チケットぴあがお届けする新着記事一覧 (107/342)
3月17日(日)に幕張メッセ国際展示場 9・10・11ホールで開催されるライブイベント「MBSアニメヒストリア-平成-」。同公演に声優の小野大輔が出演することが決定した。【チケット情報はこちら】平成にMBSで放送された350本を超えるアニメの中から、厳選された作品に出演した声優や主題歌を歌ったアーティストが登場する同イベント。今回新たな参加作品として『黒執事』、そして同作でセバスチャン・ミカエリス役を務めた小野の出演が決まった。小野は出演決定に際し「参加させてもらうたびに作品への愛、そして演じる役への思いが深まる。MBSアニメフェスはそんなイベントです。その名のとおり平成のアニメ史を統括するこのイベントに、『黒執事』が選ばれたことを誇りに思います。ただ振り返るだけでなく、作品もキャラクターもその先の未来へとつながっていく。そんなイベントになると良いなあと思っています」とコメントを寄せている。チケットの一般発売は2月2日(土)午前10時より。■「MBSアニメヒストリア-平成-」日時:3月17日(日)開場16:00 / 開演17:00(予定)※開場・開演時間は変更になる可能性がございます。会場:幕張メッセ国際展示場 9・10・11ホール(千葉県)出演者(五十音順):小野大輔 / 梶裕貴 / 中村悠一 / 宮野真守 / ほか、全15名
2019年01月25日アフリカのサバンナを舞台に、王の子として生まれたライオン・シンバの成長を通し、“生命の連環”という深遠なテーマを描き出すミュージカル『ライオンキング』。観客動員数1,195万人を突破。東京では1998年の初演以来20年以上の無期限ロングラン上演中という、まさに「ミュージカルの王者」と称するに相応しい名作が、約10年ぶりに福岡で上演される。久々の福岡公演を前に、シンバ役キャストのひとり・ 永田俊樹、メスライオンのナラ役キャストのひとり・町真理子が意気込みと作品の魅力を語った。【チケット情報はこちら】初めて本作を観劇した時、「シンバを演じたい!」と思ったと語るのは永田。「まだその時はミュージカルに出演もしたことなかったのに(笑)。シンバの生き方に共感したのかな。それから劇団四季に入団し、10年間ずっとシンバを目指して2年前にやっと。その間、筋トレも頑張ってました(笑)。とにかく元気さを重視して演じていますが、今もたまに“え?僕がシンバ?”と夢のような気持ちになりますね」と笑う。対して町はアンサンブルで出演が決定した後に初観劇。あまりにも凄い舞台に圧倒され、「これは無理、できない」という第1印象だったと苦笑する。しかしアンサンブルで出演するごとにナラへの憧れが強まり、オーディションに合格。「気品があって気高くて賢くて。本当に素敵ですよね。幼い頃から王妃になると約束されてきた女性ならではの、ロイヤルファミリーのような立ち居振る舞いは意識しています」とにかく見どころが多い本作だが、やはり見逃して欲しくないのは「一幕冒頭の『サークル・オブ・ライフ』の場面」だと口を揃えるふたり。劇場を瞬く間にサバンナへと変貌させるその手法は確かに一見の価値あり。他にも永田は「ティモン(ミーアキャット)とプンバァ(イボイノシシ)とシンバの友情が大好き。シンバにとっては命の恩人であり家族のようなもの。最後の戴冠式での彼らの嬉しそうな誇らしそうな佇まいもすごく好き」。そして町は「ラフィキ(ヒヒの呪術師)の“過去とは痛いものだ。だが、道はふたつしかない、過去から逃げるか、学ぶか”の台詞に毎回感動してます!」と、それぞれ細かい推しポイントも飛び出た。「新たな感動と驚きをお届けできるよう、日々稽古に励んでいます!観たことある方にも無い方にも楽しんで頂けると思いますので、ぜひ劇場に足をお運びください」(永田)「私たちの子ども時代を演じてくれるヤング シンバ、ヤング ナラはオーディションで選ばれた地元の子どもたちが出演します。子どもらしくキラキラ、ピュアに頑張ってくれるその子達からバトンを受け取り、私たちもさらに輝かなければ!と思ってます。劇場でお待ちしております」(町)と、それぞれ意気込みを語って締めくくった。『ライオンキング』福岡公演は3月24日(日)より福岡・キャナルシティ劇場で上演。チケットは1月26日(土)発売。そのほか、東京公演も発売中。
2019年01月25日ミュージカル『レ・ミゼラブル』の製作発表会見が1月23日に開催された。全世界での観客総数は7千万人を突破した、世界の演劇史を代表する作品のひとつ。日本でも30年以上の長きにわたって上演を重ねている。この日は出演者72名が登壇する華やかな会見となった。【チケット情報はこちら】ヴィクトル・ユゴーの同名小説を原作に、19世紀初頭のフランスの動乱期に生きる人々の姿を描く群像劇。パンを盗んだことから19年投獄されたのち、名を変えながらも新しい人生をまっとうに生きていこうとする主人公ジャン・バルジャン、彼を追う刑事ジャベールを中心に、様々な人々の人生が描かれていく。会見ではキャストが思い思いに、役への意気込みや作品への愛情を語った。22年間マダム・テナルディエ役として出演している森公美子は「この作品はオーディションですので、次は受かる自信がない。今年が最後じゃないかなと思いながら、舞台を務めさせていただきます」とコメント。また『レ・ミゼラブル』は同じ俳優が年を重ね、別の役で出演することも多い作品。これまで若き革命家・アンジョルラスを演じていた上原理生は今回、ジャベール役として登板。「まったく違う『レ・ミゼラブル』の世界が見れるのかなとワクワクしています」と話す。1987年の日本初演時はバルジャンの養女コゼットを、その後その母ファンテーヌを、そして前回からマダム・テナルディエを演じている鈴木ほのかは「今年は元号も変わります。昭和でコゼット、平成でファンテーヌ、新元号でマダム・テナルディエ、ますます頑張ってまいります!」と力強く意気込んだ。ジャン・バルジャン役は福井晶一、吉原光夫、佐藤隆紀のトリプルキャスト。初参加の佐藤が「この役をやるには、まだ自分は精神面も技術面も足りない部分がある。いいステージをお届けできるよう、日々精進していきたい」と気を引き締め、前回より続投の吉原と福井はそれぞれ「自分に向き合って精進して、楽しみながら自分を高めていく作品」(吉原)、「本当にバラエティに富んだ素晴らしいキャストが集まって、どんな化学反応が起こるのか僕も楽しみ」と話した。会見では劇中歌7曲の披露も。テナルディエ役として初出演するトレンディエンジェルの斎藤司は、マダム・テナルディエ役の朴路美とともに『宿屋の主人の歌』を軽快に歌った。斎藤は「今まで生きてきた中で一番というくらい、のどの調子が悪かった(笑)。本番はさらに素晴らしいものをお見せできると思う」とコメントし会場を沸かせた。ジャベール役に初挑戦する伊礼彼方は名曲『スターズ』を披露、「自分で望んでオーディションを受けたこの役ですが、いざ歌ってみるととても重たいものがあった。先輩たちが30年築き上げた歴史に、新たな息吹を吹かせたい」と話した。東京公演は4月15日(月)から5月28日(火)まで帝国劇場にて上演。その後6月に愛知・御園座、7月に大阪・梅田芸術劇場メインホール、7月末~8月に福岡・博多座、9月に北海道・札幌文化芸術劇場hitaruでも上演される。
