女性自身がお届けする新着記事一覧 (859/893)
ナインティナインの岡村隆史(46)が15日木曜深夜放送の「ナインティナイン岡村隆史のオールナイトニッポン」で自身のツイッターアカウントを開設するも、90分で削除し話題となっている。 番組ではツイッター経験者の陣内智則(43)とFUJIWARAの藤本敏史(46)をゲストに招き、ツイートやフォローなどのさまざまな経験をしていくことに。出演者の3ショットを貼付して「ラジオなう」とツイートしたり、「2時に使っていいよ」と今流行中の“彼氏とデートなうに使っていいよ”に引っ掛けたツイートをしていた。 そんななかリスナーから「女性自身」の山下しげのり記者(48)が岡村のアカウントをフォローしたとの報告が。今月13日をもって芸人から芸能記者に転身したことが話題となった。すると岡村は突如「山下ブロックしようや!」と言い出し、一同大爆笑。そのまま本当に初ブロックをする事態となった。 岡村は「俺たちの情報を全部しゃべってしまうから、これはナイスブロック」と大盛り上がり。最終的には「山下が取材に来たら全部ブロックしよう」と言いだす始末だった。 その後は小池百合子東京都知事(64)を初フォローするなど“実験”を続けていた岡村だが、ネット上で早くもニュースになっていることを聞くと「こんなに大事になるとは思わなかった」と驚きを隠せない様子。「怖いからツイッターを辞める」と言い出し、番組は終了。その後、本当にアカウント自体を削除していた。 ツイッターのブロックはまだしも、本紙の山下記者の取材を全部ブロックするのは何卒解除していただきたいと思う所存でございます!
2017年06月16日在任期間中に何が何でも!ーーという安倍総理の鼻息が聞こえてきそうな憲法改正議論。とくにそのターゲットとなっているのが“9条”だが、何がそんなに問題なのか。きちんと理解しておこう! 《「自衛隊が違憲かもしれない」などの議論が生まれる余地をなくすべきである……「9条1項、2項を残しつつ、自衛隊を明文で書き込む」という考え方、これは、国民的な議論に値する……2020年を、新しい憲法が施行される年にしたいーー》 今年の憲法記念日、安倍晋三首相は、憲法改正を求める集会にビデオメッセージで登場し、このように発言した。大阪国際大学准教授で、フェイスブック上のグループ・全日本おばちゃん党代表代行の谷口真由美さんは、この首相の発言が、過去の言動に「大きく矛盾する」として、次のように指摘する。 「記憶に新しい’14年の安保国会で、安倍首相は『集団的自衛権による武力行使は合憲』と主張して法案を成立させました。その彼の論旨は『自衛隊は合憲』という解釈に基づいているのですから、いまさら『自衛隊を合憲にしたいから、9条を改正して自衛隊を明記する』という理屈は通らないし、そもそも’14年に国民に嘘をついていたことにもなる」 そしてその「矛盾」に首相本人も気づいているからこそ、自民党改憲案では手を加えている「現行9条1、2項」について、「残しつつ、自衛隊を明文で書き込む」という策を披露したのではないかと谷口さんは推測する。 「自民党改憲案は9条2項に『自衛権』を明記したり、『国防軍』という語句を登場させたりと、現行9条の『戦争の放棄』という“誓い”に対してやりたい放題。さすがに国民も受け入れないだろうと考えた結果、『1、2項は変えない』というアイデアを考えついたのではないでしょうか」 しかしこの「安倍9条改憲案」に自民党内部から異議を唱えたのが、現在の同党憲法改正推進本部顧問で、自民党改憲案の起草委員だった石破茂衆議院議員。安倍首相の「1、2項の据え置き」に対し《党のいままでの議論の積み重ねになかった考え方だ》と批判したのだ。 その石破氏に対し、安倍首相は自衛隊の「災害援助」の任務に関しての国民の信頼が「9割を超えて」いるという理屈を持ち出し、「軍隊か否か」の議論をうやむやにしているようにもみえる。 谷口さんは、その「大災害などのときに命がけで頑張っている自衛隊の存在が、明記されないなんてかわいそう」というロジックにだまされてはいけないと強い口調で言う。 「これは感情論でしかないし、それが国家観につながるのは非常に怖いこと。そもそも、政府が都合のいい“解釈”を重ねてきたから『かわいそう』なのが自衛隊なのです。論旨のすり替えに惑わされてはいけません。『かわいそう』で改憲してしまったら、この先の未来の子たちこそが『かわいそう』になる。それを人ごとではないと気づかなきゃ!」
2017年06月16日「小さな子供の『パパ〜!』という声が店内中に響き渡りました。振り返るとそこに向井さんがいらしたので、その場にいた女性客たちはみんな大興奮でしたよ」(居合わせた主婦) 6月初旬の昼下がり。都内の大型スーパーで主婦からの熱い視線を浴びていたのは俳優の向井理(35)。彼はこの日、妻・国仲涼子(38)と長男(1)の家族3人で買いものをしていた。 注目を集めながらも、真剣な顔つきで黙々と食材を吟味する向井夫妻。国仲が選んだ小松菜やジュース、肉類などを、向井が持つカゴにどんどん入れていく。数十分かけて商品を選ぶと、一家はレジへ向かった。 「向井さんは息子さんを抱っこしながらレジの順番待ちをされていました。甘えん坊で可愛い男の子で、“パパっ子”な感じが伝わってきました」(前出・主婦) 会計の際にはポイントカードを手渡し、さらにはしっかりレシートも受け取っていた向井。抱っこしていた長男から『パパ、これも!』とチーズかまぼこを渡されると、再びレジで会計するほほえましいシーンもあった。 レジ袋に食材を詰めていく際も、テキパキこなしている。彼がスーパーに通い慣れているのが、ありありと伝わってきた。まめに子供の面倒を見ながらも、会計に袋詰めと大奮闘の向井パパーー。 だが振り返れば、独身時代の彼は“イクメン”とは程遠い亭主関白タイプだったようだ。当時、彼は雑誌のインタビューで結婚観についてこう語っている。 《(結婚相手は)家庭的な人がいいかな。家を空けることが多いので、なるべく家を守ってくれる人のほうが安心して仕事ができると思います》(14年6月24日号『週刊女性』) しかし、長男誕生をきっかけに向井は変わった。すっかり妻と子供に献身的なパパになったのだ。そしてその影響は、仕事面でも表れているようだ。 「以前の彼はWEBインタビューのような仕事は敬遠しがちだったといいます。しかし最近では『作品のためになるなら』と、どんな仕事でも積極的に取り組むようになっています。一家の大黒柱としての責任感が、向井さんを駆り立てているのでしょうね」(前出・芸能関係者) その現れか、6月24日に公開の映画『いつまた、君と何日君再来』では向井が初めてプロデュースを手掛けている。また斎藤工(35)とのW主演映画『アキラとあきら』も期待を集める。そんななか、この日はつかの間の“家族との時間”を楽しんだのだろう。 「買い物の合間、彼は息子さんの目線に合わせて体をかがめて、お話をされていたんです。息子さんもうれしそうにうなずいて、父子のコミュニケーションはバッチリでしたよ」(前出・主婦) スーパーでの買い物を終えた夫婦は、長男のベビーカーを押しながら、幸せそうな表情で帰路についたーー。
2017年06月16日在任期間中に何が何でも!ーーという安倍総理の鼻息が聞こえてきそうな憲法改正議論。とくにそのターゲットとなっているのが“9条”だが、何がそんなに問題なのか。きちんと理解しておこう! 「自民党が掲げている『日本国憲法改正草案』は野党だった’12年に“ヒマで、勢いでつくっちゃった”くらいのものだと思っていたのです。ただ、『憲法改正したい』と表明している首相が総裁を務める党の、現在唯一の『改憲案』ですので、内容は把握・吟味しておくべきですね」 こう話すのは、大阪国際大学准教授で、フェイスブック上のグループ・全日本おばちゃん党代表代行の谷口真由美さん。最新刊にピーコさん、佐高信さんとの共著『お笑い自民党改憲案』(金曜日刊)がある。あきれながらも、警戒心を持って谷口さんが解説してくれたのは、その改憲草案9条だ。 「現行憲法と比べてみてください。まず章のタイトルで、いちばん根幹となる『誓い』が削除されて言い換えられているんです……」 言われてみて、ビックリ!現行憲法の9条は「第2章戦争の放棄」として始まるのだが、改憲案ではそれがなんと削除され、「安全保障(平和主義)」と上書きされているのだ!そしてまず、1項では−−。 「現行憲法では『武力の行使は……永久にこれを放棄する』と誓っているはずなのに、これが『……用いない』に換えられている。『使わないけれど、放棄はしないよ』という意思でしょうね。そして2項で現行憲法が『……戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない』と重ねて誓っているものが、改憲案では全面的に書き換えられ『前項の規定は、自衛権の発動を妨げるものではない』としている。これまで条文を変えずに“解釈”で『合憲』としてきた自衛隊や自衛権を、明文化しようとしているわけです」 さらに驚愕なのが、改憲案で新設されている9条の2。「国防軍」という言葉が突如として登場している! 「『自衛隊』を明記するどころか、『国防軍を保持する』と、かなり飛躍しています。続く5項で『国防軍に審判所を置く』とあるのは、いわゆる『軍事裁判所』の性質を持つものでしょう。いまの自衛隊にはそれがなく、国際法上は『軍隊』とみなされないことから、明記したいのでしょうね」 そして谷口さんが、「私たち国民に直接関わってくる」と警鐘を鳴らすのが、次の「9条の3」の記述。 「ここには『国は主権と独立を守るため、国民と協力して、領土、領海及び領空を保全し、その資源を確保しなければならない』とあります。まず『領土、領海』や『資源』とは、尖閣諸島や天然ガスなどを意識しているのかと思います。そしてそれを『国民と協力して……確保しなければならない』というのが、彼らが言いたいことでしょう。これは『徴兵制』を彷彿とさせる性質のものです……」 谷口さんが眉間にしわを寄せながら続ける。 「解釈改憲などで『もはや有名無実化しているじゃないか』と言われたりもしますが、私は“9条があること”=“仮面夫婦のような状態”と考えています。ここでいう仮面夫婦は、『法律婚』という契約に意味があると考えて、それをなんとか維持している状態。それと似たようなもので、9条にもいろいろあるけれど、なんとか変えずに続けていることが、『恒久の平和』を維持することに、つながっているともいえませんか」 秘密保護法、集団的自衛権、共謀罪……日本が「軍隊を持つ国家」になるために、いまは周りを着々と固められてきている状態か……。 「そんな権力の暴走時代にはもう、いまの『憲法』しか、歯止めにならへんのです」
