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7月6日(水)にリリースされるthe HIATUSの約2年半ぶり、5枚目となるアルバムの詳細が決定し、ジャケットビジュアルも公開された。the HIATUSのチケット情報アルバムタイトルは『Hands Of Gravity』。あわせて全10曲の収録楽曲のタイトルと、ジャケットビジュアルも明らかになった。昨年からメンバー各々の音楽活動や夏フェス出演等と並行し、アルバム制作に向けて準備を進めていたthe HIATUS。7月15日(金)からは全国ツアー「Hands Of Gravity Tour 2016」もスタートする。最新アルバムと共に、久々の全国ツアーへの期待も高まる中、チケットぴあでは北海道・大阪公演にて6月20日(月)11:00までWEB先行抽選[プレリザーブ]を実施中。<作品情報>5th Album『Hands Of Gravity』2016年7月6日(水)リリースUPCH-20422/¥2,592(TAX IN)01. Geranium02. Clone03. Drifting Story04. Bonfire05. Let Me Fall06. Radio07. Catch You Later08. Secret09. Tree Rings10. Sunburn<the HIATUS TOUR 2016>7/15(金) Zepp DiverCity7/20(水) Zepp Nagoya7/21(木) Zepp Nagoya7/26(火) 新潟LOTS7/28(木) 金沢EIGHT HALL8/2(火) 帯広MEGA STONE8/4(木) Zepp Sapporo8/30(火) 川崎CLUB CITTA’9/1(木) 高松festhalle9/2(金) BLUE LIVE 広島9/4(日) 大分T.O.P.S Bitts HALL9/7(水) 福岡BEAT STATION9/9(金) 岡山CRAZYMAMA KINGDOM9/13(火) 新木場STUDIO COAST9/15(木) いわきclub SONIC9/22(木) 仙台PIT9/23(金) 石巻BLUE RESISTANCE9/25(日) KLUB COUNTER ACTION宮古9/29(木) Zepp Namba9/30(金) Zepp Namba
2016年06月15日クイーン+アダム・ランバートの来日公演が9月22日(木・祝)、23日(金)に東京・日本武道館で行われることが決定した。【チケット情報はこちら】クイーン+アダム・ランバートは、イングランドのロックバンド、クイーンのオリジナルメンバー、ブライアン・メイ、ロジャー・テイラーに加え、アメリカの歌手、アダム・ランバートが加入。新生クイーンとしては、初のロックの殿堂・日本武道館公演となる。各地のフェスティヴァルでヘッドライナーを務め、世界各地で開催した70公演以上のチケットがソールドアウトとなり、これまでライヴに訪れた観客数は優に100万人を超える圧巻のパフォーマンス。ヒット曲満載のパフォーマンスは必見!絶対にお見逃しなく!今回の来日決定に際し、「何と素晴らしい機会だろう。45年間以上も世界各地をツアーしてきた今、アジアで全く新しい地に降り立つことになった。クイーンはアダムと活動することで新しいエネルギーと生命力を得た。各地の皆さんの笑顔が見られるのを楽しみにしているよ」(ブライアン・メイ)。「アジアの素晴らしい各都市に、クイーンとして訪れるのが本当に楽しみだ」(ロジャー・テイラー)。「近頃はアジアに訪れる機会があったので、クイーンとの公演でアジアを再訪できることにワクワクしている。記憶に残るショウを皆さんにお届けするよ」(アダム・ランバート)とコメントを寄せている。チケットの一般発売に先駆けて、チケットぴあでは先行抽選プレリザーブを実施中。受付は6月21日(火)午後11時59分まで。■クイーン+アダム・ランバートLIVE IN TOKYO 20169月22日(木・祝)開場 18:00 / 開演 19:009月23日(金)開場 18:00 / 開演 19:00会場:日本武道館(東京都)料金:S席 16,500円 / A席 14,500円 / B席 12,500円 / SS席 40,000円※SS席はグッズ付き、数量限定の良席です。※未就学児童入場不可※チケットはお一人様1枚必要です。
2016年06月15日劇団四季在団中は数多の作品でヒロインを務め、退団して活動再開後もたった4年で、今や日本ミュージカル界を代表する存在となった濱田めぐみ。彼女の芸能活動20周年を記念して、ミュージカル『Tell Me on a Sunday~サヨナラは日曜日に~』が上演中だ。新国立劇場小劇場という客席400の濃密な空間で繰り広げられるのは、なんとソロ・ミュージカル。しかも『キャッツ』『オペラ座の怪人』の作曲で知られる巨匠、アンドリュー・ロイド=ウェバーの手による、約40年前に初演された作品というから注目だ。ミュージカル『Tell Me on a Sunday~サヨナラは日曜日に~』チケット情報舞台はニューヨーク。スーツケースををぶらさげてロンドンからやってきたエマ(濱田)は、デザイナーと幸せな恋愛というふたつの夢を描いて胸を膨らませていた。ところが頼りにしていたニューヨークの恋人に裏切られ、女友達の家に転がり込むはめに。次にエマが恋したのは、大金持ちの映画プロデューサー。彼と共にロサンゼルスに移り住んだエマは、自分のスケッチを見てもらおうと意気込むが、恋人に軽くあしらわれてしまう。その後、自立を目指して再びニューヨークに戻ったエマだったが、年下の恋人との穏やかな時間も、やがて……。舞台奥から客席の前まで敷かれた白い"道"と、左右に同じく真っ白な布が天井から垂れ下がっているほかは、いくつかのトランクが置かれているだけのステージ。そこに登場した濱田も、最初は白いTシャツにショートパンツ姿だ。だが冒頭、シンプルな夢を抱いて都会に出てきたエマの歌声は、出会いと別れを繰り返して少しずつ陰影を増してゆく。弾けるような笑顔の少女が、挫折と現実を知った女性の横顔を見せるようになる。くるくると変わる表情や細やかな仕草で魅せる濱田を堪能するにつれ、セットなどの要素をギリギリまで削ぎ落としたスタッフの意図がわかるような気がした(演出/市川洋二郎、舞台美術/伊藤雅子)。楽曲は、当時の全英チャートにも入り、イギリスでは今も有名な曲だという「放っておいてよ」や、セリフをそのまま音に乗せたような「言わせて」など、どれもロイド=ウェバーならではのキャッチーなポップスばかり。一方で変拍子が多く、歌い手泣かせと言われる彼の曲だが、緩急自在に歌いこなして観客をグイグイと引き込むあたりは濱田の真骨頂。また舞台の白い壁面に映し出される映像は水彩画や軽いスケッチで、物語をさりげなく支えて印象に残った(映像/上田大樹)。「この何処にでもいるような女性の人生を描くことができるのは、類稀なる才能を持った女優だけ」(Whatsonstage.com)といわれる本作を、70分ノンストップで演じきる濱田。その言葉を見事に体現した彼女に、改めて感じ入る1本となった。公演は6月26日(日)まで東京・新国立劇場 小劇場にて。チケット発売中。取材・文佐藤さくら
2016年06月14日乙女ゲームを原作にした『黒蝶のサイケデリカ THE STAGE』が8月に東京・紀伊國屋ホールにて上演される。本作は、同名の乙女ゲーム(PlayStation Vita向け)が原作。過去の記憶を失った少女・紅百合(べにゆり/藤本かえで)が、謎めいた洋館で緋影(ひかげ/山田ジェームス武)らと出会い、拳銃で「黒蝶狩り」をしながら“万華鏡の欠片”を集めていくサスペンスラブストーリー。従来の乙女ゲームとは異なる世界観で人気を博し、熱狂的なファンも多く、初の舞台化に注目が集まる。『黒蝶のサイケデリカ THE STAGE』チケット情報今作で座長を務める山田ジェームス武に意気込みを聞いた。実は「恋愛ゲームが好き」という山田。原作もプレイ中だそうで、「乙女ゲームの世界観はわかっているつもりでしたが、『黒蝶―』はサスペンス要素が強くて他とは違う雰囲気。引き込まれました」と語る。自身が演じる緋影に関しては「僕は、背伸びしてるんじゃないかと思っています。大人な面やクールな面は、実は取り繕ってる部分なのかなって。いろいろ抱えてる分、本当はしんどいんじゃないですかね。でもやさしくてお茶目な一面もありますね」。山田自身はどうかと聞いてみると、「僕はね、悩みがないんですよ(笑)。本当に真逆。そういう役は楽しみも多いです。緋影として中からしっかり作っていきたいです」。乙女心をときめかせるのも原作の魅力のひとつ。「キュンキュンさせられるかなあ?僕、どっちかというと残念なほうですよ。女性の求めるものが正直よくわからない」と笑う。「紅百合として恋するなら山都(やまと)。男らしさと荒っぽさの中にやさしさがあってキュンキュンします!同性として憧れるのは鴉翅(からすば)。本質的にいいところがたくさんあるからあの立ち位置でいられるんだと思う。……でも緋影が一番です!」舞台で初めての座長を務める山田。「がんばらないとなっていうのはありますけど、僕、気負っちゃうとダメなタイプなので、みんなで作れたらと思っています。今作は、初座長で、乙女ゲームも初で、アクションも初で、女性との恋愛ものも初。本当に初めてのことだらけなんですけど、一つひとつにしっかり取り組んでいって、皆さんに『黒蝶のサイケデリカ』をより好きになってもらえる舞台を届けたいです」原作や舞台についてたくさんのことを語る山田の姿から、本作への意気込みを感じられた。『黒蝶のサイケデリカ THE STAGE』は、8月3日(水)から7日(日)まで、東京・紀伊國屋ホールにて。取材・文:中川實穗
