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連続テレビ小説『べっぴんさん』の第26週(最終週)は、昭和59年3月。すみれ(芳根京子)は、月に1回のペースでキアリスのお直し部に出勤。紀夫(永山絢斗)は趣味のカメラを片手に隠居生活を送るようになっていた。春休みに入り、さくら(井頭愛海)が11歳になった娘の藍(渡邉このみ)を連れてすみれの家を訪れる。春休みの間はすみれの家で過ごし、塾に通うことになっている藍。すみれの作った大好物のぜんざいをうれしそうに食べる。 そのころ世界の料理店「レリビィ」では、昭一(平岡祐太)が常連客と将棋をしていた。側で、勝二(田中要次)は大きなあくびをしている。「もう、居眠りばっかして」と良子(百田夏菜子)。キアリス退職後、ウエイトレスとして龍一(森永悠希)の手伝いをしていたのだ。カウンター席には、明美(谷村美月)と栄輔(松下優也)の姿が。 そこに、君枝(土村芳)とすみれ、藍がやってくる。「また背高くなったやないか?」と孫の成長を喜ぶ昭一。良子は、40歳になった龍一がまだ独り身なのを愚痴るが、「いろんな生き方があってええんちゃうの?」と明美。栄輔と一緒に暮らし始めて10年、籍を入れていない。「この距離やから10年もうまくやってこれたんやと思う。な?」と栄輔を見るが、どこかしら元気のない栄輔。明日病院で検査を受けることになっていると明美に明かすのだった。 翌朝、藍を塾に送り出したすみれ。いつものように神戸を一望できる高台を歩いていると、仰向けに倒れている藍を見つける。驚き、声をかけると「おばあちゃん、私、寝てしもた」と藍。夕方、帰宅するが、紀夫に塾のことを訊かれても何も答えない。そんな藍は、どこか捉えどころのなく、何を考えているかよくわからない、と紀夫。 この年、キアリスは創業35周年を迎える。健太郎(古川雄輝)は、来月開催する35周年パーティーで発表する銀座店について、社長の武(中島広稀)と話し合っていた。パーティーでは、この春にオープンするキアリスの銀座店のほか、次の人事が発表される。「健太郎くんの社長就任を華々しく飾りたい」と武。10年務めた社長の座を健太郎に譲ることに。そこに、一通の外国からの手紙が届く。 すみれたちは健太郎に呼ばれ、レリビィに集まる。そこで健太郎が取り出したものは、アメリカから送られてきた手紙。差出人にジャスミン・モリスという名が。手紙の中に出てきた「エイミー」という名前を聞いてハッとするすみれ。その名の女性は、靴屋店「あさや」で働き始めたころ、すみれたちにベビードレスを依頼したエイミー・マクレガーだった。「そうしたら、ジャスミンさんはあのときの赤ちゃん?とすみれ。 手紙には、ジャスミンは生まれてすぐにアメリカに戻ったが、母のエイミーはよくすみれの話をし、ベビードレスのことも聞いていると書かれていた。すみれは、母・はな(菅野美穂)の形見のウエディングドレスを切って作ったベビードレスが大事に受け継がれていることを知る。 さらに、エイミーは昨年亡くなったが、すみれに感謝の気持ちを伝えたいという思いから手紙をしたためたとあり、ジャスミンの娘がすみれたちのベビードレスを着ている写真も同封されていた。「あなたが作った世界に一つしかないこのドレスを今度は娘に託します」と。感激する4人は、うれし涙を流す。 その晩、紀夫とすみれと藍は、ジャスミンの娘の写真を見ながら語り合う。「べっぴんやな」と紀夫。その写真をじっと見つめる藍は、棚の上に飾られている写真を見渡し、すみれと紀夫の結婚式の写真に目を止める。赤ちゃんが着ているドレスが、すみれのウエディングドレスと同じものだと気づいたのだ。「すごいなあ、写真って」と目を輝かせる藍に、写真は、誰かの幸せや喜びの瞬間を切り取って、一生、残しておくことができると語る紀夫。写真に興味を持ち始めた藍に大切にしていたカメラをプレゼントする。 翌朝、なかなか起きてこない藍を起こしに、藍の部屋に入る紀夫。机にふせったまま眠る藍の傍らにバラバラに解体されたカメラと大量の部品が転がっているのを発見し、驚く。「なんでこないなことを!」とめずらしく声を荒げる紀夫。すみれは、その様子を見て、声を失う。「ごめんなさい」と俯く藍。 その日の昼、すみれのもとに「藍が塾に来ていないとの連絡が入る。すでに数日間も塾に通っていなかったことがわかり、心配するすみれと紀夫、さくら(井頭愛海)たち。いつも通り夕方には戻ると信じて待つものの、夜になっても帰りがない。警察に連絡し手分けして探すことになるが、すみれは一人自宅で待機することに。藍の無事を必死で祈るすみれだったが、ふと懐かしい声が聞こえてくる。声をする方を振り返ると、そこには、父・五十八(生瀬勝久)とはなの姿があった。 「大丈夫や、そのうち帰ってきよる」と五十八。藍のことで悩んでいると話すすみれに「そら悩むやろなあ。あの子はすみれにそっくりやからな」としみじみと語る。すみれは、つかみどころがなく、何を考えているのかよくわからない子で、そうかと思えば、急にしっかり物を言う子だったと振り返る五十八。そんなすみれは芯の強い子だったと話すはなは、「辛抱強く、藍の話を聞いてあげて、心の声を」と助言する。 そこに、姉・ゆり(蓮佛美沙子)が現れる。「ゆりも、よう頑張ったね」と声をかけるはな。すみれ共々、「目には見えなくても、ずっと見守ってるよ」と優しく微笑む。「お前らは、お父さん、お母さんのべっぴんや!」と五十八。 行方不明だった藍が家に戻ってくる。しかし、どこにいたのか、なぜいなくなったのか訊ねても、何も答えようとしない藍。そんな藍にすみれは自分が子どものときに、針と糸に興味があったあまり、父の靴をバラバラにしてしまったエピソードを語る。そして、それを聞いた藍は、心に秘めていた気持ちをすみれたちに伝え始めるのだった。 「カメラの中はどうなっているんやろうって、なんであんなふうに写真に残すすごいことができるのやろうって思って。気になって気になって」と藍。さらに、塾は友だちが行っているから自分も行きたいと思ったが、実際、通ってみると行きたくなくなったと謝る。そんな藍に好きなことを見つけて、一生懸命頑張って欲しいと語るさくら。紀夫は、写真を見て、坂東家の人々の優しさや幸せを感じることができた藍の心は豊かだと言い、「その心をずっと持ち続けなさい。それがおじいちゃんとおばあちゃんの願いや!」と藍の背中を押すのだった。 栄輔の検査結果が出る日。レリビィで明美たちを待っていたすみれたちは、良性のポリープで、薬で治療できると聞き、安堵する。そんな4人に死を覚悟し、今後のことを考えたと明かす栄輔。突然、「結婚せえへんか?」と、明美にプロポーズする。思いがけない言葉に驚く明美だったが、準備してきた指輪をはめる栄輔の思いを素直に受け入れる。「素敵よ!」と感激するすみれたち。 すっかりカメラの魅力にとりつかれた藍に、すみれは明美と栄輔の記念写真を撮って欲しいと頼む。張り切る藍は「めっちゃいい写真!と会心の笑みを。「いっぱしのカメラマンやな」と紀夫。すると今度は、良子が4人を撮って欲しいと言い出し、すみれ、良子、君枝、良子は、楽しそうにカメラに収まるのだった。 後日、お礼として藍のために写真入れを作ろうと話し合うすみれたち。再び、べっぴん作りに取り掛かる。昔のように、君枝がデザインを描き、良子の作った型紙に合わせて、4人で選んだ布を裁断。そして四葉のクローバーを葉っぱ1枚ずつ、順番に刺繍していく。ひと針、ひと針、それぞれの思いを込めて丁寧に針を通す姿は戦後、「ベビーショップあさや」を始めたころと同じ。 また、変わらないものといえば、すみれの口癖だ。完成した刺繍をうれしそうに見つめる3人を見て、「なんか、なんかな……」と始まる。君枝が「なあに?」と訊ねると、「青春やねえ」と微笑むすみれ。そんな4人を、あの人が今でも見守っている。レリビィの棚のいちばん上には、今でも麻田(市村正親)の写真が飾られていた。 高台にある野原で、すみれがいつものように街を眺めていると、そこに紀夫が通りかかる。ここは、かつて紀夫が女学校時代のすみれに恋した思い出の場所。紀夫が声をかけると、すみれは「近ごろはこれまでのことをいろいろ思い出すと語る。静かに生まれ育った街を見渡す2人。いつしかぽろぽろと涙を流すすみれが「私にとって紀夫さんはたった一つの光る星やわ」と語ると、自分にとってもすみれは「たった一つの光る星や」と紀夫。2人は肩を寄せ合い、幸せそうに笑うのだった。 そうして、藍に写真入れをプレゼントするすみれたち。カメラと四葉のクローバーの刺繍が入った手作りの写真入れをもらって喜ぶ藍に、すみれは、クローバーの4枚の葉にはそれぞれ意味があり、これからの藍にとても大切なことだと語る。「勇気、愛情、信頼、希望。それが全部そろうと幸せになれるの。忘れんとってね。大人になっても」とすみれ。 キアリスの創業35周年の式典が無事に終わり、社員とその家族をはじめ、長年、キアリスを応援してきたし人たちがレリビィに集う。久しぶりの再会に、会話を弾ませる人々のなかで、すみれたち4人のもとにやって来る藍。「学校の友だちにあげたくて。みんな、いいな、欲しいなって」と、写真入れをもっと作って欲しいと頼むのだった。藍のクラスメイト全員の分を作ると約束するすみれたち。 やがて、宴もたけなわ、良子たちがアルバイトの春香のテキパキとした働きぶりを褒めると、「ええ子やろ。お母ちゃんの娘になる子や!」と龍一。その隣で照れくさそうに笑う春香を見て、これは結婚宣言だと悟る良子。「ついに龍が!」と感激のあまりその場に倒れこむ。 祝福ムードに包まれるなか、さくらが赤飯のおむすびの入った重箱を栄輔に差し出す。「これは、昔、栄輔さんが私たちのために用意してくれた小豆です」とさくら。かつて、特別なときのためにとって置こうと、喜代がお手玉に入れて保存していた小豆で作ったと話す。「うまいなあ」と涙がこらえて微笑む栄輔。 一方、社長を退く武を労う紀夫たち。「こげな大役を務めさせてくださって、本当にありがとうございました」と深々と頭を下げる武は、就職先にキアリスを紹介してくれた潔に「たくさんの素敵なご縁をくださった」と礼を言う。それは武の実力だと潔に対し、「人としての魅力や!」と武を讃える紀夫。中西(森優作)と阿部(上川周作)は、歌うことが好きな武にカラオケをプレゼントする。 すみれたちは、藍との約束どおり、クラスメイトの写真入れを作り始める。21人それぞれの好きなものを藍から聞き出し、その子に合った刺繍を考える4人。やがて、自分以外のキアリスメンバーに写真入れを作って交換することを思いつく。 レリビィでウエイトレスの手伝いをする良子にはエプロンを、ずっとデザイン画を描いてきた君枝には、色鉛筆をあしらった「KIMIE」の文字を、明美には花を散りばめた可愛らしいハートを、そしてすみれには、名前のすみれの花、とそれぞれに刺繍しした写真入れを完成させる。 そうして、神戸を見渡すクローバーの丘に、すみれ、紀夫、さくら、藍、家族が集まる。はなから受け継いだ刺繍用品を入れたバスケットを広げ、さくらに刺繍を教えるすみれ。そこに、サイドカー付きのバイクで乗って潔とゆりが現れる。「おばあちゃん、四つ葉のクローバーをみつけたよ!」と藍の声。すみれは、四つ葉のクローバーを青空にかざすと、幸せそうに見つめるのだった。