2019年01月25日4か月連続配信リリースを敢行した“泣けるシングル”4タイトル(『空に笑えば』『別の人の彼女になったよ』『最上級』『ワンセット』)を含む、メジャー3作目のニュー・アルバム『群青リフレイン』を、メジャー・デビュー記念日の11月7日にリリースしたwacci。楽曲が映画やTVドラマ/アニメなどにも数多く起用され、人気と注目度が上昇中の5人組バンドが、同アルバムを引っさげ全国49会場、計51公演からなる自身初の47都道府県ワンマン・ツアーをスタートさせた。【チケット情報はこちら】その17本目にして、wacciにとって2019年の第1弾ライヴとなる1月6日の横浜O-SITE公演は、チケットが早々にソールド・アウト。初詣ならぬwacci詣とばかりに詰めかけたファンで、会場は埋め尽くされた。今回の横浜公演は、47都道府県ツアーに何本か織り交ぜられている“アコースティック特別編”で、バンドと客席との距離が近く親密感のあるライヴハウスを舞台に、アコースティック演奏による、体温まで伝わるようなハートフルなパフォーマンスが繰り広げられた。セットリストは、『群青リフレイン』収録曲を中心にしながらも、人気のナンバーをしっかり押さえた濃密な内容。「去年、この曲ができて良かった。これからも自信を持って歌っていこうと思います」と、ステージで橋口洋平(ヴォーカル&ギター)が語った『別の人の彼女になったよ』をはじめとするバラード・パートで、情感豊かにじっくりと聴かせたかと思えば、『Ah!Oh!』などの超陽性ナンバーのパートでは、ファンとコミカルな振り付けで盛り上がったり、5人の軽妙なMCも含めて“泣いて笑えるwacci”ぶりが存分に発揮されていた。ツアーの最終公演の会場が、バンドにとって大きなステップ・アップとなる神奈川県民ホール(大ホール)に決定したことについて、「その日は僕たちの音楽人生にとって、とても大切な日になると思う。もっと大きなバンドになって帰ってくるので待っていてください!」と橋口が意気込みを語ると、割れんばかりの拍手と歓声。アンコールでは、今まさに飛躍を遂げようとしているwacciへエールを送るかのように、息もピッタリの大合唱が巻き起こった。この47都道府県ツアーは春まで続き、ファイナルの神奈川県民ホール公演は4月6日(土)に開催される。3か月後の神奈川県民ホールで、いったいどんな景色が見られるのか楽しみだ。神奈川県民ホール公演のチケット一般発売に先駆けて、プレリザーブを実施中。受付は2月4日(月)午後11時59分まで。
2019年01月25日新国立劇場の2019/2020シーズンラインアップ発表記者会見が1月17日に行われ、昨秋より演劇部門の芸術監督に就任した小川絵梨子より“個人と全体“をテーマにした新シリーズ「ことぜん」やロンドンのロイヤルコート劇場とのコラボレーションによる劇作家ワークショップの開催など新たな試みが発表された。【チケット情報はこちら】シリーズ「ことぜん」は「個人と全体、個人と国、個人とイデオロギーを持った集団との間に起こる軋轢などを切り口にしている」というコンセプトで「“自己責任“の問題だったり、疑似右傾化みたいなことは何なのか? を考えるきっかけにしたい」と語る。Vol.1では、同劇場初登場となる五戸真理枝を演出に迎えてゴーリキー作の『どん底』を上演。Vol.2は権利上の関係でこの日、タイトルは発表されなかったが、同じく新国立劇場初登場となる瀬戸山美咲を迎える。そして掉尾を飾るvol.3では、小川自らの演出で『バグダッド動物園のベンガルタイガー』で知られる劇作家ラジヴ・ジョセフによる『タージ・マハルの帝国警備隊(仮)』が上演される。この他、フルオーディションによる企画第2弾として千葉哲也演出で宮本研の戯曲『反応工程』が上演されるほか、子どもも大人も楽しめる作品として、小山ゆうなを演出に迎えた作品、長塚圭史(作・演出)×近藤良平(振付)による新作が2作連続で上演となる。小川が力を込めて語ったのは、ロイヤルコート劇場とのコラボレーションによる劇作家ワークショップの企画だ。小川が同劇場を表敬訪問した際に話が出て、実現に至った。ロイヤルコート劇場の現役作家が1年の間に3回に分けて来日し、日本の若き劇作家とともに新戯曲を作り上げていく。小川は「劇場が作品を発表するのは当然ですが、作品を“作る”機能を大事にしていきたい。新しい作品を作ることができる“場所”を作ることに価値が生まれるし、それをさらに若い世代に渡せるように、私の任期中に(仕組みや場所を)作っていけたら」と同プロジェクトに対する強い思いを口にした。また、歴代最年少で同劇場の演劇部門芸術監督となった小川は「若い観客の獲得」も自らに課せられた仕事であると語る。とはいえ、若い人気俳優のキャスティングといった1回限りの即物的な施策ではなく「あくまでも私の好きなテイストを守りつつ、“作品の力”をつけていけるようにしたい」と今後に向けた意気込みを語った。取材・文・撮影:黒豆直樹
2019年01月25日新国立劇場の2019/2020シーズンラインアップ発表記者会見が1月17日に行われ、大原永子舞踊芸術監督が任期最終年を迎える【バレエ&ダンス】部門は『ロメオとジュリエット』『くるみ割り人形』などバレエ6演目、中村恩恵の振付による『ベートーヴェン・ソナタ』などダンス計3演目が上演されることが発表された。【チケット情報はこちら】1999年から新国立劇場バレエ団のバレエ・ミストレスを11年務め、その後、芸術監督補を経て、2014年に芸術監督に就任した大原は、バレエ文化を日本により根付かせるため、従来より「観客動員」「公演内容」「ダンサーの強化」の3項目をテーマに掲げてきた。「“演じる”ということを大事にしてきて、この6シーズン目はその集大成」と語るが、その最終シーズンのオープニングを飾るのは『ロミオとジュリエット』(振付:ケネス・マクミラン)。続いて「海外ではクリスマスの定番となっている」という『くるみ割り人形』がクリスマスシーズンに上演されるが「クラシカルな従来のものと違って、モダンな要素が入って技術的にも難しくなっており、ダンサーとしても挑戦的な“ネオクラシック”となっている」と語る。年が明けて1月の『ニューイヤー・バレエ』に続けて、2月から3月にかけては若き男女の破滅的な恋を描く『マノン』を上演。「純真な『ロメオとジュリエット』と違って悲惨な恋であり、そういうドラマチックな部分をダンサーがどう表現するか?」と期待を寄せる。さらに5月、6月には『ドン・キホーテ』、新国立劇場初演時に大好評を博した『不思議の国のアリス』を上演する。ダンス部門では、中村恩恵×新国立劇場バレエ団による『ベートーヴェン・ソナタ』の再演で幕開け。年が明けて3月の「DANCE to the Future 2020」は遠藤康行をアドヴァイザーに招き「ダンサーだけでなく振付をやりたい人を育てるためのプロジェクトになっている」と語る。そして6月には小野寺修二の構成・演出・振付による『ふしぎの国のアリス』が上演される。さらに「こどものためのバレエ劇場」として2020年8月には、森山開次が振付を務め、日本を題材にしたバレエが制作されることも明らかになった。大原は「(新国立劇場に携わった」この20年、(日本のバレエは)少しずつ成長していると思います。これだけの組織と条件がそろっているのはダンサーにとって、幸せなこと。このまま止まらず成長を続けていける状況になることを望んでいます)と語った。取材・文・撮影:黒豆直樹
