ぴあがお届けする新着記事一覧 (873/897)
つい先日『カルミナ・ブラーナ』という大作を世に送り出したばかりの熊川哲也が、早くも次なる新作を発表する。プッチーニのオペラ『蝶々夫人』を全幕バレエ化する『マダム・バタフライ』だ。『カルミナ・ブラーナ』がBunkamura開業30周年記念公演なら、こちらはKバレエ カンパニーの20周年記念公演。本日9月27日に東京・オーチャードホールで幕を開けたあと、10月10日(木)からは東京文化会館 大ホールでも公演を行う。過去には『カルメン』でもオペラのバレエ化に挑んだ熊川。その時はオペラの物語に忠実に沿う形だったが、今回は肉付けを施すと言う。開国まもない長崎で、遊女見習いのバタフライと米兵ピンカートンが出会い、つかの間の結婚生活を送る……という骨子はそのままに、ピンカートンのアメリカ時代や、彼がバタフライを見初めた過程などを追加。アメリカのシーンではドヴォルザークの音楽も使うなど、演出・振付・台本をひとりでこなす、熊川ならではの手法で悲恋物語を描き出す。舞台美術を手がけるのは、オペラやミュージカルでも多くの実績を持つダニエル・オストリング。西洋で生まれた日本が舞台のオペラを、日本人振付家が西洋人デザイナーとともに、西洋の踊りであるバレエで表現する本作。和と洋がどのように融合するのかにも注目だ。文:町田麻子
2019年09月27日山田洋次監督が本日9月26日、都内で行われた第32回東京国際映画祭(10月28日(月)~11月5日(火)開催)のラインナップ発表記者会見に出席。同映画祭に期待することを問われ、「(映画祭としての)特徴、フィロソフィー持ってほしい」と提言した。生誕50周年を迎えた国民的シリーズの最新作『男はつらいよお帰り 寅さん』がオープニングを飾ることになった山田監督。新撮された“現代”と、4Kデジタル修復されたシリーズ映像が紡ぐ新たな『男はつらいよ』の物語で、「50年をかけて作ったような映画。自慢できるのはそれだけなので、そこだけは見ていただきたい」とアピールした。また、「CGで寅さんを作るのかなんて言われていますが、そういうことはしない。リマスターの映像は非常にきれいで、劣化していないし、作りながら最後の最後まで面白かった。長生きして良かったなと(笑)」と新たな試みを振り返り、「もしも、渥美清さんが見たら?『山田くん、よくやったね』とにやにや笑うでしょうね」としみじみ語っていた。会見ではグランプリを競うコンペティション部門に出品される全14タイトルが発表され、日本から選出された『ばるぼら』の手塚眞監督、『喜劇 愛妻物語』の足立紳監督が出席した。実父・手塚治虫の異色作を映画化した手塚監督は「読者の皆さんには異色作かもしれないが、わたしから見ると、手塚治虫らしい。そして、手塚眞らしい作品なので、感性の融合という形で映画化させていただいた」と説明。出演する稲垣吾郎と二階堂ふみについて、それぞれ「一番好きなタイプの俳優さん。以心伝心でこちらが思う演技をしてくれる」「この映画のミューズであり、彼女がいたからこそ、映画は成立した」と絶賛した。一方、自伝的小説を自ら映画化した足立監督は「コメディ要素もあるので、コンペに選ばれ、相当ビックリしました」。売れない脚本家と、夫に悪態をつき続ける恐妻の日常が描かれており「自分自身のこと?まあ、そうですね。僕はもう少しひどい男ですけど」と笑いを誘い、恐妻を演じた女優・水川あさみが実生活でも結婚したことについては「この映画みたいな奥さんにはならないと思います。ご本人が言う通り、楽しい奥様になるはず」と話していた。この日は今年新設される“ジャパニーズ・アニメーションTHE EVOLUTION OF JAPANESE ANIMATION/VFX”に、脚本を手がけたヒット作『プロメア』が出品される中島かずきも来場。また、フェスティバル・ミューズに女優の広瀬アリスが決定し、ビデオメッセージで抱負を語っていた。取材・文・写真:内田涼
2019年09月26日有村架純、坂口健太郎を主演に全6話でWOWOWにて放送された『連続ドラマW そして、生きる』が135分の劇場版となって公開される。NHK連続テレビ小説『ひよっこ』などの脚本家・岡田惠和によるオリジナル脚本を映像化したのは映画『君の膵臓をたべたい』を大ヒットに導いた月川翔監督。劇場版公開を前に、ドラマ放送時から絶賛を集めた有村、坂口ら俳優陣の生々しい演技や震災や被災地への向き合い方について話を聞いた。東日本大震災の復興ボランティアを通じて知り合った瞳子(有村)と清隆(坂口)を中心に、約8年におよぶ彼らの人生の選択を描いていく本作。ドラマ放送時から、月川監督のもとには特に有村、坂口をはじめ、俳優陣の芝居に対する称賛の声が多く寄せられたという。「特にお芝居のトーンについて、もちろん、勝手にこちらが俳優さんのベストを決めつけちゃいけないんですが(笑)、『それぞれの俳優が一番よく見える作品なんじゃないか』という声を多くいただきました」と明かす。完成した脚本が届く前の段階で作品の舞台となる気仙沼市(宮城県)や盛岡市(岩手県)に足を運び「アポなしで土地の人々に話を聞いた」という。被災者の言葉に耳を傾ける中で「作り物っぽくない、“生っぽい”作品にしよう」と決めた。俳優陣に話したのは「作りこみ過ぎず、生々しい芝居を撮りたい」ということと「言い淀んでもいいから、勝手に芝居を止めないでほしい」ということ。こうしたディレクションが顕著に表れているのが、瞳子と清隆がつき合うことになる告白シーン。ごく普通の恋愛映画であれば“華”というべき告白シーンだが、本作ではキラキラした雰囲気などほとんど感じさせない。「岡田さんの脚本を読んで、ここでキラキラ感を求められているわけではないだろうと。日常で実際に起こることってそんなに劇的じゃないですから。普段なら坂口くんのキラキラした寄りを撮って、それにときめく有村さんの表情を映して……という流れですが、そうじゃなく、会話の中で『つい告白しちゃった』という感じにしたかったんです」同世代の女優の中でも群を抜いた演技力を持つと評される有村だが、月川は「本人は心外かもしれないけど、決して器用なタイプではない。だから技術でこなすんじゃなく実際にその場でその人物を生きないと出てこない。それが観る者を感動させるんだと思う」と語る。一方の坂口の魅力は“自然体”。映画『君と100回目の恋』に続いての仕事となったが「前の現場では、泣きの芝居で何とか感情を出そうとしていたけど、今回は、自然と滲み出てくるものを待っている感じがありました。受けるお芝居が多かった中で、清隆は甘ったれのボンボンにも見えるし、しっかり者にも見える。劇場版は瞳子を中心に物語を紡がれるけど、坂口くんが清隆として自然体でそこにいて、周りのお芝居を受け止めて補ってくれているからこそ、この映画が成立しているんだなと思います」とその成長ぶりを称える。もうひとつ、月川が「一番悩んだし、難しかった」と語るのが、瞳子らボランティアの学生たちが焚火を囲んで、なぜここに来たかを語るシーン。まるでドキュメンタリーのような雰囲気でひとりひとりがじっくりと語る姿が映し出される。「決してドキュメンタリー風に撮ってやろうと思ったわけじゃないんですが、明かりは焚火と周りの建物の灯だけ。その場にあるものだけで、作為的に何かを足すんじゃなく、そこで人物たちが生きているのをたまたまその場に居合わせて撮ったという感じにしたかったんです」。本作は決して、震災そのものがテーマではないし、瞳子も清隆も被災者ではない。この焚火シーンが月川にとって、重要な存在となったのは「このシーンこそが作品のスタンスそのもの」を表しているから。焚火を囲みつつ瞳子らは仲間たちに、被災地にやって来たのは、決して被災者のためではなく、自分自身のためであると告白する。「そもそもこのシーンは、劇場版ではバッサリ切ろうかと悩んだんです。物語の流れの中で、これだけの長いシーンが前半にあるって、どう見てもいびつですから。それでも入れたのは、『ボランティアたちは良いことをしに来た』という見せ方をしたくなかったから。実際に現地の人にボランティアの存在についてもいろんな話を聞いて、これがこの作品のスタンスなんだと思いました」。『キミスイ』を含め、世間は月川に対し、“中高生を対象にしたキラキラした恋愛映画の旗手“というイメージを強く抱いていることだろう。そんな月川にとって、本作はひとつのターニングポイントともいうべき作品になると感じているという。「変な言い方ですが、この作品ができて『自分にもこんな作品が作れるんだ?』と思ったんですね。撮ったのはまぎれもなく自分なのに、シーンを見ると『え? どうやってこんな風に撮ったんだっけ?』と自分でびっくりもしています(笑)。今後、もう少し大人向けの作品や実話ベースの話を作ってみたいなとも思うようになりました」。繊細な芝居によって紡がれていく登場人物たちの人生の選択。震災ドラマでも恋愛映画でもなく、観る者の想像力に委ねられる大人のドラマとして楽しんでほしい。『劇場版 そして、生きる』9月27日(金)イオンシネマ板橋、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国公開取材・文・写真:黒豆直樹