2017年04月02日「当時、若い女性の見るドラマ枠がフジにはありませんでした。そこで、それまでバラエティの『欽ドン!』を放送していた月曜9時をドラマ枠にしたのです。参考にしたのは、TBSの『男女7人夏物語』でしょう。TBSが開拓した恋愛路線を、勢いのあるフジテレビが奪って成功したわけです」 こう話すのは、中川右介さん(作家・編集者)。入手できうる映像はすべてチェックするなど、綿密な取材を重ね、『月9101のラブストーリー』(幻冬舎新書)も上梓している。ある時は“トレンディ”な俳優たちの恋模様にヤキモキし、またある時は両親を失った6人きょうだいたちの強い絆に涙を流し……。’17年4月に30周年を迎える「月9」。そんな輝かしい歴史を中川さんの解説で振り返ってみよう。 始まりはテレビ局が舞台の「業界ドラマ」だった! まだ「月9」という愛称すらなかった’87年4月に始まった『アナウンサーぷっつん物語』。ブームになっていた女子アナを岸本加世子が演じて話題を呼んだ。 「フジテレビがそのまま舞台となった恋愛ドラマ。本物のアナウンサーや『オレたちひょうきん族』の出演者が実名で登場し、バラエティに強いフジならではの“突き抜けた感”はありました」 【第2期】『びんびん』で「月9」の礎を築いた田原俊彦と野村宏伸 ’87年8月からスタートしたのが、3作目の『ラジオびんびん物語』。その後、主演の田原俊彦は共演の野村宏伸と『教師びんびん物語』に出演。初めて平均視聴率20%台を記録するなど、初期の月9をけん引していった。 「田原は’80年代のトップアイドルでしたが、レコードの売り上げが下がってきていた。ドラマでアイドルが成功する大きな前例となったのが『ラジオびんびん物語』です」 【第3期】W浅野がけん引するトレンディドラマの量産! ’88年の『君の瞳をタイホする!』は浅野ゆう子が主演。このドラマを皮切りに月9の代名詞でもあるトレンディドラマが生み出されていった。そして3年後の’91年、浅野温子主演の『101回目のプロポーズ』が最高視聴率36.7%を記録。まさにトレンディドラマは絶頂期を迎えた。 「トレンディとは流行の先端という意味ですが、そこから転じて“華やかな都会を舞台とした若い男女の多重恋愛物語”として認識されるようになります。当時、月9のプロデューサーだった大多亮さんが『物語上の必要性からロケ地を決めるのではなく、話題になっている場所や若い人が集まっている場所を選んでロケ地にした』と語っています」 【第4期】野島伸司、坂元裕二……花開く「月9」が育んだ脚本家たち フジが新しい脚本家を発掘する目的で’87年に創設したのが「ヤングシナリオ大賞」。第1回の大賞は坂元裕二、第2回は野島伸司が受賞した。月曜の夜は銀座からOLが消えたというほどの大ヒット作『東京ラブストーリー』(’91年)は坂元裕二脚本。鈴木保奈美演じるリカの“男のコ”っぽいセリフまわしは一部では反感も読んだが、新鮮な印象を残した。 「野島伸司脚本の『ひとつ屋根の下』(’93年)は、歴代1位の最高視聴率37.8%を誇っていますが、この年、彼はTBSでも『高校教師』をヒットさせています。まさにフジが生んで育てた脚本家が花開いた時代でした」 【第5期】女性プロデューサー&脚本家の時代に突入! 中山美穂が主演した『For You』(’95年)は、後に数多くのヒット作を手がけることになる栗原美和子の、初の単独プロデュース。脚本は中園ミホと小野沢美暁の女性タッグだった。 「W浅野、鈴木保奈美までは“女性が憧れる存在”でしたが、それは同時に、男性が作り出した女性像でもありました。それが女性のプロデューサーと脚本家によって等身大のヒロインを作り出すことに成功しました」 【第6期】「月9」最大のヒーロー木村拓哉がついに登場! ’93年、『あすなろ白書』の取手治役で木村拓哉が月9に初登場。2作目の出演となった『ロングバケーション』(’96年)は、山口智子との共演で平均視聴率29.6%。当時の歴代1位となった。 「その平均視聴率1位を更新したのは、やはり木村拓哉で’97年の『ラブジェネレーション』。そしてそれを抜いたのもまた木村が主演の『HERO』(’01年)。まさに木村こそ月9の申し子のような存在なのです」 【第7期】異色の作品『西遊記』など、なんでもありの「月9」に! ’00年代後半になると、香取慎吾主演の『西遊記』など、ドラマとしては変化球が目立つようになる。 「月9が視聴者のメインターゲットにしていた若い女性層が、夜9時に帰宅しなくなったのかもしれません。そこでより広い層を狙う企画も出て、成功することもありました。でも王道は恋愛ドラマであるべきだと思いますが。テレビをリアルタイムで見る人そのものが減っているのは止めようがありません。そんななかで月9が曲がり角に来ているのは事実でしょう。しかしこの30年間、時代を映す鏡としての存在はけっして色褪せていません。これからも常に時代に寄り添って、50年、60年と、テレビがある限り続けていってほしいドラマ枠です」
2017年04月02日ある時は“トレンディ”な俳優たちの恋模様にヤキモキし、またある時は両親を失った6人きょうだいたちの強い絆に涙を流し……。移り変わりの激しいテレビ業界で、つねに話題を提供してきたフジテレビのドラマ枠「月9」が’17年4月に30周年を迎える。 30年にわたるその歴史のなかでは、驚くべきエピソードもたくさん生まれている。そんなトリビアを、『月9101のラブストーリー』(幻冬舎新書)の著者・中川右介さんとともに振り返っていこう。 ■スタート当初は撮影優先の鉄則から、ゲリラ撮影がひんぱんに行われていた 『君の瞳をタイホする!』(’88年)では、陣内孝則の演じる沢田刑事がシングルマザー役の浅野ゆう子にプロポーズし、彼女の娘が「空いっぱいを風船にして」というシーンがあった。 「風船を飛ばすロケは目黒の西郷山公園で行われたのですが、許可を取らずに撮影していたため、職員が止めにやってきたそうです。スタッフともめている間に撮り終えてしまうという離れ業でした」(中川さん・以下同) ■ドラマで初めて専属スタイリストを起用した ’88年当時、ドラマの衣装は衣装部がそろえていた。しかし、月9の大多亮プロデューサーは『最先端のブランド物を着せたい』という発想から外部のスタイリストを起用。その最初の作品が『君の瞳をタイホする!』だった。 「陣内扮するヒラの刑事が高級ブランド・ヴェルサーチの洋服を着用。『刑事の薄給でありえない』との声も出ましたが、それがトレンディドラマの王道になっていきます」 ■「月9」のライバルはドラマではなくNHKのニュースだった いまでもそうだが平日9時はNHKのメインニュース枠。当然、世の中を騒がすような事件が起きると、ドラマよりニュースを見る人が増えてしまう。それは月9といえども例外ではなく、NHKニュースが、視聴率アップのための最大のライバルだったというのだ。 「’95年には、阪神・淡路大震災や地下鉄サリン事件など、大きなニュースが立て続けに起きましたから、少なからず影響はあったはずです。ただ’85年から『ニュースステーション』(テレビ朝日系)がスタート。ニュースは10時からそちらを見ればいいという空気が生まれてきたのも、『月9』にとっては追い風になったと思います」 ■主題歌でいちばん売れたのは『君がいるだけで』 大多プロデューサーはトレンディドラマのスタイルとして「ロケ地・衣装・音楽」の重要さを挙げている。 「トレンディドラマの最高峰ともいうべき『東京ラブストーリー』で、盛り上がる場面ではこれでもかと流された小田和正の『ラブ・ストーリーは突然に』に代表されるように、主題歌も大ヒットが相次ぎました」 ■『ロングバケーション』と『SMAP×SMAP』の初回放送日は同時だった ’96年4月、フジテレビは14年ぶりといわれる大幅な番組改編を行った。その柱の1つが月曜夜10時からの新番組『SMAP×SMAP』。人気絶頂のSMAPと月9を連動することで、若い女性層を2時間、くぎ付けにしたいという思惑だった。 「もちろん月9でもそれに合わせて木村拓哉主演の『ロングバケーション』を放送。初回の『ロンバケ』が30.6%、『スマスマ』が22.4%という高視聴率を上げ、フジテレビのもくろみはズバリ当たったというわけです」 ■平均視聴率トップ3はすべて木村拓哉と松たか子の共演作 月9の平均視聴率のトップ3は『HERO』34.3%、『ラブジェネレーション』30.8%、『ロングバケーション』29.6%となっている。 「松たか子は『ロンバケ』では木村拓哉演じる瀬名の音大の後輩で典型的なお嬢さまの役を好演しました。当時はまだ無名に近かったのですが、歌舞伎役者・松本幸四郎(当時)の娘で、リアルな“お嬢さま”だったことが報じられると、さらに人気が。そして『ラブジェネ』『HERO』では、木村の相手役に。視聴率の絶頂期だったこともありますが、役者としての2人の相性がよかった。そのため視聴者の好感度も抜群でしたね」 近年、若い女性のドラマ離れが指摘されるが、『逃げるは恥だが役に立つ』(TBS系)のように、まだまだテレビドラマには社会現象を巻き起こすだけの力がある。ぜひ次の「月9」に期待したい。
2017年04月02日「たとえば『東京ラブストーリー』だと、人通りの多い表参道でのロケも平気でやっていました。当時は私もプロデューサーも脚本家もみんな若かったから、そんなむちゃなことも『やっちゃおう』で実現できたんですよ。そんな現場の熱気がそのままドラマに表れていたと思います」 そう語るのは、永山耕三さん(60・役員待遇エグゼクティブディレクター)。’17年4月に30周年を迎えるフジテレビのドラマ枠「月9」。永山さんはフジテレビ入社後、’86年に編成制作局へ。’90年代を代表する月9の『東京ラブストーリー』『ひとつ屋根の下』『ロングバケーション』などの演出を担当してきた。とくに思い入れが深いのはやはり’91年の『東ラブ』だとか。 「『東ラブ』は柴門ふみさん原作コミックのドラマ化です。原作を読めば、カンチ(織田裕二)とリカ(鈴木保奈美)が最終的には別れるってことはわかるわけですが、撮影中に女性スタッフの1人から『別れさせないで』って直訴されました(笑)。あんな経験は演出家として最初で最後ですね」(永山さん・以下同) じつは永山さん自身も別れさせないことを考えたという。 「最後から3回くらい前を撮っているときかな、プロデューサーの大多亮に『このまま2人をいっしょにしたらどうか』と提案しました。でも大多は最初から『別れさせる』と決めていたようで、覆りませんでした(笑)」 『ロンバケ』(’96年)で瀬名(木村拓哉)と南(山口智子)が住んでいた隅田川沿いの古いビル。そのロケ場所を見つけてきたのは永山さんだった。 「撮影をしていることが周囲に知れわたってしまい、隅田川の対岸まで人だかりが。あんな騒動になるとは想像もしていませんでした。ちなみに『ロンバケ』のラストシーンはボストンという設定なんですが、実際の撮影地はロンドン。SMAPがロンドンでプロモーションビデオを撮ると聞き、便乗して風景の似ているロンドンで撮影することに(笑)。いまではいい思い出ですね」 この最終回の視聴率は36.7%(「月9」歴代3位)を記録した。 「すでにビデオ録画は普及していましたが、それでもドラマはリアルタイムで見る人が多かったんですよ。作っている側も、一度放送されれば消えてしまうものと感じていました。ドラマとの“一期一会”という思いが、あの視聴率を生んだ気がしますね」
