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リドリー・スコットが監督を手がける超大作『グラディエーターII 英雄を呼ぶ声』にアメリカの新鋭フレッド・ヘッキンジャーが出演している。本作で彼が演じるのはローマ帝国の双子の皇帝のひとりカラカラ。彼はもうひとりの皇帝を演じたジョセフ・クインとアイデアを出し合いながら、皇帝のもつ“二面性”を表現したかったと語る。来日したヘッキンジャーに話を聞いた。本作は2000年製作の『グラディエーター』の続編。ローマ帝国によって愛する者と故郷を奪われた主人公が剣闘士=グラディエーターとして活躍し、ローマ帝国に乗り込み復讐を果たそうとする中で、自身の運命と向き合っていくドラマが描かれる。本作の主人公ルシアスは、前作の主人公マキシマスを連想させるキャラクターで、シリーズを通して登場する人物もいれば、違うキャラクターだが前作のキャラクターを引き継いでいるような人物も登場する。しかし、本作に登場する双子の皇帝カラカラとゲタは、前作でホアキン・フェニックスが演じた皇帝の息子コモドゥスとはまったく違うキャラクターだ。「リドリー・スコットは続編をつくる上で同じことの繰り返しにならないように、あえて困難な選択肢を選んでいます。だから皇帝も前作にいたタイプのキャラクターではなくて、まったく新しいユニークなキャラクターをあえて出してきた。そこが素晴らしいと思うのです」とヘッキンジャーは語る。いつも精神的に不安定なカラカラと、満面な笑みを浮かべているが非道なゲタ。この役を演じるためにヘッキンジャーはまず「当時のローマの状況」を調べることから始めたという。「脚本を読んで、自分の役を分析する前に調査を始めたのですが、それはもう……衝撃的でした(笑)。前作『グラディエーター』が描いていた時代のローマも相当に酷かったと思いますが、本作に登場するローマは手がつけられないぐらい酷い状況になっている。そんなありさまに大きく加担しているのが、双子の皇帝だと思うのです。彼らの無責任さ、強欲さ、堕落した部分がローマの人々や街を酷くしている。皇帝が自覚していないかもしれないけれど、ローマに多大な影響を与えているとわかったことが、結果的に役に入っていく入り口になりました」カラカラとゲタは双子の兄弟で、共にローマを支配し、お互いを支え合っているように見えるが、時に相手を利用したり、気遣っているように見えて相手を陥れようとしているのではないかと思える瞬間がある。愛情はある。でも、それだけじゃない。ふたりの皇帝の間には本心の見えない緊張感があるのだ。「それこそが僕たちが目指したことでした。ジョー(ジョセフ・クイン)とは相性が抜群で、最初の段階から意気投合しました。お互いのホテルの部屋を行き来して、時には宅配ピザを分け合いながら(笑)いろんなアイデアを出し合って演技を作り上げていきました。僕たちが出したかったのは“二面性”でした。ふたりはお互いに双子として愛する心はあるんだけれど、ライバル心もあったりして、実際に何を考えているのか本当のところはよくわからない。そこはすごく表現したかった部分です」ふたりの掛け合いはリズム、トーンともに変幻自在で、緊張感が高まる場面もあれば、まるでコメディを見ているようなテンポで演技が繰り広げられる瞬間もある。「実際に演じる上ではジョーとの相性がよかったので、言わなくても伝わっている部分が多く、相乗効果で細かい部分まで芝居が出来上がっていったと思います。人生は悲劇と喜劇が混在しているものだと思っていますから、笑えないような状況であってもコメディの要素を入れることで、飲み込めてしまう場合がありますし、人間は相手や場面によって違った表情を見せるものですから、自分の人生の感情形成を振り返って“この人といる時はこんな感情だったな”と思い返したり、考えたりしながら演技をしました。あと、昔のヴォードヴィルなどの喜劇俳優の演技を少し参考にしている部分もあります」とは言え、双子の皇帝の地位は盤石ではない。ローマ帝国に復讐を誓ったルシアスはグラディエーターとして帝国に乗り込み、彼を導く謎の男マクリヌスは、謀略によって皇帝を操ろうとしている。狂気の皇帝として帝国を支配しつつも、自分たちの足場が切り崩されていることに気づかない。双子の皇帝は本作の重要な役どころだ。「1作目で描かれる権力争いはわかりやすいものだったと思います。誰が何の座を狙い、そのために誰に取り入ろうとしているのかすぐにわかりました。しかし、本作の場合は腐敗がローマ帝国の隅々まで浸透しているような状態なので、誰が何を狙い、何を目的にしているのかよくわからない状態になっているんです。その複雑さが本作の面白いところで、自分で演じておいてこんなことを言うのも何ですが、カラカラも本当は何を欲しがっていたのか、彼が何に執着していたのか、本当のところは誰にもわからないのです」繰り返すが双子の皇帝は単なる狂った支配者ではない。極悪非道で強欲だが、謎が残されている。壮大なスケールで描かれるアクション満載の熱いドラマを描く『グラディエーターII』に仕掛けられた”深淵な謎”が、ヘッキンジャーが演じたカラカラなのだ。「つねにミステリーというか、謎の部分を残した芝居というのは本当に面白かったです」『グラディエーターII 英雄を呼ぶ声』11月15日(金) 公開(C)2024 PARAMOUNT PICTURES.
2024年11月14日世界で活躍するソリストであり、ベルリンフィルの第一コンサートマスターでもある樫本大進と、2005年ショパン国際ピアノコンクールの覇者で“ショパンの再来”と呼ばれたピアニスト、ラファウ・ブレハッチ。来る12月、そんな二人のスターによる全国ツアーが行われる。どちらのファンもこの“奇跡のデュオ”を楽しみにしていることだろう。「そのキャッチコピーは僕が考えたわけではありませんが(笑)、世界のトップを走る天才的ピアニストとご一緒できることになり、とにかく楽しみです。ラファウのことは僕も昔から名前はよく知っていましたから」曲目は、樫本が昔から弾き続けてきたものばかり。前半はモーツァルト、ベートーヴェンという古典派、そして後半は雰囲気を変え、ドビュッシー、武満、フランクと、ボリュームたっぷりだ。「自分ではなかなか組まないプログラムですが、ラファウとやりとりをしている中でこういうアイデアが生まれて嬉しいですね。前半は、ヴァイオリン、ピアノの両方にとって基本中の基本といえる大切な作曲家。モーツァルトでは、大人になって失った純粋な心を取り戻さなくてはいけませんし、ベートーヴェンでは逆に人生経験を重ねた人間ならではの部分を出しながら、裏をついた表現も求められます。ラファウが一緒にチャレンジしようといってくれたので、ぜひ受けたいという気持ちが高まりました」(C)Junichiro Matsuo一方の後半には「基本を超えたところにある雰囲気や匂い、遊びが大切になるフランス系レパートリー」が並ぶ。なかでもフランクのヴァイオリン・ソナタは、ブレハッチからぜひにと提案され、最初に決まったという。「ヨーロッパ的な情熱がまっすぐに出て、フランクらしい魅力が詰まっている作品です。誰もが知る大きな存在ですが、ラファウからどんな新たなインスピレーションを得て演奏することになるのか、期待しています」武満の「悲歌」を日本で披露するのは、樫本が初めてのレコーディングを行った25年前以来と、久しぶりとなる。「僕が日本にいたのは幼稚園までで、以後はずっと海外なので、武満の生きた昭和の日本について、実際の思い出はほとんどないのです。最近流行っている“昭和レトロ”、好きなんですけれどね!それもあって自分は日本のことがわかっていないと思うこともあるのですが、でもやはり、歳を重ねてますます“日本はふるさとだ”という感覚が強くなってきました。武満の音楽は、フランスに影響を受けた部分と和の雰囲気が融合していて、僕にとってとても心地よいのです。ラファウも楽しみにしてくれているようなので、嬉しいですね」樫本のステージといえば、自らが弾いていない間、ピアニストの音に聴き入っている様子が印象的だ。「上手だなぁ、きれいで良いなぁと思っているので、あのようになります(笑)。僕は幸いソリストとしても活動しているピアニストとばかり共演しているので、いわゆる日本語の“伴奏”としてサポートだけしてもらっている感覚になることは、まったくありません。しっかり主張してくれるほうが、刺激になって好きです。今回もラファウといろいろなやりとりが交わされ、曲によってお互いに役割を全く変えていくことになると思うので、そこに注目しながら聴いていただきたいですね」子供の頃から現在まで、運に恵まれ、自然体を貫いてここまで来られたという。「僕は本当にツイているなと思うんですよ。自分で将来のプランを難しく考えることなく、その都度やりたいと思ったことをやらせてもらうことができた。周囲にも助けられ、本当に幸せです」これからも自分が自然だと感じるものに向き合い続けていきたいという樫本。ブレハッチもとても自然体のピアニストなので、“自然体同士の奇跡のマッチング”が実現しそうだ。取材・文:高坂 はる香樫本大進<プレミアム室内楽シリーズ>vol.3樫本大進&ラファウ・ブレハッチ デュオ・リサイタル■チケット情報()12月11日(水) 19:00開演札幌コンサートホールKitara 大ホール (北海道)12月14日(土) 19:00開演ミューザ川崎シンフォニーホール (神奈川県)12月19日(木) 19:00開演サントリーホール大ホール (東京都)12月20日(金) 18:45開演愛知県芸術劇場コンサートホール (愛知県)12月21日(土) 14:00開演兵庫県立芸術文化センターKOBELCO大ホール (兵庫県)
2024年11月14日内田英治監督最新作『誰よりもつよく抱きしめて』の本予告映像と新たな場面写真が公開された。原作は、感涙必至の純愛小説として話題となった新堂冬樹の同名小説。強迫性障がいによる潔癖症のため常にビニール手袋着用で生活し、同棲する恋人にも手すら触れることができない絵本作家・水島良城役をBE:FIRSTのメンバーRYOKIとしても活躍中の三山凌輝、恋人に触れてもらえず、彼の病気を理解しつつも、自分の揺れ動く心に思い悩む書店員の女性・桐本月菜役を乃木坂46の久保史緒里が演じる。そんなふたりの関係が不安定になる中、月菜の前に現れた、恋人と触れ合っても心が動かない男イ・ジェホン役で、2PMのファン・チャンソンが出演する。公開された映像では、良城が「久しぶりにさ、手繋いでみる?」と月菜に触れようとするも、恐る恐る手を伸ばす良城に「大丈夫だよ、無理しなくても」と気遣う月菜の姿に、胸が締め付けられるようなシーンから始まる。鍋を囲む様子など一見普通の同棲カップルのように暮らす良城と月菜だが、“好きな人に触れることも、触れてもらうこともできない”生活に、次第に心の距離が遠ざかっていく。音源初解禁となるBE:FIRSTの主題歌「誰よりも」の“抱きしめたい 君だけ”という渇望するような歌声にのせて、高校生の頃の良城と月菜の出会いのシーンや、寝ている良城に気付かれないよう触れようとする月菜の姿が描かれ、より切なさを掻き立てる。さらに月菜の前に突如現れ、月菜の心を揺さぶるジェホンが月菜を抱きしめる姿や、良城が病院で出会う、良城と同じ症状を持つ千春(穂志もえか)の姿も。愛する人と触れ合うことができない者たちの葛藤や、胸が締め付けられるような切なさがエモーショナルに描かれている。また場面写真は、劇中でふたりの関係を大きく変える重要なシーンとなる雨の中佇む良城と月菜の姿や、病院の待合室で仲良さそうに話す良城と千春、月菜を引き止めようとするジェホンの姿などが収められている。さらに、本作の完成披露試写会&プレミアムイベントが、2025年1月26日(日) に神奈川・Kアリーナ横浜で開催される。本イベントには、主演の三山と久保、共演のチャンソン、穂志、永田凜と内田監督が出演するほか、BE:FIRSTがスペシャルゲストとして登場。主題歌「誰よりも」の初披露も予定されている。チケットの先行受付は11月16日(土) 10時よりスタートする。映画『誰よりもつよく抱きしめて』本予告映像<作品情報>映画『誰よりもつよく抱きしめて』2025年2月7日(金) 公開<イベント情報>『誰よりもつよく抱きしめて』完成披露試写会&PREMIUM EVENT2025年1月26日(日) 神奈川・Kアリーナ横浜開場11:00/開演12:00開場17:00/開演18:00出演:三山凌輝、久保史緒里(乃木坂46)、ファン・チャンソン(2PM)、穂志もえか、永田凜、内田英治監督SPECIAL GUEST:BE:FIRSTMC:山本博(ロバート)プレイガイド先行:11月16日(土) 10:00〜11月24日(日) 23:59※会場限定ビジュアル映画鑑賞券付き()公式サイト:「誰よりもつよく抱きしめて」HIAN /アークエンタテインメント
