ジャンルを超越した音楽×映像×アートを創造するクリエイティブミクスチャーユニット・NIKO NIKO TAN TANが、メジャー1stアルバム『新喜劇』を8月7日(水) にリリースすることが決定した。本作には、最新曲「MOOD」、全国TVCMに起用された「Jurassic」、ドラマOPテーマ「IAI」をはじめとした人気曲に加え、映画主題歌「No Time To Lose」、ライブ定番楽曲であり初の音源化となる「Paradise」を含む全14曲を収録。NIKO NIKO TAN TANが繰り広げる、“キャッチー”で“エッジー”なエンターテインメントを余すことなく堪能できるようなアルバムとなっている。VICTOR ONLINE STORE限定盤は、7インチサイズ・スペシャルパッケージとなっており、外装にはアーティスト写真に続き、バンドのクリエイティブを司るDrug Store CowboyとイラストレーターYUGO.によるタッグによって生まれたアートワークが大きくあしらわれている。またNIKO NIKO TAN TANのライブステージシンボルとも言える電飾看板をデザインしたオリジナルキーホルダー、メンバー監修のデザインブックレット、さらにここでしか手に入らない特典も封入される予定で、詳細は後日発表となる。■OCHAN コメント初シングルを出した五年前の日と同じ日に、このアルバムを放てるのがめっちゃ面白い。新喜劇の開幕を楽しみにお待ちください。<リリース情報>NIKO NIKO TAN TAN メジャー1stアルバム『新喜劇』8月7日(水) リリースNIKO NIKO TAN TAN『新喜劇』ジャケット●VICTOR ONLINE STORE限定盤(CD+オリジナルキーホルダー+ブックレット):税込6,050円※7インチサイズ・スペシャルパッケージ仕様予約リンク:●通常盤(CD):税込3,300円予約リンク:【CD収録内容】「ハナノヨウ」、「琥珀」、「Jurassic」(戸田建設TV CMソング)、「可可 feat. ぷにぷに電機」、「カレイドスコウプ」、「IAI」(水曜ドラマ23『向かいのアイツ~メトロンズ初主演 連続ドラマ~』オープニングテーマ)、「No Time To Lose」(映画『みーんな、宇宙人。』主題歌)、「MOOD」、「Paradise」を含む、全14曲収録予定。(順不同)<ライブ情報>『NIKO NIKO TAN TAN 2MAN TOUR 2024 "喜劇"』※終了分は割愛6月23日(日) 東京・Zepp Shinjuku(TOKYO)ゲスト:Tempalayチケット情報:()公式サイト:
2024年05月04日ジョージ・ミラー監督の最新作『マッドマックス:フュリオサ』オーストラリアプレミアが開催され、アニャ・テイラー=ジョイ、クリス・ヘムズワース、ジョージ・ミラー監督が登場した。本作の映画宣伝アンバサダーに就任した、なかやまきんに君がプレミアに参加。タンクトップにホットパンツ姿で登場したきんに君は、マッドマックスシリーズの魅力を「とにかくアクション!とんでもないです!始まったら最後まで止まらない素晴らしい映像の連続で、まばたきする暇も息つく暇もないぐらい、とにかくアクションがすごいんです」と語り、本作について「衝撃でした!もちろんアクションはすごいんですが、ストーリーも素晴らしい。心打たれるものがあって、人間と人間の物語が最高なんですよ。そこにとんでもないアクションが連続して、心がグイグイ持っていかれます!」とPRした。さらに、きんに君はジョージ・ミラー監督に「ウォーボーイズをはじめマッチョなひとたちを沢山使って長い間撮影する苦労や秘訣などはありますか?」と質問。ミラー監督は「セカンドユニットとかスタントコーディネーターのスタッフたちはすごい良いチームで長年一緒に仕事をしているんだ。いつも安全に規律正しく情熱的にハードワークで大変だったけど、楽しく仕事ができているよ」と明かした。また、クリス・ヘムズワースに「どんな役をやっても筋肉が素晴らしいのですが、今回の役作り身体づくりで苦労したことは?」と質問すると、ヘムズワースは「この作品の前に『ソー:ラブ&サンダー』を撮影していたんだけど、そこから撮影までの間に元の自分の身体に戻す時間があまりなくて、普段の自分よりも筋肉がついている状態だったので、それが役にちょうどよかったんだ」と回答。「ジョージ・ミラー監督がつくったディメンタスというキャラクターは見栄っ張りで妙に堂々としているやつなので、彼の支配的な面や権力がある様を演じるにあたって身体的に活きたんだ。あとは声の質やしぐさなどを役に合わせて練り上げていったよ。」と振り返った。そして最後に登場したのは、フュリオサを演じたアニャ・テイラー=ジョイ。きんに君が「アクションシーンをやる上で一番大変だったことは?」と質問すると「一番大変で一番楽しかったことは、同じことを何度も繰り返したことよ。ふつうは繰り返すとどんどん悪くなっていってしまうんだけど、以前私がバレエダンサーだったこともあり、繰り返す毎により完成度が高くなっていったわ。常に最高の自分を、自分のベストを更新していったことが楽しかったわ」と語った。キャストや監督が過ぎ去った後も、興奮が止まらないきんに君は「緊張感もある中、どうなるかと思いましたけど無事三人にインタビューをすることができてよかったです!」と安心した様子を見せ、改めて「とにかく最高な映画なので見てください!」とアピール。「パワー!」と持ち前のネタで締めくくり、宣伝アンバサダーとしての役目をしっかりと果たした。『マッドマックス:フュリオサ』5月31日(金)全国公開(C)2024 Warner Bros. Entertainment Inc. All Rights Reserved.IMAX(R) is a registered trademark of IMAX Corporation.Dolby Cinema is a registered trademark of Dolby Laboratories.
2024年05月03日今年設立25周年を迎えるエイティーフィールドが主催する弾き語りライヴイベント『Real Good Time Together』が、5月26日(日) に東京・下北沢SHELTERで開催されることが決定した。出演者は、安斉龍介(LAST ALLIANCE)、金廣真悟(グッドモーニングアメリカ)、北(ルサンチマン)、杉森ジャック(THIS IS JAPAN)の4組。チケットは先着先行受付が5月4日(土) 正午よりスタートする。<イベント情報>『Real Good Time Together』5月26日(日) 東京・下北沢SHELTEROPEN18:45 / START19:15出演:安斉龍介(LAST ALLIANCE) / 金廣真悟(グッドモーニングアメリカ) / 北(ルサンチマン) / 杉森ジャック(THIS IS JAPAN)■先着先行:5月4日(土) 12:00~5月6日(月・休) 23:59()
2024年05月03日常田大希率いるmillennium paradeが、欧米大手レーベルとの契約を発表。またアーティスト名も「MILLENNIUM PARADE」に改名し、その第1弾となるシングル「GOLDENWEEK」を5月10日(金) に配信リリースすることが決定した。今回MILLENNIUM PARADEは、米国においてはTravis Scott、21 Savageらを擁し、古くはRage Against The Machineらを輩出してきたEPIC US、そして欧州ではTems、Bring Me The Horizon、Sadeなどをはじめとする世界的アーティストたちを世に送り出してきたRCA UKという2大レーベルと契約。グローバルマーケットに本格進出を果たすことになる。<リリース情報>MILLENNIUM PARADE「GOLDENWEEK」5月10日(金) 配信リリースMILLENNIUM PARADE「GOLDENWEEK」ジャケット配信リンク:公式サイト:
2024年05月03日7月12日(金) よりWOWOWで放送・配信される連続ドラマW-30『磯部磯兵衛物語~浮世はつらいよ~』の全キャストが発表された。原作は、2013年から17年に「週刊少年ジャンプ」で連載された仲間りょうによるギャグ漫画。立派な武士を目指して日々精進すると言いながら、努力しない武士校生・磯部磯兵衛のぐうたらで突っ込みどころ満載な日常を描く。主人公の磯兵衛役をWOWOWドラマ初主演となる杉野遥亮が務めるほか、鈴木福、長濱ねる、マキタスポーツ、津田寛治、三宅弘城、檀れいがキャストとして名を連ねている。今回新たなキャストとして平泉成、新木宏典、徳重聡、綾田俊樹、秋山竜次(ロバート)、眞島秀和の出演が決定。本作では理想の磯兵衛役を妄想して配役を提案するという、ドラマオリジナルのエピソードも描かれるが、平泉は完徹(完全徹夜)ができることを証明しようと躍起になる磯兵衛、新木は磯兵衛が妄想するかっこいい磯兵衛、徳重は往年の時代劇を彷彿とさせる劇画タッチで本格時代劇俳優風な磯兵衛を演じる。また、綾田は見た目は普通の老人だが腕っぷしが強く、生徒へのスパルタ指導も繰り出す武士校の先生役、秋山は世捨て人だが人間離れした特技をもっているナニガシ役、眞島は大人になった磯兵衛(?)役をそれぞれ務める。なお平泉はナレーションも担当しており、時代劇でありながらSFという摩訶不思議な作風を、メタ的なユーモアを加えながら面白おかしく進行する。<番組情報>連続ドラマW-30『磯部磯兵衛物語~浮世はつらいよ~』7月12日(金) WOWOWで放送・配信スタート(全10話)特設サイト:仲間りょう/集英社 (C)WOWOW
2024年05月03日映画『ボブ・マーリー:ONE LOVE』が5月17日(金) に公開される。このたび、本作のスタッフ&キャストが主演のキングズリー・ベン=アディルについて語るコメントが到着した。本作は、アルバム売上が全世界で7,500万枚以上を記録し、「ロックの殿堂」入りも果たした“レゲエの神様”ボブ・マーリーの波乱万丈な生涯を描く伝記映画。全米では公開から2週連続の首位を獲得(Box Office Mojo調べ)し、イギリス、フランスでは公開初日興収が『Ray/レイ』『ボヘミアン・ラプソディ』『ロケットマン』『エルヴィス』などを抑え、音楽伝記映画史上最高の初日興収を記録している。主演のキングズリーはボブを演じるにあたり、『ボヘミアン・ラプソディ』や『エルヴィス』など数多くの作品に参加してきた、ムーブメント&コレオグラファーのポリー・ベネットからボブの所作や身体の動きを教わったという。ステージに立つボブは、音楽が彼の身体を誘って乗っ取っているかのような、ダンスとは異なる独特な動作も有名だが、ベネットは「ボブのことを“彼はなんて自由なんだ。ステージ上でリラックスしている”と言う人もいるけれど、実際は違う。彼の演奏や動きは全てが一貫しており、確固たる軸を持って動いている」と語る。またボブを演じたキングズリーについてベネットは「キングズリーの動作には、全て根拠がある。ボブ・マーリーがなぜそのように動くのかを掘り起こすことで、身体的側面から役の人物像を作り上げる手助けができたと思う」と称賛している。さらに、ボブのレコードプロデューサーでアイランド・レコード社を創業したクリス・ブラックウェルを演じたジェームズ・ノートンも、「キングズリーには脱帽だ。何度も地獄を見る思いをしたと思うが、それでも役を引き受け成し遂げた。あれほど献身的な役者は見たことないよ。本当に作品に身を捧げたことは、映画を観れば一目瞭然だ」とキングズリーに対して賛辞を送った。<作品情報>『ボブ・マーリー:ONE LOVE』5月17日(金) 公開『ボブ・マーリー:ONE LOVE』ポスタービジュアル公式サイト: PARAMOUNT PICTURES
2024年05月03日6月14日(金) に公開される映画『蛇の道』の新たな場面写真が公開された。本作は、1998年2月21日に日本で劇場公開された黒沢清監督によるサスペンス映画『蛇の道』を、日仏共同製作にてセルフリメイクしたもの。何者かによって8歳の愛娘を殺された父、アルベール・バシュレ(ダミアン・ボナール)が、偶然出会った精神科医の新島小夜子(柴咲コウ)の協力を得て、犯人を突き止め復讐することを生きがいに、殺意を燃やす。そのほか共演に西島秀俊、青木崇高、マチュー・アマルリック、グレゴワール・コランが顔を揃える。公開されたのは、柴咲コウの怪演が鮮烈なインパクトを与える場面写真。アルベールと小夜子が財団の関係者たちを次々と拉致監禁し、拷問するシーンが収められており、中には何者かに冷たい目線を向け、容赦なくナイフを振りかざす小夜子の狂気に満ちた姿も。医師として働く一方で、他人の復讐に協力する小夜子の本当の目的は一体何なのか。終始感情が読めず、内なる狂気を秘めたこの難役を見事に演じ切った柴咲について、黒沢清監督は「彼女の鋭く怪しい眼差しと、野獣のような身のこなしが、この映画をオリジナル版にもましてミステリアスで深みのある作品に格上げしてくれました」と絶賛している。<作品情報>『蛇の道』6月14日(金) 公開 CINÉFRANCE STUDIOS – KADOKAWA CORPORATION – TARANTULA
2024年05月03日韓国の人気コミックが原作のミュージカル『ミセン』が、2025年1月に大阪、2月に愛知、東京で上演されることが決定した。『ミセン』は、韓国のウェブコミック・WEBTOON(ウェブトゥーン)で大ヒットし、コミックスは累計300万部を突破。さらにドラマ化され、韓国のエミー賞と言われる百想芸術大賞など、2014年度のドラマ賞を総なめにし、「ミセンシンドローム」と呼ばれるほどの社会現象を起こした作品。日本では、2016年よりピッコマで連載され、同年フジテレビ系にてリメイクドラマ『HOPE~期待ゼロの新入社員~』が放送された。今回が世界で初めての舞台化となる。『ミセン』原作書影(C)Yoon, Tae Ho / SUPERCOMIX STUDIO Corp.クリエイター陣は、脚本・歌詞をオ・ルピナ、キム・ソラの共同脚本・歌詞、音楽をチェ・ジョンユンが担当。ホリプロとして初めて韓国のクリエイター陣とオリジナルミュージカルを創作する。囲碁のプロ棋士になる夢が絶たれ商社のインターンとして働くことになる主人公のチャン・グレ役を、NHK連続テレビ小説『ちむどんどん』や、現在フジテレビ系にて放送中の連続ドラマ『366日』に出演中の前田公輝が演じる。グレが所属することになる営業3課のオ・サンシク課長に橋本じゅん、グレの母親とワーキングマザーでありオ課長の同期ソン・ジヨンの一人二役に安蘭けい、グレの同期インターン社員に清水くるみ(アン・ヨンイ役)、内海啓貴(ハン・ソンニュル役)、糸川耀士郎(チャン・ベッキ役)ほか、石川禅、中井智彦、あべこうじ、東山光明などが顔を揃える。ミュージカル『ミセン』キャストタイトルの「ミセン」とは囲碁用語で、漢字では「未生」。「死に石」に見えても、まだ完全な「死に石」ではなく、どちらにも転ぶ石のことを言う。本作では物語を通して、人生は自分の選択次第であらゆる道に進むことができる、「自分らしく生きること」とは何かが描かれる。<コメント 全文>■原作著者:ユン・テホ「未生」を作りながらいつも夢を見てきました。自分の台詞に音と踊りが共にありますように。音と踊りがいっぱいある舞台上の「未生」を期待します。■著作権者:SUPERCOMIX STUDIO韓国で大きな愛を受けた作品「未生」を日本でミュージカルとしてお見せできてとても嬉しいです。ご観覧してくださる皆さんへ‘申し分ない’素敵な公演として記憶されることを心から願います。■チャン・グレ役 前田公輝韓国で“サラリーマンのバイブル”と称されるほどの漫画「ミセン」。ドラマでもさらなる社会現象を起こし、日本でもリメイクされたこの作品の主人公を、演じられることを嬉しく思います。この作品は、世の中で生きていくための人生のヒントや、一生懸命に向きあうための、励ましが詰め込まれている作品だと思います。初めてミュージカルの主演を務めさせていただきますが、しっかりと作品に向き合って、役とともに僕自身も成長していきたいと思います。劇場でお待ちしています。■脚本・歌詞・演出:オ・ルピナこんにちは。オ・ルピナです。新しいミュージカル『ミセン』で日本の観客の皆様にお会いできて光栄であり、ときめいています。穏やかだが暖かい、淡泊だが生動感溢れる感動的な人の物語、私たちの物語をお伝えしたいです。2025年の始まりを私たち[ミセン]と幸せに始められるように一生懸命に準備し、観客の皆さんに会える日をお待ちしています。ありがとうございます。■脚本・歌詞:キム・ソラオリジナルミュージカル『ミセン』の日本公演にご一緒できて感謝の気持ちです。 日本の制作スタッフの皆様とコミュニケーションをとりながら一緒に作品を作っていくすべての過程をとても楽しみにしていました。 今回の作業は私にとっても「未生(ミセン)」から「完生」へと進む過程です。 この作品を通じて私のような他の未生(ミセン)たちが暖かい慰めをもらって欲しいです。■音楽:チェ・ジョンユン漫画「ミセン」が日本の舞台でミュージカルとして新たな命を得る過程に作曲家として参加できることをとても嬉しく思います。この作品の奥深さを音楽で解きほぐすという挑戦も楽しいです。日本の観客の皆様に私たちの物語を伝え、心に響くような感動をお届けできることを願っています。心から感謝しております。<公演情報>ミュージカル『ミセン』ミュージカル『ミセン』ビジュアル原作著者:ユン・テホ著作権者:SUPERCOMIX STUDIO脚本・歌詞:オ・ルピナ、キム・ソラ音楽:チェ・ジョンユン翻訳・訳詞:高橋亜子演出:オ・ルピナ振付・ステージング:KAORIalive【キャスト】前田公輝、橋本じゅん、清水くるみ、内海啓貴、糸川耀士郎、中井智彦、あべこうじ、東山光明、石川禅安蘭けい伊藤かの子、岡田治己、加賀谷真聡、加藤さや香、工藤彩、熊澤沙穂、田村雄一、俵和也、照井裕隆、永松樹、早川一矢、MAOTO(50音順)【公演スケジュール】■2025年1月 大阪2月 愛知、東京ほか
