその日に収穫したもの。そして魚介は北アドリア海から。ロックダウン中、インスタグラムで毎日配信した「隔離キッチン」を通じ知り合った生産者から届く、スカンピや帆立貝などの甘味、イカスミやムール貝の苦味を組み合わせた。『WHO’S AFRAID OF RED YELLOW GREEN AND ORANGE ?』写真:Callo Albanese e Sueoヒラメを使った「イエロー・サブマリン」、イチゴとランブルスコで赤く染まった米料理「ストベリー・フィールズ」、タラのグリーンカレーソース「イフ・アイム・ロング・アイム・ライト」、そして「ウィー・アー・オール・コネクテッド・アンダー・ワン・ルーフ」というタイトルのラヴィオリに続いて、肉料理「フーズ・アフレイド・オブ・レッド・イエロー・グリーン・アンド・オレンジ?」が登場する。この肉料理はダミアン・ハーストと、彼のアートによく登場する蝶々に捧げた一皿。ブルーベリーとサンブーコでグラッサージュし、チェリーのソースを添えた鳩の胸肉と、鳩肉のコロッケに杏、そして「サヴォール」と呼ばれるエミリア・ロマーニャ州伝統の、ぶどう汁で作るジャムを添えた一品。鳩の鉄分を含んだ野性味をベリーの酸味が引き立てたかと思うと中和して、そしてもう一つの鳩のコロッケへつなぐという、口の中で感覚の変化がいろいろに楽しめる新たな名作だ。『IN THE SKY WITHOUT LUCY』写真:Diego Camolaそしてフォアグラとマヌカンハニーのプリン「イン・アンド・アウト・オブ・スタイル」で甘味の世界へと導き、ヨーグルトのスプーマ、グリーンピースや人参、あずきとシソのグラニータ「サマー・イズ・カミング」、デザートの「イン・ザ・スカイ・ウィズアウト・ルーシー」へ。このデザートは、桃のローストにブルーベリーのソース、白樺のシロップとローズマリー風味のジェラート、バラとアマレットのメレンゲが層になり、空色の綿アメに覆われて登場する。桃の圧倒的な美味しさを、それぞれの層が引き立てている。店内は以前同様12席、コンテンポラリーアートに囲まれた静かな空間だ写真:Peter Halley最後に供されるプチフールも含め、全ての料理が明るくカラフルで遊び心たっぷり、と同時に、世界各地の味や香りや文化が込められた12品。「何料理」という壁も、「前菜」「プリモピアット」などのカテゴリー分けも乗り越えた、これからの時代を示唆するディナーなのだった。オステリア・フランチェスカーナの歴史が詰まったゲストハウス一方、昨年5月、モデナの中心街にある【オステリア・フランチェスカーナ】から車で15 分程のカントリーサイドにオープンした宿泊施設【カーザ・マリア・ルイージア】は、彼らが思うこれからのツーリズム、外食産業のアイデアを形にしたものだ。【カーサ・マリア・ルイージア】写真:Marco Poderi18世紀の貴族の館を改築した建物には、アンティークとコンテンポラリーアートを組み合わせた12の客室、サロンやカクテルルーム、ミュージックルームなどがあり、エレガントな非日常空間を生み出している。そしてプールにテニスコートまで備えた広大な美しい庭の一角には、手入れの行き届いた小さな畑と果樹園があり、オステリア・フランチェスカーナの料理に新鮮な味と香りが運ばれてくる。庭の奥にある畑と果樹園からは、オステリア・フランチェスカーナのテーブルに、毎日新鮮な味と香りが届く写真:Marco Poderiそして宿泊棟の向かい側、中庭をはさんで建つ【カーザ・デッレ・カロッツェ】では、【オステリア・フランチェスカーナ】の歴代シグニチャー・プレート9品で構成されたコースメニューが楽しめる。予約は宿泊客が優先だが、席に空きがあれば夕食のみの予約も可能だ。ダイニングルームの一角に、さながら料理教室のように設えられたオープンキッチンでは、マッシモやジェシカ、そして厨房スタッフたちが次々に料理を組み立てる。その合間に、シェフたちは一皿ずつの料理の由来や材料について、全員に向かって説明してくれる。客は立ち上がって作業をのぞいたり、厨房の中に入って質問したりするのも自由だ。『Beautiful,psychedelic,spin painted veal,charcoal grilled with glorious colors as a painting』写真:Marco Poderi「美しく、サイケデリックに、スピンアートされた仔牛肉。絵のようにカラフルに彩られた炭火焼き」と題された料理は、最高級ピエモンテ牛の仔牛肉の料理。低温加熱した後、畑で採れたローズマリーなどのハーブを焦がして作ったパウダーをまぶし、炭火焼きの風味を加えた一皿。カラフルなデコレーションは、パンで拭って最高に美味しく食べられるよう、綿密に計算された付け合せ野菜のソース。バターを食べているような滑らかで濃厚な味に仕上げられたピエモンテ牛は、それだけで最高に美味しいのだが、野菜のソースを拭うため専用に焼く自家製酵母のパンと食べれば、美味しくて楽しくて、心底ハッピーになれる一皿。料理ってこういうことだったんだな、と再確認するひと時だ。『Oops! I dropped the lemon tart ウップス!レモンタルトを落としちゃった』写真:Marco Poderiその想いは、デザートの「ウップス!レモンタルトを落としちゃった」で更に強くなる。ある時、数に限りがあるレモンタルトが壊れてしまったのを逆利用し、残りのタルトも壊してサービスしたという伝説の一品。デザイン的な美しさ、レモンやベルガモ、ケッパーという南イタリアの風味満載の美味しさだけでなく、食材を無駄にせず、失敗からも新しい皿を生み出すというオープンでサスティナブルなメンタリティーがあればこそ生まれた代表作だ。サステナビリティといえば、廃棄食料を利用して貧しい人々に食事を提供する「フード・フォー・ソウル」という活動を精力的に行なうマッシモ・ボットゥーラ。だが、毎日の厨房にも、普通の家庭での暮らしの中にもサステナビリティは溢れているという。例えばイタリア全国がロックダウンで外出禁止になり、レストランも営業できなかった間、ボットゥーラ家の自宅キッチンから、「Kitchen Quarantine」(隔離キッチン)を毎日休まず75日間、インスタグラムで配信した。家にあるものを利用し、一切の無駄を出さずにおいし料理を作るアイデアを世界中の人に見てもらい、楽しく明るい気持ちを持ってもらいたかったという。イタリアナンバー1シェフとして、今まで得た賞賛へのお返しがしたいと、キッチンにも、人の心にとってもサステナブルな料理を常に考え、提供し続けるマッシモ・ボットゥーラなのだった。~マッシモ・ボットゥーラ氏から日本の皆さんへメッセージ~
2020年08月18日シックなカウンターで、貝を愛でつつお食事をやわらかさはそのままに、旨味が凝縮された蒸し料理貝のだしが染み込んだ、ご馳走ごはんシックなカウンターで、貝を愛でつつお食事を「女性同伴の男性客が常連に多い」というのが頷ける、シックな外観お店があるのは、各線「三宮」駅から徒歩5分圏内の、グルメな店がひしめく中山手通界隈。漆黒のファサードと、白い暖簾に達筆で書かれた「肉と貝」という文字が目印です。カウンター10席、テーブル22席の店内店内は、ブラック、ゴールド、シルバー、木目が基調のクラシカル&ラグジュアリーな雰囲気。焼きしゃぶや焼肉をセルフで楽しめるテーブル席の奥に、コの字型のカウンターがあり、ひと際存在感を放っています。静かで落ち着いた雰囲気のカウンター席カウンターの中央には冷蔵ケースがあり、プロが全国から吟味するという黒毛和牛の肉厚なスライスと、かなり大ぶりの岩ガキ、赤貝が鎮座。手前から、赤貝、黒毛和牛、岩ガキが収まる冷蔵ケース毎日市場から直送される様々な貝が見られる生け簀その横には、アワビ、サザエ、大貝、ミル貝など、毎日神戸市中央卸売市場から直送される貝の生け簀があり、姿も動きもどこかユニークな貝達を眺めながら食事ができます。やわらかさはそのままに、旨味が凝縮された蒸し料理『あわびの三分間蒸し』1,490円(税抜)そんな貝の姿に期待感を高めつつ、まずいただいたのは『あわびの三分間蒸し』。サッと蒸し上げたアワビはやわらかく、上品な甘味がたまらないおいしさ。添えられた岩塩と、ポン酢とハマグリのだしを合わせたタレは、甘味を引き立てる名脇役です。不動の人気No,1メニュー『大貝 つぼ蒸し』1,180円(税抜)お次は、こちらで一番人気だという『大貝 つぼ蒸し』。シジミをメインに、魚介を独自にブレンドした秘伝のだしで蒸し上げるという大貝は、口のなかに滋味があふれ出します! 魚介の旨味が溶け込んだだしは、全て飲み干さずにはいられません。『黒毛和牛 うちひら 炙りステーキ』グラム148円(税抜)~貝の次はお肉の一番人気へ。鮮やかな赤に目を奪われる、『黒毛和牛 うちひら 炙りステーキ』は、やわらかくジューシーながら、赤身のしっかりとした肉感もたまらない至福のひと品。粒マスタードやワサビを効かせるもよし、塩コショウでシンプルに…もよしと、味変しながらじっくり堪能するのがおすすめです。『焼きしゃぶ』1人前1,980円(税抜)~、オーダーは2人前からテーブル席限定という『焼きしゃぶ』は、繊細なサシが入ったスライスを甘辛いタレにつけ、玉子にくぐらせて味わうすき焼風か、あっさりとポン酢で味わうかを選べるメニュー。悩みに悩んですき焼風を選んだところ、ジュワッと染み出す肉の旨味と玉子がまろやかにマッチ。繊細な口溶けもくせになる逸品でした。貝のだしが染み込んだ、ご馳走ごはん『貝釜』980円(税抜)〆には、再び貝に戻って貝の釜めし『貝釜』を。ふっくらと蒸しあがった貝と、そのだしが溶け込んだご飯はお腹がいっぱいでも箸が止まらなくなります。この日は、先ほどの冷蔵ケースにあった大ぶりのカキがドーン!と乗ってなんとも贅沢。蓋を開けた時の香りもたまりません。提供に少し時間がかかるため、ぜひ早めにオーダーを。店長の佐々琢哉さん「お肉も貝も、原価ギリギリでがんばっています!」と笑うのは、店長の佐々琢哉さん。本日いただいたほかにも、「貝なら刺身やせいろ蒸し、お肉ならランプのステーキもぜひ味わっていただきたいほど絶品です」とのこと。日本酒は「新政No,6」や「風の森」など銘酒が並ぶほか、ワインの品ぞろえも充実しており、イタリア人スタッフがお食事とのペアリングを提案してくれるそう。ぜひご一緒に楽しんでみてはいかがでしょうか。クラシック肉と貝【エリア】三宮【ジャンル】焼肉【ランチ平均予算】-【ディナー平均予算】5000円【アクセス】三ノ宮駅 徒歩5分
2020年08月17日有楽町【Anchor Tokyo(アンカートーキョー)】日本橋【SEPTIEME STEAKHOUSE(セッティエム ステーキハウス)】日本橋【ニホンバシ イチノイチノイチ】丸の内【アルカナ東京】有楽町【Anchor Tokyo(アンカートーキョー)】心地よい風に吹かれながら食事ができる、開放感あふれるレストラン有楽町駅から徒歩3分、銀座駅からは徒歩1分ほどの「THE GATE HOTEL 東京」4階にあるレストラン【Anchor Tokyo】。テラス席では、やさしい風を受けながら料理やお酒を味わうことができます。店内の席も、天井高8メートルの広々としているので、落ち着いて食事ができる空間です。ボリューム満点『シャルキュトリー ~ソムリエのおつまみ~』1,980円アラカルトでは、『国産牛フィレ肉のロッシーニ風』や『シャルキュトリー 盛り合わせ』、『GATE HOTEL カレー』など、本格フレンチから気軽に味わえる料理までがそろいます。夜のコースでは、前菜、スープ、魚料理、肉料理、デザート、パン、コーヒーが、8800円で楽しめます。AnchorTokyo【エリア】有楽町/日比谷【ジャンル】フレンチ【ランチ平均予算】3000円【ディナー平均予算】7000円【アクセス】銀座駅 徒歩1分日本橋【SEPTIEME STEAKHOUSE(セッティエム ステーキハウス)】心地良い癒しの風を感じられるテラス席日本橋駅から徒歩1分、「日本橋 高島屋S.C.」の7Fにある【SEPTIEME STEAKHOUSE】。テラス席では、都会にいながら心地良い風を感じて食事ができます。また、テラス席はペットの同伴も可能です。『グリルロブスター · ベアルネーズ』7,500円フレンチスタイルのステーキハウスで、メニューは『鉄板ステーキ プライムグラス フェッドビーフ』や『北海道産ホタテの鉄板焼き』、『グリルロブスター』などが楽しめます。充実したバーもあるので、仕事帰りに軽く一杯といった使い方もできるお店です。SEPTIÈME STEAKHOUSE【エリア】日本橋【ジャンル】フレンチ【ランチ平均予算】1500円【ディナー平均予算】5000円【アクセス】日本橋駅 徒歩1分日本橋【ニホンバシ イチノイチノイチ】テラス席は日本橋川を目の前にしながら食事が楽しめる日本橋駅から徒歩1分のところにある和食レストラン。日本橋を見渡すことができるテラス席でのディナーは格別で、夜景を眺めつつゆったりと、優雅なひとときを過ごせます。さらに店内の特設ブースには、プレミアム「缶つまBAR」もあります。お酒のすすむ逸品『牛ハラミ肉のほう葉味噌焼き』1,780円料理は、和食を中心にさまざまなジャンルを散りばめたオリジナリティある逸品が堪能できます。『牛ハラミ肉のほう葉味噌焼き』は、薬味や山菜などを絡めた味噌をほおの木の葉にのせて焼く飛騨の郷土料理。ハラミのジューシーさと味噌の風味が絶妙にマッチします。ニホンバシ イチノイチノイチ【エリア】日本橋【ジャンル】居酒屋【ランチ平均予算】2000円【ディナー平均予算】5000円【アクセス】日本橋駅 徒歩1分丸の内【アルカナ東京】東京のビル群を眺める開放的なテラス席で、500円ワンコインから気軽に店の味が楽しめる東京駅から徒歩3分のところにある「KITTE」6階の【アルカナ東京】。テラス席では、バー感覚でカジュアルに食事とお酒が楽しめるほか、店内では明るく開放感のあるメインダイニングやシックな個室で、しっかりとした食事の時間を過ごすことができます。毎日60種以上使う野菜のほとんどは三浦半島の朝採りのもの料理は「洗練された野菜の美食」がコンセプト。定評があるメニューは、『野菜の遊園地』をはじめとした、美食と健康が一皿に共存する野菜たっぷりのフレンチです。バター・生クリームなどの使用を極力避けた、ヘルシーな新スタイルのガストロノミーが魅力です。アルカナ東京【エリア】丸の内【ジャンル】フレンチ【ランチ平均予算】3800円【ディナー平均予算】10000円【アクセス】東京駅 徒歩3分