2024年11月14日2021年3月より大規模改修工事のため休館していた横浜美術館が、いよいよ2025年2月8日(土) より全館オープンする。これを記念し、さまざまな人々を迎え入れたいという想いを込めた『おかえり、ヨコハマ』展を開催。2020年4月に横浜美術館館長に就任した蔵屋美香が、就任後初めて自ら企画を担当する。ルネ・マグリット《王様の美術館》1966年油彩、カンヴァス130.0 x 89.0 cm横浜美術館蔵同展では、「横浜」をキーワードに「多様性」という観点のもと、絵画や写真、工芸、映像などの作品や資料を通して、新たな視点で横浜の歴史を紹介。セザンヌやピカソ、マグリット、奈良美智など、近代から現代まで横浜美術館が所蔵する名品が久しぶりに勢ぞろいすることになる。また、会場内には子どものために作品を選び、見やすいよう工夫して展示する「子どものギャラリー(仮称)」を設置。親子でおしゃべりしながら鑑賞する機会を創出するという。■横浜美術館館長蔵屋美香からのメッセージ本展では新しい船出となるこの機会に、当館コレクションの名作の数々を新たな視点で紹介します。加えて、横浜市歴史博物館、横浜開港資料館、横浜都市発展記念館、横浜市民ギャラリーなど、主に市内の施設が所蔵する、コレクションへのまなざしを豊かにしてくれる作品や資料も展示します。また、本展のためにアーティストに委嘱した新作をグランドギャラリー他で披露します。作品を読み解くための鍵は「横浜」、そしてリニューアル後の当館の活動理念の柱である「多様性」です。今回は「多様性」という観点のもと、横浜にまつわる作品の中でこれまであまり注目されることのなかった存在―開港以前の横浜に暮らした人びと、女性、子ども、さまざまなルーツを持つ人びとなど―にあらためて光をあてます。これにより、おなじみの作品や横浜の歴史にたくさんの新しい発見をもたらします。こうしてローカルの歴史を深掘りすると、世界の歴史もきっと違って見えてきます。会場内には、子どもも一緒に楽しめる「子どものギャラリー(仮称)」を設けます。また、当館の活動の柱のひとつである教育普及事業も開催します。タイトルには、「3年ぶりに横浜美術館が帰ってきた」という意味と、「異なる時代にいろいろな地域からやってきて横浜に暮らした(あるいは現在暮らす)さまざまな人たちを、あらためて『おかえり』と言って迎え入れたい」という希望が込められています。<開催概要>『横浜美術館リニューアルオープン記念展おかえり、ヨコハマ』2025年2月8日(土)~6月2日(月)、横浜美術館にて開催公式HP:
2024年11月14日2024年11月16日(土)より、八王子市夢美術館では、明治末から昭和にかけて活躍した日光出身の画家、小杉放菴(こすぎ・ほうあん/1881-1964)の幅広い画業を紹介する『小杉放菴展』を開催する。小杉放菴記念日光美術館の所蔵品を中心とした同展は、小杉放菴の没後60年とともに、八王子市と姉妹都市盟約を結ぶ日光市及び苫小牧市との盟約50周年を記念して開催される展覧会だ。明治14年、日光に生まれた放菴は、地元の洋画家・五百城文哉(いおき・ぶんさい)に師事したのち、上京して、小山正太郎が主宰する不同舎に学んだ。この頃の号は「未醒」といい、漫画や挿絵の世界で活躍。雑誌特派員として日露戦争にも従軍した。その後は文部省美術展覧会(文展)に油彩画を出品し、3年連続受賞して画壇に認められフランスに留学。帰国後は親友の横山大観に誘われて再興日本美術院の洋画部設立に尽力し、他方、東京大学、安田講堂の壁画などの代表作も制作した。《黄初平》1915 年小杉放菴記念日光美術館蔵このように近代洋画の大家として活躍した未醒だが、大正12年頃に雅号を放庵(1933年末から「放菴」)と改め、次第に水墨と淡彩による表現に関心を深めていく。さらに日本画の世界でも独自の境地を切り拓いた。洋画家である彼が描いた日本画とは、江戸時代後期より盛んに描かれた中国由来の「南画」の系譜に、近代的な感覚を取り入れた「新南画」に位置づけられる。自由な精神と表現性が見られるこの新時代の「南画」は、大正から昭和にかけて、多くの画家が試みた。同展では、放菴の日本画家としての側面にスポットを当て、「南画の印象派」ともいわれる彼の芸術の魅力を紹介する。この他、放菴と同時代の画家が日光の社寺や風景を描いた水彩画も展示する。《水荘訪客》1918 年小杉放菴記念日光美術館蔵<開催概要>『姉妹都市盟約50周年記念事業小杉放菴展小杉放菴記念日光美術館の所蔵作品を中心に』会期:11月16日(土)〜1月26日(日)会場:八王子市夢美術館時間:10:00~19:00(入館は閉館30分前まで)休館日:月曜(祝日の場合開館、翌日休)、 12月29日(日)~1月3日(金)料金:一般1,000円 、大高・65歳以上500円公式サイト:
2024年11月14日ONE OK ROCKが、11月14日(木)23:00に「Dystopia」のミュージックビデオをONE OK ROCKのYouTubeチャンネルにてプレミア公開することを発表した。日本テレビ系報道番組「news zero」のエンディングテーマとして同曲が起用され、自身最大規模のワールドツアーのファイナル公演であるアメリカ・ロサンゼルスの会場にてサプライズで「Dystopia」のリリース情報を発表。ミュージックビデオの一部が使われているティザー映像も公開して世界中のファンを驚かせた。ONE OK ROCK – Dystopia [OFFICIAL MUSIC VIDEO]11月14日(木)23時YouTubeプレミア公開今作のミュージックビデオの監督を務めたのは北田一真氏。「AIによる未来のディストピアを、AIと共に創造する」をテーマに、AIが人間の知能を上回った世界を生成AIで映像化している。AIとの共存を今後どう捉えるか、答えのない問題だからこそ、この作品を通して、さらなる議論が生まれて欲しいという想いが込められている。<リリース情報>「Dystopia」配信中ストリーミング・ダウンロード OK ROCK オフィシャルサイト
2024年11月14日各サブスクで配信された「可愛いユナちゃん」が注目の 4人組ロックバンド・超☆社会的サンダルが、12月11日(水)全国流通盤CD 1st EP『君の飼い犬は、可愛くて最悪。』を発売することが決定。併せて、ジャケット画像も公開された。「君の飼い犬は、可愛くて最悪。」は 、「バカマ●コあかり」「チチンプイプイプイ」「フランス料理」 の3曲を収録。購入者特典として先着で超☆下敷きがプレゼントされる。11月22日(金)には、ボーカル&ギターのソングライター・オニザワマシロの生誕イベントとして、オニザワマシロ生誕祭2024『不幸であればあるほどに』が渋谷クラブクアトロにて開催。ゲストには大森靖子の出演も決定している注目のイベントだ。さらに、この公演にて1st EP『君の飼い犬は、可愛くて最悪。』が先行発売として一足先に購入することができる。<リリース情報>1st EP『君の飼い犬は、可愛くて最悪。』12月11日(水) リリース1,000円 (税込)【収録曲】01.バカマ●コあかり02.チチンプイプイプイ03.フランス料理リリースCD購入者超☆特典情報購入者先着特典:超☆下敷き (B5サイズ)<ライブ情報>超☆社会的サンダルオニザワマシロ生誕祭2024『不幸であればあるほどに』11月22日(金)東京・渋谷クラブクアトロ開場18:30 / 開演19:30出演:超☆社会的サンダル / 大森靖子【チケット情報】一般:3,500円(税込)学割(高校生以下):2,100円(税込)※ドリンク代別途必要()超☆社会的サンダルオフィシャルリンク
2024年11月14日2025年2月に上演されるKAAT×新ロイヤル大衆舎 vol.2『花と龍』の2月19日(水) 14時の回にて「やさしい鑑賞回」が実施される。鑑賞サポートとリラックスパフォーマンスの要素を盛り込んだ、KAAT神奈川芸術劇場初の試みとなる「やさしい鑑賞回」。リラックスパフォーマンスとは、自閉症スペクトラム症(ASD)や注意欠如・多動性障害(ADHD)などの発達障がいのある人など、「従来の劇場空間では芸術鑑賞に不安がある人たち」も安心して鑑賞できるように配慮された公演形態のこと。KAATが実施する「やさしい鑑賞回」でも、年齢や障がいの有無に関わらず多くの人が一緒に楽しめる公演を目指しており、通常よりも音や光をやさしい設定にしたり、客席も真っ暗にせず、客席で音をたてても体が動いても大丈夫など、劇場デビューや静かに鑑賞することに不安のある人、強い音や光が苦手な人にも楽しめる公演となっている。『花と龍』は、芥川賞受賞作家・火野葦平が自身の両親をモデルに描いた躍動感あふれる長編小説が原作。1952年から1953年にかけて読売新聞で連載され、現在まで幾度も映画化されている。舞台は明治時代の終わり、北九州若松の地。玉井金五郎という男とマンという女が出合い、信念に沿って、逞しく、麗しく生き抜く様、そしてふたりを取り巻く様々な人物との人間模様をスリリングに描く。劇団新派の座付き作家であり、歌舞伎からミュージカルまで幅広い作品を手掛ける齋藤雅文が脚本を手掛け、長塚圭史が演出、自身のバンド活動でも注目を集める山内圭哉が音楽を担当する。出演には、新ロイヤル大衆舎の福田転球、山内圭哉、長塚圭史、大堀こういちの4人のもとに魅力的な俳優が集結。福田演じる金五郎を支えながら共に波乱万丈の人生を生きる妻・マンを演じるのは、2024年3月に上演した『スプーンフェイス・スタインバーグ』(小山ゆうな演出)のひとり芝居でも高い評価を得た安藤玉恵。金五郎の弟分・新之助は、2.5次元作品でも大役を担い、高い人気を誇る松田凌が務める。また、確かな演技力であらゆる役を自在に演じ分ける村岡希美、劇団唐組の看板俳優として圧倒的な迫力を持つ稲荷卓央、思い切りのある演技で一躍注目を浴びている北村優衣など、実力と個性溢れる俳優陣が出演する。<公演情報>KAAT×新ロイヤル大衆舎 vol.2『花と龍』やさしい鑑賞回2025年2月19日(水) 14:00会場:神奈川・KAAT神奈川芸術劇場 ホール※上演時間:約3時間予定(途中休憩含む)サポートを必要とされる場合の申込みは、神奈川芸術文化財団 社会連携ポータル課ホームページへ。 公式サイト:新ロイヤル大衆舎ホームページ:
2024年11月14日2025年1月17日(金) より公開される映画『アプレンティス:ドナルド・トランプの創り方』が、11月22日(金)~28日(木) の1週間限定でTOHOシネマズ日比谷、キノシネマ新宿の2館で緊急先行上映されることが決定した。本作は、成功を夢見る初々しい20代のトランプが、伝説の弁護士に導かれて驚愕の変身を遂げ、トップへと成り上がるまでの道のりを暴く衝撃の問題作。全米公開時には、トランプが上映阻止にまで動いた作品だ。20代のトランプは破産寸前の父の会社を救うため、高級クラブで出会った辣腕弁護士ロイ・コーンと出会う。冷酷で勝利のためなら手段を選ばないコーンは、トランプに〈勝つための3つのルール〉を伝授し、彼を洗練された人物へと鍛え上げる。やがて成功を重ねトランプは、コーンさえも想像し得ない怪物へと変貌していく。トランプを演じるのは、『アベンジャーズ』シリーズのセバスチャン・スタン。現在の強気なトランプの姿からは想像もつかない"お坊ちゃん"のトランプ役を演じるスタンは、写真や動画で様々な時代のトランプの話し方や容姿など徹底的に研究。精細な青年から成功者へと成長する過程を圧倒的な存在感で見事に表現した。また、トランプを一流の実業家へと育てた果てに、予想不可能な運命にまきこまれる弁護士ロイ・コーンには、『民衆の敵』で本年度トニー賞演劇主演男優賞に輝いたジェレミー・ストロング。まるでコーン本人にトランスフォームしているかのように演じきり、早くも賞レースの筆頭候補に名を連ねている。監督は、これまで様々な問題作を描き、その作品すべてがカンヌ国際映画祭に出品され、本作もカンヌ国際コンペティション部門で高い評価を得たアリ・アッバシ。脚本は、長年トランプ前大統領を取材してきた政治ジャーナリストでもあるガブリエル・シャーマンが担当した。併せて、日本での緊急先行上映決定を受けて、アッバシ監督からコメントが到着。「日本の皆さまが、アメリカ大統領選直後にこの映画をご覧になることを嬉しく思います。この映画を観れば、アメリカがどうして今に至ったかが分かるでしょう」とメッセージを寄せた。<作品情報>『アプレンティス:ドナルド・トランプの創り方』2025年1月17日(金) 公開【先行上映】2024年11月22日(金)~28日(木) 1週間限定上映上映劇場:TOHOシネマズ 日比谷、キノシネマ新宿※特別興行のため、ムビチケカード、各種割引・各種招待券はご使用いただけません。※チケット販売については各劇場HPを確認ください。公式サイト: APPRENTICE PRODUCTIONS ONTARIO INC. / PROFILE PRODUCTIONS 2 APS / TAILORED FILMS LTD. All Rights Reserved.
2024年11月14日北野武が、映画『グラディエーターII 英雄を呼ぶ声』を語る特別コメント映像が公開された。本作は、古代ローマを舞台に、皇帝の後継者争いの陰謀に巻き込まれ奴隷へと落とされた元大将軍の復讐劇を描いた映画『グラディエーター』の続編。前作では、ラッセル・クロウ、ホアキン・フェニックス、リチャード・ハリスらが出演し、アカデミー賞作品賞を受賞した。『グラディエーターII 英雄を呼ぶ声』でもリドリー・スコット監督が続投し、前作から十数年後のローマ帝国を描く。いち早く劇場で鑑賞し、感想を問われた北野は、コロセウム一面に水を溜め、艦船、炎、さらにサメまで回遊させて本物の戦争さながら壮絶な海戦を展開させるバトルシーン“模擬海戦”を真っ先に挙げ「よくぞやったな。それだけでも面白い。もっと長くやってほしかった」とその完成度に圧倒された様子で語る。古代ローマ帝国で実際に行われていたとも言われ、「イメージはよく本には書いてあるけど、実際に映像にして観ると、よくぞ作ったな、と。たまにはこのようなスケールの大きな映画を劇場で観た方が絶対良い。テレビはあのスケールは出ない。海戦のシーンやグラディエーターの闘いぶりは、デカいスクリーンで観ないとつまんない」とコメント。自身の作品でもバイオレンスな演出を厭わず真正面から描き観客を虜にしている北野が、本作での生死を賭けたグラディエーターたちの闘いの表現について「必要な戦いの姿を出してる。無理に暴力的になってない。上手いと思う。過度な事はしないけど、わざとらしく暴力は外してない。当然のように暴力のシーンは暴力として描く。リドリー・スコット監督は、世界中の大人数の人が観るような大きい映画を作るだけあって、良い塩梅になっている」と語る。最後は、明日11月15日(金) より日本での劇場公開を迎えるとあって、「大画面で観てほしい!今までの映画でやってないことにチャレンジしてて、映画の良さが全て入ってる。アクションも本当に楽しめる。映画の根本的な楽しみ方、観て覚えてください!」と、いち映画人としての意見を述べた。『グラディエーターII 英雄を呼ぶ声』北野武コメント映像<作品情報>映画『グラディエーターII 英雄を呼ぶ声』11月15日(金) 公開公式サイト: PARAMOUNT PICTURES.
