チケットぴあがお届けする新着記事一覧 (166/342)
2017年2月11日(土)・12日(日)に北海道・Zepp Sapporoで行われる第68回さっぽろ雪まつり 9th K-POP FESTIVAL2017。同公演にRed Velvet、NCT127の出演が決定した。【チケット情報はこちら】今回で9回目の開催となる同公演。毎年、さっぽろ雪まつりの協賛行事として、開催期間中に行われている。初日の2月11日(土)は「9th K-POP FESTIVAL2017」と題し、今回発表されたRed Velvetのほか、アジアNo.1野獣アイドル2PMボーカルJUNHO(From 2PM)、OH MY GIRL、IMFACTが出演。12日(日)「最強新人祭りK-POP FESTIVAL2017」は、今回発表されたNCT127をメインゲストに迎え、人気急上昇中ボーイズグループUP10TION、2日間出演となるOH MY GIRL、IMFACTは、前日とは違うステージを披露する。チケットの一般発売は1月21日(土)午前10時より。■第68回さっぽろ雪まつり 9th K-POP FESTIVAL20172017年2月11日(土)「9th K-POP FESTIVAL2017」Zepp Sapporo(北海道)【1】開場 12:30 / 開演 13:30 【2】開場17:30 / 開演18:30出演:JUNHO(From 2PM) / Red Velvet / OH MY GIRL / IMFACT2017年2月12日(日)「最強新人祭りK-POP FESTIVAL2017」Zepp Sapporo(北海道)【1】開場12:30 / 開演13:30 【2】開場17:30 / 開演18:30出演:NCT127 / UP10TION / OH MY GIRL / IMFACT料金:7,800円※入場時ドリンク代別途必要
2016年12月07日出自もタイプも違うものの、俳優として同じ方向を向く魅力的なふたりの初共演が、遂に実現する。しかもそれぞれが強い想いを持つNODA・MAPで。野田秀樹が公私共に深い親交を結んだ親友・十八代目中村勘三郎丈へのオマージュとして歌舞伎を題材にする新作『足跡姫~時代錯誤(ときあやまって)冬(ふゆの)幽霊(ゆうれい)~』で、待望のタッグを組む妻夫木聡と古田新太に話を聞いた。NODA・MAP第21回公演『足跡姫』~時代錯誤冬幽霊~ チケット情報妻夫木「野田さんが書く物語を全部理解することは僕には不可能なんですけど、圧倒的な説得力があるじゃないですか。舞台でしかできないことを次々と見せてくれて、気が付くと大きな渦に巻き込まれている。古田さんが出演されていた『ザ・キャラクター』(2010年)なんて、ほんと興奮して、お茶くみでもいいから参加したかったって思いましたもん(笑)」古田「夢の遊眠社時代と比べると、最近の野田さんの作品はテーマがわかりやすくなっていると思う。それでも一筋縄では行かないけどね。オイラは問題提起がはっきりし過ぎた作品は、やっても観ても“恥ずっ!”となるから(笑)、笑いで混ぜ返して、ちょっとわかりにくくしたいんだよね。ブッキーやミリエ(宮沢りえ)みたいに直接テーマを背負う人は、そこを邁進しなきゃいけないだろうけど」妻夫木「いや、僕も背負い過ぎないようにしているかもしれません。特に前回の『エッグ』は、背景に第二次大戦や731部隊があったので、そこを意識すると知らず知らずのうちにテーマを匂わせてしまう。でも古田さんがおっしゃったように、そういうのはないほうがいいんですよね。だってそれは、ストーリーを全部知っている役者の気持ちであって、その日に初めて観るお客さんにはまったく関係ない。初演、再演(2012年、2015年)とやらせていただいて、再演の時はいい意味で何も考えずに臨めました」古田「そうだね。せっかく野田さんのレトリックで、すぐにはわからない内容になっていても、役者のテンションとかで背景が見えてしまうのは楽しくない。複雑な話を複雑なまま見せるためには、俳優は刹那刹那を、お客さんに喜んでもらう方向に行ったほうがいいと思うんだ」話題に上った宮沢りえ、歌舞伎界から中村扇雀ら、華やかさと実力、緊張感と遊び心を兼ね備えた他の出演者も楽しみだ。古田「ブッキーとミリエに突っ走っていただければ、あとはどうとでもなるのが今回のメンバーなんで。……あ、ひとり、野田秀樹さんという役者がなー。あの人、後先考えずに無茶するところがあるから、そこは注意しつつ、頑張ってもらいましょう(笑)」とんでもなく長い時間と大きな空間を生身の俳優が立ち上げるこの作品に、ひとりでも多くの人が手を伸ばしてほしい。公演は1月18日(水)から3月12日(日)まで東京芸術劇場 プレイハウスにて。チケットの一般発売は12月10日(土)午前10時より。取材・文:徳永京子
2016年12月06日2017年2月6日(月)東京・渋谷のCBGKシブゲキ!!にて、『実験落語neo~シブヤ炎上するかも~』の上演が決定した。かつて、渋谷ジァンジァンで毎月開催されていた、三遊亭円丈主催の新作落語の会『実験落語』が、2016年6月に同じ渋谷の地、CBGKシブゲキ!!で復活を果たし、今回第4弾を迎える。復活後のタイトルは『実験落語neo』サブタイトルは必ず「シブヤ炎上」と入っており、その名通り、これまでの3回も見事な炎上ぶりだった。6月開催の第一回には、林家しん平、ダンカン、清水宏、神田松之丞。8月開催の第二回には、柳家小ゑん、柳家喬太郎、立川吉笑、桂三度。10月開催の第三回には、川柳川柳、夢月亭清麿、立川談笑、石田明(NON STYLE)、と、異種格闘技戦のようなメンバーが円丈の元に集い、会場を沸かせた。年を明けての第4回も豪華だ。円丈に加え、かつて実験落語メンバーであった立川左談次、先日の襲名披露公演も大盛況で、古典落語の名手であり新作落語はほとんどやらない橘家文蔵、独特の空気で客席を笑いの渦に巻き込む新作落語の担い手・春風亭百栄、そして、俳優・ナレーター・折り紙作家など多彩な顔を持つ松尾貴史の出演が決定。実験的な顔合わせ、今回も炎上まったなしだ!公演は2017年2月6日(月)東京・渋谷のCBGKシブゲキ!!にて。チケットは2017年1月7日(土)午前10時より発売。
2016年12月06日ジャニーズ事務所の佐野瑞樹と、*pnish*のリーダー佐野大樹による兄弟演劇ユニット「WBB」の第11回目の本公演『スペーストラベロイド』が、12月3日に開幕した。兄弟が交互に企画を担当するWBB。今回は兄・瑞樹が企画するSide-W。毎回、上質なワンシチュエーションコメディを上演するSide-Wの今作は「WBB版新喜劇」と銘打ち、キャストにパンチ浜崎(ザ・パンチ)、児玉智洋(サルゴリラ)と芸人も参加。笑いに特化した作品となった。WBB vol.11『スペーストラベロイド』チケット情報物語の舞台は宇宙船。宇宙旅行の最後のモニタリング飛行を行う船内には、船長候補の玉地(瑞樹)と、火野(大樹)・八木沼(尾関陸)・土田(児玉)が乗組員として働き、総責任者の松金(細見大輔)が採点を行っている。玉地は船長になるために必死だが、土田は自由奔放に動き、開発部から異動してきた火野は機嫌が悪い。さらに八木沼はアンドロイドロボ・メイサ(パンチ)の外見を勝手に改造したと言う。そして乗客は、一般公募で当選した新婚夫婦(大久保聡美、川上将大)と、テレビ取材にやってきたディレクター(畠山遼)&カメラマン(篠田諒)。しかし、新婚夫婦が喧嘩になり撮影はうまく進まない。玉地がどうにか挽回しようと奮闘する中、ある事実が原因で勘違いが勘違いを呼び……。その場しのぎの嘘を発端にさまざまな混乱が起こるベーシックなコメディ。ゲネプロ後に瑞樹が「今回はエネルギー全開、汗かきまくり、全員ホームラン狙い。みんなフルスイングするぞっていうところがテーマになっています。だからみんなの必死さ加減、声の張り方ひとつからすごくパワフルに仕上がってる」と語ったように、キャスト達はフルスロットルでぶつかり合い、次々と笑いを生み出す。さらに今作ではアドリブコーナーもあるなど、これまでのSide-Wとひと味違う仕上がりに。瑞樹は「お客さんがどんな反応をするのかもやってみなきゃわからないので、非常にワクワクドキドキ、期待と不安の気持ちがいつもより強いです!」と開幕を心待ちにしていた。大樹が「キャストはいろんなジャンルから集まっていますが、すごくチーム感がある」と話す10人の息はピッタリ。それに加え、「自分で言うのもなんですが…WBBふたりのシーンもあるので」(大樹)、「そこは自分のやりがい。あそこにすべてを懸けているところはあります!」(瑞樹)という兄弟の熱いシーンも観られる。WBB版新喜劇をぜひ堪能して!WBB vol.11『スペーストラベロイド』は12月11日(日)まで東京・赤坂RED/THEATERにて上演。取材・文:中川實穗