2019年01月25日2月23日(土)、神奈川県民ホールを満たすのは、気宇壮大な響きだろうか。それとも内に外に烈しい祈りの情趣か。どちらも舞う。【チケット情報はこちら】ルーティンに陥ることなく、常にアーティスティックな高みを目指す指揮者川瀬賢太郎のタクトに導かれ、好調神奈川フィルハーモニー管弦楽団がヴェルディの傑作『レクイエム』を奏でる。真摯に紡ぐ、と正しく言い換えるべきだろうか。若手、中堅のアーティストが相乗効果を発揮し、ここへきて演奏のクオリティを大いに高めている神奈川フィル。ファンの声援も熱いこのオーケストラが、常任指揮者川瀬賢太郎、練達の歌い手たち、神奈川フィル合唱団と宗教音楽の最高峰に寄り添うのだ。期待しないでどうする。川瀬と神奈川フィルは昨年、生誕100年のバーンスタインに腕を揮った。権代敦彦の『子守歌』とマーラーの交響曲第4番を通じ、オーケストラ芸術の使命、オーケストラの存在価値をあらためて知らしめた。大久保光哉が指揮・指導する神奈川フィル合唱団はモーツァルト、それにベートーヴェンの交響曲第9番を歌った。多彩なキャリアを誇るソプラノ浜田理恵、メゾソプラノ山下牧子、バス妻屋秀和、それに気鋭の若手テノール宮里直樹と、独唱陣も頼もしい。役者は揃った。イタリア・オペラの巨匠ジュゼッペ・ヴェルディ(1813~1901)は、ミラノ・スカラ座での「アイーダ」イタリア初演やパルマでの再演(1872年)を成功させた後、音楽史に燦然と輝くレクイエムを書く。生涯を通じて敬愛しイタリア統一運動にも関わった文豪アレッサンドロ・マンゾーニ(1785~1873)の死がきっかけだった。ヴェルディは、歌劇『ドン・カルロ』のパリ初演(1867年)の直前に上演時間の都合でカットせざるを得なかった調べ、それにロッシーニ追悼の際に手がけた「リベラ・メ」(我を解き放ち給え)を甦らせつつ、創作に勤しむ。オペラ『ドン・カルロ」ゆかりの調べは、このレクイエムの主軸を成す『ディエス・イレ、怒りの日』の最後“涙の日”となった。曲はマンゾーニの一周忌を迎えた1874年5月22日に、ミラノ・スカラ座近くのサン・マルコ教会でヴェルディ自身の指揮により初演され、ほどなくスカラ座にも響く。パリ・オペラ・コミーク座、ウィーン宮廷歌劇場でも賞賛を博す。その間改訂も施された。この上なく劇的な『ディエス・イレ』のモティーフは、もちろん聴きどころだ。オーケストラとコーラスによる、究極のドラマがそこにある。神との「対峙」を川瀬賢太郎と神奈川フィル、声楽陣は、さてどう描くか。イ短調/イ長調の「レクイエム~キリエ」で始まり、ハ短調/ハ長調の『リベラ・メ』まで、オーケストラ、ソロ、コーラスすべてが主役を演じるヴェルディの『レクイエム』。開演が近い。文:奥田佳道
2019年01月25日和太鼓エンターテイメント集団「DRUM TAO(ドラムタオ)」が2018年5月より全国100公演以上を上演してきた『RHYTHM of TRIBE~時空旅行記~』の『FINAL』東京公演が2月6日(水)に開幕する。公演について演出家のフランコドラオ、座長の西亜里沙、メンバーの岸野央明に話を聞いた。【その他の画像はこちら】昨年も紅白歌合戦での演奏から、日仏友好160年を記念してパリで開かれた「ジャポニスム2018」のオープニングアクトまで、幅広く活躍したDRUM TAO。「僕らが影響を受けたのはシルク・ドゥ・ソレイユなんです。サーカスでお客様を笑わせたり泣かせたりするステージを観て、これをドラムでやったら面白いと思った。太鼓で泣く、笑う、感動するということを大テーマにしています」(フランコドラオ)と、さまざまなステージをつくりあげてきた彼らの最新作である本作は、“SAMURAI達の魂の旅”として、過去への遡行、未来への飛躍をテーマにストーリー仕立てで表現。和太鼓を中心にしたパフォーマンス、最新の映像テクノロジーなどを融合させた華々しいパフォーマンスが楽しめる。物語は「現代の若者たちが日本の古き良き文化やわび・さびを見つける旅に出かけるところから始まります」(西)。さまざまな時代を旅するため、歌舞伎をテーマにしたシーンや花魁(おいらん)が登場するシーンなど次々と場面が変わっていくが、「まるで映画が流れるようなつくりにしました」(西)と、曲と曲の繋ぎにもこだわり、ひとつの物語として楽しめるステージになった。そのなかでも映像クリエイティブ集団Zero-Tenによるプロジェクションマッピングは見どころ。特に今回は「今作ほど映像にうるさく言ったことはないです」(フランコドラオ)とこだわったものだが、「一緒にやりだして3年目。ようやくお互いの意志が通じ合った感覚があります」(岸野)と公演を重ねたからこその仕上がりとなっているという。コシノジュンコが手掛けた衣裳も注目だ。「今回の衣裳は甲冑などもあるのですが、“今までのデザインじゃダメ”と、“日本のものなんだけど新しいもの”を作ってくださいました」(フランコドラオ)とコシノジュンコならではのデザインが見られる。長くツアーをまわったことで「お客様の反応を受けて編曲や曲順も変えてきました。どんどんブラッシュアップされて、メンバーの気持ちもひとつになって、お客様との一体感も感じられるショーに仕上がったと思います」(西)、「何度も公演を重ねた中で出来上がった最終形態なので、きっと1番いい仕上がりを披露できます!」(岸野)という本作。初めての方もリピーターの方も期待して足を運んで!公演は2月6日(水)から8日(金)まで東京・Bunkamuraオーチャードホールにて。取材・文:中川實穗
2019年01月24日井上道義が総監督・指揮、森山開次が演出・振付を手掛ける歌劇『ドン・ジョヴァンニ』が富山オーバードホールで1月20日に開幕した。【チケット情報はこちら】スタンディングオベーションの中、初日を終えた井上は「賭けに勝ったよ!“演出を踊りの方がやる”、“日本語でモーツァルトのオペラをやる”という賭けに。本当に、素晴らしい初日だった。舞台はこれからもどんどん伸びていくでしょう。僕も東京で新しいオーケストラで練習して頑張りますし、この初演の緊張感がすべての公演に現れるよう、みんなで頑張っていきます」と笑顔で話した。森山も「このお話をマエストロからいただいたのが、もう1年以上前の話。それからずっと『ドン・ジョヴァンニ』を聴き続け、すっかり『ドン・ジョヴァンニ』オタクになっています。初日は、本当にパワフルで素敵でした。自分も踊り出していってしまいそうになるのをグッとこらえて(笑)あと3公演、頑張っていきます!」とコメントした。全国共同制作プロジェクトモーツァルト歌劇『ドン・ジョヴァンニ』はこの後、1月26日(土)・27日(日)東京芸術劇場、2月3日(日)熊本県立劇場にて行われる。
2019年01月23日モーツァルトのオペラを、ヨーロッパの管楽アンサンブルの演奏に乗せて狂言師たちが演じる狂言風オペラシリーズ。2002年に始まり国内42公演、ドイツ7公演を重ねてきたこのシリーズに、昨年新たに能と文楽が加わり、まったく新しいステージとして誕生したのが『狂言風オペラ“フィガロの結婚”モーツァルト・管楽八重奏版』だ。笑いに加え、日本の伝統芸能とクラシック音楽のエッセンスを融合したこの舞台の再演がこのほど決定。製作発表記者会見が1月11日、大阪市内の大槻能楽堂で行われた。狂言風オペラ「フィガロの結婚」チケット情報昨年に引き続き芸術総監督は観世流能楽師、人間国宝の大槻文蔵が務め、8月に惜しくも亡くなった笛方藤田流の藤田六郎兵衛による脚本・演出を踏襲する。スイスより来日するクラングアート・アンサンブルが序曲や間奏曲などを演奏。伯爵を桐竹勘十郎(人形)、豊竹呂太夫(語り)、鶴澤友之助(三味線)、伯爵夫人を観世流シテ方、赤松禎友(能)、そしてフィガロ、スザンナほかを野村又三郎、茂山茂らの狂言方が演じる。「能の謡(うたい)と文楽の義太夫は、トーンも発声の仕方も違う。大いなるミスマッチと思っていましたが、舞台稽古の二日目に、これはいけると確信を持った。それぞれの役割分担がぴったりと合いました」と豊竹呂太夫。南北朝・室町時代に生まれた能と、泰平の江戸時代に生まれた文楽とでは、求められる“音”が異なる。この奇跡的な融合を実現した昨年の舞台を振り返り、大槻文蔵は次のように語った。「西洋のアンサンブルが、われわれの仲を取り持ってくれたような感じがします。そしてややもすれば水と油になりそうな西洋の楽器と日本の楽器も、こんなにうまく融合するのかというほどうまくいきました。もうひとつの成功のもとは、能面と人形が加わったこと。無機的な能面と人形の作り出す世界に沿って『フィガロの結婚』という物語の有機的な部分が生まれ“いかに真面目にやりながら面白いところが出てくるか”という味わいが、われわれの思った以上に出せたのではないかと思っています。六郎兵衛先生が遺したお仕事をさらに深める形で、面白い舞台を創りたいと思います」公演は、3月16日(土)愛知・豊田市コンサートホール、17日(日)山形・河北町総合交流センターサハトべに花、18日(月)青森・八戸市中央公会堂、20日(水)大阪・大槻能楽堂、21日(木・祝)滋賀・びわ湖ホール中ホール、24日(日)兵庫・あましんアルカイックホール・オクトにて。チケットは発売中。取材・文:金子真由