2024年05月03日山海塾が2015年に初演した『海の賑わい陸(オカ)の静寂─めぐり』をリ・クリエーションし、上演する。山海塾の創設者として、舞踏家・振付家・演出家として数々の作品を遺した天児牛大による作品。初演の地、北九州での9年ぶりとなる凱旋公演だ。日本発のダンス表現である「舞踏」を世界に広めたアーティストのひとりである天児牛大。3月にもたらされた彼の訃報に、多くのファンは深く悲しみ、その偉業に思いを馳せた。1975年、天児牛大により創設された山海塾は、1980年より海外進出、主にフランスと日本を創作活動の拠点とし、1982年からはパリ市立劇場との共同プロデュースで創作を続けてきた。舞踏を「重力との対話」と捉える天児は、演出・振付のほか、空間や衣裳のデザインも総合的に手がけ、数々の作品を生み出した。ワールドツアーでは48もの国々を巡り、2001年5月にロンドンのサドラーズ・ウェルズ劇場で上演した『遥か彼方からの―ひびき』では、イギリスで最も権威のある舞台芸術賞ローレンス・オリヴィエ賞の最優秀新作ダンス作品賞を日本のカンパニーとして初めて受賞するなど、高い評価を得ている。北九州芸術劇場は、2005年度より山海塾の新作の共同プロデュースに参加、数々の作品を日本初演しているが、同劇場初の山海塾による世界初演作品として注目されたのが、2015 年に上演された本作だ。©Sankai Juku©Sankai Juku天児が『海の賑わい陸の静寂─めぐり』でモチーフとしたのは、ウミユリ。ユリといっても植物ではなく、ウニやヒトデと同じ棘皮動物の一種で、古生代の海に繁栄、いまも深海に数種が生息しているという。舞台の暗がりから浮き上がってくるのは、ウミユリの化石がかたどられた大きな壁。太古の生命のざわめきが刻まれた、不思議な魅力を放つ舞台空間に、しばし目を奪われる。そこで繰り広げられるのは、太古の豊かな海で騒々しいほどに繁栄を極め、やがて化石となって地上に現れ、長い時の果てに、暗い深海の静けさの中でひっそりと生命を繋ぐウミユリが、あるいはこの地球が、さらには私たち人類が辿った、気が遠くなるような長い長い歴史だ。全身白塗りの舞踏手たちにいざなわれ、観る者の想像力は、途方もない時間を飛び越え、掻き立てられてゆく。初演の地でのリ・クリエーションは、天児が遺してくれた壮大かつ美しい世界を、より鮮やかに再生させるだろう。公演は5月12日(日)福岡県・J:COM北九州芸術劇場中劇場、チケットは発売中。文:加藤智子<公演情報>山海塾「海の賑わい 陸(オカ)の静寂―めぐり」リ・クリエーション演出・振付・デザイン:天児牛大音楽:加古隆 / YAS-KAZ / 吉川洋一郎演出助手:蟬丸舞踏手:蟬丸 / 竹内晶 / 市原昭仁 / 松岡大 / 石井則仁 / 岩本大紀 / 髙瀨誠 / 伊藤壮太郎2024年5月12日(日)会場:福岡・J:COM北九州芸術劇場チケット情報()【プレトーク開催】「舞踏の宇宙~「Butoh」を世界に放った山海塾と天児牛大」日時:5月12日(日)10:30~12:00会場:朝日カルチャーセンター北九州教室(リバーウォーク北九州2階)講師:吉田純子(朝日新聞編集委員)プレトークの詳細・お申し込みは こちら()J:COM北九州芸術劇場公演サイト山海塾公式サイト
2024年05月03日6月21日(金) に公開される映画『ザ・ウォッチャーズ』の特別予告のナレーションを、お笑い芸人のこがけんが務めていることが発表された。28歳の孤独なアーティスト・ミナがガラス貼りの部屋に見知らぬ3人とともに閉じ込められ、“謎の何か”に毎晩監視される恐怖を描く本作。『シックス・センス』や『オールド』などで知られるM・ナイト・シャマラン監督の娘、イシャナ・ナイト・シャマランが自らの脚本で長編初監督を務めるほか、M・ナイト・シャマランもプロデューサーとして参加している。こがけんはM・ナイト・シャマラン監督の大ファンであることを公言しており、ノリノリでナレーション収録に挑み、自らバリエーションを提案して色々な声のパターンを収録したという。なお本作の公開劇場では、今回オンライン上で公開された映像とは異なり、映画館だけでしか見ることができない内容が上映されている。また、監視者が覗き見をしている本作の設定になぞらえて、ナレーション撮影中にこがけんが監視されてしまう特別ドッキリ映像が公開された。ナレーション撮影を終えたこがけんのヘッドホンに突如としてノイズが走り、「ウォッチャーズの主人公はガラス貼りの部屋に閉じ込められてましたが、それにちなんで今日はこがけんさんも閉じ込めちゃいました!」という不気味な声のアナウンスが響き渡る。映画さながらに恐る恐るガラス窓の向こう側をのぞき込むと、そこにはこがけんを微笑みながら監視する関係者・スタッフ=ウォッチャーズ(監視者)の姿が。ドアも締められて『ザ・ウォッチャーズ』(監視者)の世界観を身をもって体感することになったこがけんが、「ウォッチャーズを初めて見たときのリアクション」「ショックを受けて倒れた後、再び見たら監視者が化け物だったときのリアクション」など、自身のギャグを『ザ・ウォッチャーズ』仕様にして次々と披露している。最終的にドアが開き、スタッフ陣のもとへ駆けつけたこがけんは「収録したナレーションは使うんですか?」と、どこまでがドッキリか半信半疑状態。スタッフの「もちろんです!」の一言に思わず安堵の表情を浮かべ、崩れ落ちる様子が映し出されている。ドッキリを受けた感想については「ここから1時間大喜利とかやらされたら嫌だなと思いました。(本作は)夜になったらどうのこうのという話じゃないですか。明日休みなのはそういうこと!?と思って……」と作品に沿ったドッキリ展開を想像し、恐怖を抱いていた様子。また収録全体を振り返り、自身がM・ナイト・シャマランの大ファンであることに触れつつ、「関われたことがめちゃくちゃ嬉しいです」と話し、タイトルを読む声色など、いつも以上に積極的に提案するこだわりを見せていたことを明かした。さらに、本作の監督がそんなM・ナイト・シャマランの娘、イシャナ・ナイト・シャマランであることについては「お父さんより映画を撮るのが上手い可能性がある!中身については、心温まる系の落としどころがあるのではないか、ただ怖がらせるというのはやらない」とファンであるからこその期待を込めた発言も見られた。映画『ザ・ウォッチャーズ』特別映像映画『ザ・ウォッチャーズ』こがけんドッキリ映像<作品情報>『ザ・ウォッチャーズ』6月21日(金) 公開映画『ザ・ウォッチャーズ』ポスタービジュアル公式サイト: WARNER BROS. ENT. ALL RIGHTS RESERVED
2024年05月03日ミュージカル『この世界の片隅に』が、5月から7月にかけて東京・北海道・岩手・新潟・愛知・長野・茨城・大阪・広島で上演される。このたび、原作者のこうの史代、主人公の浦野すずをWキャストで演じる昆夏美と大原櫻子、そして音楽を手がけるアンジェラ・アキの4名による座談会が実現。その模様を綴ったオフィシャルレポートを紹介する。座談会は稽古場で実施され、原作の創作秘話やミュージカル版の見どころ、聞きどころなどが存分に語られた。なおこうのは、アンジェラと昆、大原と今回初対面を果たした。原作者に聞く、「すず」誕生秘話大原今日はお忙しいなか、稽古場までいらしていただきありがとうございます。昆お会いできて本当に嬉しいです。緊張していて、うまくお話できるか分かりませんが(笑)。こうのいえいえ、私こそ嬉しいです。おふたりとも、キラキラキラキラされていて。アンジェラそうなんですよ。それにふたりとも、もうすずさんそのもの。今日は昆ちゃんの稽古を見ていただきますが、どちらも魅力的なので、本番はぜひ両方見ていただきたいですね。昆私が最初に原作を読んだ時に心打たれたのは、戦争を扱っていながら、常に温かい空気が流れているところでした。「戦争はいけません!」と声高に訴えるのではなく、今の私たちとも変わらない“人の心”に焦点が当たっていて、だからこそ、すずさんの喪失感がより迫ってきたのだと思います。その後も読む度に色々な発見があって、今、特に気になっているのはすずさんの表情。分かりやすく笑ったり怒ったりしている時もあれば、もっと奥深い表情をしている時もあることに気付いて、どう自分の中に落とし込んだらいいかを考えながらお稽古しています。左から)大原櫻子、昆夏美こうの確かに、そこは演じる方の解釈によってくるところですよね。すずの個性に昆さんと大原さんの個性が重なった時にどうなるのか、すごく楽しみです。大原すずちゃんの個性というところでぜひお聞きしたいのですが、主人公を「ボーっとした」キャラクターに設定したのはどうしてなんですか?こうのそのほうが、この時代と場所に馴染みのない読者でも、物語に入り込みやすいと思ったんです。主人公が最初から呉でチャキチャキ頑張っている人だと、会話の中で状況を説明する隙がないですよね。でもよそから来たボーっとした人が主人公なら、主人公が周りの人たちに色々と質問をして、それに答える形で状況の説明ができるんです。アンジェラああ、なるほど。私もそこはぜひお聞きしたかったのですが、すごくしっくり来るお答えです。ノンフィクションのようにリアルな秘密アンジェラ・アキアンジェラすずさんや周りのキャラクターに、モデルはいるんですか?こうの周作の職業だけは私の親戚をモデルにしていますが、あとは全部創作ですね。アンジェラそうなんですね!初めて原作を読んだ時、私にはまるでノンフィクションのように感じられて、先生ご自身やご家族の体験談なのかと思ったほどでした。大原分かります、それくらいみんなリアルなんですよね。私はすずとリンさんの関係性にも惹かれているのですが、リンさんはどんな思いから生まれたキャラクターなのでしょうか?こうのすずに家族とはまた違う、同世代の友達との世界を作ることで、もうひとつの“世界の片隅”を表現したかったというのがひとつ。それから、当時の呉には実際に遊郭があったので、そういう過酷な境遇の人たちをいなかったことにはできない、というのもありました。大原ありがとうございます。やはり史実に基づいているからリアルなのですね。昆少し話が逸れてしまうのですが、すずもリンも、元素名から名前が取られているんですよね。調べてみたら全員そうで鳥肌が立ったのですが、それはなぜなんですか?こうのキャラクターの名前って、自分の思いつきだと似通ってしまうから、系統立てて考えることが多いんです。最初は呉の地名にしようかと思ったのですが、呉には硬い地名が多いんですね。悩んでいた時、たまたま近くに周期表があったので、これを使おうと(笑)。たくさんある元素の中で「すず」を主人公にしたことには、私が飼っていたインコの「すずしろ」が関係しています。ある時いなくなってしまったのですが、どこかでずっと元気にしていてほしくて、新天地で頑張る主人公にその思いを込めたんです。こうの史代昆そんな大切な思いが込められていたんですね!お聞きできて良かったです。アンジェラ本当に。貴重なお話ばかりで、なんだか得した気分です(笑)。オリジナル作品ならではの苦労と喜びこうの私はディズニーのミュージカルアニメが大好きなので、自分の漫画がミュージカルになるなんて夢のようで、アンジェラさんの歌われたデモテープも感動しながら聞かせていただきました。ミュージカルが出来上がっていく過程を垣間見られるのも刺激的で、これから見学できるのも本当に楽しみなんですが、お稽古で特に苦労されているのはどんなことですか?アンジェラ今回が初演のオリジナル作品なので、最終形が見えていない難しさはやはりありますね。でもだからこそ、キャストの皆さんと一緒に作れている感覚があって楽しいです。特にすずのふたりは、「すずはこういう言い方はしないと思う」といったフィードバックをくれる頼もしい存在で、それを受けて歌詞を変えたりもしているんです。私はこの作品が長く続いていくことを願っているのですが、最初のすずがこのふたりで本当に良かったです。大原そんな、こちらこそ。アンジーさんが音楽や歌詞を変える相談もさせてくださるので、オリジナルならではの生みの苦しみはありますが、私も楽しくお稽古させていただいています。昆アンジェラさんは、強い思いを持って楽曲を作られたはずなのに、私たちの思いを汲んで柔軟に変更してくださるんです。こうの先生の生み出された温かい原作のもと、温かい人たちが集まって、温かい作品を作っている感じがすごくある稽古場です。こうの素敵ですね。漫画は基本的にひとりで作るもので、編集さんたちとの縦の関わりはありますが、ミュージカルのようにたくさんの人がいっぺんに、横に関わることがないんです。でも漫画にも、見えていないだけで本当はたくさんの方が関わっていることを、こうしてミュージカルになったことで実感できた気がします。アンジェラミュージカルは、総合芸術なんですよね。私も自分のアルバムを作る時は基本的にひとりですが、今回はみんなとキャッチボールをしながら作っているから、大変ではあっても決して孤独ではない。それがミュージカルの醍醐味なのかもしれません。昆もうひとつ苦労しているのは、やはり原作の雰囲気を損なわないようにすること。原作ではどの話にも必ずオチがあって、そこも私の大好きなところなのですが、ミュージカルは2時間半ほどにまとまっているので、クスっとできるエピソードのすべては入っていないんですね。削られている分、温かい雰囲気をベースに置いておく、ということを意識しています。こうのああ、なるほど。そこはミュージカルならではの見どころになりそうですね。ミュージカルの見どころ聞きどころ大原私から先生に見どころを紹介させていただくなら、すずと周作のデートのシーン。特に「醒めない夢」という楽曲が、ふたりの可愛らしさがギュっと詰まっていてすごく素敵なんです。演じていて楽しいですし、あのキラッとした空気感を先生にもぜひ味わっていただきたいです。昆私は、2度出てくる「この世界のあちこちに」に注目していただけたら嬉しいです。これからどんな物語が広がっていくのか、お客様がまだ知らない状態で一度歌われた曲が、すずさんが自分の在り方を見つけた時に再び歌われる、という構成が大好きなんです。2度目に歌う時には、涙をこらえるのに必死になってしまう楽曲です。大原聞くだけで涙が止まらなくなる楽曲が、本当にたくさんあるよね。アンジーさんおひとりから、どうしてこんなにも色々なメロディーや言葉が生まれるのだろうと感動してしまいます。どれも大好きなのですが、特に聞きどころだと思うのは、径子さんの歌う「自由の色」。すずの生き方や考え方が変わるきっかけの曲ですし、お客様一人ひとりが自分の「自由の色」を発見し、救われたような気持ちになれるのではないかと思います。こうの「自由の色」は、私もアンジェラさんのデモで聞いた時からジーンと来ていました。アンジェラありがとうございます。今日はキャストの声で聞けますので、ぜひ楽しみになさっていてください。私が注目していただきたいのは、機銃掃射のシーンです。こうの漫画では顔のアップで進んでいくシーンだから、どう演じるんだろうと思っていました。大原そうですよね。漫画と同じようにはできない分、ミュージカルならではの表現になっていると思います。アンジェラ加えて、ふたりの演技がとにかく素晴らしいんですよ。このシーンあたりから、すずの感情がクレッシェンドしていき、最後には優しくデクレッシェンドしていくのですが、そのすべてが見どころですね。すずの熱量を表現するのは本当に大変だと思うのですが、ふたりとももう、「圧倒的」「ヤバい」といった言葉しか出ないくらいすごいパワーなんです(笑)。今日の通し稽古は昆ちゃんの回の予定ですが、実際に先生に見ていただけるのが私も楽しみです。昆あの、お手柔らかにお願いします(笑)。こうの「ハイやり直し!」なんて言いませんから安心してください(笑)。漫画が私の子どもなら、映画化や舞台化作品は孫のようなもの。私には可愛いばかりなんですよ。今日お話して、おふたりともそれぞれにすずだと感じましたので、お稽古も本番も本当に楽しみにしています。この座談会の後に、昆がすず役を演じて通し稽古が行われた。こうのは演じ終えたカンパニー全員に対して、感極まった面持ちで「お疲れ様でした。素晴らしい舞台でした。ちょっとジーンときました。ちょっとというか、大分ジーンときました。すごくすずが可愛くて、十数年前にこれを書いていた私に“グッジョブ!”と言いたいです(笑)。本当に有難うございました。感動しました」と伝え、カンパニーは大いに勇気づけられた様子だった。<公演情報>ミュージカル『この世界の片隅に』原作:こうの史代音楽:アンジェラ・アキ脚本・演出:上田一豪出演:浦野すず:昆夏美/大原櫻子(Wキャスト)北條周作:海宝直人/村井良大(Wキャスト)白木リン:平野綾/桜井玲香(Wキャスト)水原哲:小野塚勇人/小林 唯(Wキャスト)浦野すみ:小向なる黒村径子:音月桂白木美貴子 川口竜也 加藤潤一飯野めぐみ 家塚敦子 伽藍琳 小林遼介 鈴木結加里 高瀬雄史 丹宗立峰中山昇 般若愛実 東倫太朗 舩山智香子 古川隼大 麦嶋真帆桑原広佳 澤田杏菜 嶋瀬晴大村つばき 鞆琉那 増田梨沙【東京公演】2024年5月9日(木)~5月30日(木)会場:日生劇場【全国ツアー公演】6月6日(木)~6月9日(日) 北海道公演 札幌文化芸術劇場hitaru6月15日(土)・16日(日) 岩手公演 トーサイクラシックホール岩手大ホール(岩手県民会館)6月22日(土)・23日(日) 新潟公演 新潟県民会館大ホール6月28日(金)~30日(日) 愛知公演 御園座7月6日(土)・7日(日) 長野公演 まつもと市民芸術館7月13日(土)・14日(日) 茨城公演 水戸市民会館グロービスホール7月18日(木)~21日(日) 大阪公演 SkyシアターMBS7月27日(土)・28日(日) 広島公演 呉信用金庫ホールチケット情報:()公式サイト:『この世界の片隅に【新装版】』上(ゼノンコミックス/コアミックス)著者:こうの史代発売:コアミックス©こうの史代/コアミックス上巻、下巻好評発売中「アンジェラ・アキ sings『この世界の片隅に』」発売中。品番:MHCL-3076Sony Music Labels Inc.