2016年06月13日ミュージカル『キム・ジョンウク探し~あなたの初恋探します~』が6月12日、東京・よみうり大手町ホールで開幕した。開幕に先駆け11日、出演する村井良大、彩吹真央、駒田一が取材に応じ、作品の魅力と意気込みを語った。ミュージカル『キム・ジョンウク探し』チケット情報『キム・ジョンウク探し~あなたの初恋探します~』は2006年に韓国で生まれ、2014年までロングランを重ねた人気作。何をやってもダメダメで、会社をクビになった挙句彼女にも振られてしまった主人公の青年が、新たに始めた“初恋の人を探してあげる会社”。そこにやってきた、初恋を忘れられない女性。その初恋の相手の手がかりは“キム・ジョンウク”という名前だけ…。彼と彼女が“キム・ジョンウク”を探し出す過程を、コミカルに、そしてロマンチックに描き出していくラブコメ・ミュージカルだ。2010年には映画化もされ、日本でも公開されたが、日本版ミュージカルは今回が初演となる。出演者はたった3名。主人公の冴えない青年ミニョクと、カッコいい初恋の相手キム・ジョンウクの2役を村井が、ヒロインのアン・リタを彩吹が演じ、彼らに関わる24役ものキャラクターを駒田がひとりで担う。その奮闘っぷりも見どころだ。「たった3人しかいない舞台ですが、舞台上では僕らが所狭しと暴れまくっております。笑って痛快なテンポで進んで行くラブ・コメディ」と村井が楽しさをアピール。3人のチームワークも良好だったようで、「休みの前なんか、反省会と言う名の食事会をしょっちゅう開いてたね」と駒田が話せば、「ここまで集まりが良いカンパニーって珍しい(笑)」(彩吹)、「全キャストがこんなに集まるなんて、ねぇ!?」(村井)、「まぁ、3人なんですけど(笑)」(駒田)と、テンポの良い掛け合いで報道陣を笑わせた。そしてやはり、話題は駒田の24役へ集中。「一さんが登場するたびに笑っちゃう(笑)。でも本当にひとつひとつの役の、声も姿勢も全部が違うんです」(彩吹)、「稽古場でも、一さんの色々な引き出しが見られるのが面白かった。しかも稽古場でもアドリブが毎回違う!」(村井)と、共演のふたりもその芸達者ぶりに舌を巻く。その駒田は「正直、苦しい稽古場でしたが、だからこそそれを乗り越えたなと、数日前から本当に楽しくなった。劇場で、笑って泣いて頂ければ僕らも幸せです」と話した。公演は6月26日(日)まで同劇場にて上演。その後6月29日(水)・30日(木)に大阪・サンケイホールブリーゼでも上演される。チケットは発売中。
2016年06月13日9月3日(土)、4日(日)に福岡・芥屋海水浴場キャンプ場で行われる「24th Sunset Live 2016 - Love & Unity -」の第2弾出演者が発表された。【チケット情報はこちら】今回発表された出演者は初日の9月3日(土)にTEE、DJダイノジ、HABANA。2日目の9月4日(日)にSOIL&"PIMP"SESSIONS、RHYMESTER、leccaなど、13組。6月20日(月)には第3弾出演アーティストの発表も予定されている。チケットの一般発売は7月18日(月・祝)より。なお、一般発売に先駆けて、現在オフィシャルサイトでは特割先行予約を実施中。受付は6月20日(月)午後11時59分まで。■24th Sunset Live 2016 - Love & Unity -日時:9月3日(土)開場11:00 / 開演11:309月4日(日)開場11:00 / 開演11:30会場:芥屋海水浴場キャンプ場(福岡県糸島市志摩芥屋2589)<第2弾出演アーティスト>【9月3日(土)】TEE / DJダイノジ / HABANA / Humble Soul(from Hawaii) / 東田トモヒロ/Bloodest Saxophone【9月4日(日)】青葉市子/ADAM at / 韻シスト / SOIL&"PIMP"SESSIONS / PAPA U-Gee meets GA-PI(Original Thai Dub)with Pinn Ball / RHYMESTER / lecca料金:単日券大人6500円ナイト券5000円(18時以降の入場)2日間通し券13000円(オリジナルタオル付)※料金はすべて税込。※中高生4,000円(要学生証提示で当日差額返金。大人券をお買い求めください)※小学生以下無料(但し家族に限り)※雨天決行(荒天の場合は中止)
2016年06月13日昨年、好評を博した新感覚の歴史朗読劇『僕とあいつの関ヶ原』『俺とおまえの夏の陣』が約1年ぶりに再演される。本作は、原作・吉田恵里香(映画『ヒロイン失格』脚本)×演出・中屋敷法仁(劇団「柿喰う客」)という異色タッグによる朗読劇シリーズ。前回からキャストを一新。『僕とあいつの関ヶ原』2チーム、『俺とおまえの夏の陣』1チームの計3チームで、戦国武将たちの友情、忠誠、裏切り、愛情と、戦国末期を駆け抜けた男たちの生きざまを描く。今回、猪塚健太、須賀健太、染谷俊之、松田岳にそれぞれ意気込みを聞いた。チケット情報朗読劇の経験者である染谷はその魅力を「視覚に頼らず、情景や心情をお客さんが好きに想像できるのが良さだと思います。演じる側としては、身体を使わずに声だけでどう表現するかというのが楽しいところですね」と語る。今作はこれから作られていくが、前作を見た須賀が「演者の熱量がすごく大切な作品だと思いました。朗読劇は、立って読む様子ををみせるイメージがあったんですけど、この作品は意外と動いていたりして。新しい試みなのかなと思います」と話す通り、本作は和服姿で動きも交えて朗読する独特のスタイル。一人何役も演じることもあり、猪塚は「衣裳もメイクも変えずに何役も表現するのは、この作品ならではの特徴。それをどこまで表現できるか。メインの役以外でもその人の生き様があると思うので、役が生きるように演じ分けたい」と意気込みを語った。舞台となる戦国時代が好きだという松田。「戦国時代って合戦の勝ち負けのイメージがあるんですけど、実は政治的な部分が泥臭くて面白いんですよ。特にこの作品はその辺りがたくさん描かれているので楽しいと思います!」と魅力を教えてくれた。猪塚「初めての朗読劇ではありますが、今の自分にできる最高の舞台を観てもらえるようにがんばります!」染谷「人がすごくあっけなく死んだり、燃えるように生きたりと熱い時代。そんな時代を生きる男たちを一生懸命演じたいです」須賀「朗読劇は初めてなので、新しい一面をぜひ観て頂きたいです。再演なので、さらに新しい挑戦やこのキャストならではの魅力を出せたらと思います」松田「チーム感が大事な作品。“このメンバーが好きだな”と思ってもらえるようにがんばりたいです」『僕とあいつの関ヶ原』は7月7日(木)から9日(土)、『俺とおまえの夏の陣』は7月10日(日)に東京・天王洲 銀河劇場にて。取材・文:中川實穗
2016年06月10日2013年に演出やキャストが一新され、“リボーン版”として生まれ変わったミュージカル『マイ・フェア・レディ』が、再び上演される。オードリー・ヘップバーン主演の映画でも広く親しまれる本作は、ロンドンの下町の花売り娘イライザが、言語学者ヒギンズ教授のレッスンで麗しい貴婦人へと生まれ変わるというシンデレラ・ストーリー。前回公演よりイライザ役を務める元宝塚歌劇団男役トップスターの霧矢大夢に話を聞いた。ミュージカル「マイ・フェア・レディ」チケット情報前回は霧矢にとって宝塚退団後の“女優”デビューとなった作品。「イライザはハッキリと物を言う女性なんですが、一方で女性ならではのいじらしさもあって。そのバランスの取り方とかがすごく難しくて、“女心が分からない!”と思いながらお稽古していました(笑)。その後いろんな女性の役を経験させていただいて、最近は、男役を経験したからこそ客観的に女性の内面を捉えて演じられることが楽しくなってきましたね」。そんな霧矢を、今回も寺脇康文が受け止める。霧矢はもちろんカンパニーにとっても頼れる存在だ。「本当に大らかで明るいヒギンズさんで、自分がどう出ても受け止めてくださるんです。カンパニーの中でも兄貴的な存在で、とても頼りにしています。今回またどんな関係が作れるのか、楽しみですね」。宝塚在団中も英国を舞台にした作品に出演することが多かった霧矢。その度に本作で見せ方を研究していたという。「独特な格式、階級社会のこと、下町の人の振舞い、上流階級の振舞いなど、いろんなことが参考になる教科書のような作品だったのですが、男役でしたのでイライザには全然焦点を当てていなかったんです。もっとちゃんと見ておけば良かったですね(笑)」。繰り返し観てきた中で霧矢が感じる作品の魅力は、すべてのキャラクターが魅力的であることと、普遍的なテーマがあること。そして、単なるシンデレラ・ストーリーではないと話す。「楽曲もストーリーも素晴らしく、ミュージカルの醍醐味が詰まっていると思います。男女の心の距離感などが甘く切ないメロディでイキイキとコミカルに綴られていく、すごく魅力的な作品ですね。イライザが安定を求めるか、荒波を選ぶか、平らな道を選ぶか…。そうやって人生の岐路に立たされることって誰にでもあると思いますので、共感しながら観ていただきたいですし、多くを語りすぎない結末の描かれ方も粋だなと思いますので、お客様にも想像しながら楽しんでいただきたいです」。公演は、7月10日(日)から8月7日(日)まで東京芸術劇場 プレイハウス、8月13日(土)・14日(日)愛知県芸術劇場 大ホール、8月20日(土)から22日(月)まで大阪・梅田芸術劇場メインホールにて上演。チケットは発売中。取材・文:黒石悦子