2017年06月16日意気軒昂にスピーチしたが……(写真:Richard Shotwell/Invision/AP/アフロ) 『ハンガー・ゲーム』シリーズのエフィ役などで知られる女優エリザベス・バンクス(43)が自身の舌禍で謝罪する事態に追い込まれた。 映画界で働く女性の機会均等を啓蒙、促進する非営利団体「WOMEN IN FILM(WIF)」は、めざましい活躍をした女性を讃える年間表彰「クリスタル+ルーシー・アワード」を主催している。今年はバンクスにクリスタル・アワードが贈られたが、受賞式で行ったスピーチが炎上のきっかけを作ってしまった。 「『インディ・ジョーンズ』も、『ジョーズ』も、スティーブン・スピルバーグが撮った映画は全部観に行ったわ。でも、彼は女性が主人公の作品は1本も作っていない。ごめんなさいね、スティーブン。あなたを貶めるつもりはないのよ。でもこれが真実よ」 しかし、スピルバーグはウーピー・ゴールドバーグ、オプラ・ウィンフリーが主演する黒人姉妹の物語『カラーパーブル』(1985)を製作・監督している。このミスに気づいた映画ファンが彼女を総攻撃し、Twitterアカウントが大炎上してしまった。単なる見落としであったとしても、『カラーパーブル』が黒人女性を描いた作品であったことで「人種差別では」と痛くもない腹を探られる結果となった。 バンクスは早々にTwitterの火消しに取りかかり、謝罪コメントを掲載した。 「大失態を演じてしまいました。WIFの受賞式でスティーブン・スピルバーグについて言及した際の私のコメントは正しくありませんでした。今後は自分の言ったことに全責任を持つことをお約束します。申し訳ありませんでした。あの発言をしたとき、私の頭にあったのはスティーブンの最近の作品で、『カラーパーブル』を意図的に排除したわけではありません」 『カラーパーブル』はアカデミー賞で作品賞、主演女優賞を含む11部門にノミネートされるも受賞はことごとく逃し、無冠の名作として知られている。
2017年06月16日「ヒロミさん一家はいま“マンスリーマンション”暮らしをしているんです。……といっても、都心に建つ月50万円の物件ですが(笑)。じつは、5月から都内の自宅をリフォームすることにしたんです。よく東京タワーあたりを散歩したり、夫妻でランチしている姿を見ますよ」(プロダクション関係者) いまやテレビで見ない日がないヒロミ(52)。この4月からは、MCを担当する2本の新番組が始まった。 「テレビ番組で、14年の年収を『2億1千200万円』と試算されたときも、『否定しねーよ』と笑っていましたが、昨年も今年もその倍はいっているはず」(テレビ局関係者) 今年2月、妻の松本伊代(51)が線路内で撮影した写真をブログに掲載して批判されたとき、ヒロミはこう言ったという。 「伊代さんに『もう芸能界なんかやめちゃいなよ』と言葉をかけてあげたそうです。“ママが無理して働かなくても、俺が稼ぐから”という愛情から出た本音でしょうね。今回の自宅リフォームも、ほとんど伊代さんのためにやるようなものなんですよ」(前出・プロダクション関係者) リフォーム中の自宅は、約20年前に中古で購入した一戸建て。 「土地面積は260平米で間取りは8LDK。土地、建物合わせて3億円は下らない物件です」(近くの不動産業者) 古くなった配管や間取りなどをリフォームしている最中だというが、 「俳優デビューした長男の小園凌央(21)さんも成人。広すぎる一戸建ての使い勝手が悪くなり、夫婦2人で暮らしやすいようリフォームしていると聞いています。いまは別に暮らしているヒロミさんの両親もよく来ているそうで、将来的には二世帯住宅にする選択肢もあるかもしれません」(ヒロミの知人) 再ブレークしたいまならば、“仮住まい”の家賃、月50万円はどうということもない金額だろう。ママのため、今日も働き続けるヒロミだったーー。
2017年06月16日在任期間中に何が何でも!ーーという安倍総理の鼻息が聞こえてきそうな憲法改正議論。とくにそのターゲットとなっているのが“9条”だが、何がそんなに問題なのか。きちんと理解しておこう! 「現行の日本国憲法は、世界で類を見ない“平和憲法”といわれています。とくに第9条で書かれているのは『戦争を永久に放棄する』『戦争する権利も認めない』という誓い。これは『日本国民は、恒久の平和を念願し……』という前文と直結する、最も重要で、有名な条文のひとつであるといえるのです」 こう話すのは、大阪国際大学准教授で、フェイスブック上のグループ・全日本おばちゃん党代表代行の谷口真由美さん。最新刊にピーコさん、佐高信さんとの共著『お笑い自民党改憲案』(金曜日刊)がある谷口さんに、9条に書かれている内容を詳しく説明してもらった。 「9条は、全11章103条ある日本国憲法のなかの第2章『戦争の放棄』の最初の条文で、『1項』と『2項』に分かれています。1項は、わかりやすくいうと、次のようになります。『私たち国民は、国や政府が権限をふりかざして戦争を始めたり、武力を使うことを、永久に棄てました』。つづいて2項は、『戦争放棄という目的を達するために、軍隊や戦力は持ちません。国が戦争する権利も認めません』となります」 そしてこの9条のポイントを、次のように説く。 「ここで大事なのは、『永久に放棄する』のみならず『軍隊や戦力を持たない』『国が戦争する権利も認めない』と誓ったこと。この部分こそが、世界で類を見ない“平和憲法”といわれるゆえんなのです」 今年5月3日で「施行70年」を迎えた日本国憲法。「その条文を熟読するのと同じくらい重要なのは、『どうやってできたのか』を知ることです」と谷口さん。 「第二次世界大戦で日本の敗戦が濃厚だった’45年7月、連合国から日本の降伏条件を示す『ポツダム宣言』が発表されました。それは『天皇制の廃止』に加え、『民主主義や基本的人権の尊重』『平和的政府の樹立』=『軍隊の解散』を要求する内容でした。日本政府はこれをすぐに受け入れず、広島、長崎に原爆が投下されたのです。そして、昭和天皇に近い中枢部が宣言の受け入れを決定し、8月15日に『敗戦』となりました」 天皇制を残し、国民が主権者となる日本国憲法は、GHQに『機会を与えてもらった』ものなのだとつづける。 「『軍隊の解散』を要求されたポツダム宣言から、日本の“現代”は始まったのです。そして成立した『国民主権』『基本的人権の尊重』『平和主義』という三大原理が書かれた日本国憲法は、現代の一部の政治家や思想家たちが主張するような『押しつけられた』ものでは決してありません。子どもや孫を兵隊に取られ、戦後『自分たちは政府に情報をコントロールされ、だまされていた』と気づいた国民が『軍隊はイヤだ』と願い、『こんな人たちに支配されるのはイヤだ』と判断した結果にほかならないと、私は思います。それは国民の『祈り』に近いもの。70年もの間、1文字も憲法が変わっていないのは、条文の理想を変えたくない、守っていきたいという人が多いからではないでしょうか」
2017年06月16日在任期間中に何が何でも!ーーという安倍総理の鼻息が聞こえてきそうな憲法改正議論。とくにそのターゲットとなっているのが“9条”だが、何がそんなに問題なのか。きちんと理解しておこう! 「国民の“祈り”と“願い”により、一度も変わっていない日本国憲法ですが、とくに議論が別れるのが、9条の解釈について。そのときどきの政府によって、何度も“解釈”を変えられてきたという歴史があるのです」 こう話すのは、大阪国際大学准教授で、フェイスブック上のグループ・全日本おばちゃん党代表代行の谷口真由美さん。最新刊にピーコさん、佐高信さんとの共著『お笑い自民党改憲案』(金曜日刊)がある谷口さんに、憲法学の観点から9条を読み解いてもらった。 「9条は1項は『武力の行使は……永久にこれを放棄する』というものですが、その『……』部分に入っている『国際紛争を解決する手段としては』という一節を巡って、2つの学説があります。1つは『自衛のための戦争は放棄していない』と捉える『限定放棄説』。もう1つが『いかなる戦争も放棄する』と捉える『全面放棄説』です」 しかし、2項の内容を吟味すれば、憲法学者のあいだでは、「おおむねひとつの解釈にまとめられる」という。 「2項では、『……戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない』の前提に『前項の目的を達成するため』とされていますので、『全面的な戦力不保持』を定めたものだという解釈が妥当です。それにより『自衛のための戦争』を『不可能』としている。さらに別の解釈もありますが、議論を重ねたうえで、憲法学者の多くが、『自衛隊は違憲である』という考えです」 では、9条の条文にある「武力行使」「戦力」についての政府による解釈は、どのように変わってきたのだろう? ’50年、警察予備隊の発足において、「政府解釈」で最初に変更になったという。 「このとき吉田茂首相は『武力によらざる自衛権は持つ』と発言し、『軍隊以外の形での国家の自衛権』の存在が共有されることになりました。その後、警察予備隊が保安隊となり軍隊の要素を備え始めると、吉田内閣は’52年、『憲法で禁じられた戦力とは、近代戦争遂行能力だ』という解釈を持ち出した。