2019年09月26日ジェイソン・ベイトマンが『Clue』を監督することになった。ハスブロのおもちゃをテーマにしたもので、フォックスが製作と配給を行う。出演はライアン・レイノルズ。ベイトマンも助演で出演することを検討しているようだ。コメディアンとして主に知られてきたベイトマンは、Netflixのドラマ『オザーク』で何度か監督に挑戦し、先週末のエミー賞で、見事、監督賞を受賞した。彼は間もなく『オザーク』新シーズンの撮影に入る予定。このシーズンでも数話を監督する予定だそうだ。レイノルズの次回作は、監督と主演を兼任するアクションコメディ『Free Guy』。共演は、エミー賞で助演女優賞に輝いたばかりのジョディ・コーマー。北米公開は来年7月だ。文=猿渡由紀
2019年09月26日いよいよ10月30日(水)から開幕する「BBC Proms Japnn」公演にむけて、参加アーティストたちの気持ちも日本初開催に向けて盛り上がっている様子が伺える。10月30日、31日公演に出演するユリアンナ・アヴデーエヴァ(ピアノ)は、2010年のショパン国際ピアノコンクールで、マルタ・アルゲリッチ以来45年ぶりの女性優勝者となった逸材だ。今回の公演では、トーマス・ダウスゴー指揮BBCスコティッシュ交響楽団との共演で、チャイコフスキーの「ピアノ協奏曲第1番」を披露する。そのアヴデーエヴァから日本公演に向けたメッセージが到着したのでお届けしたい。百聞は一見にしかず。本物の名演を是非ご体験あれ!●ユリアンナ・アヴデーエワ(ピアノ)からのメッセージ日本で初開催される『BBC Proms JAPAN 2019』に参加でき、とてもワクワクしています。10月30日に東京のBunkamuraオーチャードホールでの開幕コンサート、そして翌日には大阪のザ・シンフォニーホールで、チャイコフスキーのピアノ協奏曲第1番を演奏します。この曲を『BBC Proms JAPAN 2019』で演奏できることをとても幸せに感じています。そして、私はこの曲のすべての音に愛情をもっているということをまずは申し上げます。楽曲の性質としてはずっしりと重みのある曲です。大いなる喜びや大きなエネルギーのようなものです。一方で、第2楽章の冒頭では、ロシアの風景を連想させる抒情的で、牧歌的な雰囲気も感じさせてくれます。さらに最終楽章では、舞踏のようなリズムがあり、また民族的な感じもあります。これはロシア的な捉え方ですが、幸せな時は大きな興奮がありますが、それと同時に大変深い悲しみもあるといった、対峙した感覚のコンビネーションがこの曲にはあるのではないかと思っています。このピアノ協奏曲は、チャイコフスキーの作品の中でも最も華やかで楽しげな楽曲です。なので、演奏するときは毎回私もとても楽しく幸せを感じます。そうした気持ちを皆様にもお届けします。会場にぜひ聴きに来てください。お待ちしています。●BBC Promsとはロンドンを中心に毎年夏(概ね7月から9月にかけて)に行われる、世界最大級のクラシック・ミュージック・フェスティバル。毎回90以上のイベントが行われ、ラジオ、テレビでの放送を通して世界中のファンを魅了し続けています。1895年よりスタートした「Proms(プロムス)」は、「プロムナード コンサート」(散歩やぶらぶらと歩きながら楽しめるコンサート)が略された言葉で、毎年クラシック音楽だけでなく、ミュージカル、映画音楽、ジャズ、ワールドミュージックなど様々な音楽を、世界中の様々なアーティスト、団体が演奏しており、ロンドンのシンボルであるロイヤル・アルバート・ホールならびにロンドン市内、英国内の数多くの名高い会場で開催されています。世界中で活躍する音楽家が出演し、若者やファミリー層まで魅了する多彩で豊かな公演を提供すると共に、教育プログラムやアウトリーチ(普及啓発)の推進により、幅広いオーディエンスに極上の音楽を届けることが『BBC Proms』の理念とされています。
2019年09月26日世代を超え、世界中で社会現象を巻き起こす”奇跡“を成し遂げたディズニーの大ヒット映画『アナと雪の女王』の最新作『アナと雪の女王2』が、11月22日(金)に全国公開される。この度、豪華特典付き前売り券が、10月4日(金)より発売開始されることが分かった。前作で、雪と氷に覆われたアレンデール王国に暖かな陽光を取り戻し、深い絆で結ばれた姉のエルサと妹のアナ。“ありのままの自分”を受け入れたエルサと、明るいキャラクターが持ち前のアナは、王国の仲間たちと幸せに暮らしていた。だが、エルサだけが聞こえる“不思議な歌声”によって、姉妹は未知なる世界へ導かれる。今回発売される前売り鑑賞券の特典は、絵柄の異なる3枚のポストカード(3枚1セットで計5種類)だ。“アナ雪”ならではの、雪の幻想的なデザインが施されたポストカードの絵柄は、全部で15種類。光り輝く結晶の煌めきと秋の紅葉を感じさせる落ち葉が舞う風景に、強いまなざしを浮かべ、新たな冒険へと向かおうとするエルサとアナ。繊細なタッチで描かれたイラスト風のデザイン。無邪気にはしゃぐ可愛らしいオラフなど、個性豊かなキャラクターの魅力が弾ける絵柄とともに、新しい冒険を予感させる情景が描かれている。『アナと雪の女王2』ポストカード3枚セット付ムビチケカード(計5種)/一般券1,400円(税込)※前売り特典は無くなり次第、終了となります。※ムビチケカード1枚につき、特典が1つ付きます。※詳細や販売劇場一覧は、『アナと雪の女王2』公式ホームページをご確認ください。( )『アナと雪の女王2』11月22日(金)全国公開
2019年09月26日横浜美術館開館30周年を記念して、オランジュリー美術館所蔵品による『オランジュリー美術館コレクションルノワールとパリに恋した12人の画家たち』 が開幕。2020年1月13日(月・祝)まで開催されている。フランス・パリのセーヌ川岸に建つオランジュリー美術館。その印象派とエコール・ド・パリの作品群は、ヨーロッパ屈指のコレクションのひとつに数えられる。そんなオランジュリー美術館が所蔵する146点の絵画群のうち、ルノワールの傑作《ピアノを弾く少女たち》をはじめ、セザンヌ、マティス、ピカソ、モディリアーニなど、13人の画家による約70点が来日。コレクションに秘められた物語とともに、世界中の人々に愛され続ける名品の数々がお目見えする。19世紀後半、急速に近代化が進んだパリでは、それまでの伝統的なアカデミスム絵画に対抗し、光の一瞬の美しさを素早い筆致で捉えようと試みた印象派が誕生。20世紀に入ると、若い画家たちはさらなる革新性を求め、フォービスムやキュビズムなどの動きが生まれ、さらに、第一次世界大戦後には多くの外国人芸術家が集まり、哀愁を帯びたパリの街並みやそこで生きる人々の姿を個性豊かな表現で描き、エコール・ド・パリと呼ばれた。同展では、そんなフランス近代美術が最も輝いていた時代のパリに生きた13人の画家たちーーシスレー、モネ、ルノワール、セザンヌ、ルソー、マティス、ピカソ、モディリアーニ、ヴァン・ドンゲン、ドラン、ローランサン、ユトリロ、スーティンに焦点を当てる。さらに、これらのコレクションの基礎を築いた画商、ポール・ギヨームについての資料も展示。新しい画家を発掘し、援助し、作品を収集し、美術館で多くの人に享受されることを目指した希代のコレクターの、美術館設立への夢や、画家たちとの友情の物語にも注目する。オランジュリー美術館の所蔵作品のほとんどは常設展示されていて、館外にまとめて貸し出されることは極めて稀だという。日本では21年ぶりとなる珠玉のコレクションを、見逃すわけにはいかない。【開催情報】『オランジュリー美術館コレクションルノワールとパリに恋した12人の画家たち』2020年1月13日(月・祝)まで横浜美術館にて開催【関連リンク】ルノワールとパリに恋した12人の画家たち( )アルフレッド・シスレー《モンビュイソンからルヴシエンヌへの道》1875年クロード・モネ《アルジャントゥイユ》1875年ポール・セザンヌ《りんごとビスケット》1879-80年頃アンリ・ルソー《婚礼》1905年頃アメデオ・モディリアーニ《アントニア》1915年頃キース・ヴァン・ドンゲン《ポール・ギヨームの肖像》1930年頃アンドレ・ドラン《アルルカンとピエロ》1924年頃マリー・ローランサン《マドモアゼル・シャネルの肖像》1923年モーリス・ユトリロ《サン=ピエール教会》1914年