2016年12月06日『わたしは真悟』は楳図かずおの漫画を原作に、フランス人演出家・振付家フィリップ・ドゥクフレが演出を手がける意欲作だ。ドゥクフレはアルベールビルオリンピックの開閉会式を30歳で手がけ、現在、米ブロードウェイで上演中のシルク・ドゥ・ソレイユ『PARAMOUR』の演出も手がけている。12月2日、KAAT神奈川芸術劇場で行われたゲネプロの様子をレポートする。ミュージカル『わたしは真悟』チケット情報ミュージカルと銘打っているが、古典的なミュージカルとはひと味もふた味も違う。独創的なダンスと音楽、芝居が見事なバランスで三位一体となった、今までにない味わいの作品といえるだろう。物語は小学生のふたり、ランドセル姿の真鈴(高畑充希)と悟(門脇麦)が東京タワーのてっぺんに登るところから始まる。結婚して、子供を作ろう。ふたりの無垢な想いは、タワーから飛びおりるという、とんでもない行動へと駆り立てる。街の人々の慌てふためく様子が、ドゥクフレらしい直線的な群舞で表され、緊迫した音楽が冒頭からググッと観客を物語に引きずり込む。町工場では、アーム型産業用ロボット(成河)が命を得る。赤いロボットはダンサーにより動かされるが、まるで生き物のよう。成河はロボットの心を演じ、その身体表現が胸に迫る。ロボットはしずか(大原櫻子)らの助けを得て壊そうとする人たちから逃れ、自分は何者なのかを探り始める。記憶を辿るうちに、真鈴と悟の子・真悟であることを確信する。しかし真鈴はロンドンの病院に入院し、フィアンセを名乗るロビン(小関裕太)と会う。悟も転居し、三者は離れ離れになっていた…。高畑は無邪気な子供から、思春期の繊細な少女へと変化する真鈴を熱演。高畑の可憐な歌声に、想像力が掻き立てられる。門脇は一途な男の子で、ごく自然体に見えるのが素晴らしい。手の振りなど原作漫画を思わせる動きが盛り込まれているのにも注目だ。大原はませた女の子役で魅了、歌手の時とは違う歌声がチャーミング。小関はストーカーのような男の役で、物語をダークに激しく彩った。成河はロボットながら、まっすぐで純粋。その秀でた表現力で抽象世界をリアルに伝えてくれる。踊りのダイナミックさ、ダンサーと一体化する映像はドゥクフレの得意技で、物語が宇宙規模の広がりを持つことを予感させる。音楽はデジタル中心だが、どこかほのぼのした味わい。オープンリール録音機が楽器として使われているのも効果的だ。子供と大人、コンピュータと人間、記憶と意識、テクノロジーと未来…。ドゥクフレは理屈では捉えきれない原作の凄みや煌めき、リスペクトをきちんと埋め込んだ上で、オリジナリティ溢れる舞台へと昇華させた。脱帽だ。公演は浜松、富山、京都を経て、2017年1月8日(日)から26日(木)まで東京・新国立劇場 中劇場にて。取材・文:三浦真紀
2016年12月06日日本文学の名作を人気声優が読むドラマリーディング第2弾『三四郎/門』が11月30日、TOKYO FMホールで開幕した。2016年3月に上演された第1弾『それから』とあわせて、夏目漱石の前期三部作と呼ばれる『三四郎』と『門』をひとつの作品にまとめて上演するという実験的な試みだ。構成・演出は前作同様、深作健太が担当し、上演回ごとに異なる男性2名、女性2名の声優が登壇する。ドラマリーディング『三四郎/門』チケット情報舞台の構成はシンプルだ。4脚の黒い椅子とマイクが横一列に並び、その背後には左右に1枚ずつ、大きな幕が垂れている。会場には「カチカチ…」と秒を刻む時計の音が響き、開演までのあいだ、時の経過を観客に報らせ続けている。これから始まるふたつの物語はともに“時の経過”も大きな要素のひとつと考えると、あるいはメタファーとしての意味合いがあるのかもしれない。そんなことを思っているうちに時計の音は止み、4名の声優が静かに舞台へと登場した。上手には白い衣装をまとった男女のペア、下手には黒い衣装をまとった男女のペアが腰掛け、物語は『三四郎』から始まった。上手に座るふたりが、熊本から鉄道に乗って上京する三四郎の様子を丁寧に朗読していく。物語部分は聞きやすい音で淡々と、セリフ部分は登場人物の表情さえも再現しているかのようなリアルさで、情感を込めて読み進めていく。文字で読むとイメージしにくい当時の文化や感性も、声優の巧みな表現力によって、スッと頭に入ってくる。三四郎が車中で出会った女と名古屋で別れる際の印象的なセリフで、物語は下手に座るふたりが朗読する『門』へと受け渡される。秋日和に縁側でくつろぐ宗助が妻の御米と言葉を交わす、なんてことのない日常の情景を、独特な間や抑揚で表現する声優ののびやかな芝居に、わずかに高まりつつあった先ほどの『三四郎』の緊張がふっとやわらぐ。その後も決定的なセリフやシーンをトリガーとして転換し、パラレルに進んでいく『三四郎』と『門』は、それぞれに周囲を巻き込み、次第に核心へと突き進んでいく。登場人物が増え、物語のスピードが増す中盤以降、観客の頭の中は忙しく回転することになるのだが、効果的に挿入される音や照明の演出と、ひとりで複数役を担当する声優たちの鮮やかな演じ分けの助けもあって、原作が未読でも混乱することなく理解できる構成となっている。夏目漱石が描いた明治末期に生きる二組の男女──迷羊(ストレイ・シープ)たちの移ろいを、その目の前でじっと息を潜めて見守っているかのような、密やかな高揚をおぼえる珠玉の90分、ぜひ体験してほしい。本公演は残すところ12月8日(木)と12月9日(金)の2回のみ。両日とも東京・TOKYO FMホールにて。チケット販売中。取材・文:とみたまい
2016年12月06日映画『ライチ☆光クラブ』など、映像でも活躍している池田純矢が、自ら企画・構成・脚本・演出する舞台公演エン*ゲキの第2弾がいよいよ始動。『スター☆ピープルズ!!』と題して、宇宙を舞台に笑い満載で描かれる群像劇に、池田を含む8名のキャストが揃った。期待高まる顔合わせ&本読みに潜入した。エン*ゲキ#02『スター☆ピープルズ!!』チケット情報この日の顔合わせ&本読みは、本稽古に先んじて行われたものだ。そこには「さらにブラッシュアップしてから稽古に入りたい」という池田の思いがある。音楽や照明、美術セットなどもすでに準備万全。あとは役者たち次第というわけである。物語は、ある危機に直面している惑星から地球を目指して7人の男が旅立つところから始まる。その道中、地球から来た小型宇宙船に遭遇。それぞれあまり役に立たない特殊能力を持った7人と、実は彼らに関する重大な秘密を握っている地球の女性科学者が出会ったことから、次々と奇跡が起こるという、何重にも仕掛けられた設定が数々の笑いと驚きをもたらす完成度の高いエンターテインメントだ。だからこそ、「その場のノリの笑いではなく、お芝居で見せていきたい」と池田は言う。それに応えるかのように、池田が信頼を持ってキャスティングした役者たちは、本読みから本気を見せた。スターという名前を持つごく普通の男を演じ、生真面目さを全面に出した鈴木勝吾に対しては、「枠の中でいかに爆発するかが楽しみ」と池田。科学者のユキを演じる透水さらさはこれが宝塚退団後初の舞台出演。池田が期待する「宝塚で輝いていた女優感」がすでに炸裂する。ちょっとくせ者なライトを演じるのは赤澤燈。「ライトのあざとさを彼ならナチュラルに見せられるのではないか」と池田が言う通り、無邪気に抜群の嫌味を発していた。骨太さが印象的だったビームを演じる井澤勇貴には「器用な役者が不器用にやるところが見たい」と池田。フラッシュという男役を演じる女優の吉田仁美はとにかくチャーミングで、キャラクターが広がりそうだ。ホープを演じるオラキオは、やはりいちばんの笑い担当。本番では日替わりで披露することになりそうなアドリブコーナーも、本読みから見事である。そして、監督的存在のグリッターを演じる酒井敏也。池田は「ベテランの方とご一緒するだけで刺激になるはず」と期待する。「ひとつずつのピースをしっかりはめていくように丁寧に作っていきたい」と稽古の展望を語る池田。そうして目指すのは、ただただ「面白かった」と言ってもらえる極上のエンタメだ。公演は1月5日(木)から11日(水)まで東京・紀伊國屋ホールにて。チケット発売中。取材・文:大内弓子
2016年12月05日多彩なアーティストが集う音楽とダンスの舞台、『クレメンティア~相受け入れること、寛容~』の稽古が進行中だ。2014年の初回から数えて3回目となる本公演。出演者のアコーディオン奏者、桑山哲也とダンサーの大貫勇輔が、公演への思いを語った。Clementia(クレメンティア)Vol.3 チケット情報僕だけ『クレメンティア』経験者なんです」と話すのは、初回から出演を続ける大貫。「今回はダンサーが僕ひとりと、人形舞のホリ・ヒロシさん、そしてミュージシャンが4人ですが、まずは音楽チームの皆さんがいろいろと意見を出されていて、これはどういうふうになるんだろう、と楽しみにしているんです」と話す。音楽チームのメンバーは桑山のほか、ジャズ・ピアニストのクリヤ・マコト、歌手の田代万里生、三味線の浅野祥と異色の組み合わせだ。「僕は田代さんを除いて初めて共演する方ばかり。どうコラボしていくか──、面白くなると思います」と桑山も期待する。「(構成・演出・振付を手がける)川崎悦子さんとは前回に続いて2回目。その大きな器をお借りして、新しいことを生み出させてもらいました」と大貫は語るが、この舞台でもっとも特徴的なのは、前半の第一部がストーリー仕立てであること。台詞のあるお芝居は初挑戦の桑山は、「“ついに来たか!”と(笑)。僕の役はテツヤという、犬好きのアコーディオン奏者。ペットと一緒に住める部屋を探して、とあるアパートに辿り着いたという設定なんです。半分は現実と被るので、演じるといっても安心です(笑)」。同じアパートに住む指揮者の役を演じるという大貫も、「演奏家の方々が台詞って、なかなかないですよね」と笑うが、「大人たちが本気で遊んでいる感じでやれるのではないかと思います」と自信をのぞかせる。皆が強く希望したというタンゴの名曲「リベルタンゴ」、映画『道』の主題歌「ジェルソミーナ」ほか、既存の名曲も次々登場するほか、「嬉しかったのは、桑山さんが『クレメンティア』のテーマ曲を書いてくださったこと」(大貫)。その歌詞を手がけたのは、桑山の妻で女優の藤田朋子だ。「この舞台によく合った詩ができたのではないか」と、桑山も笑顔を見せる。「予め作られたものをやるのではなく、皆で一緒に作っていく経験は初めて。将来、これに出ていたと胸をはって言えるような舞台にしたい」と抱負を語る桑山。「1回1回の舞台におこるであろう奇跡を、ぜひ観ていただきたいと思います」と、大貫も意欲的だ。公演は12月9日(金)から11日(日)まで、東京・天王洲 銀河劇場にて。チケット発売中。取材・文:加藤智子