2019年01月23日韓国で大ヒットした舞台『花の秘密』が1月24日(木)より日本初上演の幕を開ける。宝塚歌劇団を退団後初舞台となる沙央くらまをはじめ、みょんふぁ、原田樹里、そして中島唱子のメインキャスト4名に稽古場で話を聞いた。【チケット情報はこちら】映画『トンマッコルへようこそ』を手掛け、“韓国の三谷幸喜”とも言われるクリエイター、チャン・ジン作による本作は、イタリアの村が舞台のコメディ。平凡な4人の人妻たちを主人公に、夫たちを乗せた車が谷に転落したと聞き、最後の医療チェックを残すのみとなっていた夫の生命保険加入手続きを何とか完了させようと画策する…というストーリー。コメディではあるが、中島は「私自身、50歳を過ぎて“花が枯れていく”のを実感していた中で、共感できる部分が多かった。“もうひと花、咲かせたい!”という思い――それは恋愛でも仕事でも抑圧からの自由でもいいんですが、私と同じ年代の人たちのそんな思いを昇華できるんじゃないか」と登場する女たちへの強い思いを口にする。本作の日本公演を企画し、自ら翻訳も担当したみょんふぁは、日韓両国のアイデンティティを持つ女優として「明るく楽しい作品を共有しつつ、その“向こう”に触れられたら」と企画の意図を明かし、「夫たちは好き勝手して、女たちは表面上は幸せに見えつつ、どこかで吐きそうな孤独や寂しさを抱えている。でも4人で集まっても虚勢を張るところもあったり…そういうギリギリの寂しさはすごくよくわかります」と語る。原田も「経験したことのない主婦という部分は想像しながら演じていますが、でも女同士の関係という意味ではすごくリアルなものを感じます。やっぱり女同士って独特で、同じ仲間でも『この人には言えるけど、この人には…』とかあるんですよ(笑)。そういう感覚は楽しんでもらえると思います」と国境を越えての女たちへの共感を話す。沙央は、劇中であれこれと話し合い、助け合う女たちの姿がそのまま稽古場での4人と重なると言い、宝塚時代とは全く異なるタイプの作品や役へのアプローチに刺激を受けているようだ。「全く違う環境から集まった4人が“私、こう思うんだけど”とセッションしながら作っていくのが楽しいですね。私自身、宝塚での最後の時期は後輩に伝えていく立場でしたが、いまこの関係の中に入ってみると、引っ張っていただけるのがすごく居心地がいいんです。私が演じるモニカも甘えるポジションを確立しつつ、若いジーナ(原田)とやり合ったりというところもあって、彼女を通じて甘え上手な女性を学んでいる気がしています(笑)」『花の秘密』は東京・赤坂RED/THEATERにて1月24日(木)より上演。取材・文:黒豆直樹
2019年01月23日1978年1月にスタート、時代を彩る歌手が多く出演し、最高視聴率は41.9%を記録した音楽番組『ザ・ベストテン』が今年、ライブとして復活。4月から5月にかけて、東京・大阪・愛知の3会場で行われる。【チケット情報はこちら】当時ベストテンに出演したアーティストはもちろん、旬のアーティストもベストテン名物のスポットライトとして登場。ミラーゲートなど当時のセットも再現し、2019年新しいライブショーが誕生する。大阪会場には今年、杉山清貴&オメガトライブで全国ツアー開催中の杉山清貴や、翼の折れたエンジェルで10週連続チャートインを果たした中村あゆみ、伝説の歌手山口百恵を母に持つ三浦祐太朗が出演。愛知会場には『銃爪』で年間ベストテン1位を獲得している世良公則、秋元康作詞の「ドラマティック・レイン」でベストテン入りした稲垣潤一。東京会場は世良公則、中村あゆみのほかに、スポットライトとして昨年の紅白歌合戦で歌唱した中島みゆきの『時代』が大きな話題となった島津亜矢。そして全会場に芸能生活50周年、自身が開催するライブは即完売が相次ぎ、今年明治座で初座長公演に挑む水谷千重子が出演。また、今後追加ゲストの発表も予定されており、各会場バラエティーに飛んだアーティスト達が集まってザ・ベストテンに花を添える。MCを担当するのは芸人界一のエンターテイナー友近と各局の人気アナウンサー達。アーティスト達とのトークも見どころ。一般発売に先駆けて、現在チケットぴあでは最速先行予約を実施中。受付は2月4日(月)午後11時59分まで。■ザ・ベストテンライブ2019【大阪公演】日時:4月5日(金)開場18:15/開演19:00会場:オリックス劇場(大阪府)ゲスト(五十音順):杉山清貴 / 中村あゆみ / 三浦祐太朗 / 水谷千重子ほか司会:友近【愛知公演】日時:5月24日(金)開場18:15/開演19:00会場:愛知県芸術劇場大ホール(愛知県)ゲスト(五十音順):稲垣潤一 / 世良公則 / 水谷千重子ほか司会:友近・石井亮次(CBCアナウンサー)【東京公演】5月26日(日)開場16:15/開演17:00会場:中野サンプラザホール(東京都)ゲスト(五十音順):島津亜矢 / 世良公則 / 中村あゆみ / 水谷千重子ほか司会:友近全席指定:7,800円(税込)2月16日(土)午前10時よりチケットぴあにて一般発売。
2019年01月23日B’zが6月8日(土)鹿児島・鹿児島アリーナより「B’z LIVE-GYM 2019」を開催することが決定した。ツアーは9月10日(火)福岡・マリンメッセ福岡まで、16会場で36公演行われる。先日、「SUMMER SONIC 2019」にヘッドライナーとして出演が決定したB’z。このツアーにも注目が集まる。■B’z LIVE-GYM 20196月8日(土)鹿児島アリーナ(鹿児島県)6月9日(日)鹿児島アリーナ(鹿児島県)6月14日(金)三重県営サンアリーナ(三重県)6月15日(土)三重県営サンアリーナ(三重県)6月19日(水)神戸ワールド記念ホール(兵庫県)6月20日(木)神戸ワールド記念ホール(兵庫県)6月22日(土)神戸ワールド記念ホール(兵庫県)6月23日(日)神戸ワールド記念ホール(兵庫県)6月28日(金)サンドーム福井(福井県)6月29日(土)サンドーム福井(福井県)7月3日(水)大阪城ホール(大阪府)7月5日(金)大阪城ホール(大阪府)7月6日(土)大阪城ホール(大阪府)7月9日(火)横浜アリーナ(神奈川県)7月10日(水)横浜アリーナ(神奈川県)7月16日(火)Zepp Nagoya(愛知県)7月18日(木)Zepp Nagoya(愛知県)7月19日(金)Zepp Nagoya(愛知県)7月26日(金)愛媛県武道館(愛媛県)7月27日(土)愛媛県武道館(愛媛県)7月30日(火)さいたまスーパーアリーナ(埼玉県)7月31日(水)さいたまスーパーアリーナ(埼玉県)8月3日(土)Zepp Fukuoka(福岡県)8月4日(日)Zepp Fukuoka(福岡県)8月8日(木)宮城 セキスイハイムスーパーアリーナ(宮城県)8月10日(土)宮城 セキスイハイムスーパーアリーナ(宮城県)8月11日(日)宮城 セキスイハイムスーパーアリーナ(宮城県)8月24日(土)高崎アリーナ(群馬県)8月25日(日)高崎アリーナ(群馬県)8月30日(金)真駒内セキスイハイムアイスアリーナ(北海道)8月31日(土)真駒内セキスイハイムアイスアリーナ(北海道)9月3日(火)幕張メッセ 幕張イベントホール(千葉県)9月4日(水)幕張メッセ 幕張イベントホール(千葉県)9月7日(土)広島グリーンアリーナ(広島県)9月8日(日)広島グリーンアリーナ(広島県)9月10日(火)マリンメッセ福岡(福岡県)★★以下のリンクより「B’z」をお気に入り登録して、情報をゲット!