2019年09月26日韓国発の多国籍ボーイズグループNCT 127(読み:エヌシーティーイチニナナ)が、日本全国4都市8公演に渡るアリーナツアー「NCT 127 Arena Tour ‘NEO CITY : JAPAN - The Origin’」の開催を発表した。この発表は日本オフィシャルファンクラブのオープンを記念し、9月23日(月・祝)に幕張メッセにて行われた日本初のファンミーティング「NCTzen 127-JAPAN 1st Meeting 2019 ‘Welcome To Our Playground’」のMC中のサプライズとなり、満場のファンからは大歓声がわき起こった。NCT 127は前回の日本初ツアーの全公演チケット即完売、さいたまスーパーアリーナ公演が急遽1公演追加されるという人気ぶりで話題となっている。自身2度目となる今回の全国ツアーは全公演がアリーナクラスとなり、ますますダイナミックなライブが期待できそうだ。日本人メンバーのユウタも「さらにパワーアップした姿でみなさんに会えたらと思います」と気合い十分に語った。そんな嬉しい発表もあったファンミーティングは、関連ワードがツイッターのトレンド入りするほど、会場内外のファンがわき立つ盛況っぷり。世界基準のサウンド・実力派ライブパフォーマンスの他、各メンバーのコミカルな一面が見られるミニゲームやトーク、お笑い芸人も顔負けの身体をはった罰ゲームコーナーなど、盛り沢山の内容となった。メンバーが客席にアイテムを借りに行く借り物競争や、お題に沿った写真をオフィシャルTwitterに投稿し、「いいね」の数で勝敗を決めるTwitter映えバトルなど、ファン参加型の企画も多く、全国ツアーを前にファンとNCT 127の絆がより深まる時間だったと言えるだろう。思わずジェヒョンが「やっぱりこうしてみなさんと、目と目を合わせて遊ぶ時間が一番です」と客席に笑顔を見せる場面もあった。ライブパートではトーク・ミニゲームパートとガラリと空気が変わり、日本初披露となった「Highway to Heaven」、米ビルボード最大のメインチャートで11位の快挙を達成した「Superhuman」など、キラーチューンを惜しみなく披露し、幕張メッセが熱気で包まれた。なお、この日のセットリストは各音楽配信サービスにて公開中。さらに、10/12(土)よりAbemaTV 内のMTV HITSにて、この日のセットリストの楽曲を含むMVや過去の厳選ライブ映像満載の特別番組も放送予定とのこと。当日のベストショットをセブン-イレブン店頭マルチコピー機で簡単プリントできる『NCTzen 127-JAPAN 1st Meeting 2019 ‘Welcome To Our Playground’』セブン×メモカの実施も決定、とこれからも楽しみが続くようだ。テンション最高潮の会場に向けて、リーダーのテヨンは「これからも一緒に楽しい思い出を作れたら嬉しいです。NCT 127はいつもみなさんのそばにいます」とコメント。晴れやかな笑顔に、全国ツアーへの期待が募るばかりだ。NCT 127の今後の活躍からますます目が離せない。【『NCTzen 127-JAPAN 1st Meeting 2019 ‘Welcome To Our Playground’のセットリストはコチラ】【NCT 127 Arena Tour ‘NEO CITY : JAPAN - The Origin’ 】◆2019年12月18日(水)[大阪]大阪城ホールOPEN 17:30 / START 18:30◆2019年12月19日(木)[大阪]大阪城ホールOPEN 17:30 / START 18:30◆2020年1月4日(土)[福岡]マリンメッセ福岡OPEN 16:00 / START 17:00◆2020年1月5日(日)[福岡]マリンメッセ福岡OPEN 15:00 / START 16:00◆2020年1月18日(土)[新潟]朱鷺メッセ・新潟コンベンションセンターOPEN 16:00 / START 17:00◆2020年2月22日(土)[東京]武蔵の森総合スポーツプラザメインアリーナOPEN 16:00 / START 17:00◆2020年2月23日(日)[東京]武蔵の森総合スポーツプラザメインアリーナOPEN 15:00 / START 16:00◆2020年2月24日(祝・月)[東京]武蔵の森総合スポーツプラザメインアリーナOPEN 15:00 / START 16:00※チケット販売詳細は後日、ファンクラブサイト/オフィシャルサイトにてご案内させていただきます。【日本オフィシャルファンクラブ『NCTzen 127 - JAPAN』】ご入会はこちら(PC・スマホ共通)★『NCTzen 127 - JAPAN』にて「NCT 127 Arena Tour ‘NEO CITY : JAPAN - The Origin’ チケット先行予約受付実施!「NCTzen 127-JAPAN」」にご登録いただいた方を対象に、「NCT 127 Arena Tour ‘NEO CITY : JAPAN - The Origin’ 」にチケット先行予約受付を実施いたします。詳細は追って発表します!★『NCTzen 127 - JAPAN』オープン記念入会キャンペーン期間延長決定!アリーナツアーの決定に伴い、日本オフィシャルファンクラブ発足記念スペシャル特典のプレゼントキャンペーン申し込み期限が、本日から2019年10月31日(木)に延長になりました!この機会にぜひご入会ください♪▼スペシャル特典2点セットの詳細はこちら▼<スペシャル特典①>秘蔵映像を詰め込んだ限定DVDをプレゼント!収録内容は以下を予定しています。■『メモリアルブック(NCT 127 SPECIAL ONE DAY)』メイキング&オフショット■『大妻女子大学 千代田キャンパス MUSIC FES in 大妻祭』オフショット■『NCT 127 1st Tour ’NEO CITY : JAPAN - The Origin’』チャレンジ企画 メイキング■『NCTzen 127-JAPAN』撮り下ろし メイキング※収録内容は変更になる場合がありますので予めご了承ください。<スペシャル特典②>ご入会時に選択した好きなメンバーのトレーディングカード (1枚)をプレゼント!※トレーディングカードはJapan 1st Full Album『Awaken』のオフショット写真でお届けするため、テイル・ジャニー・テヨン・ユウタ・ドヨン・ジェヒョン・ジョンウ・マーク・ヘチャンの9種となります。予めご了承ください。<対象期間>2019年8月1日(木)~2019年10月31日(木)※特典は後日郵送でのお届けとなります。※お届け時期に関しましては、決定次第ご案内いたします。【NCTzen 127-JAPAN 1st Meeting 2019 ‘Welcome To Our Playground’』セブン×メモカ実施決定!】笑顔溢れるイベントの模様やクールなパフォーマンスなど最高の思い出をメモカで残そう!セブンイレブンのマルチコピー機でお好みのライブ写真をかんたんプリント!販売:2019年10月上旬開始予定◆特設サイトURL【MTV HITSにK-POPアーティストが初登場!「ARTIST SPECIAL:NCT 127」配信が決定!】AbemaTV で展開しているMTV HITSで、NCT127日本初ツアー『NCT 127 1st Tour ‘NEO CITY : JAPAN - The Origin’』より今年3月のさいたまスーパーアリーナ公演の厳選ライブ映像とMVをお届けする特別番組の配信が決定!10/12(土)21:05-22:05
2019年09月26日拙者ムニエルの澤田育子とカムカムミニキーナの藤田記子、ふたりの俳優がタッグを組んだユニットgood morning N°5(gmn5)。今年で12年目を迎える彼女たちの新作『どうしようもなくて、衝動。』が、本日9月26日から東京・浅草九劇で上演される。演劇ならではのライブ感、いま目の前で生身の人間が立って物語を紡いでいるということ、それをいやというほどぶつけられるのがgmn5の芝居だ。メンバーのふたりが、苦労をいとわず、このユニットでの公演を続けているのは、タイトルにもある通り「衝動」に突き動かされてのことにちがいない。ふたりの考える「面白いこと」「やりたいこと」を詰め込んだ結果、濃厚すぎるまでの芝居が繰り広げられることになる。今回は、ゲストとして入江雅人が参加する。今作で「演劇人生史上最も歌い踊っている」という入江。この世界でどんなふうに動き回るのかを見届けたい。ちなみに、旗揚げ以来gmn5にオリジナルの曲を書き下ろしているのは米米CLUBのフラッシュ金子だ。これだけ密度の濃い芝居をやりながら、飲食自由、おしゃべりも厳禁ではないというのが面白いところ。演芸場や野球場に行った感覚で気軽に楽しめるという点では、間口の広い団体かもしれない。ふだん、下北沢で公演を行うことが多い彼女たち。しかし今回はシモキタを飛び出し、浅草での上演となる。そのためチラシにはそれを印象づけるために「浅」「草」の文字を散りばめたあらすじを載せた。「本編とはほとんど関係ありません」と明記されているものの、このあらすじにある程度沿ったものになるとの話もある。だとすれば、今回も、いまこのとき、そして浅草というこの場所ならではの芝居が観られそうだ。文:釣木文恵
2019年09月26日安定感のある演技力で幅広い活躍を見せる俳優、風間杜夫。彼がライフワークのひとつとして取り組んできたひとり芝居から「平和三部作」が、東京・本多劇場で上演される。21年間で計7本制作され、日本全国で上演されてきた、風間杜夫ひとり芝居。文化庁芸術祭賞大賞や読売演劇大賞最優秀男優賞を受賞するなど、各方面から高い評価を得てきた。今回は、そんな7作品の中から昭和史や「平和」について語る2作品に新作を加えた「三部作」の一挙上演を敢行する。2015年初演の『正義の味方』の主人公は、95歳のご老人。下町の銭湯で働くバリバリの現役で、近所の老人を集めては世相斬りを語り聞かせていた。ある日、女子大生が彼を取材しにやってきた。自らの人生史を語るうち、歩んできた過去が明らかになっていく。2017年初演の『ピース』は小さな葬儀社を経営する男の物語。かつて芸人を目指していたが、夢叶わず家族3人で慎ましく暮らしていた。しかし妻と娘が事故で他界。日々飲んだくれる彼のもとに、警察から葬儀の依頼が入る。亡くなったのは、彼の知り合いのシリア人だった……。そして今回初お目見えとなる新作『あの時代』。時は昭和12年。酔うと威勢がいいが女にだらしなく、2度も女房に逃げられた、まるで落語を地で行くような噺家・春風亭善好が主人公だ。慰問団に呼ばれることもない彼が、ある日、こっそり開かれる禁演落語会にお呼びがかかる……。作・演出を手がけるのは、喜劇ひと筋40年の水谷龍二。喜劇の酸いも甘いも知り尽くしたふたりが、不器用で、でも愛おしい登場人物の物語を紡ぎあげる。大いに笑ったあと、胸に残る後味やいかに。トム・プロジェクト プロデュース『風間杜夫ひとり芝居平和三部作一挙上演!!』は、本日9月26日から10月3日(木)まで本多劇場で上演した後、長崎、福岡、広島、兵庫、石川、福井、山形、新潟、東京、亀戸にて公演を行う。文:小川志津子