2020年08月12日レストランを通し「幸せの分母を増やす」料理はそのための一つのツール。迷ったらそこに立ち返り、いろんなカタチで人を、社会を、幸せにしていきたいJリーグの練習生を辞めて教員になり、32歳で料理人の世界へ飛び込んだという、異色の経歴を持つ鳥羽周作シェフ。【DIRITTO】や【Florilege】などで修行を積み、2016年【Gris】のシェフに就任。その2年後、店を買い取る形で、【sio】をオープン。オーナーシェフを務めるかたわら、自社を立ち上げ、料理人を取り巻く環境を良くし、可能性を広げたいと動き出した。【sio】のオーナーシェフ、鳥羽周作さんそのためにまず力を入れたのはチームづくり。料理は自分がつくらなくても調理場にいるメンバーがきっちりつくれるよう指導し、現場の外から俯瞰した目線で、自身が“食を通して人を幸せにできているか”を考え続けてきた。さまざまなクリエイターとつくった楽しさ、おいしさ、心地よさがリピーターを呼び、2019年にはミシュラン一つ星を獲得。2019年10月には「理想の食堂」をカタチにした【o/sio】を、12月には「純洋食とスイーツ」をテーマにした【パーラー大箸】を監修。代々木上原にある【sio】料理は若手に任せ、チームをまとめる鳥羽シェフ順風満帆に見えたその時に襲ってきた新型コロナウイルス。新店舗のための借金もあり目の前が真っ暗になったという。「でも、僕らができることはこの状況下でも食で幸せにすること」。滾たぎるエネルギーでピンチをチャンスにした鳥羽シェフに話を聞いた。オープン当初からのスペシャリテ『馬肉/ビーツ/プラム』コロナ禍でチーム一丸となり、乗り切ることで開けた視界――コロナ禍においてさまざまな取り組みをし、結果、売り上げが前年比増になったそうですね。鳥羽周作さん(以下、鳥羽):最終的に前年より良い数字で着地できましたが、4月はお客さまも激減し、実はかなり厳しかったんです。――そうなんですか?鳥羽:はい。でもこうした状況でも、会社の経営方針「幸せの分母を増やす」に従い、「店が潰れてもいいから料理人としてできることをする」と宣言した僕に、チームがついてきてくれた。結果、スピード感を持っていろいろ挑戦できたことが、コロナ禍でも増収増益につながりました。――その一つが、Twitterでのレシピ公開ですね。鳥羽:レストランにお客さまが来られないなら「幸せの分母を増やす」ために家でもできる僕らの料理のレシピを伝え、家で【sio】を感じてもらおう。そう思って3月30日、2号店の【o/sio】の唐揚のレシピをTwitterで公開しました。Twitterで拡散後、その反響の大きさからnoteでもより詳細な情報を発信鳥羽:「#おうちでsio」と名付けたレシピ投稿は、誰もが好きな料理に絞って、アップし続けました。レシピは嫁さんに試作してもらい、上手にできたものだけを公開。家で簡単においしくできる再現性にはこだわりました。Twitterでは書ききれないポイントはレシピと合わせてnoteにまとめました。SNSを通じてお客さまが求めることに応えていたら、6000人のTwitterフォロワーが1カ月で4万人になったんです。――でも、無料でのレシピ提供は直接ビジネスにつながらないのでは?鳥羽:コロナ前後では、料理人のあり方は確実に変わりました。前は対面で喜ばせることが主流でした。でも、コロナ後は、お店に来てくれる人だけがお客さまではないことに僕らは気がついた。僕たちが店以外で発信する“体験”を受け取った人が感じてくれた幸せは、実店舗に行ってみたいという原動力になる。目先のお金にはならないけれど、未来のお金につながるんです。だからレストラン体験をいろんなカタチで‟広げる”、‟伝える”ことは大事にしています。フォカッチャは【ル・ルソール】に特注店名を冠したスペシャリテのデザート『sio』――Twitter、インスタグラム、noteとSNSもうまく連携して運営していますね。鳥羽:周りに、経営者やクリエイターの友人も多いので時代に合わせたSNSの使い方は意識しています。若手も自主的に動画制作や、noteの記事を担当していますよ。うちで働く子は料理人の技術と初歩的なITの知識、両方が必要です。SNSはマーケティングというより、‟おいしい料理”を伝える技術。以前は対面で伝えていたことが、今はSNSが加わり幅が広がったのだと思います。――テイクアウトの『バインミー』もヒットしました。鳥羽:僕たちは1,000円のバインミーにレストランの凄さを詰めた。すると生産が追い付かないほど売れる日が続いたのです。これはマーケティングではなく、‟おいしいから”ヒットしたと自負しています。やはり料理人として‟おいしい”はすべての基本。それが実現したのは、若手に店を任せられたことが大きかったですね。テイクアウト用に生み出された『バインミー』は大ヒット――テイクアウトの商品開発に専念できたことがヒットの理由だと。鳥羽:レストランの料理をそのままテイクアウトにしてもおいしくない。だからテイクアウトに合う料理を研究しました。途中から発売した【sio】の世界を自宅で楽しんでもらう『sio贅沢弁当』は研究の集大成です。時間がたってもおいしさをいかにキープするか。水分を出さない、味うつりしない、持続する彩りの美しさ。3週間家にこもって追求しました。日頃から若手に現場を任せ、自分がいなくても営業できる状況をつくっていたので実現したことです。『sio贅沢弁当』。14種類の小さな料理に鳥羽シェフの技術を結集――レシピで【sio】を知り、バインミーを買いに来て、贅沢弁当を知って食べ、今度はお店に行きたい!と新規顧客の循環ができた。鳥羽:まさにそうです。「幸せの分母を増やす」ことを広げた結果、新たな循環が生まれ、予約がいつも以上に入るようになりました。目指すのは、料理界のキング・オブ・ポップ――「幸せの分母を増やす」がやはり基本なんですね。グラフィックデザイナーの水野学さんから「くまモン」は版権フリーだと聞き、料理で幸せの分母を増やせば利益は自然とついてくると気がついた。もう一つ、水野さんから「かっこいいデザインは誰でもできる。でも、みんなが好きな〝ポップ0が最高なんだ」と聞いた時、ピンときた。僕は、料理界のキング・オブ・ポップになる!と、その時に思いました。――丸の内の【o/sio】は、〝ポップな店0の具現化ですか?鳥羽:そうですね。ナポリタンや唐揚げといった誰もが好きなメニューをポップに料理しています。将来的には全国展開もしたい。「幸せの分母を増やす」最終形はファミレスです。「丸の内ブリックスクエア」内にある【osio(オシオ)】誰もが気軽に楽しめるナポリタンや、ランチにはカレーも提供――ファミレス!楽しそうです。鳥羽:ファミレスをやるためには、来年仲間のシェフ3人とやる店で二つ星を取り、その後N.Y.に行って、世界で評価されるガストロノミーをやり、帰国してファミレス経営という青写真があります。来年1月オープン予定の店は新しい日本料理=〝民芸0がテーマ。ジャンルを超えた〝おいしい0今の時代の日本料理を提案する予定です。sio【エリア】代々木上原【ジャンル】フレンチ【ランチ平均予算】9000円【ディナー平均予算】20000円【アクセス】代々木上原駅 徒歩2分
2020年08月11日丸鶏を丁寧に下ごしらえし、辣油が決め手のたれで味わう今でこそ『よだれ鶏』といえば、四川を代表する一品として名高い料理だが、【飄香】がオープンした15年前には、日本でまだ知る人の少ない品だった。オーナーシェフの井桁良樹氏が初めてこの料理に出合ったのは、本場の四川料理を学びたいと、四川に向かう途上の上海の地でのこと。それ以前には味わったことのない麻(しびれ)と辣(辛み)のバランスに衝撃を受けたという。丸鶏は大分冠地鶏を使用。烏骨鶏との掛け合わせで、締まった肉質が魅力。左下の山クラゲとは茎レタスを乾燥させたもの。しっとりとした肉を際立たせるコリコリとした食感。下味を鶏スープで中までいれて、かけだれで、香りと辛みをまとわせる。以後、本場四川でも何回となくよだれ鶏を食べ、「私がこの料理を日本に広めるんだ」と、意気込んで帰国したという。すっかりポピュラーになった今でも、【飄香】のそれが圧倒的な支持を受けているのは、丸鶏を使った丁寧な下ごしらえと、自家製辣油がベースの、香りも旨みも強いたれのおいしさに他ならない。辛味よりも香りを立たせた自家製辣油がこの味の決め手。大豆油に、クローブ(丁子)、草果、良姜、コリアンダー、ディルシード、レモングラス、ローリエ、草果、フェンネル、排草、ニッキ、砂仁、カルダモン、甘草、陳皮、バンウコン、花椒、八角各少量をいれて1時間程度香りを出し、最後は朝天唐辛子を注ぎ、混ぜる。かけだれはこの辣油に玉ねぎ、生姜1かけ、長ねぎ10cm、醤油、酒で味をととのえたもの。烏骨鶏と掛け合わせた大分の地鶏を、旨みが逃げないように、鶏のスープでゆで、余熱でロゼに仕上げ、さらに調味した鶏スープに漬ける。これがジューシーに鶏肉を仕上げるコツ。また、試行錯誤の末に行きついた、20もの香辛料を駆使した辣油の香り高さは、類を見ないほどだ。それをベースにした滋味深いたれをたっぷりかけて、よだれ鶏が完成する。手間暇かけた至高の味わいだ。『よだれ鶏』のつくり方使う食材は至ってシンプル。素材の力をテクニックで引き出す使う材料はたったこれだけ。シンプルだけに鶏肉にはこだわる。皮が薄く味の濃い肉質の鶏を丸ごと使用。かけだれは十数種のスパイスを使った辣油の香りが命。材料(6人分)・丸鶏1羽・鶏スープ適量・山クラゲ適量〈つけだれスープ〉※6人分・鶏スープ2ℓ・生姜1かけ・ねぎ1本・山椒 20粒・塩30g〈かけだれ〉*2人前・醤油20ml・砂糖35g・黒酢40ml・鶏スープ 100ml・辣油100ml・花椒適量つくり方'v 寸胴鍋に、たっぷりの鶏スープを沸かし、その中に丸鶏を入れ、弱めの中火で20分ほどゆで、火を止めてふたをして40分おく。取り出して、いったん氷水で冷やして、火が入るのを止める。'w 'vをもも、手羽、胸肉の部位にさばき、つけだれスープの材料をすべて合わせたものに漬ける。'x 山クラゲは水に戻して筋を取り、ゆでて食べやすい長さに切る。塩(分量外)と胡麻油(分量外)であえる。'y'wを1.5cm厚さに切り分ける。'z器に3 を敷き、4 を盛り、かけだれの材料をすべて合わせたたれをたっぷりかける。『よだれ鶏』の3つのポイントPoint ①丸鶏を鶏スープでゆで、余熱で火を入れる丸鶏を鶏のスープで20分ほどゆで、火を止め、ふたをして40分ほど余熱で火を入れる。骨のまわりが赤いくらいの火入れがベスト。Point ②つけだれスープの中にさばいた鶏を漬ける丸鶏を、もも、手羽、胸肉とさばき、鶏スープに香味野菜と塩で調味したつけだれに1時間以上漬け、じっくりと味を含ませる。Point ③香辛料の風味を移した油で辣油をつくる24種の生薬と香味野菜の風味と香りをじっくり油に移し、その油で唐辛子の辛味を出した自家製辣油の香りがかけだれの肝。いかがでしたでしょうか。【飄香】のよだれ鶏を、ぜひご自宅で再現してみてください。教えてくれたのは井桁良樹さん上海で1年、四川で1年修業したのち、2005年に代々木上原に自身の店をオープン。2012年に麻布十番に本店を移し、四川料理の継承者にとの思いから伝統四川料理の「松雲門(ソンユンモン)派」に入門。現在は六本木ヒルズ店、銀座三越店の計3店を経営中國菜老四川飄香【エリア】麻布十番【ジャンル】四川料理【ランチ平均予算】10000円【ディナー平均予算】17000円【アクセス】麻布十番駅 徒歩3分