2017年04月02日体調不良で休養していたフリーアナウンサーの小林麻耶(37)が1日、ブログを更新し、「4月から少しずつ仕事を再開させていただくことになりました」と復帰を報告した。ブログの読者からは「おめでとうございます!応援してます」とコメントが殺到している。 『新年度スタート』というタイトルで更新された記事で、「今日から4月!! 新年度スタートですね。気持ちを新たに進んでいきたいです」と明るく綴った麻耶は、「新入生、新社会人の皆様、おめでとうございます」と読者へメッセージを送った。 つづけて「ブログの読者登録の方にはご挨拶させて頂いたのですが、4月から少しずつ仕事を再開させていただくことになりました」と復帰することを改めて報告。また、3日放送のフジテレビ系『バイキング』で、同番組司会の坂上忍(49)と対談するVTRが放送されることをも告知した。 「これまでブログや街中でたくさんの声をかけていただき、時には胸のうちを開いてくださり、ありがとうございました。励ましや応援に力をいただき、おかげさまで、体調も戻りました」と読者へ感謝を述べ、「ご迷惑をおかけしてしまうということは二度とないよう、自分をきちんと把握し、復帰を言えるくらい仕事が出来るよう、一日一日を大切に過ごしていきたいと思います」と前向きに綴った。 読者からは「おめでとう!」「無理しすぎないでください」「応援してます」とコメントが寄せられている。 麻耶は、昨年6月1日に所属事務所を通して体調不良による休業を発表していた。
2017年04月01日アメリカの大統領選挙では、必ず予期しない大きな出来事がある。しかし、2016年の大統領選ほど「前代未聞」という表現が似合う選挙はなかった。トランプの当選である。 トランプは「とてもひどい」などといった小学校で学ぶ程度の単純な語彙だけを使ってオバマ大統領をけなし、ライバル候補を揶揄し、マイノリティや移民を非難して群衆を湧かせた。 なぜトランプは支持されたのか?主な支持層である地方の白人労働者の怒りや不信感の実態を、当事者が初めて語る。 ※ 私は「ラストベルト(さびついた工業地帯)」と呼ばれる一帯に位置する、オハイオ州の鉄鋼業の町で貧しい子ども時代を送った。記憶をどれだけさかのぼってみても、当時から現在にいたるまで、その町は、仕事も希望も失われた地方都市であることに変わりはない。 控えめに言っても、私と両親との関係はかなり複雑だった。一方の親は、私が生まれてからずっと薬物依存症と闘っている。私を育ててくれた祖父母はどちらも高校を卒業しておらず、カレッジを卒業した親類もほとんどいない。 統計資料によれば、私のような境遇に育った子どもは、運がよければ公的扶助を受けずにすむが、運が悪ければヘロインの過剰摂取で命を落とす。昨年、私の故郷の小さな町で何人もが亡くなったように。 私自身も、将来に望みのない子どものひとりだった。高校では落第しかけ、この町では誰もが抱く、怒りやいらだちに屈しかけていた――。 私は1984年の夏の終わり、オハイオ州のミドルタウンで生まれた。この町には製鉄企業「アームコ」があり、祖母がよく言っていたように、「アームコがこの町をつくった」。 実際、町のまともな公園や施設は、多くがアームコの資金でつくられた。主要な地域組織では、役員にアームコの関係者が名を連ね、アームコは学校に資金援助もしていた。それに、ミドルタウンの住民が何千人も雇用され、私の祖父のように、学校教育を受けていない人でも、かなりの給料をもらっていた。 1980年代のミドルタウンには、とても美しい自慢の市街地があった。にぎやかなショッピングセンターや、第二次世界大戦前から続くレストランがあり、製鋼所でのきつい一日を終えた祖父のような人たちが集い、ビールを一杯(あるいは何杯も)引っかけられるバーもいくつかあった。 だが、いまやショッピングセンターのほとんどは空き店舗になっていて、最後に見たときにはハンバーガー店とディスカウント食料品店、バイキング形式の中華料理店があるだけだった。この光景はめずらしいものではない。 ミドルタウンの市街地は、アメリカの産業の過去の栄光を示す遺物になりはてたのだ。市街地の中心部、つまりセントラル・アヴェニューとメイン・ストリートが交差するところですら、窓ガラスが割られた廃店舗が列をなしている。 目抜き通りからほど近いところに、ソーグ家の屋敷がある。ソーグ家は19世紀にさかのぼる有力で裕福な一族で、ミドルタウンで大きな製紙工場を経営していた。かなりの額を町に寄付し、地元のオペラハウスには一族にちなんだ名がつけられているほどだ。ミドルタウンがアームコを誘致できるほど立派な町になったのも、ソーグ家のおかげだといえる。 ソーグ家の屋敷は、文字どおりメイン・ストリートに面している。同じ通り沿いには、その昔、ミドルタウンの全盛期に富裕層が住んでいた、ぜいたくな家がずらりと並んでいるが、そのほとんどが朽ち果てている。いまでも使われている建物といえば、ミドルタウンの最貧困層用に、建物のなかを区切って共同住宅にしたものばかり。 ここは、かつてはミドルタウンが誇る通りだったが、いまや薬物依存者と売人の待ち合わせ場所になった。暗くなったら近づかないほうがいい。このような変化は、貧困地域に住む白人労働者階層の数が増加したことによる。1970年には、白人の子どもの25%が、貧困地域に住んでいた。それが2000年には40%にまで上昇した。いまは、ほぼ確実にさらに高くなっているだろう。 歴代の市長たちは、ミドルタウンの市街地を再生しようと試みてきたが、むなしい努力に終わっている。再生の取り組みは、いつだって無駄な努力だった、と私は思う。人々が去っていくのは、市街地におしゃれな文化的スポットがないからではない。ミドルタウンには、消費者が十分にいないから、おしゃれな文化的スポットのほうが去っていくのだ。ではなぜ、金払いのよい消費者がいないのか。消費者を雇用するだけの仕事がないからだ。 私は白人にはちがいないが、自分がアメリカ北東部のいわゆる「WASP(ホワイト・アングロサクソン・プロテスタント)」に属する人間だと思ったことはない。 そのかわりに、「スコッツ=アイリッシュ」の家系に属し、大学を卒業せずに労働者階層の一員として働く白人アメリカ人のひとりだと見なしている。そうした人たちにとって、貧困は、代々伝わる伝統といえる。 先祖は南部の奴隷経済時代に日雇い労働者として働き、その後はシェアクロッパー(物納小作人)、続いて炭鉱労働者になった。近年では、機械工や工場労働者として生計を立てている。 アメリカ社会では、彼らは「ヒルビリー(田舎者)」「レッドネック(首すじが赤く日焼けした白人労働者)」「ホワイト・トラッシュ(白いゴミ)」と呼ばれている。こうした貧困に沈む白人たちが、トランプ大統領を支持したのだ。 ※ 以上、『ヒルビリー・エレジー~アメリカの繁栄から取り残された白人たち』から引用しました。
2017年04月01日「NHK『朝ドラ』で、お笑い芸人がキャラクターの強さを発揮したのは、『澪つくし』の明石家さんまさんが初めて。これは、朝ドラの歴史のターニングポイントになりました」 こう語るのは、『大切なことはみんな朝ドラが教えてくれた』(太田出版)の著者で、ドラマウオッチャーの田幸和歌子さん。バラエティ番組やドラマ、情報番組のコメンテーターまで、いまテレビで見ない日はないほど出ずっぱりのお笑い芸人たち。その出演の幅は朝ドラまでに広がっている。 「さんまさん出演以前にも、コメディアンや喜劇俳優は昔から出ていました。『てんぷくトリオ』の伊東四朗さんは、三波伸介さんが亡くなった翌’83年『おしん』の父親役に抜擢され一躍人気を博しました」(田幸さん・以下同) そして’85年、『オレたちひょうきん族』で一世を風靡していた明石家さんまが、『澪つくし』に初登場し話題に。 「脚本家のジェームス三木さんがキャラクターを生かしあて書きをした、関西出身のお調子者・ラッパの弥太郎役で登場し、大人気になります。でも実はメインの物語には絡んでいません。1人、笑いのパートを担い、ドラマのなかの『息の抜きどころ』になっていました。ただ彼が、NHKの拘束時間の長さから『早く殺してくれ』と訴えて、後半は出番が減ったんです」 そして、片岡鶴太郎、山田邦子といった人気芸人たちが続けざまに朝ドラに登場し、いくつかの「定番キャラ」を作り上げていった。田幸さんが、芸人俳優の主な“役割”のタイプを解説。 【1】ヒロインを見守り続ける“サポーター”役 「『チョッちゃん』(’87年)の片岡鶴太郎さんや、『純ちゃんの応援歌』(’88年)に出た笑福亭鶴瓶さんは恋の相手にはならないキャラに加えておどけた役を担い、この作品で全国区の人気になりました。この流れは、『カーネーション』(’11年)で、尾野真千子と丁々発止でやりあったほっしゃん。(現・星田英利)へ、さらには『あさが来た』(’15年)の、友近さんへ引き継がれていきます」 【2】ヒロインに厳しい“よき理解者”役 「口うるさく、型破りなヒロインをすぐに怒る厳しい女性を演じたのは、『あぐり』(’97年)での山田邦子さん。その後、温かな理解者へ変わります。彼女は『ノンちゃんの夢』(’88年)にも出演していましたが、『あぐり』でのキャラクターは革新的。これは、『花子とアン』(’14年)の先輩役の近藤春菜さんが受け継いでいます」 【3】大阪・沖縄……舞台の「象徴」役 「大阪が舞台となっている作品は、ヒロインはじめ大阪弁に苦労する人も多いですが、関西の芸人にとっては、言葉の壁がありません。『ふたりっ子』(’96年)の宮川大助・花子、さらには沖縄が舞台の『ちゅらさん』(’01年)のガレッジセールなど、出ているだけで、瞬間的にその土地の空気感を表現してくれるんです」 【4】芸人キャラのまま!“ピンポイント”出演 「『つばさ』(’09年)の麒麟の川島さんが声を生かしDJに。ますだおかだの増田英彦さんは、『だんだん』(’08年)に本人役で司会者として登場。千原せいじさんは、『おひさま』(’11年)で“キモキャラ”の男性役と、芸人のキャラありき!特に多くの芸人が出演した『あまちゃん』(’13年)と『まれ』(’15年)は、ピンポイントでの出演が多かった」 【5】役者顔負けの“演技派” 「片岡鶴太郎さん、原田泰造さんは、役者としてすでに力のある人。意外だったのは、いかりや長介さん。大河『独眼竜政宗』(’87年)、朝ドラ『おんなは度胸』(’92年)から、どんどん演技派俳優になっていきました」 近年は、原点のさんまのように、芸人のキャラを生かしての、あて書きに近いキャラが増えていると田幸さん。 「『まれ』では、その個性そのままの頼りない先輩パティシエ役にドランクドラゴンの鈴木拓さんと、キャラとのギャップを生かし真面目な公務員を演じた板尾創路さんの両極のあて書きを楽しめました」 いよいよ4月3日から放送開始の『ひよっこ』には、メインキャストとしてエレキコミックのやついいちろうが出演。芸人俳優にも注目だ。