2024年05月03日『MAKE A BOOM #7 -evergreen-』が、6月30日(日) に東京・LIQUIDROOMで開催されることが決定した。『MAKE A BOOM』は、今後の音楽シーンでブームを巻き起こすであろうアーティストの楽曲を、毎月厳選して届ける日本唯一のプレイリスト「BOOM BOOM BOOM」によるプレイリスト連動型イベント。第7弾となる今回はIvy to Fraudulent Game、カネヨリマサル、kobore、パーカーズ、プッシュプルポットが出演する。さらに、各バンドのフロントマンが出演する弾き語りステージも実施される。また、出演者によるコメント動画が公開となった。チケットは1次先行を5月8日(水) まで受付中。『MAKE A BOOM #7 -evergreen-』出演者によるコメント動画<イベント情報>『MAKE A BOOM #7 -evergreen-』6月30日(日) 東京・LIQUIDROOM開場14:30 / 開演15:30出演:Ivy to Fraudulent Game / カネヨリマサル / kobore / パーカーズ / プッシュプルポット弾き語りステージ出演:寺口宣明(Ivy to Fraudulent Game) / ちとせみな(カネヨリマサル) / 佐藤赳(kobore) / 豊田賢一郎(パーカーズ) / 山口大貴(プッシュプルポット)オフィシャル1次先行(抽選):5月8日(水) 23:59までイベント公式サイト:
2024年05月02日3月からスタートしたimase初の全国ツアー「imase Tour 2024 “Shiki”」が4月6日、東京・Zepp DiverCity公演でセミファイナルを迎えた。昨年秋の東名阪ツアー「imase 1st Live Tour 2023 “Utopia”」に続き、規模を拡大した今回のツアーも全公演チケットは即完。5月には待望の1stアルバム『凡才』のリリースを控え、春夏のフェス出演や新たな国内外でのツアーも発表されるなど、次なる大きな舞台へと軽やかに跳躍していくimaseの勢いが形となったライブをレポート。会場であるZepp DiverCityに入ってまず驚いたのは、その熱気。観客はimaseと同世代の20代が中心で、グッズを身につけ、友人同士楽しそうに語らいながら開演の時を待つ心地よいざわめきがフロアに満ちている。この日のMCで、「ライブ自体が初めてだという人は?」というimaseの問いに結構な人数の手が挙がり、「初めてのライブに僕を選んでくれてありがとう」という印象的なシーンがあったが、まさに楽しみにしていた日を迎えた高揚感が会場内の温度を上げているようだ。暗転と共にフロアを優しく包んだのは、雨音。バンドによるリリカルなセッションがスタートし、ステージにかかった紗幕の中央に当てられたスポットライトにimaseのシルエットが浮かび歌ったのは「Pale Rain」だ。迷いや葛藤を抱えながらも進んでいこうとする気持ちを淡いペールトーンのボーカルで繊細に表現し、語りかけるように紡がれた曲に会場には歓声と拍手とが起こる。ほのかにあたたかな余韻が会場にわたるなか、雨音のSEは鳥のさえずりや波音に変わり、あらわになったステージで笑顔を見せたimaseは、「imase Live Tour 2024 “Shiki”へようこそ。東京、セミファイナル楽しんでいきましょう」と言って、続く「Nagisa」や「ユートピア」で観客のジャンプを巻きこしていく。グルーヴィに、また洒脱で多幸感あふれるサウンドを奏でるのは、松本ジュン(Key)、モリシー(Awesome City Club/Gt)、林あぐり(Ba)、BOBO(Ds)で、2022年末の初ライブ(オンライン)からimaseのステージを共に作り上げてきたメンバーだ。エレクトロなダンスチューン「Shine Out」はバンドアレンジでより肉感的となって、ドラムのキックが観客の足元からビリビリと伝わってくるなか、imaseはステージでステップを踏みながらファルセットを響かせる。お立ち台に腰掛けて語りかけるように歌った「でもね、たまには」では、ジェントルなファルセットとラップを聴かせた。シンガロングやジャンプを起こすライブならではの曲からリラックスしたベッドルームポップスまで、その歌声で空間を軽やかに色づけていく感覚だ。“Shiki”と題した今回のツアーでは、ステージで移りゆく季節を表現した。しっとりと降る雨の季節を経て、ステージのスクリーンには来るアルバム『凡才』のモチーフにもなっている盆栽が映し出され、バンドによるインタールード的セッションから「Nagisa」で爽快な夏へ、そして色づいた盆栽とアコースティックなセッションから、季節は秋へと突入する。imaseの衣装もシャツ姿から、上着を羽織った秋の装いだ。秋のはじまりは、「逃避行」。キーボードとボーカルにピンスポットが当たって、歌と伴奏のミニマムな音響ではじまった歌は、徐々に楽器が加わって温かみを増していく。「I say bye」「アナログライフ」と、この秋のタームでは歌心のある曲が並んだ。日常に溶け込むBPMや心地よいビートに乗せたimaseのメロディは、いつの間にか口ずさんでいるキャッチーさを持つ。なんてことのない毎日や時間がリズムを帯びて動き出していくような曲、サウンドは、洗練されているがとてもフレンドリーだ。そんなところがリスナーを増やしている理由だろう。音楽活動をはじめて1年足らずでSNSを通じて曲が拡散されて2021年にはメジャーデビューという、現代らしいスピード感やある種の器用さで人気アーティストとなったimaseだが、実際の彼はどんな人なのか。クールで飄々とした佇まいのイメージ、そのままなのか。それはライブを観るとよくわかる。キャッチーでフレンドリーな曲、いつの間にかクセになるその曲同様に、imase自身もまた柔らかなユーモアがあってキャッチーな人だ。MCでは、今ハマっているというドラマ『プリズン・ブレイク』の話をしたり、そのドラマ内の人物のモノマネをしたり、かと思えば長くライブやツアーを共にしてきて打ち解けたメンバー(いずれも百戦錬磨のミュージシャンだ)に話を振り時にむちゃ振りをし、また観客を盛り上げ、と場を回していく。それが頑張っている感じじゃなく、さりげなく“弟感”もあって朗らかなムードが漂っている。この感じが、曲にも生きているところがあるんだろうなと思う。そして再び季節は巡って、冬のタームへ。今度はマフラーを巻いた姿でステージに登場したimase。ライブが進み、右肩上がりで会場内の熱気も上がっていくのに合わせて、どんどん着込んでいくという格好にツッコミたい状況ではあるが、冬のはじまりは「Holy Light」でメンバーも巻き込んだ壮大なるコール&レスポンスで観客を沸かせて、さらに熱気と笑顔を広げていった。春の予感をさせる「恋衣」の高揚感から、早くもステージには春のざわめきが訪れる。スクリーンには慌ただしく新しい生活が動き出したような、都会の雑踏などが映し出され、春らしいピンクのカーディガン姿のimaseが登場。「春来たり〜」という言葉とともに、「18」で会場を揺らし、「僕らだ」の4つ打ちのビートに手拍子を起こしていく。20代となったからこそまたリアルに綴ることができる、10代のかけがえのないきらめきや、大人になるとはなんなのか、大人になったら冒険はできないものなのか?という思いを、舞い上がるようなファルセットで解き放って、さらに観客の手拍子を大きくする。熱く、力強く歌い上げるのとはまたちがう、ファルセットならではのしなやかでエアリーな歌は、心までも軽くしてくれるようだ。ピンスポのなかアカペラでゆったりと、たっぷりと間をとって歌い出したのは「NIGHT DANCER」。その声に、会場内のテンションがグッと高まるのを感じ、同時に大きな歓声が湧き起こる。imaseというアーティストを国内外に響かせたお待ちかねと言えるこの曲では、スペシャルゲストとして世界中で流行ったダンスの振付を手がけたダンスクリエイターHoodie famが登場。imaseもHoodie famと一緒になってダンスで魅せる賑やかなステージで、観客たちも振りをやってみたり、自由に踊ったりと、ライブを通してもまた大きな曲になっているのを感じる。「ツアーがスタートして、いろんな地域の人に出会うことができて。大変なこともありましたが、こうして一緒にライブができると、音楽やっていてよかったなと思います」としみじみと語ったimaseは、その思いをデビュー曲「Have a nice day」に乗せて、会場を多幸感で満たしていく。曲中で改めてバンドメンバーとともに盛り上げたHoodie famを紹介しimaseがステージを後にすると、バンドのゴージャスなアウトロに乗せスクリーンには四季の彩りやアイテムでポップにカラフルになった盆栽が映し出された。5月にリリースとなる名刺がわりの1stアルバム『凡才』には、“凡才”である自分がどうしたらたくさんの人に聴いてもらえるか、たくさん考えて作った曲が詰まっているという。このタイトルには、海外でも人気の“盆栽”のように、国内外で愛されるようにという思いも添えられた。今回の全国ツアータイトル“Shiki”は、盆栽というひとつの世界の中で四季がおりなされることから名付けられた。6月からの1stアジアツアーも“Shiki”と題しており、海外でも今回のツアーの世界観が味わえるものになりそうだ。アンコールでは、この東京公演の前に配信リリースとなりポップなMVも公開された、マクドナルドタイアップソング「Happy Order?」が初披露。さらにこちらも新曲で、GUの2024年春夏シーズンWEB CMソングとなったロックチューン「LIT」を披露。ここからフェスシーズンに突入するが、そこでも抜群に映えるだろう2曲だ。そしてラスト「ヒロイン」ではキラキラの紙吹雪が舞うなか、観客はタオルを振り回し、歌い、バンドと一緒になってジャンプで締めくくった。「次は、ホールツアーでお会いしましょう」というimaseの言葉に、会場には期待がたっぷりこもった歓声と拍手が大きく響きわたった。Text:吉羽さおりPhoto:Viola Kam (V’z Twinkle)<公演情報>imase Tour 2024 "Shiki"2024年4月6日(土) Zepp DiverCityセットリスト01. Pale Rain02. Nagisa03. ユートピア04. Shine Out05. でもね、たまには06. 逃避行07. I say bye08. アナログライフ09. ミッドナイトガール10. Holy Light11. 恋衣12. 1813. 僕らだ14. NIGHT DANCER15. Have a nice dayEN1. Happy Order?EN2. LITEN3.ヒロイン<ライブ情報>『imase 1st Asia Tour “Shiki”』6月8日(土) [Bangkok] KBank Siam Pic-Ganesha6月12日(水) [Hong Kong] Hall 10, AsiaWorld-Expo6月20日(木) [Kuala Lumpur] Zepp Kuala Lumpur6月23日(日) [Shanghai] PHASE LIVE HOUSE SHANGHAI ※追加公演7月16日(火) [Seoul] YES24 LIVE HALL7月17日(水) [Taipei] ZEPP NEW TAIPEI特設サイト:<リリース情報>imase 1st アルバム『凡才』5月15日(水) リリース【収録曲】01. BONSAI02. NIGHT DANCER03. Nagisa04. Rainy Driver05. 1806. でもね、たまには07. ミッドナイトガール08. 僕らだ09. 恋衣10. 逃避行11. LIT12. アナログライフ13. Happy Order?14. I say bye15. ピリオド16. ヒロイン(グローバル寿司チェーン「元気寿司」香港 TVCMソング)17. Shine Out(ANESSA Global Campaign Song)18. ユートピア(映画「SAND LAND」主題歌)19. Have a nice day配信・予約リンク:特設サイト: 公式サイト:
2024年05月02日タナカユーキ(Vo/Gt)とチヨ(Ba/Cho)を中心に大阪で活動をスタートし、今年結成15周年を迎えたSPARK!!SOUND!!SHOW!!。アニバーサリーイヤーとして今年はさまざまなライブ企画が予定されているが、その第1弾となる『15th Anniversary Show~ONE MAN Series~』が4月16日渋谷WWWで開催された。パンク、ハードコア、エレクトロからポップスが混じり合ったエクストリームなサウンドと楽しむことに振り切ったエネルギッシュでエンターテインメントな4人のステージは、まさに“SPARK!!SOUND!!SHOW!!”としか形容のしようがない。そのスサシというバンドの面白さを見せるライブとなった。15周年を幕開けるワンマンライブは東京と大阪(5月6日梅田Shangri-la)で開催となる。それぞれでセットリストを変え、アニバーサリーイヤーならではの集大成的なものになるのは間違いないが、レポートする東京公演に関して言えば、攻めに攻めた内容となった。15年のドラマやバンドが歩んできた道のりを見せるというよりも、頭から祭りのフルパワーで始まり、その高揚感を天井知らずで上げていく。メンバー4人と観客とが一体となって会場を揺さぶって、音楽やライブというもののエネルギーを存分に味わうステージだ。登場からまさに無敵状態とでもいう空気をビシバシ放ち、「SKIMMING ME!!」「YELLOW」で早速シンガロングとダンスを巻き起こしていった4人。凶暴なデジタルビートが炸裂する「TOKYO MURDER」では、イチロー(Ds/Cho/169)がドラムセットからステージ最前線へと飛び出して観客を煽り、チヨ、タクマ(Gt/Syn/Cho)もまたステージ両サイドから身を乗り出してフロアを熱していく。ステージとフロアの境目も関係なしでぶつかり合っていくが、まだまだライブは序盤。バンドも観客もこんなにフルスロットルでいって最後までもつのか?と思うが、両者ともに加減は完全無視。むしろその激しく刺激的なサウンドで体力をチャージしているようだ。高音のシンセに重厚なギターリフとビートで興奮を引っ張り上げていく「南無」では、観客が待ってましたと大きくジャンプし、タナカユーキはそのフロアのうねりに飛び込んでクラウドサーフでフロアを回遊しながら歌う。スタートから一息で、気づけば熱狂のど真ん中にいる感じだ。ようやくブレスを入れるように観客に挨拶し「来てくれてありがとう」というタナカユーキ。またチヨは「攻め攻めのセットリストなので、僕らも頑張るからみなさんも頑張って」と告げると、タナカユーキが「今日は全部が仕上がった状態だ」とバンドが最高のコンディションであることを付け加えた。2015年の1st EP『Chemical X』収録のファンキーでアグレッシヴな「ドツク」で始まった中盤は、新旧混じり合った曲で観客のテンションを指揮していく。サブスクには上がっていないレア曲「サイコインターネットマジック」や、16年目に突入したSPARK!!SOUND!!SHOW!!の最新型である極上にキャッチーなミクスチャーロック、新曲の「霊障サーキュレーション」で豪快に観客を揺さぶると、ここからはさらにSPARK!!SOUND!!SHOW!!の真骨頂。