2024年11月14日2025年1月24日(金) より公開される映画『ゴールドフィンガー 巨大金融詐欺事件』の場面写真と予告編、そしてポスタービジュアルが公開された。本作は、香港ノワールの名作『インファナル・アフェア』シリーズ以来20年ぶりにトニー・レオンとアンディ・ラウが競演を果たし、総製作費70億円を投じて香港黄金時代を再現したエンターテインメント大作。1980年代、イギリスによる植民地支配の終焉が近づく狂乱の香港バブル経済時代を舞台に、ビジネスエリートたちの熾烈な陰謀うずまく、巨額の金融詐欺事件を描く。海外でビジネスに失敗し香港に逃亡、その後無一文から100億香港ドルを稼ぎ出した凄腕詐欺師チン・ヤッイン役をトニー・レオンが、チンに狙いを定め、粘り強い追跡を行う執念の捜査官ラウ・カイユン役をアンディ・ラウが務める。『インファナル・アフェア』では、警察官役とマフィア役だったトニーとアンディの立場が逆転したかのような役どころにも注目だ。監督と脚本は、『インファナル・アフェア』3部作の脚本を手掛けたフェリックス・チョンが担当。チョン監督はトニーとアンディを起用した理由について「相性が抜群に良いんです。ふたりが共演する時は、ただ互いに見つめ合うだけで緊張感が走ります」と語っている。予告編は、「あなたはこの数年で30億香港ドルを稼いでいる。あの金はどこから?」と、捜査官ラウが冷静沈着な面持ちで詐欺師チンを詰問する姿からスタート。ふたりの会話から互いの生きざまの違いが描写され、車を回避しようともがく危機一髪のシーンや謎の水死体映像など、緊張感漂う映像が挟み込まれる。最後は、「無傷でいられるとでも?」「任せるよ、捜査官」という、ラウとチンのセリフで締めくくられ、立場の違うふたりの行く末が気になる映像となっている。併せて公開されたポスターは、「凄腕詐欺師 VS 執念の捜査官」のコピーを挟み、コインを手に余裕たっぷりに構えるトニー・レオン演じる詐欺師チンと、チンの検挙を目指し、眼光鋭く前を見据えるアンディ・ラウ演じる捜査官ラウの対立が印象的なビジュアルに仕上がった。『ゴールドフィンガー 巨大金融詐欺事件』60秒予告<作品情報>『ゴールドフィンガー 巨大金融詐欺事件』2025年1月24日(金) 公開公式サイト: Emperor Film Production Company Limited All Rights Reserved
2024年11月14日Official髭男dismが、初のスタジアムライブ『OFFICIAL HIGE DANDISM LIVE at STADIUM 2025』の開催を発表。2025年5月17日(土)、5月18日(日)大阪・ヤンマースタジアム長居、2025年5月31日(土)、6月1日(日)神奈川・日産スタジアムにて開催される。併せて、新曲「50%」(読み:フィフティパーセント)が、12月13日(金)にリリースされることも発表された。さらに、ライブのキービジュアルも公開。グラミー賞にノミネート歴にあるMatt de JongとJamie-James Medinaによる英米クリエイティブスタジオ”UNDERCARD”がデザインを手掛け、各メンバーのライブ写真を元にインパクトのあるビジュアルに仕上がっている。チケット情報などはOfficial髭男dism公式ホームページをチェックしてほしい。<リリース情報>シングル「50%」12月13日(金)配信リリース配信URL:※Pre-add/Pre-seveで事前予約受付中「50%」特設サイト<ライブ情報>OFFICIAL HIGE DANDISM LIVE at STADIUM 20252025年5月17日(土)、5月18日(日)大阪・ヤンマースタジアム長居開場:15:30/開演:17:302025年5月31日(土)、6月1日(日)神奈川・日産スタジアム開場:16:00/開演:18:00【チケット情報】アリーナ指定席:13,200円(税込)スタンド指定席:12,100円(税込)指定親子席:大人12,100円(税込)・子供6,050円(税込)W会員先行:11月14日(木)12:00〜12月3日(火)23:59年/月会員先行:12月16日(月)12:00〜1月6日(月)23:59HP先行:1月16日(木)12:00〜1月29日(水)23:59スタジアム特設サイト髭男dism 公式サイト
2024年11月13日Little Glee Monsterがニュー・シングル「Break out of your bubble」を11月13日(水)にリリースし、同曲のライブ映像を公開した。「Break out of your bubble」は、現在放送中のNHKドラマ10「宙わたる教室」の主題歌であり、デビュー10周年を記念して10月19日(土)、20日(日)東京・武蔵野の森 総合スポーツプラザ メインアリーナにて開催された『Little Glee Monster 10th Anniversary Live』で初披露された楽曲。10月20日公演時の「Break out of your bubble」ライブ映像がLittle Glee Monster のYouTubeにて公開となった。『Break out of your bubble』- Little Glee Monster 10th Anniversary Live(2024.10.20)<リリース情報>ニュー・シングル「Break out of your bubble」11月13日(水)リリース◾️初回生産限定盤(CD+BD+GOODS)3,400円(税込)Little Glee Monster「Break out of your bubble」ジャケット画像(初回生産限定盤)【収録内容】DISC-1 <初回生産限定盤CD>01. Break out of your bubble ※NHKドラマ10「宙わたる教室」主題歌02. PLANET ※ABC-MART「45th 夏物大処分SALE」CMソング03. Memories04. Jupiter -2024ver.-05. Break out of your bubble - Lead Off ver.DISC-2<Blu-ray> ※初回生産限定盤Break out of your bubble Music VideoBreak out of your bubble Music Video Making Movie◾️通常盤(CD only)1,430円(税込)Little Glee Monster「Break out of your bubble」ジャケット画像(通常盤)DISC-1<通常盤CD>01. Break out of your bubble ※NHKドラマ10「宙わたる教室」主題歌02. PLANET ※ABC-MART「45th 夏物大処分SALE」CMソング03. Memories04. Break out of your bubble - Lead Off ver. –CD予約※店舗特典ありDL/Streaming<ライブ情報>『Little Glee Monster 10th Anniversary Christmas Special Live』12月24日(火)東京・ブルーノート東京1st :Open 15:00/Start 16:302nd:Open 18:30/Start 19:3025,000円 (税込)※全席グラスシャンパン&クリスマス・ディナーコース付き公演サイト Glee Monster オフィシャルサイト:
2024年11月13日SNS時代を象徴する新世代アーティスト・imaseが、来年4月から全国ホールツアー『imase Hall Tour 2025』の開催とオフィシャルファンクラブ「IMAZINE」を開設したことを、初のホールツアー『imase Hall Tour 2024 “Shiki-Sai”』の初日11月13日(水)東京・LINE CUBE SHIBUYAの公演中に発表。4月19日(土)の千葉公演を皮切りに、全9都市を回り、6月28日(土)imaseの地元・岐阜でファイナルを迎える。また、新アーティスト写真も解禁。今回もこれまでimaseのアーティスト写真を担当してきた新進気鋭のフォトグラファー・フジイセイヤが撮影とディレクションを、ヘアメイクは向井大輔、スタイリストは大島陸が担当。前回のオレンジイメージから一新し、緑色の空間に包まれた大人っぽいimaseに仕上がっている。ファンクラブ会員限定の超最速先行受付は11月13日(水)よりスタート。<ライブ情報>imase Hall Tour 20252025年4月19日(土)千葉・市川市文化会館開場17:00/開演18:004月27日(日)福岡・福岡市民ホール 大ホール開場17:00/開演18:005月11日(日)広島・広島文化学園HBGホール開場16:00/開演17:005月15日(木)愛知・愛知県芸術劇場大ホール開場18:00/開演19:005月18日(日)大阪・フェスティバルホール開場16:00/開演17:005月21日(水)東京・LINE CUBE SHIBUYA開場17:30/開演18:306月8日(日)宮城・トークネットホール仙台(仙台市民会館) 大ホール開場16:00/開演17:006月19日(木)北海道・カナモトホール(札幌市民ホール)開場18:00/開演19:006月28日(土)岐阜・土岐市文化プラザ サンホール開場16:00/開演17:00【チケット料金】指定席:6,600円(税込)FC会員超最速先行受付期間:11月13日(水)~11月17日(日)imase オフィシャルサイト:
2024年11月13日清⽔尋也と⾼杉真宙がダブル主演を務める映画『オアシス』より、メイキング映像が公開された。本作は、山戸結希、松居大悟、三宅唱、岸善幸、箱田優子、藤井道人ら、多くの監督の映画・ドラマ作品に助監督として参加してきた岩屋拓郎監督の長編デビュー作。裏社会に生きながら絶望と、一瞬の幸福を味わうリアルな若者の姿を描いたバイオレンス青春映画だ。富井ヒロト(清水尋也)と金森(高杉真宙)、そして紅花(伊藤万理華)は幼馴染で青春時代を共に過ごした仲間だったが、ある事件をきっかけにバラバラの人生を歩むことになってしまう。公開されたのは、本当の幼馴染のように仲の良い撮影現場の風景や、3人のインタビューをまとめたメイキング映像。併せて、岸善幸監督、山戸結希監督、松本優作監督、小林啓一監督、佐藤寛太(俳優)から、応援コメントが到着した。<応援コメント>■岸善幸(映画監督)映画『オアシス』は岩屋拓郎監督の自伝である。燻り、傷つき、明日が見えなかった日々の唯一の希望が描かれている。清水尋也と高杉真宙の乾いた目、そこに映る伊藤万理華の微笑が哀れだ。人は、どんなに穢れた場所でも、誰かといることで救われる。そんな時間を生きる人々にこの映画を観てほしい。■山戸結希(映画監督)映画という、絶対的に身体的で、物質的であることから逃れられない──どうしてもこの今が現前する表現において、初監督作にして、ここまで血肉の行き届いた世界観を立ち上げ、創り上げてみせた岩屋拓郎監督の、映画制作に対する突破力にへと、何よりも敬意を抱いてやみません。未来われわれが驚愕する、凄まじい作品を、必ずやその手にする彼の、この今を見届けてください。■松本優作(映画監督)映画の公開、本当におめでとう御座います。岩屋拓郎監督の映画に対する情熱が、最初のワンカットからひしひしと伝わりました。自分の居場所を必死で探し求め、その瞬間瞬間を死に物狂いで生きる登場人物たちに魅了されました。登場人物それぞれの表情、映像の切り取り方、本当に素晴らしかったです。是非劇場で多くの方にご覧いただけると嬉しいです。■小林啓一(映画監督)尋也くんと真宙くんの『あの感じ、あの空気感』をたっぷり味わうことができました。しっかり成長しているのに、変わってないなーと嬉しく思いました。正直、岩屋監督が羨ましい。初監督とは思えぬ大胆な演出は必見です。■佐藤寛太(俳優)少年少女が大人に変わるほんのひととき。今を見つめ続け、刹那的に時を重ねる彼らが、ギラギラピカピカ精一杯生きていて、美しくて眩暈がしました。ひとりひとり、全キャストの魅力がぶつかり合って重なり合いスクリーンから迸っています。映画って自由だ。岩屋監督のひとりの友人として、この作品がひとつの映画として完成したことが本当に嬉しいです。是非劇場でご覧ください。『オアシス』メイキング映像<作品情報>『オアシス』2024年11月15日(金) 公開公式HP:『オアシス』製作委員会