2017年04月01日「僕はコントや舞台を長年やってきましたが、ドラマの経験はほぼないので、まさか、自分が朝ドラに出られるとは思っていませんでした。本当に出演が決まったのかという疑いも深くて、衣装合わせをするまでは人に言うまいと親にも言いませんでした(笑)」 そう話すのは、4月3日にスタートするNHK連続テレビ小説『ひよっこ』に、コックの井川元治役で朝ドラに初出演する、やついいちろうさん(42)。’97年にお笑いコンビ「エレキコミック」を結成。強烈なキャラクターでボケまくるコントが特徴だ。今回彼が演じる元治は“サボり癖”のあるコック。出演のきっかけは、本作のドラマスタッフが、やついさんの舞台を見に行ったことだ。 「僕がやっていたものを見て、朝ドラに呼んでいただいたんです。現場に入ってからは一つ一つ学んでいる感じです。いちばん緊張したのは、衣装合わせのとき。ぽつんと1人でいる僕が、監督やスタッフさん20〜30人に囲まれて、品定めされている感じがして怖かった(笑)」 やついさんが主に出演するシーンは、有村架純が演じる谷田部みね子が通う、赤坂「すずふり亭」という洋食店のシーン。唯一の不安は、ふだんぜんぜんすることのない「料理」の場面だと苦笑い。 「演技は、間を外さず言えばなんとか進みますが、料理はごまかしききませんからね。なんとか撮影方法でフォローできないか考えてもらっています」 元治は、後輩コックの秀俊にやたら厳しく、仕込みなど面倒なことをすぐに押しつけようとする。元治について、やついさんはこう語る。 「元治は自分に甘く、実力とのズレもお構いなく、自分を過大評価する。努力したくないけど尊敬されたいと、悪い意味でもいちばん人間くさいんです。見ていて『あいつ嫌だ』と思うかもしれませんが、『元治みたいなやついるよな〜』という面白さを出せればと思います」 主演の有村とは、舞台裏でこんなやりとりが−−。 「有村さん、かわいいですね。茨城弁も完璧なんです。撮影が始まったばかりで話す機会も少ないですが、『おすしが好き』だとおっしゃっていたので、休憩中はおすしの“ネタ”をふっています(笑)」 現場には、洋食店店主を演じる宮本信子、その息子で料理長役を務める佐々木蔵之介と、ベテラン実力派が顔を並べている。 「それでも萎縮することなく、リハーサルでも『これはこう思うんです』と、言いやすい空気感があり、僕の意見もちゃんと聞いてもらえて、『じゃあそれでいってみようか』とノってもらえる。撮影では台本を超えて、みんなアドリブで演技しあったりしています。宮本さんも、蔵之介も、みんなが、作品をよくしようという気持ちが自然に出ているんです」
2017年04月01日安倍昭恵夫人とのメールで、にわかに注目を集めているのが籠池泰典理事長の妻、諄子氏(60・塚本幼稚園幼児教育学園副園長)だ。マスコミの取材を正式に受けるのは今回、初めてとなる。 「昭恵さんと最初にお会いしたのは平成26年3月、ホテルの和食店で。瑞穂の國記念小學院の話をしたところ『すばらしい』と感想を述べられました」 今年2月、その建設予定地が、格安で払い下げられていることが明らかになると、昭恵夫人は務めていた小學院の名誉校長職を辞任した。 「2月23日、総理の秘書が一方的に昭恵さんの辞任届を送ってきました。後日、昭恵さんの秘書に辞任の件を話したら『えっ!』と驚いて。つまり昭恵さん本人は、辞めたことを知らなかったんです。昭恵さんはそのあとも2月28日だったか、『私は今でも名誉校長をしたいと思っているんです』と、電話で私に言ってくださいました」 3月24日、昭恵夫人はメールのやり取りを自民党に提供。SNSで、籠池理事長の証言について否定した。 「昭恵さんが今になって手のひらを返したのは、仕方ないです。私と同じで『夫を立てなければならない』と日ごろからおっしゃっている方だから。名誉校長を続けたくても、総理に迷惑がかかっては、と思ったんでしょう。 でも、こちらはこんな苦労しているのに『○○に行きました』なんてメールが来ると、のんきでええなーって思ってしまいます。やはり政治家の妻。一般の社会とは違う壁があったんかなー、いまさらながら、そんな気がするんです」 気丈に振る舞う諄子氏だが、地元の大阪ではつねに周囲の目にさらされている。この日も取材と移動で一日が費やされ、ゆっくり食事をする余裕すらなかった。別れ際、崎陽軒のシウマイ弁当を手渡すと「こんなおいしいもの、ありがとう。元気が出るわ…」と、涙を浮かべ喜んでくれた。その素顔は、よくも悪くもサービス精神あふれる、大阪のオバチャンだった。(週刊FLASH 2017年4月11日号)
2017年04月01日「昼寝を後ろめたく感じている人も多いかと思いますが、とんでもない話です。むしろ昼間に効果的な仮眠をとったほうが、仕事も家事も効率よくできるようになります。前夜に十分な睡眠がとれていないと、睡眠物質である神経ペプチドやサイトカインがたまってしまい、仕事の効率が下がり、ミスが増えることがわかっています。そのため、昼休みに積極的に仮眠を勧める企業もあるほどです」 こう昼寝の効能を説くのは、『パワーナップ仮眠法』(フォレスト出版)の著者で、雨晴クリニック副院長の坪田聡医師。仮眠の効果は、NASA(アメリカ航空宇宙局)のレポートでも報告されている。 「宇宙飛行士を対象に、昼に26分の仮眠をとってもらったところ、認知能力が34%、注意力は54%も向上したそうです。“パワーナップ”と呼ばれるこの昼寝効果は、アメリカでは常識となっています。世界有数のIT企業であるグーグル社やアップル社、マイクロソフト社でも、オフィスに仮眠スペースを設けるなど昼寝を推奨しているのです。国内でも厚生労働省が’14年に発表した『健康づくりのための睡眠指針』の中で《午後の短い昼寝で眠気をやり過ごし能率改善》と、昼寝を推奨しています」(坪田医師・以下同) 家や学校でつい居眠りしてしまい怒られる、話題の映画『ひるね姫』の主人公・森川ココネに限らず、昼間の眠気に悩まされる女性は多い。 「そもそも体内時計のリズムでは深夜2〜4時と、午後2〜4時とに眠気のピークがやってきます。午後になると眠くなるのは当たり前なのです。さらに女性の場合は、生理周期によって睡眠の質が下がり、昼間でも眠くて仕方なくなることがあります。50代の女性は、睡眠に対して不満をもちやすくなるともいわれています。閉経によるホルモンバランスの変化や、子育てを卒業したことによる喪失感など、不安定な要素が多くなる年齢だからです。更年期障害などによって夜によく眠れない方なども、昼寝を生活習慣に取り入れることで、ストレスや不満の解消が期待できます。また、毎日昼寝をすると、認知症になる確率が5分の1になるという研究報告さえあるのです」 そこで、坪田医師が上手に昼寝をするための5カ条を伝授! 【1】昼寝は午後3時までに 「昼寝にはもっとも大切な夜の“本眠”を先取りする効果もあります。そのため夕方以降に仮眠すると、夜に寝付きが悪くなるなどの悪影響が出る恐れがあるため、昼寝は午後3時までに終わらせる必要があります」 【2】昼寝時間は20分以内 「昼寝は短くても効果がありますが、長く深い眠りに入ってしまうのは逆効果。頭も体も重くだるくなってしまいます。理想的な昼寝時間は15〜20分。タイマーをセットして速やかに起きましょう」 【3】横にならず“居眠り”を 「横になるのは深く眠りすぎる原因となり、20分以内に起きられなくなる恐れがあります。さらに、目覚めた後でも頭がボーッとして、集中力や反応速度が落ちてしまう“睡眠惰性”が働いてしまいます。昼寝をするときは、ゴロンと横になるのではなく、いすに座ったり、机に突っ伏したり、壁によりかかるなどして、深い眠りにならないようにしましょう」 【4】昼寝前に1杯のコーヒーを 「昼寝の効果を最大にするためには、目覚めをよくする必要があります。そのために上手に利用したいのがカフェイン。たとえばホットコーヒーの場合、カフェインが効果を発揮するのは飲んでから20〜30分後なので、昼寝前に飲んでおくと、ちょうどいいはずです」 【5】休日の昼寝は90分間 「会社勤めの方や外出が多い方には昼寝のチャンスがない場合もあります。平日に睡眠が足りなければ、休日の昼寝で、たまってしまった“睡眠負債”を返済しましょう。20分の昼寝を数回に分けてとってもいいですし、睡眠周期で眠りが浅くなる90分間の仮眠を、ベッドやソファに横になってとってもよいでしょう」 専用の枕も販売されるほど社会から認められるようになった昼寝。もうコソコソせずに堂々と居眠りしよう!
2017年03月31日先日お笑い芸人東京03の豊本明長さん(41)と女優の濱松恵さん(34)が不倫関係にあると、写真週刊誌『FLASH』がスクープしました。豊本さんは現在女子プロレスラーの上林愛貴さん(40)と婚約中。厳密には不倫とはいえない部分はありますが、女性からしたら結婚相手の不倫に遭遇したこととそう変わりありません。 これを受けて、真っ先に反応したのが濱松さん。週刊誌発売と同日にブログを更新し、「事実なので反論のしようがない」と交際関係をあっさり認めました。同時に「今回のLINE流出は見た方には過激だったかもしれませんが、私の中では普通の会話と思っていました」と過激なLINEの内容についても触れ、世間をゾワゾワさせました。 実際のLINEには「じゃ、舐めたげる」や「思い出したらしたくなってきた」といった、男女の関係を連想するような濃厚なやりとりが満載。これで豊本さんもバッシングの嵐に見舞われるかと思いきや、29日にTwitterを更新。「上林愛貴を裏切らないようにしていきたいと思います」と謝罪。同時タイミングで上林さんもTwitterを更新したのです。 二人の中では円満解決がなされたことが明示され、ファンの中でもこれについては“オイタ”として、今後も応援しますという声が多いようです。過ぎてみれば濱松さんが一人でギャーギャー騒ぎ、いろんなものを引っ掻き回した印象のある今回の不倫スクープ。“遊ばれた側”であり、ある意味被害者のはずなのに残念ながら彼女に対して世間は批判的です。 積極的に発言するスタンスが問題の1つですが、それ以外にも彼女は“恋愛体質”と自称しています。その“手をだすとやっかいな女の部分”が透けて見えるからこそ、世間は彼女を被害者と思えないのかもしれません。 ■自称恋愛体質女にある楽しさと狂気 10代のころは多くいたはずの“恋愛体質女”。成長とともにどんどん減っていくのが一般的ですが、濱松さんのように30代になってむしろどんどん恋愛濃度を濃くしていく人は一定数存在します。同性からみると痛々しさと必死さしか感じないのに、引っかかる男が減らないのはなぜなのでしょう。それには。彼女のようなタイプと付き合った際に感じる“3つの楽しさと3つの狂気”があるからだと思います。 1:サービス精神旺盛でノリがいいけど、情緒不安定な部分が多い まず恋愛体質の女性はとにかく恋愛(異性に承認されること)が一番大事なので、相手の男性に対して尽くす傾向が強いです。恋愛経験も豊富なのでサービス精神旺盛、ちょっと過激な対応もできたりします。 しかし一方で異性に承認されることで自分の存在価値を測る部分が強いため、恋愛が思い通りにいかないと情緒不安定になることも多いのが難しいところ。濱松さんのLINEからは恋愛に対するノリの良さが発揮されていましたが、別れた直後からいろいろ暴露する姿には感情の起伏の激しさを感じます。 どちらが悪いかは外野には分かりかねますが、ベラベラ暴露する女は美しくない。それだけは言えそうです。 2:セクシーさや可愛らしさがウリ、だけど女友達は少なめ 恋愛体質の女性の多くは、男性からの承認を得るために自分の性格や言動、見た目をある程度作り込んでいるもの。