目潰しのライトがビカビカと点滅するなか前のめりのビートと掛け合うボーカルで加速する「GODSPEED」で恍惚感を生み出すと、「感電!」でさらなる興奮の向こう側へとアクセルを踏みこんでいく。ブルータルなビートを背にフロントの3人は楽器を置いて声を上げ、会場内に旋風を巻き起こすこの曲。セットリスト上では「感電!」を2連打する予定だったが、イチローのタイミングが遅れ2発目はなしに(その雪辱をアンコールで晴らした)。しかしながら観客もこの辺で一休みする時間も必要だっただろう。後半へと折り返すMCでタナカユーキは、「SPARK!!SOUND!!SHOW!!を知ってくれている人なら、我々がいいメロディで万人に届く歌を歌っていることもご存知ですよね」と観客に語りかける。ここらへんでバンドの一面でもある歌心ある曲をじっくりと聴かせてくれるのかと思いきや、「メロウでグッドなメロディの曲は一切やりません」と宣言し、後半もアクセルを踏み続けた。「SCAR」から始まり、もはや笑っちゃうくらいに激しさを増したアンサンブルを奏で、アクロバティックに暴れていく。「STEAL!!」から「DEATHTRUCTION」へと怒涛の勢いで興奮を駆け上がっていって大きなシンガロングを起こしたかと思うと、ヒリヒリとした緊張感が漂うなかタナカユーキのモノローグでSPARK!!SOUND!!SHOW!!というバンドの反骨精神、無二の音楽や空間を作り上げていく内なる思いを一気に爆発させる「MARS」から、バンドで最初に作ったという「スサシのマーチ」へとなだれ込む。結成からメンバーの変遷はあるが、その核は1ミリもブレることなく、その異端にして極上にポップな“CHAOS POP”を丹念に磨き上げてきていることを、全身で伝えていく並びだ。さらに「BRUSH UP」や「しあわせになる」で、観客と一体となって歌い、踊る。また、この後のワンマンでの大阪公演に続き、7月からは『15th Anniversary Show~QUATTRO Series~ おどれしゃれこうべ』と題して東名阪の対バンライブが始まるほか、さまざまな企画を予定していることもアナウンスし、アニバーサリーイヤーは始まったばかりだということを告げたSPARK!!SOUND!!SHOW!!。観客のスマホのライトに照らされ歌った「good sleep」に続いてこの日のライブを締めくくったのは、「ソウルナンバー」。会場みんなの顔が見えるようにフロアのライトが灯ったなか観客と掛け合うようにして歌ったこの曲には、バンドとここにいるみんなとでこの先の未来の景色を描いていきたいという思いを新たにするエネルギーで満ちていた。充実感と共に、まだまだここから道の世界が始まっていく興奮とが入り混じった、15周年がスタートした。文:吉羽さおり写真:Taka"nekoze photo"<公演情報>SPARK!!SOUND!!SHOW!! Pre“15th Anniversary Show~ONE MAN Series~”2024年4月16日 渋谷WWWセットリストSE BRUSH UP1. SKIMMING ME!!2. YELLOW3. JUNGLE BUN DEM4. TOKYO MURDER5. NU ERA6. 黒天使7. 南無8. ドツク9. サイコインターネットマジック10. HAPPYBIRTH DIE11. 霊障サーキュレーション12. GODSPEED13. 感電14. 感電(ミスりました)15. SCAR16. STEAL17. DEATHTRUCTION18. MARS19. スサシのマーチ20. BRUSH UP21. MAD AGE HYMN22. good die23. しあわせになる24. good sleep25. ソウルナンバー<ライブ情報>SPARK!!SOUND!!SHOW!! Pre“15th Anniversary Show~ONE MAN Series~”5月6日(月・祝) 大阪・梅田Shangri-La開場17:30 / 開演18:30<ツアー情報>SPARK!!SOUND!!SHOW!! 15th Anniversary Show~QUATTRO Series~ おどれしゃれこうべ7月8日(月) 大阪・UMEDA CLUB QUATTRO開場18:00 / 開演19:00※対バンあり7月16日(火) 愛知・NAGOYA CLUB QUATTRO開場18:00 / 開演19:00※対バンあり7月31日(水) 東京・SHIBUYA CLUB QUATTRO開場18:00 / 開演19:00※対バンあり■オフィシャル先行受付:5月6日(月・祝) 23:59()SPARK!!SOUND!!SHOW!!公式サイト:
2024年05月02日UK.PROJECTの所属アーティストたちが出演する夏の恒例イベント『UKFC on the Road』が、今年も開催されることが決定した。今年は初の大阪単独公演として、8月21日(水) に大阪・なんばHatchで2ステージにて行われる。併せて第1弾アーティストとしてthe dadadadys、the shes gone、WurtSの出演が発表された。<イベント情報>『UKFC on the Road 2024』8月21日(水) 大阪・なんばHatchOPEN 13:00 / START 13:30 / END 22:00出演:the dadadadys / the shes gone / WurtS / and more……公式サイト:
2024年05月02日ウィーン少年合唱団の来日記者会見が4月25日、サントリーホール(東京・六本木)にて行われ、エーリッヒ・アルトホルト団長、今回来日したシューベルト組のカペルマイスターのオリヴァー・シュテッヒ、およびシューベルト組のメンバーらが出席。会見終盤には報道陣を前に美声を披露した。昨年、コロナ禍を経て4年ぶりの来日を果たした合唱団だが、今年も4月27日から6月16日(日)まで約8週間の間に全国で26公演を行なう。アルトホルト団長は、自身もかつて合唱団のメンバーであり、10歳の時に初めて海外公演で訪れたのが日本だったことを明かし『いまでも忘れられない鮮明な記憶です』と語り、合唱団にとって『数多くの公演の中でも日本公演はハイライトのひとつ。何人かの少年にとって初の海外公演であり、生涯忘れられない体験となると確信しています』と語る。シューベルト組を引率するカペルマイスターのシュテッヒ氏も『日本で多くの団員が何に感激するかというと聴衆の素晴らしさに対してです。心から私たちを歓迎し、音楽を愛し、私たちが届ける音楽に喜びを感じてくださっていることがメンバーにも伝わるのです』と日本公演が特別な体験であると強調する。今回の来日では、妖精や人魚、魔女にロビン・フッド、ピノキオなどの寓話やおとぎ話をベースにしたプログラムA“夢見る夜と魔法の世界”とシューベルト、メンデルスゾーン、ドビュッシー、ガーシュインらの楽曲で春夏秋冬を歌うプログラムB“ウィーン少年合唱団とめぐる四季”の2つのプログラムがあり、日本公演に合わせて『天空の城ラピュタ』より<君をのせて>、『ハウルの動く城』より<人生のメリーゴーランド>、岡野貞一作曲・高野辰之作詞<ふるさと>、米津玄師の大ヒット曲<パプリカ>など、日本の観客にもなじみのある楽曲も歌われる。ソウマくん (C)JUNICHIRO MATSUO4月27日の宇都宮を皮切りに大阪、東京、四国や九州など全国各地を回る。元日の能登半島地震の被災地から遠くない福井、新潟での公演も予定されているが、シュテッヒ氏は『音楽を通じて幸せ届けるのが私たちの使命』と語り、来日メンバーの中で日本人であるソウマくんは『僕たちと同世代の子どもたちも、僕らの歌声で少しでも楽になり、幸せになってほしいと思っています』と被災者に思いを寄せる。(C)JUNICHIRO MATSUOこの日は報道陣を前に『ふるさと』、ヨーゼフ・シュトラウスによるの『ポルカ・シュネル』<休暇旅行から>の2曲が披露された。なお、今年の東京公演では、無料託児サービスを提供するという新たな取り組みも実施される。取材・文:黒豆直樹ウィーン少年合唱団■チケット情報()
2024年05月02日韓国発のミュージカルがついに日本初演。若きバレエダンサーのイ・チェロクと、70歳にして初めてバレエに挑戦するシム・ドクチュルの交流を描いた感動作だ。チェロクを演じるのは、舞台『千と千尋の神隠し』や舞台『キングダム』、ミュージカル『のだめカンタービレ』と大作への出演が相次ぐ三浦宏規。5歳からクラシックバレエを始めた三浦にとっては、まさにハマり役と言える。さらにドクチュルを演じるのは、純然たる“老人”役は初となる川平慈英。すでに稽古も開始され、相性ぴったりなやり取りを見せるふたりに、作品に寄せる想いをたっぷり聞かせてもらった。本読みから泣いてしまう「ドラマの根幹がズルい」――脚本を読まれての感想、印象から教えてください。川平本読みであんなに涙が溢れてくるなんて、僕は初めての経験でしたね。三浦僕もです!川平自分でも「おい慈英、しっかりしろよ」って(笑)。三浦ラストシーンとか、もう僕は慈英さんの顔を見ただけで無理無理!って感じでした(笑)。川平で、その宏規くんを見て僕も無理無理!ってね(笑)。――それはひとりで読んでいる時から涙が?三浦僕は泣きました。これダメだって、一度脚本を閉じたくらいです(笑)。川平それほどドラマの根幹がズルいんだよね。三浦そうそう、ズルいんです! だから実際に人の声を通したらもう耐えられなくて。川平また宏規くんのエネルギーが圧倒的なんですよ。感受性がカラフルというか。僕はそれをいただいて、また返すっていうキャッチボールが出来るのが本当に楽しみで! それをそのままお客様も受け取って、生きるって素晴らしいとか、寛容さの大切さとかを思い出してもらえたら嬉しいですね。三浦僕こそ慈英さんからもらうものばかりで! ご一緒するのは初めてですが、昔から大好きな俳優である慈英さんと、バディものをやれるってことが心から嬉しいです。「こんなに勇気をもらえる作品ってなかなかない」――生き方も年齢もまったく異なるふたりを、バレエが繋ぐ物語です。チェロクとドクチュルそれぞれにとって、バレエとはどういった存在なのだと思いますか?三浦チェロクはやっぱり好きだったんですよね。ただ当然「男がバレエなんて」と周りから言われることもあったでしょうし、父親もそんなひとりで。しかもなかなか思うようにいかない、要はスランプに陥っている。そんな時、すごくやる気に満ち溢れたドクチュルが現れてこう言うわけです。「僕はバレエが好きなんだ。そして君のバレエが好きなんだ」って。真っすぐな目でそう伝えられたことでチェロクは浄化され、踊ることが好きなんだってことに改めて気づく。そういった意味でもドクチュルの存在はとても大きかったですし、彼にとってバレエというのは、すごく大切なものなんだと思います。川平なんかもう宏規くんそのままですよね!三浦僕も今、自分の話をしているのかなって思いました(笑)。川平ドクチュルにとってバレエは、もう生きる理由ですよね。ずっと郵便配達員として、自分のやりたいことをすべて置いて、子供たちのために身を削って生きてきた。でも小さい時に見たバレエ少女に心奪われ、それ以来ずっと、頭の片隅にはバレエってものがあって。で、人生の終焉を前に一念発起してバレエを始めるわけですが、そのきっかけになるのがチェロクなんですよね。初めて彼を見た時、まさにバレエの神様降臨!みたいな(笑)。それぐらいドクチュルにとってチェロクは、光り輝いて見えたんだと思います。――観劇に当たりハンカチは必須ですね! では最後に、楽しみにされている読者にメッセージをお願いします。三浦バレエ題材ということもあり、僕にとっては近いというか、非常に親近感のある作品です。ただどんな人でもきっと心揺さぶられる、本当に老若男女に楽しんでもらえる作品になるんじゃないかと思います。川平陳腐だと承知の上でストレートに言ってしまいますが、こんなに勇気をもらえる作品ってなかなかないと思います。これからみんなで丁寧に作っていけば、必ずや日本のミュージカル作品におけるエポックメイキングになるはず。そう強く思いますし、なって欲しいなと思います。三浦はい、本当にそう思います!取材・文:野上瑠美子撮影:石阪大輔ヘアメイク:AKi(三浦宏規)・森川英展(NOV)(川平慈英)スタイリング:小田優士(三浦宏規・川平慈英)衣装協力:KOH(03-6416-0897)(三浦宏規)<公演情報>ミュージカル『ナビレラ』上演台本・演出:桑原裕子原作:「ナビレラ」作:HUN、JIMMYオリジナル台本・作詞:パク・へリム作曲:キム・ヒョウンオリジナルプロダクション:ソウル芸術団出演イ・チェロク:三浦宏規シム・ドクチュル:川平慈英ドクチュルの妻:岡まゆみドクチュルの次男、TVプロデューサー:狩野英孝ドクチュルの長男、会社員:オレノグラフィティチェロクの元サッカー仲間:瀧澤 翼ドクチュルの孫娘:青山なぎさ/井上音生(Wキャスト)バレエ団長:舘形比呂一久保貫太郎市川絵美 岩﨑巧馬 岡山玲奈 河西茉祐 古賀雄大 政田洋平 舞夏 山田美貴2024年5月18日(土)~6月8日(土)会場:東京・シアタークリエチケット情報()公式サイト
2024年05月02日5月15日にファーストフルアルバム『MINORENTROPY』をリリースし、5月17日からはリリースツアー「Don’t believe the hype」をスタートする4ピースバンドJIGDRESS。そのツアーには、時速36km、ルサンチマン、アンと私と、JIGDRESSと親交が深く、今まさに勢いを増しているバンドたちが集結した。そのツアー開催に向けて、JIGDRESSの山崎大樹と時速36km・仲川慎之介、ルサンチマン・北、アンと私・二口の4人による座談会を実施。それぞれの音楽を追求しつつ、根っこにある魂の部分で固く結びついた彼らに、熱く語り合ってもらった。――JIGDRESSのアルバムツアーに出演するバンドのヴォーカリストに集まっていただきました。まずは山崎さんからそれぞれをご紹介いただけますか。山崎慎ちゃん(仲川)が一番長いですね。もう6年ぐらいの付き合いで。俺に紆余曲折あったなか、今でも仲良くしてもらっています。――仲川さんはどんな人ですか?山崎むずいな。慎ちゃんは一貫性があるんですよ。最初の頃からやってることは変わったけど、芯は変わらないというか。驕らないし、人当たりのいい稀有なヴォーカリストですね。で、北くんは、2年くらい前にツアーに呼んでくれて。うちのドラムの(ヤマグチ)ハヤト君はもともと付き合いがあって、ルサンチマンのもぎ(Ds)と仲良しなんですけど。北あいつ、ドラマーの友達を勝手に作ってくるんで(笑)。それでツアーも誘いやすくなって、北関東に一緒に行きましたね。山崎じつはルサンチマンにはいちばんツアーに出てもらってるんですよ。東京でもめちゃめちゃやってるし、もしかしたらこの中で対バンはいちばん多いんじゃないかな。世代的にはちょっと下ですけど、ちゃんと毒づいてくれるんで、そこがいいですね。山崎大樹(JIGDRESS)北いや、毒づいてるつもりはないんですけどね(笑)。僕らが関わるいちばん上の世代で、ギリイジれる先輩っていうか……。山崎(笑)。最高だったのが、去年の12月にサーキットイベントをやったときに、前のバンドの最後のライブをやったんです。その時彼はMCで「再結成おめでとうございます。でも続けたほうが偉いんです」って言って曲を始めたんです。しびれましたね。北一緒にツアー回ってても、イセノ(Gt / JIGDRESS)さんとかはいちばんイジりやすいんです。ちゃんと返してくれるし、結構懐いちゃってます。