2016年06月10日実力派ミュージカルスターによるガラコンサート『ブロードウェイ・ミュージカルライブ 2nd』が6月14日(火)・15日(水)、東京・EXシアター六本木にて上演される。2010年から上演を重ねる本コンサートの、今回は新シリーズとしてコンセプトバージョンを開催。シリーズ第一回目は「トニー賞VSアカデミー賞」と題してミュージカルナンバーのみならず、多くの人の心に残る映画音楽の名曲も含めた、豪華ラインナップが実現した。今回のこのコンサートに、日野真一郎が意外な選曲で初参加する。メンバー5人全員が音大卒である男性ヴォーカル・グループ“LE VELVETS(ル ヴェルヴェッツ)”に所属する日野は、メンバーに先駆けてミュージカル『ファントム』(14年)に出演。歌手、俳優として活躍が期待される次世代スターのひとりだ。「トニー賞VSアカデミー賞」チケット情報「普段は5人で活動しているので、このようにひとりで参加するのはプレッシャーもあります。でも確実に経験値は上がるはず。僕が一番最初にミュージカルの舞台に出てから、今はほかのメンバーもそれぞれミュージカルを経験するようになりました。その後にグループに戻って一緒に歌った時に、やっぱり違いがわかるんですよね。僕らはお互い、どう学んだか、いろいろ経験してきたことをシェアするので、ほかのメンバーが経験したことも、あたかも自分が経験したかのように感じられる。グループとしても個人としても、レベルが上がっているんじゃないかなと思えるんです」日野が今回ソロで披露する楽曲は、『レ・ミゼラブル』からファンテーヌが歌う名曲『夢やぶれて』と、映画『ミスター・アーサー』の主題歌であり、クリストファー・クロスの世界的ヒット曲で知られる『ニューヨーク・シティ・セレナーデ』だ。「『夢やぶれて』は以前から大好きな曲だったんですが、女性が絶望の思いのなかで歌い上げる曲というのもあって、自分で歌うことは避けていたんですね。でも今回思いがけず勧められて、これは歌う運命にあるんだなと(笑)。女性曲だけど、もし男性がこのような思いで歌ったらどうなるのか、僕なりの歌い方を今、探っているところです。『ニューヨーク~』のほうもリクエストをいただいて、これはぜひ本物を聴きたい!と思って、4月のクリストファー・クロスの来日公演を観てきました。自分でも今歌ってみて、素敵なメロディにどんどん心惹かれています」本コンサートならではのお披露目となるソロ曲とともに、悠未ひろとのデュエット曲『Somewhere』(『ウエストサイドストーリー』より)も予定している。宝塚歌劇団出身の長身スターである悠未と声を合わせてみて、「とても面白かった。新しいものが生まれそうです!」と手応えも上々。美麗テノールが誘う曲の新たな世界観をぜひ味わいたい。「ミュージカルや映画の名曲とともに、その曲を聴いた当時の思い出を振り返る…そんな素敵なコンサートになると思います」取材・文/上野紀子
2016年06月10日10月8日(土)、9日(日)に埼玉・さいたまスーパーアリーナで開催されるLOUD PARK 16の第4弾出演アーティストが発表された。【チケット情報はこちら】出演が決定したのは、ロンドン出身のスラッシュ・メタル・バンドSAVAGE MESSIAH(サヴェージ・メサイア)。まもなく結成から30年を迎えるグラインド・コア界の生きる伝説TERRORIZER(テロライザー)。元ナパーム・デス、カテドラルのリー・ドリアン率いるWITH THE DEAD(ウィズ・ザ・デッド)の3組。チケットの一般発売に先がけて、オフィシャル先行を実施中。受付は7月21日(木)午後6時まで。■LOUD PARK 16日時:10月8日(土)・9日(日)開場 9:30 / 開演 10:30会場:さいたまスーパーアリーナ(埼玉県)出演:SCORPIONS / AMORPHIS / ARMORED SAINT / BLIND GUARDIAN / CAIN’S OFFERING / CANDLEMASS / DANGER DANGER /DARK FUNERAL / THE DEAD DAISIES / ENSLAVED / EXODUS / KILLSWITCH ENGAGE / KUNI / LACUNA COIL / LORDS OF BLACK / MASTERPLAN / NIGHTWISH / QUEENSRYCHE / SAVAGE MESSIAH / SHINEDOWN / SIXX:A.M. / SONS OF TEXAS SYMPHONY X / TERRORIZER / ULI JON ROTH / WITH THE DEAD / ZARDONIC /…and more!(SCORPIONS 以降はアルファベット順 / In alphabetical order)
2016年06月10日ミュージカル『ラディアント・ベイビー~キース・へリングの生涯~』が現在、東京・シアタークリエにて上演中だ。80年代に世界中にブームを起こし、今もなおポップカルチャーのアイコンであり続けるキースの31年の人生を綴った舞台。主演は柿澤勇人、演出は岸谷五朗。ミュージカル『ラディアント・ベイビー~キース・へリングの生涯~』チケット情報絵を描くことを愛した若者がNYという都会に飛び込み、アーティストとしての才能を開花させ、そしてNYでの生活に翻弄され、葛藤しながらも自らのアートをひたすら生み出していく……。自分のアートを信じ、自分の居場所を追い求め駆け抜けていく若者の姿は、美しくも、痛々しい。キース役の柿澤は、初日前の会見で「精神的にも肉体的にも、今までやった役の中で一番辛い」と語ったが、キース本人はきっとこうだったに違いない、と思わせるセンシティブさで、天才アーティストを熱演する。柿澤の魂からの演技が、作品を牽引しているのは間違いない。作品としては、ノリのいいクラブミュージックや、インパクトのあるヒップホップなど、現代的なサウンドが印象的で、それを歌唱力抜群のキャスト陣が伸びやかに歌い上げるのが見どころのひとつ。ミュージカルとして質の高い舞台になっている。だが岸谷は、音楽・ダンス・演技というミュージカルを構成する3要素にとどまらず、映像や照明、キースが描いたアートを効果的に多用することで、舞台をひとつのアート作品として昇華させた。登場人物の感情や物語をきちんと描きつつ、どの瞬間を切り取っても視覚的に楽しい。もしかしたら本作は、アーティスト・岸谷五朗にとって、キース・ヘリングというアーティストへの挑戦なのかもしれない。岸谷が生み出したポップな景色の中で、スピード感のある音楽と激しいダンスによって、同性愛や性的快楽などもあけっぴろげに表現していく80年代の自由主義的な空気が描かれる。そこに、焦燥感に満ちたキースの人生が熱に浮かされたように重なっていく。キースのアートのように色鮮やかで賑やかな世界。だが、最後に舞台から伝わってくる感情は、穏やかだ。まだやりたりないことはあったに違いない、だが燃え尽くすように生きたキースの人生は、幸せだったに違いない。そう思えるのは、舞台上に愛情が溢れていたからだ。キースとアートで繋がり、ソウルメイトといったような絆をしっかりと見せた平間壮一、キースに振り回されながらも包み込むような愛情を持って彼を支えるアシスタント役の知念里奈、愛し合いながらも分かり合えない切なさを抱くキースの恋人・松下洸平らも、みなピタリと役と嵌り、作品に深い感動を与えていた。公演は6月22日(水)まで同劇場にて。その後6月25日(土)・26日(日)に大阪・森ノ宮ピロティホールでも上演される。