2019年01月22日葛飾北斎の約70年にも及ぶ画業の遍歴を、一挙にまとめて紹介する『新・北斎展 HOKUSAI UPDATED』が、3月24日(日)まで、東京・森アーツセンターギャラリーにて開催されている。本展は北斎研究の第一人者である、故・永田生慈氏のコレクションが中心となっており、その展示数は約480件(会期中展示替えあり)にものぼる。【チケット情報はこちら】画号の変化とともに、その作風も大きく変えていった北斎。会場は春朗期(20~35歳ごろ)、宗理期(36~46歳ごろ)、葛飾北斎期(46~50歳ごろ)、戴斗期(51~60歳ごろ)、為一期(61~75歳ごろ)、画狂老人卍期(75~90歳ごろ)の6期に分けられ、若年期から老年期までを順に辿ることが出来る。勝川春章に入門し、勝川春朗の号でデビューした北斎。役者絵や名所絵、黄表紙といった本の挿絵など、さまざまな題材を描くことで絵師としての基礎を築いていく。この春朗期では、全長約9メートルという大作(通期展示、場面替えあり)を本邦初公開。また「鍾馗図」(~1月28日(月)までの展示)は、春朗期の落款のある唯一の肉筆画となる。勝川派から離れ、新たなスタイルを摸索し始めた北斎。その宗理期に初めて手がけたと言われる摺物が、(通期展示、118枚を4期に分けて展示)だ。摺物とはいわゆる私家版で、贅沢な絵の具や刷りが用いられており、さらに本作は保存状態も非常によかったため、当時のままの鮮やかな色彩を楽しむことが出来る。葛飾北斎期で注目は、シンシナティ美術館所蔵の(通期展示)。また戴斗期の「冨嶽三十六景 凱風快晴」(~2月18日(月)までの展示)や「冨嶽三十六景 神奈川沖浪裏」(2月21日(木)~3月24日(日)まで展示、~2月18日(月)までは所蔵先が異なります)、3900ものスケッチからなる『北斎漫画』、さらに為一期では「百物語」を題材にした不気味な怪奇ものなど、これぞ北斎!と言われる名作が続く。そして画狂老人卍期で待ち構えるのが、長らく行方不明になっていたが、永田氏の調査によって、西新井大師總持寺で発見された(通期展示)。北斎最大級の肉筆画にして、作品が放つその圧倒的なパワーと細密な描写は、齢90にして北斎がたどり着いた驚愕の境地と言える。会場では北斎らしい、粋でユーモアの光るオリジナルグッズを多数販売。また同フロアのカフェ・THE SUN 茶寮 featuring 北斎では、赤富士カレー(1566円)や北斎漫画パフェ(1404円)など、作品にちなんだメニューも提供されている。目も口も心も楽しい、北斎尽くしの1日を満喫出来るはずだ。新・北斎×奇想の系譜セット券2,800円も好評発売中!取材・文:野上瑠美子
2019年01月22日2017年に白井晃の演出で上演されたKAAT神奈川芸術劇場プロデュース『春のめざめ』が、2019年4~5月に再び上演される。主人公・メルヒオールを演じる伊藤健太郎に話を聞いた。【チケット情報はこちら】『春のめざめ』は、白井が長年にわたり演出を望んでいたフランク・ヴェデキントの戯曲で、一昨年は志尊淳が主演を務め、連日満席となった話題作。今回は新たに主演を伊藤が、ヒロイン・ヴェントラ役はオーディションにより岡本夏美が、メルヒオールの友人モーリッツ役は初演に続き栗原類が務める。伊藤は今年2月の『続・時をかける少女』以来2作目の舞台出演となるが「舞台のライブ感に惹かれました」と笑顔をみせる。「舞台ってやり直しがきかないし、一挙手一投足が見られている。その緊張感がすごく気持ちよかった。目の前にお客さんがたくさんいて、自分の芝居が伝わって、生の反応がもらえることが楽しかったです」『春のめざめ』については「思春期の感情って時代や社会が違っても同じなんだ、ということはすごく感じました。心と体が離れていく感じとか、追いつかない感じとか…。僕自身も思春期はそうでした」と感想を語る。そんな本作で伊藤が演じるメルヒオールは、ギムナジウム(ドイツの中等教育機関)の優等生。友人の自殺を自分が渡した性知識のメモがきっかけではないかと疑われ、自分が強引に肉体関係を結んだ同級生も亡くなり、自分を責め、死と生のはざまで揺れる。「メルヒオールは考える人で、“身体”は子供だけど“心”が大人に近づいている。そういう思春期のマインドや行動が観ている方をどれだけ揺さぶれるかは重要だと思います。ただそのためには、今思春期の人には(それが日常だから)ドラマチックに感じないくらい同じ心にならないといけないんじゃないかと思うんです。過ぎ去った思春期の心に戻ることは難しいですが、それがやりがいになりそうな役だと感じています」白井とは初タッグ、キャストも全員初共演で、伊藤にとって新たな環境に飛び込む作品。昨年は特にその名前を見ることが増え「チャレンジすることも多かった」と語る。その経験は「自分はこんなこともやれるんだとか、やりたいと思うんだとか、実際にやってみて気付いたことがたくさんあって。毎日楽しいです」と自分の世界が広がっており、本作の稽古が始まるのも楽しみにしているという。Dragon Ashのファンで、音楽が降谷建志の書き下ろしであることに「やった!最高!」とこの日イチの笑顔をみせた伊藤の新たな挑戦となるKAAT神奈川芸術劇場プロデュース『春のめざめ』は、2019年4月に神奈川・KAAT神奈川芸術劇場大スタジオで開幕後、広島、兵庫を巡演。チケットぴあでは、WEB先行抽選を1月28日(月)午前11時まで受付中。取材・文:中川實穗
2019年01月22日ドラマ『下北沢ダイハード』などの脚本で知られる西条みつとしが脚本・演出を務める舞台「HERO」~2019夏~が7月31日(水)より東京・ヒューリックホール東京にて上演される事が決定した。同作は西条が主宰を務める劇団TAIYO MAGIC FILMの旗揚げ公演で2012年に上演された作品を、2019年夏バージョンにリニューリアル。誰かのささやかな一歩が誰かに大きな幸せをもたらすハートフルコメディ。今回主演を務める廣瀬智紀は2012年の旗揚げ公演にも別役で参加しており、「7年を経た進化もお楽しみいただきたいです」と意気込みを寄せている。廣瀬のほか、北原里英、小松準弥、前島亜美、小早川俊輔、飛鳥凛、伊藤裕一、根本正勝、今立進(エレキコミック)が出演する。公演は8月4日(日)まで。
2019年01月22日全身を青く染めた3人のパフォーマーによる最新公演『ブルーマングループ ワールドツアー IN JAPAN』が5~6月に東京、名古屋、大阪で開催される。そのオフィシャルサポーターにブルゾンちえみwith B(ブリリアン:コージ、ダイキ)が就任し、記者発表が行われた。チケット情報はこちら「ブルーマン」は、言葉を使わず、音楽、アート、コメディが融合したパフォーマンスで世界中の人気を集めるパフォーマー3人組。今回は、18か国38都市を巡り世界3500万人を動員したワールドツアーの日本初上陸となり、ブルーマンとしては2007年に専用劇場でロングラン公演を行った『BLUE MAN GROUP IN TOKYO』以来の来日。記者発表では、まずブルゾンちえみが全身ブルーのコーディネート、さらにメイクもブルーで登場。続いてブルーマンのように全身を青く染めたコージとダイキが無言で現れると、ブルゾンは「ブルーマンは喋らないので、そこまでリンクさせてみました!」と紹介した。今回の就任にあたってラスベガス公演を観に行ったという3人。ブルーマン初体験のブルゾンは「いい意味で裏切られました。ブルーマンは“ブルーマン”というジャンルで確立されていましたね」「言語が違っても、音楽やリズムで魂が楽しいと思える。そこは共通しているんだなと感じました」、ダイキも「パフォーマンスでブルーマンは一切喋らないのに、3人のキャラクターがわかるんですよ」「100分間、飽きずに楽しめます!」と熱く感想を語った。なかでもコージは『BLUE MAN GROUP IN TOKYO』で初めてブルーマンを観て、そのパフォーマンスに感銘を受け、芸能界を志したというエピソードを持つ人物。「舞台上で演じることの素晴らしさを教えてくれたのがブルーマンでした」「それまで僕はエンターテインメントに触れたことがなかったのですが、たまたま誘われて観に行ったブルーマンでばか笑いをして。そのときに、自分も人を笑わせたいと思いました」とブリリアンへの最初の一歩を明かした。「お子様から大人までみんなが楽しめます。私たちと一緒に5月まで……待つの!首を長くして……待つの!」(ブルゾン)、「皆さん笑う準備をして待っててください!」(コージ)、「言葉の壁を超越した舞台です。観たら必ず何か得られるものがあります」(ダイキ)という公演は5月1日(水)から6月2日(日)まで東京・EX THEATER ROPPONGI、6月5日(水)から9日(日)まで愛知・愛知県芸術劇場 大ホール、6月12日(水)から16日(日)まで大阪・オリックス劇場にて上演。取材・文:中川實穗
2019年01月22日浜中文一主演、ウォーリー木下演出の舞台「スケリグ」が東京・DDD AOYAMA CROSS THEATERにて上演中だ。【チケット情報はこちら】脚本は、イギリスの作家デイヴィッド・アーモンドの児童書『スケリグ(Skellig)』(1998年/邦題『肩胛骨(けんこうこつ)は翼のなごり』)をディヴィッド自身が戯曲化したもの。本作では翻訳を浦辺千鶴、演出をウォーリー木下が手掛ける。出演は浜中、末澤誠也(関西ジャニーズJr.)、渡辺菜花、奥村佳恵、工藤広夢、金子昇、瀬戸カトリーヌ。古い家に引っ越してきた少年マイケル(末澤)は、崩れかけのガレージで“スケリグ”(浜中)と出会う。埃と虫の死骸まみれの服に捻じ曲がった身体…しかし彼の背中に奇妙なものがあることに気付く。両親が重い病気の赤ちゃんである妹にかかりきりのマイケルは、隣家の少女ミナ(渡辺)と一緒にスケリグを助けようとするが――。児童書ならではともいえる幻想的で温かなストーリー。そこに、役者たちが奏でる音や、美しいプロジェクションマッピング、照明の当たり方で見え方が変わるセット、昔ながらの影絵、そして民族楽器を使った吉田能による生演奏など、ウォーリー木下らしいアナログとハイテクが融合した演出で観客をやさしく引き込んでいく。スケリグを演じる浜中は、何者なのか…例えば老いているのか若いのかすらわからない、そんな不思議な存在を好演。マイケルやミナと出会ってからの変化が鮮やかな印象を残す。また、開幕前の囲み取材で「しっかりお芝居するのが初めて」と話した末澤と、ミュージカル作品で活躍し「ストレートプレイは初めて」という渡辺によるマイケルとミナも、のびのびとした芝居で観客を結末まで連れていく。奥村、工藤、金子、瀬戸は実にさまざまな役を演じるほか、役でないときの佇まいも温かだ。ウォーリーが「チームワークが大事な芝居」と話した通り、末澤以外は次々と違う役を演じ、それ以外にもさまざまな音を鳴らしたり、声を揃えて台詞を言ったり、アフレコのように話したり、動物を動かしたり、7人の役者がほぼ出ずっぱりでその瞬間、瞬間をつくりあげていく。ファンタジーでありながら、“今ここで物語が生まれている”リアルさも堪能できる作品。ぜひ劇場で体感してほしい。東京公演は2月11日(月・祝)まで上演中。その後、2月14日(木)に大阪・松下IMPホール、2月16日(土)に愛知・一宮市尾西市民会館、2月19日(火)に石川・北國新聞赤羽ホール、2月23(土)・24日(日)に兵庫のルナ・ホール 大ホールにて巡演。取材・文:中川實穗