2019年09月26日ロバート・パティンソン主演で製作準備が進んでいる新たなバットマン映画に、ジョナ・ヒルが出演することになりそうだ。現在、話し合いが進められているところだそうで、演じるのは悪役だ。ただし、どの悪役なのかは分かっていない。また今作は、ジェフリー・ライトがジェームズ・ゴードン総監役で出演を交渉されている。クリストファー・ノーランの『ダークナイト』三部作では、ゲイリー・オールドマンがこの役を演じた。リブート版の監督は、『猿の惑星:聖戦記(グレート・ウォー)』のマット・リーヴス。脚本もリーヴスが手がける。北米公開予定は2021年6月25日だ。文=猿渡由紀
2019年09月25日生い立ちに恵まれず夢を持たずに生きてきた青年と、彼の才能を見出しピアニストに育てようとするふたりの大人たちの物語を描いた、9月27日(金)より公開の『パリに見出されたピアニスト』。この度、本作の冒頭映像が公開された。本作は、音楽への情熱と愛に満ちたヒューマンドラマだ。ピアニストとして天賦の才能を持つ主人公マチューを演じるのは、イザベル・ユペールと共演した『アスファルト』でのみずみずしい演技が注目されたジュール・ベンシェトリ。祖父はフランスを代表する俳優ジャン=ルイ・トランティニャン、父は映画監督で俳優としても活躍するサミュエル・ベンシェトリ、そして母は女優の故マリー・トランティニャンという出自の仏映画界きっての新鋭が、満を持して初主演を務める。そして、彼を見守り導いていく大人たちを実力派のランベール・ウィルソンとクリスティン・スコット・トーマスが好演。監督は、リュック・ベッソンやギョーム・カネの下で助監督として研鑽を積んできた俊英ルドヴィク・バーナードだ。この度公開となったのは、本作のすべての始まりとなる、冒頭のシーン。パリ、北駅に置かれた、“ご自由に演奏を”という看板が掲げられた1台のピアノ。自分の世界に浸りながら演奏している主人公マチューの姿を、音楽学校でディレクターを務めるピエールが目にし、その旋律に驚愕する表情を浮かべるも、マチューは警察官に追われて逃げ出してしまうという場面だ。マチューが弾いているのは、『J.S.バッハ:平均律クラヴィーア曲集第1巻-第2番ハ短調BWV 847』。“ピアニストの旧約聖書”との異名を持つ、最高のピアニストたちさえもひれ伏す練習曲と言われる難曲で、これを弾きこなすことができるマチューは相当のピアノ演奏の技術の持ち主であることが示されている。その姿はカジュアルな、まさに今の若者そのもので、しかも警察官に追われるということは何かしらの問題を抱えていそう。クラシックという高尚なものとみなされがちなジャンルと、マチューの置かれている環境のギャップも印象的だ。すべての始まりとなる重要なシーンであり、なおかつ本作のもうひとつの登場人物であるクラシックの美しい音色を堪能することができる。美しいクラシックの調べが織り成す音楽への情熱と愛に満ちた感動のドラマとして相応しい、明るくドラマティックなシーンとなっている。『パリに見出されたピアニスト』9月27日(金)より、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国公開
2019年09月25日PR(#) 特設サイト()海外ドラマ史上最高傑作にして最大の問題作!未曾有の原発事故の全貌を赤裸々に描いた実録ドラマ『チェルノブイリ』は今年5月にアメリカとイギリスで放送、配信がスタートするや、凄まじい大反響を呼び起こしたTVミニシリーズだ。1986年4月26日、旧ソ連(現・ウクライナ)のチェルノブイリ原子力発電所で発生した史上最悪の原発事故の全貌を映像化。今から30年以上前の未曾有の大惨事を克明に再現した映像の圧倒的なリアリティ、事故直後から現地で危機対応にあたった人々の壮絶なドラマから、一瞬たりとも目が離せない。『ゲーム・オブ・スローンズ』など幾多の大ヒット作を世に送り出してきたHBOが放つこの驚くべき問題作は、テーマの衝撃性と並外れたクオリティーの高さを兼ね備え、海外ドラマ史上における新たな最高傑作の誕生といっても過言ではない。まずは第1話冒頭10分間のノーカット特別映像をチェック!チェルノブイリの原発で起きた爆発事故そのとき、いったい何が起きていたのか!? ※スターチャンネルEX -DRAMA & CLASSICSとはAmazon Prime Video チャンネルで、最新の海外ドラマとスターチャンネルの厳選した映画が観られるサービス。Amazon プライム会員なら月額900円(税抜)で見放題となる。<冒頭10分映像特別公開中>(c) 2019 Home Box Office, Inc. All Rights Reserved. HBO(R) and related channels and service marks are the property of Home Box Office, Inc.
2019年09月25日世代を超えて愛され続ける名作『アラジン』を、ディズニーが圧巻の映像と音楽で実写映画化し、大ヒットを記録したエンタテイメント大作『アラジン』が、本日9月25日(水)より先行デジタル配信開始。10月9日(水)にMovieNEXと4K UHD MovieNEXで発売される。この度、本日より開始したデジタル配信にともない、本編から7分を超えるプレビュー映像が無料公開された。今回公開された映像では、ジーニー役の日本版ボイスキャスト・山寺宏一からのコメントに続き、スミスが歌う『アラビアン・ナイト』にのせ、魅惑の『アラジン』の世界へと誘う、圧巻のオープニングシーンが楽しめる。巨匠アラン・メンケンによって、新たな歌詞に書き換えられたこの楽曲は、本作の見どころのひとつでもあり、さらに歌やダンス、ラップもこなすオールラウンダーぶりを発揮するスミスらしくアレンジされ、より壮大なナンバーへと生まれ変わっている。スミス演じる船乗りが歌うオープニングの後には、怪しい雰囲気から一転し、賑やかなアグラバーの街並みが映し出されると、本作の主人公アラジンと王女ジャスミンが運命の出会いを果たす重要なシーンへとつながっていく。王宮育ちで外の世界を知らないジャスミンは、貧しい子ども達にパンを与えようとしたところ、店主に盗みをしたと間違われてしまう。偶然通りがかったアラジンがジャスミンを助けることで、出会うはずのないふたりの距離が一気に縮まることになるが……。気になる次の展開は本編で確認してほしい。『アラジン』9月25日(水)より先行デジタル配信開始。10月9日(水)にMovieNEX(4,200円+税)、4K UHD MovieNEX(6,000円+税)発売。『アラジン MovieNEXコレクション(期間限定)』(8,000円+税)、『アラジン 4K UHD』(5,800円+税)同時発売。
2019年09月25日死神リュークが退屈しのぎに人間界へ落とした「死のノート」。それを偶然手にした高校生・夜神月は「新世界の神」となるべく、「キラ」と名乗り、自身の正義を暴走させていく。映画、アニメ、ドラマなど、さまざまなメディア展開もされた、誰もが知る大ヒットコミック『デスノート』の物語をミュージカルで大胆に更新した『デスノート THE MUSICAL』。ブロードウェイの作曲家、鬼才フランク・ワイルドホーン、音楽監督は、グラミー賞受賞のジェイソン・ハウランド、そして演出家・栗山民也の作り上げた本作は、2015年の初演以降、日本だけでなく海外でも熱狂的なファンを生み出した。そんな伝説のミュージカルが、キャストを一新し、2020年に再び上演されることとなった。今回の『デスノート THE MUSICAL』の主人公・夜神月は、村井良大と甲斐翔真のダブルキャスト。彼と敵対する名探偵・Lには高橋颯、キラを崇拝する少女・弥海砂には弱冠15歳の吉柳咲良、夜神月の相棒・死神リュークには横田栄司、もうひとりの死神であるレムにはパク・ヘナと錚々たるキャストが名前を連ねている。村井は、当初自分が夜神月役ということに戸惑いがあったという。「最初お話をいただいたときは、正直びっくりしました。もちろん『デスノート THE MUSICAL』を再演することは知っていましたが、“僕ではないだろうな”と思っていました。それは単純に、僕はそういうキャラクターではないと、自分自身で思っていたので。自己像というか、自分の考えるキャラクター性と、他人が見るキャラクター性は違うんだなと。リュークじゃないですけど、“人間って面白!”