2016年06月09日劇団・犬と串のモラルが作・演出を務めるシュールコメディ『昆虫戦士コンチュウジャー』が、6月8日、東京・紀伊國屋ホールにて開幕した。舞台『昆虫戦士コンチュウジャー』チケット情報本作は、地球の味方“昆虫戦士コンチュウジャー”と侵略者“爬虫類帝国”の戦いを描く新感覚のシュールコメディ。主役の中年「ヤゴ」戦士・時羽奏(ときわそう)をモト冬樹が務めるほか、元・特撮ヒーローの馬場良馬と斉藤秀翼、Berryz工房の須藤茉麻など個性的なキャストが顔を揃えた。ストーリーは2XXX年、爬虫類帝国の襲来で地球は未曽有のピンチに。科学技術で人間に昆虫の能力を与える「昆虫戦士コンチュウジャー計画」に未来が託される。そこで選ばれた5人の若者は、ひとまず地球のことは地球防衛軍に任せ、完全なる昆虫パワーを得るべく蛹(さなぎ)となり眠りにつく。30年もの年月が経ち、ようやく目覚めた若者たち。コンチュウジャーとして再び集合すると、ひとり中年男性が混じっていた…!モチーフが「トンボ」の時羽奏は、生態が不完全変態だったため、蛹になることなく普通に歳をとってしまったのだ…。そして地球もこの30年で何かが変わっていた――。若手俳優にひとり混ざるモト冬樹、のインパクトも去ることながら、ストーリーもシュール。30年前の血で血を洗う戦いは、「やることがないから戦うんだ」と就職のあっせんにより沈静化。それでもまだなんとなく戦い続けてしまっている爬虫類帝国だが、争いが勃発するたびに時羽奏が「まあ、まあ」と諫めてしまう。実際、帝国の最高幹部の面子も真面目な努力家やインテリ気取りなど、悪役としてはポンコツ揃い。コンチュウジャーについても、例えば馬場が演じるカブトムシ戦士は口癖の「そうだろ、みんな!?」がヒーロー感たっぷりだが、時羽奏に「そういう熱血漢な感じ、頭悪そう」といなされるなど、ヒーローもののセオリーが次々と覆されてしまう特撮ヒーロー風の動きや発想はこの舞台では違和感を生み、掛け合いのテンポも抜群。どのシーンでもキャスト一人ひとりが光っている。笑いどころは数えきれないが、思わず心が打たれるエピソードもあり、観劇後は意外と特撮ヒーローものならではの清々しさも感じる舞台だった。カーテンコールでは出演者全員によるライブがあり、モト冬樹はギタープレイも披露。公式サイトのテーマソングを覚えて行くとより楽しめそう!MMJプロデュース公演『昆虫戦士コンチュウジャー』は6月12日(日)まで東京・紀伊國屋ホールにて。取材・文:中川實穗
2016年06月09日その類い稀な歌唱力でミュージカル界に圧倒的存在感を示す濱田めぐみが、ソロ・ミュージカルという新たな舞台に挑戦する。日本初演となるアンドリュー・ロイド=ウェバー作曲のミュージカル『Tell Me on a Sunday ~サヨナラは日曜日に~』だ。開幕直前、通し稽古に臨む濱田に、話を聞いた。ミュージカル『Tell Me on a Sunday ~サヨナラは日曜日に~』チケット情報「音楽劇とも、普通のミュージカルとも違う、これ“カテゴリー何?”って思いました(笑)。ミュージカルって普通、相手とのお芝居があって、それが膨らんで歌になって、というものなのに──」。しかし、舞台に現れるのは濱田ひとり。彼女の歌と演技で綴られる、約70分間の舞台だ。「覚えることだらけ、記憶力の限界を見ましたね。それに、“ひとり芝居”なら、自分のテンポでしゃべることができるけれど、ひとりミュージカルに“自分のテンポ”は、ない。浸ったりしていたら、次の曲のイントロが始まっちゃう(笑)!」。実力派の濱田にとっても、この作品は大きなチャレンジだったよう。主人公エマは、デザイナーとして成功することを夢見て、英国からニューヨークへとやってきた女性。スケッチブックを手に、夢と希望を胸に旅立つも、この街に着いたまさにその夜、恋人にほかの女性がいることが発覚し──。幾度も恋に破れ、ボロボロに傷付きながら、新しい恋に心ときめかせ、夢を追いかける彼女の姿は実に清々しく、美しい。「ロイド=ウェバーさんの音楽って、えぐるんですよ、心を」とも。デビュー20周年を迎えた濱田のキャリアを語るうえで、『キャッツ』『オペラ座の怪人』をはじめ、数多の傑作を手がけたロイド=ウェバーの音楽は欠かせない。が、「ここでこういうメロディ使うのかっ(笑)!?」と戸惑うこともしばしば。不誠実な恋人を罵ったり、信じ難い現実に困惑したり、と感情をむき出しにするナンバーは、あまりにも真に迫り、胸を締めつける。かと思えば、新たな愛の喜びを叙情たっぷりに歌い上げ、涙を誘う。濱田の歌唱の多彩な魅力が、見事に発揮される作品といえるだろう。「エマほどの勇気と元気は私にはない、かな(笑)。でも、皆さんが今までに経験なさってきた恋愛の痛みが、必ずどこかにあるはず。“ああ、こういう時が私にもあったな”と感じていただけることが、何かしらあると思います」サラ・ブライトマンはじめ、数々の名女優たちが演じてきたという珠玉のソロ・ミュージカル。濱田だからこその熱演に、大いに期待したい。公演は6月10日(金)から26日(日)まで東京・新国立劇場 小劇場にて。チケットは発売中。取材・文:加藤智子
2016年06月09日東京・新国立劇場で、6月8日『あわれ彼女は娼婦』が開幕した。本作はイギリスの劇作家ジョン・フォードによる、シェイクスピアら名立たる劇作家を輩出したエリザベス朝演劇の終盤を代表する名作戯曲。純粋にお互いを愛するがゆえにあやまちを犯してしまうジョヴァンニとアナベラ兄妹を中心に、二人を取り巻く人々の欲望が壮絶に描かれる愛憎劇だ。演出に栗山民也を迎え、兄妹に浦井健治、蒼井優、そして若手からベテランまで実力と存在感を兼ね備えた俳優陣が集結。舞台『あわれ彼女は娼婦』チケット情報初日公演終了後に浦井と蒼井からコメントが寄せられた。★浦井健治演出の栗山さんにジョヴァンニ役としてご指名いただき、「絶対にやりたい!」と思った作品です。近親相姦というのは理解しづらいですが、兄として大切な妹を守りたい気持ちから始まって、段々歯車が狂っていくのだと思っています。ジョヴァンニとアナベラ兄妹の愛が純粋なほど、周囲の人々のエゴや欲望が浮き彫りになってくる仕組みで、古典でありながら現代人にも共感できる部分が多くあると感じます。それがお客様に伝わるよう、エネルギーを持って演じ切りたいです。★蒼井 優兄妹の悲恋だけでなく、むしろ人のモラルや常識を核として、人間の業をドラマチックに描いた舞台だと思います。何が「正しい」というのは人間が勝手に決めていることですよね。その点で、今を生きる私たちも考えさせられる作品です。また、栗山さん曰くアナベラは「女性の履歴を駆け抜けた女性」。少女が恋をして母になり、最後には娼婦と呼ばれてしまう。その成長の早さをどう生き抜くかを、お客様にしっかりとお見せしていきたいです。公演は6月26日(日)まで新国立劇場中劇場にて。チケットは一部を除き発売中。なお、25日(土)13時の回<ぴあスペシャルデー>では出演者によるスペシャルカーテンコールを実施。
2016年06月09日5月30日、都内某所で、「ドラゴンクエストライブスペクタクルツアー」の説明会&公開稽古が行われた。このショーは日本初の大型ライブエンターテインメントショーで、7月22日(金)の埼玉を皮切りに、全国5都市で計40公演を行う。説明会では、演出家の金谷かほりが模型やイメージ写真を用いて概要を語った。ステージの構成は、「アリーナのセンターステージを囲むように大小8つのステージを設けました」。また、ステージセットについて、「ステージ間を繋ぐブリッジはリフトによって可動。デザインは、北京&ロンドン五輪で開会式を手がけたレイ・ウィンクラーが率いるチームによるものです。また、可動式のロールスクリーンを使い、演者のアクションとシンクロさせながら物語を進める予定です。このスクリーンは中にいる人が透けて見えるようになっており、そこに映像を投映して呪文などを表現します」とのこと。他にも観客も一緒に参加する演出として、物語の展開などにあわせて光るリストバンドを配布していたり、演者が客席に話しかけたりするなど、会場が一体となって楽しめる演出の構想も明かされた。続いて行われた公開稽古には、勇者役の松浦司、剣士テリー役の風間俊介らが参加。「ドラゴンクエスト」歴代シリーズの主人公10人の中から「Ⅲ」の勇者が選ばれ、仲間たちと旅立つシーンで幕を開けた。その後、モンスターに襲われた街での戦闘など、計6つのシーンを公開。殺陣を交えたアクロバティックなアクションが連続し、実に迫力満点だった。その後、松浦、風間、金谷の3人は、報道陣への取材にも対応。松浦は、「観客の皆さんは、勇者の僕に"名前"を託してくださいます。一緒に冒険していると実感していただけるような勇者になりたいです」と力強く意気込んだ。一方、大の「ドラゴンクエスト」好きという風間は、「誰も知らないものを、誰もが知る『ドラクエ』という物語で作るコントラストが毎日刺激的で楽しいです」と満面の笑顔。報道陣から初めて遊んだ「ドラクエ」を質問されると、「一番最初に触れたのは『Ⅲ』と『Ⅳ』でしたが、当時は小さかったので、本当の意味で全部自力でクリアしたのは『V』が初めて。だから、ストーリーは『Ⅴ』、音楽は『Ⅶ』、システムは『Ⅲ』が、それぞれ一番好きなんです。『III』の職業システムは、RPGの歴史において本当に革命的だったんですよ。どなたか取材を申し込んでくだされば、1時間くらい語るんですけれど(笑)」と、「ドラゴンクエスト」愛を炸裂させていた。このように座長的な存在感を発揮する風間は、最後に今回のアリーナショーを「この夏だけの一発花火」と形容。「最高の夏の思い出を作りに来てください!!」と広く来場を呼びかけていた。取材・文:渡辺謙太郎(音楽ジャーナリスト)