――ああ、「懐いてる」っていう感じなんですね。二口さんは?山崎もう1〜2年くらいの付き合いだよね。最初は、よく言うんだけど、「かわいいな」って思って。かわいいっていうのは、スタイル、やってることとか信念があるっていう感じがめっちゃかわいいなって思って。彼は彼で毎回いろんな悩みをクリアしても次の悩みがあったりするんですけど、そういうのを相談してくれたり、音源送ってくれたりしていて。結構かわいい後輩ですね。いちばん尖ってると思うんですけど、その尖っているところが愛せるやつというか……北くんもだけど、ちょっと毒があったほうが俺は好きで、そういうところが魅力的というか。俺ね、好きなんだよ。二口ありがとうございます(笑)。二口(アンと私)山崎曲だけ聴いたら違うかもって言われそうだけど、根本のところでは結構近いことをやってる気がして、そういうところが好きです。――逆に3人から見て山崎さんとかJIGDRESSってどういう存在なんですか?二口尖りのプロ、みたいな。対バンさせてもらったりすると、楽屋では楽しいじゃないですか。でもいざライブやると、なんか「怒ってんのかな?」みたいな。山崎(笑)。二口でもそれでハッとするというか、ちゃんとやろうみたいなふうになる。そのために都度いいタイミングでやらせてもらってる感覚が個人的にはあるんです。仲川尖りのプロっていうのは、ちょっとそうかもなというのはありますね。いわゆる尖ってる人って感じではないんです。全方位に威嚇して棘をずっと見せ続けるタイプの人ではないんだけど、人当たりのいい人に起こりがちな、周りの空気に飲まれるとか、そういうこともマジで一切ない。自分の音楽、ライブは絶対に守った上で人と接することができるって、これは俺、なかなかできないことだなと思うんですよ。そういう、音楽に関わる領域すべてをめちゃめちゃ大事にできる人だとは思ってますね。それがずっと念頭にあるからブレないでいられるタイプの人なのかなって。北僕はめっちゃ尖りを感じるというよりは、ツーマンをやって音で殴り合ってきて、お互いに「そこってどうなってんの?」みたいな、わりと音楽的な対話が多かったんです。そういうなかで思ったのは、JIGDRESSって一人ひとりのキャラクターが強いので、それだけでも充分バンドとしての魅力があるんですけど、そこだけじゃなくて、ちゃんと音に向き合ってる感じがするなって。そこが尖っているということなのかもしれないですけど、その一貫性みたいなのにシンパシーを感じますし、真摯だなって感じてますね。北(ルサンチマン)――4バンドとも音楽的にはそれぞれやろうとしてることがあると思うんですけど、今話に出た尖っている部分はどのバンドにもある気がしますね。山崎うん。これは全員に思うんですけど……「好きなことやってる」って言ったら簡単な話なんですけど、聴いてくれてる人が求めてるものを作ってるんじゃなくて、好きなものを作って出してるから「みんな聴いてくれよ、ライブ来いよ」って言える。そこがこの3人は美しいなと思ってて。めっちゃよかった曲のパート2を作って「お前らこれ好きだよね」みたいなのって客に対して全く真摯ではないじゃないですか。みんなそうじゃなく、少しずつお客さんを裏切っていくようなイメージがあるんですよね。そこが好きです。――さっきから「尖ってる」っていう言葉が出てますけど、みなさん存在としては尖ってるのかもしれないけど、出てくる音楽とか表現とか、そういう意味では人を刺すようなものではないと思うんです。JIGDRESSのニューアルバムもまさにそうだなと思いました。すごい優しさみたいなものを感じた。仲川俺は「これがJIGDRESSだぜ」って言われてるようなアルバムだと思いました。僕らは前のバンドの頃からの付き合いで、JIGDRESSで前の曲もやってたりするから、延長線上にあるような気分もたまにするんですけど、今回のアルバムでもうマジで違うんだなって思ったというか。まずスケールが確実に上がったし、優しいみたいな印象を俺も受けたんですけど、あの頃よりもっと全方位にアプローチできるようになっているのかなって。仲川慎之介(時速36km)――当然前とは違うし、しかもJIGDRESSを組んでから出してきた音源とも印象が違いますよね。山崎ああ、そうですね。理由は明確にあって、今回作るにあたっていろいろ聴くなかでKillswitchっていうヒップホップに出会ったんです。好きなことしかやらないでアルバム1枚完成していて、でも一貫性もあって。「これでいいんだ」と思ったのが今回はかなりデカかった。全然曲調は違うんですけど、すごいなって。「好きなことをやる」って単純に散らかっちゃうイメージだけど、こんなに背骨があるアルバムになるんだって気づいて、今回そういうふうに作ったんですよ。それが伝わってるなら嬉しい。――二口さんはアルバムを聴いてどう感じましたか?二口大樹さんは結構前から音楽をやってきて、JIGDRESSに変わって。そういうタイミングって、結構やめちゃう人とかもいるじゃないですか。でもいい意味で「まだやるんだ」っていう。1回折れてももうやり続ける人の渋みみたいなのは結構感じました。山崎そう思う。(北に)続けるのがいちばんかっこいいもんな?北(笑)。山崎続けるのがいちばん難しいことで、いちばん偉いって言い方はアレだけど、かっこいいことだと思います。――山崎さんは自分ではどんなアルバムになったと思いますか?山崎初めて、だいぶお気に入りの音源ができたかなって感じがします。今回は録りの一音とかにもわりとこだわったりして。1曲目の「taog」なんて、ベースの音を作るのにトータル50時間くらいかけてるんですよ。でもそれってすごくずっとやりたかったことで。だからできてめっちゃ嬉しいし、あとさっきの話に戻るけど、求められてるものじゃなくて「これ作りたかったんだ」っていうのが本当にできたから。ちょっと前の自分を否定するのもアレだけど、本当に「聴けよ」って思えるアルバムができたのはデカいし、マジで嬉しい。――過去の曲の再録もいっぱい入ってますけど、その作業はどうでしたか?山崎めっちゃ難しかったです。もう二度とやらない(笑)。もうイメージでき上がってるし、別の曲にしていかないといけないけど、そのためによさを殺してっていうのはちょっとエゴすぎるなっていうのもあって。北でも前の音より好きでした。山崎マジで?超嬉しい。ルサンチマンも「荻窪」とかは録り直してるよね?あれも今の方がいい。北そう思います。「前の方がよかった」みたいないろいろ言ってくるじゃないですか。めちゃくちゃムカつくんすよね(笑)。そんなわけねえだろって。聴く人のなかでは補正がかかっていたりするのかもしれないけど、「今のほうがうまいに決まってんだろ」って思います。――山崎さんはJIGDRESSを始めて以降、その思い出補正とめちゃくちゃ戦ってきたと思うんですよ。山崎はい、そうっすね(笑)。12月のサーキットが決定的だったんですよ。それでそれまで作ってた新曲は捨てたんです。あの日に思ったのが、「誰かが喜ぶためのことしてんじゃん、俺、ここにいる全員に対して、全くもって不誠実じゃん」っていう。なんかキショイなって感じたんですよね。――これまでお互いに対バンをしてきて、何か印象に残っていることはありますか?山崎二口くんはこないだ大阪で弦を切ったときあったじゃん。二口はいはい。山崎で、中の状況は焦ってるけど、演奏はすべてが上手く噛み合ってて、なんなら弦切ってよかったんじゃね?っていうくらいで。前のアンと私だったらそうはならなかったと思う。本当に結構進化しまくってるなって思った。二口僕たち、JIGDRESSと対バンしたら毎回誰かしらが弦切るんですよ(笑)。弦切るエピソードがすごいあって、それこそ12月にやったときも弦切ったし。そのときのライブが最悪で。俺、誰かが弦切ったら「もう終わった」って顔に出ちゃう感じだったんですよ。で、弾き語りで一緒になったときか何かに「そういうときってどうします?」って(山崎に)相談したら「俺はラッキーだと思う」って。「だって弾き語りできるから」みたいなことを言われて、怒ってた俺はちっちゃいやつだなって思って(笑)。そこから、メンバーの誰かが弦を切っても怒るのはやめましたね。まだ誰も切ってないですけど、次切れたら、ちょっと弾き語りやろうかなって思ってるんですけど。山崎不意に言ったことって結構影響を及ぼすんだね。まあ、俺も何回も弦切ってるけどね。――JIGDRESSと対バンするたびに弦が切れるっておもしろいですね。二口だから今回もたぶんあるんだろうなって。山崎3セットは持ってきたほうがいいかも。――北さんはJIGDRESSとの対バンの思い出というと?北ここで仲良くなったなってタイミングは、JIGDRESSが誘ってくれたツアーでした。東名阪ツアーで、東京はワンマンだったんですけど、大阪と名古屋はどっちもルサンチマンとJIGDRESSのツーマンで。連日で大阪、名古屋でやったんですけど、初日大阪で「ぼちぼちいいライブしたな」みたいな感じで、みんなでお酒引っ掛けながらワイワイ話して。結構飲んで、朝方に寝て、名古屋に向かって。そしたら名古屋のライブのほうが3倍くらいよかったっていう(笑)。お互い追い詰められたときの火事場の馬鹿力じゃないですけど、そういうヒリヒリ感みたいなのがあるほうがうまくいくときもあるっていうのを発見できたので、それはお互い一歩成長したなっていうのを、肌感覚でわかったライブでしたね。――仲川さんはどうですか?仲川俺らってJIGDRESSとバンドとしての対バンはあまりないんですよね。JIGDRESSが組みたての頃に俺らの企画で呼んだんですけど、楽屋が楽しすぎて何も覚えてないんだよな(笑)。なんか楽しくてしょうがなくて、俺とか普通にNintendo Switchを持ち込んで。イセノさんがスマブラ強いんですよ。で、俺もスマブラめっちゃ強いんですよ。だからふたりでやったりして。本当に本番の何分か前までそんなことをしてたんですよ。後からお客さんの声で「楽屋がうるさすぎた」みたいなことも言われるくらい、マジで楽しくて。でも1個思ったのは、めちゃめちゃ楽しくて、ニコニコしたまま出ていったんだけど、ライブ始まったらJIGDRESSは目がギンギンになってて。やっぱりこの人たちはほんと飲まれねえなって、しみじみ思ったのは覚えてますね。――そんな3組と、今度はアルバムツアーで対バンすることになるわけですが、ファイナルのワンマンを除く5公演を3バンドで、とくにアンと私は3公演に呼ぶっていう。なぜこういうラインナップになったんですか?山崎俺、あんまりそんなにバンドの知り合いいないし、だから対バンは限られてるけど、やるならわちゃわちゃしてやる感じじゃないほうがいいなと思ったので。ここのみんなは仲はいいけど、ステージで「この間一緒に飲んでどうのこうの」みたいなことを絶対言わない。マジで真剣にライブするから。だからこうなりました。で、空いてるところをどうしようと思って、でも最近のそういうバンドがわかんねえなと思って、アンと私にオファー出したら「あ、いいっすよ」って(笑)。――どういうツアーにしたいと思っていますか?山崎もう、全員来てほしいですね。全員に観てほしい。観て判断してとかじゃなくて、「絶対にいいから来て」って感じ。――初日は新代田FEVERで時速36kmとになります。仲川嬉しいですね、やっぱり。我々もこの人たちのこと大好きだから、大事な初日に呼んでもらえるのが嬉しいし、アルバムを聴いてまた上がりましたね。クソかっけえアルバムを引っさげたツアー初日かよ、みたいな。「これはやってやんなきゃな」みたいな意識はまた出てきました。「楽しみだな」だけじゃなくて、俺らも学べるところは学ばないとなみたいな感じになってきましたね。JIGDRESSはたぶんいい日にするためのライブはできるんだろうから、これは俺ら次第かもしれんな、マジで頑張んないとなみたいな。――ルサンチマンとは仙台で。北仙台のFLYING SONって形状がちょっと下北沢のDaisy Barに似てるんですよ。1回デイジーでJIGDRESSとツーマンやってめちゃくちゃいい日になったんで、それと同じかそれ以上にはなることは確信してるので、何の心配もないかもしれないですね。やっちゃってください、俺らもやっちゃいますっていう。――そしてアンと私は6本中3本一緒にやるわけですが、どうなっていくんですかね?二口そうですね。アルバムツアーだし、JIGDRESSのライブ自体は絶対によくなるわけじゃないですか。だからそこは、「今日っていう日をいいライブしていい日にしよう」とかはまったく思ってなくて。ライブバンドとして、JIGDRESSは自分たちよりも格上だと思ってるんで、気持ち的には全部食いに行く気持ちでいます。で、食えるか食えないかっていうのだけで。僕のマインドはそれで行こうかなと思います。山崎俺も食らうんだろうな。二口いやいやいや。でも、お客さんには申し訳ないですけど、1回ぐらいめっちゃ失敗しても僕らのマインド的にはあと2回あるので。――そんなツアーを回って、7月19日のWWWXワンマンに向かっていきます。山崎7月19日、気づいたら母親の誕生日でした(笑)。とにかくこの3バンドが出てくれた後だからこそ、真摯に、凛とした日にしようと思ってます。Text:小川智宏Photo:小境勝巳ぴあアプリ限定!アプリで応募プレゼント★JIGDRESS×時速36km×ルサンチマン×アンと私のサイン入り色紙を3名様にプレゼント!【応募方法】1. 「ぴあアプリ」をダウンロードする。こちら() からもダウンロードできます2. 「ぴあアプリ」をインストールしたら早速応募!<ツアー情報>JIGDRESS 1st album release tour “Don’t believe the hype”5月17日(金) 新代田FEVEROPEN19:00/START19:30w/時速36km6月8日(土) 福岡UTEROOPEN18:30/START19:00w/アンと私6月14日(金) 仙台FLYING SONOPEN18:30/START19:00w/ルサンチマン6月22日(土) 大阪 寺田町FIRELOOPOPEN18:30/START19:00w/アンと私6月23日(日) 名古屋R.A.DOPEN18:30/START19:00w/アンと私7月19日(金) 渋谷WWWXOPEN18:00/START19:00※ONEMANチケットはこちら:()関連リンクJIGDRESS オフィシャルサイト:時速36km オフィシャルサイト:ルサンチマン オフィシャルサイト:アンと私 オフィシャルX:
2024年05月02日東京を拠点に活動する3ピースバンド・UlulU(ウルル)が4月20日から東名阪のツーマンツアーを開催。and Young...との初日・大阪、台風クラブとの2日目・名古屋を経て、5月31日、ファイナルとなる東京・WWWでの対バン相手はUlulUのメンバーが敬愛するおとぎ話だ。聞けば初めて同じイベントに出演したその日からおとぎ話の有馬和樹(Vo/Gt)はUlulUの音楽やライブに惚れ込んでいたらしく、このツーマンは両バンドにとっても念願の実現となる。かたやマイペースに自分たちの世界を作り続ける若手バンドと、かたや20年以上にわたりマイウェイを走り続けるベテランバンド。2組はどんなところで通じ合い、共鳴するのか。UlulUから大滝華代(Vo/Gt)、横山奈於(Ds)、古沢りえ(Ba)、おとぎ話から有馬と牛尾健太(Gt)に参加してもらい、お互いのことを語り合ってもらった。――そもそもこの2組はどういう出会いだったんですか?有馬最初は、京都で「いつまでも世界は…」っていうサーキットイベントがあって。それで京都の磔磔でライブをやったんですよ。そのときの僕らの2個か3個前の出番がUlulUで、僕らが機材を搬入するときにライブをやってたんですよ。それで「お、いいバンドだ」と思って、前でずっと観てたんです。それでいいバンドだから物販買おうかなと思ったら、物販がなくて(笑)。牛尾まあ、サーキットイベントだしね。有馬そう、そこでちょっと瞬間の美学を感じて。そのときに「よかったです」って言いたかったんだけど、ボーカルってやることが多かったから何もできなかったんです。そしたらうちのドラム(前越啓輔)が「よかったって言ったら喜んでたよ」って言ってて、「は?何喋ってんだよ」って(笑)。それで、いつか対バンとかできればいいなと思ってたんですけど、その後コロナ禍になってしまって……アルバムが出たのが?横山2022年ですね。有馬もう一昨年なのか。あのアルバムが出たときにちょろっと聴いて、またいつか対バンとかできたりとか、イベント一緒だったらいいなと思ってたら、去年、久々にライブを観ることになって。そのときも僕たちの前の出番とかだったんですけど、そのときのライブがめちゃくちゃよくて、前に観たときから全然印象が変わってたんです。それですごい感動して、レコードを買ったんです。――2023年9月の大阪の野外イベント「SLOW DAYS」ですね。有馬そう。4年越しぐらいにようやく音源を買えた(笑)。大滝最初は2019年とかですもんね。有馬だから、そうやって個人的にはすごい追っかけてたバンド。――そのとき、古沢さんがSNSでつぶやいてましたよね。「MCで有馬さんがUlulUの名前を出してくれた」って。古沢そう、曲に入るときに「UlulUもカバーしてたから、自分らもカバーやります」みたいなことを言ってくれて。有馬言ってた?最悪なことしてますね。UlulUが「愛の讃歌」をしっかりカバーしたのに、僕はちょっと場をつなげるためにドリカムをカバーしたんです。ダシに使った(笑)。横山ドリカムが野外で綺麗に響き渡ってました(笑)。でも、名前出してくれただけでめっちゃうれしかったです。――UlulUにとっておとぎ話はどういう存在なんですか?古沢パイセン……。牛尾まあ、パイセンだよね(笑)。大滝直属の先輩。有馬直属?全幅の信頼を置かれてる(笑)。大滝中学のときから聴いていたし、何ならサブスクとかないときにTSUTAYAでアルバムを借りて聴いてたバンドのひとつでした。――なるほど、UlulUの中にはおとぎ話の遺伝子が……。大滝そう、育ってる。横山ずっと知ってたから、勝手に長い知り合いみたいな感覚があります。有馬だから長い知り合いなんですよ。――精神的には、ということですね(笑)。有馬精神的に繋がり合ってる、俺たちは。――そんな出会いを経て、今回UlulUはツアーにおとぎ話を呼んだわけですが。このタイミングでというのは何か理由があるんですか?古沢その大阪のライブのときに結構お話もできて、そのときも「また対バンしたいですね」って言ってくださって。だからちゃんとうちらで企画があるときにしっかり呼べたらって思っていたんです。それで今回声を掛けさせていただいたんです。有馬2秒で決まりました。うちはドラムの前越君が最終判断をするんですけど、「UlulUから誘われました」っていう瞬間に「出ましょう、絶対出なきゃダメ」って。――有馬さんをそこまでのめり込ませるUlulUの魅力というのはどういうところなんでしょうか?有馬最初は3ピースだし、僕らも対バンしてたandymoriとかの匂いを感じた部分がすごくあったんです。でもその匂いは感じるんだけど、やっぱり男の子と女の子って違うから。僕はどっちかっていうと、マッチョイズムみたいなのがすごい苦手なんですけど、そうじゃない繊細さとか……大滝さん、歌ってるときに下向いて歌ったりするじゃん。大滝はい(笑)。有馬そういうのを見て「あれ、この子タダモノじゃないことを考えてるのかもしれないな」と。「生活」とかの歌詞を聴いても、見えてる場所が違う、繊細なところが見えてるんだなって感じて、これから先、もっと違う表現が出てくるのかなと思ったんです。でも、その後アルバムを――出たときはそんなに聴いてなかったんだけど、去年対バンして家に帰ってレコードを聴いたときに、ライブのUlulUじゃない音源だったから結構衝撃を受けたんです。「これはまずい」と。――まずい?有馬そう、すごいバンドだと思った。最初に「こうなっていくんだろうな」って思ったのとまったく違うっていうか、見えてるものの視座が違うっていうか、そこで衝撃を受けたんです。それで車の中でね?牛尾めっちゃかけてたよね。車に乗ったら絶対UlulUのアルバムがかかってた。有馬それぐらいハマっちゃって。だからもう、うれしかったんですよ。1年に1回は必ず一緒にツアーやった方がいいんじゃないか、みたいな。昔はあったじゃん、ソニック・ユースとダイナソーJr.がツアー絶対回るとか。そういうのって今の時代は少ないから。なんていうのか、売れる・売れないとかで言っちゃうと残酷な話になっちゃうんだけど、残る音楽をやってるバンドだと思って、それにすごく感動したから僕好きなんですよ。古沢マッチョイズム的なのが苦手って言ってたけど、(UlulUも)みんな「ほら、これがいいんじゃ!」とか「こうしろ」みたいのがあんまり好きじゃないし、だからやりたくないよねっていう気持ちが音楽だけじゃなくていろんなことに対してあるんで、そこがたぶん分かり合えるポイントなんじゃないかなって勝手に私は思ってます。大滝うん。「これはこうだから、こう」みたいな感じで訴えたいわけじゃないんですよ。ただ、自分が生活しているもののすべてを表現したいってずっと思って曲を作ってやってきたから。たとえば「男性だからこう」とか「女性だからこう」とか、そういうのってあるじゃないですか。今LGBTQとかってあるけど、そういう言葉すら全部超えて音楽をやってるので。有馬うんうん、わかる。ちなみに牛尾は、音源を初めて僕が車でかけたときは「ギターがやばい」ってめちゃくちゃ褒めてた。牛尾わりと車でツアー回るんですけど、毎回かけるんですよ。アルバムを頭から。それで全部聴いてたらめちゃくちゃいいなと思って。僕はそんなに若手バンドとか聴く方じゃないんですけど――。有馬トム・ウェイツしか聴かないよね。古沢最高。牛尾(笑)。「愛の讃歌」のギターがとてもよくて。演奏がすごかったですね。有馬すごいうまい、本当に。すっごいできあがってる。――そのへん、自覚はあるんですか?大滝ないですね。レコーディングではリズムが合わないから何回も録り直して、「じゃあパンチで」みたいな感じでなんとか録ってる感じなんで。横山でも、昔よりはだいぶ……。有馬それはみんなそう。なんでも教えられるよ、有馬は。いい音源ができればいいの、それで。横山でも自分たちにしか出せない音は出せてるなっていうのはずっと思ってます。うまいとか下手とかは別に、うまいバンドが好きなわけでもないし、そこの基準でどう見られているかはわからないけど、自分たちがやってる音楽は好きだし、胸張って人前に出せると思ってるし。「自分たちの」っていう感覚はありますね。牛尾それが伝わりました。――単純にテクニックがあるっていう話じゃないってことですよね。逆にUlulUの3人は、音楽的な部分でおとぎ話のどういうところがいいなと思いますか?横山おとぎ話もやっぱり、「おとぎ話の音楽」っていうのがあるから。何枚もアルバム出されてるし、ずっと続けられてるけど、やっぱりおとぎ話にしかできないよなって思いますね。古沢あと歌詞がただ優しい、みたいな。「ついてこい」じゃないのに、心のよりどころになるっていうか、そういう音楽かなって。かつ、それでいてちゃんとロックっていうバランスが素晴らしくて好きです。――おとぎ話の曲も確かに優しいんだけど、優しさの奥にやばいものが絶対あるっていうか。その手触りがUlulUに似ている部分もあるのかなと思いました。有馬なんか、キュートさなのかな。切実なんだけど、生きてると。「Terminal」っていう曲とか、めちゃくちゃ歌詞が好きで。わりと曖昧なことで入るのかなと思ったら「君じゃなきゃね」って言ってくれたりすると、ブワーって涙出てくるみたいな。そういうところが僕はすごい好きで、自分もそういう表現をやりたいんです。隣にいてくれるような曲なんですよ。めっちゃ励まされても困るから。そこがかわいさだったりキュートさだって僕は思ってるんですけど、大滝さんの声がわりとそういう声だから。あれがグッとくるんですよ。大滝そうなんだ。有馬歌い上げてくるっていうよりは「ポコッ」て歌うんだよ。それが凄く大事で。偉そうじゃないんですよ。おとぎ話も絶対そうでありたい。――それこそおとぎ話は今の話にあったかわいさをすごく持ってますよね。有馬命がけでやってます。マジで命がけでやってます。すぐカッコつけちゃうんですよ、やるとなったら。でも僕かっこよくもないんで。天パだし。ダメなんですよ、本当にカッコつけちゃうとバランスが取れなくなる。ひたすら自分は自分であることが大事。さっきトム・ウェイツの話したけど、トム・ウェイツとかローリング・ストーンズとか、どっかかわいい瞬間があるんです。牛尾そうだね。きっと俺らが好きなバンドはみんなそう。有馬最初から最後までそうじゃないバンドって、僕はどっちかっていうと苦手なんで。だから、UlulUにはそういう魅力がある。――UlulUはライブをやる上でこうありたいっていうイメージはあるんですか?古沢ボーカルが自由に歌えてればいいなって。横山あと自分たちが楽しいかどうか。古沢尚且つそれでお客さんに届いたら嬉しいけど、みんなが「わー」ってならなくてもいいかなって。自然とみんな盛り上がれる日があればめっちゃ幸せなんですけど、そこにいる人それぞれが楽しい気持ちになれたらそれでいいみたいな。「こうありたい」とは違うかもしれないけど、そんな気持ちはあります。有馬いいなと思うのは、僕らの時代はSNSとかなかったけど、UlulUはバンド始めたときにすでに評価とかが見えるっていうかさ。僕らはそれが見えなかったから、ひたすらカッコつけて「俺たちいちばんかっこいいよな」って思うしかなかった。でもそれに対して自分たちとしてもなんか虚無感があって、すり減らしてるだけっていう感じだったんです。でも、この4人でやってるのって楽しいからやってるわけで、じゃあ「4人が楽しい」っていうのをお客さんに伝えるために最低限ちゃんと練習しようとか。そこがしっかりできてれば、どれだけギスギスしててもステージはひたすら楽しいじゃん。それだけやれればいいかなって。そう思うとUlulUとか、今の自分たちよりも後輩のバンドのライブを観ると感動する。本当にそのままの君でいて、みたいな気持ち。――でも、UlulUの世代でも全然違う考え方でバンドやってる人はいっぱいいると思うんですよ。努力して自分たちのやり方をキープしているところもあると思う。古沢NEWFOLK(レーベル)の人たちも含めて努力してもらってるところはあると思う。ある意味、多くの人に見てもらうために楽な方法はあるっちゃあると思うんです。ただ、そういうやり方は私たちの伝えたいこととズレがあるよなって。わざわざ音楽をやっているのに、伝えたいこととやり方にズレが生まれてしまったら気持ち悪いよねって。横山着たくない服を着せられてるような感覚になると、本当に……。そのために生きてるわけじゃないし、やっぱり自分たちらしさっていうのは絶対に失いたくないから。そこの認識が3人とも一緒っていうのは意外とすごいことなのかも。オリジナルメンバーだし、3人とも。古沢女子的な意味でも、すごいかわいく見られたい子とかもいるわけじゃん。でも私たち3人はそういうわけじゃないっていう、そこの価値観が一緒なのは、確かにあんまりないのかもしれない。横山っていうのに、何年もやって気づいてきた。――そんな中、ツアーが始まっていくということで。ファイナルのおとぎ話とのツーマンは5月31日で、なんとおとぎ話のアルバムが出た直後という。古沢超楽しみ。おとぎ話だけ聴いてライブをしに行く可能性が出てきた(笑)。――そういうときって、新曲もちゃんとやるんですか?有馬全然やりますよ。でも、これだけ車の中でUlulUを聴いてるんで、私の中のUlulUみたいなライブします。もう、絶対にやらなきゃいけない曲が2曲あります。その答え合わせをしたい。横山どれだろう……。古沢うちらとしてはもう、いい日にしかならないと思っています。何か見えざる手によっていい日になるのでは、とさえ思っています。横山去年フェスで会ったときにおとぎ話のメンバーの皆さんと話をして、「もうこれは今後なんかあるっしょ」っていう感じがあったから、結構自然にこうなった。古沢当日来てくれる方にも「いい日だったな」って感じてもらえるように、最大限良いライブをしたいと思います。――有馬さんも言っていたけど、ツアーとか一緒にやってほしいですよね。有馬やりたい!大滝やりたいです!有馬もうおとぎ話に任せてくれれば。沖縄とか行きたい。最高だよね。泡盛うまいぞ。Text:小川智宏Photo:小境勝巳ぴあアプリ限定!アプリで応募プレゼント★UlulU×おとぎ話のサイン入り色紙を3名様にプレゼント【応募方法】1. 「ぴあアプリ」をダウンロードする。こちら() からもダウンロードできます2. 「ぴあアプリ」をインストールしたら早速応募!<UlulU>●公演情報『UlulU Two-man Live Tour 2024』2024年5月19日(日) 愛知県 CLUB UPSET出演:UlulU/台風クラブ2024年5月31日(金) 東京都 WWW出演:UlulU/おとぎ話チケット料金:3,500円(入場時ドリンク代が必要)()●リリース情報デジタルシングル「駆け巡る晴」2024年5月13日(月) リリースUlulU「駆け巡る晴」ジャケット配信リンク:「駆け巡る晴」CM映像UlulU 公式X:<おとぎ話>●ライブ情報ワンマンライブ『まじ、HELL』2024年6月15日(土) 東京・神田明神ホール()●リリース情報デジタルシングル「I♡PIG」配信中おとぎ話「I♡PIG」ジャケット配信リンク:アルバム『HELL』配信:2024年5月29日(水) リリースCD:2024年6月15日(土) リリースおとぎ話 公式サイト:
2024年05月02日2年連続同一カードか。5月4日(土・祝)キックオフの『NTTジャパンラグビー リーグワン2023-24』最終節で横浜キヤノンイーグルス×埼玉ワイルドナイツがラインナップされている。王座奪還を目指す埼玉WKの首位、初優勝を狙う東芝ブレイブルーパス東京の2位は確定し、残すは10勝1分4敗・勝点50の3位東京サンゴリアスと10勝5敗・勝点49の4位横浜Eのみ。『NTTリーグワン2023-24』プレーオフトーナメントでは1位×4位、2位×3位の準決勝の組み合わせとなっている。2年連続&2戦連続の埼玉WK×横浜Eとなるか。プレーオフの行方は最終節で決まる。マリカ・コロインベテ(埼玉ワイルドナイツ)(C)JRLO2023年5月13日の『NTTリーグワン2022-23』プレーオフトーナメント準決勝・埼玉WK×横浜Eはキックオフ直後PRヴァル アサエリ愛がハイタックルでシンビン(10分間の一時的退場)となる波乱の幕開けとなった。横浜Eが14分に敵陣深くでのラインアウトモールからNO8シオネ・ハラシリが先制トライをマークすると、2分後に埼玉WKはSO松田力也のPGで3点を返す。ならば20分SHファフ・デクラークの早いリスタートからWTBイノケ・ブルアが右サイドでボールを叩き付けると、23・29分と埼玉WKはPGで加点。35分に松田が連続攻撃からドロップゴールを成功させれば、3分後にSO田村優が超ロングDGをズバリ。しかし、その田村が松田へのハイタックルでシンビンに。42分に埼玉WKが3点を刻み、横浜Eが17-15で折り返した。数的有利のチャンスを逃さない埼玉WKは後半早々、CTBディラン・ライリーがビッグゲインでゴール前に迫ると、WTBマリカ・コロインベテがピック&ゴーで逆転。53分にはFB野口竜司のハイパントキャッチからディランがキックパス、ここでコロインベテが異次元のスピードでインゴールへ駆け抜けて29-20。ライリーの追加トライにコロインベテのハットトリックなど、埼玉WKは攻め手を緩めず、後半に5トライを畳み掛け終わってみれば51-20の完勝となった。沢木敬介監督(横浜キヤノンイーグルス)(C)JRLO試合後、決勝に進んだロビー・ディーンズ監督が「フィジカルでタフなセミファイナルだった。キヤノンから厳しいプレッシャーを掛けられて、モメンタムを失った。前半は自分たちの流れを掴めなかった。その中でも選手たちがやるべきことを見つけて勝利に導いてくれた」と選手を称えれば、3位決定戦に回った沢木敬介監督は「40分はある程度戦えた。プレッシャーゲームでどういうプレーが必要で何が大事か。うちは経験のない選手が多い中、POで王者のパナソニックと戦えて勉強になった。現状これくらいの差があると受け止めたい」と冷静に現在地を確認した。両軍は7か月後の12月10日『NTTリーグワン2023-24』開幕戦で再び顔を合わせた。開幕戦では埼玉WKが3分にPGで先制すると、8分から14分に立て続けに3トライを奪取。横浜Eは前半の内に2トライ2ゴールを返し12-22で折り返すも、後半立ち上がりにライリーのトライで差を広げられると、またもや後半だけで5トライのトライラッシュを披露するとともに相手をシャットアウト。埼玉WKが幸先良く53-12で大勝した。ロビー・ディーンズ監督(埼玉ワイルドナイツ)(C)JRLO白星発進したディーンズ監督が「素晴らしい開幕戦だった。初戦ということで難しさもあったが、『ラグビーワールドカップ』に出た選手が合流して短い準備期間になった中でのこの結果には満足している。どこを焦点にするかを伝えていたが、それがしっかりと遂行できた」と選手を評価すれば、黒星スタートとなった沢木監督は「ボコボコにやられた。1試合1試合、危機感を持ってやらないとこういう結果が起こり得る。序盤がポイント、あの展開でゲームプランが崩れてしまった。今日の最初の15分は残念」とバッサリ。開幕戦の再会から5か月、埼玉WKは16戦全勝でリーグ戦を終えようとしている。2位BL東京に勝点10差を付けて、チーム得点704点もチーム失点261点も1位である。リーグ2位の数字がコベルコ神戸スティーラーズの614得点、BL東京の353失点と言えば、いかに埼玉WKの数字が傑出しているかわかるだろう。前節も最下位に沈む花園近鉄ライナーズに苦戦しながらも、33-24で勝利。今季限りでの現役引退を発表しているHO堀江翔太とSH内田啓介の最後のホストゲームを見事に締め括った。(写真左より)堀江翔太(埼玉ワイルドナイツ)、内田啓介(同)(C)JRLO試合後、ワイルドナイツでの公式戦200キャップとなった堀江は「めちゃめちゃ試合したなという思い。自分が100や150キャップの時は、200までいくなんて思ってもみなかった。いっぱい試合したな、そりゃ経験つきますよね。ただ、試合になるととそんなに変わらない。いつも通りチームの勝利のためにプレーしただけ」と振り返った。一方、横浜Eは前節・トヨタヴェルブリッツに連勝を4で止められた。SO田村優とCTB梶村祐介主将を温存した横浜Eだが、初めて10番を背負ったルーキーの武藤ゆらぎが躍動、80分まで31-28とリードするも、84分にトヨタVに31フェーズにも及ぶ猛攻からニュージーランド代表SOボーデン・バレットのグラバーキックからFB高橋汰地にトライを決められて逆転。バレットがGも決めて31-35で屈したのだった。武藤ゆらぎ(横浜キヤノンイーグルス)(C)JRLO初トライを挙げるとともに、5本のキックをすべて成功させた武藤は「初先発ということで緊張したが、しっかりと準備してきた。優さんからアドバイスをもらっていたので、自信を持ってこの一戦に挑むことができた。ただ僕が出ていた時間の内に、打ち合いに持ち込ませず、ゲームを作っておけば、最後あのような展開にはならなかったと思うので、反省すると同時に学びになった」と手応えと課題を口にした。また沢木監督は劇的な逆転負けにも「最後はああいう結果だったが、今週新しいメンバーが入りながらいいコンペティションにできたと思うし、POに向けて今日もいろいろと学べた。次のパナソニック戦はしっかりとセミファイナルで勝つための準備になる試合にしたい」と前向きなコメントを残した。試合登録メンバーは以下の通り。【横浜E】1岡部崇人、2中村駿太、祝原涼介、4久保克斗、5マシュー・フィリップ、6ミッチェル・ブラウン、7嶋田直人、8アマナキ・レレイ・マフィ、9荒井康植、10武藤ゆらぎ、11竹澤正祥、12エスピー・マレー、13ジェシー・クリエル、14ヴィリアメ・タカヤワ、15小倉順平、16川村慎、17安昌豪、18杉本達郎、19レキマ・ナサミラ、20シオネ・ハラシリ、21天野寿紀、22田畑凌、23普久原琉【埼玉WK】1ダニエル・ペレズ、2坂手淳史、3藤井大喜、4ジャック・コーネルセン、5ルード・デヤハー、6ベン・ガンター、7ラクラン・ボーシェー、8福井翔大、9小山大輝、10松田力也、11マリカ・コロインベテ、12ダミアン・デアレンデ、13ディラン・ライリー、14竹山晃暉、15山沢拓也、16下釜優次、17木原優作、18ヴァル アサエリ愛、19エセイ・ハアンガナ、20大西樹、21内田啓介、22長田智希、23山沢京平果たして、横浜Eが埼玉WKを止めるのか、それとも、埼玉WKが全勝でリーグ戦を駆け抜けるのか。『NTTリーグワン2023-24』第16節・横浜E×埼玉WKは5月4日(土・祝)・レゾナックドーム大分にてキックオフ。試合当日は来場者にはおんせん県おおいた限定のチアペーパーを配布(先着順。なくなり次第終了)。高校生以下の先着300名には大分県産ひまわりをプレゼント。西口広場にて「おおいたラグビーフェスタ2024」を開催。篠宮暁(オジンオズボーン)のお笑いライブやRintaroのマジックショー、結芽乃のスペシャルLIVEなどをイベントが盛りだくさん。チケット発売中。『NTTジャパンラグビー リーグワン2023-24 プレーオフトーナメント』は5月18日(土)スタート。チケットは5月8日(水)・10日(金) 一般発売。取材・文:碧山緒里摩(ぴあ)横浜キヤノンイーグルス対埼玉ワイルドナイツ NTTジャパンラグビー リーグワン2023-24 DIVISION 1のチケット情報()NTTジャパンラグビー リーグワン2023-24 プレーオフトーナメントのチケット情報()NTTジャパンラグビー リーグワン2023-24の特設ページ
2024年05月02日日比谷の緑や自然とともに楽しむエンターテインメントの祭典『Hibiya Festival 2024』が、2024年4月26日(金) から5月6日(月・休) に東京・東京ミッドタウン日比谷周辺で開催されている。このたび、4月27日(土)・29日(月・祝) に行われた『ビリー・エリオット~リトル・ダンサー~』『ピーター・パン』『未来少年コナン』『ハリー・ポッターと呪いの子』の出演者たちによるステップショーのイベントレポートが到着した。7月開幕『ビリー・エリオット~リトル・ダンサー~』トークパートではビリーのおばあちゃん役、阿知波悟美と兄・トニー役の西川大貴が登壇。前回2020年の公演時より参加している阿知波は、コロナ禍という厳しい状況での稽古を振り返り「いろんな苦境に負けずに夢に突進していくビリーたちの姿が感動を呼ぶ」、初参加の西川は「ストーリーはもちろん、ステージ上の演出やアイディアが素晴らしい」と本作の魅力を語った。阿知波悟美西川大貴その後ビリー役4人のキャスト・浅田良舞、石黒瑛土、井上宇一郎、春山嘉夢一により「♪エレクトリシティ」のパフォーマンスが披露された。ミュージカル『ビリー・エリオット~リトル・ダンサー~』日比谷フェスティバルでのパフォーマンス映像『ビリー・エリオット~リトル・ダンサー~』のチケット情報:()『ビリー・エリオット~リトル・ダンサー~』公式サイト:月開幕『ピーター・パン』冒頭から披露されたのは、フック船長として2年目を迎える小野田龍之介率いるパイレーツ一味による「♪フックのワルツ」のパフォーマンス。小野田のダンディな歌唱とパイレーツたちの息の合った掛け合いで観客を盛り上げた。左より)小野田龍之介、今村洋一続いて披露された『ピーター・パン』を代表するナンバー「♪アイム・フライング」。昨年11代目ピーター・パンとしてデビューを果たした山崎玲奈の、17歳という若さながら堂々とした伸びやかな歌声が響き渡った。山崎玲奈トークパートではMCを務めるパイレーツ役の今村洋一が今年の抱負について尋ねると山崎は「フライングやアクションなど、1年目よりもっとグレードアップしたものをお見せしたい」とやる気を伺わせ、小野田は「パイレーツ一味も、躍動感のあるパワーアップしたピーター・パンに応えられるようなチームワークを見せていきたい」と語った。そのほか初観劇のこどもたちへの記念ステッカーの配布や、劇場職業体験付チケットの販売など、ファミリーミュージカルならではの取り組みも実施される。ブロードウェイミュージカル『ピーター・パン』日比谷フェスティバルでのパフォーマンス映像『ピーター・パン』のチケット情報:()『ピーター・パン』公式サイト:月開幕『未来少年コナン』宮崎駿が初監督したアニメーションシリーズの初の舞台化となる本作。主人公コナン役・加藤清史郎、コナンの親友ジムシー役・成河、ダイス船長役の宮尾俊太郎が登壇し、本作の魅力を「先見の明のある、まさに今観ていただきたい」「現代社会が抱える、70年代から今もなお続くシビアな問題をこどもと一緒に考えられる作品」などと語った。左より)宮尾俊太郎、加藤清史郎、成河インバル・ピント(振付・美術も担当)とダビット・マンブッフによるインスピレーションに溢れた演出、特にこの3人が登場する船の演出にもぜひ注目してほしいとアピールした。加藤清史郎左より)宮尾俊太郎、成河今回初披露されたのは、その注目シーンからダイス船長の楽曲「♪酔いどれガンボート」。誘拐されたラナを助けるためにダイス船長の船に侵入したコナンとジムシーが、船員たちの宴のような舟唄に誘われて思わず乗り出してくるシーンで、音楽を手掛ける阿部海太郎とミュージシャンによる生演奏により、3人で歌う特別ヴァージョンで披露された。舞台『未来少年コナン』日比谷フェスティバルでのパフォーマンス映像『未来少年コナン』のチケット情報:()『未来少年コナン』公式サイト:ロングラン公演中『ハリー・ポッターと呪いの子』2016年ロンドンで開幕以来世界7都市で上演、世界中の演劇賞を受賞し、日本では2022年の開幕以来観客動員数88万人を超える話題の舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』。日本では劇場以外では初公開となる、魔法の杖を使用した「ワンドダンス」のパフォーマンスと、7月公演よりハリー・ポッター役で出演する平方元基と吉沢悠によるトークセッションが行われた。「ワンドダンス」は新学期を迎えたホグワーツの生徒たちが、杖を使った初めての授業でその扱いに四苦八苦している様子を表現している、舞台の世界観を象徴するフォーメーションダンスだ。平方元基吉沢悠本作の魅力を平方は「五感を使って魔法を感じられるのは舞台ならでは」「初めての演劇体験をさせてくれる作品」、吉沢は「19年後の、成長したキャラクターたちの世界を楽しめるのはこの舞台だけ」などと語り、この夏の初出演に向けての期待が高まる。舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』日比谷フェスティバルでのパフォーマンス映像『ハリー・ポッターと呪いの子』チケット情報:()『ハリー・ポッターと呪いの子』公式サイト:撮影:山本春花
2024年05月02日ミュージカル『新テニスの王子様』The Fourth Stageが、8月から9月にかけて上演されることが決定した。2020年12月に誕生した新シリーズ、ミュージカル『新テニスの王子様』(通称:新テニミュ)。『テニスの王子様』以上に舞台化が困難と思われた『新テニスの王子様』のより迫力を増すテニスのプレーや場面を、セット・照明・映像など様々な手法で表現した人気のミュージカルだ。前作、ミュージカル『新テニスの王子様』The Third Stageでは、「U-17 WORLD CUP(アンダーセブンティーン ワールドカップ)」が描かれ、国際色豊かなキャストが登場し、日本代表と世界との熱い戦いを舞台上で繰り広げた。ミュージカル『新テニスの王子様』The Fourth Stageの詳細は後日発表される。<公演情報>ミュージカル『新テニスの王子様』The Fourth Stage2024年 8月~9月原作:許斐剛『新テニスの王子様』(集英社『ジャンプ SQ.』連載)脚本・演出:上島雪夫作詞:三ツ矢雄二音楽:兼松衆(C)許斐 剛/集英社・テニミュ製作委員会(C)許斐 剛/集英社・新テニミュ製作委員会
2024年05月02日ネルケプランニング創立30周年を記念して東京・日本武道館で開催される『ネルフェス 2024』の詳細が発表された。『ネルフェス』は、ネルケプランニングがプロデュース・制作するさまざまなタイトルが一堂に集結するイベント。2008年に第1回、2014年に第2回を行って以来、10年ぶり3回目の開催となる。出演タイトルは、ミュージカル『新テニスの王子様』、ミュージカル『刀剣乱舞』、ミュージカル『青春-AOHARU-鉄道』、舞台「パタリロ!」、少女☆歌劇 レヴュースタァライト、MANKAI STAGE『A3!』、ミラクル☆ステージ『サンリオ男子』、『ヒプノシスマイク-Division Rap Battle-』Rule the Stage、舞台『魔法使いの約束』、舞台「よんでますよ、アザゼルさん。」、夏休み!オン・ステージ「パペットミュージカル すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ」と、ネルケプランニングを代表するタイトルが勢揃い。さらに、ネルケプランニングのマスコットキャラクターであるネルちゃん・ルケくんの初めてのおしゃべりも。ネルちゃんはニーコ、ルケくんは寺崎裕香が声を演じる。本イベントのメインクリエイターは、『ネルフェス 2014』に引き続き、構成・総合司会を川本成が務め、構成・総合演出を小林顕作が担当する。併せてCMも公開。小林顕作が手掛けるテーマソングに乗せて、『ネルフェス』の名にふさわしいお祭り感あふれる映像となっている。チケットの先行販売は、本日5月2日(木) 18時より受付がスタート。『ネルフェス2024』CM 30秒<公演情報>ネルケプランニング 30th ANNIVERSARY『ネルフェス 2024』8月20日(火) 17:00会場:日本武道館【出演タイトル】・ミュージカル『新テニスの王子様』・ミュージカル『刀剣乱舞』・ミュージカル『青春-AOHARU-鉄道』・舞台「パタリロ!」・少女☆歌劇 レヴュースタァライト・MANKAI STAGE『A3!』・ミラクル☆ステージ『サンリオ男子』・『ヒプノシスマイク -Division Rap Battle-』Rule the Stage・舞台『魔法使いの約束』・舞台「よんでますよ、アザゼルさん。」・夏休み!オン・ステージ「パペットミュージカル すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ」構成・総合司会:川本 成構成・総合演出:小林顕作総合プロデューサー:野上祥子【チケット料金】価格:10,000円(全席指定/税込)■ネルケハ!先行受付期間:5月2日(木) 18:00~5月9日(木) 23:59■いち早プレリザーブ受付期間:5月29日(水) 11:00~6月4日(火) 23:59一般発売:7月7日(日) 10:00公式サイト: Planning co.,ltd.(C)許斐 剛/集英社・新テニミュ製作委員会(C)NITRO PLUS・EXNOA LLC/ミュージカル『刀剣乱舞』製作委員会(C)青春 (C)ミュージカル『青春鉄道』製作委員会(C)魔夜峰央/白泉社 (C)舞台「パタリロ!」製作委員会(C)Project Revue Starlight(C)Liber Entertainment Inc. All Rights Reserved. (C)MANKAI STAGE『A3!』製作委員会(C)2024 SANRIO CO., LTD. MSSB2024(C)『ヒプノシスマイク -Division Rap Battle-』Rule the Stage 製作委員会(C)coly/舞台まほやく製作委員会(C)久保保久/講談社(C)2019 日本すみっコぐらし協会映画部/日本すみっコぐらし協会演劇部