2016年12月05日新国立劇場にて来春「かさなる視点-日本戯曲の力-」と銘打ち、近代演劇の礎となった昭和30年代に発表された3本の戯曲を、30代の3人の演出家の手で上演することが決定した。三島由紀夫の『白蟻の巣』を演出する谷賢一、安部公房の『城塞』を上演する上村聡史、田中千禾夫の『マリアの首-幻に長崎を想う曲-』の演出を務める小川絵梨子、同劇場の芸術監督を務める宮田慶子が出席しての取材会が行われた。【チケット情報はこちら】宮田は“国立”の劇場として「日本の戯曲を大切にしたいとずっと思っていた」と語る。2010年の芸術監督就任から「JAPAN MEETS…-現代劇の系譜をひもとく-」シリーズでは近現代の海外戯曲の新訳などを上演してきたが、満を持しての国内の名作の上演。「脂の乗った30代の演出家たちが、あの時代の日本の戯曲にどう向き合うか見てほしい」と期待を寄せた。3作品は、いずれも昭和30年代に発表されており、宮田はこの時代を「戦後10年以上が経って、焦土から復興を遂げ、そろそろ高度経済成長が始まる頃であるけど、戦争の跡と新しい時代の狭間で軋んでいた時代」と語る。『白蟻の巣』は三島の初長編戯曲。ブラジルの農園を舞台にした人間ドラマで、戦後の空虚感が色濃く描き出される。谷は「当時の現実にベッタリとへばりつく必要はない。34歳の僕がいま読んでピンと来た、現代と重なる部分を立てるような形で演出していきたい」と意気込みを口にした。『城塞』は、ある一家の姿を通して安部公房が戦争責任を問うた作品だが、上村は「“戦後”をテーマに掲げて上演したい」と語る。「いま、グローバルな価値観と、民族性や国民性といったドメスティックに根付いている日本人のローカルな価値観が軋み始めている印象があり、不穏な音を立てている気がしています。演劇でそのこととどう対峙できるか? 敗戦後の再生の陰で変わらなかった日本人の精神、戦争責任の所在に目を向けることで、その軋みをひも解く糸口になるのではないか? いま、上演されて真価が発揮される作品だと思います」と自信をのぞかせた。小川は宮田から、被爆地・長崎を舞台にした『マリアの首』を勧められ、目を通して「直感で、やってみたいと思った」と明かす。これまで翻訳劇が多かったこともあり「挑戦であり、プレッシャーや不安もあるし、難しい作品だと思います」とも。本作に挑む上でとっかかりとして挙げたのが「当時、大人とは言えないまでも、既に息づいていた」75歳の自身の父親の存在。「市井の人々の話であり、生活臭をちゃんと描くことが大事だと思っています。そこにあった“ニオイ”を私も体感したい」と語った。同世代の演出家が、同じ時期に発表された名作を演出するということで「比べられる(苦笑)」(小川)、「一生懸命、ケンカしたい(笑)」(谷)など、互いを意識する発言も。「次の時代を拓き、日本の演劇界を引っ張っていく三人」(宮田)がどのように“戦後”に挑むのか?楽しみに待ちたい。公演は3月から5月まで順次上演。いずれも新国立劇場小劇場にて。取材・文・撮影:黒豆直樹
2016年12月05日12月23日(金・祝)に東京・Zepp Tokyoでワーナーミュージック・ジャパン内のレーベルunBORDE(アンボルデ)所属のアーティストによるライブイベントが開催される。同イベントは毎年クリスマス前に行なわれており、今回で5回目の開催。今年はあいみょん、アカシック、カノエラナ、livetune+の次世代を担う女性アーティスト4組が出演する。入場料は無料。応募はワーナーミュージック・ジャパンのホームページで受付中。申込みの詳細は下記関連リンクでご確認を。■unBORDE Next Girls Xmas 2016日時:12月23日(金・祝) 開場 15:00 / 開演16:00入場無料(入場時にドリンク代¥500は別途)出演:あいみょん / アカシック / カノエラナ / livetune+
2016年12月05日クラシックのコンサートやイベントなどの情報を初心者にも解りやすく紹介するフリーペーパー『ぴあクラシック』。最新号の巻頭特集では、現在公開中の映画『オケ老人』で主演をつとめる女優・杏のインタビューを紹介。映画『オケ老人』は、元々ヴァイオリンの演奏が好きだった数学教師・小山千鶴(杏)が、ちょっとした勘違いからお年寄りだらけのアマチュア・オーケストラに入団してしまうというドタバタ奮闘劇だ。「楽器に触れた経験もなく、クラシック音楽に詳しいわけでもなかった」という杏だが、無印良品の店内BGM(世界の音楽を巡るシリーズ)のケルト系の音楽がお気に入りで、モデルの仕事でフランスやイタリアを訪れた際に現地の音楽にも触れるなど、クラシック音楽への興味自体はあったという。本作ではヴァイオリンと指揮に初挑戦。クランクインの半年前からヴァイオリンと指揮の練習を開始して、演奏シーンもプロの演奏家の指導のもとで妥協せずこだわり抜いたという。最初はへたくそでも目標にたどりつくことの喜び、実際に指揮棒や楽器に触れたことで変わった音楽に対する接し方など、どのように本作と、そしてクラシック音楽と向き合っていったのか。「これからもヴァイオリンは続けていきたい」とまで語るに至った彼女の思いが詰まったインタビューだ。『ぴあクラシック』のもうひとつの特集は「今からでも間に合う! 年末年始のクラシック・セレクション!!」。冬の定番である第九、クリスマス、ジルヴェスター、ニューイヤーなど、毎年趣向をこらしたコンサートが盛りだくさんのこのシーズン。今年見逃せないコンサートをピックアップして紹介する。フリーペーパー『ぴあクラシック 2016/17 Winter Vol.41』は、全国のチケットぴあ店舗(一部を除く)、全国のコンサートホールやレコード店にて配布。また、チケットぴあのWEBサイトでWEB版(ebook)も公開中。
2016年12月03日メジャーリーグスター選手のある告白から巻き起こる混乱を描いたコメディ『Take me out』が、12月9日(金)に開幕する。舞台『Take me out』チケット情報本作は、2002年にロンドンで初演され、その後ブロードウェイで上演。2003年のトニー賞では演劇作品賞、演劇助演男優賞も受賞した作品。日本初演となる今作は、翻訳を新国立劇場次期芸術監督の小川絵梨子、演出をニナガワスタジオでキャリアを積み第22回読売演劇大賞で杉村春子賞、優秀演出家賞を受賞した藤田俊太郎が手掛ける。出演は、良知真次、栗原類、多和田秀弥、味方良介、小柳心、渋谷謙人、Spi、章平、吉田健悟、竪山隼太と注目の若手揃い。そして田中茂弘が脇を固める。今回、その稽古場に潜入した。稽古前に行われていたのはキャッチボール。野球経験者の章平が栗原に球の持ち方や投げ方を教えると投球がみるみる変化し、「ナイスピッチング!」と盛り上がる。そのまま和やかに稽古にうつっていった。この日、取材したのは2幕の終わりからラストまでの後半部分。人種や同性愛への差別という問題がギュッと詰まった部分で、有色人種で同性愛者であるスター選手を演じる章平が、Spiや栗原、味方とそれぞれの理由で対峙する緊張感のあるシーンが続く。中でも栗原演じる白人至上主義の選手がある想いを吐露するシーンでは、栗原が激しく全身で叫ぶような熱演を披露。楽しいコメディで終わらない本作の一面を感じさせた。しかし、そんな中でも良知が演じるゲイの会計士が登場すると空気は一変。愛らしい言動でニコニコ笑顔を振りまく姿は、性別問わずに「かわいい!」と感じさせるもの。そのかわいさのままキャッキャとはしゃぎ章平にやさしく微笑む場面では、藤田が章平に「(良知の)かわいさをもっとキャッチして!」と演出をつけており、本番は更に甘いシーンに仕上がりそう。狭い舞台、少ない人数で表現するメジャーリーグの試合も見どころのひとつ。演出の藤田をはじめ、キャストや音響スタッフがアイデアを出し合い、台詞のタイミング、音響、動作のスピードなど全員で息を合わせていく。そうすると突然、広い球場、ボールの軌跡まで見えるような瞬間がおとずれ、驚いた。舞台上には8人分のロッカールームがあり、キャスト達はその場で着替えなども行う。さらにロッカーは可動式で、パズルのように移動させてさまざまな場所を表現するのが面白い。本作は、劇場の中央に舞台が設けられ、客席は両サイドとなる。どちらに座るかでもまた違う景色が観られそうだ。上演は、12月9日(金)から21日(水)まで東京・DDD AOYAMA CROSS THEATER、12月23日(金・祝)・24日(土)に兵庫・兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホールにて。取材・文:中川實穗