そのため異常に色っぽかったり、清楚な感じだったり、妙に小動物っぽかったりします。 その女性の恋愛対象がどんなタイプかによって見た目は様々なのですが、恋愛体質がすぎる女性の多くはモテることを軸に考えすぎるあまり女友達が少ない傾向にあります。むしろ本人は「女の子と話してるより男友達と話してる方が楽しい」なんて自分に酔っている可能性すらあります。 男性から見て“見た目や性格に問題を感じないのに、妙に女友達が少ないor女性からの評判がよくない女性”は、事前に気をつけた方がよさそうです。 3:彼に対してトコトン一途、だから私は悪くない 恋愛体質が強すぎる女性のやっかいな部分、最後は“トコトン一途すぎる”ということです。お付き合いが上手くいっているときはいいんです。あなたを崇め、忠誠心を誓い、愛してくれますから、男性としては自尊心が満たされます。 しかし関係が上手くいかなくなると「私はこんなにしているのに」という尽くしが不満の声に変わり、関係が悪化するころにはもれなくあなたを批判し始めます。女性の中では「一途に尽くしていた=自分に落ち度はない」という思考回路ができているのでしょう。 この極端な発想がやっかいで、別れ話などしようものなら先ほどご紹介した情緒不安定さも相まって話し合いにならないことがあります。世の中にはひどい別れ方をする男性の話もたびたびありますが、話し合いができない相手というのも存在します。恋愛って、本当に相手選びが難しいですね。 恋愛が上手くいっているとすこぶる楽しいのがこのタイプ。だからこそ引っかかる男性が後をたたないのですが、引き際はこじれることが多いので手を出す際にはご注意を。ちなみにこの恋愛体質タイプは同性の女性にめっぽう弱いので、別れ話がこじれた際には奥さん(もちろん事前に謝罪し、許してもらった場合のみ)や共通の女友達に登場してもらうのが有効です。 季節はもう4月。4月は新しい出会いから恋愛が増える季節です。くれぐれもこんな女性に引っかかり、足元をすくわれないよう注意しましょう。
2017年03月31日季節の変わり目はメイクアップアイテムの変わり目。肌の質感からリップの色、チークの乗せ方までトレンドは目まぐるしく変化する。新製品情報をいち早くキャッチするため、常にアンテナを張っている消費者は少なくない。 米People誌によると、女性が一月あたり化粧品にかける平均金額は43ドル(約4,800円)であり、死ぬまでにその総額は15,000ドル(約167万円)にも上るのだという。その内訳は、3,770ドル(約42万円)がマスカラ、2,750ドル(約31万円)がアイシャドウ、1,780ドル(約20万円)が口紅という具合。マスカラは減りが早いため、3カ月に1本新調する計算だ。 こうした美容製品は全世界で3,820億ドル(約4兆2,700億円)というとてつもない規模の市場を作り上げている。 化粧品に167万円を費やすという調査結果を、あなたはどう受け取るだろうか。
2017年03月31日「3カ月間のNY留学を予定していたところに、このドラマのオファーを受けました。そのときは私にできるのかという不安と大きなプレッシャーがあり、とにかく怖くて……。実はそれに負けて一回断っちゃったんです」 月9ドラマ『突然ですが、明日結婚します』(フジテレビ系)で主演を務めた西内まりや(23)。3月20日、都内で打ち上げが行われ、西内は冒頭のように“初の月9出演”を振り返った。 「でもその後一人で考えて、『やっぱりやるべきだ!』と思い直しました。プロデューサーさんに会いに行って『覚悟を決めてやります』と伝えました」直前の12月までキャストが揃わず、異例のスケジュールでクランクインした同ドラマ。初回視聴率の8.5パーセントから低空飛行を続け、最終回までの平均視聴率は6.6パーセントと、“月9史上ワースト”という結果に――。演出を担当した女性スタッフはこう挨拶した。 「正直、いまのフジテレビには色んな逆風があります。月9は特にそうです……。そんななかであすか役をやってくれたまりやちゃん。大きなプレッシャーとの戦いでしたよね。まりやちゃんの頑張りが、チームの支えになったと思います」 西内は打ち上げの席でも、主演としての役目を最後まできっちり果たした。歓談タイムには率先して各テーブルに挨拶回りをし、場を盛り上げようとする姿も。 やがて特大サイズのシャンパンタワーが登場。西内が勢いよく注ごうとし、弟役の葉山奨之(21)は「姉ちゃん、激しいよ!」とあわあわ。宴もたけなわになった頃、抽選会がスタートした。西内が提供した20万円分商品券と最新版MacBookをはじめ豪華景品がズラリ。そんな“大盤振る舞い”で盛り上がった一次会は西内の挨拶で締めくくられた。 「私が限界になったときに、支えてくれた皆さんに心から感謝しています」コメントの途中から、感極まった西内の目から大粒の涙が――。これには、高岡早紀(44)、石野真子(56)、沢村一樹(49)、ら共演者やスタッフも鼻をすすりながらもらい泣き。“号泣打ち上げ”となった。 ドラマで西内は結婚したい肉食女子を演じ、相手役のflumpool・山村隆太(32)にプロポーズされ結婚するという役どころ。プライベートでも、昨年9月にモデル・呂敏(26)との熱愛が報じられたが、挨拶の最後にこう宣言した。 「私は結婚しないで、仕事をがんばろうと思います!」突然の“非婚の誓い”にどよめく会場。 「負けず嫌いな彼女ですから、今回のドラマの低視聴率は悔しかったに違いありません。この結果を受け、『絶対に見返してやる!』と仕事に燃えているのでしょう」(芸能関係者) ドラマのヒロインとは別の幸せを探して、仕事に打ち込む彼女から目を離せない!?
2017年03月31日「もやしは世界中で食されていますが、日本のもやしは最高峰の品質で、もっとも安価です。しかし、利益を出すのは難しく、生産者は廃業の危機に瀕しています。現状のままでは、日本の食卓から、もやしが消えてしまいます」 こう訴える「工業組合もやし生産者協会」理事長の林正二さんは、3月9日に《もやし生産者の窮状について》という文書を、約550の小売店や市場関係者に送付した。使い勝手がよく、栄養価も高い“主婦の味方”であるもやしが、なぜ危機に瀕しているのか。 「原材料費の高騰が大きな原因です。店頭に並ぶもやしの8〜9割が、緑豆が原材料です。緑豆は世界中で栽培されていますが、雨にぬれてしまうとカビが生えてしまい、もやしに適しません」(林さん・以下同) そのため、収穫時期の9月に、ほとんど雨が降らない中国の吉林省と陝西省などに、産地は限定されるのだ。 「しかし経済発展する中国では、農民がより高い収入を得ようと、とうもろこしやじゃがいも、大豆などにシフトしています。緑豆の作付けを続けてもらうには、買取り額を上げるしかありません」 原材料費は上がり続けているのに、販売価格はさほど変わらない。総務省の家計調査でも、1袋200グラムの全国平均価格は、40年前も現在も31円ほどだという。 「ピークは’92年の41円。その後、バブル崩壊によってデフレが進むと、小売店はもやしを目玉商品として安く売り出すようになりました。納入先に『あまりに安いので、協力してください』と頼みましたが、有効な対策が打てず……。それが自分らのクビを絞める結果になりました」 こう自省するが、生産コストを削減するために企業努力も最大限重ねてきた。林さんが代表を務める「旭物産」では、もやしの育成、洗浄、計量、包装に至るまでオートメーション化。人件費を抑え、生産量増加を図っている。栽培技術の向上によっても、原材料費高騰に対抗してきた。しかし、いくら企業努力を重ねても、燃料費の高騰や、円安ドル高の為替相場が、経営の足かせとなった。 「’05年と最近を比べると、原材料費は3倍に跳ね上がっています。一方、販売価格は1割も下落……」 ’09年には全国に230社あった生産者が、100社以上も廃業している。それでもまだ林さんの元には「赤字が膨らむ一方で続けられない」という同業者の声が届いている。 「“会社をたたむ力”があるならまだいいほうで、いつの間にか連絡が取れなくなって、会社まで行ってみると夜逃げ同然にもぬけの殻になっているケースも。長年、おつきあいのあるもやし屋さんが、こんな形で廃業するなんて、本当につらいです」 だからこそ、林さんは全国の小売店や市場関係者に“適正価格”を求めているのだ。 「コストに見合った販売価格を計算すると、1袋40円ほど。消費者の方からは『50円超えると高いけど、そのくらいなら払える』という声もいただいていますし、われわれもなんとか頑張れます。みなさんに、ご理解いただきたいです」 販売価格は消費者のニーズによって変わるもの。私たちも、生産者たちの窮状に耳を傾けなければならない。
2017年03月31日満を持してスタートしたかに見えた、家庭用電力の小売り完全自由化から、はや1年。しかし、ふたを開けてみれば、この1年弱で電力会社を切り替えた世帯は全国平均でわずか4.97%(電力広域的運営推進機関発表)。わかりにくさや不安感も背景にありそうだが、ポイント制などを考慮に入れず、純粋に電気料金のことだけを見れば、“年間の電気料金が10万円以上の世帯なら、切り替えたほうが得になる”という。 「電気の使用量が多いほど、切り替えたことでの節約効果は高くなります。その分岐点が、年間の電気代で約10万円。これを超える家庭なら、切り替えによって月1,000円以上、料金を安くすることが可能です」 こう話すのは、電力比較サイト「エネチェンジ」の巻口守男さん。そこで、40A契約500Wh使用を条件に東京電力管内と関西電力管内で、電気料金が安くなる新電力会社のプランベスト5を選んでもらった。 ■東京電力管内 【第1位】エルピオでんき「スタンダードプランS」・節約額(年間)1万5,061円【第2位】サニックスでんき「サニックスエコセーバー」・節約額(年間)1万4,395円【第3位】スマ電「どーんと!夜得ホームプラン」・節約額(年間)1万3,891円【第4位】中国電力「ぐっとずっと。プランシンプルコース」・節約額(年間)1万3,818円【第5位】水戸電力「定額プラン」・節約額(年間)1万2,727円 ■関西電力管内 【第1位】洸陽電機「生活フィットプラン」・節約額(年間)2万8,562円【第2位】スマ電「がっちり!夜得ホームプラン」・節約額(年間)2万8,085円【第3位】東京電力エナジーパートナー「プレミアムプラン」・節約額(年間)2万8,031円【第4位】Looopでんき「おうちプラン」・節約額(年間)2万2,535円【第5位】坊ちゃん電力「まいど坊ちゃんプラン」・節約額(年間)2万1,568円 なんと、東電管内でも年間最大1万5,000円以上、関西では3万円近く安くなるという、驚きの結果に!関西はもともと原発依存度が高く、東日本大震災後、電気料金が高騰したため、切り替えによる節約度合いが高いというが、ただ電力会社を変えるだけで、料金がこんなに下がるとは驚きだ。 また、年間の電気料金が10万円以下の世帯でも、切り替えによるメリットは享受できると、巻口さんは語る。 「この場合は、地方でガソリン使用量が多い家庭なら、石油会社が提供しているガソリン代が安くなるプランなど、ご自身の生活に根ざした付帯サービスのほうに着目しましょう」(巻口さん) いよいよ新年度もスタート。生活を見直すためにも、まずは一度シミュレーションをしてみては?