2016年06月09日落語家・立川志の輔の新作落語をもとにした舞台『メルシー!おもてなし~志の輔らくごMIX~』が6月4(土)に東京・パルコ劇場にて開幕した。舞台『メルシー!おもてなし~志の輔らくごMIX~』チケット情報立川志の輔の4つの新作落語「踊るファックス」「ディアファミリー」「ガラガラ」「メルシーひな祭り」(2000年~03年に上演)からエピソードを繋ぎ、ひとつの作品として上演する本作。中井貴一、勝村政信、音尾琢真(TEAM NACKS)、YOU、阿南健治、明星真由美、サヘル・ローズらが演じる。物語は、さびれた商店街の会長を務める源造(中井)のもとに「フランス特使の奥様とお嬢様が商店街を見学したいと言っている」と、外務省の武田(音尾)から電話がくるところから始まる。源造は商店街を盛り上げる機会だと張り切るが――。中井演じる商店街会長は、いわゆる下町のおやじ。普段は穏やかな印象の中井がべらんめえ口調でまくしたてる様は見どころのひとつだ。そこに抜群の間合いでツッコミや相槌を入れるのが、妻役のYOU。男たちの行動をツッコミひと言で笑いに変えつつ、自身もボケるという器用さには貫禄すら感じる。さらに同じ商店街の魚屋を演じる勝村の振り切れっぷりも、本作ならではと言えそうだ。踊って寝転んでキスをして…どこまでがアドリブで台本なのかわからない自由さで客席の爆笑を生んでいた。賑やかなこの作品を志の輔がひとりで演じていたと考えると改めて驚愕だ。志の輔が作り上げた世界を実力派の俳優陣が12人がかりで再現するこの舞台。落語家がひとりで演じるからこその勢いや間が踏襲されながらも、複数の俳優が演じるからこその賑やかな掛け合いも実現するという、独特の楽しさが生まれていた。同じ登場人物が複数のネタを渡り歩く“落語あるある”がこのような形で観られるのも、本作ならではの魅力。もちろん元ネタを知らなくても、落語未経験でも、何も考えずに思い切り笑えて、心がぽっと温かくなる人情味も忘れない“落語の魅力”が味わえる舞台となっている。大阪でも上演する本作。中井は「大阪のお客さんはハッキリしていて、特にコメディ、喜劇をやるときは怖さすら感じるほど。今回、どう観ていただけるか僕たちも心配ですけど、みなさんが温かい時間を持って帰っていただける2時間になるようにみんなで努めます」。パルコ・プロデュース公演『メルシー!おもてなし~志の輔らくごMIX~』は、6月26(日)まで東京・パルコ劇場にて、6月28日(火)から30日(木)まで大阪・メルパルクホール大阪にて上演。撮影・取材・文:中川實穗
2016年06月08日6月16日(木)に開幕を控えた『ダンガンロンパ THE STAGE~希望の学園と絶望の高校生~2016』。その公開稽古が都内で行われた。舞台『ダンガンロンパ』チケット情報同作は人気ゲーム『ダンガンロンパ』の舞台化作品。超高校級のエリートのみが入学できる私立「希望ヶ峰学園」を舞台に、“超高校級の幸運”という才能を持った平凡な主人公・苗木誠をはじめ、個性豊かなキャラクターたちが突如学園の中に閉じ込められ、生徒同士で殺し合いをすることを強要される、というストーリー。2014年に初演され、今回は再演となる。公開稽古で演じられたのは、冒頭の人物紹介シーン。実際のセットが組まれた稽古場に、声優TARAKOがボイスキャストを演じる同作のキャラクター“モノクマ”の声が響き渡る。これまでモノクマの声を務めてきた大山のぶ代からバトンタッチされ、今回いち早く“新モノクマ”の声が公開された。人物紹介シーンは音楽と演技のタイミングが重要で、それぞれのキャストの特徴をテンポよく見せていくシーン。アンサンブルのダンサーの動きによって、ワンシーンごとに舞台は顔を変えていく。初演より続投する超高校級の野球選手・桑田怜恩役の宮下雄也は、自ら立ち位置や動きを演出の田尾下哲に尋ね、細かく作り上げていく。また、今回初参加でトリプルキャストの岩田華怜は、超高校級のスイマー・朝日奈葵役を演じる。振付のZoo-Zoo(jaywalker)よりアドバイスを受け、躍動感ある水泳シーンを仕上げていた。舞台化する上で、どのように表現されるのか一番注目される“おしおき”シーン。生徒による殺し合いの上、犯人であることが判明すると、モノクマによって行われる処刑シーンのことで、今回演出が初演時と大きく異なるという。公開稽古の最後に、演出の田尾下哲より挨拶があり、「今回、“おしおき”シーンは、大仕掛けなスペクタクルや映像ではなく人力でやります。お客様の想像力もお借りして、見せていくものになります。ゲームのイメージを損なわないためにも、立ち稽古に入る前にワークショップで『おしおき稽古』を実施しました。今回、人力で見せられないならば、“おしおき”シーンはやらない、という覚悟で挑んでいます。実際のシーンは当日までご期待ください」と力強くメッセージを送った。本公演は、6月16日(木)から26日(日)まで東京・Zeppブルーシアター六本木、7月1日(金)・2日(土)に愛知・東海市芸術劇場、7月7日(木)から10日(日)まで大阪・サンケイホールブリーゼ、7月14日(木)から16日(土)まで横浜・関内ホールにて。チケット発売中。
2016年06月08日劇団四季の海外新作ミュージカル『ノートルダムの鐘』の製作発表が6月8日、都内にて行われた。全キャストを公開オーディションで決定することも発表されていた本作だが、この日、主要5役の出演キャスト候補も発表に。主人公のカジモド役候補は、海宝直人、飯田達郎、田中彰孝。『ノートルダムの鐘』は文豪ヴィクトル・ユーゴーの代表作。15世紀末のパリ、ノートルダム大聖堂の鐘楼に住む異形の青年カジモド、彼を世話する大聖堂聖職者フロロー、警備隊長フィーバス、その3人が同時に愛する娘エスメラルダの間で繰り広げられる、切なくもドラマチックな愛の物語だ。1996年に公開されたディズニー長編アニメーションに基き、2014年にアメリカで開幕した作品を、今回日本で初めて上演する。複雑な人間心理や葛藤が描かれながらもハッピーエンドを迎えたアニメ版とは異なり、ミュージカル版はユーゴーの小説に回帰。シリアスで、しかし美しい、大人の作品となっている。劇団四季の吉田智誉樹代表取締役社長も、「従来のディズニーミュージカルの印象が“ファンタジックで幸福感に溢れるもの”とすれば、今回は“ドラマチックで宿命感に溢れるもの”になっている。明と暗、登場人物が抱える宿命を描き出すことで、立体的な人間ドラマが立ち上がっている」とその魅力を語り、「非常に大人向けの作品で、今の四季の上演活動を支える新たなレパートリーになりえる」と期待を話した。キャストは劇団内外を問わないオープンオーディションが行われ、その結果にも注目が集まっていたが、主人公のカジモドは、『レ・ミゼラブル』マリウス役などで人気を博す海宝直人が劇団外から参加、ほか『オペラ座の怪人』ラウル役などを演じている飯田達郎、『ライオンキング』シンバ役などを当たり役としている田中彰孝が選ばれた。出演者を代表し、フロロー役の芝清道は「私自身、この『ノートルダムの鐘』の音楽を初めて聴いた時、心が震え、鳥肌がたちました。そして原作を読んだ時、胸がいっぱいになりました。このような素晴らしい作品の開幕に携わることができて、大変光栄です」と挨拶。実力派が揃ったこのキャスト陣の熱演に期待したい。公演は12月11日(日)に東京・四季劇場[秋]にて開幕。チケットは10月15日(土)に一般発売を予定している。●『ノートルダムの鐘』出演候補キャスト【カジモド】海宝直人(※外部キャスト)/飯田達郎/田中彰孝【フロロー】芝 清道/野中万寿夫【エスメラルダ】岡村美南/宮田 愛【フィーバス】佐久間 仁/清水大星【クロパン】阿部よしつぐ/吉賀陶馬ワイス