ですよね(笑)」村井といえば、2.5次元ミュージカルや特撮ドラマから、本格ミュージカルまで幅広くこなす印象がある、実力派俳優だ。本人としては自分自身を見つめ直して思うところがあったとか。「最近、役者としての自分を見つめ直してみたんですけど、“あんまり特徴がねえな”って思ったんです(笑)。“あまり色がないな”というか。でもそれは、“何色にも染まることができる”とプラスに捉えることもできるのかもしれない。だからこそ、何色にも染まってみたいと思ったんです。役者をする上で、そこが1番楽しいですよね。今回の夜神月役の抜擢も正直驚いたんですけど、その役をふってくださるということも、嬉しい話ですし、それだけ僕に期待してくださるのもありがたい。その期待値を超えないといけないプレッシャーもありつつ、“やってやるぞ”という心持ちになりました」そんな彼だが、夜神月にはどんなイメージを持っているのだろうか?「頭がよく、策略家。けれど、ねじ曲がった正義感を持ってしまった可哀そうな人。それだけデスノートには魅力があるんだと思います。もちろんフィクション上の道具ですけど、名前を書いただけで人を殺せる大いなる力を持ってしまったゆえに、悲しいことになってしまった。この物語って、仮に100年前でも、100年後に存在したとしても、面白いはずなんです。ある意味シンプルなストーリーですけど、だからこそ普遍性があるというか、いつか本当に古典になるんじゃないかな」“新しい古典になる”と断言する、彼の生み出す新しい夜神月を見ることができそうだ。「まだあまり固まってはいないですね。漫画では天才がデスノートを手に入れて、巧みに目的を遂行していくけれど、ミュージカル版では、ある意味等身大というか、ひとりの男の子がデスノートをを手に入れたらどうなるか……という話に変わっているので。そこに、僕自身が持っている夜神月のイメージもあるので、そこも踏襲していきたい。そこはもう、さじ加減ですよね。ダブルキャストなので、そこも変わってくると思うんです。とにかく、自分らしい夜神月を演じたいし、彼の精神の葛藤や戦いを大事にしながらやっていきたい。月が一歩踏み出す瞬間も、本人は正義を行っているけれど、本当はかわいそうな状況だという、そんなズレていく快感も描いていけたらと思います」近年、ミュージカル仕事も増えている村井。役者のキャリアの中で、2015年と2017年に上演された『RENT』の存在は大きかったと語る。「ここ数年、ミュージカルをたくさんやらせていただけるようになって。ミュージカルは崇高な、敷居の高いイメージもあったんです。だから最初「自分は畑違い」と思っていた部分もありました。『RENT』のミュージカルに出演して、そこで自分の価値観がガラッと変わったんです。さまざまなミュージカルでご活躍されている方々の歌を聴いて、“こんなに表現の幅が広がるんだ”と感銘を受けたんです。ミュージカルって、ストレートプレイとは違った、新たな世界に連れてってくれるエンタテインメントなんですよね」当初はジレンマもあったものの、どんどんミュージカルの世界にハマっていったという。そこにはどんな魅力があったのだろうか。「歌でしか伝えられない感情って、存在すると思うんです。くだけた言い方をすると「ミュージカルって便利だな」って(笑)。最近、ストレートプレイをしているときも、“歌にしたらいいのに”って思ったりして。逆に、ミュージカルをやっている時に、“これを芝居にしたらどうなるんだろう”なんて(笑)。この数年、ミュージカルの経験が増えて、歌で表現できる幅が広がっているのが、自分でも面白いと思うし」ワイルドホーンによる楽曲も、この作品に鮮烈な印象を与えているという。「よい音楽のある作品って、皆の心に残っていると思うんです。映画でもそうじゃないですか。『STAR WARS』であの曲じゃないなんて想像つかないですし。今回の『デスノート』の音楽もすごいんです。僕としては聴いたことのないジャンルだと感じていて、ロックテイストだけど崇高で、ヒリヒリとした、なんともいえない尖った部分のある楽曲ばかり。それでいて正統派というか、昔からあるような耳馴染みのよい楽曲が多いんです。なんというか、“この作品をスタンダードにするぞ”という力があるんです。それぞれのキャラクターの曲も書き下ろしてもらっているので、その人の1番表現できるものが入っている。これが役者としても、本当に楽しみなんです。初めてのミュージカルとしてもオススメできます」最後に、嬉しそうに『デスノート THE MUSICAL』の魅力を語ってくれた。「『デスノート THE MUSICAL』は、共演者に年下が多いんですよね。フレッシュな20代前半、10代です。この若さで栗山さんたちと一緒にミュージカルをやるなんて、すごく贅沢な経験じゃないですか。本当に将来が楽しみです。そういう意味で、未来のスターが揃い、つまりこの作品を観れば、『未来のスターを、あのとき観たよ』ということも言えます(笑)。もちろん僕の夜神月だけじゃなく、甲斐くんの月も観てほしいです。ダブルキャストの面白さってそこだと思うんですよ」さらなる進化を遂げる『デスノート THE MUSICAL』、チケット情報はこちら。【関連リンク】 『デスノート THE MUSICAL』()撮影:奥田耕平、取材・文:藤谷千明
2019年09月25日企画・脚本を庵野秀明、監督を樋口真嗣という、『シン・ゴジラ』のタッグによって映画化される『シン・ウルトラマン』。この度、有岡大貴、早見あかり、田中哲司らが追加キャストとして発表され、コメントが公開された。1966年の放送開始以来、海外でも100を超える地域で放送され、今なお根強い人気を誇る、日本を代表するヒーロー“ウルトラマン”。『シン・ゴジラ』のタッグが映画化する本作で、斎藤工、長澤まさみ、西島秀俊らが、さまざまな脅威に立ち向かうメンバーという役どころとして出演することが発表されていた。今回追加キャストとして発表された3人も、同じメンバーの一員を演じる。Hey!Say!JUMPのメンバーのひとりで、興行収入93億円を記録した映画『劇場版コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-』での好演が記憶に新しい有岡、ドラマ『ラーメン大好き小泉さん』や、映画『百瀬、こっちを向いて』など数々の作品でその独特の存在感を放つ早見、そして舞台、テレビドラマ、映画とあらゆるジャンルで活躍する田中。彼らはどんな活躍を見せるのだろうか。有岡は、斎藤、長澤、西島とは初共演。庵野、樋口作品への出演も、今作が初となる。その他、物語の鍵を握る役どころで、山本耕史、岩松了、長塚圭史、嶋田久作、益岡徹、山崎一、和田聰宏といった個性的なキャストが参戦する。また、12月14日(土)と15(日)の2日間にわたって、東京ドームシティにて行われる円谷プロ史上最大の祭典『TSUBURAYA CONVENTION 2019』のオープニングセレモニーに、樋口監督と主演の斎藤の登壇が決定。会場での新たなる情報開示が予定されている。『シン・ゴジラ』が初代『ゴジラ』(1954年)の、現代社会での再構築であったように、放送開始当時初めてテレビで“ウルトラマン”を目撃した時と同様の衝撃を再びもたらすことを目指す『シン・ウルトラマン』。さまざまな言葉の意味を持つ“シン”の言葉を冠した新たなプロジェクトに強力なキャスト陣が加わり、いよいよ本格始動となる。公開された有岡、早見、田中のコメントは下記。■有岡大貴物心のついた時から当たり前のようにウルトラマンをVHSで見て、当たり前のようにウルトラマンの人形で遊んでいました。世代を超えて、そんな子供が日本中に居たことと思います。そんなウルトラマンが、庵野さんと樋口監督の手により令和の時代に、さらにパワーアップして僕たちの前に現れてくれること。最高のエンタテインメント作品の誕生に胸が熱くなります。ご出演者の皆様に比べ、僕はお芝居の経験が少ないです。足を引っ張ってしまわないか、オファーを頂いた時は正直、嬉しさよりも不安の方が上回ってしまいました。でも『シン・ウルトラマン』という作品に恥じぬよう、誠意を込めて務めさせて頂きます。■早見あかりまさかあのウルトラマンの世界に自分が飛び込むことができるなんてまだ夢のようです。私自身が『シン・ゴジラ』を観た時に感じたあの興奮をまた皆様にも『シン・ウルトラマン』でお届けできると思うと楽しみです。正直、緊張や不安もありますが、庵野さん、樋口監督、出演者の方々と共に『シン・ウルトラマン』の世界を精一杯生き抜きます。■田中哲司地元の鈴鹿山脈の山間から、いつか怪獣が顔を出すのではないかと、子供の頃、よく空想してました。『ウルトラマン』は僕たち世代にとって、特別な作品です。そんな僕が、恐らく最強のチーム『シン・ウルトラマン』に参加できることは最高の喜びです。最善を尽くします。■TSUBURAYA CONVENTION 2019概要12月14日(土)、15日(日)の2日間、東京ドームシティにて円谷プロダクションが贈る史上最大規模のファンイベント。2020年以降の制作作品について発表するオープニングセレモニーでは『シン・ウルトラマン』より、樋口監督、斎藤が登壇。その他、シンフォニーコンサート、ゲストが多数登場するライブショー、各種トークショー、グッズエリアなど、多彩なプログラムが展開される。『シン・ウルトラマン』2021年、全国東宝系にて公開