2020年08月09日西中洲の路地裏に佇む、大人の贅沢空間日本の四季をイタリアンで表現したコース料理ソムリエ厳選のイタリアワインを只々、楽しむ西中洲の路地裏に佇む、大人の贅沢空間1階は、白を基調とした全14席の落ち着いた空間。ゆったりと癒やしの時間が過ごせます天神南駅徒歩5分、西中洲の細い路地を進むと、ほのかな灯りに照らされた看板の【リストランテ 鶴ノ荘】が現れます。1階のレストランフロアは白壁に木や石を組み合わせた明るい空間で、半個室のテーブル席と、カウンター席があります。2階には落ち着いたバーを併設しています。2階はバーエリア。シックで大人な雰囲気が漂います店名は、オーナーソムリエ原田勲氏の祖母が営んでいた料亭【鶴の荘】に由来。そんな先代の心を受け継ぎ、田原聖凡シェフとタッグを組んで店をオープンしました。日本の四季をイタリアンで表現したコース料理ここで味わえるのは、和の要素を取り入れ、日本の四季をイタリアンで繊細に表現したコース料理。どの皿にもシェフの感性が反映され、斬新ながらどこか親しみのある味わいです。また、ソムリエが選ぶイタリアワインも、その美味しさを引き立てます。コースメニューCena A(パスタ、肉料理など7品):7,500円Cena B(お肉とお魚料理のWメイン):10,000円Cena C(記念日などに、豪華ディナーコース):13,000円別途、消費税+サービス料10%がかかりますここからは、コース料理の一例をご紹介します。伝統パスタを現代風に仕上げた『アニョロッティ・デル・プリン 黒トリュフのペースト添え』『アニョロッティ・デル・プリン 黒トリュフのペースト添え』は、ピエモンテ州に伝わる詰め物パスタをモダンにアレンジした一皿。手打ち麺ならではの風味や食感が魅力です。ほかにも、一年を通してさまざまな種類の手打ちパスタが味わえます。フランスのジビエ料理『仏産フレッシュ ピジョン・ラミエール(山鳩のロースト バルサミコソース)』人気メニュー『仏産フレッシュ ピジョン・ラミエール』は、フランス産の新鮮な山鳩を現代風の調理法で仕上げたジビエ料理。臭みは抑えつつも、ジビエならではの野性的な風味を引き出しています。そして、バルサミコとフォンドヴォーを使った複雑なソースが美味しさを際立たせます。お茶漬け感覚で味わう斬新な〆の一品『めんたい入りの焼きリゾットを昆布出汁で…』コースの〆『めんたい入りの焼きリゾットを昆布出汁で…』は、博多らしく明太子を忍ばせた焼おにぎりに、昆布出汁をかけて味わう独創的な一品です。上品な出汁と明太子の辛味が溶け合い、日本人がほっとするような優しい味わいを感じることができます。ソムリエ厳選のイタリアワインを只々、楽しむワインセラーには、軽やかでモダンな料理を引き立てる個性豊かなイタリアワインが並びます料理だけでなく、ソムリエが選ぶワインのマリアージュも秀逸です。店内の大きなワインセラーに並ぶのは、豊富な経験と知識を持つオーナーソムリエが厳しい目で吟味したイタリアワイン。シェフの軽やかなイタリア料理と相性の良いものがそろっています。また、特別な日にふさわしいヴィンテージワインもあるので、大切な人との特別な日の食事にもぴったりです。食事の後は、2階のバーで夜のひとときを楽しんで2階のバーは、ミッドナイトブルーの壁と、木や鉄を基調としたシックで大人な空間。選び抜いたイタリアワインのほか、ウイスキーなどを揃えています。1階で食事を終えたあと、2階に移動してゆっくりお酒を味わう、といった使い方もできます。もちろんバーだけの利用も可能で、静かにグラスを傾けながら、上質な時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。リストランテ鶴ノ荘【エリア】西中洲/春吉【ジャンル】イタリアン【ランチ平均予算】-【ディナー平均予算】15000円【アクセス】天神南駅 徒歩5分
2020年08月08日【銀座 美しょう】フレンチ【炭割烹 北野】和食【鉄板焼 銀明翠 GINZA】和食【Ar’s italian cuisine】イタリアン【銀座 美しょう】フレンチクラシカルで洗練された、最高級山形牛ステーキを堪能コースの選べるメイン料理『A5山形牛サーロインのロースト赤ワインソース』 11,000円銀座で50年愛されている名店の【銀座 美しょう】。伝統的なフランス料理や特選山形牛ステーキコースが楽しめます。コースのメイン『A5山形牛サーロインのロースト赤ワインソース』は、A5ランクの最高級山形牛をさっぱりとした赤ワインソースでいただく一品。噛みしめる度に、芳醇な香りが鼻孔をくすぐり思わず笑みがこぼれます。ラグジュアリーでお洒落な空間で、ワンランク上の時間を楽しめます50年続く素敵な洋館のような雰囲気の店内は、2019年3月に全館リニューアルし清潔感に溢れています。こだわりのワインは、フランス産をメインにテイスティングし、選りすぐりの美酒がラインナップ。スタッフのもてなしも心地よく、大切な食事にもぴったりです。コックアジル【エリア】銀座【ジャンル】フレンチ【ランチ平均予算】3500円【ディナー平均予算】10000円【アクセス】銀座駅 徒歩6分【炭割烹 北野】和食国産黒毛和牛の炭火焼をいただく、大人の隠れ家割烹栃木県鹿沼市のブランド黒毛和牛を生産者から直接仕入れ『とちぎ和牛』5,000円銀座に佇む隠れ家的名店の【炭割烹 北野】。ここで味わえる漁港直送の旬魚介や和牛、国産野菜など多彩な炭火焼料理は、単品でもコースでも楽しめます。『とちぎ和牛』は、熟練の技で絶妙な炭火焼に仕上げることで、絹のように柔らかな肉質と濃厚な旨みを引き出した一品。炭火焼専門店ならではの絶妙な火入れは、さすがの一言です。特別感を高める個室も完備。大人の空間で上質なくつろぎの時を店内は、大人のための和モダンな空間です。檜のカウンター席と完全個室があり、プライベートでもビジネスでも、気を張らずに和やかで幸せな時間が過ごせます。こだわりの料理に合わせて厳選した日本酒をはじめ、ワインや焼酎など様々なドリンクも用意しています。炭割烹北野【エリア】銀座【ジャンル】和食【ランチ平均予算】1200円【ディナー平均予算】10000円【アクセス】銀座駅 徒歩5分【鉄板焼 銀明翠 GINZA】和食A5黒毛和牛や高級海鮮を、臨場感あふれる鉄板焼で満喫赤身と脂のバランスが絶妙で、濃厚な旨みと柔らかな食感を堪能。『特選黒毛和牛 フィレステーキ』五感で料理を味わう、鉄板焼ならではの贅沢が楽しめるお店【鉄板焼 銀明翠 GINZA】。美しく磨かれた鉄板に鮑や伊勢海老、黒毛和牛が登場し、芳ばしい音や香りとともに絶品の一品に。『特選黒毛和牛 フィレステーキ』は、最高級の厳選黒毛和牛を目の前の鉄板で鮮やかに焼き上げます。料理人のパフォーマンスを見られるカウンターの他、個室も完備。GINZA GREENの8階にある店内には和モダンのラグジュアリーな雰囲気が漂い、個室と半個室は大人がくつろげる落ち着いた空間です。鉄板焼とのペアリングを楽しめる日本酒は、純米酒を中心に利酒師セレクトのものをワイングラスで提供しています。鉄板焼銀明翠GINZA【エリア】銀座【ジャンル】和食【ランチ平均予算】7000円【ディナー平均予算】15000円【アクセス】銀座駅 徒歩5分【Ar’s italian cuisine】イタリアン和の食材とフランス料理の技法を取り入れた、イタリアン・キュイジーヌ極上の柔らかさを堪能『黒毛和牛ヒレ肉のソテー 100g~ 本日のソース』12,000円~和食店での修行を経てイタリアンへと転向した経歴を持つシェフが手掛ける、イタリアンレストラン。『黒毛和牛ヒレ肉のソテー 100g~ 本日のソース』は、黒毛和牛の最高級のヒレ肉のみを買い付けています。絶妙な火入れ加減で焼き上げているため、柔らかさはそのままに旨みが凝縮。非日常のひとときへと導く、地上41階の素晴らしい眺望駅直結というアクセスの良さで、銀座の町並みを一望できる、まさに“天空レストラン”です。地上41階からの絶景は遠方から訪れるゲストにも好評です。マリアージュを奏でるワインは、5人のソムリエがセレクトした約2000本をストックしています。Ar’sitaliancuisine【エリア】新橋/汐留【ジャンル】イタリアン【ランチ平均予算】3000円【ディナー平均予算】15000円【アクセス】新橋駅 徒歩3分最高級のお肉料理と、洗練されたおもてなしが堪能できる銀座の隠れ家的レストランで、格別なひとときを過ごしてみてください。
2020年08月07日スペインのバルを彷彿させるおしゃれな空間タパスをはじめとした本格西欧料理を提供自然派を中心とした各国300種のワインが揃う青い扉が目印! スペインのバルを彷彿させるおしゃれな空間目黒駅東口のロータリーから1本入った通りにある、おしゃれな青い扉が目印のお店ガラス張りの床から半地下にあるワインセラーが見通せるテーブル席もありますJR目黒駅から徒歩2分、飲食店が立ち並ぶ賑やかな通りの中に、ひっそりと佇む【キッチン セロ】は、ビストロ系料理とワインが楽しめる目黒のお手軽バル。入口のおしゃれな青い扉からもわかるとおり、まるでヨーロッパのような雰囲気と料理のおいしさ、それにワインの種類の豊富さが食通やワイン好きから支持されています。オープンキッチンに沿った長いカウンター席は13席あります店内に入ると、まるで本場スペインのバルのような雰囲気!カウンター席が中心なので少人数やおひとり様、初めての方でも気軽に立ち寄れるカジュアルさも人気です。多彩なタパスをはじめ、本格西欧料理を提供本格的な西欧料理はワインにぴったり!料理は、『アジの洋風なめろう』や『玉ねぎのオーブン焼き』などのタパス類をはじめ、燻製玉子や小ヤリイカのフリット、『ラム肩ロース』などの鉄板料理に加え、『トリッパのとっからオーブン焼き』や『鴨のコンフィー』などなど。さらに〆のパスタやパエリアを合わせて全60種をラインナップ。今回はその中でもぜひオーダーしてほしい料理を3品選んでみました!『赤いサラダ』自家製シェリービネガーソースの酸味が味の決め手『赤いサラダ』1,100円(税抜)お店を訪れたらまず頼んでほしいのが、長野産のニンジンをサーモンやトマトとともに和えた『赤いサラダ』。自家製のシェリービネガーのドレッシングとマッチし、最初に食べるのにぴったりの一品です。『赤のサラダ』以外にも、『緑のサラダ』『白のサラダ』『黒のサラダ』があり、色で選べて視覚で楽しめるのも魅力です。『山芋とフォアグラのコロッケ』珍味をボリューム満点に仕上げた『山芋とフォアグラのコロッケ』1個600円(税抜)お店の人気メニュー『山芋とフォアグラのコロッケ』は、高価なフォアグラをサトイモで包んでボリューミーに仕上げた一品。バルサミコソースが絶妙で、赤ワインにぴったりです。「千代幻豚」を使ったメニュー信州飯田産の「千代幻豚」。※調理法は定期的に変わるのでお店の方にお尋ねくださいまた、一般市場に出回らない希少種、長野産の「千代幻豚」を使った料理もラインナップ。しっかりとした甘さとしつこくない脂身が絶妙な味わいをかもし出す『千代幻豚の生ハム』や、リンゴの酸味がきいたソースが肉の甘みを引き立てる『千代幻豚のソテーシェリービネガーソース』など、1頭買いすることでそれぞれの部位に適した料理をリーズナブルな価格で提供してくれます。自然派を中心とした各国300種のワインが堪能できるグラスワインは赤白で10種類前後。グラスは650円~、ボトルは4,000円~(ワインリスト有り)自慢のワインは、日本、フランス、イタリア、スペインをはじめ、自然派を中心に300種類以上揃っているとのこと。入口横にある小上がりのテーブル席からは、ガラス張りの床から半地下のワインセラーを眺めることもでき、ワイン好きにはたまりません!そんなスペインのバルのような空間で、本格的な西欧料理を味わえるワイン食堂【キッチン セロ】。ぜひ訪れてみてください。キッチンセロ【エリア】目黒【ジャンル】洋食【ランチ平均予算】-【ディナー平均予算】6000円【アクセス】目黒駅 徒歩2分※東京都からの営業時間短縮要請により、~2020年8月31日までは22時までの営業となります。その後の営業時間に関しましては直接お店にお問い合わせください。