2016年12月02日全世界で1億冊以上読まれている大ベストセラー官能小説をパロディ化したミュージカル『フィフティシェイズ!~クリスチャン・グレイの歪んだ性癖~』が11月28日に開幕した。主演は関西ジャニーズJr.の浜中文一が務め、演出と上演台本は河原雅彦が手掛ける。公演初日を観劇した。ミュージカル『フィフティシェイズ!』チケット情報官能小説『50 Shades of Grey』をパロディ化し、2014年にオフ・ブロードウェイで上演された作品。若く有能だが心から人を愛せないサディストの青年実業家・グレイ(浜中)と、うぶで恋すら知らない女子大生・アナ(玉置成実)との歪んだ愛のかたちを過激な性描写で描いた原作を、“悪乗り×変態×コメディ”200%というスーパー・エロティック・ワールドを描く、R-15指定のコメディミュージカルとなっている。関西ジャニーズJr.として幅広く活躍する浜中、相手役にブロードウェイミュージカル『キンキーブーツ』での好演も記憶に新しい玉置、という爽やかな組み合わせだが、「劇中、信じられないほど下品な場面がごまんとありますが、お忘れください」というアナウンスで開幕した本作。バンドの生演奏の中、明星真由美、安田カナ、佐藤仁美が演じる主婦3人組が『50 Shades of Grey』を読書するという形で進行役となって物語は進んでいく。コミカルな芝居と美しい歌声で紡ぎ出される台詞や歌詞は…とにかく過激!浜中が普段であればなかなか声に出せないような言葉の並ぶ歌詞を軽快に歌い上げ、玉置が変態プレイについて語り、ふたりで腰を振り、股を開き、キレッキレで踊るというかなり振り切れた表現に、客席には大笑いしている人もいれば、驚きのあまりかたまっている人も。本作の元であるオフ・ブロードウェイの演出すらパロディにしているシーンもあり、もう何が何やらという状態だ。2幕は1幕以上にアブノーマルな世界に突入していき、「そんな恰好まで見せる!?」というようなシーンも。大澄賢也演じるメキシコ人や安田演じるアナの友人もかなりの存在感で笑わされる。最後まで息つく暇がないが、最後まで目が離せないミュージカルだった。公演は12月11日(日)まで東京・新宿FACEにて。その後、12月28日(水)・29日(木)に大阪・サンケイホールブリーゼにて。取材・文:中川實穗
2016年12月02日12月7日(水)より自由劇場にて浅利慶太プロデュース公演『アンチゴーヌ』が上演される。創設当初から劇団四季を長年牽引してきた浅利慶太。2014年に劇団四季の代表を退き、2015年より演劇活動を再開し、これまで『オンディーヌ』『ミュージカル李香蘭』『思い出を売る男』『この生命誰のもの』を上演してきた。今回、上演されることになったのは、フランスの劇作家、ジャン・アヌイの『アンチゴーヌ』だ。公演を控えた11月某日、演出も務める浅利に現在の心境を訊いた。浅利慶太プロデュース公演『アンチゴーヌ』チケット情報実はこの作品は浅利にとって演劇活動の原点とも言うべき作品。1953年に創立された劇団四季は、翌年、旗揚げ公演としてジャン・アヌイの『アルデールまたは聖女』、そして第2回公演として同劇作家の『アンチゴーヌ』を上演。以来、たびたび再演をし、近年は2005年に自由劇場で上演された。前回の2005年上演時に出演していたのは野村玲子と坂本里咲のみ。それ以外の出演者は初めて挑むことになる訳だが、「今回集まっているメンバーはキャリアもあるので、そういう意味では楽ですね」と浅利は言う。60年前とはだいぶ社会情勢も変わっているが、「芝居をやる人間は60年前も今もあまり変わらない。僕のところに集まる人たちは、雑多なものがなくてシンプル。今の人たちの方が、より深く感じながら演じているような気がします」と語った。なぜ今『アンチゴーヌ』なのか、その理由をたずねてみると、「このように高いレベルを維持している作品は、いつやってもその魅力は変わりません。超一流作品は、やる人間にとっても毎回新鮮ですし、何度もご覧になっている方にも新鮮にうつるはずなんです。あとは、主題が深いということと、感動を受け取ることが出来る作品だということ、更に言うとあまり長すぎない芝居だというところも上演決定のポイントです」つい最近、浅利にとって旧知の仲の平幹二朗が急逝した。「何十年来の親友。これからのこともしょっちゅう話していました。幹ぐらい残っていてくれたらなぁと思うし、本当にもったいない……」と、辛い胸の内を明かした。「みんな天国に行っちゃいましたけどね。僕だけ地獄に残っている」。そう笑いながら話すが、その言葉の重みを感じずにはいられない。これからのことを尋ねられると、「芝居は、あまり先のことを考えちゃいけないんですよ。恋愛と一緒で目先にいる人に夢中にならないと」と、笑みを浮かべた。「これからもお客様が喜んでくださるだろうなというものを考えながらやっていきたい」と意欲を燃やす。浅利自身から滲み出る言葉に触れ、年齢を重ねて一層魅力を放っている理由が少し分かったような気がする。公演は12月7日(水)から11日(日)まで東京・自由劇場にて。チケット発売中。取材・文:住川絵理
2016年12月02日舞台の共同制作・上演を通じてアジアのダンスの交流を目指し、2014年にスタートしたプロジェクト「ダンス・ダンス・アジア(DDA)」。3年目の今年は、アジア6か国のダンサーたちが3グループに分かれ、日本の牧宗孝、フィリピンのVince Mendoza、ベトナムのLION Tの振付・演出の作品を踊る。DANCE DANCE ASIA チケット情報11月某日、牧作品『BLACK LIP BOYZ』の稽古場では、牧と演出助手のBOWが見守る中、5人のダンサーがキレキレの踊りを展開していた。肩や腕をくねらせたり、口元にスプレーを吹きかけるような仕草をしたり、指を挑発的に前に突き出したり。妖しさ漂うクールでユニークな振付を、ダンサー達自ら、英語や片言の日本語で確認し合っていく。彼らは牧がワークショップや公演時に出会った、15~25歳の逸材だという。「10月のチラシ撮影時に誰かが黒のリップを塗りたいと言い始め、他のメンバーが『僕も』と言って、この公演タイトルになりました。それぞれダンスのスタイルは違いますが、踊る時の美意識やパッションは共通点すると思います」と牧は語る。「フィリピンのEl-JohnとRenzとは昨年、DDAマニラ公演の際に知り合いました。狭き門であるG-Forceというエリート集団に入って活動しているのでタフだし、バレエや体操などを基礎とする筋肉とエナジーが素晴らしいんです。Renzはフェミニンで『私はこういう美が好き』という主張が強いダンサーだし、El Johnはバイセクシャルだからか、女の子っぽさもジェントルマンな雰囲気も出せるダンサーです。マレーシアのTeddyは、ゲイだとカミングアウトしたところマフィアのお父さんに殺されそうになって家を飛び出すという壮絶な経験の持ち主。だからなのか、彼が踊る時は戦っているように見える。実際、バトラーでもあって、アンダーグラウンドのバトルでひとり、ガーリーな恰好をして戦う姿がカッコいいです。台湾のA-Yaoは高校生のころ、私が台湾で行なったワークショップを受けにきて。数年後に私がショーに出演するために台湾に行った時、ショーのイベントのバトルに出てすぐ負けちゃったんだけど、その踊りがとてもエレガントでボディコントロールがすごくて、思わず『私にはあなたがナンバーワン』と言いに行きました。日本のkEnkEnは15歳ですが、両親がダンサーで、2歳頃から踊っているので、ダンス歴は私と同じ位。音の取り方やリズム感などに真似できない天性のものがあり、末恐ろしい才能と可能性を感じるダンサーですね」。彼らが火花を散らす姿を、牧は「ショーガール」と称する。「仲良しなんだけど、皆、『私がセンター。私を見て』という強さを持っている。今回はディープな思想を込めるのではなく、それぞれが持つ個性を生かし、『これ、おしゃれ! ファビュラス!!』といった感じの、ライトで華やかな世界を作りたいと考えています」。公演は12月9日(金)から11日(日)まで、東京芸術劇場 シアターイーストにて。取材・文:高橋彩子