2019年09月25日IZ*ONEが本日9月25日、さいたまスーパーアリーナで「IZ*ONE 1ST CONCERT [EYES ON ME] IN JAPAN」を開催する。IZ*ONEはオーディション番組『PRODUCE48』において、ファン投票によって選ばれた日本人3名、韓国人9名の全12人で構成されたグローバルグループ。韓国では2018年にアルバム『COLOR*IZ』で、日本では今年2月に秋元康が手がけた『好きと言わせたい』でデビューした。最新曲『Vampire』のミュージックビデオは公開6日で630万再生を超え、すでに高い人気となっている。本日の公演は韓国から始まり、タイ、台湾、香港をめぐった初のアジアツアーの一環。日本における、はじめてのコンサートの幕開けとなった幕張メッセ公演では1万4000人を動員し、会場を盛り上げた。さいたまスーパーアリーナは日本ツアーの千秋楽。飛躍すること間違いなしの彼女たちのパフォーマンスに期待が高まるばかりだ。■公演情報「IZ*ONE 1ST CONCERT [EYES ON ME] IN JAPAN」日時:9月25日(水)開場16:30/開演18:00場所:さいたまスーパーアリーナ
2019年09月25日映画館にライブ・コンサート向けの音響設備をセッティングし、大音量&高音質で映画を楽しむ映画ファンにはおなじみの人気企画“爆音映画祭”が本日から新宿ピカデリーでスタートする。本イベントは単に音量をあげるだけではなく、微細にセッティングを調整することで“映画の音”を追求。知っているはずの映画の新たな側面が見えてくる催しだ。いまはなき吉祥寺バウスシアターでスタートした爆音上映は、シアターに備え付けられていたコンサート用の音響設備を使って映画を上映するところから始まった。近年、この映画祭の成功に触発されて様々な大音量上映が増えているが、爆音映画祭は単に音量をアップさせるだけでなく、映画の音を丁寧に調整することで、映画に新たな印象をもたらす=爆音によって映画の見え方が変わる可能性を追求している。つまり、爆音上映は音楽や爆発音が主役の映画ばかりではなく、静謐な作品や立体的な音響が存在しなかった古い映画でも存分に効果を発揮する。耳が痛くないように調整しながら音量をアップさせ、高音質で古い映画を上映することで、それまで記憶になかった音が聞こえ、何度も観たはずの映画を“再発見”できるのだ。今回の映画祭でも『ボヘミアン・ラプソディ』や『グレイテスト・ショーマン』など近年の定番プログラムだけでなく、1980年製作の『ブルース・ブラザース』や、名作『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ザ・ウェスト』などクラシック作品も数多く登場。何度も観たはずの映画にさらに深く没入できる、新しい発見がある……爆音上映の醍醐味を存分に堪能できる9日間になりそうだ。新宿ピカデリー爆音映画祭『ボヘミアン・ラプソディ』『グレイテスト・ショーマン』『レディ・プレイヤー1』『アド・アストラ』『ラ・ラ・ランド』『レ・ミゼラブル』『バーレスク』『ブルース・ブラザース』『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ザ・ウェスト』『マッドマックス 怒りのデス・ロード』『マッドマックス怒りのデス・ロード ブラック&クロームエディション』『バーフバリ 伝説誕生 完全版』『バーフバリ 王の凱旋 完全版』『バジュランギおじさんと、小さな迷子』10月3日(木)まで新宿ピカデリーで開催中爆音上映:2000円(税込)爆音絶叫上映:2200円(税込)
2019年09月25日アメリカのソングライターコンビと日本のクリエイティブチームが共作するロックミュージカル、『A New Musical「FACTORY GIRLS ~私が描く物語~」』が本日9月25日、東京・TBS赤坂ACTシアターで開幕する。音楽と詞をクレイトン・アイロンズ&ショーン・マホニーが、日本版脚本・演出を板垣恭一が手がけ、柚希礼音やソニンら強力な女優陣が出演する“ウーマンパワーミュージカル”だ。舞台は19世紀半ばの米ローウェル。産業革命により大規模な紡績工場が誕生し、先進的な女性たちが多く集まったこの街には、人々の夢と野望が渦巻いていた。女工たち(ファクトリー・ガールズ)の寄稿集「ローウェル・オファリング」は、自由を夢見る女性たちの憧れだ。サラ・バグリー(柚希)も、大きな夢を抱いて工場にやってきた女性のひとり。工場の実態を知った彼女は衝撃を受けるが、「ローウェル・オファリング」の編集者ハリエット・ファーリー(ソニン)に文才を認められたことをきっかけに、自分の文章を武器に労働争議へと身を投じることを決意する……。女性たちが権利を勝ち取るべく戦う物語に、「今の時代にも通じる女性たちの葛藤、強さなどを素晴らしいスタッフ、共演者の皆様と作っていけるのがとても楽しみ」(柚希)、「女性の権利問題は今も昔も変わらずあり、過酷な状況で働く女性が勇気を出して立ち向かう姿は、必ず響くものがある」(ソニン)と、主軸となる二人も大いに共感している様子。実咲凜音、清水くるみ、石田ニコルら、個性豊かな共演陣の活躍にも期待したい。『A New Musical「FACTORY GIRLS ~私が描く物語~」』東京公演はすでに終了10月25日(金)から27日(日)まで梅田芸術劇場メインホール文:町田麻子
2019年09月25日俳優の古川雄輝が9月24日、都内で行われたWOWOWオリジナルドラマ『悪の波動 殺人分析班スピンオフ』の第1話特別試写会に出席した。麻見和史氏による原作をもとに「石の繭」「水晶の鼓動」として放送された「殺人分析班」シリーズのスピンオフ。前2作で古川が演じた連続殺人鬼“トレミー”の若き日と誕生秘話を描くオリジナルストーリーで、古川自身も「思い入れの強いシリーズに、主演として参加させていただき、うれしいですし、ありがたい」と語った。「これまでの『石の繭』『水晶の鼓動』では、トレミーの普段の行動は描かれていませんから、今回オリジナルの脚本をいただき『こういうことだったのか』と発見がありました」と古川。前2作と同じスタッフが集結し「作風はシリアスですけど、監督と相談しながら、楽しく撮影できた」と熱演を振り返った。役作りについては「『水晶の鼓動』を見返して、トレミーが殺人鬼の顔から、少しだけ普通の人間のように和らぐ瞬間があって。撮影をしたのはだいぶ前なので、その部分を研究しながら『悪の鼓動』に活かした」と回想。「本当にスリリング。すごく面白い作品になっています」とアピールしていた。試写会には古川をはじめ、共演するSUMIRE、池田鉄洋が出席。SUMIREは、のちにトレミーとなる青年・野木(古川)のアパートの隣人である吉佳を演じており、「あまり社交的ではないところは、自分に近しいものがあり、気持ちをもっていきやすかった」と初のドラマ出演について語った。また、劇中で描かれる連続首くくり殺人事件を捜査する刑事の井口を演じる池田は「このドラマの大ファンなので、プレッシャーがあった」と明かし、「コメディじゃないですし(笑)、でも、演じきりました!監督の演技指導が本当に熱血で、その熱意が憑依しました。メイクさんにも助けていただき、カッコよくしていただいた。第二のブレイクが来るなと」と手ごたえを示していた。取材・文・写真:内田 涼WOWOWオリジナルドラマ『悪の波動 殺人分析班スピンオフ』10月6日からスタート(全5話)第1話無料放送毎週日曜夜10時30分よりWOWOWプライムにて放送
2019年09月24日「ぴあ」調査による2019年9月20日、21日公開のぴあ映画初日満足度ランキングはドキュメンタリー映画『人生をしまう時間(とき)』が第1位になった。本作は患者と家族に向かい合い、最後の日々を一緒に過ごす在宅医療チームに密着した作品で「これほどまでに人の人生に真正面から向き合った映画はないのでは」と熱く語る観客もいた。本作が追うのは埼玉県新座市の堀ノ内病院に勤める小堀鴎一郎と、志を共にする医師や看護師、ケアマネージャーたち。彼らは“ひとりの人生の終わりに医療に何ができるのか?”を問いかけながら人生の終わりに立ち会っていく。映画はテレビのドキュメンタリー番組を基に新シーンを加えたもので、小堀医師らに200日間密着して作品を完成させた。公開初日の劇場には「番組を見た」と話す人もいて「テレビで見たときは辛い気持ちになったが、映画館の大きなスクリーンで観ると現実的に感じた」「映画には別の家族の深い話が出てきたので観に来てよかった」という声があがった。また人生の最後を描いた作品だけに「すぐに感想を言うのは難しい」と語る人も多かったが、そんな中でも「実話なのですごく胸に迫ってくるものがあった」「死に方や、送り方について、自分の経験を踏まえて改めて考える時間を与えてもらった感じ」「病院で働く看護師なのですが、家で家族を看取ることの大切さを感じました」「老人が増えていく時代なので、こういう機会も同じように増えるのだと思った」など真摯なコメントが続出。年齢層を問わず高い評価が集まった。(本ランキングは、9/20(金)、21(土)に公開された新作映画15本を対象に、ぴあ編集部による映画館前での出口調査によるもの)