2020年08月06日【酒趣】居酒屋【フランス食堂 オ・コションブルー】フランス料理【nacrée】フランス料理【助六鮨】寿司【George】和食【酒趣】フレンチ出身・日本酒好きな店主が手がける粋な酒肴の店骨を感じないほどふんわり仕上げる『穴子の白焼き』店名はフランスの子ども言葉で「お気に入り」を表す“chouchou(シュシュ)”から命名したという同店。店主の大石さんはフレンチ出身ながら、日本酒好きが高じてこの店を開いたという。それは、お酒好きの心をがっちりつかむ気の利いた酒のアテが並ぶメニューからもうかがえる。毎日市場から仕入れる鮮魚にあぶりや昆布〆などひと手間加えた『お造り盛り合わせ』日本酒は100種類以上の品ぞろえ「おすすめは燗酒です」と大石さん。燗酒に適した銘柄選びだけでなく、料理によっても燗の温度を微妙に変えるなど、提供もきめこまやか。「おいしい料理と日本酒を」という店主の思いが、随所に感じられる。酒趣【エリア】国分町/一番町【ジャンル】和食【ランチ平均予算】-【ディナー平均予算】4000円【アクセス】青葉通一番町駅 徒歩2分オススメしたシェフの声【フランス食堂 オ・コションブルー】“料理はルセットを超えるもの”色々な食感や味をワンプレートにのせる“フランス食堂”と冠するだけあってアットホームで温かな雰囲気。シェフ・橘さんが大事にするのは、“ 料理はルセットを超えるもの”という修業時代の先輩方の教え。その信条のもと、同じ料理であれ、火入れ、温度、提供タイミングなどをゲストに合わせて調整し、そのときのベストな状態で料理を提供する。季節の料理にも力を入れ、冬はジビエも登場。一人客からパーティーまで対応、ホールのきめこまやかなサービスも相まって、地元での人気は高い。フランス食堂オ・コションブルー【エリア】国分町/一番町【ジャンル】フレンチ【ランチ平均予算】1780円【ディナー平均予算】4500円【アクセス】勾当台公園駅 徒歩2分オススメしたシェフの声【nacrée】独創的な感性から生まれる芸術と見紛うフランス料理を複雑玄妙な味わいを楽しむ『アンディーブのキャラメリゼ』「光と花の杜」をテーマに建築家・隈研吾氏が手がけた幻想的な空間でいただく、芸術的な料理の数々。ここ【nacrée】は、地元を中心に感度の高いフレンチファンから耳目を集めている。北イタリアとパリの名店で研鑽を積んだ緒方シェフが頭に浮かべるイメージは、ジャンルや慣習などの枠を超え、フレンチからイタリアン、ときに和の調理法も用いつつ、大胆な構図で皿の上に描かれる。“見れば感動、口にすれば恍惚”。五感が刺激されるレストラン体験をぜひ。nacrée(ナクレ)【エリア】国分町/一番町【ジャンル】フレンチ【ランチ平均予算】5000円【ディナー平均予算】15000円【アクセス】仙台駅 徒歩10分オススメしたシェフの声【助六鮨】大将との会話でくつろぎながら絶品『穴子の握り』を焼を入れることにより香ばしさが加わり、詰めの甘みが際立ちます。絶妙な味わいの『穴子の握り』開店から44年、16歳からこの道一筋の大将・千葉さん。自身のこ とを「怖い顔をしているけど、人懐っこい」と語るとおり、大将と の会話を楽しみに訪れる客も多い。そしてなにより、この店に来た ら注文したいのが名物の『穴子の握り』。三陸から届く穴子を丁寧 に手間ひまかけてこしらえ、身はふっくら。食べる直前に焼きを入 れ、穴子の旨みとツメの深み、香ばしさが一体となり、その味わい は格別だ。これを目あてに訪れるリピーターも少なくない。助六鮨【エリア】石巻【ジャンル】鮨・寿司【ランチ平均予算】-【ディナー平均予算】5000円【アクセス】石巻駅 徒歩8分オススメしたシェフの声【George】ソムリエ兼料理人が提供するお酒との相性抜群の和食地元宮城の食材を使っている寿司店に生まれ育ち、自身も寿司割烹・寿司店・日本料理店などで 料理の腕を磨いたという店主・大宮さん。自分で店をもつようにな った現在では料理だけにとどまらず、ソムリエやSAKE DIPLOMA の資格まで取得。店内にはワインセラー室も備え、料理とお酒の相 性を追求する。秋田杉の大きなコの字形のカウンター越しに提供さ れる炭火焼や握り寿司などの和食とお酒。大宮さんが生みだす、そ の組み合わせの妙は、夜な夜なゲストの頬をほころばせている。George(ジョージ)【エリア】仙台駅東口周辺【ジャンル】和食【ランチ平均予算】-【ディナー平均予算】7000円【アクセス】宮城野通駅 徒歩1分オススメしたシェフの声
2020年08月05日京都の旬を食べつくす!「京都のご当地グルメ」京都で最も人気の観光スポット清水寺。清水寺参道から二年坂、ねねの道にはお土産屋が数多く並びます清水寺や高台寺、三年坂など風情たっぷりの東山エリアや、自然豊かな嵐山エリア。京都タワーのある京都駅周辺など、見どころ満載の京都。とても1日では回り切れないので、ロングステイする方も多い人気の観光地です。古都の街並みや史跡を、じっくりと巡ってみてはいかがでしょうか。大豆イソフラボンたっぷりの「湯葉」はヘルシーで女性から大人気夏の京都の味覚を代表する「鱧」。盛夏から秋の名残りまで楽しめます京グルメの特徴は何といっても上品な味わい。割烹や居酒屋でいただく和食や和菓子、はたまた街の洋食まで、どこか雅な雰囲気のある料理が充実しています。また、京都の中心部に位置する錦市場では、新鮮な京野菜や滋味あふれるお漬物などがずらり。食べ歩きはもちろん、お土産探しにもぴったりです。京都のご当地グルメ「おばんざい」が美味しいお店祇園四条【ゆば料理東山ゆう豆】祇園四条【日本酒とおばんざいのお店おざぶ】祇園四条【豆腐料理とおばんざい 京都 豆八】北大路【家庭料理とおばんざいたべよし】三条【おばんざい櫻川】祇園四条【ゆば料理東山ゆう豆】美山のゆばをふんだんに使った、身体に優しい料理の数々テーブル席やお座敷の他に、一人でも気がねなく過ごせるカウンター席もあり祇園東山エリアにあり、ホテルや料亭に「美山ゆば」を提供するこちら。京都産の大豆と美山の水を使った極上の「美山ゆば」をはじめ、旬の食材を使ったさまざまな料理が味わえます。平飼い卵の卵黄醤油漬けを添えた『名物ゆばめし』をはじめ、老舗料理屋で腕を磨いた料理人が、創意あふれるメニューを提供します。おばんざいや季節ごとの一品料理やお酒を楽しむことができます身体に優しいおばんざいがずらりとカウンターに並び、どれを食べようかと贅沢な悩みがつきません。美山のゆばのおからを丁寧に炊いた「おからサラダ」など、このお店らしくゆばを使ったおばんざいも満載。美味しくてヘルシーな逸品ばかりですので、女子旅の途中に立ち寄るのもおすすめですよ。ゆば料理東山ゆう豆【エリア】祇園【ジャンル】和食【ランチ平均予算】2600円【ディナー平均予算】6000円【アクセス】祇園四条駅 徒歩7分祇園四条【日本酒とおばんざいのお店おざぶ】日替わりのおばんざいと、厳選した日本酒を満喫できる一軒おひとりさまのゲストも多く、1人でも気兼ねなく訪れることができます食べ放題と飲み放題を楽しめる【日本酒とおばんざいのお店おざぶ】では、京野菜を豊富に使った日替わりのおばんざいが自慢。一品一品、丁寧に手づくりされた料理の数々は、口にするだけで気持ちが落ち着く優しい味わい。日本各地から厳選した約80種類の日本酒とともに、格別な時間をお過ごしください。おばんざいお任せ『五種盛り合わせ』1,100円(税抜)毎日カウンターに並ぶのは、旬の食材を使ったバラエティ豊かな『おばんざい』。ほっこりと優しい味わいながら、職人の技術に裏打ちされたこだわりの料理ばかり。四季折々の素材を使ったおばんざいは食べ放題のメニューもあり、そちらもおすすめです。京料理の真髄を感じる一品に、舌鼓をうってみませんか。日本酒とおばんざいのお店おざぶ【エリア】木屋町/先斗町【ジャンル】和食【ランチ平均予算】-【ディナー平均予算】3500円【アクセス】三条駅 徒歩1分祇園四条【豆腐料理とおばんざい京都豆八】精進料理をルーツに持ち、現代的なアレンジを加えた多彩な料理1階はカウンター席、2階には掘りごたつ式の個室があり、座敷でゆったり寛げます数多くの寺社で提供される精進料理に端を発し、湧き出る名水に支えられて発展したのが京都の豆腐料理です。現代の京の豆腐料理の粋を味わい尽くすことができるのがこちらの【豆八】。ゆったりと寛げるお座敷で、おばんざいをはじめとした、滋味溢れる京都の食文化を体感できます。京都ならではの食材を使用したおばんざい。節に合わせて一品一品心を込めた手作りです「ごぼうの黒みつあえ」や「肉じゃがのビール煮込」、「万願寺唐辛子とおあげのハニーマスタードあえ」など、伝統的な京都のおばんざいをベースにしながら、ひと味違うおばんざいを味わえるのがこちらの魅力。心を込めた手作りの逸品が並びます。舌の肥えた京都人にも愛される、こだわりのおばんざいを堪能ください。豆腐料理とおばんざい京都豆八【エリア】木屋町/先斗町【ジャンル】創作和食【ランチ平均予算】2000円【ディナー平均予算】4500円【アクセス】祇園四条駅 徒歩3分北大路【家庭料理とおばんざいたべよし】市場から直送される食材を使った、優しい味わいの料理に舌鼓京都鴨川近く、落ち着いた雰囲気の町屋で食事を楽しめる一軒閑静な住宅街が多い北大路に佇む【家庭料理とおばんざいたべよし】。市場から毎日仕入れる厳選素材を使った心尽くしの和食が楽しめます。カウンターに並ぶ『おばんざい』はもちろん、その日に仕込むおでんや天ぷらなど、こだわりの逸品ばかり。ほっと落ち着くくつろぎの空間に、日々の疲れも吹き飛んでしまうはず。バラエティ豊かな料理が揃う、ほっこり優しい『おばんざい』。写真は『肉じゃが』580円(税抜)カウンターに並ぶのはバラエティ豊かな『おばんざい』の数々。しっかりと味が染み込んだ「肉じゃが」や「牛しぐれ煮」、「だしまき」などほっこり優しい味わいながらも、確かな技術に裏打ちされた逸品ばかり。四季折々の食材を使った、何気なくも驚きを感じる料理を口にすれば、きっと感動するに違いありません。家庭料理とおばんざいたべよし【エリア】上賀茂/北山【ジャンル】おでん【ランチ平均予算】800円【ディナー平均予算】3500円【アクセス】北大路駅 徒歩10分三条【おばんざい櫻川】喧噪を離れた隠れ家で味わう、手を尽くした多彩なおばんざいカウンター席とテーブル席、合わせて14席ほどのこぢんまりした隠れ家的な店鴨川から徒歩圏内にあり、旬の食材を使った京料理が楽しめる隠れ家。オーナー兼料理人の山本智史さんが、先代から引き継いだ伝統の味をカジュアルに楽しんでほしいとの思いから、今年1月にオープンしました。全14席のこじんまりとした店内は、京都らしく落ち着きのある上質な空間。家族や友人と寛ぎの時間を過ごせます。京都ならではの料理を堪能できる『おばんざい五種盛り』1,500円(税抜)多彩な京料理をたっぷりと堪能できるのが『おばんざい五種盛り』。農家から直送される、新鮮な京野菜を使い、先代から引き継いだ調理方法と真空調理や低温調理など最新の技術を織り交ぜて仕上げられた逸品。季節・仕入れ状況で内容が異なるので、京都を訪れる度にリピートしたくなるはずです。おばんざい櫻川【エリア】木屋町/先斗町【ジャンル】和食【ランチ平均予算】1500円【ディナー平均予算】6000円【アクセス】三条駅 徒歩5分
2020年08月02日【LEGENTILHOMME】フランス料理【Restaurant MiYa-Vie】フランス料理【lien】フランス料理【さんか亭】焼肉【TXOKO】バスク料理【LEGENTILHOMME】北海道の食材を大切にした27年間愛されるグランメゾン重めの赤ワインがぴったり『蝦夷鹿のロースト赤ワインソース』札幌で27年続くグランメゾン【ル・ジャンティオム】は、北海道に正統派のフランス料理という文化を根付かせた草分け的な老舗。店を率いる大川正人シェフの料理は、クラシカルな技法を大切に、北海道の恵みを取り入れ、今なお進化を続ける。【ギー・サボア】や【ヴィエイユ・フォンテーヌ】【トロワグロ】などフランスの名だたるレストランでの修業の後、伝統的なフランス料理を実直に表現したのが同店の魅力。店を彩るアートの鑑賞も楽しみのひとつ海の旨味を凝縮『北海道産花ズッキーニのファルシに海の幸を添えて生姜の香るホタテのコンソメと共に』北海道の力強い食材は、トラディショナルな大川シェフの料理にすっとなじむ。さらに店の自慢の一つ、ファン垂ぜんのフランスワインと驚きのマリアージュでゲストを楽しませる。誰か大切な人を喜ばせたい。そんな時にぜひ訪れたい名店だ。LEGENTILHOMME【エリア】すすきの【ジャンル】フレンチ【ランチ平均予算】4000円【ディナー平均予算】18000円【アクセス】すすきの駅 徒歩6分オススメしたシェフの声【Restaurant MiYa-Vie】和の心と北海道食材が織り成す繊細で優雅なフレンチ豊富な食材の味わいを堪能できるコースの一品店名は、「雅(みやび)」と、フランス語で「人生」「生き様」を表す言葉である“Vie”から名付けられ、味わうことができる料理とともにシェフの思いが表現される。レストランの顔とも言うべきロゴマークは、愛する野菜をモチーフに、曲線の部分は葉野菜と根野菜、ふたつの楕円は実野菜を表すのだそう。すべてのコース料理は季節の葉野菜・根野菜・実野菜を用いた前菜からスタート。皿を通じて届くシェフの「思い」に、感銘を受ける同業シェフも少なくない。RestaurantMiYaーVie【エリア】円山公園/西28丁目【ジャンル】フレンチ【ランチ平均予算】5000円【ディナー平均予算】10000円【アクセス】西28丁目駅 徒歩3分オススメしたシェフの声【lien】クラシカルな調理法と創造性で旬食材を鮮やかに昇華エゾ鹿の力強い旨味が広がる『当別町産蝦夷鹿のロースト』メイン通りから脇道にそれ、住宅街の中にあるフランス料理店。おもに、道内の農家の方から直接仕入れた食材や自家菜園の野菜を使いつつも、海外にまで視野を広げ新しい味も模索する。古典的な技法と現代的な手法を照らし合わせながら、シェフの感性でつくられたフランス料理はいずれも秀逸。フロアは、シェフの目が全体に行き届くようにしたいと、12席ほどのアットホームな空間。そうした細やかなもてなしが、ゲストを優雅で非日常な空間へと誘う。札幌フレンチlien【エリア】西11丁目/18丁目【ジャンル】フレンチ【ランチ平均予算】3000円【ディナー平均予算】7000円【アクセス】西18丁目駅 徒歩3分オススメしたシェフの声【さんか亭】素材と味付けにこだわった極上の焼肉を!ボリューム満点の人気メニュー『王カルビ』まるで焼肉店を思わせないほど、いたるところに花や緑が配され、爽やかな印象の店内。しかし、提供するお肉はといえば本格かつ良質。肉質や鮮度、漬け込むタレにこだわった『王カルビ』や、数量限定の『上白タン塩』をはじめ、肉のいちばんおいしい瞬間をとらえ、提供される逸品ぞろいだ。また、ここの〆の定番が『盛岡冷麺』。さっぱりしつつ、コクのあるスープの中には自家製の手打ち麺。コシのある麺が、焼肉の後でもするする入るから不思議だ。焼肉と盛岡冷麺さんか亭【エリア】東札幌【ジャンル】焼肉【ランチ平均予算】990円【ディナー平均予算】5000円【アクセス】東札幌駅 徒歩10分オススメしたシェフの声【TXOKO】ビルの地下で隠れるように営む、バスク料理の名店クリーミーな白子の食感に根セロリの苦味がとけ合う『真だち(白子)と根セロリのムースとビーツのジュレ』【TXOKO】とは、美食の街といわれるバスクの言葉で、人々がおのおの楽しむ美食クラブの総称。おいしいものが集う店でありたいと、シェフの按田宏之氏がこの名前を付けた。料理もまた按田氏が長年過ごしたバスクの料理を、北海道の力強い食材で楽しませてくれるのが特徴。冬であればタラやジビエなど、素材の味付けはシンプルにし、そこにバスクらしいエッセンスを忍ばせる。すすきのの雑居ビルの地下から、本場・バスクの心意気を伝えている。オススメしたシェフの声