2016年06月08日ベルリン・フィルのコンサート・マスターとして、今期で任期終了となるサイモン・ラトルとともにベートーヴェン・ツィクルスを完走した樫本大進。2016年は「大進イヤー」と呼びたいほど、多忙を極める彼にとって更に活動的な1年となる。自らが音楽監督として2007年にスタートさせた赤穂・姫路での「ル・ポン音楽祭」は今年で10年目を迎え、これを記念して赤穂での公演を終えたのちにサントリー・ホールでも音楽祭とほぼ同じ内容のコンサートが行われる。樫本大進 コンサート情報「15年前にエリック・ル・サージュの故郷で行われているプロヴァンス音楽祭に招かれたのが、この音楽祭を立ち上げようと思ったきっかけです。ル・サージュとポール・メイエとエマニュエル・パユが音楽監督を務めていて、トップのアーティストたちがノーギャラで集まっているフェスティバルなんですが、温かくてフレッシュで…こういうのを日本でもできたらなぁと思って、故郷の赤穂市の市長さんに話を持って行きました。ル・ポンは「架け橋」という意味なんですが、最初はドイツ語で考えたんです。でも語感が今ひとつで…フランス語にしたらピッタリとはまった。赤穂は人口5万人の小さな町ですが、その名前をヨーロッパにもアメリカにも繋げられるというのは嬉しいことです。お客さんも、最初は地元の方たちがメインでしたが、今では日本全国からも海外からも来てくださるようになりました」11~12月にはパーヴォ・ヤルヴィ率いるドイツ・カンマーフィルハーモニー管弦楽団の来日公演にゲストとして参加し、ベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲を演奏する。「今年は運命的な年で、ベートーヴェンのソナタ全集をリリースして、ベルリン・フィルでもベートーヴェン・ツィクルスをやり、ドイツ・カンマーでもベートーヴェンをやります。きっかけは、パリ管弦楽団で来日していたパーヴォさんに、バーで飲もうと誘われたことで、そこで共演が決まってしまった。パーヴォはとても優しくて、面倒見がよくて、みんな巻き込まれてしまうんです。ドイツ・カンマー・フィルは彼が大切にしているオケで、彼らもベートーヴェンの交響曲全集をリリースしている。僕が理想と思っている音楽との向き合い方をしている指揮者ですから、共演できるのはとても嬉しいです」年末まで大進イヤーの勢いは止まらない。ル・ポン音楽祭10周年記念東京特別公演は10月17日(月)東京・サントリーホールにて。チケットは6月11日(土)より発売。ドイツ・カンマーフィルハーモニー管弦楽団は11月27日(日)横浜みなとみらいホール、12月5日(月)東京オペラシティコンサートホール:タケミツメモリアルにて開催。取材・文:小田島久恵
2016年06月08日世界的デザイナー、ポール・スミスの展覧会『ポール・スミス展 HELLO,MY NAME IS PAUL SMITH』が京都を皮切りに、東京、名古屋の3都市で開催される。開幕前日の6月3日、京都国立近代美術館でポール・スミス、ロンドンのデザイン・ミュージアム館長デヤン・スジック、スペシャルアンバサダーの松田翔太を迎え、記者発表と開会式が行われた。ポール・スミス展 HELLO,MY NAME IS PAUL SMITHのチケット情報同展は、2013年11月にロンドンのデザイン・ミュージアムで開幕し、ヨーロッパ各地を巡回して大好評を得た展覧会。ポール・スミスの第1号店となったショップやオフィスの再現、写真や手紙のコレクション、ポール自身の頭の中を表現した映像インスタレーションなど、約2800点の展示品を通じて、ユニークな世界観と多彩なクリエイションの軌跡に迫っている。日本では1982年以来、ビジネスを展開してきたポール。本展開催にあたり「私は日本の皆さまが大好きですし、美しい京都の街にお邪魔することができて心からうれしく思います」と喜びを語る。そして「ファッション関連の展覧会は、マネキンが整然と並んでいて服を展示することが多いと思いますが、今回の私の展覧会はそれとは全く趣が異なります。これまでの軌跡を振り返ることはもちろん、日頃私がどんな姿勢で仕事に取り組んでいるかを全面に出した企画で、正直に全てをさらけ出している展覧会です。お客様がもう会場を出たくないと思うものになっていると思います」と自信をのぞかせた。また本展の企画者であるデザイン・ミュージアム館長デヤン・スジックは「ポールさんはファッションという表現のもとに何があるのかを示すことができる人。そしてたくさんの人の心を引きつけてくれるだろうと思い、本展を企画しました」と企画のきっかけを語り、「個人的に気に入っているのは、デザインスタジオのひとつを再現したスペース。さまざまな壁紙、布地のサンプル、ボタンなどが置いてあり、ポールさんのクリエイティブがどのように起こるのかを知っていただける場所になっています」と見どころを語った。さらに、スペシャルアンバサダーで会場の音声ガイドも務める松田翔太は「僕は本当にポール・スミスさんの世界観が大好きな俳優のひとり。展覧会を拝見して、心が優しくなるような気持ちになりました」とコメントした。『ポール・スミス展 HELLO,MY NAME IS PAUL SMITH』は、7月18日(月・祝)まで京都国立近代美術館、7月27日(水)~8月23日(火)東京・上野の森美術館、9月11日(日)~10月16日(日)名古屋・松坂屋美術館にて開催。取材・文:黒石悦子
2016年06月07日舞台『コインロッカー・ベイビーズ』が6月4日に東京・赤坂ACTシアターで開幕。初日上演に先駆けて、前日の6月3日に囲み取材が行われ、主演の橋本良亮(A.B.C-Z)、河合郁人(A.B.C-Z)、真田佑馬、芋洗坂係長、ROLLYが出席した。【チケット情報はこちら】同作は1980年に発表された村上 龍の『コインロッカー・ベイビーズ』の初舞台化。発刊当時、世間を騒がせていたコインロッカー幼児置き去り事件を題材にした同作。コインロッカーに置き去りにされながらも奇跡的に生き残り、さまざまな運命を乗り越えて生きていくふたりの子供、キクとハシを描いた物語。頭よりも身体が先に動くキク役を河合が、感受性が強く後に歌手としてデビューするハシ役を橋本が務める。初日を前にした意気込みについて橋本は「緊張していますが、早く皆さんに観ていただきたいというのが率直な気持ちです」。また河合は「今までやったことのない役やストーリーなので、その中で人間の心の叫びを表現できたらと思っています」と話した。5役を演じる芋洗坂係長は「私は係長なんですが、5役の中には社長役もあります(笑)」とコメント。ハシを見出すプロデューサー、Dを演じるROLLYは「衝撃的な登場におしっこをちびってしまうかも!オムツの用意を!」と見どころを語り、河合が「おふたりのキャラクターが強いので、僕らも個性を出すのに大変でした」と意外な苦労をのぞかせる場面も。河合は、先ごろ行われた制作発表で昆夏美とのキスシーンの“予行練習”として、橋本とのキスを披露。そのことについて河合は「A.B.C-Zのほかのメンバーから“橋本とキスできていいなあ”とうらやましがられました。本編での昆さんとのキスシーンには自然体で臨めてるので、橋本とのキスおかげかな」と話すと、真田が「会見の様子を見て“コインロッカー・ベイビーズはこんな話じゃない!”と思いましたよ」とツッコミ、会見場は笑いに包まれた。また河合は「A.B.C-Zのライブではなかなか行けないところにも行けるので、そういう地域で待ってくれているファンの皆さんをびっくりさせたい」と東京以外の公演への意気込みも見せた。舞台『コインロッカー・ベイビーズ』は6月19日(日)まで、東京・赤坂ACTシアターで上演。その後、福岡、広島、大阪を周る。
2016年06月07日9月3日(土)、4日(日)に福岡・芥屋海水浴場キャンプ場で行われる「24th Sunset Live 2016 - Love & Unity -」の第1弾出演者が発表された。今回発表された出演者は初日の9月3日(土)にZAZEN BOYS、toe、Oi-SKALL MATES。2日目の9月4日(日)にグループ魂、MIGHTY CROWN -The Far East Rulaz-、THA BLUE HERBなど、23組。6月13日(月)には第2弾出演アーティストの発表も予定されている。チケットの一般発売は7月18日(月・祝)より。なお、一般発売に先駆けて、現在オフィシャルサイトでは特割先行予約を実施中。受付は6月20日(月)午後11時59分まで。■24th Sunset Live 2016 - Love & Unity -日時:9月3日(土)開場11:00 / 開演11:309月4日(日)開場11:00 / 開演11:30会場:芥屋海水浴場キャンプ場(福岡県糸島市志摩芥屋2589)出演:【9月3日(土)】ZAZEN BOYS / toe / Oi-SKALL MATES / DJ HASEBE / DJ MASAKO / D.A.N. / DYGL / LEO / FREAK / never young beach / Leola/戸渡陽太/Rample Note【9月4日(日)】グループ魂 / MIGHTY CROWN -The Far East Rulaz- / THA BLUE HERB / カルメラ / Suchmos / ベリーグッドマン / Creepy Nuts(R-指定&DJ松永) / SANABAGUN. / Natural Radio Station / あんみつ姫料金:単日券大人6500円ナイト券5000円(18時以降の入場)2日間通し券13000円(オリジナルタオル付)※料金はすべて税込。※中高生4,000円(要学生証提示で当日差額返金。大人券をお買い求めください)※小学生以下無料(但し家族に限り)※雨天決行(荒天の場合は中止)