2024年05月02日5月24日(金) に公開されるアニメ映画『デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション』後章より、場面写真6点が公開された。漫画家・浅野いにおによる漫画『デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション』(通称:デデデデ)を原作とした本作は、突如東京上空に巨大な宇宙船、通称“母艦”が襲来し、絶望的に思えた異常事態も次第に日常へと溶け込んでいく世界で、日々の青春を謳歌する少女たちの物語。担任教師の渡良瀬に思いを寄せる女子高生・小山門出役を幾田りら、門出と小学校以来の親友で、戦争ゲームオタクゆえ日常的に寝不足の女子高生、“おんたん”こと中川凰蘭役をあのが務める。後章では、門出たちの前に突如として現れた謎の少年・大葉圭太(CV:入野自由)と、前章で門出たちの仲間・栗原キホと付き合っていた元同級生の小比類巻健一(CV:内山昂輝)のふたりがキーマンに。大葉は、外見は門出が中学時代に追っかけをしていたアイドルと同じ姿だが、中身は母艦とともにやってきた子どもの侵略者。謎の言語を話し、劇中の国民的漫画『イソベやん』で登場するような特殊な道具を使う大葉は、周囲に侵略者だとバレないように過ごしながら、門出とおんたんの秘密を紐解いていく。小比類巻は、元々サブカル好きでネットに踊らされがちな素朴な男子だったが、小型宇宙船墜落によるキホの死をきっかけに、次第にネット情報やSNSの陰謀論に影響を受け、高校卒業後は侵略者狩りをする過激派グループの中心的存在として活動を始めていく。大葉と小比類巻は“侵略者”と“侵略者狩り”という敵対関係にあり、後章ではふたりが侵略者を巡って対決する場面も登場。大葉役を演じた入野は自身のキャラクターについて「大葉くんは前章ではまだぎこちなく、後章でだんだん人間味が増していきますが、おんたんやマコトと会話をして人間性が変化していくんだと思います」と、アフレコでの工夫を振り返りつつ、大葉の魅力を明かしている。また、小比類巻が闇落ちする設定を活かすためにギャップを意識して演じたという内山は、「好きなミュージシャンの言葉に影響されやすかったり、そういう高校生らしい様子に昔の自分を思い出してとても共感できました」とキャラクターに共感した部分を明かしつつ、前章と後章とで一変する小比類巻を見事に演じ分けている。<作品情報>『デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション』前章:公開中後章:5月24日(金) 公開公式サイト:浅野いにお/小学館/DeDeDeDe Committee
2024年05月02日国内最大級のインディーゲームイベント「BitSummit Drift」が7月19日(金)から21日(日)まで京都みやこめっせで開催される。本イベントは、毎年京都で開催される日本最大級のインディーゲームの祭典。“国内のおもしろいインディーゲームを海外に向けて発信していく”という趣旨で、2012年後半に発足。2013年に同業者向けの小規模イベントとして開催した初回の来場者は200名ほどだったが、2023年には総来場者が23789人を超える大きなイベントに成長した。今年のキービジュアルはイベントのテーマ“全力で踏み込め!”を表現したもの。チケットは、7月19日(金)用の「ビジネスデイチケット」と、7月20日(土)、21日(日)用の「一般公開日チケット」に分かれて発売されている。BitSummit Drift(ビットサミット ドリフト)■チケット情報()7月19日(金)から7月21日(日)まで京都市勧業館 みやこめっせ
2024年05月02日5月31日(金) より公開される映画『アンダー・ユア・ベッド』の本編映像が公開された。本作は、2019年に高良健吾主演で実写化された映画を韓国でリメイク。監督は本作が韓国デビュー作となるSABUが務める。孤独な男・ジフン(イ・ジフン)が学生時代から忘れられない女性・イェウン(イ・ユヌ)を探し出し24時間監視するようになるが、彼女が夫から激しいDVを受けていることを知ってしまう。公開されたのは、彼女への異常な執着心が止まらない、歪な愛情が溢れ出す姿を収めた本編映像。大学生時代から彼女ひと筋で卒業後は離ればなれになるも、町中で彼女と同じ匂いを感じたジフン。想いが募る彼は彼女を探し出し、家を特定。そして、同じ町に趣味の観賞魚店を構え、彼女を監視し始める。そんな観賞魚店に偶然にも彼女が来店し再会を果たすが、突然のことに驚きジフンは突っ立ったまま。持っていた網の雫が彼の靴に滴る。その後、大学生時代に隠し撮りした彼女の写真が張り巡らされた部屋に戻り、日常のように彼女の監視を続ける。再会したときには、学生の頃の香水の香りがする美しく輝いていた彼女の姿ではないことに寂しさを感じたジフン。昔の“自分だけ”の彼女との思い出に浸るように、8mmフィルムカメラで盗撮した映像を壁に投影し、昔彼女が付けていたドルチェの香水を吹きかけ、全身で彼女に浸る姿が映し出される。映像は、靴に滴る雫が湿っぽく本作の空気感を象徴するような演出になっており、ジフンの彼女に対しての執着心が際立つ映像となっている。『アンダー・ユア・ベッド』本編映像(二人の再会)<作品情報>『アンダー・ユア・ベッド』5月31日(金) 公開公式サイト: Mystery Pictures, ALL RIGHTS RESERVED
2024年05月02日大正から昭和にかけて、空高く飛ぶ鳥や飛行機から見下ろした視点による鳥瞰図(ちょうかんず)のスタイルで、数多くの名所案内図を描いた画家・吉田初三郎を紹介する個展が、5月18日(土)から7月7日(日)まで、東京の府中市美術館で開催される。京都に生まれ、関西美術院で洋画家の鹿子木孟郎に学んだ吉田初三郎(1884-1955)は、鉄道沿線の名所案内などで商業美術家としての名声を獲得した画家。観光旅行が盛んになる時代の後押しを受けて活躍の場を広げ、全国各地の鳥瞰図のほか、ポスターなどのグラフィックや絵画も手がけた。同展の大きな魅力は、10点以上に及ぶ大型の肉筆鳥瞰図が並ぶこと。初三郎の鳥瞰図は、実際の地形を正確に表すものではなく、変幻自在の工夫が施されたものだったそうだ。例えば、見えないはずのランドマークを描いたり、中心となる建物を極端に大きくしたりと、構図に大胆なデフォルメやクローズアップを取り入れることもしばしば。その一方で、線路には当時走っていた鉄道の車両、桜の名所には桜の木、そして温泉には立ち上る湯煙といったように、その名所の特徴をわかりやく細部まで丁寧に描き、見る者に実際に絵の中を旅するかのような気分を味わわせてくれている。「初三郎式」と呼ばれる、これら抜群のわかりやすさを誇る鳥瞰図は、現実の景観を重ね合わせた上で初三郎が見せたいと願った、そして見る側が見たいと望んだ、理想化された風景「Beautiful Japan(美しき日本)」だったのだという。屏風《犬山之春蘇川之秋》(犬山之春)昭和6〜7(1931〜32)年犬山城白帝文庫蔵同展では、肉筆鳥瞰図を描くために施された様々な工夫に注目して、初三郎が描き出した世界の魅力を紹介すると同時に、印刷技術が発展していった時代に生き、パンフレットなどの印刷物でも活躍した初三郎の鳥瞰図の変化にも着目する。鉛筆での書き込みのある肉筆画や、制作途中の校正刷り、さらに大画面の肉筆画を印刷折本のパンフレットへと変容させる過程がわかる作品などから、初三郎の制作の実態に迫る試みも行われる。ポスター《Beautiful Japan(駕籠に乗れる美人)》昭和5(1930)年江戸東京博物館蔵肉筆鳥瞰図、ポスター、絵葉書、絵画などを広く紹介する同展は、近年再評価が進められてはいるものの、これまで美術館で紹介されることの少なかった吉田初三郎の世界と「鳥瞰図」というジャンルに改めて目を開かせてくれる貴重な機会となっている。<開催概要>『Beautiful Japan 吉田初三郎の世界』会期:2024年5月18日(土)〜7月7日(日)会場:府中市美術館2階企画展示室時間:10:00~17:00(入館は16:30まで)休館日:月曜料金:一般800円、大高400円、中小200円公式サイト:
2024年05月02日キ上の空論による「『除け者(ノケモノ)は世の毒を噛み込む。』獣三作二作め」が5月9日(木)よりシアタートップスにて上演される。2013年に中島庸介により旗揚げされ、昨年10周年を迎えた演劇ユニット「キ上の空論」。何気ない会話の中にある毒と傷、滑稽な人々の生活を描き続けてきた。そんな彼らは、今年タイトルに「けもの/ケモノ/獣」を入れ、「獣」をテーマに全く違った物語を描く「獣三作」の上演を行っている。3月には紀伊國屋ホールで「一作め」となる『けもののおとこ』を上演したばかり。この作品では、シングルファーザーとして“女に選ばれる男”になるよう自分を育ててきた父親を内心で見下す主人公が、父の「一番いい女を選ぶ、他は捨てる」という言葉のとおりに周りの女性と関係しては捨てていく姿を描いた。今回の『除け者(ノケモノ)は世の毒を噛み込む。』では、かつて引きこもっていた経験があり、いまは“寝取られ”の性癖をもつ夫婦やカップルとSNSを通じて出会い、公認で依頼者のパートナーと関係を結ぶ男・正木円治(まさきえんじ)と、そんな円治に精子提供という名の“孕ませ”の依頼をする星野夫妻を描く。中島によれば、「タブーを切り捨てるのはなんか違うだろうと思い、目を背けたくなるようなシーンも決心して描きました」「みんな身勝手な人達だし、個人的には大嫌いな人達なんだけど、どこか愛おしく思ってしまう」という今作。そんな中島が「全身全霊で取り組んでくれる俳優たち」と信頼を寄せたキャスト陣には、声優としての活動でも注目を集める藤原祐規のほか、個性的な面々が顔を揃える。中島が「今、僕ができる最高傑作」と胸を張るこの作品がどのように人間の正義と葛藤を描くのか、楽しみにしたい。なお、「三作め」となる『緑園にて祈るその子が獣』は9月、本多劇場にて上演予定。文:釣木文恵<公演情報>キ上の空論 獣三作 二作め『除け者(ノケモノ)は世の毒を噛み込む。』作・演出:中島庸介(キ上の空論)出演:藤原祐規松原怜香田名瀬偉年板場充樹小町実乃梨山口快士小野塚渉悟平野紗貴家入健都南出めぐみ藍澤慶子2024年5月9日(木)~5月19日(日)会場:東京・新宿シアタートップスチケット情報()公式サイト
2024年05月02日2023年劇団☆新感線43周年興行・秋公演 いのうえ歌舞伎『天號星』のBlu-rayが、2024年7月5日(金) に発売されることが決定した。『天號星』で作劇の中島かずきが繰り出したのは、“あっ”と驚く<入れ替わり>の物語。江戸の町で裏稼業に生きる人々の人情劇と奇想天外なストーリー展開を、主宰・いのうえひでのりがこれまでの“いのうえ歌舞伎”とは一味異なる、愉快痛快なガッツリチャンバラ時代劇に昇華させた。2023年秋に東京・大阪で上演後、2024年4月にはゲキ×シネとして全国でも上映された。出演者は、劇団☆新感線の看板役者・古田新太、新感線ではすっかりおなじみの早乙女太一&早乙女友貴兄弟に加え、演技派として注目されるアイドルグループ乃木坂46の久保史緒里、幼少期から中国武術に親しみがある山本千尋、新感線最多の出演歴を誇る池田成志、そして高田聖子、粟根まことをはじめとする平均年齢50代のお馴染み劇団員たちが名を連ねている。Blu-rayには特典映像として、古田・久保・高田・山本・劇団員の村木よし子による“親娘座談会”や、改めて本作出演の感想などをインタビューした“早乙女兄弟が駆け抜けた天號星”、新感線の立ち回りとその進化について語られる“アクション監督・川原正嗣と新感線の軌跡”を収録。そのほか、タイトルシーンを様々な角度から楽しめる“タイトルシーン・マルチアングル”、池田演じる白浜屋真砂郎の傑作シーンを集めた“白浜屋真砂郎傑作選”、さらに“ビジュアル撮影メイキング”、カーテンコール時に行われた“太一くんの誕生日”、“カーテンコール・フルバージョン”、“千穐楽カーテンコール”、“ゲキ×シネ舞台挨拶”の様子など3時間以上にわたって収められる。予約は5月10日(金) 正午より開始される。また、ゲキ×シネ『天號星』の凱旋上映が決定。2024年11月9日(土) から14日(木) にかけて新宿バルト9をはじめとするT・ジョイ系列館、札幌シネマフロンティア、ミッドランドスクエアシネマなど約20館の映画館で上映される予定だ。<リリース情報>『天號星』Blu-ray2024年7月5日(金) イーオシバイドットコムで発売※予約期間は5月10日(金) 正午〜6月17日(月) 23:59まで価格:13,200円(税込)作:中島かずき演出:いのうえひでのり出演:古田新太早乙女太一早乙女友貴久保史緒里高田聖子粟根まこと山本千尋/池田成志ほか【商品構成】・『天號星』本編Blu-ray1枚・『天號星』特典Blu-ray1枚・特製ブックレット【特典映像】・親娘座談会〜古田新太・久保史緒里・高田聖子・山本千尋・村木よし子・早乙女兄弟が駆け抜けた天號星・アクション監督・川原正嗣と新感線の軌跡・ビジュアル撮影メイキング・タイトルシーン・マルチアングル・カーテンコール・フルバージョン・白浜屋真砂郎傑作選・太一くんの誕生日・東京公演千穐楽カーテンコール・大阪公演千穐楽カーテンコールと成志先輩の罰ゲーム・ゲキ×シネ舞台挨拶(1回目)・ゲキ×シネ舞台挨拶(2回目)・ゲキ×シネ特報・予告編イーオシバイドットコム特集ページ:<上映情報>ゲキ×シネ『天號星』凱旋上映上映期間:2024年11月9日(土)〜11月14日(木)上映館:新宿バルト9をはじめとするT・ジョイ系列館、札幌シネマフロンティア、ミッドランドスクエアシネマ※20館程度の映画館で上映予定公式サイト:
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