2020年08月01日少量多皿コースが楽しい、六本木【虎峰】の姉妹店が登場オリジナリティが光るドリンクペアリングにも注目惜しまぬ手間と厳選素材によって、インパクトのある26品に少量多皿コースが楽しい、六本木【虎峰】の姉妹店が登場【Series】が構えるのは、飯倉片町交差点ほど近くの外苑東通り沿い。エントランスすぐにはバーカウンター、ゆったりとしたテーブル席、そして、さながらシェフズテーブルのように活気あふれる厨房を臨むカウンターを配した空間です。壁面には大理石をあしらい、シックで落ち着いた空間に。ソファシートもあるテーブル席はゆったりと食事を楽しめる皮蛋豆腐や大連産くらげの前菜、A5ランクの山形牛サーロインをつかったよだれ鶏ならぬよだれ牛など続くコース前半、シグネチャーディッシュとして登場する手羽先の一品。飴色の皮は食感よく、噛み締めると信玄鶏の旨みとともにフォアグラの濃厚なコクが広がります。キッチンを目の当たりにする全4席のカウンターは、1か月先まで予約が入っているほどの人気まずフォアグラはチャーシューのソースに一晩漬けて、手羽先は中国の発酵調味料「南乳」でマリネしてから水飴をかけて陰干しに。手羽先の中にフォアグラを鋳込み、180℃の油を何度も回しかけることにより、表面をパリッと仕上げています。一見するとごくシンプルなのですが、驚くほどの手間をかけてこそ完成するメニュー。『山梨県産信玄鷄手羽先フォアグラ包み焼き』6,800円(税抜)のスタンダードコースより外はパリッ、中はジューシーに仕上げた手羽先の中にはとろけるようなフォアグラが蓋を開けると湯気があがる蒸籠には、熱々の点心が。鶏肉に紫蘇の風味をプラスしたり、皮に季節野菜のモロヘイヤをつかったり、トリュフの芳醇な香りを包み込んだり、素材づかいにひと工夫がなされています。コース中盤に供される、色とりどりの点心は目にも楽しい!点心師の資格を有するスタッフも加わり、さらにオリジナリティある点心が繰り出される予定だそう。6,800円(税抜)のスタンダードコースより。手前から時計回りに『鶏肉と紫蘇 蒸し餃子』『トリュフ 小籠包』『モロヘイヤ 海老蒸し餃子』コース終盤にはいよいよ、嬉しいご飯ものが登場します。フカヒレは、上質な鶏だけでなく、鴨とフォアグラを素材にした金湯スープで煮込んだという贅沢さ。旨みがぎゅっと凝縮した味わいに、20品以上を食べ終えた後でも満足度は高まるばかり。ここから胡麻の風味豊かな特製坦々麺、デザート3品が続く圧巻のコースです。10,800円(税抜)のシグネチャーコースより、『フカヒレ土鍋煮込みごはん』。※スタンダードコースに+3,000円で炒飯と交換可能ランチタイムでは品数を少なめにした、全16品の完全予約制コースが3,800円(税抜)で楽しめます。こちらも前菜から点心、メイン、〆の麺にデザートまで盛りだくさんの内容。ゆっくりと語らいながら味わいたい、休日ランチにいかがでしょうか。オリジナリティが光るドリンクペアリングにも注目店名が表すとおり、料理とドリンクで構成する「連なり」がコンセプト。是非ともペアリングをオーダーして、バラエティに富んだ26品の味わいを一層深めたいもの。ワインは仏・ブルゴーニュ地方のものをメインに、中華料理に合うものを300本以上も取り揃えています。マネージャーの進藤幸紘さんにおまかせすれば、リクエストに適う1杯を選んでくれるはず。セラーには300本以上ものワインを収蔵。ペアリング8杯5,800円(税抜)~お酒が飲めない人もご安心を。独創的なノンアルコールドリンクは、まるでワインを飲むように華やいだ気分にさせてくれます。例えば、ピノノワールをイメージした1杯。クランベリーやドライビーツ、シナモン、アニス、乾燥ポルチーニ、ローズティーなどをブレンドして、ワインと見紛うようなヴィジュアルに。一口飲めば、重層的なフレーバーがふわっと広がります。進藤さんがピノノワールをイメージして、ドライフルーツやスパイスなどをブレンドしたオリジナルティーランチタイムや接待など、「ワインは好きだけどアルコールは控えなきゃ…!」といったシーンにもぴったりです。香りと旨みが豊かな『阿里山烏龍茶』1,500円(税抜)忘れてはならない中国茶は、茶器一式を用いる本格的なもの。50~60種類ほど取り揃えたお茶の個性を引き出すべく淹れる、ティーマスターの藤本真梨奈さんのよどみない手さばきは見惚れてしまうほど。ワインとノンアルコールドリンクを交えたミックスペアリングにも、臨機応変に対応してくれます。お茶を淹れてくれるのは、ティーマスターの藤本さん惜しまぬ手間と厳選素材によって、インパクトのある26品に26品もの多彩なメニューを手掛けるのは、金子優貴シェフ。日本に現存する最古の中華料理店【聘珍樓】で王道の広東料理を習得し、「マンダリン オリエンタル 東京」の【センス】で現代的なプレゼンテーションを学び、シンガポール生まれの【パラダイス ダイナシティ銀座】でアジア各国のエッセンスを取り入れ、満を持して【Series】のシェフに就任。【聘珍樓】や【センス】などを経て、シェフに就任した金子優貴さんコースのラインナップは、これまでのキャリアの賜物。海老チリや海老マヨといったオーセンティックなメニューは、『海老 ビスク風チリソース』や『海老 マンゴーマヨネーズ』など技法とアイデアを凝らした一品にアレンジ。夏の薬膳食材・冬瓜は伝統的な上湯蒸しスープとして供され、空心菜はマレーシア醤炒めとしてアクセントが効いた味わいに。季節感を堪能できる素材と、スパイス・薬膳食材を駆使する少量多皿のコースを展開するにあたり「最後までおいしく食べられるようにポーションや油分に気を配り、緩急のある構成になるように心掛けている」という金子シェフ。そのために、これまで磨いてきた技はもちろんのこと、食材選びにもこだわりがあります。季節を存分に楽しめるように日本の旬野菜をふんだんに取り入れ、フォアグラやトリュフなど中華というジャンルを超えた素材も扱っています。ただし、決してフュージョン料理にするのではなく、中華・広東に根ざしたものに仕上げる、というのが金子シェフの信条。そして「少量だからこそ、食べて印象に残るようなインパクトを出す」ことも目指しているそうです。例えば、デザートの一品『杏仁豆腐』は簡易な杏仁霜をつかわず、杏仁から漉してつくるもの。その手間をかけることで風味のよさは段違いの仕上がりに。とはいえ、品数を考えたら、その労力は大変です!古いものから現代の作家の作品まである有田焼の器多用されている有田焼の器も、金子シェフにインスピレーションを与えている要素の一つ。白い皿が一般的な中華と違い、さまざまな形や色使いの器をつかうことで、新たなプレゼンテーションの料理が生まれることもあるのだとか。「こんなにたくさん!」 と思った26品がぺろりと完食できてしまうのは、このように確かな技術ときめ細かな心配りゆえ。隠れ家的な雰囲気があるSeriesの外観おいしいものを少しずつ食べたいという欲張りに応えてくれる【Series】。一品ごとに楽しい会話が生まれるから、リラックスした会食やデートにおすすめです。ランチなら、食いしん坊仲間が集まる女子会も盛り上がるはず。Series【エリア】六本木【ジャンル】中華料理【ランチ平均予算】-【ディナー平均予算】6,001円~7,000円【アクセス】六本木一丁目駅
2020年07月30日【RHUBARBE(ルバーブ)】フレンチ【ROASTER(ロースター)】イタリアン【鶏とおとうふ福福】和食【和食・酒亭 神田さくま】和食【ローマ三丁目 大名古屋ビルヂング店】イタリアン【RHUBARBE(ルバーブ)】フレンチガレットやビストロ料理が味わえる、カジュアルレストランオープンテーブルもある広い店内は、落ち着いたおしゃれな空間名古屋駅から徒歩3分、大名古屋ビルヂング内にあるカジュアルフレンチのレストラン。本場フランスのガレットやクレープ、ビストロ料理などを、オープンカフェスタイルで楽しめます。開放的な広い店内は、フランスの街中のカフェにいるかのような気分に浸れます。『そば粉のガレット サラダ付き』1,200円0サラダはスープ、または自家製田舎風パテに変更可能(+500円)ランチタイムのメニューはガレットがメイン。フランスのブルターニュ地方発祥のそば粉を使ったガレットは、ヘルシーで女性におすすめです。また、ガレットやサラダに使う野菜も身体に優しいものを中心に選んでいるので、健康志向の方にぴったりのヘルシーなランチが楽しめます。RHUBARBE【エリア】名駅【ジャンル】フレンチ【ランチ平均予算】2000円【ディナー平均予算】4000円【アクセス】名古屋駅 徒歩3分【ROASTER(ロースター)】イタリアン五感を刺激する炭火焼きダイニングで、上質な食のひとときを非日常を味わうことができるスタイリッシュな空間で、優雅なひとときが過ごせます駅から徒歩1分、名古屋駅のランドマーク「ミッドランド スクエア」にある炭火焼ダイニングの【ROASTER】。地場の食材を中心に、良質な素材を炭火焼でシンプルに味わうことができます。店内は石や木目など自然の素材を生かした、観葉植物が並ぶくつろぎのスペースです。炭火が素材の旨みを最大限に引き出す『選べるメイン料理 スタンダードランチ』 1,580円ランチメニューの『選べるメイン料理 スタンダードランチ』は、本日のスープとサラダ、本日のお魚料理又はお肉料理、天然酵母パン、コーヒーまたは、ほうじ茶がセットに。カウンター席では、臨場感満点の“炎と香り”のパフォーマンスが楽しめます。ROASTER【エリア】名駅【ジャンル】イタリアン【ランチ平均予算】1000円【ディナー平均予算】6000円【アクセス】名古屋駅 徒歩1分【鶏とおとうふ福福】和食完全個室でこだわりの鶏料理と手づくり豆腐が味わえる全席個室の店内は、明るい木目調で温かな雰囲気名古屋駅から徒歩8分のところにある、鶏料理とヘルシーな手づくり豆腐が味わえる和食店【鶏とおとうふ福福】。店内はふすまで仕切られていて、全席が完全個室なので周りを気にせずプライベートな空間で食事ができます。掘りごたつ式で足を伸ばせるのも嬉しいポイントです。お豆富、赤だし、香の物がセットになった『三河地鶏 親子丼』950円ランチは平日、休日で内容が変わります。平日は三河地鶏を使用した御膳や丼が楽しめ、『三河地鶏 親子丼』はお豆富、赤だし、香の物がセットになったメニュー。休日限定のランチメニューは、『鶏ひつまぶし御膳』や平日より少しリッチな『福ぶく御膳(松)』が選べます。また、平日休日問わず『ランチ会席』もあるのでお昼の接待や会食、顔合わせにもおすすめです。ランチはお弁当のテイクアウトもおこなっています。鶏とおとうふ福福【エリア】名駅【ジャンル】和食【ランチ平均予算】1000円【ディナー平均予算】6000円【アクセス】名古屋駅 徒歩8分【和食・酒亭 神田さくま】和食愛知近海や全国直送の、鮮度にこだわった魚介料理人気の座敷は風景が見える開放的な空間。落ち着いた雰囲気の完全個室も完備名古屋駅から徒歩3分、大名古屋ビルヂング内にある和食店【神田さくま】。愛知近海でとれたおいしい鮮魚や、選りすぐりの日本酒が堪能できます。大人の雰囲気が漂う落ち着いた店内空間に、旬の素材をいかした多彩な料理が華を添え、贅沢な時間を過ごせます。たくさんの料理を少しずつ楽しめる、数量限定『おばんざいセット』 1,380円魚介は愛知・日間賀島から水揚げされたばかりのものや、全国の漁師や漁港から直送の鮮度にこだわった刺身を提供しています。数量限定のランチ『おばんざいセット』は、色々なお料理を少しずつ味わえる贅沢なセット。茶碗蒸し、ご飯、留椀、香の物付きで、昼間からリッチな気分が味わえます。和食・酒亭 神田さくま【エリア】名駅【ジャンル】和食【ランチ平均予算】1300円【ディナー平均予算】6000円【アクセス】名古屋駅 徒歩3分【ローマ三丁目 大名古屋ビルヂング店】イタリアン本場の空気感で旅行気分が味わえるイタリアンバールイタリアを感じさせるスタイリッシュな空間名古屋駅から徒歩3分、大名古屋ビルヂング内にあるイタリアンバルの【ローマ三丁目】。イタリア各地から集めた生ハムやサラミ、ブラックアンガス牛を用いた肉料理など、本場さながらのイタリアンが味わえます。店内は、赤い壁にシャンデリアが飾られたおしゃれなスペースと、白の木目のカジュアルなスペースの2つで構成されています。有機野菜のサラダとバケット付き『日間賀島 蛸とじゃが芋のオイルソースバジルを練り込んだ生パスタ タリアテッレ』 1,380円有機野菜から厳選食材まで、丁寧な下処理や調理をしたイタリアンが楽しめます。平日限定の選べるパスタランチは、有機野菜のサラダとバケット付き。『日間賀島 蛸とじゃが芋のオイルソースバジルを練り込んだ生パスタ タリアテッレ』は、蛸とじゃが芋、バジルのトリプルマッチ。ドライトマトがアクセントになった一皿です。ローマ三丁目 大名古屋ビルヂング店【エリア】名駅【ジャンル】イタリアン【ランチ平均予算】1300円【ディナー平均予算】4000円【アクセス】名古屋駅 徒歩3分