2017年03月31日『中田翔の評価は?』 国際的なスポーツの大会は、国の威信をかけた戦いになるのと同時に、選手の見本市という役割も持つ。今回のWBCもご多分に漏れず、ネット裏には多くのスカウトが集結した。 そこで今回、メジャーのスカウト、さらにはメジャーの取材をつづける記者に、これから日本のペナントに挑む侍戦士の「渡米確率」を聞いた。 まずは2012年、大谷翔平の獲得に動いた元ドジャースのスカウトで、現ダイヤモンドバックスの顧問を務める小島圭市氏の総合的な評価。 「これまで同様、日本の選手は投高打低でしたね。その投手陣で、もっとも高評価を得たのが菅野智之」 この意見にはMLB.COMのアンソニー・マッキャロン記者も賛同する。 「速球も変化球も素晴らしく、投球リズムも自在に変えられる。米の打者にハーフスイングが多かったのも、戸惑いの表われだろう。あの投球ができれば、どの球団も欲しがるし、ローテーションの1、2番手になれる」 次に評価が高かったのは、先発、中継ぎとフル回転した千賀滉大。 「米の主力を4連続三振に取った投球は圧巻。彼のことはあまり知らなかったので、『こんないい投手がいたのか』と話題になったほどだ。こっちに来れば、大金持ちになれる可能性がある。三振が取れるので、クローザーとしてのポテンシャルが高い」(YAHOOSPORTSのジェフ・パサン記者) また米では希少価値のアンダースロー、牧田和久の評価も高い。 「浮き上がる直球はキレがある。サイドスローで活躍した高津臣吾の例もあり、獲得に名乗りを上げる球団があるはずだ」(マッキャロン記者) 対して、野手の評価はみな辛辣だ。 「パワーは埋めようがないほどの差。足を大きく上げる選手が多く、動くボールに対応できていない。筒香嘉智は守備が危なっかしいし、中田翔は三振が多すぎる」(ア・リーグ球団スカウト)2013年の前回大会で活躍できなかった田中将大は、その年のシーズンで24勝無敗を達成。オフにはヤンキースから破格の契約を勝ち取ったように、今シーズンでの飛び抜けた活躍こそが渡米へのチャンスとなる。今回の侍たちにもメジャー志望の選手は多い。31日から開幕するペナントでの大暴れが「夢へとつづく道」になる。(週刊FLASH 2017年4月11日号)
2017年03月31日Instagramを中心に話題沸騰中のイラストレーター・横峰沙弥香さん。2015年に産まれた愛息「まめちゃん」の爆笑成長記録を、ほっこりするイラストとともに本誌で連載! まめは最近数字を読み上げるのがブームです。別段教えたわけでもないのに、気づけば新しい何かを習得していて感心します。 先日家族で外出したのですが、苦手な電車移動ですっかり不機嫌になってしまったまめ。 そんな状態で満員のエレベーターに乗らなければならないという状況に、私は肝を冷やしていました。しかしエレベーターの中にある階表示のパネルに点滅していた数字を発見した途端ご機嫌になり、生き生きとその数字を読み上げ始めたのです。 順調にカウントダウンするまめ。静寂のなか、嬉しそうなまめの声が響き渡ります。 5…4…3…2… !?!? 小さく吹き出す背後の男性。「えっ?」と戸惑った声を上げる子ども……。 そして表示された「1」の形を各々が確認した瞬間、エレベーターの中の空気がひとつになりました。
2017年03月31日「いろいろあって……お別れされちゃったんです」 3月20日放送の『白熱ライブ ビビット』(TBS系)で、同棲していた女性A子さんとの破局を告白した、トレンディエンジェルの斎藤司(38)。6歳下の看護師A子さんとは、交際3年目だった。 昨年4月、本誌はA子さんとデート中の斎藤を直撃していた。その際、斎藤は「シンデレラ城の前でプロポーズできたらなという理想は持っています」と、年内にも求婚したいと宣言していたの。だが昨年9月には、写真週刊誌で斎藤の“二股交際”疑惑が報じられたことも――。 じつは昨年8月に、斎藤は個人事務所を起ち上げ、みずから代表取締役に就任している。同時に取締役に就いたのが斎藤の父親ともうひとり、A子さんその人だった。 「結婚もしてない恋人を個人事務所の役員にしたわけですから、斎藤も彼女と結婚するつもりは間違いなくありました。そして彼女も、斎藤の“結婚”の約束を信じていたからこそ、役員就任を承諾したんです。でも結局、斎藤はいつまでたっても肝心のプロポーズをすることはありませんでした」(お笑い関係者) 32歳を過ぎると結婚できる確率は大きく減るといわれる。3年間、結婚を待たされ続けたA子さん。斎藤が「お別れされちゃって……」とだけ表現した2人の最後は、じつは“修羅場”と化したという。 「別れる際には、かなり揉めたそうです。“慰謝料”的なお金も発生したと聞いています。ただ同棲は解消しましたが、同棲中に飼っていた愛犬のために今も2人で会うことがあるそうです。周囲はもしかしたら、また“よりを戻す”かもとは思っています」(テレビ局関係者) たしかに、現在も彼女は斎藤の個人事務所の役員も辞めてはいないが――。 「彼は、とにかくモテますからね。女性にはマメだし、すこぶる優しいんです。つい先日も合コンに誘われて『夜遅くてもよければ』と“参加”を伝えていましたよ(笑)。完全に吹っ切れている感じでした」(お笑い仲間) みんなが笑えるオチがほしい――。
2017年03月31日「この作品は、すべてをなげうってでも出たいと思った作品なんです」 こう語るのは、現在放送中のWOWOW『連続ドラマW北斗−ある殺人者の回心−』で、主人公の北斗役を務めている中山優馬(23)。親から虐待を受け、やがて殺人犯になるという難しい役を演じている。 「意味を理解していても気持ちが追い付いていかない台詞の破壊力に、とにかく圧倒されました。そしてこの役をやってみたいと。オーディションが終わったとき、これで落ちたらしょうがないと思えたくらいに出し切りました」 そしてつかんだ主演の座だが、つぎに待ち受けていたのは過酷な減量。短期間で10キロ減量を監督から言い渡されたのだ。固形物をとらず、サウナで水分を落とす日々。そして約12キロの減量に成功した。 「おなかがすいてつらかったときはありましたけれど、だんだん慣れていくので追い詰められたという感覚はあまりなかったです。減量が終わってすぐに食べたものはうどんでした。おいしかったですねぇ。共演者の松尾スズキさんからは、焼き肉店で使えるお食事券をいただきました。『もう食べていいでしょ』って言われて(笑)」 それ以外にも、引っ越しをし、その部屋にはテレビ、冷蔵庫、ベッドを置かず、愛犬も預け、携帯も使わず、一人の空間をつくったという。この作品にのぞむためにだ。 「普通の環境にいたら、北斗を演じられる自信がなかったので」 文字どおりの全力投球で挑んだ作品。その気迫がドラマのなかにほとばしり、見どころにもなっている。そんな中山だが、これまでにも俳優として多くの作品に出演してきた。今後の夢を聞いてみた。 「ジャンルを問わずいろんな作品に出たいですね。今回重たい役をやったので、笑えるものに挑戦してみたいです」 俳優・中山優馬が挑んだ意欲作。不遇な運命を背負った少年がたどった人生を「最後まで見届けてください」と力強く語った。
2017年03月31日「大手銀行の定期預金金利が0.01%と超低金利が続くなか、あらためてクレジットカードなどの『ポイント』が注目されています。ただ、ためることには熱心でも、たまったポイントには無頓着な方もいます。ポイントはお金と同じ。上手に活用することを考えてみましょう」 こう語るのは、経済ジャーナリストの荻原博子さん。カードのポイントは「お金」と同じだという。そこで、荻原さんがカードポイントの仕組みと、よりお得な活用方法を解説してくれた。 【1】有効期限を過ぎると失効 「ポイントの有効期限は2年間が一般的ですが、例外も多くあります。また、“最後にポイントを獲得した日から○年間有効”などと規定するカードもあります。当然、いずれも有効期限を過ぎると、ポイントは失効します。ポイントの失効時期は、カードの利用明細書に書かれていますので、ご確認を」 【2】大切なのは還元率 「カードがどれくらいお得かは『還元率』で比較します。還元率とは、カードをいくら利用して(利用金額)、リターンとしていくら戻ってくるか(ポイント還元)、その割合を示すものです。実際に計算してみましょう。まずは1ポイントの価値、つまり1ポイントが何円に相当するかを調べます。『1ポイント=1円』などと明示されているものもありますが、そうでないものは、価格のはっきりわかる商品券などにポイント交換する場合、何ポイント必要になるかを調べます。たとえばカードAが、2,000ポイントで1,000円相当の商品券と交換できるなら、1ポイントは1,000円÷2,000ポイント=0.5円となります。還元率は0.5〜1%が多く、高いほどお得だといえます」 【3】還元率は一定ではない 「還元率は、交換する商品によって変わります。一般的に、商品より金券類のほうが還元率は高めでお得なものが多いようです。ただ、金券類でも還元率はさまざまですから、お得で利用しやすいものを選んでください」 【4】ポイントで代金を支払う 「代表的なものは、Tカードなどの共通ポイントや、クレジットカードなら楽天カード。たまったポイントを、支払いの全額や一部に充てられます。まさに“ポイントはお金と同じ”が実感できます」 【5】ポイントで投資信託 「セゾンカードはポイントで投資信託の運用ができます。選べる投資信託は、外国株中心にハイリターンを目指すアクティブ型と、国内債券中心で安全運用のバランス型の2種類。100ポイントから運用でき、手数料はかかりません。また、いつでも運用をやめて、ポイントを取り出し利用できます。投資信託に興味のある方は、練習として、ポイント運用を体験してみるのもいいでしょう」 たまったポイントは、ムダなく活用しよう!
2017年03月31日ちょうど5年前、“50歳で東大に合格した主婦”のニュースが、世間をにぎわせたことを覚えているだろうか。安政真弓さんが、1年間のフランス留学を経て、伝統のガウンを翻しながらいま、卒業を迎えた。受験を決めたあの日に人生が180度変わった。お金にも環境にも、決して恵まれていたわけじゃない。それでも50歳で単身上京し、東大生となった、本当の理由は−−。 「東大合格は、母を喜ばせることでもあり、同時に母から離れるチャンスでもありました。あのころの私にとっては、ギリギリの選択だったんです」 通い慣れた東大・駒場キャンパスのカフェ。早春の陽光のなかで語られた言葉の真意は、安政真弓さん(55)の生い立ちを聞いて、ようやく理解できた。 安政さんは’62年1月21日生まれ、兵庫県姫路市の出身。共に教える仕事をしていた父(84)と母(83)、そして妹(53)、弟(47)の5人家族の長女だ。 「父は高校の数学教師、母は洋裁の先生。世間的に見たら非の打ち所のない、私にとっても常に正しい両親でした。でも、子どものころの私は、いつも母に怒られていました。靴の脱ぎ方が悪い、飲み物をこぼしたなどのささいな理由で、母は瞬間的に沸騰し、烈火のごとく怒鳴るんです。いつしか、つねに人の顔色を見る子になっていましたね」(安政さん・以下同) 中学生になると、ひそかにある決心をする。 「『母に逆らわない人生』を送ると決めたんです。都合のいいことに、私は勉強ができた。従順で成績がよければ、母はいつもニコニコしている。怒ったときの恐ろしい顔を見ずにすむなら、そのほうがラクだと思ったんです」 服装も、食べ物も全部、母の好みに合わせた。母は「私とあの子は、おんなじ趣味なのよ」と、会う人ごとにうれしそうに自慢したという。地元の名門県立高校を卒業後、東大を受験するが不合格。2浪の末に、早稲田大学第一文学部へ進学した。卒業後は故郷で学習塾に就職後、見合い結婚。結婚の翌年に長男(27)、3年後に次男(24)が誕生する。 次男が幼稚園に入った35歳のとき、ママ友になったAさんが、安政さんの母にそっくりだった。最初はふつうに仲よくしていたが、次第に何をするにも安政さんに命令し、支配しようとするようになった。 「あなたは私がいないと不幸になる」と言われ、安政さんも、なぜかそれに応えてしまうようになる。苦しかった。 「なぜ、私はAさんの言うことを聞いてしまうんだろうと。もう彼女が怖くて、そんな自分も恐ろしくて……。誰かの手を借りようと、心療内科に駆け込んだんです」 カウンセリングを重ねるうちに、医師は「あなたの問題の根本は、Aさんとのトラブルではなく、実母との関係。『共依存』です」と言った。