『近代戦に至らないものは戦力ではない』という方便に聞こえます。『近代戦かどうか』の区別なんか、どこにあるっちゅうねん!」 これが「無理のある解釈の始まり」だと谷口さんは話す。そして’54年に自衛隊設置。 「自衛隊法では『わが国を防衛するため、必要な武力を行使することができる』と定めています。これが『個別的自衛権』の考え方ですが、憲法では『自衛権を放棄』していると、当初、政府も解釈していたはず。そこで、鳩山一郎内閣が『日本に対して武力攻撃された場合、国土を防衛する手段として武力を行使することは、憲法に違反しない』という趣旨の統一見解を発表し『国家には固有の自衛権がある』という前提から、『戦力』に至らない『必要最小限の自衛力』は持てると導きだしている。憲法を変えずに『自衛隊は合憲』と解釈したのです」 さらに’57年、岸信介首相は国会で「自衛のための核兵器の保有は合憲」という趣旨の発言をしている。この一連の「憲法を変えずに軍備化、武力行使可能」という政府解釈は、最近になってもまかり通っている。 「’14年に安倍晋三首相が従来の政府解釈を変更し、『集団的自衛権による武力行使も現行憲法下で可能』として、安保法案を可決させ、『解釈改憲』といわれましたよね」 政治家たちの“解釈”の歴史から見えるものについて、谷口さんが嘆きの表情で言う。 「岸信介は安倍首相の、吉田茂は麻生太郎副首相のおじいちゃん。つまり、現政権のツートップの先祖が解釈で自衛隊を『合憲』としてきて、いま、孫たちがとうとう『憲法改正を』と言いだしている。手を替え品を替え、亡霊のように名前も看板も変えて、憲法を変えようとしている“権力者たち”。ほんまにしつこいなあって思います」
2017年06月16日「毎朝4時30分に起きて、6時には会社にいます(笑)。出社後、アナウンス部にあるモニターをつけて、そこから各局のニュースや情報番組をなんとなく見ながら、新聞(一般紙とスポーツ紙を5紙ずつ)を読む。1つのニュースでも新聞によって論調が違うので、『こういう見方もある』ということを頭の中に入れていきます。そこで『自分の中では何がわからないのか』『素直に自分はこう思う』ということを考えながら、わからない言葉は調べて、難しい言葉を自分の中になじませていく。その後、15分ぐらい簡単な体幹トレーニングをやって、8時30分から始まる打ち合わせの準備をします。これが月曜から金曜までの朝のルーティン」 こう話すのは、アナウンサー歴24年のベテランで週6日の生番組をまわす実力派――なのに出しゃばらない、大下容子アナ(47)。そんな彼女は、“好きな女子アナ”ランキングでも急上昇!週に5日、『ワイド!スクランブル』(テレビ朝日系)で、大下アナと共演するMC橋本大二郎さん(70)と、“弟分”の小木逸平アナ(43)が、彼女の知られざる“素顔”を語ってくれた。 橋本さん「大下さんは“私が私が!”と、出てくるタイプでは決してないですよね」 小木アナ「とくにゲストの方からは、とても優しくて包まれる感覚だと思います」 橋本さん「とにかく気を使われる方。番組進行もそうですが、打ち合わせ段階から、この部分はもっと話を膨らませたほうがいいとか、彼女なりに思ったところは、進行表が真っ赤になるぐらい、赤ペンで細かくチェックしている。番組のために、ゲストへの気配りも欠かさない」 小木アナ「僕は時間内に情報をどうやって伝えるかということに意識がいくのですが、大下さんは、そういうことをしっかりと意識しながら、ゲストの方にどのタイミングで話をまわし、そのコメントをどう引き立たせるかまで、冷静な目で見ながら進行していますからね。その気遣いはすごい!」 橋本さん「ご自身ではプライベートは“出不精”とか(笑)。毎日生放送のレギュラー番組を抱えているので、なかなか人と会う機会も少ないみたいで……」 本誌「大下さんは独身ですが、弟分としては心配なのでは?」 小木アナ「ハハハッ、心配はしていないですけど、番組で先日、年上カップルの特集をしたときに、出会いの場がパン教室だという情報があり、『私もパン教室に行ってみようかしら』と言っていましたよ(笑)」 橋本さん「メッセージ?これ以上、望むことがないからな~(笑)。まぁ、“出不精”の克服かな。これはいい男性と出会うためだけではなく、もう少し出歩くようになれば、あれだけの経験と能力があるのだから、さらに違った味わい、魅力が出てくると思いますので」 小木アナ「弟分の分際でこんなこと言っていいのかな~。大下さんはピュアなイメージがありますが、じつは毒を持っている、とひそかに思っているんです(笑)。その毒をぜひ『ワイド!スクランブル』の中で、見せていただけないか、と。大下さんが吐く毒とはどんな言葉なのか、怖いですけど興味津々、楽しみです」 橋本さん「いつまでもよろしくお願いします!」
2017年06月16日いま飛ぶ鳥を落とす勢いの女優・吉岡里帆(24)。『ゆとりですがなにか』(日本テレビ系)『カルテット』(TBS系)と話題作に多数出演。現在のCM出演は8本。7月からはTBSの日曜劇場『ごめん、愛してる』で連ドラ初ヒロインも決まっている超売れっ子女優だが、ほんの4年前までは出身地・京都の小劇場の「舞台の袖で泣いていた…」というのだ。 「とくに彼女は、ラブコメっぽいシーンでめっちゃ苦労していましたね。最初は男性の役者がボディタッチするだけでも緊張していて、どうなることかと思っていました」 そう語るのは当時の共演者。大学生だった吉岡は学生演劇の“熱さ”に魅了され、衝動的に小劇場の世界に飛び込んだという。だが、そこで大きな壁にぶつかっていたようだ。 さらに吉岡がヒロインを務めたある舞台での“恋人役”が、当時の稽古中のエピソードを明かしてくれた。現在は、京都を拠点にする劇団「安住の地」に所属する俳優・岡本昌也さん(22)だ。 「滋賀県にあるロッジみたいなところで、2泊3日の合宿をしたのですが、日が沈むまで稽古しても、お互いぎこちないまま。さすがに共演者たちも途方にくれてしまいました……。そこでしびれを切らしたのか、演出家が『おい、2人で外に出て行け!』と怒鳴り始めたんです。しょうがないなと、夜空の下で『ご趣味は?』ってお見合いみたいな感じで一晩語りあいました(笑)」 その夜をきっかけに、段々と恋人同士の役らしい雰囲気が出てきたという岡本さん。2人で何度も稽古を繰り返し本番に挑んだ。 「カーテンコールでやった、ボクが吉岡さんを抱きしめてぐるぐる回るシーンなんて、ものすごい勢いで吉岡さんが飛び込んできたんです。最初の“遠慮がちな吉岡さん”はどこにいった~、ってくらい痛かった(笑)。とくにキスシーンの演技は、ラブラブな恋人同士にしか見えなかったはずですよ」 こうして見事ヒロインを演じきった吉岡。『ごめん、愛してる』では初の連ドラ主演に挑むが、もう、どんな役がこようとも恐れない“たくましい女優”になっているはずだ。
2017年06月16日Instagramを中心に話題沸騰中のイラストレーター・横峰沙弥香さん。2015年に産まれた愛息「まめちゃん」の爆笑成長記録を、ほっこりするイラストとともに本誌で連載! 妊娠後期に入り、ラストスパートといわんばかりの勢いでお腹が大きくなって行きます。さすがのまめも、勢い良く抱きついてきたりお腹に飛び乗ってきたりすることはなくなりました。 大きくなった私のお腹を撫でたりつついたりしながら「いもうとね~」なんてニコニコしているまめが可愛くて、どうしようとニヤつきっぱなしの私。これも、妊娠中のホルモンによるものなのでしょうか。 さて。そんなまめにひとつ持ちネタができました。 最近ちょっぴり丸みを帯びてきたパパのお腹を妹と呼んでナデナデするというもの。これをやるとギャラリーにウケる」と味をしめたようで、人が集まったときには必ず繰り出してくるようになったのです。 パパちょっと涙目。
2017年06月16日「『ワイド!スクランブル』が今年で19年目、『SmaSTATION!!』が16年目になります。慣れていくとだんだん効率的に自分の時間が見つけられるようになっていくのかな~と思っていましたが、年齢とともに体力が落ち、仕事の比重が大きくなって……。これを結婚ができない言い訳にしています(笑)」 こう語るのは、アナウンサー歴24年のベテランで週6日の生番組をまわす実力派――なのに出しゃばらない、大下容子アナ(47)。彼女は、“好きな女子アナ”ランキングでも急上昇!そんな大下アナに話を聞いた。 ――毎週月曜~土曜まで、週6日も生番組を担当されていますが、さすがに働きすぎでは? 「いえいえ、毎日出社が早いので、早めに会社を出るようにしています。なるべく会社以外の空気も吸わないといけないと思い、歯医者さんや眼科に行ったり(笑)。年齢を重ねていくと、だんだん健康の話がまわりで多くなるとは聞いていましたが、『あ~こういうことなんだ!』と実感中です」 ――大下さんといえば“安定感”と“安心感”のあるアナウンサー。そして“気配りの人”というイメージです。 「そう言ってくださると、うれしいのですが、もう毎日が必死です。番組のレギュラー、そしてゲストコメンテーターの方には、『あ~楽しかった』『言いたいことを言えた』と思って帰っていただきたいと考えています。打ち合わせの段階で『この方は今日、この件に対して熱がこもっている。いちばんこの話をされたいんだ』と思うと、『いちばんその話をしやすい聞き方をしなきゃ』と、常に表情を見ながらタイミングを計っています。事前に打ち合わせになかった場合でも、『聞いたほうがいいな』と思えば振ります。私の役割は自分が発信するというよりも、皆さんに聞くべきことを聞いて“なんぼ”ですからね」 ――昨年8月、SMAP解散騒動について『ワイド!~』内で『Sma~』で共演している香取慎吾を擁護する、大下さんの温かいコメントが、大きな反響を呼びました。 「香取さんはSMAPのことが本当に大好き。いろんなお話を聞き、長年ご一緒させていただいている私が、解散発表直後の『ワイド!~』で何も言わなかったら、私が視聴者なら『なぜ何も言わないの?』