2020年07月29日お店近くの観光名所「定禅寺通」仙台の観光名所である「定禅寺通」は、JR仙台駅からは徒歩で18分ほどのところにあり、電車であれば仙台駅から市営南北線で2駅の勾当台公園駅で下車すると便利です。ケヤキ並木の遊歩道が約700mも続く定禅寺通は、「日本の道100選」にも選ばれていますケヤキ並木が美しく、春は新緑、夏は深緑、秋は紅葉、冬はライトアップされる「光のページェント」と、四季を通じて様々な表情に変化する名所です。毎年12月上旬から31日まで開催される「光のページェント」では、数十万個ものイルミネーションが輝く幻想的な景色が楽しめるジャズフェスやコーヒーフェスなど、さまざまな催し物が定期的に行われているので、ふらっと訪れるだけでも楽しめるスポットです。また、沿道には都市公園の「勾当台公園」や、「せんだいメディアテーク」という図書館と催事場が一緒になった複合施設で作品展をみたりもできます。定禅寺通りを楽しんだ後は、仙台名物の「牛タン」を堪能しましょう! ここからは、定禅寺通りから徒歩圏内にある、こだわりの居酒屋が並ぶ大人の飲み屋街・広瀬通駅周辺のお店をご紹介します。広瀬通駅周辺の「牛タン料理」が美味しいお店居酒屋【杜のおかえり】和食【仙臺和食 久遠ーKUONー】居酒屋【仙台炉ばた料理 縁側】鉄板焼き【鉄板 松坂屋】和食【みつくら】居酒屋【杜のおかえり】個室でゆったりと、宮城の旬の料理とお酒に舌鼓厚切りの牛タン芯がジューシーで柔らかな『牛芯タンの炭火焼き』 1,980円広瀬通駅から徒歩5分、その日に市場で仕入れた肉、海鮮、野菜など、季節に応じた旬の食材を揃えている居酒屋です。『牛芯タンの炭火焼き』は、適度に脂が乗った牛タンの芯の部分を炭火焼きに。あまり力を加えなくても、さっくりと噛みきれ、驚くほど柔らかいと評判の一品です。宮城の地酒をはじめ、50酒も取り揃えられた純米酒との相性は抜群!全席が個室。テーブル席、掘りごたつ席など、2名から利用可能な完全個室を完備全席個室で、カウンター席も個室のようなレイアウトになっています。宮城のおいしいお酒と料理を、落ち着いた空間で楽しめます。夜景が見える掘りごたつ個室も人気です。杜のおかえり【エリア】国分町/一番町【ジャンル】居酒屋【ランチ平均予算】-【ディナー平均予算】4000円【アクセス】広瀬通駅 徒歩5分和食【仙臺和食 久遠ーKUONー】高級感漂う大人の隠れ家で味わう、仙台の本格料理とお酒熟成させた牛タンを炭火でサッと焼いた逸品『仙台名物厚切り牛タン焼き』1,580円広瀬通駅から徒歩5分、仙台の食材などを使った和食をベースに、お酒に合うバリエーション豊かな料理が楽しめるお店です。『仙台名物厚切り牛タン焼き』は、厚めにスライスした牛タンに隠し包丁を入れ、塩と胡椒で下味をつけて3~4日熟成。炭火で表面はカリッと、中はジューシーに焼き上げます。添えられた南蛮味噌と自家製浅漬けも良い箸休めに。高級感のある大谷石と、木の温もりを感じさせる無垢材を使った和モダンな店内和モダンテイストの店内は落ち着いた雰囲気で、とっておきの時間を過ごすのにぴったり。料理とマッチするお酒は、宮城の日本酒を中心にワインも豊富に揃います。仙臺和食久遠ーKUONー【エリア】国分町/一番町【ジャンル】和食【ランチ平均予算】-【ディナー平均予算】5000円【アクセス】広瀬通駅 徒歩5分居酒屋【仙台炉ばた料理 縁側】縁側のある古民家風一軒家で、炉端料理と地酒を堪能オリジナルの味噌を使用したここだけの逸品『牛タン炉端焼き』 1,500円広瀬通駅から徒歩2分、昔懐かしい縁側が目印の古民家風の一軒屋居酒屋です。洗練された和食や炉端焼き、三陸鮮魚を、季節酒などこだわりのお酒と一緒に楽しめます。『牛タン炉端焼き』は、味噌漬けの牛タンを香ばしく焼いた、さくさくとした歯ごたえと味噌の風味が絶妙な味わい。わざわざ県外から食べにくるゲストもいるほどの味です。古き良き日本の佇まいを思わせる、縁側のある古民家風の店内個室やカウンター席、縁側席などを完備し様々なシーンで利用可能。都会の喧騒を離れゆっくりお酒を楽しみたい方におすすめです。日本酒にもこだわっていて、東北の地酒を中心に全国の季節酒や限定酒も揃います。仙台炉ばた料理縁側【エリア】国分町/一番町【ジャンル】居酒屋【ランチ平均予算】-【ディナー平均予算】4000円【アクセス】広瀬通駅 徒歩2分鉄板焼き【鉄板 松坂屋】三大和牛“松阪牛”と、仙台が誇る“仙台牛”を食べ比べ!柔らかな芯タンを贅沢にカット『芯タンステーキ』3,500円広瀬通駅から徒歩5分のところにある、最高級A5ランクの松阪牛&仙台牛を鉄板焼きで味わえるお店です。『芯タンステーキ』は、芯タンのおいしさを最大限に引き出した鉄板焼きでどうぞ。牛タンの最高級の部位の厚切りは、柔らかくプリッとした食感が楽しめます。黒を基調とした、しっとりと落ち着いた和モダンな店内店内は、落ち着いた色合いの照明と和の意匠が散りばめられた、ゆったりと食に没頭できる空間です。また、お肉によく合うお酒やワインは、約100種類を用意。飲み放題も提供しています。鉄板松阪屋【エリア】国分町/一番町【ジャンル】鉄板焼き【ランチ平均予算】-【ディナー平均予算】8000円【アクセス】広瀬通駅 徒歩5分和食【みつくら】日本料理×日本酒、季節の味わいを温かな灯りの中で味わう上質な牛タンが入荷したときのみのスペシャルメニュー『牛タンのタタキ』 1,200円仙台市一番町アーケードすぐの三越裏の路地裏にある、季節の日本料理と日本酒が堪能できるお店。寿司職人でもある店主が握る極上の『握り寿司』や季節を感じる豊富な料理がいただけます。良い牛タンが入ったときだけ提供される『牛タンのタタキ』は、ポン酢で味わいます。利き酒師が厳選する日本酒は、地元宮城の物を中心に全国から常に新しい銘柄が入荷。気軽な一杯はもちろん、デートにもおすすめです。プライベート感たっぷりの一軒家。1階のカウンターは料理人の手仕事が見られます店内は灯りひとつも計算され、ゲストがくつろげるように演出されています。木の温もりを感じる奥行きのあるカウンター席は、席数をあえて少なくしたゆったりとしたつくりです。和酒和食みつくら【エリア】国分町/一番町【ジャンル】日本料理・懐石・会席【ランチ平均予算】-【ディナー平均予算】5000円【アクセス】広瀬通駅 徒歩2分
2020年07月27日しっとり落ち着いた空間に流れる“大人な時間”身体にすーっと染みわたる“薬膳中華”料理とワインで、大切なゲストのおもてなししっとり落ち着いた空間に流れる“大人な時間”店内に入って右の、4席のカウンター席表参道駅から徒歩5分、外苑前の方に歩いて小道を曲がったすぐのところにある【南青山 Essence(エッセンス)】。ここでは、“心と身体を癒す中国料理”をテーマに、化学調味料を一切使わず、厳選された肉や魚、そして足利市にある自家農園で丁寧に育てた旬野菜を中心とした料理が楽しめます。南青山の路地裏に広がる、おしゃれな大人の空間清潔感のある、落ち着いた配色の店内は、静かに食事を楽しめる、大人な時間が流れる空間です。洗練されたお洒落な雰囲気で、デートや接待にもぴったり。大切な人とおいしい食事を共にする、特別な時間を過ごすことができます。身体にすーっと染みわたる“薬膳中華”前菜の盛り合わせ6種ここで味わえるのは、疲れた身体に染みわたる薬膳中華。化学調味料を一切使っていないので、あまり食欲がないときなどでもすーっと身体に入ってきて、食材本来のおいしさを引き出した料理が味わえます。ランチはカジュアルに楽しめる1,500円からのランチセットと、4,500円からのコースも選べます。ディナーコースは以下のとおり。ディナーコース(7品)5,000円+税Essenceディナーコース(8品) 8,000円+税特選ESSENCEディナーコース(8品) 13,000円+税ここからは、コース料理の一例をご紹介します。五感で味わいたい『烏骨鶏入り薬膳スープ』薬膳の理論にそって五蓄(鶏・羊・牛・馬・豚)を8時間蒸したスープに、烏骨鶏や薬膳食材を加えさらに3時間ほど蒸し、手間暇をかけて丁寧につくられる薬膳スープ。シンプルな素材のおいしさの奥に深みを感じられる、優しく癒されるような味わいです。季節の魚で織りなす一皿『ハタの広東風ネギ生姜蒸し』こちらは広東料理の定番といえる代表的な料理。豊洲より直送される上質な季節の魚を、本場の味わいに勝るとも劣らない至福の逸品に仕上げています。旨味調味料を使わずに、素材本来のおいしさが引き出された一皿です。マールを食べて育った『足利マール牛の低温ロースト』ワインを作るときに出る葡萄の果皮や種(マール)などを食べ、足利の豊かな自然の中でのびのびと育った「足利マール牛」のロースト。赤身肉の旨みをたっぷりと閉じ込めていて、ジューシーな味わいです。料理とワインで、大切なゲストのおもてなし2名から利用できる個室で、落ち着いたプライベートな時間を過ごせます個室は2名~4名まで利用できるので、記念日など特別な日のデートや、接待などの大切なシーンを落ち着いた個室で過ごしたいという方にぴったりです。おいしい料理とワインでゲストをもてなす、素敵な時間が過ごせます。豊富なワインが取り揃えられています1本2,000円の持込料で好きなワインを持ち込むこともできます。もてなすゲストの好みのワインや思い出のワインを持ち込んで記念日に開ければ、店で過ごす時間が特別なものになることでしょう。また、シェフ、店長、副店長と、ソムリエの資格保有者が多く在籍しているので、料理にあわせたおすすめのワインを聞いてみるのもオススメです。料理人プロフィール:薮崎友宏さん1973年、静岡県生まれ。食堂を経営する父より料理を教わり、高校も食物科を卒業。横浜中華街の【菜香新館】で修業し、深夜には割烹料理店、居酒屋、バー、中華料理店など複数の店舗で腕を磨く。26歳で【菜香 グランデュオ立川店】の料理長にグループ史上最年少で就任。2007年に退職し【南青山エッセンス】を立上げ、2008年オーナーシェフに就任。「NPO法人全日本薬膳食医情報協会」副理事長も務める。南青山Essence【エリア】表参道/青山【ジャンル】広東・香港料理【ランチ平均予算】2000円【ディナー平均予算】10000円【アクセス】表参道駅 徒歩5分