2019年09月24日EXILE/EXILE THE SECONDの橘ケンチ監修によるガイド小冊子『SAIJO SAKE TOURISM』が完成したことを受け、9月27日(金)よりフリーペーパーとして配布が開始されることが発表。あわせて、橘のコメントが公開された。この度完成したガイド小冊子『SAIJO SAKE TOURISM』は、経済産業省の委託事業であり、2018年に起こった西日本豪雨被害に対する復興支援プロジェクト『HASHIWATASHI PROJECT』のプロデュース支援事業の一環として進められたもの。橘はプロデューサーとして一般公募された中国エリアの企業の中から、岡山県・丸本酒造及び広島県・賀茂泉酒造の2酒蔵会社と取組みを実施。岡山の丸本酒造とは田植えと稲刈を共に行い、無農薬田復活のサポートを行っており、広島では賀茂泉酒造を含めた東広島市西条の魅力を再発見すべくこの1冊を介してPRを担った。まず1月に橘自身が視察のために西条を訪問し、関係各所との協議を重ねながら、賀茂泉酒造・前垣氏からの「改めて西条のいいところを発信することで街を活性化させて、西日本豪雨の風評被害を含めて拭い去って欲しい」という言葉を受けてガイドブックの制作を提案。7月の再訪時には、「世代を問わず街のみなさんと共に冊子を創り上げたい」という橘の想いから、西条酒造協会に加えて広島大学の学生団体maho Labo.の協力の元、編集チームを組んだ上で人と人が想いを醸す醸華町の取材を行った。【関連リンク】 maho Labo.()実際に『SAIJO SAKE TOURISM』のページをめくると、西条や安芸津エリアの酒蔵紹介に始まり、注目のスポットも掲載している他、西条酒造協会の8蔵を巡った証としてスペシャル・ラベル・ステッカー“SAKE BREWERY LABEL”を貼りつけるページもあるなど、手に取った読者自らでこの本を完成させることができるという趣向が凝らされている。また橘は、「今後は酒造協会やmaho Labo.のみなさんにこの本をお預けして、よきタイミングで新しい情報を更新しながら受け継いでいっていただけたら嬉しいです」と、日々活性化していく街と同様にガイドブック自体もアップデートできる余地を残して地元に託すことを表明した。配布は9月27日(金)より、主に東広島市及び西条の関係施設にてスタートする。部数は限定10,000部で、東京銀座のひろしまブランドショップTAUやLDH kitchen IZAKAYA AOBADAIでも一部取り扱う予定だが、数に限りがあるとのことなので、気になった方は早めのチェックが必要だ。さらに、『SAIJO SAKE TOURISM』の配布開始告知と時を同じくして、東広島を舞台に、例年2日間でおおよそ25万人もの日本酒好きが集まる『酒まつり2019』の2日目、10月13日(日)の出演決定もアナウンスされている。ぜひこの秋は『SAIJO SAKE TOURISM』や『酒まつり2019』をきっかけに東広島市及び西条の魅力を再発見してみるのはいかがだろうか。橘のコメントは下記。■橘ケンチ(EXILE/EXILE THE SECOND)西条は酒の都としてクローズアップされることが多いと思うんですが、この1冊は日本酒だけのものにはしたくありませんでした。なぜなら、そこに生きている人や自然、いろんなものがクロスオーバーしている様を落とし込みたかったから。それを最も象徴するのが日本酒という捉え方でした。そうして世代を問わず多様な考え方に触れた時に、改めて誰もが活気を持って生きている街だと実感しました。もしも手に取ってくださったみなさんが醸華町のいたるところにあるわくわくする気配を少しでも感じ取ってくださったら嬉しいです。そして、さらに活性化していく街同様に、この小冊子が受け継がれていくものとなればと願っています。■LDH kitchen IZAKAYA AOBADAI『西条酒蔵フェア』橘監修による注目の新店舗LDH kitchen IZAKAYA AOBADAIでは、『SAIJO SAKE TOURISM』の配布開始を受けて東広島市西条の酒蔵フェアを開催。期間は日本酒の日10月1日(火)から『酒まつり2019』閉幕の翌10月14日(月・祝)まで。催事名:LDH kitchen IZAKAYA AOBADAI『西条酒蔵フェア』実施店舗:LDH kitchen IZAKAYA AOBADAI期間:2019年10月1日(火)~14日(月祝)予定【関連リンク】 LDH kitchen IZAKAYA AOBADAI『西条酒蔵フェア』()■『酒まつり2019』小冊子『SAIJO SAKE TOURISM』でフォーカスした東広島市を舞台に、2日間でおおよそ25万人近い来客者がある日本酒界の一大イベント。“La chic(らしく)”をテーマに開催される2019年は、HASHIWATASHI PROJECTや酒サムライとしての繋がりを含め、橘がポスターやホームページといった公式ビジュアルを担った。橘のトークイベントへの出演は10月13日(日)。イベント名:『酒まつり2019』開催日:2019年10月12日(土)及び10月13日(日)会場:JR西条駅周辺【関連リンク】 『酒まつり2019』()
2019年09月24日三谷幸喜の作・演出による新作舞台『愛と哀しみのシャーロック・ホームズ』が9月1日の開幕以来、快走を続けている。シャーロック・ホームズ好きのことを“シャーロッキアン”と呼ぶのね……と今回のプログラムを読んで初めて知った浅学の筆者でも、十二分に楽しめる痛快な舞台が誕生。登場するのはまだ探偵としては駆け出しの青年シャーロック(柿澤勇人)で、推理劇というよりもひとりの青年の成長譚であることは、開幕前の取材で柿澤から聞かされていた。ところが、そこはやっぱり三谷マジック!単なる群像劇で終わらせてはシャーロッキアンの血が許すまじ!?とばかり、シャーロックと彼を取り巻く人々との生き生きとした会話の中に、さまざまな伏線、謎解きを絡ませて、疾走感のある人間ドラマに仕立て上げた。適材適所の配役も心憎い。気分屋で子供染みた振る舞いのシャーロックに的確な助言をし、父親のような慈愛の目を向けるワトスン博士(佐藤二朗)、このふたりの絶妙なバランスが心地良い。佐藤が抑制の利いたコミカルな味わいで、笑いを引き出しながらも頼もしく知的な存在感を見せる。兄マイクロフトを演じる横田栄司は、シャーロックにとって岩のような“永遠のライバル”を見事に体現。弟への微妙な愛憎がにじむ声の深みに魅せられた。謎の女性ヴァイオレット役・広瀬アリスのハツラツとした思い切りのいい演技、ハドスン夫人役・はいだしょうこの涼やかな声と美しい所作にも見惚れるばかり。シャーロックに翻弄されまくりのレストレイド警部・迫田孝也の陽気なダメっぷりが、のちに活きてくる展開には抱腹だ。そしてワトスン夫人、ある意味キーウーマンとなるこの役を、三谷の信頼するコメディエンヌ(と言っていいはず)の八木亜希子が演じている。ワトスン&ワトスン夫人が登場する2幕冒頭、サービスタイムのような愉快な時間を呑気に楽しんでしまったが、これも三谷による周到な仕掛けだったか……と、振り返って味わうのはなぜか嬉しい敗北感である。音楽は、三谷芝居に欠かせないブレーンである荻野清子が担当。荻野のピアノ生演奏で展開する贅沢な舞台、特にカードゲームのシーンで音楽とともに緊迫感が加速する様は出色だ。そこで三谷が「僕のシャーロック」と惚れ込んだ柿澤の、持ち前の茶目っ気と優れた身体能力が炸裂。場の空気を掌握する、実力と華を存分に見せつけた。この愛しいシャーロックがこの後、名探偵の名をほしいままにしていく過程をぜひ見たい! シリーズ化を強く望みつつ、遅まきながらもシャーロッキアンを目指して修行を積まねば、と思った。この舞台、どうやらシャーロッキアンなら見破られるツボがところどころに隠されているらしいのである。腕に覚えのある方は、そんな三谷シャーロックとの謎解き合戦にもぜひ挑んでいただきたい。東京・世田谷パブリックシアターで9月29日(日)まで上演の後、10月3日(木)から6日(日)まで大阪・森ノ宮ピロティホール、10月12日(土)と13日(日)に福岡・久留米シティプラザ ザ・グランドホールで公演を行う。取材・文:上野紀子(演劇ライター)
2019年09月24日新海誠監督の劇場用アニメーション『天気の子』が7月に公開されてロングランを続けているが、9月27日(金)より4DXバージョンが上映されることになった。『天気の子』といえば、異常気象で延々と雨が降り注ぐ東京を舞台に、家出した16歳の少年・帆高と、晴れを呼ぶ力を持つ少女・陽菜の物語。タイトルにある通り“天気”が非常に重要なモチーフとなっており、客席に雨が降り注ぎ、風が吹き抜ける4DXのエフェクトとは相性が良いのではないかとファンの間で話題になっていたところに、満を持して4DXバージョンがお目見えすることになる。いち早く試写会で体験してみたところ、物語の大半は雨が降っている設定だけにビショビショに濡れることを覚悟していたのだが、水絡みのエフェクトの出番は多いものの、効果的にメリハリが付けられていて始終水が降ってくるわけではなかった。筆者が体験した4DXで過去最高の水量だと感じたのは『アクアマン』だったが、さすがに『アクアマン』級に水が降ってくるとアトラクション要素が強まってしまうので、『天気の子』の水加減は帆高と陽菜のエモーショナルな物語を味わう上でちょうどいいバランスではないだろうか。4DXならではと感じたのは、クライマックス近くで夏の東京に雪が降る場面で、ちゃんと客席にも雪が降ってくる演出。もちろん帆高や陽菜が空を舞うシーンの浮遊感は4DXが得意とするところで、4DXバージョンの発表とあわせて公開された新ビジュアルのポスターデザインが帆高と陽菜が空で手をつなぎ合っているシーンなのも納得だ。そして芸の細やかさを感じるのが、4DXの振動エフェクトを使った心理描写。心臓の鼓動やわずか一瞬のシーンの電車の揺れを観客にも実際に感じさせることで、帆高や陽菜のさりげない心の動きを伝えてくれている。すでに『天気の子』の観客動員数は950万人。リピーターも多い作品だけに、新たな発見や気づきを与えてくれる4DXバージョンは、初見の人にとっても再見したいファンにとっても無視できない選択肢になるに違いない。取材・文:村山章『天気の子』9月27日(金)から、全国4DX劇場にて開始