と思うだろうと考えました。そこで自分なりに言葉を選んで発言しました。全国、そして海外のSMAPファンからも、たくさんのお手紙をいただき、改めて、その偉大さを感じます。香取さんはコンサートや映画撮影など、信じられないほど忙しい状況でも、私たちの前では『疲れた』『眠い』といった表情を一切見せません。スタッフに対しても、いつも同じように接してくださる、本当に素敵で優しい方です。毎週お会いするだけで、どんなエステよりもリラックスできます。座っているだけでオーラが浴びられますから。もしかして、私の男性運は仕事で使い果たしたのかも(笑)。大二郎さんや香取さんをはじめ、これまで共演者に本当に恵まれてきました」 ――そんな『ワイド!~』で共演する橋本大二郎さんからは、『出不精を克服せよ』とのメッセージが(笑)。 「休みの日曜は疲れ果てて動けない。出歩いてしまうと、翌日からの6日間が持たない、そう思うと家にひきこもってしまうんです。『それではいけない!』と皆さんからアドバイスされるのですが……。“犬も歩けば棒に当たる”じゃないですけど、行動しないと出会いも何も起きませんからね」 ――いい出会いがあれば結婚も? 「もちろんです。先日『ワイド!~』で“年上女性の年の差婚”が増えているという特集をやったのですが、7~8歳差や10歳差以上という方もいらっしゃいました。だからすべての可能性に対して、自分の中で扉を閉めてはいけない。優しくて元気でおおらかな方であれば、年下でも年上でも(笑)」
2017年06月16日気づけば2017年も前半が終了します。あっという間にすぎていく毎日ですが、芸能界もさまざまなニュースがありました。2016年はベッキーさんに始まる不倫のニュースが連発されましたが、2017年になり、スクープのトレンドはどう変わったのか。振り返ると、実は3つのパターンがあるような気がします。 ■ただの不倫はスクープ損!今年は付加価値をつけ乗り切った者勝ち 昨年から続く不倫のニュース。大御所から芸人までさまざまな方が報じられ、正直見る側としては慣れを感じていることでしょう。そんななか、今年話題になった不倫には共通点があります。それは「不倫+α」の要素があること。 例えば俳優渡辺謙さん(57)の不倫報道は「妻の闘病中」という状況が、批判の色を強めました。同じように先日報じられた仲間由紀恵さん(37)の夫・田中哲司さん(51)の場合も、「妻と妊活中」という状況がより好感度を下げる容認につながっています。 また相手の女性がでしゃばった結果、プラスαの要素がついてギャグのような状況になった不倫も今年は多数発生しました。 俳優の袴田吉彦さん(43)の不倫では「アパホテル」での密会(しかもポイントカードを作って)に加えて相手の女性が報道後にコメントをしたことで、結果的にギャグのようなニュースになりました。同じく「東京03」の豊本明長さん(42)も相手の女性の振る舞いによりダメージを逃れた例といえるでしょう。 昨年はただ不倫によって明るみになる「裏表」が1つのキーワードでしたが、今年は批判も笑いも含めてどれだけ“不倫の状況”を大きく報じられるか(報じる要素がつけられるか)に変わっているのかもしれません。 ■2世タレントの真価が問われる? また2017年のニュースでは、昨年の俳優高畑裕太さん(23)の事件をきっかけに「二世タレントの真価」が改めて問われるようになったと感じます。 その際たる例が、昨年AV女優に転身した故・坂口良子さんの娘・坂口杏里(ANRI)さん(26)です。4月にホストに恐喝未遂の疑いで書類送検された杏里さん。13日の釈放後に初めてSNSを更新し「この度は世間を騒がしてしまい、大変申し訳ありませんでした」と謝罪を述べました。 しかし約40分後に「お家にいる間、少し外の空気吸いたくて、心の置ける友達と、ネイル行って来た」とネイル写真をSNSに投稿。現在は美容系商品を連続投稿しており、謝罪の色を全く感じさせない彼女に二世タレントの悪い部分を感じる方も多いようです(この場合二世は関係ないのですが)。 そして彼女が書類送検された約1週間後に、神田沙也加さん(30)が村田充さん(39)との結婚を発表しました。神田沙也加さんの両親は、言わずもがな松田聖子さん(55)と神田正輝さん(66)。大物の娘という重圧に悩み、そして成長した沙也加さんの姿に感動した人も多かったことでしょう。個人的にはペアルックなど若干の浮かれ具合が気になりましたが。 さらに先日は橋爪功さん(75)の息子・橋爪遼容疑者(30)が覚せい剤取締法違反の疑いで逮捕されるなど、今年になって“二世”と呼ばれる人の明暗を感じることも増えています。できれば良いニュースだけ聞きたいものですが、二世というのはやっぱりスキャンダルだけは一級な人たちなのでしょうか。 ■芸能界は本当にブラックなのか? 最後は大手広告代理店の「ブラック企業問題」の流れから注目が集まっているのでしょう。“芸能界の体質”についてのニュースです。昨年から芸能界の電撃引退(自主的、強制的関係なく)は増えていたわけですが、今年に入って芸能事務所に対しての不満を暴露するニュースも増えているようです。 最たる例が宗教法人幸福の科学に出家した女優の清水富美加さん(22)です。すっかり落ち着いた彼女は現在Instagramやブログを新たに開設するなど、宗教家女優としての活動を開始。「出家して変わったこと、けっこう聞かれますが禁煙成功したのもその1つです」なんて「どーでもええわ!」と突っ込みそうになるつぶやきをするほど、体調は回復しているようです。宗教家で女優というのは成立するのか。若い彼女のパワーを、ひっそり見守りたいと思います。 他にも女性自身本誌がインタビューを掲載したことで話題を呼んだ西山茉希さん(31)と事務所の関係も、注目が集まります。芸能界という特殊な場所だからこそ発生する問題ですが、健全な労働環境の整備はどの業界業種でもされてしかるべき。今までは“やりがい”や“みんな我慢している”など暗黙の了解で流されがちだった問題は、今後どうなるのでしょう。 2017年上半期のスクープにもいくつか共通点がありましたが、こうなってくると芸能界や芸能人に対して“よりクリーンなイメージ”が望まれるようになりそうです。しかしクリーンすぎると今度は反動で“やんちゃ”を求めるのが人間です。やんちゃで思い出されるのは一時流行った毒舌キャラですが、それも見飽きた感が強い。次の“やんちゃ”はどんな人物、どんなキャラが飛び出すのか。下半期も芸能界から目が話せない!
2017年06月16日天皇陛下の退位を実現する特例法が6月9日、参院本会議で可決・成立した。これにより天皇陛下は退位後、上皇となりご公務から退くことになる。 そんななか京都市の門川大作市長(66)は12日、陛下が上皇となられた際のお住まいや退位に関連する宮中行事を京都へ誘致できるか検討開始すると発表。この発言について、twitter上では疑問の声が上がっている。 門川市長は12日の定例記者会見で、陛下が上皇となった際の京都ご滞在について「客観的に調査し、できるだけ早く国に要望したい」と述べた。京都市は13年5月に公表した「双京構想」でも皇族の方々に京都へお住まいいただくことを要望しており、特例法成立のタイミングでかねてからの計画を改めて発表した格好だ。 twitter上では「これはよろしいなぁ~京都でゆっくり過ごしていただければ」といった賛成意見もあるが、少数派。「陛下も息子家族や孫も近くにいる皇居にいたほうが良い」「京都の気候は東京に慣れた陛下にはキツい」といった懸念のほうが目立った。 また「住む場所まで意のままにならないなんて皇族も大変」と、天皇陛下のお気持ちをおもんぱかる意見も。ジャーナリストの江川紹子(58)も自身のtwitterで「天皇を引退した後は、ご自身がお好きな所にお好きなだけ滞在し、お好きなこと(だけ)をやっていただきたいと思うんだけど…」と苦言を呈した。 さらには天皇と上皇のお住まいが東京と京都に分かれることに対し、「第二次南北朝時代の始まりか?」「南北朝時代の再来なのでは」といったツイートも。さまざまな懸念がある京都市長の提案。果たして実現の可能性はあるのだろうか。
2017年06月15日テレビ朝日・竹内由恵アナウンサー(31)と日本人初NBAプレイヤー・田臥勇太(36)の熱愛を「週刊新潮」(新潮社)が報じた。 以前、男性有名人と浮き名を流す女子アナが圧倒的に多かったのはフジテレビ。TBS、日本テレビ、テレビ東京もほどほど。テレ朝の女子アナは大人しめの印象だった。 「テレ朝の既婚者女子アナたちの中には『派手に有名人と交際していた』と噂になっていた人もいました。また有名人との不倫でいづらくなり、退社した女子アナも。後輩の女子アナはそうした派手な先輩たちを“反面教師”にして大人しくなっていたようです」(民放キー局の人事担当者) だがお堅い印象の筆頭だった同局の看板ニュース番組「報道ステーション」の小川彩佳アナ(32)は今年3月、国民的人気グループ・嵐の櫻井翔(35)との熱愛を報じられた。また有名人ではないが、朝の看板番組「羽鳥慎一モーニングショー」のアシスタントをつとめる宇賀なつみアナ(30)が5月、一般男性と結婚したことを同番組で発表している。 さらに以前は他局と比べて離職率が低かった同局。ところがここにきて11年入社の青山愛アナ(28)と12年入社の宇佐美佑果アナ(29)が今夏退社すると立て続けに発表している。いったい、同局の内部に何があったのだろうか? 「12年に視聴率四冠を達成したころまでは、とても局内の雰囲気が良かった。しかし今や視聴率トップを日テレに奪還されて回復の兆しがなく、局内の雰囲気はギスギスしたところも。おまけに年齢を重ねていった場合の平均年収はフジに及ばす、昇給も今後は厳しそう。そうしたなかで将来に不安を感じ、安定した結婚相手を見つけたり早期退社に走る傾向が強くなっているようです」(テレビ朝日関係者) 今後も女子アナの“お騒がせ”が止まらない?