2019年01月21日劇団四季の最新ミュージカル『パリのアメリカ人』が1月20日、東京・東急シアターオーブで開幕した。チケット情報はこちらジーン・ケリーが主演し1952年にアカデミー賞を受賞したミュージカル映画『巴里のアメリカ人』が原作。バレエ版も良く知られるところだが、今回劇団四季が上演するのは、映画の内容をさらにふくらませた物語と、イマジネーションをかきたてるダンスによって2014年にパリで舞台化されたバージョン。翌2015年にはブロードウェイにも進出し、同年のトニー賞4部門を獲得した作品だ。物語は第二次世界大戦直後のパリを舞台に、ひとりの女性に恋をした3人の男たちの愛と友情と夢を描いていくもの。バレエをはじめとするダンスが大きなウェイトを占める作品で、恋の喜びなど、若者たちのフレッシュな感情が、時にセリフや歌以上に雄弁に、伸びやかなダンスで表現される。洗練された舞台美術も素晴らしく(『アラジン』『メリー・ポピンズ』等も手掛けたボブ・クローリーが担当)、どの瞬間を切り取っても、アート作品のようにスタイリッシュ。音楽は映画同様、“アメリカ音楽の魂”と称されるガーシュウィン兄弟によるもので、「アイ・ガット・リズム」「ス・ワンダフル」など耳馴染みのよいナンバーが次々と登場する。ダンス、音楽、美術、すべてが洗練され、かつ見事に融合したミュージカルだ。日本で上演されるミュージカルは比較的、ダンスより歌が重要なタイプが多い中、ここまで見応えのあるダンス・ミュージカルを上演できるのは、やはり地力のある劇団四季だからこそだろう。キャスト陣はメインキャストのみならずアンサンブルキャストに至るまで皆、丁寧でハイレベルなダンスで魅せている。初日前日の公開舞台稽古で主人公のジェリーを演じた酒井大は「これまでバレエダンサーとしてバレエ作品に出演してきましたが、今回この舞台に挑戦する機会をいただき、大変光栄です。クリストファー・ウィールドンさんが手掛ける振付は、これまで経験したことがないほど斬新であり、非常に難しいもの。この美しいダンスを通してジェリーという役、そしてこの作品の魅力を余すことなくお客さまにお届けできるよう、精一杯演じたい」とコメントを発表した。公演は同劇場にて、3月8日(金)まで上演。その後3月19日(火)からKAAT 神奈川芸術劇場 ホールでも上演される。
2019年01月21日ライブイベント「AFTER HOURS TOKYO’19」が5月12日(日)に東京・TSUTAYA O-EAST、duo MUSIC EXCHANGE、TSUTAYA O-Crestで開催される事が決定した。【その他の画像はこちら】同イベントはMONO、envy、downyが中心となって2016年に初開催。昨年は上海、台湾で開催された。今回発表された第1弾出演者はMONO、envy、downyに加え、Explosions In The Sky、toe、Boris、Killie、PALM、bacho、heaven in her arms、Aiming For Enrike、Svalbard、The Redneck Manifestoの13組。今後も出演者は追加される。チケットの一般発売に先駆けて、現在オフィシャル先行を実施中。受付は1月27日(日)午後11時59分まで。■「AFTER HOURS TOKYO’19」日時:5月12日(日)開場12:00 / 開演13:00会場:TSUTAYA O-EAST / duo MUSIC EXCHANGE / TSUTAYA O-Crest(東京都)【出演】EXPLOSIONS IN THE SKY(US) / MONO / envy / downy / toe / Boris / killie / PALM / bacho / heaven in her arms / AIMING FOR ENRIKE(Norway) / SVALBARD(UK) / THE REDNECK MANIFESTO(Ireland)and more料金:オールスタンディング 9500円 ※ドリンク代別途必要
2019年01月21日タイトルを聞いただけで、宇宙空間を駆ける鉄道、長い金髪を持つ謎の美女メーテル……といった印象的な絵が脳裏に浮かぶ人も多いだろう。テレビアニメ、劇場版アニメをはじめ様々なメディア展開で今なお愛され続けている『銀河鉄道999』が、原作者・松本零士監修のもと舞台化されたのは昨年の春のこと。そして今年、その後を描く新作舞台『「銀河鉄道999」さよならメーテル~僕の永遠』が早くも登場する。前作に続き主人公・星野鉄郎を演じる中川晃教に話を訊いた。チケット情報はコチラ2年連続の舞台化に、中川も特別な思いを抱いているよう。「前回は『999』という“ソフト”をどう舞台に乗せるのがいいのだろうと、チャレンジをさせて頂く形でスタートしました。それを観て(もともとのアニメを製作した)東映さんも手応えを感じてくださったようで、次回はもっとオリジナルの要素を加えて、決定的な鉄郎の物語を作ってくださいと僕らに託してくれた。舞台としての『999』はある意味、ここからがスタート。鉄郎の旅が終わらないように、僕らの旅も続いている。その旅には、ワクワクドキドキするものがたくさん詰まっているんです」。そう、キラキラした目で語る。ストーリーとしては劇場版アニメを下敷きに、「最後の敵との戦い、メーテルとの別れを軸に」描かれるとすでに発表されている。前作では登場しなかったプロメシューム(メーテルの母)を浅野温子が演じることからも、女同士のドラマも見どころのひとつになりそう。ただ、中川は「そこが軸になると“外伝”になってしまいますから。あくまでも鉄郎の物語であるように、僕はしっかり存在していたい」と気を引き締める。そしてその肝になるのは“歌”だ。「この作品は、感動が説明ではなく、シンプルに観ている方の心に伝わるものになれば成功だと思うんです。じゃあ鉄郎の持つ感動力って何だろう? と考えたときに、音楽劇ですし、やはり“歌”というところがひとつのカタルシスになると思った。実際、新作はナンバーもかなり多くなっています」。今回はスタッフも一新、脚本に蜷川幸雄門下で経験を積んだ石丸さち子、演出に東宝演劇部所属の落石明憲が加わる。「『999』という作品が持つ哲学的な本質、そこにミュージカルという要素が加わった時に、ほかの何にも似ていない、2.5次元風でもなくミュージカル風でもない、『999』の世界が劇場いっぱいに広がっていくのではという期待を抱いています。硬派なバックボーンを持つ石丸さん、落石さんと一緒ならそこを目指せるんじゃないかな。僕も楽しみにしています」公演は4月20日(土)から29日(月・祝)にかけ、東京・明治座で行われる。その後大阪公演もあり。チケットぴあではWEB先着先行「プリセール」を1月24日(木)23:59まで受付中。
2019年01月21日2月9日(土)大阪・ROCKTOWNにて『PIA IDOL FESTA #9』が開催決定。1部には、ShineFineMovement、です。ラビッツ、feelNEO/まぜるなきけん、ひめキュンフルーツ缶、NEO BREAK、KissBeeWESTの7組が出演する。『PIA IDOL FESTA #9』チケット情報東京からは「ShineFineMovement」、「です。ラビッツ」の2組が参戦。「ShineFineMovement」は“光・元気・勢い”をイメージした日本コロムビア所属のアイドルグループ。昨年12月にはTSUTAYA O-WESTで3rdワンマンライブを開催。同月にリリースした3rdシングル『リフレクト』はオリコンウィークリーランキング10位を獲得。2013年11月、メンバーえみ・ゆず・かりん・部長の4人で結成した超個性派集団「です。ラビッツ」。以来一度もメンバー変更もなく5周年を迎えたラウドロックアイドル。2019年はでDESURABBITS「兎革命!」を掲げ、さらなる飛躍を目指す!2月6日(水)にニューシングル『卒業少女―未来絵―』を先行配信リリース。中四国エリアからは3組参戦。岡山の親子情報誌HUGHUGの専属モデルから誕生した姉妹グループ「feelNEO」「まぜるなきけん」。それぞれ『TOKYO IDOL FESTIVAL 2017』『TOKYO IDOL FESTIVAL 2018』の全国予選中四国代表に選ばれ、昨年11月には岡山市民会館大ホールでワンマンライブを開催した岡山最強集団!今回は2組合同で参戦する。「ひめキュンフルーツ缶」は8人組の愛媛ご当地アイドルグループ。2010年に結成、2013年メジャーデビューを果たす。2017年よりメンバーを一新し、活動。怒髪天など著名アーティストから楽曲提供を受ける、四国エリアの雄。もちろん関西からも参戦。6人組アクロバティックユニット「NEO BREAK」。リリースイベントを開催すればCDは軒並み完売。ハイクオリティなダンス、歌、アクロバットを駆使したパフォーマンスは必見!「KissBeeWEST」は『SUMMER SONIC 2017』に出演。なんばHatchでワンマンライブを開催など、その実力はお墨付き。先日発売した新曲『REMIND』はオリコンチャートデイリー2位を獲得。こちらは1部のみの参戦となる。2部のみ参戦となるのが音楽誌「GOOD ROCKS!」を発行するROCKS ENTERTAINMENTがプロデュースするアイドルグループ「the mishmash」。12月にはBIGCATでワンマンライブを開催する。さらにもうひと組、2部のみ参戦するのが、「神使轟く、激情の如く。」通称:神激。ワンマンライブはソールドアウトを重ねる、アイドル業界に革命をもたらすため舞い降りた、神に使わされし楽曲派ミクスチャーロックアイドル。バラエティ番組や各種グラビアに数多く出演し、業界を震撼させ続ける彼女たちは見逃せない。オープニングアクトにはソロアイドルとして活動する「mob.(モブ)」の出演!