2020年07月26日~愛読書をご紹介してくださるのは~【HAJIME】米田肇さん1972年、大阪府生まれ。電子部品メーカーに就職した後、26歳で料理人に転身。2008年に自身の店を持つと、当時、ミシュラン史上最短となる1年5カ月で三つ星を獲得。「Asia’s50 Best Restaurants 2018」では、6年連続の入賞を果たした。誰もやっていないことに挑戦するのがやりがい2008年に自分の店を持ってしばらくした頃のことです。当時は単価を低く設定していたこともあり、毎週のようにリピートしてくださるお客さまも多かったのですが、それによって、私は今まで料理人として学んできたことをすべてやり尽くしてしまった。たとえ満席であっても、ロボットのように同じ作業を繰り返し、同じ料理をつくることを嫌う私は悩みました。それで、ふと、芸術家が自分の内側からどうやって表現しているのか知りたくなり、目につく本を片っ端から読んでいったのです。『今日の芸術』岡本太郎著/光文社知恵の森文庫岡本太郎さんの『今日の芸術』には特に感銘を受けました。そこには、「芸」とはすでに存在しているものに磨きをかけて継承していくこと、「芸術」とは創造であり、同じことを繰り返してはならない、というようなことが書かれていた。料理も芸術になりえる。私は自分の根源を見つけて心が震えました。今はガストロノミーをベースに生命学、生物学、脳科学などを取り人れて独自の美意識と世界観を表現していますが、それを実践するに至ったのはこの本に出合えたからかもしれません。『ゼロ・トゥ・ワン 君はゼロから何を生み出せるか』ピーター・ティール著/NHK出版また、『あたらしい働き方』という本は、経営者としての私に労働環境を変革するきっかけを与えてくれました。かつては昼夜営業していたのが今は夜のみ。1年ごとに給料見直し、スタッフのために休憩室を設けるなど、徐々に手を付けています。今や少子高齢化の時代。求人には苦労します。新しい試みを他に先駆けてやることで一緒に働きたいと思う人が増えたらうれしいですね。『あたらしい働き方』本田直之著/ダイヤモンド社振り返れば、大阪という土地で高価格帯の店をやること自体、チャレンジでした。大阪では難しい、すぐにつぶれるとよく言われたものですが、はやっているからといって似たような店を開いたらお客さまの取り合いになるでしょう。ならば、人がやっていないスタイルで勝負しないと。『ゼロ・トゥ・ワン』を読んでは、その考えは間違っていないと再確認し、自分を鼓舞しています。~米田さんの愛読書3選~『今日の芸術』岡本太郎著/光文社知恵の森文庫絶えず新たな挑戦をし続けてきた希代の芸術家・岡本太郎による芸術論集。「芸術はうまく、美しく、快いもの」という価値基準を覆そうとする彼の哲学はアート関係者ならずとも参考になるはず。『ゼロ・トゥ・ワン 君はゼロから何を生み出せるか』ピーター・ティール著/NHK出版投資家としてシリコンバレーで絶対的な影轡力を持つ著者が、自身の母校であるスタンフォード大学で学生向けに行った講義の内容を収録。起業についての考え方が基礎からわかりやすく語られている。『あたらしい働き方』本田直之著/ダイヤモンド社古い価値観や常識に縛られない働き方とはどういうものなのか。ハワイを拠点にノマドライフを実践する著者がパタゴニアなど日米約20社の先進企業を取材し、その中から得られた確信をつづっている。いかがでしたか。料理人の愛読書「シェフの本棚」も掲載されている冊子「hitosara quarterly magazine」は、グルメサイト「ヒトサラ」が加盟店様向けに発行している食のトレンドブックです。日本から世界まで、あらゆる角度から食の情報を集めています。下記リンクより試し読みもできます。ぜひチェックしてみてください。HAJIME【エリア】肥後橋【ジャンル】創作料理【ランチ平均予算】-【ディナー平均予算】50000円【アクセス】肥後橋駅 徒歩2分
2020年07月25日【すし処 めくみ】鮨【tawara】フランス料理【L’Atelier de NOTO】フランス料理【ベルナール】フランス料理【フランス料理 MAKINO】フランス料理【すし処 めくみ】究極の能登前寿司を披露し、全国のファンが押し寄せる名店極上の食感を奏でるアワビなど、食材の長所を限界まで引き出す金沢市のベッドタウンとして人気の隣町・野々市市。のどかで暮らしやすいと評判のこの街に、全国の鮨通がこぞって足を運ぶ鮨屋、【すし処めくみ】はある。毎朝約100kmを車で往復し、店へ戻るやいなや仕込み、休む暇なく夜の営業へと突入する鮨職人・山口尚享氏。すべてにおいて本物で構成される、これぞ日本美の設えねっとりと濃厚な甘みを宿す『白エビ』江戸前ならぬ「能登前」で勝負する鮨は、能登で獲れた魚介をすぐさま処理できる地の利を生かし、驚くほどクリアな味、雑味のまったくない極上の鮨へと生まれ変わらせる。たとえば、山口氏の代名詞アワビは、秒単位で時間を調整し、とろける食感の中に旨みを凝縮させた逸品。「この仕事に行き着くまでに、家が買えるほど投資しました」と山口氏。食材の長所を余すところなく引き出している。すし処めくみ【エリア】野々市市/白山市【ジャンル】鮨・寿司【ランチ平均予算】10000円【ディナー平均予算】23000円【アクセス】額住宅前駅 徒歩24分オススメしたシェフの声【tawara】季節の恵みと和のテイスト。少量多皿のモダンフレンチ和×フレンチが生む美味。独自のセンスが冴える前菜『もなか』長町武家屋敷界隈にあり、静謐な時間が流れる隠れ家的な一軒。金沢・フランス・京都で研鑽を重ねたという俵シェフ。もなかの皮に根セロリとラ・フランスのペーストなど、旬の食材を組み合わせる前菜の『もなか』をはじめ、和のアレンジを随所に取り入れる。コースは少量多皿で、地元の魅力に多く出合えるとあって、旅行客にもうれしい構成。フランス産中心のナチュラルワインがそろうが、和テイストの料理には、地元の美味なる日本酒も捨てがたい。tawara【エリア】香林坊/片町【ジャンル】フレンチ【ランチ平均予算】5000円【ディナー平均予算】11000円オススメしたシェフの声【L’Atelier de NOTO】能登の厳選食材と伝統を愛するシェフによるフレンチ厳選椎茸の肉厚な食感が、さらにジューシーに『のと115のコンフィ炭の香りを添えて』繊細に火入れした『輪島ふぐのミ・キュイ春菊のソース』や北陸の恵み満載の『香箱ガニのリゾット』など、能登の厳選食材を生かしたさまざまな料理を、コースで味わう。シェフ・池端さんが大切にするのは、地元農園をはじめ、個人の農家さん、海女さん、漁師さんとの絆。「食を通して、能登の素晴らしさを体感してほしい」と、元は輪島塗の塗師屋だった家屋を改装し、器にも地元の伝統工芸品を取り入れるなど、地域の魅力をトータルに発信する。L’AtelierdeNOTOラトリエ・ドゥ・ノト【エリア】奥能登【ジャンル】フレンチ【ランチ平均予算】4000円【ディナー平均予算】5000円オススメしたシェフの声【ベルナール】季節の色彩と香り、初めての味覚。“今”を味わう旬食材で彩るアミューズから始まる至福のひと時あえてスペシャリテを持たず、四季折々に新しい料理を考案。ランチは1種・ディナーは2種のコースを用意し、約1カ月半ごとに刷新する。一つ一つの料理は、主食材に多彩な素材を組み合わせて、緻密に、そして複雑に構成。口に含むとそれらが混然一体となり、季節の味を物語る。アミューズからメイン、デザートにいたるまで、驚きと笑顔、幸せな余韻がきれいに響き合い、その独創的な世界観が、県内外の人々を惹きつけている。ベルナール【エリア】近江町市場【ジャンル】フレンチ【ランチ平均予算】8000円【ディナー平均予算】20000円オススメしたシェフの声【フランス料理 MAKINO】新鮮な地元食材をあでやかに昇華させた料理を味わう北陸の食材を使ったフレンチシェフ・牧野さんが東京・銀座やブルゴーニュでの修業時代に培った確かな技術から生み出される料理は、見目麗しく、食べれば繊細。地元の作家がつくる食器にのるさまは、まるで独創性のある芸術作品のようにも見える。くつろぎがありながらもシンプルで落ち着ける内装も、料理の芸術性を際立たせる装置なのだろうか。シェフの修業先であるブルゴーニュのものを中心にそろえられたワインとともにいただけば、至福の時間が約束される。フランス料理MAKINO【エリア】金沢駅【ジャンル】フレンチ【ランチ平均予算】-【ディナー平均予算】15,001円~20,000円【アクセス】野町駅オススメしたシェフの声
2020年07月25日【ristorante la Tenda Rossa】イタリア料理【restaurant Artisan】フランス料理【Trattoria BiCOLORE Yokohama】イタリア料理【韓料理 夢回廊】韓国料理【惠土】蕎麦【ristorante la Tenda Rossa】本場トラットリアの空気が流れる横浜をけん引するイタリアン『手打ちピーチ天然猪のラグー』奄美大島や五島列島から仕入れる魚、牛やジビエの熟成肉。ワインはイタリア産だけを厳選し、1,000本以上をストック。料理やワインに確かなこだわりを持ちながらも、【ristorante la Tenda Rossa】に一切の気負いはない。一体感のある雰囲気がゲストの心を解きほぐす『シェフスペシャリテ伊産アーティチョークのリピエノ』「『オレの店ではこれを食え!』というのはないんです。いかにお客さんを喜ばせるか」とシェフ・西沢健三氏が話すように、ここでは奔放に料理とワインを楽しみ、笑い合うのが正解。それは、まさに西沢氏が修業時代に感銘を受けた京料理の文化の奥深さであり、イタリアのトラットリアのあり方である。70席の店内が連日満席になる活気は、奇をてらうことのない郷土料理、ウェイターのもてなし、ゲストの笑顔がひとつになって生み出されている。ristorantelaTendaRossa【エリア】関内/馬車道【ジャンル】イタリアン【ランチ平均予算】1400円【ディナー平均予算】5000円【アクセス】馬車道駅 徒歩2分オススメしたシェフの声【restaurant Artisan】シンプルながら、味の記憶が鮮明に残るフレンチ「記憶に残る一皿」がモットークラシックの技法と、豊かな発想力をもとに出される斬新なアイデアを武器に、Artisan(フランス語で職人の意味)という言葉にこだわり、おいしさを探求し続けるシェフの姿勢。それは何よりも、「食べる楽しさ」をゲストに伝えることを追求したいというシェフの思いの表れでもある。会食や記念日、デートなど、大切な日に店を利用したいというゲストが後をたたないのは、サービスや店づくりなど、隅々にまでその思いが行き届いているからなのだろう。restaurant Artisan(レストラン アルティザン)【エリア】関内/馬車道【ジャンル】フレンチ【ランチ平均予算】4000円【ディナー平均予算】8000円【アクセス】日本大通り駅 徒歩1分オススメしたシェフの声【Trattoria BiCOLORE Yokohama】自在な技でイタリア料理の魅力を発信する名店シェフのスペシャリテ『タコのサラミ仕立て』トラットリアの名が示す通り、気軽に立ち寄れる店構え。しかし登場する料理を前にすれば、そのクオリティに驚かされるはず。手がけるのは30年のキャリアを誇る佐藤護シェフ。4年半にわたるイタリア修業時代には、星付きの名店から郷土料理の人気店まで、のべ14軒もの店で腕を磨いた。伝統的なものからクリエイティブなものまで、自在にゲストの舌を楽しませる。気さくな空間と多彩な料理で、イタリア料理の魅力を余すところなく満喫できる名店だ。TrattoriaBiCOLOREYokohama【エリア】平沼【ジャンル】イタリアン【ランチ平均予算】3500円【ディナー平均予算】10000円【アクセス】横浜駅 徒歩8分オススメしたシェフの声【韓料理 夢回廊】母の味を受け継いだ店主がつくる韓国家庭料理外はカリッ、中はふんわりとした生地が魅力の『シイタケのチヂミ』一軒家を改装した店内は、まるで韓国で個人宅に招かれたかのよう。穏やかな時間が流れるこの空間でいただけるのが、店主の国本廷宏氏が母から受け継いだ韓国家庭料理。と、それだけ聞くと、本場の家庭料理そのままの素朴な料理が出てくるのかと思いきや、日本人の口に合うようしっかりと昇華されている。なかでも、名物の『シイタケのチヂミ』は必食。大ぶりのシイタケが丸ごと入り生地は外はカリッ、中はモチモチとしており絶妙な食感で、ファンも多数。韓料理夢回廊【エリア】磯子/新杉田【ジャンル】韓国料理【ランチ平均予算】1200円【ディナー平均予算】4000円【アクセス】磯子駅 徒歩3分オススメしたシェフの声【惠土】挽きぐるみを喉で味わう、野趣に富んだ手挽き蕎麦『手挽き蕎麦』店主が情熱を傾ける逸品は『手挽き蕎麦』。有機栽培の蕎麦の実を、石臼でていねいに挽いてつくられる。メニューは、蕎麦を中心とした『蕎麦懐石』のみ。自然栽培の野菜や鮮魚を使い、だしの風味や旬の素材を活かした彩りも美しい一皿へと生まれ変わらせる。その料理を引き立たせるのは、店主が趣味で集めたという骨董品や若き陶芸家の器。まるで時が止まったかのような穏やかな空間の中での食事に、心に染み入るひとときが過ごせる。オススメしたシェフの声