2016年06月06日12月23日 (金・祝)に福岡・ヤフオク!ドームで行われるHi-STANDARD主催のライブイベント「AIR JAM 2016」。同公演のラインナップが発表された。出演が決定したのは、ONE OK ROCK、MAN WITH A MISSION、10-FEET、東京スカパラダイスオーケストラ、BRAHMAN、Crossfaith、WANIMA、HEY-SMITH、The BONEZ、HAWAIIAN6の10組。チケットに関しては、新サービス「PITPRESS」での会員抽選受付を6月17日(金)17時から26日(日)23時59分まで実施。詳しくは公式サイトでご確認を。■AIR JAM 2016日程:12月23日(金・祝)開場 10:00 / 開演 12:00 ※リストバンド交換時間 8:00~会場:ヤフオク!ドーム(福岡県)出演:Hi-STANDARD / ONE OK ROCK / MAN WITH A MISSION / 10-FEET / 東京スカパラダイスオーケストラ / BRAHMAN / Crossfaith / WANIMA / HEY-SMITH / The BONEZ / HAWAIIAN6 (順不同)料金:【アリーナスタンディング】8,800円 (税込)※中学生以下入場不可※各ブロック毎の入場規制有り※荷物置場はございません、ロッカー・クロークをご利用ください。【アリーナ指定席】8,800円 (税込)※中学生以下入場不可【スタンド指定席】8,800円(税込)※小学生以下入場不可 / アリーナエリア入場不可【ファミリー指定席】8,800円 (税込)※年齢制限なし / 小学生以下のお子様と一緒に楽しんでいただく為のお席となります。※アリーナエリア入場不可※大人1名につき未就学児童1名まで無料、但しお席が必要な場合はチケットが必要。※大人は必ず着席してご鑑賞ください。※小学生以下のお子様は必ず保護者と一緒にご購入・ご入場ください。※お一人様4枚まで※指定席は指定された座席でのご鑑賞になります。※出演アーティストの変更等による払い戻しは行いません。※いかなる場合でもチケットおよびリストバンドの(紛失・破損・焼失)再発行は致しません。※営利目的の転売禁止 / 転売チケット入場不可 / オークションへの出品禁止
2016年06月06日ぴあMOOK『超いきものがかりぴあ ~海老名でしょー!!!~ / ~厚木でしょー!!!~』が6月29日(水)に発売されることが決定した。いきものがかりは今年メジャーデビュー10周年を迎え、8月27日(土)・28日(日)神奈川県海老名市、9月10日(土)・11日(日)神奈川県厚木市でライブを開催。同誌は同公演の開催を記念して刊行される。メンバーが企画段階から参加し、版型や用紙まで一緒に考案した同誌。中身は地元に思いを馳せたメンバーのスペシャルロングインタビュー。彼らの海老名市、厚木市における縁の地を巡った「いきものがかりの歩いた道」。厚木市出身の吉岡聖恵による、同郷の榊原郁恵を迎えての対談。水野良樹と山下穂尊は、出身校である厚木高校の先輩である六角精児との鼎談。そのほか、海老名市厚木市の名所やグルメ案内。市の年間行事や住宅情報など、公演に遠方から来場する人へ役立つ情報。さらに先立って募集したファンからのアンケート結果とメッセージを掲載するなど、内容盛りだくさん。ぴあMOOK『超いきものがかりぴあ ~海老名でしょー!!!~ / ~厚木でしょー!!!~』は6月29日(水)全国の書店、ネット書店にて発売。なお、海老名市、厚木市の一部書店での購入者を対象に、海老名市、厚木市でいきものがかりを撮影した数量限定のポストカードが特典として付属する。■『超いきものがかりぴあ ~海老名でしょー!!!~ / ~厚木でしょー!!!~』6月29日(水)発売本体価格:926円(消費税別)<ポストカード配布限定店舗>【厚木】文教堂書店R412店有隣堂厚木店有隣堂本厚木ミロード南館店くまざわ書店本厚木店【海老名】石村集文堂ショッパーズプラザ海老名店三省堂書店海老名店未来屋書店海老名店有隣堂ららぽーと海老名店■いきものがかり「超いきものまつり2016 地元でSHOW!!」〈~海老名でしょー!!!~〉8月27日(土)・28日(日)海老名運動公園(神奈川県海老名市)〈~厚木でしょー!!!~〉9月10日(土)・11日(日)厚木市荻野運動公園(神奈川県厚木市)
2016年06月06日神田沙也加(Vo)とBilly(Gt)によるユニットTRUSTRICKが舞台『ダンガンロンパ THE STAGE 2016』のテーマソングとなる「REBORN AT CAUTION AREA -theme of DANGANRONPA THE STAGE 2016-」を書き下ろし提供。同曲は舞台の公式サイト( )にて試聴公開中だ。『ダンガンロンパ THE STAGE 2016』チケット情報同舞台は同名人気ゲームの舞台化作品。2014年の初演に続き今回が再演となる人気公演だ。かねてより原作ゲーム・シリーズの大ファンを公言する神田は、自らも「江ノ島盾子」役として出演。TRUSTRICKとしても同舞台シリーズ3作連続でテーマ曲の担当となり、すでに互いのファンにとってもおなじみの組み合わせだ。同曲は8月10日(水)にリリースされるTRUSTRICK4作目のE.P.『Recall THE END』に収録されることが決定し、そのE.P.収録内容についてもTRUSTRICKオフィシャル・サイトにて明らかになっている。舞台『ダンガンロンパ THE STAGE 2016』は超高校級のエリートが集う私立「希望ヶ峰学園」を舞台に、学園に閉じ込められた生徒たちが、脱出をかけた“コロシアイ”と殺人犯解明の“学級裁判”に奔走する姿を描く作品。 神田が演じる江ノ島盾子は「超高校級のギャル」という役どころ。出演はほかに、本郷奏多、岡本玲、中村優一、山崎静代ら。舞台は6月16日(木)からの東京公演(Zeppブルーシアター六本木)を皮切りに、7月1日(金)から名古屋(東海市芸術劇場)、7月7日(木)から大阪(サンケイホールブリーゼ)、7月14日(木)から神奈川(横浜・関内ホール)と4都市・計33公演を行う。なお、各公演会場にて8月10日(水)発売のTRUSTRICK 4th E.P.『Recall THE END』を予約すると「会場限定特典」が予定されているとのこと。詳細は後日発表。
2016年06月03日ミュージカル『魔界王子 devils and realist』が6月1日(水)に開幕した。本作は、月刊「コミックZERO-SUM」(一迅社)で連載中の同名マンガ(原作・高殿円、漫画・雪広うたこ)を原作にしたミュージカル。2013年にアニメ化され、舞台化は初。ミュージカル『魔界王子 devils and realist』チケット情報公開ゲネプロ前のフォトセッションには石渡真修(主人公・ウイリアム役)、鮎川太陽(ダンタリオン役)ら出演者10名が揃って登壇。賑やかに意気込みが語られた。河原田巧也は「魔界へようこそ、というよりも、僕たちが皆さんを魔界にお迎えする作品。立体感を出して、皆さんを包み込むように届けたい」、鮎川は「キャストだけでなく、すべての人を巻き込んで作り上げた作品。原作に忠実に、僕たちも役に一生懸命取り組んできた。お客様が入って完成。楽しんでください、ではなく、一緒に作り上げてください、とお伝えしたい」。最後に石渡が「何回も観てもらえるような作品になるように、千秋楽まで上を目指してがんばりたい」と語った。また、作品の内容についても「たくさん2.5次元の作品がある中で、ザ・ミュージカルと呼んでいいほどの作品になっている」(法月康平)、「見どころはクロス(布)を使った演出。他ではまだ観られないものを作っていると思います」(遠藤誠)と紹介した。物語の舞台は、19世紀の英国で選ばれた生徒のみが入学できるパブリックスクール。その中でも特に学力の高いストラドフォード校に通う名門貴族トワイニング家の跡継ぎ・ウイリアム(石渡)は、現代科学を愛するリアリストな自信家。しかし、叔父の事業失敗で財産を失ってしまい、学費捻出のために何か金目のものはないかと、屋敷の“開かずの扉”をこじ開ける。すると、ダンタリオン(鮎川)が現れ「自分は悪魔の代理王候補。お前はソロモン王の血を引く選定公で、代理王に投票する権利を持つ」と告げる。その日から、ダンタリオンら“代理王候補”が次々と学校に潜り込み――。ファンタジー要素満載の本作。しかし演出はアナログな手法にこだわり、引き起こされる超常現象なども、映像を使わず、クロスと役者の身体能力、音と光で魅せる。楽曲も、ポップなものからしっとりと聴かせるものまで幅広く、中には思わず笑ってしまうような曲も。さらに、原作の魅力のひとつでもあるコミカルなやりとりも随所で再現されており、衣裳やメイクももちろんのこと、『魔界王子―』の世界を丸ごと楽しめる仕上がりとなっていた。ミュージカル『魔界王子 devils and realist』は、6月5日(日)まで東京・全労済ホール/スペース・ゼロにて上演。