2017年06月15日’07年に『右から来たものを左へ受け流すの歌』で一躍ブレイクしたお笑い芸人のムーディ勝山(37)。その後はテレビから姿を消し、すっかり“一発屋”のイメージがついてしまっているムーディだが、14日に投稿したツイートが面白すぎると話題を呼んでいる。 ムーディは、デパートの営業中と思われる1枚の写真を公開した。そこに写っているのは、白いタキシード姿で歌う勝山と、横にぴったりとついてガードをする警備員のふたりだけ。観客ゼロというまさかの状況でも警備を怠らない姿に、本人は「何から守られているんだろう」とぽつり。 このツイートは瞬く間に拡散され、15日時点で6万リツイートを突破。「コントみたい」「初めてムーディで笑った」「シュールすぎる」と反響を呼んでいる。さらには「孤独から守られているのでは」「そりゃ右から来てる何かでしょ」「バックダンサー」「あらゆる不条理から……」とコメント欄では大喜利合戦が起こっている。
2017年06月15日6月最初の日曜日、東京・上野の貸しオフィスの一角。「イブラ・ワ・ハイト」の主要メンバー8人が集まり、定例会議が行われた。イブラ・ワ・ハイトとは、アラビア語で「針と糸」のこと。紛争の続くシリアの女性たちが伝統技法で手縫いした刺繍を適正価格で買い取り、日本で販売することで自活支援を続けている。 ’11年3月の内戦勃発以来、人口およそ1,850万人の半数以上が国外へ避難し、50万人近くが命を落としたとされるシリア。今年4月も、北西部のイドリブ県への空爆でサリンが使用された可能性があるとされ、口から泡を吹いて痙攣する子どもたちの映像は世界中に衝撃を与えた。最近では、「イスラム国」との関連で語られることも多い。 「過激派が口実にしているだけで、宗教と残虐なテロはまったく結びつきません。私たち母娘も無理にイスラムの習慣を押し付けられていたら、異国での生活は続けられなかったでしょう」 そう話すのは、考古学者の山崎やよいさん(59)。イブラ・ワ・ハイトの始まりは、シリアで紛争が勃発した2年後の’13年5月。彼女が中心となり、仲間と立ち上げた。山崎さんは、20年間もの間、シリア第二の都市であるアレッポに暮らし、多くの遺跡を発掘するとともに、シリア人の学芸員・ハミードさんと再婚し、’90年に日本から連れてきた幼子の子育てもするなど、イスラムの生活を肌身で体験してきた。それだけに、現在のシリアが置かれている状況に加え、この国が日本ではテロと結び付けられて語られることが悔しくてならないと嘆く。 いま、’12年2月に心不全で急死したハミードさんが眠るアレッポ郊外のビレラムーン村は、激しく破壊されたため誰も住んでいない−−。紛争が続き、そこで生まれ育った人も故郷を捨てざるをえないという悲惨な状況のなか、かつて傷心の自分を温かく受け入れ、子どもをたくましく成長させてくれたシリアの人々のために、日本にいる私に何ができるだろう。熟考した末にたどり着いたのが、シリア刺繍を使った女性たちとの協働作業だった。 「実は、まだ国も比較的穏やかで、あちこちに発掘に行っていたころ、主人が、村々の家の土壁に飾られていた刺繍を気に入って、収集していたんです」(山崎さん・以下同) 作り手となったのは、子どもや夫を紛争で亡くしたり、家族と離ればなれになる過酷な体験をした女性たち。彼女らにとって刺繍は、すぐに生きがいとなった。 「刺繍をしている時間だけは、紛争の恐怖やつらさを忘れられる、と女性たちは言います。逃げるときは、針と糸を必ず持っていくとも」 彼女たちが、自らの稼ぎで我慢していた口紅を買ったり、家族と少しだけごちそうを食べたと聞くと、山崎さんはホッとする。 「糸などの材料と売り上げを日本から送り、それでシリア人女性たちが刺繍したワッペンや“くるみボタン”などの商品を送ってもらうシステムですが、いずれ国の状況が安定したときには、彼女たちのビジネスとして自立してほしい」 ちなみにシリアでは労働者の日当が1日100円単位という場合もあるなかで、“くるみボタン”の500円という収入は、大きな糧に違いない。 あるとき、「生命の樹」というタイトルの刺繍が送られてきた。50センチ四方の大判の布地に、刺繍で描かれた1本の木。周囲には赤、黄、オレンジ、紫など色鮮やかな花が咲き誇っていた。 「古来から、メソポタミアには、生命を1本の樹木にたとえる思想があるんです。でも、伝統の絵柄という以上に、もう一度、シリアの町に美しく平和な花を咲かせたいという女性たちの願いが伝わります」 山崎さんは命そのものにふれるように、刺繍の施された商品を両の手で包み込みながらこう語る。 「一針一針に込められた、彼女たちの思いを感じてもらえるとうれしいです」
2017年06月15日《皆さま、先日長男となる第二子を無事出産致しました!》 今月7日、ツイッターで長男の誕生を発表した黒木メイサ(29)。母子ともに健康とのことで、今後については「体調を見ながら仕事に復帰する予定」だという。出産直後で、まだ外出できない黒木。そんな妻に代わって奮起していたのが、夫の赤西仁(32)だ。 「長女(4)は別のインターナショナルスクールに通っていたのですが、1年前に、より本格的な英語が学べる今のスクールに転園しました。このスクールは、日常会話もすべて英語&日本語厳禁という徹底ぶりで、親のサポートが必要不可欠。その役割を、赤西さんはしばらく1人でこなすつもりのようです」(学校関係者) 6月上旬の午前8時半過ぎ。長女を都内にあるアメリカンスクールへ送る赤西の姿を、本誌はキャッチした。白のTシャツに黒のハーフパンツを履き、キャップ&サングラスというラフなファッションで現れた赤西。左手で長女の手を引き、右手はポケットに突っこんだまま歩いて行った。 周囲はセレブママが居並ぶなか、男の赤西はひときわ異彩を放っているのだが、当の本人はひと目を気にせず堂々と園内へ。とはいえ、園児を出迎える外国人の先生に、礼儀正しく会釈する姿には、“良きパパ”ぶりもうかがえた。長女も大好きなパパと手をつなぎ、笑顔満開。赤西をそんな“イクメン”に大変身させたのは、他でもない妻の黒木だという。 「結婚当初から不仲や離婚危機が取り沙汰されてきましたが、黒木さんはずっと赤西さんに尽くしてきたんです。音楽活動がなかなか軌道に乗らなかったときも、黒木さんが『うちの夫をどうかお願いします』と挨拶回りをされていました。だから、昔はヤンチャだった赤西さんも、いまや黒木さんには頭があがらないんです。2人目のお子さんも生まれて、今度は赤西さんが黒木さんをサポートしてあげる番ですね」(夫妻の知人) そんな苦労の甲斐あって、いまやすっかり子供の世話も板についた赤西。2児の父になった赤西は、これからさらにイクメンとして成長していくのだろうーー。
2017年06月15日「トルコやエジプトから送られてくる刺繍などの台紙のサイズがバラバラで、整理するときに少し困っています」 「たしかにね。でも、彼女たちが、ときには命がけの大変な状況のなかで、苦労して送ってくれているのも、よくわかりますしね」 6月最初の日曜日、東京・上野の貸しオフィスの一角。「イブラ・ワ・ハイト」の主要メンバー8人が集まり、定例会議が行われた。イブラ・ワ・ハイトとは、アラビア語で「針と糸」のこと。紛争の続くシリアの女性たちが伝統技法で手縫いした刺繍を適正価格で買い取り、日本で販売することで自活支援を続けている。 ’11年3月の内戦勃発以来、人口およそ1,850万人の半数以上が国外へ避難し、50万人近くが命を落としたとされるシリア。今年4月も、北西部のイドリブ県への空爆でサリンが使用された可能性があるとされ、口から泡を吹いて痙攣する子どもたちの映像は世界中に衝撃を与えた。最近では、「イスラム国」との関連で語られることも多い。 イブラ・ワ・ハイトの始まりは、シリアで紛争が勃発した2年後の’13年5月。考古学者の山崎やよいさん(59)が中心となり、仲間と立ち上げた。 山崎さんは広島大学文学部史学科で考古学を専攻し、さらに大学院在学中の’83年、初めてイラクでの移籍発掘に参加。 「私、どんくさくて、遺跡の測量の水準器を蹴飛ばして、『また、お前か』なんて言われてましたね(笑)。ただ、“いま、掻いている土は私が最初に見ている”と思うとロマンを感じて、どんどんのめり込んでいきました」(山崎さん・以下同) 大学の同級生と学生結婚したのが、イラク行きの直前。’87年には長女の奈々子さん(29)が誕生し、子育てにも奮闘していたときだった。奨学金を得て、中東の発掘調査へ参加できることになった。 「本当はもう一度イラクに行きたかったんです。ただ、イラン・イラク戦争の真っただ中でしたから、仕方なくシリアへ変更に。ほとんど国に関する知識はありませんでした」 こうして、はからずもシリアとの縁が生じるが、唯一の心残りは子どものことだった。 「娘は実家の両親に預けることになりましたが、自分の意志を通していいのかと、強い罪悪感を感じていました。夫婦の仲がぎくしゃくし始めたのも本当です。ただ私にしたらもう現場に戻ることはないと思っての決断でした」 シリアに旅立ったのは、くしくも、長女の2歳の誕生日だったという。その後、山崎さんは、20年間もの間、シリア第二の都市であるアレッポに暮らし、多くの遺跡を発掘するとともに、シリア人の学芸員と再婚し、’90年に連れてきた幼子の子育てもするなど、イスラムの生活を肌身で体験してきた。それだけに、現在のシリアが置かれている状況に加え、この国が日本ではテロと結び付けられて語られることが悔しくてならないと嘆く。 「シリアの人たちほど、柔軟な生き方をし、相手に対して寛容な民族はいません」 この活動が軌道にのるまで、簡単な道のりではなかった。 「シリア人女性の作った刺繍が、わざわざ他国から発送されるのには理由があります。作り手である、のべ40人すべてが、母国シリアから逃れ、他国での避難生活を余儀なくされているからです。最初に作ってくれていた首都ダマスカスの5人は’15年に突然、消息不明に。いまはトルコやエジプトの避難所や、ヨルダンの母子センターの女性たちとスカイプなどで連絡を取り合っています」 そんな過酷な状況のなかでも、山崎さんは当初から、女性たちへの一方的な支援ではなく「協働作業」にこだわった。 「糸などの材料と売り上げを日本から送り、それでシリア人女性たちが刺繍したワッペンや“くるみボタン”などの商品を送ってもらうシステムですが、いずれ国の状況が安定したときには、彼女たちのビジネスとして自立してほしい」 イブラ・ワ・ハイトの刺繍は現在、通販や国内ミュージアムなどでの販売が主だが、素朴でカラフルな味わいが口コミで広がり、入荷待ちの商品も多い。 「日本でこれほどシリア刺繍が求められていることが、いま、苦しい毎日を送る現地の女性たちの頑張りの支えになっています」