この言葉が、ストンと腑に落ちた。共依存とは、特定の人間関係に過度に依存してしまうこと。他者の好意を得ようとして自己を犠牲にしたり、他者の好意や他者自身をコントロールしたりと、互いに依存することで安心を得て、正常な判断ができない精神状態だ。安政さんは、ずっと母と共依存状態にあったのだ。 「母からは、結婚後も、夫が母の気に入らないことをしたというだけで『子どもを連れて実家に帰りなさい』と言われ続けていました。夫を取るか、母を取るかの、どちらかを迫られ、精神的に参っていた。このままでは自殺するとはっきりと感じた日、なんとか踏みとどまろうと、病院に駆け込んだのでした」 どん底から安政さんを救ってくれたのは「もっと楽に生きて」と助言をくれた親友らの存在、そして幼いころから親しんできた「勉強」だった。共依存についても多くの本を読み、学んだ。 「本を読んで、共依存にはわが子への連鎖の恐れがあることを知るんです。息子たちのために、自分で断ち切らなければならないと思いました」 新しいことを始め、自分の基準で判断するリハビリの日々が始まった。まず、自宅で中学生向けの塾を開講。英検や仏検にチャレンジし、海外に一人旅に出かけ、陶芸の勉強も始めた。集中して勉強していると、自分の中にこだまする母の声を振り払える。さらに素晴らしいことに、新しい世界が広がる喜びがある。安政さんは49歳で自ら東大受験を決意。50歳での合格へとつながったのである。 「実は東大入学後も、共依存を引きずっていました。突然パニックになり、キャンパス内のクリニックに駆け込んだこともあるし、カウンセリングや投薬も受けていて、フランスにも薬を持参しました。それが、東京で生活し、勉強に没頭するなかで『私はもうだいじょうぶ』とふと実感できたんです。もう母の目も、周囲の視線も気にしなくていいんだと。自力でできるだけのことをしてきた東大の学生生活が、私の人生を180度変えてくれました。だから、いまは4月からの計画も臆せず話せます。私は物書きになります。戯曲を書くんです!」 きっぱりと、笑顔で前を向いての宣言だった。55歳の東大卒業は、まだまだ終着点ではない。
2017年03月30日「定番といえば叙々苑の焼肉弁当。黒木メイサさん(28)はドラマで100人前25万円相当の差し入れをしたそうです。小雪さん(40)もドラマ『大貧乏』(フジテレビ系)で60個分 10万円の太っ腹差し入れをしてくれたと聞いています」(テレビ局関係者) 熾烈な視聴率争いを繰り広げるテレビ業界。そんななか現場を熱くするのが、芸能人による“豪華差し入れ”だ。現場のテンションを上げるも下げるも差し入れ次第。そんな視聴率のカギを握っているだけあって、気合いの入った商品が飛び交うことも多い。 「おつな寿司のいなり寿司も人気です。上田普也さん(46)が昨年放送のドラマ『天才バカボン〜家族の絆』(日本テレビ系)で100個届けていました。油揚げが裏表逆になったもので、“裏を食う=裏番組に勝つ”というゲン担ぎになる。100個1万3千500円ですが、値段以上に喜ばれます」(前出・テレビ局関係者) だが今や移動式カフェを撮影現場に呼ぶなど、一風変わった差し入れも。値段は15万円ほどで、香里奈(33)や北川景子(30)が手配したことで知られている。また長谷川京子(38)は昨年のNHKプレミアム『ふれなばおちん』で、赤坂青野の団子2万円相当を届けていたという。 「ここはスティーブ・ジョブズさん(享年56)が愛した和菓子店として知られ、人気も高いですね。ほかにも草なぎ剛さん(42)は06年放送の『僕の歩く道』(フジテレビ系)で駄菓子などがたくさん詰まった段ボールを3箱お届け。意外性があるとして話題になっていました」(前出・テレビ局関係者) そして今回、特に評判がよかったのは新垣結衣(28)。かつて“差し入れ女王”といえば竹内結子(36)と言われたが、その地位を脅かしかねない人気ぶりを見せている。 「14年のドラマ『S‐最後の警官‐』(TBS系)では、おめで鯛焼き本舗のお好み焼き鯛焼きを差し入れ。1個180円を70個でしたが、抜群にウケたそうです。また『逃げるは恥だが役に立つ』(TBS系)では、薩摩料理店・さつまやの豚しゃぶ弁当。1個2千円で70個なので14万円。師走の疲れが癒されると、星野源さん(36)をはじめ大評判でした。気配りある差し入れ術に、“新差し入れ女王”の呼び声も高いですよ」(芸能関係者) 差し入れとは、思った以上に奥が深いようだ――。
2017年03月30日「昨今、賃貸の物件に関しては完全に“借りて市場”。『メチャ高』な感じの物件は減ってきています。だからこそ、お得にみえる物件に、思わぬ落とし穴が仕掛けられているケースが増えているんです」 そう語るのは、不動産会社「オージャス」代表を務める白石千寿子さん。そろそろ新年度。夫の転勤、はたまた思い切った移住など環境が変わる季節。新しい環境での暮らし心地を左右するのは「家」。しかし、今、賃貸をめぐるトラブルが増加しているという。 女優のいとうまい子(52)も、自身の“不動産被害”をブログでこう明かした。 《1月11日、2番目の兄が突然の他界。でも、悲しみに暮れる暇もなく、不動産会社から数々の嫌がらせを受けました。(中略)自殺でもなければ、殺人事件でもありません。普通に寝たまま息を引き取ったのです。それなのに、お通夜も葬儀も関係なく(中略)お悔やみの言葉すら言わず、追い詰める言葉だけを言われました》 このうえなくつらい状況なのに、不動産会社から次のような心ない言葉が……。 《1日でも早く撤去させろ!》《広告を出す時は死人が出たと表記する》《フローリングを変えるから120万円払え!》 自殺や殺人事件などではない「自然死」なのに、このような高額の請求をされることはあるのだろうか。弁護士の外岡潤さんはこの件について次のように答える。 「『自然死』ですし、部屋の汚染の程度もほぼないとすれば、業者のいうような損害が生じたとは到底思えません。いとうさんが負担する義務はないでしょう。家族を失って傷心しているときに追い打ちをかける。そんな不動産業者がまったくいないとは言えないんです」 引っ越しをめぐるトラブルには、ほかにもこんなひどい最新実例も……。 敷金・礼金「なし」の物件に入居したAさん。「引っ越し代が安くすんだ!」と喜んだものの、2年後、退去するときにクリーニング代として、なんと「12万円」の請求書が。 「敷金・礼金ゼロのいわゆる“ゼロゼロ物件”は、借り手がつかずに値引きしていることが多いんです。だから業者は家賃への上乗せか、原状回復費(=通常を超える使用で出た損耗、毀損を復旧するための費用)などでカバーしようとします。もともと汚れていたクロス壁紙の張り替え、鍵のシリンダー交換、などを合わせれば10万円以上請求されることもあるんです」(白石さん) 大学進学で上京したBくん。人気のシェアハウスで家賃月「3万円」と飛びついたが、共益費1万円もついてきて実質月4万円、契約時に支払った「デポジット」の3万円は退去時に返してもらえず……。 「お手軽そうなことで人気のシェアハウスですが、『敷金なし』は形だけで『デポジット』として預かり金を取られることがあります。これが退去時に原状回復などに使われたり、うやむやにされて返還されないなんていうことも。共益費も割高感があり、1万円程度の事務手数料をとられる場合も」(白石さん) 一度住んでしまったら引き返せないお金のトラブル。“即決断”は禁物です!
2017年03月30日「芸能人は美味しいものをよく知っています。そのため差し入れは、芸能人の“食通のバロメーター”とも言われています」(テレビ局関係者) 熾烈な視聴率争いを繰り広げるテレビ業界。そんななか撮影現場を熱くさせているのが、出演者たちによる“豪華差し入れ”だ。 現場のテンションを上げるも下げるも差し入れ次第。そんな視聴率のカギを握っているともいえる差し入れの数々を本誌が総力取材。珠玉のランキングを一挙公開! まず今回最高額となったのは、中居正広(44)だ。 「昨年末に『SMAP×SMAP』(フジテレビ系)が終わった際、スタッフにNIKEのAIR MAXをプレゼントしたそうです。200人それぞれにサイズを聞いて回り、名前入りで届けた。1足約2万円で総額340万円という最後の“超高額差し入れ”に、スタッフも涙したといいます。2位の木村拓哉さん(44)も15年公開映画『HERO』の現場に特製鍋料理を差し入れています。驚くのはその材料。神戸牛など地域の高級特産品を集めたお手製のオリジナル鍋だったんです。材料費は総額で300万円にものぼったと言われています」(芸能関係者) また3位の大泉洋(43)はキャラクター同様、“奇想天外な差し入れ”をしていたという。 「12年放送のドラマ『ラッキーセブン』(フジテレビ系)で大間のマグロを持ってきたそうです。1匹200万円で、現場は大盛り上がりだったみたいですよ」(前出・芸能関係者) そのほか3ケタ超えとしては、4位の米倉涼子(41)が昨年放送のドラマ『ドクターX~外科医・大門未知子』(テレビ朝日系)で銀座千疋屋の高級メロンを差し入れていた。その値段、なんと総額150万円! 「5位の篠原涼子さん(43)は13年のドラマ『ラスト・シンデレラ』(フジテレビ系)で、有名中華料理店・筑紫樓の3,200円もする『ふかひれ姿煮込み弁当』を100個差し入れしたそうです」(前出・テレビ局関係者) これほどの差し入れなら、現場もさぞかし大盛り上がりになったことだろう。
2017年03月30日「600回もやったんだ……。そりゃ連載を始めたころは丸かった私のお尻が、垂れ下がって四角くなるはずだよ」 そうゲラゲラ大笑いするのは、本誌で『家長ムロイの闘う「お財布」』を連載する、作家の室井佑月さん(47)。連載がスタートしたのは’04年5月のこと。室井さんが身の回りで気になる“お金”のことについて、“今週のお値段”としてテーマに掲げてつづっていくエッセイが、600回を迎えた。 「ネタは身の回りにあるお金のことだから、それほど書くことに困ったことはないかな。国民のことを無視している安倍さんが首相を続けているから、今は“政権批判”がガンガンしているけど……、もともとやりたいテーマではないのよね。私の立ち位置が、大御所でもないし、ペーペーともちょっと違う気楽なスタンス。コスメ、洋服、食べ物など、誰におもねることなく、好きなように書けるのが楽しい。いろいろな雑誌で連載しているけど、いちばん長く続いているのが、この『闘う「お財布」』なんだよね」(室井さん・以下同) 連載を通して一貫しているのが彼女のブレない視点。読者と同じ目線で描かれる室井さんのエッセイを心待ちにしているファンが多い。 「“新発売”や“初めての感覚”というキーワードにとにかく弱い。デパートの化粧品コーナーでも『最高にいいですよ』といわれると、つい一式そろえてしまい、欲しくないコスメまで買ってしまう。あと海外旅行でも、“もう二度と来られない”と思うと、たとえばレストランでチキンを食べようとして、いくつも味つけがあれば、全部の味を試してみないと気がすまない。そんな自分の気持ちには正直でいたいし、お金を使って感じたことや失敗したこと、愚痴なども、包み隠さずに書いているからね。この前もイボ痔をとってもらったけど、この手術代もネタとして使わないと……と思ったの!」 まさに身銭を切った“お金”の話−−。それが読者の共感を呼ぶのだろう。とりわけ読者の反響が大きいのがコスメの話。連載開始当初は描かれなかった“ネットショッピング術”も読者の評判がいい。 「何度も失敗してお金をかけたからね。商品のランキングだけを見てはダメ。とくに『使用者の声』にはお金をもらって感想を書いている“サクラ”がいるから要注意。一般の人が書いた本当の感想を見抜ける力が大事かな。それと、ネット上にはたくさんの流行商品があふれているから迷うけど、たとえば、ファンデーションなら“薄塗り”、ジェルネイルなら“はげない”という“基本姿勢”をブレさせないこと!」 年を重ねるごとに変化する見た目と“苦闘”する室井さん。その姿に「わかる、わかる」とヒザを打つ読者も少なくないはず。 「でも、私はそんなに年をとることに抵抗を感じていないの。だって、ステキなつえを持っているおじいちゃんや、派手な色のコート姿のおばあちゃんって、“すごくイイ”と思うんだよね。たしかに鏡を見て、目尻のシワが増えていて、びっくりすることもあるけど、いくつになっても、私が私であることは変わらないしね。これから私のことを本当に愛してくれて、私を変えてくれる人が現れたら、ちょっとは違うかもしれないけど、そんな出会いはないだろうな……。まあ、これからも同じスタンスで書き続けるんでしょうね」