2016年12月02日日本でも大ヒットした同名映画が原作のミュージカル『キューティ・ブロンド』が来年3月に上演される。日本では今回が初演となる本作は、ミュージカルとしてもブロードウェイでトニー賞7 部門ノミネート、ウエストエンドではオリヴィエ賞3部門受賞した超人気作。その主人公で、恋もお洒落も全力投球な女子大生・エルを演じる神田沙也加に話を聞いた。【チケット情報はこちら】「ニューヨークでミュージカルを観ていたので、やっと日本に来るんだって嬉しさがあります。それに今でもこの映画が一番好きっていう女の子が多いので『エルやるんですね』ってすごく言ってくれて。嬉しかったです」と出演の喜びを語る神田。自身が演じるエルの魅力について「絶対的ヒロインの可愛らしさと説得力を持ちつつ、何をやってもいろんな意味で人の心をキャッチする素質を持っている人だと思います」“歩くバービー”と言われるエル。「お衣裳もすごく楽しみ!ビジュアルにはかなり力をいれて作るんじゃないかなと思います。最初にカツラ合わせをしたときに、『キューティ・ブロンド』というタイトルなので、演出の上田(一豪)さんをはじめ、みんなブロンドの色味にすごくこだわっていたんですよ。やっぱりエルは舞台上に出てきたときに特別なブロンドでなくてはいけないから、と」原作の映画は「何度も観てますが、さらにここからすごい回数を観ると思います。私は、元々キャラクターのイメージが皆さんの頭に強くある場合は、それを完コピすることに価値を感じるタイプなので。仕草とか目の動き方とかそこまで完コピするために、めちゃくちゃ観ると思いますね」コメディ要素の強い本作。日本での上演については「日本人の風貌で日本語でやったときに、テンションをどこまでキープできるかなっていうのが課題だと思っています。コメディ要素を“落ち着かせる”という方法を取らずにどこまでスライドできるかというのが、かなり勝負どころではないかと」。そのためにはプライベートも作品に捧げるという。「やっぱり日本人でもあるし、役柄のテンションと温度感にギャップを感じると思うんですよ。そのギャップを常に埋めておくにはどういう生活を送ったらいいかなっていうことは考えてます。だからちょっとピンクの服は買っておこうと思って(笑)」「かわいいもの好きな女子はもちろんですし、実力ある諸先輩方がいらっしゃいますからミュージカル好きさんにもぜひ観に来ていただきたいです。入口広くお待ちしています!」(神田)公演は3月21日(火)から4月3日(月)まで東京・日比谷・シアタークリエにて。その後、全国7か所を巡演。チケットぴあでは12月3日(土)よりプレイガイド最速先行を受付開始。取材・文:中川實穗
2016年12月02日2017年3月に上演される舞台『スーパーダンガンロンパ2 THE STAGE ~さよなら絶望学園~ 2017』の制作発表会が行われ、主演・横浜流星をはじめとするキャストとスタッフ総勢19名が登壇した。舞台『スーパーダンガンロンパ2 THE STAGE ~さよなら絶望学園~ 2017』チケット情報本作は、累計80万本を売り上げる大ヒット推理ゲーム『ダンガンロンパ』シリーズを原作にした舞台シリーズの第2弾。2014年に初舞台化した『ダンガンロンパTHE STAGE~希望の学園と絶望の高校生~』の続編(2015年上演)の再演となる。主人公・日向 創は初演同様、横浜が演じる。会見で横浜は「この作品を再演できることを幸せに思っています。再演ということでキャストも半分ほど変わって、演出、振り付けも変わって。またみんなでイチから力を合わせて、初演よりも確実にパワーアップしたものをお届けできるよう全力でがんばっていきたい」と意気込みを語った。本作が初舞台となる伊藤萌々香(フェアリーズ)は、超高校級のゲーマー・七海千秋役。「『ダンガンロンパ』はアニメも観ていて、ゲームもやっていた原作ファンなので、精一杯七海千秋を演じ切りたいです」と喜びを語った。同じく今作から超高校級の極道・九頭龍冬彦を演じる植田圭輔は「この作品をやらせていただけることを光栄に思います。作品に精一杯取り組みたいと思います!」と意気込んだ。前作に続き超高校級のメカニック・左右田和一を演じるいしだ壱成は「また左右田くんをやらせてもらえることをすごく幸せに思っていますし、身の引き締まる思いもしております。初心に立ち返ってカンパニーの皆さんと一緒に精一杯努めていきたい」。同じく続投で超高校級の幸運・狛枝凪斗を演じる鈴木拡樹は「初演で『キーパーソンになる役』とプレッシャーをかけられ緊張していた記憶が甦ります。狛枝凪斗に寄り添う形でがんばっていきたい」と話した。初演同様、今回も映像出演で参加する神田沙也加は、本作のテーマソングにも携わることが発表され「音楽の方からもバッチリ力になれば!」と笑顔をみせた。今作から脚本・演出を手掛ける山本タクは「(再演だが)もう新作だと思います」と予告。「『ダンガンロンパ』は、記憶をなくした人間がどう生きていくのか、その中でどのように最期を迎えるのか、生き抜いていくのか…それが世界中に愛される理由だと思っています。そこを脚本・演出し、舞台としての『ダンガンロンパ』をお送りしたい」と語った。公演は2017年3月16日(木)から26日(日)まで東京・Zeppブルーシアター六本木、 3月30日(木)から4月2日(日)まで大阪・森ノ宮ピロティホールにて。取材・文:中川實穗
2016年12月01日アメリカのハードロックバンド、Guns N’ Roses(ガンズ・アンド・ローゼズ)がジャパンツアーの追加公演を発表。さらにサポートアクトとしてBABYMETALとMAN WITH A MISSIONの出演が決定した。【チケット情報はこちら】今回、新たに発表されたのは1月22日(日)兵庫・神戸ワールド記念ホール、25日(水)神奈川・横浜アリーナの2公演。サポートアクトのBABYMETALは21日(土)・22日(日)・25日(水)・29日(日)、MAN WITH A MISSIONは28日(土)に出演する。ガンズ・アンド・ローゼズは1985年に結成。1987年にリリースしたアルバム『アペタイト・フォー・ディストラクション』はこれまでに3000万枚を超えるセールスを記録。バンドとしての総売上枚数は1億枚を超えている。来日公演を行うのは2012年以来。今回はオリジナルメンバーのスラッシュ(G)、ダフ・マッケイガン(Ba)が参加。ふたりが参加しての来日は1993年以来となる。追加公演のチケット一般発売は12月24日(土)午前10時より。1月21日(土)大阪公演、28日(土)・29日(日)埼玉公演のチケットは発売中。■ガンズ・アンド・ローゼズ来日公演1月21日(土) 京セラドーム大阪(大阪府)SUPPORT ACT: BABYMETAL1月22日(日) 神戸ワールド記念ホール(兵庫県)SUPPORT ACT: BABYMETAL1月25日(水) 横浜アリーナ(神奈川県)SUPPORT ACT: BABYMETAL1月28日(土) さいたまスーパーアリーナ(埼玉県)SUPPORT ACT: MAN WITH A MISSION1月29日(日) さいたまスーパーアリーナ(埼玉県)SUPPORT ACT: BABYMETAL
2016年12月01日12月2日(金)、3日(土)、松下IMPホールにて阿佐ヶ谷スパイダースPresents『はたらくおとこ』大阪公演が行われる。今年で結成20周年を迎えた阿佐ヶ谷スパイダースが、最も再演を望む声が多かった”暴走する男たちシリーズ”より、2004年初演の本作を12年ぶりに再演する。作・演出の長塚圭史にとって、初の全国9都市での上演を成功させ、複数の演劇賞を獲得した記念碑的作品。「青臭い反面、当時の自分からは『最近ちょっと考え過ぎるようになってない?』と言われてるような気もする」と40歳を迎えた長塚が、20代の自分と”タッグを組んだ”注目作だ。阿佐ヶ谷スパイダースPresents「はたらくおとこ」チケット情報北国の工場を舞台に、幻のリンゴ作りを夢見る5人の男とその家族を描いた物語。舞台には中央の壁を境に、右側に工場の事務所、左側に室内から続くトイレが奥にあり、手前には裏庭のような一角が広がっている。そこに、しんしんと音もなく雪が降り積もっていた。幻のリンゴ作りが頓挫し、残されたのは借金だけ。情熱があるのかないのか、男たちは事務所のストーブを取り囲み、やることと言えば机上の空論、あるいは他人へのダメ出しばかり。一向に状況は上向かない。そんなある日、地元の若い女が事務所にあるモノを持ち込んだことで、事態が一変する。事務所内の小競り合いは骨肉の兄弟喧嘩へと派生し、同時に地元女を巡る三角関係も勃発。気づけば農協からもマークされ、事務所を襲撃される事態に。冒頭から暴力的な場面の連続だが、衝撃度で言えば序の口。登場人物らはこの先、思いもよらぬ”ラスボス”とあいまみえることになる。そこで男たちがとった行動とは。そして明かされる、幻のリンゴ作りに秘められた真実とは……。紅一点の北浦愛をのぞき、奇跡的に初演メンバーが集結。舞台上では池田成志を筆頭に、魅力的な俳優陣が丁々発止の会話劇を繰り広げる。汗だくになりながらテンポ良く、危機的状況にも笑いを巻き起こす。とりわけ、中村まこと演じる工場長が追い詰められた末に見せる奇行の数々には、爆笑を禁じ得ない。しかし同時に、「喜劇はここまでだろう…」という一抹の不安もつきまとう。まるで巡ってきたジョーカーがいつ鎌を振り下ろすとも限らない、そんなヒリヒリとした緊張感を伴う演出は健在だ。作り込まれた美術や扇情的な音楽、手の込んだ仕掛けも多く、休憩なしの構成も観客の集中力を切らさない。役者の体温を皮膚感覚で感じられる小空間も功を奏し、贅沢な劇体験を約束してくれるはずだ。長塚作品をどの時期で観始めたかによって、その印象は大きく異なるかもしれない。初演を観劇した人は今の自分にこの作品がどう響くのかも楽しみだろうし、2000年代から観始めた人には、彼の作品に対する見方が変わるかもしれない。いずれにせよ、小説のように何度も目にすることが難しい生の舞台において、名作を”読み返せる”絶好の機会となりそうだ。公演は12月2日(金)、3日(土)大阪・松下IMPホールにて。その後、愛知・名古屋市青少年文化センター アートピアホール、岩手・盛岡劇場 メインホール、宮城・電力ホールを巡演。取材・文:石橋法子