2017年06月15日6月13日、TBS系ドラマ「あなたのことはそれほど」第9話が放映された。 堂々とW不倫する主人公・美都(波瑠・25)や狂気を見せる美都の夫・涼太(東出昌大・29)をはじめ、「登場人物の誰にも感情移入できない」と話題の本作。今回は涼太の同僚・小田原(山崎育三郎・31)の好きな人が判明するとあって、放送前から注目を集めていた。 第9話で小田原は美都の引っ越しを手伝うため、美都と涼太が住む家を訪れる。小田原が自分のことを好きなのではと感じ予防線を張る美都に、「うぬぼれないでくださいよ。俺は涼太が好きなんです」と衝撃の告白。その後、せきを切ったように「美都さんみたいに女のダメなところを煮詰めたような女には興味ない」「俺は2人が幸せならそれで良かったんです。だけどあなたが裏切ったから」「なんでこんな女と結婚したかな」とまくしたてた。 視聴者が「美都に対して思っていたことを代弁してくれた」と溜飲を下げるなか、すべてを聞いた涼太が呆然とした顔で現れる。小田原は「そうなるよな、でも何かスッキリした」「俺なんか、どんだけ正しく生きてても報われない。結婚なんて贅沢、望みもしない。人の気持ちを一生ほしがるなんて、どんだけよくばりなんだよ」と泣きそうな顔で吐露。 小田原が涼太を好きだと予想していた視聴者からは「知ってた」「きたああああ!!!」「小田原ァァァァァ」と喜びの声が上がるいっぽう、「胸が締めつけられる」「このドラマで初めて感情移入できる人を見つけた」「小田原さん幸せになって」と、かきむしられるような悲鳴も上がった。 美都が出て行った後、涼太は夜の闇のなか黒尽くめの服装で1人ランニングをする。不審者に間違われそうなほど必死の形相で走る涼太の頭の中にいるのは、はたして美都か、小田原なのか……。次回はいよいよ最終回。三者三様の恋の行方に最後まで注目したい。
2017年06月15日妊娠中期に母親が高熱を出すと、胎児の自閉症リスクが上がるという研究結果が発表された。 コロンビア大学のメールマン・スクール・オブ・パブリック・ヘルスの研究者は、1999年から2009年の20年間に渡り、95,754人のノルウェー人の出産と経過を観察。妊娠中に発熱した母親から生まれた子どもは15,700人いたが、その内583人が自閉症スペクトラム症を持っていたことがわかったという。 妊娠中の全期間において37.2度以上の熱を出すと、自閉症のリスクは34%増加し、特に妊娠中期の場合は40%にまで危険度が上がるという。発熱しても、イブプロフェンを服用して解熱した母親には自閉症児は生まれなかったが、このケースはサンプル数が少なく、エビデンスとするには根拠が弱いとしている。 論文の第一著者で、疫学と神経学の権威であるW・イアン・リプキン博士は、「今後の研究は、自閉症スペクトラムの一因となり得る出生前の感染症と炎症反応を確定し、予防することにフォーカスするべきだ」とコメントしている。
2017年06月15日6月13日で芸人を引退し女性自身記者となった、オモロー山下こと山下しげのり(48)。翌14日の「よしもとオススメ芸人2017お披露目会」で芸能記者デビューを飾った彼に、初めての取材原稿を書いてもらったーー。 6月14日、「よしもとオススメ芸人2017お披露目会」にのものまねでお馴染みの芸人・おばたのお兄さん(29)が出席。交際報道のあったフジテレビ・山崎夕貴アナウンサー(29)を連想させる質問が飛び交い、タジタジの展開となった。 同イベントは、芸人たちが学園祭に呼んでもらおうとアピールするために開かれたもの。司会をライスが務め、会場には学園祭の実行委員会の学生らの姿も。芸人たちが順番にネタを披露していくなか、トップバッターがおばたのお兄さんだった。 お得意の小栗旬ネタでしっかり笑いを取っていくおばたのお兄さん。ネタ終了後のトークでは、司会のライスがフジテレビの山崎アナを連想させる質問を連発する。簡単な計算問題の答えはすべて「8」。「好きなウイスキーの銘柄は?」との質問で「山崎」と答える方向に追い込まれたおばたのお兄さんは、「山崎ハイボールがいちばん好きです」と回答。「一見お高く見えるようですけど、意外に素朴な味がする」とコメントし、会場を沸かせた。 またおばたのお兄さんは次の仕事に急いで行かなければならず、最後にライスの田所仁(34)が「次の現場までノンストップで行って下さい」と山崎アナの出演番組をもじって送り出すと会場は笑いに包まれていた。 この日は他にも安倍総理のものまねで知られるビスケッティやマツコ・デラックス(44)のモノマネタレント・北条ふとし(40)、ガンバレルーヤ、尼神インター、ムーディ勝山(37)、天津・木村(41)、トレンディエンジェルらも参加しイベントを盛り上げていた。 その後の囲み取材ではおばたのお兄さんの交際について「知っていたんですか?」と投げかけたが、尼神インターから「声が震えてる」とイジられる始末。レポーターからも「芸人さんとかぶり過ぎ」とダメ出しされるなど、散々な記者デビューとなった。 現在大ブレーク中のおばたのお兄さんだが、昨年学園祭に呼ばれた数は0校。だが今年はすでに母校である日本体育大学からオファーが届いていることを聞き、嬉しさのあまり小栗旬のものまねを忘れるほど喜んでいた。この勢いなら、今年の学園祭キングも夢ではなさそうだ。
2017年06月15日5月下旬の夕方。都内にある有名私立小学校の校門前は、子どもを迎えにきた保護者たちで賑わっていた。そこに、ひときわ目をひく美人ママの姿が。女優の松嶋菜々子(43)だ。 夫・反町隆史(43)との間に生まれた次女(9)を、同校に通わせている松嶋。そんな彼女のまわりには、同級生ママたちの人だかりができている。ママ友たちを引き連れて颯爽と歩く姿は、まるでドラマのワンシーンのようだったーー。 入学倍率6倍を超えることで知られるこの学校は、小中高一貫校。長女(13)も同じくここに通っていたが、この4月から中学校へ内部進学している。そこで、ママ友たちから絶大な信頼を集めている松嶋。その理由は、“彼女が女優だから”というわけではないようだ。 「彼女はどれだけ仕事が忙しくても、決して子育ての手を緩めません。むしろ、下の子のお受験の際は仕事をセーブしていたほど“育児ファースト”。学校行事には必ず参加し、何でもテキパキとこなす松嶋さん。そのため、ママ友たちからも尊敬されているんですよ」(保護者の1人) そんな「頼れるママ」にさらなる“オファー”が届いたと、松嶋の知人がこう明かす。 「今年度の始め、松嶋さんは保護者から『PTAの役員になってくれませんか』とお願いされたそうなんです。ただ彼女は少し子どもたちの手が離れてきたこともあって、これから女優業を本格的に再開させようとしていたところでした。そのため今回のオファーは、断ることにしたみたいです」 たしかにこれまで連ドラ出演は年1本ペースに抑えていたが、昨年は『営業部長吉良奈津子』(フジテレビ系)や『砂の塔〜知り過ぎた隣人』(TBS系)に出演するなど少しずつ女優としてのペースを上げている。 「実は、今年の秋以降に大きな仕事が決まっているようです。そのため彼女は『その前に少しでも家族と触れ合っていたい』と思い、今まで以上に学校行事にも参加しようとしているみたいです」(テレビ局関係者) 本誌が目撃した日は課外授業の帰りだったのか、次女は重そうなリュックサックを2つも抱えていた。そんな娘を労うように話しかける松嶋。その表情には、女優としての彼女とはまた違う輝きがあったーー。
2017年06月15日「『買ってしまった自分が悪い』と泣き寝入りしていませんか?悪質業者への対策として、消費者契約法が改正されました」 こう語るのは、経済ジャーナリストの荻原博子さん。6月3日から施行された「改正消費者契約法」は、高齢者を悪質業者から守ることを、大きな目的としている。また、当初は想定されていなかった新しい被害のケースにも対応できるように、見直された。改正のポイントを荻原さんが解説してくれた。 【投資まがい商品】 「将来、値上がり確実」などと、国内では換金がむずかしい外国通貨や仮想通貨を購入させるなどのケース。 「“値上がり確実”な投資商品はありません。確実でないことを、確実と断定した勧誘を受けて、契約した場合は取り消せます」(荻原さん・以下同) 【過量契約】 一人暮らしでは必要のない量の寝具などを売りつけるなどのケース。 「業者が一般的に考えて、その顧客には多すぎる量だとわかっているのに、販売や契約させた場合は取り消せます」 【事実と違う重要事項を示す】 「この装置を付ければ、電気代が安くなる」などと勧誘し、実際には効果がない装置を取り付けさせるなどのケース。 「業者から事実と違う重要な情報を告げられ、信じて契約した場合は取り消せます」 【都合の悪い重要事項を示さない】 日照などを害する恐れのあるAマンションの建設計画があるのに、説明せずに「日照良好」などと言って、Bマンションを販売するなどのケース。 「都合の悪い情報も開示しなければなりません。顧客側は何でも聞く気があるのに、業者が教えず契約した場合は取り消せます」 これらの契約は取り消せるが、期間の制限がある。これまでは6カ月だったが、改正法になって1年に延びた。しかも、「間違った契約だ」「取り消したい」と認識した時点から、1年間だ。契約した日から、ではない。 「たとえば、久しぶりに実家に帰ったら、新しい布団が山積みになっていたとします。親に聞くと、『1年以上前に買った』と言います。高齢の親の判断能力が乏しいようなら、身内が『おかしい』と気付いたときから1年間が、取り消し可能な期間です。また、契約書に『一切責任を負いません』『いかなる理由があってもキャンセルできません』などの契約条項があっても、その条項自体が無効です。キャンセルできる場合もありますので、お問い合わせください。『この契約はあやしい』と感じたら、まずは、消費者ホットラインに電話して相談しましょう」