2024年11月13日『「進撃の巨人」-the Musical-』初の海外公演が、2024年10月11日から13日にアメリカ・ニューヨークのNew York City Centerで上演された。本作は、2009年から2021年に「別冊少年マガジン」(講談社)で連載され、コミックス累計発行部数1億4千万部を突破した人気漫画『進撃の巨人』の舞台版。主人公のエレン・イェーガー役を岡宮来夢が務め、2023年1月に大阪・東京で初演されると、最新のテクノロジーやギミックとアナログな演劇的手法が融合した舞台演出、舞台上に出現する“巨人”の圧倒的な存在感、音楽・ダンス・アクションを交えた多彩な表現が話題となった。初の海外プレミアとなったニューヨーク公演は、全4公演で約9,000枚のチケットが完売。アメリカ国内でニューヨーク州を含む48の州からファンが集まり、アメリカ国内に留まらず、カナダ・フランス・シンガポールなど20カ国以上のファンが駆け付けた。セリフはすべて日本語で、両サイドのスクリーンには英語字幕を表示。キャラクターが登場する度に客席からは歓声が上がり、サシャ・ブラウスと教官のキース・シャーディスのシーンでは客席から大きな笑いが起こった。ニューヨーク・タイムズは「デジタル背景・バルーン・パペットを組み合わせた、独創的なミュージカルを作り出している」「『進撃の巨人』-the Musical-のような作品がハイブローとローブローの文化の定義を再考させる。そして、これは新たな演劇ファンを劇場に呼ぶ可能性がある」と評価し、Crunchyroll(クランチロール)は本作について「超大型の初お披露目」と称賛。New York City Centerのプレジデント兼CEOのマイケル・ローゼンバーグは、「New York City Centerで上演した作品の中でも、興行的に成功した公演のひとつであり、何千人もの新しい観客を劇場に連れてきてくれた」とコメントを寄せた。さらに、千秋楽のカーテンコールでは演出の植木豪が「日本が誇る2.5次元舞台、そして素晴らしい役者、ダンサーたちはこうやって世界の扉を開いていくことが出来ると思います」と語り、初の海外公演は幕を閉じた。また2024年12月13日(金) からは、東京・TOKYO DOME CITY HALLで日本凱旋公演がスタートする。日本凱旋公演では、舞台両脇の専用スクリーンに英語字幕が表示されるほか、来場者特典として特製ビジュアルカードを配布。さらにニューヨーク公演でも好評を得た、劇中曲「Now or Never!」のシーンに限り、全公演写真・動画の撮影が可能となる。<公演情報>『「進撃の巨人」-the Musical-』日本凱旋公演原作:諫山創『進撃の巨人』(別冊少年マガジン/講談社)演出:植木豪脚本:畑雅文音楽監督:KEN THE 390作詞:三浦香【出演】エレン・イェーガー役:岡宮来夢ミカサ・アッカーマン役:七木奏音アルミン・アルレルト役:小西詠斗ジャン・キルシュタイン役:福澤侑マルコ・ボット役:泰江和明コニー・スプリンガー役:高橋祐理サシャ・ブラウス役:星波ハンネス役:村田充キース・シャーディス役:林野健志ディモ・リーブス役:冨田昌則カルラ・イェーガー役:舞羽美海グリシャ・イェーガー役:唐橋充ハンジ・ゾエ役:立道梨緒奈リヴァイ役:松田凌エルヴィン・スミス役:大野拓朗<Blade Attackers>Toyotaka RYO gash! SHINSUKE HILOMUDolton KENTA GeN KIMUTAKU下尾浩章 横田遼 橋渡竜馬 白濱孝次中西彩加 安川摩吏紗 松本ユキ子 陸 NONN 河島樹来 加藤貴彦【東京公演】日程:2024年12月13日(金) ~22日(日)会場:TOKYO DOME CITY HALL【大阪公演】日程:2025年1月11日(土) ~13日(月・祝)会場:オリックス劇場チケット情報:()日本公演公式サイト:諫山創・講談社/「進撃の巨人」-the Musical-製作委員会 2024
2024年11月13日眉村ちあきが、ニュー・アルバム『うふふ』の発売を記念したフリーライブを12月7日(土) に東京・新宿の東急歌舞伎町タワー前 歌舞伎町シネシティ広場で開催する。彼女にとって歌舞伎町シネシティ広場は、デビュー前から弾き語りライブやファンと一緒にハンカチ落としをしたり、音楽ライブ『Kabukicho Music Live』への出演、主演を務めた映画『ハードボイルド・レシピ』の公開記念イベントを行うなど馴染み深い場所。当日はニュー・アルバム収録曲を中心とした60分のフリーライブに加え、アルバム購入者を対象とした特典会が行われる。11月27日(水) に発売される『うふふ』には、リード曲「幸福ミュージック」に加え、映画『レディ加賀』主題歌「バケモン」、NEC『止まらないワタシ、ススメ!』CMソング「凸凹」、そして「恋」をテーマに楽曲制作をしたEPから「朗読」「季節風」「濾過」など全14曲を収録。またアルバムリリースに先駆け、これまでにリリースしてきたアルバム6作品の全楽曲を披露するライブ『全曲眉村ちあき』を開催中で、残りは11月15日(金) に東京・SHIBUYA PLEASURE PLEASUREで行う『ラブソングお着席編』と、11月17日(日) に東京・GRIT at Shibuyaで開催される『ポップスのお姫編』の2公演となる。■眉村ちあき コメントたくさんお世話になっている歌舞伎町シネシティ広場で、今回もライブができることになりました!ありがとうございます。毎度人間が増えていく様を道ゆく人々とゴジラくんに見せつけたいので、ぜひこのチャンスに眉村ちあき現場へいらしてください!ニューアルバム『うふふ』、さいっっっっっっきょうです。<イベント情報>眉村ちあき New Album『うふふ』発売記念リリースイベントin東京日時:2024年12月7日(土) 17:00スタート会場:東京・東急歌舞伎町タワー前 歌舞伎町シネシティ広場※雨天時は開催場所の変更や、特典会のみの開催となる場合がございます。詳細はこちら:<リリース情報>ニュー・アルバム『うふふ』2024年11月27日(水) リリース価格:3,500円(税込)眉村ちあき『うふふ』ジャケット【収録曲】1. 許されたことがある2. 幸福ミュージック3. Hangover4. 恋の駆け引きだるい5. 最後のお願い6. 私は知りたい。7. Pitapat8. 季節風9. Homesick10. とっておき11. 凸凹 ※NEC『止まらないワタシ、ススメ!』CMソング12. バケモン ※映画『レディ加賀』主題歌13. 濾過14. 朗読Bonus Trackオー!サカナ!! ※小田原市水産プロモーションソング予約リンク:<ライブ情報>『全曲眉村ちあき』※終了分は割愛『全曲眉村ちあき 〜ラブソングお着席編〜』11月15日(金) 東京・SHIBUYA PLEASURE PLEASURE『全曲眉村ちあき 〜ポップスのお姫編〜』11月17日(日) 東京・GRIT at Shibuya ※チケット完売【チケット情報】一般:4,700円(税込)学生:2,000円(税込) ※公演当日要学生証()公式サイト:
2024年11月13日メジャーデビューから10周年を記念したベスト・アルバム『All the Greatest Dudes』を11月27日(水)にリリースするGLIM SPANKYが、収録曲から「愛が満ちるまで feat. LOVE PSYCHEDELICO」を先行デジタルリリース。ベストアルバム『All the Greatest Dudes』のデジタルアルバムの予約が開始され、さらに全曲試聴ダイジェスト映像も公開となった。GLIM SPANKYとLOVE PSYCHEDELICOは、これまでフェスやイベントなどで度々共演し交流を深めており、GLIM SPANKYからの熱烈なオファーにより、今回初めて楽曲制作でのコラボレーションが実現。作詞・作曲・編曲、レコーディング、ミックスまでを、LOVE PSYCHEDELICOとともに制作。GLIM SPANKYとLOVE PSYCHEDELICOのカラーが見事に溶け合った珠玉のナンバーとなっている。ベスト・アルバム『All the Greatest Dudes』全曲試聴映像全曲試聴映像で一部音源が公開となった新曲「Hallucination」は、サウンドプロデュースに数々のヒット曲を手掛ける板井直樹氏と編曲からMIXまでタッグを組み、GLIM SPANKYのギターロックサウンドが新たな扉を開いたチャレンジ作品。ほかにも今年デジタルリリースされた「Fighter」「風にキスをして」「ひみつを君に feat.花譜」「赤い轍」「愛が満ちるまで feat. LOVE PSYCHEDELICO」をはじめ、「Hallucination」など全28曲を収録。まさにGLIM SPANKYの軌跡と進化がひとつのパッケージとなった究極のベストアルバムとなっている。荒々しくハードなガレージ/ブルースロックを掻き鳴らしていた初期から、ジャンルが多様化する流れとともに変化を重ね、GLIM SPANKYならではのロックを開拓し続けてきたバンドサウンドを濃縮。さらにフォトブックレットには、ベストアルバム用に撮り下ろした写真が掲載され、“今”のGLIM SPANKYの魅力がたっぷり詰まっている。また、『GLIM SPANKY 10th Anniversary Tour 2024』の東京・渋谷チェルシーホテル(2024年8月7日)と東京・Zepp Shinjuku(2024年8月30日)でのライブ写真も楽しめる内容になっている。そして、ベスト・アルバムのリリースを記念し、全国ワンマンツアー『All the Greatest Dudes Tour 2025』の開催が決定。2025年2月から3月にかけて全国8都市をまわり、地元・長野県飯田市にて最終公演を迎える予定。収録曲「Hallucination」についてメンバーコメント【松尾レミ コメント】幻想なのか現実なのか、茹だる夜のひとときを描きました。モダンなサウンドですが、リズミカルでエキゾチックな異国感、レトロなパヤパヤコーラスが入って、とても面白い音楽になりました。【亀本寛貴 コメント】今までとは一味違ったモダンでオトナな楽曲です。この曲も個性たっぷりで他の収録曲達に負けない楽曲になりました。セレクトした過去の曲達は勿論、今年新たに書き下ろした初収録の曲達もどれも強力な楽曲で大充実のベストアルバムです。発売まであと少し!お楽しみに!<リリース情報>デジタル・シングル「愛が満ちるまで feat. LOVE PSYCHEDELICO」11月13日(水)リリースGLIM SPANKY10周年記念ベストアルバム『All the Greatest Dudes』11月27日(水)リリース■【完全数量限定】10周年記念限定盤(2CD+Blu-ray+Goods)15,000円(税込)・豪華LPサイズスペシャルBOX仕様・CD : 2 DISCS・Blu-ray:「The Goldmine Tour 2024」at 東京・日比谷公園大音楽堂 (2024.3.24)・Goods:10周年記念オリジナルヴィンテージ加工Tシャツ(松尾レミ プロデュース)(サイズ:L(男女兼用)着丈:約77cm 身幅:約55cm 肩幅:約51cm 袖丈:約39cm / ボディ色:スミクロ / 素材:綿100%)※寸法は製品ごとに多少の誤差がございます。・ピックチャームキーホルダー・LPサイズオリジナルポスター 10枚セット・フォトブックレット 48ページ・歌詞ブックレット24ページ※10周年記念限定盤はUNIVERSAL MUSIC STOREのみ限定販売■初回限定盤(2CD+DVD)7,000円(税込)・CD : 2 DISCS・DVD:「The Goldmine Tour 2024」at 東京・日比谷公園大音楽堂 (2024.3.24)・フォトブックレット48ページ・歌詞ブックレット24ページ『All the Greatest Dudes』初回限定盤DVD 「The Goldmine Tour 2024」at 東京・日比谷公園大音楽堂 (2024.3.24)【完全数量限定】10周年記念限定盤Blu-ray・初回限定盤DVD収録内容「The Goldmine Tour 2024」at 東京・日比谷公園大音楽堂 (2024.3.24)01.The Goldmine02.褒めろよ03.Odd Dancer04.光の車輪05.話をしよう06.真昼の幽霊(Interlude)07.Summer Letter08.ラストシーン09.愛の元へ10.Glitter Illusion11.NEXT ONE12.怒りをくれよ13.不幸アレ14.美しい棘15.Innocent Eyes16.大人になったら17.リアル鬼ごっこEncoreEN1.サンライズジャーニーEN2.愚か者たちEN3.ワイルド・サイドを行け■通常盤(2CD)4,500円(税込)・CD:2 DISCS・ブックレット40ページ【CD収録内容】 ※CD収録内容は全形態共通<DISC 1>01. 焦燥02. 怒りをくれよ03. ダミーロックとブルース04. 愚か者たち05. 吹き抜く風のように06. 闇に目を凝らせば07. 話をしよう08. NEXT ONE09. TV Show10. 褒めろよ11. 美しい棘12. 夜風の街13. サンライズジャーニー14. リアル鬼ごっこ15. 大人になったら16. ワイルド・サイドを行け<DISC 2>01. Glitter Illusion02. こんな夜更けは03. HEY MY GIRL FRIEND!!04. ラストシーン05. 形ないもの06. Circle Of Time07. Fighter08. 風にキスをして09. ひみつを君に feat.花譜10. 赤い轍11. Hallucination12. 愛が満ちるまで feat. LOVE PSYCHEDELICO※収録楽曲はファンからのリクエストをもとにGLIM SPANKYメンバーが選曲デジタル・シングル「愛が満ちるまで feat. LOVE PSYCHEDELICO」の配信ベスト・アルバム『All the Greatest Dudes』の予約はこちらから※ベスト・アルバム店舗予約あり<ライブ情報>『All the Greatest Dudes Tour 2025』2025年2月28日(金)北海道・札幌PENNY LANE243月2日(日)宮城・仙台Rensa3月8日(土)大阪・なんばHatch3月9日(日)愛知・名古屋DIAMOND HALL3月14日(金)福岡・DRUM LOGOS3月15日(土)広島・CLUB QUATTRO3月21日(金)東京・台場Zepp DiverCity TOKYO『All the Greatest Dudes Tour 2025 "Extra Show"』3月23日(日)長野・飯田文化会館チケット()GLIM SPANKY オフィシャルサイト:
2024年11月13日映画・音楽・舞台など各ジャンルのエンタメ通=水先案内人が、いまみるべき公演を紹介します。【水先案内人 高松啓二のおススメ】2000年公開『グラディエーター』の続編。前作のマキシマス(ラッセル・クロウ)の息子ルシアス(ポール・メスカル)が剣闘士となってローマ帝国と戦う。オープニングからローマ軍による海からの要塞化した島の攻略スペクタクルシーンが圧巻!ルネッサンスの絵画のような荘厳な歴史絵巻が繰り広げられる。ラッセル・クロウに比べるとポール・メスカルは存在感が薄いが、名もなき戦士がのし上がっていくにはちょうどいい案配か。黒幕的な奴隷商人マクリヌス役のデンゼル・ワシントンが、物語をひっぱる。コロセウムのシーンなどは名作『ベン・ハー』や『スパルタカス』を思わせるが、観ているうちにSF的気分にもなる。史劇の世界観が『スター・ウォーズ』などに通じるからである。特にサイに乗った戦士は、SFっぽい。それでも本作の最大の魅力は、巨匠リドリー・スコット監督のパワフルな演出力だ。彼こそ映画グラディエーターだね!<作品情報>『グラディエーターII 英雄を呼ぶ声』2024年11月15日(金) 公開監督:リドリー・スコット脚本:デヴィッド・スカルパ【出演】ポール・メスカル、デンゼル・ワシントン、ペドロ・パスカル、コニー・ニールセン、ジョセフ・クイン、フレッド・ヘッキンジャー公式サイト: PARAMOUNT PICTURES.