2016年12月01日キャラメルボックス 2016クリスマスツアー『ゴールデンスランバー』が11月30日、新神戸オリエンタル劇場で開幕した。山本周五郎賞、本屋大賞をダブル受賞した伊坂幸太郎の代表作を初舞台化。劇団公演としても初の伊坂作品は、ハイスピードな逃走劇を芝居の力で見せつける力作となった。キャラメルボックス『ゴールデンスランバー』チケット情報物語の舞台は仙台。総理大臣の凱旋パレード中に、ラジコンヘリが首相を直撃して爆発。日本を揺るがす大事件の犯人に仕立て上げられた青柳雅春は、巨大な陰謀の渦のなか様々な人々の手を借りて逃走を続ける。警官、かつての恋人や友人、花火工場の社長、青柳が救ったアイドルなど。多くの登場人物が青柳に絡みながら、スリルに満ちた物語を導いてゆく。原作を読んで舞台化を熱望したという脚本・演出の成井豊は、怒濤の物語を劇団史上最多の41場で展開。数段の段差や、4つの可動式セットなどシンプルな装置で、車の中やエレベーターと次々に変化する場面を見せる。役者たちの演技力があってこその試みで、31周年の最後に新たな挑戦に打って出た。また原作のエッセンスを凝縮し、肝となるシーンや大切な台詞を丁寧に見せてゆくので原作ファンも納得の仕上がりだろう。生真面目で一見お人よしの宅配ドライバー・青柳雅春を演じたのは畑中智行。急に追われる立場となった彼は走る走る! 出会う人を一端は疑わねばならない運命のいたずらにも、純粋なひたむきさで立ち向かっていく。このあたりはさすがキャラメルボックス。現代の負をも映し出す題材なのに、清々しい感動を与えてくれる。また青柳の葛藤などを、大学時代の友人・森田森吾がストーリーテラーも兼ねて代弁する劇構造が面白い。森田を演じた山崎彬の自然な存在感が光る。青柳に絡むもうひとりの重要人物、連続殺人犯のキルオを演じた一色洋平は、同劇団の『嵐になるまで待って』にゲスト出演中、こっそり公募オーディションに申し込みキルオ役を勝ち取ったユニークないきさつが。やはり登場した瞬間から見事な身体能力と熱量で圧倒する。青柳の大学時代の恋人・樋口晴子(渡邊安理)と青柳との関係性は、酸いも甘いも噛み分けた年代にも心に刺さるのではないだろうか。冷たい空気感で場面を支配した警察庁の課長補佐・佐々木一太郎役の岡田達也、明晰なアナウンサーと青柳の母親を演じ分けた坂口理恵など、ベテラン勢の好演も忘れ難い。疾走感=音楽の多用に傾きがちなところを、ここぞというときだけベストな音楽を聴かせて緩急のある芝居を見せる。それが自ずと“人間同士の繋がり”“信頼”というテーマを浮かび上がらせ、観客の心を揺さぶる。青柳と共に観客も必死で走り抜けるような濃密な2時間。新たな一級エンターテインメントが誕生した。神戸公演は12月4日(日)まで、東京公演は12月10日(土)から25日(日)までサンシャイン劇場にて。チケット発売中。取材・文:小野寺亜紀
2016年12月01日本日12月1日に放送されるFRESH! by AbemaTV&ニコニコ生放送「アニメぴあちゃんねる」のゲストは、12月6日(水)にシングル『カムチャッカ・アドベンチャー』を発売する、アイドルユニット「神宿」から一ノ瀬みか、羽島みき、羽島めいの3人。そして12月21日(水)にストライク・ザ・ブラッドⅡ OVAのオープニングテーマ『Blood on the EDGE』をリリースする、岸田教団&THE明星ロケッツのボーカル、ichigoが出演する。神宿は2014年に結成された原宿発の5人組のアイドルユニット。一ノ瀬みかがメンバー最年少にしてセンターを務め、講談社「ミスiD2016」受賞、「引越し侍」をはじめとした単独でのテレビCM出演。神宿最年長にしてリーダーをつとめる「極度の天然ボケ」羽島みき。クールでしっかり者、羽島みきの実の妹である羽島めい、と今回出演する3人はそれぞれ個性的な面々。アニメやゲームに詳しい一ノ瀬と、姉妹で性格が真逆という3人と、レギュラーメンバーの秦佐和子と高野麻里佳がトークを展開。ほかにも神宿チームとichigoを迎えたアニメぴあちゃんねるチームで分かれ、ゲーム対決を実施。さらに『カムチャッカ・アドベンチャー』のMVを初公開する。岸田教団&THE明星ロケッツは、『ストライク・ザ・ブラッドⅡ』のオープニングテーマのほか、TVアニメ『学園黙示録 HIGHSCHOOL OF THE DEAD』、『GATE 自衛隊 彼の地にて、斯く戦えり』と数々のアニメのオープニングテーマなどを担当。今年、ライブツアーのファイナルを日比谷野外大音楽堂で行い、大盛況に収めた勢いのあるバンドだ。今回はバンドから紅一点、ヴォーカルのichigoがアニメぴあちゃんねるに登場。ichigoの由来はアニメ『BLEACH』の黒崎一護から来ているとのことで、こちらもアニメにまつわるトークを中心に、様々なトークを行う。会員放送では、ichigoや神宿の3人のデビュー前の写真を公開。なぜミュージシャンやアイドルになろうと思ったのか取って置きの写真と共にトークを展開。会員放送でのゲーム対決はちょっとハードなものを用意。「女は鼻が鋭い!匂いを嗅いで誰だか当てろゲーム!」と題し、ゲストやレギュラー出演者が目隠しをして、他の出演者の匂いで、誰なのかを当てるゲームや少し難易度の高い「ジェスチャーゲーム」に挑戦する。スイーツを賭けて繰り広げられる女の戦いは見物だ。なお、今回もゲストから視聴者へのプレゼントがあるので、詳細は放送でご確認を。■アニメぴあちゃんねる日時:12月1日(木)午後8時~午後10時出演:秦佐和子 / 高野麻里佳 / 美濃部達宏ゲスト:一ノ瀬みか、羽島みき、羽島めい(神宿) / ichigo(岸田教団&THE明星ロケッツ)
2016年12月01日レプロエンタテインメント創立25周年プロジェクト「浅草九劇(あさくさきゅうげき)」製作発表会見が行われ、こけら落とし公演に出演する羽田美智子、川島海荷、内田理央、「ベッド&メイキングス」の福原充則と富岡晃一朗、「カンパニーデラシネラ」の小野寺修二、「ONEOR8」の田村孝裕、「劇団子供鉅人」の益山貴司が登壇した。「浅草九劇」とは、ホテルと飲食店などの複合施設として来春オープンする「浅草九倶楽部(あさくさここのくらぶ)」の核となる新劇場。【チケット情報はこちら】こけら落とし公演・第一弾で川島が出演するベッド&メイキングスの『あたらしいエクスプロージョン』について脚本・演出の福原は「この国にキスの文化を広めた人間たちを描いた作品です。この劇場が新しく文化の出発点になり広がっていくイメージを持って、キスがここまで一般的になって、キスから始まって結婚して子供が生まれて…と広がることをテーマに創りました」と解説。富岡が「毎回違うメンバーを集めてはいますが、劇団という形をとって公演しているので、劇団員として働いてもらいます。海荷ちゃんにも劇団員としてやってもらいたい」と話すと、川島は「私もがんばって劇団員として働きたい」と笑顔。「舞台は直で伝わるものが大きいので、パワーも声も出してがんばります!」と話した。こけら落とし公演・第二弾を担うカンパニーデラシネラの小野寺は「浅草は外国の方もいらっしゃいますが、僕は言葉を少なめにした身体の表現(パントマイム)をやっているので、観てご理解いただけるのではないかと思います。がんばります」と話した。来年11月に内田出演で公演を行う劇団子供鉅人の益山は「血に飢えた演劇集団の我々にとって、こけら落としというのはかっこうの餌食ですので、全力でしとめにいきたい。一番若い劇団として積極的に汗をかく芝居をしていけたら」。この場で“女子プロレス”の作品になると聞いた内田は「想定外です。運動が苦手なので身体を鍛えるところから始めたいです!」と驚きながらも気合を入れていた。来年12月に羽田出演で公演を行うONEOR8の田村は「うちの劇団員が子役の頃に羽田さんと共演し、待ち時間1時間ずっとじゃんけんをし続けたというエピソードがあって(笑)。そういう羽田さんにあて書きしていく作品になると思います」。舞台出演は12年ぶりの羽田は「今から恐れてはいるんですけど(笑)、ずっと『映像の人』だと言われ続けてきたその殻を破りたい」と熱く語った。『あたらしいエクスプロージョン』は2017年3月3日(金)から21日(火)まで、カンパニーデラシネラの公演は3月24日(金)から31日(金)まで東京・浅草九劇にて上演。取材・文:中川實穗
2016年12月01日5月13日(土)・14日(日)大阪・METROCK大阪特設会場(大阪府堺市・海とのふれあい広場)、5月20日(土)・21日(日)東京・新木場・若洲公園にて、野外フェスティバル「METROCK2017」の開催が決定した。東京での開催は記念すべき5周年を迎え、大阪でも昨年に続き2年連続で開催される同フェス。各会場それぞれ、2日間で30組を超える出演者が熱いステージを繰り広げる。詳細は近日発表される。気になる方はご確認を。■TOKYO METROPOLITAN ROCK FESTIVAL 2017日程:2017年5月20日(土)・21日(日)会場:新木場・若洲公園(東京都)■OSAKA METROPOLITAN ROCK FESTIVAL 2017日程:2017年5月13日(土)・14日(日)会場:METROCK大阪特設会場(大阪府堺市・海とのふれあい広場)★★以下のリンクより「METROCK」をお気に入り登録して、情報をゲット!