2017年06月15日《1日1日の心と記録をここに残す気持ちで書いています》 6月9日、小林麻央(34)はブログにこう綴った。夫の市川海老蔵(39)が緊急会見を開き、麻央が乳がんであることを明かしてから1年。2人は薄氷を踏むような日々を過ごしてきた。市川家に親しい知人は麻央の病状をこう明かす。 「5月29日に退院なさって自宅で家族に見守られながら闘病生活を続けています。顎への転移で、今は口を動かすと痛みがある状態なので、会話もiPadを使った“筆談”でするときがあるそうです。子どもたちに話しかけられても直接言葉で返せないのが辛いようです」 麻央の母親や、姉の小林麻耶(37)らが交代で付きっきりの看護を続けている。海老蔵もまた成田屋宗家として忙しい日々を過ごすいっぽうで、家では看護に力を注いでいる。 「毎日出かける前に、麻央さんの様子をテレビ電話で医師に診察してもらうことが日課となっています。麻央さんは酸素チューブを使っているので、機器の使い方とかも勉強しています。海老蔵さんは『よくなるよとか、ガンバレとかいう言葉を軽々しく使えないのが辛い』と漏らしていました」(前出・知人) 6月9日~6月25日まで海老蔵は自主公演『ABKAI2017石川五右衛門外伝』に出演しているが、そこに長男の勸玄くん(4)と麗禾ちゃん(5)が出演する。さらに7月3日から東京・歌舞伎座で始まる『七月大歌舞伎』で、勸玄くんは史上最年少で“宙乗り”に挑戦する。その決定の裏には、子供たちの母への愛があったと語るのは梨園関係者だ。 「松竹から勸玄くんを『七月大歌舞伎』に出さないかと提案があったそうです。当初、麻央さんは勸玄くんの出演に反対していました。少しでも一緒にいたいと思いもあったのだと思います。でも強硬に『出る!』と言い張ったのは、勸玄くん自身。あまりに懇願するから、麻央さんが折れたそうです」 公演中の7月21日に、麻央は35歳の誕生日を迎える。 「去年の誕生日は入院していて、お見舞いすらかないませんでした。だから、今年こそはみんなでお祝いしたいと、勸玄くんは麻央さんの誕生日をたいへん楽しみにしているんです。宙乗りは麻央さんへのエールの意味があるのでしょう。それに応えるように、麻央さんの当面の目標は『勸玄くんの宙乗りを観に行くこと』になりました」(前出・梨園関係者) 勸玄くんの決断はさらに思わぬ事態をもたらした。弟に触発されて麗禾ちゃんも舞台に立ちたいと言い出したのだ。 「自分もママにいいところを見せたいと思ったのでしょう。でも、『七月大歌舞伎』で上演される演目は歌舞伎界のしきたりで女の子は出られない。じゃあ今月から始まる『ABKAI』に出そうという話になりました。すると、勸玄くんがこっちにも出たいと言い出した(笑)。結局ふたりで出ることになったそうです」(前出・知人) 「ママにいい所を見せたい!」 そんな微笑ましい“意地の張り合い”に麻央は力づけられたに違いない。
2017年06月15日6月8日、都内でドラマ『リバース』(TBS系)の打ち上げが行われていた。人気作家・湊かなえ原作のこのドラマは、10年前に大学時代のゼミ仲間が不審死した真相に迫るミステリー。主演は藤原竜也(35)、さらに戸田恵梨香(28)やKis-My-Ft2の玉森裕太(27)、小池徹平(31)、市原隼人(30)、三浦貴大(31)などの豪華キャストが脇を固めている。 ストーリーも佳境を迎えるなか、行われた打ち上げ。開宴時間の19時半を前に、玉森や戸田、片平なぎさ(57)ら出演者が続々と姿を見せる。そして最後に藤原が車に乗って登場。だがそのかたわらには、なぜかドラマに出演していない吉田鋼太郎(58)の姿も! 「藤原さんと吉田さんは年の離れた“親友”なんですよ。過去に2年間ほど口をきかない絶交状態もあったそうですが、蜷川幸雄さん(享年80)の仲介により和解したといいます。今ではすっかり仲良しで、この日も藤原さんの主演ドラマとあって吉田さんが飛び入り参加したようです」(前出・芸能関係者) 待っていた玉森も合流すると、藤原と吉田は揃って会場へ。吉田は関係者に「暴れん坊の(市原)隼人と(小池)徹平は?」と聞きながら、中へと入っていった。 「藤原さんは座長として会を盛り上げてくれました。挨拶の際は『こんなにいい作品は50作に1作出会えるかどうか。素晴らしい経験をありがとうございました』と熱く語り、出席者から万雷の拍手が。また恒例のビンゴ大会ではなんと、30万円分の商品券を景品に大盤振る舞い!これには共演者からも驚きの声が上がっていましたね」(ドラマスタッフ) 3時間後の午後10時半すぎ、出演者たちが会場から赤ら顔で出てくる。その中でひときわ大きな声だったのが藤原だった。酔っているのか、先輩の片平を見つけると「お願い、もう一軒!」と熱烈懇願するように、彼女の腕へ手を回す一幕も!片平も参加する気だったようで、仲良く二次会へ向かった。 「打ち上げは最後まで和気あいあいとした雰囲気でした。出演者たちは口々に『このドラマに関われてよかった』『学ぶことが多かった』など別れを惜しむ言葉を漏らしていました」(ドラマスタッフ) 名作ドラマを作り上げたのは、座長・藤原の陰日向ない気さくな人柄だったようだ。
2017年06月15日ヒップホップダンスボーカルユニット・DA PUMPが11日、千葉・舞浜アンフィシアターで結成20周年記念ライブを開催した。 デビュー時から残る唯一のメンバーのISSA(38)は報道陣の取材に対して、「(自分が)歩けるうちはやりたい」と“生涯DA PUMP”を宣言した。 ISSAといえば、かつては“芸能界一のモテ男”の名をほしいままにしていた。表沙汰になった交際相手は同じ事務所でSPEEDの上原多香子(34)、女優の柴咲コウ(35)、伊東美咲(40)、タレントのあびる優(30)など美女ばかりだ。 「表沙汰になった以外でも、とにかく美女ばかりとの交際が囁かれてきました。毎週ISSAを張り込んでいればネタになったので我々にとってはありがたい存在だった」(週刊誌のベテランカメラマン) そこでついた呼び名が、かつては芸能界一のモテ男だった俳優の火野正平(68)にあやかり「平成の火野正平」。ところが、そんな11年12月に所属事務所がモデルの福本幸子(35)との婚約を発表。ついに年貢を納めるかと思われたが、翌年秋に元アイドルグループメンバーとの浮気が発覚。婚約を解消してしまった。 だがそれ以後、まったく浮いたうわさがなく、身辺穏やかにDA PUMPの20周年を迎えたが、一体、どんな心境の変化があったのだろうか。 「婚約解消の際に、ISSAにとっての“芸能界の恩師”が大激怒。あまりの怒りに、彼は一時期引退を考えるほど追い込まれてしまいました。しかし脱退したDA PUMPのメンバー3人のことを考えて改心。芸能活動に打ち込むことを恩師に誓い、許しを得たそうです」(レコード会社関係者) すでにアラフォーを迎えたISSA。過去の苦い経験を踏まえ、今度の恋愛こそゴールインにつなげそうだ。
2017年06月14日「スマホへの依存度がどんどん高まっていくと、スマホを片時も手放せなくなります。現実的にやるべきことのほぼすべてを放置してしまう状態になり、社会生活・家族関係に支障をきたすようになりますので、“スマホ廃人”と表現しました。中高生にも増えていますが、私が取材したなかには、主婦たちの例も多かったのです。日中ひとりで過ごす時間の長い主婦だけに、スマホに依存しやすいのだと思います」 そう話すのはジャーナリストの石川結貴さん。石川さんはこの春に『スマホ廃人』(文春新書)という著書を出版している。スマホに依存するあまり、夫や子どもたちからも愛想をつかされて……。そんな状態の主婦が増えているという。石川さんが取材した“スマホ廃人”主婦たちの驚きの肉声とは−−。 ■“お小遣いサイト”での過熱競争の果てに…… 「スマホで1日500円か600円くらい稼げたらいいな。最初はそんな軽い気持ちだったのですが、熱中しすぎて家事も手につかなくなり、子どもたちのこともほったらかしに……。夫からは叱られるやら、軽蔑されるやらで、夫婦関係も危機的な状態です」 こう語るのは、東海地方に住む秋葉紀子さん(40代・仮名・以下同)。秋葉さんは小学生の子ども2人を持つ専業主婦。秋葉さんは、なんと2年半もの間、起床から就寝直前までほぼスマホ漬け。家事も育児もすべて放棄してしまう状態に陥ってしまったという。 秋葉さんが、家事の合間の在宅ワークにできればと始めたのがポイントサイト(別名「お小遣いサイト」)だった。人気のものは数百万人のユーザー登録者数を誇っている。サイトによって違いはあるが、「広告を見る」「資料請求する」「アンケートに答える」などのメニューがある。たとえば「広告を見る」というメニューを選び、CM動画を視聴したら10ポイント。初日はお手軽にスマホをいじっているだけで、数百ポイントためることができた。 「ためたポイントによって、ショッピングサイトのギフト券がもらえたり、電子マネーに交換したりできます。『今月は20万円稼いだ』なんて書き込みもあって、私も頑張ろうと思ったのです」(秋葉さん) いつしか秋葉さんの生活はポイント獲得を中心に回っていくようになり、かなりの収入があった月もあった。 「サービスの1つに商品お試しキャンペーンがあります。たとえばサプリメントを1カ月分購入すると、その金額が丸々ポイントになるというものです」(秋葉さん) ポイントを換金すれば、実質無料で商品を入手することができる。いいことずくめのようだったが、落とし穴があった。“無料でお試し”したつもりが、実際には“定期購入”に申し込んでしまっていたのだ。つまり最初の1カ月は無料だが、その後は料金が発生するという契約だったのだが秋葉さんは気づかなかった。 その損失を取り戻そうと、秋葉さんが手を出したのが、「ワーク」というメニューだったという。単価は安いが、指定された文字や文章を正しく入力したり、商品レビューを書き込めば、ポイントを得られるというシステムだ。利用者の入力の正確性を競うランキングもあり、上位者ほど多くのポイントを獲得できる。 「ほかの利用者たちに負けたくないと必死になって、朝起きると、すぐにスマホをつかみ取るようになりました」(秋葉さん) その結果、家事もおろそかになり、スーパーのお総菜ばかりが食卓に並ぶようになった。さすがに夫も気づき、厳しく叱られたが、それにも上の空だったという。