2024年11月13日ニック・カサヴェテス監督によるノワール・アクション映画『GOD IS A BULLET』の邦題が『神は銃弾』に決定。12月27日(金) より東京・新宿バルト9ほかで公開される。原作は、「このミステリーがすごい!」2002年版海外編で第1位を獲得した、ボストン・テランによる同名のベストセラー。カルト集団に元妻を惨殺され、愛娘を誘拐された刑事が、過去に同じカルトから逃げ延びた女性と手を組み、狂気の追撃劇に挑む。愛娘を奪われた刑事・ボブを演じるのは、『ゲーム・オブ・スローンズ』で国際的な支持を集めるニコライ・コスター=ワルドー。カルトから生還を果たし、ボブとともに闇に挑む女性・ケースは、北米でスマッシュヒットを記録した最新作『LONGLEGS』で注目を浴びたマイカ・モンローが演じる。また『Ray/レイ』でアカデミー賞主演男優賞を受賞したジェイミー・フォックスも出演する。併せて、キービジュアルと予告映像が公開された。キービジュアルの中央には、ボブとケースの姿が。画面右側に掲げられた「始まりは、夫婦惨殺事件と、消えた少女」というキャッチコピーが、ボブの絶望と怒り、そして果たさねばならない使命を予感させる仕上がりとなっている。映画『神は銃弾』予告映像<作品情報>映画『神は銃弾』12月27日(金) 公開公式サイト: By GIAB Productions LLC. All rights reserved
2024年11月13日LINKIN PARKのニュー・アルバム『From Zero』のリリースを記念した極上爆音視聴会が、11月12日東京・立川シネマシティにて開催され、ファン約200名が招待された。2000年のデビュー・アルバム『ハイブリッド・セオリー』が、“21世紀最も売れたデビュー・アルバム”となり、2ndアルバム『メテオラ』以降5作で全米アルバム・チャート初登場1位を獲得。グラミー賞2部門受賞、全世界累計アルバム・セールスは1億枚以上という、2000年代にデビューしたバンドでは屈指の人気を誇り、時代を牽引してきたグループ・LINKIN PARKが7年ぶりに再始動を果たし、アルバムからの先行配信曲「The Emptiness Machine」、「Heavy Is The Crown」、「Over Each Other」をリリース。リスニング・イベントの前半は視聴会を心待ちにしているファンたちの気持ちを更に盛り上げるトーク・セッションから始まり、澤田修氏によるLinkin Parkのプロフィールや既出作、彼が過去に訪れたコンサートの様子などを語った。澤田氏が足を運び生で体感したバンドのコンサートの話では会場中が真剣に耳を傾け、最新アルバムを聴いた際の感想では音源を早く聴きたいとばかりに客席のファンたちは澤田氏のトークを楽しんでいた。トーク・セッション後半に行われた、会場限定グッズが当たるプレゼント大会も行われ、会場のボルテージはマックスに。澤田氏の盛り上げからテンションMAXでリスニング・セッションへと移行。リスニング・セッションではリリース前のアルバム全曲を立川シネマシティでしか体感できない極上爆音で堪能。イベント終了後のファンたちの顔はアルバムの発売を更に楽しみにした笑顔ばかりだった。今回の再始動にあたり、マイク・シノダ、ブラッド・デルソン、フェニックス、ジョー・ハーン、という従来のメンバーに加え、Dead Saraというバンドで活躍したエミリー・アームストロングを共同ボーカルに、G Flip, Illenium, One OK Rockのソングライティングやプロデュースで知られるコリン・ブリテンをドラマーに迎えた新生LINKIN PARK。配信中の新曲「The Emptiness Machine」に続き、11月15日(金)には待望のニュー・アルバム『FROM ZERO』をリリースすることも発表した。2017年以降、バンドとしての活動は休止していたLINKIN PARKだが、マイク、デルソン、ファレル、ハーンのメンバーは近年再会を始めていたそうで、「バンドを再始動させよう」というよりは、単に一緒に過ごす時間を増やし大学時代からの友情の核である創造性と仲間意識を取り戻そうという直感のもと再会の機会を増やしていた。この間にさまざまな友人や仲間をスタジオに招き、その中でエミリーとコリンに特別な親近感を覚えたという。スタジオでの時間を重ねるにつれ自然なケミストリーが生まれ、こうして今回の再始動、『FROM ZERO』の誕生に繋がった。今回の再始動にあたり、メンバーのマイク・シノダはこうコメントしている。「LINKIN PARKの前、僕らの最初のバンド名はXeroだった。今回のアルバム・タイトルは、僕らの始まりと、現在続いている旅の両方を意味している。サウンド的にも感情的にも、このアルバムは過去、現在、未来について歌っているんだ。新旧のバンドメンバー、友人、家族、そしてファンへの深い感謝の気持ちを込めて作ったんだ。僕たちは長年に渡ってLINKIN PARKが歩んで来た道を誇りに思い、これからの旅路にワクワクしているんだ。エミリーとコリンと一緒に仕事をすればするほど、彼らの世界レベルの才能、一体感、自分たちが創り出したものを堪能することができた。新しいメンバーと一緒に作ったエネルギーと活気に満ちた新しい音楽で、本当に力をもらったと感じている。僕たちは、これまで知られてきたサウンドのタッチポイントを織り交ぜながら、まだ新しいタッチポイントを探求しているんだ」。<リリース情報>ニュー・アルバム『FROM ZERO』11月15日(金)配信リリース*CD(輸入盤・日本盤)は後日詳細発表予定【収録曲】01. From Zero (Intro)02. The Emptiness Machine03. Cut The Bridge04. Heavy Is The Crown05. Over Each Other06. Casualty07. Overflow08. Two Faced09. Stained10. IGYEIH11. Good Things Go配信リンク: PARK レーベルHP
2024年11月13日諸外国の旅行者が日本を訪れるようになった昨今。お馴染みの名所旧跡に交じって人気の高いスポットのひとつが『ワーナーブラザース スタジオツアー東京-メイキング・オブ・ハリー・ポッター-』。というのも本家ロンドンの『ワーナーブラザース スタジオツアー ロンドン』に次ぐ第二の施設で、世界中にこの2カ所しかないからだ。そんな同施設が先日、化粧直ししてクリスマス仕様になった。題して<ホグワーツ・イン・ザ・スノー>(~2025年1月5日まで)!ベースとなっているのは記念すべきシリーズ第1作目『ハリー・ポッターと賢者の石』(01)に登場するクリスマスシーン。ホグワーツ魔法魔術学校に入学する11歳までクリスマスプレゼントなんてもらったことがないハリーが、初めてのそれ(ちなみに透明マントでした)や親友ロンとお揃いのセーター(映画には登場しない)に大喜びし、たくさんのクリスマスツリーが飾られた大広間でロンとチェスに興じる。ホグワーツ城は美しく雪化粧され、雪を踏みしめて歩くハリーたちの首には寮のシンボルカラーで編まれた暖かそうなマフラーが……。そんな映画に登場したひとコマひとコマを思い出せるように、実際に映画の美術を担当した職人たちが丁寧に再現しているのだ。エントランス近くには巨大なクリスマスツリーが飾られ、24分の1スケールで忠実に再現されたホグワーツ城も美しく雪化粧。アフタヌーンティーをはじめとした料理や、グッズショップの商品もクリスマス仕様になっていて食欲と購買意欲をそそりまくる。さらに大人気スポットのホグワーツの大広間の長いテーブルには、数々のクリスマスディッシュがズラリ!その料理は『賢者の石』の最後、ダンブルドアが各寮の獲得点数を読み上げるシーンに登場しているものと、シリーズ2作目『ハリー・ポッターと秘密の部屋』でハリー&ロン&ハーマイオニーの3人が食べているテーブルに置かれているもの。スノーマンが飾られた白いケーキや英国の伝統ケーキ、クリスマス・プディング、定番のローストチキン、フルーツにグリーンピース、ブレッドなどがぎっしり並んでいる。映画同様、ちゃんと小さな箱のプレゼント(しかも、形も包装紙の色も違う!)まで再現されているのが嬉しい。というわけで今回は、映画ではスーパーバイジング・モデラ―として活躍し、今回の<ホグワーツ・イン・ザ・スノー>でも小道具制作のヘッドを務めたピエール・ボハナ氏の声をお届けします!――ホグワーツ城にかかる雪が紙でできていると聞いて驚きました。映画でも紙の雪を使用したんですか?ボハナ映画でも使用したよ。ただし、雪の場合、降らせる対象によって使い分けないといけない。モデルの大きさやスケール感、シチュエーションによってどの方法がいいかを決めることが重要なんだ。そういうのをスノーエフェクツといって、その道のプロ、スノーテクニシャンが手掛けてくれる。一見、簡単そうに見えるかもしれないが、実は熟練のテクニックがいる。雪を降らす対象と雪の種類の組み合わせを間違えると、すぐにニセモノと分かってしまうので、スノーテクニシャンはとても重要な役割を果たしているんだ。――ホグワーツの大広間には豪華で美味しそうなクリスマスディナーが飾られています。どういう部分にこだわったのでしょう。ボハナ『ワーナーブラザース スタジオツアー ロンドン』でクリスマスを再現することになったとき、最初は『賢者の石』の原作小説に登場するクリスマスを再現しようと考えていた。とはいえ、もっと豪華に見せたい気持ちもあったので、今回のような料理になったんだ。皆さんに注目してもらいたいのは、『秘密の部屋』に登場する白いクリスマスケーキ。スノーマンが飾られているんだけど、スキーをしていたり雪合戦をしていたり、そのポーズや表情がひとつひとつ違うんだ。ファンの方はぜひともチェックしてほしい。小説のクリスマスシーンそのままではないんだけど、それに準じるかたちで再現しているから。もうひとつ、言っておきたいのは映画撮影のときのこと。最初はホンモノの料理を並べていたんだけど、時間が経つと痛んでくるし、匂いが充満するので、徐々にレプリカに変更していった。今回もそんなレプリカを使用したわけだけど、それを日本で使うのはちょっと気が引けるよね。レストランに飾られている日本の食品レプリカは本当に素晴らしいから。それを見慣れている皆さんが半分でも認めてくれれば本望だよ(笑)。――映画の小道具などを、このスタジオで再現する上でもっとも大変だったことは?ボハナ映画に忠実に再現することにこだわり、まったく同じものを作らなきゃいけなかった。だから制作に携わったのも、実際に映画でアイテムを作ってくれた人たちなんだ。これはビジュアルの問題だったけれど、こういうスタジオでの展示となると、もうひとつ課題がある。映画の場合は数週間の撮影に耐えられればいいけれど、展示するのであればもっと長く使える耐久性の優れたものにしないといけなかった。制作のプロセスでは、耐久性と堅牢性があるものを強く意識したんだ。Harry Potter characters, names and related indicia are trademarks of and © Warner Bros. Entertainment Inc. Harry Potter Publishing Rights© J.K.R.© 2024 Warner Bros. Entertain-ment Inc. All rights reserved.――記念すべきシリーズの第1章『賢者の石』で個人的にもっとも印象に残っていることがあれば教えてください。ボハナすべてが苦労の連続だったけれど、“賢者の石“を作るのが面白かった。本当にたくさんのサンプルを作ったんだ。その石の中に塩の結晶を入れたり試行錯誤しながら、「これだ!」というのがやっと出来上がった。プロダクションデザイナーのスチュアート(・クレイグ)に見せたらとても気に入ってもらえたから喜んでいたにもかからず、後日ダメ出しされてしまったんだ。彼の部屋に行くといくつもの石が鎮座していて、彼がその中からひとつ選び、私たちに「これを赤く染めてくれ」と言って、あの映画に登場する“賢者の石“になったんだんだよ。私たちの使命はその石をいくつも作ることだったんだが、すべてが同じわけじゃない。それぞれ光が当たる角度によって違う色を発するようにしなければいけなかった。これが大変だったけれど、とても面白いチャレンジになったんだ。取材・文:渡辺麻紀<イベント情報>「ワーナー ブラザース スタジオツアー東京 -メイキング・オブ・ハリー・ポッター」クリスマスシーズン限定特別企画「ホグワーツ・イン・ザ・スノー」開催中~2025年1月5日(日)【実施内容】「大広間」「ホグワーツ城の模型」の特別装飾その他、クリスマス・ライトアップ(屋外エクステリア、館内ロビーなど)特設サイト:公式ウェブサイト: Bros. Studio Tour Tokyo – The Making of Harry Potter.
2024年11月13日吾妻光良 & The Swinging Boppersが、およそ5年半ぶりとなるニュー・アルバム『Sustainable Banquet(サステナブル・バンケット)』を11月20日(水)にリリース、併せて本作収録楽曲のティザー映像が公開された。このティザー映像は、近年脚光を浴びているアニメーション愛好家/映像作家のかねひさ和哉氏の手によるもの。1940年代のジャンプ&ジャイヴ・サウンドを追求するバッパーズと、同じく40年代のコミック・カートゥーンや“サウンディーズ”(映像版ジュークボックス)に影響を受けたかねひさ氏の志向性が見事に合致した必見の動画となっている。アルバム発売に先駆けてチェックしてほしい。吾妻光良 & The Swinging Boppers アルバム『Sustainable Banquet』ティザー映像また、浦風冨道(日本相撲協会)、大久保ノブオ(ポカスカジャン)、立川志らべ(落語家)、森雅樹(EGO-WRAPPIN’)、渡辺満里奈 各氏よりアルバム・リリースに寄せての推薦コメントが到着した。【浦風冨道(公益財団法人 日本相撲協会)コメント】バッパーズさんの曲は、世相を切りつつ、自分の身を切っていらっしゃいます。「誰もいないのか」は、まさに今の時代の年寄りの悲哀を歌っています。しかし同意し笑う老いた私。この老いという事実を前向きにさせてくれるのがバッパーズさん。お前達にも老いが来るんだよと、若い世代に叩きつけても居ます。強い年寄り達です。私も老いを楽しまねば。このアルバムは、どんなでかい薬よりもワクチンよりも1発で効きました。【大久保ノブオ(ワハハ本舗座長・ポカスカジャン)コメント 】思い出すだけでテンションが上がるもの。ドリフターズ、金宮、赤星瓶、銭湯、ゾンビ映画、タイの匂い、スウィンギンバッパーズ !『打ち上げで待ってるぜ』は、ミュージシャン、芸人、役者、皆んなのアンセムだ!【立川志らべ コメント 】ドラムの岡地さんに声かけていただいて、福島で行われる「クダラナ庄助祭り」に、多くの音楽家に混じって出演したことがあります。打ち上げがすごい。旅館の大広間に数多の音楽家たちが大集合。10月の出雲大社か?と思い出した(見たことはない)。みんな飲むわ飲むわ。すると吾妻光良さんはそそくさと舞台の方に。舞台ったって、社長シリーズで三木のり平先生が宴会芸するような場所ね。もしくは「釣りバカ日誌」の…、わかりますよね?そこで吾妻さんが一人でギターを弾きだす。盛大な拍手。でも5分もすると、誰も吾妻さんの演奏聞きやしない。世の中には吾妻さんの演奏聞くのにお金払って集まる人がたくさんいるのに、ただのギターおじさんになっちゃってる。家元・立川談志の言葉を思い出しました。「やりたがらない奴はダメだ」。子供のようにやりたがるおじさんたちがバッパーズなのです。もっとも昔からおじさんだったわけではない。継続可能なバンドが継続可能なアルバムを出したぞ〜。【森雅樹(EGO-WRAPPIN’) コメント 】JUMPIN’ JIVEこんなかっこよくてワクワクする映える響きがあるでしょうか!?一歩踏み入れば絶景の名演、ビッグロマンスが待ち侘びているんだ。新作がいつも最高傑作、そして体感を持って昇天する、無敵で最狂な音楽スタイル。間違いなく音楽世界遺産認定。【渡辺満里奈 コメント 】初めて“吾妻光良 & The Swinging Boppers”を聴いたのは、1990年代初頭のライブだった。ステージに所狭しと並ぶビッグバンドと、ギターを短めにかけた中年の男性が出てくる。全く予備知識がなかったのだが、その音が鳴った時、私の心臓は思い切り弾んだ。誰もが真剣に楽しげに演奏していて、その格好良さに最初から最後までジャンプしてスウィングした。抱腹絶倒の日本語詞に大笑いし、ホロリと胸を熱くしたあの日から30余年。変わらない、いや歳を重ねてますますパワーアップしたSBの最高のアルバムがまた聴ける!こんな喜びがあるだろうか。私もそれなりに歳を重ねたけど、疲れている暇なんてないのだ。だってこの世界には、“吾妻光良&The Swinging Boppers”がいるのだから。ご機嫌な宴会を続けよう!<リリース情報>吾妻光良 & The Swinging Boppers『Sustainable Banquet』3,300円(税込)【収録曲】01. 打ち上げで待ってるぜ★先行配信中02. Jeepers Creepers03. 俺のカネどこ行った?04. 昼寝のラプソディ05. Boogie-Oogie06. Don’t Hesitate Too Long07. Old Fashioned Love08. 俺の薬はデカい09. 正月はワンダフル・タイム10. L-O-V-E11. 誰もいないのか★NHK「ラジオ深夜便」10~11月度<深夜便のうた>12. BIG BUG BOOGIE(Bonus Track)Guest Musician:EGO-WRAPPIN’ (M-5)/Leyona (M-10)予約:<ライブ情報>『Sustainable Banquet』リリース記念ライブ2025年1月11日(土)東京・ビルボードライブ東京2月1日(土)大阪・ビルボードライブ大阪3月1日(土)福岡・博多Gate’s74月5日(土)神奈川・ビルボードライブ横浜()吾妻光良& The Swinging Boppers公式サイト