2016年06月03日都市計画に伴う一時閉館に向け、現在、“クライマックス・ステージ”を展開しているパルコ劇場。6月はその勢いにふさわしいエンターテインメント作品が登場する。パルコ劇場でおなじみとなった『志の輔らくご』の新作落語を舞台化した『メルシー!おもてなし~志の輔らくごMIX~』だ。志の輔の落語が本格的に舞台化されるのはこれが初めて。主演の中井貴一を中心とした熱い稽古場は、その初の試みの成功を予感させた。舞台『メルシー!おもてなし~志の輔らくごMIX~』チケット情報その日、お稽古場では本番さながらの通し稽古が行われた。舞台は国際空港に近いとある地方都市の商店街。中井貴一演じる商店街会長の源造のもとへ、外務省の役人から電話がかかってきたことから、物語は始まる。いわく、フランス特使の奥様とお嬢様が、帰国前に、商店街にあるひな人形の工房と、日本の生活感あふれる商店街を見学したいとおっしゃっている、というわけである。これは、ある事件をきっかけに盛り下がっている商店街に活気を取り戻すチャンスと張り切る源造。まずは、中井演じる源造のそのテンションの高さに巻き込まれ、冒頭からスッとこの商店街の話に導かれていく。また、この世界の住人たちの個性の強いこと!源造は喜怒哀楽が激しすぎるし、YOUが演じるその妻は妄想がすぎるし、ふたりが合わされば、抜群のコンビネーションで見せる夫婦漫才が始まる。これに魚屋に扮する勝村政信が加わると、トリオ漫才かコントである。手にしたお盆を放って中井に抱きついたり、何ごとにも大げさな男を勝村は全身で表現する。明星真由美が演じる魚屋の妻とはマイムを使い、ふたりならではの演劇的なシーンになっていく。体面を繕おうとするあまりにおかしくなっていく前・商店街会長と、あまりにも渋すぎるひな人形の職人を演じるのは阿南健治だ。2役ともまったく別の方向からおかしみを醸し出す。そして、音尾琢真演じる神経質そうな役人、サヘル・ローズ扮する通訳、ほかの商店街の人々が、トラブルがありながらも、フランス特使の奥様とお嬢様に喜んでもらいたいと必死になっていく。全員が全員おバカだけれども気持ちのいい人たち。まさしくそれは、“志の輔らくご”の世界である。原作は『踊るファックス』『ディアファミリー』『ガラガラ』『メルシーひな祭り』の4本の落語。脚本・演出のG2がそれらをひとつにし、役者陣とともに上質なノンストップコメディに仕上げている。演劇ファンにも落語ファンにもうれしい作品となるだろう。公演は6月4日(土)から26日(日)まで。チケット発売中。取材・文:大内弓子
2016年06月02日AbemaTV FRESH!&ニコニコ生放送で隔週木曜日に放送されている「アニメぴあちゃんねる」。6月2日(木)のゲストに声優の早見沙織が出演する。早見沙織はこれまで『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』や、『物語シリーズ』など話題作に多数出演。7月から始まるTVアニメ『甘々と稲妻』への出演も決定している。番組では、アフレコ現場の様子や、自慢の手料理、自身が曲作りに使っている電子ピアノの写真など、SNSやブログをやっていない彼女にとっては貴重なプライベート写真を公開。さらに「アニメぴあちゃんねる」のレギュラー、タカオユキの音楽ユニット「みみめめMIMI」の新曲『晴レ晴レファンファーレ』が『甘々と稲妻』のオープニングテーマに決定。番組ではオープニングテーマ動画を初公開する。番組恒例のタカオユキのキャラ弁「タカ弁」のコーナーでは、見た目のインパクトは絶大だが、味の方が全くと言って良い程、安定せず、毎回ゲストを苦しめている。最近はタカ弁を美味しいというゲストが増え始めているが、早見沙織はどういう感想を持つのか。会員放送では、彼女の幼少期の写真を振り返りながら、何故声優を目指したかを語ってもらう。さらに、『甘々と稲妻』で早見沙織が女子高生役を演ずるという事で、出演者全員で様々な女子高生役を演じてもらうセリフ読みのコーナーを行う。番組では早見沙織サイン入りポスターのプレゼントも行われる。尚、今回もゲストの番組事前インタビューの様子を、アニメぴあちゃんねるブロマガに掲載中。「アニメぴあちゃんねる」は、ニコニコ生放送に加え、AbemaTV FRESH!でも同時生放送をしている。20時からはAbema TV FRESH!のみ、20時30分からはAbema TVFRESH!とニコニコ生放送、21時30分からはニコニコ生放送のみで放送する。■アニメぴあちゃんねる日時:6月2日(木)午後8時~午後10時20:00~20:30「AbemaTV FRESH!」のみ20:30~21:30「AbemaTV FRESH!」と「ニコニコ生放送」21:30~22:00「ニコニコ生放送」のみ(アニメぴあちゃんねる会員放送)出演:前田玲奈 / 秦佐和子 / タカオユキ / 美濃部達宏ゲスト:早見沙織
2016年06月02日「実験落語」をご存知だろうか。1978年から86年にかけて、渋谷ジァンジァンで毎月開催された、三遊亭円丈が主催していた新作落語の会である。現代的なモチーフと言葉を用いながら新たな方法論でネタおろしを行い、代表作『グリコ少年』等を生み出した。その存在は、春風亭昇太、柳家喬太郎など新作を手がける後進の落語家たちに大きな影響を与えたと言われている。 その「実験落語」が6月、渋谷のCBGKシブゲキ!!で『実験落語neo~シブヤ炎上~』として復活する。高座を目前にした、三遊亭円丈に復活に込める想いを聞いた。『実験落語neo~シブヤ炎上~』チケット情報「渋谷は新しいものが生まれやすい土地だと思います」と語る円丈が、新しい実験に一緒に挑むのは、実験落語メンバーの林家しん平、かつて立川談志門下であり、一時実験落語メンバーでもあったダンカン、実験落語の系譜を汲む落語ジャンクションメンバーでもあり、スタンダップコメディの名手として英国でも大喝采を浴びた清水宏、当代きっての若手講談師・神田松之丞だ。中でも、林家しん平には「天才ですね。三題囃といって、お客さんに適当なお題を三つだしてもらって、即興で演じる演目があるんですが、(しん平くんの三題噺は)時間軸がきちんと推移していく。彼の思考の秘密を解き明かしたい」と信頼を寄せる。円丈いわく、新作落語の一番の魅力は「ネタにならないものはない。どんなことでも落語になるところ」とのこと。「『グリコ少年』はグリコの会長が亡くなったことがただただ悲しくて、その悲しさを落語にしたら、ウケたんですよね。ウケるつもりは全くなかったんですけれど。『競走馬イッソ-』もダービーで負けたから、元を取ろうと思って作りました」元々学生時代より演劇に携わっていた円丈だが、落語の特徴を「落語は感情がシフトできるものだと思います」と分析する。「最初はある男を馬鹿にしていたけれど、側面から見たり、裏から見ると、徐々に悲しみにシフトしていく。ひとりで話し続けているからこそ、ひとりの人物を掘っていけるところがあります。何もないところから作っていける点でも、落語は大したもんだと思います」70代になってもなお、新作落語を作り続ける円丈とこの実験に挑む4人の化学反応をこの目で確かめたい。公演は6月9日(木)午後7時開演。チケット発売中。
2016年06月01日世界60都市で大ヒットを繰り広げてきた『sutra』が、ついに日本初上陸を果たす。舞台で見せつけるのは、本場中国の少林寺の僧侶による迫力あるダンスとアクロバット。演出と振付を担っているのは、ダンス界のスーパースター、シディ・ラルビ・シェルカウイだ。日本では、『テヅカ』、『プルートゥ』の演出でも知られている。その舞台の主演を務め、ラルビをよく知る森山未來が、今作の魅力を語ってくれた。『sutra』チケット情報『sutra』を観て森山がまず感じるのは、少林寺拳法の迫力だ。「ずっと修行を続けてきた人たちの身体的なパフォーマンスが、とにかく圧倒的な衝撃なんです。少林寺拳法というものをこういう新しいカタチで観て、そのゴージャスさを感じるだけでも、観る価値はあると思うんですね」。それに加えて強調するのは、ラルビの演出である。「この作品についてラルビと直接話したことはないんですけど、これはラルビが、少林寺やアジアの文化との出会いに対するインプレッションを作品にしていったものではないかなと、僕は感じるんです。ラルビのなかでイメージしたアジアの世界を、少林寺の僧侶たちの身体と木の箱を使った美術で表していく。彼は仏教のことなどについても造詣が深いのですが、一つひとつの配置や動きに何らかの意味合いが絶対あるんですよね。それをすべてわかる必要はないんですけど、どうしてそういう配置や動きになっているんだろうと想像しながら作品と会話していくのは、クリエイターと観客のお互いにとっていい作用になると思いますし。そこまで考えなくとも、ラルビの驚きと喜びがあふれている作品だと思うので、それを単純に楽しんでもらえたらいいと思います」。『テヅカ』や『プルートゥ』でともに創作していくなかで、ラルビに敬愛の念を抱いていったという森山。「ダンスを見せるということだけでなく、空間を作っていくという考え方が面白く、その思考の柔軟性にもとても惹かれた」と語る。ラルビが作り出すものには、“ダンス”という言葉では括りきれないものがあるというわけである。この『sutra』も同様だ。「ダンス作品の領域は今、どんどん広がっていて、ラルビはそれをより広げたひとりです。この作品も間違いなく、観る人の価値観を広げてくれる力強さを持つもの。きっと新しい扉を開いてくれると思います」。日本公演では特別にラルビ自身が主演する。世界に衝撃を与えたパフォーマンスを体感することで何が発見できるか。楽しみにしたい。公演は10月1日(土)・2日(日)東京・オーチャードホールにて。チケットの一般発売は6月11日(土)午前10時より。
2016年06月01日