そんな秋葉さんがふと我に返ったのは、娘が高熱を出しているにもかかわらず、ワークが気になって仕方がないという異常事態に気づいたからだった。 「2年半で獲得したポイントをすべて換金したら30万円ほどでした。無駄に買ってしまった商品の金額などを引くと、もうかったのは10万円程度で……」(秋葉さん) 試みに、費やした合計時間で時給を計算したらわずか25円にすぎなかったーー。 ■“位置ゲー”の交通費で家計が崩壊寸前に! 「私、君臨しているんです」。そう嬉々として石川さんにスマホ画面を見せてくれたのは、東京都内に住む主婦の、溝口陽子さん(40代)。溝口さんも客観的には“スマホ廃人”だが、いまだ自覚はしていない。彼女がハマったのは、いわゆる“位置ゲー”。 GPS機能を利用しており、移動距離に応じてゲーム内の通貨がもらえ、ゲームに利用することができる。遠くに行くほど、多くの通貨を獲得できるため、まず溝口さんは、日帰りで行ける範囲でバスを利用していた。しかし、あっという間に新幹線、飛行機まで使って全国を巡り歩くように。通貨をためたり、特定の土地に行くともらえるレアアイテムを集めたりするのが楽しくて仕方がなくなったのだ。 「同じゲーム内の仲間から《すごいね!》とか称賛のメッセージをもらえるのも快感でした」(溝口さん) だが、この優越感の陰で犠牲になっていたのは子どもたちだった。話しかけられても、煩わしいばかりで、ぞんざいな受け答えばかりするように……。そんな彼女に対し、夫は激怒。「いつも出歩いてばかりで何をやってんだ!」と、怒鳴られたとき溝口さんは、こう啖呵をきった。 「このゲームのポイントは換金もできるの。家計の足しになるんだから!私は家族のために頑張ってんのよ!」 もちろん夫は納得するはずもなく、家計のみならず家庭崩壊状態に。最近、溝口さんは交通費を稼ぐため、早朝にデリバリーヘルス(風俗の一種)で働くようになった。「今朝もおじいさんの相手をしてきましたよ」と、石川さんにあっけらかんと語ったという。
2017年06月14日「スマホへの依存度がどんどん高まっていくと、スマホを片時も手放せなくなります。現実的にやるべきことのほぼすべてを放置してしまう状態になり、社会生活・家族関係に支障をきたすようになりますので、“スマホ廃人”と表現しました。中高生にも増えていますが、私が取材したなかには、主婦たちの例も多かったのです。日中ひとりで過ごす時間の長い主婦だけに、スマホに依存しやすいのだと思います」 そう話すのはジャーナリストの石川結貴さん。石川さんはこの春に『スマホ廃人』(文春新書)という著書を出版している。スマホに依存するあまり、夫や子どもたちからも愛想をつかされて……。そんな状態の主婦が増えているという。石川さんが取材した“スマホ廃人”主婦たちの驚きの肉声とは−−。 「スマホを通じて関係しているせいか、浮気をしているなんて実感はないです」と、語る関東地方に住む山本恵子さん(30代・仮名)は、SNSを通じて、ある男性と知り合ったという。意気投合していくうちに、《キミと顔を見て話がしたい》と言われ、ライブチャット(インターネットを通して、互いの映像を見ながら行うコミュニケーション)をするようになった。 「昼間は、家に夫も子どももいませんからね。相手から《服を脱ごうか》なんて言われ、私もその気になってしまいました」(山本さん) スマホを片手にお互い裸になり、行為は日々エスカレートしているそう。だが、あくまでもスマホでの交流であり、現実の肉体関係はないためか、山本さんに良心の呵責はないようだ。 石川さんによれば、山本さん以外にも、昔の恋人SNSで再会し、ライブチャットなどを利用し、“深い関係”を続けている主婦たちがいるという。石川さんが、「相手に動画も保存されているんじゃないですか?」と聞くと、みんな「そうかも……」と一瞬顔を曇らせる。しかし彼女たちが浮気相手との関係を断つことはない。 「別れた後に、裸になっている動画がネット上に流出する危険性があります。彼女たちは、そんなリスクを知りながらも、“スマホ浮気”をやめられないのです」(石川さん) 成城墨岡クリニック院長の墨岡孝先生は、早くからネット依存の問題に取り組み、「スマホ依存も急速に増えている」と話す。クリニックを訪れる主婦も増えているという。自覚して来院するケースもあるが、「家族に目もくれない状態なので、子どもが放置されることが心配で……」と、夫が相談に来るケースもあるそう。 「アルコールやギャンブルなどと同じで、手元にスマホがなくなると禁断症状が出るケースも。対処法も含めて、家族で取り組むことが大切です」(墨岡先生) それにしても、なぜスマホ廃人が増えているのか?墨岡先生はこう分析する。 「来院する方の多くが『バーチャル世界のほうが楽しい』と言います。日常生活では得られない称賛を受けたり、自分が多くの人に影響を及ぼす存在になれたりする世界に惹かれるのでしょう」(墨岡先生) また廃人化を防ぐために、石川さんはこんな提案を。 「ベッドには持ち込まないとか、外出から戻ってきたら、1時間は玄関に置くなど、スマホから離れる時間を作ることも大切です。不安を感じている人は、1日に何時間使用したかを1カ月だけでも記録してみましょう」(石川さん) 自分の利用状況を客観的に見ることで、「使いすぎ」に気づき、それが抑制効果を生むという。確かにスマホは便利なものだが、自分が依存しすぎていないか、常にチェックが必要なのだ−−。
2017年06月14日「スマホで1日500円か600円くらい稼げたらいいな。最初はそんな軽い気持ちだったのですが、熱中しすぎて家事も手につかなくなり、子どもたちのこともほったらかしに……。夫からは叱られるやら、軽蔑されるやらで、夫婦関係も危機的な状態です」 そう語るのは、東海地方に住む秋葉紀子さん(40代・仮名)。秋葉さんは小学生の子ども2人を持つ専業主婦。いったい何があったのか? 「異常な行動なのに、自分ではわからないんです」と肩を落とす秋葉さんは、なんと2年半もの間、起床から就寝直前までほぼスマホ漬け。家事も育児もすべて放棄してしまう状態に陥ってしまったという。 「いま、彼女のような状態の主婦は増えています」と、語るのはジャーナリストの石川結貴さん。石川さんはこの春に『スマホ廃人』(文春新書)という著書を出版している。 「スマホへの依存度がどんどん高まっていくと、スマホを片時も手放せなくなります。現実的にやるべきことのほぼすべてを放置してしまう状態になり、社会生活・家族関係に支障をきたすようになりますので、“スマホ廃人”と表現しました。中高生にも増えていますが、私が取材したなかには、主婦たちの例も多かったのです。日中ひとりで過ごす時間の長い主婦だけに、スマホに依存しやすいのだと思います」 冒頭の秋葉さんが、家事の合間の在宅ワークにできればと始めたのはポイントサイト(別名「お小遣いサイト」)だった。人気のものは数百万人のユーザー登録者数を誇っている。サイトによって違いはあるが、「広告を見る」「資料請求する」「アンケートに答える」などのメニューがある。たとえば「広告を見る」というメニューを選び、CM動画を視聴したら10ポイント。初日はお手軽にスマホをいじっているだけで、数百ポイントためることができた。 「ためたポイントによって、ショッピングサイトのギフト券がもらえたり、電子マネーに交換したりできます。『今月は20万円稼いだ』なんて書き込みもあって、私も頑張ろうと思ったのです」(秋葉さん) いつしか秋葉さんの生活はポイント獲得を中心に回っていくようになり、かなりの収入があった月もあった。しかし、落とし穴があった。“無料でお試し”のつもりだったものが、実際には“定期購入”に申し込んでしまっていたのだ。つまり最初の1カ月は無料だが、その後は料金が発生するという契約だったのだが秋葉さんは気づかなかった。 その損失を取り戻そうと、秋葉さんが手を出したのが、「ワーク」というメニューだったという。単価は安いが、指定された文字や文章を正しく入力したり、商品レビューを書き込めば、ポイントを得られるというシステムだ。利用者の入力の正確性を競うランキングもあり、上位者ほど多くのポイントを獲得できる。 「ほかの利用者たちに負けたくないと必死になって、朝起きると、すぐにスマホをつかみ取るようになりました」(秋葉さん) その結果、家事もおろそかになり、スーパーのお総菜ばかりが食卓に並ぶようになった。さすがに夫も気づき、厳しく叱られたが、それにも上の空の“スマホ廃人”状態だったという……。 そんな“スマホ廃人”になる前に、あなたのスマホ依存度をチェックしよう!次のチェックシート項目に、とても当てはまる=4点、当てはまる=3点、当てはまらない=2点、まったく当てはまらない=1点、の点数をつけ、その合計得点で依存状態を知ることができる。 □スマホの使いすぎで、家事や仕事のパフォーマンスが下がった□家族といっしょにいるより、スマホを使っているほうが楽しい□スマホを使えなくなったら、我慢するのが大変そうだ□スマホの利用時間を減らそうとしたが、失敗した□スマホの利用で、家事や仕事で計画したことがうまく進まない□スマホを使えないと、世界が終わったような気分になる□スマホがないと、落ち着かずイライラする□いつもスマホを使っていると指摘されたことがある□やめなくてはと思いながらもスマホを使い続けてしまう□夫や子どもからスマホの使いすぎについて不満を言われたことがある□スマホを取り上げられたり使えないと、パニック状態になる□スマホの長時間利用が習慣化している 【スマホ依存度】合計得点が36点以上の人はかなり深刻な依存状態。33〜35点の人は依存症の一歩手前。32点以下の人はふつうの使用者。 実は依存のきっかけになるのは、何も秋葉さんが登録したような“特別なサイト”だけではない。ダウンロードすれば無料で始めることができるゲームにも、それは潜んでいるという。 「無料という“お得感”が主婦を引き付けるのでしょう。あの手この手でやめられないような仕掛けが潜んでいます。スマホ依存は、依存度が進んでいっても、家族にさえ発覚しづらいのが特徴です。それどころか、レシピを見るわけでもないのにスマホ片手に料理をするようになったり、トイレやお風呂にはいるときにも手放せなくなったりしているにもかかわらず、本人に自覚のないケースも多いのです」(前出・石川さん)
2017年06月14日