2016年12月01日11月25日、日本初演30周年記念公演『レ・ミゼラブル』の新キャストお披露目会見が行われた。すでに公式HPで発表されていたキャストに加え、この日、新たに相葉裕樹と小南満佑子が加わり、9名がお披露目となった。様々なジャンルから集まった個性豊かな新キャスト陣が緊張した面持ちで、抱負やオーディションの様子を語った。生田絵梨花(コゼット)「中学生の頃からコゼットを演じたいと思い始め、声楽を学び、目標にしてきました。オーディションでは、『あなたは本当に楽しそうに歌うのね』と言われました。本番でも楽しむことを忘れず、光のような存在でありたいです」小南満佑子(コゼット)。2015年からアンサンブルに参加。「コゼットは清純なイメージでしたが、演出家に芯の強い女性だと教えていただいて。私らしいコゼットを演じたいです」内藤大希(マリウス)「ミュージカル俳優のステイタス的な作品。オーディションでは松原さんと役を替えて歌ってと言われ、立ち位置を変えたら冗談でした(笑)」橋本じゅん(テナルディエ)「小学生の時、先生の『ああ無情』の読み聞かせを聞き、テナルディエは大っ嫌いでした(笑)。でも今回、明日への活力を分かち合える役だと実感しました」鈴木ほのか(マダム・テナルディエ)。1987~91年日本初演でコゼット役、1997~2001年ファンテーヌ役。「レ・ミゼラブルに帰ってきたことを心から感謝します。オーディションで鳳蘭さんの動きをそのままやったら、なぜ本番みたいに動けるのかと不思議がられました」唯月ふうか(エポニーヌ)「オーディションでは『エポニーヌは切ない気持ちの他に、強い気持ちも持っている。見つけてみて』と言われて何度も歌ったのですが、その時は見つけられず、悔しい思いをしました。本番では絶対にエポニーヌを見つけて、自分ならではの役を作り上げたいです」松原凛子(エポニーヌ)「コゼットとエポニーヌで受けていました。エポニーヌを演じたら、演出家の方から『色気のあるエポニーヌ。それはありだね』と」相葉裕樹(アンジョルラス)「20代のうちに帝国劇場に立ちたくて挑戦。オーディションでは『君の熱はどうやったら上がるんだい?』と言われ試行錯誤。自分でも見たことのない表現ができました」二宮愛(ファンテーヌ)「エポニーヌで受けましたが、最終で『ファンテーヌやってみてよ』と突然言われ、歌いました。色黒で体も強靭な私が?とびっくり」『レ・ミゼラブル』は2017年5月25日(木)から7月17日(月・祝)まで、東京・帝国劇場にて。プレビュー公演は5月21日(日)から5月24日(水)まで。取材・文:三浦真紀
2016年11月29日2010年、野田秀樹 作・演出・出演の舞台『表に出ろいっ!』のオーディションで見出され、故中村勘三郎との三人芝居で世に出て以来、舞台と映像の両方で大活躍中の黒木華の最新舞台が決定した。倉持裕が江戸川乱歩の短編8作から、新たに戯曲を編み上げる『お勢登場』がそれだ。舞台『お勢登場』チケット情報読書好きを公言する黒木の乱歩体験は中学生の頃。「明智小五郎が活躍する“少年探偵団”シリーズなど子ども向けの作品を飛ばし、いきなり『人間椅子』や『芋虫』などを読んでしまったんです。恐ろしくて、でもどこか色っぽい妖しげな乱歩の世界にいきなり触れるという、強烈な出会い方をしてしまいました。『お勢登場』を読んだのは今回のお話をいただいてから。彼女は乱歩の短編一作にしか登場しない女ですが、倉持さんは『押絵と旅する男』を軸に、8つの物語をお勢が旅するように巧みに紡がれているんです。読み進むうちに、本当にお勢が全ての事柄に関わっているような気がしてきてゾクゾクしました。“倉持マジック”ですよね」。今回が初手合わせとなる倉持の作品では、劇作・演出を手掛けた『窓』(2010年)を観ており、「登場人物同士の関係性がとても緻密で、笑って話していたはずのふたりから不意に、思いも寄らぬ暗い感情がこぼれて来るような瞬間が描かれている。観ているうちにどんどん前のめりに引き込まれて、観劇後は“いつかご一緒できたら”と思っていました」と言う。続けて「今日伺ったのですが、乱歩はもともと、お勢を明智探偵のライバルにしようと思っていたそうなんです。確かに彼女は頭が良く、具体的な描写はありませんが、きっと姿も美しいのでしょう。どことなく振る舞いに品もあり、そのうえミステリアス。何より、私たち普通の人間には想像できないような価値観を持ち、社会的には悪、犯罪と呼ばれるような行為を冷静に、しっかりと計算しながら遂行していくところが、乱歩作品の登場人物ならではの魅力を放っているんですよね」と語る彼女の瞳までがどこか妖しい光を放ち、既に劇世界に入り込んでいるかに見える。「戯曲に『私、退屈なの』というセリフがあって、それが私は大好きなんです。そんな風に世の中も自分もどこか遠くから見ているようなお勢の視点は、演じる私にとってもとても興味深いもの。早く実際に演じてみたくてたまりません。と、言えば言うほど、自分で自分のハードルを上げることになってしまいますが」と笑うが、既に準備は万端の様子。乱歩と倉持、ふたりの作家が惚れ込むヒロインに、新たな息吹が吹き込まれるに違いない。『お勢登場』は2017年2月10日(金)から26日(日)まで東京・シアタートラムで上演。他に福岡、大阪でも公演あり。なおチケットぴあでは東京公演の先行販売を11月29日(火) 午前11時よりインターネットで発売する。取材・文:尾上そら
2016年11月28日西岡徳馬が新納慎也、音尾琢真(TEAM NACS)と対峙する傑作推理劇『スルース~探偵~』が11月25日に開幕した。西岡と新納、西岡と音尾という2バージョンで上演する本作。演出は深作健太が手掛ける。公演初日、ゲネプロ(新納出演)が公開された。舞台『スルース~探偵~』チケット情報本作は、1970年に初演され、71年にはトニー賞演劇作品賞とエドガー賞を受賞。72年、2007年に2度にわたり映画化され、日本では劇団四季が1973年に初演し、現在も再演されている傑作サスペンス。ピアノの音と雷の中、舞台上に突然西岡のシルエットが浮かび上がり、ゾクッとした瞬間に『スルース~探偵~』の世界へ連れていかれる。物語は著名なミステリー作家のアンドリュー・ワイク(西岡)が、妻の愛人であるマイロ・ティンドル(新納/音尾)を自宅に呼び出すところから始まる。アンドリューは「浪費家の妻にはほとほと困り果てていた」「私にも愛人がいる」と告白し、自宅の金庫から宝石を盗んでほしいと言い出す。それによりアンドリューは保険金と愛人を、マイロには宝石と妻を手に入れられるというのだ。マイロは考えた末、アンドリューの筋書きどおりに珍妙な手順で宝石を盗むが――。社会的地位も年齢も上のアンドリューは余裕の態度で、若いマイロはそこに取り込まれまいと虚勢を張る…ふたりはそんな力関係から始まる。しかし、騙し合いに次ぐ騙し合いで徐々にグラつき始めるそのバランス。ポーカーフェイスのふたりから吹きだす汗までもがなにかを語っているようだった。対峙とも競演ともいえる熱演は、西岡が本作を「ずっとやりたかった」と熱く語る姿を思い起こさせるものだ。しかし、そんな舞台上のやり取りをただ楽しむ、というわけにいかないのが本作。相手に見せる顔、見せない顔、すべてを観ることができるのは客席だけであり、無意識のうちにそこにある虚と実を見極めようとしている。西岡、新納、客席の間をグルグルと回る疑念がじっとりと劇場を包み込んでいく楽しさは、劇場でしか味わえないものだろう。一瞬たりとも気の抜けないむき出しともいえる芝居は、演じる人によって全く違うものになることは間違いない。公演前半の新納、後半の音尾出演の両バージョンをぜひ体験して!西岡VS新納の<探偵バージョン>は12月11日(日)まで、西岡VS音尾の<スルースバージョン>は12月17日(土)から28日(水)まで、東京・新国立劇場 小劇場にて。その後、<スルースバージョン>が福岡、愛知、宮城を巡演。取材・文・撮影:中川實穗