2019年01月18日1月17日、新国立劇場(東京・初台)の2019/2020シーズン・ラインアップが発表になり、オペラ、舞踊、演劇の3部門併せての説明会見が開かれた。オペラ部門は、芸術監督・大野和士の2年目。全10演目のうち新制作が4つ。その中身は、『ロシア・オペラ』『ベルカント・オペラ』『バロック・オペラ』『国際的な共同制作』。レパートリーの拡充と、世界の劇場への発信の道すじを探る大野の、熱心な取り組みが着実に形になる。4演目は次のとおり。10月、シーズン開幕のチャイコフスキー『エウゲニ・オネーギン』。演出は、斬新な手法で知られるモスクワ・ヘリコン・オペラ総支配人ドミトリー・ベルトマン。主役のふたり、タチヤーナ役のエフゲニア・ムラーヴェワ(ソプラノ)とオネーギン役のワシリー・ラデューク(バリトン)は新国立劇場初登場だ。「舞台には4本の柱。これは現代の演劇人に多大な影響を与えたコンスタンチン・スタニスラフスキーが『エウゲニ・オネーギン』の演出を手がけたオネーギン劇場を模したもの。それぞれに登場人物の象徴性が与えられる。斬新な演出と初登場のフレッシュな顔ぶれの歌手陣とで、ロシア・オペラを堪能いただけると思う」(大野=以下発言はすべて)11月にはベルカント・オペラ、ドニゼッティ『ドン・パスクワーレ』。「ノリーナ役に世界的スター、ダニエル・ドゥ・ニース(ソプラノ)。美しく品のいい歌手。そしてあたたかい人間性。稽古場から客席まで、彼女がいるだけで雰囲気が一変するような稀有な才能の持ち主」演出はステファノ・ヴィツィオーリ。ミラノ・スカラ座で手がけたこの《ドン・パスクワーレ》は彼の代表作のひとつだ。2020年4月はヘンデル『ジュリオ・チェーザレ』。バロック・オペラの本格上演は、芸術監督就任時からの大野の公約だ。今後、2シーズンに1演目ずつ上演する。「世界的バロック指揮者リナルド・アレッサンドリーニの招聘に成功した。チェーザレ役には、若い、美声のアイタージュ・シュカリザーダ(メゾ・ソプラノ)。クレオパトラにミア・パーション(ソプラノ)、そしてトロメーオにわが藤木大地さん(カウンターテナー)。この3つの役が重要なので、こだわって配役した。ロラン・ペリー演出の豪華な舞台は、劇場初のバロック・オペラにふさわしい、祝祭的な意味を持つ」そして既発表の、シーズン最後、6月のワーグナー《ニュルンベルクのマイスタージンガー》。『オペラ夏の祭典2019-20 Japan⇔Tokyo⇔World』と名付けた、新国立劇場、東京文化会館、ザルツブルク・イースター音楽祭、ザクセン州立歌劇場による国際的な共同制作プロジェクトだ。またこの日、2020年8月の特別企画、「子供オペラ」新制作上演が発表された。オペラ、舞踊、演劇、3部門のコラボは劇場初。AIロボットも出演するという、「新しいオペラのあり方、未来のオペラ展望」(大野)に注目が集まるのは間違いない。取材・文:宮本明
2019年01月18日8月16日(金)・17日(土)・18日(日)に千葉・ZOZOマリンスタジアム&幕張メッセと大阪・舞洲SONIC PARK(舞洲スポーツアイランド)で同時開催される「SUMMER SONIC 2019」。同フェスの第3弾ヘッドライナーが発表された。出演が決定したのはザ・チェインスモーカーズ。これでレッド・ホット・チリ・ペッパーズ、B’zとあわせて3組のヘッドライナーが決まった。■SUMMER SONIC 2019日程:8月16日(金)・17日(土)・18日(日)会場:ZOZOマリンスタジアム&幕張メッセ(千葉県)舞洲SONIC PARK(舞洲スポーツアイランド)(大阪府)★以下のリンクより「SUMMER SONIC」をお気に入り登録して、チケット情報をGETしよう!
2019年01月18日『STARS ON ICE JAPAN TOUR 2019』大阪公演が、3月29日(金)・30日(土)・31日(日)の3日間、東和薬品RACTABドームにて開催される。『STARS ON ICE JAPAN TOUR 2019』チケット情報歴代冬季オリンピックや世界選手権のメダリストが揃う本公演に、宇野昌磨、宮原知子、坂本花織、三原舞依、紀平梨花の出演が決定!ジュニアからも島田高志郎が出演する。海外からはオリンピックメダリストたちが多数出演、パトリック・チャン、ハビエル・フェルナンデス、メーガン・デュハメル&エリック・ラドフォード、マイア・シブタニ&アレックス・シブタニの出演が決定。その他、世界で競い合う国内外のメダリストたちの出演が予定されている。日本で開催される世界選手権の翌週に開催される『スターズ・オン・アイス』が、世界選手権メダリストとしての凱旋公演になるか期待が高まるところだ。1月23日(水)11:00までチケットの先行抽選受付実施中!【出演予定スケーター】宇野昌磨(2018 平昌オリンピック 銀メダリスト)パトリック・チャン(2014 ソチオリンピック 銀メダリスト)ハビエル・フェルナンデス(2018 平昌オリンピック 銅メダリスト)島田高志郎(2018 ジュニアグランプリファイナル 銅メダリスト)宮原知子(2015 世界選手権 銀メダリスト)坂本花織(2018 四大陸選手権 金メダリスト)三原舞依(2017 四大陸選手権 金メダリスト)紀平梨花(2018 グランプリファイナル 金メダリスト)メーガン・デュハメル&エリック・ラドフォード(2018 平昌オリンピック 銅メダリスト)マイア・シブタニ&アレックス・シブタニ(2018 平昌オリンピック 銅メダリスト)ほか、世界で競い合う国内外のメダリストたちが多数出演予定!※出演者は都合により変更になる場合がございます。あらかじめご了承ください。
2019年01月18日今を生きる女性なら、いや、女性に限らず生きづらさを感じているなら、心に刺さるに違いない舞台が再演される。脚本は、この『母と惑星について、および自転する女たちの記録』で第20回鶴屋南北戯曲賞を受賞した蓬莱竜太。母と三姉妹の物語に込めた思いを聞いた。【チケット情報はこちら】物語の芽となったのは、脳裏に浮かんだ「三姉妹が異国で放浪している絵」だったそうだ。「じゃあ、なぜ彼女たちはさまよっているのか。きっと母親の遺骨を撒く場所を探すためで、だとするなら、大好きだった母ではなく、大嫌いな母なのではないか。そのほうが面白いと思ったんです」と蓬莱は言う。そうして生まれたのが、父親を知らず、母親らしい愛情を受けることなく育った三姉妹とその母の物語だ。毒母たる母親のもとで育った三姉妹には、“母”というものへの無意識の恐れがあり、女性としての人生に様々な迷いを抱いている。2016年の初演の舞台には、その切実さが生々しく、けれど美しく浮かび上がった。「栗山(民也)さんの演出によって、瞬間瞬間が美しく切り取られ、この戯曲をよりすばらしい世界へ押し上げてくれたなと思います」。再演では、三女に芳根京子、母にキムラ緑子の新キャストを迎え、次女の鈴木杏、長女の田畑智子が引き続き出演。「キャストが変わればまったく違う芝居になる」と蓬莱も期待する。それにしても、蓬莱はなぜ母と娘を書いたのか。「今の日本では、女性はいろんなものと戦っていて、戦わなきゃいけない量が男性より多い気がするんです。どう生きることが幸せなのかと、ファッションから結婚や出産まで、あらゆることが常に世の中から定義づけられていて。なかでも、子どもを産んで母になるということについては、産まないという選択を含め、女性が抱える大きなテーマだなというふうに感じるんですね。だから、今この日本で戦っている女性をそのまま舞台に乗せたいと思ったんです。タフさとユーモアを忘れずに戦っている女性たちへのリスペクトを込めて」もちろん、女性たちの苦しみを描いたからといって世の中がすぐに変わるわけではない。しかし、蓬莱は言う。「舞台上の彼女たちが前へ進もうとしている姿を体感して感動するだけで、きっと力になるんじゃないかなと思うんです。フィクションというのは作家が祈りを込められることが強み。そこにどんな祈りを込めるのか、そこにこそ僕が書く意味があると思っています」3月5日(火)に東京・紀伊國屋ホールで開幕したあと、高知、北九州、京都、豊橋、長崎と各地をめぐる。東京、高知、長崎公演はチケット発売中。北九州、豊橋公演は1月19日(土)午前10時、京都公演は1月27日(日)午前10時より一般発売開始。取材・文:大内弓子