2024年11月13日二人組の舞台作家・小野彩加と中澤陽が、舞台芸術作品の創作を行うコレクティブとして2012年に設立した小野彩加 中澤陽 スペースノットブランクが、ヨコハマダンスコレクション2024ダンスクロス、マグカルシアター2024に登場。2024年12月2日(月)・3日(火) に横浜にぎわい座 のげシャーレ、また12月12日(木)~14日(土) には神奈川県立青少年センター スタジオHIKARIにて、多田淳之介主宰の東京デスロックが2006年にアトリエ春風者で初演した『再生』を上演する。2006年初演時の原案が保有する「集団自殺」のモチーフを、2024年現在に再解釈し、目に見えない孤独や孤立から生じる希死念慮と死生観を「個人」のものとして舞台に複数配置する。舞台芸術の創造における多様な独自の仕組み(メカニズム)を研究開発してきた小野彩加 中澤陽 スペースノットブランクが、「30分の物語を3回繰り返す」という原案の構造を「継承」の観点から多元的に解釈しながら、さらなる新しい構造を発見するための『再生』として創造する。また、神奈川県立青少年センター スタジオHIKARIの公演期間中には、出演者が参加者とともに、実際の上演で行う 「30分の物語」を1回再生するというワークショップの開催も予定している。<キャスト・スタッフ コメント>■原案:多田淳之介『再生』は書くのも恥ずかしいくらい昔の、2006年に東京デスロックで初演した作品です。以降劇団でも数度の再演、他団体による上演もしていただいてきました。しかし台本があるわけでもなく、30分の演劇を同じように3回繰り返す(繰り返そうとする)という構造のみが『再生』という作品を支えています。今回スペースノットブランクさんが上演してくれるということで、その構造すらどう変容していくのか、もはや『再生』というタイトルだったらどういった作品を作るのかという次元かもしれません。ともかく楽しみです。舞台芸術は日々繰り返し上演されますが、ひとつとして同じ瞬間はありません。それは私たちの生も同じです。二度と繰り返せないこの瞬間やこの生を描くことは、舞台芸術の持つこれまでも、そしてこれからも失われることのない力です。2020年代、現在の『再生』はどんな上演になるのか、スペースノットブランクさんなら、きっと今を生きている私たちを驚かせたり、楽しませてくれるに違いありません。■出演:古賀友樹こんにちは!いつもこんにちは。か、こんにちは!で迷いますが今回はこっちですね。こんにちは!いつも話しはじめで立ち止まってしまいます。大事な一歩目。なにかコメントをどうぞーなんて言われると、もうそれは頭抱えちゃう。誰も何も気にしてないよ~って言う社交性◎な天使と、そういうことじゃないんだよな……とぼやく神経質な職人とのせめぎ合いです。これは「とっさの判断ができない」ではなくて「腰が重い」のニュアンスの方が正しいです。夏休みの宿題。大学のレポート。LINEの返信。台詞覚え。今度行く旅行の計画立て。机の上の整理。洗濯物を綺麗に畳んでちゃんと決めた場所にしまう。これ全部。全部大変。でもやり始めたらそんなに苦じゃない。今回のこのコメントも提出期限3日過ぎちゃったけど、パパッと連絡来た時に書くことだって出来たわけだしね。(あっちなみに、やりたいこと / やったほうがいいこと / やらなきゃいけないこと、これらを混同してしまう習性があるってことを伝えておくね!)何かきっかけがあれば……と外の要因に頼っているように見えて、結局自分がここだ!と思ったところでしかブーストをかけられない。なんて人間らしいんだ~と思いつつ、そんな自分に辟易する。で、なんの話でしたっけ。そうそう。大事な一歩目の話。■出演:ゴーティエ・アセンシ海外のプロダクションに参加するのは初めてで、とても興奮しています。様々なバックグラウンドを持つ新しいアーティストとのコラボレーションや出会いは、私がダンスをする理由のひとつです。私のアートが日本でどのように受け止められるのか、どのようにコラボレーションして一緒に何かを作り上げることができるのか、とても興味があります。私たちの個性をすべて集めて、まとまりのある作品にするのが楽しみです。■出演:斉藤綾子横浜の皆様こんにちは。はじめましての横浜です。2017年に多田淳之介さんの作品『RE/PLAY Dance Edit』に出演させていただいてから7年が経ました。あれからずっと、舞台上で倒れて見たゆったりと止まってゆくミラーボールの景色をお守りとして握ってきました。そして7年、わたしも世界もいろんなことがあったこの7年の間に小野彩加さん中澤陽さんと出会い共演し最高を味わい、今こうしてスペースノットブランクさん演出の『再生』に向けて文を書いています。エモい。どうなるかはわかりません。予想もできません。関西から関東に移動し、初めましての方々とご一緒します。わからなくて当然です。ですが、と同時にだから、とても楽しみです。スペースノットブランクの爽やかなクリエーションにみんなの熱をどんどん混ぜて、何度も何度も繰り返したら、きっとそのうち自信を持って「お見逃しなく」と言えるようになるでしょう。おふたりの笑顔が浮かびます。何かが信じさせてくれています。わたしも繰り返してきたんだろうと思います。それでもまだまだ、もちろんまだまだ、こんな楽しみに出会えるなんて。横浜の皆様にもお楽しみいただけますように。■出演:瀧腰教寛私にとってスペースノットブランクでの創作は喜びに溢れるものです。演劇を志してから、まもなく20年経ちますが、それまでの演劇と演劇の創作現場で、ここまで驚きと発見、そして自由であると感じることが、連続することはありませんでした。毎回、驚きます。(演劇は、こうつくるべき、こうあるべきをものともせずに)魔法のような稽古場であることに。予想だにしないことが起こり、それがまた楽しいからです。地に足がつきながら、いつでも宙を浮くことができる(ふたりは無重力の世界から来たのかもしれません)スペースノットブランクに。小野彩加さん、中澤陽さんと、そして、そこに集まる、そこで出会えるキャスト、スタッフの皆さんと同時代に出会えたこと、創作を共にできることは幸運だと感じています。(スペノと初めて出会った時から、ふたりは価値基準も更新するような大きな遊びと仕事を行うのではと直感しています。)私は、今回の原作、原案の『再生』は、一度も上演を観たことがありません。(近年、再演も多く、名作の呼び声高いと噂で聞いています。)そのことが、ポジティブに働くと信じています。今までもこれからも演劇にリスペクトを込めながら、密かに演劇を破壊してもっと面白い演劇を作りたいと思いながらいます。そのチャンスを今回もいただけたと思っています。(そして、すでに、もう、それ以上に、そんな基準とは別の所にスペノのふたりはいるだろうと想像しています。)『再生』の上演史上、最高な再生。そして、舞台上演史上、最高なものになったら嬉しいなと、ずっと開演までを、そして終演。その後のことも心待ちにしています。(本当にいろんなことが、ありました。再生というワードに個人的にかかる風景があります。壊れた街のこと。その街のことも祈りながら。)いくつかの心象と風景を抱えて皆様と、いくつかの次元でお会いできたらと思います。(まるで、ハンターハンターのネテロ会長のように、見えない。感謝と祈りを込めて、百式観音を繰り出しながら再生に出演していると思います。)そして今回も、今回は世界も驚く魔法と奇跡が、舞台に起こることを期待しています。ぜひ、皆様、未来(のスペースのスペースノットブランク)でお会いしましょう!■出演&リハーサル・ディレクター:宮悠介僕がスペースノットブランクさんの作品を初めて拝見したのは2023年3月31日でした。STスポットで行なわれた『本人たち』当日券。その日のInstagramストーリーズには「思考力。集中力。古賀さんに完敗した。」と書いてありました。その後、お誘いいただいたのが「継承する身体」第一期。2023年7月4日-2024年1月20日Dance Base Yokohamaにてレジデンス。独自の動きの生成手法である『フィジカル・カタルシス』を直に継承しました。ダンスをどこまでもフラットな視点から捉え直す思考と姿勢に強く刺激を受けました。筑波山にも登りました。本作『再生』は一体どんな時間になるのでしょうか?あの日完敗した古賀さんには勝てる(やりきれる)でしょうか笑。僕は身体を通して思考してみます。きっと擦切れるほど反芻します。繰り返せない生を繰り返す事で実感してみたいです。この幸せな機会が今から心から楽しみです。■出演&リハーサル・ディレクター:山口静踊りってなんでしょうね。スペースノットブランクが編み出した振付手法「フィジカル・カタルシス」に出合わなければ、私はもうとっくに踊りに飽きていた気がします。不完全な動きの連なりがこんなにも妙で愛おしいなんて……そこに表現はなく確かな実感と衝動だけがある。運動とも呼べるけど、常に誰かの存在を感じている。(あちらでもこちらでも私たちは確実に繋がっている。)5年程この手法に取り組んでいますが今も尚、感動し心が震えます。誰がやるのか、誰とやるのか……その組み合わせでいくらでも魅せてくれる。さて今回はどんな風になるんでしょう。■出演&演出:小野彩加 / 中澤陽多田淳之介さん原案の『再生』を上演します。2019年から独自の動きの生成手法「フィジカル・カタルシス」を作り始めて、2023年からそれを継承する企画「継承する身体」を始めて、私たち以外のアーティストの意匠を私たちが「継承する」ことにも興味を抱き始めました。2023年にジェローム・ベルさんの『ピチェ・クランチェンと私』を原案とする『松井周と私たち』を上演し、2024年にcontact Gonzoさんの『訓練されていない素人のための振付コンセプト001/重さと動きについての習作』を上演しました。どれにも共通するのは、その作品の中で何が起こっているのかよりも、その作品の外で何が起こっているのかに焦点が当たること、でした。それぞれの意匠を体験として通過することがなければ選択することができない新しい選択肢を発見し続けています。今回の『再生』では、「30分の物語を3回繰り返す」という構造のおもしろみの部分のみならず、原案が持っているテーマの部分にも着目しながら、なぜ「30分の物語を3回繰り返す」ことを志したのか、を現在進行形の解釈で紐解いて、外と中の両面に新しい選択肢を発見したいと思います。出演には、これまで数多くの私たちの作品に参加いただいている古賀友樹さん。2024年5月から7月のフランスでのレジデンスで偶然知り合ったダンサーのゴーティエ・アセンシさん。記憶に新しい『ダンスダンスレボリューションズ(作:松原俊太郎)』でディディを演じた斉藤綾子さん。2019年より「フィジカル・カタルシス」の研究開発に携わり、毎回異なる多様な価値を私たちの作品に持ち込んでいただいている瀧腰教寛さん。「継承する身体」にて「フィジカル・カタルシス」を継承する対象として通年で協働した宮悠介さん。2019年より「フィジカル・カタルシス」の研究開発に最も長く継続して協働いただいている山口静さん。そして演出を行なう小野彩加と中澤陽、私たちも、構造を自ら体験すべく、出演いたします。皆様のご来場を心よりお待ち申し上げます。よろしくお願いいたします。<公演情報>スペースノットブランク『再生』原案:多田淳之介出演:古賀友樹、ゴーティエ・アセンシ、斉藤綾子、瀧腰教寛出演&リハーサル・ディレクター:宮悠介、山口静出演&演出:小野彩加、中澤陽使用言語:日本語、英語、フランス語の混合(予定)翻訳:英語字幕および英語概要配布(予定)ヨコハマダンスコレクション2024 ダンスクロス / 横浜国際舞台芸術ミーティング2024 YPAM連携プログラム2024年12月2日(月)・3日(火)会場:神奈川・横浜にぎわい座 のげシャーレ【チケット】(日時指定 / 全席自由)■前売券一般:3,300円U-25・ダンサー割:2,800円高校生以下:1,000円ダンスクロス同日セット券:4,000円ダンコレ・HOTPOT通し券(期間・数量限定):20,000円マグカルシアター2024 / 横浜国際舞台芸術ミーティング2024 YPAMフリンジ2024年12月12日(木)~14日(土)会場:神奈川・神奈川県立青少年センター スタジオHIKARI【チケット】(日時指定 / 全席自由)■前売券 事前支払(クレジットカード決済)ワークショップ:1,100円一般:2,900円30歳以下:2,400円18歳以下:1,100円(各回枚数限定・前売券のみ)YPAM参加登録者:2,600円(各回枚数限定・前売券のみ)■当日券 当日現金支払(受付開始時刻より受付にて発売予定)一般:4,000円30歳以下:3,500円スペースノットブランク Webサイト:
2024年11月13日ドウェイン・ジョンソンとクリス・エヴァンスが共演する映画『レッド・ワン』の新たな特別映像〈クリスマス編〉が公開された。本作は、世界的大ヒット作『ジュマンジ』シリーズを手掛けたジェイク・カスダン監督の最新作。サンタクロースの護衛隊長カラム(ドウェイン・ジョンソン)と、お金のためならなんでもする賞金稼ぎのジャック(クリス・エヴァンス)が手を組み、クリスマスイブ前夜に誘拐されたサンタクロースを救出するために立ち上がるアクションコメディアドベンチャーだ。11月8日に日本公開され、週末興行収入ランキング(11月8日~11月10日)で初登場4位となった本作。「頭空っぽで見れるのに、笑顔になれる」「こういうのが観たかった!」「あの世界観がめっちゃ良かった!」と、SNSでも話題となっている。カラム役のドウェイン・ジョンソンは本作でプロデューサーとしても参加しており、この作品について「伝統的なクリスマスを少しアレンジしたんだ」と話す。サンタクロースの物語は世界で最もよく語られる話のひとつだが、本作の制作陣は驚くほど現代的な姿にイメージを一新させた。北極は透明な巨大ドームに覆われた大都市であり、ヒューマノイドやトロール、鬼など、ありとあらゆる種族が協力し合って暮らしている不思議な街が描かれており、世界中の全てのクリスマスプレゼントの製造拠点となっている。そんな世界観についてドウェインは「北極の住人が登場するクリスマス映画はこれまでにも制作されているし、そして今後も、北極が描かれるクリスマス映画は続々と制作されるでしょう。しかし私たちが作り上げた北極は、これまでのクリスマス映画のものとは一味違います。広大で輝きに満ちていて、とにかくカッコいいんです。カスダン監督は今作品の北極で、視聴者をあっ!と驚かせたがっていました。素晴らしい仕上がりになっています」と制作陣を絶賛した。そのカスダン監督いわく、すべてにおいてスケールが巨大であるということが、今作品の楽しみのひとつであるという。「スケールや目標という観点からみると、この作品は私が今まで制作した中で間違いなく一番の大作です。もし私たちが目指したような作品に仕上がっているならば、誰も今までに観たことのないようなクリスマス映画を作ったことになります」と語った。『レッド・ワン』特別映像〈クリスマス編〉<作品情報>『レッド・ワン』公開中公式HP: WARNER BROS. ENT. ALL RIGHTS RESERVED IMAX(R) is a registered trademark of IMAX Corporation. Dolby Cinema is a registered trademark of Dolby Laboratories
2024年11月13日ロームシアター京都「レパートリーの創造」第8弾として、市原佐都子/Q『キティ』が上演される。本企画で市原をとりあげるのは、第5弾『妖精の問題 デラックス』に次いで2回目。満を持しての新作公演となる。人間の行動や身体にまつわる生理、その違和感を独自のアナロジーと身体感覚でとらえた劇作、演出を行う市原。2019年に初演した『バッコスの信女 ─ ホルスタインの雌』で第64回岸田國士戯曲賞を受賞し、2021年のノイマルクト劇場(チューリヒ)と共同制作した『Madama Butterfly』、2023年の世界演劇祭(ドイツ)初演の『弱法師』は、世界各地で上演され高い評価を得ている。2021年には、城崎国際アートセンターの芸術監督に就任。また、作品を貫く現代社会への批評眼は小説でも発揮され、文芸批評家が絶賛した『マミトの天使』(2019年、早川書房)など、演劇界を越えて注目を集めている。その市原の最新作では、家父長制やジェンダー規範、資本主義をめぐる消費や労働のあり方など、現代社会に生まれる不条理と、そこで生きる人間の滑稽さ、そして欲望のグローバルな均一化を、痛烈なQ(クエスチョン)に昇華して突きつける。出演は、第60回東亜演劇賞作品賞(2023年) を受賞し、韓国演劇シーンにおける新進の俳優・クリエイターであるソン・スヨン、『毛美子不毛話』『バッコスの信女―ホルスタインの雌』など数多くの市原作品に出演し、信頼を寄せる俳優のひとりである青年団の永山由里恵、香港のカンパニー「Artocrite Theater」の芸術監督を務めるバーディ・ウォン・チンヤン、そして、京都を拠点にダンスシーンにとどまらない幅広い活躍をするダンサーの花本ゆかと、日・韓・香のメンバーが集結。永山、スヨン、バーディーは、市原が劇作家として参加した韓国・香港・日本共同制作『私とセーラームーンの地下鉄旅行』(2018年 / 南山アートセンター〈ソウル〉) 以来、約6年ぶりの共演となる。また音楽は、音と音楽の境界に注目し幅広い創作活動を続ける気鋭のアーティスト荒木優光、特徴的な登場人物の衣裳は、『妖精の問題 デラックス』でのユーモアあふれる衣裳が記憶に新しい南野詩恵が手がけるなど、京都を拠点に活躍する気鋭スタッフとコラボレーションも注目される。【あらすじ】“ねこ”は、パパとママとペットと暮らしている。パパはお肉が大好きだけど、ママも“ねこ”も食べたくない。ある日、ママと“ねこ”が特別な肉料理をつくってパパにプレゼントすると──。<公演情報>ロームシアター京都〈レパートリーの創造〉市原佐都子/Q『キティ』作・演出:市原佐都子(Q)出演:ソン・スヨン、永山由里恵(青年団)、バーディ・ウォン・チンヤン(Artocrite Theater)、花本ゆか(はなもとゆか×マツキモエ)音楽:荒木優光衣裳:南野詩恵(お寿司)2025年2月17日(月)~24日(月・休) 全8ステージ会場:京都・ロームシアター京都 ノースホール上演言語:日本語、韓国語、広東語字幕言語:英語、日本語(他言語使用時)ポータブル字幕機言語:日本語・韓国語・広東語【チケット】(全席自由)一般(前半割引2月17日(月)~19日(水)):3,000円一般(2月21日(金)~24日(月・休)):4,000円ユース(25歳以下):2,000円リピート券:1,000円※推奨年齢:16歳以上、12歳以下入場不可。※本作には性的・暴力的な表現が含まれます。※ユース(25歳以下)チケットは、公演当日に受付にて年齢が確認できる証明書(学生証、免許証等)をご提示ください。一般発売:11月16日(土) 10:00~()【他地域の公演】東京公演:2025年3月上旬予定ロームシアター京都 WEBサイト:
2024年11月13日現在、テレビ朝日系列で放送中の第49回スーパー戦隊シリーズ『爆上戦隊ブンブンジャー』にてブンレッド・範道大也役を務める井内悠陽や、TBS日曜劇場『下剋上球児』等に出演の中山翔貴、男子高生ミスターコン 2023 グランプリ受賞の植野花道ら7人による新星若手俳優ユニット「WAVE」のお披露目となるイベント『Watanabe Actors Star Fes』が11月16日(土) に開催される。綱啓永、井上想良も出演するワタナベエンターテインメントの若手俳優が集結する本イベントで、「WAVE」によるコント×ダンスパフォーマンスの披露が決定。演出と振付は、ストーリー性のある演劇的な世界観をダンスとJ-POPで創り上げる“劇場型ダンスエンターテインメント”を提供するパフォーマンスグループ「梅棒」が担当する。開催を目前に控え、お披露目の日に向けた意気込みを語る井内悠陽のオフィシャルインタビューが到着した。<井内悠陽 インタビュー>──『爆上戦隊ブンブンジャー』の撮影も佳境に入っているかと思いますが、撮影当初と今、ご自身が感じている変化はどんなものですか?今はとにかく寂しい気持ちが大きくなっているのが率直な心境です。「初めまして、よろしくお願いします」と出会いのほうが多かったのが、回を追うごとに「今日でブンブンジャー最後なんです」と次の現場に行かれるスタッフの方が増えてきて。このような長いドラマに参加することが初めてだったので、すごく寂しいですね。僕自身の変化では、最初はどのように撮っていくのかとか、現場の雰囲気も何もわからないところからだったので、自分もどこまで意見を言っていいのか、言った方が良いのかということももちろんわかっていませんでした。でも最近は自分でもどんどん提案ができるようになってきたというのは感じています。もちろん、監督のプランがあったうえでですが、自分もこういうことを考えてきたので、やってみても良いですか?というプラスのコミュニケーションがとれるようになったのは、一番感じている変化です。それと、当初はドラマの展開も、僕たち役者も「これからどうなっていくんだろう?」という中での撮影だったものが、最終回がみえてきて、1話1話の展開がとても濃いものになっているので、台本を読み込む作業も、より時間をかけて深くやっていかなきゃいけないと思い、以前より台本を読む時間が倍くらいになっています。──その作業の時間は、井内さんにとって楽しいものですか?楽しいです。この1年、同じ共演者との時間を重ねていく中で、「きっとこのシーンはこういう芝居でくるな」ということも想像できるようになってきたし、セットのイメージやロケ場所の知識もふえて、わかりやすくイメージできるようになったぶん、ここで撮るならこっちを向いて台詞を言いたいなとか、セットのこの部分を使いたいなとか、自分の中で準備していけることの幅も広がったと思います。──範道大也という役との距離はどのように変化しましたか?本当に最近、ある変化を感じたところです。大也というキャラクターは、これまで深堀りされてきませんでした。台本をもらったときに、僕ではなく大也の気持ちで読むようにしているのですが、他のキャラクターのエピソードに大也として嬉しい気持ちになったり、感動して涙が流れたりということはあっても、自分(大也)のシーンで泣いてしまうということはなかったんです。大也が泣かないから、ということももちろんあるのですが、最近初めて自分のシーンの台本を読んで泣くという経験をしました。──それは、大也がより自分事になった、距離が縮まったということなのでしょうか。うーん……。逆に大也として読むということができなくなってしまって、初めて大也が自分から離れたという感覚のほうが近いですね。──大也の、井内さんも知らなかった一面を知ったような感覚でしょうか。初めて知ったというよりは、まだ描かれていない一面を想像はしていたけれど、いざ文章になって台本として読んだときに、改めて感じたことがあったんです。大也はよく「自分のハンドルは自分で握れ」と言います。僕自身も自分のために演技の仕事をやっていて、何があっても自分で越えてきたのは自分のためでした。それは大也も同じだと思っていたんです。でも大也の行動は、自分のためだけではないのではないかと思い始めて。「大也って本当はこういう人なんじゃないか?」という第三者視点ではじめて大也を見たんです。そういう意味で、一回大也から抜けてしまって。でも、大也を演じるうえで自分の中に第三者視点が出てきたのは初めてなので、だからこそ、このあとの話を演じることにワクワクもしています。──今のお話をきいて、新たな視点が加わったことによって、より井内さん演じる範道大也という人物に奥行きがでるのではないかと、期待が高まりました。新たな視点というと、「WAVE」という新しい俳優ユニットでの活動もスタートします。『Watanabe Actors Star Fes』のお稽古中かと思いますが、率直にいかがですか?懐かしい感覚です。僕は14歳で俳優になりたいと思い立って事務所の養成所に入り、1年間レッスンを受けていました。そして卒業時に所属先が決まるオーディションで、いきなり所属やデビューとはいかず、渡辺高等学院(事務所が運営する芸能高校)でもっと演技を学ばないかということになりました。その間も、事務所に正式に所属できるまで、ダンス&ボーカルスクールでレッスンを受けていた時期もありました。なので、養成所、学校、スクールと、レッスンをした経験のほうがまだ僕の経験としては長いので、久しぶりに同世代の人たちと、ひとつの作品にむけて稽古するということをしていて、色々なことを思い出しながらやっています。──11月16日(土) にいよいよお披露目となりますが、どういったところをお客様に観ていただきたいですか。「こんなにさらけ出せるんだ!」というところをみていただきたいです。今回、コントとダンスを掛け合わせたパフォーマンスも行います。『爆上戦隊ブンブンジャー』で僕を観てくれている皆さんは、クールな印象をお持ちかもしれないのですが、コメディ要素の強いストーリーということもあり、全然違う感じになっています。こんなキャラクターもできるんだ、と知っていただけたら嬉しいですし、舞台だからこそできる表現でもあると思うので、そこも楽しんでいただきたいです。──井内さんからみて、「WAVE」はどういうユニットだと感じていますか。誰も被らないなぁと。見た目もキャラクターも全然違いますが、稽古しているときの雰囲気、いただいたアドバイスとの向き合い方や取り組み方もそれぞれに違うんです。ひとりで黙々と復習する人もいれば、どんどん質問する人、仲間を巻き込んで練習する人、本当にひとりひとり違うので、こういうところが、何かひとつカラーのあるグループということではなく、俳優ユニットなんだなと、一緒に過ごす時間の中で感じています。──刺激を受けたり、相乗効果を感じることもありますか。それはあります。年齢層がバラバラで高校生や大学生もいる。それぞれ、今やっている稽古だけでなく、学校や他のお仕事が終わってから稽古に来たり、他のレッスンも受けていたりしています。僕も、撮影で100%出し切ったと思ったあとの稽古は、きついなと思うことも正直ありますが、それはみんなも同じなんだと思うと頑張れます。それぞれの場所からひとつの場所に集まるというだけで、刺激になっていて、鼓舞しあっていると思います。──では、今回のお稽古の中で、先ほどお話していたレッスン生時代の経験が活きていると感じることはありますか?はい。「やっていてよかったな」とようやく感じることができました。当時は演技にしか興味がなかったのに、演技ではないレッスンのほうが多く感じていて。特に、ダンス&ボーカルスクールに通っていたときは、平日は学校が終わったら遅くまでレッスンをして、土日も一日中レッスンをするという日々だったので、俳優になるために映画を観たりする時間もつくれなくなってしまったんです。そのレッスンも事務所の方や学校の先生から言われて受けていたものだったのですが、当時の僕には、「これはなんのためになるんだろう、僕は俳優をやりたいのに」という気持ちも少なからずありました。終わってから気づけることがあるとよく聞きますよね。それを今まさに実感していて、振付を覚えるのがちょっと人より早くなったかもとか、見せ方の引き出しが増えていたりというのは、その時の経験があったからなんだなと感じています。──そういった期間で、気持ちが腐ってしまうことはなかったんですか?どのように乗り越えてきたんでしょうか。何回もありました。やりたいことと実際学んでいることが違うという気持ちで、体と心のバランスが崩れているなと感じる時期もありました。それを乗り越えられたのは、周りの人たちのおかげでしたね。僕は周りが見えなくなってしまうことが多くて、そういうときは物事を順序立ててやることが本当に下手だったんです。それでいて、できるわけないのに、全部完璧にやりたいと思ってしまうので、演技がやりたいと主張しながら、ダンスも誰にも負けたくない、いやでもやりたいのは演技だ、と。そういったときに、今は何に集中して、余った時間でこれをやろう、次の段階でこれをやろう、と順序立てて取り組むということを、当時の先生にアドバイスやサポートをしていただいたことで、折れることなくやってこれたと思います。──そういった経験も、今人に力を与えるヒーローに繋がっているのかもしれないですね。俳優になるという少年時代の夢を歩み出した井内さんの、次なる夢はなんでしょうか。「ずっと演技していたい」です。第一線で活躍できる俳優になるために、いろんな作品、いろんな役に出会いたい。今はそれだけです!<公演情報>『Watanabe Actors Star Fes』2024年11月16日(土)1部:開場 14:00 / 開演 15:002部:開場 18:00 / 開演 19:00会場:東京・TFTホール 1000【出演】綱啓永、井上想良WAVE(井内悠陽、中山翔貴、小方蒼介、井上陽向大、樫又龍ノ介、植野花道、櫻井亜蓮)【チケット】全席指定:8,500円(税込)※当日券も販売予定。※公演当日、7歳からチケットが必要。※未就学児は大人1名につき1名までひざ上無料、席が必要な方は有料。公式ホームページ:
2024年11月13日昨年亡くなったKANの命日にあたる11月12日、KANと親しかったアーティスト達が集う『KANタービレ〜今夜は帰さナイトフィーバー〜』が神奈川・ぴあアリーナMMで行われ、この模様が2025年1月19日(日)21時~ フジテレビTWOで放送されることが決定した。この企画はスターダスト☆レビュー、馬場俊英、スキマスイッチ、秦 基博の4組がホストとなり、親交のあったアーティスト達やツアーを支えたバンドメンバー、スタッフが集結し、KANの楽曲をパフォーマンスするという企画。名実ともにとトップのミュージシャンが集い、アンコールを含む計20曲を披露し、アンコールの「愛は勝つ」では、出演者全員での演奏に合わせて、KANの茶目っ気たっぷりな写真や幼少期の写真がスクリーンに映し出され、集まった1万人の観衆を魅了。そして、大歓声の中、最後はKANがかつてライブで行った一本締めの模様がスクリーンに映り、出演者、観客とともにこのステージの幕を下ろした。KANタービレ〜今夜は帰さナイトフィーバー〜セットリスト01.何の変哲もないLove Song02.REGRETS03.東京ライフ04.プロポーズ05.君が好き胸が痛い06.カレーライス07.エキストラ08.世界でいちばん好きな人09.言えずの I LOVE YOU10.Songwriter11.Moon12.カサナルキセキ13.まゆみ14.ロックンロールに絆されて15.適齢期LOVE STORY16.Oxanne 〜愛しのオクサーヌ17.すべての悲しみにさよならするために18.よければ一緒にアンコール19.KANのChristmas Song20.愛は勝つ【HOSTS】スターダスト☆レビュー・馬場俊英・スキマスイッチ・秦 基博【ARTISTS】ASKA・K・桜井和寿(Mr.Children)・佐藤竹善(Sing Like Talking)・塩谷 哲・杉山清貴・谷村有美・トータス松本(ウルフルズ)・林 幸治(TRICERATOPS)・藤井フミヤ・山崎まさよし・和田 唱(TRICERATOPS)【MUSICIANS】添田啓二(cho)・岡崎昌幸(cho)・清水 淳(ds)・西嶋正巳(b)・佐藤大剛(g)・菅原龍平(cho)・磯貝サイモン(key)・大坂孝之介(key.)・室屋光一郎(vn)・徳永友美(vn)・島岡智子(va)・奥泉貴圭(vc)<番組概要>放送日時:2025年1月19日(日)21時~放送チャンネル:フジテレビTWO ドラマ・アニメ配信チャンネル:スカパー! 番組配信(同時配信+見逃し配信1週間)※スカパー!放送サービスでフジテレビONE/TWO契約の方はスマホ・PCでも視聴可能番組URL: ()
2024年11月13日映画『グラディエーターII 英雄を呼ぶ声』がいよいよ15日(金)から公開になる。本作は、本作はローマ帝国がヨーロッパの覇権をとっていた時代を舞台に、剣闘士(グラディエーター)たちが真の自由と勝利を求めて戦う様を壮大なスケールで描いた作品だ。本作は2000年公開のオスカー受賞作『グラディエーター』のその後が舞台だ。ローマ帝国の侵攻によって愛する者と故郷を失ったルシアスは、奴隷の身になるが、謎の男マクリヌスに出会い、剣闘士に転身。復讐を果たそうと戦いを続ける中で、自身の運命と向き合うことになる。前作はラッセル・クロウが主演を務め、高い評価を得た。そして本作では舞台の世界で研鑽を積み、『aftersun/アフターサン』でオスカー候補になったアイルランド出身の新鋭ポール・メスカルが主演に抜擢された。「俳優の仕事をする際には、どんな作品であれ、常にプレッシャーを感じています。演技することや、作品や役をつくることが本当に好きですから、なおのことプレッシャーを感じるのです。俳優であれ、画家であれ、アーティストはみなそれぞれに“スタイル”があります。もしかしたら、観客はアーティストに何らかの変身、特に物理的な変身みたいなものを期待するのかもしれません。でも、僕はどんな題材であっても、どのような撮影規模であっても、自分のスタイルにコミットしたいと思っています。ですから、この映画が大作だとか、どんな撮影規模だとか、そういうことは演技する時には一切考えません。自分が脚本を読んだ時に、感情面で、クリエイティブの面でどうやって向き合ったか、そのことだけを考えています」彼は入念にトレーニングと準備を重ね、撮影に臨んだ。劇中のルシアスは戦いに巻き込まれ、すべてを失い、剣闘士として命懸けの戦いを続け、やがて自身の過去と向き合って葛藤する。彼の置かれる立場がダイナミックに動いていくドラマが本作の大きな見どころだ。「ルシアスは最初に登場した時には帝国を憎むコミュニストのように思えるかもしれません。しかし、彼のローマ帝国に対する怒りは、愛する人を殺されたという極めて個人的なものです。その後、彼は自分が家族に捨てられたと思っていることが判明し、それでも彼は故郷に戻ります。運命と向き合う物語や、自らの血を継承しなければならない責任感の物語が描かれているのです」そんなルシアスを奴隷として買い、剣闘士としてローマに導くのが、ワシントンが演じるマクリヌスだ。彼は商人として振る舞っているが、皇帝のことを憎んでおり、皇帝の座を奪うのではなく、皇帝を陰から操りたいと思っている。ワシントンは「そうなんです。彼が皇帝を“操る”ことに面白みを感じました」と振り返る。「マルコムXの言葉を引用させてもらうと“権力を保持するためには手段を選ばない”ということです。ローマ帝国と現代のアメリカはだいぶかけ離れた国ですが、すごく似通っている部分があります。それは日本でも中国でも、韓国でも同じなんです。どの国でも権力を保持するためには手段を選ばないのです。それは時代を経ても変わらない真理だと思います。そして、マクリヌスは権力の“黒幕”になりたいと切望している。自分が権力の舞台に立ってしまったら、命を狙われる危険性があるからです」本作では闘技場での苛烈な戦いが描かれる一方で、主人公をめぐる運命のドラマ、帝国での緊迫感のある陰謀劇が同時に描かれる。本作を描くには、古典と歴史の知識があり、大規模な撮影現場を率いるスキルがあり、俳優から信頼を集める才能が必要になる。本作ではそのすべての才能を持つ巨匠リドリー・スコットが監督を務めた。名優ワシントンは彼を”グランドマスター”と呼ぶ。「どの映画監督も古典や歴史の知識を持っていてほしいですし、少なくとも僕が出演する映画の監督はそうであってほしいと思います。リドリーは映像の世界で60年以上のキャリアを持つ人で、AIもCGもない時代から映画監督として活躍していて、いまも活躍しています。彼の作品に出演すると、我々は巨匠と一緒に仕事をしているんだなということがわかるし、この人に任せて安心なんだという全幅の信頼があるんです。リドリーの撮影手法で興味深いのは、彼はロングレンズを使うので、アップを撮影している時でもカメラが俳優の目の前にあることはないんです。僕が最初に出たテレビ映画では僕の目の前、ギリギリまでカメラが来て『さぁ演技して!演技して!自然に!』って言われて(笑)僕の顔がどんどん歪んでいくんですよ(笑)でも彼は俳優が演技に集中できる環境で撮影してくれる。だからこそリドリーはポール・メスカルのような演劇の世界でちゃんとトレーニングを積んできた俳優を起用するんだと思うんです。リドリーはいろんな技術の変遷を60年にわたって観てきているわけですから、豊富な経験の中から編み出された手法で映画が撮られているわけです。彼はグランドマスターだと思います」巨匠の下で俳優たちが持てる力を存分に発揮した本作。そのスケールは壮大、ドラマは豊かで緊張する場面の連続だ。集中して作品に入り込める映画館で“体感”したい1作だ。『グラディエーターII 英雄を呼ぶ声』11月15日(金) 公開(C)2024 PARAMOUNT PICTURES.
2024年11月13日来年1月に開館50周年を迎える神奈川県民ホール。老朽化により、2025年3月いっぱいをもって休館となることが発表されているが、休館前の1カ月間は「ありがとう神奈川県民ホール」としてさまざまな記念公演やイベントを開催する。そのメイン公演に位置付けられているのが、2025年3月8日(土) に大ホールにて上演される『Jewels from MIZUKA 2025ジュエルズ・フロム・ミズカ 2025』。鎌倉市出身で、東京バレエ団ゲスト・プリンシパルとして活躍を続け、かながわ観光親善大使でもある上野水香のプロデュース・主演による、華やかなガラ公演だ。11月11日に同ホールで実施された、黒岩祐治神奈川県知事、上野水香の合同記者会見の模様をレポートする。思い出の地で手作り感のある舞台を冒頭の挨拶にて、公演の概要について説明した黒岩知事。「上野さんは、20世紀を代表する世界的振付家、故モーリス・ベジャールから直接『ボレロ』の指導を受けた最後のダンサー。私も神奈川県民ホールで上野さんの『ボレロ』を観劇しましたが、本当に圧巻でした。また『白鳥の湖』、『くるみ割り人形』、『ジゼル』などに主演していただいているほか、年末の風物詩となっている〈ファンタスティック・ガラコンサート〉に2008年から毎年出演され、ご自身のプロデュース公演〈Jewels from MIZUKA〉(2014年、2018)でも成功をおさめられていらっしゃいます」と、神奈川県民ホールでの彼女の活躍を紹介した。黒岩祐治神奈川県知事(c)平舘平これを受けて上野は、公演実現への感謝の思いを述べるとともに、「神奈川県民ホールは、家から一番近い大劇場。子供の頃から、海外カンパニーの来日公演や日本を代表するバレエ団の公演を観に来るのはいつもここでした。プロになってからも大切に踊らせていただいてきました。〈ファンタスティック・ガラコンサート〉は、これがないと年が越せないくらいで、本当に大切にしてきた舞台です」と振り返る。〈Jewels from MIZUKA〉は今回が3度目の開催。東京バレエ団での活動とはまた違った“ものづくり”の場として、上野が大切に取り組んできた公演だ。左から)黒岩祐治神奈川県知事、上野水香(c)平舘平「ずっとやってみたかったプロデュース公演。夢が叶い、本当に嬉しく思いました。東京バレエ団の仲間たちの、皆の素に近い、普段の舞台とは違った一面を見せてもらいたいと思ってつくりました。私がダンサーたちにアドバイスやコーチングする初めての機会で緊張もありましたが、こうしたらどうかな、と提示することで何かが引き出されていくことはとても嬉しく、違う世界が見えたような気がしています。今回も、皆の生き生きとした表情が見える舞台にしたい。東京バレエ団では〈上野水香オン・ステージ〉を上演していますが、バレエ団によるオーガナイズの行き届いた舞台とはまたちょっと違った味わいの、温かみある、手作り感のある舞台になると思います」(上野)「Jewels from MIZUKA 2025ジュエルズ・フロム・ミズカ 2025」チラシ続いて上野は、今回上演する演目について説明。古典の中でもひときわ明るく楽しいバレエ『ドン・キホーテ』からの抜粋を仲間たちとともに上演するほか、東京バレエ団の岡崎隼也による新作、元東京バレエ団のブラウリオ・アルバレスによる『パリのアメリカ人』、またゲストの中村祥子、厚地康雄による金森穣振付『Andante』、元東京バレエ団の吉岡美佳がベジャールのソロ作品を踊るという。上野自身は、『ドン・キホーテ』、『パリのアメリカ人』に加えてもうひとつ、新たな挑戦に取り組むことも明かした。「モーリス・ベジャールの『ルナ』という作品を踊ります。バッハの音楽で、月の光を表現するソロですが、憧れのシルヴィ・ギエムさんが踊っていらしたベジャールの代表作のひとつです。今回、ベジャール作品の指導のために、(元モーリス・ベジャール・バレエ団芸術監督の)ジル・ロマンさんが来てくださるのですが、指導だけでなく出演もしてくださることに。吉岡美佳さんとベジャールのパ・ド・ドゥ作品を踊っていただきます」。県内の劇場と連携しながら舞台芸術を継承その後の質疑応答では、黒岩知事に劇場の休館について質問が寄せられた。上野にある東京文化会館も、大規模改修のため2026年5月から2028年度中まで休館することが発表され、首都圏でオペラやバレエを上演できる劇場が不足することが問題視されている。黒岩祐治神奈川県知事(c)平舘平「県民ホールは皆さまに愛していただきましたが、50年が経って老朽化し、大規模修繕の繰り返しで、まさに限界がきています。来年3月で幕を閉じることにしましたが、その後については横浜市の都市再開発とあわせながら決めていきたい。大規模な劇場がなくなることは非常に重大な問題。舞台芸術をどのように継承していくか、裏方で支える方たちの技術をどう継承していくかという問題もある。神奈川県には鎌倉芸術館や横須賀芸術劇場もありますから、うまく連携しながら、技術の継承、場の提供の継承をしていきたい。また昨日、リニア中央新幹線神奈川県駅(仮称)の工事現場内で〈さがみはらリニアフェスタ〉というイベントを開催しました。地下30メートルの広大なスペースを、エンターテインメントの拠点にしようという構想です。普通の劇場ではありませんが、そういったものもいろんな形で活用しながら、しっかりと継承していきたい」(黒岩県知事)県民ホールの休館については、上野も「本当に寂しい」と嘆く。「夢の詰まった舞台をくれたのがこの神奈川県民ホール。〈Jewels from MIZUKA〉は感謝の気持ちをもって、より思いを込めた舞台にしたい」と語った。上野水香(c)平舘平思い入れの深い舞台での新たな挑戦に、ファンの期待は高まる。幼い頃から憧れていたギエムが踊った『ルナ』では、きっと新たな表情で観客を魅了するはず。「ベジャール作品にはそれぞれにいろんな味わいがありますが、中でも『ルナ』には強くポエジーを感じます。この会場での最後の舞台、エモーショナルな、寂しいとか悲しいという気持ちをこめやすい作品だと思います。ジルさんが持ってきてくださったのは初演ダンサーが踊られている映像で、ギエムさんとは振りが違い驚きましたが、とても音楽的。バッハの音楽に寄り添った振付です。私もこの作品を踊ることで音楽になれたら。長いソロですので大変ではありますが、一つひとつのパにいろんな思いをこめられたら、と思っています」(上野)左から)黒岩祐治神奈川県知事、上野水香(c)平舘平取材・文:加藤智子<公演情報>「Jewels from MIZUKA 2025 ジュエルズ・フロム・ミズカ 2025」プロデュース・出演:上野水香(東京バレエ団ゲスト・プリンシパル)出演:中村祥子吉岡美佳厚地康雄秋元康臣ブラウリオ・アルバレス柄本弾、沖香菜子、宮川新大、池本祥真 ほか、東京バレエ団より出演2025年3月8日(土)15:00開演会場:神奈川・神奈川県民ホール 大ホール「ありがとう神奈川県民ホール」概要(1) Jewels from MIZUKA 2025 ジュエルズ・フロム・ミズカ 2025神奈川県出身、「かながわ観光親善大使」の上野水香をプロデューサーに迎えた国内外の第一線で活躍するダンサーによるバレエ・ガラ公演(2) 神奈川県吹奏楽フェスティバル長年吹奏楽コンクール等の会場として親しまれてきた神奈川県民ホールで行われる休館前最後の吹奏楽イベントとして、県内各地から様々な年代の方が参加する吹奏楽フェスティバルを実施(3) 共生共創フェスティバル「年齢や障がいなどにかかわらず、すべての人が舞台芸術に参加し楽しめる」をコンセプトに「横須賀シニア劇団」や「チャレンジ・オブ・ザ・シルバー(シニアダンス)」の公演、多文化の魅力を発信する展示・ワークショップ等、共生共創事業の企画に関連したプログラムを実施(4)「とびだせ!マグカル開放区 in 県民ホール」音楽やダンス、大道芸などのパフォーマンスを自由に発表できる場である「とびだせ!マグカル開放区」を大ホールで実施(5) フィナーレコンサート「ありがとう神奈川県民ホール」神奈川フィルハーモニー管弦楽団と混声合唱による演奏会等により、グランドフィナーレを盛り上げる(6) オープンデー小ホールでのパイプオルガン体験やホワイエ等で過去の公演ポスター展示等を実施
2024年11月13日