2016年11月28日全員声優キャストによる本格コメディ『Run for Your Wife』が、11月30日(水)に開幕する。本作は、声優・俳優・タレントとしての活躍中の山寺宏一と水島裕、演出家の野坂実がコメディをやるために立ち上げた演劇ユニット「ラフィングライブ」の第2回公演。山寺、水島に加え、高垣彩陽、寿美菜子、岩崎ひろし、高橋広樹、小野賢章、横田健介という豪華声優陣が揃った。ラフィングライブ第二回公演『Run for Your Wife』チケット情報今回、その稽古場に潜入した。物語の鍵となるのは、タクシードライバー・ジョン(山寺)のとある秘密。実はジョンは、メアリー(高垣)とバーバラ(寿)というふたりの女性と結婚し、仕事のタイムスケジュールを完璧にコントロールすることで、重婚生活をエンジョイしていたのだ。しかし、あるアクシデントからスケジュールが狂い、ごまかすためのウソがウソを呼んで大パニックが巻き起こっていく――。イギリス人脚本家 レイ・クーニーの戯曲である本作。まず独特に感じたのは、このキャスティングでないと味わえない台詞回しだ。どこか洋画の吹き替えを彷彿とさせるノリとテンポが、海外のコメディ特有の面白さを引き立てる。さらに、山寺のハイテンションに動き回るドタバタっぷりや、高垣が躊躇なくやり遂げる振り切れた表情、水島と寿の一向に?み合わないやり取りなど、コミカルな芝居に大笑い。中でも小野の“オネエ”っぷりは濃厚で、すれ違いざまに岩崎の顔を撫でてお尻を触っていく姿には、稽古場が笑いに包まれていた。演出の野坂は、台詞の最初の一音のタイミングから次の動きにつなげやすい立ち位置まで、一つひとつを精査して、コメディの命である“間”を丁寧に調整していく。それに対しキャスト達も、わからないときは何度も確認しながら、確実に稽古を進めていく。そんな真剣さ漂う稽古場だが、雰囲気は和やか。ちょっとした確認でも毎回全力で演じる高垣に、水島が思わず「声がもったいないよ!」と声をかけるなど、山寺や水島、そして最年長の岩崎が積極的に空気をほぐしていた。誰かがひとりでセリフの確認をしていると他の人が稽古に付き合ったり、アドバイスしたり、それぞれが協力し合いながら芝居が作られている現場だった。公演は11月30日(水)から12月4日(日)まで、東京・Zeppブルーシアター六本木にて。12月1日(木)・2日(金)は、キャストによるお見送り企画も。取材・文:中川實穗
2016年11月28日演劇集団キャラメルボックスの2017年第一弾公演が『鍵泥棒のメソッド』に決定した。本作は内田けんじ監督の同名映画(2012年公開)をキャラメルボックスが2014年に舞台化したもの。公演は東京と大阪で3月に開催される。キャラメルボックス『鍵泥棒のメソッド』チケット情報物語は腕利きの殺し屋・コンドウと売れない役者・桜井の人生がひょんな事から体が入れ替わり、事件に巻き込まれていく痛快アクションコメディ。キャラメルボックスにとっては、映画をそのまま舞台化するという初めての挑戦だったが、演劇ならではの手法や、舞台上で繰り広げられるスピーディな展開で初演は大成功を収めた。その人気作を来年、早くも再演。出演は畑中智行、実川貴美子、岡田達也ら劇団メンバーに加え、ゲストに文学座の石橋徹郎、若手人気俳優の久保田秀敏が決定。また、新しい試みとして「新人抜擢ステージ」を設定。入団2年目の山崎雄也と大滝真実を主演に据え、主軸が脇に回って支える未来のためのチャレンジステージを実施する。公演は3月2日(木)から12日(日)まで東京・サンシャイン劇場、3月18日(土)から20日(月・祝)まで大阪・梅田芸術劇場シアター・ドラマシティにて。「新人抜擢ステージ」は東京が3月4日(土)17:00と9日(木)19:00、大阪が3月19日(日)18:00の計3回。チケットは12月25日(日)発売開始。
2016年11月25日12月に開幕する劇団四季の海外新作ミュージカル『ノートルダムの鐘』。その稽古の様子が11月24日、報道陣に公開された。劇団四季『ノートルダムの鐘』チケット情報『ノートルダムの鐘』は15世紀末のパリ、ノートルダム大聖堂の鐘楼に住む異形の青年カジモドを中心とした物語。カジモドと、彼を世話する大聖堂聖職者フロロー、警備隊長フィーバス、その3人が同時に愛する娘エスメラルダの間で繰り広げられる人間ドラマが描かれていく。ミュージカル版は1996年に公開されたディズニー長編アニメーションに基き、アニメと同じ楽曲も使用されるが、ストーリーとしてはヴィクトル・ユゴーの原作小説に回帰し、人間それぞれが抱える光と闇に焦点を当てている。この日の稽古場では3つのシーンが披露された。まずはカジモドが鐘楼の外への世界への憧れを歌うナンバー『陽ざしの中へ』を、カジモド役候補の海宝直人が力強い声で歌う。異形の存在であるカジモドは、背を丸め、脚をひきずり、話す声も絞り出すようなもの。しかし歌いだすと一変、彼の内面の美しさが発露されるように、美しい歌声だ。体当たりの演技を見せる海宝の姿に、報道陣も集中して見入る。続けてエスメラルダ、フィーバス、フロローらメインキャラクターが勢ぞろいする“道化の祭り”のシーン。エスメラルダ役候補の岡村美南の健康的な色気、長い手足が映える美しいダンスがひときわ目を引く。さらに聖職者の身でありながらエスメラルダに邪な感情を抱いたフロローの葛藤を歌うナンバー『地獄の炎』へと。ここではベテランの芝清道が、魂をぶつけるかのような大熱唱。このミュージカルの見どころのひとつであるクワイヤ(聖歌隊)とともに、ドラマチックかつ荘厳な世界観を表現していた。またシーン披露の合間には、演出のスコット・シュワルツが俳優たちのそばに行き、1曲の中のキャラクターの心情の変化を丁寧に、身振りを交えてアドバイスをしている姿も印象に残った。稽古場披露後は、カジモド役候補の海宝、飯田達郎、田中彰孝の3人と、シュワルツ氏の合同取材も開催。本作の演出意図をシュワルツ氏は「実際の原作は、非常に残酷で痛々しい作品であり、ディズニー作品ではなかなか取り上げない領域。でもその中核にはやはり希望があり、闇を排除する光が表現されている。劇場版を作るにあたり、ユゴーが描いた闇を忠実に表現しつつ、それでも望みを諦めないといった点を意識した」と説明。カジモド役候補の3人は、「カジモドはピュアで、まっすぐ。それゆえに傷付き傷付けられる。そういう繊細さがありながら肉体的にはパワフル。そこをきちんと表現したい」(海宝)、「僕は作品の中心(主人公)の役どころをするのが、今回が初めて。未知の領域ですが、俳優としても人間としても大きく一歩前に出れる役になると思っています」(飯田)、「楽曲はアニメ版と同じものを使っている部分がありますが、その中で歌われている感情は、より原作に近づいていたり、よりお客さまに対して生の感覚をぶつけるものになったりしています」(田中)と、それぞれ心境や意気込みを語った。『ノートルダムの鐘』は12月11日(日)に東京・四季劇場[秋]にて開幕。
2016年11月25日宅間孝行主宰・タクフェスの新シリーズ第一作目『わらいのまち』が、2017年3・4月に上演される。作・演出で長男役も務める宅間、次男役の永井大、三男役の柄本時生に話を聞いた。タクフェス 春のコメディ祭!『わらいのまち』チケット情報本作は、「タクフェス春のコメディ祭!」シリーズの第1作目。「1997年に劇団を旗揚げして、来年12月で20年になるんです。20年間お客様に支えられてなんとかやってきた身からすると、もう少し感謝の気持ちを形にしたい」(宅間)と、シリーズを立ち上げた。今後、秋は切ない系、春はコメディを毎年上演する。そして今回は、2011年に宅間主宰の東京セレソンデラックス(2012年解散)で上演した『わらいのまち』の再演。寂れた田舎町の寂れた温泉旅館を舞台にしたシチュエーションコメディで、<暗転なし・転換なし・ノンストップ>という宅間の一幕モノの原点となった作品でもある。永井と柄本の印象を聞いてみると「大は以前うちに一本(『夕』/2008年)出てて、それが初舞台だったんですね。お世辞抜きにすごくよかったので、もう一回一緒にやりたいなって思っていて。この役、ぴったんこなんじゃないのって。時生くんは今回初めてなんですけど、顔が並んでるだけで『面白いことが起きるんじゃないか』って感じさせる人がよくて。まさにドンピシャ。すごく楽しみです」。それに対して永井は「コメディをあまりやったことがないので、いろんなところで使える引き出しを宅間さんに教えていただきたいです!」。柄本は「僕も、舞台でど真ん中のコメディってやったことなくて。自分でもどうなるかわからないから楽しみ。頑張りたいです」。宅間作品2作目の永井は稽古場について「すごく体育会系。ピリピリした空気や、和らいだ空気、みんなのチームワーク…メリハリがあって好きな場所です」。それを聞いて柄本は「楽しいだけで終わらない、そういう感じがないと稽古って面白くない。やってるときは泣きたくなると思うけど(笑)、結局はいいことがあるんだと思います」。また、唯一初演から出演する柴田理恵について宅間は「この公演直後に(柴田が所属する)WAHAHA本舗の公演があるんですけど、柴田さんが『この役は絶対やりたいんだ』って言ってくれて。嬉しかったですね。ただし、WAHAHA本舗で毎回柴田さんが作るコーナーを俺が考えるんだったら、って(笑)」と、意外な展開も!宅間が「初演を上演したシアタークリエのプロデューサー曰く『クリエ史上一番笑いを取った』作品です。ぜひこの機会を逃さずに劇場に参加しに来てください!」と意気込む公演は、2017年3月30日(木)から4月12日(水)まで東京グローブ座にて。その後、名古屋、兵庫を巡演。取材・文:中川實穗
2016年11月24日