2019年09月24日9月21日、22日の全国映画動員ランキングは『記憶にございません!』(全国352館)が公開2週目も首位をキープした。公開3週目の『かぐや様は告らせたい ~天才たちの恋愛頭脳戦~』(全国292館)も先週と変わらず。『エヴァの告白』のジェームズ・グレイ監督によるブラッド・ピット主演のSFアクション大作『アド・アストラ』(全国354館)は初登場3位になった。公開10週目の『天気の子』(全国366館)は先週3位から4位になるも大きく順位を落とすことなく好調。公開2週目の『人間失格 太宰治と3人の女たち』(全国320館)は先週4位から5位になった。そのほか新作では、『ソードアート・オンライン』シリーズの伊藤智彦監督が手がけたオリジナル劇場版アニメ『HELLO WORLD』(全国255館)が初登場6位に。韓国映画『ブラインド』を吉岡里帆の主演でリメイクしたサスペンス・スリラー『見えない目撃者』(全国249館)が初登場9位。実在する恐怖の人形を題材にしたホラーシリーズ第3弾『アナベル 死霊博物館』(全国169館)が初登場10位に入った。次週は『惡の華』『大脱出3』『任侠学園』『ハミングバード・プロジェクト 0.001秒の男たち』『ヘルボーイ』『ホテル・ムンバイ』『宮本から君へ』などが封切られる。全国映画動員ランキングトップ10(興行通信社調べ)1位『記憶にございません!』2位『アド・アストラ』3位『かぐや様は告らせたい ~天才たちの恋愛頭脳戦~』4位『天気の子』5位『人間失格 太宰治と3人の女たち』6位『HELLO WORLD』7位『劇場版おっさんずラブ ~LOVE or DEAD~』8位『ライオン・キング』9位『見えない目撃者』10位『アナベル 死霊博物館』
2019年09月24日シルベスター・スタローンが、『Samaritan』に主演することになった。オリジナルのアイデアに基づくスリラーで、監督は『オーヴァーロード』のジュリアス・エイヴァリー。本作は、20年前にミステリアスな形で姿を消したヒーローがまだ生きているのかどうかを見つけ出そうとする少年を主人公にした物語だという。撮影は来年はじめにスタートの予定だ。スタローンの最新作は、先週末北米公開された『Rambo: Last Blood』。これはランボーシリーズ5作目で、スタローンは主演と脚本家を兼任している。監督はエイドリアン・グランバーグ。アメリカでは『ダウントン・アビー』『アド・アストラ』に続いて3位のデビューとなった。文=猿渡由紀
2019年09月24日アメリカの実録ドラマ『チェルノブイリ』が、第71回エミー賞でリミテッドシリーズ部門作品賞を獲得したことが分かった。本作は、1986年4月26日、旧ソビエト社会主義共和国連邦(ソ連)のチェルノブイリ原子力発電所で起きた爆発事故の真実に迫るもの。未曾有の原発事故の発生に、冷戦下の旧ソビエト政府が事態を隠ぺいしようとする中、被害の拡大を少しでも抑えようと必死に戦った英雄たちの姿を描く。旧ソビエト政府に調査を委任された科学者をジャレッド・ハリス、ゴルバチョフ書記長から現場の対応を任された副議長にステラン・スカルスガルド、事故の真相解明に奔走する核物理学者をエミリー・ワトソンが演じる。ハリウッドで活躍する3人の実力派キャストが、物語の中心人物たちを重厚に熱演。製作は『ゲーム・オブ・スローンズ』のHBO、監督は『ウォーキング・デッド』や『ブレイキング・バッド』のエピソード監督を担当したヨハン・レンクという布陣で、廃炉となったリトアニアの原子力発電所でロケを敢行している。そんな本作が、アメリカのドラマなどTV番組に関連する業績に与えられる“エミー賞”で、リミテッド・シリーズとしては今年最多受賞となる10部門で受賞を果たした。受賞内容は、作品賞、監督賞(ヨハン・レンク)、脚本賞(クレイグ・メイジン)、撮影賞、 美術賞、 オリジナル楽曲賞ほか計10部門となっている。『チェルノブイリ』は、BS10 スターチャンネルにて、9月25日(水)よる11時より第1話が無料放送される。また、話題となっていた『ゲーム・オブ・スローンズ 最終章』 は、 4シーズン連続の作品賞受賞や、 ピーター・ディンクレイジの4度目の助演男優賞、 そして歴代最多ともなるドラマシリーズ計12部門受賞を獲得し、シリーズの有終の美を飾った。『チェルノブイリ』BS10 スターチャンネル 9月25日(水)よる11時より第1話無料放送
2019年09月24日世代を超え、世界中で社会現象を巻き起こす”奇跡“を成し遂げたディズニーの大ヒット映画『アナと雪の女王』の最新作『アナと雪の女王2』が、11月22日(金)に全国公開される。この度、新たな映像満載の予告編が公開された。前作で、雪と氷に覆われたアレンデール王国に暖かな陽光を取り戻し、深い絆で結ばれた姉のエルサと妹のアナ。“ありのままの自分”を受け入れたエルサと、明るいキャラクターが持ち前のアナは、王国の仲間たちと幸せに暮らしていた。だが、エルサだけが聞こえる“不思議な歌声”によって、姉妹は未知なる世界へ導かれる。「1作目と2作目を合わせて『アナと雪の女王』の物語は完成する」監督がそう語るなか公開された新作の最新予告映像では、エルサとアナが幸せに暮らすアレンデール王国に、未知の大きな力が襲い掛かり、王国が危機に直面するシーンや、アナとエルサに加え、前作で大事な仲間となったクリストフとオラフの冒険などが映し出されている。王国を救うため、エルサだけが持つ“力”の秘密を解き明かす冒険へと飛び出すエルサとアナは、再び姉妹の絆を試されることに……。壮大な冒険のなかで新キャラクターも続々と登場。エルサの手のひらに乗るトカゲのようなキュートなキャラクターや、霧に覆われた森の中で出会う人々は一体何者なのか。なぜエルサに力は与えられたのか?彼女が目覚めさせてしまった精霊とは?そして明かされる、すべての秘密とは……?まだまだ重要な部分は隠されているが、ヒントがたくさんつまった映像だけに、いまから世界中で本作への期待が高まることは必至だ。『アナと雪の女王2』11月22日(金)全国公開
2019年09月24日いよいよ10月30日(水)から開幕する「BBC Proms Japan」公演。世界最大級のクラシックフェスティバルとは一体どのようなものなのか。日本初上陸に期待がかかる。そんな折に、英国『BBC Proms』制作による「イベントキービジュアル」が完成し、発表された。本国英国『BBC Proms』では、「キービジュアル」がとても重要視されているだけに制作も慎重に進められたようだ。日本の制作チームと共に長期にわたり検討を重ねて作り上げられた今回のキービジュアルは、日本を象徴する富士山を背景に、渋谷の街並みがコラージュされたとても華やかなデザイン。日本初開催への期待感が膨らむばかりだ。併せて発表されたのが、「BBC Proms Japan」東京公演のコンサート会場「ステージージイメージ」。こちらは、渋谷の東急Bunkamuraオーチャードホールに英国国旗をあしらった大胆なイメージが「BBC Proms」の雰囲気を醸し出す。この秋最大の話題を呼ぶクラシックフェスを是非ご体験あれ!●BBC Promsとは?ロンドンを中心に毎年夏(概ね7月から9月にかけて)に行われる、世界最大級のクラシック・ミュージック・フェスティバル。毎回90以上のイベントが行われ、ラジオ、テレビでの放送を通して世界中のファンを魅了し続けています。1895年よりスタートした「Proms(プロムス)」は、「プロムナード コンサート」(散歩やぶらぶらと歩きながら楽しめるコンサート)が略された言葉で、毎年クラシック音楽だけでなく、ミュージカル、映画音楽、ジャズ、ワールドミュージックなど様々な音楽を、世界中の様々なアーティスト、団体が演奏しており、ロンドンのシンボルであるロイヤル・アルバート・ホールならびにロンドン市内、英国内の数多くの名高い会場で開催されています。世界中で活躍する音楽家が出演し、若者やファミリー層まで魅了する多彩で豊かな公演を提供すると共に、教育プログラムやアウトリーチ(普及啓発)の推進により、幅広いオーディエンスに極上の音楽を届けることが『BBC Proms』の理念とされています。◆開催概要10月30日、11月1,2,3,4日Bunkamuraオーチャードホール(東京)10月31日ザ・シンフォニーホール(大阪)
2019年09月24日