2020年07月25日Jリーガー槙野智章選手がオススメするホームタウンの旨い店厳選3軒!選手・スタッフ御用達の本格手打ち蕎麦第2の家族!? あたたかくフレンドリーな町の洋食屋試合後のサッカー談義で盛り上がるならココ!!1.【手打ち蕎麦 寺田家】与野手軽に本格手打ち蕎麦を堪能!遠方からの来店も多い隠れた名店与野駅東口から徒歩13分の【手打ち蕎麦 寺田屋】は、本格的な手打ち蕎麦がリーズナブルに食べられる地元の名店。厳選したそば粉を使用し、季節によって水の量を変化させることで、きめ細やかでこしのあるお蕎麦を一年中食べることが出来ます。テーブル席のほかに座敷も完備。サッカーに関する飾りものが目を惹くクラブハウスに常備された出前表。選手やスタッフだけでなく取材に訪れた記者も利用することがある埼玉で日本代表戦が行われた際にハリルホジッチ元代表監督もスタッフと来店。中央は二代目店主の寺島利男さん槙野選手がオススメする一皿揚げたての天ぷらとざる蕎麦を一緒に味わえる『天ざる』1,430円(税込)寺田家【エリア】さいたま新都心/与野【ジャンル】そば【ランチ平均予算】2000円 ~ 2999円【ディナー平均予算】1000円 ~ 1999円2.【洋風厨房 ソーシエ】与野地元民がこよなく愛す、和のテイストを取り入れた町の洋食屋さん与野駅西口から徒歩5分にある【洋風厨房 ソーシエ】はアットホームで地元密着型の洋食屋です。オーナーシェフの藤木進さんは和食や中華も学ばれた経験があり『オムライスソーシエ風』や『とろける♪ビーフシチュー』など、この店ならではの創作メニューも多く並びます。ランチ、ディナー問わず地元民の憩いの場として愛されています。マンションの1階に位置し、チャーミングな手書きボードが目印。月曜日以外は毎日営業店内はテーブル席とカウンター席がある。14人から貸し切り可能オーナーシェフの藤木進さんと妻の佐和子さん槙野選手がオススメする一皿岩手産阿部鶏を使い秘伝のソースで味付けをした名物『あべどりのジャポソース』1,000円(税込)。外はパリっと中身は柔らかくジューシー洋風厨房 ソーシエ【エリア】さいたま新都心/与野【ジャンル】洋食【ランチ平均予算】1000円 ~ 1999円【ディナー平均予算】1000円 ~ 1999円3.【牛タン焼き専門店 司 分店鷹】大宮大宮で牛タンといえばココ!客足が途絶えることのない人気店大宮駅東口から徒歩5分の牛たん焼き専門店。事前に味付けした熟成牛たん(オーストラリア産の最高級ブランド)をこだわりの炭で焼くことで、美味しさが逃げずにふっくらとした味わいを堪能できます。仙台にある有名牛たん焼店の分店として2009年に開業。近くには離れも完備店内は25席あるが、平日でも満席になることが多い牛たんを知り尽くし、絶妙の焼き加減と最適なタイミングで調理する店長の中川仁志さん槙野選手がオススメする一皿テールスープと麦飯がついた『熟成牛タン定食』1.5人前 2,950円と、卵黄入りの『とろろ』350円(すべて税込)牛タン焼専門店司分店鷹【エリア】大宮駅周辺【ジャンル】和食【ランチ平均予算】-【ディナー平均予算】3,001円~3,500円【アクセス】大宮駅インタビュールームに入ってくるなり、「昨日、嫁とも『どこを紹介しようか』と話してきたんですよ」と、笑顔を見せてくれた槙野選手。サービス精神旺盛の彼だから、行きつけのお店で、ファン・サポーターとの交流を楽しんでいる様子が目に浮かんでくる。槙野選手が厳選したオススメの店に、みなさんも足を運んで料理を楽しんでもらいたい。プロフィール©URAWA REDS槙野智章(まきのともあき)1987年5月11日生まれ、広島県広島市西区出身。Jリーグで活躍する元日本代表ディフェンダー。サンフレッチェ広島ジュニアユース,サンフレッチェ広島ユースを経て、2006年サンフレッチェ広島に入団。サンフレッチェ広島のトップチームで5年間プレー、11年ドイツの1FCケルンへ移籍する。12年に浦和レッズへ移籍し、今年で9シーズン目を迎える。
2020年07月23日大の納豆好きが高じて開いた納豆料理専門店個性あふれる「納豆創作料理」がズラリねばねば感を活かした「納豆スイーツ」も大の納豆好きが高じて開いた納豆料理専門店お店があるのは、八坂神社や花見小路にもほど近い京都・祇園。ホテルや京都らしい雑貨店が点在する場所で、コンクリート打ちっぱなしの壁に、「納豆と酒」という提灯がひと際目立っています。店前には、外国人観光客向けに「KEEP CALM AND TRY NATTO」というメッセージが店内は、昔ながらの小料理店のような風情ある空間で、入ってすぐのカウンター席と奥の小上がりにはテーブルが2つ。「一日に5パック食べる納豆好き」を自負する店主の夏見さんが腕を振るっています。店主の夏見さん。「納豆麻婆豆腐など、日替わりメニューにもご期待ください」「納豆料理のお店を開きたい」という夢のため、SNSで納豆を使った創作料理を発信しながらメニューを考案。納豆ファンの間で知られる福岡の専門店【納豆家 粘ランド】に弟子入りし、納豆の知識や取り扱い方を学んで【納豆創作料理 夏豆】のオープンに至ったのだそう。「わら納豆」の箸置きは、小さいながらも存在感満点店内で、ふと目を奪われたのがこちらのわら納豆型の箸置き! メニューはもちろんですが、こんな風に、店の端々で納豆愛が感じられるので、全国から納豆ファンが集まるというのも納得です。個性あふれる「納豆創作料理」がズラリ『野菜とフルーツのパワーサラダ 自家製納豆ドレッシング』780円(税抜)※写真はランチに付いているミニサイズまずいただいたのは、野菜とフルーツのパワーサラダ。一見レタスやカブ入りのただのサラダ……と思いきや、味わってびっくり。人参などの香味野菜と納豆を合わせたドレッシングが使われていて、野菜のジューシーで爽やかな甘さと共に、納豆の旨味がしっかりと主張してきます。名物!『五味薬味でたべる納豆飯』1,200円(税抜)次に登場したのはこの店の名物!『五味薬味で食べる納豆飯(なっとうはん)』です。味わってみると、豚肉や香味野菜の風味の中に、納豆がしっかりと感じられます。そこに好みで、かいわれ大根、柴漬け、大葉、ミョウガ、九条ネギの5種の薬味を合わせれば、各々に趣きの異なる爽やかなニュアンスが生まれます。味付けは、粗びき豚と玉ねぎをオリーブオイル、ニンニク、鷹の爪で炒め、醤油や砂糖で和風に。火を止めてから納豆を混ぜ合わせ、味の濃い「濃紅」という卵の黄身を落としてご飯にトッピング。そこに店主が厳選した薬味が添えられています。『自家製納豆餃子』(6個)580円(税抜)先ほどの『納豆飯』のそぼろをベースにした餡を餃子の皮で包んだのが、こちらの『自家製納豆餃子』。九条ねぎと酢コショウでさっぱりと味わいます。ビールと相性抜群で、アテに必ずと言っていいほど注文されるそうです。『濃厚和風ねばボナーラ』1,200円(税抜)一方、カルボナーラを和風に味付け、大粒納豆を加えたその名も『ねばボナーラ』は、納豆のねばりが強く出ていて、あと口までしっかり納豆味。生クリームと納豆による濃厚でクリーミーな組み合わせが、なんともクセになりそうです。『トリュフ薫る究極の納豆TKG』680円(税抜)ご飯と玉子の白身、納豆をふわふわに混ぜ合わせ、「濃紅」の黄身を落としたTKGは、トリュフオイルがふわりと香り、食欲を誘います。卵黄と納豆の風味が際立ちつつも、ふんわりまろやかなやさしい味わいで、呑んだ後の〆にもぴったり。ねばねば感を活かした「納豆スイーツ」も!『納豆アイス最中』抹茶味 380円(税抜)サラダやパスタだけでなく、なんとデザートまで納豆尽くし! バニラまたは抹茶アイスに納豆を混ぜた『納豆アイス最中』は、ねばねば感が非常に強く、トルコアイスのように伸びて食べ応え十分。時々カリっと歯に当たる凍った納豆の粒と、ふりかけた粉納豆が心地いいアクセントです。『二層の京抹茶ソイラテ』500円(税抜)『納豆アイス最中』にドリンクを合わせるなら、こちらの抹茶ラテを。注文後に点てる京都・宇治の抹茶を豆乳と合わせた『二層の京抹茶ソイラテ』は、豆乳の風味、そして抹茶の旨味と苦みが、クセのある納豆とマッチします! お酒を飲まない方には、納豆料理のお供にもおすすめなのだそう。黒豆焼酎『黒丹波』900円(税抜)では納豆に合うお酒は……と夏見さんに聞いたところ、イチオシだったのがこちらの黒豆焼酎。香りも味も「豆!」と思わず言ってしまいそうなほど豆の風味たっぷりで、納豆料理と合わせれば、お互いの豆の甘味や旨味を引き立て合ってくれます。産地や粒の大きさが異なる納豆を、メニューごとに適材適所で使って提供している【納豆創作料理 夏豆】。納豆の知見が広い夏見さんに、それぞれの味や楽しみ方について聞けるのも、ここならではの楽しみかもしれません。納豆創作料理 夏豆【エリア】祇園【ジャンル】創作和食【ランチ平均予算】-【ディナー平均予算】-【アクセス】祇園四条駅
2020年07月22日石窯をイメージしたドーム型の店内薪釜で焼いた“サクモチ”ピッツァは必食!コスパのよいランチと使い勝手のよいディナーが魅力郷愁漂う、石窯をイメージしたドーム型の店内現地イタリアを彷彿とさせる、花が飾られたおしゃれな入り口が目印目黒駅徒歩4分、権之助坂沿いにある【イ・ロッタ】は、本格ナポリピッツァとイタリア郷土料理が味わえる人気のお店。ピッツァを焼く石窯の内部をイメージしたという店内は、ドーム型の土壁の天井や天然素材の壁、使い込まれたチラコッタ床など、まるで自然に包まれているような温もりを感じられます。自然界にある木や土、石などを取り入れた店内は居心地も抜群こちらで楽しめるのは、イタリアで修行経験のあるシェフこだわりの「手打ちパスタ」や「薪窯焼きナポリピッツァ」などのイタリア料理の数々。中でもナポリピッツァにはファンも多く、【イ・ロッタ】を訪れたらぜひ食べていただきたい一品です。外はサクサク、中はモチモチ! 石窯で一気に焼き上げるナポリピッツァ試行錯誤の末に完成したという石窯。ピッツァの生地には「一番しっくりときた」というフランス粉という中強力粉を使用しています看板メニューのナポリピッツァは、オーダーが入ってから石窯で焼き上げます。一気に火を入れることで、外はサクサク、中はモチモチの食感に仕上がります。そんなピッツァの中でもオススメのメニューをさっそくご紹介します。『マルゲリータ』イタリアから空輸されるモッツァレラを使った『マルゲリータ』1,650円(税込)。※ランチタイムにはサラダと特製ドルチェがついて1,100円(税込)とお得お店の人気メニュー『マルゲリータ』は、トマトの自然な酸味とモッツァレラチーズの適度な弾力が魅力。シンプルな味わいだからこそ生地の食感やおいしさがしっかりと感じられるのです。薪窯で焼いたからこそ生まれる香りや風味もアクセントのひとつ。初訪問の際はぜひオーダーを。『クワトロフンギ』クリームソースと相性が抜群のきのこを使った『クワトロフンギ』1,870円(税込)『マリナーラ』自家製トマトソースを使った、ナポリピッツァの起源ともいわれる『マリナーラ』1,540円(税込)ほかにも、舞茸・しめじ・椎茸・えのきの4種類を使い、きのこの香りがクリームソースによく溶けあう『クワトロフンギ』や、トマトソース、ガーリック、オレガノ、オリーブでシンプルに構成された『マリナーラ』など、手作り窯で毎日試行錯誤してようやくたどり着いた、シェフ自慢のナポリピッツァが楽しめます。『娼婦風スパゲティ』トマトの甘味とアンチョビのコクが癖になる『娼婦風スパゲティ』1,430円(税込)。玉葱とトマトを煮込んでつくる自家製のトマトソースを使用。少しだけピリ辛で食欲も進みます。ピッツァのほかにも、フランス、イタリアにて修行経験のあるシェフこだわりの手打ちパスタや、ムール貝白ワイン蒸し、旬・鮮魚のカルパッチョなどの逸品料理も楽しめます。ランチのコスパのよさと、ディナーの使い勝手のよさも魅力!ディナーコースのオススメ「Corso di irottah」(全7~8品)各4,400円(税込)※4名様~でコース利用可能※+2000円で2時間飲み放題メニューも用意【イ・ロッタ】の魅力は料理のおいしさだけでなく、コスパの良さや使い勝手の良さもその一つです。ランチタイムには、ディナーと同じサイズで、ピッツァもしくはパスタ+サラダ+特製ドルチェのランチセットが1,100円(税込)~とリーズナブル。ディナータイムはコースのほかにもアラカルトも楽しめます記念日・誕生日はメッセージ入りドルチェでお祝いまた、ディナータイムは普段使いはもちろん、ちょっとした会食や記念日にも利用できます。オススメは7~8品からなるコース料理で、アラカルトメニューにはないその日だけのメニューが楽しめます。お誕生日や記念日で利用される方が多く、お祝い用のドルチェ盛り合わせも予算に応じて対応してくれます。その場合、前日までの予約が必須です。※コースメニューは、その日の入荷状況により内容が異なります無性においしいピッツァが食べたくなったり、目黒でイタリアンのお店を探しているなら、ぜひ【イ・ロッタ】へ。食事や会話を楽しみながら心が和む居心地の良い空間は、ファミリーや友人同士など様々なシチュエーションで利用できる素敵なお店です。料理人プロフィール:服部 斎さん1952年1月3日生まれ、東京都出身。以前より食に対しての興味はあったが、飲食業ではない他業種での勤務をしていた。体調を崩したため退職。その後、【サボイ】で食べたピッツァの味に衝撃を受け、料理人を第二の職業にしようと奮起。独学で食材や料理を勉強し、納得できる素材収集、調理方法などを試行錯誤した。1999年にオーナーシェフとして【イ・ロッタ】をオープンさせた。イ・ロッタ【エリア】目黒【ジャンル】イタリアン【ランチ平均予算】1000円【ディナー平均予算】3500円【アクセス】目黒駅 徒歩4分※7月25日(土)は臨時休業いたします。
2020年07月21日