2019年01月18日野外フェス「SLOW DAYS」が4月14日(日)大阪・服部緑地野外音楽堂で開催される事が決定した。【チケット情報はこちら】過去2回は埼玉・所沢航空公園で開催された同フェス。初の大阪開催となる今回は、UA、シャムキャッツ、D.A.N.、CHAI、中村佳穂BAND、YOUR SONG IS GOOD、Yogee New Wavesの7組が出演するチケットの一般発売に先駆けて、現在オフィシャル先行を実施中。受付は1月27日(日)午後11時59分まで。■SLOW DAYS4月14日(日) 開場 11:00 / 開演 11:30 / 終演 18:30出演者: UA / シャムキャッツ / D.A.N. / CHAI / 中村佳穂BAND / YOUR SONG IS GOOD / Yogee New Waves料金:全自由 4,500円(D代 500円別/税込)※小学生以下無料(保護者1名につきお子様1名まで)
2019年01月17日リーダーMIKEYのキテレツメンタルワールドを表現するアーティスト集団・東京ゲゲゲイが歌とダンスを送る「東京ゲゲゲイ歌劇団」公演の第3弾『黒猫ホテル』。1月の本番を前に、稽古場へ潜入した。【チケット情報はこちら】先ごろ、日中平和友好条約締結40周年記念事業として、上海と北京で『黒猫ホテル』を上演した東京ゲゲゲイ。生演奏となる日本公演とは違って録音での公演だった代わりに、中国人ダンサーのAlgger、Derek、Ocean、そして日本人ダンサーのTUKIの、計4名が加わる特別版で、中国の観客から喝采を浴びた。この日は中国公演の稽古を兼ねて、TUKIが自身のソロパートと、演出席から全体を見るMIKEYの代役を踊った。Introの音楽と共に、厚底ブーツを履き、白いレースのエプロンに黒いロング丈のワンピースというウェイトレス風の出で立ちのBOW、MARIE、MIKUが登場。肩を激しく振り、身をくねらせ、見えない何かをノックし……。かと思えば『黒猫ホテル』ではTUKIが、猫が顔を洗うような仕草をしたり、顎に手を当ててしどけないポーズを取ったり。ゲゲゲイ独特の挑発的でセクシーな動きに引き込まれる。MIKEYによれば、「私にとって振付に重要なのは音楽とのシンクロ性。そして、歌詞をどう表現するか」。鏡を見ながら作る振付家が多い中、MIKEYは鏡は一切見ず、目を閉じて、頭の中で作っていくという。やがて、ゲゲゲイメンバー達が着ていた衣裳を脱ぎ捨てて、『Egoist』のナンバーへ。日常のあらゆる場面で曲を着想するというMIKEYだが、この曲は「個人的にすごく悲しい事があって、誰にも会いたくなかった時、心配したお友達が高級ステーキを買ってきてくれて。『食べられない』とは言えなくて頑張って食べたんですけど、これ、友達のエゴなんじゃないかと思った」のがきっかけでできたのだとか。ゲゲゲイメンバーが赤いピンヒールを履いて現れる。曲は『ブスの遠吠え』だ。銀のポールを、ある時はマイクスタンドのように、あるいは竹刀のように使うなど、ちょっぴりハードなテイスト。かと思えば『さみしい×1000』では、TUKIがマイクに手を絡ませたり、顔を手で撫でたりと、エロティックな雰囲気を漂わせる……。本作の世界観をMIKEYはこう語る。「最初にタイトルができて、そこからは後づけですが、猫って色々なところにいて、陰からこっちを見ていたりしますよね。このアルバムは、曲によって色々な人の事情を描いているので、猫がホテルの幾つもの部屋を行ったり来たりしてそれぞれのドラマを見ている、というイメージにしました」様々な人間模様や恋情、満たされない思いなどを綴っていく『黒猫ホテル』。万華鏡のようなその世界に溺れてみてはいかがだろうか?公演は1月19日(土)東京・大田区民ホール・アプリコ大ホールを皮切りに全国で上演。取材・文:高橋彩子
2019年01月17日8月16日(金)・17日(土)・18日(日)に千葉・ZOZOマリンスタジアム&幕張メッセと大阪・舞洲SONIC PARK(舞洲スポーツアイランド)で同時開催される「SUMMER SONIC 2019」。同フェスの第2弾ヘッドライナーが発表された。出演が決定したのはB’z。日本のアーティストが「SUMMER SONIC」のヘッドライナーを務めるのはこれが初めて。残る1組のヘッドライナーについては明日発表される。■SUMMER SONIC 2019日程:8月16日(金)・17日(土)・18日(日)会場:ZOZOマリンスタジアム&幕張メッセ(千葉県)舞洲SONIC PARK(舞洲スポーツアイランド)(大阪府)★以下のリンクより「SUMMER SONIC」をお気に入り登録して、チケット情報をGETしよう!
2019年01月17日手塚治虫の生誕90周年を記念した舞台『悪魔と天使』が2019年1月19日からKAAT神奈川芸術劇場〈ホール〉ほかで開幕する。開幕まで2週間を切ったある日、都内で行われている稽古を取材した。本作は、手塚治虫の幻の作品と呼ばれる『ダスト8』を原作にした、初の舞台作品。物語は、平成から元号が変わる時、豪華列車トワイライトエキスプレス号の大事故という惨事から生き延びた生還者の人生が中心に描かれる。彼らは事故を起こす直前に「生命(いのち)の山」に接触し、その破片である「生命の石」の力で再び生命を得ることができた。人間たちが死と向き合った時、どう生きるかの葛藤やどう対処するのかを問う形で展開していく舞台だ。この日は、2幕の3つのシーンを計3時間にわたって見学した。モトイキ シゲキの演出のもと、立ち位置やセリフの言い回しなどを丁寧に何度も同じシーンを繰り返す。海江田沙月役の観月ありさ、九條小百合役の高島礼子、柏木守役の野村宏伸による緊迫したシーンは、それぞれの思いをぐっと抑えた大人な芝居。視線ひとつで空気をつくることができるのはさすがだった。渋井新役の佐藤B作と、大前田十蔵役のぼんちおさむのシーンは、アドリブが飛び交う。楽しみながら稽古をしている様子がよく伝わり、笑いが絶えない現場だった。岬慎吾役の白石隼也と吉沢エリ子役の黒川智花が出演するシーンでは、白石が積極的にセリフの言い回しなどについて自身の意見を述べている姿が印象的だった。何しろ初の舞台化作品だ。脚本も芝居もまだまだこれから進化を遂げていくはず。どんな全体像になるのか、楽しみだ。出演は観月ありさ、白石隼也、野村宏伸、黒川、鍵本輝(Lead)、矢部昌暉(DISH//)、向山毅(SOLIDEMO)、木全寛幸(SOLIDEMO)、中島早貴、黒田こらん、ぼんちおさむ、松澤一之、佐藤B作、高島礼子ほか。1月19日(土)~2月3日(日)神奈川・KAAT神奈川芸術劇場〈ホール〉、2月9日(土)・10日(日)大阪・梅田芸術劇場メインホール、3月1日(金)~3日(日)愛知・御園座にて上演する。なお、声の出演を予定していた女優の市原悦子が1月12日に亡くなった。代役は、本作品で“小坂徳子”役の黒田こらんが務める(2役)。取材・文・写真:五月女菜穂
2019年01月17日