2017年03月30日「いま僕らができることを精いっぱい、全力でやり尽くしました。またこのチームでやりたいです。チーム『ALIFE』は最高でした!」 打ち上げで万感を込めてこう挨拶したのは、主演の木村拓哉(44)。3月19日の最終回で視聴率16.0%を叩き出し、有終の美を飾ったドラマ『ALIFE~愛しき人~』(TBS系)。この日、キャストとスタッフが揃っての打ち上げが、都内のパーティスペースを借り切って行われた。 SMAPが解散して、今回のドラマ主演が初めての“ソロ仕事”となった木村には、業界中の視線が注がれていたのはたしか。この日も会場周辺も、複数のマスコミが取材に訪れていたが――。 「じつは、5月からの木村さんのスケジュールがぽっかり空いているんです。こんなことは珍しいんじゃないでしょうか」(テレビ局関係者) 木村は4月29日に主演映画『無限の住人』の公開を控えている。それまでは、映画のPR活動に忙しいが――。 「その後は、もちろんレギュラーのラジオ番組などはありますが、ドラマや映画の大きな仕事の予定が今のところは入っていません。今年10月スタートの『月9』主演がほぼ決まりかけていたのですが、これも来年1月にスライドしたようです。昨年の解散騒動からずっと働きづめだった木村さんですが、5月からは芸能生活初めての“リフレッシュ期間”になりそうなんです」(前出・テレビ局関係者) じつは、この“仕事オフ”には深い意味があるという。 「いま木村さんには出演オファーが次々と舞い込んでます。テレビ局も映画会社も、SMAPを卒業した“俳優・木村拓哉”がどれだけ数字を取れるか、今回のドラマで見定めようとしていました。それが見事に“合格点”。これまで出演が少なかった局からも熱烈なオファーがあると聞いています」(前出・テレビ局関係者) 打ち上げ会場でも参加者がプロデューサーに「これだけ数字を取れたんですから、続編をやりましょう!」と口々に訴える場面があったという。 「ただ、今回の『ALIFE』は、SMAPマネージャーだったAさんがとってきた“最後の仕事”でした。今後は木村さん自身が、やってみたい役柄や、組んでみたい相手を吟味して、じっくり仕事を選ぶことになりそうです。これは簡単なことではありません。木村さんとしては、その前に一度、ゆっくりと今後の仕事を考える時間を作ろうとしているようです」(前出・テレビ局関係者) 解散騒動が起きて丸1年。走り続けてきた男が決断した“リセットLIFE”。充電を終えた“新生・木村拓哉”は、ファンにどんな輝きを見せてくれるだろう――。
2017年03月30日『ドラマ「結婚式の前日に」のロケで香里奈と』 「表沙汰になっていないものを含め、女性トラブルはこれまでに10回以上。今年1月には飲み会で地下アイドルをお持ち帰りしたところを『フライデー』に報じられ、事務所社長が激怒した。 だが、その後にも2度、表に出ていない女性問題を起こし、堪忍袋の緒が切れた事務所はクビを決定。3月17日放送の出演ドラマ『北風と太陽の法廷』を待って電話で通告した。その後本人と事務所社長、マネージャーの3人で面談したが、本人は事態を受け入れるしかなかった」(山本の知人) 芸能事務所「エヴァーグリーン・エンタテイメント」は3月21日、イケメン俳優・山本裕典(29)との契約終了を発表した。人気俳優が事実上の「クビ」だ。 2005年に「ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト」で準グランプリを受賞し、翌年『仮面ライダーカブト』でデビュー。王道イケメンは、夜の世界の有名人だった。六本木のバーで山本に声をかけられたキャバクラ嬢(23)が話す。 「友達とカウンターで飲んでいたら、奥のソファで飲んでいた男4人組にいたイケメンが山本でした。山本はわざわざカウンターまでお酒を頼みに来て、ついでのようなふりをして『よかったらいっしょに飲まない?』と声をかけてきました。 私は嫌だったんだけど、友達がノリノリで……。ソファで隣に座ったら、ありえないくらい顔を近づけてきてイラッと(笑)。 その後は、『LINE交換しよう』とかしつこかったです。しばらくして私の彼氏が店に迎えに来たので、店を出ようとしたら『帰らないで』って山本に手を引っ張られて焦りました!『彼氏が来たから帰る』と、走って逃げました」 遊び仲間だというキャバクラ店関係者も、山本の夜の行状を話す。 「六本木や西麻布では、山本を見かけない日はなかった。いちばんお気に入りは六本木の女子大生キャバクラ『B』。来るときはいつも、パトロン風の男性といっしょ。女のコに『生理中でもいいからヤラせろ!』などと迫るので、店での評判は悪かった(笑)。 酒が入ると、『俺は人気アイドルの〇〇とつき合っていた』などと名前を挙げて自慢していた。本気なのか冗談なのか、そのアイドルにふられた後『〇〇のそっくりさんAV女優とつき合った』と、これも本人が口にしていた」 前出の知人によると、解雇を受け入れた山本は落ち込んでいたが「一年ほど休んで、これからのことを考えます。前の事務所の手前、すぐに芸能界には戻れないので……」と話していたという。(週刊FLASH 2017年4月11日号)
2017年03月30日3月22日は、市川海老蔵(39)と麻央(34)にとって特別な1日だった。長男・勧玄くんが満4歳の誕生日を迎えたのだ。 そんなお祝いの日に向け、海老蔵は極秘奮闘を続けてきたという。19日のブログには《カンカンガーデン誕生日に合わせて親達頑張る想像しながらまおと気合いいれてます》とある。新居マンションで、さっそく勧玄くんのためにガーデニングを始めていたようだ。 「海老蔵さんは100株近い苗や腐葉土を買い込み、いちごやレタスなどを植えたそうです。配置などはすべて、麻央さんと相談しながら決めたといいます。今回の引っ越し先は、広いガーデニングスペースが必須条件でした。それは以前の自宅の庭を勧玄くんが気に入っていたから。海老蔵さんは『4歳になったら正式に稽古をする』と勧玄くんと約束しているほど、今は大切な時期。息子に草木の世話をさせることで、責任感を養わせる目的もあるのではないでしょうか」(梨園関係者) 海老蔵は勧玄くんを本格的な稽古に通わせ始めている。母親の麻央も闘病中ながら息子の誕生日準備に奔走。長女・麗禾ちゃんとバースデーケーキを手作りしたという。 「当日は海老蔵さんが朝から外出していましたが、昼過ぎに戻って家族でお誕生日会をしたそうです。主役の長男は王冠にマント姿。家族4人でお祝いの食卓を囲んだといいます。また午後には麻央の姉・麻耶さん(37)も駆け付けたそうです。勧玄くんは『カンカンガーデンを見せたい!』と言って、麻耶さんをテラスに案内していたそうです。そんな息子が喜ぶ姿を見て、海老蔵さんも苦労が報われた思いだったでしょう」(前出・梨園関係者) だが海老蔵がここまでガーデニングに奔走した理由は、勧玄くんの誕生日祝いという意味だけではなかった。そこには、ほかならぬ麻央への思いもあったのだ。 「麻央さんは、以前の自宅でもテラスで日向ぼっこをするのが大好きでした。闘病中とはいえ、家の中にばかりいては気が滅入りがちですからね。海老蔵さんは、麻央さんにとっても快適な空間を作ってあげたかったのでしょう。ちなみにテラスにはクローバーも植えたようですが、長女の麗禾ちゃんは以前『四つ葉のクローバーを見つけたらママにあげたい』と言ったことがあったそうです。だからカンカンガーデンには勧玄くんの成長だけでなく、麻央さんへの“全快の祈り”が込められているのだと思います」(別の梨園関係者) 今月のホワイトデーに、麻央はブログで切ない母心を《3月は、ひなまつり、結婚記念日息子の誕生日とお祝いづくしですが、ホワイトデーも、うれしい今日でした。いつかの日か、息子からお返しをもらえたりしたら母は泣いてしまう》とつづっていた。カンカンガーデンに生える四つ葉のクローバーが、きっとその願いをかなえてくれるはずだ。
2017年03月29日スマートフォン(以下・スマホ)やパソコンなどの使用で目の疲れを感じる、「スマホ老眼」が20〜40代の若年層で増えている。株式会社ファンケルヘルスサイエンスが20〜60代の男女1万8人に行った調査では、目の疲れがある人は全体の86.2%を占め、その原因として56.4%の人が「スマホやパソコンを利用したことによるもの」と回答。特に20〜30代で63%、40代でも59%が同様の回答で、スマホやパソコンの使用頻度が多い層に顕著な傾向が見られた。 眼精疲労分野に詳しい眼科専門医の梶田雅義先生は、「スマホ老眼」について次のように解説する。 「『スマホ老眼』とは、スマホの利用やパソコン作業などで目を酷使することで、一時的に老眼のように目のピント調節機能が衰えることをいいます。これは、『老眼』が始まる40代以降に多かった症状ですが、この数年、スマホの普及によって、10〜20代後半など若年層に増えています。『老眼』と『スマホ老眼』は、症状はよく似ていますが、原因は異なります。『老眼』は、加齢とともに目の水晶体が硬くなることで起こります。一方で『スマホ老眼』は、年齢は若いので目の水晶体はやわらかい状態です。目の酷使により、水晶体を動かす毛様体筋(筋肉)がこりかたまることで起こります」 ’15年に株式会社ファンケルヘルスサイエンスが行った調査では、1日のスマホの平均使用時間は約3時間。1日に1時間以上使用している人は約70%だった。生活に欠かせないスマホだが、スマホの使用増が「スマホ老眼」の原因になっているのだ。次の「スマホ老眼」チェックシートで、あなたの目の疲れ度合を確認してみよう。 □小さな文字や、ディスプレイ(スマホ、パソコン、タブレット、テレビなどの画面・以下同)を1日3時間以上見ている□就寝前や通勤中など手元の暗い中で、スマホやパソコンなどを利用することが多い□まぶたがピクピクとけいれんする□手元の文字やディスプレイが見えづらい(ピントが合いづらい)と感じる□目がかすむ、ぼやける□目が乾く感じがする□目がしょぼしょぼする□目の奥が痛む□目が充血する□以前より光をまぶしく感じる□肩こりがひどく、常に肩がはっている□後頭部から首筋にかけて痛み(頭痛)や重みを感じる 【診断結果】0〜2個・視界は良好3〜5個・スマホ老眼の傾向あり。注意が必要です6個以上・スマホ老眼が慢性化している可能性あり。早急なケアを 「目がかすむ、ぼやける、しょぼしょぼするといった症状のほか、悩む方の非常に多いドライアイも実は目を酷使することによる疲れ(=スマホ老眼)が原因のことが多いのです。一時的な症状にとどまらず、頭痛や肩こり、めまい、吐き気などを伴うことや、重症になると自律神経に影響を与え、実生活が営めなくなることもあります。そのため早めにケアをすることが大切です」(前出・梶田先生) そんなスマホなどによる目の疲労感を緩和するため、企業も動きを見せている。3月17日に株式会社ファンケルヘルスサイエンスは機能性表示食品『スマホえんきん』を発売。’15年6月の発売以来514万個を販売した大ヒット商品『えんきん』は40代以降の目のピント調節に特化した商品だったが、今回は「スマホ老眼」が気になる20〜40代に向けた商品となっている。梶田先生は、こうしたサプリメントの有効性についてこう語る。 「『スマホ老眼』には、サプリメントの摂取や目を温めることで血液の流れを良くし、目の筋肉の緊張をほぐすことが有効です。また、日ごろからスマホの利用やパソコン作業などが続く場合、定期的に目を休めて、近くだけでなく遠くを見ることを意識しましょう」
2017年03月29日(C)Corcoran Group 故デヴィッド・ボウイが、かつて住居としていたニューヨークのアパートメントが売りに出されている。 建物はセントラルパークを一望する一等地に位置し、ベッドルームが3部屋、トイレは3カ所、。書斎にはウォルナット天板の重厚なデスクが鎮座し、広々としたキッチンには「ミエル」社のオーブンと高級キッチンブランド「サブ-ゼロ」社の大型冷蔵庫がビルトインされている。非常にハイスペックな物件だが、その価値を爆発的に高めている調度品がある。ボウイが所有していたYAMAHAのグランドピアノだ。 ボウイは2002年に退去する際、このピアノを残していった。以後、数人のオーナーが入居したが、このピアノは大切に受け継がれてきたという。 気になる価格は649.5万ドル(約7億2,200万円)だ。
2017年03月29日